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福祉サービス第三者評価 評価結果報告書 横浜市並木保育園 平成 27 年 2 月 12 日 株式会社 フィールズ

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福祉サービス第三者評価

評価結果報告書

横浜市並木保育園

平成 27 年 2 月 12 日

株式会社 フィールズ

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横浜市並木保育園

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評価結果総括

■ 評価方法 ................................................... 2

■ 総合評価 ................................................... 3

■ 評価領域ごとの特記事項 ................................. 6

人権の尊重

意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供

サービスマネジメントシステムの確立

地域との交流、連携

運営上の透明性の確保と継続性

職員の資質向上

分類別評価結果

■ 利用者本人の尊重 ...............................10

■ サービスの実施内容 .............................13

■ 地域支援機能 ...................................17

■ 開かれた運営 ...................................18

■ 人材育成、援助技術の向上 .......................20

■ 経営管理 .......................................21

利用者本人調査

■ 利用者本人調査結果 .............................22

家族アンケート結果

■ アンケートの概要 ...............................24

■ アンケート結果 .................................25

事業者コメント

■ 事業者からのコメント ...........................30

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横浜市並木保育園

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評価結果総括

法 人 名 横浜市

事業所名 横浜市並木保育園

施設長名 山﨑 みどり

評価方法

自己評価方法

実施期間 平成 26年 4月 1日~平成 26年 11月 14日

実施方法 全職員が協議して自己評価を実施し、施設としてまとめた。

評価調査員による評価方法

実 施 日 平成 26年 12月 17日、平成 26年 12月 18日

実施方法 評価調査員が訪問し、施設の見学、資料確認及びヒアリング等で実施した。

利用者家族アンケート実施方法

実施期間 平成 26年 11月 1日~平成 26年 11月 20日

実施方法 施設から利用者家族へ配布し、返送は直接家族より評価機関に郵送してもらった。

利用者本人調査方法

実 施 日 平成 26年 12月 17日、平成 26年 12月 18日

実施方法 訪問調査時にクラス見学、食事や活動状況を観察して行った。

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横浜市並木保育園

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総合評価 (優れている点、独自に取り組んでいる点、改善すべき事項)

[施設の概要]

並木保育園は、横浜市の公立保育園として 1978年に開園した保育園です。定員は生後 6ヶ月か

ら就学前までの子ども 124名です。京浜急行富岡駅から 徒歩17分、あるいは、シーサイドライ

ン.並木北駅から徒歩7分の大きな団地の中にあります。近隣には大きな公園や中学校、小学校があ

り、小、中学校とは多くの交流があります。園舎は鉄筋コンクリート 2 階建ての建物で、ぬくもり

の感じられる日当たりの良い造りとなっています。園庭は広く可動遊具が多く子どもたちに人気です。

通常の保育のほか、長時間保育、延長保育、障がい児保育、一時保育、地域子育て支援事業などを実

施しています。開所時間は平日 7時~19時、土曜日 7時 30分から 15時 15分までで、休園日

は国民の休日および祝祭日、年末年始となっています。

保育の理念は「こども一人一人が『現代を最もよく生き望ましい未来を作り出す力の基礎を培う』

ことができるよう保育します。」としています。

≪優れている点≫

1.異年齢交流を積極的に取り入れて、思いやりの心を育む保育をしています

日頃から、ランチルームの活用、散歩、リズム遊び、お手伝いなどさまざまな活動の中で異年齢交

流を実施しています。3〜5歳児3人で異年齢グループを作り、一緒におやつを食べたり散歩を楽し

むなどの活動も行っています。また、3〜5歳児は毎日一緒に午睡をしており、廊下には絵本コーナ

ーが設けられて異年齢の子どもたちが自然な形で交流しています。幼児クラスには、保育士と一緒に

乳児クラスの子どもが遊びに行きます。年長児は毎朝各クラスに人数調べに行き、出席人数を園長先

生に報告に行きます。このように意識して異年齢交流を取り入れています。小さい子どもは自然にお

兄さんやお姉さんが行うことに憧れ、自分も園長先生に人数を報告に行く日を待ち望むようになって

いきます。また年長児は園庭遊びや日々の活動の中で着替えを手伝ったり、小さな子どもが転んだ時

には手を差し伸べたり、思いやりの心が育まれています。

2.地域との世代間交流や職業体験、ボランティアなど、多彩な保育を展開しています

地域の中学生や高校生、大学生などを対象に「並木保育園でボランティアをしませんか」というチ

ラシを作成し関係機関に配布するなどしてボランティア活動への参加を呼び掛けています。また、地

域ケアプラザに年長児が出向き、お年寄りとの交流の機会を設けたり、富岡総合公園で花の苗植えに

参加し公園愛護会との世代間交流に努めています。小学校への進学をスムーズに行えるように、近隣

の保育園8園の年長児が、ドッチボール大会などの交流を定期的に持ち関係を深めるようにしていま

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横浜市並木保育園

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す。

3.地域の社会資源として、子育て支援に力を入れています

地域への子育て支援として一時保育(非定型、リフレッシュ、緊急)・園庭開放・交流保育・育児

講座・地域誕生会、体験給食・絵本貸し出し・プール開放・身体測定などのサービスを提供していま

す。一時保育の申込、利用が多く、25年度は延べ203名、26年度は延べ325名の利用があり

ました。また、地域に向けた園の見学や育児相談は随時行っています。急な雨に備え、誰でも自由に

使用できる傘の貸し出しも行っていて好評です。園庭開放への参加者には、担当保育士をはじめ職員

がだれでも気軽に声をかけ子育ての悩みに答え、必要に応じて給食体験や育児講座に誘っています。

また、園は地域の福祉施設として、子育てに不安を持つ地域の若い親たちを孤立させることのないよ

うに、保育のプロが親と子を支える志を強く持って日々努力しています。園庭開放利用者が過去 2

年間で延べ 711名になり、多くの方が保育園の育児支援事業に参加をしています。また並木・富岡・

能見台地区でのエリア別ネットワークが進み子ども同士、職員同士の交流が行われています。出張保

育の活動として月1回、コミュニティハウスの乳児親子向けのフリースペースで遊びや手作り玩具の

紹介、育児相談を行っています。

≪改善することが期待される事項≫

1.保育理念などの一層の理解促進が望まれます

保育理念や保育方針などについては入園説明会、クラス懇談会、園便り等折に触れ説明しています

が、保護者がどの程度理解されているか把握するには至っていません。また保育理念、保育内容をよ

り一層理解していただくために、「保育士体験」などの活動を取り入れています。しかしせっかくの

取り組みもなかなか参加者が増えていないのが現状です。送迎時などで個別に声をかけたりしていま

すが、希望者が増加していません。保育理念や保育方針の理解促進のためにも、「保育士体験」につ

いて、引き続き参加しやすいように日程を検討したり、アピール方法を工夫しながら参加を募ってい

くことが望まれます。今回のアンケート調査では理念、保育方針を知っていると答えている人のほと

んど全員が、その理念に賛同できると回答しています。保護者への理念等の周知度について更なる工

夫が期待されます。

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2.ゆとりある活動のための事務作業の効率化が期待されます

一人一人の保育士が高い保育のスキルを維持しつつ、意欲的に業務に取り組み園全体として、高い

成果を上げています。公立保育園として地域の子育て支援の中核としての役割など期待度が上がって

いく中で、その役割を大切に日々活動をしていますが、次世代の人材育成や地域の子育て支援、地域

の民間保育園とのネットワークつくりなど業務量が増えている現状があります。また、保育技術向上

のための園外研修を受けても研修内容を園内研修に繋げる時間の確保などの調整が次第に難しくな

ってきています。この様に時間管理の難しさはありますが、事務作業の見直しをして事務時間の確保

に努めまた、職員間の話し合いの時間などは事務連絡に終始せず、保育内容の充実につながる話し合

いが充実するように時間配分を考えて実践することが望まれます。

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評価領域ごとの特記事項

1.人権の尊重

① 保育の理念は「こども一人一人が『現代を最もよく生き望ましい未来を作り出す力の基礎を培う』

ことができるよう保育します。」となっています。園目標は「みとめあい 育ちあう 笑顔あふ

れる保育園」と掲げています。園ではこの理念や基本方針などから保育計画等が作成され、日々

の保育が行われています。

② 子どもへの言葉づかいなどは保育士の自己評価でチェックを行ったり、職員会議で話し合ってい

ます。職員同士は、お互いに言葉に関して気づいたことがあればすぐに注意しあえる関係が出来

ています。職員は子ども一人一人への丁寧で深い見守りと対応を身につけ、ダメと言う言葉を使

わず、本人を認める言葉や本人が自分で考えることが出来る言葉をかける保育の実践をしていま

す。

③ 職員は、横浜市などの人権研修に毎年参加しています。また園内研修でも人権について取り上げ

ており、会議等でも徹底を図っています。

2.意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス

① 指導計画には子どもの気持ちを汲み取り反映させています。子どもたちと話し合い何がしたいの

か考えるようにしています。制作等では、子どもたちの興味ややる気を引き出すよう配慮するな

ど、主体性や自主性を大切にしています。

② 0〜2 歳児までは個別指導計画を作成しています。幼児についてはクラスごとの指導計画に個別

配慮の欄を設け、気になる子どもの様子や特記事項を記録しています。運動会の種目やお楽しみ

会の劇の内容などについては、子どもたちの意見や発想を聞き、日常の遊びを発展させ、無理の

ないように活かしています。

③ おもちゃや絵本は子どもたちの手の届くところに収納されています。工作などが自由に出来るよ

うに様々な素材を用意しています。自由におもちゃや教材を取り出すことができ、主体的に遊べ

る環境が整えられています。デイリープログラムには自由に遊びこめる時間が十分確保され、子

どもたちはそれぞれ集中して遊んでいます。ブロックや工作などは、製作途中の物を置く場所を

用意し、子どもたちが大作にチャレンジしやすい環境を整備しています。

④ 幼児はランチルームでおなかがすいた子どもから一緒に昼食をとっています。3〜5 歳でグルー

プを作り、散歩・運動会・リズム遊びなどの活動をしています。午睡の前には廊下にある絵本コ

ーナーで異年齢で絵本を読む姿が見られます。幼児は乳児クラスに行き、眠りにつかせる手伝い

をすることもあります。また、日ごろから幼児の保育室を自由に行き来ができるようにし、異年

齢交流の場としています。

⑤ 調理担当者は子どもの食事の様子を見るため、各クラスを巡回しています。特に、乳児について

は離乳食を作る参考にするため、食事の様子を観察しています。給食がさんまの塩焼きの時は骨

付きで出すことで、自分で骨を取って食べられるようにしています。また、魚の解体ショーを行

うことで、魚に興味を持ってもらうような工夫もしています。

⑥ 園全体で食育に取り組み、多彩な展開を行っています。年齢に応じてトマト、ピーマン・米等を

栽培、収穫し、保育に活かしています。収穫した野菜はホットプレートで焼き、野菜そのものの

味を味わったりピザトーストにしたり、米は玄米のまま炊いて味を楽しみながら食べています。

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⑦ トイレットトレーニングは個々の子どもの発達状況を把握し、家庭との連携を密にとりながら進

めています。一人一人の排泄間隔を把握し、長くなってきたらトイレに誘うようにします。無理

強いはせず、子どもの気持ちを大切にして焦らずに進めています。

3.サービスマネジメントシステムの確立

① 入園前記入表を事前に記入してもらい、入園説明会において園長、新担任や主任保育士が保護者

に面接し、健康状態、授乳・食事などについて聞き取って記録しています。面接で把握した内容

は会議で新入園児の情報を職員間で共有し、子どもたちがスムーズに保育園生活に慣れることが

できるよう保育内容に活かされています。保育参観・保育参加・保育士体験は、いつでも受け付

けています。保育士体験は各クラス一日1組限定とし、保護者が“一日保育士”となってゆっく

り保育に加われるようにしています。その際には希望により昼食を食べることもでき、必要に応

じて個別面談も実施しています。

② アレルギー疾患のある子どもには横浜市のアレルギー対応マニュアルに基づき、除去食の提供を

行っています。誤食を防ぐため、夕方のミーティングでは翌日の除去食の有無を確認しています。

除去食のある日は、調理が済んでワゴンに移す際に調理員と職員が除去内容のチェックを行い、

確認しています。アレルギー児の席には配膳を間違わないよう目印を付け、除去食はトレイに載

せてプレートを添えて出しています。また、配膳の際には声出し確認を行い、最初に配膳しアレ

ルギー児の横にはすぐに職員が着席するようにしています。

③ 保護者からの苦情・要望については「入園のしおり」に苦情解決第三者委員の名前と連絡先、苦

情解決の仕組みを明示するとともに、入園説明会、懇談会において保護者に説明しています。ま

た、入園説明会、夏祭り、運動会、お楽しみ会などに第三者委員を招待し、保護者に紹介してい

ます。意見や要望を気軽に表明できるようご意見箱を玄関と2階廊下に置いています。寄せられ

た苦情・要望は職員会議やミーティングで検討し、改善すべき点については迅速、丁寧に対応し

ています。また、対応者、内容、結果をまとめ、苦情解決マニュアルとともに「苦情受付・解決

記録簿」にファイルして職員がいつでも閲覧できるようにしています。

④ 安全管理についてマニュアルを作成し、全職員に周知しています。近隣の小、中学校と連携を取

り地震後の津波を想定した避難訓練を行っています。緊急連絡体制も確立しています。避難訓練

の際には通報訓練も行っており、地域の避難所(隣接の小、中学校)への誘導訓練や保護者への

引き渡し訓練も実行しています。金沢区保育所班活動マニュアルがあり、年に一回全職員で園内

研修を行っています。

⑤ 子どものケガはどんな小さなものでも保護者に連絡しています。事故の報告と再発防止策の検討

はミーティングや職員会議で行い、ヒヤリハットの事例をまとめてケガの起こりやすい曜日、時

間、原因を整理、分析しています。不審者への対応としては、不審者侵入防止訓練を行っており、

登降園時以外は門、玄関ドアを施錠しています。

4.地域との交流・連携

① 園庭開放や一時保育など利用者から要望を聞いたり、子育ての現状や悩みを考慮して、育児講座

や交流保育など園独自で様々な子育て支援事業、一時保育、園庭開放、保育室開放、体験給食、

交流保育、育児講座、誕生会、育児相談、絵本貸出し、プール開放などを行っています。育児相

談は随時行っています。

② 広く地域の子育て家庭に周知するために、保育園での子育て支援事業のポスターやチラシを保育

園外壁の掲示板、玄関スペースに掲示したり、区役所やケアプラザ、地区センター、子どもログ

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ハウスに置いています。出前保育として、地域親子のフリースペースに参加し、手遊びや絵本の

紹介や育児相談などを行っています。

③ 幼保小、近隣の保育園 8園での交流活動で情報交換や情報の共有を積極的に行っています。

5.運営上の透明性の確保と継続性

① 保育理念、保育方針、園目標、保育姿勢を玄関、事務室、保育室など園内各所に掲示しています。

また、ミーティングの際に唱和することによって全職員への浸透を図るとともに、園長が職員と

の面接時に理解度を把握するようにしています。

② 金沢区として地域の保護者に対して「育ナビ」などのホームページを作成し園の理念、サービス

内容、職員体制などの情報を提供しています。また、横浜市こども青少年局のインターネットサ

イト(ヨコハマはぴねすぽっと)でも保育方針、保育サービス概要などを公開しています。そのほ

か、市や区の広報誌、ホームページに情報を掲載するなど、積極的な情報提供を心がけています。

見学の問い合わせには全職員が対応できる体制を整えており、見学希望者には保育園のパンフレ

ットを配布しています。見学はいつでも可能で、曜日、時間は見学者の都合に合わせるよう調整

しています。児童委員、民生委員、保健師に家庭訪問をする時はチラシの配布を依頼し、同時に

園の紹介をしてもらっています。

③ 地域関連機関(区役所、地区センター、ケアプラザ、ログハウスなど)にチラシを置き情報提供

を行っています。金沢区地域子育て支援拠点(とことこ)が発行している『とことこ通信』にも

情報提供を行っています。

④ 重要な意思決定については職員会議で意見を出し合い、方向性を確認しています。また、園の組

織全体に影響を及ぼす事項の決定については、保護者会役員に事前説明をし、全保護者への説明

を口頭や文書で行い、必要に応じて保護者アンケートをとり、保護者の意見を取り入れるように

努めています。

⑤ 子どもたちの意識を高めるために資源循環局と連携し、分別、リサイクル等資源の大切さが学べ

る環境教室を毎年行っています。節電、節水、ゴミの減量を実施しています。園内各所に節電、

節水の貼り紙をし、園全体の意識の共有化にも努めています。緑化活動(緑のカーテン・総合公

園の花壇に花の苗植え、栽培)の取り組みを積極的に行いゴーヤやアサガオのグリーンカーテン

作りにも取り組んでいます。

6.職員の資質向上の促進

① 横浜市は「保育士人材育成ビジョン」を策定しており、経験・能力や習熟度に応じた役割が期待

水準として明文化されています。職員はこのプランに従って自らの役割と課題を認識し、技術の

向上に向けたモチベーションを高めながら業務に取り組んでいます。

② 園長は、職員一人ひとりと面談を行なっています。職員は、年度目標を設定し達成に向けた取り

組みを「目標共有シート」に記載、目標に向かって業務に取り組み、中間期、年度末に振り返り

を行い、自分の強み、弱みに気付き、弱みの改善を目指し、強みが伸ばせるよう一人ひとりのキ

ャリアアップにつなげています。

③ 新人職員に対しては園長がスーパーバイザーを務めるとともに、トレーナーとして専任の保育士

がつき、「職員育成計画書」を作成して指導に取り組んでいます。この計画書は、身につけてほ

しい能力・取組姿勢を「業務に関する知識」「業務に関する技能」「業務に対する態度・姿勢」の

3項目に分け、各項目の達成目標と指導育成内容を明記したものです。

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④ 研修担当の職員が研修の計画を把握し、研修案内を回覧したり、ミーティング等で意見を聞くな

どして各職員のニーズを把握し年齢、経験を考慮し受講できるようにしています。また、職員は

横浜市から配布された「保育士研修手帳」により、勤務年数や経験年数に応じて受講すべき研修

内容を自己管理しています。外部研修に参加した職員は報告書を作成して回覧し、会議やミーテ

ィングで報告して情報の共有化に努めています。職員が受けた研修内容は非常勤職員にもOJT

を行い共有し、休憩時間を共にとるだけでなくアフターファイブでも交流を深めるなどしていま

す。

⑤ 非常勤職員に対しては、園内研修を実施するとともに、主任やフリー保育士などの常勤職員が日

常的な業務を通して指導を行っています。外部研修を受講することも勧めています。また、職員

間のコミュニケーションを図り、業務を円滑に進めるため、アルバイト、嘱託、再任用職員は正

規職員と共に業務に当たり、チームとして協力する体制が出来ています。

⑥ 調理員は職場を交換して行う実地研修があり、また区のアルバイト、福祉員研修の受講を進め、

園内研修で事例をもとに話し合う機会を持ち、良い事例を取り入れる等して職員のスキルアップ

を図っています。

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分類別評価結果 (および理由)

※ ひょう太マークは各項目において下記の水準をあらわしています。また、各項目ごとにひょう太の数の理由のコメントがあります

3つ:高い水準にある 2つ:一定の水準にある 1つ:改善すべき点がある

Ⅰ 利用者本人の尊重

① 保育理念、保育方針、園目標、保育姿勢を正面玄関や事務室、保育室等に掲示するとともにミー

ティングにおいて唱和を行っています。また、職員一人ひとりに配布され常に携帯しています。

このように周知と日常保育の活動に反映するように努めています。「子ども一人一人が、『現在を

最もよく生き望ましい未来を作りだす力の基盤を培う』ことができるように、保育していきま

す。」を保育理念とし「みとめあい 育ちあう 笑顔あふれる保育園」を園目標に掲げています。

どちらも子ども本人を尊重した内容になっています。

② 保育課程は保育理念、保育方針を基に、子どもの人権、主体性を尊重したものを作り上げていま

す。作成にあたっては、まずクラス内で内容を検討した後に、乳児会議や幼児会議、職員会議に

おいて職員全員による話し合いを行っています。内容は、「ねらい」に則したクラスごとの目標

が養護、教育、食育に分けてわかりやすく記されており、入園説明会やクラス懇談会を通して保

護者に説明されています。

③ 保育課程に基づき、年間指導計画や月間指導計画が作成されています。月間指導計画については、

クラスごとに職員が話し合い主任保育士やフリーの保育士も参加しています。また他のクラスと

も連携して立案しています。月ごとに振り返りを行い、問題点があった場合には皆で話し合い、

対応方法を検討して実践し、その結果を職員全員で評価して翌月の計画に活かしています。

④ 日ごろから子どもたちの意見や要望を把握するように努め、指導計画に反映させています。特に

お楽しみ会の出し物、収穫物の調理、季節の伝統的な行事などは子どもたちの意見も取り入れて

います。4歳児や 5歳児はピザトースト・お月見団子などの調理体験に活かしています。計画を

修正した場合には検討と評価を行い、次の計画に活かしています。

① 入園説明会において入園前記入表を基に新担任、主任等が保護者に面接し、健康状態、授乳・食

事などについて聞き取って記録しています。また、子どもにも一緒に来園してもらい、子どもの

様子などを観察しています。

② 子どもたちが保育園生活にスムーズに慣れることができるよう面接で把握した内容を会議で、話

し合い全職員に共有し、保育に活かしています。面接時には、入園前記入表を提出してもらい、

ファイルして指導計画の参考にするなど日々の保育に活用しています。

③ 入園説明会ではパワーポイントを使用し保護者に安心していただけるように園生活を説明して

います。短縮保育については入園説明会で「ほいくえんのしおり」に「短縮保育の目安」を掲載

し、それを基に保護者に話をして、おおよそ 3日間の期間をお願いしています。園生活への適応

に個人差があることや保護者の都合を考慮し、保護者と担任保育士が個別に話し合って柔軟に対

応しています。

Ⅰ-1 保育方針の共通理解と保育課程等の作成

Ⅰ-2 子どもの発達や状況に応じた適切な援助の実施

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④ 短縮保育については事前に送付する「入園前記入表」に日程などを記載し、入園説明会の前に確

認してもらえるようにしています。日程の変更などは保護者の希望も考慮し、できるだけ応じる

ようにしています。

⑤ 在園児は 3月中に担任と新しい保育室に移動して環境に慣れるようにしています。年度当初は進

級や担任保育士が変わることで在園児も不安になることを考慮し担任はできるだけ一人は持ち

あがるようにしています。また、園長をはじめ主任保育士やフリーの保育士が各クラスに応援に

入り子どもとコミュニケーションをとるなど、配慮を行っています。

① 園舎の採光は良好です。園庭と園舎周りは朝点検し、安全確認簿に記入しています。園舎、園庭

とも清掃が行き届き、清潔に保たれています。保育室は、毎日朝、昼、夕と職員が清掃し、おも

ちゃも消毒しています。掃除は分担して、掃除チェック表により漏れが無いようにしています。

② 定期的に窓を開けて通風、換気をするとともに加湿空気清浄器できれいな空気を保っています。

加湿空気清浄器のフィルターは週1回清掃を行っています。各保育室に温湿度計が用意され、毎

日チェックし日誌に記載しています。

③ 保育士は常に穏やかに子どもに声掛けをしており、音楽をかけるときにも適切な音量になるよう

注意しています。0 歳児の保育室には沐浴設備があります。1 階、2 階のトイレには温水シャワ

ーがあります。

④ 幼児は交代でランチルームを使って食事をしています。午睡時に寝るコーナーと食事のコーナー

は分けて保育環境や衛生面での配慮をしています。

① 子ども一人一人の様子を把握し、クラスの保育士で話し合い、0~2 歳児は個別計画を作成して

います。毎月クラス担任が中心となり、翌月のねらいと配慮を検討し計画を作成しています。個

別の目標や計画は、家庭や、関係機関と協力し密に連携しながら、子どもと関わる複数の職員間

で話し合い、子ども個々の発達、状況に応じて柔軟に変更、見直しを行っています。

② 配慮に必要な子どもについては、療育センターの巡回相談、保健師の訪問、子どもの状況、情報

を職員間で共有しながら対応方法を話し合い、保育を行っています

③ 入園時に把握した子どもの家庭の状況や既往症、アレルギーの有無、食事の状況などについては

「児童票」「健康台帳」に記録しファイリングされ保育士は、いつでも必要な情報を得られるよ

うになっています。

④ 個別の目標は子どもの発達に合わせて随時見直しを行っています。特に個人差のある離乳食やト

イレトレーニングなどについては送迎時の保護者との会話や連絡帳などを通して保護者と密に

連携をとり相談しながら保育を進めています。

① 配慮が必要な子どもについては、職員間で子どもの特性を理解し、情報共有しながら子どもがス

ムーズに園生活を送れるようにしています。

② 虐待防止マニュアルの中に、虐待の基本理解、保育園の役割、通報義務について明記しています。

また、発見するにはどのような点に注意が必要であるかについてもわかりやすく明記されていて、

Ⅰ-3快適な施設環境の確保

Ⅰ-4一人一人の子どもに個別に対応する努力

Ⅰ-5保育上、特に配慮を要する子どもへの取り組み

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子どもの様子に変化が見られたときや虐待が疑われるときに活用できるようにしています。障が

いのある子どもの受け入れにあたっては、職員間で子どもについての状況、情報を共有し、研修

などで最新の情報を得るように努めています。また、保護者と連携しながら対応し、保護者の同

意を得たうえで、区の保健福祉センターや地域の療育センターなどの関係機関と連携をとれる体

制にあります。

③ 職員が障がいなどの外部研修などに参加したときには研修報告書や資料を回覧しファイリング

するなど、情報の共有化にも努めています。園内研修も実施しています。

④ アレルギー疾患のある子どもについては、かかりつけ医の指示のもと、除去食を提供しています。

定期的に見直しをし、毎月アレルギーのある子どもは個別の献立を作成して保護者と面談し確認

しています。提供時には、名札の付いた別のトレイを使用し、声掛けをして確認し誤食がないよ

う注意しています。

⑤ 外国にかかわりのある子どもについては、保護者と話し合いながら、生活習慣の違いや考え方の

違いを受け入れるようにしています。その子どもの国の言葉や食事、国旗や文化など紹介する機

会をクラスなどでつくり、それぞれの文化や生活習慣を尊重し、宗教上配慮の必要なこどもには

食べてはいけない食材を抜いて、食事を提供したりしています。個々の考え方の違いを保護者や

子どもも認め尊重し理解を深めることが出来るように配慮しています。

① 苦情解決第三者委員については、並木保育園「ほいくえんのしおり」に「苦情解決第三者委員」

として名前や連絡先を載せ、他機関にも相談できる体制を整えています。また、入園説明会に第

三者委員の方に、出席していただき制度の説明をし、保護者に紹介しています。また運動会や、

お楽しみ会にも出席していただき保護者に紹介しています。

② 意見箱を設け、行事の時にはアンケートを実施し要望や意見を把握するよう努めています。出さ

れた意見は職員全体で話し合い改善点はお便りなどで保護者に伝えています。

③ 自分から意見を表明することが困難な保護者には日ごろから、話しやすい雰囲気を作るように心

がけ、登降園時には出来るだけこちらから声をかけ、育児などの悩みを受けとめるように配慮し

ています。保護者からの要望や苦情の解決策は職員間で話し合い、周知しています。また、過去

の苦情要望については、「苦情解決マニュアル」に沿って話し合い「苦情受付・解決記録簿」に

記録を蓄積し、その後の保育の向上に役立てています。

Ⅰ-6苦情解決体制

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Ⅱ サービスの実施内容

① 散歩は日常的に行われ、公園等にも訪れています。地域の方とは元気に挨拶を交わし、近隣の中

学校や小学校とも交流があります。散歩に限らず園庭での遊びは毎日行われ自由に遊具などが使

えるように配慮されています。絵本やおもちゃは子どもが取り出しやすい位置に収納しています。

自由遊びの時間には子どもが自由に取り出しています。子ども自身が片付けやすいように収納に

は玩具の絵や写真を貼っています。

② 少人数で遊ぶときには、ぬり絵やパズル、粘土遊びなどは、机をだし、おままごとは衝立やカー

ペットなどでコーナーを作り落ちついて遊べるように努めています。子どもの人数や状況に応じ

て臨機応変に保育室の環境を設定しています。保育士は一人一人の子どもがじっくりと遊びこめ

ているかを確認し、遊びを見つけられない子どもには保育士が声をかけ時には保育士も一緒に遊

ぶなど工夫しています。自由時間にはごっこ遊びや見立て遊びが人気で、子どもの自由な発想で

お店屋さんごっこをしたり人気のアニメの登場人物になりきったり、幼児クラスを中心に、楽器

(オルガン)が廊下に置いてありいつでも子どもたちが自由に触れられ、好きな曲を弾いて楽し

く遊んでいます。

③ 年齢に応じてルールを学びながらの集団活動を取り入れ、子どもたちの様子や要望を汲み取りな

がら活動を発展させたり、自由遊びに切り替えたりしています。乳児は保育士と一緒に「待て待

て遊び」や「鬼ごっこ」をしながら次第にルールのある遊びをはじめていきます。保育士は子ど

も一人一人の様子を見ながら、子どもが興味や好奇心を持って楽しく活動できるように支援して

います。0歳児保育室に小さい段差や斜面のあるすべり台を作り、登り降りができるようにして

います。

④ 「年間食育活動計画」に沿って各年齢ごとに活動しています。プランターで子どもと相談して決

めた野菜を育てています。3、4、5 歳児が中心となって世話をし、成長観察画を描き、収穫し、

調理をしてもらい味わいました。

⑤ 子どもたちは異年齢でもお互いのことを知っている家庭的な環境です。一緒に散歩に行ったり、

日頃から異年齢での活動も多く、日常的に大きな子どもが小さな子どもを思いやり、小さな子ど

もは大きな子どもをお手本にして成長できるような配慮がされています。幼児はランチルームで

一緒に食事をとっています。乳児集会の機会を持ち交流しています。

① 保育士は一緒に食事をしながら子どもたちと楽しく会話をしています。保育士は子ども一人一人

の体調や普段からの食事量を把握して個々の食べられる量などを調整し、食べられたという達成

感を大切にしています。子どもたちがお互いに助け合い、協力して食事ができるよう見守ってい

ます。幼児はランチルームを利用してお腹がすいた子どもから異年齢で食事をとり、年齢に応じ

て配膳や片付けを経験しています。0~2 歳児では一人一人の成長、発達に応じて家庭と相談し

ながら、授乳や離乳食、乳児食を進めています。子どものリズムに合わせて、授乳時には抱っこ

をして声をかけながら与えています。

② 年間食育計画を立てています。子どもたちはトマトやオクラの育ちの観察、収穫、そして収穫し

たものを味わうなど、好奇心いっぱいで楽しく体験しています。日頃から旬の食材の紹介を行い、

玉ねぎやそら豆、とうもろこし、枝豆等の皮むきやクッキング等子どもたちは簡単なお手伝いに

も挑戦しています。調理体験ではピザトーストや月見団子、恵方巻などを作りました。

Ⅱ-1保育内容【遊び】

Ⅱ-1保育内容【生活】

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③ 調理担当者は、子どもたちの食欲がわくような色合いの盛り付け、素材の切り方、口の中に入れ

た時の食感に配慮しています。食器は安全な陶磁器食器で、片手のコップなど、子どもの成長、

発達に合わせた食器を使用し、常に破損やひびなどについての安全性は確認しています。

④ 横浜市の給食マニュアルに添って、こどもたちが楽しく意欲的に食事ができるように特別メニュ

ー(炊き込みご飯、バイキング、行事食)を取り入れて変化を持たせています。

① 午睡、休息は、子どもの発達や日々の様子に応じて対応しています。午睡の時間には窓辺のカー

テンで明るさ調整をしています。午睡前に保育士が絵本の読み聞かせをしたり静かな音楽を流し

たりして、子どもたちが心地よく眠れるように配慮しています。眠れない子どもには、静かに横

になって体を休めるように促します。早めに起きたこどもは、おひさまルーム(育児支援室)に移

動し過ごすなど無理のないように柔軟な対応をとっています。健康診断(年 2回)・歯科検診(1

回)・尿検査(3,4歳)・視力聴力(4歳)を実施しています。毎月、身体測定を実施、個人の健

康の記録カードに記入しています。

② 朝の登園時の健康チェック、検温、手洗い、うがい、食後の歯みがきの実施など、子ども一人一

人の健康状態を把握しながら、健康管理を行っています。健診結果に基づいて、必要があれば園

の嘱託医やかかりつけ医とも連携して、保育にあたっています。各家庭に配付済みの「ほいくえ

んのしおり」に掲載されている登園停止基準のほか、区役所からの感染症に関するポスターなど

も掲示しています。また、地域で発生している感染症情報をお知らせして注意喚起を行っていま

す。熱性けいれん、与薬等個別対応の必要な子の対処の仕方を職員間で共通理解しています。

③ 保育中に発症や疑い事例が生じた場合、保護者へ速やかに連絡してお迎えをお願いし、保護者が

すぐに来られないときは子どもの状態に応じて簡易ベッドで安静を保てるようにするなど、配慮

しています。園内で感染症が発生した場合、最新情報を随時掲示し保護者へ速やかに周知してい

ます。看護師の巡回訪問で(歯みがき、手洗いなど)の指導を行っています。看護師からのおた

よりでも衣服の調整の仕方や手洗いの仕方やうがい、歯磨きなど衛生面での呼びかけも行ってい

ます。

① 事務室と各クラスに衛生管理マニュアルがあり、必要な時にいつでも全職員が確認でき、各種消

毒薬の扱い方、園内の消毒方法、下痢嘔吐物の処理方法など、マニュアルに基づいて実施してい

ます。各クラスに嘔吐物処理の手順の表と嘔吐物処理セットなどを準備しています。

② 園内清掃は職員が行い、園内の清潔が保たれています。乳児クラスは玩具や室内の消毒を毎日(朝、

昼、夕)行い、感染症が出た場合は特に消毒の回数を 1日に 3~4回に増やすなど、対応してい

ます。

③ 職員や保護者が、いつでも見られるように感染症のマニュアルが各クラスにファイリングして置

いてあります。年に1回マニュアルの見直しを行い、園内研修を行っています。感染症が流行っ

ている時は個人手拭きタオルの使用はやめ、ペーパータオルを使用するなど感染防止に努めてい

ます。

Ⅱ-2健康管理・衛生管理・安全管理【健康管理】

Ⅱ-2健康管理・衛生管理・安全管理【衛生管理】

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① 事故や怪我が発生した場合は「危機管理マニュアル」に基づき対応していて、保護者に速やかに

連絡できるように体制を整えています。

② 不審者の侵入に対する対応策として、「不審者対応マニュアル」を作成し、不審者対策として不

審者侵入時の合言葉を決め訓練を実施しています。警備会社と契約し散歩時も含め緊急時にはす

ぐ対応できる体制をとっています。不審者対策では、玄関はオートロック式にしてあり、来訪者

のチェックを行ってから解錠しています。警察には事務室から通報する仕組みになっています。

③ 事故や怪我が発生した場合「事故報告書」を作成し、職員会議にて全職員へ周知し、検証を行い、

改善策を講じています。室内のタンスや棚等に転倒防止策をとっています。災害時用の備畜品を

一覧表とともに備蓄しています。

④ 災害時を想定して、散歩に出る時(移動する時)に避難用リュックを持参しています。近隣小中

学校と連携を取り地震後の津波を想定した避難訓練を実施しています。金沢区保育所班活動マニ

ュアルがあり、年に一回全職員で園内研修を行っています。

① 人権研修を職員は毎年受けています。子どもに対する言葉使いに関しては職員同士お互いに注意

し是正できるように心がけています。園では日ごろから子ども一人一人を大切にすることを心が

けて保育を行っています。子どものことは呼び捨てにせず「~ちゃん」と呼んでいます。全職員

が子どもの手本になるような言葉づかいを心掛けています。

② 子どもの行動に対して気になることがあった場合は叱ったり、禁止の言葉で対応するのではなく

なぜそうなったかを一緒に考えたり、望ましい行動を伝えたり、「~しようね」等の言葉でこど

もが納得できるように努めています。職員は保育中子どもをせかしたり強制する言葉を使用せず、

子どもの気持ちや発言を汲むよう心がけて保育にあたっています。

③ 子どもが一人で、ほかの子どもの視線を意識することなく過ごしたいときに事務所で対応するこ

ともあります。保育室にはパーテーションやロッカー等を活用してほかの子どもの視線を気にせ

ずのんびり、ほっとできる空間が工夫されています。性差については保育中の並び方、グループ

分けなどの際に区別することはしていません。

④ 個人情報の取り扱いや守秘義務について、入園時に「保育園活動に関わる園児の肖像画等の個人

情報提供について」の文書を用いて説明を行い、保護者の理解を得るための取り組みをしていま

す。守秘義務に関しては職員会議や配属時に説明し、全職員に周知しています。また、ボランテ

ィアや実習生に対しては、オリエンテーション時に説明をして確認をとっています。

① 子どもの送迎時にその日の子どもの様子を連絡帳やクラスノート、また口頭で伝えています。個

別面談で個別の意向や要望を汲み取っています。保護者懇談会は年に 2回開催しています。保育

参観や保育参加、保育士体験も実施し園の日常を保護者に知らせています。運動会やお楽しみ会

などの行事の後に園独自のアンケートを行い、保護者の意向や要望を把握しサービスの質の向上

に繋げようとしています。

② 日常保育の中で連絡帳や園だより、クラスだよりなどで保育の様子などが理解されるよう努力し

ています。また日々のこどもたちの活動の様子については『なみきギャラリー』として 1・2階

Ⅱ-2健康管理・衛生管理・安全管理【安全管理】

Ⅱ-3人権の尊重

Ⅱ-4保護者との交流・連携

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の廊下、階段に写真を掲示しています。定期的に写真の入れ替えをしています。

③ 保護者の相談には、プライバシーを確保するために事務所、おひさまルーム、ランチルームを使

用するなど、人に聞かれないで相談できるよう配慮しています。相談内容は個人の経過記録に記

録し、関係者で対応策を検討しています。

④ 「園だより」を毎月発行し、クラス別に掲示板を設けその日の保育の様子(行事や日々の写真)

を伝えています。個人情報の提供については、入園時に保護者に説明し承諾を得ています。

⑤ 年間の行事予定は、年度初めに行事予定表を全世帯に配り保護者が参加しやすいような配慮をし

ています。保育参加や保育士体験、保育参観をして保護者を積極的に受け入れています。必要に

応じて保護者全員にメール配信して園の情報を伝える事もできます。毎月献立表、または離乳食

献立表、食育だよりを配布し食育の大切さを保護者に伝えています。年 2回クラス懇談会を行っ

ています。

⑥ 大きな問題が出た時や必要に応じて、保護者会へ伝え、各保護者にも伝えてもらっています。保

護者会総会には園長も出席し、保護者の意向をくみ意見交換等を行っています。月 1回の保護者

会の日は役員の子どもを預かり、保育を行い、保護者が話しやすいよう配慮し、場の提供をする

など良好な関係にあります。

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Ⅲ 地域支援機能

① 地域の子育て支援ニーズに応え職員間では職員会議で話し合い、利用者に要望を聞いたり、子育

ての現状や悩みを考慮して、育児講座や交流保育など園独自で様々な子育て支援事業を行ってい

る。年間を通してあらゆる地域子育て支援、一時保育、園庭開放、保育室開放、体験給食、交流

保育、育児講座、誕生会、育児相談、絵本貸出し、プール開放、施設見学、フリースペース、合

同育児講座(親子でエクササイズ)、保育フェスタ、イキイキフェスタ、スポーツフェスティバ

ルなどの実施をしています。参加者にアンケートを実施しニーズを把握しています。また、幼保

小、近隣の保育園 8園での交流活動で情報交換や情報の共有を行っています。

② 園だよりを近隣の保育園、幼稚園、小学校に配布したり、保育園での子育て支援事業のポスター

やチラシを保育園外壁の掲示板、玄関スペースに掲示したり、区役所やケアプラザ、地区センタ

ー、ログハウスに置いてもらっています。地域育児支援事業などで地域の子育てサークルや子育

て中の家庭などに、絵本や傘、保育備品(パラバルーン、パネルシアター等)の貸し出しを行っ

たり、行事にも誘い、七夕の笹やリース材料を譲渡しています。

① 区役所、区保健センター、嘱託医、療育センター、児童相談所等の関係機関・団体とは何時でも

連絡が取れる体制は整っています。

② 育児相談は随時行っており、園庭開放や体験給食、見学時にも相談を受けています。相談内容に

応じて必要な関係機関が分かるように、パンフレットやファイルを整理し、事務所に保管。職員

が必要に応じて利用できるようになっています

Ⅲ-1地域のニーズに応じた子育て支援サービスの提供

Ⅲ-2保育園の専門性を活かした相談機能

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Ⅳ 開かれた運営

① 子どもたちは高齢者施設訪問し世代間交流をし、地域の施設として、並木地域ケアプラザやコミ

ュニティハウス、ログハウス、舟だまりを交流や保育活動の中で利用しています。

② 園長は幼保小連絡会で情報交換もしています。公園愛護会(緑の協会)と春・秋に総合公園の花

植えを子どもと共に行い、高齢者と日ごろから顔見知りの関係を作っています。夏祭りでは子ど

もたちが地域の方に『並木音頭』を教えてもらい、当日は招待し一緒に踊り交流を図っています。

地域育児サロン、広場(わくわくひろば、フリースペース、布おもちゃの会他)に職員が出前保

育を行い関係を深めています。

③ 近隣の保育園 8 園で定期的にドッチボール大会、散歩、リズムあそびなどで交流をしています。

中学校主催で行われている「タウンミーティング」に園長が出席し、地域の住民、学生と意見交

換をしました。近隣の小学校とは一年生 2クラスと年 4~5回交流しています。他に南部療育セ

ンターと年に 3回交流をもち、1回に 8~10組の親子が園に訪れ交流しています。フェンス外で

立ち止まってくれているお年寄りに職員は積極的に声をかけ、子ども達と触れあう時間を提供し

ています。

① 広く地域の子育て家庭に周知するために、保育園での子育て支援事業のポスターやチラシを保育

園外壁の掲示板、玄関スペースに掲示したり、区役所やケアプラザ、地区センター、ログハウス

に置いています。幼保小、近隣の保育園 8園での交流活動で情報交換や情報の共有を積極的に行

っています。金沢区として地域の保護者に対して「育ナビ」などのホームページを作成し随時、

子育て情報を提供しています。

② 利用希望者の問い合わせや見学には、丁寧に園見学ができるよう、随時受付け、時間を作り、相

談にも快く受けています。担当者を決め、責任をもった対応が出来るようにし、ゆったりとこど

もに声をかけ、心配事も話しやすい雰囲気をつくるように心がけています。

③ 地域関連機関(区役所、地区センター、ケアプラザ、ログハウスなど)にチラシを置き情報提供

を行っています。金沢区地域子育て支援拠点(とことこ)が発行している『とことこ通信』にも

情報提供を行っています。

① 地域ボランティアの受け入れは、「ボランティアの手引き」の資料をもとにオリエンテーション

を行い、園の基本的考え方や方針を説明し守秘義務について伝えています。近隣の中高校にボラ

ンティアができることを園長、主任が出向き説明、案内し随時受け入れる体制をとっています。

地域の中学生や高校生、大学生などを対象に「並木保育園でボランティアをしませんか」とチラ

シを作成し関係機関に配布するなどして継続的なボランティア活動への参加を呼び掛けていま

す。

② 実習生受け入れマニュアルがあり、それに沿って受け入れ、日程調整を行い、多くの実習生を受

け入れられるようにしています。実習日誌の記載方法や実習の視点など、毎日クラスで担任と振

り返りを行い、ポイントを分かりやすく伝え、また、明日につなげ、毎回実習終了後は全体の反

省会を行い園全体で気づきを得るようにして次の活動につなげています。次世代の保育士の養成

Ⅳ-1保育園の地域開放・地域コミュニティへの働きかけ

Ⅳ-2サービス内容等に関する情報提供

Ⅳ-3ボランティア・実習の受け入れ

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にも積極的に寄与しています。

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Ⅴ 人材育成・援助技術の向上

① 横浜市人材育成ビジョンに基づいて、人材育成が行われています。新規採用職員や異動職員には

一人ひとりに担当トレーナーがつき、相談に乗り指導する体制があります。

② 年に数回、園長は職員一人一人と面談を行っています。年度目標を設定し達成に向けた取り組み

を「目標共有シート」に記載、目標に向かって業務に取り組み、中間期、年度末に振り返りを行

い達成度について評価を行っています。自分の弱点やアピールポイントなどに気付き、自己のス

キルアップを目指し、強みが伸ばせるようにつなげています。園外研修に参加した職員は報告書

にまとめ職員会議などで報告し全員で研修内容を共有できる体制を整え研修参加者が研修報告

をすることにしています。研修報告は、何時でも見られる状況にしてあります。

① 研修担当の職員が研修の計画を把握し、各職員のニーズや年齢、経験を考慮し受講できるように

しています。非常勤職員に対しては、会議やロングミーティングのなかで、園内研修を行ってい

ます。

② 園内研修を実施するとともに、主任やフリー保育士などの常勤職員が日常的な業務を通して指導

を行っています。外部研修を受講することも勧めています。また、職員間のコミュニケーション

を図り、業務を円滑に進めるため、アルバイト、嘱託、再任用職員は正規職員と共に業務に当た

り、チームとして協力する体制が出来ています。次年度に向けて、前年度の研修を振り返り、内

容の見直し、課題確認等を行っています。調理員は職場を交換して行う実地研修を受けています。

他に区のアルバイト、福祉員研修や園内研修で事例をもとに話し合う機会を持っています。

③ 横浜市の公立保育園として保育士と保育所の自己評価を毎年計画的に行う仕組みがあります。保

育所の自己評価は、園内の掲示板に貼り出し、保護者に公表しています。

④ 新人職員研修、中堅職員研修、主任保育士研修、代行保育士研修など経験年数や業務内容、役割

に応じて、研修が設けられ職員は積極的に参加しています。

① 職務分担表や早番、遅番の仕事で職員一人ひとりそれぞれの役割が明確になっています。

② 園長は、年に数回職員と個人面談を行って目標や反省点を確認し合っています。園ではコミュニ

ケーションを大切にしています。乳児会議・幼児会議・プロジェクト会議等、少人数での会議を

行うことで職員一人ひとりが意見を出し、やりがいにつながるようにしている。職員は積極的に

研修に参加できるようにシフト面で配慮しています。研修後は会議やロングミーティングで報告

し共有しています。

Ⅴ-1職員の人材育成

Ⅴ-2職員の技術の向上

Ⅴ-3職員のモチベーションの維持

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Ⅵ 経営管理

① 資源循環局と連携し、分別、リサイクル等資源の大切さが学べる環境教室を毎年行っています。

緑化活動として、プランターを使い野菜を栽培したり、緑のカーテン・総合公園の花壇に花苗植

え、栽培などで緑化に取り組んでいます。

② 「もったいない」の言葉をこども達に伝えています。牛乳パックや段ボール、プリンの容器など

の再利用を図りごみの減量化に努めています。節電、節水に努め、水道、電気を大切に使用する

ための表示をスイッチや水道近くに貼り、こまめに点検しています。

③ 職員として守るべき、法、規範、倫理などについては横浜市職員行動基準に明記してあり職員は、

日常持ち歩いています。園全体として、読み合わせを年 4回、会議、ミーティングで行っていま

す。園長会などで得た他施設での不正、不適切な事例等をもとに、会議やミーティング等で話し

合い、一人ひとりの意見をまとめています。

① 園長は新任採用職員や転勤者へ保育理念、保育方針、園目標、保育姿勢を説明しています。また、

ミーティングや個人面談などを通じて職員に年に1回以上振り返り確認しています。

② 保育理念、保育方針、園目標、保育姿勢を玄関や事務室、各クラスに掲示し、保護者や職員がい

つでも確認できるようにしています。

③ 園長は保護者の個人面談や行事後のアンケートによる保護者アンケートから保護者の意見や要

望を汲み取り、また、職員からは職員会議や個人面談などで意見を聴いています。毎日の活動の

中で課題が出た時にはこどもを中心におき、保育理念や保育方針などを振り返り考えるようにし

ています。

① 園では職員の年齢層が幅広く偏りがないので、情報共有や保育の質の向上ができています。園長

は、職員に対して守るべき法・規範・倫理などの周知が出来るように、毎年コンプライアンス研

修を受講しています。

② 園長は待機児童対策・要支援家庭対策・ネットワーク事業など常に公立保育園の役割を意識し運

営しています。地域のニーズに対応するため、一時保育や子育て育児支援事業を強化し定員外入

所の受入れを行っています。

Ⅵ-1経営における社会的責任

Ⅵ-2施設長のリーダーシップ・主任の役割等

Ⅵ-3効率的な運営

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利用者本人調査

調査対象

園全体の在籍数:

0歳児クラス:12名 1歳児クラス:20名 2歳児クラス:24名

3歳児クラス:22名 4歳児クラス:27名 5歳児クラス:24名

調査概要

≪0歳児クラス≫

0歳児保育室は保育室から直接テラスに出て遊べるようになっています。少しの時間でもテラスで

遊びます。また直接保育室から園庭に出られます。観察時は園庭で木のすのこを並べて道を作り歩い

ていました。シーソーのように「バッタン、バッタン」と跳ねるのが面白くみんな、何回も繰り返し

て遊んでいました。反対側から歩き始めようとする子どもには、保育士が「あれ~・・ちゃんそこだ

とお友達にぶつかっちゃうよ」と優しく声をかけていました。

≪1歳児クラス≫

近隣の中学生が遊びに来ている園庭遊びの時間を観察しました。女子中学生は最初、どう声をかけ

たらよいのか戸惑っている様子でした。子どもも中学生に無関心でした。しばらくしてボールを持っ

た子どもに中学生が声をかけてボール遊びが始まりました。中学生が子どもに向かって「ハーイ」と

ボールを転がすと子どもはにっこりして取りに行きます。何回か繰り返しているうちに子どもが一人

二人と集まってきて楽しくボール遊びが始まりました。

≪2歳児クラス≫

楽しい食事の時間を観察しました。ある子どもは、自分で上手にスプーンを持って食事を口に運ん

でいます。きれいに食べ終わると、得意げに「先生、見て」と話しかけています。保育士はにこやか

に「~ちゃんすごいね。ピッカピカ」とほめていました。次は自分でエプロンをはずし、お口拭きで

きれいに口を拭い、たたんで自分の棚に片付けていました。その都度、保育士は「上手だね。偉いね。」

と励ましていました。中には脇見をしていたり友達と遊んでいる子も見受けられます。保育士は、「ご

飯も食べようね。おいしいよ」と声をかけていました。

≪3歳児クラス≫

おやつの時間を観察しました。午睡から起きた子どもからテーブルに座り、おやつが運ばれてくる

のを待っています。まだぼんやりしている子どもに対して保育士は「ここに座る?」と声をかけ子ど

もが座りたい場所に座って待つよう促しています。おやつのポテトフライが配られると子どもたちは

美味しそうに手づかみで食べています。「大きいおいも、小さいおいも」と大きさを比べたり「カリ

カリしてる」と言いながらほおばっています。食べ終わって器を片付けている子どもに保育士が「は

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横浜市並木保育園

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い、ごちそうさま。よくできました。」と優しく微笑んで声をかけていました。

≪4歳児クラス≫

おやつ後の遊び、帰りの会を観察しました。おやつを食べ終わった子どもはランチルームから保育

室に戻り、本を出したり、お友達とお話しをしたり、それぞれ好きな遊びをしています。おもちゃを

引っ張られて泣き出してしまった子どもに対して、保育士はそばに行き耳元で話をして子どもを落ち

着かせています。引っ張った子どもにも目線を合わせ言葉をかけ、子どもは真剣な顔でうなずいてい

ました。そのあとすぐに帰りの会が始まりました。お当番さん 4人が前に出て、保育士からの「今日

の楽しかったことは何ですか?」の質問にそれぞれ答えていました。その間泣き出してしまった子ど

もはまだおもちゃの側に座っていましたが、保育士は無理に指示をすることなく子どもの様子を見守

っていました。

≪5歳児クラス≫

中学生との交流を観察しました。園の近くの公園まで行き中学生とドッジボール対決です。保育士

が「みんな輪になって」と作戦をたてています。きりん組 20 人対中学生 4人の対決が始まると、中

学生のお兄さん達はパスを回しながら、上手にボールの速さをコントロールして相手をしてくれます。

ボールが当たってしまった子どもに保育士が「こっちだよー、こっちきて」と声をかけたり、必死に

ボールをよける子に「背中向けちゃだめ」、ボールを取った子に「すぐなげるー」と声をかけていま

す。終了間際で残り 1 対 1 になり、最後は中学生の計らいできりん組が勝利しました。「やったー」

「勝ったぞ」とみんな大喜びでした。中学生との交流の場面を保育士は微笑ましい様子で見守ってい

ました。

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横浜市並木保育園

 家族アンケート結果 

  アンケートの概要

1.調査対象

利用者の全家族

2.調査方法

3.アンケート発送数等

通 通

クラス: 通 1歳児: 通 通

通 4歳児: 通 通

4.全体をとおして

アンケートは評価機関で準備をして保育園から配布してもらいました。回答は家族から郵送にて直接に評価機関に送っていただきました。

 保育園を総合的に評価した満足については高く、回答者の92.5%が満足(「満足」43.4%、「どちらかといえば満足」49.1%)しています。

 特に満足度が高い項目は、「子どもが戸外遊びを十分にしているか」で、「満足」が75.5%となっています。また、「どちらといえば満足」を含めると、「自然に触れたり地域に関わるなど、園外の活動」は100%が満足しています。

 その一方で、不満が多い項目は、「年間の保育や行事に、保護者の要望が活かされているか」「保育中にあったケガに関する保護者への説明やその後の対応」であり、「不満」と回答しているのは、共に9.4%となっています。

 「自由記入欄」には、保育園への感謝の声とともに、災害時や不審者対応に不安を感じる意見もあります。

 「園の保育目標・保育方針をご存知ですか」の質問には、66.0%(「よく知っている」9.4%、「まあ知っている」56.6%)が知っており、そのうちの97.2%が賛同できると答えています。この目標・方針を周知することにより、賛同者が増えて、アンケートの回収率も上がり、園と家族との協力が進むことが期待できます。

発送数: 返送数: 54 44%回収率:

0歳児: 11

5歳児: 8

124

2歳児:

3歳児:

6

9

8

11

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横浜市並木保育園

  アンケート結果

■保育園の基本理念や基本方針について

問1 あなたは、この園の保育目標・保育方針をご存知ですか

  1 よく知っている 3 どちらともいえない        4 あまり知らない

  2 まあ知っている        5 まったく知らない

1 2 3 4 5 無回答

9.3% 55.6% 14.8% 18.5% 1.9% 0.0%

   付問1 【「1 よく知っている」または「2 まあ知っている」とお答えの方】

        あなたは、その保育目標や保育方針は賛同できるものだと思いますか。

  1 賛同できる 3 どちらともいえない        4 あまり賛同できない

  2 まあ賛同できる        5 賛同できない

1 2 3 4 5 無回答

68.6% 28.6% 2.9% 0.0% 0.0% 0.0%

■保育園のサービス内容について

問2 お子さんが入園する時の状況について

満足どちらかといえば満足

どちらかといえば不満 不満 その他 無回答

48.1% 35.2% 0.0% 0.0% 16.7% 0.0%

33.3% 48.1% 9.3% 0.0% 9.3% 0.0%

35.2% 50.0% 3.7% 3.7% 7.4% 0.0%

35.2% 50.0% 3.7% 3.7% 7.4% 0.0%

46.3% 42.6% 5.6% 3.7% 1.9% 0.0%

46.3% 42.6% 5.6% 3.7% 1.9% 0.0%

見学の受け入れについては

入園前の見学や説明など、園からの情報提供については

お子さんの生育歴などを聞く対応には

園の目標や方針についての説明には

保育園での一日の過ごし方についての説明は

入園後に食い違いがなかったかなどもも含め、費用やきまりに関する説明については

その他:見学していない、

その他:見学していない、覚えていない

その他:わからない、覚えていない

その他:

その他:

その他:

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横浜市並木保育園

問3 保育園に関する年間の計画について

満足どちらかといえば満足

どちらかといえば不満 不満 その他 無回答

27.8% 59.3% 7.4% 5.6% 0.0% 0.0%

22.2% 53.7% 13.0% 9.3% 1.9% 0.0%

問4 日常の保育内容について

 「遊び」について 満足どちらかといえば満足

どちらかといえば不満 不満 その他 無回答

61.1% 35.2% 3.7% 0.0% 0.0% 0.0%

75.9% 22.2% 1.9% 0.0% 0.0% 0.0%

63.0% 33.3% 3.7% 0.0% 0.0% 0.0%

61.1% 38.9% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

53.7% 37.0% 7.4% 1.9% 0.0% 0.0%

55.6% 33.3% 7.4% 1.9% 1.9% 0.0%

クラスの活動や遊びについては(お子さんが満足しているかなど)

園のおもちゃや教材については(お子さんが自由に使えるように置いてあるか、年齢にふさわしいかなど)

その他:

その他:

その他:

その他:

遊びを通じたお子さんの健康づくりへの取り組みについては

年間の保育や行事についての説明には

年間の保育や行事に、保護者の要望が活かされているかについては

子どもが戸外遊びを十分しているかについては

その他:

その他:

自然に触れたり地域に関わるなどの、園外活動については

遊びを通じて友だちや保育者との関わりが十分もてているかについては

その他:

その他:

26

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横浜市並木保育園

 「生活」について 満足どちらかといえば満足

どちらかといえば不満 不満 その他 無回答

59.3% 33.3% 1.9% 3.7% 0.0% 1.9%

63.0% 29.6% 1.9% 0.0% 3.7% 1.9%

48.1% 44.4% 3.7% 1.9% 0.0% 1.9%

48.1% 37.0% 5.6% 5.6% 1.9% 1.9%

42.6% 33.3% 11.1% 0.0% 9.3% 3.7%

44.4% 40.7% 3.7% 5.6% 1.9% 3.7%

44.4% 33.3% 7.4% 9.3% 3.7% 1.9%

その他:

給食の献立内容については

お子さんが給食を楽しんでいるかについては

保育中にあったケガに関する保護者への説明やその後の対応には

おむつはずしは、家庭と協力し、お子さんの成長に合わせて柔軟に進めているかについては

お子さんの体調への気配りについては

昼寝や休憩がお子さんの状況に応じて対応されているかなどについては

その他:そのようなことがないのでわからない

その他:

基本的生活習慣(衣服の着脱、手洗いなど)の自立に向けての取り組みについては

その他:

その他:

その他:非該当、まだ時期ではない

その他:

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横浜市並木保育園

問5 保育園の快適さや安全対策などについて

満足どちらかといえば満足

どちらかといえば不満 不満 その他 無回答

27.8% 53.7% 9.3% 5.6% 1.9% 1.9%

38.9% 51.9% 3.7% 1.9% 1.9% 1.9%

20.4% 50.0% 18.5% 7.4% 1.9% 1.9%

44.4% 38.9% 7.4% 5.6% 0.0% 3.7%

問6 園と保護者との連携・交流について

満足どちらかといえば満足

どちらかといえば不満 不満 その他 無回答

40.7% 44.4% 5.6% 1.9% 5.6% 1.9%

42.6% 42.6% 9.3% 1.9% 1.9% 1.9%

48.1% 42.6% 7.4% 0.0% 0.0% 1.9%

24.1% 51.9% 13.0% 3.7% 5.6% 1.9%

40.7% 40.7% 7.4% 1.9% 3.7% 5.6%

38.9% 48.1% 7.4% 1.9% 1.9% 1.9%

46.3% 38.9% 3.7% 1.9% 7.4% 1.9%

感染症の発生状況や注意事項などの情報提供については

保護者懇談会や個別面談などによる話し合いの機会については

その他:

園だよりや掲示などによる、園の様子や行事に関する情報提供については

施設設備については

外部からの不審者侵入を防ぐ対策については

保護者からの相談事への対応には

園の行事の開催日や時間帯への配慮については

送り迎えの際のお子さんの様子に関する情報交換については

お子さんに関する重要な情報の連絡体制については

開所時間内であれば柔軟に対応してくれるなど、残業などで迎えが遅くなる場合の対応には

お子さんが落ち着いて過ごせる雰囲気になっているかについては

その他:

その他:遅くなったことがないのでわからない、わからない

その他:

その他:

その他:

その他:

その他:

その他:

その他:

その他:

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横浜市並木保育園

問7 職員の対応について

満足どちらかといえば満足

どちらかといえば不満 不満 その他 無回答

51.9% 40.7% 1.9% 3.7% 0.0% 1.9%

55.6% 38.9% 1.9% 1.9% 0.0% 1.9%

35.2% 37.0% 3.7% 3.7% 16.7% 3.7%

48.1% 42.6% 1.9% 3.7% 1.9% 1.9%

24.1% 51.9% 13.0% 5.6% 3.7% 1.9%

問8 保育園を総合的に評価すると、どの程度満足しているか

満足どちらかといえば満足

どちらかといえば不満 不満 無回答

総合満足度は 42.6% 50.0% 5.6% 1.9% 0.0%

意見や要望への対応については

あなたのお子さんが保育園生活を楽しんでいるかについては

アレルギーのあるお子さんや障害のあるお子さんへの配慮については

その他:わからない

話しやすい雰囲気、態度であるかどうかについては

あなたのお子さんが大切にされているかについては

その他:

その他:

その他:非該当、わからない

その他:

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事業者コメント

記 入 日:平成 27 年 2 月 23 日

事業者名:横浜市並木保育園 山﨑 みどり

並木保育園では、2 回目の第三者評価の受審になります。前回受審した職員は誰もいない

ことから前回の結果が現在どう生かされているか確認作業を行いました。職員が変わったこ

とで以前行われていてよかったことが現在行われていなかったり、同じ内容の書類が重なっ

ていたり、環境の整備が手つかずになっていたり多くの部分で課題が出てきました。解決に

向けて、プロジェクトが中心になり、全職員が伝え合い、話し合い、確認できるようにしま

した。KJ法を活用し小さなグループ討議を繰り返すことで、経験の浅い職員も意見が出やす

くし解りやすく進めていくことができました。時間がかかりましたが、子どもを中心に考え、

何を大切にして保育するのか、今私たちは何を求められているのか考える時間になりました。

<評価に取り組んだ職員の感想>

・一つの事に向けて全体で確認できたことは改めて園全体で取り組んできたことの意味が解

り、勉強になった。

・忙しさで後回しにしていることでも自分の気持ちひとつで整理・整頓ができ、よい状態が

保たれることが実感できた。

・保育の環境や、一日の流れを見直すことでそのことを行う意味が理解できた。

・自分の中で抜けていることが見つかり、改善できた。あやふやになっていたことが確認で

きた。

・ 園全体の環境を見直すことで周りがきれいになった。整理することで、使いやすくなった。

・見直しをすることは時間もない中、量も多くとても大変なことだったが、チームワークが

深まり、自分たちの財産になった。 等々いろいろな感想が聞かれました。

<評価後の取組>

・園庭環境の見直しを行い、花壇の整備、おもちゃの補充を行った。

・保育環境の整理整頓を心がけ、「気づいたときはすぐに動く」を心がけるようになった。

・感染症についてグッズの再点検を行い、全職員で対応の仕方を確認した。

<今後の課題>

・保護者へ保育園での子どもの生活・活動を知ってもらうためのアピール方法

・子育てをどう共有し、保護者支援をどう支えていくのか

・多様化している職員の業務をどうサポートし、時間を作っていくのか

以上

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