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A. もっとも簡単な方法
入稿ガイドーインキ総量とカラー設定について
インキ総量とカラー設定について
当社では、以前より入稿ガイドでインキ総量 240%以下での原稿データ作成をお願いしてきました。これは新聞社の印刷機(輪転機)でより美しく印刷するための設定です。インキ総量につきましてはカラー設定で調整していただきます。広告制作において代表的なソフトウェアであるアドビ社の PhotoShop と Illustrator のカラー設定について説明します。
※上記以外のソフトウェアにつきましては御社にてご確認くださいますようお願いします。
原稿を作成する前の設定
PhotoShop と Illustrator の「カラー設定」を新聞社用にしてください。設定方法は二通りあります。
① メニューバーの「編集」→「カラー設定」を選択します。
Photoshop Illustrator
※カラー設定と画像の色は関連しています。カラー設定の変換を行った際は適正な補正をお願いします。
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※古い Photoshop をお使いの方で「Japan Color 2002 Newspaper」のプロファイルをお持ちでない方は、アドビ社のサイトからダウンロードできますので、以下のURL を参照してください。
http://www.adobe.com/jp/support/downloads/1331.htmlhttp://kb2.adobe.com/jp/cps/216/216943.html
ダウンロード
設定の方法
Photoshop Illustrator
③ 「OK」ボタンをクリックする。これで設定完了です。
② 「設定」項目の中の「日本-新聞用」を選択します。
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③ 各項目を御社のデータにあわせて調整します。
④ 「OK」ボタンをクリックします。これで設定は終了です。
Photoshop Illustrator
B. ちょっと高度な設定方法① メニューバーの「編集」→「カラー設定」を選択します。② 「作業用スペース」項目の「CMYK」項目の中の「Japan Color 2002 Newspaper」を選択します。
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画像のインキ総量を 240%以下にする方法
印刷するためには写真などの画像は CMYKで保存されている必要があります。RGB の画像は CMYKに変換していただきます。また、インキ総量が 240%を超えている CMYKの画像もインキ総量を 240%以下に変換する必要があります。以下にカラー設定を使った変換の方法を説明します。
1. RGB の画像を「プロファイル変換」で CMYK に変換する
① 画像を開きます。以下のメッセージが出た場合は「作業用スペースの代わりに埋め込みプロファイルを使用」を選択して「OK」ボタンをクリックします。
② メニューバーの「編集」→「プロファイル変換」を選択します。
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③ 「変換後のカラースペース」項目の「プロファイル」項目の中の「Japan Color 2002 Newspaper」を選択します。
④ 「OK」ボタンをクリックします。これで変換は終了です。
2.CMYK の画像を「プロファイル変換」でインキ総量 240%以下にする
① 画像を開きます。以下のメッセージが出ます。
② 「作業用:Japan Color 2002 Newspaper」となっていることを確認してください。なっていなければ、キャンセルして、カラー設定を「Japan Color 2002 Newspaper」に変更してください。
③ 「処理方法を指定してください」項目の「ドキュメントのカラーを作業スペースに変換」を選択します。
④ 「OK」ボタンをクリックします。これで変換は終了です。
④ 「OK」ボタンをクリックします。これで変換は終了です。
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3.EPS の画像を「プロファイル変換」でインキ総量 240%以下にする その1
② 画像を開きます。以下のメッセージが出ます。① フォトショップのカラー設定が「Japan Color 2002 Newspaper」になっていることを確認してください。
③ プロファイルの指定を「Japan Color 2002 Newspaper」とします。□次にファイルを ... 、にチェックをいれます。
5.注意点(必ずお読みください)
※ 変換を行うと色に変化が生じます。必要に応じて補正をしてください。※ 当社では「Japan Color 2002 Newspaper」の使用を推奨します(微妙な色の変化が生じますので必要に応じて補正してください)。※ すでに Illustrator のドキュメントに配置済みの画像を変換した場合は、リンクの再設定をお願いします。またリンクの再設定をしても、変換後の画像が適用されない場合が、まれにあります。画像のファイル名を変更してからリンクの再設定をすると確実です。
4.EPS の画像を「プロファイル変換」でインキ総量 240%以下にする その2
① 画像を開きます。メッセージがでない、カラー設定は「Japan Color 2002 Newspaper」 、それなのに色濃度和が 240%を超えている場合は以下の作業を行います。② メニューバーの「編集」→「プロファイル変換」を選択します。
⑤ もう一度、メニューバーの「編集」→「プロファイル変換」を選択します。
④ 「OK」をクリックします。
⑦ 「OK」をクリックします。これで変換終了です。
③ 「変換後のカラースペース」項目の「プロファイル」項目の中の「Japan Color 2002 Coated」を選択します。
⑥ 「変換後のカラースペース」項目の「プロファイル」項目の中の「Japan Color 2002 Newspaper」を選択します。
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インキ総量240%超の画像を見つける方法について
広告原稿のEPSデータの中のどの部分に240%超の画像があるのかを調べる方法は、以下の二つがあります(この他に有料のソフトを使う方法もあります)。
・アドビインデザインを使う。 ・アドビアクロバットプロを使う。
インデザインを使う方法が容易と思われますが、御社のパソコンにインストールされていない場合は、アクロバットをお使いください。
インデザインを使う方法① 新しいドキュメントを作ります。② ドキュメントに広告原稿データを配置します。③ 「ウインドウ」→「出力」→「分版」を選択します。④ 分版パネルの「表示」項目の中の「インキ限定」を選択します。⑤ 右横にあるボックスに240と入力します。⑥ これで広告原稿データの中のインキ総量240%以上の部分が赤いシャドウで表示されます。⑦ インキ総量の検索を止める場合は、分版パネルの「表示」項目の中の「オフ」を選択します。※ フォトショップを使ったRGB→CMYK変換(プロファイル変換)では、数%の誤差が生じるようです。当社では、240%を数%超えている程度なら事情を勘案し、広告原稿データを受領いたします。※ アドビのホームページ(色分解のプレビュー)もご参照ください。http://help.adobe.com/ja_JP/InDesign/6.0/WSa285fff53dea4f8617383751001ea8cb3f-702ea.html
アクロバットプロを使う方法① 広告原稿EPSファイルをイラストレーターで開きます。② 「ファイル」→「別名で保存」を選択します。③ フォーマットを「Acrobat PDF(pdf)」にして、保存ボタンをクリックします。④ Adobe PDF プリセットの項目を「[PDF/X-1a:2001(日本)]」にします。⑤ 「PDFを保存」ボタンをクリックします。⑥ PDF/X形式で保存すると・・・、というメッセージが出ますが、OKボタンをクリックします。⑦ イラストレーターを閉じます。⑧ できあがったPDFファイルをアクロバットプロで開きます。⑨ 「アドバンスト」→「印刷工程」→「出力プレビュー」を選択します。⑩ 出力プレビューパネルのシュミレーションプロファイル項目を「Japan Color 2002 Newspaper」にします。⑪ プレビューの項目は「色分解」にします。⑫ 領域全体をカバーのチェックボックスにチェックをいれます。⑬ 領域全体をカバーの右横にあるボックスに240と入力します。⑭ これで広告原稿データの中のインキ総量240%以上の部分が指定色で表示されます。
※RGB→CMYK変換は若干の色の変化をともないます。さらにインキ総量の変更をともなう場合は色の変化に十分な注意が必要です。適切な補正をお願いします。また、フォトショップ以外にもRGB→CMYK変換を行うソフトがありますので、それらの使用もご検討ください(大日本スクリーン製造ColorGeniusDC、富士フィルムPictune21など)。※当社ではインデザインCS4とCS3とアクロバットプロ9で検証しました。その他のバージョンの検証は行っておりませんので悪しからずご了承ください。※入稿するデータはEPS形式でお願いします。PDF形式やai形式のファイルは当社のコンピュータに取り込めません。
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