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千葉大学フォーミュラプロジェクト 第 12 回全日本学生フォーミュラ大会企画書

千葉大学フォーミュラプロジェクト千葉大学フォーミュラプロジェクト 企画書 -4- 2.全日本学生フォーミュラ大会の紹介 2.1 大会コンセプト

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千葉大学フォーミュラプロジェクト

第 12回全日本学生フォーミュラ大会企画書

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千葉大学フォーミュラプロジェクト 企画書

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~目次~

1. 千葉大学フォーミュラプロジェクトの紹介 3

2. 全日本学生フォーミュラ大会の紹介 4

2.1 大会コンセプト

2.2 競技種目と配点

3. 2014 年度活動紹介 6

3.1 チーム構成

3.2 今年度コンセプト

3.3 年間計画

3.4 予算計画

3.5 2014年度への抱負

4. 昨年度開発車両「CF13」 13

5. 歴代の活動実績 14

6. スポンサー 16

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1 千葉大学フォーミュラプロジェクトの紹介

1.1 千葉大学フォーミュラプロジェクト

「千葉大学フォーミュラプロジェクト」(以下 CUFP と称します)は、千葉大学自然科学研究科材料

加工学教育研究室のメンバー中心に 2004年 8月に発足しました。大学のカリキュラムの中では体

験することのできない、企画から販売までのものづくりの本質を経験することを目的に、毎年行われ

る自動車技術会主催の「全日本学生フォーミュラ大会」に参加し、総合優勝を目指すことはもとより

千葉大学としてオリジナリティを発信することを目的として活動しています。メンバー数は現在大学

1年生から修士 1年まで 12名で大会参加に向け活動しています。

1.2活動意義

全日本学生フォーミュラ大会は、学生たちがフォーミュラカーを製作し、単に車両性能を競うだ

けではありません。企画・設計・製作・コスト分析・プレゼンテーション能力等も評価の対象にされる

ため、単に速いマシンを作ったチームが勝つわけではなく、車両製作を通してものづくりの総合力

が試されます。よって、車両の企画段階から販売に至るまでの一連のプロジェクトを学ぶことの出来

る、疑似体験教育プログラムといえます。車両を設計するために、機械力学、材料力学、流体力学、

熱力学、製図等多くの学問を必要に応じて、学び直し、時には、新たに習得する必要があります。

さらに、実際にものづくりを行うためにこれらは計算のみで終わることなく製品となり実際に動作させ

るため、学問をより実践的な形で会得することが可能になります。これは、通常の大学カリキュラム

では体験することの出来ない貴重な機会です。工学的知識のほかにも、1 年間という限られた時

間を効率よく使うための企画力、経費を必要最低限で抑えるためのコスト管理能力、計画通りに活

動を行う実行力、さらには、車両製作に必要な物資・資金を様々な企業スポンサー、個人スポンサ

ーに出資して頂いて活動が成立しているため、私たちの活動を分かりやすく伝えることの出来るプ

レゼンテーション能力も必要となります。

1.3活動場所

作業場所については工学部から 19号棟脇の倉庫を貸していただき、作業スペースとして使用し

ております。また、ミーティング等の各種会議は自然科学 2 号棟のゼミ室を使用させていただいて

おります。

各種部品の加工は工学部機械実習工場および創造工学センターの工作機械を使用させて頂

き、実習工場の教官の方々には技術的ご指導も頂いております。

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千葉大学フォーミュラプロジェクト 企画書

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2.全日本学生フォーミュラ大会の紹介

2.1大会コンセプト

全日本学生フォーミュラ大会は、自動車産業の発展に寄与するために、学生の「ものづくり育成

の場」として、学生のものづくりの総合能力を養成し,将来の自動車産業を担う人材を育てる事を

目的としています。学生たち自らが企画・設計・製作したフォーミュラスタイルの小型レーシングカ

ーで競技が行われます。この大会は、米国で 1981 年から毎年開催されている Formula

SAE®(SAE international 開催)にならって、日本では 2003 年より自動車技術会が主催して開催さ

れるようになりました。

学生フォーミュラ大会では、自らが車両を設計・製作し、車両のトータルパッケージを競い合う大

会であり、アマチュア週末レーサーに販売することを想定して車両を製作します。したがって、加速

性能、ブレーキ性能、操作性能、耐久性能等のレーシングカーとしての運動性能が優れているだ

けでなく、設計の優秀さや創意工夫、低コスト、安全性やメンテナンス性、またそれらを審査員に伝

えるためのプレゼンテーション能力が要求されます。よって、学生には車両の企画、設計、製作等

のエンジニアとしての経験はもとより渉外、広報、チームマネージメント、コスト管理等の幅広い知識

を身につけることを必要とされ、教室では培うことが難しい貴重な体験を積むことができます。

日本大会では 2013年で 11回目の開催であり、日本の大学はもとより中国、インド、タイなど海外

の大学の参加も増えてきております。年々大会のレベルは上昇しており、チームの経験や能力が

結果に大きく反映され、上位チームの中には海外大会への出場経験もあるチームもあります。

また、多くの企業で大会をバックアップしていただいており、各種講座や製作の指導、部品の提

供などのご支援を頂いています。

第 11回大会参加チーム集合写真

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2.2 競技種目と得点

競技は静的種目と動的種目の 2 種類に大別されます。静的競技では、商品としての車両が審

査され、動的競技では、車両の運動性能が審査されます。

以下、競技及び配点の詳細です。

競技概要 [ 配点 ]

車検

車両の安全・設計要件の適合、ドライバーの 5 秒以内脱出、ブレーキ試験(4 輪

ロック)、騒音試験(所定の条件で排気音 110dB以下)、チルトテーブル試験(車

両 45 度傾斜で燃料漏れ無し。ドライバー乗車し車両 60 度傾斜で転覆しない)

[ 0 ]

静的競技

コスト

予算とコストは、生産活動を行うにあたって考慮しなければならない重要な要素

であることを参加者に学ばせることが狙い。車両を見ながら事前に提出したコス

トレポートのコスト精度、チームによる製造度合等を確認し、レポートのコストと車

両との適合を審査する。一般に購入品目となる 2項目について、部品製造プ ロ

セスなどの口頭試問を行い、それらの知識・理解度を評価する。 [ 100 ]

プレゼンテーション

学生のプレゼンテーション能力を評価することが狙い。プレゼンテーションは、

『競技のコンセプトに沿い、製造会社の役員に設計上の優れていることを確信さ

せる』という仮想のシチュエーションのもとで行う。 [ 75 ]

設計

事前に提出した設計資料と車両をもとに、どのような技術を採用し、どのような工

夫をしているか、またその採用した技術が市場性のある妥当なものかを評価す

る。具体的には、車体および構成部品の設計の適切さ、革新性、加工性、補修

性、組立性などについて口頭試問する。 [ 150 ]

動的競技

アクセラレーション 0-75m加速。各チーム 2名のドライバーがそれぞれ 2回、計 4回走行し、タイム

を競う。 [75]

スキッドパッド 8 の字コースによるコーナリング性能評価。各チーム 2 名のドライバーがそれぞ

れ 2回、計 4回走行し、タイムを競う。 [ 50 ]

オートクロス

直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約 800m のコースを 2 周走行する。

各チーム 2名のドライバーがそれぞれ 2回、計 4回走行し、タイムを競う。エンデ

ュランスは、このオートクロスの早いチーム順に走行する。 [ 150 ]

エンデュランス 直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路を約 22km 走行する。走行

時間によって車の全体性能と信頼性を評価する。 [ 300 ]

燃費 耐久走行時の燃料消費量で評価する。 [ 100 ]

合計 [1000]

競技説明と配点

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3.2014 年度活動計画

3.1チーム構成

CUFPは現在、3名のファカルティアドバイザーのもと、学部生を中心に12名で活動しております。

以下にチームのメンバー構成、ファカルティアドバイザー一覧を示します。

学年 学部 学科 人数

修士 1年 工学部 人工システム科学専攻 1

学部 3年 工学部 機械工学科 6

デザイン学科 1

学部 2年 工学部 機械工学科 1

情報画像学科 1

学部 1年 工学部 機械工学科 2

名前 所属

森吉 泰生 教授 熱流体エネルギー学教育研究分野

小山 秀夫 准教授 材料加工学教育研究分野

河野 一義 技術職員 材料力学教育研究分野

第 11回大会集合写真

各学年のメンバー構成

ファカルティアドバイザー一覧

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2014年度 CUFP配置

マネジメント班

渉外,Web: 角田 有(B2)

会計: 川越 裕斗(B3)

チームリーダー: 桂 祐樹(B3)

テクニカルディレクター: 上野 涼(B3)

ドライビング班

鐘ヶ江 優(M1)

桐井 理(B3)

石本 祥之(B1)

小川 和也(B1)

パワートレイン班

パートリーダー: 川越 裕斗(B3)

鐘ヶ江 優(M1)

涌井 紀光(B2)

石本 祥之(B1)

シャシー班

パートリーダー:伊田 征生(B3)

桐井 理(B3)

生田 智子(B3)

角田 有(B2)

小川 和也(B1)

エクステリア班

大倉 僚馬(B3)

静的審査担当

コスト審査: 石本 祥之(B1)

デザイン審査: 上野 涼(B3)

プレゼンテーション審査: 伊田 征生(B3)

車検: 小川 和也(B1)

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3.2 コンセプト

3.2.1 プロダクトコンセプト

CUFP では,ドライビング・エンジニアリングのあらゆる手段を講じて速さを追及する喜び,操る楽

しさを味わってもらいたいという願いから,2 年前より,Car×Fun(カー・バイ・ファン)をコンセプトに

掲げたマシン製作を続けています.

Car×Fun

~モータースポーツに参加する魅力をより多くの人に~

モータースポーツに参加する魅力を多くの人に伝えるために製作された CF14 は,レースデビュ

ーする人が選ぶ最初の 1 台に相応しいマシンである.従順で機敏なハンドリング,扱いやすくも底

知れぬパワーを感じさせる加速.魅力あるレーシングカーとしての本格さを大切にしつつも,誰もが

簡単に全開全力走行を心行くまで楽しめるマシンとするため,高次元での信頼性・整備性の達成

を図ります.

3.2.2設計コンセプト

シャシー

制動時のスタビリティの向上と,旋回時の後輪インリフトの解消

CUFPが製作した車両の大きな問題である,制動および旋回時の後輪のリフトの解消に取り組む.

これによって安心してアクセルを踏め,パワーをスピードに変えられる車両を実現する.具体的に

はジオメトリ,ダンパーおよびロール剛性の最適化と,パッケージレイアウトとロードクリアランスを見

直し低重心化を進める.後輪バネ下,デフユニットを初めとする新規製作パーツに関しては,軽量

化を図り,ドライバーを含めて 300kgを下回る車両を実現する.

走行によるフィードバックから素早くアップデートするため,設計段階からアップデートを考慮した

作りやすい設計を行う.

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パワートレイン

信頼性とドライバビリティの向上

昨年度まで搭載していたターボチャージャーを封印し,安定して走行可能なパワートレインを目

指す.引き続きYAMAHA YZF-R6のエンジンを搭載し,汎用ECUを用いて制御する.超高回転

型エンジンを低速寄りにするため,吸排気系の変更に合わせて,チーム初となる吸排気のカムプロ

フィールの変更に取り組む.フィードバックを繰り返すことで,NA 化によって自由度が高くなった吸

排気系を最適化しフラットトルクな特性を目指す.

操作 ,制御系統

安心感

シートやステアリング,ペダルといったドライバーが触れるパーツを高剛性化し,ドライバーが恐

怖を感じない操作環境を実現する.変速には電磁式パドルシフトを採用し,フラットシフトシステム

を熟成させる.トラクションコントロールを搭載しコーナー脱出時の加速をアシストする.これらによ

って,初心者でも安心して全力でタイムアタックできるマシンを目指す.

データロガーによって,スロットル開度・ブレーキ踏力・前後左右 G,車速,エンジン状況を記録,

分析することで,自身の運転技術の向上に生かせるともに,ドライビングスタイルに合ったセッティ

ングを客観的に評価できる.

2014年度開発車両 CF14 主要諸元(予定)

全長 / 全幅 / 全高 2800 mm / 1394 mm / 1195 mm

ホイールベース 1600 mm

前/ 後 トレッド 1200 mm / 1200mm

車重 235 kg

エンジン YAMAHA YZF-R6

排気量 599 cc

フレーム スチールスペースフレーム(STKM)

カウル GFRP

サスペンション 不等長・非平行ダブルウィッシュボーン,プルロッド式

ホイールレート&ダンパー 前:21N/mm 後:19N/mm Tanner G2 SHOCK

ブレーキ 前:対向 4ポッド / 後:浮動 1ポッド/ キャリパー:Nissin

変速機 電磁パドルシフト

デファレンシャル FCCTRAC

ホイール 13inch RAYS TE37

タイヤ 20.5×7-13inch R25A Hoosier

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3.3年間計画

以下の通りに 2014年度の活動を進めて参ります。早期シェイクダウンを目指し、今年度のマシン

改良とセッティングに時間を費やせるようにします。

2014年度大日程

3.4予算計画

3.4.1 昨年度会計報告

まず、昨年度の会計報告をさせて頂きます。昨年度の収入、支出は以下のようになっております。

昨年度収入 昨年度支出

10月 11月 12月 1月 2月 3月大学 大学祭 中間テスト 期末テスト

大会イベント 大会エントリー静的交流会日産講座

シェイクダウン(3/25)フレーム完成3次材料発注2次材料発注1次材料発注

試走会、講座

チームプロジェクト

春季休業設計解析 製作

4月 5月 6月 7月 8月 9月大学 新入生勧誘 中間テスト 期末テスト

大会イベント SES、IAD提出 デザイン、コスト提出 シェイクダウン証明 大会富士試走会茂木試走会

カウル完成

エコパ試走会

チームプロジェクト

試走会、講座

夏季休業試走、セッティング、トラブルシュート

計 ¥2,503,848

計 ¥2,503,848

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3.4.2 今年度予算計画

今年度の予算計画は以下のようになります。部員も少なくなり収入は減っていきますが、予算は

無駄な部分を省き節約し、また新たに支援して頂けるスポンサーの獲得を目指します。

今年度収入(予定) 今年度支出(予定)

3.5 2014年度への抱負

2013年度は、今まで千葉大学フォーミュラプロジェクトを支えていただいていた先輩方が多く抜け、

例年学部 3年生が中心なのですが、プロジェクトスタート時は学部 2年生が中心の若いチームでし

た。メンバーそれぞれが経験不足ではありましたが、先輩方が残していただいた知識や技術を生

かしプロジェクトを進めていきました。また多くのトラブルが予想されたため、シェイクダウンを 4月上

旬に設定し早め早めに日程設定を行いました。しかし、部品の発注遅れなどの原因でシェイクダウ

ンは 7月中旬頃になってしまいした。約 15名程度の小さな団体ですが、その中での日程管理の難

しさを痛感しました。

また、2013年度の大会ではエンジントラブルで出走自体が困難であり、結果も総合 47位と 2012

年度から大きく順位を下げ、大変悔いの残る結果となってしまいました。

2014年度は、2013年度の中心メンバーの多くは引退せずチームに残るため誰しもが大会での悔

しさを経験しています。チームの人数は年々少なっていき 1人 1人にかかる仕事は増えていきます

が、大会での悔しさを糧に 2014 年度ではエンデュランスを完走し、より高い順位を狙えるように

日々努力して行こうと思います。

2014年度 プロジェクトリーダー

桂 祐樹

部費,

¥720,000

必要協

賛金,

¥394,000

団体スポ

ンサー,

¥500,000

個人スポ

ンサー,

¥156,000

計 ¥1,376,000

計 ¥1,770,000

計 ¥1,770,000

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4. 昨年度開発車両「CF13」

4.1 車両コンセプト

Car×Fun

~車の楽しみをすべての人に~

2012 年度マシン「CF12」は新エンジンへの変更.ターボチャージャーの搭載.サスペンションジ

オメトリの大幅変更など大幅なモデルチェンジを行い,好成績を残すことが出来ました.

2013年度は CF12のコンセプトを引き継ぎ,「Car×Fun (カー・バイ・ファン) 」 を掲げ,加速,ハ

ンドリング,ドライバビリティをより高次元で実現させるマシンに仕上げるため,CF12 を用いたテスト

走行を増やし課題の解消に力を注ぎ,正常進化・洗練を目指しました.

CF13正面図

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CF13主要諸元

全長 / 全幅 / 全高 2770 mm / 1385.4 mm / 1196.3 mm

ホイールベース 1600 mm

前/ 後 トレッド 1200 mm / 1200mm

車重 244 kg

エンジン YAMAHA YZF-R6

排気量 599 cc

ターボチャージャー IHI RHF4

最高出力 91ps/10800rpm

最高トルク 59Nm/10300rpm

ECU MICROTEC M205

フレーム スチールスペースフレーム(STKM)

カウル GFRP

サスペンション 不等長・非平行ダブルウィッシュボーン,プルロッド式

ダンパー Tanner G2 SHOCK

ブレーキ 前 2-アウトボード / 後 2-アウトボード/ キャリパー:Nissin

変速機 パドルシフト 電磁シフター

デファレンシャル F.C.C. TRAC

ホイール 13inch RAYS TE37

タイヤ 20.5×7.0-13 R25A Hoosier

CF13斜め下アングル CF13 パワートレイン

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千葉大学フォーミュラプロジェクト 企画書

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4.3出場結果

総合 47位 (参加 77チーム中)

第 11回全日本学生フォーミュラ大会が 9月 3日~7日の日程で開催されました。千葉大学フォ

ーミュラプロジェクトは、大会 2日目のプラクティス走行中にエンジンにトラブルが発生し、動的競技

の走行自体が出場困難になりました。メンバー各々が走行できるように最善を尽くしましたが、スキ

ッドパットには出走できず、エンデュランスは完走できませんでした。結果、昨年度より大きく順位を

下げることとなってしまいました。

2013年度獲得得点

競技種目 獲得得点/配点 順位

静的審査

コスト 32.47/100 26

プレゼンテーション 60.00/75 4

設計 81.00/150 18

動的審査

アクセラレーション 40.99/75 28

スキッドパット 0.00/50 -

オートクロス 96.23/150 31

エンデュランス 1.00/300 59

燃費 0.00/100 -

総合成績 311.68/1000 47

5 歴代の活動実績

2005年の初参戦以来、私たちは以下の成績で活動を続けて参りました。

参戦成績

年度 順位

2005年度(第 3回大会) 総合 24位(参加 41校)

2006年度(第 4回大会) 総合 10位(参加 50校)

2007年度(第 5回大会) 総合 24位(参加 60校)

2008年度(第 6回大会) 総合 9位(参加 62校)

2009年度(第 7回大会) 総合 23位(参加 63校)

2010年度(第 8回大会) 総合 20位(参加 70校)

2011年度(第 9回大会) 総合 8位(参加 75校)

2012 年度(第 10 回大会) 総合 7位(参加 76校)

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千葉大学フォーミュラプロジェクト 企画書

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2005年度開発車両 チフ 105

2007年度開発車両 チフ 307

2009年度開発車両 CF09 2010年度開発車両 CF10

2006年度開発車両 チフ 206

2011年度開発車両 CF11

2008年度開発車両 チフ 408

2012年度開発車両 CF12

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6 スポンサー

私たち千葉大学フォーミュラプロジェクトの活動は昨年度、以下の企業、団体様よりご支援いた

だき車両の開発を行うことができました。このような貴重な勉強の場を与えて下さいましたことに、心

よりお礼申し上げます。

-企業・団体スポンサー様 -

-個人スポンサー様- -Special Thanks-

※敬称略、50音順

芦田 尚道

荒井 俊行

鈴木 明晃

戸井田 一宣

※敬称略、50音順 ※敬称略、50音順

千葉大学工学部

千葉大学工学部 実習工場

千葉大学自動車部

ホンダマイスタークラブ

レーシングガレージ ENOMOTO

Altrack

出光興産株式会社

NTN 株式会社

エヌ・エム・ビー販売株式会社

学校法人 日栄学園 日本自動車大学校

株式会社IHI

株式会社エフ・シー・シー

株式会社ガレージC

株式会社キノクニエンタープライズ

株式会社日下製作所

株式会社 城南キー

株式会社デンソー

株式会社トーキン

株式会社東日製作所

株式会社トヨタレンタリース千葉

株式会社ハイレックスコーポレーション

株式会社深井製作所

株式会社ミスミ

株式会社メタルワークス

株式会社ユタカ技研

株式会社レイズ

株式会社ワークスベル

協和工業株式会社

京葉ベンド株式会社

サイバネットシステム株式会社

新宿ラヂエータ研究所

スーパーオートバックス市川

住鉱潤滑剤株式会社

住友電装株式会社

ソリッドワークス・ジャパン株式会社

ダウ化工株式会社

タカタサービス株式会社

team August

千葉大学

千葉大学工学部

千葉大学工学同窓会

東北ラヂエータ株式会社

日信工業株式会社

日本精工株式会社

日本発条株式会社

ビルドダメージ

丸紅情報システムズ株式会社

ミネベア株式会社

茂原ツインサーキット

ヤマハ発動機株式会社

有限会社葵不動産

有限会社春日不動産

有限会社トップラインプロダクト

レイクラフトレーシングサービス

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千葉大学フォーミュラプロジェクト 企画書

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今後もメンバー一同、全力で活動に取り組んで参ります。今後とも何卒、ご支援のほど宜しくお

願い申し上げます。

スポンサーシップのお願い

私たち千葉大学フォーミュラプロジェクト(以下,CUFP と称します)は 2014 年 9 月に自動車技術

会が主催する「全日本 学生フォーミュラ大会-ものづくり・デザインコンペティション-」に参加する

ために、広く企業各社様にスポンサーシップのお願いを致しております。

スポンサーシップ概要

支援形態

ご支援に対する CUFPの活動

上記以外にも、その他の面でご支援いただける企業各位のご要望に出来る限り応えて参りた

いと考えております。

この活動に参加する学生は CUFP を通して、より実践的な技術、知識を身につけ社会に貢献し

ていきたいと考えています。そして、他の大学をもリードできる団体を目指しております。是非私た

ちの活動理念にご賛同頂き、ご協力して頂けることをお待ち申し上げております。

2014年度プロジェクトリーダー

千葉大学工学部機械工学科 3年

桂 祐樹

Email: [email protected]

チームホームページ http://www.chiba-formula.com/

・資金によるご支援

個人様 1口 5000円

法人様 1口 10000円

・物資によるご支援

物資によるご支援はその対価を資金で頂いたものとさせて頂きます。

・車両への広告掲載 (社名、ロゴ等)

・ヘルメット、ドライバースーツへの広告掲載 (社名、ロゴ等)

・CUFPホームページに広告掲載

・イベント (大学祭、学内行事、CUFP活動時 等) での広告掲載

・活動報告書の送付(月に 1回程度)