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©2010 EPSON SALES JAPAN CORPORATION 1
プリントする楽しさと、正しい知識を伝えてほしい
全日本写真連盟 関西本部 指導者/エプソンクラブ様向け
エプソン デジタルプリント講座
指導者講習会
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キレイに写真プリントするには
プリントで撮影データ把握
きちんと撮影する
いじり過ぎないこと。シンプルに
更に、作品プリントを仕上げるには、
こうしたい!イメージを持つこと
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キレイに写真プリントするには
撮影データを把握する ⇒
きちんと撮影する ⇒
いじり過ぎないこと。 ⇒
NG 再撮影?
調整可能?
シンプルな補正
OK 明るさ→レベル補正
コントラスト→レベル補正
彩度→色相・彩度
木のシルエットを活かす
本番
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なぜ調整が必要なのか
記憶したイメージとの差を埋めるのが調整です
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ストレートプリントで確認できること。①
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ストレートプリントで確認できること。②
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カラーマネージメント
モニターとプリントを近づけることではありません
一貫したカラースペースで作業をおこなう
画像処理ソフトのカラー設定を正しく設定する
どちらを使用しているか確認<sRGB/AdobeRGB>
データー データー
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カラー設定
RAWの場合は、設定でカラースペースが変更される
JPEGの場合は、カメラの設定が反映される フォトショップエレメンツ系
タグの無いRGB カラーマネージメントなし
sRGB
画面表示用に最適化
Adobe RGB
プリント出力に最適化
sRGB プロファイル選択画面を表示
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作品制作の流れ <JPEG編>
任意のカラー設定で撮影
PhotoshopElements
自動補正なし
自動補正あり
ストレートプリント
調整 完成
撮影意図通りにプリントする場合は“自動調整無し”
1.撮影データを把握!
2.モニタとの差を確認
3.調整目標を書き込み
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プリントサイズと鑑賞距離
サイズによって鑑賞距離が異なるため、作品の印象の違いがおこります
対角線 鑑賞距離
プリントの対角線の長さと鑑賞距離は等しい
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モニター・プロジェクター = 72ppi
雑誌など印刷物 = 350ppi
インクジェットプリント = 300ppi
300ppi 240ppi程度
A3 A4
2L A2
180ppi程度
鑑賞距離に応じて十分な解像度が変わります。
メディアによって”キレイ”だと思う「画像解像度」が異なります
サイズによって”キレイ”だと思う「dpi」が異なります
画像解像度とメディア、プリントサイズ
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デジタルカメラの画像解像度
A4や2Lで”300ppi”以上であっても画質は同じ
240ppiや180ppiは目安で、合わせる必要はない
画像処理ソフトの進化で、ピクセル処理が改善された
2L A4 A3 A2
1200D300S
632ppi
374ppi
262ppi
185ppi
1000D200
571ppi
337ppi
237ppi
167ppi
300ppi 240ppi 180ppi
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調整の流れ<実習> 大まかな調整の流れ<必要な場合のみ作業する!>
角度調整/トリミング/ごみ取り 明るさ:レベル補正
トーン:トーンカーブ 色:レンズフィルター
部分補正:焼き込み/覆い焼き
確認/プリント
シャープ調整
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角度調整/トリミング/ごみ取り
補正前に、作品の体裁を整えます
角度調整
トリミング
ごみ取り
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明るさ調整
ヒストグラムを参考に、ハイライト・シャドウを調整
全体の明るさを中間調で調整
①ハイライト ①シャドウ ②中間調
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明るさ調整応用
入力レベル=データをどのように調整するか
出力レベル=調整データのシャドウ/ハイライトを決める
入力:<S:5、H:255>
出力:<S:0、H:250>
調整後:<S:0、H:250>
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色の基本
補色の関係を理解すると色合いの調整が上達
シンプルな調整。2つの色でコントロール
R
G
B
C
M
Y
B
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トーン調整 トーンを調整して抑揚をつける
『Control』を押しながら画面クリックすると、その明るさのポイントをクリッピングします。その前後に点を打つとその明るさだけを調整可能
ハイライト シャドウ
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色補正・色偏り補正
“色相・彩度”で全体または、指定色を調整
色の偏りは“レンズフィルター”で調整 いずれかの色を選択
スポイトで変えたい色を指定
反対色を選択するとカブリが取れる
適応量で調整
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部分補正
焼き込みツール/覆い焼きツールで部分を調整
適応量は、30%を目安に使用する。
ボケ足の長いブラシを選択する
露光量を30%から具合を見る
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プリント プリンターで作品を作るためのプリント方法
カラーマネージメントに即した設定方法
“プリンターにカラー管理”を任せて、グラデーション豊かな作品が出来上がる。
1.カラー処理はPhotoshopのバージョンと
OSに合わせたプリント設定を行う。
Webをチェック!!
2.ソースカラースペースの確認
sRGB? Adobe RGB?
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PhotoShopCS3からの出力方法
①プリント
②プリンターを選ぶ
③カラーマネージメント
⑤⑥プリントレイアウト
④プリンタドライバー設定
⑦印刷
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①プリント
②プリンターを選ぶ ③カラーマネージメント
プリント設定<プリンターを選ぶ>
④ページ設定
⇒ドライバ設定
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①
③
③カラー処理:“プリンターによるカラー管理”を選択する
②
プリント設定<カラーマネージメント>
*マッチング方法:知覚的を選択
③カラー処理:“プリンターによるカラー管理”を選択する
①:カラーマネージメントを選ぶ
②ドキュメントプロファイルの確認
③カラー処理:“プリンターによるカラー管理”を選択する
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アプリケーションとOSのバージョンで設定が異なります。
最新のプリンタードライバーを前提としていますので、必ずアップデートしてください。 <http://www.epson.jp/products/colorio/printer/support/colormanagement/index.htm>を確認
注意!
Windows:XP SP2以降、Vista、7 MAC OS:OSX10.5以降
Windows:XP SP1以前、Vista、7 MAC OS:9.1~X10.4.×
Adobe Photoshop CS3以降
プリンターによるカラー管理
カラーマネージメントなし
Adobe Photoshop CS2以前
カラーマネージメントなし
Adobe Photoshop Elements 6以降
プリンターによるカラー管理
Adobe Photoshop Elements 5以前
カラーマネージメントなし
Adobe Photoshop Lightroom 1以降
プリンターによるカラー管理
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プリント設定<PX-5600・PX-5002・・・>
1.用紙種類を選択
2.色補正から自動を選択
3.用紙を選択
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1.ユーザー設定を選択
2.カラー調整から手動設定を選択
3.sRGBの場合 : EPSON基準色
Adobe RGBの場合 : Adobe RGB
プリント設定<PX-G5300、EP-902A・・・>
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⑤縦横設定
⑥余白とサイズを決める
*比率10%で始めるとラク
余白とサイズの任意の比率や、高さ・幅を設定できます。厳密に行なうには、解像度変更でおこない、印刷のフチの設定にも注意します。
プリント設定<レイアウト>
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⑤縦横設定
⑥余白とサイズを決める
*比率10%で始めるとラク
プリント設定<レイアウト> (CS4,5)
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⑦印刷
CS5では、この画面は出てきません。
プリント設定<印刷>
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レイヤーの種類
調整レイヤー
調整レイヤーと、画像レイヤーの2種類があります。
ゴミ取りや、焼きこみなど、直接画像を調整する場合は画像レイヤーを操作します。
画像レイヤー
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レイヤーマスクについて
レイヤーマスクを使うと、調整結果を部分的に効かせることができます。グラデーションはおすすめです。
明るく補正
変化なし
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レイヤーマスクの作り方
グラデーションマスク/選択マスクは作る順番が異なる
①調整レイヤーで調整を行ないます
②グラデーションを選択してかたちを
決めます
グラデーションの種類を選択
レイヤーマスク
③グラデーションをマスクを作ります
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紹介する選択方法は、“クイック選択ブラシです”
①“クイック選択ブラシ”を選びます
②選択したい場所をブラシで
なぞります
*選択範囲の境界を編集出来ます。
③マスクが作成され、
調整レイヤーで調整出来ます
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レイヤーを使った便利な調整①
元データそのままに、焼きこみ/覆い焼きをおこなう。
1.新規レイヤー⇒『描画モード:ソフトライト/不透明度:50%/ソフトライトの中性色で塗りつぶす:ON』
2.ブラシを使って調整します。 「黒=焼きこみ」、「白=覆い焼き」
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レイヤーを使った便利な調整②
元データそのままに、ゴミ取りをおこなう方法。
1.新規レイヤーをつくる
2.スタンプツールを選択。 *修正ブラシツール不可
3.オプションの『サンプル:すべてのレイヤー』に変更
4.レイヤーにコピー情報が反映され、ゴミ取りがおこなえます。
OFFにすると
調整レイヤー情報が含まれます
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作品制作の流れ <RAW編>
現像ソフトで開き、ストレートプリント後再度RAWを開く
任意のカラー設定で撮影
PhotoshopElements
自動補正なし
自動補正あり
ストレートプリント
再度RAW現像
完成
1.撮影データを把握!
2.モニタとの差を確認
3.調整目標を書き込み
4.全体調整はRAW現像
RAW現像
RAW
RAW
注意!
カラー設定
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RAW現像でのストレートプリント
スマートオブジェクトを利用した制作を体験
*注意「Camera RAW」を使う場合のみ
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調整の流れ<実習> -RAW現像-
ストレートプリント後の大まかな調整の流れ
角度調整/トリミング RAW現像:色温度、露光量
RAW現像:彩度・明瞭度 RAW現像:ディテール
補正部分:焼きこみ/覆い焼き、グラデーションマスク
ごみ取り 確認/プリント シャープ調整
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RAW現像基礎
色合い
露出
彩度‥
プレビューで確認!
トリミング
傾き補正
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RAWの特徴を利用した調整
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モノクロプリント方法
EP-802A PX-G5300 PX-5600 PX-5002
②モノクロ写真モード
使用プリンターによって、プリント方法が異なります。
①カラーモード
アプリでモノクロに変えてプリント プリントドライバーでモノクロプリント
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カラーでモノクロプリント
色補正:Epson基準色/AdobeRGB
アプリケーション設定 プリンタードライバー設定
カラー処理:プリンターによるカラー処理
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モノクロ写真モードでモノクロプリント
硬軟調 コントラスト比
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◆ 調整項目が1つのみでわかりやすい!
<おすすめ理由>
ハイパスを利用した方法をおすすめします。
くっきり見せる方法
<使いこなしのコツ>
■ 半径が少ないほうが、よりシャープな印象になる
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「ハイパス」によるシャープ処理とは
「描画モード<オーバーレイ>」 と「フィルター<ハイパス>」 との組み合わせでシャープ処理を行います。
元画像 オーバーレイ ハイパス 最終結果
「フィルター<ハイパス>」 で画像の中の輪郭を検知し、その輪郭部分のみ「描画モード<オーバーレイ>」でコントラストを上げた画像を重ねることによってクッキリみせています。
+ =
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印刷見本を作るためのプリント設定
プリンターの能力を限定したプリント方法
ICCプロファイルの選択が間違えやすい
マッチング方法:知覚的/相対的いずれかを使用する
プリンタープロファイル:正しいプロファイルを設定する *自動的に”色補正なし”が選ばれます。
EPSON 写真用紙
色補正なし
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プリンターのICCプロファイルについて
プリンタープロファイルは、プリンタ機種名+用紙名の組み合わせになっています。
例
PX5600使用、写真用紙<光沢>
:PX-5600PhotoPaper<G>
注意!! <G> ⇒グロッシー(光沢) <SG>⇒セミグロッシー(半光沢)⇒絹目調 _MK ⇒マットブラック使用 _PK ⇒フォトブラック使用
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データを変更しなくても、プリント画面で簡単に任意のふちが付いた状態でプリント出来ます。ふちに色をつけることも簡単です。
❶ファイル▶プリント
❷プリンタ 使用プリンタの選択
❸カラーマネージメント カラー処理の選択
❹ソースカラースペース sRGBかAdobeRGBを確認
❺プリンター環境設定 ドライバー設定▶ 用紙種類/サイズ/色補方法
❶ ❷
❸ ❹ ❺
❻拡大・縮小したプリントサイズ/比率を変える。
❻
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❼バウンディングボックスを使いふちを調節します。
❽出力▶背景▶背景色選択
❾ふちを確認します。 枠線が必要なら付けます。 出力▶境界線▶色/幅を選択
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アンシャープマスクについて 明暗差を強調してシャープに見せている
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調整項目について
量
半径
しきい値
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「Epson Print Plug-In for Photoshop」簡単確実プリント
細かな設定無しで、簡単に確実なプリントが出来ます。
残念ながら、対応機種とソフトが限定されます。
多彩なレイアウトが使えます。
注意!使用ソフト毎に、インストールが必要になります。
対応機種:PM-G4500 / PX-5002 / PX-5500 /
PX-5600 / PX-5800 / PX-G5000 / PX-G5100 /
PX-G5300 / PX-G920 / PX-G930
対応ソフト:Adobe Photoshop CS2・3・4 /
Adobe Photoshop Elements 4・5・6・7・8
*MYEPSONの登録が必要です
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①自動処理⇒
『Epson Print Plug-In for Photoshop』 ②『Epson Print Plug-In for Photoshop』に
画像を転送します
③『Epson Print Plug-In for Photoshop』が立ち上がります。
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④レイアウトを選び、画像をドラックすればレイアウト出来ます。プリンター機種、用紙サイズ/種類を選択してプリントボタンを押すだけ!
全日本写真連盟 関西本部 指導者 / エプソンクラブ 様向け
「エプソン デジタルプリント講座 -指導者講習会- 」 2010/09/14.15
企画発行:エプソン販売株式会社 エプソンフォトイメージングスクール ©2010 EPSON SALES JAPAN CORPORATION