22
2008 年 6 月 5 日 楽天証券株式会社 ________________________________________________________________________________ 〒106-6121 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 本資料は、掲載されているいかなる銘柄についても、その売買に関する勧誘を意図して作成したものではありません。本資料に掲載さ 経済研究所企業調査レポート れているアナリストの見解は、各投資家の状況、目標、あるいはニーズを考慮したものではなく、また特定の投資家に対し特定の銘柄、 投資戦略を勧めるものではありません。また掲載されている投資戦略は、すべての投資家に適合するとは限りません。銘柄の選択、売 買、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料で提供されている情報については、 当社が情報の完全性、確実性を保証するものではありません。本資料にてバリュエーション、レーティング、推奨の根拠、リスクなど が言及されている場合、それらについて十分ご検討ください。また、過去のパフォーマンスは、将来における結果を示唆するものでは ありません。アナリストの見解や評価、予測は本資料作成時点での判断であり、予告なしに変更されることがあります。当社は、本資 料に掲載されている銘柄について自己勘定取引を行ったことがあるか、今後行う場合があり得ます。また、引受人、アドバイザー、資 金の貸手等となる場合があり得ます。当社の親・子・関係会社は本資料に掲載されている銘柄について取引を行ったことがあるか、今 後取引を行う場合があり得ます。掲載されているレポート等は、アナリストが独自に銘柄等を選択し作成したものであり、対象会社か ら対価を得て、又は取引を獲得し若しくは維持するために作成するものではありません。この資料の著作権は楽天証券に帰属しており、 事前の承諾なく本資料の全部または一部を引用、複製、転送などにより使用することを禁じます。本資料の記載内容に関するご質問・ ご照会等には一切お答えいたしかねますので予めご了承お願いいたします。 連結決算 コナミ(9766 東証 1 ) 株価 3,560 円(08 年 6 月 5 日終値) 株価レーティング A→A 株価レーティング(基準株価は表紙記載の株価) A:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が 20%以上上昇すると予想される B:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が 5%以上 20%未満上昇すると予想される C:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が±5%未満の範囲に留まると予想される D:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が 5%以上 20%未満下落すると予想される E:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が 20%以上下落すると予想される 決算説明会 セクター:エンタテインメント アナリスト:今中 能夫 08.3 09.3 予 会社新 09.3 予 楽天証券旧 09.3 予 楽天証券新 10.3 予 楽天証券旧 10.3 予 楽天証券新 11.3 予 楽天証券新 07.10-12 3Q 08.1-3 4Q 売上高(百万円) 前年比(%) 297,402 6.1 330,000 11.0 320,000 7.6 335,000 12.6 350,000 9.4 346,000 3.3 378,000 9.2 95,987 3.4 67,672 -0.3 営業利益(百万円) 前年比(%) 33,839 20.2 45,000 33.0 42,000 24.1 46,000 35.9 52,000 23.8 49,000 6.5 58,000 18.4 19,112 15.3 1,685 16.4 税引前当期利益 (百万円) 前年比(%) 32,834 19.1 44,500 35.5 41,500 26.4 45,500 38.6 51,500 24.1 48,500 6.6 57,500 18.6 18,859 13.0 900 -9.5 当期純利益(百万円) 前年比(%) 18,345 13.2 26,000 41.7 23,500 28.1 26,600 45.0 29,200 24.3 28,400 6.8 33,600 18.3 11,622 22.7 435 -73.2 EPS(円) 133.6 189.3 171.1 193.7 212.6 206.8 244.7 配当(円) 54.0 54.0 54.0 60.0 64.0 60.0 70.0 PER(倍) 26.6 18.8 20.8 18.4 16.7 17.2 14.5 株式時価総額 4889 億円 発行済株数 137,321 千株(他に自己 株 6,178 千株) PCFR 12.5 倍(09/3 期予) PBR(08/3 期ベース) 2.7 倍 配当利回り(09/3 期予) 1.68% ROE(09/3 期予) 14.6% 自己資本比率 57.2%(08/3 期末) 目標株価レンジ 4,800~5,000 円 「メタルギアソリッド4」6 月 12 日発売 要 約 08/3 期は表記のように 20%営業増益だった。家庭用ゲームソフトでは欧州中心に サッカーゲームが好調だった。業務用ゲーム機もネットワークゲーム機 「e-Amusement」が順調に伸びた。また、カードゲームも増収だった。一方で、健康 サービス事業が運営経費の上昇や不況の影響で 30%営業減益となった。 09/3 期は、6 月 12 日に全世界で発売される PS3 用ソフト「メタルギアソリッド4」の 売れ行きが業績を左右すると思われる。楽天証券では今期中に 300~400 万本売 れると予想しているが、会社予想に織り込まれている数字はもっと保守的のようだ。 健康サービス事業の伸び悩みが予想されるが、会社予想業績は十分達成可能で 上乗せの可能性もあろう。 株価レーティングAを維持する。目標株価レンジは 3,600~3,800 円から 4,800~ 5,000 円に引き上げる。

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2008 年 6 月 5 日

楽天証券株式会社________________________________________________________________________________

〒106-6121 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー

本資料は、掲載されているいかなる銘柄についても、その売買に関する勧誘を意図して作成したものではありません。本資料に掲載さ

経済研究所企業調査レポート

れているアナリストの見解は、各投資家の状況、目標、あるいはニーズを考慮したものではなく、また特定の投資家に対し特定の銘柄、

投資戦略を勧めるものではありません。また掲載されている投資戦略は、すべての投資家に適合するとは限りません。銘柄の選択、売

買、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本資料で提供されている情報については、

当社が情報の完全性、確実性を保証するものではありません。本資料にてバリュエーション、レーティング、推奨の根拠、リスクなど

が言及されている場合、それらについて十分ご検討ください。また、過去のパフォーマンスは、将来における結果を示唆するものでは

ありません。アナリストの見解や評価、予測は本資料作成時点での判断であり、予告なしに変更されることがあります。当社は、本資

料に掲載されている銘柄について自己勘定取引を行ったことがあるか、今後行う場合があり得ます。また、引受人、アドバイザー、資

金の貸手等となる場合があり得ます。当社の親・子・関係会社は本資料に掲載されている銘柄について取引を行ったことがあるか、今

後取引を行う場合があり得ます。掲載されているレポート等は、アナリストが独自に銘柄等を選択し作成したものであり、対象会社か

ら対価を得て、又は取引を獲得し若しくは維持するために作成するものではありません。この資料の著作権は楽天証券に帰属しており、

事前の承諾なく本資料の全部または一部を引用、複製、転送などにより使用することを禁じます。本資料の記載内容に関するご質問・

ご照会等には一切お答えいたしかねますので予めご了承お願いいたします。

連結決算

コナミ(9766 東証 1 部) 株価 3,560 円(08 年 6 月 5 日終値) 株価レーティング A→A

株価レーティング(基準株価は表紙記載の株価)

A:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が 20%以上上昇すると予想される

B:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が 5%以上 20%未満上昇すると予想される

C:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が±5%未満の範囲に留まると予想される

D:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が 5%以上 20%未満下落すると予想される

E:今後6~12 ヶ月間で絶対株価が 20%以上下落すると予想される

決算説明会

セクター:エンタテインメント

アナリスト:今中 能夫

08.3 09.3 予 会社新

09.3 予 楽天証券旧

09.3 予 楽天証券新

10.3 予 楽天証券旧

10.3 予 楽天証券新

11.3 予 楽天証券新

07.10-123Q

08.1-34Q

売上高(百万円)

前年比(%) 297,402

6.1330,000

11.0 320,000

7.6335,000

12.6350,000

9.4346,000

3.3 378,000

9.2 95,987

3.467,672-0.3

営業利益(百万円)

前年比(%) 33,83920.2

45,000 33.0

42,00024.1

46,00035.9

52,00023.8

49,000 6.5

58,000 18.4

19,11215.3

1,68516.4

税引前当期利益(百万円)

前年比(%) 32,83419.1

44,500 35.5

41,50026.4

45,50038.6

51,50024.1

48,500 6.6

57,500 18.6

18,85913.0

900-9.5

当期純利益(百万円)

前年比(%) 18,34513.2

26,000 41.7

23,50028.1

26,60045.0

29,20024.3

28,400 6.8

33,600 18.3

11,62222.7

435-73.2

EPS(円) 133.6 189.3 171.1 193.7 212.6 206.8 244.7

配当(円) 54.0 54.0 54.0 60.0 64.0 60.0 70.0

PER(倍) 26.6 18.8 20.8 18.4 16.7 17.2 14.5

株式時価総額 4889 億円 発行済株数 137,321 千株(他に自己株 6,178 千株) PCFR 12.5 倍(09/3 期予) PBR(08/3 期ベース) 2.7 倍 配当利回り(09/3 期予) 1.68% ROE(09/3 期予) 14.6% 自己資本比率 57.2%(08/3 期末) 目標株価レンジ 4,800~5,000 円

「メタルギアソリッド4」6月 12 日発売 要 約

08/3 期は表記のように 20%営業増益だった。家庭用ゲームソフトでは欧州中心に

サッカーゲームが好調だった。業務用ゲーム機もネットワークゲーム機

「e-Amusement」が順調に伸びた。また、カードゲームも増収だった。一方で、健康

サービス事業が運営経費の上昇や不況の影響で 30%営業減益となった。

09/3 期は、6 月 12 日に全世界で発売される PS3 用ソフト「メタルギアソリッド4」の

売れ行きが業績を左右すると思われる。楽天証券では今期中に 300~400 万本売

れると予想しているが、会社予想に織り込まれている数字はもっと保守的のようだ。

健康サービス事業の伸び悩みが予想されるが、会社予想業績は十分達成可能で

上乗せの可能性もあろう。

株価レーティングAを維持する。目標株価レンジは 3,600~3,800 円から 4,800~

5,000 円に引き上げる。

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経済研究所企業調査レポート

08 年 3 月期の概要 ■ 08/3 期は、売上高は 6.1%増と小幅増収に止まったが、営業利益は

20.2%増益と二桁増益だった。

部門別に見ると、デジタルエンタテインメント事業が 17.0%営業増益となった。ゲームソフトが

販売本数は 3.7%増と小幅増だったものの、採算のよいサッカーゲームや音楽ゲームが好

調だったこと、これも採算のよいカードゲームが増収だったことなどが寄与した。また、ゲーミ

ング&システム事業が 28.8%営業増益、「その他または全社・消去」(この中にパチンコ、パ

チスロ向け液晶基板とパチスロ機が入る)の赤字幅が 07/3 期の 117 億 8100 万円から 96 億

800 万円に縮小した。カジノマシンとパチスロ機が売り上げ増加によって急速に利益率が向

上していることが寄与している。

一方で、フィットネスクラブ運営の健康サービス事業は 29.6%営業減益となった。

表1

セグメント別業績推移03/3期 04/3期 05/3期 06/3期 07/3期 08/3期 09/3期 09/3期 10/3期 11/3期

会社予想 楽天証券予想 楽天証券予想 楽天証券予想

デジタルエンタテインメント事業売上高:外部顧客向け 164,883 181,987 162,797 163,624 164,800 178,382 204,000 206,000 228,000売上高:内部売上高 2,846 3,428 874 1,652 244 557 1,000 1,000 1,000売上高計 167,729 185,415 163,671 165,276 165,044 178,939 200,000 205,000 207,000 229,000前年比 9.2% 10.5% -11.7% 1.0% -0.1% 8.4% 11.8% 14.6% 1.0% 10.6%営業利益 37,886 47,460 32,653 33,850 30,234 35,360 43,000 45,500 45,000 52,000営業利益率 22.6% 25.6% 20.0% 20.5% 18.3% 19.8% 21.5% 22.2% 21.7% 22.7%前年比 10.9% 25.3% -31.2% 3.7% -10.7% 17.0% 21.6% 28.7% -1.1% 15.6%

健康サービス事業売上高:外部顧客向け 78,437 78,875 78,843 81,117 88,326 86,196 94,500 98,500 102,500売上高:内部売上高 88 24 263 92 133 348 500 500 500売上高計 78,525 78,899 79,106 81,209 88,459 86,544 95,000 95,000 99,000 103,000前年比 19.6% 0.5% 0.3% 2.7% 8.9% -2.2% 9.8% 9.8% 4.2% 4.0%営業利益 -49,412 -17,059

-1,813

-169

-2,934 -3,452 -1,139 -1,746 -377 -905 -1,000 -1,000 -1,000-812 -1,849

-10,175 -10,211 -8,006 -14,370 -11,781 -9,608 -7,500 -8,500 -6,500 -6,000

-21,870

2,772 2,047 7,522 5,293 6,000 5,500 6,000 6,500営業利益率 -62.9% 3.5% 2.6% -21.0% 8.5% 6.1% 6.3% 5.8% 6.1% 6.3%前年比 968.8% -105.6% -26.2% -933.4% -144.1% -29.6% 13.4% 3.9% 9.1% 8.3%

減損費用 47,599 0 0 19,713 0 0 0 0 0 0営業利益(減損費用控除前) 2,772 2,047 2,654 7,522 5,293 6,000 5,500 6,000 6,500営業利益率(減損費用控除前) -2.3% 3.5% 2.6% 3.3% 8.5% 6.1% 6.3% 5.8% 6.1% 6.3%前年比 -60.8% -252.9% -26.2% 29.7% 183.4% -29.6% 13.4% 3.9% 9.1% 8.3%

ゲーミング&システム事業売上高:外部顧客向け 8,215 10,947 11,641 10,621 16,744 18,471 21,000 24,000 27,000売上高:内部売上高 0 0 2 2 0 0 0 0 0売上高計 8,215 10,947 11,643 10,623 16,744 18,471 21,000 21,000 24,000 27,000前年比 168.2% 33.3% 6.4% -8.8% 57.6% 10.3% 13.7% 13.7% 14.3% 12.5%営業利益 692 1,442 60 2,170 2,794 3,500 3,500 4,500 5,500営業利益率 -2.1% 6.3% 12.4% 0.6% 13.0% 15.1% 16.7% 16.7% 18.8% 20.4%前年比 -93.8% -509.5% 108.4% -95.8% 3516.7% 28.8% 25.3% 25.3% 28.6% 22.2%

その他又は全社・消去売上高:外部顧客向け 2,122 1,603 7,410 6,775 10,409 14,353 15,000 17,000 20,000売上高:内部売上高売上高計 6,271 5,029 10,032 13,448 14,000 14,000 16,000 19,000前年比 -125.2% 127.7% -439.2% -19.8% 99.5% 34.1% 4.1% 39.6% 19.0% 18.8%営業利益営業利益率 1253.1% 552.2% -127.7% -285.7% -117.4% -71.4% -53.6% -60.7% -40.6% -31.6%前年比 16.7% 0.4% -21.6% 79.5% -18.0% -18.4% -21.9% -11.5% -23.5% -7.7%

合計売上高 253,657 273,412 260,691 262,137 280,279 297,402 330,000 335,000 346,000 378,000前年比 12.4% 7.8% -4.7% 0.6% 6.9% 6.1% 11.0% 12.6% 3.3% 9.2%営業利益 40,713 28,136 2,481 28,145 33,839 45,000 46,000 49,000 58,000営業利益率 -8.6% 14.9% 10.8% 0.9% 10.0% 11.4% 13.6% 13.7% 14.2% 15.3%前年比 -220.9% -286.2% -30.9% -91.2% 1034.4% 20.2% 33.0% 35.9% 6.5% 18.4%

営業利益(減損費用控除前) 25,729 40,713 28,136 22,194 28,145 33,839 45,000 46,000 49,000 58,000営業利益率(減損費用控除前) 10.1% 14.9% 10.8% 8.5% 10.0% 11.4% 13.6% 13.7% 14.2% 15.3%前年比 42.3% 58.2% -30.9% -21.1% 26.8% 20.2% 33.0% 35.9% 6.5% 18.4%

単位:百万円出所:会社資料より楽天証券作成

楽天証券株式会社_______________________________________________________________________________

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経済研究所企業調査レポート

デジタルエンタテインメント事業 ■ デジタルエンタテインメント事業の中の「ゲームソフト」事

業では、サッカーゲーム(日本では「ウィニングイレブン」、欧米では「Pro Evolution Soccer」)

が 07/3 期 847 万本から 08/3 期 943 万本へ 11.3%伸びた。本場欧州での売り上げは、推定

で 07/3 期約 600 万本、08/3 期約 680 万本。2008 年版はPS3、PS2、Xbox360、DS用が 08/3

期に発売され、Wii版が 2008 年 4 月に発売されたが、前作 2007 年版を上回る評価を受けた。

サッカーゲームとしての評価は、欧州で競合する米エレクトロニック・アーツに対するそれを

既に抜き、世界 高の評価を受けている。スポーツゲームの開発費は他のジャンルのゲー

ムに比べ安いにもかかわらず、コナミのサッカーゲームは順調に売り上げを伸ばしているた

め、業績への貢献度は大きいと思われる。

また、「カードゲーム」(遊戯王カードなど)は 08/3 期に増収となった。デジタルエンタテインメ

ント事業の売上区分が変更されたため、06/3 期までの「トイ・ホビー」事業から「玩具」を「その

他」に移して、残りが07/3期から「カードゲーム」となった。そのため、07/3期以降とそれ以前

とは接続性がないが、06/3 期、07/3 期とカードゲーム事業は連続減収だったと思われる。こ

れが 08/3 期は増収転換した。カードゲームは素材が紙であり、推定粗利益率 80~90%以

上、推定営業利益率 50%以上の、コナミの事業の中で も高収益の事業である。これが増

収転換したことは業績に大きく寄与したと思われる。

「アミューズメント」(業務用ゲーム機)事業も順調だった。ネットワーク型ゲーム機シリーズ

「e-Amusement」の累積台数は 61000 台となり、年間純増数は 07/3 期 13000 台、08/3 期

7000 台と半減したが、これのサーバー管理費(ゲームセンターから徴収する。「オンライン」

に計上される)が積み上がっており、これも業績に寄与したと思われる。

09/3 期もデジタルエンタテインメント事業は好調と思われる。「メタルギアソリッド4」の寄与に

ついては後述するが、ゲームソフト以外にもカードゲームが08/3期に増収転換して、09/3期

も順調に伸びると思われることは業績の好調要因の一つである。また、アミューズメントもe

-AMUSEMENT の設置台数増加が続くと思われる。これのサーバー管理費が重要な収入に

なっている。

注:08/3 期よりオンラインゲーム(ゲームソフトに区分される。デジタルエンタテインメント事業

の中の「オンライン」は携帯ゲームとe-Amusement のサーバー管理費である)の販売に関し

て、オンラインゲームの販売期間(コナミでは 6 ヵ月間)に収益を分割計上する会計方針を採

用した。これにより、約 20 億円のゲームソフト売上高が 09/3 期に繰り延べられている。

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経済研究所企業調査レポート

表2デジタルエンタテインメント事業内訳旧区分 03/3期 04/3期 05/3期 06/3期 07/3期

ゲームソフト 875 925 911 842 836前年比 -2.9% 5.7% -1.5% -7.6% -0.7%トイ&ホビー 459 575 386 367 254前年比 79.3% 25.3% -32.9% -4.9% -30.8%アミューズメント 343 354 304 330 401前年比 -9.5% 3.2% -14.1% 8.6% 21.5%オンライン 66 151 179前年比 128.8% 18.5%マルチメディア/その他 24 23 21前年比 -4.2% -8.7%消去 -54 -60 -42

売上高合計 1,677 1,854 1,637 1,653 1,649前年比 9.2% 10.6% -11.7% 1.0% -0.2%営業利益 379 475 327 339 314営業利益率 22.6% 25.6% 20.0% 20.5% 19.0%前年比 10.8% 25.3% -31.2% 3.7% -7.4%

新区分 07/3期 08/3期 09/3期 09/3期 10/3期 11/3期会社予想 楽天証券予想 楽天証券予想 楽天証券予想

ゲームソフト 836 874 1,040 950 1,070前年比 -0.7% 4.5% 19.0% -8.7% 12.6%カードゲーム 241 266 290 320 350前年比 -34.3% 10.4% 9.0% 10.3% 9.4%アミューズメント 383 436 480 530 570前年比 16.1% 13.8% 10.1% 10.4% 7.5%オンライン 181 199 220 240 260前年比 19.9% 9.9% 10.6% 9.1% 8.3%その他 9 14 20 30 40前年比 -60.9% 55.6% 42.9% 50.0% 33.3%

売上高合計 1,650 1,789 2,000 2,050 2,070 2,290前年比 -0.2% 8.4% 11.8% 14.6% 1.0% 10.6%営業利益 302 354 430 455 450 520営業利益率 18.3% 19.8% 21.5% 22.2% 21.7% 22.7%前年比 -10.9% 17.2% 21.5% 28.5% -1.1% 15.6%

単位:億円出所:会社資料、予想は楽天証券

注1:08/3期よりデジタルエンタテインメント事業の区分が変更された。トイ&ホビーの中のカードゲームが独立し玩具はその他になった。アミューズメントの中のe-AMUSEMENTのサーバー管理費はオンラインに移った。

注3:07/3期まで全体のセグメントの「その他」に含まれていたポータル事業は08/3期よりデジタルエンタテインメント事業に含まれるようになった。上記の旧区分、新区分はこの変更を反映している。

注2:新区分の07/3期前年比は、旧区分の06/3期との比較なので、注1記載の事業区分は接続しない。

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表3

コナミのゲームソフト販売本数地域別

07/3期 08/3期 09/3期予 10/3期予 11/3期予日本 939 962 1000 950 1000北米 511 446 600 600 670欧州 770 897 1070 1080 1180アジア 30 28 30 50 6合計 2250 2333 2700 2680 2910ジャンル別

07/3期 08/3期 09/3期予 10/3期予 11/3期予サッカー 847 943 1040 1140 1240野球 156 166 180 190 200アニメ 264 244 220 220 240音楽 195 230 250 280 330メタルギア 110 111 400 200 150その他 678 639 610 650 750合計 2250 2333 2700 2680 2910プラットフォーム別

07/3期 構成比 08/3期 構成比PS2 1062 47.2% 796 34.1%PSP 326 14.5% 383 16.4%PS3 7 0.3% 194 8.3%Wii 41 1.8% 205 8.8%DS 493 21.9% 558 23.9%GBA 59 2.6% 7 0.3%Xbox360 142 6.3% 124 5.3%Xbox 36 1.6% 2 0.1%PC 68 3.0% 56 2.4%その他 18 0.8% 9 0.4%合計 2250 100.0% 2333 100.0%単位:万本出所:会社資料、予想は楽天証券注:他社ソフトの受託販売を含む。

0

グラフ1  e-AMUSEMENT累計設置台数(単位:台、出所:会社資料より楽天証券作成)

12000

27000

33000

41000

54000

61000

0

10000

20000

30000

40000

50000

60000

70000

03/3末 04/3末 05/3末 06/3末 07/3末 08/3末楽天証券株式会社_______________________________________________________________________________

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「メタルギアソリッド4」 ■ 09/3 期業績を左右する大きな要因がPS3 用ソフト「メタルギアソリッ

ド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」(MGS4、全世界で 6 月 12 日発売予定)の売れ行きであ

る。前作「3」は 2004 年 12 月に発売され、これまでPS2 版だけで 400 万本以上売れた。

「MGS4」は開発に3年かけた大作である。PS3専用ソフトだが、PS3だけに対応したのはブ

ルーレイディスクの大容量を生かし、高性能CGを実現するマシンが PS3 以外にないため。

日本での価格は税込み 8800 円、税抜き 8381 円。北米は 59.99 ドル(税抜き、1$=104 円

換算で約6200円)、イギリス39.99ポンド(同、1£=207円換算で約8300円)、フランス69.90

ユーロ(同、1€ =163円換算で約 11400 円)である。

開発費と広告費は不明だが、開発費は推定で 40~50 億円、広告費も開発費よりもやや少

ない程度の金額を投入すると思われるため、合わせて 70~90 億円程度かかると思われる。

PS3用ソフトとしては、これまで発売されたソフトの中で 高の品質となろう。

MGS4の営業利益への寄与を簡単に試算してみる。販売価格を3地域平均で 8600 円、出

荷掛け率を 65~70%、ソニー・コンピュータエンタテインメントに支払う委託生産費を 2100~

2300 円と想定する。楽天証券の 09/3 期予想販売本数は 300~400 万本(地域別は、日本

50~70 万本、北米 100~150 万本、欧州その他 150~180 万本)、開発費と広告費を合わせ

て 70~90 億円と想定する。ここから試算すると、MSG4 の推定営業利益は、概ね 30~60 億

円と思われる。ちなみに、販売本数が 200 万本程度なら、利益はほぼゼロか赤字と思われ

る。

PS3 の累計出荷台数は 08/3 期末で 1285 万台である。この程度の出荷台数で果たして 400

万本売れるのかという疑問を持つ向きもあろう。これに対して、楽天証券では、次のように考

えている。

① 特定優良ソフトへの需要の集中:世界のゲームソフト市場で特定の優良ソフトに需要が

集中する現象が起きている。例えば、2007 年 9 月発売の「Halo 3」(Xbox360 用、マイクロ

ソフト)は 12 月末の Xbox360 累計台数が 1770 万台しかない中で、810 万本以上を出荷

した。店頭在庫を考慮しても Xbox360 ユーザーの約 40%が「Halo 3」を購入したことにな

る。Xbox360 ユーザーにはアクション、シューティングなどのジャンルの熱烈なゲームファ

ンが多いが、PS3 も Xbox360 とユーザー層が重なるため、特定の優良ソフトに需要が集

中すると予想できるのである。

② 「MGS4」はPS3市場を牽引するだろう:また、「MGS4」クラスの優良ソフトはハード市場

を牽引すると思われる。PS3市場を牽引しながら、半年以上かけて 300~400 万本売れ

る可能性がある。ちなみに、ソニーの 09/3 期の PS3 ハード販売台数予想は 1000 万台

(08/3 期 924 万台)だが、これが達成されると 09/3 期末累計台数が 2285 万台になる。

この台数ならばMGS4のような優良ソフトが数タイトル発売されても、各々数百万本売れ

る市場になるだろう。また、このような優良ソフトのヒットによって、ソニー予想のPS3ハー

ド 1000 万台に 200~300 万台が上乗せされる可能性もある。

③ PS3用ソフト市場は比較的競合が少ない:PS3は、ゲーム機としての性能が他のゲーム

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機に比べ群を抜いて高い上、メディアにブルーレイディスクを使うため、25~50 ギガバイ

トの大容量ゲームを作ることになる(MGS4は 50Gの2層ディスクを使う)。したがって優

良ゲームほど開発しにくい。また Xbox360 や Wii に比べ累計出荷台数が少ないため、損

益分岐点販売本数が大きい大型優良ゲームほどタイトル数が少ない。少なくとも今後1

~2年はこの状態が続くと思われ、PS3市場は、大型優良ソフトに限れば競合は比較的

少ないと思われる。したがって、コナミなど有数の大手ソフト会社にとっては事業チャンス

となろう。

楽天証券では09/3期業績予想に「MGS4」の販売本数を300~400万本、営業利益への寄

与を 30~60 億円と幅を持たせて予想し、デジタルエンタテインメント事業の営業利益を会社

予想の 430 億円に対して 455 億円と予想する。デジタルエンタテインメント事業の営業利益

はMGS4がない状態で 10~15%以上伸びるポテンシャルがあるため、これにMGS4からの

利益が加わることになる。

ただし、MGS4の売れ行きが好調の場合、会社側は他のソフトの発売を来期に延期する可

能性がある。そうすることで 09/3 期、10/3 期の業績変動を緩やかなものにする可能性がある。

また、10/3 期にはMGS4の派生版を PSP、Wiiなど他機種で発売すると思われる。これらは

10/3 期の業績に寄与すると思われる。

MGS4の評価は海外中心にかなり高く、09/3 期の当事業部門の業績は好調が予想される。

10/3 期に予想されるMGS4の反動も大きくはないと思われる。

グラフ2  コナミの家庭用ゲームソフト販売本数:ジャンル別(単位:万本、出所:会社資料、予想は楽天証券、主なジャンルのみ)

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

03/3期 04/3期 05/3期 06/3期 07/3期 08/3期 09/3期予 10/3期予 11/3期予

メタルギア

サッカー

音楽

野球

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健康サービス事業 ■ 08/3 期の健康サービス事業は大幅減益となった。この要因は不況で

会員数が減少したこと、石油代など運営経費が上昇したが、事業の性格と、小型フィットネス

ジムとの競合から値上げ出来なかったため。東京電力から3月 6 日付けで同社子会社の「ス

ポーツフレックス・ジャパン」を買収したが、この寄与は 09/3 期からになる。

09/3 期は、会社予想によれば「スポーツフレックス・ジャパン」がフル寄与するため、この事業

は増益転換する。しかし、08/3 期の減益要因だった燃料費など諸経費の上昇、不況と他業

態との競合による会員数の減少は 09/3 期にも当てはまる問題であり、今期もこの事業は楽

観できないと思われる。

また、楽天証券では、コナミの大型店舗中心の施設運営は今後リスクが大きくなると考えて

いる。即ち、安い会費で急速に店舗数と会員数を伸ばしている小型店舗との競合とともに、

任天堂の「Wii Fit」や「ビリー・ブート・ザ・キャンプ」などのフィットネス DVD が健康サービス

事業と競合すると思われるからである。要するに、ジムに通わなければ出来なかったフィット

ネスが、家庭で安価にゲーム感覚で手軽に出来るようになってきたということである。

健康サービス事業の今後を見るときに重要なのが、2008 年 4 月より 40~74 歳の保険加入者

を対象にして導入された「特定健康診断・特定保健指導」である。メタボリック・シンドローム

(内臓脂肪症候群)の予防・改善を目的に導入された制度で、2013 年度からは健康増進の

成果に応じて、企業の健康保険組合から国に払う拠出金が増減する仕組みが導入されるこ

とになっている。

特定健康診断では、40 歳~74 歳までの人で、腹まわり(おへそのまわりの一番大きい部分)

が男性 85cm以上、女性 90cm以上の人、または、腹まわりは基準以下でも、BMI(肥満度を

あらわす指標)が 25 以上の人、加えて、その他の検査項目(血糖値、中性脂肪、HDLコレス

テロール、血圧)の中で2項目が要注意数値を示した人をグループ分けして特定保険指導を

行う。該当者は、減量するために食生活や運動等の指導を受けることになる。

この特定検診、特定指導を事業化するために、コナミはリゾートソリューションと提携するなど

して、企業の従業員の健康管理をトータルに行うサービスを展開しており、既に数社と契約

した模様。会社側はこの事業が今後のコナミの健康サービス事業にとって重要なものになる

と考えている。

一方で、経費増加や、上述したようなフィットネス市場の変化は、大型店舗中心に運営して

いるコナミにとって無視できない問題である。楽天証券では特定検診の寄与が業績に反映

されるようになるのは 10/3 期~11/3 期以降であり、09/3 期の業績には注意が必要であると

考えている。

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表4コナミの健康サービス事業

直営施設数 受託施設数 直営会員数 前年比02/3末 189 30 76.003/3末 205 33 85.7 12.8%04/3末 208 32 84.4 -1.5%05/3末 205 28 82.9 -1.8%06/3末 209 67 96.0 15.8%06/6末 209 101 97.5 17.3%06/9末 209 102 99.2 10.2%06/12末 210 103 98.3 6.7%07/3末 208 104 98.9 3.0%07/6末 208 111 99.1 1.6%07/9末 208 111 99.3 0.1%07/12末 208 112 96.9 -1.5%08/3末 222 110 97.8 -1.1%

単位:施設、万人出所:会社資料より楽天証券作成

ゲーミング&システム事業、その他事業 ■ ゲーミング&システム事業(カジノマシンの製造

販売)と「その他」の中のパチスロ機も好調だった。いずれも高収益事業であり、限界利益率

が高く、増収によって利益額、利益率がともに大きく伸びている。

09 年 3 月期業績見通し ■ 会社側の 09/3 期業績予想は、中期計画の数値をそのまま業績

予想としたものである。したがって、これまでのような控えめな業績予想とはなっておらず、営

業利益で 30%以上の伸びを見込むものとなっている。

楽天証券では、今期のコナミの業績はこの会社予想を若干超過すると予想している。09/3

期営業利益は会社予想の 450 億円(前年比 33.0%増)に対して 460 億円(同 35.9%増)と

予想する。

このように予想する主な理由は、「MGS4」の好調により、デジタルエンタテインメント事業の

営業利益が会社予想の430億円を上回り455億円に達すると予想していることである。また、

同じくデジタルエンタテインメント事業のカードゲームも増収が続くと思われることも、この事

業部門の好調を予想する理由である。

また、ゲーミング&システム事業も会社予想通りの好調な業績を予想する(09/3 期会社予想

営業利益は 35 億円、前年比 25.3%増)。サブプライム問題のラスベガス等のカジノリゾート

への影響が懸念材料だが、世界のカジノ市場が成長していること、コナミのこの分野の事業

規模がまだ小さいことから、大きな影響はないと思われる。

一方で、健康サービス事業は、特定検診関連の需要がある程度見込まれるとはいえ、景況

と競合を考えると、会社予想のような二桁増益は、スポーツフレックス・ジャパンの買収効果

を考慮しても困難かもしれない。楽天証券では、健康サービス事業の 09/3 期について会社

予想営業利益 60 億円(前年比 13.4%増)に対して 55 億円(同 3.9%増)と予想している。

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また、「その他または全社・消去」の中のパチンコ用液晶基板とパチスロ事業についても、

07/3期から08/3期にかけてはパチスロ機の新規参入に成功し、この区分の営業損失(本社

経費が含まれるため営業損失になる)が 118 億円から 96 億円に縮小したが、09/3 期もこの

ように急ピッチで損益が改善するかどうか不透明である。特にパチスロ機は、パチスロホール

業界が不況であり、新規参入のコナミの好業績が続くとは必ずしもいえないと思われる。楽

天証券では、09/3 期の「その他/消去」の区分の営業赤字を会社予想 75 億円に対して 85

億円とした。ただし、10/3 期は景気回復を見込んで伸び率が回復すると予想した。

なお、為替に関しては今期の前提レート前提が1$=100 €円、1 =160 円である。為替レート

が、今期業績に大きな影響を与えることは当面は考えにくい。

10 年 3 月期以降の業績見通し ■ MGS4後の反動について、会社側では 08/3 期決算説

明会において2~3年前から準備していた大型新作を 10/3 期に投入するとコメントした。特

に海外市場の拡大がターゲットになる。また、MSG4が予想以上に売れた場合(300~400

万本以上売れた場合)、一部のソフトを10/3期に延期するなどある程度業績の「調整」を行う

可能性もある。したがって、デジタルエンタテインメント事業の 10/3 期については、大幅減益

はないと思われる。楽天証券では同事業の10/3 期営業利益を450 億円(前年比 1.1%減)、

11/3 期 520 億円(同 15.6%増)と予想する(表1参照)。

ゲーミング&システム事業も順調に成長すると思われる。サブプライム問題の影響はそれが

09/3期に発生したとしても、10/3期以降には薄くなると思われる。また、国内のパチスロ事業

についても順調な成長を想定した。

一方、健康サービスについては、特定検診関連が本当にコナミにとっての収益事業になる

のか、あるいは、小型店舗やWiiFitとの競合について、不透明感が強い。10/3 期、11/3 期

とも一桁営業増益とした。

このように考えて、全体の営業利益を 10/3 期 490 億円(前年比 6.5%増)、11/3 期 580 億円

(18.4%増)と予想した。

配当予想 ■ 会社側は公約配当性向を示しておらず現在のところ 54 円配を続けているが、

概ね配当性向 30%以上を目標にしている。このことを考慮して、09/3 期は会社予想配当 54

円に対して 60 円を、10/3 期、11/3 期は各々60 円、70 円と予想した。

株価見通し ■ MGS4は当初 08/3 期下期に発売される予定だったが、08 年 6 月に延期さ

れた。したがって、07/3 期以降の株価にはMGS4の業績寄与が織り込まれていたと思われ

る。07/3期~08/3期の予想PERレンジは20~31倍である。発売直前の現在は楽天証券予

想ベースで 18.4 倍(6 月 5 日終値ベース)だが、今後はMGS4の売れ行きと業績の上乗せ

見込みの可能性を見ながら株価が変動する思われる。楽天証券ではMGS4が予想通りある

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いは予想以上に売れて会社予想業績が上方修正される可能性と、MGS4以外のゲームソ

フトやカードゲームなど、デジタルエンタテインメント事業の他の事業の拡大の可能性を考慮

して、向こう1年間の適正PERを過去2年間の中間である 20 倍台半ばと考えている。ここから、

今後 1 年間の目標株価レンジを 4800~5000 円とした。株価レーティングはAとした。

グラフ3  コナミの株価とPER(株価は左目盛、PERは右目盛)

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

1996

年5月

1996

年9月

1997

年1

197年

5月

1997

年9月

1998

年1月

1998

年5月

1998

年9月

1999

年1月

1999

年5月

1999

年9月

2000

年1月

2000

年5月

2000

年9月

2001

年1月

2001

年5月

2001

年9月

2002

年1月

2002

年5月

2002

年9月

2003

年1月

2003

年5月

2003

年9月

2004

年1月

2004

年5月

2004

年9月

2005

年1月

2005

年5月

2005

年9月

2006

年1月

2006

年5月

2006

年9月

2007

年1月

2007

年5月

2007

年9月

2008

年1月

2008

年5月

-30.0

-20.0

-10.0

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

分割調整後終値(月末値)

PER

9

グラフ4  コナミのEPSとPER(EPSは左目盛、PERは右目盛)

-250

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

250

199

6年

5月

199

6

199

7年

1月

199

7年

5月

199

7年

9月

199

8年

1月

199

8年

5月

199

8年

9月

199

9年

1月

199

9年

5月

199

9年

9月

200

0年

1月

200

0年

5月

200

0年

9月

200

1年

1月

200

1年

5月

200

1年

9月

200

2年

1月

200

2年

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200

2年

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200

3年

1月

200

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4年

1月

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1月

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5月

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200

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200

7年

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200

8年

1月

200

8年

5月

-30.0

-20.0

-10.0

0.0

10.0

20.0

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60.0

70.0

80.0

EPS

PER

年9月

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リスク要因 ■ リスク要因は以下の通り。

1. 「メタルギアソリッド4」の売れ行き:MGS4が 200 万本程度かそれ以下しか売れない場

合。この場合、MGS4の本数が足りない部分を他のソフトでカバーすることになろうが、

その場合でも営業利益で 20~30 億円程度の業績下方修正がありうると思われる。我々

は今のところこの可能性は考慮していない。

2. 健康サービス事業の業績:経費上昇や景気、競合の程度によっては我々の予想以上

に健康サービス事業の業績が悪化し、それが来期も続く可能性がある。これは、ありうる

リスク要因である。

3. カジノマシンとパチスロ機:カジノマシン(ゲーミング&システム事業)とパチスロ機(その

他または全社・消去)については、いずれも許認可事業である。カジノマシンは生産、販

売する国での規制が厳しい。パチスロも同様であり、国の指定機関である「保安電子通

信協会」の型式試験を通らなければならない。これらの型式試験は当局の考え方、都合

等で認定が遅れる場合があるため、これら事業の業績は予想外に変動することがある。

ただし、今のところ両事業とも全体への寄与が大きなものではないため、仮に増益率鈍

化や減益になっても株価への影響は少ないと思われる。

4. 多角化:コナミは多角化の進んだ会社であり、ゲームソフトのみならず、健康サービス、

カジノマシンと事業は多岐に渡る。しかし、 も優れているのは家庭用、業務用ゲームと

玩具(カード)の分野だろう。多角化はコナミの業績を安定的に伸ばすことには貢献して

いるが、もし健康サービス事業に進出せずに、その資金をゲームソフトに投じていたら、

もっと大きな利益を上げることが出来たかもしれない。ゲームソフトという成長力あふれる

事業を中核とする会社の多角化にはこのような「機会損失」が発生する可能性がある。こ

れがコナミの中長期的なリスクであろう。

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表5

コナミ(9766) 更新日 2008/6/5株価 3,560 円(08/6/5) 発行済株数 137,321,557 株

時価総額 488,865 百万円 自己株(外数) 6,178,443 株連結業績推移 単位;百万円 EV 480,463 百万円

2002/3通 2003/3通 2004/3通 2005/3通 2006/3通 2007/3通 2008/3通 2009/3通 2009/3通予 2010/3通予 2011/3通予会社予想 楽天証券予想 楽天証券予想楽天証券予想

売上高 225,580 253,657 273,412 260,691 262,137 280,279 297,402 330,000 335,000 346,000 378,000伸び率 31.5% 12.4% 7.8% -4.7% 0.6% 6.9% 6.1% 11.0% 12.6% 3.3% 9.2%売上原価 154,651 174,879 179,182 180,363 184,744 193,506 205,188売上原価率 68.6% 68.9% 65.5% 69.2% 70.5% 69.0% 69.0%売上総利益 70,929 78,778 94,230 80,328 77,393 86,773 92,214 110,000 113,000 124,000売上総利益率 31.4% 31.1% 34.5% 30.8% 29.5% 31.0% 31.0% 32.8% 32.7% 32.8%伸び率 3.7% 11.1% 19.6% -14.8% -3.7% 12.1% 6.3% 19.3% 2.7% 9.7%その他無形固定資産及び長期資産性減損費用 47,599 19,713販売費及び一般管理費 52,842 53,049 53,517 52,192 55,199 58,628 58,375 64,000 64,000 66,000対売上高販管費比率 23.4% 20.9% 19.6% 20.0% 21.1% 20.9% 19.6% 19.1% 18.5% 17.5%伸び率 73.2% 0.4% 0.9% -2.5% 5.8% 6.2% -0.4% 9.6% 0.0% 3.1%営業利益 18,087 -21,870 40,713 28,136 2,481 28,145 33,839 45,000 46,000 49,000 58,000営業利益率 8.0% -8.6% 14.9% 10.8% 0.9% 10.0% 11.4% 13.6% 13.7% 14.2% 15.3%伸び率 -52.3% -220.9% -286.2% -30.9% -91.2% 1034.4% 20.2% 33.0% 35.9% 6.5% 18.4%営業利益(減損控除前) 18,087 25,729 40,713 28,136 22,194 28,145 33,839 45,000 46,000 49,000 58,000営業利益率(減損控除前) 8.0% 10.1% 14.9% 10.8% 8.5% 10.0% 11.4% 13.6% 13.7% 14.2% 15.3%伸び率 -52.3% 42.3% 58.2% -30.9% -21.1% 26.8% 20.2% 33.0% 35.9% 6.5% 18.4%税引前当期利益 22,678 -22,096 40,107 27,442 8,438 27,567 32,834 44,500 45,500 48,500 57,500税引前当期利益率 10.1% -8.7% 14.7% 10.5% 3.2% 9.8% 11.0% 13.5% 13.6% 14.0% 15.2%伸び率 -44.5% -197.4% -281.5% -31.6% -69.3% 226.7% 19.1% 35.5% 38.6% 6.6% 18.6%当期純利益 11,402 -28,519 20,104 10,486 23,008 16,211 18,345 26,000 26,600 28,400 33,600税引利益率 9.5% 6.6% 7.7% 6.4% 7.9% 8.6% 9.2% 9.2% 9.9% 9.9% 9.9%伸び率 10.2% -36.8% -50.7% 163.3% 12.5% -29.5% 13.2% 41.7% 45.0% 6.8% 18.3%遡及済みEPS 8

3.0 -207.7 146.4 76.4 167.5 118.1 133.6 189.3 193.7 206.8 244.7配当 54.0 54.0 54.0 54.0 54.0 54.0 54.0 54.0 60.0 60.0 70.0

配当金額 6,836 6,506 6,506 6,461 7,303 7,303 7,415 7,415 8,239 8,239 9,613設備投資額 8,346 15,357 8,788 15,818 14,513 9,308 11,995 12,000 12,000 12,000減価償却費+連結調整勘定償却額 9,330 11,979 8,528 10,913 13,782 11,757 12,069 12,500 13,000 13,000減損費用 47,599 19,713キャッシュフロー 20,732 31,059 28,632 21,399 56,503 27,968 30,414 39,100 41,400 46,600フリーキャッシュフロー 5,550 9,196 13,338 34,687 11,357 11,004 18,861 21,161 24,987CFPS 151.0 226.2 208.5 155.8 411.5 203.7 221.5 284.7 301.5 339.3FCFPS 40.4 67.0 97.1 252.6 82.7 80.1 137.3 154.1 182.0EBITDA(*) 27,417 37,708 49,241 39,049 35,976 39,902 45,908 58,500 62,000 71,000

PER 42.9 24.3 46.6 21.2 30.2 26.6 18.8 18.4 17.2 14.5PCFR 3.6 15.7 17.1 22.8 8.7 17.5 16.1 12.5 11.8 10.5EV/EBITDA 7.5 12.7 9.8 12.3 13.4 12.0 10.5 8.2 7.7 6.8

出所:会社資料より楽天証券作成注:EBITDAは、減損費用控除前営業利益+減価償却費

-880

-6.4

-17.121

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表6

四半期ベース連結業績推移06/3期 07/3期 08/3期1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q

売上高 48,029 63,841 80,679 69,588 57,628 61,971 92,838 67,842 60,650 73,093 95,987 67,672伸び率 1.5% -4.3% -1.0% 6.7% 20.0% -2.9% 15.1% -2.5% 5.2% 17.9% 3.4% -0.3%売上総利益 14,169 17,091 30,954 15,179 18,096 18,159 32,250 18,268 20,571 18,580 35,703 17,360売上総利益率 29.5% 26.8% 38.4% 21.8% 31.4% 29.3% 34.7% 26.9% 33.9% 25.4% 37.2% 25.7%伸び率 5.6% -22.3% 5.7% -3.0% 27.7% 6.2% 4.2% 20.4% 13.7% 2.3% 10.7% -5.0%減損費用 19,713販管費 11,095 12,703 14,571 16,830 12,093 14,047 15,667 16,821 13,561 12,548 16,591 15,675対売上高販管費比率 23.1% 19.9% 18.1% 24.2% 21.0% 22.7% 16.9% 24.8% 22.4% 17.2% 17.3% 23.2%伸び率 6.0% -2.9% 9.9% 9.3% 9.0% 10.6% 7.5% -0.1% 12.1% -10.7% 5.9% -6.8%営業利益 3,074 4,388 16,383 -21,364

-1,651

-21,490

-604

-18,747

-308 -256

-317 -546 -369 -514 -378 -382 -369 -210 -562 -365 -505-248 -283

-2,726 -3,544 -3,518 -4,582 -2,741 -2,906 -3,954 -3,343 -3,669 -1,156 -2,785 -1,998

-21,364

-1,651

6,003 4,112 16,583 1,447 7,010 6,032 19,112 1,685営業利益率 6.4% 6.9% 20.3% -30.7% 10.4% 6.6% 17.9% 2.1% 11.6% 8.3% 19.9% 2.5%伸び率 4.3% -50.7% 2.2% -8714.5% 95.3% -6.3% 1.2% -106.8% 16.8% 46.7% 15.3% 16.4%営業利益(減損控除前)営業利益率 -2.4%伸び率 -765.7%税引前当期利益 9,927 4,408 15,593 5,801 4,083 16,688 995 7,271 5,804 18,859 900経常利益率 20.7% 6.9% 19.3% -30.9% 10.1% 6.6% 18.0% 1.5% 12.0% 7.9% 19.6% 1.3%伸び率 245.9% -49.4% 1.5% -4389.4% -41.6% -7.4% 7.0% -104.6% 25.3% 42.2% 13.0% -9.5%当期純利益 5,439 1,525 9,676 6,368 2,120 2,994 9,473 1,624 3,863 2,425 11,622 435税引利益率 11.3% 2.4% 12.0% 9.2% 3.7% 4.8% 10.2% 2.4% 6.4% 3.3% 12.1% 0.6%伸び率 1960.2% 12.0% 15.3% 1252.0% -61.0% 96.3% -2.1% -74.5% 82.2% -19.0% 22.7% -73.2%

セグメント別 06/3期 07/3期 08/3期

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Qデジタルエンタテインメント事業

売上高:外部顧客向け 25,277 40,587 57,079 40,681 31,678 31,156 65,544 35,276 34,342 38,868 66,769 38,403売上高:内部売上高 296 511 360 485 360 346 363 137 458 310 393売上高計 25,573 41,098 57,439 41,166 32,038 31,502 65,907 35,413 34,800 39,178 67,162 37,799前年比 25.3% -23.3% 14.7% -14.0% 8.6% 24.4% 1.9% 6.7%営業利益 5,310 7,738 18,581 2,221 6,569 4,817 17,932 2,079 8,500 4,804 19,831 2,225営業利益率 20.8% 18.8% 32.3% 5.4% 20.5% 15.3% 27.2% 5.9% 24.4% 12.3% 29.5% 5.9%前年比 23.7% -37.7% -3.5% -6.4% 29.4% -0.3% 10.6% 7.0%

健康サービス事業売上高:外部顧客向け 19,641 20,912 20,241 20,323 21,295 23,096 22,185 21,750 21,513 22,227 20,974 21,482売上高:内部売上高 21 35 9 27 18 36 6 73 104 167 112 77売上高計 19,662 20,947 20,250 20,350 21,313 23,132 22,191 21,823 21,617 22,282 21,086 21,559前年比 8.4% 10.4% 9.6% 7.2% 1.4% -3.7% -5.0% -1.2%営業利益 179 502 1,007 1,768 1,604 2,087 2,063 1,784 1,829 1,104 576営業利益率 0.9% 2.4% 5.0% -92.1% 8.3% 6.9% 9.4% 9.5% 8.3% 8.2% 5.2% 2.7%前年比 887.7% 219.5% 107.2% -111.0% 0.9% 14.0% -47.1% -72.1%

減損費用 19,713営業利益(減損費用控除前) 966営業利益率(減損費用控除前) 4.7%前年比

ゲーミング&システム事業売上高:外部顧客向け 2,683 2,044 3,273 2,621 3,501 4,217 4,129 4,897 3,572 4,028 5,045 5,826売上高:内部売上高 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0売上高計 2,683 2,044 3,273 2,623 3,501 4,217 4,129 4,897 3,572 4,028 5,045 5,826前年比 -23.8% 60.1% -19.9% 30.5% 106.3% 26.2% 86.7% 2.0% -4.5% 22.2% 19.0%営業利益 311 313 407 597 518 648 395 555 962 882営業利益率 11.6% -15.1% 9.6% -9.8% 11.6% 14.2% 12.5% 13.2% 11.1% 13.8% 19.1% 15.1%前年比 30.9% -293.8% 65.5% -353.1% -2.9% -7.0% 85.7% 36.1%

その他又は全社・消去売上高:外部顧客向け 428 298 86 5,963 1,154 3,502 980 5,919 1,223 7,970 3,199 1,961売上高:内部売上高 527売上高計 111 5,449 776 3,120 611 5,709 661 7,605 2,694 2,488前年比 599.1% -1358.1% -315.9% 4.8% -14.8% 143.8% 340.9% -56.4%営業利益営業利益率 -2455.9% 1429.0% 1243.1% -84.1% -353.2% -93.1% -647.1% -58.6% -555.1% -15.2% -103.4% -80.3%前年比 0.6% -18.0% 12.4% -27.0% 33.9% -60.2% -29.6% -40.2%

合計売上高 48,029 63,841 80,679 69,588 57,628 61,971 92,838 67,842 60,650 73,093 95,987 67,672前年比 20.0% -2.9% 15.1% -2.5% 5.2% 17.9% 3.4% -0.3%営業利益 3,074 4,388 16,383 6,003 4,112 16,583 1,447 7,010 6,032 19,112 1,685営業利益率 6.4% 6.9% 20.3% -30.7% 10.4% 6.6% 17.9% 2.1% 11.6% 8.3% 19.9% 2.5%前年比 95.3% -6.3% 1.2% -106.8% 16.8% 46.7% 15.3% 16.4%

営業利益(減損費用控除前)営業利益率(減損費用控除前) -2.4%前年比

単位:百万円出所:会社資料より楽天証券作成

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表7地域別損益

06/3期 07/3期 08/3期日本外部顧客向け売上高 193,108 206,343 220,462前年比 6.9% 6.8%内部売上高 31,488 27,219 21,147売上高計 224,596 233,562 241,609前年比 4.0% 3.4%営業利益 2,037 27,731 29,966営業利益率 0.9% 11.9% 12.4%前年比 1261.4% 8.1%北米外部顧客向け売上高 33,797 34,847 34,137前年比 3.1% -2.0%内部売上高 1,545 1,904 4,802売上高計 35,342 36,751 38,939前年比 4.0% 6.0%営業利益

-2,346 -3,595

-34,296 -29,948 -26,651

1,407営業利益率 -6.6% -9.8% 3.6%前年比 赤字 黒転欧州外部顧客向け売上高 27,387 31,650 35,589前年比 15.6% 12.4%内部売上高 902 295 44売上高計 28,289 31,945 35,633前年比 12.9% 11.5%営業利益 1,108 3,085 1,823営業利益率 3.9% 9.7% 5.1%前年比 178.4% -40.9%アジア・オセアニア外部顧客向け売上高 7,845 7,439 7,214前年比 -5.2% -3.0%内部売上高 361 530 658売上高計 8,206 7,969 7,872前年比 -2.9% -1.2%営業利益 1,311 720 568営業利益率 16.0% 9.0% 7.2%前年比 -45.1% -21.1%

消去 売上高消去 営業利益 371 204 75

合計売上高 262,137 280,279 297,402前年比 6.9% 6.1%営業利益 2,481 28,145 33,839営業利益率 0.9% 10.0% 11.4%前年比 1034.4% 20.2%

単位:百万円出所:会社資料より楽天証券作成

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経済研究所企業調査レポート

株価・財務指標の計算式

PER=株価÷EPS(一株当たり当期純利益)

配当利回り=配当÷株価

株式時価総額=株価×発行済株数(自己株式を除く)

PCFR=株価÷一株当たりグロスキャッシュフロー

(グロスキャッシュフロー=当期純利益+減価償却費)

ROE(株主資本利益率)=当期純利益÷株主資本

PBR=株価÷一株当たり純資産

自己資本比率=自己資本(純資産)÷総資産

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【リスクについてのご説明】 ◆上場有価証券等のリスク 〔現物取引〕 国内外の金融商品取引所に上場されている株式(現物取引)等の上場有価証券(以下「上

場有価証券等」(※1)といいます。)には、以下のリスクがあります。 ・上場有価証券等の売買等にあたっては、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、

商品相場等の変動や、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等の

裏付けとなっている株式、債券、投資信託、不動産、商品、カバードワラント等(以下「裏

付け資産」(※2)といいます。)の価格や評価額の変動に伴い、上場有価証券等の価格が

変動することによって損失が生じる場合があります。 ・上場有価証券等の発行者または保証会社等の業務や財産の状況に変化が生じた際や、裏

付け資産の発行者または保証会社等の業務や財産の状況の変化が生じた際に、上場有価証

券等の価格が変動することによって損失が生じる場合があります。 ・上場有価証券等のうち、他の種類株式、社債、新株予約権その他の財産に転換される(で

きる)旨の条件または権利が付されている場合において、当該財産の価格や評価額の変動

や、当該財産の発行者の業務や財産の状況の変化に伴い、上場有価証券等の価格が変動す

ることや、転換後の当該財産の価格や評価額が当初購入金額を下回ることによって損失が

生じる場合があります。 ・また、新株予約権、取得請求権等が付された上場有価証券等については、これらの権利

を行使できる期間に制限がありますのでご留意ください。 ・なお、上場有価証券等が外貨建ての場合、為替相場(円貨と外貨の交換比率)が変化す

ることにより、為替相場が円高になる過程で円貨換算した価値は下落し、逆に円安になる

過程で円貨換算した価値は上昇することになります。したがって、売却時等の為替相場の

状況によっては為替差損が生じる場合があります。 〔信用取引〕 上場有価証券等を「信用取引」でおこなう場合は、以下のリスクがあります。 ・信用取引を行うにあたっては、株式相場、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動や、

投資信託、投資証券等の裏付けとなっている株式、債券、不動産、商品等(以下「裏付け

資産」(※2)といいます。)の価格や評価額の変動に伴い、信用取引の対象となっている

株式等の価格が変動することによって損失が生じる場合があります。また、その損失の額

が、差し入れた委託保証金の額を上回る場合があります。 ・信用取引の対象となっている株式等の発行者又は保証会社等の業務や財産の状況に変化

が生じた場合や、裏付け資産の発行者又は保証会社等の業務や財産の状況の変化が生じた

場合、信用取引の対象となっている株式等の価格が変動することによって損失が生じる場

合があります。また、その損失の額が、差し入れた委託保証金の額を上回る場合がありま

す。

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・信用取引により売買した株券等のその後の値動きにより計算上の損失(評価損)が生じ

たり、代用有価証券の価格が値下がりすること等によって、委託保証金の維持率 20%未満

となった場合には、不足額を所定の期日までに当社に差し入れていただく必要があります。 ・所定の期日までに不足額を差し入れない場合や、約諾書の定めによりその他の期限の利

益の喪失の事由に該当した場合には、計算上の損失が生じている状態で建玉(信用取引の

うち決済が結了していないもの)の一部又は全部を決済(反対売買または現引・現渡)さ

れる場合もあります。この場合、その決済で生じた実現損失について責任を負うことにな

ります。 �信用取引の利用が過度であると金融商品取引所または当社が認める場合には、委託保証金

率の引上げ、信用取引の制限または禁止の措置等をとることがあります。 ※1 「上場有価証券等」には、国内外の店頭売買有価証券市場において取引されている

有価証券を含み、カバードワラントなど、法令で指定される有価証券を除きます。また、

外国又は外国の者の発行する証券又は証書で同様の性質を有するものを含みます。 ※2 裏付け資産が、投資信託、投資証券、預託証券、受益証券発行信託の受益証券等で

ある場合には、その 終的な裏付け資産を含みます。 ※3 各有価証券には、外国又は外国の者の発行する証券又は証書で同様の性質を有する

ものを含みます。

【手数料等についてのご説明】 ○手数料について

(以下、手数料・費用は何れも税込)

国内の金融商品取引所に上場する株式等(日本株式)の現物取引における売買手数料

日本株式(現物取引)の売買が約定した際には、次の2つの手数料コースのうち、お客様が

選択されたコースの手数料を支払っていただきます。お客様が選択されている手数料コースは、

当社メンバー画面にてご確認ください。

[いちにち定額コース] [ワンショットコース]

1日の約定代金合計 手数料 約定代金 手数料

20万円まで 450円/1日(※1) 50万円まで 472円/1回

50万円まで 450円/1日 100万円まで 840円/1回 ミニ

定額 100万円ま

900円/1日 150万円まで 1050円/1回

200万円まで 2100円/1日 150万円超 1575円/1回

300万円まで(※2) 3150円/1日

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※1 総合取引口座開設後3ヶ月間は0円。ただし手数料無料の対象外銘柄があります。

※2 以降、100万円増えるごとに1050円追加。

また、カスタマーサービスのオペレーター取次ぎによる電話注文においては、次の手数料を

支払っていただきます。

約定代金 手数料

50万円まで 3622円/1回

100万円まで 3990円/1回

150万円まで 4200円/1回

150万円超 4725円/1回

※上記の「株式等」には「上場投資信託受益証券(ETF)」、「不動産投資信託証券(REIT)」、

「預託証券(DR)」を含みます。

※手数料は当社の判断により変更する場合があります。

国内の金融商品取引所に上場する株式等(日本株式)の信用取引における売買手数料

信用取引による売買が約定した際には、インターネット(マーケットスピード含む)又は

自動音声応答ダイヤルを経由した場合、次の2つの手数料コースのうち、お客様が選択され

たコースの手数料を支払っていただきます。お客様が選択されている手数料コースは、当社

メンバー画面にてご確認ください。(手数料は当社の判断により変更する場合があります。)

[いちにち定額コース] [ワンショットコース]

1日の約定代金合計 手数料 約定代金 手数料

20万円まで 450円/1日(※1) 30万円まで 262円/1回

50万円まで 450円/1日 30万円超 472円/1回 ミニ

定額 100万円まで 900円/1日

200万円まで 2100円/1日

300万円まで(※2) 3150円/1日

※1 総合取引口座開設後3ヶ月間は0円。ただし手数料無料の対象外銘柄があります。

※2 以降、100万円増えるごとに1050円追加。

また、カスタマーサービスのオペレーター取次ぎによる電話注文においては、次の手数料

を支払っていただきます。

約定代金 手数料

30万円まで 3412円/1回

30万円超 3622円/1回

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なお、お客様が追加保証金(追証)や不足額を入金されず、当社の任意でお客様の計算に

より建玉又は代用有価証券を決済・処分(強制執行)する際には、オペレーター取次ぎの手

数料を支払っていただきます。さらに、信用期日の前営業日までにお客様が信用建玉を処分

されなかった場合の強制執行においては、オペレーター取次ぎの手数料に10500円を加

算した額の手数料を支払っていただきます。

信用取引関係諸費用

[事務管理費]

建約定日から1ヶ月経過するごとに、1株あたり10.5銭の事務管理費がかかります。

(単元株制度の適用を受けない銘柄(売買単位1株)については1株あたり105円にな

ります。)ただし、同一銘柄、同一日に成立した売付株数又は買付株数をそれぞれ合計し

105円に満たない場合は105円、1050円を超える場合には1050円とします。

※税込金額を基に計算した結果生じた円未満の端数は切捨てております。

[名義書換料]

権利確定日を越えて買建をしている場合、信用建玉毎に1売買単位あたり52.5円の

名義書換料がかかります。

※税込金額を基に計算した結果生じた円未満の端数は切捨てております。

【名義書換料の一部例外について】

平成13年10月1日以降に行われた株式の分割もしくは併合または1売買

単位の株式の数の変更(取引所に上場される前に行われたものを除く。)につい

て、それぞれ行われる都度算出された当該分割比率もしくは当該併合比率または

当該1売買単位の株式の数の変更比率をそれぞれ乗じて得た数(以下「分割等に

よる調整率」といいます。)が10以上となった場合の銘柄を例外の対象としま

す。

※分割比率:当該株式の分割後の発行済み株式の総数を当該分割前の発行済み

株式の総数で除して得た数をいいます。

※併合比率:当該株式の併合後の発行済み株式の総数を当該併合前の発行済み

株式の総数で除して得た数をいいます。

※変更比率:1売買単位の株式の数の変更前の1売買単位の株式の数を当該変

更後の1売買単位の株式の数で除して得た数をいいます。

例外の対象となった銘柄については、信用建玉毎に1売買単位あたり52.5

円に10を乗じ、分割等による調整率で除してもとめられる金額(円未満の端数

切捨て)を名義書換料としてお支払いいただきます。

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○委託保証金について

委託保証金は、売買代金の 30%以上で、かつ 30 万円以上が必要です。また、有価証券に

より代用する場合の代用価格は、以下に掲げる銘柄に応じて、前日終値にそれぞれの掛目を

乗じた価格となります。

東証(マザーズを含む)上場銘柄 前日終値の 80%

大証(ヘラクレスを含む)上場銘柄 〃 80%

JASDAQ上場銘柄 〃 80%

名証単独上場銘柄 〃 0%

委託保証金率及び代用有価証券の掛目については、市場の動向により金融商品取引所によ

り変更 されること又は当社の判断により変更することがありますので、ご注意ください。

なお、当社の判断により代用有価証券の掛目の変更又は除外(以下「掛目の変更等」とい

います。)を行う事象は以下のとおりです。掛目の変更等を行う場合には、あらかじめその内

容をご通知し、変更後の掛目(又は除外)の適用日につきましては、通知した日から起算し

て5営業日目の日といたします。ただし、下記③の事象の場合において、当社が必要と認め

たときには、通知した日の翌営業日から適用することができるものといたします。(当社「信

用取引規定」第5条の2参照)

①株価が一定の水準を継続して下回る、または、出来高が過少で流動性が確保できないなど、

決済リスクの観点から当社が不適当と判断した場合。

②当社での信用取引建玉状況や代用有価証券の預り状況等に照らして、著しく偏りが見られ

るなど、与信管理の観点から当社が不適切と判断した場合。

③特定の銘柄について、明らかに経営に重大な影響を与えると認められる事象等が発生し、

今後、株価が継続かつ大幅に下落することが予想され、当該銘柄の時価が本来の株価水準

を反映していないことから、保証金としての適切な評価を行うことができないと当社が認

めた場合。

なお、明らかに経営に重大な影響を与えると認められる事象等の事例としては、例えば、

次のようなケースが想定されます。

・重大な粉飾決算の疑いが発覚し、直近の株価の水準が粉飾されたとされる決算内容に基づ

き形成されていたと判断される場合

・業務上の取引等で経営に重大な影響を与える巨額な損失が発生した場合

・突発的な事故等により長期にわたりすべての業務が停止される場合

・行政庁による法令等に基づく処分又は行政庁による法令違反に係る告発等により、すべて

の業務が停止される場合

・その他上場廃止につながる可能性が非常に高い事象が発生した場合

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商号等:楽天証券株式会社 金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第 195 号 加入協会:日本証券業協会、社団法人金融先物取引業協会