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データ変換説明書 電子システム事業部

データ変換説明書 - DaikinBE-Bridgeファイルは部材毎に情報を保持しているため、データを受け取る側のCADシステムがサポートしていない部

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データ変換説明書

電子システム事業部

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データ変換

ご注意

・本製品または本書は、本製品の使用許諾契約書に基づいて使用することができます。

・本書の全部または一部を、ダイキン工業株式会社の書面による許可を得ることなく複写、複製、転用することはできま

せん。

・本書の記載内容は、バージョンアップ等の理由により予告なく変更することがあります。

・本書の出版にあたっては正確な記述に勤めましたが、本書の内容に対してなんらかの保証をするものではなく、内容

やサンプルに基づくいかなる運用結果に関しても一切の責任を負いかねます。

・本書の記載内容は、お客様固有の問題に対して必ずしも同じ状況が再現されているとは限りません。

結果についてはいかなる保証も責任も負いかねますのであらかじめご了承ください。

・本書の内容は『FILDER Rise Ver1.3』以降に準拠しています。

・Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の登録商標または商標です。

・FILDER、FILDER/CALS、FILDER_PLUS、FILDER Rise は、ダイキン工業株式会社の登録商標、または商標です。

・その他、本書に記載されている会社名、製品名は、一般に各社、個人の登録商標または商標です。

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データ変換

0.変換フォーマット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 BE-Bridge ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

SXF ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

DWG/DXF ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

JWW ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

1.Tf@S(BE-Bridge) → FILDER Rise ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 Tf@Sでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

2.FILDER Rise(BE-Bridge) → Tf@S ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

Tf@Sでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

3.Tf@S(SXF) → FILDER Rise ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 Tf@Sでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

4.FILDER Rise(SXF) → Tf@S ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

Tf@Sでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

5.AutoCAD(DWG・DXF) → FILDER Rise ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11 AutoCADでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

6.FILDER Rise(DWG・DXF) → AutoCAD ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13 FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

AutoCADでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

7.JW-CAD(JWW) → FILDER Rise ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 JW-CADでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

8.FILDER Rise(JWW) → JW-CAD ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

JW-CADでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

設備の属性を持ったまま、複数のシートをFILDER Riseへ取込む場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 18 Tf@Sでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

モデル空間のシートとレイアウト空間のシートをFILDER Riseへ取込む場合 ・・・・・・・・・・・・ 21 Tf@Sでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

モデル空間のシートとレイアウト空間のビューポートをFILDER Riseへ取込む場合 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

Tf@Sでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

FILDER Riseでの操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26

.

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データ変換

第1版 2011年 4月28日 Version1.234

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データ変換

- 1 -

0.変換フォーマット

◆ ◆ BE-Bridge

BE-Bridge とは・・・

異なるCADシステム間でも、空調衛生設備の配管やダクトといった、各種設備部材の属性情報を保持したままデータ

交換が可能となります。

BE-Bridge ファイルは部材毎に情報を保持しているため、データを受け取る側のCADシステムがサポートしていない部

材については、部材属性の交換ができず、再現した図面で部材属性の汎用図形として表示される可能性があります。

BE-Bridge で変換すると・・・

設備部材属性を保持をしたデータ変換が可能です。

他設備CADで作図した図面を編集したい場合に有効です。

複数存在するシートは1つのシートに統合されます。

レイアウト空間にてデータ変換を行うと、「レイアウトでの BE-Bridge ファイル(*.CEQ)形式へのデータ変換は正しく出力

できない場合があります。データ変換を実行してよろしいですか?」というメッセージが表示され、レイアウトに設定した

スケールが保持されない場合があります。

BE-Bridge のバージョン・・・

BE-Bridge ファイル V2.0 形式 → 配管部材、ダクト部材(一部)に対応

BE-Bridge ファイル V3.0 形式 → ダクト部材(追加)に対応

BE-Bridge ファイル V4.0 形式 → 建築部材に対応

◆ ◆ SXF

SXFとは・・・

国土交通省で図面の電子納品の標準ファイル仕様として採用されたファイル形式です。

SXFファイルには、拡張子がP21とSFCの2種類あります。P21ファイルは国際的に通用する、電子納品時の正式フ

ァイルになります。SFCファイルは主にCAD間でのデータ交換を目的としたファイルになります。

官庁に納品するのはP21ファイル形式になりますが、SFCファイル形式よりファイル容量が重くなります。通常のデータ

変換であれば、SFCファイル形式をお勧めします。

SXFで変換すると・・・

シート情報を保持したデータ変換が可能です。

設備ごとにシートを分け、シートごとに取り扱いたい場合に有効です。

設備部材属性は保持されず、グループ図形として変換されます。

SXFのバージョン・・・

SXFファイル V2.0 形式 → 線種、線幅、線色、文字種類、レイヤ名等に対応

SXFファイル V3.0CCI 形式 → 図面表題、属性付加等に対応

SXFファイル 空調衛生設備セット形式 → 配管属性(一部)に対応

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データ変換

- 2 -

◆ DWG/DXF ◆

DWG/DXFとは・・・

DWGファイルは、Autodesk社のCADソフト「AutoCAD」における標準的なファイル形式です。

DXFファイルは、異なるCADシステム間でデータ交換する時のファイル形式として利用されています。

DWG/DXFで変換すると・・・

レイアウト情報を保持したデータ変換が可能です。

複数存在するシートは、1つのシートに統合されます。

新規図面で読込むと、用紙サイズはA1、スケールは自動合わせ(1/1、1/10、1/20、1/30、1/50、1/100、1/200、1/250、

1/500、1/1000 の中のいずれか近いスケールで展開)します。

DWG/DXFのバージョン・・・

DWG/DXF2007 ファイル形式 → AutoCAD2009、2008、2007 に対応

DWG/DXF2004 ファイル形式 → AutoCAD2006、2005、2004 に対応

DWG/DXF2000 ファイル形式 → AutoCAD2002、2000i、2000 に対応

DWG/DXF R14 ファイル形式 → AutoCAD R14 に対応

DWG/DXF R13J ファイル形式 → AutoCAD R13 に対応

DWG/DXF R12J ファイル形式 → AutoCAD R12 に対応

◆ JWW ◆

JWWとは・・・

2次元の汎用CADソフト「JW-CAD」における標準的なファイル形式です。

JWWで変換すると・・・

複数存在するシートは、1つのシートに統合されます。

レイアウト空間はなくなります。

16以降のレイヤは全て 後のレイヤに統合されます。

JWWのバージョン・・・

JW-CAD 図面ファイル V5.00 形式 → JW-CAD Ver4.20~Ver5.22 に対応

JW-CAD 図面ファイル V3.00 形式 → JW-CAD Ver3.00~Ver4.10a に対応

JW-CAD 図面ファイル V2.30-2.51 形式 → JW-CAD Ver2.30~Ver2.51 に対応

◆ まとめ ◆

部材属性 シート モデル/レイアウト

BE-Bridge ○ × ×

SXF × ○ ×

DWG/DXF × × ○

JWW × × ×

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- 3 -

1.Tf@S(BE-Bridge)→ FILDER Rise

設備の属性を保持したまま FILDER Rise へ取込む場合は、他CAD(Tf@S)にて BE-Bridge ファイル形式で保存します。

そのまま BE-Bridge ファイル形式で保存してしまうと、複数のシートが1つのシートに統合されるので、他CAD(Tf@S)で

シートごとに保存し、FILDER Rise で各シートを1つのファイルに組み合わせてください。

設備の属性とシートの情報を保存し、FILDER Rise で1つのファイルに組み合わせる方法は、『設備の属性を持ったまま、

複数のシートを FILDER Rise へ取込む場合』を参照してください。

作成した図面は、BE-Bridge ファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

◆ ◆ Tf@Sでの操作

シートごとに(『ファイル(1)』『ファイル(2)』として)保存します。

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② 変換しないシートのタブ上で右クリックし、[非表示]を選択します。変換するシートのみ表示します。

③ [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

④ 「ファイルの種類」から「BE-Bridge(*.ceq)」を選択します。

⑤ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

⑥ 「出力オプション」を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

⑦ 変換結果が表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

⑧ ②~⑦の操作を繰り返して、他のシートも保存します。

BE-Bridge ファイル形式のファイルを開くには、必ずこの2種類のファイルが必要となります。

BE-Bridge ファイル形式で保存すると、2種類(CEQ、DXF)のファイルが作成されます。

BE-Bridge ファイル形式 POINT

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- 4 -

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

『ファイル(1)』に新しいシートを作成し、『ファイル(2)』と入替えます。

◎ 『ファイル(1)』を開きます

① -[開く]コマンドを実行します。

② 「ファイルの種類」から「中間ファイル(*.CEQ)」を選択します。 ①

③ 『ファイル(1)』を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

④ 現在開いている図面内に読込む場合は[はい]ボタン、新規図面内に読込む

場合は[いいえ]ボタンをクリックします。

⑤ 変換結果が表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。

⑥ 作業シートタブ上で右クリックし、[シート新規作成]を選択します。

⑦ シート名と作図スケールを設定し、[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

- 5 -

◎ 『ファイル(2)』と入替えます

⑧ 作成したシートタブ上で右クリックし、[図形入替]を選

択します。

⑨ [ファイル選択]ボタンをクリックします。

⑩ 「ファイル種類」から「BE-Bridge ファイル(*.CEQ)」を選択します。

⑪ 『ファイル(2)』を指定し、[開く]ボタンをクリックします。

⑫ 「入替元、入替先の基点を指示する」にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。

⑬ 変換結果が表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

⑭ 一旦『ファイル(2)』が開きます。基準となる位置をクリックします。

⑮ 『ファイル(1)』が開きます。基準となる位置をクリックします。

シート名称

基準となるシートの名称は「作業シート」となります。変換後、シート名称を変更してください。

POINT

ファイル保存先

CEQファイル、DXFファイルは必ず同じフォルダに存在する必要があります。

別のフォルダへ移動したりしないでください。

POINT

変換できない場合は・・・

CEQファイルが開かない場合は、先に[ツール]-[配管部品テーブル作成]を実行してから、再度開いてくだ

さい。

POINT

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データ変換

- 6 -

2.FILDER Rise(BE-Bridge)→ Tf@S

設備の属性を保持したまま他CADへ取込む場合は、FILDER Rise にて BE-Bridge ファイル形式で保存します。

そのまま BE-Bridge で保存すると、複数のシートが1つに統合されるので、FILDER Rise でシートごとに保存し、他CAD

(Tf@S)で各シートを1つのファイルに組み合わせてください。

作成した図面は、BE-Bridge ファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

シートごとに(『ファイル(1)』『ファイル(2)』として)データ変換します。

① -[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② 変換するシートタブ上で右クリックし、[データ変換]を選択します。

③ 「変換の指定」から「BE-Bridge ファイル V3.0 形式(*.CEQ)」

を選択します。

④ ファイル名を指定し、[変換実行]ボタンをクリックします。

⑤ 変換結果が表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

⑥ ②~⑤の操作を繰り返して、他のシートも保存します。

FILDER Rise で変換ができない場合は、先に[ツール]-[配管部品テーブル作成]を実行してから、再度変換

してください。

変換できない場合は・・・ POINT

BE-Bridge ファイル形式

BE-Bridge ファイル形式で保存すると、2種類(CEQ、DXF)のファイルが作成されます。

BE-Bridge ファイル形式のファイルを開くには、必ずこの2種類のファイルが必要となります。

POINT

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- 7 -

◆ Tf@Sでの操作 ◆

『ファイル(1)』に新しいシートを作成し、『ファイル(2)』を複写します。

◎ 『ファイル(1)』を開きます

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行します。

② 「ファイルの種類」から「BE-Bridge 図面(*.ceq)」を選択します。

③ 『ファイル(1)』を指定し、[開く]ボタンをクリックします。

④ 「BE-Bridge インポート」を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

⑤ 変換結果が表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

⑥ シートタブ上で右クリックし、[新規作成]を選択します。

⑦ シート名(B)と縮尺を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

◎ 『ファイル(2)』を開きます

⑧ ①~⑤と同じ操作を繰り返して、『ファイル(2)』を開きます。

◎ シートを複写します

⑨ [設定]-[シート機能]-[移動複写]コマンドを実行します。

⑩ Enter キーを押し、「シート選択」ダイアログを表示します。

⑪ 『ファイル(2)』の『シート(B)』を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

⑫ 「複写」にチェックを入れます。

⑬ 『ファイル(1)』、『シート(B)』を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

⑭ Enter キーを押し、基準を図面中心とします。

⑮ Enter キーを押し、同じ位置に配置します。

別のフォルダへ移動したりしないでください。

CEQファイル、DXFファイルは必ず同じフォルダに存在する必要があります。

ファイル保存先 POINT

基準となるシートの名称は「ベース」となります。変換後、シート名称を変更してください。

シート名称 POINT

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3.Tf@S(SXF)→ FILDER Rise

シートの情報を保持したまま FILDER Rise へ取込む場合は、他CAD(Tf@S)にてSXFファイル形式で保存します。

モデル空間(FILDER Rise では作業空間)、レイアウト空間を同時に保存することはできません。

モデル空間、レイアウト空間ごとに保存してください。

モデル空間、レイアウト空間ごとに保存し、FILDER Rise で1つのファイルに組み合わせる方法は、『モデル空間のシー

トとレイアウト空間のシートを FILDER Rise へ取込む場合』を参照してください。

シートの情報とビューポートの情報を保存し、FILDER Rise で1つのファイルに組み合わせる方法は、『モデル空間のシ

ートとレイアウト空間のビューポートを FILDER Rise へ取込む場合』を参照してください。

作成した図面は、SXFファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

モデル空間またはレイアウト空間を保存します。

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② 「モデル」または「レイアウト」を選択し、変換するモデル空間またはレイアウト空間を表示します。

③ [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

④ 「ファイルの種類」から「SFC 図面(*.sfc)」または「P21 図面(*.p21)」を選択します。

⑤ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

⑥ ②~⑤の操作を繰り返して、他のレイアウト空間も保存します。

◆ Tf@Sでの操作 ◆

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

① [設定]-[SXF設定]コマンドを実行します。

② 「部分図をシートとして取り込む」にチェックを入れ、

[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

- 9 -

③ -[開く]コマンドを実行します。

③ ④ 「ファイルの種類」から「SXF 図面ファイル(*.sfc,*.p21)」を選択します。

⑤ ファイル名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

このチェックを外すとシート分けされなくなってしまうので、必ずチェックを入れてください。

SXF設定で「部分図をシートとして取り込む」のチェックを入れると、SXFファイルを読込んだ際に部分図を

シートとして表示します。

SXFファイル形式で保存すると、シートは部分図となります。

シートの扱い POINT

SXFモード

SXFファイルを開くと、FILDER Rise はSXF設定に準じた線種や色が設定されたSXFモードとなります。

POINT

基準となるシートの名称は「作業シート」となります。変換後、シート名称を変更してください。

シート名称 POINT

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4.FILDER Rise(SXF)→ Tf@S

シートの情報を保持したまま他CAD(Tf@S)へ取込む場合は、FILDER Rise にてSXFファイル形式で保存します。

作業空間(Tf@S ではモデル空間)、レイアウト空間を同時に保存することはできません。

モデル空間、レイアウト空間ごとに保存します。

作成した図面は、SXFファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

作業空間またはレイアウト空間を保存します。

① -[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② 作業空間またはレイアウト空間のタブを選択し、変換する作業空間またはレイアウト空間を表示し

ます。

③ -[名前をつけて保存]コマンドを実行します。

④ 「ファイルの種類」から「SXF 図面ファイル V2.0 形式

(*.sfc)」または「SXF 図面ファイル V2.0 形式(*.p21)」を

⑤ ④

選択します。

⑤ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

◆ ◆ Tf@Sでの操作

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行します。

② 「ファイルの種類」から「SFC 図面(*.sfc)」または「P21 図面(*.p21)」を選択します。

③ ファイル名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

基準となるシートの名称は「標準図」となります。変換後、シート名称を変更してください。

シート名称 POINT

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データ変換

- 11 -

5.AutoCAD(DWG・DXF)→ FILDER Rise

モデル空間、レイアウト空間の情報を保持したまま FILDER Rise へ取込む場合は、他CAD(AutoCAD)にてDWG・DX

Fファイル形式で保存します。

作成した図面は、DWG・DXFファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

◆ ◆ AutoCADでの操作

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

③ 「ファイルの種類」から「AutoCAD 図面(*.dwg)」または「AutoCAD DXF(*.dxf)」を選択します。

④ ファイル名を指定して、[保存]ボタンをクリックします。

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

① [設定]-[DWG/DXF設定]コマンドを実行します。

② テーブルリストから「標準DXF設定」を選択し、

[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

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③ -[開く]コマンドを実行します。

③ ④ 「ファイルの種類」から「DWG ファイル(*.dwg)」または「DXF ファイル(*.dxf)」を選択します。

⑤ ファイル名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

⑥ 「位置を自動補正しますか?」のメッセージが表示された場合は、

[はい]ボタンをクリックします。

この色と線種で配管やダクトを配置する場合は、[配管設定]または[ダクト設定]から「標準配管用途マスタ

ー(RISEVXX-ACAD 互換).YTP」、「標準ダクト用途マスター(RISEVXX-Acad 互換).YTD」を読込んでくださ

い。

DWG/DXF設定から「標準DXF設定」を選択すると、色と線種はAutoCADの色と線種に合わせます。

AutoCADの色・線種 POINT

FILDER Riseの色と線種のまま、DWG・DXFファイルを開く場合は、DWG/DXF設定の「色の取り扱い」

と「線種の取り扱い」から「FILDER Rise に合わせる」を選択し、DWG・DXFファイルを開きます。

FILDER Rise の色・線種 POINT

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データ変換

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6.FILDER Rise(DWG・DXF)→ AutoCAD

モデル空間、レイアウト空間の情報を保持したまま他CAD(AutoCAD)へ取込む場合は、FILDER Rise にてDWG・DX

Fファイル形式で保存します。

作成した図面は、DWG・DXFファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

① -[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② [設定]-[DWG/DXF設定]コマンドを実行します。

③ テーブルリストから「標準DXF設定」を選択し、

[OK]ボタンをクリックします。

④ -[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

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データ変換

- 14 -

⑤ 「ファイルの種類」から「DWG形式ファイル(*.dwg)」または「DXF形式ファイル(*.dxf)」を選択します。

⑤ ⑥

⑥ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

◆ ◆ AutoCADでの操作

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行します。

② 「ファイルの種類」から「図面(*.dwg)」または「DXF(*.dxf)」を選択します。

③ ファイル名を指定し、[開く]ボタンをクリックします。

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7.JW-CAD(JWW)→ FILDER Rise

線種・線色の情報を保持したまま FILDER Rise へ取込む場合は、他CAD(JW-CAD)にてJWWファイル形式で保存

します。

作成した図面は、JWWファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

◆ ◆ JW-CADでの操作

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

③ [新規]ボタンをクリックします。

④ 「保存形式」から「jww」を選択します。

⑤ ファイル名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

① -[開く]コマンドを実行します。

② 「ファイルの種類」から「JW-CAD 図面ファイル(*.jwc、*.jww)を選択します。

③ ファイル名を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

- 16 -

8.FILDER Rise(JWW)→ JW-CAD

線種・線色の情報を保持したまま他のCAD(JW-CAD)へ取込む場合は、FILDER Rise にてJWWファイル形式で保存

します。

そのままJWWファイル形式で保存すると、レイアウト空間は無くなり、作業空間の複数のシートが1つに統合されます。

レイアウト空間を保存する場合は、データ変換コマンドを実行します。

作成した図面は、JWWファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

作業空間を保存します。

① -[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② -[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

③ 「ファイルの種類」から「JW-CAD 図面ファイル形式(*.jww)を選択します。

③ ④

④ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

レイアウト空間をデータ変換します。

① -[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② 変換するレイアウトタブ上で右クリックし、[データ変換]を選択します。

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データ変換

- 17 -

③ 「変換の指定」から「JW-CAD 図面ファイル(*.jww)」を選択します。

③ ④ ファイル名を指定し、[変換実行]ボタンをクリックします。

◆ ◆ JW-CADでの操作

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行します。

② ファイル名をダブルクリックします。

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データ変換

- 18 -

設備の属性を持ったまま、複数のシートを FILDER Rise へ取込む場合

設備の属性とシートの情報を保持したまま FILDER Rise へ取込む場合は、他CAD(Tf@S)にて BE-Bridge ファイル形

式で設備の属性を、SXFファイル形式でシートの情報を保存し統合させます。

作成した図面は、BE-Bridge ファイル形式やSXFファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存し

てください。

◆ ◆ Tf@Sでの操作

複数シートの情報を保持した『ファイル(1)』と、設備の属性を保持した『ファイル(2)』を保存します。

◎ 複数シートの情報を保持して保存します 『ファイル(1)』

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

③ 「ファイルの種類」から「SFC 図面(*.sfc)」または「P21 図面(*.p21)」を選択します。

④ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

◎ 設備の属性を保持して保存します 『ファイル(2)』

⑤ 変換しないシートのタブ上で右クリックし、[非表示]を選択します。変換するシートのみ表示します。

⑥ [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

⑦ 「ファイルの種類」から「BE-Bridge(*.ceq)」を選択します。

⑧ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

⑨ 「出力オプション」を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

⑩ 変換結果が表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

- 19 -

◆ ◆ FILDER Riseでの操作

複数シートの情報を保持した『ファイル(1)』のシート(A)を、設備の属性を保持した『ファイル(2)』と入替えます。

◎ シートの情報を残した『ファイル(1)』を開きます

① [設定]-[SXF設定]コマンドを実行します。

② 「部分図をシートとして取り込む」にチェックを入れ、

[OK]ボタンをクリックします。

③ -[開く]コマンドを実行します。

④ 「ファイルの種類」から「SXF 図面ファイル(*.sfc、*.p21)」を選択します。

⑤ 『ファイル(1)』を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

- 20 -

◎ 設備の属性を残した『ファイル(2)』と入替えます

⑥ 入替えするシート(A)上で右クリックし、[図形入替]を

選択します。

⑦ [ファイル選択]ボタンをクリックします。

⑧ 「ファイルの種類」から「BE-Bridge ファイル(*.CEQ)」を選択します。

⑨ 『ファイル(2)』を指定し、[開く]ボタンをクリックします。

⑩ 「入替元、入替先の基点を指示する」にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。

⑪ 変換結果が表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

⑫ 一旦『ファイル(2)』が開きます。基準となる位置をクリックします。

⑬ 『ファイル(1)』が開きます。基準となる位置をクリックします。

基準となるシートの名称は「作業シート」となります。変換後、シート名称を変更してください。

シート名称 POINT

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データ変換

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モデル空間、レイアウト空間両方のシートの情報を保持したまま FILDER Rise へ取込む場合は、他CAD(Tf@S)にてS

XFファイル形式でモデル空間のシートの情報、レイアウト空間のシートの情報を保存し統合します。

SXFファイル形式で保存すると、レイアウト空間上のビューポートは部分図となりますので、モデル空間の図面とレイア

ウト空間の図面の連動はなくなります。

FILDER Rise では作業空間を他のファイルへコピーすることが出来ないので、一度レイアウト空間に移動してから1つの

ファイルに統合します。

作成した図面はSXFファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してください。

モデル空間のシートとレイアウト空間のシートを FILDER Rise へ取込む場合

◆ ◆ Tf@Sでの操作

モデル空間の『ファイル(1)』と、レイアウト空間の『ファイル(2)』を保存します。

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

② 「モデル」または「レイアウト」を選択し、変換するモデル空間またはレイアウト空間を表示します。

③ [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

④ 「ファイルの種類」から「SFC 図面(*.sfc)または「P21 図面(*.p21)」を選択します。

⑤ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

⑥ ②~⑤の操作を繰り返して、他のレイアウト空間も保存します。

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データ変換

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◆ ◆ FILDER Riseでの操作

レイアウト空間を変換した『ファイル(2)』に新しいレイアウト空間を作成し、モデル空間のシートを移動します。

『ファイル(2)』のレイアウト空間をモデル空間を変換した『ファイル(1)』へ複写します。

◎ 『ファイル(1)』『ファイル(2)』を開きます

① [設定]-[SXF設定]コマンドを実行します。

② 「部分図をシートとして取り込む」にチェックを入れ、

[OK]ボタンをクリックします。

③ -[開く]コマンドを実行します。

④ 「ファイルの種類」から「SFC 図面(*.sfc、*.p21)」を選択します。

⑤ モデル空間を保存した『ファイル(1)』を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

⑥ -[開く]コマンドを実行します。

⑦ 「ファイルの種類」から「SFC 図面(*.sfc、*.p21)」を選択します。

⑧ レイアウト空間を保存した『ファイル(2)』を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

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◎ 作業空間に入っているシートをレイアウト空間に移動します

⑨ 『ファイル(2)』の作業空間タブ上で右クリックし、 ⑨

[レイアウト新規作成]を選択します。

⑩ レイアウト名と作図スケールを設定し、[OK]ボタンをクリックします。

⑪ 移動するシートタブ上で右クリックし、[移動または

コピー]を選択します。

⑫ 「コピー先レイアウト」から作成したレイアウトの名称を選択します。 ⑬

⑬ 「移動先」から「末尾に移動」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

⑭ ⑪~⑬の操作を繰り返して、他のシートも移動します。

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データ変換

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◎ レイアウト空間をモデル空間のファイルにコピーします

⑮ 『ファイル(2)』のレイアウトタブ上で右クリックし、 ⑭

[移動またはコピー]を選択します。

⑯ 「コピーを作成する」にチェックを入れます。

⑰ 「コピー先図面名」から『ファイル(1)』を選択します。

⑱ 「移動先」から「末尾に移動」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

シート名称

基準となるシートの名称は「作業シート」または「シート1」となります。

変換後、シート名称を変更してください。

POINT

選択できます。

クリックしたタブだけ選択する場合:Ctrlキーを押しながらタブをクリックしていくと、クリックした複数タブが

連続しているタブを選択する場合:1つ目のタブをクリックし、 後のタブをShiftキーを押しながらクリック

すると、クリックしたタブ間にあるタブも選択できます。

シートの複数選択 POINT

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データ変換

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モデル空間のシートとレイアウト空間のビューポートを FILDER Rise へ 取込む場合

モデル空間のシートの情報と、レイアウト空間のビューポートの情報を保持したまま FILDER Rise へ取込む場合は、他

CAD(Tf@S)にてSXFファイル形式でモデル空間のシートの情報を、DXFファイル形式でレイアウト空間のビューポー

トの情報を保存し統合します。

DXFファイル形式で保存すると、レイアウト空間にある複数のシートは1つのシートに統合されます。

作成した図面は、SXFファイル形式やDXFファイル形式で保存する前に、必ずCAD固有のフォーマットで保存してくだ

さい。

◆ Tf@Sでの操作 ◆

SXFファイル形式の『ファイル(1)』とDXFファイル形式の『ファイル(2)』を保存します。

① [ファイル]-[開く]コマンドを実行し、変換するファイルを開きます。

◎ モデル空間をSXFファイル形式で保存します 『ファイル(1)』

② 「モデル」を選択します。

③ [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

④ 「ファイルの種類」から「SFC 図面(*.sfc)」または「P21 図面(*.p21)」を選択します。

⑤ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

◎ DXFファイル形式で保存します 『ファイル(2)』

⑥ [ファイル]-[名前を付けて保存]コマンドを実行します。

⑦ 「ファイルの種類」から「DXF 図面(*.dxf)」を選択します。

⑧ ファイル名を指定し、[保存]ボタンをクリックします。

⑨ 「出力オプション」を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

⑩ 変換結果が表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

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◆ FILDER Riseでの操作 ◆

◎ シートの情報を残した『ファイル(1)』を開きます

① [設定]-[SXF設定]コマンドを実行します。

② 「部分図をシートとして取り込む」にチェックを入れ、

[OK]ボタンをクリックします。

③ -[開く]コマンドを実行します。

④ 「ファイル種類」から「SXF 図面ファイル(*.sfc、*.p21)」を選択します。

⑤ 『ファイル(1)』を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

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データ変換

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◎ レイアウトの情報を残した『ファイル(2)』を開きます

⑥ -[開く]コマンドを実行します。

⑦ 「ファイル種類」から「DXF ファイル(*.dxf)」を選択します。

⑧ 『ファイル(2)』を指定し、[OK]ボタンをクリックします。

◎ レイアウト空間をシートのファイルにコピーします

⑨ 『ファイル(2)』のコピーするレイアウトタブ上で右クリック

し、[移動またはコピー]を選択します。

⑩ 「コピーを作成する」にチェックを入れます。 ⑫

⑪ 「コピー先図面名」から『ファイル(1)』を選択します。

⑫ 「移動先」から「末尾に移動」を選択し、[OK]ボタンをクリックします。