セメント系固化材

総合カタログ

あらゆる建築・土木工事現場における軟弱土を固化し、良質土に改良するセメント系固化材です。大地を永遠に有効利用し活かすため、また良い自然環境を次世代に引き継いでいくことを目的に「ユースタビラー」は生まれました。

大地を永遠不滅に自然と人が手を結んだ土質改良材

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ユースタビラーは従来のセメントでは固化することが困難であった軟弱土を良質土に改良するセメント系固化材です。対象土質に最適な品種を選定することで、高含水泥土・腐植土等の固化も可能にしました。現場労働環境や周辺環境保全のために発塵抑制型固化材や速効性の脱水・固化に優れたセメント・石灰複合系など、あらゆる土質の固化および施工法にも威力を発揮します。

ユースタビラーが土質を安定化するのは、主としてケイ酸カルシウム水和物による固化作用と、系の中で生成するカルシウムサルフォアルミネート水和物(エトリンガイト)による含水比の引き下げ、及び結晶ネットワークの形成によります。ケイ酸カルシウム水和物、及びエトリンガイトのどちらかの作用が主として有効であるかは、対象土によって異なるため、両者の効果比率を変えて各シリーズを用意しました。

ユースタビラーとは

ユースタビラーの固化作用

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道路の路床改良をはじめ、土地造成・グランド・公園などの地盤安定・強化等、あらゆる浅層混合処理の工事・施工現場で活躍します。また、環境保全、公害防止、あるいは建設コストの低減化など、そのメリットは無限です。バックホウ・スタビライザー等のあらゆる建設機械で施工できます。

混合処理

建築物基礎・道路構造体等の強化・長期安定に威力を発揮

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路床・路盤改良� 構造物基礎工事�

土地造成工事�仮設道路工事�

泥土処理�

用　　　　途�

バックホウでの施工 スタビライザーでの施工

ローター式撹拌機での施工

作業機械の転倒防止トラフィカビリティの確保にも

散布� 混合� 敷きならし� 締固め�

■施工手順�

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●道路

●造成地

●公園 ●空港

●公園

地盤改良を強固な層まで行うことで、基礎地盤の増強、沈下およびすべり防止等に効果があり、建築物の基礎、盛土・護岸のすべり防止、液状化防止等幅広く採用されています。施工方法は、地盤状況、構造物により固化材をスラリー状および粉体で使い分けることが可能で、撹拌方法も機械式と高圧噴射式に大別されます。施工機械は、一般住宅用の小規模なものから海洋工事用の超大型な特殊機械があり施工深度は30m以上が可能です。

混合処理

建築基礎工事や液状化防止など多彩な用途に威力を発揮

スラリー状�紛　状� 注入・混合・撹拌� 完成�

■施工手順�

圧送�

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円弧すべり防止� 構造物基礎工事�

液状化対策�連続地中壁�

用　　　　途�

●連続土留壁 ●連続土留壁 ●改良柱体天端仕上完了

●高架道路

運搬� プラント混合� 運搬� 再利用�

■施工手順�

年々増加する建設発生土、産業廃棄物は社会問題にもなっています。この建設発生土や廃棄物の処理を発生現場内で流用、あるいは盛土、埋戻し材料等の建設資材として再利用する事が推奨され、実際の施工現場でも多く用いられています。ユースタビラーの幅広い品揃えは含水比・有機物含有量とも高いどの様な土質にも的確に対応でき、ユースタビラーの真価が発揮されます。

残土を甦らせて、大地へ戻す限りある資源の有効利用

混合処理

建設発生土�の再利用�

浚渫土固化処理�

泥土処理�

用　　　　途�

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原位置式混合プラント全景

●護岸

●港湾

処理前の浚渫土

処理後の浚渫土 処理後、盛土などに再利用。

ユースタビラーの特性を十分に発揮させる研究所・土質試験室。ユースタビラーは長年の経験と研究により開発された地

盤改良材です。土質にあった材料を有効に使っていただ

くために、主要4ヶ所の研究所、全国12拠点の試験室で

現場のニーズに的確に応える試験研究体制を整えていま

す。より高品質な材料の開発に、また現場ごとの配合試験

および安定処理の設計等様々な形で全国の現場をバック

アップしています。

全国ネットの販売拠点・技術拠点で高品質の材料を全国に供給する。

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●セメント技術センター

試験室�

北 海 道 試 験 室 �福 島 試 験 室 �新 潟 試 験 室 �千 葉 試 験 室 �富 山 試 験 室 �富 士 試 験 室 �名 古 屋 試 験 室 �大 阪 試 験 室 �

主要研究所・試験室�

コンクリートセンター(仙台)�セ メ ン ト 研 究 所 ( 大 宮 ) �セメント技術センター(宇部)�セメント開発センター(北九州)

主な販売拠点� 営業所所在地�

札 幌 支 店 �東 北 支 店 �北 陸 支 店 �東 京 支 店 �名 古 屋 支 店 �大 阪 支 店 �四 国 支 店 �中 国 支 店 �九 州 支 店 �

豊富な経験でユーザーの要望に応える全国ネットの営業拠点。全国に主要販売拠点9ヶ所、営業所30

ヶ所を配置し、地盤改良工事に関する

知識・経験豊富な人員を配してユーザ

ーあるいはディーラーのご要望にお応

えします。

●セメント研究所

土質別室内配合試験結果データ

研究・試験データが語る、高い品質と信頼。

土質別室内配合試験結果の例（粉体添加・材齢7日）

固化材添加量(kg/m3)

普通セメント�

ユースタビラー10

一軸圧縮強さ�

(kgf/cm2)

土 質 �砂 質 土 �2 5 ％ �

1.82g/cm3

含 水 比 �湿潤密度�

固化材添加量(kg/m3)

一軸圧縮強さ�

(kgf/cm2)

ユースタビラー10

普通セメント�

土 質 �粘 性 土 �9 2 ％ �

1.46g/cm3

含 水 比 �湿潤密度�

一軸圧縮強さ�

(kgf/cm2)

固化材添加量(kg/m3)

ユースタビラー20

普通セメント�

土 質 �有 機 質 土 �3 2 5 ％ �1.15g/cm3

含 水 比 �湿潤密度�

1 8 . 5 ％ �有機物含有量�

一軸圧縮強さ�

(kgf/cm2)

固化材添加量(kg/m3)

ユースタビラー40

普通セメント�

土 質 �泥 炭 �4 5 7 ％ �1.05g/cm3

含 水 比 �湿潤密度�

6 5 . 1 ％ �有機物含有量�

固化材添加量(kg/m3)

普通セメント�

ユースタビラー10

一軸圧縮強さ�

(kgf/cm2)

土 質 �砂質シルト�8 4 ％ �

1.52g/cm3

含 水 比 �湿潤密度�

固化材添加量(kg/m3)

普通セメント�

ユースタビラー10

一軸圧縮強さ�

(kgf/cm2)

土 質 �関東ローム�8 3 ％ �

1.45g/cm3

含 水 比 �湿潤密度�

一軸圧縮強さ�

(kgf/cm2)

固化材添加量(kg/m3)

普通セメント�

ユースタビラー30

土 質 �粘 性 土 �1 5 5 ％ �1.27g/cm3

含 水 比 �湿潤密度�

一軸圧縮強さ�

(kgf/cm2)

固化材添加量(kg/m3)

土 質 �粘 性 土 �1 2 2 ％ �1.39g/cm3

含 水 比 �湿潤密度�

ユースタビラースーパー�

ユースタビラー10

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あらゆる土質や施工法に対応完成度の高い土質改良材製品ライン

アップ長年の製造技術と研究開発は、きわめて完成度の高いユースタビラーを生みだしました。一般軟弱土はもちろん、超高有機質土用、セメント・石灰複合系や初期の強度を抑制し長期強度を確保する遅硬型等、多くのシリーズを用意しました。25kg紙袋、1トンフレコン、バラの荷姿で各現場環境に応じた適材をお選びいただけます。

砂質土・粘性土・シルト・有機質土・泥土など幅広い土質に効果的です。�

高有機質土や高含水ヘドロなどの土質に効果的です。�

早強型でローム・高有機質土などの土質に効果的です。�

泥炭・ピートなど超高有機質土に効果的です。�

セメント・石灰をベースにした脱水・固化に優れたタイプです。�

初期の強度を抑制し長期強度は確保するタイプです。�

一般軟弱土用�

区　分� 特　長�製品名�

高有機質土用�

早強・高強度用�

超高有機質土用�

セメント・石灰複合系�

遅硬型�

散布・混合時の発塵を抑制したタイプです。�発塵抑制型�

●25kg紙袋

●1トンフレコン

●バラ(タンクローリー)

全国各地の出荷基地より、お客様のもとに迅速にお届けします。3

ユースタビラーの荷姿

「ユースタビラースーパー」は当社独自のハイテクノロジーを駆使し、各種ユースタビラーに特殊技術を施しました。これにより施工時に固化材の飛散および粉塵の発生を防ぎ、周辺環境や現場労働環境の保全にも大きな役割を果たします。もちろん、セメント系固化材本来の優れた特性はそのままです。住宅地域や精密機械工場・田畑に近い施工現場には、是非試してほしい新しいタイプの発塵抑制型固化材です。左記のユースタビラー10・20・30タイプの発塵抑制型をご用意しました。

従来製品

固化材散布

粉体のウエット化で、散布・混合時の発塵を抑制しました。◆発塵量約10CPM(普通セメント約1,000CPM)

特　　長

発塵抑制

従来のセメント系固化材の特性を維持しつつ効果を発揮します。安定性

添加物は無害です。人畜への影響はありません。もちろん周辺地域への2次公害もありません。安全性

発塵抑制効果により作業環境が著しく改善され、また従来品と同様の工法で簡単に施工できます。施工性

従来製品

混　合

従来製品

敷きならし

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ユースタビラースーパー

ユースタビラースーパーユースタビラー

スーパー

周辺環境に優しく、�作業現場を�快適に美しく変えた。�発塵抑制型固化材�

札幌支店�

東北支店�

東京支店�

名古屋支店�

北陸支店�

大阪支店�

中国支店�

四国支店�

九州支店�

本社営業部�

〒060-0005　札幌市中央区北5条西6-2-2　札幌センタービル�

〒980-0021　仙台市青葉区中央2-1-7　仙台三和ビル�

〒105-0011　東京都港区芝公園2-4-1　秀和芝パークビル�

〒460-0003　名古屋市中区錦2-4-3　錦パークビル�

〒920-0031　金沢市広岡3-1-1　金沢パークビル�

〒530-0041　大阪市北区天満橋1-8-30　OAPタワー�

〒730-0031　広島市中区紙屋町2-1-22　広島興銀ビル�

〒760-0050　高松市亀井町5-1　百十四ビル�

〒810-0001　福岡市中央区天神1-12-20　日之出東京海上ビル�

〒105-0011　東京都港区芝公園2-4-1　秀和芝パークビル�

電話 011-231-7131

電話 022-711-5710�

電話 03-3435-2680

電話 052-222-2620�

電話 076-233-5141�

電話 06-357-2900�

電話 082-247-9521�

電話 087-863-0370�

電話 092-752-6111�

電話 03-3435-2656

ユースタビラー取扱上のお願い�保管上のお願い�ユースタビラーを保管する場合は、水が浸入しないようにかさあげをして保管してください。�直接、地面に置かないでください。�降雨の恐れがある場合、湿度が高い場合にはビニールシート等で覆って、風でとばないようロープ等で固定してください。�安全衛生上のお願い�ユースタビラーは水と接触すると強いアルカリ性になり、皮膚、目、呼吸器等を刺激したり粘膜に炎症を起こします。特に目に入った場合はきわめて危険ですので、ご使用の際は以下のことに注意ください。�1.直接、皮膚にふれないようにしてください。目に入れないで　ください。吸い込まないでください。口に入れないでください。2.必ず、保護手袋、防塵メガネ、防塵マスクを着用してください。�3.発塵に注意し、十分に換気してください。�4.万一目に入った場合は、きれいな水で十分に洗浄し、直ちに専　門医の診察を受けてください。�5.万一皮膚についた場合は、きれいな水で十分に洗い流して　ください。�6.子どもに触れさせないでください。�フレコン取扱上のお願い�1.吊上げの際�　吊ロープ又は吊ベルトはフックに正しく掛け、片吊はしない　でください。急な吊上げ・吊下ろし・横引きはしないでください。2.排出の際�　吊上げたフレコンの下に入って、開口しないでください。開　口部が地面にふれないように吊上げて排出してください。　内容物は残留しないよう全部排出してください。�使用上のお願い�1.ユースタビラーは土を改良するための固化材であり、モル　タル及びコンクリート等のセメント代替として使用しない　でください。�2.改良効果はユースタビラーと対象土の混合度合いに大きく　影響しますので、均一になるまで十分に混合してください。�3.対象土とユースタビラーの混合不良またはユースタビラー　を過剰添加した場合には、膨張して亀裂を発生することが　あります。�環境への影響�1.ユースタビラーによって改良された土は一般にph＝10～12　のアルカリ性を示します。しかし、炭酸ガス及び粘土鉱物　の作用によって、徐々にアルカリ性から中性に進んでいきます。�2.一般の植物への影響はほとんどありません。アルカリ土壌に　弱い植物に対しては、土の入れ替えの必要がある場合があり　ます。��

98-10 40,000 SC

シート�

ロープ�

1.吊上げる場合� 2.排出する場合� 3.保管する場合�

■吊ロープのフックを正しく掛け、�　片づりはやめてください。�

■急な吊上げ、吊おろし、横びきは�　しないでください。�

■吊上げたフレコンの下に入ら�　ないでください。�

■発塵防止の為できるだけ低い�　位置で排出してください。�

■内容物は残留しないよう�　全量排出してください。�

■仮貯蔵の際、水が浸入しないよう�　にして貯蔵してください。�

ゆっくり�

〒105-0011　東京都港区芝公園 2-4-1 秀和芝パークビル　�