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プレゼンの苦手意識を克服するキッカケ~大学生のためのテキスト作成~
年間予定
山下プロジェクト2018
人前に立って話すこと、プレゼンテーションをするということに苦手意識を持っている人は少なくないだろう。このプロジェクトでは、そうした苦手意識の原因を探り、実際にプレゼンを体験することで自信をつけ、楽しくプレゼンテーションができるようになってもらうことを目指している。 具体的には、「プレゼンへの意識調査アンケート」、「自分たちのプレゼン能力向上のためのビデオトレーニング」などを実施した。また今後「プレゼンの手助けになるようなテキストの作成」、「実際にプレゼンを体験するワークショップの開催」なども予定している。 書籍やネットに溢れているような「プレゼンのスキルやノウハウをただ教える」のではなく、あくまで「自分たちの体験を活かしたワークブックの作成」や「気軽で身近なテーマによる少人数グループでのワークショップ」など「プレゼンを楽しんでもらうこと」を目標にした活動をしている。
プロジェクトの背景・目的
・NE28-0162B 遠藤弥季 ・NE28-0081B 高橋莉菜・NE27-0185D 横井太一 ・NE28-0249A 大場泰雅・NE28-0066K 束田広貴 ・NE28-0121H 小室みゆき・NE28-0239D 小野斗詩 ・NE28-0147K 森村仁・担当教員 山下清美
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初顔合わせ春休みタスク
係り決めテーマの掘り下げ
テーマの掘り下げアンケート作成題目決め
5 日、アンケート実施ビデオトレーニング実施教員相談会
21 日、中間発表アンケートの分析
夏休みタスク外部のワークショップ体験
学部内でワークショップ開催 テキストの完成 15 日、最終発表
高校にてワークショップ開催
メンバー
プレゼンテーションに関する調査
目的と方法
仮説
方法結果と考察1. 大学 1年生はプレゼンテーションをすることが得意か ? 得意、どちらかというと得意だと感じる人は全体のわずか 4 分の 1ほどしかなく、ほとんどの人が苦手と感じているという結果になった。
2. プレゼンが苦手なのはなぜか プレゼンが得意な人と苦手な人に分けて、プレゼンで苦手意識を持っている項目を比較した。プレゼンが苦手な人は、人前で話すことが苦手で、プレゼンが得意な人はテーマ決めが 1 番苦手であった。また、プレゼンが得意な人は、人前で話すことに得意だと感じていることが多いのに対し、プレゼンが苦手な人はほとんどが人前で話すことに苦手と感じていた。そもそもプレゼンが苦手な人は、人前で話すことを苦手と感じていると言える。
3. プレゼンが苦手なのは経験が少ないからか
4. プレゼン能力は必要か プレゼンの能力が必要でないと考えている人はわずか 5 人しかいなかった。少なくとも 90% もの人が将来プレゼンの能力が必要だと考えていることがわかった。
5. プレゼンの上達のために必要なコンテンツは ? プレゼンテーションの上達のために望むコンテンツとして一番多かったのはプレゼンの仕方を教える授業であった。授業で使う「苦手意識を解決するテキスト」であることが重要であると再考した。
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図3 人前での発表経験
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web や動画 プレゼンを見る機会
ワークショップ 授業 本
図5-1.プレゼンが得意な人は 能力向上のためにどんな活動を望むのか
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web や動画 プレゼンを見る機会
ワークショップ 授業 本
図5-2.プレゼンが不得意な人は 能力向上のためにどんな活動を望むのか
大学生のプレゼンテーションに対する苦手意識と、それを取り除く取り組みとして何が効果的かなどについて調べ、制作物の方向性を決めるために調査を行なった。 そもそも人前で話すことに苦手意識があるのではないか、テキストで学ぶなど事前に対策を立てることで苦手意識を改善できるのではないか、との仮説を立て検証した。 授業終了時に用紙を配布しその場で記入してもらった。協力者は、2018 年度ネットワーク情報学部 1 年生 209 人 ( 男性 161 人 , 女性 48 人 )。
全体で 75% の人が人前での発表を少なくても 4 回以上経験 しているとわかった。また得意な人と苦手な人とで、経験回数にほとんど違いがなかった。人前での発表経験が少 ないことが苦手意識に直接つながっているとは言えない結果になった。
成果物の企画
アンケート結果から、プレゼンテーションが苦手な人は、そもそも人前で話すこと自体が苦
手であるとわかった。また、プレゼンの苦手意識を克服するコンテンツとして一番希望が多い
のは、プレゼンについて学べる授業であることがわかった。
<企画概要>
◯1 人の主人公を立て、1 つのプレゼン作りの工程を紹介することで、本にストーリー性を持たせる
◯実際に体験してわかったことを自分たちの言葉で記載する
◯テキストに直接書き込めるようなアクティビティ要素を入れる
<目次案>
・プレゼンを始める前に
・人前で話すことに慣れよう
・テーマ決め
・プレゼンを組み立てよう
・スピーチを組み立てよう
・スライドを組み立てよう
・プレゼンの練習をしよう
・グループワークでのプレゼン
コンセプト
背景
目的
成果物として、大学の授業で使ってもらえるような、 プレゼンに対する苦手意識を克服の
キッカケになるテキストを作成することにした。具体的なモデルとして、スピーチやプレゼン
の機会が多いネットワーク情報学部の「専修大学入門ゼミナール」を想定する。また、対外活
動として行うワークショップで、試験的に活用できるものにする。
対外活動の企画
ビデオトレーニング
アンケート結果から、プレゼンをしたことがある人が少なくないにも関わらず、プレゼンは苦手であると答えた人が多かった。つまり、プレゼンの体験がマイナスのイメージを作り出している可能性がある。このことから私たちは、気軽に楽しめるプレゼンを体験できる場としてワークショップの開催を計画している。対象としては、大学生だけでなく、大学に入る直前の高校生を想定する。
背景と目的
ワークショップ開催予定
- 専修大学附属高等学校でのワークショップ 2月頃
プレゼンに苦手意識を持った人が少人数で、気軽で身近なテーマのプレゼンを行い、人前で話すことに慣れるワークショップを行う。人前で話しやすくするために、人形や写真を使うなど観客の視線を気にしなくてもいいような発表形式を検討中である。また、並行して作成している成果物のテキストの一部を活用し、テーマ決めがスムーズに出来るようなやり方を実践してもらう予定である。
- 専修大学内でのワークショップ 10 月頃
目的
方法
これまでの実施と今後の取り組み
人にプレゼンを教えるために、まずプロジェクトメンバー自身のプレゼン能力向上を目指す。1年間継続することで成長のプロセスを確認する。
週に一回、毎回3名程度のペースでプレゼンテーションを行う。各回ごとに、「学校」「人物」「食べ物」などのテーマを指定し、その単語から各自で内容を発展させプレゼンする。 プレゼンはビデオに撮影し、動画を客観的に見たり相互評価することにより、表情や姿勢、声の大きさや速度など、ポイントごとに改善点を見つける。発表者は動画とみんなの評価を振り返りシートにまとめ、最終的には一人一人の成長の記録をまとめる予定である。
【前期】 一人2回程度実施した。【夏休み】自由なテーマで、15 分くらいのプレゼンを行う。 最低一人には聞いてもらい、評価や感想をもらう。【後期】テーマを変えて3~5分のプレゼンを予定。 10 月~11 月に一人3回実施を目標にする。
企画概要