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よりバラエティ豊かに進化したアルバムになったと思う 僕たちは15曲の変化のあるサウンドを作る事ができて とても誇りに思っているよ Tyler “Telle” Smith (Vo) インタビュアー:MAY-E Translator:Yuga -SCREAM OUT FEST 2011では1晩で数万円分のアルコールを消費したという話は来 日時に伺っていましたが、今だから言える来日時のエピソードがあれば教えてください。 ハハ、そうだね、ライヴの後でかなりハードにお祝いした夜があったよ。長いこと会ってな かった友人がたくさんツアーにいたからね。最終的にはバスタブの中で裸の俺といろんな 友達が勝手に写真を撮っていたな。 -もともと6人だったのに、最新のアーティスト写真は5人しかおりませんね。メンバーの脱 退、加入などがあったようですが、現在のラインナップを紹介してもらえますか?また、メン バーが変わってしまった理由も教えてください。 Dusty Riach (Key)とJustin Salinas (Dr)は今年の始めに脱退してしまって、ドラマー のLukeが新たに加入したよ。俺たちは、新しいドラマーだけしか必要ないと考えたんだ。 -キーボードのDusty Riachも脱退してしまいましたが、メンバーが変わってしまったこと で、ニュー・アルバム『Life Cysles』の制作に何か影響を与えましたか? もちろん影響はあったよ。だってTony Pizzuti (Gt)とZack Hansen (Gt)がこの新作の シンセやキーボード、エレクトロの部分をほとんど書いたんだからね。このアルバムが全て の面において進化するために、彼らは相当努力しなければいけなかった。もちろん結果には 満足していると同時に、Dustyがどれだけ重要な役割を占めていたかを実感したよ。彼には 幸運を望むばかりだし、俺たちはまだみんな友達さ。 -また、現在のバンド内の雰囲気はいかがですか? とてもいいよ。俺がこれを書いている間、バンドの他のメンバーのほとんどは今ツアー・バ スの後ろでジャムったり次のツアーの曲について話しているよ。俺たちは今最高に仲がいい し、ツアー中はもちろんオフで遊ぶ時も素晴らしい時間を共に過ごしているよ。それぞれの バンドは山も谷も経験すると思うけど、俺たちはいつも一緒にいることでそれらを全て乗り 越えて来たんだよ。 -『Life Cysles』のリリースおめでとうございます。常にツアーに忙しくしていた印象です が、制作には満足のいく時間をかけることができましたか? うん。俺たちは今作のほとんどをツアー中に、恐らく1年半くらいかけて書いたよ。 『Deceiver』の時よりもよりたくさんの時間をかけて、もっと多くの曲を書いたから、より バラエティ豊かに進化したアルバムになったと思う。僕たちは15曲の変化のあるサウンドを 作ることができて、とても誇りに思っているよ。 -本国では既にリリースされ、前作よりも高いチャート・アクションを起こしましたが、リス ナーからどのようなリアクションが届いていますか? これまでにないくらい、ライヴで良いリアクションをもらっているよ。特に新曲がね。たくさ んの人たちが、“前はそんなに好きじゃなかったけど、このアルバムの後大好きになった”っ て言いにくるよ。正しい方向に足を踏み出したみたいだね。 -デジタルのアレンジが効いていて、プロダクションの部分にもかなり力を入れているアル バムだと感じましたが、具体的にどのようなサウンドを目指しましたか? ただ、より良いアルバムを作りたかった。より良い曲により良い歌詞、より良いギターにドラム にヴォーカル、なんでもね。高い目標を設定したのさ。バンドというものは可能な限りおもし ろくて最高のアルバムを作ろうと努力するべきだと思う。それが僕たちのゴールだったんだ。 -THE DEVIL WEARS PRADA、MISS MAY I、ASKING ALEXANDRIAを手掛けた Joey Sturgisをプロデューサーに迎えていますね。Tylerは、共感するバンドにMISS MAY IやTHE DEVIL WEARS PRADAを挙げていましたが、彼らの作品を気に入ってJoeyを 誘ったのですか? 俺たちがJoeyとやることにした理由は、彼の明瞭さだよ。彼のアルバムはいつも、バンドの 全ての音がはっきりと浮かび上がっているんだ。『Life Cycles』ではそれを達成できたと 思う。全ての楽器がよく聴こえるようになって、前作では後ろでちょこっと起こっているよう なよく聴こえないサウンドも、より分かりやすくなったはずだよ。 -また、彼の仕事はいかがでしたか? 実は、俺のヴォーカルはカリフォルニアでAllan Hesslerとレコーディングしたから、彼と 直接作業はしていないんだ。でも他のみんなはとても素晴らしい時間を過ごして、結果にも とても満足しているよ。個人的にも、どの曲もこれまでにないくらい良いものになったと思っ ているから、きっと楽しく仕事できたんだろうね! -前作では歌詞に苦労したと伺っていますが、今作で最も苦労した点は? それは必ずしも本当ではないかも。俺はいつも自分の人生や考えに関連する歌詞を書くか ら、あまり苦労はしないよ。でも前作よりも良い曲を書かないといけないっていうプレッ シャーは常にあるから、そういう意味では優先事項ではあったかな。『Deceiver』にあった ようなただの怒りの曲ばかりではなくて、もう少し勇気づけるような、インスピレーショナル な曲を書きたかったんだ。今回は、過去や現在、未来を含めた俺の人生をより内省的な視点 から見て歌詞を書いたよ。 -どんなことが歌われているのでしょうか? バンドのことや俺のこと、俺の考えや、それらと一緒に出てくるクレイジーなことさ。僕はアル バムで様々な題材を扱うよ。周りに合わせようとすることや、何を信じるべきか悩むこと、死ぬ 時にどこに行くのかとか、ゾンビや復讐なんか。多様性とダイナミックさが欲しかったんだ。 -『Life Cysles』というタイトルの意味を含め、アルバムのテーマやコンセプトがあれば 解説お願いします。 これはテーマのあるアルバムになるだろうな。『Deceiver』がそうであったようにね。 『Deceiver』のほぼ全ての曲はネガティヴ、またはとてもネガティヴなものを乗り越える 話だった。そしてこのアルバムでは、良くも悪くも人生の経験についての話だね。 -日本盤のボーナス・トラックに収録される「The Conscience」は、民族楽器を取り入れ たユニークな構成になっていますね。この曲は、どのようにして生まれたのですか? これはTonyが書いたんだ。何かとてもヘヴィでありメロディックな曲が欲しくてね。そして 彼がこれを思いついたんだけど、僕のお気に入りのひとつだよ。 -日本のファンに、今作をどのように楽しんでもらいたいですか?また、日本のファンに向け てメッセージをお願いします。 そうだな、このインタビューを読んだ後、俺たちのfacebookかTwitterに俺たちにメッ セージを残して欲しいな!日本のファンのみんなにメッセージをもらえると本当に嬉しいん だ。そしてファンのみんなに早く会えることを期待しているよ!

よりバラエティ豊かに進化したアルバムになったと …...IやTHE DEVIL WEARS PRADAを挙げていましたが、彼らの作品を気に入ってJoeyを 誘ったのですか?俺たちがJoeyとやることにした理由は、彼の明瞭さだよ。彼のアルバムはいつも、バンドの

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よりバラエティ豊かに進化したアルバムになったと思う

僕たちは15曲の変化のあるサウンドを作る事ができて

とても誇りに思っているよ

Tyler “Telle” Smith (Vo) インタビュアー:MAY-E Translator:Yuga

-SCREAM OUT FEST 2011では1晩で数万円分のアルコールを消費したという話は来日時に伺っていましたが、今だから言える来日時のエピソードがあれば教えてください。

ハハ、そうだね、ライヴの後でかなりハードにお祝いした夜があったよ。長いこと会ってなかった友人がたくさんツアーにいたからね。最終的にはバスタブの中で裸の俺といろんな友達が勝手に写真を撮っていたな。

-もともと6人だったのに、最新のアーティスト写真は5人しかおりませんね。メンバーの脱退、加入などがあったようですが、現在のラインナップを紹介してもらえますか?また、メンバーが変わってしまった理由も教えてください。

Dusty Riach (Key)とJustin Salinas (Dr)は今年の始めに脱退してしまって、ドラマーのLukeが新たに加入したよ。俺たちは、新しいドラマーだけしか必要ないと考えたんだ。

-キーボードのDusty Riachも脱退してしまいましたが、メンバーが変わってしまったことで、ニュー・アルバム『Life Cysles』の制作に何か影響を与えましたか?

もちろん影響はあったよ。だってTony Pizzuti (Gt)とZack Hansen (Gt)がこの新作のシンセやキーボード、エレクトロの部分をほとんど書いたんだからね。このアルバムが全ての面において進化するために、彼らは相当努力しなければいけなかった。もちろん結果には満足していると同時に、Dustyがどれだけ重要な役割を占めていたかを実感したよ。彼には幸運を望むばかりだし、俺たちはまだみんな友達さ。

-また、現在のバンド内の雰囲気はいかがですか?

とてもいいよ。俺がこれを書いている間、バンドの他のメンバーのほとんどは今ツアー・バスの後ろでジャムったり次のツアーの曲について話しているよ。俺たちは今最高に仲がいいし、ツアー中はもちろんオフで遊ぶ時も素晴らしい時間を共に過ごしているよ。それぞれのバンドは山も谷も経験すると思うけど、俺たちはいつも一緒にいることでそれらを全て乗り越えて来たんだよ。

-『Life Cysles』のリリースおめでとうございます。常にツアーに忙しくしていた印象ですが、制作には満足のいく時間をかけることができましたか?

うん。俺たちは今作のほとんどをツアー中に、恐らく1年半くらいかけて書いたよ。『Deceiver』の時よりもよりたくさんの時間をかけて、もっと多くの曲を書いたから、よりバラエティ豊かに進化したアルバムになったと思う。僕たちは15曲の変化のあるサウンドを作ることができて、とても誇りに思っているよ。

-本国では既にリリースされ、前作よりも高いチャート・アクションを起こしましたが、リスナーからどのようなリアクションが届いていますか?

これまでにないくらい、ライヴで良いリアクションをもらっているよ。特に新曲がね。たくさんの人たちが、“前はそんなに好きじゃなかったけど、このアルバムの後大好きになった”って言いにくるよ。正しい方向に足を踏み出したみたいだね。

-デジタルのアレンジが効いていて、プロダクションの部分にもかなり力を入れているアルバムだと感じましたが、具体的にどのようなサウンドを目指しましたか?

ただ、より良いアルバムを作りたかった。より良い曲により良い歌詞、より良いギターにドラムにヴォーカル、なんでもね。高い目標を設定したのさ。バンドというものは可能な限りおもし

ろくて最高のアルバムを作ろうと努力するべきだと思う。それが僕たちのゴールだったんだ。

-THE DEVIL WEARS PRADA、MISS MAY I、ASKING ALEXANDRIAを手掛けたJoey Sturgisをプロデューサーに迎えていますね。Tylerは、共感するバンドにMISS MAY IやTHE DEVIL WEARS PRADAを挙げていましたが、彼らの作品を気に入ってJoeyを誘ったのですか?

俺たちがJoeyとやることにした理由は、彼の明瞭さだよ。彼のアルバムはいつも、バンドの全ての音がはっきりと浮かび上がっているんだ。『Life Cycles』ではそれを達成できたと思う。全ての楽器がよく聴こえるようになって、前作では後ろでちょこっと起こっているようなよく聴こえないサウンドも、より分かりやすくなったはずだよ。

-また、彼の仕事はいかがでしたか?

実は、俺のヴォーカルはカリフォルニアでAllan Hesslerとレコーディングしたから、彼と直接作業はしていないんだ。でも他のみんなはとても素晴らしい時間を過ごして、結果にもとても満足しているよ。個人的にも、どの曲もこれまでにないくらい良いものになったと思っているから、きっと楽しく仕事できたんだろうね!

-前作では歌詞に苦労したと伺っていますが、今作で最も苦労した点は?

それは必ずしも本当ではないかも。俺はいつも自分の人生や考えに関連する歌詞を書くから、あまり苦労はしないよ。でも前作よりも良い曲を書かないといけないっていうプレッシャーは常にあるから、そういう意味では優先事項ではあったかな。『Deceiver』にあったようなただの怒りの曲ばかりではなくて、もう少し勇気づけるような、インスピレーショナルな曲を書きたかったんだ。今回は、過去や現在、未来を含めた俺の人生をより内省的な視点から見て歌詞を書いたよ。

-どんなことが歌われているのでしょうか?

バンドのことや俺のこと、俺の考えや、それらと一緒に出てくるクレイジーなことさ。僕はアルバムで様々な題材を扱うよ。周りに合わせようとすることや、何を信じるべきか悩むこと、死ぬ時にどこに行くのかとか、ゾンビや復讐なんか。多様性とダイナミックさが欲しかったんだ。

-『Life Cysles』というタイトルの意味を含め、アルバムのテーマやコンセプトがあれば解説お願いします。

これはテーマのあるアルバムになるだろうな。『Deceiver』がそうであったようにね。『Deceiver』のほぼ全ての曲はネガティヴ、またはとてもネガティヴなものを乗り越える話だった。そしてこのアルバムでは、良くも悪くも人生の経験についての話だね。

-日本盤のボーナス・トラックに収録される「The Conscience」は、民族楽器を取り入れたユニークな構成になっていますね。この曲は、どのようにして生まれたのですか?

これはTonyが書いたんだ。何かとてもヘヴィでありメロディックな曲が欲しくてね。そして彼がこれを思いついたんだけど、僕のお気に入りのひとつだよ。

-日本のファンに、今作をどのように楽しんでもらいたいですか?また、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

そうだな、このインタビューを読んだ後、俺たちのfacebookかTwitterに俺たちにメッセージを残して欲しいな!日本のファンのみんなにメッセージをもらえると本当に嬉しいんだ。そしてファンのみんなに早く会えることを期待しているよ!

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THE WORD ALIVEaaaaaa2012.0.0 ON SALE!!

LABEL : aaaGENRE : aaaaFOR FANS OF : aaaa

SCREAM OUT FEST 2011で初来日を果たした US モダン・メタルコア・シーンの注目株 THE WORD ALIVE が、Dusty

(Key)と Justin(Dr)の脱退、そして新メンバーの Luke(Dr)が加入という大幅なメンバー・チェンジを経て 2nd アルバムをリリース。THE DEVIL WEARS PRADA、MISS MAY I、ASKING ALEXANDRIA を手掛けた Joey Sturgis をプロデューサーに迎えて制作された今作は、ヘヴィでありながらサウンド・メイキングがとてもクリアーで、デジタル感の強まった次世代型メタルコア・サウンドを形成している。日本盤のボーナス・トラックとして収録されている「The Conscience」は、民族楽器を取り入れた新感覚の 1 曲に仕上がっているので、ぜひ日本盤をチェックして欲しい。 MAY-E

数あるメタルコア・バンドの中でもテクニカルなバンドだったけれ

ど、デビュー・アルバムとなる今作は更に速い!手数が多い!そこ

へキーボードが今時のデジタル感をブレンドしていて、驚くほどハ

イブリッドなメタル・サウンドへと進化を遂げています。なんとい

う演奏力!GREELEY ESTATES、EMAROSA、IN FEAR AND

FAITHと多くのバンドに在籍してきたTyler "Telle" Smithの色気

のあるヴォーカルとメロディにまた惚れ惚れ。Craig Mabbitt

(ESCAPE THE FATE) がスタートさせたバンドなんて肩書きは、

もはや必要なし。A DAY TO REMEMBER、IN FEAR AND

FAITHを手掛けたAndrew Wadeをプロデューサーに迎えた、

極上の1枚です。……恐れ入りました! MAY-E

NEW ALBUM Life Cycles NOW ON SALE!!1st ALBUM Deceiver (2010)GENRE : METALCORE,SCREEMOFOR FANS OF : THE DEVIL WEARS PRADA,MISS MAY I,ASKING ALEXANDRIA