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シンガポールにおける・イン・ア・ガーデンへの
展開に関する研究緑地計画学 徳野みゆき
(出典:”An Endearing Home, A distinctive Global City
Singapore”, Ministry of National Development)
位 置: マレー半島最南端
北緯1度9分
国土面積: 約710㎢
(東京都23区と同規模程度)
人 口: 546万人
民 族: 中国系、マレー系、
インド系等
宗 教: キリスト教、イスラム教、
仏教、道教等
(出典:土地利用計画書2013)
(出典:土地利用計画書2013)
(出典:土地利用計画書2013)
(出典:土地利用計画書2013)
研究背景
• 緑にあふれた都市「ガーデン・シティ」として国際的に認知
• 近年、新たな都市ブランディングとして「シティ・イン・ア・ガーデン」へ展開、次世代の都市づくりに取り組む
多民族・多宗教の社会環境や緑を基盤とした都市づくりは、アジアだけでなく他の都市においても今後の都市整備や緑地計画を考える上で大いに参考となる
研究目的
ガーデン•シティからシティ•イン•ア•ガーデ
ンへの移行期に改訂された都市計画書を対象として、その計画目標や緑地施策に関わる特性を比較することによってシティ•イン•ア•ガーデンへの展開過程を明らかにする
(出典:土地利用計画書2013)
(出典:security electronics and network)
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1860 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2013
シンガポールの人口推移と
国民一人当たりおよび
名目GDPの推移
一人当たりGDP (S$)
名目GDP (S$mil)
総人口(千人)
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シンガポールの人口推移と
国民一人当たりおよび
名目GDPの推移
一人当たりGDP (S$)
名目GDP (S$mil)
総人口(千人)
基本的な都市インフラの整備に加えて余暇環境の整備を行うことによる
ガーデン・シティの確立を目指す
基本的な都市インフラの整備に加えて余暇環境の整備を行うことによる
ガーデン・シティの確立を目指す
基本構想
施策展開
ガーデン・シティが一定確立されたことを受け、多民族国家としての
まとまりを生み、多様性への対応を図った新たな都市ブランディングを目指す
ガーデン・シティが一定確立されたことを受け、多民族国家としての
まとまりを生み、多様性への対応を図った新たな都市ブランディングを目指す
基本構想
施策展開
シティ・イン・ア・ガーデンの具現化を国内外に向けて発信し始め、
より質の高い住環境を保証しながら人口や経済成長を支える
シティ・イン・ア・ガーデンの具現化を国内外に向けて発信し始め、
より質の高い住環境を保証しながら人口や経済成長を支える
基本構想
施策展開
• 前段部分を計画目標、後段部分の具体施策の
中から緑地に関わる内容を緑地施策と特定、
内容を分類
計画目標: 計画の背景、計画の目的・方法
目標、基本方向・基本方針
緑地施策: 背景、目標
基本方針、事業展開
• それぞれの3時期の比較考察
9項目
10項目
5項目
5項目
10項目
16項目
<計画の背景、計画の目的・方法>
<計画の背景、計画の目的・方法>
<目標、基本方向・基本方針>
<目標、基本方向・基本方針>
<目標、基本方向・基本方針>
<背景、目標>
<背景、目標>
<背景、目標>
<基本方針>
<基本方針>
<基本方針>
<事業展開>
<事業展開>
ガーデン・シティの確立を図った
コンセプトプラン1991:
国際的な投資を引き付ける観光地としての都市イメージを打ち出す
“対外向き”の理念や目標
シティ・イン・ア・ガーデンへと
展開したコンセプトプラン2001:
国民生活の充実を図る“内向き”の理念や目標に変化
シティ・イン・ア・ガーデンの発展を目指す土地利用計画書2013:
居住空間としての水準を高めることにより、国民生活のさらなる充実を図る
コンセプトプラン1991:
個々の緑地の創出とともに緑地間のネットワーク化がうたわれ始める
コンセプトプラン2001:
レクリエーション緑地の選択制やアクセス性の向上を支える仕組みとして“パークコネター”という全土的な緑道システムの導入
土地利用計画書2013:
自転車道など他の緑道とパークコネクターの連結による緑道システムのさらなる充実
従来の都市インフラをグリーン・インフラとして再編し、生物多様性の保全や防災機能などの多面的な機能の発揮の促進
コンセプトプラン1991:
個々の緑地の創出とともに緑地間のネットワーク化がうたわれ始める
コンセプトプラン2001:
レクリエーション緑地の選択制やアクセス性の向上を支える仕組みとして“パークコネター”という全土的な緑道システムの導入
土地利用計画書2013:
自転車道など他の緑道とパークコネクターの連結による緑道システムのさらなる充実
従来の都市インフラをグリーン・インフラとして再編し、生物多様性の保全や防災機能などの多面的な機能の発揮の促進