ウィン・リゾーツ報道資料...ウィン・リゾーツ・リミテッド（Wynn Resorts, Limited）はカジノリゾートの開発・所有・運営を目的に2002年に米国ネバダ州で設立されました。

ウィン・リゾーツ報道資料

Wynn Resorts, Ltd.

2020年 1 月

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一流の都市型 IR企業として、

ウィン・リゾーツは世界一のおもてなしを一人一人のゲストに提供し、

日本の魅力を引き立てるとともに地域コミュニティのさらなる発展に貢献します。

目次

1. ウィン・リゾーツについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 2 世界一のおもてなしを提供する一流の IR企業

市場から信頼される企業組織と財務統計

高く評価される企業の位置づけとサービス

世界中の旅行者を魅了

企業データ

2. ウィン・リゾーツの IR 施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P

5 ウィン・ラスベガス、アンコール・アット・ウィン・ラスベガス（アメリカ・ラスベガス）

ウィンマカオ／アンコール（マカオ）

ウィン・パレス・コタイ（マカオ）

アンコール・ボストンハーバー（アメリカ・マサチューセッツ州）

3. ウィン・リゾーツの理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 8 ウィン・リゾーツの理念

ストーリーテリング

社員へのインセンティブ

社員教育とキャリアサポート

4. ウィン・リゾーツが考える「地域統合型リゾート（「都市型 IR」）とは・・P

12

5. ウィン・リゾーツの歴史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P

13

6. ウィン・リゾーツの受賞歴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P

14

7. 企業の社会的責任（CSR）について・・・・・・・・・・・・・・・・・P

20 社員のつながり

ダイバーシティ

教育サポート

施設内での安全確保

コミュニティにおけるその他サポート

8. グローバルコンプライアンスについて・・・・・・・・・・・・・・P 23 業務管理用倫理規定

カジノ運営

責任あるゲーミングプログラム

マネーロンダリング対策

未成年者向け対策

2

施設内での安全確保

9. ガバナンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P

25 役員（ウィン・リゾーツ・リミテッド）

シニアマネジメント

企業調査

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1. ウィン・リゾーツについて

■ 世界一のおもてなしを提供する一流の IR企業

ウィン・リゾーツ・リミテッド（Wynn Resorts, Limited）はカジノリゾートの開発・所有・

運営を目的に 2002年に米国ネバダ州で設立されました。

世界的に有名なリゾート・ブランドとしてウィン・リゾーツはウィン・ラスベガス（ラス

ベガス）、ウィン・マカオ（マカオ）、ウィン・パレス・コタイ（マカオ）アンコール・ボスト

ンハーバー（ボストン）といった統合型リゾートを所有・運営しています。

■市場から信頼される企業組織と財務統計

ウィン・リゾーツ経営幹部はホテルおよびゲーミング業界における 25年以上もの実績を持

つ優秀なスタッフによって構成されています。約 140名の社員を持つ専門の関連会社により、

施設の設計、開発、建築が行われています。ウィン・リゾーツは食事やドリンクのサービス

とエンターテインメントをすべて同社で運営し、最高のサービスを提供しています。

施設の設計段階では、ウィン・リゾーツが独自に描く地域統合型リゾート（「都市型 IR」、

Integrated City Resort=ICR）のコンセプトに焦点をあてて地域の経済活動を推進すること

を提唱しています。アンコール・ボストンハーバーとウィン・パレスの二つは交通インフラ

ネットワークと環境の両方を改善することに貢献する「都市型 IR」施設として、注目をあび

ています。

統合型リゾートの建設は非常に長い時間と多くの資金を必要とします。しかしウィン・リ

ゾーツは、手堅い財務統計や十分にマーケティングを行うことで、近年、経済が不安定であ

るにもかかわらず、設計変更を行わずにスケジュール通りにこれらのプロジェクトを遂行し

ています。理想的なリゾートを保証するために現物サイズの模型をいくつも作るなど、建設

に向けて精巧に準備をすることで、ウィン・リゾーツは入念に計画を実行し、市場の信頼を

得てきました。

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■高く評価される企業の位置づけとサービス

ウィン・リゾーツは最高級のサービスを提供し続けながらも企業の社会的責任（CSR）に注

力してきました。その結果として数々の賞を複数のビジネス誌より受賞してきました。フォ

ーチュン誌の「世界で最も賞賛される企業リスト」にカジノリゾート運営者としては 10年連

続で最高順位を獲得する栄誉を手にしたほか、フォーブス誌の「アメリカの信頼できる企業

100 社」には 2014 年および 2015 年にビジネスリゾートとして唯一選ばれました。さらに、

私たちは 2014年にアメリカでアントレプレナー誌の「最も信頼されるブランド 120」に統合

型リゾートとして最高の評価を得ました。

私たちの会社が運営するリゾート設備もまた数々の賞を受賞しており、ウィン・ラスベガ

スのタワースイートが 13 年連続、アンコール・アット・ウィン・ラスベガスが 10 年連続、

ウィン・マカオが 7 年連続で、フォーブス・トラベルガイドで 5 つ星の評価を得ています。

また、2018年にはウィン・パレスが 1000室を超える規模としては世界初、かつ、唯一のリゾ

ートとして 5つ星を受賞しました。

多くの飲食設備やスパも 4～5 つ星の評価を得ており、独立系ホテルとしては最多となりま

す。ウィン・ラスベガスおよびアンコールは、ラスベガスの最高リゾートとしてコンデナス

ト・トラベラーにより 11年連続で選ばれています。

*フォーブス・トラベルガイドに関しては 2019年 2月 20日時点のデータに基づく。

■世界中の旅行者を魅了

一流の設備、質の高いエンターテインメントとアメニティー、そして思いやりのあるサー

ビスにより、ウィン・リゾーツが運営するリゾートは世界中のお客様に高く支持されてきま

した。なかでもウィン・ラスベガスは、宿泊やエンターテインメントといった非ゲーミング

分野で最上級のサービスを提供しており、アメリカを訪れる海外旅行客にとっては最も人気

のカジノの目的地です。2016年には 183の異なる国々から 81,473人の海外旅行者がウィン・

ラスベガスを訪れました。同施設は数々の富裕層のお客様のおかげで高い利益を挙げ続けら

れています。

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■企業データ

・企業名：ウィン・リゾーツ・リミテッド（Wynn Resorts, Limited）

・設立： 2002年 6月

・所在地： 3131 Las Vegas Boulevard South, Las Vegas, Nevada 89109

・代表者：マット・マドックス（ウィン・リゾーツ CEO）

・社員数： 29,500人（2018年 12月 31日現在）

・上場：ナスダック・グローバル・セレクト・マーケット

・関連会社：ウィン・マカオ株式会社（2009年香港証券取引所上場）

※（ウィン・リゾーツによる株式保有率 72%）

・統計データ：

連結損益計算書

・売上高 $ 6,717,660,000

・開発準備費 $ 53,490,000

・営業利益 $ 735,544,000

・当期純利益 $ 803,084,000

・非支配株主持分に帰属する当期純利益 ($ 230,654,000)

・ウィン・リゾーツ・リミテッドに帰属する当期純利益 $ 572,430,000

・一株当たり純利益 $ 5.37

・希薄化後一株当たり利益 $ 5.35

連結貸借対照表：

・現金等価物 $ 2,215,001,000

・進行中の建設* $ 1,912,801,000

・総資産* $ 13,216,269,000

・長期負債* $ 9,519,417,000

・株主持分* $ 1,814,789,000

・一株当たりの配当の支払い $ 2.75

2018 年 12月 31日現在

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2. ウィン・リゾーツの IR 施設

■ ウィン・ラスベガスについて（米国・ラスベガス）

ラスベガスにおいては「ウィン・ラスベガス」

（2005 年開業）および隣接する「アンコール・

アット・ウィン」（2008 年開業）の 2 つを運営

しています。アメリカ最大のゲーミング市場で

あるラスベガスのストリップ地区では、世界最

大かつ最も豪華なリゾートに並んでおよそ 215

エーカーの敷地にサービス・セクターに所属す

る約 12,300 人の従業員を雇っています。

ラスベガスの施設には 4,748 室の客室および

スイート、33 の料飲施設、

およそ 160,000 平方フィートの高級ブランドショップエリア、約

290,000 平方フィートの会議室エリア、ショールームが 2つ、ナイトク

ラブが 2 つ、ビーチクラブ、ウェディング・チャペル、そしてゴルフコ

ースがあります。

さらに、192,000 平方フィートもの広々としたゲーミング・スペース

があり、243 のテーブル・ゲームと 1,811 台のスロットマシーンがあり

ます。その他のゲーミング・スペースにはプライベートのゲーミング・

サロン、スカイ・カジノ、ポーカー・ルーム、レース＆スポーツ・ブッ

クがあります。

2018年にはウィン・ラスベガスとアンコール・アット・ウィンは 16.66

億ドルの純収入をあげました。我が社の特徴は非ゲーミング分野の収

益が高く、カジノ運営における純収入は 4.34 億ドルで全体の 26%を占

める一方、非ゲーミングの運営は 12.32 億ドルで全体の 74%を占めると

いう点です。

*メインのリゾートに隣接するオフィスビルと従業員の駐車場ビルを含

むと我がラスベガスの土地は 238エーカーになります。

.

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■ウィン・マカオについて（マカオ）

私たちはマカオではウィン・マカオ

（2006 年開業）および隣接するアンコー

ル・アット・ウィン・マカオ（2010年開業）

を運営しています。

マカオの同リゾートはマカオ最大の IR

のひとつであり、サービス・セクターにお

いては約 13,700人の従業員がいます。

マカオ特別行政区は 2002 年に外資系ゲ

ーミング事業者の参入を認めるべく、競争

的なプロセスを実施しました。その結果、

ウィン・マカオ（ウィン・リゾーツの関連

会社）が 6件の認可のうちのひとつを与え

られ、私たちは 20 年のカジノ利権契約の

もと、同リゾートを発展させ、運営することができるようになりました。

1,008室の客室およびスイートに加えて、11の料飲施設、約 59,000平方フ

ィートの高級ブランドショップエリア、31,000平方フィートの会議施設、ス

パが 2つ、そしてヘルスクラブとプールがあります。十二支からインスピレ

ーションを得た天井のあるロタンダから富貴龍（Dragon of Fortune）のアト

ラクションまで、マカオの同リゾートには隅々まで中国文化が取り入れられ

ています。

21,000 個のクリスタルが使用され、色が変わるシャンデリアの下には吉祥

樹（Tree of Prosperity）や、踊るような炎と水、光の組み合わせが見られる

噴水アトラクションもあります。

約 273,000 平方フィートのゲーミング・エリアには、プライベートのゲー

ミング・サロン、317 のテーブル・ゲーム、810 台のスロットマシーン、スカ

イ・カジノ、ポーカーのピットがあります。

2018年にはウィン・マカオは 22.95億 9,500万ドルの純収入をあげました。

そのうち、カジノ運営における純収入は 19.95億ドル、非ゲーミングの運営に

おいては 3億ドルでした。

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■ウィン・パレス（マカオ）

ウィン・パレスは、マカオのコタイ地区に

2016年 8月に開業しました。

424,000平方フィートのゲーミング・エリ

アに加え、同リゾートには 1,706室の客室と

スイート、13の料飲施設、106,000平方フィ

ートのショッピング・エリア、37,000平方フ

ィートの会議スペースとスパがあります。完

全独自の心躍るようなエンターテインメン

ト性のある、8エーカーの「パフォーマンス・レイク」には、同湖の上を空中交通システム「ス

カイキャブ」（SkyCab）が通っています。海外で購入され、文化遺産を保存するために中国に返

還された中国の芸術品も訪問者のために展示されています。

ウィン・パレスはウィン・リゾーツの地域統合型リゾート（「都市型 IR」、Integrated City

Resort=ICR）を体現するために設計されました。同リゾートには既存の歩道に加え、パフォー

マンス・レイク周辺から近隣の IRにつながる路面電車駅が設置され、同エリアにおける訪問者

のアクセスを改善する予定です。

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■アンコール・ボストンハーバー（米国・マサチューセッツ州）

アンコール・ボストンハーバーは、米国マサチュ

ーセッツ州エバレット市に新しく 2019年 6月に

開業した IRです。合計 26億ドルが投じられたア

ンコール・ボストンハーバーの建設プロジェクト

は、2019年のリゾート建設プロジェクトの中で

は、マサチューセッツ州最大となります。

リゾートは 210,000 平方フィートのカジ

ノ、15 のレストランやラウンジ、671の客室

とスイート（標準的なホ

テル客室はニューイングランド最大）、5万平方フィ

ート（約 5000平方メートル）の屋外・屋内外の

MICEスペース、超高級スパ、四季を通じて楽しめる 6

エーカー（約 24,000 平方メートル）のハーバーウォ

ーク（歩行者・自転車専用道路、ピクニックパークを

含む）、壮大な花とアートの展示がある緑豊かなスペ

ースを備えています。

ウィン・リゾーツは同リゾート建設にあたり、100年以

上に渡って水の利用を遮断してきた土壌の浄化を実施しま

した。これにより、地元のビジネスに 5年間で 40億ドル

の収益をもたらすことが期待されます。

アンコール・ボストンハーバーは地域統合型リゾート（「都

市型 IR」、Integrated City Resort＝ ICR）を体現したものであり、ウィン・リゾーツは 5つ星

リゾートの建設に加え、新しい道路の建設や既存の道路の改善によって道路交通を改善したほか、

同リゾートと市内をつなぐ総合的な水路輸送計画を立てました。ウィン・リゾーツは道路と鉄

道駅の改良のために合計 7,500 万ドルを投資し、さらに追加で 2 億 800

万ドルを交通事業に投資する予定です。これは民間開発としてはマサチ

ューセッツ州史上最大となります。強力な水上交通システムでリゾート

とボストン中心部の橋渡しをするこのフルサービス・リゾートは最高レ

ベルの高級ホテル、施設、ゲーミングによって、ボストン地域の旅行や

観光を一新します。アンコール・ボストンハーバーは新しい雇用を生むだけ

でなく、環境と道路交通の改善に貢献し、地域コミュニティの再生を支援しま

す。

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3. ウィン・リゾーツの理念

ウィン・リゾーツの企業理念の根本にあるのは、「人を幸せにできるのは、人だけである」

という考え方です。この理念により独自の企業文化が育っており、5 つ星のホスピタリティ

ー体験をお客様にご提供するという約束を果たすことにつながっています。

当社の基本的価値観は従業員一人一人に世界規模のゲストサービスを提供しようとする情

熱として吹き込まれています。ウィンの従業員は互いに成功例を共有することで、いかなる

時もすべてのお客様に最高の体験といつまでも心に残る思い出をお届けしようという意欲を

高め合っています。ウィン・リゾーツはこの手法を世界のどのリゾート会社よりも効果的に

行っています。これこそが私たちの基礎なのです。

ウィン・リゾーツはまた、文化的な多様性をもち、幅広い経歴と経験を受け入れることが

重要であることを認識しています。ウィンはあらゆる従業員を受け入れ、温かく迎え、支援

することにより、世界のリーダーとしての地位を確かにし、「ラスベガス・レビュー・ジャー

ナル」の 2013年度「働きがいのある会社」リスト第１位を含む、数々の栄誉を受けてきまし

た。

私たちはウィンの基本的価値観と約束を心に刻み、それらに基づいて行動していきます。

会社と従業員の行動こそが組織としての私たちの価値を決めるのです。最高のおもてなしと

サービスを提供するために結束したチームです。

■基本的価値観

理念

ぜいたくは建物ではなく、人によってもたらされるものである

人を幸せにできるのは人だけ

コア・バリュー

自主性

卓越性

芸術性

革新性

行動規範

全ての人と事柄に気を配る

全ての人に尊厳と敬意を持って接する

細部にまで一人一人が責任を持つ

全てのことを芸術活動の一環であるかのように取り組む

忘れられない経験を作り出す

常により良いものを目指す

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先に述べた基本的価値観に基づき、ウィンの従業員は優れたゲストサービス、同僚との協

力、プロとしての見た目と言葉遣い、施設整備とクリーンな環境に対する気遣いなどの最高

規準を常に意識しています。

■ストーリーテリング

ウィン・リゾーツは従業員同士でモチベーションを高め合い、情熱を共有するための革新

的なアプローチを含む独特の従業員文化を創りましたが、このアプローチをストーリーテリ

ングと呼んでいます。このストーリーテリングは私たちの基本的価値観を示す、優れたゲス

トサービスに関するストーリー（報告）を従業員たちに共有させるためのプログラムです。

つまり従業員たちが特に優れたサービス例を共有することによって、さらに改善しようとい

う意欲を互いに高め合っているのです。従業員たちは自分たちのストーリーを会社のイント

ラネットやスタッフ専用エリアなどを利用して互いに共有し、また各部署のストーリーテラ

ーニュースにも公表するように求められます。従業員のストーリーは頻繁にアップデートさ

れて、会社のイントラネット、スタッフ専用エリアの壁への掲載、掲示板やその他の印刷物

で共有されます。

ストーリーテリングの例１：

デズリー・ウェルズ、アシュリー・ヴァンデバー、ダニー・ミン（フロントデスク担当）

夜間シフト中、お客様が急なご相談でフロントに来られました。まさにその日の夜、恋人

にプロポーズしたいがどこで話を持ち出せばよいかわからないとのことでした。そこで、フ

ロントデスク担当のダニー・ミンに提案を求めました。ダニーは即座に、私たちの施設で最

もロマンチックな場所の一つである、「レイク・オブ・ドリームス」を見下ろすパティオを思

い浮かべました。お客様もそのアイディアを大変気に入りました。しかし、すでに時間は遅

く（午前 2時頃でした）テラスはお客さま向けには閉鎖されていました。

ダニーはお二人にとって忘れられない思い出となるような機会を逃すことのないよう、同

じくフロントデスク担当であるデズリー・ウェルズやアシュリー・ヴァンデバーら同僚を説

得しました。皆で集まって知恵を出し合い、計画を練りました。あらゆる細かい準備を行う

にはわずかな時間しかなく、そしてすでに夜遅く、園芸部などの部署は閉まっていたため、

彼らはフロントデスクにある物を利用することにしました。

彼らはすぐに上層部の許可を得て、まずはフロントデスクに置いてあったキャンドルをパ

ティオに並べてエレガントにやさしく灯る明かりで演出。お客様は恋人をテラスへエスコー

トし、膝をついて結婚を申込みました。プロポーズは完璧に行われました。

フロントデスクチームが進んでお二人の夢を叶えたことにお客様は非常に喜ばれていま

した。今後もいかなるご要望にお応えし、私たちのお客様にとって忘れられない体験を創造

し続けていきたいとチームは考えています。

ストーリーテリングの例２：ジェファリー・アルブライト（エンジニア）

結婚 25 周年記念を祝うためにウィンに宿泊されていたご夫婦が施設に戻られようとし

たところ、旦那様の電動車いすが突然止まってしまいました。旦那様の障がい上、カスタ

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ムされた電動車いすでないと利用できないため、お二人が楽しみにされていた記念旅行は

台無しになるところでした。奥様がお手紙でお伝えされたとおり、「旅行中にそのようなこ

とが起きたのは不安でした。不慣れな場所でなす術もない状態のようでした。ウィンに戻

ると、皆さんが私たちの味方となってこのような不幸な状況を直してくれる安全な場所に

思えました。」

まず、ベルマンがお二人をお部屋へご案内し、車いすの修理サービスの依頼のために製

造メーカーに連絡をとりました。しかし週末の修理技師では残念ながら解決方法がわから

ず、通常のサービス部門が開くまで二日待たないといけませんでした。そこでお二人は最

終手段として、まさに奇跡を望んでエンジニアリング担当に連絡をしました。対応したの

はジェファリー・アルブライトでした。お客様のお手紙に書かれていたように、元海軍の

電気技師であるジェファリーは「粘り強く、車いすの一つ一つの接続を注意深く確認しま

した。」そして、「ジェファリーは問題を解決し、車いすを直してくれたのです！彼はまさ

に私たちの救い主であり、25周年記念の旅行を守ってくれました。」その場でお客様の車

いすを修理できたことで、ジェファリーはあるご夫婦の大切な記念日を忘れられないもの

にしました。

■従業員の動機づけ

ウィン・リゾーツは「スター（STARS）」および「ALL-STARS（オールスター）」と呼ばれる

従業員の評価プログラムの一環として、管理職と非管理職の両方のポジションからそれぞれ

一か月および四半期ごとに特に優秀な従業員を選出しています。選ばれた従業員はほかにも

rewards and prizesを受賞するほか、役員たちとの食事に招待されます。ウィンの役員は、

前年のスターおよびオールスターの中から、その年のトップ 4 名の非管理職、そしてトップ

4 名の管理職の従業員をそれぞれ年間のスターおよびオールスターに選びます。このように

従業員を表彰し、世界レベルのゲストサービスを一貫して提供するよう、彼らのモチベーシ

ョンを引き上げています。

■従業員教育とキャリアサポート

わが社はリーダーシップ開発からチーム作りやパフォーマンス評価など、多様なトレーニ

ングのカリキュラムを用意しています。またわが社は、従業員が高等学校や大学の卒業資格

を得られるよう、社会人教育や授業料の補助や、職能開発カンファレンスに参加するための

経済的サポートを提供しています。

マカオでは、5 つ星リゾートにふさわしいサービスをお客様に提供できる専門スタッフを

育成するため、ウィン・アカデミーを設立しました。ここでは従業員たちの評価を全般的に

行ったうえで、一人一人の従業員の成長のポテンシャルに応じてカスタマイズしたトレーニ

ングを行っています。

私たちは、イントラネットを通じて求人を公表しており、基準を満たせば誰でも応募する

ことができ、従業員に全社レベルで昇進の機会を提供しております。

■男女平等を育む

私たちは本質的な価値観として常に男女平等を推進し、バランスが取れた職場を目指して

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きました。その目標をさらに進化させるためにウーマンズ・リーダーシップ・カウンセルと

いう新たなエグゼクティブ・リーダーシップ・グループを正式に発足し、社員の教育やキャ

リア発展をサポートしていきます。

■子育て支援

ウィン・リゾーツでは子どもの出産、新たに養子縁組を受け入れた社員や里親となった社

員に対して６週間の有給育児休暇を与えています。また、子供の生まれた両親には想定外の

出費を賄うために 250 ドルの一時金をお祝いとして送っています。

■高等教育の推進

ウィン奨学基金は要件を満たしたウィン・ラスベガス社員およびその家族に対して年間 30

万ドルの奨学金を給付しています。毎年 10名の新しい奨学生がネバダ州にある大学や短期大

学にて自分が選んだ分野の学位を習得するための学費支援を受け、卒業後にはウィン・ラス

ベガス就職保証を受けることもできます。

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4. ウィン・リゾーツが考える「地域統合型リゾート（「都市型 IR」ICR）」とは

宿泊と食事だけでなく会議や展示会、さらにはカジノやエンターテインメントの施設も

持つ統合型リゾート（IR）は、経営手腕によっては、それら施設の多様性と総合力によ

り、一般的な MICEよりも大きな収益を生むことができます。しかし、ウィン・リゾーツが

目指すリゾートは、単に自らの利益を生むことに集中するのではなく、お客様が地域を楽

しむことを促し、地域の魅力を高め、再来訪者の数を増やしていくことで、自らの価値を

高めるリゾートです。

現在、マカオ・コタイのストリップ地区にあるウィン・パレスのために、パフォーマン

ス・レイクに隣接した場所には軽鉄道（LRT）の駅の建設が行われています。そこから歩道

が続き、来訪者がウィン・パレスのゴンドラだけでなくシティー・オブ・ドリームス、ハイ

アットや MGMに移動できるようになる予定です。

また、2014年の 9月にマサチューセッツ州での建設が承認されたアンコール・ボストン

ハーバーに関しては、地域の再生に向けて、化学工場による汚染の除去を実施し、公共のウ

ォーターフロントを復活させました。本ウォーターフロントをはじめ運河沿いの散歩道やレ

クリエーションエリアは、ホテルやカジノの利用客以外の方にもお楽しみいただけるものと

なっています。

このような方法で、つまり単純に自分たちのリゾートを加えることで街の魅力を上げる

のではなく、街全体そして地域全体の魅力を高める中心的リゾートを建設するつもりで、日

本にもリゾートを建設したいと考えています。このようなユニークな考えをウィン・リゾー

ツは「地域統合型リゾート（「都市型 IR」Integrated City Resort=ICR）」と呼んでいま

す。

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5. ウィン・リゾーツの歴史

ウィン・リゾーツは最新の革新的リゾートを建設し、ラスベガスを世界有数のリゾートお

よびコンベンションの目的地に変えたパイオニアです。ウィン・リゾーツによる地域への貢

献は、ラスベガスを超えてマカオ、マサチューセッツに及びます。ウィン・リゾーツは世界

有数の IRデベロッパーとしての役割から広く称賛を受けています。

■ウィン・リゾーツの歴史

2005年 4月 28日 2,716もの客室数を誇るウィン・ラスベガスが開業。ウィン・ラスベガス

のザ・タワー・スイーツはフォーブス・トラベルガイドの 5つ星、AAAフ

ァイブ・ダイヤモンドの二つを受賞。

2006年 9月 6日 594 の客室数を持つウィン・マカオの開業。ウィン・マカオ、そしてウィ

ン・マカオ内にある「ザ・スパ」（The Spa）はフォーブスの 5 つ星を獲

得。

2008年 12月 22日ウィン・ラスベガスに直接隣接する「アンコール・タワー・スイーツ」（The

Encore Tower Suites）が開業。ザ・アンコール・タワー・スイーツはフ

ォーブスの 5つ星および AAA ファイブ・ダイヤモンドを受賞。

2010年 4月 21日アンコール・アット・マカオ開業。

2015年 9月ウィン・リゾーツがエバレット（ボストン大都市圏）でリゾートを開発す

るにあたりゲーミング・ライセンスを取得。

2016年 4月 22日 1,706の客室数を持つウィン・パレス（マカオ）が開業し、フォーブス・

トラベルガイドの５つ星を受賞。

2019年 6月 23日アンコール・ボストンハーバー開業。

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6. ウィン・リゾーツの受賞暦

■ウィン・リゾーツ

• アントレプレナーマガジン誌「世界で最も信頼されているブランド 120」（2014年）

• フォーブス誌「世界の有力企業 2000社ランキング（グローバル 2000）」（2017-2018年）

フォーブス誌「米国で最も信頼できる企業 100社」（2014-2015年）

• ラスベガス・レビュー・ジャーナル誌「最高の職場」（2013-2014年）

• 第 12回ブリストル・アソシエイツ・アンド・スペクトラム・ゲーミング・グループ「エ

グゼクティブ満足度年間調査「最高の職場」」（2013年 4月）

• フォーチュン誌「フォーチュン 500」（2009-2018年）

• フォーチュン誌「世界で最も称賛される企業」 (2009-2020)

• フォーチュン誌「急成長企業 100社」（2010-2012年）

■ウィン・ラスベガス

コンデナスト・トラベラー誌「ゴールドリスト：世界の最高宿泊地（読者選）」（2008-

2013年）

コンデナスト・トラベラー誌「ゴールドリスト：世界のベスト・ホテル（編集部選）」

（2012-2019年）

コンデナスト・トラベラー誌「ゴールドリスト：ネバダのベスト・ホテル」（2009-2018

年）

コンデナスト・トラベラー誌「ゴールドリスト・プラチナ・サークル」（2010-2014年）

コンデナスト・トラベラー誌「ベスト・イン・ザ・ワールド（読者選）」（2007-2017年）

トラベル・アンド・レジャー誌「ワールド・ベスト・アワード」（2007-2011年）

フォーブス誌「年間ベスト・ホテル＆リゾート 10」（2016年）

フォーブス・トラベルガイド誌「5つ星」（2007-2019年）（※ウィン・ラスベガス・タ

ワー・スイート）

フォーブス・トラベルガイド誌「4つ星」（2006-2019年）（※ウィン・ラスベガス）

フォーブス・トラベル 400（フォーブス）誌「世界のベリー・ベスト・ホテル＆リゾー

ト」（2008年）

ロブ・レポート・ラグジュアリー・リゾート「最高の隠れ家 100」（2008年）

AAA（全米自動車協会）「ファイブ・ダイヤモンド」（2007-2014年）

U.S.ニュース＆ワールド・レポート「ベスト・ホテル・イン・ラスベガス」（2015、2017-

2019年）

USAトゥデイ誌「ベスト・オブ・ラスベガス：ベスト・リゾート」（2011年）

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ダイニングの受賞歴

＜アレグロ＞

• ベガス・セブン・レストラン・アワード「ストリップにおけるベスト・シェフ」（2013

年）

＜ザ・バフェ＞

• USAトゥデイ誌「ラスベガスのビュッフェ・トップ 5」（2012年）

＜コスタ・ディ・マーレ＞

• 南ネバダ・ホテル・コンシェルジュ協会チョイス・アワード「ベスト・シーフード」

（2016-2017 年）

• 南ネバダ・ホテル・コンシェルジュ協会チョイス・アワード「ベスト・シェフ：マ

ーク・ロルッソ」（2016年）

＜レイクサイド＞

• フォーブス・トラベルガイド誌「4つ星」（2016-2019年）

＜泓（ミズミ））＞


＜SWステーキハウス＞

• フォーブス誌「2016年ベスト・レストラン 10」（2016年）


• AAA（全米自動車協会）「フォー・ダイヤモンド」（2006-2014年）

＜ウィン・レイ＞



• AAA（全米自動車協会）「フォー・ダイヤモンド」（2006-2014年）

ナイトクラブの受賞歴

＜イントリーグ＞

• イン・ベガス誌「ベスト・ニュー・クラブ」（2016年）

＜XS＞

• ナイトクラブ＆バー・マガジン誌「トップ・クラブ 100」（2010-2015年）

18

エンターテインメントの受賞歴

＜ル・レーブ＞

• 南ネバダ・ホテル・コンシェルジュ協会チョイス・アワード「ベスト・プロダクシ

ョン・ショー」（2011-2018年）

スパ＆サロンの受賞歴

＜スパ・アット・ウィン＞

• コンデナスト・トラベラー誌「アメリカのトップ・ホテル・スパ 50」（2014年）

• コンデナスト・トラベラー誌「アメリカのトップ・リゾート・スパ 100」（2013-2014

年）

• コンデナスト・トラベラー誌「アメリカ本土のトップ・リゾート・スパ 100」（2011

年）フォーブス・トラベルガイド誌「5つ星」（2009-2019年）


■アンコール・アット・ウィン・ラスベガス

• トラベル・アンド・レジャー誌「ワールド・ベスト・アワード」（2010-2011年）

• フォーブス・トラベルガイド誌「5つ星」（2010-2019年）（※アンコール・ラスベ

ガス・タワー・スイート）

• フォーブス・トラベルガイド誌「4つ星」（2009-2019年）（※アンコール・ラスベ

ガス）

• AAA（全米自動車協会）「ファイブ・ダイヤモンド」（2009-2012年）

• U.S.ニュース＆ワールド・レポート「ベスト・ホテル・イン・ラスベガス」第 4位

（2011-2012、2015、2017-2019年）

• USAトゥデイ誌「ベスト・オブ・ラスベガス」（2011年）


＜アンドレアズ＞


＜シナトラ＞


＜ワズズ＞

• Gayot.com「ラスベガスの寿司レストラン・トップ 10」（2011年）


＜アンコール・ビーチクラブ＞

• USAトゥデイ誌「ラスベガスのベスト・デイタイム/アダルト・パーティープー

ル」（2011年）

19

スパの受賞歴

• コンデナスト・トラベラー誌「アメリカのトップ・ホテル・スパ 50」（2014年）

• コンデナスト・トラベラー誌「アメリカのトップ・リゾート・スパ 100」（2013

年）

• コンデナスト・トラベラー誌「アメリカ本土のトップ・リゾート・スパ 100」

（2011年）


■ウィン・マカオ

• トラベル・アンド・レジャー誌「2007年ホットリスト、世界のトップ＆ニュー・ホテ

ル 128」（2011-2012年）

• トラベル・アンド・レジャー・チャイナ誌「中国のトップ・ホテル 100」（2008-2010年、

2012年）

• トラベル・アンド・レジャー・チャイナ誌「ラグジュアリー・ホテル・トップ 10」（2010-

2012年）


• ミシュランガイド香港・マカオ誌「5レッド・パビリオン」（2009-2015年）





• ミシュランガイド香港・マカオ誌「ミシュラン 2つ星」（2017年-2019年）

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「ミシュラン 1つ星」（2016年）

＜レッド 8＞

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「中華料理でお勧めの店」（2010 年）

＜リストランテ・イル・テアトロ＞



＜ウィン・レイ＞


20

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「ミシュラン 2つ星」（2012-2013年）

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「ミシュラン 1 つ星」（2010-2011 年、2014-2019

年）

＜ウィン・クラブ・ダイニング＞

• フルン・プルデンシャル・アワード「ベスト・エグゼクティブ・クラブラウンジ・

マカオ（最もエキゾチックなインテリア）」（2010年）


＜ツリー・オブ・プロスペリティ＞

• テーマ・エンターテインメント協会賞（THEAアワード）「アウトスタンディング・ア

チーブメント：カジノ・アトラクション」

• フルン・プルデンシャル・アワード「ベスト・エンターテインメント・オブ・マカ

オ」（2011年）

スパの受賞歴


■アンコール・マカオ


• ミシュランガイド香港・マカオ誌「5レッド・パビリオン」（2012-2018年）


＜99ヌードルズ＞

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「麺料理でお勧めの特に居心地のよいレストラン」

（2017年）

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「麺料理でお勧めのレストラン」（2014-2015 年、

2017年）

＜カフェ･アンコール＞

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「特に居心地のよいレストラン」（2011-2015 年）

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「マカオ料理でお勧めのレストラン」(2011-2015)

21

＜ゴールデン・フラワー＞


• 香港タトラー誌「ベスト・レストラン・トップ 20」（2018年）

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「ミシュラン 2つ星」（2013-2019年）



• サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙「トップ・テーブル－CEOのためのダイニン

グガイド：マカオのトップ・レストラン 20」（2018年）



スパの受賞歴

＜スパ・アット・アンコール・マカオ＞


■ウィン・パレス

• フォーブス・トラベルガイド誌「5つ星」（2018年-2019年）

• ミシュランガイド香港・マカオ誌「特に居心地のよいラグジュアリー・ホテル－5レ

ッド・パビリオン」（2018年）

• TTGチャイナ・トラベル・アワード「ベスト・ラグジュアリー・ホテル」（2017年）


＜寿司泓（寿司ミズミ））＞

• サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙「トップ・テーブル－CEO のためのダイニ

ングガイド：マカオのトップ・レストラン 20」（2017年）


スパの受賞歴

＜スパ・アット・ウィン・パレス＞


22

7. 企業の社会的責任（CSR）について

従業員と地域コミュニティが互いに強く成長することで、企業としても強く成長できると

ウィン・リゾーツは考えます。そのため、企業の社会的責任（CSR）を積極的に取り組み、地

域のコミュニティにおけるリーダーとなることで、私たちは従業員や株主、そしてわが社に

さらに価値を加える努力をしています。従業員と地域コミュニティを強化する活動に限定さ

れますが、当社はこれまで世界的なリゾート・ブランドのリーダーとして幅広い CSR 活動に

取り組んできました。2016年だけでも、ウィン・ラスベガスでは 2,500名以上の熱心な活動

家たちが 20,000時間以上、マカオではウィン・マカオとウィン・パレスから 800名以上の活

動家が 3,700 時間以上費やすなど、ウィンの従業員は惜しみなく自分たちの時間をボランテ

ィア活動に費やしています。

■社員のつながり

地域コミュニティを向上させるための第一歩として、ウィンの働き場をチャンスと成功

に富む環境にしています。そのためウィン・リゾーツは、「従業員は家族である」と考えて

います。私たちが提供するト研修、賃金や福利厚生は、業界内でも最高レベルであると考え

られています。2005年のウィン・ラスベガスの開業以降、従業員数は約 40%増え、さらに従

業員の定着率は業界内で最も高い数値を維持しています。

従業員の持株制度

ウィン・マカオは、マカオの歴史上で初めて、あらゆる非エグセクティブ従業員にも企業

の株を割り当て、現地従業員こそが真のビジネス・オーナーとなるように心がけています。

ウィン・マカオの二つの施設では、従業員のうち 67.5%が現地で採用されています。

従業員支援プログラム

私たちは、従業員が仕事やプライベートについてあらゆる相談ができるよう、24時間対応

のホットラインを設けています。従業員たちはオンラインまたは直接カウンセラーのサポー

トを受けることができます。ヘルスケアに関して従業員と家族が年中無休で医師や薬剤師の

オンラインアドバイスを受けられる「マイ・ナウ・クリニック（My NowClinic）も用意して

います。

23

■多様性への取り組み

私たちは、様々なバックグラウンドや指向を持つ人たちが最善の環境の中でともに働く

ことで、人としての力が最大に発揮されると考えます。そのため、社内規定・倫理では法令

順守の項目の直後にダイバーシティについて記載しており、人種や出自、性別、年齢、宗

教、障がいの有無などでハラスメントや差別することは認めておらず、万が一社内でそのよ

うな事態が起きた場合は厳重に処罰されます。

上記の考えに基づき、ウィン・リゾーツでは女性が重要な役割を果たしており、米国の

リゾートでは、管理職のうち 42%を女性が占めています。*

さらに、性的マイノリティーの従業員とお客様を支援するためにウィンは、社内のあら

ゆる部署を問わず、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーの従業員と

彼らを支持する同僚たちによって構成される LGBTフォーカスグループ（LGBT Focus

Group）を立ち上げました。さらに、イベントのスポンサーや広報活動を通じてより大規模

に LGBTコミュニティを積極支援しています。2005 年のウィン・ラスベガスの開業以降、ウ

ィン・リゾーツはラスベガス HRCガーラ（Las Vegas HRC Gala）の主スポンサーを務めるな

ど、人権キャンペーン（Human Rights Campaign (HRC)）の支援にも積極的に取り組んでき

ました。

上記のほか、ウィンはネバダ州のマイノリティグループを経済支援するとともに、アジア

系商工会議所（Asian Chamber of Commerce）、ラテン系商工会議所（Latin Chamber of

Commerce）、ネバダ・ヒスパニック・ビジネスグループ（Nevada Hispanic Business

Group）、ウーマン・ビジネス・エンタープライズ・カウンシル（Women Business

Enterprise Council）などのメンバーを務めています。

*2018年現在。

■教育支援

ウィン・マカオは毎年、マカオ大学開発基金に 1,000万米ドルを寄付しており、同大学と

同大学の経済・経営アジアパシフィックアカデミーの長期的なサポートに携わっております。

ウィン・ラスベガスでは、市内の恵まれない児童たちを支援するために、従業員たちがおも

ちゃや学用品を小学校に配布しています。ウィンはさらに、ラスベガスにおける人気スポッ

トであるスミス・センター・オブ・パフォーミング・アーツ（Smith Center of Performing

Arts）や、ディスカバリー・チルドレンズ・ミュージアム（Discovery Children’s Museum）

を支援し、地域の芸術文化の保存と育成に貢献しています。

■環境保護

24

ウィン・ラスベガスは、使いかけの石鹸やシャンプーなどのアメニティーを地域や世界中

の家族に配布する、クリーン・ザ・ワールド・パートナーシップ（Clean the World）を支援

しています。そのほかにもウィン・リゾーツは、クラーク郡学区に屋外庭園をつくり、環境

の持続可能性を推進するグリーン・アワー・プラネット（Green Our Planet）と提携してい

ます。電球からエネルギー効率の良い LED 電球に切り換えたり、埋立地から 17,369 トンも

の廃棄物を転換したリサイクル活動も行っています。ウィン・ラスベガスは新しく作った

430,000 平方フィートの会議場の電気を、新たに建設された１６０エーカーの太陽光施設か

ら発電された 100％再生可能エネルギーでまかない、ラスベガスで最も環境に配慮した開発

のひとつにしていきます。ウィン・ラスベガスは 2018 年の前半から電力の供給を受け始め、

必要な最高電力を最大で 75％まで相殺することができるようになりました。この再生可能エ

ネルギーの利用率はラスベガスにあるどのリゾートよりも大きく、ネバダ州のゲーミングオ

ペレーターとしては業界初となります。また、ウィンの屋上に設置された 103,000 平方フィ

ートの太陽光パネルから作られるものを含め、再生可能エネルギーは毎年 5,056 世帯に電力

を供給し、33,734メトリックトンの CO2排出をカットすることができます。ウィン・リゾー

ツは持続可能なデザインを増やすこと、再生可能エネルギーの創出および調達、ラスベガス

およびマサチューセッツ州エバレットのアンコール・ボストンハーバーなどにおいて LEEDゴ

ールド基準を超えることをコミットしています。

■その他の地域サポート

ウィンのチームメンバーと地域コミュニティを豊かにするため、ウィン・リゾーツは 2015

年にウィン従業員基金を設立しました。従業員たち自らが運営・出資し、ウィン・リゾーツ

の慈善プログラムによって支えられるこのウィン従業員基金は、寄付金を配当し、ボランテ

ィアリズムを促進しています。2018年には、ウィン従業員によって 341,064 ドルの寄付金が

集められた他、46,455時間がボランティア活動に当てられました。

25

8. グローバルコンプライアンス

ウィン・リゾーツは、主要なステークホルダーの高い信頼を維持するために、お客様への

サービスに注力することに加え、倫理的にビジネスを行うことを固く約束します。そのため

に、従業員の行動規範や、職業倫理が問われる場合の連絡先をまとめた業務管理用倫理規定

を作成しました。

■業務管理用倫理規定

私たちの業務倫理規定は、紙として従業員に配布されているほか、社内イントラネットで

も閲覧でき、以下の点が含まれています。

営業を行う国および地域の法律を順守する。慣習よりも法律を優先する。

ウィン社を利用し、社外で個人の利益を得ることはしない。

競合企業の株を持つこと、または競合企業と二重で在籍することはできな

い。

顧客、政府関係者、仕事関係者から金銭や物品を受け取ることは強く規制ま

たは禁止される。

スタッフ専用エリアを含む、会社敷地内での従業員の行動を厳重に監視す

る。

機密保持およびインサイダー取引に関する研修プログラムを行う。

常に法律に準拠した資料および情報を保持するため、州・連邦規制に従う書

類を適切に管理する管理組織を置く。

■カジノ運営

ウィン・リゾーツは、責任あるゲーミング事業を推進しており、お客様にはエンターテイ

ンメント体験の一部として責任を持ってゲーミングを楽しんでいただくことを推奨していま

す。私たちはギャンブル依存症の兆候をどのように見分けるか、お客様に責任あるゲーミン

グについてお話しするためにどのようにアプローチするか、従業員を教育しており、カジノ

内のさまざまな場所や印刷資料としてもお客様に責任あるゲーミングについて情報提供して

います。また、未成年によるカジノスペースへの入場を規制しており、かれらがスペースに

立ち入るべき理由を制限しています。コントロール体制を完全に機能させることで、健全な

カジノ運営とお客様に喜んでいただける環境を確保しています。

■責任あるゲーミングプログラム

私たちは倫理的で責任あるゲーミング事業に尽力しており、ギャンブル依存防止に努めて

います。そのために従業員を教育し、お客様には必要な情報を提供し、コミットしています。

お客様は、カジノにアクセスする特権を自ら制限するために、クレジットに自主制限をかけ

たり、マーケティングやプロモーション資料の送付先から除外したりすることが可能です。

また、お客様は私たちの自己除外プログラムに参加し、私たちのカジノでギャンブルするこ

26

とを自ら禁止することができます。ウィンでは、カジノのさまざまな場所で、ギャンブル依

存症に関する専門家にアクセスできる電話番号を記載した資料を提供しています。マーケテ

ィング資料、ATM、ルームキー、プレイヤー・カードにもすべて、ギャンブル依存症の専門家

の電話番号が記載されています。従業員は、ギャンブル依存症の兆候を見極め、そのような

兆候を持つお客様に適切にサポートを提供するよう教育されています。また当社は、責任あ

るゲーミングおよびギャンブル依存症に関する団体への資金援助を行っています。

■マネーロンダリング対策

ウィン・リゾーツは関連会社との協力のもと、マネーロンダリング防止に関する研修を行

い、疑わしき金銭取引を発見するための規制を含め、コンプライアンスを遵守する内部監査

を行っています。全社の事業慣習がマネーロンダリングの防止と発見に役立つように実行さ

れています。コンプライアンス・チームのメンバーは、さまざまな取引を調査し、結果を社

内のコンプライアンス委員会に報告できる権限を与えられています。「複数取引ログ（MTL）」、

「為替取引報告書（CRTs）」、「疑わしき行為事件報告書（SAIRs）」の活用を含め、従業員は疑

わしき行為の特定や適切に記録管理する方法に関して教育されています。

■未成年者向け対策

21 歳未満のお客様は、ギャンブルを行うこと、21 歳以上のお客様の付き添いなくホテル

にチェックインすること、バーやナイトクラブに入店すること、徘徊することは固く禁止さ

れています。お客様は、バーやナイトクラブへ入店する際や、いかなるギャンブルに参加す

る際には、写真つきの身分証明書の提示を求められます。私たちの従業員は、成人を付き添

わない未成年者、未成年者とみられるお客様、未成年者の特定に関する状況に対処できるよ

う教育を受けています。

■施設の安全確保

私たちは、お客様と従業員の安全を真剣に捉えています。わが社のセキュリティ・チーム

は連邦および地域の元警察官が指揮しており、私たちのリゾートにおいてあらゆる緊急事態

に対処できるよう、全員が厳しい訓練を受けています。わが社は先端の監視技術を持つ大規

模なネットワークを持ち、ひと目でわかる警備員をお客様向けエリアとスタッフ用エリアの

さまざまな場所に配置し、皆様に楽しんでいただける環境を確保しています。

27

9. ガバナンス

ウィン・リゾーツは、各リゾートにおいてコンプライアンスに取り組む部署を設けていま

す。以下に、わが社のコンプライアンス基準を管理するために協力的に作業するグループや

委員会を示しています。

グローバル・コンプライアンス・プログラムの主要分野

28

■役員（ウィン・リゾーツ・リミテッド）

Philip G. Satre: Non-Executive Chairman of the Board

Betsy S. Atkins: Director

Richard J. Byrne: Director

Jay L. Johnson: Director

Matt Maddox: Director, Chief Executive Officer

Patricia Mulroy: Director

Margaret “Dee Dee” Myers: Director

Clark T. Randt, Jr.: Director

Winifred “Wendy” Webb: Director

■シニアマネジメント

Matt Maddox: Director, Chief Executive Officer

Craig S. Billings: President, Chief Financial Officer and Treasurer

Chris Gordon: President, Wynn Development

Ellen F. Whittemore: Executive Vice President, General Counsel and Secretary

Marilyn Spiegel: President, Wynn Las Vegas, LLC

Dean Lawrence: Senior Vice President and Chief Financial Officer, Wynn Las Vegas, LLC

Linda Chen: President, Wynn International Marketing, Ltd

Ian M. Coughlan: President, Wynn Macau, Limited

Robert Gansmo: Senior Vice President and Chief Financial Officer, Wynn Resorts (Macau),

S.A.

Brian Gullbrants: President, Wynn MA, LLC

Frank Cassella: Chief Financial Officer, Wynn MA, LLC

John Littell: President and Chief Operating Officer, Wynn Design & Development, LLC

DeRuyter O. Butler: Executive Vice President of Architecture, Wynn Design & Development, LLC

Roger P. Thomas: Executive Vice President of Design, Wynn Design & Development, LLC

■企業調査

Peter Barnes (retired Hong Kong Police Force Senior Superintendent)

: Wynn Macau Corporate Security

*尚、ウィン・リゾーツには、従業員、ベンダー、業務委託者、ジャンケット事業者、ジャ

ンケット従業員となる予定に者に対し、犯罪歴確認、訴訟歴確認、破産歴確認、物件所有

歴確認を含めて慎重な身元調査を行うフルタイム・スタッフが 14名います。

http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=132059&p=irol-govBio&ID=151049

http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=132059&p=irol-govBio&ID=151043

29

本資料のお問い合わせ先：

MICHAEL WEAVER（英語対応のみ）

+1(702) 770-7501 [email protected]

ウィン・リゾーツ広報事務局（日本語対応）

[email protected]

mailto:[email protected]

mailto:[email protected]

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ウィン・リゾーツ報道資料...ウィン・リゾーツ・リミテッド（Wynn Resorts, Limited）はカジノリゾートの開発・所有・ 運営を目的に2002年に米国ネバダ州で設立されました。

ウィン・リゾーツ報道資料...ウィン・リゾーツ・リミテッド（Wynn Resorts, Limited）はカジノリゾートの開発・所有・運営を目的に2002年に米国ネバダ州で設立されました。