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若者・⼥性活躍推進フォーラム 提出資料 ビジネスコンテストを通じた若者の起業実態および 若⼿起業家育成のための施策のご提案 株式会社ファクトリアル 代表取締役 ⾦⽥ 喜⼈ 資料3

ビジネスコンテストを通じた若者の起業実態および 若⼿起業 …①コンテスト向けのビジネスプラン ビジネスコンテストで考えられたプランで事業が成⽴するケースは稀である。

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Page 1: ビジネスコンテストを通じた若者の起業実態および 若⼿起業 …①コンテスト向けのビジネスプラン ビジネスコンテストで考えられたプランで事業が成⽴するケースは稀である。

若者・⼥性活躍推進フォーラム 提出資料

ビジネスコンテストを通じた若者の起業実態および若⼿起業家育成のための施策のご提案

株式会社ファクトリアル代表取締役 ⾦⽥ 喜⼈

資料3

Page 2: ビジネスコンテストを通じた若者の起業実態および 若⼿起業 …①コンテスト向けのビジネスプラン ビジネスコンテストで考えられたプランで事業が成⽴するケースは稀である。

⾃⼰紹介とビジネスコンテストに関する実績

⽇本初の学⽣によるビジネスコンテスト運営団体の設⽴1996年東京⼤学在学中に学⽣によるビジネスコンテストKINGを⽴ち上げる1998年ビジネスコンテストの運営団体として学⽣団体WAAVを設⽴初代代表就任

以降代々学⽣が運営を引き継ぎ下記の実績があります。ビジネスコンテストKINGを17年間運営政策⽴案コンテストGEILを14年間運営国際ビジネスコンテストOVALを9年間運営

学⽣団体・ビジネスコンテストへの⽀援WAAVのほか、学⽣団体・イベントへの⽴ち上げ⽀援・資⾦援助イベント内でのコンサルティング・審査協⼒

⾃⾝も学⽣時代に起業2000年在学中に株式会社ファクトリアルを経営し、現在も会社経営者として活動ファクトリアル以外にもNPO法⼈の理事として被災地⽀援の活動など、複数の企業団体を経営

イベント後に起業をする学⽣へのメンター活動各種トラブルへのサポートなどを続けています。学⽣のビジネスプランの審査や経営相談の事例はイベントによるものも含め、17年間で約2000⼈のべ5000件以上に上ります。

学⽣のイベント⾵景

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学⽣団体WAAVからの⼈材の輩出学⽣団体WAAVとそのイベント参加者からの実績例

プロバスケットbjリーグ2度優勝の最強チーム琉球ゴールデンキングス代表取締役 ⼤塚 泰造ビジネスコンテストKING参加

上述は一例にすぎず、35歳以下で、起業経験者50名以上その他上場企業役員やNPO法人理事等を多数輩出。IPO志向の起業家だけでなく、様々なタイプの経営者・リーダーを輩出しているのが特徴。

創業8年で時価総額1600億円株式会社ユーグレナ代表取締役社⻑ 出雲 充取締役 鈴⽊ 健吾ビジネスコンテストKINGスタッフ

60万ユーザーのアプリを成功させ売却新会社で上場を⽬指す株式会社スポットライト代表取締役社⻑ 柴⽥ 陽ビジネスコンテストKING・OVALスタッフ

VCから2億3千万円を調達印刷業界でNo1のWEBサービス株式会社ラクスル代表取締役社⻑ 松本 恭攝ビジネスコンテストOVALスタッフ

財務官僚から被災地のリーダーへ全国最年少副市⻑釜⽯市副市⻑ 嶋⽥ 賢和政策コンテストGEILスタッフ

⼩⽔⼒発電で世界から注⽬を集める地域再⽣の専⾨家地域再⽣機構副理事 平野 彰秀ビジネスコンテストKING参加

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多様化する経営者のモデル学⽣起業家の傾向と分類

A スマート経営者型(出雲さん、柴⽥さん、松本さん)経営観 優位性のあるビジネスモデルによる利益を優先した経営を⽬指す

海外のベンチャー事情に通じ、直接⾦融等を活⽤しようという意欲が強い社会貢献 雇⽤等にこだわりが無く節税のための海外移転や事業売却なども柔軟に⾏う

資産を確保してリタイアする志向が強いが成功後ソーシャル起業をするケースもキャリア コンサルタントや⾦融系、エンジニアからの転⾝や兼業が多い

学⽣の場合はIT技術にバックグラウンドがある学⽣が多い課題 廃業率も⾼い、組織や資本の設計ミスでトラブルに合うケースも多い

成⻑⼒が期待できる分メリットを提供して育てないと成功しないし海外等に出ていく。

B ソーシャル経営者型(平野さん、嶋⽥さん)経営観 社会的な使命に⼒点を置いた経営やノマド的な⽣活の充実を前提にした経営を⽬指す

NPO法⼈での起業など最初から利益を追求しない経営者も多い社会貢献 地域のニーズや雇⽤問題などに情熱をもって取り組む

事業そのものを通じた貢献を⼤切にするキャリア 学⽣から直接⽬指すパターンも増えてきている

就職先に疑問を感じて起業するケースや出産育児を契機に⼥性が起業するケースが多い課題 事実上採算が取れていないケースが多い

⼩規模でリスク少なく運営できる仕組み作りが必要。

C ストイック経営者型(⼤塚さん、⾦⽥)経営観 実務や組織作りに軸⾜を置いた経営を⽬指す

⾮連続的な成⻑よりも売上やシェアを確実に伸ばしていく意欲が強い社会貢献 業界、地域、雇⽤を通じた同⼼円的な貢献を⽬指す

本業以外でも⾯倒⾒がよく後進経営者の育成などに取り組む経営者が多いキャリア 営業・インターン体験のある学⽣の起業に多い

親が社⻑で家業を継ぐ予定のある⼈が多い課題 ⼩さくまとまることが多い、経営者の成⻑に事業が制約されやすい

社会的権威が得にくいのが経営⼈材育成等においてネックになっている。

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コンテストに参加した学⽣に起業するつもりは無い。ビジネスコンテストの起業への効果と課題

ビジネスコンテストの開催は増えているが学⽣が起業し継続して会社を経営するには課題が多いその原因は、資⾦等のリソースの問題以前の下記のような理由によるものです。

①コンテスト向けのビジネスプランビジネスコンテストで考えられたプランで事業が成⽴するケースは稀である。経験の少ない学⽣が短い期間で考えたプランである。実際の起業でもプランは随時修正していくものであるが、当初のプランにこだわりがち。コンテストの性質上実現性よりもオリジナリティを重視しがち。

②経営⼒の不⾜ビジネスコンテストでは負荷の無い状態で机上の空論としてビジネスプランを作成するにすぎず、具体的な実務、経営に耐えられない。チームメンバーをマネジメントする能⼒も⽋如していることが多い。

③意欲の不⾜優秀なプランを作る学⽣ほど、起業以外のキャリアを志向し、賞⾦や名誉、就職活動のネタづくりなどのためにコンテストに参加する傾向がある。1000万円の出資よりも20万円の⽤途⾃由の賞⾦の⽅が受けが良い。

経営に対する意欲、ハングリー精神、ビジネスへの強い情熱が無い。ソーシャルメディアの発達により周囲の評価を⾏動の価値基準にしている学⽣が多く、周囲に理解されにくい起業という⾏動はとりにくい。起業に関するコミュニティが存在しておらず、仲間がいない。

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起業できるきっかけはプランの出来ではなく経営⼒の向上学⽣団体WAAVから経営者が多数排出された理由

学⽣を対象にしたビジネスコンテストの中でも優秀な⼈材を多く輩出している理由

①ビジネスコンテストだが、ビジネスプランコンテストではない②特に経営者が多く輩出されているのはイベントスタッフ側である

⼀般のビジネスプランコンテスト⽐較的⾃由なテーマでプランを作成し応募、プランに対して評価が⾏われる。チーム等は⾃分で主体的にメンバーを集める。

WAAV型のビジネスコンテスト具体的な経営事項に対して共通の前提でビジネスプランを作成しプロセスも評価する。チームも初対⾯の⼈間と組まされリアルビジネスと同じストレスが課される。

ビジネスとコンテスト運営によるスタッフの経営経験とコミュニティビジネスコンテスト及びその運営を通じて得られる<⼩さな経営体験>から得られる、経営者⼒とコミュニティが⾼い起業率につながっている。

起業につながる基本的な経営者⼒とは、下記のような要素です。

1、ビジネスの基本スキル資⾦調達の知識と経験BtoB交渉の知識と経験組織運営の知識と経験

2、⾃信の源泉となる成功体験困難を乗り切ることができるメンタリティ

3、成功を分かち合えるコミュニティ憧れの先輩経営者相談に乗ってくれるメンター成功を応援するサポーター

OB・OGのコミュニティ⾵景

上場をお祝いして記念品を贈呈しているシーン

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学⽣の経営意欲・経営能⼒育成のための施策より広く学⽣の経営意欲と経営能⼒⾼めるために

WAAVの成功要素からわかるのは、経営能⼒は、筋トレのように適切な負荷のもとで経験を積むことではじめて成⻑する。なるべく若い時期に、なるべく⼩さい負荷で経験を積み上げていくことが経営者を育てる上でよい戦略になる。ビジネスコンテストを運営しているスタッフのレベルまで学⽣を引き上げることがよい⽬標になる。

経営者というキャリアモデルの理解 (動画など知識教育コンテンツの作成)経営者の仕事経営者の類型経営者に求められる能⼒ビジネスプランニング資⾦調達の基礎BtoB交渉の基礎組織運営の基礎

ケーススタディ若⼿起業家の典型的タイプ別ストーリー

⼩規模な経営体験の実践経営ゲームの実施や模擬店舗地域貢献活動へのファンドレイズ

コミュニティ形成経営者とのコミュニケーションの機会意欲のある学⽣同⼠のコミュニケーションの場の提供適切なメンターとのマッチング

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起業に興味が無い学⽣に経営体験を通じて興味を沸かせる現状起業に興味が無い学⽣へのアプローチ経路イメージ

ポイント(学⽣団体のビジネスコンテストでも合致)起業に⽬的を絞らず広義の⾃⼰実現が⽬的である。学⽣が参加する時間的枠が設計されている。受け⾝ではなく主体的に参加できる枠組みである。

具体案⼤学1年⽣のギャップイヤーを対象にしたキャリア⼤学の講座として経営⼒UP講座を開催する。

キャリア⼤学http://www.career-univ.com/運営 NPO法⼈キャリアクルーズ

⼤学の秋⼊学化にともなって発⽣するギャップイヤー期間でのキャリア教育を⽬的に本年度から活動をはじめたNPO⼤学1年⽣を中⼼に企業をキャンパスとして広く実社会のキャリアに必要な知識を⾝に着けられる。今年スタートしたばかりであるにもかかわらず、既に講座に

は1万件以上の申し込みがある。⼤企業による業界理解を中⼼とした講座が並んでいるが、経営能⼒を⾼めるというコンセプトで、起業家に必要な知識研修、経営者との交流、経営の実体験学習の場などを効率よく若者に提供できる可能性がある。

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成⻑戦略の中で若⼿起業家の⼒を引き出す起業した若者が実際に⽇本社会の成⻑を牽引していける仕組み作りについて

背景若⼿経営者の多くから上がってきた意⾒が、国や政府が経営者を応援している気がしない。むしろ敵視されているように感じ、孤独感と疎外感があるというものです。残念ながら、⽇本を捨てて海外に⾏くべき、⽇本の他の若者に共感しないという経営者もいます。雇⽤創出等真剣に考えている⽇本をなんとかしたい経営者ほど、きちんとコミュニケーションし評価してほしいと強く思っています。いくら起業させる政策を実施しても、起業した後がこの状況では若者は起業したいとは思いません。経営者であることが評価され、⽇本の成⻑の原動⼒となっていることを実感できる枠組みが必要です。

政策案「成⻑戦略推進リーダーシップメンバー制度」⽇本の成⻑戦略のけん引役となる若⼿経営⼈材のネットワーク化と会社の枠を越えた戦⼒化20~30代の若⼿経営⼈材を5000~1万⼈集め、トータルブランディング、WEBメディア、イベントを⾏う。

参画条件今後20年以上経営者をする意欲のある経営者これから経営者になろうとする若者下記ステートメントの趣旨に同意すること

成⻑戦略ステートメントの設定⽇本の成⻑戦略へのコミットメントをステートメントとして定め同意する後進の育成、⽇本⼈の雇⽤、⽇本への納税、コンプライアンスの遵守などの努⼒⽬標を経営者⾃ら同意する

WEB等でのコーポレートブランディングに利⽤可能(ex.チーム・マイナス6%)ステートメントは定期的に政府関係者と経営者がコミュニケーションしながら改定メディア(特にインターネット)を通じて議論のやり取りも積極的に開⽰

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経営者に⼀番必要なのは名誉のプラスのスパイラル⾼いミッションを共有することでモチベーションと成果のプラスのスパイラルを⽣み出す

ブランディング・表彰政府広報で若⼿経営⼈材のキャリアとしての魅⼒をブランディング前述の経営⼒育成プログラムの教材として取材

成⻑戦略メンバーを集めた政府のフォーラムや戦略会議を開催政府の求める多様な指標を基に各種表彰を実施利益や株価以外にも多様な経営の価値観を認める指標作りとブランディング雇⽤創出、海外進出、地域活性化など

海外での展⽰会や売り込み⽀援などをプロジェクトとして実⾏する

成⻑戦略のプロジェクト推進政府の成⻑戦略の実⾏部隊としての活⽤メディア・データベースとしての活⽤経営⼈材と起業家予備軍に対し政府から直接的な呼びかけを⾏うメディアとして活⽤政府関係者の海外への視察などにメンバーを先⾏して同⾏被災地の復興⽀援や成⻑戦略で重視する事業領域での起業を促す

後進の育成活動教育者としてのブランディング前述の経営⼒育成プログラムの運営起業相談窓⼝の運営メンターマッチング実施

貢献経営者への⽀援・特典(オプションプラン、具体的なメリットは無くても実⾏する意義は⾼い)成⻑戦略推進活動への貢献に応じて減税等を⾏う経営者から特に要望が多かったのが経営者本⼈の連帯保証に対する政府の信⽤担保。上述の経営者の評価と連動して、会社では無く経営者本⼈に⼀定枠の保証が国から担保する。クレジットカードの枠のように、経営者を続けていくことで枠が⼤きくなっていく。現状の保証協会や政策⾦融公庫の仕組みだと、会社に対する評価になり新しい会社を⽴ち上げたり、プロの経営者としてキャリアを歩んでいくとつみあがらない。プロの経営者の信⽤の証として若くから経営に参画し実績を積み重ねるモチベーションにつながる。数⼗万円(個⼈事業主レベル)〜最⼤で数億円(上場企業設⽴経験者レベル)

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若⼿起業家・起業経験者の体験からのご意⾒20代で起業した⽅30名からご意⾒をいただきまとめました。

ベンチャー経営者の社会的地位が低すぎる、努⼒に⾒合う評価をしてほしい。今のままでは若い⼈は経営者に成りたいと思わない。会社だけでなく経営者、経営意欲のある⼈たちを国が重要視し応援しているというメッセージを強く打ち出してほしい。起業をブランディング

連帯保証への抵抗が優秀なビジネスマンの独⽴を阻んでいる。会社を譲って新しい事業を起こすときにもネックになる。

2代⽬、3代⽬の優秀な⼈材は経営⼈材の宝庫のはず。親の会社をベースに新しい会社に再⽣したいがこれまでの負債や雇⽤の問題で難しい。リスタートしやすい政策の枠組みはできないか。

海外進出を国を挙げて⽀援してほしい東南アジアなどへ若⼿ベンチャーが進出できる⽀援を。海外での⽇本の商品・企業のブランディング活動を

⼈材獲得が⾮常に困難、特に経営⼈材に対するセーフティネットが⾜りない気がする。

現状の税制競争するためにはシンガポール等への移転も視野⼊れざるをえません。

エンジェル税制や産学連携などの政策は⼿続きが⼤変すぎる。規模に応じた⼿続きの簡素化などで若⼿経営者のフットワークを活かせるようにしてほしい。

ベンチャービジネスのエコシステムにはバイアウトの選択肢が不可⽋だが、⽇本では活性化していない。税制優遇や⼿続きの簡素化等で促進できないか。

⼤企業の中にいる⼈材が会社にリスクを負担してもらって、若いうちにチャレンジできる仕組み作りをするのが近道ではないか。

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若⼿起業家・起業経験者の体験からのご意⾒20代で起業した⽅30名からご意⾒をいただきまとめました。

⼥性には育児等でのキャリアの断絶から、起業に関する潜在ニーズが多くある。⼥性に経営の⼒と起業しやすい環境を与えればきっと起業率は上がるはず。正社員じゃないと保育園が利⽤しにくいなど、あきらかにおかしい環境はどうにかしてほしい。

先輩経営者のメンターがいない場合にさがせる仕組みが欲しい。

⾏政側で若⼿経営者をコンシェルジュ的に⽀援する担当者を付けられないか。できれば若い⼈。起業での失敗経験などがある⼈。

まだまだシードマネーが⾜りない、エンジェル税制の強化(⼀定の条件でキャピタルロスを個⼈所得の損⾦算⼊できるなど)をしてほしい。

ベンチャーマーケットで優秀なエンジニアが⾜りない。海外の⼈材を活⽤しやすくする制度を作ってほしい。

経営者だけでなく経営陣・幹部社員の⼈材不⾜が深刻。中途採⽤コストが海外に⽐べて⾼いのを下げてほしい。兼業や複数の会社を経営しやすい税制や社会保険の制度改⾰をしてほしい。ポスドク問題などを合わせて考えることで双⽅の問題解消につなげられないのか。

学⽣と起業家の接点、若⼿官僚と若⼿経営者の接点をとにかく増やすべき、増やして損は無い。成⻑戦略の策定に若い経営者をもっと参加させてほしい。成⻑戦略なのに若い⼈間が考えないのはおかしい。