パッシブタウン黒部モデル第一期街区複合賃貸住宅 …nepc.or.jp › movie › pdf › koriyama04.pdfパッシブタウン黒部モデル再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策事業の概要

パッシブタウン黒部モデル

パッシブタウン黒部モデル第一期街区複合賃貸住宅への太陽熱・地中熱・バイオマス熱利用による

給湯・冷暖房・融雪設備設置事業

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ＹＫＫ不動産株式会社


ＹＫＫグループ事業内容ファスニング・建材・ファスニング加工

機械及び建材加工機械の製造・販売グローバル体制 71カ国/地域 111社

国内24社海外87社従業員 42,154名（国内17,330名海外24,824名）

（2015年3月末現在）

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パッシブタウン黒部モデル第一期街区への再生可能エネルギー設備導入事業

ファスニング事業・ＡＰ事業を中核としたグローバル事業経営体制

世界6極経営体制で事業展開

ＹＫＫ不動産㈱は主にＹＫＫグループ会社を対象に国内で不動産賃貸・管理業務を行う関連会社

日本

アジア

中国

南米

北米ＥＭＥＡ

中核となるのはファスニング事業とＡＰ事業、その両事業の一貫生産を支える工機の3社

７１カ国/地域で展開従業員約42,000人



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パッシブタウン黒部モデル 5



パッシブタウン黒部モデル第1期街区

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全体開発面積約3.6ha

第1期開発計画地

第1期開発計画地第２期開発計画地

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地域の気候風土と地域の自然エネルギーを活かす

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建設中の外観


■建築概要■

名称：パッシブタウン黒部モデル第１期街区

住所：富山県黒部市三日市4016番地

建築用途：賃貸集合住宅、商業施設、その他施設

構造：鉄筋コンクリート造、鉄骨造

延床面積： 6,500m²(住居棟：3,704m²、商業棟：645m²、地下駐車場：2,151m²)

階数：住居棟(地上3階、地下1階)、商業棟(地上1階、一部2階)

総住戸数： 36戸(1LDK：12戸、2LDK：12戸、3LDK：12戸)

地下駐車場： 42台

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■環境問題の取り組み■ＹＫＫグループは地域への貢献と社会的な責任として、資源の有効活用、環境負荷の低減、生態系の保全、二酸化炭素排出の削減に取り組んでおり、東日本大震災の発生以後は、特にエネルギー問題の解決に注力している。ＹＫＫ不動産㈱は、このエネルギー問題解決の一つの取り組みとして再生可能エネルギーを最大限に活かすパッシブタウン黒部モデルを建築し、持続可能な社会にふさわしいまちと住まいを提案する。

■再生可能エネルギー設備導入経緯■前項で述べたエネルギー問題の具体的な取り組みとして、黒部特有の豊富な水、日本海沿岸で北東から吹くあいの風、その他には太陽熱、木質バイオマスなどの再生可能エネルギーを利用した設備を導入することとした。

■今後の展望■2025年までに８街区、総住戸数250戸分を建築予定。街区毎に異なる設計者へ依頼を行い、それぞれの個性を活かしたパッシブデザイン建築とする予定。


再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策事業の概要

交付決定（計画）補助対象経費（千円）補助金（千円）

導入の効果

総発熱量【計画】

地中熱利用 93,406 30,685 1,107GJ/年

バイオマス熱利用 54,310 18,103 548GJ/年

太陽熱利用 43,068 14,356 133GJ/年

設置場所パッシブタウン黒部モデル第一期街区（富山県黒部市）

事業年度平成27年度

エネルギー種別地中熱利用、バイオマス熱利用、太陽熱利用

事業内容

住居棟（全36戸分）

太陽熱とバイオマス熱を利用して給湯を行い、バイオマス熱は床暖房へも利用する。また地中熱を利用して床冷房を行う。

商業棟（全棟分）

太陽熱とバイオマス熱を利用して給湯を行い、地中熱を利用したヒートポンプを設置し、冷暖房を行う。南棟のみバイオマス熱を床暖房へも利用する。

外構地中熱を利用して融雪を行う。


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2015年10月末工事現場の様子


全体計画

■住宅８つの街区住戸数２５０世帯を予定■商業棟まちに開かれた施設

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第一期街区


敷地面積約5,439㎡

風の道をつくる冬の陽を楽しむ住棟間隔を広くとる親水環境をつくる 16


１階平面図

融雪

融雪

■住居棟地上３階地下１階住戸数：３６戸

住居棟

商業棟（北）商業棟（南）



２階平面図



３階平面図



地下１階平面図



自然エネルギーを活用した設備システム

・バイオマス熱、・太陽熱、・地中熱（地下水）の活用



バイオマス熱



太陽熱



地中熱（地下水）



住戸内（暖房）



住戸内（冷房）



バイオマスボイラー設置場所



太陽熱パネル設置場所



居室


21世紀の持続可能な社会にふさわしいローエネルギーのまちと住まいを実現

基本コンセプト：パッシブデザイン

●太陽・風・緑・水といった黒部の自然ポテンシャルを活かす

●ハイエネルギーの削減とローエネルギーを活用する→パッシブデザインの追求

●地域との共生、地域創生をめざす

計画地付近からの夕景

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エネルギーには hi-energy と low-energy がある高密度・高品質低密度・低品質

自然エネルギー電力・ガス太陽・風・地中熱「便利」「心地よさ」

エネルギーを使い分ける・ハイエネルギーしか適用できないところはハイエネルギーで。・ローエネルギーで賄えるところはローエネルギーで。

発想の転換小さいエネルギー「小エネ」

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１）省エネルギー環境負荷削減、地球環境問題

→グローバルな課題

２）快適性・気持ちのよさの再考自らつくる快適さへ自然・環境に対して開かれていること自然との共生・交感

→ローカルな解決

なぜパッシブデザインなのか？

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中間領域南庭北庭

風（あいの風）太陽

中庭住戸中間領域

緑水

中間領域住戸中間領域

ランドスケープデザインや建物の配置計画によって、敷地に微気候をつくる

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住棟構成

安定した室内環境豊かな中間領域外部環境外部環境

通路・階段・ELV 住戸サンテラス

鉄骨造 RC造・外断熱鉄骨造

北のインターフェイス夕涼み、夏のコミュニティデッキ

熱容量を活かす南のインターフェイス住戸ごとのアウトドアリビング

＋＋

豊かな中間領域33



南北に中間領域をもつ住戸プラン夏の風のさやわかさと冬の陽だまり

３タイプの住戸

住戸コミュニティデッキ〜木戸サンテラス

L タイプ・・・85.94㎡M タイプ・・・71.08㎡S タイプ・・・56.47㎡

合計36戸

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エネルギー削減の目標

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地域コミュニティ

Com m un ity

ライフスタイル

建築デザイン

高効率設備再生可能エネルギー

LowEnerg yDesig n

H ig hEf f icient

Eq u ip m entSystem

Use o fRenewab le

Energ y

Lifestyle

再生可能エネルギーと地域コミュニティ


大幅なエネルギー削減と自然に親しむ心地よさを両立する暮らし

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地域の風土の特性をいかす｜

自然の快適さ・暖かさ・涼しさーパッシブデザイン｜

持続可能な社会＝省エネルギー｜

住み手参加、ライフスタイルの尊重ーアクティブライフ｜

地域のコミュニティに開く

アクティブな生活のためのパッシブデザイン〜Passive design for Active life

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地域の気候風土と地域の自然エネルギーを活かす→再生可能エネルギーを活用した地方創生、まちづくり

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