セクタギア：アンテナの仰角を高精度に制御。

副鏡日除けパネル：日射による主鏡骨組の熱変形を抑制。

受信機室：カセグレン焦点に高感度受信機を収納。

写真提供：中西康一郎＠国立天文台

仰角軸

骨組構造：主鏡を支える骨組にCFRPとインバーを採用して、自重変形と熱変形を軽減。

副鏡ステー：ブロッキングを軽減する薄型形状。

主鏡面パネル：誤差わずか5μmのアルミ切削パネル205枚を組み合わせ、電波ホログラフィ法で測定し、全体精度を微調整。

アジマスギア：アンテナの方位角を高精度に制御。

主要な性能諸元

　主鏡直径：　12m　重　　量：　約90ton　鏡面誤差：　20μm以下　指向誤差：　0.6秒角(1°の1/6000)以下　観測波長：　10mm～0.3mm　最大速度：　6°/s (方位角)、3°/s (仰角)

マウント：　経緯台式

写真提供：中西康一郎＠国立天文台

光学ポインティング

サブミリ波アンテナの

超高精度のひみつ

アステ望遠鏡は、波長1mm以下の電波（サブミリ波）を観測します。その超高精度アンテナ表面の理想的な放物面からの凹凸は、わずか20μmです。この望遠鏡の紙模型を作りつつ、電波天文観測用の高精度アンテナの構造を理解し、その超高精度の秘密について探ってみましょう。

解説・紙模型設計・製作指導：阪本成一＠国立天文台 (c)国立天文台

架台部

受信機室

副鏡ステー副鏡駆動部

副鏡

基礎

糊をつけて巻く

アステ望遠鏡

直径10m超高精度アンテナ

　1/100模型

http://alma.mtk.nao.ac.jp/aste/

親子で作るサブミリ波アンテナ紙模型

熟練者コース（1/2）

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