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IX000374 May. 2017 オペレーションガイド Vf File Analyzer Ver. 3.7 アプリケーションソフトウェア

オペレーションガイド - KIKUSUI · 2019. 9. 4. · IEC 61000-3-3 Ed3.0 規格では、Tmax は定常- 定常間で電圧変動が3.3 % を超えた時間の累積 と定義されています。IEC61000-4-15

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  • IX000374May. 2017

    オペレーションガイド

    Vf File AnalyzerVer. 3.7

    アプリケーションソフトウェア

  • 2 Vf File Analyzer

    本書の一部または全部の転載、複写は著作権者の許諾が必要です。本書の内容は予告なく変更することがあります。© 2006 菊水電子工業株式会社

    Vf File Analyzer とは....................................................4

    試験結果ファイルを開く ...........................................4HarmoCapture で取得した試験結果ファイルを開く

    4KHA1000 で取得した試験結果ファイルを開く .........5以前に開いた試験結果ファイルを開く ........................5

    画面の構成 ....................................................................6全測定時間波形表示ペイン ................................................7試験結果/設定データリストペイン .............................9セグメント波形表示ペイン ............................................. 12

    試験結果ファイルをテキストとして保存する...13テキスト保存オプション .................................................. 14

    レポートを印刷する ................................................16

    レポートの書式を設定する.....................................17コメント、試験情報、現地規格名を入力する....... 17印刷データを選択する ....................................................... 18PDF ファイルの上書きメッセージ ............................... 20

    メニューリファレンス .............................................21

    著作権・発行

    もくじ

  • Vf File Analyzer 3

    はじめに

    本オペレーションガイドは、HarmoCapture または KHA1000 を使用して電圧変動試験で取得した試験結果ファイルのデータ解析を行う方法、および試験結果ファイルのレポート印刷をする方法を説明します。

    ■適用する製品のバージョン

    本オペレーションガイドはバージョン 3.7 の Vf File Analyzer に適用します。バージョンは、「ヘルプ」メニューから「Vf File Analyzer のバージョン情報 (A)...」で確認できま す。

    ■オペレーションガイドの対象読者

    本オペレーションガイドは、KHA1000 を使用して高調波電流および電圧変動試験システムを制御する方、または操作の指導をされる方を対象にしています。

    高調波電流および電圧変動試験に関する電気的知識を有する方を前提に説明しています。

    ■商標類

    Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標です。

    その他、このマニュアルに記載されている会社名、商品名、製品名などは、一般に各社の商標もしくは登録商標です。

    ■本書の表記

    • 本文中では、ハーモニック/フリッカアナライザ KHA1000 を「KHA1000」と呼ぶことがあります。

    • 本文中の「PC」は、パーソナルコンピュータやワークステーションの総称です。

    • 本文中では、説明に以下のマークを使用しています。

    この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、物的損害のみの発生が想定される内容を示します。

    知っておいて頂きたいことを示しています。

  • 4 Vf File Analyzer

    Vf File Analyzer とは

    Vf File Analyzer は、HarmoCapture または KHA1000 を使用して電圧変動試験で取得した試験結果ファイル(xxx.vr)のデータを解析するアプリケーションソフトウェアです。Vf File Analyzerは、KHA1000 と接続しなくても動作します。

    Vf File Analyzer には以下の機能があります。

    • HarmoCapture または KHA1000 で取得した電圧変動試験結果ファイルのロード

    • 結果リストの表示(規格適合の合否判定、セグメント情報リスト)

    • グラフの表示(dc の最大値を記録したとき、dmax の最大値を記録したとき、Tmax*1(または d(t)>3.3%)で最も長い時間の波形)

    • 試験結果ファイルのテキストファイル保存

    • レポート印刷(コメント、試験条件、結果リスト、各種波形グラフ)

    試験結果ファイルを開く

    Vf File Analyzer は、同時に 2 つの試験結果ファイルを開くことができます。画面上では、2 つの試験結果ファイルを試験データ A および B として表示します。

    以前に開いた試験結果ファイルならば、ファイルのリストから開くこともできます。

    HarmoCapture で取得した試験結果ファイルを開く

    1 ツールバーの「開く」ボタン横の をクリックして、「A ファイル (A)...」または「B ファイル (B)...」を選択します。

    「ファイル A(B)を開く」ダイアログボックスが表示されます。

    「開く」ボタンをクリックすると、「ファイル A を開く」ダイアログボックスが表示され、優先的にファイル Aを開きます。

    2 開きたいファイルを選択します。電圧変動試験の試験結果ファイルの拡張子は ".vr"です。

    *1 IEC 61000-3-3 Ed3.0 規格対応についてIEC 61000-3-3 Ed3.0 規格では、Tmax は定常 - 定常間で電圧変動が 3.3 % を超えた時間の累積と定義されています。IEC61000-4-15 Ed2.0 規格を選択して取得した試験結果ファイルはIEC61000-3-3 Ed3.0 規格に対応します。Ed1.1 規格を選択して取得した試験結果ファイルはIEC61000-3-3 Ed2.0 規格準拠となります。

  • Vf File Analyzer 5

    試験結果ファイルを開く

    KHA1000で取得した試験結果ファイルを開く

    KHA1000 で取得した試験結果ファイルを PC にロードして、Vf File Analyzer で開く方法を説明します。

    1 KHA1000 から試験結果を保存したコンパクトフラッシュカードを取り外します。

    2 コンパクトフラッシュカードを PC に装着します。3 試験条件ファイルをコンパクトフラッシュカードから PC にロードします。4 ツールバーの「開く」ボタン横の をクリックして、「A ファイル (A)...」また

    は「B ファイル (B)...」を選択します。「ファイル A(B) を開く」ダイアログボックスが表示されます。

    「開く」ボタンをクリックすると、「ファイル A を開く」ダイアログボックスが表示され、優先的にファイル A を開けます。

    5 開きたいファイルを選択します。電圧変動試験の試験結果ファイルの拡張子は ".VR" です。

    以前に開いた試験結果ファイルを開く

    1 「A:」または「B:」のボックス横の をクリックします。以前に開いたファイルのリストが現れます。

    リストは 9 件までの履歴が残り、古いものから捨てられます。

    2 リストから開きたいファイルを選択します。

  • 6 Vf File Analyzer

    画面の構成

    画面は 3 つのペインで構成されています。

    スプリッタをドラッグすると、各ペインの割合を変更できます。

    *1 IEC 61000-3-3 および IEC 61000-4-15 Ed2.0 規格を選択して取得した試験結果ファイルを開いたときに「Tmax」と表示されます。IEC 61000-3-3 および IEC 61000-4-15Ed1.1 規格を選択して取得した試験結果ファイルを開いたときは「d(t)>3.3%」と表示されます。試験データ A および B として、前記両方のファイルを開いてグラフを表示する場合は「Tmax (d(t) )」と表示されます。試験結果ファイルを開いていないときは「Tmax」と表示されます。

    項目 説明

    全測定時間波形表示ペイン

    p. 7

    各測定時間の電圧変動の波形を時間軸方向につなげて表示します。縦軸は、公称電圧に対する変動比で、単位は (%) です。横軸は時間の経過を示します。単位は(秒)です。試験データ A、B を同時に表示します。

    試験結果/設定データリストペイン

    p. 9

    試験結果リストと試験条件を表示します。判定は、各セグメントでの判定結果と、全測定時間での総合判定結果を表示します。タブを選択すると、試験結果リストと試験条件データを選択して表示できます。試験データ A、B を選択して表示します。

    セグメント波形表示ペイン

    p. 12

    各セグメントの電圧変動の波形を同時に表示します。セグメントの表示/非表示の選択は、チェックボックスで設定できます。また、タブで dc、dmax、Tmax*1 を選択して表示することができます。セグメント情報リストには、dc、dmax、Tmax*1 のセグメント内開始時間、定常状態回数を表示します。試験データ A、B を選択して表示します。

    試験結果/設定データリストペイン

    全測定時間波形表示ペイン

    スプリッタ

    スプリッタセグメント波形表示ペイン

    参照

    参照

    参照

  • Vf File Analyzer 7

    画面の構成

    全測定時間波形表示ペイン

    *1 IEC 61000-3-3 および IEC 61000-4-15 Ed2.0 規格を選択して取得した試験結果ファイルを開いたときに「Tmax」と表示されます。IEC 61000-3-3 および IEC 61000-4-15Ed1.1 規格を選択して取得した試験結果ファイルを開いたときは「d(t)>3.3%」と表示されます。試験データ A および B として、前記両方のファイルを開いてグラフを表示する場合は「Tmax (d(t) )」と表示されます。試験結果ファイルを開いていないときは「Tmax」と表示されます。

    セグメント1の区切り

    セグメント2の区切り

    項目 説明

    A、B ボックスに試験データ A、B として開いたファイルのファイル名がフルパスで表示されます。枠に入りきらない下層のフォルダ名は、“...” で表示

    されます。 をクリックすると、過去の 9 つまでのファイル名の履歴が表示されます。

    電圧スケール グラフの電圧変動比(縦軸方向)を選択します。

    水平スクロール グラフの時間軸方向へのスクロール対象を指定できます。「両方」は試験データ A と B を、「A」は試験データ A だけを、「B」は試験データ B だけをスクロール対象にします。

    フォーカス 矢印と番号の付いた縦線は、セグメントの区切りを示します。グラフの左端から右にセグメント番号順に並んでいます。表示したいセグメントを「フォーカス」で指定します。「dc」、「dmax」、「Tmax*1」を選択すると、セグメント内の dc、Tmax*1 がそれぞれの色で強調表示されます。

    電圧オフセット 波形 A と B が重なっているときに、縦軸方向にずらして波形を比較しやすくできます。正の値を入力すると上方向に、負の値を入力すると下方向に波形がずれます。値はボックス右のアップダウンボタンで入力することもできます。

  • 8 Vf File Analyzer

    画面の構成

    全測定時間波形表示ペイン(つづき)

    電圧変動比と時間を測定する

    グラフ上の任意の場所の電圧変動比(縦軸)と時間(横軸)を測定できます。マウスをドラッグしてできる長方形の縦と横の値がペイン上の右上に表示されます。

    コンカレントメニュー

    p. 22 グラフのエリア上で右クリックすると、コンカレントメニューが現れます。コンカレントメニューには、波形を観測するのに便利な機能がまとまっています。表示されている波形の状態で現在有効となる機能のみがアクティブになります。

    測定したい場所でマウスをドラックマウスのドラッグによってできた長方形の縦軸と横軸の値

    参照

  • Vf File Analyzer 9

    画面の構成

    試験結果/設定データリストペイン

    項目 説明

    A、B 試験結果/設定データリストペインに表示する試験データ(A または B)を選択します。

    フリッカ余裕度 HarmoCapture または KHA1000 の試験条件で設定したフリッカ余裕度(%)です。

    d 測定方法が手動切替のときは表示されません。

    d 余裕度 HarmoCapture または KHA1000 の試験条件で設定した d 余裕度(%)です。

    総合判定 各セグメントごとの判定から、最終的な合否判定を示します。

    Pass:余裕度設定値以下Warn:余裕度設定値を超えて限度値以下Fail:限度値超え

    リスト選択タブ 表示するリストを選択します。一番左のタブの名前は実行した試験規格を表します。

    Pst 一括:IEC61000-3-3(Pst 一括 )手動切替:IEC61000-3-3( 手動切替 )

    総合判定

    リストの内容は実行した試験規格によって異なります。

    リスト選択ダフ

  • 10 Vf File Analyzer

    画面の構成

    試験結果/設定データリストペイン(つづき)

    ■ IEC61000-3-3(Pst 一括 ) の場合

    *1 IEC 61000-3-3 および IEC 61000-4-15 Ed2.0 規格を選択して取得した試験結果ファイルを開いたときに「Tmax」と表示されます。IEC 61000-3-3 および IEC 61000-4-15Ed1.1 規格を選択して取得した試験結果ファイルを開いたときは「d(t)>3.3%」と表示されます。試験データ A および B として、前記両方のファイルを開いてグラフを表示する場合は「Tmax (d(t) )」と表示されます。試験結果ファイルを開いていないときは「Tmax」と表示されます。

    項目 説明

    Pst 1 セグメント時間の短時間フリッカ値

    dc [%] 1 セグメント時間の相対定常電圧変化の最大値

    dmax [%] 1 セグメント時間の最大相対電圧変化の最大値

    Tmax*1[ms] 1 セグメント時間の d(t) が 3.3 % を超えた時間の最大値

    判定(各セグメント)

    1 セグメント時間の電圧変動およびフリッカの合否判定を示します。

    Pass:余裕度設定値以下Warn:余裕度設定値を超えて限度値以下Fail:限度値超え

    限度値 各項目の限度値

    Plt 全測定時間の長時間フリッカ値

    判定(Plt) 全測定時間の長時間フリッカ値の合否判定を示します。

    Pass:余裕度設定値以下Warn:余裕度設定値を超えて限度値以下Fail:限度値超え

  • Vf File Analyzer 11

    画面の構成

    ■ IEC61000-3-3( 手動切替 ) の場合

    *1 IEC 61000-3-3 および IEC 61000-4-15 Ed2.0 規格を選択して取得した試験結果ファイルを開いたときに「Tmax」と表示されます。IEC 61000-3-3 および IEC 61000-4-15Ed1.1 規格を選択して取得した試験結果ファイルを開いたときは「d(t)>3.3%」と表示されます。試験データ A および B として、前記両方のファイルを開いてグラフを表示する場合は「Tmax (d(t) )」と表示されます。試験結果ファイルを開いていないときは「Tmax」と表示されます。

    ■設定データ

    選択されている試験結果ファイルの試験条件を表示します。

    項目 説明

    dmax [%] 1 セグメント時間の最大相対電圧変化の最大値

    dc [%] 1 セグメント時間の相対定常電圧変化の最大値

    Tmax*1[ms] 1 セグメント時間の d(t) が 3.3 % を超えた時間の最大値。

    限度値 dmax、dc と Tmax*1(ms) の限度値

    平均値 全セグメントの dmax の平均値

    最大値 全セグメントの dmax、dc と Tmax*1(ms) の最大値

  • 12 Vf File Analyzer

    画面の構成

    セグメント波形表示ペイン

    波形選択タブ

    ■ dc、dmax、Tmax(または d(t)>3.3%)

    各セグメントの dc、dmax、Tmax(または d(t)>3.3%)それぞれを波形表示選択タブで切り替えて表示できます。

    ■セグメント情報

    ■フリッカリスト

    P0.1、P1s、P3s、P10s、および P50s を表示します。KHA1000 のファームウェアバージョンが、1.5x 以前のもので試験した試験結果ファイルに対しては、この機能はありません。

    項目 説明

    A、B 表示する試験データ(A または B)を選択します。

    電圧スケール グラフの電圧変動比(縦軸方向)の拡大、縮小をします。

    ズームイン、ズームアウト

    グラフの時間軸(横軸方向)の拡大、縮小をします。

    セグメントチェックボックス

    チェックを付けると該当のセグメントの波形を表示します。セグメント間の電圧変動比を比較するのに便利です。

    項目 説明

    dc の開始 dc のセグメント内での開始時間を表示します。

    dmax の開始 dmax のセグメント内での開始時間を表示します。

    Tmax(またはd(t)>3.3%)

    Tmax(または d(t)>3.3%)のセグメント内での開始時間を表示します。

    定常状態回数 セグメント内での定常状態回数を表示します。

    セグメントチェックボックス

    波形選択タブ

  • Vf File Analyzer 13

    試験結果ファイルをテキストとして保存する

    Microsoft Excel で使用したり、他のアプリケーションソフトウェアで使用するために試験結果ファイルをテキストとして保存できます。

    p. 14 1 ツールバーの「保存オプション」ボタンをクリックします。「テキスト保存オプション」ダイアログボックスが表示されます。

    2 テキストファイルとして保存する項目を選択します。3 「OK」ボタンをクリックします。4 ツールバーの「テキスト保存」ボタン横の をクリックして、「A ファイル(A)...」または「B ファイル (B)...」を選択します。

    「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。

    5 ファイル名を入力し、ファイルの種類を .txt か .csv を選択します。6 「保存」ボタンをクリックします。

    すでに同じ名前のテキストファイルが存在する場合には、メッセージが現れます。

    「以後、このメッセージを表示しない」をチェックした場合には、次回からメッセージが表示されなくなります。「テキスト保存オプション」ダイアログボックスでこのチェックを解除できます。

    参照

  • 14 Vf File Analyzer

    試験結果ファイルをテキストとして保存する

    テキスト保存オプション

    ツールバーの「保存オプション」ボタンをクリックすると、「テキスト保存オプション」ダイアログボックスが表示されます。「テキスト保存オプション」ダイアログボックスでは、試験結果をテキストファイルとして保存するときに選択できるオプションを設定できます。

    ■共通項目

    保存する項目をチェックします。

    ■セグメント

    保存する項目をチェックします。

    ■セパレータ

    テキストの区切りを選択します。

    項目 説明

    試験日時 試験の日付

    結果ファイルのバージョン

    試験結果ファイルのバージョン

    コメント 被試験機器(EUT)の情報(メモ、モデル名、タイプ、シリアル番号)

    試験条件 試験条件の情報(測定方法、規格名、電圧/電流レンジ、公称電圧/周波数、Pst/d 測定時間、Pst/d 測定回数、オーバレンジで終了、dmax 限度値、フリッカ余裕度、d 余裕度)

    トータルの測定値 セグメント数、測定間隔、各セグメント測定値(セグメント数、Pst値、dc (%)、dmax (%)、Tmax(または d(t)>3.3%)、定常状態回数、変動 dc 電圧値、開始/終了時間、変動 dmax 電圧値、開始/終了時間、変動 Tmax(または d(t)>3.3%)電圧値、開始/終了時間、各セグメントの判定結果)、Plt 値、Plt 判定、総合判定結果

    項目 説明

    なし 測定値、電圧波形のオプション選択しません。

    電圧波形 指定されたセグメント内の測定点(順番)、測定値。コンボボックスでセグメントを指定して電圧波形データを保存します。

  • Vf File Analyzer 15

    試験結果ファイルをテキストとして保存する

    ■文字コード

    テキストファイルの文字コードを選択します。

    ■アクション

    テキストファイル保存後、関連付けられているアプリケーションソフトウェアでファイルを開きます。

    ■上書きメッセージ

    既に同じ名前でテキストファイルを保存した場合には、ファイルの保存時に上書きメッセージが表示されます。このメッセージの表示 / 非表示を設定するのが、「表示しない」チェックボックスです。

    ファイルの上書きメッセージで「以後、このメッセージを表示しない」チェックボックスをチェックした場合には、「テキスト保存オプション」ダイアログボックスの「表示しない」チェックボックスもチェックされます。「表示しない」チェックボックスのチェックを外すと、ファイルの上書きメッセージが表示されるようになります。

    項目 説明

    ユニコード(UTF-8) ユニコード(UTF-8)対応のテキストファイルで保存します。

    日本語(Shift-JIS) 日本語(Shift-JIS)対応のテキストファイルで保存します。

  • 16 Vf File Analyzer

    レポートを印刷する

    試験結果ファイルを紙に印刷できるように PDF 形式に変換したファイルがレポートです。数値データのほかに各種波形グラフ、セグメント情報、設定リストも印刷できます。レポートにはコメントとして、企業名や試験環境などを付加できます。

    レポートは、試験結果ファイルと同じフォルダに、試験結果ファイルと同じファイル名+ .pdf(拡張子)で保存されます。

    1 結果リストペインでレポートを印刷する結果ファイルを選択します。p. 17 2 「レポート設定」ダイアログボックスを開いて、印刷するデータ、コメント、

    試験情報および試験規格名を選択しておきます。

    3 「印刷」ボタンをクリックします。AdobeReader等が起動して、レポートが画面に表示されます。

    ■既にレポートを印刷して同じファイル名の pdfが存在する場合

    メッセージが現れます。

    「名前を付けて pdf を生成 ...」をクリックすると、レポート PDF ファイルを別名で保存できます。

    「以後、このメッセージを表示しない」をチェックした場合には、次回からメッセージが表示されなくなります。「レポート設定」ダイアログボックスでこのチェックを解除できます。

    4 Adobe Reader 等でレポートを 印刷します。

    レポート印刷のために作成した PDF ファイルを表示するには、Adobe Reader 等の PDF ファイルを表示するためのアプリケーションソフトウェアが必要です。

    参照

  • Vf File Analyzer 17

    レポートの書式を設定する

    「レポート設定」ダイアログボックスで、レポートに関する以下の設定が可能です。

    • コメント、試験情報、現地規格名の入力

    p. 18 • 印刷データの選択

    p. 20 • PDF ファイル上書きメッセージの表示 / 非表示

    コメント、試験情報、現地規格名を入力する

    コメント、試験情報および現地規格名をレポートに印字できます。

    コンボボックスに入力された文字は、「印刷」ボタンがクリックされたときに登録されます。8 件までの履歴が残り、古いものから捨てられます。

    ■置き換えコメント

    レポートに印字されるコメントを、試験結果ファイルに含まれているコメントまたはコンボボックス内のコメントのどちらか選択できます。

    参照

    参照

    項目 説明

    このコメントを使う チェックボックスをチェックすると、コンボボックス内のコメントがレポートに印字されます。

    Memo メモ

    Model Name 被試験機器(EUT)の名称

    Type 被試験機器(EUT)の型番

    Serial No. 被試験機器(EUT)の製造番号

  • 18 Vf File Analyzer

    レポートの書式を設定する

    コメント、試験情報、現地規格名を入力する(つづき)

    ■試験情報

    試験情報は KHA1000 のパネルからは入力できません。

    ■現地規格名

    現地規格名は 31 文字までの英数字のみ入力できます。

    文字を削除する

    「Delete」キーを使用して、入力した文字を削除できます。コンボボックス内を空にするには、スペースを 1 つ入力してください。コンボボックスになにも入力しないと、履歴として残りません。ダイアログボックスを閉じたときに削除する前の文字が再び入力されます。

    印刷データを選択する

    レポートに印刷するデータやグラフの種類などをチェックボックスで選択できます。選択されたデータに対してレポートがどのように印刷されるかを右側の印刷イメージで確認できます。

    項目 説明

    Company 企業名等Test Engineer 試験者氏名等Operating Mode 被試験機器(EUT)の運転モード等

    Climatic Condition 温度その他環境等Supply Source 試験用交流電源の情報等Reference Impedance 基準インピーダンス情報等

    項目 説明

    現地規格名を使う レポートに印字される規格名を KHA1000 で決められている標準表記ではなく、別に指定した現地規格名にする場合に選択します。

    参照規格を印字する KHA1000 または HarmoCapture で試験規格を選択するときに表示される規格の表記もレポートに印字する場合に選択します。

  • Vf File Analyzer 19

    レポートの書式を設定する

    項目 説明

    Vf グラフ dc、dmax、d(t) > 3.3%の測定時間に対する比率を電圧変動の波形で印刷します。「全セグメント」または「選択セグメント」を選択できます。セグメントを指定して印刷するには、「描画開始セグメント」と「描画終了セグメント」のボックスにセグメントを設定します。最大 24セグメントまで指定できます。

    dc の拡大 「dc が最大のセグメント」または「選択セグメント」を選択できます。セグメントを指定して印刷するには、ボックスにセグメントを設定します。

    dmax の拡大 「dmax が最大のセグメント」または「選択セグメント」を選択できます。セグメントを指定して印刷するには、ボックスにセグメントを設定します。

    Tmax( d(t) ) の拡大 「Tmax(または d(t)>3.3%)が最大のセグメント」または「選択セグメント」を選択できます。セグメントを指定して印刷するには、ボックスにセグメントを設定します。

    セグメント情報 セグメントの情報リストを印刷します。

    設定リスト 試験条件のリストを印刷します。

    フリッカリスト(Pst Auto のみ)

    P0.1、P1s、P3s、P10s、および P50s を印刷します。KHA1000 のファームウェアバージョンが、1.5x 以前のもので試験した試験結果ファイルに対しては、この機能はありません。

    フッタオプション レポートにフッタを追加します。「フルパス + ファイル名」、「ファイル名」、「なし」、「任意の文字列」のどれかを選択できます。「任意の文字列」のコンボボックスに入力された文字列は、「OK」ボタンがクリックされたときに登録されます。8 件までの履歴が残り、古いものから捨てられます。

  • 20 Vf File Analyzer

    レポートの書式を設定する

    PDF ファイルの上書きメッセージ

    レポート印刷時に既に選択した試験結果ファイルを再度選択した場合には、PDF ファイルの上書きメッセージが表示されます。このメッセージの表示 / 非表示を設定するのが、「表示しない」チェックボックスです。

    PDF ファイルの上書きメッセージで「以後、このメッセージを表示しない」チェックボックスをチェックした場合には、「レポート設定」ダイアログボックスの「表示しない」チェックボックスもチェックされます。「表示しない」チェックボックスのチェックを外すと、PDFファイルの上書きメッセージが表示されるようになります。

  • Vf File Analyzer 21

    メニューリファレンス

    *1 ツールバーに同じ機能のボタンがあります。*2 試験データ A または B のファイルを選択できます。*3 全測定時間波形表示ペイン上で右クリックすると選択できます。

    メニュー 説明

    ファイル (F)

    開く (O)...*1, *2 HarmoCapture で取得した試験結果ファイル、またはKHA1000 で取得した試験結果ファイルを開きます。(拡張子:”.vr”)

    閉じる (C)*1, *2 試験結果ファイルを閉じます。

    テキスト保存 (S)*1,*2 選択されている試験結果ファイルをテキスト形式で保存します。

    名前を付けてテキスト保存 (A)*1,*2

    試験結果ファイルをテキスト形式、または CSV 形式で別名保存します。

    テキスト保存オプション (T)...*1

    試験結果をテキストファイルとして保存するときに選択できるオプションを設定できます。

    レポート設定 (R)...*1 レポートに印刷するデータやグラフの種類などを選択できます。

    レポート印刷 (P)*1, *2 試験結果ファイルからレポート(PDF)を生成し、印刷します。

    終了 (X) Vf File Analyzer を終了します。

    表示 (V)

    メイングラフのズームイン (I)*1, *3

    選択されている波形の時間軸方向を拡大します。

    メイングラフのズームアウト (O)*1,*3

    選択されている波形の時間軸方向を縮小します。

    水平スクロールのリセット (R)*3

    全測定時間波形表示ペインで時間軸方向のスクロールした波形を読み込み時の波形に戻します。

    電圧オフセットのリセット (R)*3

    全測定時間波形表示ペインで電圧変動比軸方向にずらした波形を読み込み時の波形に戻します。

    ヘルプ (H)

    目次(日本語)(C) 日本語版の Vf File Analyzer オペレーションガイドを開きます。

    目次(英語)(O) 英語版の Vf File Analyzer オペレーションガイドを開きます。

    ユーザーズマニュアル(日本語)(U)

    日本語版 PDF の Vf File Analyzer オペレーションガイドを開きます。

    ユーザーズマニュアル(英語)(M)

    英語版 PDF の Vf File Analyzer オペレーションガイドを開きます。

    Vf File Analyzer のバージョン情報 (A)...

    Vf File Analyzer のバージョン情報を表示します。

  • 22 Vf File Analyzer

    メニューリファレンス

    コンカレントメニュー

    (全測定時間波形表示ペイン上で右クリックしたとき)

    項目 説明

    電圧スケールで拡大 (U) 電圧変動比(縦軸方向)を拡大します。

    電圧スケールで縮小 (D) 電圧変動比(縦軸方向)を縮小します。

    ズームイン (I) 時間軸(横軸方向)を拡大します。メニューバーの「ズームイン」ボタンを押す、または「表示 (V)」メニューから「メイングラフのズームイン (I)」を選択しても同じ結果となります。

    ズームアウト (D) 時間軸(横軸方向)を縮小します。メニューバーの「ズームアウト」ボタンを押す、または「表示 (V)」メニューから「メイングラフのズームアウト

    (D)」を選択しても同じ結果となります。

    フォーカスセグメントの dcをさがす (C)

    フォーカスで指定したセグメントの dc を全波形表示ペインの中央に表示するようにスクロールを調整します。

    フォーカスセグメントのdmax をさがす (M)

    フォーカスで指定したセグメントの dmax を全波形表示ペインの中央に表示するようにスクロールを調整します。

    フォーカスセグメントのTmax( d(t) ) をさがす (T)

    フォーカスで指定したセグメントの Tmax(またはd(t)>3.3%)を全波形表示ペインの中央に表示するようにスクロールを調整します。

    水平スクロールのリセット (R) 時間(横軸方向)のスクロールをした波形を左位置に戻します。「表示 (V)」メニューから「水平スクロールのリセット (R)」を選択しても同じ結果となります。

    電圧オフセットのリセット (S) 電圧比(縦軸方向)の電圧オフセット値を 0 に戻します。「表示 (V)」メニューから「電圧オフセットのリセット (S)」を選択しても同じ結果となります。

    電圧オートスケール (A) 波形の倍率を自動調整して画面に表示します。

  • 環境当社は慮」をく、2通して

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    菊水〒22

    活動1995年12月にISO9001を取得して、品質方針において「環境への配うたい活動してきました。そしてより積極的な環境活動に取り組むべ000年12月にISO14001の認証を取得しました。製品および事業活動を、人と自然環境を大事にする調和ある社会づくりに貢献しています。

    明書に乱丁、落丁などの不備がありましたら、お取り替えいたします。取扱説明失または汚損した場合には、新しい取扱説明書を有償でご提供いたします。の場合も購入先または当社営業所にご依頼ください。その際は、表紙に記載されPart No.」をお知らせください。明書の内容に関しては万全を期して作成いたしましたが、万一不審な点や誤り、れなどありましたら、当社営業所にご連絡ください。明書をお読みになったあとは、いつでも見られるように必ず保管してください。

    電子工業株式会社4-0023 横浜市都筑区東山田1-1-3

    ェブサイト http://www.kikusui.co.jp

    もくじはじめにVf File Analyzerとは試験結果ファイルを開くHarmoCaptureで取得した試験結果ファイルを開くKHA1000で取得した試験結果ファイルを開く以前に開いた試験結果ファイルを開く

    画面の構成全測定時間波形表示ペイン電圧変動比と時間を測定するコンカレントメニュー

    試験結果/設定データリストペインセグメント波形表示ペイン波形選択タブ

    試験結果ファイルをテキストとして保存するテキスト保存オプション

    レポートを印刷するレポートの書式を設定するコメント、試験情報、現地規格名を入力する文字を削除する

    印刷データを選択するPDFファイルの上書きメッセージ

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