Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
チュートリアル教育とは?
チュートリアルFD on 2011/8/31
個別計画実習
臨床医学チュートリアル
科目別試験
臨床配属実習(BSL)
従来の系統講義の問題点
• 受身の講義中心(低い出席率、教官自身の専門領域に偏る
中身 etc)
>> 学生自らが進んで学習することをめざ してチュートリアル教育を導入
神戸大学医学部における臨床教育改革の歩み
診断学総論の導入(H5年)内科系講義の統一(H5年)5年次臨床配属実習(H9年)6年次選択臨床配属実習(H10年)
4年次チュートリアル教育・・・H12年に導入(12回の委員会、海外含め3回の視察、5回のFD開催を経て実施)
OSCE (Objective Structured Clinical Examination)の導入(H12年)CBT (Computer Based Testing)の導入(H13年)6年次個別計画実習(H21年)
チュートリアル教育とは
• 少人数単位で編成された学生グループが自 らの意欲と学習によって問題を解決する教育 方式
• 問題に準拠した学習• 自学自習を重視
具体的には
・ 事例(臨床ケース)をもとに、・ 1グループ8名以下の学生グループが・ チューターと呼ばれるサポーター教員のもと・ グループ討論で学習課題を発見し、・ これについて自己学習を行い、・ グループで教えあって学ぶ。△ この時、チューターは教師ではなく、学生ひとり一人を観察し、学習方法をフィードバック
する役割を担う。
月 火 水 木 金8:15-8:30 チューター会議 チューター会議 チューター会議
1時限
8:30-9:30
チュートリアル症例シート1-1提示20~30分
症例シート1-2提示20~30分
講義 チュートリアル
症例シート1&2につい て発表
20~30分
症例シート1-3提示20~30分
講義 チュートリアル症例シート1-3につ いて発表
2時限
10:10-11:10
グループ学習 自習 グループ学習 自習 グループ学習
3時限
11:20-12:20
自習 自習 自習 自習 自習
4時限
13:20-14:20
自習 講義 自習 講義 自習
5時限
14:30-15:30
講義 講義 講義 講義 症例解説
6時限
15:40-16:40
講義 リソースパーソン・ オフィスアワー
講義 リソースパーソン・ オフィスアワー
テスト
チュートリアル週間予定表(例)
チュートリアル室の配置
PC
本棚(教科書)チューター
学生
ホワイトボード
チュートリアル授業の進め方
チューターの役割
① チュートリアルでのグループメンバー間の対話の内容と立ち居振る舞いを見る。
② チームワーキング能力を観察し、議論の流れを観察し、ひとり一人の成長を促すための情報を収集します。
③ そして、必要があればフィードバックします。
チューターはファシリテーター
・ チュートリアルでは、チューターは教えません。(知識伝授がチュートリアルの目標ではない。)
・ チューターはグループメンバーの学習を促進するのが役割です。
学習者の意欲を大事にする
自律性支援
チューターの評価
評価の高いチューターと低いチューターはどこが違うのか?
チューターはどう評価されるのか?
5.全体として,チューターの役割はどうであったか。
(注)担当のチューターは,
①定刻に部屋に来たか,②自己紹介したか,③学生の議論を熱心に聞いていたか,④発言は適当な分量であったか,⑤発言は,症例(課題)の理解・議論に役立ったか等 の総合点で記入してください。
チューターへのフィードバック例
本年度からチューター本人、所属分野の教授(分野長)、教務担当に配付されます。
チューターへのフィードバック例
本年度からチューター本人、所属分野の教授(分野長)、教務担当に配布されます。
学生からの意見より
良いチューターとは?
自己紹介をすることによってよい雰囲気を作り出す
議論が行き詰った時に適切なアドバイスで導く
発言者が偏らないように工夫する
適切な発表の仕方の指導をする
要所要所で議論をまとめさせる
チュートリアルの最後はしっかりと締めくくる
悪いチューター(絶対ダメ!!)絶対禁忌(Don’t!!)
寝る!!
論文を読む!!
遅刻・欠席!
外来・手術を理由に早々と終わらせようとする
無言・無関心
悪いチューター(結構ダメ)
相対禁忌
症例について説明しすぎてしまう
学生の意見を頭ごなしに否定する
症例の指導のpointに関して理解していない
症例の診断名を言ってしまう
学生の評価がずさんである
神戸大学医学部チュートリアル教育の問題点
1.チューターのやる気・スキルにばらつき
2.学生が分担学習に流れてしまいがち
3.チュートリアル実施前よりもBSL開始時の知識量が減った?
4.チュートリアルの目的にそった学生評価が適正になされているか
PBL チュートリアルの目標① 生涯使える学習方法を身に付ける。
② 問題を発見して解決する過程を学ぶ。
③ グループでの協同作業を効果的に行なう。
④ 科学的な原理を臨床場面で統合する。
⑤ コミュニケーションを効果的にできる。
⑥ 医学生物学的理解に加えて、生活している人間集団の視点
を 持つ。
⑦ 医療専門職としての行動に影響を及ぼす個人の特質を知る。
⑧ 自己評価を実施して、責任を持って同僚評価に参加する。
Neufeld,V.R. & Barrows,H.S. The”McMaster Philosophy”:an approach to medical education. J. Med Educ. 1974 Nov;49(11):1040-50.
スライド番号 1スライド番号 2従来の系統講義の問題点�スライド番号 4チュートリアル教育とはスライド番号 6スライド番号 7スライド番号 8スライド番号 9スライド番号 10スライド番号 11スライド番号 12スライド番号 13スライド番号 14スライド番号 15学生からの意見より良いチューターとは?悪いチューター(絶対ダメ!!)悪いチューター(結構ダメ)スライド番号 20スライド番号 21スライド番号 22スライド番号 23