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ログアナライザークイックガイド
ユーザー向けログアナライザーの使用方法
目次
ログアナライザー概要 …………………………………………………… 1
事前準備 ………………………………………………………………… 2
詳細ログの取得 …………………………………………………………… 2
詳細ログのアップロード …………………………………………… 3
解析ファイル(ログリポート)のダウンロード …………………… 5
解析ファイル(ログリポート)の表示 …………………………… 5
解析ファイル(ログリポート)の読み方 …………………………… 6
補足事項 ………………………………………………………… 16
2016/11/04 Rev 1.3
1
ログアナライザー概要
ログアナライザーは TeraStationから取得した詳細ログを解析し HDDの状態確認、TeraStationの液晶
画面に表示されるインフォメーション通知またはエラー通知が発生していたか確認するツールです。
注意! ログを取得してから時間が経過している場合は状況が変化している可能性があります。
今現在の機器の状態を確認するには、NASの液晶画面、ステータスランプ、HDDステータスランプ
など実機の確認、および NasNavigator2などを確認する必要があります。
TeraStationに記録されるログファイルは古いものから上書き(ローテーション)されるため、
購入時からすべての情報が表示できない場合があります。
確認可能な項目
取得できる内容 ログファイルの
種類
シリーズ名・ファームウェアのバージョン・NASの名称。 詳細ログ(*.tgz)
ログから抽出した時点からみて直近のディスク状態。 詳細ログ(*.tgz)
ログから抽出した時点からみて直近の SMART情報。 詳細ログ(*.tgz)
過去に発生したインフォメーション通知の確認。
(I10などのインフォメーションコード) 詳細ログ(*.tgz)
過去に発生したエラー通知の確認。(E23 などのエラーコード) 詳細ログ(*.tgz)
過去に発生したレプリケーションエラーの確認。 詳細ログ(*.tgz)
バックアップエラーコードの確認。 バックアップログ
backuplog***.txt
※USB-HDDの状態は解析されません。
※バックアップログは詳細ログには含まれていません。バックアップログの所在等については
製品マニュアルを参照ください。
詳細ログの取得から解析までの流れ (実際の取得方法については 2ページ以降を参照ください)
TeraStationからログを取得
↓
ログアナライザーへログファイルをアップロード
↓
解析結果を html形式のファイルでダウンロード
↓
解析結果を WEBブラウザから確認
2
1.事前準備
ログアナライザーを使用するには以下のものが必要になります。
・詳細ログ、またはバックアップログファイル。
詳細ログの取得方法については次ページに記載されております。
バックアップログファイルについてはご使用の TeraStationユーザーマニュアル
をご参照ください。
・TeraStationのシリアル番号(シリアル番号の確認方法は以下の FAQを参照ください)
FAQ:シリアルナンバーの確認方法(TeraStation)
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/14974
・WEBブラウザがインストールされたインターネット接続可能な PC
WEBブラウザ(IE, FireFox, Chrome)
2.詳細ログの取得 2.1 管理者権限を持ったユーザーで TeraStationの設定画面へログインします。
2.2 WEB設定画面にログイン後、キーボードの Shiftキー + Ctrlキー + Altキーを
押しながら B のキーを一度だけ押下してください。
(押下後はすべてのキーから指を離してください。長く押し続けないでください。)
2.3 "xxxxx.tgz" ファイルのダウンロードが開始または、ダウンロード確認のダイアログが
表示されますので PCのフォルダへ保存します。
3
3.詳細ログのアップロード
3.1 以下の URLにアクセスしてください。
3.2 シリアル番号を入力しユーザーページへのログインしてください。
TeraStationのシリアル番号を入力しログインします。
※ここで入力されるシリアル番号は、サポートセンター側から
サポートする際に必要となる場合がありますので控えておくようにお願いいたします。
http://buffalosupport.bf1.jp
4
3.詳細ログのアップロード(続き)
3.3 ログファイルのアップロード。
・参照をクリックし、PCに保存したログファイルを選択。
・Upload File をクリックし解析を開始します。
※アップロードに対応しているログファイル
・詳細ログファイル (*.tgz)
・バックアップログファイル (backup****.txt)
5
4.解析ファイルのダウンロード
4.1 解析ファイルのダウンロード。
解析が完了したら、”解析ファイルをダウンロードする。”を右クリックし
ローカルフォルダに保存します。(Reportsum.htmファイル)
保存方法(ブラウザのバージョによって表示が異なる場合があります。)
右クリック後、
IE : 対象をファイルに保存
Firefox : 名前をつけてリンク先を保存
Chrome : 名前をつけてリンク先を保存
を左クリックします。
5.解析ファイルの表示
5.1 ログリポートの表示
保存した Reportsum.htmをお使いのブラウザで開くと、ログリポートが表示されます。
6
6.ログリポートの読み方
・シリーズ名
・ファームウェアバージョン
・NASの名称
青色:正常
赤色:異常(diskX.X 番の HDDが故障しています)
※Disk番号が順番に並んでいないことがありますが異常ではありません。赤く表示されている番号
の HDDを以下の FAQを参考に対処下さい。
交換したばかりの HDDが異常と表示される場合は補足事項の項目 7を参照ください。
参考 FAQリンク
FAQ:HDD故障時の対処方法 http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/8422
FAQ:交換用 HDDの型番の確認 http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/14629
FAQ:ハードディスク交換が必要な場合には? http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/12431/
保守サービスにご加入済みの場合は保守窓口へご連絡ください
TEL:050-3000-1497
受付時間 9:00~12:00 13:00~17:00
月~金(祝日および弊社が定める休日を除く
保守サービス詳細 http://buffalo.jp/support_s/care1/index2.html
7
6.ログリポートの読み方 (続き)
HDD異常の例
読込エラーが 1000回以上、または書込エラーが 1回以上発生した場合は異常と表示します。
※上記は4番の HDDに読込エラー999回、書込みエラー2回発生した例
8
6.ログリポートの読み方 (続き)
その他の項目について
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
① の項目 : HDDが NASからどのように認識されているか表示します。
この場合は HDD4が RAID array1に組み込まれていること
を表します。
②~⑩の項目 : HDDの S.M.A.R.T情報の一部を表示しています。
ログアナライザーの仕様により表示されておりますが
これらの項目は利用しません。
⑪の項目 : HDDに発生した読込エラー、書き込みエラーを表示します
この場合は HDD4で読込エラー999回、書き込みエラーが2回発生した
ことを表しています。
9
6.ログリポートの読み方 (続き)
詳細メッセージ
・インフォメーション通知記録タブ
過去に発生した Ixx から始まるインフォメーションコードに関するログを表示します。
各行には FAQリンクがあり、クリックするとバッファローの FAQへジャンプします。
(インターネット接続が必要です)
赤文字
Ixx コードが発生した場合に赤文字で表示されます。(NASの液晶画面にも表示されます)
青文字
Ixx コードが解消した場合に青文字で表示されます。(NASの液晶画面からメッセージが消え
ます)
インフォメーション通知が記録されていても解消されていれば問題ありません。
TeraStationの液晶画面、NasNavigator2、WEB設定画面等からインフォメーション通知が表示
されていないかご確認ください。
参考 FAQリンク NAS Navigator2で TeraStation/LinkStationのアイコンに「!」「?」マークがついています
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15539/
液晶画面に表示されたエラー内容の確認/対処方法
http://buffalo.jp/support_s/terastation/ts_error.html
10
6.ログリポートの読み方 (続き)
・NAS起動時刻
NASの起動時刻を表示します。
・S.M.A.R.T情報(ネットワーク管理者向け) S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)で
本製品に内蔵されている HDDをチェックした結果を表示します。
この項目はネットワーク管理者向けを対象としています。
S.M.A.R.T情報についての詳細はネットワーク管理者にご確認ください。
11
6.ログリポートの読み方 (続き)
・CPU使用率
CPU使用率を表示します。
負荷により増減しますが、通常であれば 10%から 50%の間で推移します。
12
6.ログリポートの読み方 (続き)
・エラー通知記録
過去に発生した Exxから始まるエラーコードに関するログを出力します。
各行には FAQリンクがあり、クリックするとバッファローの FAQへ
ジャンプします。(インターネット接続が必要です)
赤文字
Exx コードが発生した場合に赤文字で表示されます。(NASの液晶画面にも表示されます)
青文字
Exx コードが解消した場合に青文字で表示されます。(NASの液晶画面からもメッセージが消
えます)
エラーが記録されていても解消されていれば問題ありません。
TeraStationの液晶画面、NasNavigator2、WEB設定画面等からインフォメーション通知が表示
されていないかご確認ください。
参考 FAQリンク
NAS Navigator2で TeraStation/LinkStationのアイコンに「!」「?」マークがついています
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15539/
液晶画面に表示されたエラー内容の確認/対処方法
http://buffalo.jp/support_s/terastation/ts_error.html
13
6.ログリポートの読み方 (続き)
・Disk イベント
HDDに記録されている固有番号(シリアル番号)を元に HDD交換履歴を
表示します。
以下の画像の場合
Mar 21 11:41:59に Disk5 シリアル番号「W1F208FG」の HDDが外された:W1F208FG -> No
Mar 21 12:36:48に Disk5 シリアル番号「W1F208FG」 の HDDが再度取り付けられた: No -> W1F208FG
Mar 22 16:23:37に Disk5 シリアル番号「W1F208FG」の HDDが外され、シリアル「Z1F4PZ2T」の HDDが
取り付けられた : W1F208FG --> Z1F4PZ2T
※シリアル番号「No」は HDDが取り付けられていない状態を意味します。
14
6.ログリポートの読み方 (続き) ・レプリケーションエラー情報 過去に発生したレプリケーションエラーの情報を出力します。
各行には FAQリンクがあり、クリックするとバッファローの FAQ
へジャンプします。(インターネット接続が必要です)
※短期間に同じエラーが発生した場合は発生回数を表示します。
例)一分間に 10回同じエラーが発生した場合。表示「エラーの発生回数 10」
※以下のログの場合
Code 30 のエラーが 1回
Code 12 のエラーが 1回
※エラーが記録されている場合は TeraStationの液晶画面、NasNavigator2、WEB設定画面等
にレプリケーションに関する通知が出ていないか確認ください。
レプリケーションに関する通知が TeraStationに出ていない場合はリトライ処理等により同期
が完了しています。レプリケーションに関する通知が出ている場合は以下の FAQを参考に
対処下さい。
参考 FAQリンク
レプリケーション先へのファイル転送が失敗します
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15273/
液晶ディスプレイに「Replication E26 ReplicateFailure」と表示されます / レプリケーション再同期
の実施手順
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/2590/
レプリケーションが動作しているかどうか確認できますか
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/10155/
レプリケーションを設定しておりエラー表示もされないが、いくつかのファイルがコピーされていない
(TS-Xシリーズ)
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15587/
NAS Navigator2で TeraStation/LinkStationのアイコンに「!」「?」マークがついています
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15539/
液晶画面に表示されたエラー内容の確認/対処方法
http://buffalo.jp/support_s/terastation/ts_error.html
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6.ログリポートの読み方 (続き)
・バックアップエラー情報
過去に発生したバックアップエラーの情報を出力します。
各行には FAQリンクがあり、クリックするとバッファローの FAQ
へジャンプします。(インターネット接続が必要です)
※以下のログの場合
Code 23 のエラー発生
※エラーが記録されている場合は WEB設定画面からエラーが解消しているか
確認してください。
エラーが解消されていない場合は FAQを参考に対処ください。
※Backuplog_******.txtをアップロードしたときにだけ表示されます。
Backuplog_******.txtにはバックアップに関する情報しか記録されないため
他の項目、製品名、SMART情報等は表示されません。
参考 FAQリンク
バックアップログの読み方と対策について
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/7150/
バックアップログにエラーが記録される場合の対処方法は?
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/2633/
バックアップが失敗(液晶に I54と表示)した場合の対応方法
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/8423/
バックアップが失敗する(エラーが出る)場合の対処方法がわかりません(TeraStation)
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/12286/
NAS Navigator2で TeraStation/LinkStationのアイコンに「!」「?」マークがついています
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15539/kw/nas%20navigator
液晶画面に表示されたエラー内容の確認/対処方法
http://buffalo.jp/support_s/terastation/ts_error.html
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7.補足事項
1. 管理者権限を持ったユーザーで WEB設定画面にログインし詳細ログを取得してください。
2. WEB設定画面へのログイン方法は以下の URLを参照ください。
FAQ:設定画面を表示する方法がわかりません
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/14082
3. ログ解析ページが正しく表示されない場合は他の WEBブラウザでお試しください。
(Firefox, Chrome等)
4. 解析中は WEBブラウザの操作を行わないで下さい。
5. USB-HDDは結果に表示されません。
6. NASに接続されていない HDDは結果に表示されません
7. HDD交換直後に解析を行った場合、交換した HDDが異常と表示される
場合があります。このような場合は TeraStationの液晶画面,NasNavigator2を
確認いただき、エラーが表示されていないかご確認ください。
エラーが表示されていない場合は正常です。そのままお使いください。
8. HDD交換直後に解析を行った場合、交換した HDD以外の HDD状態が”Skip”と
表示される場合がありますが異常ではありません。
実機を確認するか一日程度経過後、再度解析を行ってください。
9. HDDが接続されていても次の場合は正しく解析されません。
・WEB設定画面から取り外しが行われた HDD。
・HDD故障により自動的にシステムから切り離された HDD
10. システムログリポートの Disk番号が順番に並んでいないことがありますが
異常ではありません。