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ダイバーシティ推進センター (おもやいセンター) メンター制度ガイドブック (メンティー編)

メンター制度ガイドブック (メンティー...メンター制度とは 守秘義務と共通理解 本学の教職員、研究者、大学院生が、研究やキャリアの相談、仕事上抱える諸問題や、仕事とライフイベント

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Page 1: メンター制度ガイドブック (メンティー...メンター制度とは 守秘義務と共通理解 本学の教職員、研究者、大学院生が、研究やキャリアの相談、仕事上抱える諸問題や、仕事とライフイベント

ダイバーシティ推進センター  (おもやいセンター)

メンター制度ガイドブック(メンティー編)

Page 2: メンター制度ガイドブック (メンティー...メンター制度とは 守秘義務と共通理解 本学の教職員、研究者、大学院生が、研究やキャリアの相談、仕事上抱える諸問題や、仕事とライフイベント

メンター制度とは

守秘義務と共通理解

本学の教職員、研究者、大学院生が、研究やキャリアの相談、仕事上抱える諸問題や、仕事とライフイベント

の両立など、1 人で解決しにくい問題について、経験豊かな先輩(メンター)に聞いてもらうことにより、「研

究などについて先達のアドバイスが得られる」「自分の問題の整理ができる」「自分だけが悪いのかと自分を責

めることがなくなる」など、解決への道筋を得ることができる制度です。「メンター」とは、良き助言者、指導者、

親身になって支援してくれる人という意味で、仕事やキャリアの“お手本”や、人生のよき相談相手になる人

のことです。助言者をメンター、相談者をメンティーと呼びます。

メンターへの相談に当たっては、メンターとメンティーの信頼関係の構築が必要であり、メンターは、受けた

相談について守秘義務があります。しかし、メンターが 1 人で背負い込まないための援助(保健・医療推進セ

ンター、メディカル・ワークライフバランスセンター、人事課、ダイバーシティ推進センター等)が必要となる場合もあります。その場合も守秘義務(=集団守秘義務)を持ってメンター相談を継続します。

守秘義務について、下記の項目が重要となります。

ア)本人の了解なしに第三者に伝えることはありません。しかし、緊急な対応が必要であれば、プライバシー

の保護よりも本人や周囲の人を守ることが優先される場合もあります。

 イ)秘密を守る目的は、「メンティーを大事にするため」であり、「メンティーの安全、利益、福祉」や「問題の解決」

を前提として遵守されます。

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利用の手順

・相談申込書を記入の上、ダイバーシティ推進センターにメールもしくは学内便で送付

・ダイバーシティ推進センターで聞き取りを行う

・ダイバーシティ推進センターが行う

メンターに連絡(メンター確定)

・ダイバーシティ推進センターからメンターに連絡し、承諾を得る。メンターにはメンティーから連絡が入ると伝える。

・相談の方法は、直接面談だけでなく、メール、電話、スカイプなど、メンターとメンティーで方法を自由に決めてもらってよい

・個人面談記録と、メンター用の報告書のフォーマットを渡す

メンティーに連絡

・ダイバーシティ推進センターからメンティーに、確定したメンターを伝え、そのメンターと直接連絡を取ってもらい、相談方法、日時を決定してもらう

・メンティーに報告書のフォーマットを渡す

・面談日時は、申し込みから大体 1 ヶ月以内とし、ダイバーシティ推進センターはメンターに面談日時を確認しておく

・メンター自身の事情で面談の継続が難しくなった場合、またメンタリングが始まってからメンティーのニーズが大きく変わった場合等に

は、 ダイバシティ推進センターに相談すること

○面談終了

・メンターは面談終了をダイバーシティ推進センターに報告

・メンター及びメンティーは、面談終了後 2 週間以内に、それぞれの報告書をダイバーシティ推進センターに提出

・メンターから個人面談記録は提出してもらわず、保存はメンターに任せる(継続的な相談の参考にするための記録として)

・2 回目以降の継続はメンティーとメンターで相談

○報告書を保管する

・相談申込書を提出

・ダイバーシティ推進センターと相談

・申し込み受付

・メンターを選出

・ダイバーシティ推進センターから連絡 ・ダイバーシティ推進セン

ターからメンー確定の連絡をもらう

・メンターに連絡し可否を確認

・決定後メンティーに連絡

・メンタリング実施 ・メンターに連絡し、初回日時

等を設定

・メンタリング利用

・初回スケジュール管理

・メンター、メンティーをサ

ポート

・ダイバーシティ推進セン

ターに終了を報告

・報告書を提出

・報告書を提出 ・報告書の受け取り

※2回目以降は両者相談で継続 ・メンター、メンティーをサ

ポート

メンター(助言者) メンティー(相談者)

1. 申し込み

2. マッチング

3. メンタリング開始

4. メンタリング終了

5. モニタリング

ダイバーシティ推進センター

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メンティーのためのガイダンス

1.メンターと接する際の心構え

○相手に自分を開く

心のうちを開き、誠実に向き合う姿勢がないとうまく機能しません。

○積極的に支援を求める

積極的に支援を求める姿勢をメンターに伝えることで、メンターにとっても支援しやすい土壌が生まれます。

○真摯にアドバイスを受け止める

メンターが提供してくれたアドバイスについて、たとえその場で納得感を得られなかったとしても、まず真摯に受け止

めて、自分の中で再考してみましょう。

○メンターに感謝する

メンターは、忙しい自分の業務の時間を割いてメンターとの面談の時間をつくってくれています。常に感謝の気持ちを

もって相談しましょう。

○アドバイスを受けて活動した結果について、メンターにフィードバックを伝える

2.メンターにうまく相談するポイント

○相談することを整理しておく

どんな問題が起きているか、何に悩んでいるのか、徴候は何か、どんな手を打ってみたかなどを整理しておくと、メンター

も相談に乗りやすくなります。

○相談のタイミングをはかる

至急でない相談は、メンターが忙しい日や時間を避けて行いますが、問題が深刻化してから相談しても打てる手が限ら

れてしまいます。ひとりで悩んで答えが出なければ、メンターに聞いてみましょう。

○アドバイスを活かす

メンターにただ相談するだけで終わるのではなく、その問題に対して自分でどうするかという結論を導く気構えを持

ちましょう。

3.気をつけること

○お互いの立場の違いの認識

メンターからいろいろな助言を受けることができる制度ですが、基本的に業務に関することは、直属の教授や准教授、

上司、先輩の指示に従いましょう。

○スケジュールを立てた関わり方

メンティーとメンターが話をする機会の調整は意外と難しいものです。直接会うことが困難な場合は電話やメールを活

用することも有効です。

○個人情報の守秘義務

活動の中で知り得たメンターの個人情報を口外しないようにしてください。

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メンター制度Q&A

Q:どのような人が利用できますか。

A:長崎大学で学び、働いている方ならどなたでも利用できます。

Q:相談は無料で受けれますか?

A:相談自体に費用はかかりません。

Q:メンターとして相談相手になってくれるのはどのような人ですか。

A:仕事とライフイベントを両立している方、子育ての経験者、海外での生活を経験されたことのある方など、

経験豊かな頼れる方々です。肩書きなどでお願いしていませんので、職種も様々です。

Q:情報が漏れることはないのですか? 大学が整備したと聞くと「すぐに情報が漏れてかえって自分が不利な立

  場におかれるのではないか」と心配です。

A:メンターの方にも、ダイバーシティ推進センターの職員にも、守秘義務が課されています。また、趣旨をよく理解、

賛同していただき、悩みを持つ人への温かい気持ちをお持ちの方がメンターとなっていますので、ご安心下さい

Q:どんなことでも相談ができるのですか?

A:基本的にはメンティーが悩んでいることを率直にお話しください。メンターはメンティーの悩みをじっくりお

聞きします。しかし、内容によっては、より相応しい窓口をご紹介する場合もあります。

Q:ただ話を聞いてもらうだけで意味があるのですか?

A :私達には「否定もされず、非難もされず、たしなめられず」ただゆったりと話を聞いてもらう機会は少ないよ

うに思います。メンター制度ではそのような場を第一に提供したいと思っています。日頃考えていること、感

じていること、抑えていた気持ちなどをお話しください。まずは安心できる場で、自分の気持ちと静かに向き合っ

てみませんか? メンターはそのお手伝いをします。  

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国立大学法人 長崎大学 ダイバーシティ推進センター(おもやいセンター)

℡.095-819-2179 E-mail:[email protected] https://www.cdi.nagasaki-u.ac.jp

令和2年4月 改訂