スマート・ベニューの実現に向けて

地域企画部桂田 隆⾏

2018年7月1日（日）

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自己紹介（桂田 隆⾏）

１９７５年兵庫県⻄宮市⽣まれ。１９９９年北海道⼤学卒業・⽇本開発銀⾏（現 ⽇本政策投資銀⾏）⼊⾏電⼒業、化学業、ホテル・旅館業等への融資、広島・札幌での⽀店勤務等を経て、現在は、地域企画部にて、スタジアム・アリーナを活かしたまちづくりやわが国スポーツ産業市場についての企画調査等を担当。

早稲田⼤学スポーツビジネス研究所 招聘研究員SHIMIZU S-PULSE OPEN INNOVATION Lab. メンター

スポーツ庁スタジアム・アリーナ改革指針策定WGメンバースタジアム・アリーナ資⾦調達⼿法・⺠間資⾦活⽤法検討会委員スタジアム・アリーナ改革推進事業先進事例形成⽀援専門委員スタジアム・アリーナ運営・管理検討会委員スポーツ施設の実態把握⼿法検討委員会委員

秋田県、中野区、横浜スタジアム、静岡市、びわ湖アリーナ、沖縄県ほかでのスタジアム・アリーナ各整備構想等案件で検討委員会の委員を歴任。

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スポーツを核としたまちづくり

●世代／階層を超えた交流●地域アイデンティティの醸成●周辺地域への経済効果●健康的な社会生活（予防医療）

●中心市街地の空洞化●大型商業施設／工場の撤退●交通利便性の低下●公共サービスの低下●防災減災対策の必要性●地方財政の疲弊

街づくりにおける悩み・課題

「する」・「観る」・「支える」スポーツの有用性

コンパクトシティ形成

中核となる交流空間

多機能複合型スポーツ施設

スマート・ベニュー概念

中心市街地を含む地域活性化効果

効果と影響①

健康な地域コミュニティの構築

効果と影響③

●施設の老朽化●郊外立地による低い利用率●コスト負担

スポーツ施設における悩み・課題

利用率増による収支改善効果

効果と影響②

改築/改装の際に立地/概要検討

3（出所：北九州市HPおよび提供資料(事業計画H28.1.15)より）

事例：ミクニワールドスタジアム北九州

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ギラヴァンツ北九州 ホームゲーム観客数

（出所：JリーグHP内データを元に日本政策投資銀⾏作成）

3,622 3,488 3,224

5,939

4,428

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

2014年

J2

2015年

J2

2016年

J2

2017年

J3

2018年

J3

ギラヴァンツ北九州 ホーム１試合平均観客数 推移 (2018.06.24現在)（人）

5

【参考】広島東洋カープ 本拠地球場１試合あたり平均観客数の推移

（出所：広島市 広島市市⺠球場運営協議会会議資料を元に日本政策投資銀⾏作成）

14,423 13,971 15,933

19,977

26,629

22,800 22,368 22,511 22,043

27,235

30,477 30,438

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

2005年

(６位)

2006年

(５位)

2007年

(５位)

2008年

(４位)

2009年

(５位)

2010年

(５位)

2011年

(５位)

2012年

(４位)

2013年

(３位)

2014年

(３位)

2015年

(４位)

2016年

(１位)

広島東洋カープ 本拠地１試合平均観客数 推移（人）

6

ミクニワールドスタジアム北九州に対する期待①（ミクニワールドスタジアム北九州に期待していると回答した北九州市⺠）

（n=118）

（n=163）

（出所：日本政策投資銀⾏地域企画部「持続可能なスマート・ベニューの実現に向けて〜ミクニワールドスタジアム北九州の整備前後での⽐較調査を通じて〜」より）

7

ミクニワールドスタジアム北九州に対する期待②（2016年ギラヴァンツ北九州ホームゲーム観戦者）

（n=248）

（n=179）

（出所：日本政策投資銀⾏地域企画部「持続可能なスマート・ベニューの実現に向けて〜ミクニワールドスタジアム北九州の整備前後での⽐較調査を通じて〜」より）

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2016年・2017年ギラヴァンツ北九州ホームゲーム観戦者における観戦１回あたりの平均消費⾦額

２０１６年

市内観戦者：４，７１２円市外観戦者：７，７１４円

２０１７年

市内観戦者：７，４８５円市外観戦者：１４，１８６円

（出所：Jリーグ観戦者調査（ギラブァンツ北九州独自設問項目）のデータを元に日本政策投資銀⾏作成）

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事例：BAYSTARS coin（仮）の開発

• 街への回遊を促す構想• 現⾦を持ち歩くことなく決済が可能となる

（出所：H30.5.28付横浜DeNAベイスターズHPニュースリリース「「BAYSTARS Sports Accelerator」第１期プログラム参加企業として株式会社ギフティが決定」より）

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事例：SHIMIZU S-PULSE OPEN INNOVATION Lab.

（出所：SHIMIZU S-PULSE OPEN INNOVATION Lab.特設サイトより）

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スマート・ベニューの実現に向けて（⼀例）

スマート・ベニューの実現に向けては例えば下図のような多種多様なステークホルダーが存在 → 関係者間の関与・調整が重要

スポーツチーム･⼤学

⾏政機関

⺠間事業者（運営者）

⺠間事業者（スポンサー）

自治体

⺠間事業者（デベロッパー、地元企業など）

⾦融機関･投資家

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地域住⺠

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＜連絡先＞株式会社日本政策投資銀⾏

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