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ランチョンセミナー一覧 第 1 日目 10月 1 日(土)12:00~13:00 Ⅰ 第 1 会場(スノーホールB) 共催:東芝メディカルシステムズ株式会社 乳がん検診における超音波検査の役割り 講師:尾本 きよか 自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学 1 (臨床検査部)教授 座長:山寺 幸雄 太田綜合病院附属太田西ノ内病院生理検査科 Ⅱ 第 2 会場(中会議室201B) 共催:ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 心筋バイオマーカー最新の話題 講師:櫻井 みどり ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社LCM部門免疫・生化学検査部循環 器・新規マーカーグループ Ⅲ 第 3 会場(中会議室201A) 共催:株式会社LSIメディエンス 敗血症の新規項目プレセプシンについて 講師:依田 尚文 株式会社LSIメディエンス診断薬事業本部統括営業部学術部 座長:山田 隆 長岡赤十字病院医療技術部検査技術課 Ⅳ 第 4 会場(中会議室301B) 共催:アボットジャパン株式会社 循環器バイオマーカーの意義 講師:土田 貴彦 アボットジャパン株式会社セールテクニカルソリューション部学術情報室 Ⅴ 第 5 会場(中会議室301A) 共催:富士レビオ株式会社 敗血症診断におけるプロカルシトニンの基礎から臨床的有用性について 講師:吉尾 仁美 富士レビオ株式会社学術サービス部 Ⅵ 第 6 会場(中会議室302B) 共催:ベックマン・コールター株式会社 検体品質の向上と業務の標準化を実現する微生物検査のワークフロー改革 講師:小林 久子 ベックマン・コールター株式会社ダイアグノスティックスマイクロバイオロ ジー事業部 Ⅶ 第 7 会場(中会議室302A) 共催:シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社 これからのプライマリケアにおける臨床検査の役割 講師:三宅 紀子 八潮駅つばめクリニック院長 Ⅷ 第 8 会場(小会議室303・304) 共催:株式会社イムコア 赤血球不規則抗体スクリーニングに酵素法は必要か? 講師:押田 眞知子 大阪医療技術学園専門学校臨床検査技師科 座長:渡部 和也 福島県立医科大学会津医療センター臨床検査部

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ランチョンセミナー一覧

第 1日目� 10月 1 日(土)12:00~13:00Ⅰ 第 1会場(スノーホールB)� 共催:東芝メディカルシステムズ株式会社

乳がん検診における超音波検査の役割り講師:尾本 きよか 自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学 1 (臨床検査部)教授座長:山寺 幸雄 太田綜合病院附属太田西ノ内病院生理検査科

Ⅱ 第 2会場(中会議室201B)� 共催:ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社心筋バイオマーカー最新の話題

講師:櫻井 みどり ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社LCM部門免疫・生化学検査部循環器・新規マーカーグループ

Ⅲ 第 3会場(中会議室201A)� 共催:株式会社LSIメディエンス敗血症の新規項目プレセプシンについて

講師:依田 尚文 株式会社LSIメディエンス診断薬事業本部統括営業部学術部座長:山田 隆 長岡赤十字病院医療技術部検査技術課

Ⅳ 第 4会場(中会議室301B)� 共催:アボットジャパン株式会社循環器バイオマーカーの意義

講師:土田 貴彦 アボットジャパン株式会社セールテクニカルソリューション部学術情報室

Ⅴ 第 5会場(中会議室301A)� 共催:富士レビオ株式会社敗血症診断におけるプロカルシトニンの基礎から臨床的有用性について

講師:吉尾 仁美 富士レビオ株式会社学術サービス部

Ⅵ 第 6会場(中会議室302B)� 共催:ベックマン・コールター株式会社検体品質の向上と業務の標準化を実現する微生物検査のワークフロー改革

講師:小林 久子 ベックマン・コールター株式会社ダイアグノスティックスマイクロバイオロジー事業部

Ⅶ 第 7会場(中会議室302A)� 共催:シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社これからのプライマリケアにおける臨床検査の役割

講師:三宅 紀子 八潮駅つばめクリニック院長

Ⅷ 第 8会場(小会議室303・304)� 共催:株式会社イムコア赤血球不規則抗体スクリーニングに酵素法は必要か?

講師:押田 眞知子 大阪医療技術学園専門学校臨床検査技師科座長:渡部 和也 福島県立医科大学会津医療センター臨床検査部

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Ⅸ 第 9会場(小会議室306・307)� 共催:日本電子株式会社次世代生化学自動分析装置BioMajestyZeroシリーズ JCA−ZS050のご紹介

講師:古後 富久 日本電子株式会社ME技術本部技術サポートセンター応用研究チーム

第 2日目� 10月 2 日(日)12:00~13:00Ⅹ 第 2会場(中会議室201B)� 共催:積水メディカル株式会社

採血管取扱い標準化の知っておきたい基礎知識~標準採血法ガイドラインと凝固検査検体取扱いに関するコンセンサスを中心に~

講師:須長 宏行 積水メディカル株式会社カスタマーサポートセンター学術グループ

Ⅺ 第 3会場(中会議室201A)� 共催:シスメックス株式会社体腔液細胞数算定検査の基礎とその将来展望

講師:保科 ひづる 組合立諏訪中央病院技術部検査科座長:小野 篤史 済生会新潟第二病院臨床検査科

Ⅻ 第 4会場(中会議室301A)� 共催:セラビジョン・ジャパン株式会社セラビジョンDM96の使用経験とATL細胞の判定基準の検討

講師:牟田 正一 国立病院機構別府医療センター臨床検査部座長:栁本 実 岩手医科大学附属病院中央臨床検査部

� 第 5会場(中会議室302B)� 共催:アイ・エル・ジャパン株式会社日常凝固検査のピットフォール─異常に出会ったときに何を確認しますか?─

講師:山田 隆 長岡赤十字病院医療技術部検査技術課座長:藤巻 慎一 東北大学病院検査部

� 第 6会場(中会議室302A)� 共催:栄研化学株式会社胃がんリスク層別化検査(ABC分類)の有用性について

講師:大嶋 彰 栄研化学株式会社マーケティング推進室

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循環器診療で活用されている心筋バイオマーカーの代表的なものとして、急性心筋梗塞などの虚血性心疾

患で血中に上昇する心筋トロポニン、心不全状態など心筋ストレッチで血中に上昇するナトリウム利尿ペプ

チドがあります。心筋トロポニンは近年高感度化されより早期に上昇を検出できるようになったことから、

その活用方法について様々な議論がなされてきました。本演題では、高感度トロポニン Tを用いた非 ST上昇

型心筋梗塞診断のための1時間アルゴリズム(ヨーロッパ心臓病学会ガイドラインより)について、また

NT-proBNPと欧米で使用されている新しい心不全治療薬との関係や NT-proBNP値ガイド下治療についてなど、

論文紹介より最近の話題を含め、概説致します。

心筋バイオマーカー最新の話題

◎櫻井みどり 1)

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 LCM部門免疫・生化学検査部循環器・新規マーカーグループ 1)

EntryNo. 49

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社LCM部門免疫・生化学検査部循環器・新規マーカーグループ

櫻井 みどり

心筋バイオマーカー最新の話題

共催:ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社

座長:山寺 幸雄(太田綜合病院附属太田西ノ内病院生理検査科) 共催:東芝メディカルシステムズ株式会社

乳がん検診について J-STARTでは、隔年にマンモグラフィと超音波検査の両方を行うことの有用性が示さ

れたが、今後はこの両検査を組み合わせた検診のあり方が重要となってくる。そのためマンモグラフィで拾

い上げられた病変がどこにあり、どのような病変であるかを理解しつつ、超音波画像ではどの病変に相当し、

どのような所見を認めるかを正確に評価、判定しなければならない。 一方で両検査を組み合わせることで

要精検率が上昇しないようにつねに考えながら検査し、読影しなければならない。その判定基準として「乳

房超音波診断ガイドライン(改訂第 3版)」における乳腺腫瘤の超音波診断フローチャートを用いることが

勧められるが、それにより有所見率の高いと言われる超音波検査においても要精検率を上げ過ぎることなく

早期乳癌を検出することが可能になる。本セミナーでは、超音波検査を用いた乳がん検診において、どのよ

うな所見や病変を拾い上げ、どのように判定を進め、要精査とするのかを具体的な症例を用いて解説する。

乳がん検診における超音波検査の役割り

◎尾本 きよか 1)

自治医科大学附属さいたま医療センター 1)

EntryNo. 57

自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学 1 (臨床検査部)教授

尾本 きよか

乳がん検診における超音波検査の役割り

ランチョンセミナーⅠ 第 1会場 スノーホールB� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

ランチョンセミナーⅡ 第 2会場 中会議室201B� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

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 敗血症は医療技術が発達した現代においても死亡者数の多い重篤な疾患であり、早期の治療開始が極めて

重要である。プレセプシンは、本邦にて発見された、早期診断に有効とされる敗血症のマーカーであり、

2014年に保険収載されて以降、救急救命分野を中心に臨床利用が進んでいる。

また、2016年は敗血症にとって大きな転換点となっている。本年 2月には Sepsis-3として敗血症の新定

義が示され、より臓器障害を重視することと提言された。これをベースに Surviving Sepsis Campaign

Guideline や日本版重症敗血症診療ガイドライン 2016も今後公開される予定である。

本講演では、このような敗血症の最近の動向を踏まえた上で、敗血症治療におけるバイオマーカーの活用

法についてプレセプシンの特長を中心にご紹介したい。

敗血症の新規項目プレセプシンについて

◎依田 尚文 1)

株式会社LSIメディエンス 診断薬事業本部 統括営業部 学術部 1)

EntryNo. 43

心筋トロポニン(cTn)と BNPは心疾患の診断、重症度把握や予後評価などに広く用いられているバイオマ

ーカーです。 cTnは主に心筋梗塞の診断時に活用され、近年は全自動免疫測定装置にて測定できる高感度

定量法が広く普及し、心筋梗塞診断時の臨床感度が向上しました。 最新の高感度試薬は健常者レベルの低

濃度まで精度よく測定できるようになりました。 心電図にて異常所見の認められない発症後早期の心筋梗

塞患者で初診時に cTnが基準値内の患者でも、繰返し測定した際の cTn濃度変化を捉えることによる診断精

度の向上が期待されています。 一方 BNPは心不全のバイオマーカーですが、cTnと同時に測定することが

心筋梗塞診断性能向上に寄与することが報告されています。 今回 BNPと高感度 cTnIの意義についてご紹介

させて頂きます。

循環器バイオマーカーの意義

◎土田 貴彦 1)

アボットジャパン株式会社 セールテクニカルソリューション部 学術情報室 1)

EntryNo. 44

ランチョンセミナーⅣ 第 4会場 中会議室301B� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

ランチョンセミナーⅢ 第 3会場 中会議室201A� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

株式会社LSIメディエンス診断薬事業本部統括営業部学術部

依田 尚文

敗血症の新規項目プレセプシンについて

アボットジャパン株式会社セールテクニカルソリューション部学術情報室

土田 貴彦

循環器バイオマーカーの意義

共催:アボットジャパン株式会社

座長:山田 隆(長岡赤十字病院医療技術部検査技術課) 共催:株式会社LSIメディエンス

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病原体の感染が起因となる全身性炎症反応症候群(SIRS)を敗血症(Sepsis)といい、特に細菌感染症で発症

する敗血症において、近年血中プロカルシトニン(Procalcitonin)が、診断に有用なマーカーとして期待さ

れています。

本日は、プロカルシトニンの基礎から、下記3点の特長を含めた臨床的有用性、敗血症診療におけるプロカル

シトニンの活用例についてご紹介させていただきます。

① 敗血症の確定診断と除外診断に有用

② 敗血症を含む細菌性感染症と非細菌性感染症との鑑別

③ 抗菌薬治療の効果判定と調節

敗血症診断におけるプロカルシトニンの基礎から臨床的有用性について

◎吉尾 仁美1)

富士レビオ株式会社 学術サービス部1)

EntryNo. 45

ランチョンセミナーⅥ 第 6会場 中会議室302B� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

ランチョンセミナーⅤ 第 5会場 中会議室301A� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

富士レビオ株式会社学術サービス部

吉尾 仁美

敗血症診断におけるプロカルシトニンの基礎から臨床的有用性について

共催:ベックマン・コールター株式会社

共催:富士レビオ株式会社

微生物検査室を取り巻く環境は大きく変化している。世代交代が進む検査室において、感染管理をはじめ、

検査室に求められる役割も拡大しており、品質を保ちながら生産性を向上する、より柔軟なワークフローの

構築が喫緊の課題となっている。ワークフロー改革のキーワードとして、検体の質の向上、標準化、自動化

への取り組みが挙げられる。この検体の質の課題に対応するため、新たなコンセプトで開発された液相輸送

容器eスワブを紹介する。標準化、自動化の観点では、微生物の検体処理システムWASP及びWASPLabを用いた

ソリューションを紹介する。 これらの技術の導入により、検査室の生産性向上や検査結果の信頼性の向上が

期待されると共に、微生物検査に携わる医療従事者の感染リスクを軽減し、より付加価値の高い業務へのシ

フトをも可能とするものである。

検体品質の向上と業務の標準化を実現する微生物検査のワークフロー改革

◎小林 久子 1)

ベックマン・コールター株式会社 ダイアグノスティックス マイクロバイオロジー事業部 1)

EntryNo. 50

ベックマン・コールター株式会社ダイアグノスティックスマイクロバイオロジー事業部

小林 久子

検体品質の向上と業務の標準化を実現する微生物検査のワークフロー改革

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間接抗グロブリン試験は臨床的に意義のある不規則抗体を検出するうえで最も重要な方法である。厚生労

働省の「輸血療法の実施に関する指針(改訂版)」や日本輸血・細胞治療学会の「赤血球型検査ガイドライ

ン(改訂 1版)」では、「臨床的に意義のある抗体は、ほぼ例外なく 37℃反応相からの間接抗グロブリン試

験で陽性となる」と定義している。輸血検査における不規則抗体検査の目的が 1) できるだけ多くの臨床的

に重要な抗体を見つけること、2) 臨床的意義のない抗体はできるだけ検出しないこと、3) タイムリーに手

技を完了すること、であることを踏まえ、酵素法を含めた不規則抗体スクリーニング検査法の移り変わりを

レビューし、酵素法が不規則抗体スクリーニングに必要かどうかについて考えてみたい。

赤血球不規則抗体スクリーニングに酵素法は必要か?

◎押田 眞知子 1)

大阪医療技術学園専門学校 1)

EntryNo. 52

ランチョンセミナーⅧ 第 8会場 小会議室303・304� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

ランチョンセミナーⅦ 第 7会場 中会議室302A� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

プライマリケアを目的とした診療所に求められている役割は変わりつつある。適格に疾患を推定し、早急

に治療を開始することが求められる。また、受診者の希望は専門医療機関を受診しつつ、罹患する疾患に対

する理解を深めることや、全身ケアをプライマリケアに求める傾向がある。このような環境のなかで臨床検

査の重要性がより高まっている。推定される疾患に対する臨床検査を選択し、最終診断に至る時間を短縮す

ることは必須である。また、全身ケアには未病や慢性疾患が含まれるが、これらを良い状態でコントロール

するために臨床検査を活用する必要があるこのなかには疾患を特定するための検査や遺伝子検査の知識など

も必要とされているのが現状である。今回、これからのプライマリケアにおける臨床検査の重要性を実際に

経験した症例を通して考えてみたい。

未これからのプライマリケアにおける臨床検査の役割

◎三宅 紀子 1)

八潮駅つばめクリニック 1)

EntryNo. 51

八潮駅つばめクリニック院長

三宅 紀子

これからのプライマリケアにおける臨床検査の役割

座長:渡部 和也(福島県立医科大学会津医療センター臨床検査部) 共催:株式会社イムコア

共催:シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社

大阪医療技術学園専門学校臨床検査技師科

押田 眞知子

赤血球不規則抗体スクリーニングに酵素法は必要か?

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ランチョンセミナーⅩ 第 2会場 中会議室201B� 10月 2 日(日) 12:00~13:00

ランチョンセミナーⅨ 第 9会場 小会議室306・307� 10月 1 日(土) 12:00~13:00

「検査の始まりは採血である」と言われるように、採血管の取扱いや採血手技が適切でないと正確な検査

値を報告することはできない。特に「採血直後の転倒混和」は最も重要である。採血後の操作や搬送では遠

心条件、温度条件、保存条件の統一化が重要となる。同時に残存血小板数の影響や未分画ヘパリン混入の影

響について適切な対応が求められる。採血管の取扱いは現状でどこまで標準化されているのかというテーマ

について理解を深めておくことは、迅速で正確な検査の実施と報告に役立つものと考える。本セミナーでは

「標準採血法ガイドライン」より採血管取扱いの基礎知識を確認する。次に本年リリースされた「凝固検査

検体取扱いに関するコンセンサス」を用い、採血管取扱いの標準化の現状について分かりやすく解説する。

採血管取扱い標準化の知っておきたい基礎知識

~標準採血法ガイドラインと凝固検査検体取扱いに関するコンセンサスを中心に~

◎須長 宏行 1)

積水メディカル株式会社 カスタマーサポートセンター 学術グループ 1)

EntryNo. 47

積水メディカル株式会社カスタマーサポートセンター学術グループ

須長 宏行

採血管取扱い標準化の知っておきたい基礎知識~標準採血法ガイドラインと凝固検査検体取扱いに関するコンセンサスを中心に~

生化学自動分析装置 BioMajestyシリーズは、「微量で、より早く」、「微量でより経済的に」というコン

セプトにより、検体分析の高速処理を確保しつつ、検体・試薬の微量化を追求して開発された装置であり、

これまで国内外に 7000台以上を送り出してきました。そして、この度限りない“ゼロ”<究極>への挑戦と

して、次世代生化学自動分析装置 BioMajesty Zeroシリーズを開発致しました。

BioMajesty Zeroシリーズでは、ソフト・ハード共に設計を一から見直し、これまでの BioMajestyシリー

ズに組み込まれて無かったユーザーニーズを反映し、4つの開発キーワードを柱に様々な仕組みを構築して

おります。当日のランチョンセミナーでは、この開発キーワードを演題の中心に BioMajesty Zeroシリーズ

第1弾として開発した、JCA-ZS050についてご紹介致します。

次世代生化学自動分析装置 BioMajesty Zeroシリーズ JCA-ZS050のご紹介

◎古後 富久 1)

日本電子株式会社 ME技術本部 技術サポートセンター 応用研究チーム 1)

EntryNo. 46

日本電子株式会社ME技術本部技術サポートセンター応用研究チーム

古後 富久

次世代生化学自動分析装置BioMajesty ZeroシリーズJCA-ZS050のご紹介

共催:積水メディカル株式会社

共催:日本電子株式会社

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 体腔液細胞数算定は、炎症や腫瘍浸潤などの病態に対して迅速に有益な情報が得られる。計算盤での算定

法は、塗抹標本による分類法と比較して容易に実施でき汎用性が高い。一方で、計算盤法はあくまで簡易法

であり異常細胞の詳細な分類は困難である。よって、脳脊髄液を除く体腔液細胞の計算盤による分類につい

ては、①多形核球、②リンパ球、③その他細胞の 3群に簡易分類することで、検査者の技量に因らない細胞

種類の暫定的な情報が提供できると考えられる。また、近年の分析装置の進歩に伴い体腔液測定機能を有す

る装置が発売され、日常検査に定着しつつある。最後に、国内における体腔液検査の標準化は未だ途上であ

るが、JAMTが中心となり「髄液検査技術教本」の作成や「穿刺液標準化 WG」などの活動が進んでおり、今後

の標準化の進展が期待される。

体腔液細胞数算定検査の基礎とその将来展望

◎保科 ひづる 1)

諏訪中央病院 1)

EntryNo. 53

【セラビジョン DM96の活用】CBC 検体数は 600~700/日で平均 200枚程度の目視(約 30%)を行っていた。

DM96導入後は血液内科と小児科の全てと blast、lypho系フラグを検出した標本は目視分類を行い、その他

は DM96で分類するようにしたことで、作業効率が良くなり骨髄検査などへの業務比率を増やすことが可能と

なった。【ATL 細胞の判定基準の検討】ATL 患者 36例の末梢血を対象に FCM法と目視法による ATL細胞の検

出率を評価して ATL細胞の判定基準の設定を行った。【結果】判定基準の「核形不整」「クロマチン濃染」

「N/C 比、mergeが大きい」から r=0.971と有意な相関(p<0.01)が認められた。講演で病型別の細胞判定基

準の顕微鏡写真を供覧する。目視法による正確な ATL細胞の検出は病型分類及び治療効果判定に重要であり

臨床的意義は高い。

セラビジョン DM96の使用経験と ATL細胞の判定基準の検討

◎牟田 正一 1)

独立行政法人 国立病院機構 別府医療センター 1)

EntryNo. 54

国立病院機構別府医療センター臨床検査部

牟田 正一

セラビジョンDM96の使用経験とATL細胞の判定基準の検討

座長:栁本 実(岩手医科大学附属病院中央臨床検査部) 共催:セラビジョン・ジャパン株式会社

ランチョンセミナーⅫ 第 4会場 中会議室301B� 10月 2 日(日) 12:00~13:00

ランチョンセミナーⅪ 第 3会場 中会議室201A� 10月 2 日(日) 12:00~13:00

組合立諏訪中央病院技術部検査科

保科 ひづる

体腔液細胞数算定検査の基礎とその将来展望

座長:小野 篤史(済生会新潟第二病院臨床検査科) 共催:シスメックス株式会社

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現在、一般病院では凝固検査に専門的知識を持つ医師は極めて少ないのが現状となっています。したがっ

て血液凝固検査を担当する臨床検査技師の責任はさらに大きくなっています。このような状況下で臨床検査

技師は異常値を単に異常値として報告するだけでなく、異常値の発現機序の説明、追加検査の提案までも臨

床医に伝えることが求められています。

 血液凝固検査の結果を正しく報告するためには正しい採血から正しい測定、更に正しい評価が必要です。

今回のランチョンセミナーでは測定前の検査の評価から予想される異常値さらに異常値が得られた場合の

種々の非特異反応の考え方について具体的な症例を通してお示ししたいと思います。

日常凝固検査のピットフォール

‐ 異常に出会ったときに何を確認しますか? -

◎山田 隆 1)

長岡赤十字病院 1)

EntryNo. 55

ランチョンセミナー� 第 6会場 中会議室302B� 10月 2 日(日) 12:00~13:00

ランチョンセミナー� 第 5会場 中会議室301A� 10月 2 日(日) 12:00~13:00

長岡赤十字病院医療技術部検査技術課

山田 隆

日常凝固検査のピットフォール─異常に出会ったときに何を確認しますか?─

座長:藤巻 慎一(東北大学病院検査部) 共催:アイ・エル・ジャパン株式会社

わが国の胃がんの罹患・死亡率は高く、胃がん検診の受診による罹患・死亡率の低下に期待されています

が、残念ながら胃がん検診の受診率については高いとは言い難い状況です。近年、胃がん検診受診率向上を

目的として、胃の萎縮の指標となるペプシノゲン(PG)と胃がんに関係の深いヘリコバクターピロリ(Hp)

の感染を組み合わせて胃がんのリスクを分類する「胃がんリスク層別化検査(ABC分類)」が注目されてお

ります。ABC分類は A,B,Cの3群(または D群を加えた 4群)に分けて胃がんリスクを階層別に評価し、そ

の後の胃がん検診受診の時期や頻度、精密検査を効率的に実施する為の指標とされ、近年急速に検診分野に

広まっています。本講演では、ABC分類の基礎から最新の話題や課題などを交えて ABC分類の有用性につい

てご紹介いたします。

胃がんリスク層別化検査(ABC分類)の有用性について

◎大嶋 彰 1)

栄研化学㈱ マーケティング推進室 1)

EntryNo. 56

栄研化学株式会社マーケティング推進室

大嶋 彰

胃がんリスク層別化検査(ABC分類)の有用性について

共催:栄研化学株式会社