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cv_54002-1.2 © 2012 Altera Corporation. All rights reserved. ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE, NIOS, QUARTUS and STRATIX words and logos are trademarks of Altera Corporation and registered in the U.S. Patent and Trademark Office and in other countries. All other words and logos identified as trademarks or service marks are the property of their respective holders as described at www.altera.com/common/legal.html . Altera warrants performance of its semiconductor products to current specifications in accordance with Altera's standard warranty, but reserves the right to make changes to any products and services at any time without notice. Altera assumes no responsibility or liability arising out of the application or use of any information, product, or service described herein except as expressly agreed to in writing by Altera. Altera customers are advised to obtain the latest version of device specifications before relying on any published information and before placing orders for products or services. Cyclone V デバイス・ハンドブック Volume 3:ハード・プロセッサ・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル 2012 年 11 月 Subscribe ISO 9001:2008 Registered 2. クロック・マネージャ 䆴籞穵 籗 箼穖秇籗 种䅈穟筁 膅HPS䐢 癮 祲 箼 穖 祲 ブ耨皕 祲 箼 穖 祲 籗 䇳窬籞秖 筹 邊嘆っX痠矟瘳畱瘃璒 祲箼穖祲 籗 䇳窬籞秖筹皕 稊竴 穪 磾磕箼禕箐筁療1 祲箼穖祲奉皀砅蛬盗痮瘳 HPS ブ耨痠矟矞瘃瘳癮祲箼穖祲砅禴篖竴磦祧筦箵籞 种 篖 痮 瘃璒 祲 箼 穖 祲皕祲 箼 穖 祲 籗 禕䈎籞癉y耨痠矟瘳畱瘃璒 祲 箼 穖 祲 籗 禕 䈎籞㿉皕 輪痱祲箼穖祲 籗 稊籞䅈ブ耨痠矟矞祲箼穖祲徳陵癮穖 穪瘃璒 PLL 癮 祲 箼 穖 祲 籗 禕䈎籞皕 輪痱 PLL 癮鴈坎奉皀礥种箵籞稛 膅VCO䐢砅祲箼穖祲籗稊籞 䅈 㿉瘃矞 祲 箼 穖 祲 籗 禕䈎籞瘃璒 クロック・マネージャの機能 祲 箼 穖 祲 籗 䇳窬籞秖 筹 癉皕通託癮㎏1疰畒 瞤 瘃璒 HPS 祲箼穖祲砅ブ耨疢瞟皨っX痮瘃璒 通託癮 PLL 祲 箼 穖 祲 籗 禕䈎籞疰零矟瘳畱瘃璒 䇮磹篖 —Cortex™-A9 䇳磹祲箼箼穖秇籗筳窊穖穪 MPU䐢 秇种䅈穟筁 Level 3 L3䐢 磹篖稛禴窬祲 穪 Level 4 L4䐢 笪箛竴箐䈎籗窹䅈 疢瞟皨穧 窹穖禕ぁ癮祲箼穖祲疰零矟瘳畱瘃璒 笪箛竴箐䈎 —PLL 檟湊瘃矞笪箛竴箐䈎ぁ癮祲箼穖祲疰零矟瘳畱瘃璒 SDRAM—SDRAM 秇种䅈穟筁ぁ癮祲箼穖 祲疰零矟瘳畱瘃璒 笪 箛 竴 箐 䈎 籗 祲 箼 穖 祲 籗 禕 䈎籞疢 瞟 皨 SDRAM 祲 箼 穖 祲 籗 禕䈎籞 砅 磹 窬籞 䈎瘃 矞 痝 㿉 痀 MPU 秇种䅈穟筁籗祲箼穖祲砅䅈禡籞箛篖禕疷矞瞟畽癉痮 瘃璒 眚㿉砉癁癮祲箼穖祲砅磹窬籞䈎疢瞟皨穧磦籞䈎瘃矞瘓癮祲箼穖祲 籗禩籞 穪 籗 禴篖 穪 箼籞䈎砅ブ耨痮瘃璒 通託癮磹笽篖 穪 ぁ癮祲 箼 穖 祲 砅穂鑢尤痮 奭ん癉盆補痮 瘃璒 禴籞䈎穵 籗 箛穖 穪 磾礛籞筁 籗 箛穖 穪迯癮箛穖 穪 籗 䇳窬籞秖筹㽷瞢癮籞竴 籗 筕籞穵 籗 箛 祲 礐䅈 穪 November 2012 cv_54002-1.2

クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

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Page 1: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

cv_54002-1.2

© 2012 Altera Corporation. All rights reserved. ALTERA, ARRIare trademarks of Altera Corporation and registered in the U.Strademarks or service marks are the property of their respectivsemiconductor products to current specifications in accordanceservices at any time without notice. Altera assumes no responsdescribed herein except as expressly agreed to in writing by Alon any published information and before placing orders for pr

Cyclone Vデバイス・ハンドブックVolume 3:ハード・プロセッサ・システムのテ2012 年 11 月

November 2012cv_54002-1.2

2. クロック・マネージャ

ハード ・ プロセッサ ・ システム (HPS) のク ロ ッ ク生成は、 クロ ッ ク ・ マネージャで

集中管理されています。 ク ロ ッ ク ・ マネージャは、 ソフ ト ウェアでプログラム可能

なク ロ ッ ク制御を提供して HPS で生成されるすべてのク ロ ッ クをコンフ ィギュレー

シ ョ ンします。 ク ロ ッ クはク ロ ッ ク ・ グループに編成されています。 ク ロ ッ ク ・ グ

ループとは、 同じ ク ロ ッ ク ・ ソースで生成される ク ロ ッ ク信号のセッ トです。 PLLのク ロ ッ ク ・ グループは、 同じ PLL の電圧制御オシレータ (VCO) を ク ロ ッ ク ・ ソー

ス とする ク ロ ッ ク ・ グループです。

クロック・マネージャの機能ク ロ ッ ク ・ マネージャには以下の機能があ り ます。

■ HPS でク ロ ッ クを生成および管理します。

■ 以下の PLL ク ロ ッ ク ・ グループが含まれています。

■ メ イン —Cortex™-A9 マイ ク ロプロセッサ ・ ユニッ ト (MPU) サブシステム、

Level 3 (L3) インタ コネク ト 、 Level 4 (L4) ペリ フェラル ・ バス、 およびデ

バッグ用のク ロ ッ クが含まれています。

■ ペリ フェラル —PLL で駆動するペリ フェ ラル用のク ロ ッ クが含まれています。

■ SDRAM—SDRAM サブシステム用のク ロ ッ クが含まれています。

■ ペリ フェ ラル ・ ク ロ ッ ク ・ グループおよび SDRAM ク ロ ッ ク ・ グループをイネーブ

ルするこ とな く MPU サブシステム ・ ク ロ ッ クをスケーリ ングできるよ うにしま

す。

■ ほとんどのク ロ ッ クをイネーブルおよびディセーブルするためのク ロ ッ ク ・ ゲー

ト ・ コン ト ロールを生成します。

■ 以下のイベン ト用のクロ ッ クを初期化し、 順番に配列します。

■ コールド ・ リ セッ ト

■ ウォーム ・ リ セッ ト時のリセッ ト ・ マネージャからのセーフ ・ モード ・ リ ク

エス ト

A, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE, NIOS, QUARTUS and STRATIX words and logos . Patent and Trademark Office and in other countries. All other words and logos identified as e holders as described at www.altera.com/common/legal.html. Altera warrants performance of its with Altera's standard warranty, but reserves the right to make changes to any products and ibility or liability arising out of the application or use of any information, product, or service tera. Altera customers are advised to obtain the latest version of device specifications before relying oducts or services.

クニカル・リファレンス・マニュアル

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Page 2: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

2‒2 第 2章:クロック・マネージャクロック・マネージャの機能

■ ソフ ト ウェアが、 この章で後に説明する以下の項目などのク ロ ッ ク特性をプログ

ラムできるよ うにします。

■ SDRAM PLL およびペリ フェ ラル PLL 用の入力クロ ッ ク ・ ソース

■ 各 PLL のマルチプラ イヤ範囲、 ディバイダ範囲、 および 6 個のポス ト ・ スケー

ル ・ カウンタ

■ SDRAM PLL 出力用の出力フェーズ

■ 各 PLL 用の VCO イネーブル

■ 各 PLL 用のバイパス ・ モード

■ すべての PLL ク ロ ッ ク ・ グループの個々のク ロ ッ クに対するゲート ・ オフ

■ 各 PLL のロ ッ ク状態の喪失のク リ ア

■ ハード ウェア管理のク ロ ッ ク用のセーフ ・ モード

■ 汎用 I/O (GPIO) デバウンス ・ ク ロ ッ ク分周

■ ソフ ト ウェアがすべての書き込み可能レジスタの状態を確認できるよ うにしま

す。

■ PLL ロ ッ ク時およびロ ッ ク喪失時の MPU サブシステムへの割り込みをサポート し

ます。

■ 信号レベルでのク ロ ッ ク ・ ゲーティ ングをサポー ト します。

1 ク ロ ッ ク ・ マネージャは、 以下の機能の動作には対応していません。

■ FPGA-to-HPS、 HPS-to-FPGA、 および FPGA-to-HPS SDRAM 用のク ロ ッ クの選択 ・

管理。 これらのク ロ ッ クの選択および管理は、 FPGA ロジッ ク ・ デザイナに

よってなされます。

■ ソフ ト ウェアによって不正な値を使用してク ロ ッ ク ・ マネージャをプログラ

ムしてはいけません。 それをしてしまった場合、 ク ロ ッ ク ・ マネージャの動

作は定義されず、 HPS の動作が停止する可能性があ り ます。 不正なク ロ ッ ク

設定から回復させる唯一の方法は、 コールド ・ リ セッ ト です。

■ ク ロ ッ ク設定を再プログラムする場合、 グ リ ッチのないク ロ ッ クは自動的に

遷移しません。 ソフ ト ウェアは、 特別なシーケンスに従ってグ リ ッチのない

ク ロ ッ クの遷移を確認する必要があ り ます。 2–5 ページの 「ハード ウェア管理

のク ロ ッ クおよびソフ ト ウェア管理のク ロ ッ ク」 を参照して ください。

Cyclone Vデバイス・ハンドブック 2012年 11 月 Altera CorporationVolume 3:ハード・プロセッサ・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

Page 3: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

第 2 章:クロック・マネージャ 2‒3クロック・マネージャのブロック図およびシステム統合

クロック・マネージャのブロック図およびシステム統合図 2–1 に、 ク ロ ッ ク ・ マネージャの主要なコンポーネン ト と HPS へのその統合を示

します。

次の項では、 ク ロ ッ ク ・ マネージャ内部の機能ブロ ッ クについて説明します。 図 2–1のグレー表示の部分について詳し くは、 図 2–3 ~図 2–6 を参照して ください。

クロック・マネージャの機能の説明この項では、 ク ロ ッ ク ・ マネージャの機能の動作について説明します。

クロック・マネージャのビルディング・ブロックク ロ ッ ク ・ マネージャには以下の主要なビルディング ・ ブロ ッ クがあ り ます。

PLLク ロ ッ ク ・ マネージャには、 メ イン PLL、 ペ リ フェ ラル PLL、 および SDRAM PLL の 3種類の PLL が含まれています。 これらの PLL は、 HPS 内でほとんどのク ロ ッ クを生

成します。 3 つの PLL によ り生成されたク ロ ッ ク間にはフェーズ制御があ り ません。

図2‒1. クロック・マネージャのブロック図

SDRAM Clock Group

Clock Manager

Peripheral Clock Group

SDRAMController

Subsystem

MPU, L3, L4& Debug

PLL-DrivenPeripherals

PeripheralPLL

f2h_sdram_ref_clk f2h_periph_ref_clk

FPGA Portion

Control & StatusRegisters

L4 Bus (osc1_clk)

EOSC2

EOSC1

Flash Controller Clocks

FlashControllers

osc1_clkOSC1 Clock Group

Main Clock Group

DividersMainPLL

SDRAMPLL

OSC1-DrivenPeripherals

Divider

Dividers

ControlLogic

reset_manager_safe_mode_reqResetManager

2012 年 11 月 Altera Corporation Cyclone Vデバイス・ハンドブックVolume 3:ハード・プロセッサ・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

Page 4: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

2‒4 第 2章:クロック・マネージャクロック・マネージャの機能の説明

各 PLL は以下の機能を備えています。

■ フェーズ検出器および出力ロ ッ ク信号生成

■ VCO 周波数を設定するレジスタ

■ マルチプラ イヤ範囲は 1 ~ 4096 です。

■ ディバイダ範囲は 1 ~ 64 です。

■ 1 ~ 512 の範囲を持っている 6 個のポス ト ・ スケール ・ カウンタ

■ PLL は、 グ リ ッチのない遷移用と して osc1_clk ク ロ ッ クにすべての出力をバイパ

スできます。

SDRAM PLL には以下の追加機能があ り ます。

■ ステップごとに 1/8 のフェーズ ・ シフ ト

■ フェーズ ・ シフ トの範囲は 0 ~ 7 です。

式 2–1 に、 FREF、 FVCO、 および FOUT の式を示します。 M、 N、 および C の値は、 ソフ ト

ウェアにアクセス可能なレジスタ内に保存されています。

f メ イン PLL、ペ リ フェラル PLL、および SDRAM PLL の VCO 周波数の 大値と 小値は、

デバイスのスピード ・ グレードによって異な り ます。 詳し くは、 Cyclone V Device Datasheet を参照して ください。

式2‒1. FREF、FVCO、および FOUT の式FREF = FIN / N

FVCO = FREF × M = FIN × M/N

FOUT = FVCO / (Ci × K) = FREF × M/ (Ci× K) = (FIN × M)/ (N × Ci × K)

こ こで、

(1) FVCO = VCO 周波数。

(2) FIN = 入力周波数。

(3) FREF = 基準周波数。

(4) M = 分子、 クロ ッ ク ・ フ ィードバッ ク ・ パス。

(5) N = 分母、 入力クロ ッ ク基準パス。

(6) Ci = ポス ト ・ スケール ・ カウンタ、 こ こで 6 個のカウンタについて i は 0-5 を と り ます。

(7) K はメ イン PLL の内部ポス ト ・ スケール ・ カウンタで、 C0 のとき K = 2、 C1 および C2 のとき K = 4 です。 メ イン PLL の C3、 C4、 C5、 さ らにペリ フェラル PLL と SDRAM PLL のすべての Ci カウンタでは K = 1 です。

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第 2 章:クロック・マネージャ 2‒5クロック・マネージャの機能の説明

図 2–2 に、 各 PLL のブロ ッ ク図を示します。 M、 N、 および C で示される値は、 実際

には CSR に保存されている値よ り も 1 大き くなっています。

ディバイダディバイダは、 PLL で生成された C0 ~ C5 のク ロ ッ クを低周波数の順に分類します。

メ イン PLL の C0 ~ C2 のク ロ ッ クには、 追加の内部ポス ト ・ スケール ・ カウンタが

あ り ます。

クロック・ゲーティングク ロ ッ ク ・ ゲーティ ングは、 ク ロ ッ ク信号をイネーブルおよびディセーブルします。

コントロール・レジスタおよびステータス・レジスタク ロ ッ ク ・ マネージャには、 ク ロ ッ ク ・ マネージャをコンフ ィギュレーシ ョ ンして

観察するために使用されるレジスタが内蔵されています。

ハードウェア管理のクロックおよびソフトウェア管理のクロックク ロ ッ クの値を変更する と き、 hardware-managed および software-managed とい う表示

は、 ハード ウェアと ソフ ト ウェアのどちらが遷移を管理するか示しています。 ソフ

ト ウェア管理のク ロ ッ クは、 変更によって影響される任意のク ロ ッ クをソフ ト ウェ

アが自動的にゲー ト ・ オフし、 必要ならば PLL ロ ッ クを待って、 それから ク ロ ッ

ク ・ バッ クをゲー ト ・ オンするこ と を必要と します。 ハード ウェア管理のク ロ ッ ク

は、 ハード ウェアを使用して、 新しいク ロ ッ ク値に対してグ リ ッチなしの遷移が発

生する こ とを確認します。 HPS にはハードウェア管理のクロ ッ クのセッ トが 3つあ

り、 すなわち メ イン PLL 出力の C0、 C1、 および C2 から生成される ク ロ ッ クです。

HPS の他のすべてのク ロ ッ クは、 ソフ ト ウェア管理のク ロ ッ クです。

図2‒2. PLL のブロック図

図 2–2 の注 :

(1) フェーズ ・ シフ トは SDRAM PLL 出力のみに使用可能です。

(2) メ イン PLL では、 C0 のと き K=2、 C1 および C2 のとき K=4 です。 ペリ フェラル PLL および SDRAM PLL では K=1 です。

N(1 - 64)

Phase Shift(1/8 Per Step)

C0 Divide(1 - 512) × K

0

1

Phase Shift(1/8 Per Step)

C1 Divide(1 - 512) × K

0

1CLKOUT1

Phase Shift(1/8 Per Step)

C2 Divide(1 - 512) × K

0

1CLKOUT2

Phase Shift(1/8 Per Step)

C3 Divide(1 - 512)

0

1CLKOUT3

Phase Shift(1/8 Per Step)

C4 Divide(1 - 512)

0

1CLKOUT4

Phase Shift(1/8 Per Step)

C5 Divide(1 - 512)

0

1CLKOUT5

CLKOUT0PFD VCO

M(1 - 4096)

FIN

FREF FVCO

FFB

FOUT

PLL Bypass PathBypass

Multiplexer

(1)

FOUT

FOUT

FOUT

FOUT

FOUT

(2)

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2‒6 第 2章:クロック・マネージャクロック・マネージャの機能の説明

クロック・グループク ロ ッ ク ・ マネージャには、 各 PLL 用のク ロ ッ ク ・ グループが 1 つ、 EOSC1 ピン用

のク ロ ッ ク ・ グループが 1 つ含まれています。

OSC1 クロック・グループOSC1 ク ロ ッ ク ・ グループのク ロ ッ クは、 EOSC1 ピンから直接生成されます。 このク

ロ ッ クは、 決してゲート された り分割された り しません。 PLL からのク ロ ッ ク出力

時に動作しない HPS ロジッ クによって PLL 入力と して使用されます。

表 2–1 に、 OSC1 ク ロ ッ ク ・ グループのク ロ ッ クを示します。

メイン・クロック・グループメ イン ・ ク ロ ッ ク ・ グループは、 PLL、 ディバイダ、 およびクロ ッ ク ・ ゲーテ ィング

から構成されています。 メ イン ・ ク ロ ッ ク ・ グループのク ロ ッ クはメ イン PLL から

得られます。 メ イン PLL は、 常にデバイスの EOSC1 ピンから供給されます。

表 2–2 に、 メ イン PLL 出力の割り当てを示します。

メ イン PLL からのカウンタ出力は、 PLL 外部のプログラマブル ・ ディバイダによっ

て更に分周された周波数を持っているこ とがあ り ます。 異なる分周値への遷移は、

低速ク ロ ッ クの立ち上がりエッジよ り も 1 ク ロ ッ ク ・ サイ クル分先立って 速出

力ク ロ ッ クで発生します。 例えば、 メ イン C2 出力では 16 で分周するディバイダで

のサイ クル 15、 メ イン C0 出力では 4 で分周するディバイダでのサイ クル 3 とな り

ます。

表2‒1. OSC1 クロック・グループのクロック

クロック名 周波数 クロック・ソース デスティネーション

osc1_clk 10 ~ 50 MHz EOSC1 ピン2–15 ページの 表 2–9 に示す OSC1 ド ライブのペリ フェラル

表2‒2. メイン PLL 出力の割り当て

PLL 出力カウンタ クロック名 周波数 フェーズ・シフト・コントロール

メ イン

C0 mpu_base_clk osc1_clk ~変動 (1) 使用不可

C1 main_base_clk osc1_clk ~変動 (1) 使用不可

C2 dbg_base_clk osc1_clk/4 ~ mpu_base_clk/2 使用不可

C3 main_qspi_base_clk 大 432 MHz 使用不可

C4 main_nand_sdmmc_base_clkNAND フラ ッシュ ・ コン ト ローラでは 大 250 MHz、 SD/MMCコン ト ローラでは 大 200 MHz

使用不可

C5 cfg_h2f_user0_base_clk

駆動しているコンフ ィギュレーシ ョ ンでは osc1_clk ~125 MHz、 ユーザー ・ クロ ッ クでは osc1_clk ~ 100 MHz

使用不可

表 2–2 の注 :

(1) 大周波数はデバイスのスピード・グレードによって異な り ます。

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第 2 章:クロック・マネージャ 2‒7クロック・マネージャの機能の説明

図 2–3 に、 メ イン PLL からの各カウンタ出力が、 プログラマブル ・ ポス ト PLL ディ

バイダによってどのよ うに分周されるのか示します。 緑色で示したク ロ ッ ク ・ ゲー

ティ ング ・ ロジッ クは、 レジスタに書き込みをするソフ ト ウェアによって直接制御

されます。 オレンジ色で示したク ロ ッ ク ・ ゲーティ ング ・ ロジッ クは、 ハード ウェ

アによって制御されます。 オレンジ色で示したク ロ ッ ク ・ ゲーティ ング ・ ロジッ ク

によって、 ハード ウェアは、 例えばすべての MPU サブシステム ・ ク ロ ッ クなど、 ク

ロ ッ ク同期セッ ト をシームレスに遷移させるよ うにな り ます。

メ イン PLL の C0 ~ C2 出力から得られる ク ロ ッ クはハードウェア管理であ り、 ハー

ド ウェアはク リーン遷移が起きる こ とを確認し、 以下の制御値について、 コン ト

ロール ・ レジスタに対する ソフ ト ウェアの書き込みアクセスによってダイナ ミ ッ ク

に変更するこ とができます。

■ PLL バイパス

■ PLL の分子、 分母、 およびカウンタ

■ 外部ディバイダ

これらのレジスタでは、 ハード ウェアは書き込みが行われたこ とを検出して、 正し

いシーケンスを実行してグ リ ッチのない遷移が発生する こ と を確認します。 遷移中

にこれらのク ロ ッ クを停止させる こ とができます。

図2‒3. メイン・クロック・グループの分周およびゲーティング

To FlashController

Clocks

cfg_h2f_user0_base_clk

Clock Gate

Clock Gate Clock Gate

mpu_base_clk

main_base_clk

dbg_base_clk

mpu_clkC0

C1

C2

C3

C4

C5

MainPLL

main_qspi_base_clk

main_nand_sdmmc_base_clk

Clock Gate l3_mp_clk

Clock Gate l4_mp_clk

Clock Gate

Divideby 2

Divideby 4

Clock Gate l4_sp_clk

Clock Gate dbg_at_clk

Clock Gate dbg_clk

Clock Gate dbg_trace_clk

Clock Gate dbg_timer_clk

Clock Gate cfg_clk

Clock Gate h2f_user0_clock

Divide by1, 2, or 4

Divideby 1 or 2

Divide by1, 2, 4, 8, or 16

Divideby 1 or 2

Divideby 2 or 4

mpu_periph_clk

mpu_l2_ram_clk

l4_main_clk

periph_base_clk (from Peripheral PLL C4)

l3_main_clk

l3_sp_clk

Divide by1, 2, 4, 8, or 16

Divide by1, 2, 4, 8, or 16

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Page 8: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

2‒8 第 2章:クロック・マネージャクロック・マネージャの機能の説明

表 2–3 に、 メ イン ・ ク ロ ッ ク ・ グループのク ロ ッ クを示します。

メイン・クロック・グループ PLL ロックに影響を与える値の変更メ イン ・ ク ロ ッ ク ・ グループ PLL の VCO ロ ッ クに影響する任意の値 (ハード ウェア

管理ク ロ ッ クを含む) を変更するには、 ソフ ト ウェアは、 メ イン PLL 出力ク ロ ッ ク

すべてが osc1_clk ク ロ ッ クによって駆動される という事態を引き起こすメ イン PLLをバイパス ・ モードにする必要があ り ます。 ソフ ト ウェアは、 メ イン PLL をバイパ

ス ・ モードから他のモードに切り替える前に、 ロ ッ ク ・ ステータス ・ レジスタを読

み出すこ とによって PLL ロ ッ クを検出する必要があ り ます。

表2‒3. メイン・クロック・グループのクロック

システム・クロック名 周波数 制約と注釈mpu_clk メ イン PLL C0 CPU0 および CPU1 を含む MPU サブシステム用のク ロ ッ ク

mpu_l2_ram_clk mpu_clk/2 MPU Level 2 (L2) RAM 用のク ロ ッ ク

mpu_periph_clk mpu_clk/4 GIC などの MPU SCU ペリ フェラル用のク ロ ッ ク

l3_main_clk メ イン PLL C1 L3 のメ イン ・ スイ ッチ用のクロ ッ ク

l3_mp_clkl3_main_clk or l3_main_clk/2 L3 のマスタ ・ ペリ フェラル (MP) スイ ッチ用のク ロ ッ ク

l3_sp_clkl3_mp_clk or l3_mp_clk/2 L3 のスレーブ ・ ペリ フェ ラル (SP) スイ ッチ用のク ロ ッ ク

l4_main_clk メ イン PLL C1 L4 のメ イン ・ バス用のク ロ ッ ク

l4_mp_clk

メ イン PLL C1 またはペリ フェラル PLL C4から分周されたosc1_clk/16 ~ 100 MHz

L4 MP バス用のク ロ ッ ク

l4_sp_clk

メ イン PLL C1 またはペリ フェラル PLL C4から分周されたosc1_clk/16 ~ 100 MHz

L4 SP バス用のク ロ ッ ク

dbg_at_clk osc1_clk/4 ~メ インPLL C2/2 CoreSight™ デバッグ ・ ト レース ・ バス用のク ロ ッ ク

dbg_trace_clk osc1_clk/16 ~メ インPLL C2

CoreSight™ デバッグ ・ ト レース ・ ポー ト ・ インタフェース ・ユニッ ト (TPIU) 用のク ロ ッ ク

dbg_timer_clk osc1_clk~メ イン PLL C2 ト レース ・ タ イムスタンプ ・ ジェネレータ用のク ロ ッ ク

dbg_clk dbg_at_clk/2 またはdbg_at_clk/4

デバッグ ・ アクセス ・ ポー ト (DAP) およびデバッグ ・ペリ フェラル ・ バス用のクロ ッ ク

main_qspi_clk メ イン PLL C3 クワ ッ ド SPI フラ ッシュ内部ロジッ ク ・ ク ロ ッ ク

main_nand_sdmmc_clk メ イン PLL C4 フラ ッシュ ・ コン ト ローラ ・ ク ロ ッ ク ・ ブロ ッ クへの入力クロ ッ ク

cfg_clkメ イン PLL C5 から分周された osc1_clk ~125_MHz

FPGA マネージャ ・ コンフ ィギュレーシ ョ ン ・ ク ロ ッ ク

h2f_user0_clockメ イン PLL C5 から分周された osc1_clk ~100_MHz

FPGA ファブ リ ッ クへの補助ユーザー ・ ク ロ ッ ク

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Page 9: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

第 2 章:クロック・マネージャ 2‒9クロック・マネージャの機能の説明

一度 PLL がロ ッ ク される と、 20% 以下の PLL VCO 周波数の変更ならば PLL のロ ッ ク

状態が喪失する こ とはあ り ません。 VCO 周波数を 20% 以下ずつ変更する こ とを繰り

返すこ とで、 ロ ッ ク状態を喪失する こ とな く VCO ベース周波数を漸進的に変更でき

ます。 例えば、 ロ ッ ク状態を喪失するこ とな く VCO 周波数を変更するには、 周波数

を 20% 変更し、 変更後の値を再度 16.7% 変更します。

ペリフェラル・クロック・グループペリ フェラル ・ ク ロ ッ ク ・ グループは、 PLL、 ディバイダ、 およびクロ ッ ク ・ ゲー

ティ ングから構成されています。 ペリ フェラル ・ ク ロ ッ ク ・ グループのク ロ ッ クは

ペリ フェラル PLL から得られます。 ペリ フェラル PLL が EOSC1 ピン、 EOSC2 ピン、

または FPGA ファブ リ ッ クで提供される 2h_periph_ref_clk ク ロ ッ クから供給され

るよ うにプログラムするこ とができます。

メ イン PLL からのカウンタ出力の周波数を外部ディバイダによって更に分周するこ

とが可能です。 異なる分周値への遷移は、 低速ク ロ ッ クの立ち上がりエッジよ り

も 1 ク ロ ッ ク ・ サイ クル分先立って 速出力ク ロ ッ クで発生します。 例えば、 メ イ

ン C2 出力では 16 で分周するディバイダでのサイ クル 15、 メ イン C0 出力では 4 で

分周するディバイダでのサイ クル 3 とな り ます。

表 2–4 に、 ペリ フェ ラル PLL 出力の割り当てを示します。

表2‒4. ペリフェラル PLL 出力の割り当て

PLL 出力カウンタ クロック名 周波数 フェーズ・シフト・コントロール

ペリ フェラル

C0 emac0_base_clk 大 250 MHz 使用不可

C1 emac1_base_clk 大 250 MHz 使用不可

C2 periph_qspi_base_clk 大 432 MHz 使用不可

C3 periph_nand_sdmmc_base_clk

NAND フラ ッシュ ・ コント ローラでは 大250 MHz、 SD/MMC コント ローラでは 大200 MHz

使用不可

C4 periph_base_base_clk

SPI マスタでは 大240 MHz、 スキャン ・ マネージャでは 大200 MHz

使用不可

C5 h2f_user1_base_clk osc1_clk ~ 100 MHz 使用不可

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Page 10: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

2‒10 第 2章:クロック・マネージャクロック・マネージャの機能の説明

図 2–4 に、 ペリ フェ ラル ・ ク ロ ッ ク ・ グループ用のプログラマブル ・ ポス ト PLLディバイダおよびク ロ ッ ク ・ ゲーティ ングを示します。 図中のク ロ ッ ク ・ ゲート ・

ブロ ッ クは、 ソフ ト ウェアの制御下でゲート ・ オフされる可能性のあるク ロ ッ クを

示しています。 ソフ ト ウェアは、 これらのク ロ ッ クに不正な動作を引き起こ してし

ま う可能性のある PLL やディバイダ設定を変更する前に、 これらのク ロ ッ クをゲー

ト ・ オフする必要があ り ます。

表 2–5 に、 ペリ フェ ラル ・ ク ロ ッ ク ・ グループのク ロ ッ クを示します。

図2‒4. ペリフェラル・クロック・グループの分周およびゲーティング

h2f_user1_base_clk

Clock Gate

Clock Gate

emac0_base_clk

emac1_base_clk

periph_qspi_base_clk

emac0_clk

emac1_clk

C0

C1

C2

C3

C4

C5

PeripheralPLL

periph_nand_sdmmc_base_clk

periph_base_clk

24-BitDivider

Clock Gate

spi_m_clkClock Gate

can0_clkClock Gate

can1_clkClock Gate

gpio_db_clkClock Gate

To main PLL groupl4_mp_clk & l4_sp_clkmultiplexer

Clock Gate h2f_user1_clock

usb_mp_clkDivide by

1, 2, 4, 8, or 16

Divide by1, 2, 4, 8, or 16

Divide by1, 2, 4, 8, or 16

Divide by1, 2, 4, 8, or 16

To Flash Controller Clocks

To Flash Controller Clocks

表2‒5. ペリフェラル・クロック・グループのクロック(その1)

システム・クロック名 周波数 分周元 制約と注釈

usb_mp_clk 大 200 MHz ペリ フェラル PLL C4 USB 用のク ロ ッ ク

spi_m_clk

SPI マスタでは 大240 MHz、 スキャン ・ マネージャでは大 200 MHz

ペリ フェラル PLL C4 L4 SPI マスタ ・ バスおよびスキャン ・ マネージャ用のク ロ ッ ク

emac0_clk 大 250 MHz ペリ フェラル PLL C0EMAC0 ク ロ ッ ク。 250 MHz のク ロ ッ クは、 EMACによって 1000/100/10 Mbps 動作の通常の125/25/2.5 MHz の速度に内部で分周されます。

emac1_clk 大 250 MHz ペリ フェラル PLL C1EMAC1 ク ロ ッ ク。 250 MHz のク ロ ッ クは、 EMACによって 1000/100/10 Mbps 動作の通常の125/25/2.5 MHz の速度に内部で分周されます。

l4_mp_clk 大 100 MHzメ イン PLL C1 またはペリ フェ ラル PLL C4

L4 マスタ ・ペ リ フェラル ・ バス用のク ロ ッ ク

l4_sp_clk 大 100 MHzメ イン PLL C1 またはペリ フェ ラル PLL C4

L4 スレーブ ・ ペリ フェラル ・ バス用のク ロ ッ ク

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Page 11: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

第 2 章:クロック・マネージャ 2‒11クロック・マネージャの機能の説明

SDRAMクロック・グループSDRAM ク ロ ッ ク ・ グループは、 PLL およびク ロ ッ ク ・ ゲーテ ィングから構成されて

います。 SDRAM ク ロ ッ ク ・ グループのク ロ ッ クは、 SDRAM PLL から得られます。

SDRAM PLL は、 EOSC1 ピン、 EOSC2 ピン、 または FPGA ファブ リ ッ クから提供される

f2h_sdram_ref_clk ク ロ ッ クから供給されるよ うにプログラムする こ とができます。

SDRAM PLL からのカウンタ出力はソフ ト ウェア制御の下で直接ゲート ・ オフが可能

です。 各ク ロ ッ ク用のディバイダ値はク ロ ッ ク ・ マネージャのレジスタによって設

定されます。

表 2–6 に、 SDRAM PLL 出力の割り当てを示します。

can0_clk 大 100 MHz ペリ フェラル PLL C4 コン ト ローラ ・ エ リ ア ・ ネッ ト ワーク (CAN)コン ト ローラ 0 ク ロ ッ ク

can1_clk 大 100 MHz ペリ フェラル PLL C4 CAN コン ト ローラ 1 ク ロ ッ ク

gpio_db_clk 大 32 KHz ペリ フェラル PLL C4 GPIO0、 GPIO1、 および GPIO2 のデバウンスに使用

h2f_user1_clock ペリ フェラル PLL C5 ペリ フェラル PLL C5 FPGA ファブ リ ッ クへの補助ユーザー ・ ク ロ ッ ク

表2‒5. ペリフェラル・クロック・グループのクロック(その2)

システム・クロック名 周波数 分周元 制約と注釈

表2‒6. SDRAM PLL 出力の割り当て

PLL 出力カウンタ クロック名 周波数 フェーズ・シフト・コントロール

SDRAM

C0 ddr_dqs_base_clk 大値は変動 (1) 使用可

C1 ddr_2x_dqs_base_clk 大 ddr_dqs_base_clk x 2 使用可

C2 ddr_dq_base_clk 大 ddr_dqs_base_clk 使用可

C5 h2f_user2_base_clk osc1_clk ~変動 (1) 使用可

表 2–6 の注 :

(1) 大周波数はデバイスのスピード ・ グレードによって異な り ます。

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Page 12: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

2‒12 第 2章:クロック・マネージャクロック・マネージャの機能の説明

図 2–5 に SDRAM PLL ク ロ ッ ク ・ グループ用のク ロ ッ ク ・ ゲーテ ィ ングを示します。

図中のク ロ ッ ク ・ ゲート ・ ブロ ッ クは、 ソフ ト ウェア制御の下でゲート ・ オフされ

る可能性のある ク ロ ッ クを示しています。 ソフ ト ウェアは、 これらのク ロ ッ クに不

正な動作を引き起こ してしま う可能性のある PLL やディバイダ設定を変更する前に、

これらのク ロ ッ クをゲー ト ・ オフする必要があ り ます。

SDRAM PLL 出力ク ロ ッ クは、 VCO 周波数を 1/8 ずつリ アルタイムでフェーズ ・ シフ

トする こ とができます。 一度に可能なフェーズ ・ シフ ト の 大数は 4096 です。

表 2–7 に、 SDRAM ク ロ ッ ク ・ グループのク ロ ッ クを示します。

フラッシュ・コントローラ・クロック図 2–6 に示すよ うに、 フラ ッシュ ・ メモ リ ・ ペ リ フェ ラルは、 メ イン PLL、 ペリ

フェラル PLL によって、 または FPGA ファブ リ ッ クから提供される クロ ッ クから駆動

するこ とができます。

図2‒5. SDRAM クロック・グループの分周およびゲーティング

h2f_user2_base_clk

Clock Gate

Clock Gate

Clock Gate

Clock Gate

ddr_dqs_base_clk

ddr_2x_dqs_base_clk

ddr_dq_base_clk

ddr_dqs_clk

ddr_2x_dqs_clk

ddr_dq_clk

h2f_user2_clock

C0

C1

C2

C3

C4

C5

SDRAMPLL

Unused

Unused

表2‒7. SDRAM クロック・グループのクロック

クロック名 周波数 制約と注釈

ddr_dqs_clk SDRAM PLL C0 MPFE、 シングル ・ ポー ト ・ コン ト ローラ、 CSR アクセス、 および PHY 用のク ロ ッ ク

ddr_2x_dqs_clk SDRAM PLL C1 PHY 用のク ロ ッ ク

ddr_dq_clk SDRAM PLL C2 PHY 用のク ロ ッ ク

h2f_user2_clock SDRAM PLL C5 FPGA ファブ リ ッ クへの補助ユーザー ・ ク ロ ッ ク

図2‒6. フラッシュ・ペリフェラル・クロックの分周およびゲーティング

Clock Gate sdmmc_clk

Divide by 4Clock Gate nand_clk

f2h_periph_ref_clkmain_nand_sdmmc_base_clk

periph_nand_sdmmc_base_clk

f2h_periph_ref_clkmain_nand_sdmmc_base_clk

periph_nand_sdmmc_base_clk

Clock Gate qspi_clkf2h_periph_ref_clk

main_qspi_base_clkperiph_qspi_base_clk

Clock Gate

nand_x_clk

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第 2 章:クロック・マネージャ 2‒13クロック・マネージャの機能の説明

表 2–8 に、 フラ ッシュ ・ コン ト ローラ ・ ク ロ ッ クを示します。

リセット

コールド・リセットコールド ・ リ セッ トはハード ウェア管理のク ロ ッ クをセーフ ・ モードに、 ソフ ト

ウェア管理のク ロ ッ クをデフォルト状態にして、 ク ロ ッ ク ・ マネージャのすべての

レジスタを非同期に リセッ ト します。

詳し くは、 「セーフ ・ モード」 を参照して ください。

ウォーム・リセットク ロ ッ ク ・ マネージャのレジスタは、 ク ロ ッ ク ・ マネージャがウォーム ・ リ セッ ト

時にどのよ うに対応するか制御します。 通常、 システムをブートする ROM コード用

の既知のク ロ ッ ク ・ セッ ト を生成するために、 ソフ ト ウェアはク ロ ッ ク ・ マネー

ジャを安全な状態にします。 ウォーム ・ リ セッ ト時のシステムの動作は、 FPGA、ブー ト ・ コード、 およびデバッグ ・ システムがどのよ うにコンフ ィギュレーシ ョ ン

されて動作するかという こ とを含め全体と して、 ウォーム ・ リ セッ トへのク ロ ッ ク ・

マネージャの対応を選択する と き慎重に検討する必要があ り ます。

リ セッ ト ・ マネージャは、 リ セッ ト ・ マネージャのウォーム ・ リ セッ ト ・ シーケン

スの一部と してク ロ ッ ク ・ マネージャをセーフ ・ モードにするよ うに リ クエス トで

きます。 ク ロ ッ ク ・ マネージャにセーフ ・ モードをアサー トする前に、 リセッ ト ・

マネージャはウォーム ・ リ セッ ト を受け入れる リセッ ト信号がすべてのモジュール

にアサート されている こ と を確認します。

f 詳し くは、 Cyclone V デバイス ・ハン ドブッ ク volume 3 の Reset Manager の章の 「Reset Sequencing」 を参照して ください。

表2‒8. フラッシュ・コントローラ・クロック

システム・クロック名 周波数 分周元 制約と注釈

qspi_clk 大 432 MHzペリ フェラル PLL C2、 メ インPLL C3、 またはf2h_periph_ref_clk

ク ワ ッ ド SPI 用のクロ ッ クで、 通常は108 MHz および 80 MHz

nand_x_clk 大 250 MHzペリ フェラル PLL C3、 メ インPLL C4、 またはf2h_periph_ref_clk

NAND フラ ッシュ ・ コン ト ローラ ・ マスタおよびスレーブ ・ ク ロ ッ ク

nand_clk nand_x_clk/4ペリ フェラル PLL C3、 メ インPLL C4、 またはf2h_periph_ref_clk

NAND フラ ッシュ ・ コン ト ローラ用のメイン ・ ク ロ ッ クで、 NAND ト ランザクシ ョ ン用のベース周波数を設定します。

sdmmc_clk 大 200 MHzペリ フェラル PLL C3、 メ インPLL C4、 またはf2h_periph_ref_clk

■ メモ リ動作の 大周波数以下

■ 45% ~ 55% のデューティ ・ サイ クル

■ 通常の周波数は 26 MHz および 52 MHz

■ SD/MMC にこのクロ ッ クから分周されたサブ ト ラ ッ ク ・ ツ リーがあ り ます。

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2‒14 第 2章:クロック・マネージャクロック・マネージャの機能の説明

セーフ・モードセーフ ・ モードは、 リ セッ ト ・ マネージャからのセーフ ・ モード ・ リ クエス トのア

サー トによって、 あるいはコールド ・ リ セッ トによって HPS でイネーブルされます。

リセッ ト ・ マネージャからのセーフ ・ モード ・ リ クエス トのアサートは、 ク ロ ッ ク ・

マネージャのコン ト ロール ・ レジスタでセーフ ・ モード ・ ビッ ト を設定します。 他

のコン ト ロール ・ レジスタ ・ ビッ トは、 リ セッ ト ・ マネージャからのセーフ ・ モー

ド ・ リ クエス ト に影響される こ とはあ り ません。

セーフ ・ モードがイネーブルされる と、 メ イン PLL のハードウェア管理ク ロ ッ ク

(C0 ~ C2) が osc1_clk ク ロ ッ クにバイパス されて osc1_clk クロ ッ クから直接ク

ロ ッ クが生成されます。 セーフ ・ モード中、 ク ロ ッ ク動作を制御する ク ロ ッ ク ・ マ

ネージャ設定は変更されません。 しかし、 ハード ウェアはこれらの設定をバイパス

して安全なデフォルト設定を使用します。

ハード ウェア管理ク ロ ッ クは、 以下のよ う な状態にするためにセーフ ・ モード値に

強制されます。

■ メ イン PLL のカウンタを含むハード ウェア管理クロ ッ クが osc1_clk ク ロ ッ クにバ

イパスされる。

■ プログラマブル ・ ディバイダが リセッ ト ・ デフォル ト値を選択する。

■ フラ ッシュ ・ コン ト ローラ ・ ク ロ ッ ク ・ マルチプレクサがペリ フェラル PLL から

の出力を選択する。

■ すべてのク ロ ッ クがイネーブルされる。

ソフ ト ウェアによる書き込みは、 ctrl レジスタのセーフ ・ モード ・ ビッ ト

(safemode) を ク リ アする唯一の方法です。

1 セーフ ・ モードから復帰する前に、 ク ロ ッ クが正し く コンフ ィギュレーシ ョ ンされ

る必要があ り ます。 コールド ・ リ セッ トがク ロ ッ クを機能する状態に戻せる こ と を

使用してク ロ ッ ク ・ マネージャをプログラムする こ とは可能です。 アルテラは、 HPSク ロ ッ クをコンフ ィギュレーシ ョ ンして制御する上でアルテラ提供のラ イブラ リ を

使用する こ と を推奨しています。

割り込みク ロ ッ ク ・ マネージャは、 割り込みイネーブル ・ レジスタ (intren) を使用してイ

ネーブルされる 1 つの割り込み出力を提供します。 割り込みのソースは、 各 PLL の

割り込みステータス ・ レジスタ (inter) のロ ッ ク達成および喪失のビッ ト からなる

6 個の入力です。

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第 2 章:クロック・マネージャ 2‒15クロック・マネージャの機能の説明

モジュールによるクロック使用表 2–9 に、 HPS のすべてのモジュールに対してク ロ ッ ク ・ マネージャが生成するす

べてのク ロ ッ ク入力を示します。 システム ・ ク ロ ッ ク名は HPS 全体にグローバルで、

同じ名称を持っているシステム ・ ク ロ ッ クはすべてのエンドポイン ト でフェーズ ・

アラ イン メ ン ト されます。

表2‒9. モジュールによるクロック使用(その1)

モジュール名 システム・クロック名 内容

MPU サブシステム

mpu_clk MPU サブシステム用のメ イン ・ ク ロ ッ ク

mpu_periph_clk MPU サブシステム内部のペリ フェ ラル用のク ロ ッ ク

dbg_at_clk ト レース ・ バス ・ ク ロ ッ ク

dbg_clk デバッグ ・ ク ロ ッ ク

mpu_l2_ram_clk L2 キャ ッシュおよび ACP (Accelerator Coherency Port) IDマッパ用のク ロ ッ ク

l4_mp_clk ACP ID マッパ ・ コン ト ロール ・ スレーブ用のク ロ ッ ク

インタコネク ト

l3_main_clk L3 メ イン ・ スイ ッチ用のク ロ ッ ク

dbg_at_clk STM (System Trace Macrocell) スレーブ接続および ETR(Embedded Trace Router) マスタ接続用のクロ ッ ク

dbg_clk DAP マスタ接続用のクロ ッ ク

l3_mp_clk L3 マスタ ・ペ リ フェラル ・ スイ ッチ用のク ロ ッ ク

l4_mp_clk L4 MP バス、 SD/MMC マスタ、 および EMAC マスタ用のク ロ ッ ク

usb_mp_clk USB マスタおよびスレーブ用のクロ ッ ク

nand_x_clk NAND マスタ用のク ロ ッ ク

cfg_clk FPGA マネージャ ・ コンフ ィギュレーシ ョ ン ・ データ ・スレーブ用のク ロ ッ ク

l3_sp_clk L3 スレーブ ・ ペリ フェ ラル ・ ス イ ッチ用のク ロ ッ ク

l3_main_clk L4 SPIS バス ・ マスタ用のク ロ ッ ク

mpu_l2_ram_clk ACP ID マッパ ・ スレーブ接続および L2 マスタ接続用のク ロ ッ ク

osc1_clk L4 OSC1 バス ・ マスタ用のク ロ ッ ク

spi_m_clk L4 SPIM バス ・ マスタ用のク ロ ッ ク

l4_sp_clk L4 SP バス ・ マスタ用のク ロ ッ ク

l4_mp_clk ク ワ ッ ド SPI バス ・ スレーブ用のク ロ ッ ク

ブー ト ROM l3_main_clk ブート ROM 用のク ロ ッ ク

オンチップ RAM l3_main_clk オンチップ RAM 用のク ロ ッ ク

DMA コン ト ローラ

l4_main_clk DMA 用のク ロ ッ ク

dbg_at_clk STM モジュールに同期する ク ロ ッ ク

l4_mp_clk ク ワ ッ ド SPI フラ ッシュに同期するク ロ ッ ク

FPGA マネージャcfg_clk

コン ト ロール ・ ブロ ッ ク (CB) データ ・ インタフェースおよびコンフ ィギュレーシ ョ ン ・データ ・ スレーブ用のク ロ ッ ク

l4_mp_clk コン ト ロール ・ スレーブ用のク ロ ッ ク

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2‒16 第 2章:クロック・マネージャクロック・マネージャの機能の説明

HPS-to-FPGA ブ リ ッジl3_main_clk データ ・ スレーブ用のク ロ ッ ク

l4_mp_clk GPV (Global Programmer's View) スレーブ用のク ロ ッ ク

FPGA-to-HPS ブ リ ッジl3_main_clk データ ・ マスタ用のク ロ ッ ク

l4_mp_clk GPV スレーブ用のク ロ ッ ク

軽量 HPS-to-FPGA ブ リ ッジ

l4_mp_clk GPV マスタ、 データ、 および GPV スレーブ用のク ロ ッ ク

ク ワ ッ ド SPI フラ ッシュ ・ コン ト ローラ

l4_mp_clk コン ト ロール ・ スレーブ用のク ロ ッ ク

qspi_clk シ リ アライゼーシ ョ ン用の基準クロ ッ ク

SD/MMC コン ト ローラl4_mp_clk マスタおよびスレーブ用のクロ ッ ク

sdmmc_clk SD/MMC 内部ロジッ ク用のク ロ ッ ク

EMAC 0

l4_mp_clk マスタ用のク ロ ッ ク

emac0_clk EMAC 0 内部ロジッ ク ・ ク ロ ッ ク

osc1_clk IEEE 1588 タ イムスタンプ ・ ク ロ ッ ク

EMAC 1

l4_mp_clk マスタ用のク ロ ッ ク

emac1_clk EMAC 1 内部ロジッ ク ・ ク ロ ッ ク

osc1_clk IEEE 1588 タ イムスタンプ ・ ク ロ ッ ク

USB 0 usb_mp_clk マスタおよびスレーブ用のクロ ッ ク

USB 1 usb_mp_clk マスタおよびスレーブ用のクロ ッ ク

NAND フラ ッシュ ・ コント ローラ

nand_x_clk NAND 高速マスタおよびスレーブ ・ ク ロ ッ ク

nand_clk NAND フラ ッシュ ・ ク ロ ッ ク

OSC1 タイマ 0 osc1_clk OSC1 タイマ 0 用のク ロ ッ ク

OSC1 タイマ 1 osc1_clk OSC1 タイマ 1 用のク ロ ッ ク

SP タイマ 0 l4_sp_clk SP タイマ 0 用のク ロ ッ ク

SP タイマ 1 l4_sp_clk SP タイマ 1 用のク ロ ッ ク

I2C コン ト ローラ 0 l4_sp_clk I2C 0 用のク ロ ッ ク

I2C コン ト ローラ 1 l4_sp_clk I2C 1 用のク ロ ッ ク

I2C コン ト ローラ 2 l4_sp_clk I2C 2 用のク ロ ッ ク

I2C コン ト ローラ 3 l4_sp_clk I2C 3 用のク ロ ッ ク

UART コン ト ローラ 0 l4_sp_clk UART 0 用のクロ ッ ク

UART コン ト ローラ 1 l4_sp_clk UART 1 用のクロ ッ ク

CAN コン ト ローラ 0l4_sp_clk スレーブ用のク ロ ッ ク

can0_clk CAN 0 コン ト ローラ ・ ク ロ ッ ク

CAN コン ト ローラ 1l4_sp_clk スレーブ用のク ロ ッ ク

can1_clk CAN 1 コン ト ローラ ・ ク ロ ッ ク

GPIO インタフェース 0l4_mp_clk スレーブ用のク ロ ッ ク

gpio_db_clk デバウンス ・ ク ロ ッ ク

GPIO インタフェース 1l4_mp_clk スレーブ用のク ロ ッ ク

gpio_db_clk デバウンス ・ ク ロ ッ ク

GPIO インタフェース 2l4_mp_clk スレーブ用のク ロ ッ ク

gpio_db_clk デバウンス ・ ク ロ ッ ク

表2‒9. モジュールによるクロック使用(その2)

モジュール名 システム・クロック名 内容

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第 2 章:クロック・マネージャ 2‒17クロック・マネージャのアドレス・マップおよびレジスタの定義

クロック・マネージャのアドレス・マップおよびレジスタの定義f アドレス ・ マップおよびレジスタの定義は、 このハンドブッ クの Volume に付属の

hps.html ファ イルにあ り ます。 ファ イルを開くにはリ ンクをク リ ッ ク します。

モジュールの説明およびベース ・ ア ド レスを見るには、 スク ロールして以下のモ

ジュール ・ インスタンスの リ ンクをク リ ッ ク します。

■ clkmgr

また、 レジスタおよびフ ィールドの説明を見るには、 レジスタ名にスク ロールして

ク リ ッ ク します。 レジスタ ・ アド レスは、 各モジュール ・ インスタンスのベース ・

ア ド レスに相対的なオフセッ トです。

システム ・ マネージャ osc1_clk システム ・ マネージャ用のクロ ッ ク

SDRAM サブシステム

l4_sp_clk コン ト ロール ・ スレーブ用のク ロ ッ ク

ddr_dq_clk オンチップ ・ データ ・ ク ロ ッ ク

ddr_dqs_clk MPFE、 シングル ・ ポート ・ コン ト ローラ、 CSR、 およびPHY 用のク ロ ッ ク

ddr_2x_dqs_clk オフチップ ・ データ ・ ス ト ローブ ・ ク ロ ッ ク

mpu_l2_ram_clk MPU サブシステム L2 キャ ッシュに接続されたスレーブ用のクロ ッ ク

l3_main_clk L3 インタ コネク トに接続されたスレーブ用のク ロ ッ ク

L4 ウォ ッチド ッグ ・ タ イマ 0

osc1_clk L4 ウォ ッチド ッグ ・ タ イマ 0 用のク ロ ッ ク

L4 ウォ ッチド ッグ ・ タ イマ 1

osc1_clk L4 ウォ ッチド ッグ ・ タ イマ 1 用のク ロ ッ ク

SPI マスタ ・ コン ト ローラ 0

spi_m_clk SPI マスタ 0 用のク ロ ッ ク

SPI マスタ ・ コン ト ローラ 1

spi_m_clk SPI マスタ 1 用のク ロ ッ ク

SPI スレーブ ・ コン トローラ 0

l4_main_clk SPI スレーブ 0 用のク ロ ッ ク

SPI スレーブ ・ コン トローラ 1

l4_main_clk SPI スレーブ 1 用のク ロ ッ ク

デバッグ ・ サブシステム

l4_mp_clk システム ・ バス ・ ク ロ ッ ク

dbg_clk デバッグ ・ ク ロ ッ ク

dbg_at_clk ト レース ・ バス ・ ク ロ ッ ク

dbg_trace_clk ト レース ・ ポー ト ・ ク ロ ッ ク

リセッ ト ・ マネージャosc1_clk リ セッ ト ・ マネージャ用のクロ ッ ク

l4_sp_clk スレーブ用のク ロ ッ ク

スキャン ・ マネージャ spi_m_clk スキャン ・ マネージャ用のクロ ッ ク

タイムスタンプ ・ ジェネレータ

dbg_timer_clk タイムスタンプ ・ ジェネレータ用のク ロ ッ ク

表2‒9. モジュールによるクロック使用(その3)

モジュール名 システム・クロック名 内容

2012 年 11 月 Altera Corporation Cyclone Vデバイス・ハンドブックVolume 3:ハード・プロセッサ・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル

Page 18: クロック・マネージャの機能 - Intel...Divider Dividers Control Logic Reset reset_manager_safe_mode_req Manager 2‒4 第2章:クロック・マネージャ クロック・マネージャの機能の説明

2‒18 第 2章:クロック・マネージャ改訂履歴

f すべてのモジュールのベース ・ ア ド レスは、 Cyclone V デバイス ・ ハンドブッ クvolume 3 の Introduction to the Hard Processor System の章にも示されています。

改訂履歴表 2–10 に、 本資料の改訂履歴を示します。

表2‒10. 改訂履歴

日付 バージョン 変更内容

2012 年 11 月 1.2 マイナーな更新。

2012 年 5 月 1.1■ 機能の説明についての項の再構成および増補。

■ アドレス ・ マップおよびレジスタの説明についての項の追加。

2012 年 1 月 1.0 初版。

Cyclone Vデバイス・ハンドブック 2012年 11 月 Altera CorporationVolume 3:ハード・プロセッサ・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル