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チップドットマトリクス 取り扱い事項 : LEDディスプレイrohmfs.rohm.com/jp/products/databook/operation/opto/led...Page 2/3 2. 表面のLEDチップはぶつけないで下さい

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LUM/LPMシリーズは、半導体を搭載した精密機器であり、単なるランプとは

異なった取り扱いが必要です。

本製品の特徴としては、放熱等を考え、アルミコア特殊基板やアルミダイキャスト

基台等を使用した高信頼性設計製品となっており、ハイレベルの信頼性を保証して

います。

ほぼ全電子部品がローム社内製の製品を使用しており、統一した思想により設計さ

れ、自社開発の独自生産システムにより製造された高信頼性部品を使用していると

いう特徴があります。

チップドットマトリクスを使用して装置機器を設計、組み立てる場合、特別な注意

が必要となります。また、使用環境や保存・メンテナンス時の取り扱いについて、

十分にご注意下さい。

(納入仕様書内に全て記載されていますが、特に以下の点についてご注意下さい。)

1. 静電気破壊します! 内部に使用されているICの静電耐圧は、C-MOSを使用しているため、

200~300Vしかありません。従って、アースバンド等の静電防止処理

をしないで帯電したままICを触るとICが静電気破壊してしまい、半断線

になる事があります。 組み立て中や保全時等にコネクタ類を抜き差しする時などは、必ずアースバ

ンド等を使用し、除電した上で作業して下さい。

チチチッッッフフプ゚゚トトド゙゙ッッットトトマママトトトリリリクククススス 取取取りりり扱扱扱いいい事事事項項項

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2. 表面のLEDチップはぶつけないで下さい! ( (チップLEDの場合)

(1) 発光素子のLEDは、外力(=衝撃力)に意外と弱いと考えて下さい。

特にマトリクス表示器自体は自重が平均190gあり、取り扱い時に「角」

をぶつけると、LED単品としては大きな力が加わります。組み立て時に

は、十分に配慮下さい。 (ポッティングタイプも同様です。)

(2) 梱包ケースから取り出す際の取り扱い時にも、よく衝突事故が発生し

ます。十分に注意し、取り扱って頂くよう、お願い致します。

3. 水・熱は大敵です!

(1) チップドットマトリクスは、防水設計、防水処理を行っていません。

従いまして、筐体側での防水処理をお願いします。 (2) 熱が加わる環境では放熱について、対策・処理をお願い致します。製

品本体は、熱伝導・熱発散性が良い設計を行っていますが、筐体内の

温度が高くなる事があり、注意が必要です。

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4. 取り付けネジを強く締め付けないで下さい!

(1) セットに固定するネジタップ穴が作ってありますが、材料はアルミ、

または真鍮で出来ています。従って、強い力でネジを回しすぎると「ネ

ジ穴」をねじ切ったり、供廻りさせてしまったりします。0.5Nm

以下の力で廻して下さい。 (2)

本製品は、工程内で通電・エージングを何度も繰り返し行い、厳しい

条件で検査・エージング(24Hr)された高信頼性の製品であります。

従いまして、通常では不点灯等は発生しないような品質保証体制の下で製

造されており、安心してご使用頂ける製品となっています。

5.

輝度調整をしているVRは回さないで下さい! ソケットの抜き差しをする時に注意しなければ、知らない間にVRと接触し、

輝度がずれてしまう時があります。無理に抜き差しを行わないよう、注意し

て下さい。 また、輝度調整を行うには、専用の工具か計測器が必要となります。 熟練すれば、マニュアルでも調整は可能ですが、信頼性を損なう可能性があ

りますので、行わないで下さい。

6.

取り付けネジと有効ネジ深さについて

LEDドットマトリクス(LUM/LPMシリーズ)では、4穴または6穴

のネジ止め用の穴(アルミ製、または真鍮製)があります。このネジ止め用

の穴は、本体を物理的に支持するとともに放熱のためにも必要です。 従って、全ての穴のネジ止めを行って下さい。また、ネジ穴は、有効ネジ部

の長さが短いとタップ穴をねじ切ってしまいます。長いとネジがしまり切ら

ない、取り付け軸やプレートを破壊してしまう場合があります。 よって、有効ネジ部の長さが3.0㎜以上3.5㎜以下になるように設計し

て下さい。 (※個別の仕様書は、必ずご確認下さい。)