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キヤノンマーケティングジャパングループ 2018年第3四半期 …ソフトウエアの提案も進め、順調に推移しました。また、市場においてMicrosoft

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まず3Qの決算ポイントです。

エンタープライズセグメントでITソリューションが引き続き順調に推移するなどし、増収となりましたが、コンスーマ・エリア・プロフェッショ

ナルの各セグメントにおいて減収となったため、売上は減少しております。

営業利益につきましては、全社的に販管費の削減を行いましたが、主にコンスーマセグメントの荒利の減少を補い切れず、減益と

なりました。

なお、3Qに投資有価証券の売却を行ったこと等により、純利益は前年並みとなっております。

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こちらは第3四半期の業績サマリーです。

販管費の内訳につきましては、21ページをご参照ください。

業績に連動する賞与部分が減少し人件費が減少しております。

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続きまして第3四半期のセグメント概要です。

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こちらは1~9月の業績サマリーです。

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こちらは1~9月の業績、セグメント概要です。

なお、2Qまでエンタープライズセグメントに含まれていたグループ会社のキヤノンビズアテンダを、BPOビジネス強化のため7月に新

設した本社統括部門の組織に移管しております。そのため、2Qで開示しましたエンタープライズセグメントの1-6月の売上を947

億円から933億円に、「その他」の売上をマイナス135億円からマイナス122億円にそれぞれ組み替えております。なお、営業利

益への影響は軽微です。

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これからセグメント別に3Qの状況をご説明いたしますが、あわせてお手元の別紙「【補足資料】2018年3Q主要製品売上・台数」もご覧下さい。右から4列目が主要製品の3Qの対前年増減率を示しております。

【コンスーマ】第3Qは、ミラーレスカメラが順調に推移したものの、デジタル一眼レフカメラやインクジェットカートリッジ等の減少により、売上は対前年9%減の353億円となりました。営業利益は、販管費の削減に努めましたが、減収に伴う荒利減をカバーするに至らず、対前年17億円減少の15億円となっております。

(デジタル一眼レフカメラ)市場縮小の影響やミラーレスカメラへの移行等の影響により低調に推移し、台数は対前年マイナス26%となりました。

(ミラーレスカメラ)EOS Kissシリーズ初のミラーレスカメラ「EOS Kiss M」がシェアNO.1を獲得する等、極めて好調に推移したことにより、台数は対前年でプラス94%となっております。

(レンズ交換式デジタルカメラ)これらの結果、レンズ交換式デジタルカメラの台数はトータルで7%の減少となりました。

(コンパクトデジタルカメラ)競合メーカーの減少等により当社のシェアが増加したことで、台数は対前年で19%増となりました。

(インクジェットプリンター)インクジェットプリンター本体は、9月に発売したビジネスインクジェットプリンターの新製品等が好調に推移した結果、出荷台数はプラス3%となりました。また、インクカートリッジにつきましては、前年同期に価格改定前の駆け込み需要があった反動により、売上は対前年14%減となりました。

(ITプロダクト)ITプロダクトでは、ゲーミングPCやモバイルバッテリー等のペリフェラルが順調に推移し、売上は大幅に増加しました。

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第3Qの売上は、製造業や流通業を中心にソリューションビジネスが堅調だったことや、キヤノンITソリューションズにおいて、SIビジネスやデータセンタービジネスが順調に推移するなどし、売上は対前年6%増の458億円となりました。営業利益につきましては、金融向けレーザープリンターの大型案件が低荒利となったことや、CITSで不採算案件が一時的に発生したこと等により、荒利が減少したものの、販管費の削減を行うなどし、対前年4,000万円増益の19億円となりました。

(金融)銀行向けBPO案件の受託や、保険業向けにレーザープリンターの大型案件が複数あったものの、金融業向けの大型SI案件が一段落し、一時的に案件の端境期となったことにより、売上は減少しております。(製造)化学メーカー向け大型オフィス構築案件や、電機メーカー向け生産管理システム案件の受注等により、売上が増加しました。(流通)航空会社向け文書管理システム案件等により、売上が増加しております。(その他)文教では、案件の一時的な減少に伴い売上が減少しましたが、京都市役所におけるマイグレーション案件や、一般財団法人向けの大型基盤案件の受注、ビジネスPCを中心としたITプロダクトの大幅な増加等により、セグメントトータルの売上は順調に推移しました。

(主要ビジネス機器)エンタープライズセグメントにおけるビジネス機器につきましては、MFPが前年に大型案件があった反動により出荷が減少しました。保守サービスにつきましては、単価の下落により売上が減少しました。レーザープリンターにつきましては、複数の大型案件等により本体台数は大きく伸びました。カートリッジにつきましては、既存ユーザーを中心に増加しております。

(関係会社)主要関係会社の実績につきましては、19ページの参考資料をご覧ください。【CITS単体】お手元の補足資料の「ITソリューション」にございます、キヤノンITソリューションズ単体の事業分野別の増減率一覧をご覧ください。■SIサービスは、金融業向けが案件の端境期となり減少しておりますが、製造業や公共向けで順調に推移し、対前年7%の増収となりました。■ITインフラサービスは、データセンターサービスや、ESET等のセキュリティ商品が堅調に推移するとともに、大型基盤案件等により対前年16%の増収となりました。■エンジニアリングは、引き続き、組み込みソフトの外販や、CADのライセンス販売が伸び、対前年2%の増収となりました。これらの結果、売上は対前年8%の増収の227億円、営業利益は1億円増益の15億円となりました。

【受注高・受注残高】前年に大きく伸びていた西東京データセンターが満床状態となったことにより、受注高はマイナス16%、受注残高はマイナス1%となりました。なお、データセンター影響を除いた場合は、受注高がほぼ前年並み、受注残高は増加しております。

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第3Qは、引き続きITソリューションが増加しましたが、オフィスMFP本体及び保守サービスの減少等により、売上は対前年1%減の614億円となりました。一方、営業利益は、レーザープリンターカートリッジの売上増による荒利の増加や、販管費の削減等により、対前年7億円増益の32億円となりました。

<ビジネス機器>オフィスMFPは、小規模顧客層向けの出荷が減少する等し、台数は減少しました。また、保守サービスは、単価の下落により売上が減少しております。

レーザープリンターは、ビジネスPCの入れ替えに合わせた提案等を行い、前年並みの出荷台数となりました。カートリッジにつきましては、9月の価格改定前の駆け込み需要に加え、特定業種向けの出荷が堅調に推移したこと等により増加しております。

<ITソリューション>キヤノンシステムアンドサポートを中心に、中小企業におけるビジネスPCの入れ替え需要が引き続き強く、ITプロダクトが大幅に増加しました。また、PCのセットアップ業務や、ネットワーク・機器の障害復旧等を行うITサービスに加え、基幹系・業務系の各種ソフトウエアの提案も進め、順調に推移しました。また、市場においてMicrosoft Office 365の需要が高まっていることに伴い、これに対応した中小オフィス向けIT支援サービス「HOME」の売上が大幅に伸びました。これらの結果、当セグメントにおけるITソリューションの売上は増加しました。

(関係会社)主要関係会社の実績につきましては、19ページの参考資料をご覧ください。【キヤノンシステムアンドサポート】ITソリューションビジネスは順調に推移しましたが、ビジネス機器が低調に推移し、売上は対前年2%減収の285億円となりました。一方、営業利益は、販管費の削減等により、対前年3億円増益の9億円となりました。

【主要ビジネス機器】なお、全社トータルのビジネス機器の状況につきましては、お手元の補足資料にございます「ビジネス機器」の欄をご覧ください。

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【プロフェッショナル】

第3Qのプロフェッショナルセグメントは、ヘルスケアが低調に推移したこと等により、売上が対前年23%減の111億円、営業利益

は2億円減少のマイナス4億円となりました。

サブセグメントの状況に関しましては、次頁にてご説明申し上げます。

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【プロフェッショナル】 サブセグメント

(プロダクションプリンティング)

高速連帳プリンターおよび高速カットシートプリンターが微増となり、その結果1%の増収となりました。

関係会社につきましては、先ほどと同様、19ページの参考資料をご覧ください。キヤノンプロダクションプリンティングシステムズの売

上は、対前年1%減の29億円、営業利益は若干改善しマイナス9,000万円となっております。

尚、お手元の補足資料の「ビジネス機器」の下から2行目に商業印刷として、プロフェッショナルセグメント以外の売上も含む、全

社商業印刷の売上対前年増減比をご提示しております。右から4列目をご覧ください。第3Qは、ほぼ横ばいとなっております。

(産業機器)

半導体分野で一時的に案件が落ち着いたことに加え、非半導体の計測装置で海外取引先との販売代理店契約が終了したこ

とにより、33%の減収となりました。

(ヘルスケア)

眼科機器は伸長しましたが、病院向けのモダリティ案件等が低調に推移し、32%の減収となっております。

関係会社につきましては、先ほどと同様、19ページの参考資料をご覧ください。キヤノンライフケアソリューションズの売上は、対前

年マイナス40%の24億円、営業利益は3億円減少のマイナス6,000万円となっております。

(映像ソリューション)

ネットワークカメラは、案件が伸び悩んだため若干減少したものの、放送事業者向けが、新4K/8K衛星放送開始の影響もあり

微増となりました。これらの結果、ほぼ横ばいとなりました。

お手元の補足資料を再度ご覧ください。「ビジネス機器」の一番下の行に、プロフェッショナルセグメント以外の売上も含む、全社に

おけるネットワークカメラの売上対前年増減比をご提示しております。右から4列目にありますように、第3Qは、対前年プラス5%と

なっております。

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こちらは全社のITソリューション売上です。

先ほどご説明した通り、エンタープライズ・エリアともに順調に推移しています。

また、セキュリティにつきましては、引き続き「ESET」が増加し、前年同期比でプラス1%になっています。

今後は、セキュリティビジネスにおけるグループ体制を強化し、取り扱う商材を拡大させながら、これまで以上の成長を図ってまいります。

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こちらは、業績予想のサマリーです。

7月に公表しました業績予想から、売上で50億円、営業利益で15億円それぞれ下方修正しております。

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セグメント別業績予想の前回比較です。

修正理由につきましては、この後セグメント別にご説明いたします。

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セグメント別前年比較です。

BtoBビジネスにおきましては増収・増益となっておりますが、BtoCの落ち込みを補えず、トータルでは減収・減益となる見込みです。

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こちらは、セグメント別の業績予想となります。先程と同様、お手元の別紙もあわせてご覧下さい。右から3列目が4Q計画、2列目が年間計画の対前年増減率を示しております。

【コンスーマ】ミラーレスカメラは、キヤノン初のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R」を本日発売し、9月の発表以来、お陰様で既に多くのご予約を頂いております。4Qは「EOS R」を中心に積極的な拡販に努めてまいります。年間では、台数で対前年プラス65%を見込んでおりましたが、 3Qまでの進捗を踏まえ、プラス55%に変更いたします。

デジタル一眼レフカメラは、台数で対前年マイナス32%を見込んでおりましたが、市場が引き続き想定以上に低迷しているため、マイナス34%に修正いたします。

これらを踏まえ、年間のレンズ交換式デジタルカメラトータルは、台数で対前年10%減から14%減に修正いたします。

コンパクトカメラの4Qは、更なるシェア向上により、対前年プラス10%を見込んでおります。しかしながら年間では、3Qまでの進捗を踏まえ、台数ベースで対前年マイナス4%の予想をマイナス7%に修正いたします。

インクジェットプリンターの4Qは、ビジネスインクジェットプリンターの増加を見込むものの、家庭用インクジェットプリンターは市場の低迷により減少し、トータルでは、出荷台数で対前年5%の減少を見込んでおります。

また、インクジェットカートリッジですが、昨年は、10月に価格改定をした影響で、4Qの売上が減少しておりましたが、今年はその反動により、対前年プラス1%を見込んでおります。年間では、3Qの減少による影響を鑑み、対前年マイナス3%からマイナス5%へと修正いたします。

これらの結果から、4Qは、減収となるものの、営業利益は「EOS R」といった非常に高荒利なミラーレスカメラの売上増により荒利が増加することと、販管費削減により増益の見込みです。

年間の売上は、各製品の見通しを踏まえ、対前年9%減の1,510億円と、前回計画から35億円下方修正いたします。営業利益につきましては前回計画から14億円下方修正し、80億円といたします。

【エンタープライズ】

エンタープライズセグメントの4Qの売上は、製造業向けを中心にソリューションビジネスが増加しますが、前年同期に文教

向け大型基盤案件や、オフィスMFPの大型案件があった反動等により、対前年1%減収の459億円を見込みます。ま

た、営業利益につきましては、3Qに引き続き低荒利のレーザープリンターの大型案件があることや、カートリッジの一時的

な減少等による荒利の減少が見込まれるため、対前年5億円減益の17億円としております。

なお、年間につきましては、前回の計画から変更しておりません。 15

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【エリア】エリアセグメントの4Qの売上は、セキュリティや各種IT導入支援・運用保守などの、ITソリューションビジネスが引き続き増加するとともに、主力ビジネス機器の出荷も増加する見込みですが、保守サービスの減少や、3Qに駆け込み需要があったレーザープリンターカートリッジの反動減があるなどし、売上は対前年微減の642億円を見込みます。営業利益につきましては、保守サービスやレーザープリンターカートリッジといった荒利率の高いビジネスの売上が減少することや、オフィスMFPの拡販にともなう費用が発生すること等により、9億円減益の26億円を見込みます。

年間につきましては、3Qの下振れ分と4Qの見通しを踏まえ、売上を前回計画より15億円下方修正し、2,550億円としております。なお、営業利益につきましては変更しておりません。

【プロフェッショナル】プロフェッショナルセグメントの4Qは、ヘルスケアで商談が4Qにシフトしていることや、映像ソリューションで4Kディスプレイの大型案件等が控えていることから順調に推移し、増収増益を見込んでおります。

年間の売上は、ヘルスケアの進捗が想定より遅れたため、前回計画より11億円下方修正し、昨年とほぼ同じ544億円を見込んでおります。営業利益も、同様の理由により、前回計画より1億円下方修正しますが、上期の産業機器における増益の影響により、対前年6億円改善のマイナス13億円を見込んでおります。

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