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関西大学総合情報学部 授業計画 2015
〈M〉〈C〉
ヒューマンエージェントインタラクション(春学期 2単位) 米澤 朋子
■授業概要 ヒューマンエージェントインタラクションとは、擬人化された人工的な存在と人間とのやりとりやコミュニケーションを示す言葉である。 ペットロボットや、PC 画面内の案内エージェントなど、様々な擬人化システムと知らずのうちに触れ合う世の中になりつつある。 本講義では、世の中のシステムの擬人化技術とインタフェース設計について知見を深め、自らの問題意識に擬人化の手法を導入するチャンスを発見する能力を磨く。 グループワークや個人課題に取り組み、擬人化システムのアイディアを出すトレーニングを行う。
■到達目標 擬人化とは何か、人間はなぜ擬人化を必要とするのかを理解し、擬人化を応用した様々な技法を学ぶとともに、新しく考える発想力を養う。
■授業計画 #グループワークがあります
第01回 導入〜擬人化とは、応用例(家電の擬人化)
第02回 思わず擬人化してしまう:メディアイクエージョン
第03回 HAIとHAC、インタラクションとコミュニケーションの I/O 基礎設計
第04回 擬人化の必要性:何のための擬人化?誰のための擬人化?
第05回 人とヴァーチャルエージェントの間のデザイン1(HAI)
第06回 人とヴァーチャルエージェントの間のデザイン2
第07回 人とヴァーチャルエージェントの間のデザイン3
第08回 人と実体型エージェント(ロボット等)の間のデザイン1(HRI)
第09回 人と実体型エージェントの間のデザイン2
第10回 人と実体型エージェントの間のデザイン3
第11回 人々のコミュニケーションに習う(HHC)
第12回 人と人をつなぐ社会的ロボット第13回 人の状況を判断して適切にふるまう擬人
化エージェント第14回 HAI、HRI、HHC についてのまとめと
グループ討議第15回 グループ討議の発表会
■授業時間外学習・グループまたは個人でのエージェントデザイン
の実習
■成績評価の方法 定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。 出席、3-4回に一度のレポート、および最終発表会と最終レポートによる評価を行います。 レポート課題では、画期的な提言をするレポートを歓迎し、高く評価します。 最終レポート提出は、期末試験として実施する。
■成績評価の基準 最終発表と期末試験は必須。
■教科書
■参考書『人とロボットの〈間〉をデザインする』(東京電機大学出版局)山田誠二
『人はなぜコンピューターを人間として扱うか─「メディアの等式」の心理学』[単行本](翔泳社)バイロン・リーブス(Byron Reeves)、クリフォード・ナス(Clifford Nass)、細馬宏通 翻訳 2001/04 出版後増刷していない可能性があるため図書館などを調べること。授業で内容を紹介する
『エージェント工学』(オーム社)西田豊明、北村泰彦、木下哲男、間瀬健二 その他授業内で適宜指示
■備考
Human-Agent Interaction