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ネットワークが使えない際のモジュール管理
切戸健勝
今回のケース
プロキシの問題だと思うが、普通の pip でモジュールのインストールを行うと,10054 エラ
ーをはく.(これはリモートホストによって接続が強制的に切断されるエラー)
しかし普通のダウンロードは問題ないので、一旦モジュールをダウンロード、その後に pip
などを使いインストールする.
事前知識
1. pip とは
PyPI(The Python Package Index の略で,Python のパッケージが置いてあるリポジトリで
ある)に公開されている Python パッケージのインストールなどを行うコマンド(つまり pip
コマンドはパッケージを探しに行ってくれるという事)で,Python3.4 以降は標準で付属し
ている.現在のPythonでのパッケージのインストール,管理はこのコマンドが主流である.
2. 仮想環境のモジュール管理
Python はモジュール管理をするために site-packages と命名されるディレクトリを持って
いる.これは通常インストールの際に作られる.
仮想環境はそれぞれに site-packages ディレクトリを新たに作成する.仮想環境内では
Python 直下の site-packages ディレクトリではなく,各々の仮想環境の site-packages デ
ィレクトリを参照するため,独立した環境ができる.
本手順
まずは django ファイルをダウンロード
https://www.djangoproject.com/download/
Figure 1 django のダウンロードページ
ここからダウンロードする.
tar を gz で圧縮したファイルが手に入る.
pip なら解凍もしてくれるので解凍ソフトは使用しない.
しかし pytz( Python timezone )がなくて、それをインストールしようとして、ネットワー
クに引っかかる.
Figure 2 django のインストール 1
なので先に pytz を入れることにする.
pytz をダウンロード
https://pypi.python.org/pypi/pytz
Figure 3 pytz のページ
下に行くと
Figure 4 pytz のファイル群
今回は pytz-2017.2-py3.5.egg ファイルをダウンロードする.
このサイトには Installation の節にインストール方法が書いてあるのでその方法で行う.
Figure 5 pytz のインストール
easy_install は pip の機能が少し劣った程度のコマンドである.
この仮想環境の site-packages に入るように,仮想環境を立ち上げた状態で行っている.
そしてもう一回 django インストール
Figure 6 django のインストール 2
参考
pip の使い方
http://www.task-notes.com/entry/20150810/1439175600
オフライン環境に Python のパッケージを pip で持ち込みたい
https://qiita.com/ryozi_tn/items/d08edf86dba5e7806da8
Python モジュールのインストール(旧版)
https://docs.python.jp/3/install/index.html