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2Copyright © 2015 Japan Display Inc. All Rights Reserved.
Ⅰ. 中期経営⽬標• モバイル以外の事業 〜2020年 30%以上
Ⅱ. 反射型カラーLCD技術による事業創出1. 反射型カラーLCDの保有コア技術2. 保有技術から⾒た市場俯瞰図3. 個別事業テーマ(市場⾒込み、コア技術と顧客価値)
(1) ウェアラブル(2) 産業系⽤途(3) 電⼦値札・POP(4) 特殊⽤途PCモニタ・リーダー(5) サイネージ⽤途
Ⅲ. 総括• 売り上げ⽬標
Agenda
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■ 3年を⽬途にスマートフォン市場における圧倒的地位の確⽴
■ 5年後を⽬途にモバイル以外の事業売上⾼⽐率を30%超へ(⾞載、反射型、OLED)
時間軸
売上
軸
モバイル事業
モバイル以外の事業
5年後
⾞載
反射型
OLED
I. 中期経営⽬標
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1.反射型カラーLCDの保有コア技術
①モバイル機器でバッテリー寿命短い 電池がすぐになくなる!
②屋外の明るい場所では良く⾒えない
お客様の困りごと
■透過型LCD/OLED起因の問題 → 反射型カラーLCDで解決!
(屋内) (太陽光下)
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反射型カラーLCDの利点 ー 低消費電⼒■ バックライト不要(暗所以外)→ 消費電⼒削減
■ 画素内メモリ形成により、更なる低消費電⼒化が可能
透過型LCD 動画時 静⽌時
バックライト
消費
電⼒
データ書き換え
反射型カラーLCD
バックライト不要
画素内メモリ約20%約0.5%以下(※)
100%
※ 当社調査による
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画素内メモリ(MIP)とは?
液晶
TFT
反射光
SRAM
反射電極
Memory In Pixel (MIP)
■低温ポリシリコン・CMOS技術で実現
■画素毎にデータを保持するため、毎フレームごとのデータ書き込み不要
→ 超低消費電⼒の実現
■画素ごとに内蔵メモリSRAM※を形成※ Static Random Access Memory
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反射型カラーLCDの従来の課題■ カラー化するとカラーフィルターの影響で反射率が下がり、暗くなる
太陽光、照明等
R、G、B各⾊の光のみ反射
全ての光を反射
反射
率(
明る
さ)
モノクロ カラー
B画素の寄与
G画素の寄与
R画素の寄与
暗くなる
太陽光、照明等
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反射型カラーLCDの反射率改善策
JDIコア技術①散乱⽅法JDIコア技術①散乱⽅法
カラー画素
反射
率⽐
モノクロ画素
従来品 カラー化 LCF化 Ag化 RGBW化
明るさイメージ
JDIコア技術②反射電極JDIコア技術②反射電極
JDIコア技術③WhiteMagic™JDIコア技術③WhiteMagic™
JDIの3つのコア技術により改善!
10Copyright © 2015 Japan Display Inc. All Rights Reserved.
JDI コア技術① ー 散乱⽅法
光
LCF(Light Control Film)
■LCF特性最適化による反射率向上従
来品
カラー
化
LCF化 Ag化
RGBW
化
内⾯散乱
光
⾒えない
JDIコア技術①散乱⽅法JDIコア技術①散乱⽅法
反射
率⽐
従来技術従来技術
JDIコア技術JDIコア技術
あらゆる⽅向に散乱→ 暗い
正⾯⽅向に絞って散乱→ 明るい
反射電極
光散乱層
反射電極
⾒える
⾒えない
⾒える
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JDI コア技術② ー 反射電極■反射率⾼いAgを反射電極に使⽤
従来
品
カラー
化
LCF化 Ag化
RGBW
化
JDIコア技術②反射電極JDIコア技術②反射電極反
射率
⽐
波⻑
反射
率(%
)
80
100
Al(アルミニウム)
Ag(銀)
Agを使いこなすプロセス技術確⽴
従来技術従来技術
JDIコア技術JDIコア技術
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JDI コア技術③ -WhiteMagic™■ WhiteMagic™による反射率向上
従来
品
カラー
化
LCF化
Ag化
RGBW
化JDIコア技術③WhiteMagic™JDIコア技術③WhiteMagic™反
射率
⽐
従来技術従来技術
RGB画素 RGBW画素
⼊⼒データ
R0 G0 B0W1
R1 G1B1
反射率アップ
⽩挿⼊
WhiteMagic™アルゴリズムWhiteMagic™アルゴリズム反射率⾼い
JDIコア技術JDIコア技術
反射
率RGB⽐を保ち、画質は変わらず
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JDI コア技術・ LTPS・ MIP・ LCF・ Ag反射・ WhiteMagic™
反射型カラーLCD・ 低消費電⼒・ ⾼反射率
解決お客様の困りごと
・バッテリーがすぐ無くなる・屋外ではよく⾒えない
→ 透過型LCD起因の課題→ OLED(⾃発光型)起因の課題
反射型カラーLCDのイノベーションを通じて、JDIは⾝の回りの⽣活を変えていきます!
保有コア技術のまとめ
14Copyright © 2015 Japan Display Inc. All Rights Reserved.
2. 保有技術から⾒た市場俯瞰図
1 2 3 4 5 6 7 20 30 (inch)
ウエアラブル
サイネージ⽤途
25”〜25”〜
特殊⽤途PCモニタ・リーダー
1.34”1.34”
0.99” 1.2” 1.39” 産業系⽤途
2〜4”2〜4”
2〜3”2〜3”
電⼦棚札・POP
4”〜4”〜
6〜25”6〜25”
15Copyright © 2015 Japan Display Inc. All Rights Reserved.
市場タイプ
①既存市場と既存技術を反射型カラーLCDで置き換えていく市場
②反射型カラーLCD技術で新たな市場を掘り起こし、創造していく市場
事業テーマ
参⼊シナリオ
既存市場の課題やお客様の困りごとを解決することで市場を置き代える
今までになかった市場の潜在的なニーズを新しい技術で掘り起こし、市場を創出していく
ウエアラブル
産業系⽤途
電⼦棚札・POP
サイネージ⽤途
特殊⽤途PCモニター・リーダー
3. 個別事業テーマ
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■ JDIターゲット金額- 市場数量(百万個/年)
※各種調査データからJDI作成
ウェアラブル(ウォッチ)向けパネル市場金額規模予測
ウエアラブルターゲット市場 : MIPの低消費電⼒を⽣かしたスポーツやヘルスケア向け
→ 屋外スポーツでの視認性、Smart Watchなどで低消費(バッテリ寿命)が必要とされているところを置き換えていく
コア技術とお客様価値コア技術 MIPによる低消費電⼒化 反射型カラーLCDお客様価値 バッテリーの⻑寿命化 太陽光下での良好な視認性
これはイメージ図です
(75)
(40)
680 720 740(億円)
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太陽光下での視認性(実写真)
OLED 反射型カラーLCD 透過型LCD
カラー画像に差し替え予定
18Copyright © 2015 Japan Display Inc. All Rights Reserved.
(億円)
※各種調査データからJDI作成
産業系用途向けパネル市場金額規模予測
産業系⽤途ターゲット市場 : 屋外の太陽光下/バッテリーオペレーションを中⼼とした産業⽤途向け
→ 屋外使⽤端末および装置での視認性と反射でのカラー表⽰を両⽴低消費(バッテリ寿命)による端末/筐体の軽量/⼩型化
コア技術とお客様価値コア技術 MIPによる低消費電⼒化 反射型カラーLCDお客様価値 バッテリーの⻑寿命化 太陽光下での良好な視認性
ハンディーターミナル 計測器 GPS端末
パーキングメーター
無線機 その他IoT機器など
これはイメージ図です
■ JDIターゲット金額- 市場数量(百万個/年)
(35)
(25)
237023002230
19Copyright © 2015 Japan Display Inc. All Rights Reserved.
(億円)
※各種調査データからJDI作成
電子棚札向けパネル市場金額規模予測
電⼦棚札・POPターゲット市場 : スーパーマーケットなどの量販店やコンビニエンスストア、薬局、
⾼級専⾨店(酒類、⾷⾁、⽣鮮など)向け→ カラー表⽰により効果的な広告演出を実現
コア技術とお客様価値コア技術 MIPによる低消費電⼒化 カラー、低温動作特性お客様価値 バッテリーの⻑寿命化(ボタン電池駆動) カラーによる広告表⽰、冷凍庫使⽤
これはイメージ図です
■ JDIターゲット金額- 市場数量(百万個/年)
(100)
(250)470
570630
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特殊⽤途PCモニタ・リーダーターゲット市場 : 精読が必要な業務⽤及び、環境対応PCモニター、軽量タブレット向け
→ ⽬に優しい反射カラー表⽰で眼精疲労を低減(特殊モニターやリーダー)、低消費で環境製品に対するニーズの掘り起こしと、筐体の軽量化に寄与する
コア技術とお客様価値コア技術 MIPによる低消費電⼒化 反射型カラーLCDお客様価値 環境対応製品、軽量 ⽬に優しく精読しても疲れない
PCモニタペンタブレット タブレット
これはイメージ図です
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サイネージ⽤途
コア技術とお客様価値コア技術 MIPによる低消費電⼒化 反射型カラーLCDお客様価値 環境対応製品や災害時の対応製品 太陽光下での良好な視認性
屋外スポーツ ⾃動販売機 バスシェルター 多⾔語対応ストリートファーニチャー災害
これはイメージ図です
ターゲット市場 : 屋外や半屋外での公共表⽰や、フロントライトや照明を⽤いることで、レストラン・美術館・博物館など、雰囲気に溶け込ませるサイネージ向け→ 太陽光パネルでの稼働を可能にし、設置⾃由度と、環境性能を両⽴
太陽光パネル
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輝度270cd/m2
↓照度約50000lxの環境下で同じ画像を表⽰して撮影
反射型カラーLCD 透過型カラーLCD
屋外環境での視認性(実写真)
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タッチパネルアプリケーション例
これはイメージ図です
多国⾔語による案内表⽰や携帯電話と連携した各種サービスの提供
太陽光パネルでの稼働を可能にし、設置⾃由度と、環境性能を両⽴
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地図案内表⽰
これはイメージ図です
多国⾔語対応施設案内
タッチパネルアプリケーション例
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売上⽬標: 既存の置き換え市場で600億円 + 創出市場で400億円以上反射型事業で1,000億円以上、営業利益率10%以上を⽬指す
ウエアラブル
産業系⽤途
電⼦棚札・POP
600億円600億円サイネージ⽤途
特殊⽤途PCモニター・リーダー400億円以上400億円以上
1,000億円以上
時間軸
売上
軸
モバイル事業
モバイル以外の事業
5年後
反射型事業売上
置き換え市場 創出市場
⾞載
反射型
OLED
売上⽬標