16
コープながのガイド 2019

コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

コープ なが のガイド 2 0 19

Page 2: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

SDGs(持続可能な開発目標)

について

CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来

コープながのビジョン2025

コープながの理念

食卓を笑顔に、地域を豊かに、誰からも頼られる生協へ。

私たちは、一人ひとりが手をとりあって、一つひとつのくらしの願いを実現します。私たちは、ものと心の豊かさが調和し、安心してくらせるまちづくりに貢献します。

私たちは、人と自然が共生する社会と平和な未来を追求します。

利 用豊かなくらしのため組合員みんなで商品やサービスを利用します

生協って何でしょう? 生協がすすめてきたこと

コ ー プ な が の は生 活 協 同 組 合 で す

出資…組合員になる時に生協に預けていただく出資金は、商品調達や宅配や店舗の運営に活用されています。

利用…組合員みんなで宅配や店舗などで商品を購入したり、さまざまなサービスを利用します。

運営…生協の組合員になる~組合員活動への参加~総代としての参加など、すべてが生協の運営にかかわっています。

生協はこれまでの長い歴史の中、消費者の「安全で安心できる商品を利用したい」という願いをかなえるために、さまざまな取り組みをすすめてきました。例えば、不必要な添加物を減らした商品、地球環境にかかる負荷を減らす商品、アレルギー表示の開始…など世の中に先駆けて、消費者視点でのコープ商品や産直商品を提供してきました。また、商品検査センターでの商品検査や、商品が消費者の手元に届くまでの品質や温度管理の徹底など、フードチェーンの安全にも取り組んでいます。

生協はくらしのさまざまな願いを実現するために、組合員がお金を出し合い、商品やサービスをみんなで利用し、事業や活動の運営に参加することで成り立っている「生活協同組合」という組織です。

生協はこれまでの長い歴史の中、消費者の「安全で安心できる商品を利用したい」という願いをかなえるために、さまざまな取り組みをすすめてきました。例えば、不必要な添加物を減らした商品、地球環境にかかる負荷を減らす商品、アレルギー表示の開始…など世の中に先駆けて、消費者視点でのコープ商品や産直商品を提供してきました。また、商品検査センターでの商品検査や、商品が消費者の手元に届くまでの品質や温度管理の徹底など、フードチェーンの安全にも取り組んでいます。

生協は 3つの柱で成り立っています

出 資出資金はみんなの願いを実現するために活用されています

運 営運営の主役は「組合員」です

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。コープながのの取り組みは、SDGsの実現につながっています。

2

Page 3: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

SDGs(持続可能な開発目標)

について

CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来

コープながのビジョン2025

コープながの理念

食卓を笑顔に、地域を豊かに、誰からも頼られる生協へ。

私たちは、一人ひとりが手をとりあって、一つひとつのくらしの願いを実現します。私たちは、ものと心の豊かさが調和し、安心してくらせるまちづくりに貢献します。

私たちは、人と自然が共生する社会と平和な未来を追求します。

利 用豊かなくらしのため組合員みんなで商品やサービスを利用します

生協って何でしょう? 生協がすすめてきたこと

コ ー プ な が の は生 活 協 同 組 合 で す

出資…組合員になる時に生協に預けていただく出資金は、商品調達や宅配や店舗の運営に活用されています。

利用…組合員みんなで宅配や店舗などで商品を購入したり、さまざまなサービスを利用します。

運営…生協の組合員になる~組合員活動への参加~総代としての参加など、すべてが生協の運営にかかわっています。

生協はこれまでの長い歴史の中、消費者の「安全で安心できる商品を利用したい」という願いをかなえるために、さまざまな取り組みをすすめてきました。例えば、不必要な添加物を減らした商品、地球環境にかかる負荷を減らす商品、アレルギー表示の開始…など世の中に先駆けて、消費者視点でのコープ商品や産直商品を提供してきました。また、商品検査センターでの商品検査や、商品が消費者の手元に届くまでの品質や温度管理の徹底など、フードチェーンの安全にも取り組んでいます。

生協はくらしのさまざまな願いを実現するために、組合員がお金を出し合い、商品やサービスをみんなで利用し、事業や活動の運営に参加することで成り立っている「生活協同組合」という組織です。

生協はこれまでの長い歴史の中、消費者の「安全で安心できる商品を利用したい」という願いをかなえるために、さまざまな取り組みをすすめてきました。例えば、不必要な添加物を減らした商品、地球環境にかかる負荷を減らす商品、アレルギー表示の開始…など世の中に先駆けて、消費者視点でのコープ商品や産直商品を提供してきました。また、商品検査センターでの商品検査や、商品が消費者の手元に届くまでの品質や温度管理の徹底など、フードチェーンの安全にも取り組んでいます。

生協は 3つの柱で成り立っています

出 資出資金はみんなの願いを実現するために活用されています

運 営運営の主役は「組合員」です

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。コープながのの取り組みは、SDGsの実現につながっています。

3

コープのエシカル(取り組みの一部)

エシカル消費とは、買い物をするときに自分視点だけでなく、環境や社会など他者への視点をプラスする消費のことです。わたしたちコープながのをはじめとした全国の生協では、これを「誰かの笑顔につながるお買い物」と表現し、「地域」「環境」「社会」「人々」の4つの視点で進めています。

長い歴史の中で商品や活動を通じてさまざまな社会課題に向き合ってきた生協は、エシカル消費と関係が深く、コープ商品の利用を通じて持続可能な社会を目指しています。環境、社会や人々に配慮した商品を選ぶことが、社会の抱える課題の解決につながります。ふだん手にとる商品が、持続可能な社会づくりにつながっていることを知ってもらえたら…。そんな思いを込めて取り組んでいます。

フェアトレード公正な価格で取り引きされている商品につけられる生産者を守る認証マークです。

佐渡トキ応援お米プロジェクトトキの野性復帰と生き物を育む生態系の保全・再生につなげる「佐渡市トキ環境整備基金」に、「CO・OP新潟佐渡コシヒカリ」のお米1㎏、冷凍焼きおにぎり1点、ごはん3パックのいずれかの利用(購入)につき1円を寄付しています。

美ち ゅ

ら島し ま

応援もずくプロジェクト沖縄県伊平屋島産の「もずく」利用(購入)1点につき1円を「美ら島応援基金」に積み立て、伊平屋島の産業を支援すると同時に自然環境を保全する活動に役立てています。

ASC認証自然環境に配慮した養殖場で育てられた水産物につけられる海の資源を守るマークです。

MSC認証持続可能な漁業で獲られた水産物につけられる海の資源を守るマークです。

FSC®認証適切に管理された森林資源で作られた商品につけられる森を守るマークです。

レインフォレスト・アライアンス森林を保護する持続可能な農業を営んでいる農園で育てられた商品につけるマークです。

Page 4: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

コープデリ中野センター(中野市江部川原田1385-3)

コープデリ飯田センター(飯田市松尾寺所7312)

コープ安曇野豊科店(安曇野市豊科2637-4)

コープ長野稲里店子育て応援センター  きらきらきっず・いなさと

(長野市稲里町中央3-38-1)

コープデリ池田センター(池田町会染9011-16)

コープデリ上田センター(上田市上塩尻字嶋崎313-1)

コープデリ佐久センター(御代田町御代田聖原1062-2)

須坂グロサリー集品センター(須坂市井上砂田1700-11)

塩尻要冷集品センター(塩尻市宗賀本山4145-1)

福祉センター上田(上田市住吉377-11東京理工器ビル2F)

■ 訪問介護 ■ 居宅介護

コープながの本部(長野市篠ノ井御幣川668)

総合企画室 ■ くらしの困りごと総合窓口 (くらしサポート活動 まごころ)

福祉センター長野 ■ 訪問介護 ■ 居宅介護支援共済センター職域事業センター

(株)コープデリ保険センター ながの支店

(株)コープサービス住宅事業部  上信越支店

コープデリ篠ノ井センター(長野市篠ノ井御幣川656)

福祉センター長野 長野北事業所

(長野市壇田2-6-22)■ 居宅介護 ■ 訪問介護■ 宅老所こーぷの家 まゆみだ

コープデリ長野センター(長野市村山482-3)

コープデリ松本センター(松本市笹賀7802)

コープデリ諏訪センター(茅野市ちの大学河原2706-1)

コープデリ伊北センター(箕輪町中箕輪8040-1)

コープデリ木曽センター(木曽郡上松町大字荻原1019-2)

コープデリ塩尻センター(塩尻市宗賀本山4145-1)

コープデリ安曇野センター(長野県安曇野市豊科高家1159-4)

コープデリ宅配センター 13コープデリ夕食宅配 5店舗 2福祉センター 2 宅老所 3共済センター 1職域事業センター 1

(株)コープデリ保険センター 長野支店 1

(株)コープサービス住宅事業部 上信越支店 1

コープデリ集品センター 2

宅老所こーぷの家 保野宅老所こーぷの家 国分

事 業 所 一 覧 コープながののあゆみ

1992年 学校生協・南信生協・長野生協・県民生協の4生協が合 併し、「生活協同組合コープながの」発足(9月21日)

1994年 長野電鉄生活協同組合が合併(3月)

2005年 生活協同組合連合会コープネット事業連合に加入

2006年 コープネットグループ共通の理念・ビジョンを作成

2007年 共同購入商品案内「ハピ・デリ!」をコープネット事 業連合と統合

2008年 宅配事業の物流施設・機能をコープネット事業連合と統合 コープ共済連に加入

2011年 コープデリ・コープステーション(大型・地域)の 開設・展開を開始

2012年 移動販売事業を、コープ長野稲里店を母店に 長野市でスタート 創立20周年

2013年 コープの葬祭事業(コプセながの)を東北信地域 (一部除く)でスタート

2015年 優良な「子育てサポート」企業として厚生労働大臣 特例認定"プラチナくるみん認定"を取得

2016年 福祉センター長野・長野北事業所を開設 長野県の「職場いきいきアドバンスカンパニー」 認証を取得

2017年 「コープネット事業連合」から「コープデリ生活協同 組合連合会」へ組織名称を変更

4

コープながの

コープぐんま

コープにいがた

コープクルコ

とちぎコープ

いばらきコープ

コープみらい

さいたまエリア

とうきょうエリア ちばエリア

コープながのは、コープデリ連合会に加盟する7つの生協(コープながの・コープみらい・いばらきコープ・とちぎコープ・コープぐんま・コープにいがた・コープクルコ)とコープデリ連合会およびその子会社で構成されるコープデリグループの一員です。コープデリグループは、消費者・組合員のくらしへの貢献を目指して、同じ理念とビジョンを掲げるグループです。

「 コ ー プ な が の 」の 組 織

対象期間:特に断りのない限り2018年度(2018年3月21日~2019年3月20日)のものですが、一部2019年度の活動も含んでいます。

名 称

本 部 所 在 地

設 立

代表理事理事長

組 合 員 数

出 資 金

事 業 高

事 業 領 域

生活協同組合コープながの

〒388-8555 長野県長野市篠ノ井御幣川668番地

1992年9月21日

太田 栄一

31万1,796人

122億4,795万円

400億5,715万円

コープデリ宅配:コープデリ宅配センター 13

コープデリの店:店舗 2

移動店舗事業:移動販売車 1

職域事業、共済事業、福祉事業(2センター、3宅老所)、サービス事業、共済・保険

コープながの概要[2019年 3月 20日現在] コープデリグループ[2019年 3月 20日現在]

コープながのが加盟するコープデリ連合会概要

名 称

本 部 所 在 地

代表理事理事長

組 合 員 数

事 業 高

コープデリ生活協同組合連合会

埼玉県さいたま市南区根岸1-4-13

土屋 敏夫

494万人

5,533億円

Page 5: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

5

2019年度の事業と組織の到達点 損益の状況 (単位:千円)2018年度は“ビジョン2025”の実現に向け、第1期中期計画の到達点や環

境変化を踏まえ、第2期中期計画(2017年~2019年)の「組合員に選ばれる事業をつくり、多様な参加を広げ、コープファンを増やします」を基調に、重点課題を着実に執行し、組合員一人ひとりの生涯にわたって利用し続けられる生協づくりを目指しました。

事業・活動で多様な施策に取り組み、商品やサービスの価値を高めたことが組合員の皆様の支持をいただき、結果として組合員数と供給高が伸長しました。

また、事業経費は予算内執行となり、経常剰余金も予算を大きく上回り、増収増益となりました。

2016年度 2017年度 2018年度

400

350

300

(億円) 400.5391.2

399.3

2016年度 2017年度 2018年度

122

121

120

119

118

117

(億円) 122.4

120.4

121.4

2016年度 2017年度 2018年度

30

29

28

27

26

(万人)

31.1

29.530.4

総事業高 年度別動態

出資金 年度別動態

2016年度 2017年度 2018年度

15

10

5

(億円)16.2

12.413.2

経常剰余(経常利益) 年度別動態

組合員数 年度別動態

項目 2016年度 2017年度 2018年度 前年度比売上高

(供給高) 37,681,321 38,461,694 38,527,178 100.2%

売上総利益(供給剰余金) 8,182,999 8,409,672 8,534,735 101.5%

利用事業収入 83,204 81,942 77,966 95.1%

福祉事業収入 189,306 205,919 213,368 103.6%

その他事業収入 1,169,405 1,188,942 1,238,643 104.2%

事業総剰余金 9,378,179 9,592,864 9,780,552 102.0%

事業経費 8,416,524 8,563,745 8,477,097 99.0%

 人件費 3,956,883 3,865,597 3,492,205 90.3%

 物件費 4,459,640 4,698,147 4,984,891 106.1%

営業利益(事業剰余金) 961,654 1,029,118 1,303,455 126.7%

経営利益(経常剰余金) 1,243,582 1,323,253 1,623,098 122.7%

経常利益率(経常剰余率) 3.2% 3.3% 4.1% ー

事業別供給高内訳

・総資産のうち自己資本比率は、71.9 %でした。自 己 資 本 の 約58.1%は組合員出資金です。内部留保の充実をはかり、経営基盤を強固なものにしていくよう努めています。流動資産

17,022,037(58.0%)

流動負債6,081,775

(20.7%)

固定負債2,173,570

(7.4%)

組合員出資金12,247,957

(41.8%)

剰余金8,821,591

(30.1%)

固定資産12,302,858

(42.0%)

他人資本

自己資本(純資産)

● 有形固定資産 6,410,350  建物  構築物  機械装置  車両運搬具  器具備品  土地 など● 無形固定資産 6,055  ソフトウェア  排出権● その他の固定資産 5,886,451  関係団体等出資金  長期保有有価証券  長期貸付金 など

● 現金預金 10,921,150● 有価証券 1,950,000 など

● 法定準備金 5,200,000● 任意積立金 2,310,000  事業用施設積立金  災害費用等積立金        など● 当期未処分剰余金 1,311,591  前期繰越剰余金  当期剰余金

総 資 本 29,324,895

● 長期リース債務 138,834● 退職給付引当金 1,640,867 など

● 買掛金 3,330,020● 未払金 572,670● その他 2,179,085

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

貸借対照表の構成比[2019年3月20日] (単位:千円)

財 務 デ ー タ

コープデリ宅配事業94.44%(夕食宅配含む)

総売上高(総供給高)

385億2,717万円

■ 店舗事業 5.37%■ 移動店舗事業 0.06%■ 職域事業 0.13%

Page 6: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

6

フードチェーン全体で取り組む、安全・安心の実現

商品検査について

コープ商品の定義と「5 つの約束」

ひとつの商品が、組合員に届けられるまで、元をたどっていくと、商品の原料を生産する生産者に始まり、原料加工者、製造業、卸業者、コープ、組合員へとつながっていることがわかります。そのつながりを「フードチェーン」といいます。食の安全はフードチェーンに携わる一人ひとりが、安全確保に取り組み、すべての人が協力して実現するリレーで成り立っているのです。

コープ商品とは、組合員の声をもとに生まれ、常に見直しがされている、コープで開発した商品のことです。組合員から寄せられた声が、商品づくりに反映されています。「組合員の声」と「組合員の参加」を大切にしています。また、提供するすべての食品の安全性の確保に取り組んでいます。

コープながのは、商品の安全性の確保や品質保証を事業活動の最優先事項と考え、コープデリ連合会や日本生活協同組合連合会とともに、原料調達から組合員の手元に商品が届くまでの行程における管理システムを構築しています。

さいたま市にある「コープデリ商品検査センター」は、年間約3万件の検査を行うほか、施設内を見学することができます。食の安全にかかわる確かな情報を組合員の皆さんに伝えていくことを目指しています。

●1安全と安心を大切に、より良い品質を追求します。●2くらしの声を聴き、価値あるものをつくります。●3想いをつなぎ、共感を広げます。●4 食卓に、笑顔と健康を届けます。●5地域と社会に貢献します。

コープ商品

5つの約束

コープ が 扱う商 品コープながのは普段のくらしに「必要な商品(種類)」「必要な規格(量)」を、「利用しやすい価格」で提供し、組合員の毎日のくらしに貢献します。組合員が商品を選択する自由を尊重し、わかりやすい情報を提供します。同時に、安心して継続して利用できる多様な商品の提供方法を追求していきます。

商品検査センターコープデリ商品検査センターの役割は、次の3つです。●商品の状態を科学的・客観的に把握します。●食品衛生法や関連する法令、コープデリ自主基準に適合しているか確認します。●検査データを蓄積・分析し、商品の改善・品質向上に役立てます。

商品の安全性を確保するためには、フードチェーン全体での総合的な取り組みが必要ですが、商品検査はその機能の重要な1つとなります。

Page 7: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

7

コープの産直(農畜水産商品)とはコープの産直は、普段のくらしに必要な農畜水産物を、量的にも質的にも安定的に確保するための取り組みです。産直は、

生産者・生協・組合員などフードチェーン全体がつながり、さまざまな課題を共有し、その改善をすすめながら新しい価値を創造する取り組みです。安全性の確保を大前提として、商品のおいしさ、環境への配慮、そして生産者と組合員のつながりを大切にしています。特徴のある産直商品のひとつに「お米育ち」の豚肉・牛肉・鶏肉・鶏卵があります。

人と人とのつながりをたいせつにしたいコープの「産直」は、単なる商品取引ではありません。生産者、生協、組合員がつながり、安全性が確保され、おいしさと環境配慮を兼ね備えた、生い立ちがはっきりわかる農畜水産物をお届けする取り組みです。

コ ー プ 共 済

CO・OP共済とは1.充実し続けてきた保障内容

CO・OP共済は加入者が増えることで、保障内容がよくなってきました。コープながののCO・OP共済加入者は、約16万人です。(2019年3月現在)

2.ニーズに合わせて選べる4つの保障①CO・OP共済《たすけあい》

入院、手術、ケガ通院などの保障を月々1,000円からの掛金で

②CO・OP共済《あいぷらす》10年満期の生命、入院、がん保障

③《ずっとあい》終身医療一生涯の医療保障を加入時からずっと変わらない掛金で

④《ずっとあい》終身生命一生涯の生命保障を加入時からずっと変わらない掛金で

【契約引受団体/日本コープ共済生活協同組合連合会】

3.使命は「お役立ち」CO・OP共済は、共済金のお支払いを通じて「お役立ち」

することを大切にしています。コープながのでは、2018年度は1年間で、約2万3千件、約10億円の共済金をお支払いしました。

4.専門スタッフによる加入相談コープながの各事業所の「共済スタッフ」が、組合員か

らの保障相談や共済ご加入のお手続きを行っています。

CO・OP共済は、組合員みんなで少しずつお金(掛金)を出し合い、病気や火災などがあったときに、集まったお金の中から一定額を出して助け合う。そんな助け合いの心を形にした事業で、コープ商品のひとつです。多くの組合員から支持されています。

1,000,000

500,000

0

(千円)1,080,369(23,411件)

1,081,818(22,558件) 998,470

(22,582件)

2016年度 2017年度 2018年度

■共済金お支払い件数とお支払い金額(コープながの)

家族みんなで備えてほしいのだ

スマイルディッシュ きらきらステップコープの食物アレルギー対応商品シリーズとして、特定原

材料7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)を使っていない商品です。

アレルギー対応の食事を別に用意する手間を省き、みんないっしょに食べられるよう、おいしさにもこだわって開発しました。全10商品があります。

コープの離乳食&乳児食のシリーズです。原料段階から品質管理を徹底し、製品検査の回数を増やすことで、安心して利用いただけることを目指しています。

先輩ママたちのたくさんの声を生かし、素材を重視した「きらきらステップ」は、ベビーの保護者を応援する商品。短い離乳期にとても便利と好評です。

Page 8: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

8

ウイークリーコープは、毎週決まった曜日に注文品をお届けするシステムです。カタログが届いた翌週に注文、その次の週にお手元に届きます。

ウイークリーコープで取り扱っている商品は、食品や生活雑貨など5,500点以上。たくさんの「おいしさ」や「便利さ」をお届けします。CO・OPマークのついたコープ商品だけでなく、農水畜産の産直品や、一般でも手に入るナショナルブランド(NB)商品も多く扱っています。

商品は、常温品、冷蔵品、冷凍品、農産品それぞれに適した温度帯に管理してお届けします。

留守宅のために、商品が入った箱を保護するデリカバーも用意しています。

ウイークリーコープは、トイレットペーパーのようにかさばるものも、お米や飲料のような重いものも、玄関先までお届けします。個配サービスでは、手数料を割引する「赤ちゃん割引」「子育て割引」「シルバー割引」などの制度もあり、家族構成に合わせて利用することができます。

宅 配 事 業「コープデリ宅配」はコープながのの基幹事業です。事業

全体の9割を宅配事業が占めています。ウイークリーコープ、デイリーコープ、ダイレクトコープがあり、県内13の宅配センターから、県内の組合員のもとへ商品をお届けしています。

宅配を利用する組合員は、お届けしたカタログの中から商品を選んで注文します。コープデリ宅配の注文方法はさまざま。専用用紙(OCR注文書)、インターネット、スマートフォンアプリ、電話のいずれでも可能です。ご自身の生活スタイルに合った方法でご注文いただけます。

事 業 紹 介長野県内では、31万人以上の方がコープながのの組合員として加入されています。母から子、お友だちへとつながり、その広がりは“商品やくらしをより良くするかたち”として実を結んでいます。

■ウイークリーコープ

宅配事業は「おいしさと安心を、ほしいときにお届け」を掲げ、より使いやすくなるよう、進化を続けています。その供給高は全体の94.3%を占めています。

40,000

35,000

30,000

25,000

0

(単位:百万円)

35,459 36,38236,272

2016年度 2017年度 2018年度

◦ コープデリ宅配事業 売上(供給)高

Page 9: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

福 祉 事 業長野市と上田市で介護保険事業を展開しています。

長野市には、居宅介護支援(ケアマネジャー)と訪問介護が2事業所ずつと通所介護1事業所、上田市には、居宅介護支援(ケアマネジャー)と訪問介護が1事業所ずつと通所介護2事業所があります。

いずれも、利用者の皆様が、住み慣れた家で自分らしくくらし続けるための支援を基本にしています。そのため、自分でしていたことは、介護が必要になっても、できる限り自分で行えるような支援対応に努めています。

9

食事は大切…とは思っていても、毎日献立を考えてきちんと料理を作るのは大変。コープの宅配には、栄養バランスを考えた「舞菜(まいさい)」(弁当・おかず)、カット済み材料と調味ダレがセットになっている「コープデリミールキット」などの食生活をしっかりとサポートする商品があり、月曜から金曜までの週3日以上から利用できます。さまざまなアイテムを週ごとに扱い、品質確かなコープオリジナルのメニューが、毎日の食事を応援します。

「産地・工場直送便」専用サイトから注文した商品を、宅配便で届けるサービスです。いつでもどこからでも利用でき、全国へ住所指定で送れます。お届け時間指定も可能です。

お得用商品、おすすめ特産品、ワケあり商品、毎月1回の「頒布会」など、趣向を凝らした多数の商品カテゴリーをご用意しています。見る・選ぶ・届く、3回の楽しみがあるサービスです。

「舞菜」(弁当・おかず)栄養バランスを考えた夕食用弁当とおかず。手間をかけずにカンタン・安心。

時間をかけずに手づくりおかず。約30品目から選べます。

コープデリミールキット

サイドメニュー毎週約250以上の品目から選べます。 ※ご利用にはコープデリeフレンズの登録が必要です。

■デイリーコープ(地域限定)

■コープデリの見守り活動 ■お届け確認メールサービス

■コープデリの交通安全教室

■ダイレクトコープ(産地・工場直送便)

ほぺたんを見たら声をかけて!!

指先使って切り紙細工 楽しい「運動会」

コープながのは、安心なまちづくりを進めるため、地域の見守り活動もしています。困ったときはコープのトラックのドライバーに声をかけてください。また、ウイークリーコープは毎週1回、デイリーコープは月曜日から金曜日までの週5日間、同じお宅に伺っているので、いつも会えるはずの組合員がいなかったり、前週(または前日)お届けした商品が手つかずになっていた場合など、組合員宅の異変に気づくことができます。

離れてくらすご家族に、対象組合員のお宅へ配達にお伺いした際の商品お届け状況(ご在宅・ご不在など3種類)をお知らせするサービスです。連絡先を登録していただいた方に、配達時の情報をメールでお伝えします。無料で実施しており、登録は対象者の承諾のみ必要で、生協加入の有無は問いません。

コープデリ宅配事業の中で、保育園・幼稚園向けの交通安全教室を行っています。

チャイルドシートの大切さ、横断歩道の渡り方、トラックの死角を感じる体験のほか、保護者に向けても「運転中に携帯の操作は止めましょう」など、事故防止に向けた注意喚起もしています。

2018年度は8ヵ所で実施しました。

◦ 週 5 日のまなざし コープのトラック

Page 10: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

10

コープながのの店舗は、長野市の「長野稲里店」と安曇野市の「安曇野豊科店」の2店舗があり、食品を中心に、普段のくらしに役立つ品揃えを追求しています。お買い物には、ポイントサービスとプリペイドサービスの2つの機能をもつ電子マネー機能付カード「ほぺたんカード」を利用できます。また、コープ長野稲里店には移動店舗車両が1台あり、長野市・須坂市を中心に約50ヵ所の停留所を巡回しています。

小・中学校や特別支援学校の教職員を中心とした学校職域を対象に、事業展開しています。食品・書籍・CD・DVD・雑貨等のご案内を行っており、年末には職域事業独自の正月商品企画もあります。また、教職員グループ保険や団体扱の生命保険・自動車保険を取り扱うほか、商社代行の「羽毛布団」

「宝飾品」「タイヤ」「整水器」等の販売を行っています。

職 域 事 業店 舗 事 業

コープデリ チケット

コープハウジング

コプセ ※祭壇は一例です。

商品試食会

コープデリ保険センターは、コープデリ連合会の子会社として、組合員の保障分野をサポートしている保険代理店です。

※(株)コープサービス、(株)コープデリ保険センターは、コープデリ連合会の子会社です。

その他の事業

※サービス事業は、コープデリ連合会子会社の㈱コープサービスが行っています。写真は、事業内容の一例です。お使いの地域によって異なります。

組合員のくらしに役立ち、笑顔と感動をお届けする4つの事業を行っています。

遊園地などのレジャー施設やコンサート・ミュージカルなどの公演を扱うチケット事業、 ハウスクリーニングやふとん丸洗いなどのくらしのサービス事業、住まいのリフォームやメンテナンスを行う住宅事業(コープハウジング)、明瞭な見積もりでご要望に沿ったご葬儀を行う葬祭事業(コプセ)です。

■㈱コープサービス

■㈱コープデリ保険センター

Page 11: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

11

さまざまな取り組みコープながのを支えるもののひとつに、組合員活動があります。「くらし」にかかわる学び・気づきのきっかけとなるさまざまな企画を行っています。

生産者・メーカーなど

コープデリグループ(コープながのを含む)

組合員

「声」

お答え

? !

総代400人

決議総代会

組合員31万1796人

コープ役職員

生産者・メーカーなど

コープデリグループ(コープながのを含む)

組合員

「声」

お答え

? !

総代400人

決議総代会

組合員31万1796人

コープ役職員

コープながのは「こえのポスト」「観たこと聴いたことカード」「お申し出」「お問い合わせ」の内容をデータベース化。組合員の声や意見・要望を正確に把握し、分析を行い、品ぞろえ・提供頻度などの改善、商品の開発・改善をすすめています。

協同組合であるコープは、年に1回開催する総代会で議決された年度の方針(運営や活動の方向性)に沿って運営されています。

協同組合の組合員は、出資の多少にかかわらず同じ権利がありますが、組合員全員が集まって話し合うことは不可能なので、組合員の代表となる総代を決めます。総代は総代会で方針案について決議を行います。

組合員の代表 「総代」と理事会とのコミュニケーションの場として、年に2回県内11ヵ所で「ブロック別総代会議」を開催しています。ここでの話し合いは、6月に開催する「通常総代会」や、次年度のコープながのの活動方針に反映されます。組合員が運営にかかわる大切な会議です。

コープ会は、県内55会場で登録メンバーが集う、月1回開催するおしゃべりの「場」です。ここでは月ごとに食育・環境・平和・消費者力などのテーマが設定され、普段のくらしの中からの声をお茶を飲みながら発信・交換しています。託児も設けており、友人でもご近所でもない方たちと、世代を超えて交流できる楽しい集まりです。

■コープ会

■総代会・ブロック別総代会議

ときには真剣に楽しくおしゃべり

通常総代会 ブロック別総代会議

◦ 組合員の「声」の流れ

◦ 運営について

Page 12: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

12

く ら し に プ ラ ス

コ ー プ の が っ

わたしたちが主食にしているお米の育つ環境や、お米ができるまでの様子を田んぼで体験します。水田で田植え、生きものさがし、稲刈り、脱穀、稲わらを使ったクラフト作りなどの企画があります。

畑での農業体験を通じて土に触れ、自然や農業について理解を深めます。JA あづみ壮青年部と女性部の協力のもとに24年続く「ふれあい農園」、信濃町の遊休農地活用による「くろひめ農園」のほか、JA上伊那の協力によるアスパラガス収穫体験を行いました。

防災・減災学習会

憲法学習会食の安全学習会

「消費生活サポーター研修」発表会

身近な法律セミナー

食の安全・安心にかかわる学習会のほか、くらしの中で活かせる法律セミナーや、消費者被害に遭わないための学習会、防災・減災学習会、商品を知る学習会や工場見学などが、コープながのの主催、組合員スタッフの企画により県内各地で開催されています。

■生活を学ぶ場

Page 13: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

13

コープの子育て応援企画

平和について考える場

こ う シ リ ー ズ

ピースアクションinヒロシマへの代表派遣のほか、ここで開催される「子ども平和会議」 へ、代表を2人派遣しました。この様子は、広報誌等でも組合員に広く紹介しました。また、ピースアクションinナガサキと、沖縄戦跡基地めぐりへも代表を派遣しました。

歴史研究者 の 大日方悦夫氏をお招きし、日本近代史を学ぶ講座を開催。50人の参加がありました。

県内4ブロックで、それぞれ「満蒙開拓平和記念館」「戦没画学生慰霊美術館・無言館」「松代大本営象山地下壕」の見学会を実施しました。

コープながのは、長野県がすすめる「森林(もり)の里親促進事業」を活用し、3つのNPO法人(信州フォレストワーク:小川村、森倶楽部21:安曇野市、伊那里イーラ:中川村)と「森林(もり)の里親契約」を締結しています。これらのNPO法人の協力のもと、森林を学び、保全にかかわる活動を行っています。

川をフィールドに、川の中や周辺の生きものを見たり触れたりするほか、川に入る際に注意するべきことなど、水辺に関する学びも含めて体感する企画です。2018年度は、飯田市の久米川で開催しました。

新規会場も含め10の施設で開催しました。「ヒバクシャ国際署名」にも取り組みました。

子育て中の保護者を応援する「ベビ-マッサージ講座」「ベビーサイン講座」「子どもがやる気になる魔法の質問」「離乳食学習会」などの企画を実施しています。コープ長野稲里店と安曇野豊科店では「子育てひろば」を開催。また、長野稲里店では、子どもの一時預かり「にこにこルーム」を併設しています。

茅野市民館会場にて

魔法の質問 子育てひろばリトミック

松代大本営象山地下壕見学日本近代史を学ぶ

■日本生協連が主催する平和企画への参加

■平和学習会 ■平和を考える見学会

■「ヒロシマ・ナガサキ  原爆と人間」パネル展

Page 14: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

14

環境・社会貢献活動コープながのの取り組みは、持続可能な生協としての事業だけにとどまりません。「地球環境を守り、共生できる循環型社会を目指す」「行政をはじめとする各種団体との協同で、地域社会全体に貢献する」「災害に見舞われた地域・人々に、助け合いの精神で物心両面からの支援を行う」…組合員の協力のもとに、これからもさまざまな活動を続けていきます。

事業者としての省エネとCO2削減

フードバンク

循環型社会実現への取り組み◦ アイドリングストップ車の導入◦ クールビズの実施◦ ノートレー商品の開発と販売◦ 来店者へのマイバッグ持参呼びかけ◦ 事業所への太陽光パネルの設置◦ 事業所照明のLED照明及びキャノピーの導入

◦ コープのチラシや牛乳パック、卵トレーの回収(宅配事業)◦ 店舗における食品残渣リサイクルの取り組み◦ ペットボトル・アルミ缶・食品トレーの回収◦ J-クレジットの購入

◦ フードバンク信州の正会員となり、フードドライブへ協力

プラスチック容器の削減◦ 商品のパッケージやラベルなどの多くにプラスチックが

使用されています。コープながのでは、ペットボトル本体のプラ使用量を減らしたり、ノートレー商品の開発、詰め替え商品の普及など、包装容器におけるプラスチック削減に取り組んでいます。また、回収したプラスチックを再生・再利用したり、植物由来プラスチックの活用をすすめています。

被 災 地 支 援◦ 大規模災害発生後、すみやかに募金活動に取り組んでい

ます。また、東日本大震災復興支援募金のほか、原発事故による帰宅困難地域を抱えるコープふくしまへ、毎月の支援活動を継続。復興住宅・仮設住宅でのお茶のみの場へ、毎月お茶菓子と「信州だより」を送っています。さらに、現地の住民の方との交流も年1回行っています。

◦ 東日本大震災復興支援募金を継続中(2011年~)

ふれあいサロン

募金贈呈式

組合員どうしの助け合い活動くらしサポート活動「まごころ」は、コープながのの組合

員どうしの助け合い活動です。◦ くらしの中で困ったとき、組合員どうしで助け合います。◦ 困っている人をその時できることで援助します。◦ 誰もが自分らしく、その人らしく生きられる社会を目指します。

「まごころ」草とり活動

Page 15: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

15

人 と 組 織 づ く り人材育成(教育・研修) ワークライフバランス

新規採用の職員は、コープデリ連合会で統一された採用時研修を受講します。さらに共済や安全運転など、業態に必要な独自研修も受講し、業務に必要な知識、スキル、ビジネスマナー、チームワークなどを学びます。入職後も先輩職員の同行支援やOJTの中で業務を習得する仕組みができています。また、職務や経験に応じた必須の集合教育や通信教育

(日本生協連)に加え、書籍案内、資格取得支援など、自己啓発やキャリアアップのための総合的な仕組みを通じて人材を育成しています。

コープながのは、職員が仕事と家庭のバランスを保ちながら能力を発揮することができるよう、多様な働き方に対応する各種制度の整備と改善に取り組んできました。

これまでの取り組みと実績が評価され、優良な子育てサポート企業として2015年に厚生労働大臣の認定「プラチナくるみん」を受け、2016年には長野県の「職場いきいきアドバンスカンパニー」の認証を取得しています。

2018年度は、育児休職・介護休職に加え、配偶者出産休暇(7名)、子の看護休暇(6名)、介護休暇(6名)等、短期の休業についても利用者が増えています。

男女を問わず、さらに利用しやすい制度となるよう周知することで職員の理解を深め、働きやすい職場作りをすすめていきます。

内 部 統 制 シ ス テ ムコープながのは、組合員や社会の期待に応えて社会的

責任を果たしていくため、理事会などの政策検討・執行機関でのガバナンス(組織統治)強化による公正で健全な経営をすすめるとともに、すべての役職員がコープデリグループの「行動指針」「行動規範」に従って自らを律し、法令、内部ルール、モラルの遵守を行い、倫理的組織風土の構築に努めています。

特に、コンプライアンス意識の醸成と定着を推進するため、「行動指針浸透推進委員会」等を通じて行動指針の浸透、安全運転やハラスメントに関する教育研修などを実施しています。

常勤監事1名と有識者監事(弁護士・税理士)2名、組合員監事2名の計5名の監事が、会計と理事の職務執行を監査し、コープながのの運営システムが健全に機能しているかチェックしています。

専務理事の下に専任の内部監査担当を置いています。各部署の業務の有効性や効率性、適法性に関する状況及び内部統制の整備状況などの業務遂行状況を監査しています。2018年度の定型業務監査は24事業所・部署で、18項目にわたるコープデリ連合会統一のチェックリスト等に基づく点検を行い、監査結果は定期的に専務理事に報告の上、常勤役員会へ報告しています。

組合員のくらしと未来のために組合員の立場に立って「安心と信頼」「挑戦と学び」「コミュニケーションと感謝」

を大切にします。

コープながの役職員の行動指針

内部統制の推進組織(2018年度)

通 常 総 代 会

内部監査担当

監事スタッフ

理 事 会(内部統制システムの整備責任)

公認会計士(会計監査)

内部統制責任者(代表理事)理事長・専務理事

税理士(会計事務所)税務監査

監事・監事会

常勤役員会

内部統制整備委員会(内部統制推進責任者)

宅配・共済事業管掌役員、店舗・職域・福祉事業管掌役員、管理部・総合企画室管掌役員、管理部部長、内部統制推進担当

※内部統制:組織内部において、違法行為や不正などが発生することなく、組織が健全かつ有効・効率的に運営されるように業務の基準や手続きを定め、管理や監視をすること。

コープながの 「コンプライアンスの考え方」▶︎

新入職員研修

■監 事 会

■内部監査(業務監査)

Page 16: コープながのガイド 2019...SDGs (持続可能な開発目標) について CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来 コープながのビジョン2025 コープながの理念

生活協同組合コープながの理事長

太田 栄一

コープながのガイド 2019発行:生活協同組合コープながのお問い合わせ:総合企画室 〒 388-8555 長野県長野市篠ノ井御幣川 668TEL.026-261-1223 FAX.026-261-1219 http://nagano.coopnet.or.jp

「ほぺたん」コープデリグループのマスコットキャラクターです。

行政の協力・協定など

災害が発生した際、該当地域において、コープながのと市町村が相互に協力して、被災地域の住民生活の早期安定を図ることを目的とする協定です。

コープながのは長野県の他、58市町村とも個別に協定を締結しています。(2019年8月現在)

日頃から、コープながのの活動と事業に、ご支援、ご協力を賜り、心から感謝申し上げます。コープながのは、組合員が31万人を超え、県内世帯の約四割が加入する、事業規模400億円の

県内最大の消費者組織となりました。私たちのくらしは、人口減少・少子高齢化、格差と貧困の拡大、深刻な人手不足など、 多くの問題

を抱えています。また、世界に目を向けると、飢餓や格差の拡大、絶えない紛争、地球環境の深刻な変化、自国中心主義の強まりなど、極めて不安定な社会になりつつあります。こうした問題を解決するために「持続可能な開発目標“SDGs”」への意欲的な取り組みが、世界各国をはじめ行政や多くの団体ですすめられています。

コープながのは、これからも行政をはじめ、様々な企業・団体と協力して“SDGs”を推進し、「誰からも頼られる生協」を目指し、“コープのファンづくり”に全力で取り組んで参ります。

長野県は2018年、SDGs達成に向けて優れた取り組みを提案する「SDGs未来都市」に認定されました。それに伴い「長野県SDGs推進企業登録制度」が創設され、コープながのは、このSDGsを推進する団体として登録しました。

コープながのは、植林や森林保護などの環境保全の取り組み支援を目的に、長野県の“森林の里親促進事業”を通じて小川村絆の森、安曇野市長峰山絆の森、伊那里イーラの3つのNPO法人とそれぞれ“絆の森”の里親契約を結んでいます。

「ほぺたん」は、おうちで食べるごはんが大好きな5歳の男の子。コープデリの配達員さんが来ると「おいしいの、とどいたよ」ってパパやママにお知らせするのが楽しみ。自転車に乗って、コープのお店にお買い物に行くのも大好きです。

電子ブック コープながのWebサイト

■災害時における緊急支援物資供給等にかかわる協定

T O P C O M M I T M E N T

コープながのは地域にくらしている高齢者、障がい者、子どもなどの見守りを心がけ、安心してくらし続けることができるよう、長野県をはじめ、30市町村と協定を締結しています。日々の配達業務の中で万が一異変を感じた場合には、行政や関係者に連絡しています。(2019年8月現在)

■地域見守り活動に関する協定

■県 SDGs 推進事業

■森の里親促進事業