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取扱説明書 - 日本語 FUJITSU Software ServerView Suite FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vCenter V2.6 2018年02月版

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取扱説明書 - 日本語

FUJITSU Software ServerView Suite

FUJITSU Software ServerView Plug-in forVMware vCenter V2.6

2018年02月版

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DIN EN ISO 9001:2008 に準拠した 認証を取得高い品質とお客様の使いやすさが常に確保されるように、

このマニュアルは、DIN EN ISO 9001:2008

基準の要件に準拠した品質管理システムの規定を

満たすように作成されました。

cognitas. Gesellschaft für Technik-Dokumentation mbH

www.cognitas.de

著作権および商標Copyright 2017 FUJITSU LIMITED

All rights reserved.

お届けまでの日数は在庫状況によって異なります。技術的修正の権利を有します。

使用されているハードウェア名とソフトウェア名は、各メーカーの商標名および商標です。

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目次

1 概要 81.1 統合アプローチ 91.2 可能性の監視と管理 101.3 新機能 131.4 このマニュアルの対象読者と目的 131.5 ServerView Suite のマニュアル 131.6 略語 141.7 表記規則 14

2 Windows でのインストール 152.1 提供 152.2 要件 152.3 インストールの注意 162.4 インストールと登録 17

2.4.1 インストール手順 182.4.2 ガイド付きインストールのダイアログ 182.4.3 インストール完了の注意 202.4.4 デプロイメントの検証 212.4.5 IPMI 設定 22

2.5 アップデート 222.6 登録解除とアンインストール 22

2.6.1 SV Plug-in パッケージの登録解除 222.6.2 SV Plug-in のアンインストール 23

2.6.2.1 コマンドラインを使用するアンインストール 232.6.2.2 Windows のコントロールパネルを使用するアンインストール 24

3 Linux でのインストール 253.1 提供 253.2 要件 253.3 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の展開、設定、登録 25

3.3.1 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の仮想マシンの展開 253.3.2 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の起動 263.3.3 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の設定 27

3.4 アップデート 29

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目次

3.5 登録解除とアンインストール 30

4 vSphere Web Client を使用する vCenter Server へのログイン 314.1 要件とローカリゼーション 314.2 手順 314.3 vSphere Web Client ユーザインターフェース 32

5 構成タスクとコンセプト 345.1 SVvCenter Service 34

5.1.1 SVvCenter Service 設定の概要 を開く 345.1.2 SVvCenter Service への vCenter の追加 345.1.3 vCenter 認証情報のアップデート 36

5.1.3.1 SVvCenter Service から vCenter を削除 365.2 ServerView Profile Management Service の設定 36

5.2.1 ServerView Profile Management の概要を開く 375.2.2 プロファイルのカスタマイズ 38

5.2.2.1 ソースコードビュー 395.2.2.2 設定ウィザード 39

5.3 IPMI 設定 415.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン 42

5.4.1 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義 435.4.2 ロール定義の権限の変更 445.4.3 シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始 44

5.4.3.1 シングルサインオンの要件 445.4.3.2 シングルサインオンを使用する iRMC 機能 455.4.3.3 iRMC S4 Web Interface SSO 拡張 45

5.4.4 ロール定義を使用して iRMC 機能を制限する例 485.4.4.1 vCenter ユーザ「monitor」および SSO を使用しない iRMC アクセス

(iRMC S2、S3、S4) 485.4.4.2 vCenter ユーザ「monitor」および iRMCユーザ「User」として SSO を使

用する iRMC アクセス 495.4.4.3 vCenter ユーザ「monitor2」および iRMC「User」アクセスおよび拡張権

限 「RemoteStorage」 50

6 SV Plug-in の「はじめに」および「概要」 536.1 エントリポイント 536.2 SV Plug-in のホームページのビュー 546.3 「はじめに」ビュー 556.4 概要ビュー 566.5 「Plug-in Definitions」ビュー 57

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目次

6.5.1 イベント定義 576.5.2 アラーム定義 586.5.3 ロール定義 59

7 ESXi ベースのホストの監視 617.1 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報へのアクセス 627.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報 62

7.2.1 選択したホストに関する情報 - 状態項目およびビュー 637.2.2 IPMI 経由のエージェントレス管理 657.2.3 FUJITSU PRIMERGY アクション(iRMC ベースのオペレーション) 66

7.2.3.1 FUJITSU PRIMERGY アクションの開始 677.2.3.2 FUJITSU PRIMERGY アクション 68

7.3 「外部記憶装置」ビュー 707.3.1 必要条件 - 「外部記憶装置」ビューの情報プロバイダ 70

7.3.1.1 「外部記憶装置」ビューの情報プロバイダ 717.3.2 「外部記憶装置」ビューの情報 71

7.4 「Driver Monitor」ビュー 737.5 システムイベントログビュー 747.6 vCenter またはクラスタのホストサーバの監視 76

7.6.1 vCenter/クラスタのホストの SV Plug-in 情報へのアクセス 767.6.2 FUJITSU PRIMERGY アクション 78

8 FUJITSU PRIMERGY 固有のノードの監視 828.1 CX ホストの監視 82

8.1.1 選択した CX ホストの隣接ホスト数: 「インベントリ リスト」 - 「関連オブジェクト」 83

8.1.2 隣接ホストの情報: 「関連ホスト」タブ 838.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視 84

8.2.1 MMB の SV Plug-in 情報へのアクセス 858.2.2 MMB ノードの SV Plug-in 情報 86

8.2.2.1 「監視」タブ : 選択した MMB に関する情報 - 状態項目およびビュー 878.2.2.2 FUJITSU PRIMERGY アクション 89

8.2.3 SVvCenter Service for MMBs 908.2.3.1 概要 908.2.3.2 SNMP 設定 908.2.3.3 SNMP トラップの受信 91

8.3 PRIMEQUEST システムの監視 918.3.1 PRIMEQUEST システムの SV Plug-in 情報へのアクセス 928.3.2 PRIMEQUEST システムの SV Plug-in 情報 93

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目次

8.3.2.1 「監視」タブ : 選択した PRIMEQUEST システムに関する情報 - 状態項目およびビュー 94

8.3.2.2 FUJITSU PRIMERGY アクション 968.3.3 PRIMEQUEST システムの SVvCenter Service 97

8.3.3.1 概要 978.3.3.2 SNMP 設定 988.3.3.3 SNMP トラップの受信 98

8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用) 998.4.1 「PRIMERGY BMC システム」ビュー 998.4.2 PRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加 100

8.4.2.1 PRIMERGY BMC システムの手動による追加 1018.4.2.2 PRIMERGY BMC システムの検索 1018.4.2.3 ファイルから PRIMERGY BMC システムの追加 103

8.4.3 PRIMERGY BMC システムの SV Plug-in 情報 1068.4.3.1 FUJITSU PRIMERGY アクション 108

9 vSphere Web Client のイベント管理の統合 1109.1 要件 1119.2 SVvCenter Service 設定の概要 111

9.2.1 SVvCenter 設定の概要を開く 1119.2.2 SVvCenter Service のプロパティ 1129.2.3 イベント、MMB、PRIMEQUEST システムに対する SVvCenter Service の

その他の役立つサービスプロパティ 1139.2.4 SVvCenter の SVvCenter Service への追加/SVvCenter Service からの

vCenter の削除 1149.3 FUJITSU PRIMERGY の事前定義アラーム 1149.4 SVvCenter Service に関連するアクション 114

10 「リモートマネジメント」 11610.1 LED 11610.2 iRMC Web インターフェース 11710.3 リモートコンソール(AVR) 11710.4 iRMC システムレポート 11810.5 eLCM オフラインアップデート 118

11 eLCM によるオフラインアップデート 12011.1 要件と互換性の警告 12111.2 開始点 12211.3 SV Plug-in ビューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデート 123

11.3.1 「eLCM オフラインアップデート」ビューを開く 123

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目次

11.3.1.1 ホストオブジェクトのビューを開く 12311.3.1.2 PRIMERGY BMC システムのビューを開く 123

11.3.2 要件のチェック 12411.3.3 進行中の eLCM オフラインアップデート 12611.3.4 eLCM Update Workflow の詳細 126

11.4 「SV Plug-in FUJITSU PRIMERGY アクション」メニューから起動した eLCMを使用するオフラインアップデート 127

11.4.1 開始 127

12 PRIMERGY BMC システムの展開 12912.1 要件 13012.2 開始点 13112.3 eIM 経由のデプロイメント 132

12.3.1 デプロイメントウィザードを開く 13212.3.1.1 PRIMERGY BMC システムのビューを開く 13212.3.1.2 クラスタまたは vCenter Server のビューを開く 133

12.3.2 デプロイメントウィザード 134

13 エラー処理 13613.1 データ取得タイミング 13613.2 展開されたすべての項目が閉じる 13613.3 データ取得に失敗する 13613.4 SV Plug-in インターフェースの左上のアクションが無効 13613.5 コンテキストメニューのアクションでエラーメッセージが表示される 13713.6 リモートコンソール(AVR)または iRMC Web Client が期待通りの動作をしな

い 13713.7 同じイベントがイベント管理に数多くのエントリを生成する 13713.8 接続タイムアウトの繰り返し 13813.9 プロファイルの編集が失敗する(IE 11 を使用) 13813.10 PRIMERGY ベアメタルシステムの参照が失敗する(IE 11 を使用) 13813.11 SV Plug-in が VMware vRealize Orchestrator に接続できない

(Orchestrator V7.0 を使用) 13813.12 SVSInstallerGUI.sh を実行すると警告が発生する(MobaXTerm などのリ

モート X Server) 13913.13 vCenter Server Appliance: SVSInstallerGui.sh の実行が失敗する 139

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1 概要Fujitsu の仮想化ソリューション当社は、サーバからネットワークへのストレージまでのトータルな仮想化、仮想化ソフトウェア、運用管理ツールに力を入れています。VMware と Fujitsu のパートナーシップにより、技術資産の継続性、より効率的なリソースの使用、ITの複雑性の解消に導きます。

VMware と FUJITSU ServerView の統合仮想化サポートServerView は、CIM 管理標準をサポートし、VMware vSphere ベースの環境をより高い信頼性と安全性を持って監視および管理できます。管理者は、すべての物理マシンと仮想マシンを単一のインターフェースを使用して表示できます。

vSphere Web ClientVMware vSphere には、データセンター管理と仮想マシンアクセスのための複数のインターフェースが用意されています。

図 1: VMware vSphere データセンターの物理トポロジー(出典 : http://www.vmware.com/support/pubs/)

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1.1 統合アプローチ

これらのインターフェースには、VMware vSphere Client(vSphere Client)、Web ブラウザ経由でのアクセス用 vSphere Web Client、vSphere CommandLine Interface(vSphere CLI)が含まれます。

vSphere Web Client は、システム管理者とエンドユーザが VMware vSphere で作成された仮想データセンター環境とやりとりする主要な方法です。vSphere WebClient は Web ブラウザベースのアプリケーションで、仮想データセンターを構築するオブジェクトの管理、監視、運用に使用できます。

vSphere をさまざまな方法で拡張して一意の IT インターフェースのソリューションを作成できます。vSphere Web Client はプラグインモジュールを作成して拡張できます。完全なプラグインソリューションで、新しい機能を vSphere Web Clientグラフィカルユーザインターフェースに追加します。このように、サードパーティー企業は、必要に応じて固有の GUI の統合および情報の表示ができます。

ServerView Suite と vSphereServerView Suite は ServerView ESXi CIM Providerを実装しており、VMwareESXi リリースに含まれています。また、Fujitsu は FUJITSU SoftwareServerView Plug-in for VMware vCenter(SV Plug-in)も実装しており、ServerView ESXi CIM Providerと LSI CIM Provider(「外部記憶装置」ビュー)が提供するホストシステムの値を表示します。IPMI 認証情報が設定されている場合は、ほとんどの外部記憶装置の値を IPMI で監視することもできます。IPMI 経由では、一部の値を利用できません。

FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vCenter(SV Plug-in)のホームページには「はじめに」および「概要」ビューがあり、後者では SV Plug-inが提供する情報項目の概要を提供しています。

ESXi ホスト、vCenter、クラスタ、MMB、PRIMEQUEST システム用の「監視」タブでは、SV Plug-in は FUJITSU PRIMERGY サーバに関する詳細情報を提供します。この情報には、システム、ファン、温度センサ、電源、システムプロセッサ、メモリモジュール、RAID サブシステムのプロパティが含まれます。管理対象システムが PRIMERGY ブレードサーバの場合、管理、サーバ、ストレージ、およびコネクションブレードに関する情報がさらに追加されます。

また、SV Plug-in には 「SVvCenter Service」 も含まれ、FUJITSU PRIMERGY固有のイベントを vCenter イベント管理に転送して vSphere Web Client で監視します。

1.1 統合アプローチFUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vCenter(SV Plug-in)は、FUJITSU PRIMERGY 固有の情報を vSphere Web Client インターフェースに統合します。これを行うには、次の2つのアプローチがあります。

データ統合

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1.2 可能性の監視と管理

vSphere Web Client 自体のイベントおよびアラーム管理にて統合します全サイト統合

vSphere Web Client では、ESXi ホスト、vCenter またはクラスタのホスト、MMB および PRIMEQUEST システムの、FUJITSU PRIMERGY 固有のデータを提供します

1.2 可能性の監視と管理

図 2: FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vCenter のアーキテクチャ

選択したホストに関する詳細情報および FUJITSU PRIMERGY アクションSV Plug-in には、ESXi ホスト、MMB ブレード、PRIMEQUEST システムを監視するための各種オプションが用意されています。ステータスアイコンでクイック情報が提供されます。詳細ビューには、選択したホストの情報がさらに詳しく提供されます。

さらに、数多くの FUJITSU PRIMERGY アクション項目で監視ツールの呼び出しとホストの設定をサポートします。

通常の運用では、SV Plug-in では、ServerView ESXi CIM Provider が一般に提供するホストシステムの値を表示します。ホストに古いバージョンのServerView ESXi CIM Provider がある場合、外部記憶装置の値は LSI CIMProvider から提供されます(70 ページの 「外部記憶装置」ビューを参照)。IPMI 認証情報が設定されている場合は、ほとんどの外部記憶装置の値を IPMIで監視することもできます。65 ページの IPMI 経由のエージェントレス管理を参照してください。IPMI 経由では、一部の値を利用できません。CIM とIPMI の通信インターフェースを切り替えられます。

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1.2 可能性の監視と管理

「外部記憶装置」ビュー「外部記憶装置」ビューには、ホストで検出された RAID コントローラの概要と、論理ドライブおよび物理ディスクの詳細が表示されます。

ServerView ESXi CIM Provider V8.0 以上および ServerView RAID CoreProvider がインストールされている場合、ServerView ESXi CIM Provider から情報が提供され、SV Plug-in の「外部記憶装置」ビューはこれに基づいています。それ以外の場合は、この情報は LSI CIM Provider から提供されます。

「Driver Monitor」ビュー「Driver Monitor」ビューから、監視対象ホストの OS イベントログに記録される、監視対象のホストのコンポーネントに関するイベントを監視および管理できます。

システムイベントログビューPRIMERGY システムのイベントは vSphere Event Manager に転送されます。また、システムイベントログも表示でき、詳細な原因と解決情報を参照できます。

vCenter またはクラスタのホストサーバの監視SV Plug-in は、vCenter またはクラスタに割り当てられているホストのリストを提供します。このアクセスポイントを使用する個々のホストの情報はインベントリツリー項目「ホスト」を使用する情報よりも少ないですが、すべての FUJITSUPRIMERGY アクションを使用できます。

CX ホストの監視選択した CX ホストについて、SV Plug-in から、同じシャーシ内にある、電源がオンで ESXi を実行中の CX ホストの一覧が表示されます。

PRIMERGY ブレードサーバの監視MMBは、vSphere Web Client のためのカスタムオブジェクトタイプです。カスタムオブジェクトタイプをサポートするには、オブジェクトナビゲータ vCenter レベルを新しいインベントリリストを使って拡張する必要があります。SV Plug-in は新しいインベントリリスト 「PRIMERGY ブレードサーバ」 をオブジェクトナビゲータ vCenter レベルに追加します。「SVvCenter Service」 を使用してすべてのMMB を検索します。

PRIMEQUEST システムの監視PRIMEQUESTシステムは、vSphere Web Client のためのカスタムオブジェクトタイプです。カスタムオブジェクトタイプをサポートするには、オブジェクトナビゲータ vCenter レベルを新しいインベントリリストを使って拡張する必要があります。SV Plug-in は新しいインベントリリスト 「PRIMEQUEST サーバ」 をオブジェクトナビゲータ vCenter レベルに追加します。「SVvCenter Service」 を使用してすべての PRIMEQUEST システムを検索します。

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1.2 可能性の監視と管理

SVvCenter Service - vCenter のイベントおよびアラーム管理での統合SV Plug-in には 「SVvCenter Service」 が含まれ、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントを vCenter イベント管理に転送して vSphere Web Client で監視します。FUJITSU PRIMERGY ホストが問題を検出した場合、CIM indication が作成され、登録先に送信されます。また、アラームも作成され、詳細なアクションを設定できます。SVvCenter Service は、ホストを登録する場合、CIM indication を受け取ります。vCenter イベントを作成して vCenter Server に転送します。そのため、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントが vSphere Web Client の標準」の「監視」-「イベント」サブタブに表示されます。

リモート管理の可能性: リモートコンソール(AVR)、iRMC Web インターフェース、システム識別 LEDSV Plug-in は、選択したホストの機能に依存する「FUJITSU PRIMERGY アクション」 と呼ばれるいくつかの iRMCベースの操作を提供します。この機能を使用すると、ESXi ベースのホストと iRMC への直接接続が、非常に簡単になります。

SV Plug-in で、Web インターフェースを使用して管理対象 PRIMERGY システムのオンボードマネジメントコントローラ(iRMC)とのセッションを開始したり、リモートコンソールに接続したりすることもできます。iRMC Web インターフェースとリモートコンソールの起動時にシングルサインオンを使用できるように、FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義が設計されています。

管理対象システムが PRIMERGY ブレードサーバの場合、マネジメントボード(MMB)の Configuration Web Application も起動できます。

サービスタスクを簡略化するために、SV Plug-in で PRIMERGY サーバのシステム識別 LED をオン/オフに切り替えることができます。

eLCM(embedded Lifecycle Management)によるオフラインアップデートSV Plug-in には、ホスト上の eLCM 経由でオフラインアップデートを開始するオプションがあります。

eLCM アップデート管理機能では、iRMC S4 の機能をベースとして、専用の iRMCS4 管理 LAN ポート経由でリポジトリサーバから自動的にファイルをダウンロードして、iRMC S4 SD カードに保存します。

PRIMERGY BMC システムの展開オペレーティングシステムのないベアメタル PRIMERGY システムを SV Plug-inに追加して、ServerView プロファイルを介して ESXi オペレーティングシステムを展開できます。FUJITSU ServerView Plug-in for VMware vRealize Orchestratorデプロイメント には、デプロイメントワークフローがあります。

embedded Installation Management(eIM)は、定評ある ServerViewInstallation Manager に匹敵する eLCM です。iRMC S4 SD カードに保存されているのですぐに使用でき、外部 ServerView メディアは不要で FUJITSUPRIMERGY システムをセットアップしてインストールできます。

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1.3 新機能

1.3 新機能本版のマニュアルは、FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMwarevCenter V2.6 に適用され、オンラインマニュアル『FUJITSU SoftwareServerView Suite, ServerView Plug-in for VMware vCenter V2.5』(2017 年03 月版)の更新版です。

このマニュアルでは、以下の変更と追加について主に説明します。

l 「外部記憶装置」ビューの値は、バージョンに応じて ServerView ESXi CIMProvider から提供されます(70 ページの 「外部記憶装置」ビューを参照)。

l Fujitsu では、SV Plug-in を Linux にインストールするための ServerViewVMware vCenter Plug-in Appliance を実装しました。アプライアンスにはCentOS 6.9 をベースとする仮想マシンが事前インスストールされ、SV Plug-in インストールが含まれているので ESXi ホストに展開できます。詳細は、25ページの Linux でのインストール を参照してください。

1.4 このマニュアルの対象読者と目的本マニュアルの対象読者は、ハードウェアとソフトウェアの基本的な知識を有する、システム、ネットワーク管理者、サービス技術者です。

本マニュアルでは、ServerView および vSphere を使用して VMware vSphereベースのサーバを監視する方法と、FUJITSU Software ServerView Plug-in forVMware vCenter をデプロイする方法について説明します。

1.5 ServerView Suite のマニュアルマニュアルはインターネットから無料でダウンロードできます。インターネットのオンラインドキュメントは、http://manuals.ts.fujitsu.com の「x86 Servers」リンクをクリックすると入手できます。

ServerView Suite サイトマップ「ServerView Suite」 にあるマニュアルの概要およびファイル構造については、ServerView Suite サイトマップ を参照してください。

1. 左側の選択リストで「x86 Servers」、「Software」の順に選択します。

2. 右側で「ServerView Suite」を選択します。

3. 「選択されたマニュアル」で「ServerView Suite サイトマップ」をクリックします。

FUJITSU Software ServerView Suite 13

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1.6 略語

1.6 略語SV Plug-in

以下、FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vCenter を SVPlug-in と略します。

1.7 表記規則この マニュアルでは以下の表記規則を使用します:

表記 説明データの損失やデバイスの損傷の可能性があるリスクを表示します。

追加関連情報とヒントを表示します。

太字 インターフェイス要素の名前を示します。等間隔表示 パスおよびファイル名など、出力やシステム要素を示します。太字の 等間隔表示 キーボードを使用して入力するテキストを示します。青字の文字列 関連するトピックへのリンクを示します。ピンクの文字列 既に表示したリンクを示します。<abc> 実際の値と置き換える必要がある変数を示します。[abc] オプション(構文)を示します。[key] キーボード上のキーを示します。大文字のテキストを入力する

場合、[Shift] キーを指定します。たとえば、A を入力する場合 [Shift] + [A] を押します。2 つのキーを同時に押す場合は、2 つのキーをプラス記号で連結して示します。

画面いくつかの画面はシステムに依存しているため、表示される詳細はシステムによって異なります。 また、メニューオプションとコマンドについて、システム固有の差異がある場合があります。

FUJITSU Software ServerView Suite 14

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2 Windows でのインストールインストールパッケージには、SV Plug-in とその vCenter Service の両方が含まれています。

インストーラには基本的に、すべての必須パラメータを要求する実行可能ファイルと、インストーラのリストが含まれます。インストーラは GUI で起動します。

2.1 提供SV Plug-in は次の方法で入手できます。

l Fujitsu の Web サイト(support.ts.fujitsu.com)からダウンロードします。

1. 「Servers」 - 「PRIMERGY server」 - 「<server model>」 -「Applications」 - 「Server Management Software」 - 「VMwareIntegration Solutions」の順に選択します。

l ServerView Suite DVD からダウンロードします。

2.2 要件l vCenter/vSphere バージョンが V6 以降である必要があります。

vCenter/vSphere が次のいずれかにインストールされている必要があります。

Windows Server 2012

またはWindows Server 2012 R2

またはWindows Server 2016

l vCenter Server がインストールされていること、および vCenter Server とvSphere Web Client が同じ vCenter シングルサインオンインスタンスを指していることを確認します。

l Java ランタイム V1.7.40 以降l FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealize Orchestrator

V1.4 以降

FUJITSU Software ServerView Suite 15

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2.3 インストールの注意

2.3 インストールの注意インストーラと GUI の有無SV Plug-in のインストーラは、GUI を使用しても使用しなくても起動できます(18 ページの インストール手順を参照)。

インストールの注意 : Apache Tomcat Web サーババージョン 2.2 以降では、 SV Plug-in と SVvCenter Service は ApacheTomcat Web サーバから提供されます。

SV Plug-in パッケージには、SV Plug-in をインストールするラッパーが含まれています。

ラッパーは、以前のバージョンが見つかるか、何も見つからない場合のみ、SV Plug-in をインストールします。それ以外の場合、セットアップはスキップされます。

インストールの注意 : リモートインストールvCenter が常駐する場所以外の別のシステムに、プラグインパッケージをインストールできます。

SV Plug-in のデフォルトインストールは、vCenter システムでのローカルインストールです。

インストールの注意 : 複数の vCenter - 一か所へのインストール要件 :

vCenter システムは同じシングルサインオン環境内にある必要があります。SV Plug-in をインストールすると、他の vCenter をこの SVvCenter Service に接続できます。別の vCenter システム(vC2)が同じシングルサインオン環境内のある場合、この vCenter(vC2)を vCenter インスタンス(vC1)の SVvCenterService(Service1)に接続できます。

この場合、ユーザ名とパスワードを入力すると、vCenter(vC2)が SVvCenterService(Service1)で監視され、SV Plug-in も vCenter(vC2)に登録されます。SV Plug-in は vCenter(vC2)のホストで使用可能になり、ユーザはそれらの値を監視できます。

SV Plug-in も vCenter(vC2)に登録されるため、2 つ目のインストールを実行する必要はありません。vCenter の接続を解除すると、SV Plug-in の登録が vCenterから解除されます。

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2.4 インストールと登録

2.4 インストールと登録プラグインパッケージには、パッケージマニフェストと共に、拡張ソリューションのすべてのプラグインモジュールが含まれます。パッケージマニフェストは、XMLメタデータを使用する各プラグインモジュールのデプロイメント情報を提供します。vSphere Web Client Extension Manager はこのメタデータを使用して、プラグインパッケージの各プラグインモジュールをインストールしてデプロイします。

プラグインパッケージを vSphere Web Client にデプロイするには、パッケージをvCenter Server で拡張として登録します。これを行うと、ソリューションをvSphere 環境に接続されるどの vSphere Web Client でも使用できるようになります。

vSphere Web Client がユーザセッションを vCenter Server に確立すると、vSphere Web Client アプリケーションサーバが vCenter Server サーバに、vCenter 拡張として登録されている使用可能なすべてのプラグインパッケージを問い合わせします。アプリケーションサーバに存在しないすべてのプラグインパッケージはダウンロードされてインストールされます。

ローカリゼーション :

Windows でのインストールでサポートされる言語は、英語と日本語です。OS の言語がそのいずれかに一致する場合は、SV Plug-in のインストール時に対応する言語が選択されます。その他の OS の言語の場合は、英語が SV Plug-in のインストール時のデフォルト言語になります。

SV Plug-in パッケージ :SV Plug-in パッケージには下記のフォルダが含まれます。

l common

共通インストールファイル

l documentation

その他のドキュメント

l legal

「End User License Agreement(EULA)」などのドキュメント

l linux

Linux に必要なインストールファイル

l windows

Windows に必要なインストールファイル

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2.4 インストールと登録

2.4.1 インストール手順

SV Plug-in の新規およびアップデートインストールの後、アラームへの変更(アクションなど)は失われます。必要に応じてアクションを設定し直す必要があります。

1. Windows フォルダ(17 ページの SV Plug-in パッケージ :を参照)で、vCenter Serverシステム上で管理者権限を使用して SVSInstaller.exe ファイルを実行します(Administrator として実行)。

インストーラがグラフィカルユーザインターフェース(GUI)で起動し、必要なパラメータがこのユーザインターフェースから要求されます。

2.4.2 ガイド付きインストールのダイアログ

1. ダイアログの最初に「インストール」ウィンドウが表示されます。

「次へ」をクリックします。

2. 「ライセンス契約に同意します。」チェックボックスをオンにします。3. 「次へ」をクリックします。

インストールするパッケージの概要が表示されます。

4. 「次へ」をクリックします。5. ダイアログの「FUJITSU Software ServerView Web Server パラメータ」

で、Apache Tomcat に必要な情報が表示されます。

IP アドレス

システムから提供されます。インストールフォルダ

「インストールフォルダ」は変更できますが、デフォルトフォルダを推奨します。

コンピュータ

システムから提供されます。DNS サフィックス

HTTP ポート / HTTPS ポート

システムから提供されます。変更できます。

ファイアウォール内の、ここで指定されたポート(デフォルト:3169、3170)を開きます。ポートの使用状況がチェックされます。別のプログラムで使用されている場合は、処理を続行できません。

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2.4 インストールと登録

サービスアカウント:ローカルサービスを使用しますか? / サービスアカウント:ユーザ名 - パスワード

Web サーバは管理者権限ではなく、ユーザアカウントで実行する必要があります。

次の 2 つのオプションがあります。

l ビルトインアカウント 「LocalService」 を使用できます。

l 既存のユーザアカウントを指定できます。

6. 「次へ」をクリックします。7. SV Plug-in と vCenter サービスに必要な情報を指定します。

vCenter Server システムには EventService の登録は 1 つだけ許可されます。vCenter Server システムにすでに登録されている場合は、その旨が通知され、セットアップは拒否されます。この登録を変更する場合は、まず登録されている EventService の登録を解除します。

SV Plug-in が登録されている vCenter Serve にアクセスできない場合は、強制アンインストールオプションのダイアログボックスが表示されます。強制アンインストールを選択しても、登録は削除されません。

vCenter Server FQDN

vCenter Server システムの <ServerName.DomainSuffix>

vCenter が実行中の場合にのみ、設定済みです。

SVvCenter Service を vCenter Server システムにインストールする場合は、エントリ「プラグインサービスステーションの名前」および「プラグインサービスステーションのDNSサフィックス」が「ServerFQDN」エントリに対応していることを確認する必要があります。

vCenter ユーザ/パスワード

vCenter Server の認証情報

vCenter Server を使用して SV Plug-in を登録するために、vCenter管理アカウントのユーザ名とパスワードが要求されます。

複数の vCenter - 一か所へのインストール(16 ページの インストールの注意 : 複数の vCenter - 一か所へのインストールを参照)。

この場合、ユーザ名とパスワードを入力すると、SV Plug-in も vCenter(vC2)に登録されます。vCenter の接続を解除すると、SV Plug-in の登録が vCenter から解除されます。

プラグインサービスステーションのIPアドレス(あらかじめ入力済み、定数)

パッケージのインストール先の IP アドレス

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2.4 インストールと登録

プラグインサービスステーションの名前(あらかじめ入力済み、定数)

パッケージのインストール先のシステムの名前プラグインサービスステーションのDNSサフィックス(あらかじめ入力済み、定数)

パッケージのインストール先のシステムのサフィックスMMB の SNMP コミュニティ名(カンマ区切り)

MMB アクセスに使用するコミュニティのカンマ区切りのリスト(90 ページの SVvCenter Service for MMBsを参照)。

ブレードサーバを検索するには「 SNMP コミュニティ名(カンマ区切り) 」設定を使用します(90 ページの SVvCenter Service forMMBsを参照)。

8. インストールをクリックします。

インストールプロセスの進行状況が表示されます。

パッケージごとの展開プロセスには数分余分にかかります。vCenterService は最後に展開するパッケージです。ただし、この vCenterService だけが vCenter で登録します。したがって、SV Plug-in がvCenter に表示されるのは最終段階になったときです。

2.4.3 インストール完了の注意

vCenter Server 拡張登録と Web Client クライアントプラグイン管理との間の整合性を維持するには、SV Plug-in を使用するすべての vSphere WebClient サービスを再起動する必要があります。

SV Plug-in のインストール後に Java キャッシュとブラウザキャッシュの両方をクリアすることを推奨します。これは特にアップグレードインストール後に重要です。

SV Plug-in のインストール後またはアップデート後に、vSphere Web Clientに初めてログインすると非常に時間がかかることにご注意ください。

もう 1 つの vCenter(vC2)が同じシングルサインオン環境内にある場合、2つ目のインストールを行わずにその vCenter を最初の vCenter(vC1)のSVvCenter Service(Service1)に接続できます(16 ページの インストールの注意 : 複数の vCenter - 一か所へのインストールを参照)。

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2.4 インストールと登録

2.4.4 デプロイメントの検証

「vCenter Managed Object Browser 」を使用して、SV Plug-in のデプロイメントを検証します。

「vCenter Managed Object Browser 」 は Web ブラウザで実行され、vCenterServer システムの完全修飾されたドメイン名または IP アドレスを使用してアクセスされます。

vCenter Managed Object Browser にアクセスするには

1. Web ブラウザを起動します。2. vCenter Server システムの完全修飾されたドメイン名(または IP アドレス)を

入力し、/mob を追加します。

例 : https://<ドメイン名または IP アドレス>/mob

3. vCenter Server のユーザアカウントとパスワードを入力します。

SV Plug-in のインストール後に初めて vCenter Managed ObjectBrowser にログインすると、通常よりもログインに時間がかかることがあります(最大数分)。

SSL 証明書に関する警告メッセージが表示された場合、VMware が認証局あり、かつ本番環境でない場合は、メッセージを無視して 「vCenterManaged Object Browser」 へのログインを続行できます。

「vCenter Managed Object Browser」 が起動します。

4. 「vCenter Managed Object Browser」 のスタートウィンドウで「content」をクリックします。

データオブジェクトタイプ 「ServiceContent」 に関するウィンドウが開きます。

5. 「ServiceContent」ウィンドウで「ExtensionManager」をクリックします。

「ExtensionManager」ウィンドウが表示されます。

このウィンドウには拡張子「com.fujitsu.primergy.ssv」がリストされています。「com.fujitsu.primergy.eventservice」エントリが表示されます。

その他の確認 :SV Plug-in の概要ページと管理ページに新しい「SVvCenter Service」ダイアログが表示されます(56 ページの 概要ビューおよび34 ページの 構成タスクとコンセプトを参照)。

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2.5 アップデート

2.4.5 IPMI 設定

ESXi ホストで iRMC ベースの各種アクションにアクセスするには、IPMI 認証情報(ユーザ名とパスワード)を設定する必要があります。

l 識別灯を切り替える

l シングルサインオンで iRMC Web インターフェースを起動する

l リモートコンソール(AVR)を起動する

l システムレポートを開始する

l Offline Update ワークフローを開始する

さらに、認証情報を設定すると、IPMI を通じてシステムから監視データを表示できるようになります。これは、CIM Provider に問題が発生した場合に便利です。

IPMI 設定のユーザ名とパスワードの設定方法については、41 ページの IPMI 設定を参照してください。

2.5 アップデート技術的な制限により、アップグレードインストールは SV Plug-in V2.1.4 以降でのみ実行できます。SV Plug-in をインストールするには、以前のバージョンがインストールされている必要があります。

FUJITSU PRIMERGY ロール定義のいずれかの権限を変更して SV Plug-inバージョンをアップデートすると、ロール定義が上書きされます(44 ページの ロール定義の権限の変更を参照)。

SV Plug-in の新規およびアップデートインストールの後、アラームへの変更(アクションなど)は失われます。必要に応じてアクションを設定し直す必要があります。

2.6 登録解除とアンインストール

2.6.1 SV Plug-in パッケージの登録解除

SV Plug-in の登録解除とアンインストールを行うには、23 ページのSV Plug-in のアンインストールを参照してください。

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2.6 登録解除とアンインストール

SV Plug-in パッケージの登録解除は、vCenter Managed Object Browser インターフェースを使用して行うことができます(21 ページの デプロイメントの検証を参照)。

複数の vCenter - 一か所へのインストール(16 ページの インストールの注意: 複数の vCenter - 一か所へのインストールを参照)。vCenter の接続を解除すると、SV Plug-in の登録が vCenter から解除されます。

vCenter Server でプラグインパッケージの登録を解除しても、vSphere WebClient Virgo サーバにローカルでインストールされているプラグインパッケージファイルは削除されません。パッケージの登録を解除するとファイルは使用されなくなりますが、クリーンアップを目的として削除する場合は、手動で削除する必要があります。vCenter Server にインストールされているファイルの削除とSV Plug-in の登録解除は、アンインストール手順を使って 1 ステップで行うことができます(23 ページの SV Plug-in のアンインストールを参照)。

2.6.2 SV Plug-in のアンインストール

アンインストールには 2 種類の方法があります。

l コマンドラインを使用l Windows のコントロールパネルを使用

SV Plug-in が登録されている vCenter Serve にアクセスできない場合は、強制アンインストールオプションのダイアログボックスが表示されます。

このオプションは、vCenter Server システムに障害が発生した場合のみ使用してください。

2.6.2.1 コマンドラインを使用するアンインストール

アプリケーション SVSInstaller.exe がターゲットシステムにコピーされます。

l <PROGRAMFILES>\Fujitsu\ServerView Suite\SVSInstaller (デフォルトのパス)

または

l <selected path>\SVSInstaller (カスタムのパス)

このフォルダで、SVSInstaller.exe ファイルを実行します。

\SVSInstaller.exe -u

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2.6 登録解除とアンインストール

2.6.2.2 Windows のコントロールパネルを使用するアンインストール

基本的に、エントリ 「FUJITSU Software ServerView Installer」 があります。パッケージがその下にあります。

図 3: Windows のコントロールパネルを使用するアンインストール

1. エントリ 「FUJITSU Software ServerView Installer」 を選択します。

2. アンインストールを開始するには 2 つの方法があります。

エントリ 「FUJITSU Software ServerView Installer」 をダブルクリックします。

または

「アンインストール」ボタンをクリックします。

インストールが完了しても、エントリ 「FUJITSU SoftwareServerView Installer」 とパッケージは表示されています。

3. スクリーン表示を更新してください([F5] を押す)。

パッケージは表示されなくなります。

エントリ 「FUJITSU Software ServerView Installer」 はまだ表示されます。

4. エントリ 「FUJITSU Software ServerView Installer」 を選択します。

5. エントリ 「FUJITSU Software ServerView Installer」 をダブルクリックします。

または

「アンインストール」ボタンをクリックします。

エントリ 「FUJITSU Software ServerView Installer」 は表示されなくなります。

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3.1 提供

3 Linux でのインストールFujitsu では、SV Plug-in を Linux にインストールするための ServerViewVMware vCenter Plug-in Appliance を実装しました。アプライアンスにはCentOS 6.9 をベースとする仮想マシンが事前インスストールされ、SV Plug-in インストールが含まれているので ESXi ホストに展開できます。

3.1 提供SV Plug-in はさまざまな方法で入手できます(15 ページの 提供を参照)。

3.2 要件l VMware vCenter Server の vCenter/ vSphere バージョンが V6 以降である必

要があります。

l FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealize OrchestratorV1.4 以降

ローカリゼーション :

ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance でサポートされる言語は英語です。

3.3 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の展開、設定、登録

3.3.1 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の仮想マシンの展開

OVA ファイルをダウンロードした跡、VMware vSphere Client または vSphereWeb Client を使用して展開できます。

始める前に、コネクタ OVA 展開に使用する DNS レコードとホスト名を確認します。

手順 :

FUJITSU Software ServerView Suite 25

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3.3 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の展開、設定、登録

1. vSphere Client または vSphere Web Client で、「ファイル」 - 「OVFテンプレートのデプロイ」を選択します。

2. 「OVFテンプレートのデプロイ」ページで、展開に固有の情報を入力します。

ネットワーク速度によって、展開には数分かかります。進行状況ダイアログボックスに進行状況が表示されます。

3. 展開が完了したら、アプライアンスを選択して右クリックし、「電源」 - 「パワーオン」の順に選択します。

「パワーオン」で、次の質問が表示されます。

Cannot connect the virtual device ide0:0 because nocorresponding device is available on the host.Do you want totry to connect this virtual device every time you power onthe virtual machine?

4. 質問に「いいえ」と回答します。

仮想マシンが初期化されます。「コンソール」に移動すると、詳細を確認できます。

5. ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance を起動するには、リモートコンソールを開きます。

3.3.2 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の起動

1. ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance を起動するには、リモートコンソールを開きます。

2. ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance を起動します。

図 4: ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance - root パスワードの設定

FUJITSU Software ServerView Suite 26

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3.3 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の展開、設定、登録

3. root パスワードを設定します。

ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance を Web ユーザインターフェース経由で設定するリンクが表示されます。

図 5: ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance - Web UI を起動する URL

3.3.3 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の設定

始める前に、Firefox または Chrome ブラウザを使用します。InternetExplorer を使用すると問題が発生することがあります。

1. ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI を Web ブラウザで開始します。

ログインページが表示されます。

2. ユーザの root 認証情報でログインします。

ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI のメインページが表示されます。

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3.3 ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の展開、設定、登録

3. 「System」タブを選択します。

図 6: ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI - システム情報

4. タイムゾーンとシステムパラメータを設定します。

5. 「vCenter」タブを選択します。

図 7: ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI - vCenter の設定

6. 「vCenter Server FQDN」を指定します。

7. 認証情報と「vCenter Plug-in Service Station Configuration」設定を指定します。

8. 「Save and Validate」ボタンをクリックします。

ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance から、「vCenter Server:」の設定が補完されます。

9. 「Install and Register」をクリックします。

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3.4 アップデート

vCenter タブの入力フィールドがグレー表示され、「Extension Address」フィールドに「PENDING」が表示されます。

インストールと登録には最大 30 分かかります。

インストールと登録が完了すると、「Extension Address」フィールドに「LOCAL」が表示されます。

3.4 アップデート1. ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の最新の iso イメージをダウ

ンロードします(29 ページの アップデートを参照)。

2. DVD の iso イメージを vCenter に提供します。

3. ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI を Web ブラウザで開始します。

ログインページが表示されます。

4. ユーザの root 認証情報でログインします。

ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI のメインページが表示されます。

5. 「Update」タブを選択します。

図 8: ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI - Update

6. 「Check Updates」をクリックします。

利用可能なアップデートが一覧されます。

7. 「Install Updates」をクリックします。

ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance がアップデートされます。

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3.5 登録解除とアンインストール

3.5 登録解除とアンインストールアプライアンスの仮想マシンを削除する前に、ServerView VMware vCenterPlug-in Appliance を登録解除してアンインストールする必要があります。そうしないと、vCenter サーバに登録されたままになります。MOB を使用して削除する必要があります。

1. ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI を Web ブラウザで開始します。

ログインページが表示されます。

2. ユーザの root 認証情報でログインします。

ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の Web UI のメインページが表示されます。

3. 「vCenter」タブを選択します。

4. 「Unregister and De-Install」をクリックします。

ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance が vCenter Server から登録解除されます。

5. ServerView VMware vCenter Plug-in Appliance の仮想マシンを削除できます。

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4.1 要件とローカリゼーション

4 vSphere Web Client を使用する vCenterServer へのログイン

4.1 要件とローカリゼーション要件 :vCenter Server と vSphere Web Client

vCenter Server がインストールされていること、および vCenter Server とvSphere Web Client が同じ vCenter シングルサインオンインスタンスを指していることを確認します。

Internet Explorer 11:

「インターネットプロパティ」で一定のオプションを設定する必要があります。このオプションがオンになっていないと、プロファイルの編集(38 ページの プロファイルのカスタマイズを参照)または PRIMERGY BMC システムの参照(99 ページの PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)を参照)が失敗します。

1. 「インターネットプロパティ」 - 「全般」 - 「設定」 - 「インターネット一時ファイル」の順に選択します。

2. 「保存しているページの新しいバージョンがあるかどうかの確認」で、「Webサイトを表示するたびに確認する」オプションをオンにします。

ローカリゼーション :

SV Plug-in の使用でサポートされる言語は、英語、ドイツ語、日本語です。ブラウザの言語がそのいずれかに一致する場合は、SV Plug-in に対応する言語が選択されます。

4.2 手順1. Web ブラウザを開いて vSphere Web Client の URL を入力します :

https://client-hostname:port/vsphere-client

デフォルトではポートは 9443 ですが、これは vSphere Web Client のインストール中に変更できます。

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4.3 vSphere Web Client ユーザインターフェース

2. 「ユーザ名」テキストボックスに vCenter シングルサインオンで登録されてvCenter Server で許可されているユーザ名を入力します。

3. 「パスワード」テキストボックスにパスワードを入力します。4. 「ログイン」をクリックします。

vSphere Web Client は、指定されたユーザが許可されているすべての vCenterServer システムに接続され、インベントリの表示および管理ができるようになります。

4.3 vSphere Web Client ユーザインターフェース

図 9: vSphere Web Client ユーザインターフェースのメイン部分(出典 : www.vmware.com)

vSphere Web Client のユーザインターフェース層には、データビュー、ツールバー、ナビゲーションインターフェースなどの、vSphere Web Client グラフィカルユーザインターフェースを構成するすべての Flex オブジェクトが含まれます。

vSphere Web Client グラフィカルユーザインターフェースのメイン部分は、オブジェクトナビゲータ、メインワークスペース、およびタスクとアラームのパネルです。オブジェクトナビゲータでの選択によって、vSphere Web Client メインワークスペースのコンテンツが表示されます。

オブジェクトナビゲータの「vCenter」レベルでは、vSphere オブジェクトがインベントリツリーとインベントリリストに構造化されています。オブジェクトナビ

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4.3 vSphere Web Client ユーザインターフェース

ゲータでオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトに関する情報がメインワークスペースに表示されます。

オブジェクトナビゲータを使用して仮想インフラをブラウズすると、メインワークスペースにオブジェクトワークスペースが表示されます。

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5.1 SVvCenter Service

5 構成タスクとコンセプト

5.1 SVvCenter Service「SVvCenter Service 設定の概要」を使用して、ユーザの環境にインストールされているすべての SVvCenter Service を管理できます。

パフォーマンス上の理由により、vCenter サーバごとに 1 つの SVvCenterService を推奨します。

5.1.1 SVvCenter Service 設定の概要 を開く

SV Plug-in のホームページの「はじめに」タブの下部に、「ServerViewvCenter Serviceを管理する」リンクがあります。

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「管理」を選択します。2. サブ項目「FUJITSU PRIMERGY 管理」を選択します。3. サブ項目「SVvCenter Service 設定の概要」を選択します。

vSphere Web Client のメインワークスペースで「SVvCenter Service 設定の概要」が開きます。

「デフォルトの SNMP コミュニティ」設定を使用してブレードサーバを検索します(90 ページの SVvCenter Service for MMBsを参照)。この画面に表示されるペンシルアイコンをクリックするとこのリスト(カンマ区切り)を編集できます。SVvCenter Service は、登録された MMB でトラップ送信先として設定する必要があります。

詳細は、112 ページの SVvCenter Service のプロパティを参照してください。

5.1.2 SVvCenter Service への vCenter の追加

SVvCenter Service との接続問題が発生した場合は、次の手順が役立ちます。vCenter が障害が発生している SVvCenter Service に接続されてる場合に、それを別の SVvCenter Service に接続すると、vCenter が障害が発

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5.1 SVvCenter Service

生している SVvCenter Service から接続を解除され、別の SVvCenterService に追加されます。

FUJITSU PRIMERGY ロール定義のいずれかの権限を変更して、(そのロールが割り当てられている)vCenterを別の SVvCenter Service に接続すると、ロール定義が上書きされます(44 ページの ロール定義の権限の変更を参照)。

1. 「SVvCenter Service 設定の概要」の「サービスの場所」選択ボックスでSVvCenter Service を選択します。

選択した SVvCenter Service の現在のプロパティが表示されます。

2. 「+」アイコンをクリックします。

ダイアログが開きます。

図 10: vCenter を SVvCenter Service に追加

3. 「利用可能な vCenter」チェックボックスで vCenter を 1 つ選択します。

選択した vCenter の現在の接続の状態が表示されます。

4. vCenter の管理者アカウントのユーザ名とパスワードを入力します。

5. 「接続」をクリックします。

vCenter が SVvCenter Service に追加されます。

SVvCenter Service は、ブレードサーバまたは PRIMEQUEST システムを検索し、vCenter で検出されたホストで登録し、インディケーションまたはトラップを vCenter に転送します。

FUJITSU Software ServerView Suite 35

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5.2 ServerView Profile Management Service の設定

5.1.3 vCenter 認証情報のアップデート

vCenter の認証情報のアップデートが必要な場合があります(管理者パスワードが変更された場合など)。

1. 「SVvCenter Service 設定の概要」の「サービスの場所」選択ボックスでSVvCenter Service を選択します。

選択した SVvCenter Service の現在のプロパティが表示されます。

2. 「vCenter 名」リストで目的の vCenter を選択します。

3. ペンシルアイコンをクリックします。

ダイアログが開きます。

4. vCenter の管理者アカウントのユーザ名とパスワードを入力します。

5. 「接続のアップデート」をクリックします。

SVvCenter Service で vCenter 認証情報がアップデートされます。

5.1.3.1 SVvCenter Service から vCenter を削除

SVvCenter Service には、少なくとも 1 つ vCenter を接続する必要があります。そのため、2 つ以上の vCenter が接続されている場合のみ、vCenterの接続を解除することができます。すべての vCenter を SVvCenter Serviceから接続解除する場合は、SVvCenter Service をアンインストールします。

1. 「SVvCenter Service 設定の概要」の「サービスの場所」選択ボックスでSVvCenter Service を 1 つ選択します。

選択した SVvCenter Service の現在のプロパティが表示されます。

2. 「vCenter 名」リストで目的の vCenter を選択します。

3. 「X」アイコンをクリックします。

vCenter が SVvCenter Service から接続解除されます。

5.2 ServerView Profile Management Service の設定オペレーティングシステムのないベアメタル PRIMERGY システムを SV Plug-inに追加して、ServerView プロファイルを介して ESXi オペレーティングシステムを展開できます。

そのためには、以下の操作が必要です。

1. PRIMERGY BMC システムを SV Plug-in へ追加します(100 ページのPRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加を参照)。

2. カスタマイズした ServerView プロファイルを FUJITSU PRIMERGY 管理 で

FUJITSU Software ServerView Suite 36

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5.2 ServerView Profile Management Service の設定

保存します。

3. ServerView Deployment vRealize Orchestrator ワークフローを使用してESXi OS を展開します(129 ページの PRIMERGY BMC システムの展開を参照)。

ServerView Profile Management Service は SV Plug-in の一部で、カスタムプロファイルの保存を可能にするサービスです。

各プロファイルは、JSON 形式のファイルで定義されます。ファイルには、リポジトリ設定、ネットワーク設定、ユーザデータの情報が含まれています。プロファイルファイルは SysRollout サービスに送信され、PRIMERGY BMC システムを設定します。

5.2.1 ServerView Profile Management の概要を開く

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「管理」を選択します。2. サブ項目「FUJITSU PRIMERGY 管理」を選択します。3. サブ項目「ServerView Profile Management」を選択します。

vSphere Web Client のメインワークスペースで「ServerView ProfileManagement」が開きます。

デフォルトのプロファイル

「デフォルトのプロファイル」に、SV Plug-in に付属の定義済みプロファイルのリストが表示されます。

これらの 「デフォルトのプロファイル」 は、調節しないと展開には向いていません。

Template ESXi IDE

IDE アダプタ付きの PRIMERGY BMC システム向け。Template ESXi Any Configuration

完全な RAID 構成の PRIMERGY BMC システム向け。テンプレートは RAID 構成を変更せず、ESXi OS をインストールするだけです。

Template ESXi Raid Configuration

RAID 構成を必要とする PRIMERGY BMC システム向け。

必要に応じてこのプロファイルをカスタマイズします。

l プロファイル定義をエクスポートします。l 必要に応じて RAID パラメータを調整します。

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5.2 ServerView Profile Management Service の設定

l 変更したプロファイルをインポートして、カスタムプロファイルとして保存します(38 ページの プロファイルのカスタマイズを参照)。

4. 目的のプロファイルの前にある矢印をクリックして、エントリを展開します。

このプロファイルの値のサマリが表示されます。

5.2.2 プロファイルのカスタマイズ

独自のプロファイルをニーズに合わせて設定できます。「デフォルトのプロファイル」を使用してカスタマイズします(37 ページの ServerView ProfileManagement の概要を開くを参照)。テンプレートを取得するには、プロファイルの一部の値を空白のままにして準備します。

プロファイルの処理には、機能している接続が必要です。そのため、これらの接続を定期的にチェックします。「Profile Management Service」に接続できない場合、プロファイルを設定できません。

VMware vRealize Orchestrator が vCenter に接続されていないか、FUJITSUSoftware ServerView Plug-in for VMware vRealize Orchestrator’Deployment’ がインストールされていない場合、デプロイメントプロセスを開始できません。

関連するエラーメッセージが「ServerView Profile Management」の概要の「Issues」に表示されます。

Internet Explorer 11 : 「インターネットプロパティ」で一定のオプションを設定する必要があります(31 ページの 要件とローカリゼーションを参照)。このオプションがオンになっていないと、プロファイルの編集またはPRIMERGY BMC システムの参照が失敗します。

1. 必要なプロファイルを選択します。2. 次のいずれかのアイコンをクリックします。

追加

設定ウィザードを開始します(39 ページの 設定ウィザードを参照)。

編集

設定ウィザードを開始します(39 ページの 設定ウィザードを参照)。

参照

ウィンドウが開き、プロファイル定義のソースコードが表示されます(39ページの ソースコードビューを参照)。

削除

選択したプロファイルを削除します。

FUJITSU Software ServerView Suite 38

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5.2 ServerView Profile Management Service の設定

5.2.2.1 ソースコードビュー

アイコンをクリックするとウィンドウが開き、プロファイル定義のソースコードが表示されます。

図 11: 「プロファイル定義」ビュー

1. 「Save」ボタンをクリックして変更を保存します。

5.2.2.2 設定ウィザード

Internet Explorer 11:「インターネットプロパティ」で一定のオプションを設定する必要があります(31 ページの 要件とローカリゼーションを参照)。このオプションがオンになっていないと、プロファイルの編集またはPRIMERGY BMC システムの参照が失敗します。

1. 「追加」 アイコン または「編集」アイコン をクリックすると、プロファイルの設定ウィザードが開始します。

2. プロファイルを選択

プロファイル名(必須)

プロファイルの名前説明

プロファイルのコメントプロファイル定義ソース(必須)

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5.2 ServerView Profile Management Service の設定

2 つのオプションがあります。l 新しいプロファイルのベースとして、デフォルトのプロファイルまたは

既存のカスタムプロファイルを使用できます。

「デフォルトのプロファイル」のリストから目的のプロファイルを選択します。

l 「インポートファイル」の「ブラウズ」ボタンを使用してプロファイル定義をインポートします。

インポートされたプロファイルは、JSON 形式のファイルで定義する必要があります。ファイルは解析され、有効性が検証されます。

3. イメージリポジトリ情報

ESXi の ISO イメージを保存するリポジトリを定義します。

デプロイメント中に PRIMERGY BMC システムのリポジトリにアクセスできることを確認します(ファイアウォールなど)。ESXi の構成は ISOイメージと一致する必要があります。

セキュリティの問題: パスワードはプレーンテキストで保存されます。セキュリティ上の理由から、デプロイメントの直前に入力してください。

4. イメージリポジトリ情報

ESXi の ISO イメージを保存するリポジトリを定義します。

デプロイメント中に PRIMERGY BMC システムのリポジトリにアクセスできることを確認します(ファイアウォールなど)。ESXi の構成は ISO イメージと一致する必要があります。

セキュリティの問題: パスワードはプレーンテキストで保存されます。セキュリティ上の理由から、デプロイメントの直前に入力してください。

5. ユーザデータ情報

セキュリティの問題: パスワードはプレーンテキストで保存されます。セキュリティ上の理由から、デプロイメントの直前に入力してください。

パスワードを入力する場合、「パスワード確認」フィールドのエントリと一致する必要があります。

6. 共通のネットワーク情報

2 つのオプションがあります。

l DHCP を使用する

l 「ネットワーク設定マニュアル」で、「ネットワークゲートウェイ」(必

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5.3 IPMI 設定

須)、「IPサブネットマスク」(必須)、「ドメイン名」(必須)、「DNSServer」(必須)のネットワークパラメータを個別に設定できます。

7. プロファイルを保存する

設定をまとめます。

「完了」ボタンをクリックして、新しいプロファイルを「Profile ManagementService」に保存します。

5.3 IPMI 設定IPMI 設定のユーザ名とパスワードを vCenter Server で設定して特定の操作を実行します。

認証情報の編集は慎重に行ってください。無効な認証情報を入力すると、数分後にエラーメッセージが表示されます。IPMI を構成して誤った認証情報を入力すると、設定が変更されなくなります。

ESXi ホスト :

ESXi ホストで iRMC ベースの各種アクションにアクセスするには、IPMI 認証情報(ユーザ名とパスワード)を設定する必要があります。l 識別灯を切り替える

l シングルサインオンで iRMC Web インターフェースを起動する

l リモートコンソール(AVR)を起動する

l システムレポートを開始する

l Offline Update ワークフローを開始する

さらに、認証情報を設定すると、IPMI を通じてシステムから監視データを表示できるようになります。これは、CIM Provider に問題が発生した場合に便利です。

手順 :

iRMC ユーザアカウントには、iRMC の起動時にシングルサインオンを使用するためや、SV Plug-in から他の IPMI アクションを起動するために、「Administrator」 または 「OEM」 の LAN アクセス権限を持たせる必要があります。ただし、現在の vCenter ユーザのロールに依存して iRMC 権限を制限することができます。詳細は、44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照してください。

1. vSphere Web Client を使用して vCenter Server にログインします(31 ページの vSphere Web Client を使用する vCenter Server へのログインを参照)。

2. 「FUJITSU PRIMERGY アクション」 の「IPMI 設定...」 を起動します(67

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

ページの FUJITSU PRIMERGY アクションの開始を参照)。

3. 「IPMI 設定」項目/アイコンをクリックします。

次のダイアログが表示されます。

図 12: SV Plug-in の IPMI 設定ダイアログ(ESXi host の例)

4. 「ログイン」と「パスワード」に入力します。

5. 「設定」をクリックしてユーザ認証情報を vCenter Server に送信して保存します。

このユーザ情報を vCenter Server に保存したら、変更された場合以外はこの操作を行う必要はありません(認証情報がホストで変更された場合など)。

5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMCシングルサインオン4 つの新しいロール定義が SV Plug-in に追加されました。これらは、iRMC Webインターフェイスとリモートコンソール(AVR)の起動時にシングルサインオンを使用するために設計されています。すべてのロール定義には、システム権限および「ホスト.CIM.CIM 相互作用」権限が含まれ、後者は SV Plug-in 自身が動作するために必要です。詳細は、43 ページの FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義を参照してください。

拡張 iRMC 権限を FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義に追加できます(44ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照)。また、FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義を使用して iRMC 機能を制限することもできます(48 ページの ロール定義を使用して iRMC 機能を制限する例を参照)。

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「ロール定義」サブタブ(59 ページの ロール定義を参照)には、事前に定義された FUJITSUPRIMERGY ロールがリストされます。インストール後にロール定義を再構成すると、SV Plug-in の正しい処理に適切な変更であるかマークされます。

5.4.1 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義

4 つの新しいロール定義が SV Plug-in に追加されました。

FUJITSU PRIMERGY Plug-in Administrator

「Administrator」 レベルの iRMC LAN アクセス権限でのシングルサインオンを使用して iRMC Web インターフェイス、および AVR を起動するために必要な、すべての権限が含まれます。ユーザは、アラームの設定も変更できます。

FUJITSU PRIMERGY Plug-in Super Operator

iRMC LAN アクセス権限 「Operator 」と拡張 iRMC 権限「ConfigureBMC」、「RemoteStorage」 、「AVR」 でのシングルサインオンを使用して iRMC Web インターフェイスを起動するために必要な、SV Plug-in Administrator 権限のサブセットが含まれます。一部設定の変更を行うことができます(ただし、ファームウェアの変更などはできません)。アラームに応答することもできます。iRMC Web インターフェイス内から AVR を起動できます。

FUJITSU PRIMERGY Plug-in Operator

iRMC LAN アクセス権限 「Operator」 と拡張 iRMC 権限 「AVR」 でのシングルサインオンを使用して iRMC Web インターフェイスを起動するために必要な権限のみ含まれます。ホストのシャットダウン/リブートはできますが、設定の変更はできません。アラームに応答することもできます。iRMC Web インターフェイス内から AVR を起動できます。

FUJITSU PRIMERGY Plug-in Monitor

iRMC LAN アクセス権限 「User」 と拡張 iRMC 権限「AVR」 でのシングルサインオンを使用して iRMC Web インターフェイスを起動するために必要な権限のみ含まれます。iRMC Web インターフェイス内から AVR を起動できます。

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

5.4.2 ロール定義の権限の変更

SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「ロール定義」サブタブには、事前に定義された FUJITSU PRIMERGY ロール定義がリストされます。これはインストールプロセス中に生成されます(59 ページの ロール定義を参照)。

インストール後にロール定義を再構成すると、SV Plug-in の正しい処理に適切な変更であるかマークされます。

FUJITSU PRIMERGY ロール定義の設定ロール定義のいずれかの権限を変更するには、vSphere Web Client ユーザインターフェースを使用します。

FUJITSU PRIMERGY ロール定義のいずれかの権限を変更する必要がある場合は、ロールのクローンを作成してクローンの権限を変更します。SV Plug-in バージョンをアップデートしたり、vCenter を別の SVvCenterService に接続すると、ロール定義が上書きされます。

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「管理」を選択します。2. サブ項目「ロール」を選択します。3. ドロップダウンメニューから vCenter サーバシステムを選択します。4. ロールを選択して「ロールの編集アクション」をクリックします。5. ロールの権限を選択します。6. 「OK」をクリックします。

5.4.3 シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始

iRMC 機能を 「Administrator」 として開始するとシングルサインオンを使用できます。ホストの iRMC S4 ファームウェアバージョンが V7.73F 以降の場合、SSO環境を拡張して、権限が少ないユーザがシングルサインオンを使用できるようにすることができます。iRMC Web インターフェイスを起動すると、iRMC LAN アクセス権限が、vCenter ユーザの権限レベルに合わせて調整されます。

5.4.3.1 シングルサインオンの要件

シングルサインオンを使用して iRMC 機能を実行するには、次の要件を満たす必要があります。

l 「Administrator」 /「OEM」 LAN アクセス権限(41 ページの IPMI 設定を参照)を持つ iRMC ユーザアカウントを使用して、IPMI 認証情報を設定する必要があります。

l vCenter ユーザの権限を FUJITSU PRIMERGY ロール定義で定義する必要があります。SV Plug-in ロール 「Administrator」 はシングルサインオンを使用で

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

きますが、権限の少ないユーザは、ファームウェアバージョンが V7.73F 以降の iRMC S4 を使用する場合のみシングルサインオンを使用できます。

5.4.3.2 シングルサインオンを使用する iRMC 機能

識別灯ボタン LEDIPMI 認証情報が設定されている場合(41 ページの IPMI 設定を参照)、vCenterユーザは識別灯ボタン LED のオン/オフを切り替えることができます。

リモートコンソール(AVR)シングルサインオンを使用して AVR を直接起動するには、vCenter ユーザがFUJITSU PRIMERGY Plug-in Administrator ロールで定義される権限を持つ必要があります(43 ページの FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義を参照)。ただし、AVR はどのユーザでも iRMC Web インターフェース内から起動できます。

iRMC Web インターフェースvCenter ユーザの権限が FUJITSU PRIMERGY Plug-in Administrator ロールで定義される権限を持つ場合(43 ページの FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義を参照)、シングルサインオンを使用して iRMC を起動できるようになります。

それ以外の場合はすべて、iRMC は iRMC ユーザがログインして起動できます。

5.4.3.3 iRMC S4 Web Interface SSO 拡張

ホストにファームウェアバージョンが V7.73F 以降の iRMC S4 が搭載されている場合、シングルサインオンアクセスは 「Super Operator」、「Operator」、「Monitor」 のロールを持つ vCenter ユーザに拡張されます。

iRMC S4 Web インターフェイスはこれらの 3 つの iRMC ロールのうちの 1 つがあれば起動できます。

l Administrator

l Operator

l User

iRMC 拡張権限iRMC は、ロールと共に付与できる拡張権限を 4 つ提供します。

l ConfigureBMC - ホストでシステム構成を行いますl AVR - AVR(Advanced Video Redirection)を起動しますl ConfigureUsers - ユーザアカウント(iRMC、CAS、LDAP)を設定しますl RemoteStorage - リモートイメージおよびメディアの操作を行います

これらの拡張権限は iRMC ロールと共に使用できます。すべてのユーザが iRMCWeb インターフェース 内から AVR を起動できます。ConfigureBMC 権限は、

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

iRMC 設定機能に拡張アクセスできるため、事前に定義された SV Plug-in 「SuperOperator」 ロール(43 ページの FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義を参照)の使用を推奨します。

RemoteStorage および ConfigureUsers 権限は 1 つの vCenter 権限にのみマップされます。

l RemoteStorage : Host.Config.Storagel ConfigureUsers : Host.Local.ManageUserGroups

そのため、SV Plug-in 「Operator」 または 「Monitor」 ロール(48 ページのロール定義を使用して iRMC 機能を制限する例を参照)に簡単に追加できます。

FUJITSU PRIMERGY SV Plug-in ロールと iRMC S4 Web インターフェイス機能の相関関係次の表に、FUJITSU PRIMERGY SV Plug-in ロール定義と iRMC S4 Web インターフェイス機能の相関関係を示します。

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

事前に定義されたFUJITSUPRIMERGYvCenter ロール定義

iRMC LAN アクセス権限

iRMC Web インターフェース 機能

FUJITSUPRIMERGY Plug-inAdministrator

Administrator iRMC Web インターフェース のすべての機能を実行可能

l 設定と情報の表示l 識別灯ボタン LED のオン/オフの

切り替えl システムシャットダウン/リブート

の実行l リモートイメージマウントl メディアオプションの設定l システム設定l RAID 構成l Prime Collectl AIS Connectl システムレポートl BIOS のバックアップおよびアッ

プデートl iRMC のリブートおよびアップ

デートl 内部イベントログの表示/クリアl ユーザの設定l AVR の起動

FUJITSUPRIMERGY Plug-inSuper Operator

Operator +

ConfigureBMC

RemoteStorage

AVR

l 設定と情報の表示l 識別灯ボタン LED のオン/オフの

切り替えl システムシャットダウン/リブート

の実行l リモートイメージマウントl メディアオプションの設定l システム設定l AVR の起動

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

事前に定義されたFUJITSUPRIMERGYvCenter ロール定義

iRMC LAN アクセス権限

iRMC Web インターフェース 機能

FUJITSUPRIMERGY Plug-inOperator

Operator +RemoteStorageAVR

l 設定と情報の表示l 識別灯ボタン LED のオン/オフの

切り替えl システムシャットダウン/リブート

の実行l リモートイメージマウントl メディアオプションの設定l AVR の起動

FUJITSUPRIMERGY Plug-inMonitor

User +

AVR

l 設定と情報の制限されたセットを表示

l 識別灯ボタン LED のオン/オフの切り替え

l AVR の起動

5.4.4 ロール定義を使用して iRMC 機能を制限する例

この例では、FUJITSU PRIMERGY SV Plug-in ユーザ 「Monitor」 にシングルサインオンを使用した iRMC へのアクセスが制限されます。

管理者が、ごく限られた権限を持つユーザを作成しようと考えているとします。ユーザは LAN アクセス権限 「User」 をを使用して iRMC Web インターフェースを起動できますが、システムに対して変更を加えたり、システムシャットダウンを行うことはできません。

1. ユーザが作成されます(「monitor」 など)

2. ターゲット(vCenter、クラスタ、シングルホスト)は、権限を持つように設定されます

l ユーザ : monitorl ロール : FUJITSU PRIMERGY Plug-in Monitor

5.4.4.1 vCenter ユーザ「monitor」および SSO を使用しない iRMC アクセス(iRMC S2、S3、S4)

状況 :l ユーザはログインすると iRMC Web インターフェース を起動できますが、

iRMC ユーザ名とパスワードを使用してログインする必要があります。

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

l ユーザはそのアカウントに対応する LAN アクセス権限を持ちます。l IPMI 認証情報は使用されなくなります。

vSphere Web Client :SSO 権限を使用しない(および iRMC ファームウェアバージョンが V7.73F より前)ユーザ、または IPMI 認証情報が設定されていないユーザ。

図 13: 例 : vCenter ユーザ「monitor」および SSO を使用しない iRMC アクセス - vSphereWeb Client

SV Plug-in :

図 14: 例 : vCenter ユーザ「monitor」および SSO を使用しない iRMC アクセス - SV Plug-in

5.4.4.2 vCenter ユーザ「monitor」および iRMCユーザ「User」として SSO を使用する iRMC アクセス

状況 :l 「Super Operator」、「Operator」、「Monitor」 のvCenter ユーザに SSO

アクセスを提供するには、ホストにファームウェアバージョンが V7.73F 以降の iRMC S4 が搭載されている必要があります。

l IPMI 認証情報は、LAN アクセス権限 「Administrator」/「OEM」(44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照)を持つ iRMC ユーザとして設定する必要があります(例:「admin」/「admin」)。

ユーザはログインすると SSO を使用して iRMC Web インターフェース を起動できますが、LAN アクセス権限 User のみ保持します。

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

vSphere Web Client :以下の図に、FUJITSU PRIMERGY Plug-in Monitor ロールを持ち IPMI 認証情報が設定され(「admin」/「admin」)、ホストに iRMC ファームウェアが V7.72F以降の新しいバージョンが搭載されている vCenterユーザのビューを表示します。

図 15: 例 : vCenter ユーザ「monitor」および iRMCユーザ「User」として SSO を使用するiRMC アクセス - vSphere Web Client

SV Plug-in :以下の図に、ユーザ 「admin」でログインしますが、LAN アクセス権限 「User」を使用する iRMC Web インターフェース を示します。ユーザ 「admin」 は、ユーザに許可されたアクションのみ(識別灯ボタン LEDの切り替えなど)実行できますが、システムシャットダウンの実行やシステムの設定は一切できません。

図 16: 例 : vCenter ユーザ「monitor」および iRMCユーザ「User」として SSO を使用するiRMC アクセス - SV Plug-in

5.4.4.3 vCenter ユーザ「monitor2」および iRMC「User」アクセスおよび拡張権限「RemoteStorage」

状況 :この例では、vCenter 管理者がユーザ 「monitor2」 を作成します。このユーザは、SSO を使用して iRMC ユーザ 「User」 として iRMC S4 を起動できますが、リモートイメージをマウントすることもできます。

FUJITSU Software ServerView Suite 50

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

この場合、事前に定義されているよりも多くの権限を付与する必要があります。

FUJITSU PRIMERGY ロール定義のいずれかの権限を変更する必要がある場合は、ロールのクローンを作成してクローンの権限を変更します。SV Plug-in バージョンをアップデートしたり、vCenter を別の SVvCenterService に接続すると、ロール定義が上書きされます。

vCenter 管理者は以下を実行する必要があります。

1. iRMC S4 のファームウェアを V7.73F 以降にアップデートします。2. LAN アクセス権限が 「Administrator」 または 「OEM」 のユーザアカウント

を使用して IPMI 認証情報を設定します。3. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータの「管理」-「ロール」で、以

下を行います。

a. 「FUJITSU PRIMERGY Plug-in Monitor」ロールを選択してこのロールのクローンを作成します。

b. このクローンの名前を「PluginMonitorPlusStorage」に変更します。c. 権限 ホスト->構成->ストレージ パーティション構成 を「FUJITSU

PRIMERGY Plug-in Monitor」ロールに追加します。d. 「FUJITSU PRIMERGY Plug-in Monitor」ロールを保存します。

4. 「monitor2」という名前の新しい vCenter ユーザを作成します。

5. ユーザがこの機能を持たせる vCenter またはホストに移動します。

a. コンテキストメニューで「All vCenterActions」-「権限の追加」を選択します。

b. ユーザ 「monitor2」 を選択してロール PluginMonitorPlusStorage を割り当てます。

vSphere Web Client :「Monitor2」 としてログインすると、ユーザはホストの SV Plug-in ビューに移動して、iRMC Web インターフェース を起動できます。

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5.4 FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオン

図 17: vCenter ユーザ「monitor2」および iRMC「User」アクセスおよび拡張権限「RemoteStorage」- vSphere Web Client

SV Plug-in :ユーザは iRMC 管理者 「admin」 としてログインしますが、LAN アクセス権限「User」 のみ使用します。ただし、リモートストレージアクションも実行できます。

図 18: 例 : vCenter ユーザ「monitor2」および iRMC「User」アクセスおよび拡張権限「RemoteStorage」- SV Plug-in

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6.1 エントリポイント

6 SV Plug-in の「はじめに」および「概要」SV Plug-in のホームページ FUJITSU PRIMERGY には、最初に「はじめに」ビューが表示されています。ナビゲータツリー項目「FUJITSU PRIMERGY」のリンクから、SV Plug-in ホームページのビューを表示できます。FUJITSUPRIMERGY の「概要」ビューには、SV Plug-in が提供する情報項目の概要が表示されます。また、「Plug-in Definitions」ビューもあり、すべての FUJITSUPRIMERGY イベントがリストされるほか、FUJITSU PRIMERGY アラーム、およびエンティティに権限を割り当てる場合に使用できるロール定義が表示されます(42 ページの FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオンを参照)。

6.1 エントリポイントvSphere Web Client の「ホーム」ページには、次の 2 つのリンクがあります。

l vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータの、「FUJITSUPRIMERGY」 リンク。

l vSphere Web Client のメインワークスペースの、「FUJITSU ServerViewSuite」 リンク。

どちらのリンクも SV Plug-in のホームページの「はじめに」ビューに移動します。

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6.2 SV Plug-in のホームページのビュー

図 19: SV Plug-in のホームページの「はじめに」ビューへのリンク

6.2 SV Plug-in のホームページのビューSV Plug-in のホームページには次のビューが含まれます。

はじめにSV Plug-in のホームページの「はじめに」ビューには、SV Plug-in に関する一般的な情報が表示されます(55 ページの 「はじめに」ビューを参照)。

概要ホームページの「概要」ビューには、SV Plug-in が提供する情報項目の概要が表示されます(56 ページの 概要ビューを参照)。

Plug-in DefinitionsSV Plug-in のホームページの「Plug-in Definitions」ビューには、「イベント定義」、「アラーム定義」、「ロール定義」などのいくつかのサブタブがあります。SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「イベント定義」サブタブには、SV Plug-in で設定されるイベント定義がリストされます(57 ページの イベント定義を参照)。

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6.3 「はじめに」ビュー

SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「アラーム定義」サブタブには、事前に定義された FUJITSU PRIMERGY アラームがリストされます(58 ページの アラーム定義を参照)。SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「ロール定義」サブタブには、エンティティに権限を割り当てる場合に使用できるロール定義がリストされます(59 ページの ロール定義および42 ページの FUJITSUPRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオンを参照)。

6.3 「はじめに」ビュー1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「FUJITSU

PRIMERGY」項目を選択します。

SV Plug-in のホームページの「はじめに」ビューが開きます。

SV Plug-in のホームページの「はじめに」ビューには、SV Plug-in に関する一般的な情報が表示されます。

SV Plug-in の「はじめに」ページの下部には、次のような複数のリンクがあります。

ブレードサーバ、PRIMEQUEST サーバの概要と、他の Plug-in コンポーネントを表示する

「概要」ビューへのリンク(56 ページの 概要ビューを参照)。イベント、アラームとロールの説明を管理する

「Plug-in Definitions」ビューへのリンク(57 ページの 「Plug-inDefinitions」ビューを参照)。

ServerView vCenter Servicesを管理する

「SVvCenter Service 設定の概要」ビューへのリンク(110 ページのvSphere Web Client のイベント管理の統合および97 ページの PRIMEQUESTシステムの SVvCenter Serviceを参照)

デプロイメントの為のServerView Profilesを管理する

「ServerView Profile Management」の概要へのリンク(37 ページのServerView Profile Management の概要を開くを参照)。

ServerView Plug-in マニュアル

オンラインバージョンのユーザガイド『FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vCenter』へのリンク

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6.4 概要ビュー

6.4 概要ビュー1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「FUJITSU PRIMERGY

概要」項目を選択します。

SV Plug-in のホームページの「概要」ビューが開きます。

ホームページの「概要」ビューには、SV Plug-in が提供する情報項目の概要が表示されます。

図 20: SV Plug-in のホームページの「概要」ビュー

MMB ビューSVvCenter Service によって検出されたすべての PRIMERGY ブレードサーバの概要。PRIMERGY ブレードサーバのホストの状態も参照できます。1. 項目ボックスのタイトルをクリックすると、この MMB ノードに関する詳細

情報が表示されるビューが開きます(86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照)。

PRIMEQUEST ビューSVvCenter Service によって検出されたすべての PRIMEQUEST システムの概要。PRIMEQUEST システムのパーティションの状態も参照できます。1. 項目ボックスのタイトルをクリックすると、この PRIMEQUEST システム

に関する詳細情報が表示されるビューが開きます(93 ページのPRIMEQUEST システムの SV Plug-in 情報を参照)。

クラスタビューSVvCenter Service によって検出されたすべてのクラスタの概要。クラスタのホストの状態も参照できます。1. 項目ボックスのタイトルをクリックすると、このクラスタに関する詳細情報

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6.5 「Plug-in Definitions」ビュー

が表示されるビューが開きます(76 ページの vCenter またはクラスタのホストサーバの監視を参照)。

vCenter ビューSVvCenter Service によって検出されたすべての vCenter の概要。vCenter のホストの状態も参照できます。1. 項目ボックスのタイトルをクリックすると、この vCenter に関する詳細情報

が表示されるビューが開きます(76 ページの vCenter またはクラスタのホストサーバの監視を参照)。

SVvCenter Service使用可能なすべての SVvCenter Service の概要。SVvCenter Service のホストの状態も参照できます。1. 項目ボックスのタイトルをクリックすると、この SVvCenter Service に関

する詳細情報が表示されるビューが開きます(112 ページの SVvCenterService のプロパティを参照)。

6.5 「Plug-in Definitions」ビュー1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「FUJITSU

PRIMERGY」-「Plug-in Definitions」項目を選択します。

SV Plug-in のホームページの「Plug-in Definitions」ビューが開きます。

SV Plug-in のホームページの「Plug-in Definitions」ビューには、「イベント定義」、「アラーム定義」、「ロール定義」などのいくつかのサブタブがあります。

6.5.1 イベント定義

SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「イベント定義」サブタブには、SV Plug-in で設定されるイベント定義がリストされます。ユーザの環境に複数の vCenter がある場合は、「プロバイダ」で定義を表示するvCenter を選択できます。

ホストが SVvCenter Service で監視される場合は、これらのインディケーションがvCenter イベント管理に転送されます(110 ページの vSphere Web Client のイベント管理の統合を参照)。また、SVvCenter Service は、登録された MMB が送信する SNMP トラップ(90 ページの SVvCenter Service for MMBsを参照)および PRIMEQUEST システム(97 ページの PRIMEQUEST システムの SVvCenterServiceを参照)をリッスンします。

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6.5 「Plug-in Definitions」ビュー

図 21: SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「イベント定義」

このタブの一般的なリストには、「イベントタイプ」、「監視タイプ」、「説明」カラムがあり、これらの項目を基準にして並べ替えができます。

選択したリストエントリの詳細が右側に表示されます。

6.5.2 アラーム定義

SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「アラーム定義」サブタブには、事前に定義された FUJITSU PRIMERGY アラームがリストされます。ユーザの環境に複数の vCenter がある場合は、「プロバイダ」で定義を表示する vCenter を選択できます。

図 22: SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「アラーム定義」

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6.5 「Plug-in Definitions」ビュー

新しいアラーム定義では、イベントのターゲットタイプ(ホスト、MMB、PRIMEQUEST)に依存する固有のアラームアクションを定義できます。

SV Plug-in の新規およびアップデートインストールの後、アラームへの変更(アクションなど)は失われます。必要に応じてアクションを設定し直す必要があります。

一般的にイベント/アラーム処理のテストに使用できるテストアラームもあります。これは、テストイベントからトリガされます。これらの新しい定義のすべては、アクションを含まず無効にされています。これらを使用するには、有効にする必要があります。そうすれば、それぞれのアクションを設定できます。

「定義」フィールドには、このアラームを定義する vCenter の名前が表示されます。この名前は、vCenter の「アラームマネージャ」へのリンクを形成します。

1. アラームを定義する vCenter の アラームマネージャ を開くには、「定義」フィールドの vCenter の名前をクリックします。

6.5.3 ロール定義

SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「ロール定義」サブタブには、事前に定義された FUJITSU PRIMERGY のロールがリストされます。ユーザの環境に複数の vCenter がある場合は、「プロバイダ」で定義を表示する vCenter を選択できます。

このビューには、インストールプロセス中に生成される FUJITSU PRIMERGYvCenter ロール定義が表示されます。これらのロール定義には SV Plug-in アクションを実行する最小の権限レベルが記述され、これらを使用して権限をエンティティに割り当てることができます。詳細は、43 ページの FUJITSU PRIMERGYvCenter ロール定義を参照してください。

コンセプト、およびこれらのロール定義を使用した iRMC 機能の制限に関する詳細は、42 ページの FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義と iRMC シングルサインオンを参照してください。

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6.5 「Plug-in Definitions」ビュー

図 23: SV Plug-in のホームページにある「Plug-in Definitions」ビューの「ロール定義」

「Defined For」フィールドには、このロール定義の割り当て先の vCenter(クラスタ、ホスト)の名前が表示されます。また、ロール定義が割り当てられたユーザも表示できます。

インストール後にロール定義を再構成すると、SV Plug-in の正しい処理に適切な変更であるが次のようにマークされます。

*

この権限は事前に定義されていなかったため、インストール後に追加されました。SV Plug-in を正しく処理するために必要ではありません。

***(赤で表示)

この権限がありません。インストール以降に削除されたため、SV Plug-in を正しく処理するにはもう一度追加する必要があります。

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7 ESXi ベースのホストの監視SV Plug-in は、ESXi ベースのホストを監視するためのさまざまなオプションを提供します。

選択したホストの情報状態アイコンで素早く情報を提供し、詳細ビューで詳しい情報を提供します。63ページの 選択したホストに関する情報 - 状態項目およびビューを参照してください。

通常の運用では、SV Plug-in では、ServerView ESXi CIM Provider が一般に提供するホストシステムの値を表示します。ホストに古いバージョンのServerView ESXi CIM Provider がある場合、外部記憶装置の値は LSI CIMProvider から提供されます(70 ページの 「外部記憶装置」ビューを参照)。IPMI 認証情報が設定されている場合は、ほとんどの外部記憶装置の値を IPMI で監視することもできます。65 ページの IPMI 経由のエージェントレス管理を参照してください。IPMI 経由では、一部の値を利用できません。CIM と IPMI の通信インターフェースを切り替えられます。詳細は、65 ページの IPMI 経由のエージェントレス管理を参照してください。

FUJITSU PRIMERGY アクション数多くのアクション項目で監視ツールの呼び出しとホストの設定をサポートします。66 ページの FUJITSU PRIMERGY アクション(iRMC ベースのオペレーション)を参照してください。

リモートコンソール(AVR)または iRMC Web インターフェース を起動した場合、SV Plug-in は現在のユーザの権限を考慮します。44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照してください。

vSphere Web Client のイベント管理の統合SV Plug-in には SVvCenter Service が含まれ、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントを vCenter イベント管理に転送して vSphere Web Client で監視します(110 ページの vSphere Web Client のイベント管理の統合を参照)。

eLCM Offline Update を起動することによる選択したホストの管理オフラインアップデートは、iRMC S4 の自動アップデート機能を拡張します。ネットワークまたはストレージのコントローラファームウェアなどのシステムコンポーネントは、オフラインアップデートモードでアップデートできます。

SV Plug-in では、ホストで eLCM を使用してオフラインアップデートを開始できます(120 ページの eLCM によるオフラインアップデートを参照)。

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7.1 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報へのアクセス

7.1 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報へのアクセス1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter インベントリ

リスト」 を選択します。2. 「リソース」で「ホスト」を選択します。3. 必要なホストを選択します。

目的のホストが CX ホストの場合、82 ページの FUJITSU PRIMERGY固有のノードの監視で詳細情報を確認してください。

4. 「監視」タブをクリックします。

「監視」タブが表示され、一番上に第 2 レベルの一連のタブが表示されます。

これらの第 2 レベルのタブの 1 つが「FUJITSU PRIMERGY」で、SV Plug-inのビューが表示されます。

「FUJITSU PRIMERGY」第 2 レベルタブは、次の 2 つの条件を満たす場合のみ使用できます。

l 選択したホストのベンダが Fujitsu であること。l ESXi OS のバージョンが V5.0 以降であること。

5. 「FUJITSU PRIMERGY」サブタブをクリックして、SV Plug-in のインターフェースを表示します。

7.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報

図 24: ESXi ホストの SV Plug-in 情報

FUJITSU Software ServerView Suite 62

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7.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報

7.2.1 選択したホストに関する情報 - 状態項目およびビュー

データ取得タイミング :SV Plug-in を呼び出すと、ホスト上の ServerView ESXi CIM Provider のデータを取得します。状態項目ツリーをクリックすると、SV Plug-in はServerView ESXi CIM Provider のデータを再び取得します。vSphere の

「更新」アイコン をクリックすると、新しいデータ取得サイクルが開始します。

通常の運用では、SV Plug-in では、ServerView ESXi CIM Provider が一般に提供するホストシステムの値を表示します。ホストに古いバージョンのServerView ESXi CIM Provider がある場合、外部記憶装置の値は LSI CIMProvider から提供されます(70 ページの 「外部記憶装置」ビューを参照)。IPMI 認証情報が設定されている場合は、ほとんどの外部記憶装置の値を IPMIで監視することもできます。65 ページの IPMI 経由のエージェントレス管理を参照してください。IPMI 経由では、一部の値を利用できません。CIM とIPMI の通信インターフェースを切り替えられます。詳細は、65 ページの IPMI 経由のエージェントレス管理を参照してください。

SV Plug-in ビューの左側にあるメインワークスペースに、状態項目ツリーがあります。

1. 項目をクリックすると、状態項目ツリーの右側に詳細情報が表示されます。

l 各項目の前に状態アイコンが表示されます。

OK

非冗長

エラー存在しない

この項目をクリックしても、状態項目ツリーの右側に情報は表示されません。

不明

データ取得中l 状態項目ツリーを折り畳んだり展開したりすることにより、右側の詳細情報

の状態を増やしたり減らしたりできます。l 右側の詳細情報は表形式で表示されます。必要に応じてカラム幅の変更やカ

ラムの並べ替えができます。

FUJITSU Software ServerView Suite 63

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7.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報

状態項目およびビュー

ServerView ESXi CIM Provider V6.31 を使用すると、いくつかの新しい値を使用できます(以降、SVCIMp と示されます)。

一部のコンポーネントには、新しい値 CSS(Customer Self-Service)を表示できます。これらは、エラーの場合にお客様自身で交換可能なコンポーネントです。

情報

ホストに関する一般的な情報 :システム名、サーバモデル、UUID、シリアル番号、システム資産タグ、BIOSバージョン、CIM Providerバージョン、iRMC ファームウェアバージョン、OSバージョン、イメージプロファイル、全メモリ

ファン

システムに取り付けられているファンに関する情報 :状態、名称、回転数、最大回転数(SVCIMp< V6.31)、定格回転数(SVCIMp< V6.31)、異常時動作、シャットダウン待ち時間、ステータス、Quality(回転数/ 定格回転数)(SVCIMp >=V6.31)、CSS(SVCIMp>=V6.31)

ブレードを選択している場合は、ファンに関する情報は表示できません。MMB ノードのファンに関する情報については、86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照してください。

温度

システムに取り付けられている温度センサに関する詳細情報 :状態、名称、温度、警告レベル、危険レベル、異常時動作、ステータス

電源

システムに取り付けられている電源に関する情報 :状態、名称、ステータス、製品名(VCIMp >=V6.31)、CSS(SVCIMp>=V6.31)

ブレードを選択している場合は、電源に関する情報は表示できません。MMB ノードの電源に関する情報については、86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照してください。

CPU

システムプロセッサの構成に関する詳細情報 :状態、名称、周波数(MHz)、製造元、タイプ、L1 キャッシュ、L2 キャッシュ、L3 キャッシュ、有効コア数、コア数、論理スレッド数、ステータス、CSS(SVCIMp >=V6.31)

メモリ

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7.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報

システムに取り付けられているメモリモジュールに関する詳細情報 :状態、名称、タイプ、サイズ、周波数(MHz)、ステータス、最大周波数(SVCIMp >=V6.31)、電圧(SVCIMp >=V6.31)、CSS(SVCIMp>=V6.31)、製造元(SVCIMp >=V6.31)、シリアル番号(SVCIMp>=V6.31)

外部記憶装置

検出された RAID コントローラの概要、およびそれらの論理ドライブと物理ディスクの詳細(70 ページの 「外部記憶装置」ビューを参照)。

Driver Monitor

ホストのコンポーネントの概要、および管理対象サーバの OS イベントログに含まれる関連するイベント(73 ページの 「Driver Monitor」ビューを参照)。

ネットワーク

システムで構成されているネットワークインターフェースに関する情報 :名前、タイプ (プライマリまたは iRMC)、IP アドレス、MAC アドレス

コンポーネントにアクセスできない場合は、その状態情報は表示できません。

ウォッチドッグ

システムで構成されているウォッチドッグに関する情報 :タイプ、有効、アクション、タイムアウト時間

コンポーネントにアクセスできない場合は、その状態情報は表示できません。

システムイベントログ

システムイベントログで検出されたエントリと原因/解決情報のリスト。

ServerView ESXi CIM Provider V6.31 以降はシステムイベントログビューをサポートします。エントリは CIM によって自動的に取得されます。ServerView ESXi CIM Providerのバージョンが 6.31 より前の場合は、IPMI 認証情報(41 ページの IPMI 設定を参照)を設定してホストからシステムイベントログのエントリを取得する必要があります。

7.2.2 IPMI 経由のエージェントレス管理

IPMI 認証情報が設定されている場合は、ほとんどの外部記憶装置の値を IPMI で監視することもできます(41 ページの IPMI 設定を参照)。

具体的には、以下のビューに変更があります。

「Driver Monitor」ビュー

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7.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報

「Driver Monitor」ビューは IPMI 経由では利用できません。「外部記憶装置」ビュー

IPMI 経由では、「外部記憶装置」ビューには、物理ディスクおよびその状態の一覧が表示されます。IPMI 経由では、一部の値を利用できません。

CIM と IPMI の切り替えSV Plug-in ビューの左側にあるメインワークスペースに、状態項目ツリーがあります(63 ページの 選択したホストに関する情報 - 状態項目およびビュー を参照)。

左側には、状態項目ツリーの上に、2 つのアイコンが表示されます。

CIM 通信インターフェースを使用中です。1. このアイコンをクリックすると、IPMI 通信インターフェースの使用に切り替

わります。

IPMI 通信インターフェースを使用中です。1. このアイコンをクリックすると、CIM 通信インターフェースの使用に切り替

わります。

7.2.3 FUJITSU PRIMERGY アクション(iRMC ベースのオペレーション)

SV Plug-in は、選択したホストの機能に依存するいくつかの 「FUJITSUPRIMERGY アクション」 を提供します。

ESXi ホストで iRMC ベースの各種アクションにアクセスするには、IPMI 認証情報(ユーザ名とパスワード)を設定する必要があります。

l 識別灯を切り替える

l シングルサインオンで iRMC Web インターフェースを起動する

l リモートコンソール(AVR)を起動する

l システムレポートを開始する

l Offline Update ワークフローを開始する

さらに、認証情報を設定すると、IPMI を通じてシステムから監視データを表示できるようになります。これは、CIM Provider に問題が発生した場合に便利です。

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7.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報

認証情報が設定されていない場合や、ユーザにアクションを実行する権限がない場合でも、これらの IPMI ベースのアクションはコンテキストメニューで常に有効です。この場合、アクションが開始されるとエラーメッセージが表示されます。

IPMI 設定のユーザ名とパスワードの設定方法については、41 ページの IPMI 設定を参照してください。

7.2.3.1 FUJITSU PRIMERGY アクションの開始

これらの FUJITSU PRIMERGY アクション のいずれかを開始するには、次の 2 つの方法があります。

l メインワークスペースの SV Plug-in インターフェースの左上に、最大 10 個のアイコンが表示されます。

l FUJITSU PRIMERGY アクション は、SV Plug-in インターフェースに関係なく開始できます。1. vSphere Web Client の中央ペインのインベントリツリーで、必要なホスト

を選択します。2. 「アクション」メニューに「FUJITSU PRIMERGY」サブメニューがありま

す。

このサブメニューには、「iRMC アクション」サブメニューと「Event アクション」サブメニューがあります。

図 25: FUJITSU PRIMERGY アクションのサブメニュー

「Start MMB Management GUI」 アクションは、左上のアイコンでのみ使用できます。

FUJITSU Software ServerView Suite 67

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7.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報

7.2.3.2 FUJITSU PRIMERGY アクション

更新

1. このアイコンをクリックすると、SV Plug-in の現在のビューが更新されます。

この「更新」機能は、vSphere Web Client ではなく、SV Plug-in のビュー/情報のみ更新します。そのため、この機能は、「アクション」メニューではなく、SV Plug-in インターフェースの左上のアイコンでのみ使用できます。

IPMI 設定 ...

1. このアイコンをクリックすると、IPMI 設定ダイアログが開きます(41 ページの IPMI 設定を参照)。

識別灯を切り替える

1. このアイコンをクリックすると、識別灯 LED のオンとオフが切り替えられます。

識別灯アイコンが青色 : 識別 LED がオン

識別灯トアイコンが灰色 : 識別 LED がオフ

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。iRMC 開始

1. このアイコンをクリックすると、iRMC Web インターフェース が新しいウィンドウで起動されます。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC機能の開始を参照してください。

リモートコンソール開始

1. このアイコンをクリックすると、リモートコンソール(AVR)が新しいウィンドウで起動されます。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC機能の開始を参照してください。

システムレポートを開始する

1. このアイコンをクリックすると、iRMC システムレポートが新しいウィンドウで開始されます。

118 ページの iRMC システムレポートを参照してください。

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7.2 ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報

Offline Update ワークフローを開始する

1. このアイコンをクリックすると、iRMC(S4)を使用してホストに対して直接 「ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー」 を開始します。

「ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー」は、FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMwarevRealize Orchestrator 「eLCM オフラインアップデート」 パッケージに含まれています。120 ページの eLCM によるオフラインアップデートを参照してください。

FUJITSU イベント監視切替

1. このアイコンをクリックして、ホストの SVvCenter Service へのサブスクリプションのオン/オフを切り替えます(110 ページのvSphere Web Client のイベント管理の統合を参照します)。

このアクションは、現在のサブスクリプション状態に従って、4 つの方法で示されます。

ホストを SVvCenter Service で登録します。イベントは SVvCenterService に監視され、転送されます。ホストを SVvCenter Service で登録しません。イベントはSVvCenter Service に監視されず、転送されません。ホストのサブスクリプション状態が、SVvCenter Service の接続問題により不明です。アクションは実行されません。vCenter が SVvCenter Service に接続されていないため、ホストを登録できません。アクションは実行されません。テストイベントを起動

1. このアイコンをクリックすると、ホストに「テストイベント」の送信をリクエストします(110 ページの vSphere Web Client のイベント管理の統合を参照)。

FUJITSU Software ServerView Suite 69

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7.3 「外部記憶装置」ビュー

データエクスポート ...

1. このアイコンをクリックすると、エクスポートするデータ(ホスト情報およびシステムイベントログ情報)を選択できるフレームが開きます。

システムイベントログをすべて選択する場合、データの取得にしばらく時間がかかります。このフレームを実行せずに終了するには、「キャンセル」ボタンを使用します。エクスポートプロセスが実行中である限り、停止することはできず、ボタンはロックされます。

リクエストしたデータが取得されると、新しいウィンドウが開いてリクエストしたデータが表示されます。これをファイルに保存するオプションがあります。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

7.3 「外部記憶装置」ビュー「外部記憶装置」ビューには、ホストで検出された RAID コントローラの概要と、論理ドライブおよび物理ディスクの詳細が表示されます。通常の運用では、SV Plug-in では、ServerView ESXi CIM Provider が一般に提供するホストシステムの値を表示します。ホストに古いバージョンの ServerView ESXi CIM Providerがある場合、外部記憶装置の値は LSI CIM Provider から提供されます(70 ページの 必要条件 - 「外部記憶装置」ビューの情報プロバイダを参照)。

IPMI 認証情報が設定されている場合は、ほとんどの外部記憶装置の値を IPMIで監視することもできます。CIM と IPMI の通信インターフェースを切り替えられます。IPMI 経由では、「外部記憶装置」ビューには、物理ディスクおよびその状態の一覧が表示されます。IPMI 経由では、一部の値を利用できません。65 ページの IPMI 経由のエージェントレス管理を参照してください。

7.3.1 必要条件 - 「外部記憶装置」ビューの情報プロバイダ

最適な RAID 情報を提供するため、ホストに次のものをインストールすることを推奨します。

l ServerView ESXi CIM Provider V8.0 以上l ServerView RAID Core Provider

FUJITSU Software ServerView Suite 70

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7.3 「外部記憶装置」ビュー

7.3.1.1 「外部記憶装置」ビューの情報プロバイダ

「外部記憶装置」ビューに表示される情報は、ServerView ESXi CIM Provider のバージョンに応じて、ServerView ESXi CIM Provider または LSI CIM Provider のいずれかから提供されます。

ServerView ESXi CIM Provider V8.0 以上および ServerView RAID CoreProvider がインストールされている場合 :

情報は ServerView ESXi CIM Provider から提供され、右側の「外部記憶装置の詳細」リストの上にアイコン が表示されます。1. 右側にある「外部記憶装置の詳細」リストの上のアイコン をクリックし

て、「Device Control Tree」から情報を収集します。収集した情報を JSON ファイルに保存できます。

以前のバージョンの ServerView ESXi CIM Provider がインストールされている場合 :

情報は LSI CIM Provider から提供されます。

7.3.2 「外部記憶装置」ビューの情報

外部記憶装置の詳細検出された RAID コントローラの概要。この情報には以下が含まれます。アイコンとして表示されるコントローラの状態、コントローラ名、コントローラの接続先の SAS ポート、コントローラに接続される物理ディスクの数、コントローラで構成される論理ドライブの数、使用可能な場合は BBU の状態、コントローラの状態のテキスト。コントローラのエントリを展開して、コントローラおよびその論理ドライブおよび物理ディスクに関する詳細を表示することができます。1. コントローラエントリの前の矢印 をクリックすると、より詳細な情報が表

示されます。コントローラエントリが展開されます。3 つのタブがあり、「Controller」タブが開きます。

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7.3 「外部記憶装置」ビュー

図 26: Storage view of the SV Plug-in - 「Controller」タブの展開されたコントローラエントリ

「外部記憶装置の詳細」 - 「Controller」タブここに表示される情報には以下が含まれます。ベンダ、プロトコル、メモリサイズ、ファームウェアパッケージバージョン、ファームウェアバージョン、BIOS バージョン、ドライババージョン、パトロールリード繰り返し、ベンダ/デバイス ID、サブベンダ/デバイス ID、PCI バス/デバイス/ファンクションの数、論理ドライブの数と状態(展開可能)、物理ドライブの数と状態(展開可能)。

「論理ドライブ」タブ1. 展開したコントローラエントリビューの「論理ドライブ」タブをクリックし

ます(「外部記憶装置の詳細」ビュー)。選択したコントローラの論理ドライブの概要が表示されます。表示される情報には以下が含まれます。アイコンとして表示されるドライブの状態、ドライブ名、ドライブの RAID レベル、ドライブの論理サイズ(MB)、このドライブに構成される物理ディスクの数、ドライブの状態のテキスト。

論理ドライブ - 詳細1. 論理ドライブエントリの前の矢印 をクリックすると、より詳細な情報が表

示されます。表示される情報には以下が含まれます。ストライプサイズ(KB)、読み取りモード、書き込みモード、ディスクキャッシュモード、構成される物理ディスクの数と状態(展開可能)。

物理ディスク - 概要1. 展開したコントローラエントリビューの「物理ディスク」タブをクリックし

ます。(「外部記憶装置の詳細」ビュー)。

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7.4 「Driver Monitor」ビュー

選択したコントローラの物理ディスクの概要が表示されます。表示される情報には以下が含まれます。ベンダ、モデル、シリアル番号、ファームウェアバージョン、SAS アドレス、リンク速度(GB/s)、このディスクを構成している論理ドライブの数と状態(複数の論理ドライブがこのディスクを使用する場合は展開可能)。

7.4 「Driver Monitor」ビュー「Driver Monitor」ビューは IPMI 経由では利用できません。

「Driver Monitor」ビューから、監視対象ホストの OS イベントログに記録される、監視対象のホストのコンポーネントに関するイベントを監視および管理できます。

図 27: SV Plug-in の「Driver Monitor」ビュー

要件l ServerView ESXi CIM Providers V7.31.06 以降が ESXi ベースのホストにイ

ンストールされている必要があります。l ESXi ベースのホストを登録する必要があります。

イベントの管理通常の運用では、「Driver Monitor」ビューには、選択されたコンポーネントのイベントが表示されます。

情報の展開

スロット、ドライバ、PCI 情報など、コンポーネントの詳細情報を呼び出せます。

1. コンポーネントエントリの前の矢印 をクリックすると、より詳細な情報

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7.5 システムイベントログビュー

が表示されます。

すべて表示監視対象ホストの OS イベントログに記録される、監視対象のホストのコンポーネントに関するすべてのDriver Monitorイベントを呼び出せます。1. 表の見出し「Logs」の右側にある、「Show All 」チェックボックスをク

リックします。

承認コンポーネントの状態が「警告」または「エラー」の場合、このイベントをサーバー側で確認して、このコンポーネントの状態を「ok」に設定できます。

コンポーネントの状態が「警告」または「エラー」の場合、システムステータスおよびエラーランプも「警告」または「エラー」を示します。「Acknowledge」ボタンをクリックすると、システムステータスとエラーランプもオフになります。

すべてのイベントの確認コンポーネントを選択していない場合、ホストに関連するすべてのイベントが承認されます。

個別のコンポーネントに関連するイベントの確認コンポーネントを選択している場合、そのコンポーネントに関連するすべてのイベントが承認されます。

1. 表の見出し「Components」の右側にある、「Acknowledge」ボタンをクリックします。

7.5 システムイベントログビューServerView ESXi CIM Providerのバージョンが 6.31 より前の場合は、IPMI認証情報(41 ページの IPMI 設定を参照)を設定してホストからシステムイベントログのエントリを取得する必要があります。

要件ServerView ESXi CIM Provider V6.31 以降が ESXi ベースのホストにインストールされている場合 :

iRMC アドレスを使用可能な場合、ServerView ESXi CIM Provider V6.31 以降はシステムイベントログビューをサポートします。エントリは CIM によって取得されます。

ServerView ESXi CIM Providerの V6.31 より前のバージョンが ESXi ベースのホストにインストールされている場合 :

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7.5 システムイベントログビュー

iRMC アドレスを使用可能で、IPMI 設定のユーザ名およびパスワードがvCenter Server で設定されている場合は、「システムイベントログ」ビューを開くことができます。

SV Plug-in の「システムイベントログ」ビュー

図 28: SV Plug-in の「システムイベントログ」ビュー

表示されるエントリの数量と重要度の選択ホストは多くのログエントリを持つことができます。そのため、「システムイベントログ」ビューには当初、「危険」 と「重度」 エントリのみが表示されます。

1. 他の重要度のエントリを表示するには、「システムイベントログの詳細」リストの一番上にあるチェックボックスをオンまたはオフにします。

表示される情報各エントリの以下の情報が表示されます。

1. 矢印をクリックするとより詳細なデータが表示されます。これらの詳細には、イベントの原因や、問題の解決に役立つ情報などのさまざまな情報が含まれている可能性があります。

すべてのメッセージにこれらの詳細が含まれる訳ではありません。

エントリの重要度はアイコンで示されます。

日付/時間

UTC または現地時間の日付と時刻(上記テーブルに表示される設定に依存します)。

1. 必要に応じてこれらの設定を変更してください。エラー番号

エントリのタイプを定義します。

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7.6 vCenter またはクラスタのホストサーバの監視

CSS このエントリが CSS (Customer Self-Service)コンポーネントに関連があるかどうか示します。

メッセージ

メッセージの詳細

カラムの並べ替え

「システムイベントログ」テーブルは、複数のカラムで並べ替えできます。

1. 並べ替えるカラムヘッダーを 1 つクリックします。

[Ctrl] を押しながら 2 つ目のカラムをクリックすると、両方のカラムで

テーブルを並べ替えることができます。最初のカラム は並べ替えできません。

7.6 vCenter またはクラスタのホストサーバの監視SV Plug-in は、vCenter またはクラスタに割り当てられているホストのリストを提供します。

アクセスポイントを使用する場合、SV Plug-in が提供する単一ホストに関する情報は、インベントリツリー項目「ホスト」より少ないですが(61 ページの ESXi ベースのホストの監視を参照)、すべての FUJITSU PRIMERGY アクションを使用できます。

7.6.1 vCenter/クラスタのホストの SV Plug-in 情報へのアクセス

SV Plug-in のホームページの「概要」タブで vCenter/クラスタの項目ボックスのタイトルをクリックすると、vCenter またはクラスタのホストに関するSV Plug-in 情報が表示されます(56 ページの 概要ビューを参照)。

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter」 を選択します。

2. 「インベントリ リスト」で「vCenter Servers」または「クラスタ」を選択します。

3. 必要な vCenter またはクラスタを選択します。4. 「監視」タブをクリックします。

「監視」タブが表示され、一番上に第 2 レベルの一連のタブが表示されます。

これらの第 2 レベルのタブの 1 つが「FUJITSU PRIMERGY」で、SV Plug-inのビューが表示されます。

FUJITSU Software ServerView Suite 76

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7.6 vCenter またはクラスタのホストサーバの監視

「FUJITSU PRIMERGY」第 2 レベルタブは、次の 2 つの条件を満たす場合のみ使用できます。

l 選択したホストのベンダが Fujitsu であること。l ESXi OS のバージョンが V5.0 以降であること。

図 29: vCenter サーバの SV Plug-in 情報へのアクセス

5. 「FUJITSU PRIMERGY」サブタブをクリックして、SV Plug-in のインターフェースを表示します。

vCenter/クラスタで検出されたすべてのホストのリストが表示されます。

リストには、各 vCenter/クラスタに関する一般的な情報が表示されます。

状態、ホスト名(ホストを使用可能な場合はホストのシングルシステムビューへのリンク有り)、SVvCenter Service の監視状態(登録する/しない)、ネットワークアドレス、モデル、OS 、シリアル番号

各ホストの前に状態アイコンが表示されます。

OK

非冗長

エラー存在しない

この項目をクリックしても、状態項目ツリーの右側に情報は表示されません。

不明

データ取得中

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7.6 vCenter またはクラスタのホストサーバの監視

7.6.2 FUJITSU PRIMERGY アクション

アクションアイコン

SV Plug-in は、選択したホストの機能に依存するいくつかの 「FUJITSUPRIMERGY アクション」 を提供します。

SV Plug-in インターフェースのメインワークスペースの左上にアクションアイコンがあります。

データ取得タイミング :SV Plug-in を呼び出すと、ホスト上の ServerViewESXi CIM Provider のデータを取得します。状態項目ツリーをクリックすると、SV Plug-in はこのデータを再び取得します。

1. vSphere の「更新」アイコン をクリックすると、新しいデータ取得サイクルが開始します。

更新

1. このアイコンをクリックすると、SV Plug-in の現在のビューが更新されます。

この「更新」機能は、vSphere Web Client ではなく、SV Plug-in のビュー/情報のみ更新します。そのため、この機能は、「アクション」メニューではなく、SV Plug-in インターフェースの左上のアイコンでのみ使用できます。

SVvCenterService 接続

1. このアイコンをクリックすると、「SVvCenter Service 設定の概要」(34 ページの 構成タスクとコンセプトを参照)のダイアログと類似した接続ダイアログが表示されます。

vCenter が SVvCenter Service にすでに接続されている場合は、接続を更新するか、vCenter の接続を SVvCenter Service から解除することができます。

vCenter が SVvCenter Service に接続されていない場合は、vCenter を選択した SVvCenter Service に接続できます。アクション

「監視」タブビューでホストが選択されると、このアイコンが表示されます。

1. このアイコンをクリックすると、アクションコンテキストメニューが開きます(78 ページの FUJITSU PRIMERGY アクションを参照)。

コンテキストメニューのアクション

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7.6 vCenter またはクラスタのホストサーバの監視

(このコンテキストメニューの開き方については、78 ページの FUJITSUPRIMERGY アクションを参照)

IPMI 設定 ...

1. このアイコンをクリックすると、IPMI 設定ダイアログが開きます(41 ページの IPMI 設定を参照)。

識別灯を切り替える

1. このアイコンをクリックすると、識別灯 LED のオンとオフが切り替えられます。

識別灯アイコンが青色 : 識別 LED がオン

識別灯トアイコンが灰色 : 識別 LED がオフ

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。iRMC 開始

1. このアイコンをクリックすると、iRMC Web インターフェース が新しいウィンドウで起動されます。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC機能の開始を参照してください。

リモートコンソール開始

1. このアイコンをクリックすると、リモートコンソール(AVR)が新しいウィンドウで起動されます。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC機能の開始を参照してください。

システムレポートを開始する

1. このアイコンをクリックすると、iRMC システムレポートが新しいウィンドウで開始されます。

118 ページの iRMC システムレポートを参照してください。

FUJITSU Software ServerView Suite 79

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7.6 vCenter またはクラスタのホストサーバの監視

Offline Update ワークフローを開始する

1. このアイコンをクリックすると、iRMC(S4)を使用してホストに対して直接 「ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー」 を開始します。

「ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー」は、FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMwarevRealize Orchestrator 「eLCM オフラインアップデート」 パッケージに含まれています。120 ページの eLCM によるオフラインアップデートを参照してください。

FUJITSU イベント監視切替

1. このアイコンをクリックして、ホストの SVvCenter Service へのサブスクリプションのオン/オフを切り替えます(110 ページのvSphere Web Client のイベント管理の統合を参照します)。

このアクションは、現在のサブスクリプション状態に従って、4 つの方法で示されます。

ホストを SVvCenter Service で登録します。イベントは SVvCenterService に監視され、転送されます。ホストを SVvCenter Service で登録しません。イベントはSVvCenter Service に監視されず、転送されません。ホストのサブスクリプション状態が、SVvCenter Service の接続問題により不明です。アクションは実行されません。vCenter が SVvCenter Service に接続されていないため、ホストを登録できません。アクションは実行されません。テストイベントを起動

1. このアイコンをクリックすると、ホストに「テストイベント」の送信をリクエストします(110 ページの vSphere Web Client のイベント管理の統合を参照)。

FUJITSU Software ServerView Suite 80

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7.6 vCenter またはクラスタのホストサーバの監視

データエクスポート ...

1. このアイコンをクリックすると、エクスポートするデータ(ホスト情報およびシステムイベントログ情報)を選択できるフレームが開きます。

システムイベントログをすべて選択する場合、データの取得にしばらく時間がかかります。このフレームを実行せずに終了するには、「キャンセル」ボタンを使用します。エクスポートプロセスが実行中である限り、停止することはできず、ボタンはロックされます。

リクエストしたデータが取得されると、新しいウィンドウが開いてリクエストしたデータが表示されます。これをファイルに保存するオプションがあります。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

vCenter/クラスタのホストのシングルシステムビューを開く

iRMC アドレスを使用可能な場合、シングルシステムビューが開きます。

1. リストで必要なホストのホスト名をクリックします(76 ページの vCenter/クラスタのホストの SV Plug-in 情報へのアクセスを参照)。必要なホストのシングルシステムビューが開きます。

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8.1 CX ホストの監視

8 FUJITSU PRIMERGY 固有のノードの監視

8.1 CX ホストの監視シャーシ自体の情報は、シャーシ管理コンポーネントが CX シャーシにないため、取得できません。

SV Plug-in では、以下の場合に CX ホストを監視できます。

l 関連ホスト:

選択した CX ホストに隣接するホスト数が「関連ホスト」(対応する数)に表示されます(82ページの CX ホストの監視を参照)。

l CX シャーシサポート :

選択した CX ホストについて、SV Plug-in から、同じシャーシ内にある、電源がオンでESXi を実行中の CX ホストの一覧が表示されます(「監視」タブ : 選択した MMB に関する情報 - 状態項目およびビューを参照)。

「インベントリ リスト」の CX ホストvSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、CX ホストが「インベントリリスト」の「ホスト」に表示されます。

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter」 を選択します。

2. 「インベントリ リスト」で「ホスト」を選択します。3. 必要なホストを選択します。

FUJITSU Software ServerView Suite 82

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8.1.1 選択した CX ホストの隣接ホスト数: 「インベントリ リスト」 -「関連オブジェクト」

1. CX ホストを選択します(83 ページの 選択した CX ホストの隣接ホスト数:「インベントリ リスト」 - 「関連オブジェクト」を参照)。

2. 選択したホストエントリの端にある「>」アイコンをクリックします。

「関連オブジェクト」の一覧が表示され、オブジェクトナビゲータに対応する数が表示されます。

選択した CX ホストの隣接ホスト数が「関連ホスト」に表示されます。

図 30: CX ホストの関連オブジェクト

8.1.2 隣接ホストの情報: 「関連ホスト」タブ

選択した CX ホストについて、SV Plug-in から、同じシャーシ内にある、電源がオンで ESXi を実行中の CX ホストの一覧が表示されます。

シャーシ自体の情報は、シャーシ管理コンポーネントが CX シャーシにないため、取得できません。

1. CX ホストを選択します(83 ページの 隣接ホストの情報: 「関連ホスト」タブを参照)。

2. 「関連オブジェクト」タブをクリックします。

「関連オブジェクト」タブが表示され、一番上に第 2 レベルの一連のタブが表示されます。

3. 「関連ホスト」サブタブをクリックします。

FUJITSU Software ServerView Suite 83

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8.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視

選択した CX ホストの隣接ホストの情報が、「関連ホスト」サブタブのリストとして表示されます。

「関連オホスト」のリスト:

リストには以下の情報があります。

名前

ホストの名前状態

次の値が可能です。接続 - 切断 - メンテナンスモード

ステータス

ホストの稼働状態クラスタ

クラスタの名前(ホストがクラスタの一部の場合)消費 CPU %

消費メモリ %

アップタイム

8.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視SV Plug-in はインベントリリスト 「PRIMERGY ブレードサーバ」 を vSphereWeb Client ユーザインターフェースのオブジェクトナビゲータに追加します(32ページの vSphere Web Client ユーザインターフェースを参照)。

FUJITSU Software ServerView Suite 84

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8.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視

次のオプションを SV Plug-in の MMB の監視で使用できます。

l 選択した MMB に関する情報

状態アイコンで素早く情報を提供し、詳細ビューで詳しい情報を提供します。86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報および90ページの SVvCenter Service for MMBsを参照してください。

l FUJITSU PRIMERGY アクション

数多くのアクション項目で監視ツールの呼び出しと MMB の設定をサポートします。86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照してください。

l vSphere Web Client のイベント管理の統合

SV Plug-in には SVvCenter Service が含まれ、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントをvCenter イベント管理に転送して vSphereWeb Client で監視します(110 ページのvSphere Web Client のイベント管理の統合を参照)。

8.2.1 MMB の SV Plug-in 情報へのアクセス

vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータには、一連の割り当てられたvCenter からの ESXi べースのホストに関連する、すべての MMB ノードが表示されます。

SVvCenter Service(34 ページの 構成タスクとコンセプトを参照)は、すべてのMMB に対して初期検索を実行します。

l SVvCenter Service は、特定のイベントが発生すると検索を繰り返します。l SVvCenter Service を開始する都度l 新しい ESXi ベースのサーバが vCenter に追加された場合l ESXi ベースのサーバが vCenter から削除された場合l 接続が変更された(起動、シャットダウンなど)場合

手順:

FUJITSU Software ServerView Suite 85

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8.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視

SV Plug-in のホームページの「概要」タブで vCenter/クラスタの項目ボックスのタイトルをクリックすると、vCenter またはクラスタのホストに関するSV Plug-in 情報が表示されます(56 ページの 概要ビューを参照)。

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter」 を選択します。

2. 「インベントリ リスト」の「FUJITSU PRIMERGY」で、「PRIMERGY ブレードサーバ」を選択します。

すべての MMB ノードのリストが表示されます。

図 31: すべての MMB ノードのリスト

リストには、各 MMB の一般的な情報が表示されます。

システム名、IP アドレス、モデル、ステータス、MMB 数、サーバブレード数、アップタイム

FUJITSU PRIMERGY アクション

アクション

「監視」タブビューでホストが選択されると、このアイコンが表示されます。

1. このアイコンをクリックすると、アクションコンテキストメニューが表示されます(86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照)。

8.2.2 MMB ノードの SV Plug-in 情報

1. MMB ノードリスト(85 ページの MMB の SV Plug-in 情報へのアクセスを参照)または vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、必要な MMBノードを選択します。

選択した MMB ノードの情報がメインワークスペースに表示され、「概要」、「監視」、「関連オブジェクト」タブで構成されます。

FUJITSU Software ServerView Suite 86

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8.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視

図 32: MMB ノード :「概要」タブ

選択した MMB ノードの情報を含む 3 つのタブがあります。

概要

「概要」タブには、MMB ノードに関する一般的な情報が表示されます。システム名、モデル、ステータス、稼働時間、管理者、場所、マネジメントブレード数、サーバブレード数、ストレージブレード数、コネクションブレード数、電源数、リアファン数

監視

「監視」タブには、状態項目ツリーの右側に詳細情報が表示されます(86ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照)。

関連オブジェクト

「関連オブジェクト」タブには、選択した MMB ノードに関連する ESXi ホストが表示されます。ホストノードの「関連オブジェクト」タブには、逆相関を示すサブタブがあります。

8.2.2.1 「監視」タブ : 選択した MMB に関する情報 - 状態項目およびビュー

データ取得タイミング : 状態ツリーで項目を選択するたびに、MMB の SNMP

エージェントからデータを取得します。vSphere の「更新」アイコン をクリックすると、新しいデータ取得サイクルが開始します。

SV Plug-in ビューの左側にあるメインワークスペースに、状態項目ツリーがあります。

FUJITSU Software ServerView Suite 87

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8.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視

1. 項目をクリックすると、状態項目ツリーの右側に詳細情報が表示されます。

l 各項目の前に状態アイコンが表示されます。

OK警告

危険

不明

データ取得中l 状態項目ツリーを折り畳んだり展開したりすることにより、右側の詳細情報

の状態を増やしたり減らしたりできます。l 右側の詳細情報は表形式で表示されます。必要に応じてカラム幅の変更やカ

ラムの並べ替えができます。l FUJITSU PRIMERGY アクション :

アクション

「監視」タブビューでホストが選択されると、このアイコンが表示されます。

1. このアイコンをクリックすると、アクションコンテキストメニューが開きます(86 ページの MMB ノードの SV Plug-in情報を参照)。

状態項目およびビュー

情報

MMB ノードに関する一般的な情報 :システム名、モデル、管理アドレス、シリアル番号、ファームウェアバージョン、システム資産タグ、ラック名、VIOM による管理、識別灯

ファン

シャーシに取り付けられているファンに関する情報 :状態、名称、回転数、最大回転数、定格回転数、異常時動作、ステータス

温度

シャーシに取り付けられている温度センサに関する詳細情報 :状態、名称、温度、警告レベル、危険レベル、異常時動作、ステータス

電源

シャーシに取り付けられている電源に関する情報 :状態、名称、ステータス

マネジメントブレード

取り付けられているマネジメントブレードに関する詳細情報 :

FUJITSU Software ServerView Suite 88

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8.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視

状態、Name with Slot ID、ロール、モデル、シリアル番号、システム資産タグサーバブレード

取り付けられているサーバブレードに関する詳細情報 :状態、Name with Slot ID、ホスト名、モデル、シリアル番号、システム資産タグ、識別灯、状態のテキストMMB が ESXi ベースのホストをホストする場合、「ホスト名」がハイパーリンクとして表示されます。リンクをクリックしてホストビューに直接切り替えることができます。

ストレージブレード

取り付けられているストレージブレードに関する詳細情報 :状態、Name with Slot ID、モデル、シリアル番号、システム資産タグ、識別灯、状態のテキスト

コネクションブレード

取り付けられているコネクションブレードに関する詳細情報 :状態、Name with Slot ID、モデル、ファームウェア番号、シリアル番号、システム資産タグ、識別灯、状態のテキスト

8.2.2.2 FUJITSU PRIMERGY アクション

SV Plug-in は、いくつかの FUJITSU PRIMERGY アクション を提供します。

SV Plug-in インターフェースの左上に、最大 3 個のアイコンが表示されます。

セキュリティ上の理由により、MMB からのテストトラップは、MMB のリモートマネジメントページでのみトリガできます。

更新

1. このアイコンをクリックすると、SV Plug-in の現在のビューが更新されます。

この「更新」機能は、vSphere Web Client ではなく、SV Plug-in のビュー/情報のみ更新します。そのため、この機能は、「アクション」メニューではなく、SV Plug-in インターフェースの左上のアイコンでのみ使用できます。

SNMPの設定 ...

1. このアイコンをクリックすると SNMP コミュニティ設定ダイアログが表示され、選択した MMB のコミュニティを設定できます(90 ページの SVvCenter Service for MMBsを参照)。

MMB GUI を開始する。

1. このアイコンをクリックすると、MMB GUI が新しいウィンドウで起動されます。

FUJITSU Software ServerView Suite 89

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8.2 PRIMERGY ブレードサーバの監視

8.2.3 SVvCenter Service for MMBs

PRIMERGY CPU ブレードが、接続されている vCenter のホストとして検出される場合、SVvCenter Service はブレードサーバを検索します。SVvCenter Serviceは、登録された MMB が送信する SNMP トラップをリッスンします。

8.2.3.1 概要

SVvCenter Service は、MMB に対して初期検索を実行します。特定のイベントが発生すると、この検索を繰り返します。

SVvCenter Service は、vCenter リストのすべてのホストに対して次の手順を実行します。

l ホストがサーバブレードかどうかチェックするl 関連するホストに関する情報を取得する(IP アドレスなど)l 関係情報を内部データベースに格納する

l MMB に関する追加情報を内部データベースに格納する(インスタンス、システム名、モデル、IP アドレス、SNMP コミュニティ)

特定のイベントが発生した場合に、この手順を実行します。

ServerView ESXi CIM Provider が ESXi ベースのホストにインストールされている必要があります。

l SVvCenter Service を開始する都度

l 新しい ESXi ベースのホストが vCenter に追加された場合

l ESXi ベースのホストが vCenter から削除された場合

l 接続が変更された(起動、シャットダウンなど)場合

8.2.3.2 SNMP 設定

SV Plug-in のブレードサーバサポートを使用するには、以下の要件を満たす必要があります。

SVvCenter Service 設定の概要 :

新しい MMB が SVvCenter Service で検出された場合に使用するデフォルトのSNMP コミュニティを指定します(111 ページの SVvCenter Service 設定の概要を参照)。

MMB ビュー :

選択した MMB 用にコミュニティを設定します(86 ページの MMB ノードのSV Plug-in 情報を参照)。たとえば、MMB の値が変更された場合など。

SVvCenter Service は、登録された MMB が送信する SNMP トラップも

FUJITSU Software ServerView Suite 90

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8.3 PRIMEQUEST システムの監視

リッスンします。この機能を使用するにはSVvCenter Service がトラップ送信先として設定されているか確認する必要があります。

8.2.3.3 SNMP トラップの受信

SVvCenter Service は、登録された MMB が送信する SNMP トラップをリッスンします。

SVvCenter Service は、登録された MMB でトラップ送信先として設定する必要があります。

CIM indication とは異なり、SNMP トラップは、送信している MMB に関連するすべての ESXi ベースのホストに対して処理されます。そのため、ESXi ベースのノードを取り扱う vCenter のイベント管理とログに SNMP トラップがあります。MMB の同じ vCenter 内に複数のホストがある場合は、イベントが複数回発生します。

重要度が 「重度」 または 「危険」 の SNMP トラップとテストトラップのみ処理されます。

セキュリティ上の理由により、MMB からのテストトラップは、MMB のリモートマネジメントページでのみ発生させることができます。

8.3 PRIMEQUEST システムの監視SV Plug-in はインベントリリスト 「PRIMEQUEST サーバ」 を vSphere WebClient ユーザインターフェースのオブジェクトナビゲータに追加します(32 ページの vSphere Web Client ユーザインターフェースを参照)。

FUJITSU Software ServerView Suite 91

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8.3 PRIMEQUEST システムの監視

次のオプションを SV Plug-in のPRIMEQUEST システムの監視で使用できます。

l 選択した PRIMEQUEST システムの情報状態アイコンで素早く情報を提供し、詳細ビューで詳しい情報を提供します。86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報および90 ページの SVvCenterService for MMBsを参照してください。

l FUJITSU PRIMERGY アクション数多くのアクション項目で監視ツールの呼び出しと PRIMEQUEST システムの設定をサポートします。86 ページのMMB ノードの SV Plug-in 情報を参照してください。

l vSphere Web Client のイベント管理の統合SV Plug-in には SVvCenter Serviceが含まれ、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントを vCenter イベント管理に転送して vSphere Web Client で監視します(110 ページの vSphere WebClient のイベント管理の統合を参照)。

8.3.1 PRIMEQUEST システムの SV Plug-in 情報へのアクセス

vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータには、一連の割り当てられたvCenter からの ESXi べースのホストに関連する、すべての PRIMEQUEST システムが表示されます。

SVvCenter Service(34 ページの 構成タスクとコンセプトを参照)は、すべてのPRIMEQUEST システムに対して初期検索を実行します。

SVvCenter Service は、特定のイベントが発生すると検索を繰り返します。

l SVvCenter Service を開始する都度l 新しい ESXi ベースのサーバが vCenter に追加された場合l ESXi ベースのサーバが vCenter から削除された場合l 接続が変更された(起動、シャットダウンなど)場合

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8.3 PRIMEQUEST システムの監視

手順:

SV Plug-in のホームページの「概要」タブで vCenter/クラスタの項目ボックスのタイトルをクリックすると、vCenter またはクラスタのホストに関するSV Plug-in 情報が表示されます(56 ページの 概要ビューを参照)。

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter」 を選択します。

2. 「インベントリ リスト」の「FUJITSU PRIMERGY」で、「PRIMEQUESTサーバ」を選択します。

すべての PRIMEQUEST システムのリストが表示されます。

図 33: すべての PRIMEQUEST システムのリスト

リストには、各 PRIMEQUEST システムの一般的な情報が表示されます。

システム名、IP アドレス、モデル、状態、MMB 数、パーティション数、アップタイム

FUJITSU PRIMERGY アクション

アクション

「監視」タブビューでホストが選択されると、このアイコンが表示されます。

1. このアイコンをクリックすると、アクションコンテキストメニューが表示されます(86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照)。

8.3.2 PRIMEQUEST システムの SV Plug-in 情報

1. PRIMEQUEST サーバリスト(85 ページの MMB の SV Plug-in 情報へのアクセスを参照)または vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、必要な PRIMEQUEST システムを選択します。

選択した PRIMEQUEST システムの情報がメインワークスペースに表示され、「概要」、「監視」、「関連オブジェクト」タブで構成されます。

FUJITSU Software ServerView Suite 93

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8.3 PRIMEQUEST システムの監視

図 34: PRIMEQUEST システム :「概要」タブ

選択した PRIMEQUEST システムの情報を含む 3 つのタブがあります。

概要

「概要」タブには、PRIMEQUEST システムに関する一般的な情報が表示されます。システム名、モデル、ステータス、稼働時間、管理者、場所、マネジメントブレード数、パーティション数、システムボード(SB) 数、IO ユニット(IOU)数、電源数

監視

「監視」タブには、状態項目ツリーの右側に詳細情報が表示されます(86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照)。

関連オブジェクト

「関連オブジェクト」タブには、選択した PRIMEQUEST ノードに関連するESXi ホストが表示されます。ホストノードの「関連オブジェクト」タブには、逆相関を示すサブタブがあります。

8.3.2.1 「監視」タブ : 選択した PRIMEQUEST システムに関する情報 - 状態項目およびビュー

データ取得タイミング : 状態ツリーで項目を選択するたびに、PRIEMQUESTシステムの SNMP エージェントからデータを取得します。vSphere の「更

新」アイコン をクリックすると、新しいデータ取得サイクルが開始します。

SV Plug-in ビューの左側にあるメインワークスペースに、状態項目ツリーがあります。

FUJITSU Software ServerView Suite 94

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8.3 PRIMEQUEST システムの監視

1. 項目をクリックすると、状態項目ツリーの右側に詳細情報が表示されます。

l 各項目の前に状態アイコンが表示されます。

OK警告

危険

不明

データ取得中l 状態項目ツリーを折り畳んだり展開したりすることにより、右側の詳細情報

の状態を増やしたり減らしたりできます。l 右側の詳細情報は表形式で表示されます。必要に応じてカラム幅の変更やカ

ラムの並べ替えができます。l FUJITSU PRIMERGY アクション :

アクション

「監視」タブビューでホストが選択されると、このアイコンが表示されます。

1. このアイコンをクリックすると、アクションコンテキストメニューが開きます(93 ページの PRIMEQUEST システムのSV Plug-in 情報を参照)。

状態項目およびビュー情報

PRIMEQUEST システムに関する一般的な情報 :システム名、モデル、管理アドレス、シリアル番号、ファームウェアバージョン

ファン

シャーシに取り付けられているファンに関する情報 :状態、名称、回転数 (RPM)、異常時動作、ステータス

温度

シャーシに取り付けられている温度センサに関する詳細情報 :状態、名称、温度、警告レベル、危険レベル、異常時動作、ステータス

電源

シャーシに取り付けられている電源に関する情報 :状態、名称、ステータス

マネジメントブレード

取り付けられているマネジメントブレードに関する詳細情報 :

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8.3 PRIMEQUEST システムの監視

状態、名前、シリアル番号、システム資産タグパーティション

システムパーティションに関する詳細情報 :状態、名前、現在のブートステータス、システム資産タグ、ステータス

SB 詳細

取り付けられているシステムボードに関する詳細情報 :状態、名前、シリアル番号、システム資産タグ、ステータス

IOU 詳細

取り付けられている I/O ユニットに関する詳細情報 :状態、名前、シリアル番号、システム資産タグ、ステータス

DU 詳細

取り付けられているディスクユニットに関する詳細情報 :状態、名前、シリアル番号、システム資産タグ、ステータス

PCI Box 詳細

取り付けられている PRIMEQUEST PCI ボックスに関する詳細情報 :状態、名前、シリアル番号、システム資産タグ、ステータス

CPU

システムプロセッサの構成に関する詳細情報 :状態、名称、タイプ、L3 キャッシュ (KB)、ステータス

メモリ

システムに取り付けられているメモリモジュールに関する詳細情報 :状態、名称、サイズ(MB)、ステータス

電圧

システム内のデータ夏センサに関する詳細情報 :状態、名称、現在値、最小値、最大値、ステータス

8.3.2.2 FUJITSU PRIMERGY アクション

SV Plug-in は、いくつかの FUJITSU PRIMERGY アクション を提供します。

SV Plug-in インターフェースの左上に、最大 3 個のアイコンが表示されます。

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8.3 PRIMEQUEST システムの監視

更新

1. このアイコンをクリックすると、SV Plug-in の現在のビューが更新されます。

この「更新」機能は、vSphere Web Client ではなく、SV Plug-inのビュー/情報のみ更新します。そのため、この機能は、「アクション」メニューではなく、SV Plug-in インターフェースの左上のアイコンでのみ使用できます。

SNMPの設定 ...

1. このアイコンをクリックすると SNMP コミュニティ設定ダイアログが表示され、選択した MMB のコミュニティを設定できます(90 ページの SVvCenter Service for MMBsを参照)。

MMB GUI を開始する。

1. このアイコンをクリックすると、PRIMEQUEST Management BoardWeb UI が新しいウィンドウで起動されます。

8.3.3 PRIMEQUEST システムの SVvCenter Service

SVvCenter Service で PRIMEQUEST システムを検索します。このサービスは、ホストが PRIMEQUEST パーティションかどうか、接続される vCenter の各 ESXiホストをチェックします。該当する場合、SVvCenter Service は関連するPRIMEQUEST をインベントリリストに追加し、検出された PRIMEQUEST システムから送信された SNMP トラップをリッスンします。

8.3.3.1 概要

SVvCenter Service は、特定のイベントが発生すると、PRIMEQUEST の初期検索を実行してこの検索を繰り返します。

開始時に、SVvCenter Service は、vCenter リストのすべてのホストに対して次の手順を実行します。

l ホストがパーティションか PRIMEQUEST システムかをチェックするl 関連する PRIMEQUEST に関する情報を取得する(IP アドレスなど)l 関係情報を内部データベースに格納するl PRIMEQUEST システムに関する追加情報を内部データベースに格納する(イ

ンスタンス、システム名、モデル、IP アドレス、SNMP コミュニティなど)特定のイベントが発生した場合に、この手順を実行します。

ServerView ESXi CIM Provider が ESXi ベースのホストにインストールされている必要があります。

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8.3 PRIMEQUEST システムの監視

l SVvCenter Service を開始する都度l 新しい ESXi ベースのホストが vCenter に追加された場合l ESXi ベースのホストが vCenter から削除された場合l 接続が変更された(起動、シャットダウンなど)場合

8.3.3.2 SNMP 設定

SV Plug-in の PRIMEQUEST システムサポートを使用するには、以下の要件を満たす必要があります。

SVvCenter Service 設定の概要 :

1. 新しい PRIMEQUEST システムが SVvCenter Service で検出された場合に使用するデフォルトの SNMP コミュニティを指定します(111 ページのSVvCenter Service 設定の概要を参照)。

PRIMEQUEST ビュー :

1. 選択した PRIMEQUEST システム用にコミュニティを設定します(97 ページの PRIMEQUEST システムの SVvCenter Serviceを参照)。たとえば、PRIMEQUEST システムの値が変更された場合など。

2. コミュニティを SVvCenter Service および vSphere Web Client のPRIMEQUEST Management Board Web UI に登録する必要があります。

PRIMEQUEST Management Board Web UI に関するこの設定は、次のメニューで行います。

「Network Configuration」-「SNMP Configuration」-「Community」

SVvCenter Service は、登録された PRIMEQUEST システムが送信するSNMP トラップもリッスンします。この機能を使用するにはSVvCenterService がトラップ送信先として設定されているか確認する必要があります。

8.3.3.3 SNMP トラップの受信

SVvCenter Service は、登録された PRIMEQUEST システムが送信する SNMP トラップをリッスンします。

SVvCenter Service は、登録された PRIMEQUEST システムでトラップ送信先として設定する必要があります。

1. SVvCenter Service を登録された PRIMEQUEST システムでトラップ送信先として設定してください。

PRIMEQUEST Management Board Web UI に関するこの設定は、次のメニューで行います。

「Network Configuration」-「SNMP Configuration」-「Trap」

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

CIM indication とは異なり、SNMP トラップは、送信しているPRIMEQUEST システムに関連するすべての ESXi ベースのホストに対して処理されます。そのため、ESXi ベースのノードを取り扱う vCenter のイベント管理とログに SNMP トラップがあります。PRIMEQUEST システムの同じ vCenter 内に複数のホストがある場合は、イベントが複数回発生します。

重要度が 「重度」 または 「危険」 の SNMP トラップとテストトラップのみ処理されます。

セキュリティ上の理由により、PRIMEQUEST システムからのテストトラップは、PRIMEQUEST システムのリモートマネジメントページでのみ発生させることができます。

8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)オペレーティングシステムのないベアメタル PRIMERGY システムを SV Plug-inに追加して、ServerView プロファイルを介して ESXi オペレーティングシステムを展開できます。

そのためには、以下の操作が必要です。

1. PRIMERGY BMC システムを SV Plug-in へ追加します(100 ページのPRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加を参照)。

2. カスタマイズした ServerView プロファイルを FUJITSU PRIMERGY 管理 で保存します(36 ページの ServerView Profile Management Service の設定を参照)。

3. ServerView Deployment vRealize Orchestrator ワークフローを使用してESXi OS を展開します(129 ページの PRIMERGY BMC システムの展開を参照)。

8.4.1 「PRIMERGY BMC システム」ビュー

SV Plug-in はインベントリリスト 「PRIMERGY BMC システム」 を vSphereWeb Client ユーザインターフェースのオブジェクトナビゲータに追加します(32ページの vSphere Web Client ユーザインターフェースを参照)。

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter インベントリリスト」 を選択します。

2. 「FUJITSU PRIMERGY」で「PRIMERGY BMC システム」を選択します。

「PRIMERGY BMC システム」ビューが表示されます。

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

図 35: 「PRIMERGY BMC システム」ビュー

8.4.2 PRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加

PRIMERGY BMC システムとの接続は、IPMI 経由で行われます。そのため、PRIMERGY BMC システムは BMC IP アドレス、ユーザ名、パスワードで設定されます。

「PRIMERGY BMC システム」ビュー(99 ページの 「PRIMERGY BMC システム」ビューを参照)は、最初は空ですが、PRIMERGY BMC システムをファイルから手動で追加(100 ページの PRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加を参照)したり、該当するシステムを検索(100 ページの PRIMERGYBMC システムの vCenter インベントリへの追加を参照)したり、PRIMERGYBMC をファイルから手動で追加(100 ページの PRIMERGY BMC システムのvCenter インベントリへの追加を参照)したりできます。

Internet Explorer 11 : 「インターネットプロパティ」で一定のオプションを設定する必要があります(31 ページの 要件とローカリゼーションを参照)。このオプションがオンになっていないと、プロファイルの編集またはPRIMERGY BMC システムの参照が失敗します。

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

8.4.2.1 PRIMERGY BMC システムの手動による追加

1. 「PRIMERGY Bmc システム」ビューで、 アイコンをクリックします。ダイアログが開きます。

2. 「BMC システムの新規作成」ダイアログで、「名前」、「アドレス」(システムの BMC の IP アドレス)、「ログイン」、「パスワード」を設定します。

すべての設定が必須です。

3. 「テスト」ボタンをクリックして、PRIMERGY BMC システムの BMC 接続をテストします。

4. 「OK」ボタンをクリックします。

選択した PRIMERGY BMC システムが vCenter インベントリに追加されます。

追加された PRIMERGY BMC システムを PRIMERGY BMC システムの「概要」ビューに表示するには、「概要」ビューを手動で更新します。106 ページの PRIMERGY BMC システムの SV Plug-in 情報を参照してください。

8.4.2.2 PRIMERGY BMC システムの検索

Internet Explorer 11 : 「インターネットプロパティ」で一定のオプションを設定する必要があります(31 ページの 要件とローカリゼーションを参照)。このオプションがオンになっていないと、プロファイルの編集またはPRIMERGY BMC システムの参照が失敗します。

1. 「PRIMERGY Bmc システム」ビューで、 アイコンをクリックします。「BMC システムの検索」ダイアログが開きます。

図 36: 「PRIMERGY BMCシステム」: 「BMC システムの検索」

このダイアログで、次の設定を指定します。

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

l ターゲット PRIMERGY BMC システムのうち、1 つ以上の BMC の認証情報を選択します。

100 ページの PRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加を参照してください。

l サービスの検索対象とする IP アドレスの範囲を指定します。

100 ページの PRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加を参照してください。

l 見つかった PRIMERGY BMC システムを vCenter インベントリに追加します。

100 ページの PRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加を参照してください。

認証情報の選択/設定

1. 「BMC システムの検索」ダイアログウィンドウで、「認証情報の設定」ボタンをクリックします。

「認証情報の設定」ダイアログが開きます。ウィンドウに、定義されたユーザ名とパスワードの組み合わせが一覧されます。

追加するには

「認証情報の設定」ダイアログで、 アイコンをクリックします。「ログインをする」ダイアログが開きます。ユーザ名とパスワードの組み合わせを定義するには、一意の「認証情報名」を指定する必要があります。定義した組み合わせのリストに組み合わせを追加するには、「OK」ボタンをクリックします。

認証情報名がすでに存在する場合、追加は拒否されます。

編集するには

定義された組み合わせのリストで、目的の組み合わせを選択します。「認証情報の設定」ダイアログで、 アイコンをクリックします。「ログインを編集」ダイアログが開きます。定義した組み合わせのリストに組み合わせを追加するには、「OK」ボタンをクリックします。

削除するには

定義された組み合わせのリストで、目的の組み合わせを選択します。「認証情報の設定」ダイアログで、 アイコンをクリックします。選択した組み合わせがリストから削除されます。

2. 「認証情報の設定」ダイアログで、リストから認証情報の組み合わせを選択しま

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

す。

3. 「認証情報の設定」ダイアログを閉じるには、「閉じる」ボタンをクリックします。

IP アドレスの範囲を指定して検索を開始する

1. 「BMC システムの検索」ダイアログで、「アドレスから」と「アドレスに」フィールドを使用して、サービスの検索対象とする IP アドレスの範囲を指定します。

2. 検索を開始するには、「検索開始」 ボタンをクリックします。

進行状況バーに、プロセスの進行状況がパーセント値として表示されます。

結果が取得されると、「BMC システムの検索」ダイアログの下部のリストに表示されます。このテーブルは正常に完了しました。

検索プロセスをキャンセルするには、「検索停止」ボタンをクリックします。

見つかった PRIMERGY BMC システムを vCenter インベントリに追加する

1. 1 つまたは複数の PRIMERGY BMC システムを、「BMC システムの検索」ダイアログの下部のリストから選択します。

2. アイコンをクリックします。

選択した PRIMERGY BMC システムが vCenter インベントリに追加されます。

追加された PRIMERGY BMC システムを PRIMERGY BMC システムの「概要」ビューに表示するには、「概要」ビューを手動で更新します。106 ページの PRIMERGY BMC システムの SV Plug-in 情報を参照してください。

8.4.2.3 ファイルから PRIMERGY BMC システムの追加

「Add BMC Systems from File」ダイアログから、PRIMERGY BMC システムのリストを含む CSV ファイルを検索できます。このリストから、PRIMERGY BMCシステムを vCenter インベントリに追加できます。

CSV ファイル

CSV ファイルには一定の順序で 2 つ以上の列が必要です。

最初の列

PRIMERGY BMC システムの名前が指定されている必要があります。最後の列

FUJITSU Software ServerView Suite 103

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

PRIMERGY BMC システムのアドレスが指定されている必要があります。例 :

図 37: CSV ファイル - 例 1

図 38:

図 39: CSV ファイル - 例 2

例 2: ヘッダー行を見つけるには、エクスポートとインポートに同じロケールを使用する必要があります。

続行

1. 「PRIMERGY Bmc システム」ビューで、 アイコンをクリックします。ダイアログが開きます。

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

図 40: 「PRIMERGY BMCシステム」: 「Add BMC Systems from File」

2. 「Browse...」をクリックして、CSV ファイルを選択します。

ダイアログウィンドウの下部で、選択したファイルの最初の列と最後の列が、「名前」と「アドレス」に表示されます。

選択したファイルの最後の列の値が IPv4 アドレス形式に一致しない場合は、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージを確認すると、メッセージ自体とともに、「Add BMC Systems from File」もに閉じます。

3. 選択したリストのすべての PRIMERGY BMC システムに適用される、ログインとパスワードを指定します。

これらの設定が必須です。

これらのエントリを入力すると、 アイコンが有効になります。

4. アイコンをクリックします。

選択したリストから PRIMERGY BMC システムが vCenter インベントリに追加されます。

PRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加が完了すると、レポートウィンドウが表示されます。

FUJITSU Software ServerView Suite 105

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

図 41: 「PRIMERGY BMCシステム」: 「BMC システムの追加」(結果)

PRIMERGY BMC システムを vCenter インベントリに追加できなかった場合、理由が括弧内に表示されます。「Operation timeout」という理由には、パスワードが正しくない、PRIMERGY BMC システムに接続できない、指定されたシステムが PRIMERGY BMC システムではないなど、さまざまな原因が考えられます。

5. 「OK」をクリックします。

追加された PRIMERGY BMC システムを PRIMERGY BMC システムの「概要」ビューに表示するには、「概要」ビューを手動で更新します。106 ページの PRIMERGY BMC システムの SV Plug-in 情報を参照してください。

8.4.3 PRIMERGY BMC システムの SV Plug-in 情報

1. 「PRIMERGY Bmc システム」リストで、目的の PRIMERGY Bmc システムを選択します。

2. 選択した項目をダブルクリックします。

選択した PRIMERGY BMC システムの情報がメインワークスペースに表示され、「概要」、「監視」、「関連オブジェクト」タブで構成されます。

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

図 42: PRIMERGY BMC システム: 「概要」タブ

選択した PRIMERGY BMC システムの情報を含む 3 つのタブがあります。

概要

「概要」タブには、システムの BMC から提供された、次のようなPRIMERGY BMC システムの一般的な情報が表示されます。名前、モデル、アドレス、シリアル番号、システム資産タグ、モデル タイプ、BIOSバージョン、ファームウェアバージョン、UUID、OS、システム名、システムタイプ、場所、連絡先

管理

「管理」タブは、PRIMERGY BMC システムを更新または展開するときに最初に利用する場所です。

PRIMERGY BMC システムの BMC がホストに割り当てられている場合、更新または展開はできません。この情報は、「概要」タブの「一般情報」フィールドに表示されます。

アップデートを開始「eLCM オフラインアップデート」ビューは、アップデートの計画時に役立ちます。満たしている要件の詳細、進行情報、およびアップデートワークフローの詳細とパラメータが表示されます。120 ページの eLCM によるオフラインアップデートを参照してください。

デプロイメントを開始するPRIMERGY BMC システムを展開するウィザードを開始します。129 ページの PRIMERGY BMC システムの展開を参照してください。

ホストを割り当てるSV Plug-in は、ESXi OS が PRIMERGY BMC システムにインストール済みかどうかを確認します。ESXi OS が検出されると、3 番目の「Assign Host」ボタンが表示されます。

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

このボタンをクリックすると、ウィンドウが開き、PRIMERGY BMCSystem を追加する目的の宛先を選択できます(データセンターまたはクラスタ)。このタスクを実行するため、VMware vRealizeOrchestrator ワークフローが開始されます。

関連オブジェクト

8.4.3.1 FUJITSU PRIMERGY アクション

SV Plug-in は、いくつかの FUJITSU PRIMERGY アクション を提供します。

SV Plug-in インターフェースの左上に、最大 7 個のアイコンが表示されます。

更新

1. このアイコンをクリックすると、SV Plug-in の現在のビューが更新されます。

この「更新」機能は、vSphere Web Client ではなく、SV Plug-in のビュー/情報のみ更新します。そのため、この機能は、「アクション」メニューではなく、SV Plug-in インターフェースの左上のアイコンでのみ使用できます。

識別灯を切り替える

1. このアイコンをクリックすると、識別灯 LED のオンとオフが切り替えられます。

識別灯アイコンが青色 : 識別 LED がオン

識別灯トアイコンが灰色 : 識別 LED がオフ

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。iRMC 開始

1. このアイコンをクリックすると、iRMC Web インターフェース が新しいウィンドウで起動されます。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC機能の開始を参照してください。

リモートコンソール開始

1. このアイコンをクリックすると、リモートコンソール(AVR)が新しいウィンドウで起動されます。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC機能の開始を参照してください。

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8.4 PRIMERGY BMC システムの検出(デプロイメント用)

システムレポートを開始する

1. このアイコンをクリックすると、iRMC システムレポートが新しいウィンドウで開始されます。

118 ページの iRMC システムレポートを参照してください。

Offline Update ワークフローを開始する

1. このアイコンをクリックすると、iRMC(S4)を使用してホストに対して直接 「ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー」 を開始します。

「ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー」は、FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMwarevRealize Orchestrator 「eLCM オフラインアップデート」 パッケージに含まれています。120 ページの eLCM によるオフラインアップデートを参照してください。

デプロイ

1. このアイコンをクリックすると、iRMC(S4)を使用してPRIMERGY BMC システムに対して直接 ServerViewDeployment Workflow を開始します。

「ServerView Deployment Workflow」 は、FUJITSUSoftware ServerView Plug-in for VMware vRealizeOrchestrator Deployment パッケージに含まれています。129ページの PRIMERGY BMC システムの展開を参照してください。

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9 vSphere Web Client のイベント管理の統合SV Plug-in には SVvCenter Service が含まれ、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントを vCenter イベント管理に転送して vSphere Web Client で監視します。

FUJITSU PRIMERGY ホストが問題を検出した場合、CIM indication が作成され、登録先に送信されます。SVvCenter Service は、ホストを登録している場合、この CIM indication を受け取ります。対応する vCenter イベントを作成してvCenter Server に転送します。

PRIMERGY CPU ブレードまたは PRIMEQUEST システムが接続された vCenterでホストとして検出された場合、SVvCenter Service はブレードサーバまたはPRIMEQUEST システムの検索も実行します(111 ページの SVvCenter Service設定の概要を参照)。SVvCenter Service は、登録された MMB (90 ページのSVvCenter Service for MMBsを参照)または 登録された PRIMEQUEST システム(97 ページの PRIMEQUEST システムの SVvCenter Serviceを参照)が送信する SNMP トラップをリッスンします。

特定の状況においては、さらにいくつかの設定を行うことにより、イベント、MMB、PRIMEQUEST システムに対する SVvCenter Service のパフォーマンスを向上することができます(113 ページの イベント、MMB、PRIMEQUEST システムに対する SVvCenter Service のその他の役立つサービスプロパティを参照)。

そのため、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントが vSphere Web Client の標準」の「監視」-「イベント」サブタブに表示されます。

図 43: FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントが vSphere Web Client の「監視」-「イベント」サブタブに表示されます。

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9.1 要件

9.1 要件l CIM と SNMP

ESXi ベースのホスト

ServerView ESXi CIM Provider を、vSphere Web Client インターフェースでイベントを表示する ESXi ベースのホストにインストールする必要があります。

MMB

SVvCenter Service は、登録された MMB でトラップ送信先として設定する必要があります。

PRIMEQUEST システム

SVvCenter Service は、登録された PRIMEQUEST システムでトラップ送信先として設定する必要があります。

l SVvCenter Service は、ホストの割り当て先の vCenter に接続する必要があります(34 ページの 構成タスクとコンセプトを参照)。

l SVvCenter Service をこのホストで登録する必要があります(76 ページのvCenter またはクラスタのホストサーバの監視を参照)。SVvCenter Serviceで登録するホストの概要は、「SVvCenter Service 設定の概要」に表示されます(111 ページの SVvCenter Service 設定の概要を参照)。

9.2 SVvCenter Service 設定の概要このビューを使用して、ユーザの環境にインストールされているすべてのSVvCenter Service を管理できます。

9.2.1 SVvCenter 設定の概要を開く

SV Plug-in のホームページの「はじめに」タブの下部に、「ServerViewvCenter Serviceを管理する」リンクがあります。

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「管理」を選択します。2. サブ項目「FUJITSU PRIMERGY 管理」を選択します。3. サブ項目「SVvCenter Service 設定の概要」を選択します。

vSphere Web Client のメインワークスペースで「SVvCenter Service 設定の概要」が開きます。

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9.2 SVvCenter Service 設定の概要

図 44: SVvCenter Service 設定の概要

9.2.2 SVvCenter Service のプロパティ

SV Plug-in のホームページの「概要」タブでSVvCenter Service の項目ボックスのタイトルをクリックすると、SVvCenter Service のプロパティも表示されます(56 ページの 概要ビューを参照)。

1. 「サービスの場所」選択ボックスで SVvCenter Service を選択します。

選択した SVvCenter Service の現在のプロパティが表示されます。

接続状態 vSphere Web Client と SVvCenter Service の間の現在の状態と接続

アドレス 接続に使用するアドレス

ポート 接続に使用するポート

バージョン SVvCenter Service のバージョン

デフォルトの SNMP コミュニティ

ブレードサーバ(90 ページの SVvCenterService for MMBsを参照)およびPRIMEQUEST システム(97 ページのPRIMEQUEST システムの SVvCenter Serviceを参照)の検出用。この画面に表示されるペンシルアイコンをクリックするとこのリスト(カンマ区切り)を編集できます。

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9.2 SVvCenter Service 設定の概要

vCenter 名 この SVvCenter Service に接続されるvCenter。その前にあるアイコンは、SVvCenter Service と vCenter の間の状態を示します。また、監視(登録)されるホスト数および監視されないホスト数も示されます。

9.2.3 イベント、MMB、PRIMEQUEST システムに対する SVvCenterService のその他の役立つサービスプロパティ

特定の状況においては、さらにいくつかの設定を行うことにより、イベント、MMB、PRIMEQUEST システムに対する SVvCenter Service のパフォーマンスを向上することができます。

これらのプロパティは、サービスの service.properties ファイルで設定できます。このファイルは、サービスと同じシステムにあります。

...\Fujitsu\vCenter Integration\service\conf\service.properties

その他のサービスプロパティ

trap.forward.limit=30

イベント転送のタイムリミットデフォルト値 : 30 秒(数値のみ)注意 : イベントは高い頻度で送信されることがあります。この場合、同じイベントが同じホストによって繰り返し送信され、vSphere Web Client のイベント管理に多数のエントリを生成します。このタイムリミット内に同じホストによって送信される同じイベントは vCenter イベント管理には転送されません。

cim.client.timeout=3000

CIM 接続のタイムアウト値デフォルト値 : 3000 ミリ秒(数値のみ)注意 : ネットワークの接続性が低かったり、CIM Providerのバージョンが古い場合、接続タイムアウトが発生します。この値を上げると、接続タイムアウトは短くなりますが、処理時間が長くなります。

snmp.client.timeout=3000

SNMP 接続のタイムアウト値デフォルト値 : 3000 ミリ秒(数値のみ)注意 : ネットワークの接続性が低かったり、SNMP エージェントのバージョンが古い場合、接続タイムアウトが発生します。この値を上げると、接続タイムアウトは短くなりますが、処理時間が長くなります。

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9.3 FUJITSU PRIMERGY の事前定義アラーム

9.2.4 SVvCenter の SVvCenter Service への追加/SVvCenterService からの vCenter の削除

手順の詳細は、下記を参照してください。

l 34 ページの 構成タスクとコンセプトl 34 ページの 構成タスクとコンセプトl 34 ページの 構成タスクとコンセプト

9.3 FUJITSU PRIMERGY の事前定義アラームSV Plug-in は、vSphere Web Client イベント管理が警告またはエラーレベルのイベントを受信した場合にトリガされる事前定義アラームを提供します。このアラームは有効ですが、アクションは定義されていません。

vSphere Web Client でこの事前定義アラームに便利なアクションを定義できます。

要件 :l 必要な権限 : アラーム.アラームの作成 または アラーム.アラームの変更

手順:

SV Plug-in の新規およびアップデートインストールの後、アラームへの変更(アクションなど)は失われます。

必要に応じてアクションを設定し直す必要があります。1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、インベントリオブジェクト

を選択します。2. 「管理」タブをクリックします。3. 「アラーム定義」サブタブをクリックします。4. アラームの一覧を右クリックし、いずれかのオプションを選択してアラームを追

加または編集します。

詳しくは、VMware vSphere のマニュアルをご覧ください。

5. 「終了」をクリックします。

9.4 SVvCenter Service に関連するアクションESXi ベースのホストの vSphere Web Client には(62 ページの ESXi ベースのホストの SV Plug-in 情報および66 ページの FUJITSU PRIMERGY アクション

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9.4 SVvCenter Service に関連するアクション

(iRMC ベースのオペレーション)を参照)、SVvCenter Service に関連する以下のアクションがあります。

FUJITSU イベント監視切替

1. このアイコンをクリックして、ホストの SVvCenter Service へのサブスクリプションのオン/オフを切り替えます。

このアクションは、現在のサブスクリプション状態に従って、4 つの方法で示されます。

ホストを SVvCenter Service で登録します。イベントは SVvCenterService に監視され、転送されます。ホストを SVvCenter Service で登録しません。イベントはSVvCenter Service に監視されず、転送されません。ホストのサブスクリプション状態が、SVvCenter Service の接続問題により不明です。アクションは実行されません。vCenter が SVvCenter Service に接続されていないため、ホストを登録できません。アクションは実行されません。テストイベントを起動

1. このアイコンをクリックすると、ホストにテストインディケーションの送信をリクエストします。

選択したホストは、登録されるノードにテストインディケータを送信するようにリクエストされます。

ホストを SVvCenter Service で登録しない場合(34 ページの 構成タスクとコンセプト)、vCenter Event Manager(vSphereWeb Clientの「監視」-「イベント」サブタブ)にイベントは表示されません。

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10.1 LED

10 「リモートマネジメント」SV Plug-in は、選択したホストの機能に依存する「FUJITSU PRIMERGY アクション」 と呼ばれるいくつかの iRMCベースの操作を提供します。

この機能を使用すると、ESXi ベースのホストと iRMC への直接接続が、非常に簡単になります。

iRMC ベースのオペレーション(シングルサインオン(SSO)でのiRMCWebインタフェース、AVR、識別灯ボタン LED、ServerView ESXi CIMProvider V6.31 以前を使用の場合、「システムイベントログ」ビュー)を実行するには、IPMI 認証情報のユーザ名とパスワードを vCenter Server で設定する必要があります(41 ページの IPMI 設定を参照)。

アイコンをクリックすると、IPMI 設定ダイアログが開きます(41 ページの IPMI 設定を参照)。認証情報が設定されていない場合や、ユーザにアクションを実行する権限がない場合でも、これらの IPMI ベースのアクションはコンテキストメニューで常に有効です。この場合、アクションが開始されるとエラーメッセージが表示されます。

iRMC ベースの FUJITSU PRIMERGY アクションの 1 つの開始ESXi ベースのホスト

67 ページの FUJITSU PRIMERGY アクションの開始を参照してください。vCenter またはクラスタのホストサーバ

78 ページの FUJITSU PRIMERGY アクションを参照してください。PRIMERGY ブレードサーバ

86 ページの MMB ノードの SV Plug-in 情報を参照してください。PRIMEQUEST サーバ

93 ページの PRIMEQUEST システムの SV Plug-in 情報を参照してください。PRIMERGY BMC システム

93 ページの PRIMEQUEST システムの SV Plug-in 情報を参照してください。

10.1 LEDLED : たとえば、フル装備のラックに取り付けられた場合に、システムの識別を容易にするために、識別 LED を有効にすることができます。

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10.2 iRMC Web インターフェース

識別灯を切り替える

1. このアイコンをクリックすると、識別灯 LED のオンとオフが切り替えられます。

識別灯アイコンが青色 : 識別 LED がオン

識別灯トアイコンが灰色 : 識別 LED がオフ

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

10.2 iRMC Web インターフェースiRMC S4 は、OS やハードウェアに障害が発生しても、統合 Web インターフェースからリモートアクセスして、システム制御、診断、設定、サーバ再起動を実行できます。

iRMC S4 は CAS(Centralized Authentication Service)設定をサポートしており、CAS ベースのシングルサインオン(SSO)認証用の iRMC S4 Web Interfaceを設定できます。

iRMC 開始

1. このアイコンをクリックすると、iRMC Web インターフェース が新しいウィンドウで起動されます。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照してください。

10.3 リモートコンソール(AVR)iRMC S4 の Advanced Video Redirection(AVR)には、以下の利点があります。

l 標準 Web ブラウザからの操作(FW バージョン 8.05F では HTML5 を選択できます)

l システムに依存しないグラフィカルおよびテキストコンソールリダイレクション(マウスおよびキーボードを含む)

l ブート監視、BIOS 管理、およびOS の制御のためのリモートアクセスl サーバ側モニタの表示オフのサポートl 低帯域幅のサポート

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10.4 iRMC システムレポート

リモートコンソール開始

1. このアイコンをクリックすると、リモートコンソール(AVR)が新しいウィンドウで起動されます。

アイコンは、iRMC アドレスを使用可能な場合に表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照してください。

10.4 iRMC システムレポート要件

l iRMC はバージョン S4 である必要があります。l iRMC 認証情報を次のように設定する必要があります。

詳細は、42 ページの FUJITSU PRIMERGY vCenter ロール定義とiRMC シングルサインオンを参照してください。

o 管理者 LAN アクセス権限を持つ iRMC ユーザアカウントを使用して、iRMC 認証情報を設定する必要があります。

o vCenter ユーザの権限を FUJITSU PRIMERGY ロール FUJITSUPRIMERGY Plug-in Administrator で定義する必要があります。

システムレポートを開始する

1. このアイコンをクリックすると、iRMC システムレポートが新しいウィンドウで開始されます。

118 ページの iRMC システムレポートを参照してください。

10.5 eLCM オフラインアップデートSV Plug-in には、ホスト または PRIMERGY BMC システムで eLCM を使用してオフラインアップデートを開始するオプションがあります。

アップデートを実行するために、ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー が開発されました。FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMwarevRealize Orchestrator 「eLCM オフラインアップデート」 パッケージの一部です(詳細は、『FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealizeOrchestrator』マニュアルを参照)。

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10.5 eLCM オフラインアップデート

Offline Update ワークフローを開始する

1. このアイコンをクリックすると、iRMC(S4)を使用してホストに対して直接 「ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー」を開始します。

「ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー」 は、FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealizeOrchestrator 「eLCM オフラインアップデート」 パッケージに含まれています。120 ページの eLCM によるオフラインアップデートを参照してください。

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11 eLCM によるオフラインアップデートeLCM - embedded LifeCycle Management

PRIMERGY サーバのout-of-band管理が可能なことと同様に、内蔵 SD カードを搭載した iRMC S4 の最新バージョンの拡張機能により、PRIMERGY サーバのライフサイクルを包括的に管理することができます。ライフサイクル管理は、大部分がiRMC S4 に統合され(「組み込まれ」)、iRMC S4 によって完全に制御されるため、「embedded LifeCycle M(eLCManagement)」と呼ばれます。

eLCM アップデート管理機能

eLCM アップデート管理機能では、iRMC S4 の機能をベースとして、専用の iRMCS4 管理 LAN ポート経由でリポジトリサーバから自動的にファイルをダウンロードして、iRMC S4 SD カードに保存します。リポジトリサーバは、FTS SupportServer または ServerView Repository Server で実行中の個別のサーバを指定できます(詳細は『ServerView Update Repository』マニュアルを参照)。

一部のサーバコンポーネントは、サーバ OS でのみアップデートができます。対応するアップデートパッケージをサーバ OS で使用できるようにするには、iRMC S4でパッケージをダウンロードして、パッケージから ISO イメージを作成し、ISO イメージを仮想 CD-ROM デバイスとしてマウントします。

iRMC のオフラインアップデートモード

オフラインアップデートは、iRMC S4 の自動アップデート機能を拡張します。ネットワークまたはストレージのコントローラファームウェアなどのシステムコンポーネントは、オフラインアップデートモードでアップデートできます。

この場合、リポジトリサーバから iRMC S4 SD カードに前もってダウンロードしておいたブート可能なアップデートイメージを、iRMC S4 でリモートイメージマウントを使用してシステム USB CD/DVD ROM デバイスとしてマウントします。一般的なUpdate DVDのように、ブート可能なアップデートイメージは、主に CentOSをブートするためのブートローダと eLCM オフラインアップデートマネージャ(ServerView Update Manager Express のスリムバージョン)の 2 つで構成されます。USB CD/DVD ROM をマウントすると、iRMC S4 によって自動的にサーバがシャットダウンされ、マウントした USB CD/DVD ROM デバイスからリブートされます。

eLCM によるオフラインアップデート

SV Plug-in には、ホスト または PRIMERGY BMC システムで eLCM を使用してオフラインアップデートを開始するオプションがあります。

アップデートを実行するために、ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー が開発されました。これは、FUJITSU Software ServerView Plug-in forVMware vRealize Orchestrator 「eLCM オフラインアップデート」 パッケージに

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11.1 要件と互換性の警告

含まれています。ワークフローは、特定の順序で実行すると、仮想環境で特定のタスクまたはプロセスを完了する、アクション、決定、結果を組み合わせています(詳細は、『FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealizeOrchestrator』マニュアルを参照してください)。

ホスト上の eLCM によるオフラインアップデート(PRIMERGY BMC システムでは無効):

アップデートを開始する前に、ホストをメンテナンスモードにしてシャットダウンします。開始すると、ワークフローが eLCM に接続され、アップデートが開始されます。

11.1 要件と互換性の警告互換性警告!

このアクションは、FUJITSU アップデートリポジトリの内容に従って、システムの BIOS およびファームウェアコンポーネントをアップデートします。アップデートにより、VMware ハードウェア互換性リストの要件を違反します。特定の構成を使用する際には、この点を考慮してください。

ホスト上の eLCM によるオフラインアップデート(PRIMERGY BMC システムでは無効):

ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー によるシャットダウンアップデートを開始する前に、ServerView eLCM オフラインアップデートワークフロー がホストをメンテナンスモードにし、シャットダウンします。開始すると、ワークフローが eLCM に接続され、アップデートが開始されます。

アップデートを開始するには以下の条件を満たす必要があります。

l iRMCo iRMC S4 が搭載され、バージョンが 8.03F 以降であるo iRMC 認証情報が BMC 用に構成されているo iRMC で eLCM を実行するライセンスが付与されているo ユーザにホスト/PRIMERGY BMC システムの Administrator 権限がある

l リポジトリおよびプロキシ設定が iRMC Web インターフェース を使用して行われている

設定が正しくない場合、アップデートワークフローは失敗します。この構成の存在と有効性をチェックするビューはありません。

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11.2 開始点

l VMware vRealize Orchestrator(バージョン 6.0 以降) をインストールして、vCenter に接続する必要があります。o FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealize

Orchestrator eLCM オフラインアップデート(バージョン 1.2.5 以上)をVMware vRealize Orchestrator にインストールしておく

VMware vRealize Orchestrator V7.0 :

VMware vRealize Orchestrator V7.0 では、TSLv1 プロトコルはデフォルトで無効にされています。vSphere WebClient V6.0 とSV Plug-in は、このバージョンを使用して接続を実行します。そのため、VMware vRealize Orchestrator に接続して更新を管理し、ワークフローを展開することはできません。

この理由で、VMware vRealize Orchestrator が TSLv1 リクエストを受け付けるように設定する必要があります。

1. VMware vRealize Orchestrator アプライアンスに接続します。2. ファイル /etc/vco/app-server/server.xml を編集します。3. 属性 sslEnabledProtocols="TLSv1.1, TLSv1.2" を

sslEnabledProtocols="TLSv1, TLSv1.1, TLSv1.2" に置換します。

4. ファイル /etc/vco/app-server/server.xml を保存します。5. VMware vRealize Orchestrator サービスを、service vco-

server restart コマンドを使用して再起動します。

11.2 開始点eLCM を使用してオフラインアップデートを開始するためのオプションには次の 2つがあります。

l SV Plug-in ユーザインターフェースの独立した「eLCM オフラインアップデート」ビューから「eLCM オフラインアップデート」ビューは、アップデートの計画時に役立ちます。満たしている要件の情報、進行状況の情報、およびアップデートワークフローの詳細とパラメータが表示されます。123 ページの SV Plug-in ビューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデートを参照してください。

l 「SV Plug-in FUJITSU PRIMERGY アクション」メニューの項目からこの方法でオフラインアップデートを開始すると、ワークフローの進行状況に関する情報がより少なくなります。

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11.3 SV Plug-in ビューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデート

ここでアップデートを開始すると、要件が満たされているかチェックされ、満たされていれば 「eLCM オフラインアップデートワークフロー」 が開始されます。満たされていない場合は、エラーメッセージが表示されます。127 ページの 「SV Plug-in FUJITSU PRIMERGY アクション」メニューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデートを参照してください。

11.3 SV Plug-in ビューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデート「eLCM オフラインアップデート」ビューは、アップデートの計画時に役立ちます。満たしている要件の詳細、進行情報、およびアップデートワークフローの詳細とパラメータが表示されます。

11.3.1 「eLCM オフラインアップデート」ビューを開く

11.3.1.1 ホストオブジェクトのビューを開く

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、ホストオブジェクトを選択します。

2. 「設定」タブをクリックします。

vSphere Web Client のメインワークスペースで「設定」が開きます。

3. 「設定」ビューの左側にあるメニューツリーで、「FUJITSU PRIMERGY」を選択します。

SV Plug-in の「eLCM オフラインアップデート」ビューが開きます。

11.3.1.2 PRIMERGY BMC システムのビューを開く

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter インベントリリスト」 を選択します。

2. 「FUJITSU PRIMERGY」で「PRIMERGY BMC システム」を選択します。

「PRIMERGY BMC システム」ビューが表示されます。ここには既知のPRIMERGY Bmc システム のリストが表示されます。

3. 「PRIMERGY Bmc システム」リストで、目的の PRIMERGY Bmc システムを選択します。

4. 選択した項目をダブルクリックします。

選択した PRIMEQUEST システムの情報がメインワークスペースに表示され、「概要」、「Manage」、「関連オブジェクト」タブで構成されます。

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11.3 SV Plug-in ビューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデート

5. 「管理」タブを選択します。6. 「アップデートを開始する。」ボタンをクリックします。

11.3.2 要件のチェック

最初に「eLCM オフラインアップデート」機能で要件をチェックします。

要件不適合1 つ以上の要件が満たされない場合、次の情報が表示されます。

ホストシステムの場合:

図 45: 「eLCM オフラインアップデート」ビュー - 要件不適合

PRIMGERY BMC システムの場合:

図 46: 「PRIMERGY BMC システム」ビュー - 要件不適合

「eLCM オフラインアップデート」は、要件が満たされた場合のみ開始できます。

1. 問題を識別し、可能であれば必要なアクションを実行してください。

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11.3 SV Plug-in ビューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデート

要件が満たされた - 開始準備すべての要件が満たされると、「アップデートを開始する。」ボタンが表示されます。

図 47: 「eLCM オフラインアップデート」ビュー - 要件が満たされた

1. 「アップデートを開始する。」をクリックして、eLCM オフラインアップデートワークフローを開始します。

ワークフローの開始には少し時間がかかります。正常に開始されたか否かを示すメッセージが表示されます。

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11.3 SV Plug-in ビューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデート

11.3.3 進行中の eLCM オフラインアップデート

図 48: 「eLCM オフラインアップデート」ビュー - 進行中

「eLCM オフラインアップデート」自体に少し時間がかかるため、ビューが一度更新されてワークフローの進行状況が表示されます。進行状況を監視し続け

たい場合は、ビューを手動で更新する必要があります。 アイコンをクリックすると、SV Plug-in の現在のビューが更新されます。

これで、アップデートの再開はできなくなります。

11.3.4 eLCM Update Workflow の詳細

SV Plug-in は、ワークフローの進行状況に関する情報を提供します。現在実行中のワークフローか完了しているワークフローを選択できます。

ログが存在しない場合、VMware vRealize Orchestrator によって削除された可能性があります。

1. アップデート実行のリストで、選択した項目の前にある [+] アイコンをクリックします。

ワークフローのログとパラメータが表示されます。

「ログ」と「パラメータ」を切り替える 2 つのタブがあります。

成功していないワークフローを開始するときに使用したパラメータを確認すると、失敗した理由の理解に役立ちます。

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11.4 「SV Plug-in FUJITSU PRIMERGY アクション」メニューから起動した eLCM を使用するオフ

図 49: 「eLCM オフラインアップデート」ビュー - ワークフローログ

アップデート履歴項目の削除

アップデート履歴項目の一部を削除できます。

1. アップデート実行のリストで項目を選択します。2. [DEL] を押します。または

1. 「更新履歴」タイトルバーの アイコンをクリックします。

11.4 「SV Plug-in FUJITSU PRIMERGY アクション」メニューから起動した eLCM を使用するオフラインアップデートここでアップデートを開始すると、要件が満たされているかチェックされ、満たされていれば 「eLCM オフラインアップデートワークフロー」 が開始されます。満たされていない場合は、エラーメッセージが表示されます。

11.4.1 開始

これらの FUJITSU PRIMERGY アクション のいずれかを開始するには、次の 2 つの方法があります。

l SV Plug-in インターフェースのメインワークスペースの左上にアイコンがいくつかあります。

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11.4 「SV Plug-in FUJITSU PRIMERGY アクション」メニューから起動した eLCM を使用するオフ

1. アイコン を選択します。l FUJITSU PRIMERGY アクションは、SV Plug-in インターフェースに関係なく

開始できます(PRIMERGY BMC システムは対象外)。1. vSphere Web Client の中央ペインのインベントリツリーで、必要なホスト

を選択します。2. 「アクション」メニューに「All FUJITSU PRIMERGY アクション」サブメ

ニューがあります。3. エントリ「Offline Update ワークフローを開始する」を選択します。

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12 PRIMERGY BMC システムの展開FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealize OrchestratorDeployment

OS のない PRIMERGY BMC システムを SV Plug-in に追加して、ESXi OS をServerView プロファイルを介して展開できます。このためには、以下のコンポーネントを使用します。

l FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealize OrchestratorDeployment。

l vCenter インベントリは、PRIMERGY BMC システムと基本データを認識している必要があります。

l ServerView プロファイル。展開するパラメータを定義します。FUJITSU ServerView Plug-in for VMware vRealize Orchestrator Deploymentには、デプロイメントワークフローがあります。デプロイメントワークフローは、PRIMERGY BMC システムの基本データと ServerView プロファイル定義をバンドルして、ServerView SysRollout Service に提供し、このサービスがデプロイメントプロセスを実行します。デプロイメントプロセスが完了して新しい ESXi ベースのホストに到達可能になると、新しい ESXi ベースのホストがデータセンターまたはクラスタの宛先に追加されます。

eLCM - embedded LifeCycle Management

PRIMERGY サーバのout-of-band管理が可能なことと同様に、内蔵 SD カードを搭載した iRMC S4 の最新バージョンの拡張機能により、PRIMERGY サーバのライフサイクルを包括的に管理することができます。ライフサイクル管理は、大部分がiRMC S4 に統合され(「組み込まれ」)、iRMC S4 によって完全に制御されるため、「embedded LifeCycle M(eLCM)」と呼ばれます。

eLCM 機能のうちの 1 つ(eLCM バージョン 1.2):

eIM - embedded Installation Management

embedded Installation Management(eIM)は、定評ある ServerViewInstallation Manager に匹敵する eLCM です。iRMC S4 SD カードに保存されているのですぐに使用でき、外部 ServerView メディアは不要で FUJITSUPRIMERGY システムをセットアップしてインストールできます。

eIM を使用すると、サーバの設定とインストールをすばやく安全に実行できます。サーバは自動またはメニューを利用して、ローカルまたはリモートで展開します。必要な OS を準備する際、設定できるすべてのシステムコンポーネントが特定され、必要なドライバが自動的に提供されます。

処理

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12.1 要件

OS のない PRIMERGY BMC システムを SV Plug-in に追加して、ESXi OS をServerView プロファイルを介して展開できます。

そのためには、以下の操作が必要です。

1. PRIMERGY BMC システムを SV Plug-in へ追加します(100 ページのPRIMERGY BMC システムの vCenter インベントリへの追加を参照)。

2. カスタマイズした ServerView プロファイルを FUJITSU PRIMERGY 管理 で保存します(36 ページの ServerView Profile Management Service の設定を参照)。

3. ServerView Deployment vRealize Orchestrator ワークフローを使用してESXi OS を展開します(129 ページの PRIMERGY BMC システムの展開を参照)。

プロファイルの処理には、機能している接続が必要です。そのため、これらの接続を定期的にチェックします。「Profile Management Service」に接続できない場合、プロファイルを設定できません。VMware vRealize Orchestrator が vCenter に接続されていないか、FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealizeOrchestrator ’Deployment’ がインストールされていない場合、デプロイメントプロセスを開始できません。関連するエラーメッセージが「ServerView Profile Management」の概要の「Issues」に表示されます。

12.1 要件デプロイメントプロセスを開始するには以下の条件を満たす必要があります。

l iRMCo iRMC S4 が搭載され、バージョンが 8.24F 以降であるo iRMC 認証情報が BMC 用に構成されているo iRMC で eLCM を実行するライセンスが付与されているo ユーザにホスト/PRIMERGY BMC システムの Administrator 権限がある

l eIM(embedded Installation Management、129 ページの PRIMERGYBMC システムの展開を参照)を内蔵 SD カードにインストールしておく必要があります。

eIM は eLCM バージョン 1.2 の eLCM の一部で、eIM にはバージョン11.16.06 以上が必要です。

l VMware vRealize Orchestrator(バージョン 6.0 以降) をインストールして、vCenter に接続する必要があります。o FUJITSU Software ServerView Plug-in for VMware vRealize

Orchestrator デプロイメント(バージョン 1.3.4 以上)を VMware

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12.2 開始点

vRealize Orchestrator にインストールしておく

VMware vRealize Orchestrator V7.0 :

VMware vRealize Orchestrator V7.0 では、TSLv1 プロトコルはデフォルトで無効にされています。vSphere WebClient V6.0 とSV Plug-in は、このバージョンを使用して接続を実行します。そのため、VMware vRealize Orchestrator に接続して更新を管理し、ワークフローを展開することはできません。

この理由で、VMware vRealize Orchestrator が TSLv1 リクエストを受け付けるように設定する必要があります。

1. VMware vRealize Orchestrator アプライアンスに接続します。2. ファイル /etc/vco/app-server/server.xml を編集します。3. 属性 sslEnabledProtocols="TLSv1.1, TLSv1.2" を

sslEnabledProtocols="TLSv1, TLSv1.1, TLSv1.2" に置換します。

4. ファイル /etc/vco/app-server/server.xml を保存します。5. VMware vRealize Orchestrator サービスを、service vco-

server restart コマンドを使用して再起動します。

12.2 開始点eLCM を使用してデプロイメントを開始するオプションには次の 2 つがあります。

l SV Plug-in ユーザインターフェースの「PRIMERGY BMC システム」ビューから132 ページの eIM 経由のデプロイメントを参照してください。

l SV Plug-in FUJITSU PRIMERGY アクション メニューの項目の「クラスタ」または「vCenter Servers」ビューからここからデプロイメントウィザードを開始すると、すべての既知の PRIMERGYBMC システムが要件を満たしているか確認されます。ウィザードでは使用できるシステムを選択できます。正常に展開されたホストは vCenter またはクラスタの宛先に追加されます。132 ページの eIM 経由のデプロイメントを参照してください。

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12.3 eIM 経由のデプロイメント

12.3 eIM 経由のデプロイメント

12.3.1 デプロイメントウィザードを開く

12.3.1.1 PRIMERGY BMC システムのビューを開く

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter インベントリリスト」 を選択します。

2. 「FUJITSU PRIMERGY」で「PRIMERGY BMC システム」を選択します。

「PRIMERGY BMC システム」ビューが表示されます。ここには既知のPRIMERGY BMC システム のリストが表示されます。

3. 「PRIMERGY BMC システム」リストで、目的の PRIMERGY BMC システムを選択します。

4. 選択した項目をダブルクリックします。

選択した PRIMEQUEST システムの情報がメインワークスペースに表示され、「概要」、「Manage」、「関連オブジェクト」タブで構成されます。

5. 「管理」タブを選択します。

最初に「デプロイメント」機能で要件をチェックします。

要件不適合

1 つ以上の要件が満たされない場合、次の情報が表示されます。

図 50: 「PRIMERGY BMC システム」ビュー - 要件不適合

「デプロイメント」プロセスは、要件が満たされた場合のみ開始できます。

1. 問題を識別し、可能であれば必要なアクションを実行してください。

要件が満たされた - 開始準備すべての要件が満たされると、「デプロイメントを開始する」ボタンが表示されます。

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12.3 eIM 経由のデプロイメント

図 51: 「PRIMERGY BMC システム」ビュー - 要件が満たされた

1. 「デプロイメントを開始する。」ボタンをクリックして、デプロイメントウィザードを開始します。

12.3.1.2 クラスタまたは vCenter Server のビューを開く

1. vSphere Web Client のオブジェクトナビゲータで、「vCenter」 を選択します。

2. 「インベントリ リスト」で「vCenter Servers」または「クラスタ」を選択します。

3. vSphere Web Client の中央ペインのインベントリツリーで、必要なホストを選択します。

4. 「アクション」メニューに「FUJITSU PRIMERGY」サブメニューがあります。

このサブメニューには「デプロイメントワークフローを開始する」項目があります。

5. 「デプロイメントワークフローを開始する」項目をクリックして、デプロイメントウィザードを開始します。

ここでデプロイメントウィザードを開始すると、追加ステップ「BMC システムを選択」がデプロイメントウィザードの先頭に追加されます。

すべての既知の PRIMERGY BMC システムが要件を満たしているか確認され、このチェックの結果が「BMC システムを選択」のリストに表示されます。

このリストの各項目の前に状態アイコンが表示されます(63 ページの 選択したホストに関する情報 - 状態項目およびビューを参照)。

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12.3 eIM 経由のデプロイメント

OK

このシステムをデプロイメントに選択できます。警告

このシステムに OS が検出されました。このシステムをデプロイメントに選択できます。エラー

このシステムはデプロイメントに選択できません。

6. 目的の PRIMERGY BMC システムを選択します。7. 「Next」ボタンをクリックします。

デプロイメントウィザードは、134 ページの デプロイメントウィザードの記載に従って処理を続行します。

正常に展開されたホストは vCenter またはクラスタの宛先に追加されます。

12.3.2 デプロイメントウィザード

このウィザードの最初のステップは、ServerView Profile ManagementService の設定ウィザードに相当します。

1. ServerView Profile Management Service の設定ステップを完了します(39ページの 設定ウィザードを参照)。

l プロファイルを選択l イメージリポジトリ情報l ユーザデータ情報l 共通のネットワーク情報

デプロイメントウィザードでは、ServerView Profile ManagementService のすべての設定が必須です。

2. ホストネットワーク

DHCP が有効になっている場合、入力は不要です。

ネットワークの手動設定を使用している場合、これらの入力ファイルで新しいホストと IP アドレスを定義します。

事前設定されたネットワークインターフェース ID は vmnic0 です。必要に応じて変更できます。

3. ホストの宛先(ウィザードが「PRIMERGY BMC システム」ビューから開始された場合のみ)

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12.3 eIM 経由のデプロイメント

新しいホストを既存のデータセンターまたはクラスタに追加できます。

「宛先にホストを追加する」ボックスをオンにして、目的の宛先を選択します。

4. デプロイメントワークフローを開始する

設定をまとめます。

「完了」ボタンをクリックして、デプロイメント ワークフローを開始します。

vCenter インベントリが以前の PRIMERGY BMC システムを(展開された)ESXi ベースのホストとして認識したら、別のデプロイメント操作を開始できます。そのためには、ESXi ベースのホストを vCenter インベントリから削除します。

ウィザードが「クラスタ」または「vCenter Servers」ビューから開始された場合(132 ページの eIM 経由のデプロイメントを参照)、正常に展開されたホストが vCenter またはクラスタの宛先に追加されます。PRIMERGY BMC システム(および ESXi)の追加が失敗すると、「ホストに割り当てる」ボタンが表示されます。106 ページの PRIMERGYBMC システムの SV Plug-in 情報を参照してください。

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13.1 データ取得タイミング

13 エラー処理

13.1 データ取得タイミングSV Plug-in を呼び出すと、ホスト上の ServerView ESXi CIM Provider または LSICIM Provider(「外部記憶装置」ビュー)のデータを取得します。状態項目ツリー(63 ページの 選択したホストに関する情報 - 状態項目およびビューを参照)をクリックすると、SV Plug-in は ServerView ESXiCIM Provider のデータを再び取得します。

vSphere の「更新」 アイコン をクリックすると、新しいデータ取得サイクルが開始します。

13.2 展開されたすべての項目が閉じる展開された項目のビューを更新すると、すべての展開された項目が閉じます。

そのため、特定のデータをもう一度表示するには、必要な項目をもう一度展開する必要があります。

13.3 データ取得に失敗するデータの取得に失敗すると、SV Plug-in インターフェースの右下にエラーアイコンが表示されます。

コンテンツビューの読み込みに失敗した場合、メッセージボックスが開き、考えられる原因とオリジナルのエラーテキストが表示されます。

13.4 SV Plug-in インターフェースの左上のアクションが無効ユーザに必要な権限がない場合、SV Plug-in インターフェースの左上のアクションは無効になります。「not privileged to start...」というツールチップが表示されます。。

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13.5 コンテキストメニューのアクションでエラーメッセージが表示される

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照してください。

13.5 コンテキストメニューのアクションでエラーメッセージが表示されるユーザに必要な権限がない場合、コンテキストメニューのアクションをリクエストするとエラーメッセージが表示されます。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照してください。

13.6 リモートコンソール(AVR)または iRMC WebClient が期待通りの動作をしないリモートコンソール(AVR)または iRMC Web Clien を vSphere Web Client から起動すると、以前定義した現在のユーザ権限と一致するロールで起動されます。

これらの権限定義が必要な機能を有効にするのに十分でない場合は、AVR およびiRMC Web Client が予期しない動作をすることがあります。

44 ページの シングルサインオンを使用する/使用しない iRMC 機能の開始を参照してください。

13.7 同じイベントがイベント管理に数多くのエントリを生成するイベントは高周波数で送信されることがあります。この場合、同じイベントが同じホストによって繰り返し送信され、vSphere Web Client のイベント管理に多数のエントリを生成します。

SV Plug-in には SVvCenter Service が含まれ、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントを vCenter イベント管理に転送して vSphere Web Client で監視します。

このサービスの trap.forward.limit プロパティを設定するとパフォーマンスを向上することができます。

113 ページの イベント、MMB、PRIMEQUEST システムに対する SVvCenterService のその他の役立つサービスプロパティを参照してください。

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13.8 接続タイムアウトの繰り返し

13.8 接続タイムアウトの繰り返しネットワークの接続性が低かったり、ServerView ESXi CIM ProviderまたはSNMP エージェントのバージョンが古い場合、接続タイムアウトが発生します。

SV Plug-in には SVvCenter Service が含まれ、FUJITSU PRIMERGY 固有のイベントを vCenter イベント管理に転送して vSphere Web Client で監視します。

このサービスの <cim/snmp>.client.timeout プロパティを設定すると、接続タイムアウト中のパフォーマンスを向上させることができます。

この値を上げると、接続タイムアウトは短くなりますが、処理時間が長くなります。

113 ページの イベント、MMB、PRIMEQUEST システムに対する SVvCenterService のその他の役立つサービスプロパティを参照してください。

13.9 プロファイルの編集が失敗する(IE 11 を使用)Internet Explorer 11:

「インターネットプロパティ」で一定のオプションを設定する必要があります(31 ページの 要件とローカリゼーションを参照)。このオプションがオンになっていないと、プロファイルの編集またはPRIMERGY BMC システムの参照が失敗します。

13.10 PRIMERGY ベアメタルシステムの参照が失敗する(IE 11 を使用)

Internet Explorer 11:

「インターネットプロパティ」で一定のオプションを設定する必要があります(31 ページの 要件とローカリゼーションを参照)。このオプションがオンになっていないと、プロファイルの編集またはPRIMERGY BMC システムの参照が失敗します。

13.11 SV Plug-in が VMware vRealize Orchestrator に接続できない(Orchestrator V7.0 を使用)VMware vRealize Orchestrator V7.0 では、TSLv1 プロトコルはデフォルトで無効にされています。vSphere WebClient V6.0 と SV Plug-in は、このバージョン

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13.12 SVSInstallerGUI.sh を実行すると警告が発生する(MobaXTerm などのリモート X Server)

を使用して接続を実行します。そのため、VMware vRealize Orchestrator に接続して更新を管理し、ワークフローを展開することはできません。

この理由で、VMware vRealize Orchestrator が TSLv1 リクエストを受け付けるように設定する必要があります。

1. VMware vRealize Orchestrator アプライアンスに接続します。2. ファイル /etc/vco/app-server/server.xml を編集します。3. 属性 sslEnabledProtocols="TLSv1.1, TLSv1.2" を

sslEnabledProtocols="TLSv1, TLSv1.1, TLSv1.2" に置換します。4. ファイル /etc/vco/app-server/server.xml を保存します。5. VMware vRealize Orchestrator サービスを、service vco-server

restart コマンドを使用して再起動します。

13.12 SVSInstallerGUI.sh を実行すると警告が発生する(MobaXTerm などのリモート X Server)SVSInstallerGUI.sh がリモート X Server(MobaXTerm など)で実行されると、警告が表示されます。

例 :

QXcbConnection: XCB error: 147 (Unknown), sequence: 161,resource id: 0, major code: 140 (Unknown), minor code: 20

これは Qt ライブラリの既知の問題で、Qt の今後のバージョンで解決されます。

これらの警告は無視することができ、インストーラは正常に機能します。

また、SVSInstaller は GUI を使用せずに実行できます。この場合、警告は表示されません。

13.13 vCenter Server Appliance: SVSInstallerGui.sh の実行が失敗するSVSInstallerGui.sh は vCenter Server Appliance(SLES 11 ベース)では実行できません。必要条件を満たしていないからです。

この場合、SVSInstaller.sh を使用する必要があります。

詳細は、25 ページの Linux でのインストール を参照してください。

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