79
もくじ FXⅡの概要 ご利用いただけるアプリケーション ................ 1-1 データファイル .............................................. 1-2 データの種類と拡張子 変換可能なファイル その他の出力ファイル ドローイング概要 ドローイングの各種設定 ............................... 2-1 システムローカル設定 ユーザプロパティ 図面テンプレート データの構成 ............................................... 2-2 図面情報 / 部品属性 図形データ / 投影図 要素と属性 要素タイプ ................................................ 3-1 形状要素 その他の要素 グループ マルチテキスト .......................................... 3-2 特殊文字と文字置換機能 ......................... 3-3 特殊文字 置換キーワード 特殊記号キーワード 投影図...................................................... 3-6 プロパティ / 部品配置との関係 部品 ......................................................... 3-7 部品図面と部品データ 部品図...................................................... 3-8 部品ファイルの構成 部品図面の構成 隠線処理 ...................................................... 3-9 シルエット作成、削除 シルエット追加、除去 ポップイン 部品集計...................................................... 3-10 部品属性定義 部品属性情報シート 材料取り設定 集計数設定 材料取りOFF部品のグレイアウト表示 スタイル........................................................ 3-12 スタイル機能概要 FXⅡ通常図面で利用されるスタイル FXペンスタイル(セット) JXペンスタイル(セット) FXⅡ図面スタイル(セット) レイヤセット .................................................. 3-16 レイヤセット種類 レイヤセットを使用したFX図面変換 ラスタ ........................................................... 3-18 ラスタデータの利用 ラスタコマンド一覧 エラーメッセージ 新規図面 新規図面...................................................... 4-1 新規図面作成 標準テンプレートの図枠................................ 4-2 置換文字

FXⅡの概要 - andor-group.jp · の変換作業を支援するアプリケーション fxⅡコンバータ(詳細版) fxⅡデータと他形式のデータとの変換作業を一括

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もくじ

FXⅡの概要

ご利用いただけるアプリケーション ................1-1 データファイル ..............................................1-2 データの種類と拡張子 変換可能なファイル その他の出力ファイル ドローイング概要 ドローイングの各種設定 ...............................2-1 システムローカル設定 ユーザプロパティ 図面テンプレート データの構成 ...............................................2-2 図面情報 / 部品属性 図形データ / 投影図 要素と属性

要素タイプ ................................................3-1 形状要素

その他の要素

グループ

マルチテキスト ..........................................3-2 特殊文字と文字置換機能 .........................3-3 特殊文字

置換キーワード

特殊記号キーワード

投影図......................................................3-6 プロパティ / 部品配置との関係

部品 .........................................................3-7 部品図面と部品データ

部品図......................................................3-8 部品ファイルの構成

部品図面の構成

隠線処理 ......................................................3-9 シルエット作成、削除

シルエット追加、除去

ポップイン

部品集計 ......................................................3-10 部品属性定義

部品属性情報シート

材料取り設定

集計数設定

材料取りOFF部品のグレイアウト表示

スタイル........................................................3-12 スタイル機能概要

FXⅡ通常図面で利用されるスタイル

FXペンスタイル(セット)

JXペンスタイル(セット)

FXⅡ図面スタイル(セット)

レイヤセット ..................................................3-16 レイヤセット種類

レイヤセットを使用したFX図面変換

ラスタ ...........................................................3-18 ラスタデータの利用

ラスタコマンド一覧

エラーメッセージ

新規図面

新規図面 ......................................................4-1 新規図面作成

標準テンプレートの図枠................................4-2 置換文字

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もくじ

コマンド

要素選択......................................................5-1 単一要素の選択

枠囲み

コマンドの流れ .............................................5-2 コマンドフローモデル

コマンドモードと設定.................................... 5-3 コマンド詳細設定

ジェスチャー機能とポップアップコマンド........ 5-5 ジェスチャー機能

ポップアップコマンド

ナビゲーションコマンド ................................. 5-11 重複要素選択機能

入力拡大ビュー機能

パラメトリック機能 ........................................ 5-13 限定表示機能 ............................................. 5-14

コンソールパネル

コンソールパネル ........................................ 6-1 コンソールパネルの振る舞い

フローティング状態

ドッキング状態

オートハイド状態

データ入力 .................................................. 6-4 データ入力で演算する

同じ値を利用する

変数を利用する

計測値を利用する

マウス入力を利用する

変数値を利用する

コメント入力ダイアログを利用する

文字列を参照する

座標入力..................................................... 6-10 数値による座標入力

現在点を基準とした座標入力の手順

位置入力..................................................... 6-11 基準位置の取得方法

『/』キーでの位置入力の手順

マウスによる座標入力................................. 6-12 ポイントモード

軸方向自動吸着機能 .................................. 6-14 機能対応コマンド

マウスカーソル

設定方法

参照による座標入力 ....................................6-16 中点の取得

最短距離の要素上の座標の取得

交点座標の取得

操作パネル

コマンドパネル ............................................. 7-1 コマンド履歴

マイツール

タブコマンドリスト

タブコマンドリスト.......................................... 7-3 新規タブの追加

タブの名前の変更

タブの削除

ツールボックス情報の再読込

タブを複数開く

タブの順序を固定する

タブを左(右)側に表示する

スタイルパネル ............................................ 7-6 スタイルの切り替え

レイヤパネル ............................................... 7-7 レイヤ状態変更

その他のレイヤ操作

状態切替パネル........................................... 7-9 登録しているレイヤ状態の切り替え

認識パネル.................................................. 7-9 認識マスク設定の切り替え

利用パネルの選択

ファイルブラウザ

ファイルブラウザ ..........................................8-1 画面説明

Windows Vista/7 で利用できる機能

ツールバーから利用できるコマンド

図面フォルダ................................................8-4 図面フォルダの役割

フォルダリンクの新規作成

フォルダリンクの整理

使用許諾

ソフトウェア使用許諾書 ................................9-1

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もくじ

キーボードから利用できるコマンド

キーボードから利用できるコマンド ............... 10-1 アクセラレータキー

キー割り付けコマンド

注意事項

使用時の注意事項 ...................................... 11-1

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1-1

ご利用いただけるアプリケーション

CADSUPER FXⅡをインストールすると下記のアプリケーションがご利用いただけます。

アプリケーション 説明

ドローイング

設計者の思考をストレートに表現し、目的へとすみ

やかにナビゲーションするとともに図面を幅広い用

途に活用できる設計支援ツール

FXⅡコンバータ

ウイザード形式で FXⅡデータと他形式のデータとの変換作業を支援するアプリケーション

FXⅡコンバータ(詳細版)

FXⅡデータと他形式のデータとの変換作業を一括管理するアプリケーション

ビジュアルパラメータ

FXⅡコンバータの DWG/DXF 変換機能におけるパラメータ設定の複雑さを低減するためのアプリケ

ーション

出力ユーティリティ

FXⅡで作成された図面をプロッタ・プリンタに連続出力するためのアプリケーション

外字 ユーティリティ

ベクトルフォントに新しい文字を登録したり、編集す

るツール

排他制御ユーティリティ

不慮の事故により排他制御がロックされたままのフ

ァイルを、排他コントロールから開放するためのツ

ール

アイコンエディタ

アイコンのビットマップファイルを新規作成したり編

集するためのツール

ライセンス ユーティリティ

ライセンスの登録と確認を行うためのツール

環境初期設定ツール

図面の背景色やコマンドの選択方法など FXⅡの基本設定を行うツール

設定情報ユーティリティ

FXⅡの設定情報の保存と復旧、FX からの環境以降を行うツール

図面検索ツール

図面属性などの検索条件を設定し、お望みの図面

ファイルを検索します。

図面比較

FXⅡから指定される2図面を、画像として比較します。

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1-2

データファイル CADSUPER FXⅡで利用するファイルについて説明します。

データの種類と拡張子

CADSUPER FXⅡでは、以下のファイルタイプを使用します。 アイコン 拡張子 データの種類

CSD CADSUPER FXⅡ図面

CSP CADSUPER FXⅡ部品データ

CST CADSUPER FXⅡテンプレート

CSList CADSUPER FXⅡデータ一括管理ファイル

変換可能なファイル

CADSUPER FXⅡでは、以下のファイルタイプを利用できます。 拡張子 データの種類 インポート エクスポート

FXD CADSUPER FX図面 ● ● FXS CADSUPER FX部品データ ● FTD CADSUPER FXテンプレート ● 不定 CADSUPER JX ● ● 不定 CADSUPER SX ● ● DXF AUTOCAD図面 ● ● DWG AUTOCAD図面 ● ● BMI Batch Model Interface ● ● MCD MicroCADAM(OS ファイル名形式) ● ● 1@@, 0@@, XXX MicroCADAM(上記以外) ●

その他の出力ファイル

CADSUPER FXⅡでは、以下のファイルタイプを出力します。 拡張子 データの種類 出力内容

XLS Microsoft Excel 部品表、部品属性情報 不定 HPGL ファイル プロッタコマンドファイル TXT CSV ファイル ファイル一覧 PDF PDF ファイル CADデータイメージ(ベクトル)

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2-1

ドローイングの各種設定 CADSUPER FXⅡドローイングは、図面を中心とした設計環境でご利用頂くことを目的とした CADシステムです。最適な環境に設定していただくことにより、より効率的にご利用いただけます。

システムローカル設定

CADSUPER FXⅡの利用環境を設定します。主にマシン固有の環境設定を行います。 詳しくは、ヘルプの『ローカル設定』を参照してください。

ワンポイント

背景色が白か黒に決まっている場合は、[ファイル]-[図面テンプレート]で該当の背景色のテンプレートを先頭にしておくと、新規作成ですばやくテンプレートを選択することが

できます。

ユーザプロパティ

CADSUPER FXⅡをご利用いただくモードや設定値等を設定します。 詳しくは、ヘルプの『ユーザプロパティ設定』を参照してください。

図面テンプレート

CADSUPER FXⅡでは、新規に図面を作成する際にテンプレートを利用して描きはじめます。テンプレートとは、元になるデータや形状のことで、図面を作成する際に、複数の図面で共通に利

用されるものを設定します。CAD では、一般的に図枠や運用で決められた線種や色などの情報を設定しておきます。 詳しい設定の内容は、ヘルプの『属性』を参照してください。

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2-2

データの構成 図面データは、図面情報・図形データ・要素属性から構成されます。 部品データは、部品属性・図形データ・要素属性から構成されます。

図面情報

図面情報は、その図面がどのような図面であるかを現すテキスト情報です。 図面属性と図歴を持つことが出来ます。 図面情報は、図面名称・図番・作成者・備考 1~5から構成されています。 また、この情報は図面内で、置換文字列で挿入することが出来ます。 入力方法については、ヘルプの『図面情報』を参照してください。

部品属性

部品属性は、その部品がどのような特性を持つかを示すテキストまたは数値情報です。 部品名の他に必要な情報を自由に持たせることが出来ます。 入力方法については、ヘルプの『部品』を参照してください。

図形データ

図形データは、投影図・レイヤ・形状要素・寸法線要素・文字要素などで構成されます。 下図は、その関係を概念的に表したものです。

形状要素

寸法線要素

レイヤ

投影図

文字要素

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2-3

データの構成

投影図

投影図には、原点、縮尺等の情報と複数のレイヤを含んでいます。 カレント投影図(レイヤセット)を切り替えることにより、投影図内のレイヤに切り替わります。

100

30

100

30

30

30

レイヤ1

レイヤ2

レイヤ3

レイヤ4

レイヤ5

レイヤ6

レイヤ7

レイヤ8

レイヤ9

原点

原点 原点

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3-1

要素タイプ CADSUPER FXⅡでは、下記の要素をご利用いただけます。

形状要素

下記の形状要素を作成し編集することが出来ます。

タイプ 説明 点 大きさを持たない形状要素 線分 始点と終点を持つ線 円 完全な全円 円弧 始点と終点を持つ円 楕円 完全な全楕円 楕円弧 始点と終点を持つ楕円 曲線 NURBS曲線

ワンポイント

NURBS とは、Non-Uniform Rational B-Splineの略で 非一様有理 Bスプラインとも呼ばれます。自由度の高い曲線の表現式で様々な形状を表現することができます。

その他の要素

CADSUPER FXⅡでは、形状要素以外に下記の要素をご利用いただけます。 タイプ 説明

寸法線 図形の寸法を表す形状要素と文字情報の集合 文字 ベクトル・TrueTypeのフォントが利用できる文字列 ハッチング 網掛け・タイル・色による塗りつぶし

グループ

いくつかの要素をまとめて操作する為に一括りの集合とすることが出来ます。さらにいくつかの

グループをまとめてグループにすることも出来ます。

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3-2

マルチテキスト マルチテキストとは、1つの文字列で大きさや色、フォントなどが異なった文字を組み合わせ

ることができるオブジェクト型の文字要素です。 UNICODEで表現されるため、中国語や韓国語など多言語に対応できます。 これまで文字化けしていた、DXF/DWG 図面からの文字データもそのまま受け取ることができます。

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3-3

特殊文字と文字置換機能

文字要素の文字列中に特殊文字や文字列置換用のキーワードが使用できます。

特殊文字

特殊文字 説明

_(アンダースコア) その位置で文字列を改行します

[ ] [ ]内の文字列のサイズを1/2にします

| 寸法数値の区切りコードです

@ 図面上ではΦが表示されます

^ 図面上では±が表示されます

ワンポイント

特殊文字は全て半角コードです。 _(アンダースコア) [ ] | は、図面上には表示されません

[例] 寸法線を記入した場合の寸法文字列は下記のようになります。

|50|[^0.1]

@|50|

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3-4

特殊文字と文字置換機能

置換キーワード

置換キーワードを使用すると、図面属性情報に置き換わります。

キーワード 置換情報

%F% ファイル名

%M% 図面名称

%U% 図番

%D% 作成者

%S% 図面縮尺

%R1% 備考1

%R2% 備考2

%R3% 備考3

%R4% 備考4

%R5% 備考5

%CL% 作成日(長い形式)

%CS% 作成日(短い形式)

%CT% 作成時間

%EL% 更新日(長い形式)

%ES% 更新日(短い形式)

%ET% 更新時間

%PDT% 印刷日時

%f% 拡張子なしファイル名

%FL% フォルダ名

ワンポイント

%PDT%は印刷日時に置き換わって印刷されますが、画面上ではそのまま表示されています。

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3-5

特殊文字と文字置換機能

特殊記号キーワード

特殊記号キーワードを使用すると、特殊記号に置き換わります。

キーワード 特殊記号

%24% 穴深さ

%25% 皿ざぐり

%26% ざぐり

[例] 下記のような補助記号を使った寸法が記入できます。

9キリ%26%@20%24%1

注意!!

旧バージョンの CADSUPERや EasyDraw など、特殊記号キーワードが解釈できないシステムでは、 特殊記号キーワードの文字列がそのまま表示、印刷されてしまいますので注意が必要です。

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3-6

投影図 CADSUPER FXⅡでは、投影図をサポートしています。 図面に良く用いられる、三面図などの異なる視線方向からの形状を管理したりレイアウトしやすくする

ための機能性です。

プロパティ

投影図ごとに以下の情報を持ちます。 項目 説明

原点 投影図の原点 回転角度 用紙に対する配置角度 縮尺 投影図の縮尺

ワンポイント

投影図を利用すると、作図していない投影図をグレイアウト(薄い表示)にして作図対象

の形状をわかりやすく表示することが出来ます。

部品配置との関係

投影図を利用して部品図を作成すると、その部品図から利用したい投影方向を選択して部品とし

て組図でご利用いただけます。 ※ 投影図を作成した部品図を部品挿入する場合、用紙に作図された図は、利用できません。

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3-7

部品 CADSUPER FXⅡでは、部品を利用することが可能です。 部品とは、頻繁に利用される形状をあらかじめ用意したりツールにより自動作成させることにより描く

図を効率化するための機能です。 また、部品に属性を付与しそれを参照したり集計したりできます。 一つの部品を連動部品として複数個挿入した場合には、一個の部品形状の修正内容が他の全ての

部品に反映されます。

部品図面と部品データ

CADSUPER FXⅡでは、2つの手段で部品形状をあらかじめ用意することが出来ます。 タイプ 拡張子 データの種類

部品図面 CSD 部品図として作図したものを部品形状として利用します。通常の

図面に部品属性が付与された図面です。 部品データ CSP 部品として専用に利用するデータです。パーツボックスで一覧す

ることが出来ますので、スピーディな配置が行えます。

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3-8

部品図 部品は、ある特定の形状を再利用する為の形状とファイルに 1つ部品属性を持ちます。 部品は、その部品により不可視になる形状を現すシルエットを持つことが出来ます。

部品ファイルの構成

部品ファイルは 1つの視線方向からの形状とシルエット、及び属性を持ちます。

名称 ×××××× 呼び ×××××× サイズ ×××××× メーカ ×××××× 形状要素

シルエット

部品図面の構成

部品図面は複数の視線方向からの形状とシルエット(投影図)、及び属性を持ちます。

名称 ×××××× 呼び ×××××× サイズ ×××××× メーカ ×××××× 平面図

正面図

右側面図

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3-9

隠線処理 部品にシルエットを持たせることで、その下に隠れる要素を隠線表示、または消去することができま

す。 シルエットは、部品の外形を表します。 シルエットを持つ部品同士の高さ順位を変更することで、隠線表示状態が自動的に変更されます。ま

た、部品を移動した場合などの隠線表示状態も自動的に更新されます。 図面に直接書いた形状は、常に最も下の位置に置かれます。つまり、部品により隠されることはあり

ますが、隠すことはありません。 ※曲線要素は、隠線処理対象外となります。

シルエット作成、削除

部品として再利用する部品ファイルや、部品図面を作成する際に、配置後、隠線処理をさせるた

めのシルエットを作成します。また別のシルエットに付け替える際には削除します。

シルエット追加、除去

シルエットを持たない部品を配置した後に、その部品に対して、シルエットを追加したり、除去し

たりします。シルエットを除去した部品は、隠線処理の対象として、順位が最下位として処理され

ます。

ポップイン

部品属性を持つ部品を挿入する場合に、その部品の周辺を消すことにより部品を判りやすく配

置するときに用います。その形状に外接する矩形で、重なる要素を消去する機能です。ポップイ

ン配置した部品を移動すると、消されていた要素が復元し移動後の表示状態が自動的に更新さ

れます。

ワンポイント

ポップイン配置された形状は、他の部品などが重なった際に、隠線処理やポップイン処

理の対象にはなりません。

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3-10

部品集計 図面に挿入した部品の持つ属性と、個数を集計して、部品表を作成できます。 部品表は、図面中に配置するだけでなく、直接 Excel* に引き渡すこともできます。

部品属性定義

集計に使用する部品属性を自由に定義することができます。 部品表の項目も自由に設定できますので、用途に応じた表が作成できます。

部品属性情報シート

Excelで作成した部品属性情報シートから取得した属性情報を挿入部品に埋め込むことができます。 また、部品属性情報シートから取得した属性情報を集計して部品表を作成することができます。 部品情報シートを利用することで、FX 部品データなどの属性情報を持たない部品データに属性を付与することができるようになります。

※ Excel* のインストールされていない環境では使用できません。

部品属性情報シートの運用手順例 1. 部品属性情報シートを格納するフォルダを設定する。

ファイル-システムローカル設定のファイル-部品属性で、情報シートのフォルダを設定します。

2. 部品属性情報シートのスケルトンを作成する。 設定-部品-部品属性の設定で、ユーザー定義画面から属性情報シート作成を実行します。

3. 作成されたエクセル*シートの空白を埋めて情報シートを完成させる。 4. 完成したエクセルシートに名前を付け、格納場所として設定したフォルダに保存する。 5. 入力項目設定、部品表項目設定、属性引出し項目設定で、外部属性情報として、作成したエクセ

ルシートファイルを設定する。

エクセル*、Excel*... 米国Microsoft(R)社の開発、販売する表計算ソフトウェア。

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3-11

部品集計

材料取り設定

図面に挿入した部品を集計の対象にするかどうかを設定できます。 OFFに設定しておくことで、別の投影図の同じ部品を重複して集計することを防止できます。

集計数設定

図面に挿入した部品1個を何個にカウントするかを設定できます。 同一視線方向に重なるため、図面に挿入していない部品の数も正確にカウントすることができます。

材料取り OFF部品のグレイアウト表示

図面に挿入されている、集計対象外の部品をグレイアウト表示することで、集計部品を視覚的に確認

することができます。

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3-12

スタイル 【スタイル】とは、作図時に利用する属性(線種、線幅、色)の集まりを指します。 複数ある【スタイル】を切り替えることで作図する要素属性の変更を簡単に行うための機能です。 1図面で利用する【スタイル】を纏めて【スタイルセット】といいます。 同じ【スタイル名称】でも異なる【スタイルセット】では、別属性の【スタイル】が設定できます。 これにより、異なる属性を持つ図面間でも、同じ【スタイル名】で作図/編集を行うことが出来ます。

スタイル機能概要

【スタイル】には、下記の種類があります。 ● システム予約スタイル

FXⅡシステムの内部利用するスタイルです。 スタイル名称が予約されていますので、名称の変更は出来ません。 また、スタイルの削除をすることは出来ません。 下記の各スタイルと共に利用されますが、FXⅡ図面で利用されている場合のみ、パネルなどに表示して選択利用できます。

● ユーザ作成スタイル ユーザが任意に作成可能なスタイルです。 スタイル名称変更、スタイルの削除は可能です。

● FXペンスタイル(セット) ※特殊スタイル FX図面使用時に、利用可能なスタイルです。 FX 図面からペン情報を取り出し、スタイルとして作成します。これを利用する場合、【FX ペンスタイルセット】として利用されます。

● JXペンスタイル(セット) ※特殊スタイル JX/SX/EasyDraw図面使用時に、利用可能なスタイルです。 JX/SX 変換設定で定義された状態をペンとしてスタイルを作成します。これを利用する場合、【JXペンスタイルセット】として利用されます。

● FXⅡ図面スタイル(セット) ※特殊スタイル FXⅡ図面内に保持しているスタイルです(Ver.4.0以降の図面)。 前回作図時に利用したスタイルの状態を保持しています。

※FX ペンスタイル(セット)、JX ペンスタイル(セット)については、ユーザによるスタイル編集、並び替え、及びスタイルセットの切り替えは出来ません。 ※ユーザ作成スタイル/FX ペンスタイル/JX ペンスタイル/FXⅡ図面スタイルとは、排他利用となります。

【スタイル】機能は1図面毎の設定ではなく、複数の図面で同様の形式で利用することを目的としてい

ます(FXペンスタイルセット/JXペンスタイルセット/FXⅡ図面スタイルセットを除く)。 【システムスタイル】、【ユーザ作成スタイル】は、FXⅡ自身が保持しています。

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3-13

スタイル Ver.3.0より、FXペンスタイルセット/JXペンスタイルセットを FXⅡのユーザスタイルセットにインポートできる機能を搭載しました。 Ver.4.0よりFXⅡ図面スタイルセットをFXⅡのユーザスタイルセットにインポートできる機能を搭載しました。

FXⅡ通常図面で利用されるスタイル

FXⅡの通常図面では、【システムスタイル】+【ユーザ作成スタイル】で利用されます。【システムスタイル】について、設

定属性の変更は出来ますが、スタイル名称の変更、スタイル

の削除をすることは出来ません。 【システムスタイル】は下記のスタイル名で定義されていま

す。 ・ 外形線 ・ 中心線 ・ 文字 ・ 寸法線 ・ 寸法文字 ・ 隠れ線 ・ 正接エッジ ・ エッジ隠れ線 ・ 補助線

【ユーザ作成スタイル】については、各情報の変更、スタイル

の削除が可能です。 1つのスタイルには、スタイル名称と「線種」「線幅」「色」の情報を設定することが出来ます(スタイル

名称は一意)。 設定する属性は、カレント図面の属性を利用します。 設定が不要な場合は、「カレント(線種/線幅/色)」を利用するように設定できます。 ※ただし、全てを「カレント」属性に設定することは出来ません。 スタイルパネルに表示する/しない設定、スタイル表示位置の入れ替え機能等がありますので、ユー

ザの利用しやすい形態に変更することが可能です。 ※表示位置は、全スタイルセット共通となります。 FXⅡで図面を読み込んだ時に【スタイルセット】に定義された属性が無い図面を利用しようとした場合、対象の図面から自動的に該当する属性を選び出し、設定します。 自動的に作成された【スタイルセット】が利用しにくい場合、ユーザが任意に設定を変更できます。 変更された情報は、自動的に保存されます。 次回からこの設定を利用できますので、スタイルの設定を常に意識する必要はなくなります。 スタイル設定コマンドにより、カレント図面で利用するスタイルセットを切り替えることが出来ます。属

性が図面の持つ情報と一致しない場合が発生しますが、その属性は「カレント」を選択されているのと

同じ状態となります。 ※設定と一致しないスタイルは、パネル上でスタイル名称がグレー表示されます。

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3-14

スタイル

FXペンスタイル(セット) ※特殊スタイル

【FX ペンスタイル(セット)】は、FX の図面に持つ「FX ペン」をスタイルとして利用します。 ※FX スタイルは、図面単位となりますので、共通利用することは出来ません。

[ユーザプロパティ設定]の[ファイル]-[スタイル設定]において、

「FX 図面読込み時、FX ペンスタイルを利用する」にチェックを付けることで、「FXペン」を利用することが出来ます。 チェックをつけなかった場合、【システムスタイル】+【ユーザ作成スタ

イル】で利用されます。 【FXペンスタイル(セット)】の範囲で作図/編集を行った図面はFX形式に保存した場合、FXでもそのままご利用いただけます。 ※【FX ペンスタイル(セット)】利用中の図面では、属性の変更、スタイルの削除、入れ替え、表示/非表示切り替えは出来ません。

JXペンスタイル(セット) ※特殊スタイル

【JX ペンスタイル(セット)】)は、JX/SX ユーティリティで設定可能な「JX形式ペン」をスタイルとして利用します。 ※JX ペンスタイルは、ファイルダイアログ-[設定]-[変換パラメータの設定]-[SX/JXユーティリティ]によって、変更出来ます。

※この場合のスタイル情報は、図面単位となりますので、共通利用する

ことは出来ません。 [ユーザプロパティ設定]の[ファイル]-[スタイル設定]において、

「JX/SX 図面読込み時、JX ペンスタイルを利用する」にチェックを付けることで、「JXペン」を利用することが出来ます。 チェックをつけなかった場合、【システムスタイル】+【ユーザ作成スタイル】で利用されます。 【JXペンスタイル(セット)】を利用することで、JX ライクな属性切り替え機能を提供します。 ※【JX ペンスタイル(セット)】利用中の図面では、属性の変更、スタイルの削除、入れ替え、表示/非表示切り替えは出来ません。

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3-15

スタイル

FXⅡ図面スタイル(セット) ※特殊スタイル

【FXⅡ図面スタイル(セット)】は、FXⅡVer.4.0以降で作図された図面に内部的に保持しているスタイルセットです。 [ユーザプロパティ設定]の[ファイル]-[スタイル設定]において、『利用スタイル』を【図面内スタイ

ル】とすることで利用できます。その他の設定では利用されません。 ※Ver.3.X 以前の図面、新規作成の図面には図面スタイルを保持していません。この場合、現在利用できるスタイルを自動で選択します。属性が合致するスタイルがない場合は、派生スタイルを生

成します。 ※この場合のスタイル情報は、図面単位となりますので、共通利用することは出来ません。 ※【FXペンスタイル(セット)】・【JXペンスタイル(セット)】とは異なり、属性の変更、スタイルの削除、入れ替え、表示/非表示切り替えは可能です。

補助線について

DXF など他形式図面を読み込んだ場合、「補助線線種」が存在しない場合があります。このような図面について「補助線スタイル」は「仮の値」が入ります。 この場合、一部の補助線関連のコマンドが正常動作出来ません。 これらのコマンドを正常に利用するには、「補助線線種」を作成し、「補助線スタイル」に

設定してご利用ください。 アンドール製の他の CAD(FX、JX、SX、EasyDraw)では、「補助線線種」を持っていますので、コマンド動作に制限はありません。

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3-16

レイヤセット 【レイヤセット】とは、投影図、部品、寸法線など用途ごとのレイヤを纏めて使用することができる機

能です。 レイヤセットには、レイヤを纏めて使用する目的のレイヤセット(投影図、グループ、部品、一般の4

種類)と、特定の機能を行う為のレイヤセット(寸法線、文字の2種類)があります。 ※グレーアウト表示機能を使用すれば、カレントのレイヤセット以外の要素をグレーアウト色で表

示し、編集不可状態にします。([ユーザプロパティ設定]の[編集]-[複写]ハイライト要素のみ複写

を有効にすると、複写コマンドでも編集不可になります)

レイヤセット種類

● 投影図レイヤセット ・ 用紙と投影図の2種類あります。 ・ 投影図機能を使用して作図を行うと、用紙以外の投

影図レイヤセットにレイヤが作成されます。それ以外

の場合は全て用紙レイヤセットにレイヤが作成されま

す。 ※全てのレイヤは、いずれかの投影図レイヤセットに所属しま

す。

● グループレイヤセット ・ 用紙レイヤセットに所属しているレイヤを、いずれか

一つのグループレイヤセットに纏めることができます。 ※用紙以外の投影図レイヤセット内のレイヤは、グループレイヤセットに入れることはできません。

● 部品レイヤセット ・ 用紙と投影図レイヤセット内のレイヤを混在で纏めることができます。 ・ 部品を同レイヤモードで配置した場合、自動的に部品レイヤセットが作成されます。

● 一般レイヤセット ・ 用紙と投影図レイヤセット内のレイヤを混在で纏めることができます。

● 寸法線、文字レイヤセット ・ このレイヤセットに所属するレイヤは、寸法線、文字レイヤになります。 ・ レイヤ設定の寸法線、文字レイヤ機能を有効にした場合、寸法線、文字コマンド実行時

にカレントレイヤを寸法線、文字レイヤに自動切り替えします。

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3-17

レイヤセット

レイヤセットを使用したFX図面変換

● 読み込み ・ FXグループレイヤに対してグループレイヤセットが作成されます。 ・ FXグループレイヤの1-16レイヤがグループレイヤセット内に作成されます。 ・ 寸法線、文字レイヤを使用している場合、寸法線、文字レイヤも作成されます。

● 保存 ・ 用紙以外の投影図、グループレイヤセットに対してFXグループレイヤが作成され、レイ

ヤセット内のレイヤ順で1-16番レイヤに変換されます。それ以外のレイヤはグループ

レイヤが作成され、1番レイヤのみ変換されます。 ※16レイヤを超える場合は、全て16番に変換されます。

・ 寸法線、文字レイヤを使用している場合は、寸法線を2番、文字を3番レイヤに変換され

ます。 ※FX図面を読み込んで使用している図面は、FX図面の寸法線、文字レイヤ番号に合わされます。

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3-18

ラスタ

ラスタデータの利用

ラスタデータとは、CAD データの様に座標同士を結ぶ情報で構成されるものではなく、写真画像のように画像上に色のついた点が無数に表示されているデータです。それぞれを拡大した場合、CADデータでは、いくら拡大しても線の太さは変化しませんが、ラスタデータでは、拡大率に応じて色点の

表示が大きくなります。紙図面をスキャナなどで読込んだ場合、ラスタデータとなります。 Ver.5で、このようなラスタデータを読込み、CAD作図機能を使ってトレースする機能を搭載します。 ● 利用可能ラスタデータ

TIFF、BITMAP、JPEG、PNG の モノクロ もしくは カラーデータ ● FXⅡ上でのラスタ端交点認識機能 座標入力モードにラスタモードが追加されています。 このモードで座標入力すると、ラスタデータの端点や交点が認識できるようになります。 ポイントモードとして使用する設定に「ラスタ」がありますの

で、これを選択状態にします。 ドローイングの座標入力モードをラスタに切り替えます。 これで、ラスタ上の点を認識できる様になります。 認識した座標が複数得られた時は、その座標が端点か交点かを表示し

ます。 ナビケーション機能が有効な場合、マウス位置に一番近いラスタデ

ータの端点か交点を認識します。 認識用確認窓が有効の場合は、確認窓にラスタデータも表示し、候

補点を表示します。

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3-19

ラスタ 注意点: • ラスタ端交点認識で得られる座標は、図面の拡大率やマウスの指定位置によって異なり、ラスタ上の位置とずれることがあります。 • 図面上は線上の点でも端点と認識してしまうことがあります。 • ラスタ端交点認識で認識する範囲と確認窓の表示範囲が異なるため、図面の拡大率によって、候補点が確認窓に表示しないことがあります。この場合は、図面上に表示

されている候補点で確認してください。

ラスタコマンド一覧

ラスタ編集のコマンドには、以下のものがあります。 コマンド 説明

ラスタ開く 図面上に、指定したラスタデータを貼り付けます。貼り付け可能なラスタデ

ータのフォーマットは、下記のものとなります。 モノクロTIFF-G4、モノクロBMP、8BitカラーBMP、24BitカラーBMP、カラーJPEG、カラーPNGデータです。 カラーデータは、読込み時にモノクロデータとして読込むことも可能です。

ラスタ解除 図面に貼り付けているラスタデータの貼り付けを解除(削除)します。

傾き補正 ラスタデータ全体の傾きを補正します。 任意の 2点を指定し、その傾きが水平または垂直になるように、ラスタデータを回転させます。 ※カラー表示ラスタデータには、非対応です。

伸縮補正 ラスタデータ全体の伸縮度の補正を行います。 指定した2点の水平方向または垂直方向の距離が、設定した距離になるよ

うにラスタデータ全体を伸縮させます。 ※カラー表示ラスタデータには、非対応です。

移動 指定した範囲のラスタデータを、指定位置に移動します。 他図面への移動は、すでにラスタデータが貼り付いている図面に対しての

み可能です。 貼り付いているラスタデータ全体の移動も可能です。

ゴミ消去 指定した大きさより小さなラスタデータを、ゴミとして消去します。 ※カラー表示ラスタデータには、非対応です。

ラスタ UNDO ラスタ編集コマンドの直前1回のUNDO処理を行います。

ラスタ表示 ラスタデータの表示/非表示を切り換えます。

設定 ラスタ編集の各種設定を行います。 ラスタ消しゴム ラスタを消しゴムで消します。

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4-1

新規図面

新規図面作成

最初に製図する用紙を選択します。 CADSUPER FXⅡを起動し、[ファイル]-[新規作成]を実行します。 該当のテンプレートを選択し、必要があれば縮尺を変更し、OKボタンを押します。

指定した用紙が開きます。

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4-2

標準テンプレートの図枠

標準テンプレートの図枠には、あらかじめ置換文字が埋め込まれています。

ワンポイント

図枠内の置換文字列は、図面情報を登録すると表示されます。

置換文字

図枠に利用されている置換文字は、下記の情報に置換されて表示されます。 置換文字 説明

%F% ファイル名 %CL% 最初に図面を作成した日付 %EL% 最後に図面を更新した日付 %M% 図面名称(ファイル-図面情報 図面属性で設定) %U% 図番(ファイル-図面情報 図面属性で設定) %S% 尺度(図面の縮尺) %R1% 備考1(ファイル-図面情報 図面属性で設定) %R2% 備考2(ファイル-図面情報 図面属性で設定) %R3% 備考3(ファイル-図面情報 図面属性で設定) %R4% 備考4(ファイル-図面情報 図面属性で設定) %R5% 備考5(ファイル-図面情報 図面属性で設定)

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5-1

要素選択 要素選択は、単一の要素を選択する方法と、領域を指定する枠囲みの 2 つの方法が用意されています。

単一要素の選択

マウスを要素に近づけると、要素が認識色(標準:赤色)に変化します。この状態で、左クリックする

と要素が選択できます。選択された要素は選択色(標準:橙色)に変わります。

枠囲み

領域を指定して、その中に入る要素を選択することが出来ます。 枠囲みでは、認識する要素にマスク(特定の種類だけ認識させる為の設定)が利用できます。

項目 選択オプション 設定できる組み合わせ 単一要素 要素タイプ(点・線・円・文字・楕円)・色・線種・線幅 集合要素 要素タイプ(点・線・円・文字・楕円)・色・線種・線幅

種類

寸法線 要素タイプ(寸法要素・文字)・色 有効 矩形で切断した形状を認識します 矩形切断 無効 要素を切断しない 矩形の内側 矩形に完全に内包される要素を認識します 矩形の外側 完全に矩形の外にある要素を認識します

認識範囲

多点の内側 多角形に完全に内包される要素を認識します 部分認識 認識領域を交錯する要素を含めます 認識の解除を許可する 認識済みの要素を再度指定した場合に認識状態を解

除します 集合要素の子要素認識 グルーピングされている要素を単一要素と見なして認

識します 設定の詳細については、ヘルプの認識を参照してください。

ワンポイント

領域指定時の 2 点目の入力のタイミングで、改行キーを押すと全認識することができます。

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5-2

コマンドの流れ

CADSUPER FXⅡのコマンドは、一連のコマンド動作を終了すると、再度そのコマンドの先頭のオペレーションに戻るコマンドと、終了するコマンドがあります。 作図・編集系のコマンドは前者のタイプに属し、設定系のコマンドは後者のタイプに属します。 複数の要素を操作するオペレーションでは、選択の終了をシステムに知らせる為に『確定』動作を行

います。マウスを右クリックしてポップアップメニューの確定を選択するか、改行キーを押すことで確定

することが出来ます。 オペレーションバックは、操作を 1つ前に戻します。 コマンドキャンセルは、全てのオペレーションを取り消してコマンドの先頭に戻ります。

一部のコマンドには、第 1 オペレーションでスペースキーを押すと、コマンド毎の詳細な設定画面が表示されるものがあります。

コマンドフローモデル

スペースキー

コマンドの起動

第 1オペレーション

第 2オペレーション

コマンド詳細設定

コマンド キャンセル

オペレーション バック

要素選択

確定

第 3オペレーション

コマンド キャンセル

コマンド実行

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5-3

コマンドモードと設定

CADSUPER FXⅡのコマンドは、多様なニーズに応えるため、様々な用途に適した動作モードを選択し、処理することが出来ます。このモードを『コマンドモード』と呼びます。 コマンドモードを持つコマンドを実行すると、画面の左上に下図のようなツールバーが表示されます。 この例は、線分コマンドのコマンドモードツールバーです。 表示される内容は、コマンドごとに異なります。

ツールバーのボタン上にマウスカーソルを置くと、コマンドモードの説明が表示されます。 コマンドモードは、コマンドモードボタンをクリックする毎に切り替わり、左クリックで順方向、右クリック

で逆方向に、コマンドモードが切り替わります。 ボタンのアイコンイメージの上をクリックすると、プルダウン表示からの選択も可能です。

線分コマンドの場合、作図方向を固定したり、自動補正したり、フリーにするモードを切り替えたり、独

立した線分を描いたり、連続線を描くモードを切り替えることが出来ます。 アイコンイメージのみのサイズに設定を変更することもできます。

詳細の内容については、各コマンドのヘルプを参照してください。

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5-4

コマンド詳細設定 一部のコマンドは、その用途に応じた独自の設定情報を持つことが出来ます。 下記は切断線の設定画面ですが、例えば断面図のタイプごとに切断線に使用する線やその属性を

設定することが出来ます。

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5-5

ジェスチャー機能とポップアップコマンド ジェスチャー機能とは、マウスの簡単な操作で、色々なコマンドを起動することができる機能です。 マウスの中央ボタンまたは、右ボタンを押しながらマウスカーソルを上下・左右・斜め方向に移動さ

せることで、その移動方向に割り付けられたコマンドを起動することができます。

ジェスチャー機能の利用

使用するマウスボタンや、ジェスチャー機能が起動するまでのマウスカーソルの移動量などは、設

定-ユーザープロパティ設定のマウスタブのページで設定します。

パン・ズームを右ボタンで利用する場合は、ジェスチャー機能は中央ボタンで操作することになりま

す。また、パン・ズームを中央ボタンで利用する場合は、ジェスチャー機能は右ボタンで操作するこ

とになります。

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ジェスチャー機能とポップアップコマンド 起動するコマンドは、設定-コマンド定義のジェスチャー割付タブのページで設定します。

マウスカーソルの移動方向8方向と、ShiftキーとCtrlキーを組み合わせて、合計32通りのジェスチャーにコマンドを割り付けることができます。 ”4方向で利用する”に切り替えると、斜め方向への操作は、上下、左右の近い方向への操作となります。この場合、起動できる最大コマンド数は16となります。

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ジェスチャー機能とポップアップコマンド ジェスチャー機能が起動すると、マウスボタンを押した位置を中心とするマーカーが表示され、起動

するコマンド名が表示されます。ここでマウスボタンを離すとコマンドが起動します。

マウスカーソルをマーカー上に戻すとマウスカーソルが矢印カーソルに戻り、ジェスチャー機能が

解除されます。ここでマウスボタンを離すとコマンドは起動しません。 ※ マーカーの半径は、ジェスチャー開始移動量の設定値となります。 ※ ジェスチャー機能を、非アクティブ図面上で起動した場合、アクティブ図面に対して処理を行うコ

マンドが実行される場合がありますので、注意が必要です。

ポップアップコマンド

ジェスチャー機能やキーボードに割付て利用することで、マウス周辺でコマンドモードの切替やアク

ティブレイヤ切替などが可能なポップアップコマンドが利用可能です。 ○ コマンドモード切替

※ 一ヶ所切り替えるとウインドウが閉じます。 ※ Ctrlキーを押しながら切り替えると、連続して複数の項目が切り替えできます。

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ジェスチャー機能とポップアップコマンド ○ コマンド履歴選択

※ コマンドを選択するとウインドウが閉じます。

○ マイツール選択

※ コマンドパネルのマイツールと同じメニューが表示されます。 ※ ツールボックスをご使用の場合は、新たに "マイツール" ツールボックスが作成され、 その内容と同じメニューが表示されます。 ※ コマンドを選択するとウインドウが閉じます。

○ スタイル切替ボックス

※ スタイルを切り替えるとウインドウが閉じます。

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5-9

ジェスチャー機能とポップアップコマンド ○ レイヤ切替

※ レイヤを切り替えるとウインドウが閉じます。

○ レイヤ・レイヤセット切替

※ レイヤセットを切り替えるとレイヤの一覧表示が変更され、レイヤを切り替えるとウインドウ

が閉じます。 ○ レイヤセットカテゴリ切替

※ カテゴリを切り替えると、レイヤセット、レイヤの一覧表示が変更され、レイヤを切り替えると

ウインドウが閉じます。

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5-10

ジェスチャー機能とポップアップコマンド ○ タブメニュー選択 コマンドパネルのタブメニュー名が選択できます。 ※ ツールボックスをご使用の場合は、ツールボックス名称が表示されます。

選択したメニューのサブメニューが表示され、コマンドが起動できます。 ※ ツールボックスをご使用の場合は、ツールボックスと同様のボックスが表示されます。

※ サブメニューを選択すると、ウインドウが閉じます。 ※ 全般的にジェスチャー用コマンドでは、マウスがウインドウ上から離れるとウインドウが閉じ

るようになっています。

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5-11

ナビゲーションコマンド

ナビ(ゲーション)コマンドとは、ナビゲーション用検索処理中に検出した特定の要

素状態によって起動できるコマンドです。

要素が重複している場所を検出した場合に起動できる、重複要素選択コマンド

と、点が密集した場所を検出した場合に起動できる、入力拡大ビューコマンドが

用意されています。

使用するコマンドや、要素状態検出後、コマンドが起動可能になるまでの時間な

どは、設定-ユーザープロパティ設定のマウスタブのページで設定します。

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5-12

ナビゲーションコマンド

重複要素選択機能

重複要素を検出後設定した時間が経過すると、マウスカーソルが変更されます。

マウスカーソルが変更された状態で左クリックすると、重複要素リスト画面が表示されます。 リストの要素をクリックすると画面が閉じ、クリックした要素が選択されます。 ※画面上での距離が1ドット以内にある要素を重複要素と見なすため、完全に重なっている

要素だけが検出される訳ではありません。 ※要素が密集しているところでは、違う型の要素が重複要素として検出される場合がありま

す。

入力拡大ビュー機能

密集した点を検出後設定した時間が経過すると、マウスカーソルが変更されます。

マウスカーソルが変更された状態で左クリックすると、拡大ビューが表示されます。 座標を入力するか、ビューの外へマウスが出ると拡大ビューが閉じます。

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5-13

パラメトリック機能 パラメトリック機能とは、作図された線分の長さや角度、円・円弧の半径をパラメトリックに変更でき

るように定義する機能です。[ツール] メニューに、パラメ定義コマンドと、パラメ更新コマンドが用意されています。

定義には、数値だけでなく、変数を使用した数式が設定できます。 パラメ定義した形状を複写すると、定義も同時に複写されます。また、パラメ定義した形状を部品と

して保存すると、その部品を挿入する際に、定義により形状を変更することができます。 定義には以下のタイプがあります。 ○ 長さ定義

[編集]メニューの変形コマンドのように、基準線の長さを変更させる定義です。 ○ 角度定義 2線分間の角度を変更させる定義です。 ○ 円・円弧の半径定義 円・円弧の半径を変更させる定義です。 ○ 角丸め(コーナーR)定義 角丸めの円弧半径を変更させる定義です。

同じ内容の複数の定義を一纏めにして一括処理したり、定義に変数を使用することで、複数の定

義を連動させることができます。 パラメ定義では、次の変数が使用できます。 ① システムローカル設定で作成された定数(システム定数) ② ユーザープロパティ設定で作成された変数(ユーザー変数) ③ 計測変数 ④ パラメ定義、パラメ更新コマンドで作成したパラメ変数 ※ ①、②については、使用すると同名のパラメ変数が作成され独自の値を持ちます。 ※ 作図コマンドなどで変数を使用する場合には、パラメ変数の値が優先されます。 ※ ③については、計測実行前には、値が 0.0 となっているため使用には注意が必要です。

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要素限定表示機能 指定要素限定表示機能は、表示対象として認識した要素のみを表示して作図、編集できる ようにした機能です。 この機能は、割付可能(ツールバー、キー等)な以下の5つの機能から構成されています。 ・ [表示要素指定]:表示対象要素を選択し、選択した要素以外を非表示もしくは グレイアウト色で表示します。

・ [限定表示終了]:限定表示機能を終了します。

・ [指定要素表示]:表示対象として指定した要素のみを表示します。 ・ [非指定要素表示]:表示対象として指定しなかった要素のみを表示します。 ・ [限定表示中断]:一時的に限定表示をOFFにします。

当機能は、以下の条件で動作します。 ・設定は1図面単位ですが、表示状態の切替([指定要素表示][非指定要素表示][限定表

示中断])は、開いている図面全てが対象となります。 ・分割表示中に要素指定、表示終了をすることはできません。 ・表示対象外要素は、[ユーザプロパティ設定] [表示]ページ内(左下)<要素限定表示>

の表示対象外要素の設定で[非表示]/[ハイライト色]が選択できます。 ・機能開始以前では、[表示要素指定][限定表示終了]のみ利用可能です。 ・機能開始以前の分割表示中では、いずれの機能も利用できません。 ・機能利用中は、全ての限定表示用機能が利用できます。 ・機能利用開始後の分割表示中では、[表示要素指定][限定表示終了]の機能は利用でき

ません。 非表示側要素は、[ユーザプロパティ設定]-[表示]ページ内の《要素限定表示》-表示対象外要素の設定で「非表示」/「グレイアウト」の切替が可能です。

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コンソールパネル コマンドの操作時における数多くのパラメータの入力項目を一箇所に集めたものがコンソールパネル

です。 コンソールパネルには、データ入力ページと座標入力ページが表示されます。 データ入力ページは、作図画面上で右クリックし、ポップアップメニューから「データ入力...(D)」を選択するか、または、キーボードの数値キーを押すことで、表示されます。 座標入力ページは、作図画面上で右クリックし、ポップアップメニューから「座標入力...(P)」「ステップ入力...(O)」を選択するか、または、キーボードのTABキーを押すことで、表示されます。

コンソールパネルの振る舞い

コンソールパネルの表示は、フローティング状態、ドッキング状態、オートハイド状態の3通りの表

示状態があります。 フローティング状態、または、ドッキング状態では、コンソールパネルのタイトルを左ボタンでドラック

すると、コンソールパネルウィンドウを移動させることができます。 通常、フォーカスは作図画面にありますが、キーボードから数値入力し、コンソールパネルを表示

すると、自動的にコンソールパネルにフォーカスされます。

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コンソールパネル

フローティング状態

フローティング状態では、コンソールパネルが出来るだけ図面を隠さないようにする為、 ユーザーのアクションにより自動的に表示・非表示されます。 また、コマンド操作時のオペレーションによって、データ入力が必須の場合は、自動的に表示されま

す。

●フローティング状態で、コンソールパネルをフレームウィンドウの左辺、または、右辺まで左クリッ

クでドラッグすると、フレームにドッキングすることができます。

ドッキング状態

ドッキング状態では、コンソールパネルは常に表示されます。 ドッキング可能な領域は、フレームウィンドウの左辺、または、右辺です。

● ドッキング状態のコンソールパネルを作図画面上にドラッグすると、フローティング状態になりま

す。 ● ドッキング状態で、左上の ボタンを押すと、オートハイド状態になります。

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6-3

コンソールパネル

オートハイド状態

オートハイド状態では、通常、コンソールパネルは隠された状態になっています。 「 入力」の上にマウスカーソルを置くと、データ入力ページが表示され、 「 座標」の上にマウスカーソルを置くと、座標入力ページが表示されます。 また、コマンド操作時のオペレーションによって、データ入力が必須の場合は、自動的に表示されま

す。

● オートハイド状態で、左上の ボタンを押すと、ドッキング状態になります。 ● Ver.3.0から、機能をタイトルあり、等分表示できるようになり、選択が容易になりました。(右図)

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データ入力 データ入力ページは、コマンドの入力項目をまとめたページです。 現在の入力行は、オレンジ色、入力できない入力行は、灰色で表示されます。 ステータスボタンは、左クリック、または、右クリックで確定・ロックに変更できます。 また、キーボードの[Enter]キーで確定、[Shift + Enter] キーでもロックできます。 入力値を削除すると、ステータスは未入力となります。 入力項目数は、コマンドモードにより、異なる場合があります。

上図は、矩形コマンドの時のコンソールパネルです。 矩形コマンドでは、最下行の「矩形角度」は、傾き:ありの時のみ、表示されます。 ※Ver.3.0 から、ラジオボタン、コンボボックスで表現されていた機能は、コマンドモードとしてツールバー上に表示を切替えることが出来るようになりました。

ボタン名称 説明

未入力 まだ入力されていません。

確定 入力欄の値は、確定されています。 ステータスボタン

ロック 入力欄の値は、ロックされています。 計測ボタン このボタンを押すと、計測を行うことができます。 マウス入力ボタン このボタンを押すと、テンキーボックスが開きます。 メモリボタン このボタンを押すと、計測値・変数・定数を参照できます。 コメント入力ボタン このボタンを押すと、コメント入力ダイアログが開きます。 文字列参照ボタン このボタンを押すと、文字列を参照できます。

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データ入力

データ入力で演算する

単に数値を入力するだけでなく、演算式を入力し演算させることも可能です。 四則演算・三角関数・算術関数・変数の使用が可能です。

項目 関数 説明 四則演算 +, -, *, / 加算、減算、乗算、除算 三角関数 SIN サイン

COS コサイン TAN タンジェント ASIN アークサイン ACOS アークコサイン ATAN アークタンジェント ATAN2 成分によるアークタンジェント

算術関数 ABS 絶対値 SQRT 平方根 HYPOT ベクトルの大きさ PAI 円周率

同じ値を使用する

入力値をロックすることにより同じ値を使用して、コマンドを実行させることが出来ます。 ロックしたい値の入力欄で、ステータスボタンをクリックし、 [ロック]にしてください。 また、入力欄で、キーボードの[Shift + Enter]を押してもロックになります。 下記の例は、角丸めのコマンドのコンソールパネルですが、半径の入力値をロックすることにより、

同じ径のコーナーRをすばやく作図することが出来ます。

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6-6

データ入力

変数を利用する

何度も同じ値を入力する場合、変数に値を記憶させることができます。 変数値を記憶させるには、入力欄で『変数名=値』と入力し、「確定」してください。

記憶させた変数値を入力したい場合は、 メモリボタンより該当する変数名を選択してください。 また、[設定]-[ユーザープロパティ設定]の変数タブで登録・編集できます。

計測値を利用する

要素を測定した値を入力値として利用できます。 計測値を入力したい値の入力欄の計測ボタン をクリックして、メニューの中から計測コマンドを選

択してください。

線の長さ 線の角度 円・円弧の径 円弧・楕円弧の始角 円弧・楕円弧の終角 楕円・楕円弧の長径 楕円・楕円弧の短径 楕円・楕円弧の傾き 距離 2線間の角度

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6-7

データ入力

マウス入力を利用する

マウス入力したい入力欄の ボタンを押すと、テンキーボックスが開き、 簡単な数値入力をマウスで行えます。

・ 数値キー ボタン 機能

~ 数値を入力します。

小数点を入力します。

マイナス記号を入力します。 ・ カーソル移動キー ボタン 機能

キャレットの前方の文字を一文字削除します。バックスペースキーと同じ動作です。

キャレットの後方の文字を一文字削除します。デリートキーと同じ動作です。

キャレットを一文字分左に移動します。

キャレットを一文字分右に移動します。

現在のキャレット(文字列選択時は先頭の文字位置)の右側の文字を一文字分選択状

態にします。キャレットが文字列の最後にある状態で、このボタンを押すと’0’を追加して選択状態にします。

現在のキャレットの左側の文字(文字列選択時は最後の文字)を一文字分選択状態に

します。キャレットが文字列の最後にある状態で、このボタンを押すと’0’を追加して選択状態にします。

キャレットを文字列の先頭に移動します。

キャレットを文字列の最後尾に移動します。 ・ 機能キー ボタン 機能

テンキーボックスを閉じます。

UNDOを実行します。

テキストボックスの全ての文字を選択状態にします。

テンキーボックスを閉じ、入力を確定させます。

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6-8

データ入力

変数値を利用する

メモリボタンで計測した値や、変数値、定数値、特殊文字を入力値に使用することが出来ます。 入力したい値の入力欄で、 メモリボタンを押して、メモリリストから該当の変数値を選択してくださ

い。 [+]をクリックすると、変数項目が展開されます。

変数項目名をダブルクリックすると、その変数の名前が入力欄に入力されます。 値をダブルクリックすると、その変数の値が入力欄に入力されます。 変数・定数が登録されている場合は、変数・定数が表示されます。 ・ 変数は、[設定]-[ユーザープロパティ設定]の変数タブで編集できます。 ・ 定数は、図面を閉じて、[ファイル]-[システムローカル設定]の定数タブで編集できます。

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6-9

データ入力

コメント入力ダイアログを利用する

コメント入力欄において、 コメント入力ボタンを押すと、コメント入力ダイアログを利用できます。 コメント入力ダイアログは、右方向、または、下方向にウィンドウサイズを変更できます。 下図は、文字記入コマンドの時の、コメント入力ダイアログです。

コメント入力ダイアログでは、改行は自動的に改行文字”_”に置き換えられます。 [Ctrl + Enter]、または、[OK]ボタンを押すと、「確定」されます。 また、[Shift + Enter]でロックになります。

文字列を参照する

コメント入力欄において、 文字列参照ボタンを押すと、図面上の文字列を入力できます。

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6-10

座標入力 座標入力には、下記の 3つの方法があります。

数値入力 位置入力 マウスによる座標入力

数値による座標入力

数値指定で座標を入力する方法は、下記の 3通りがあります。 相対原点を基準とした座標入力 絶対原点を基準とした座標入力 現在点を基準とした座標入力

任意の点を基準として相対距離で座標を入力することが出来ます。 例えば、線分の終点を決定するときの始点のような現在点(最後に入力された点)を基準として、相

対距離で座標を決定します。

現在点を基準とした座標入力の手順

1. コマンド実行中に右クリックでポップアップメニューを表示させ、[座標入力…(P)]を選択します。

2. 基準点で[任意]を選択します。

[座標]で X座標と Y座標での指定、[角度]で角度と距離での指定が切り替わります。

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6-11

位置入力

任意の点から移動量を指定して、現在の入力座標を変更することが出来ます。

基準位置の取得方法

基準位置は、下記の 3つの方法で取得することが出来ます。 キー 取得できる点 / マウスポインタに最も近い位置の点、端点、交点を指定できます = 線分上の点を指定できます * 現在設定されているポイントモードで認識される点を指定できます

『/』キーでの位置入力の手順

1. コマンド実行中にカーソルを基準としたい位置に移動します。

2. 点を認識したら、『/』キーを押下します。コンソールパネルの座標ページが開きます。

入力の項目行で[座標]を選択すると、X方向か Y方向の距離での指定、 [角度]で角度と距離での指定が切り替わります。 [ステップ]で入力した場合、矢印キーを押下すると、 指定距離分だけ入力座標が移動します。 [角度] で入力した場合、即座に入力座標が移動します。

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6-12

マウスによる座標入力 マウスカーソルの位置で座標を入力します。 フリーに座標を取得することも出来ますが、通常はマウスの近傍の要素に関係する点の座標を

取得します。 マウスの近傍の要素に関係する点の座標の取得方法を決定するモードを『ポイントモード』と呼

びます。

ポイントモード

下記のモードでマウス指定することでカーソル位置の座標を入力することが出来ます。 自動 標準設定では、交点 → 端点 → フリー点の順で取得できます。

フリー 要素に関係する点をとりません。カーソルのある実際の座標が取得されます。

端点 要素の端点または、円の極点(0°,90°,180°,270°の点)を取得できます。

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6-13

マウスによる座標入力

交点 2つの要素の実交点の座標が取得できます。

線上 要素のカーソルに最も近い要素上の点の座標が取得できます。

格子 カーソルに最も近いグリッド点を取得できます。

中点 円・円弧の場合は中心点を取得できます。 その他の要素は要素を 2等分する点を取得できます。

ワンポイント

ポイントモードには、この他に要素を選択するための『要素』モードがあります。

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6-14

軸方向自動吸着機能 作図モードが[自由]の場合に、ほぼ水平/垂直の位置にマウスがあると、基点から X方向、Y方向に吸着する機能が動作します。

機能対応コマンド

軸方向に吸着する機能は、下記コマンドの動作中に利用できます。 ・[作図]-[線]-[線分] 終点指定の時に、ラバーが軸方向に吸着するようになります&その形状で作図されます。 ※開始点から、ほぼ水平/垂直方向にある場合に動作します。 吸着している状態が判別できるように、マウスカーソル付近に吸着状態を表示します。

・[編集]-[移動]/[複写]-[平行]/[平回転] ・[編集]-[変形] ・[文字]-[移動]/[複写] 配置点指定の時に、ドラッグが軸方向に吸着するようになります&その形状で配置され

ます。 ※基準点から、ほぼ水平/垂直方向にある場合に動作します。 吸着している状態が判別できるように、マウスカーソル付近に吸着状態を表示します。

マウスカーソル

軸吸着状態の場合に、マウス付近に吸着状態を表示します。

水平方向: 垂直方向:

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6-15

軸方向自動吸着機能

設定方法

軸吸着機能は、コマンドモード1が[軸拘束]で、設定が[自由]の場合に機能が動作するようになります。 コマンド起動時の初期状態は、[ユーザープロパティ設定]-[表示]/[作図]で【軸吸着】する/

しないの設定で切替えます。 この設定は、作図中の「Ctrl」打鍵で【軸吸着】する/しないが切り替わります。

また、ドラッグ側の設定で、吸着判定を行う幅の設定ができます。

編集系ドラッグ時の設定 線分作図用の設定

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6-16

参照による座標入力 2点間の中点や延長線上の交点など、要素がない場所の座標を入力する場合に使用します。

ツールバー上のアイコン (参照コマンド)を指定することで、参照機能が起動します。

中点の取得

点-点の指定で 2点間の中点の座標を取得できます。

最短距離の要素上の座標の取得

点-要素の指定で点からの最短距離の要素上の点の座標を取得できます。

交点座標の取得

要素-要素の指定で 2要素の交点を取得できます。

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7-1

コマンドパネル コマンド履歴、マイツール、タブコマンドリストで構成されるコマンド起動支援パネルです。 コマンドパネルでは、コマンドボタンに アイコンとコマンド名が表記されており、ツールボックスによるアイコン表示のみの場合と比べて、コマンド機能の判別がし易くなっています。

コマンド履歴

利用したコマンドの履歴を取り、繰り返し利用するコマンドの起動を支援します。 最大 10 コマンドの履歴を保持し、より最近に起動されたコマンドが一番上に表示されます。 履歴下の灰色のリサイズバーを上下にドラッグすると、履歴の

表示数を調節できます。

ワンポイント

コマンド履歴からのコマンド起動には、クイック起動は適応されません。

マイツール

ユーザが最も頻繁に利用するコマンドを、マイツールに登録することができます。 マイツールでのコマンド表示は、アイコンのみ表示されます。 マイツールボタンの[+][-]ボタンをクリックすると、登録されたコマンドリストが開閉されます。

マイツールへのコマンド登録は、[設定]-[コマンド定義]により、コマンドボタンをマイツールにドラッグ&ドロップすることで登録できます。 詳細は、[設定]-[コマンド定義]のヘルプを参照してください。

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7-2

コマンドパネル

タブコマンドリスト

タブの切り換えによりコマンドをページ毎にカテゴライズできるコマンドリストです。 従来のツールボックスの内容がここに表示されます。 登録されているコマンドリストの内容が、ページ内に収まらない場合、コマンドリスト上でマウスホイ

ールを回転させることにより、コマンドリストがスクロールします。 カテゴリータブ上で、マウスホイールを回転させると、順番にカ

テゴリータブが選択され、コマンドリストが開かれます。 また、カテゴリータブを上下にドラッグすると、タブの順序を変

更することができます。 タブコマンドリストへのコマンド登録は、[設定]-[コマンド定義]により、コマンドボタンをコマンドリストにドラッグ&ドロップすることで登録できます。 詳細は、[設定]-[コマンド定義]のヘルプを参照してください。

ワンポイント

コマンドパネルは、[システムローカル設定]-[全般]-[ツールボックスを使用]のチェックを外すことにより、使用できます。

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7-3

タブコマンドリスト コマンドリスト上で右クリックし、ポップアップメニューからタブコマンドリストの編集、または、タブコ

マンドリストの動作の切り替えができます。 また、ポップアップメニューからタブコマンドリストのカテゴリー名のチェ

ックを外すと、対象のカテゴリーは非表示となります。

新規タブの追加

タブコマンドリストの最後尾に新規タブを追加します。

新規タブの名前を入力し、OKボタンを押すと、カテゴリータブが追加されます。 ただし、既存タブと同じ名前のタブ名は追加できません。

タブの名前の変更

名前を変更したいカテゴリータブを選択した後、コマンドリスト上で右クリックし、 ポップアップメニューから[タブの名前の変更]をクリックすると、選択タブの名前を変更できます。 下図は、作図タブのタブ名を変更する時のダイアログです。

新しいタブの名前を入力し、OKボタンを押すと、タブ名が変更されます。 ただし、既存コマンドタブと同じ名前のタブ名には変更できません。

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7-4

タブコマンドリスト

タブの削除

タブコマンドリストから削除したいタブを選択した後、コマンドリスト上で右クリックし、 ポップアップメニューから[タブの削除]をクリックすると、選択タブを削除できます。 下図は、作図タブを削除する時の確認メッセージです。

[はい]をクリックすると、指定のタブが削除されます。

ツールボックス情報の再読込

ツールボックス情報を再読み込みします。 ツールボックス情報を再読み込みすると、現在のタブコマンドリストの構成は削除されます。

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7-5

タブコマンドリスト

タブを複数開く

・ [タブを複数開く]にチェックを入れると、複数のコマンドリストを開くことができます。 このモードの時は、マウスホイールによりコマンドリストをスクロールする

と、全てのコマンドリストがスクロールされます。

・ [タブを複数ひらく]のチェックを外すと、選択されたカテゴリータブのコマンドリストのみを開くようになります。 このモードの時は、カテゴリータブをクリック選択した時に、選択タブの コマンドリスト内で前回実行されたコマンドが、自動実行されます。 ただし、前回コマンドがダイアログを伴うコマンドの場合は、自動実行され

ません。 ダイアログを伴うコマンドは、コマンド名末尾に「…」が付くコマンドです。 また、カテゴリータブ上での、マウスホイールによりタブを選択した場合も、

前回コマンドは自動実行されません。

タブの順序を固定する

[タブの順序を固定する]にチェックを入れると、カテゴリータブを上下にドラッグしても、タブコマンドリストの順番を変更することができなくなります。

タブを左(右)側に表示する

タブの表示位置を左側、または、右側に変更することができます。

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7-6

スタイルパネル スタイルを簡易操作で切り替えるパネルです。 作図、編集コマンド等を実行しながら、割り込みで目的のスタイルに切り替えることができます。 [スタイル]のタブ上にマウスカーソルを置くと、現在使用中のスタイルセット名が表示されます。

スタイルの切り替え

・ スタイルパネルのリストをクリックすることにより、使用スタイルを切り替えることができます。

ワンポイント

スタイルの追加・変更・削除、パネルの表示順、アクティブなスタイルセットの変更は、

[スタイル設定]コマンドを行います。

マウスを右クリックすることで、ポップアップメニューが表示されます。 ・ 属性切り換え…スタイル変更ダイアログを開き、選択中のスタ

イルの属性を変更します。カレントの変更はできません。 ・ スタイル設定…スタイル設定ダイアログを開き、スタイル設定

を行います。

ワンポイント

ダブルクリックすると、スタイル変更ダイアログが表示されます。

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7-7

レイヤパネル レイヤ操作を使いやすくするための簡易操作パネルです。 作図、編集コマンド等を実行しながら、割り込みでレイヤを操作することができます。

レイヤ状態変更

・ 選択しているレイヤの状態カラムをマウスクリックすることで変更できます。 ・ 選択しているレイヤセットの状態カラムをマウスクリックすることでレイヤセットに所属するレイ

ヤを全て変更できます。 ・ 状態ヘッダをクリックすることで全てのレイヤを変更できます。

ワンポイント

レイヤを選択するには、CTRLキーを押しながら追加選択、SHIFTキーを押しながら範囲選択することができます。

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7-8

レイヤパネル

その他のレイヤ操作

レイヤ名称の位置でマウスを右クリックすることで、ポップアップメニューが表示されます。 ・ レイヤ色表示…図面上の各要素をレイヤ別に色分けして表示

します。 ・ レイヤ分割…全てのレイヤを分割表示します。 ・ 選択レイヤセット分割…選択しているレイヤセット内のレイヤを

分割表示します。 ・ 指定要素レイヤアクティブ…指定した要素のレイヤをカレント

レイヤにします。 ・ カレントレイヤに設定…選択しているレイヤをカレントレイヤに

します。 ・ グレイアウト表示…グレイアウト表示を有効/無効に切り替えます。 ・ 状態色を背景色で利用…レイヤ状態色に設定している色で、パネル上にあるレイヤの背景色

を描画します。 ・ 状態一括変更時、カレントレイヤ状態未変更…レイヤパネルのタイトル「状態」や各レイヤセッ

トの状態をクリックして変更した場合に、カレントレイヤの状態は変更しないようにします。 ・ 全レイヤセット書込状態…全てのレイヤを書込状態にします。 ・ カレントレイヤセット以外参照、表示、休眠状態…カレントレイヤセット以外の全てのレイヤ状態

を変更します。 ・ レイヤ変更…レイヤ変更ダイアログでレイヤ属性を変更します。 ・ レイヤ状態登録…全てのレイヤの状態を登録します。 ・ レイヤ削除…選択しているレイヤを削除します。 ・ 全てのレイヤセットを開く、閉じる…全てのレイヤセットツリーを開いた状態、閉じた状態にしま

す。

ワンポイント

レイヤ名称の位置をダブルクリックすると、レイヤ変更ダイアログが表示されます。

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7-9

状態切替パネル 登録しているレイヤ状態を簡易操作で切り替えるパネルです。 作図、編集コマンド等を実行しながら、割り込みで登録しているレイヤ状態に切り替えることができ

ます。

登録しているレイヤ状態の切り替え

・ 選択しているレイヤ状態登録名をダブルクリック、または、マウス

の右ボタンでポップアップメニューを表示し切り替を実行すること

で切り替えることができます。

ワンポイント

レイヤ状態を登録するには、[レイヤ状態設定]コマンドのレイヤ状態切替ボタンで登録するか、[レイヤパネル]のポップアップメニューでレイヤ状態登録を実行することで登録できます。

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7-10

認識パネル グルーピング/サーチループ時に利用可能な、認識設定を操作パネル1で利用できます。

認識マスク設定の切り替え

・ グルーピングコマンド(移動/複写/削除など)や、サーチルー

プコマンド(オフセット/ハッチング/ループ編集など)で、選択す

る要素を限定したい場合に、マスク設定を利用します。 マスク設定の切替であれば、「認識設定ダイアログ」を開かなくて

も、操作パネル 1 上でリアルタイムに認識設定を変更することができます。

利用パネルの選択

操作パネル1で利用する機能をソート、選択できます。利用したい機能のみが表示でき、効率よく

利用できます。

マウス左ドラッグ&ドロップで

位置入換

マウス右クリックで選択リスト

表示&選択で表示切替

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8-1

ファイルブラウザ 既存図面を開く際に使用するファイルブラウザについて説明します。

画面説明

[ファイル]-[開く]を実行すると下記の画面が表示されます。

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8-2

ファイルブラウザ

番号 説明 ① フォルダ選択コンボ

フォルダの選択が出来ます。 ② ツールバー

ファイルブラウザ上で利用可能なコマンドを実行することが出来ます。 ③ フォルダツリー

フォルダに加えてフォルダリンクの選択が出来ます。 ④ ファイルリスト

選択しているフォルダ内のファイルが表示されます。 ⑤ 情報ビュー

プレビュー・詳細情報・図歴情報のいずれかを実行すると、ファイルブラウザの幅が

広がり、情報ビューに表示されます。 ⑥ ファイル名入力コンボ

ファイル名を入力します。 ⑦ ファイルの種類選択コンボ

ファイルリストに表示させたいファイルの種類を選択します。 ⑧ パラメータ選択コンボ

選択されたファイル種類がパラメータを利用して変換する形式だった場合に、パラメ

ータが選択できるようになります。 表示されているパラメータについては、その右側にある[編集]ボタンを押すことで、

内容の確認、変更が可能です。

Windows Vista以降 で利用できる機能

Windows Vista以降 では、「詳細情報」の表示中、「作成者」「備考」等の表示状態を記憶できます。

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8-3

ファイルブラウザ

ツールバーから利用できるコマンド

アイ コン

コマンド 説明

戻る 直前に表示したフォルダに移動します。

1つ上のフォルダへ 1つ上のフォルダに移動します。

新規作成 選択しているフォルダに新しいサブフォルダを作成

します。 縮小版 サムネイル(イメージの縮小版)形式で表示します。 並べて表示 大きなアイコンとファイル情報を並べて表示します。 アイコン 大きなアイコンで表示します。 一覧 小さなアイコンで表示します。

表示メニュー

詳細 ファイルの詳細情報をリスト表示します。

ツリー表示 フォルダツリーを表示します。

ファイル一覧印刷 選択されているフォルダのファイル一覧を印刷(ま

たは、ファイル出力)します。

検索 図面ファイルの検索処理に移動します。

プレビュー 情報ビューに図面のプレビュー画像を表示します。

詳細情報 情報ビューに図面の詳細情報を表示します。

図歴情報 情報ビューに図面の図歴情報を表示します。

部品情報 部品情報ダイアログを開きます。

平回転 部品挿入時に、平回転モードの指定を行います。 初期設定 前回開いたフォルダをファイルブラウザで開いた時

のカレントフォルダとします。 ファイルタイプ連動 フォルダとファイルの種類を連動させます。

フォルダをダイアログで

指定する フォルダツリーが無いとき「ツリー表示」ボタンでフォ

ルダ選択ダイアログを表示します。

設定

変換パラメータ設定 他形式ファイルをインポート・エクスポートに利用す

る変換パラメータの設定を行います。

ワンポイント

ファイルブラウザは、開く・保存・部品挿入など複数のコマンドで利用します。 使用できないファイルブラウザのコマンドはグレイアウト(無効状態)になります。

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8-4

図面フォルダ

図面フォルダの役割

CADSUPER FXⅡは頻繁に利用するフォルダを簡単にアクセスできるように記憶させておく仕組みを持っています。この設定をフォルダリンクと呼びます。Windows のフォルダへのリンクに似た機能で、フォルダリンクには、フォルダへのパスとそのフォルダを開いた時のデフォルトのファイル

の種類を設定することが出来ます。 フォルダリンクの設定内容は、フォルダリンク名と同じファイル名で拡張子が『.CSLINK』のファイルに記憶されます。 図面フォルダは、このリンクファイルを置く場所です。

フォルダリンクの新規作成

フォルダリンクを作成するのは、フォルダツリー上のフォルダリンクを作成したいフォルダで右クリッ

クをし、[図面フォルダに追加]を実行します。 ダイアログボックスが開きますので、デフォルトとしたいファイルの種類を選択してください。

フォルダリンクの整理

フォルダリンクを削除したり、サブフォルダを作成してフォルダリンクをまとめたい場合などフォルダ

リンクを整理したい場合は、フォルダツリー上の図面フォルダで右クリックをし、[図面フォルダの整理]を実行します。

ワンポイント

フォルダリンクは、拡張子を記憶させることが出来ます。 ファイルタイプごとに図面をフォルダで整理し、フォルダリンクで開くようにすると便利です。

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9-1

ソフトウェア使用許諾書 下記の使用許諾契約書(以下「本契約」といいます。)は、お客様とアンドール株式会社との間の契約

です。「CADSUPER FXⅡ」(以下「本ソフトウェア製品」といいます。)をインストール、複製、または使用することによって、お客様は本契約のすべての条件に同意されたことになります。 本契約の条件に同意できない場合は、アンドール株式会社は、お客様に本ソフトウェア製品のインス

トール、使用または複製のいずれも許諾できません。そのような場合、未使用のソフトウェア製品を直

ちに購入店へご返品いただければ、払い戻しを受けることが出来ます。

第 1条 使用権の許諾 アンドール株式会社は、本契約記載の条件に従い、本ソフトウェア製品に関

し、日本国内における以下の非独占的かつ譲渡不可能な権利をお客様に対

して許諾します。 1. 本ソフトウェア製品の使用は、一度に一人のお客様による使用について許可されます。

2. お客様は、本契約書に従って、本ソフトウェアの保管(バックアップ)目的として、本ソフトウェア製品のコピー1部を作成することができます。 本契約書に明示に規定されている場合を除き、お客様は、本ソフトウェ

ア製品のコピーを作成したり、付属のマニュアルなど文書を複製するこ

とはできません。 第2条 著作権等 1. 本ソフトウェア製品及びマニュアルに関する著作権、特許権、商標権、ノ

ウハウ及びその他のすべての知的所有権はアンドール株式会社に独占

的に帰属します。 2. お客様は、アンドール株式会社の書面による事前の承諾を得ることなく、本ソフトウェア製品及びマニュアルを第三者へ賃貸、リース、販売ま

たは譲渡できないものとし、かつ、本ソフトウェア製品及びマニュアルに

担保権を設定することはできないものとします。 3. お客様は、本ソフトウェア製品につき、リバース・エンジニア、逆コンパイルまたは逆アセンブルすることはできないものとします。 お客様の改造に起因して本ソフトウェア製品に何らかの障害が生じた場

合、アンドール株式会社は当該損害に関して一切の責任を負わないも

のとします。

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9-2

ソフトウェア使用許諾書 第 3条 保証及び責任

の限定

1. アンドール株式会社は、本ソフトウェア製品が互換性のあるコンピュータ上で正しく使用される場合に、引き渡し時にアンドール株式会社の発行

したドキュメントに含まれる仕様と実質的に合致していることを保証しま

す。上記の保証は、お客様への引き渡しから 60 日以内に書面によってお客様からアンドール株式会社に報告された仕様との不一致に限り適

用されるものとします。 本保証のもとでは、アンドール株式会社が妥当な努力を用いて、仕様に

合致するよう障害を回復するか、またはアンドール株式会社の単独の選

択において、お客様が本ソフトウェア製品のために支払われた金額を払

い戻しして本契約を解除することをもって、お客様の排他的救済手段お

よびアンドール株式会社の唯一の義務とします。 2. アンドール株式会社は、前項において明示する場合を除き、本ソフトウェア製品、マニュアル等に関して一切の保証を行いません。また、アンドー

ル株式会社は、本ソフトウェア製品及びマニュアルの機能もしくはサポー

トサービスがお客様の特定の目的に適合することを保証するものではな

く、本ソフトウェア製品又はマニュアルの物理的な紛失、盗難、事故及び

誤用等に起因するお客様の損害につき一切の保証をいたしません。 3. お客様が期待する成果を得るためのソフトウェア製品・プログラム(本ソフトウェア製品を含むがこれに限られない)の選択、導入、使用および使

用結果につきましては、お客様の責任とさせていただきます。本ソフトウ

ェア製品又はマニュアルの使用などに起因してお客様又はその他の第

三者に生じた結果的損害、付随的損害及び逸失利益に関してアンドー

ル株式会社は一切の責任を負いません。 本契約のもとで、理由の如何を問わずアンドール株式会社がお客様又

はその他の第三者に対して負担する責任の総額は、本契約のもとでお

客様が実際に支払われた金額を上限とします。

第 4条 契約の解除 1. お客様が本契約に違反した場合、アンドール株式会社は本契約を解除することができます。この場合、お客様は、本ソフトウェア製品及びマニ

ュアルを一切使用することができません。 2. お客様は、本ソフトウェア製品、マニュアル及びそのすべての複製物をアンドール株式会社に返却することにより本契約を終了させることがで

きます。この場合、本ソフトウェア製品対価は返還いたしません。 3. 本契約が終了するか又は解除された場合、お客様は、本ソフトウェア製品、マニュアル及びそのすべての複製物をアンドール株式会社へ返却

するか又は破棄するものとします。

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9-3

ソフトウェア使用許諾書

第 5条 一般条項 1. お客様は、アンドール株式会社の書面による事前の承諾を得ることなく、本ソフトウェア製品を日本国外へ持ち出すことはできないものとしま

す。 2. 本契約は、本ソフトウェア製品の使用許諾に関し、本契約の締結以前にお客様とアンドール株式会社との間になされたすべての取り決めに優先

して適用されます。 3. 本契約は、日本国法に準拠するものといたします。本契約に起因する紛争の解決については、東京地方裁判所が第一審としての専属的管轄権

を有するものとします。

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10-1

キーボードから利用できるコマンド

アクセラレータキー

アクセラレータキー コマンド

Ctrl+N 新規作成

Ctrl+O 開く

Ctrl+S 上書き保存

Ctrl+P 全領域

Ctrl+W 閉じる

Ctrl+Z 元に戻す

Ctrl+Y やり直し

Ctrl+C 図面のコピー

Ctrl+F 検索・置換

Ctrl+V 文字の貼り付け

キー割り付けコマンド

CADSUPER FXⅡでは、標準で下記のコマンドまたはモード切替がキーボードに割り付けられています。キーとコマンドの組み合わせは自由にカスタマイズ可能です。カスタマイズ方法については、へ

ルプの[設定]-[コマンド定義]を参照してください。

キー コマンド キー コマンド

a, A [座標モード-自動] o, O [作図]-[ラインハッチング]

b, B [文字表示モード] p, P [座標モード-端点]

c, C [コマンドマクロ] q, Q [閉ループ自動検索]

d, D [編集]-[削除] r, R [長さ]-[連段]

f, F [座標モード-フリー] s, S [座標モード-線上]

g, G [座標モード-格子] t, T [長さ]-[直列]

h, H [線]-[平行線] u, U [円]-[3要素]

I, I [円]-[中心点] v, V [線]-[垂線]

j, J [円弧]-[中心点] w, W [文字]-[記入]

k, K [円弧]-[3要素] x, X [座標モード-交点]

l, L [線]-[線分] y, Y [座標モード-中点]

m, M [移動]-[平行] z, Z [最終要素削除]

n, N [複写]-[平行]

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10-2

キーボードから利用できるコマンド

キー コマンド キー コマンド

F1 状況依存ヘルプ

Shift + F1 コマンドモード 1変更

F2 表示-プロパティ Shift + F2 コマンドモード 2変更

F3 認識 Shift + F3 コマンドモード 3変更

F4 参照 Shift + F4 コマンドモード 4変更

F5 移動 Shift + F5 コマンドモード 5変更

F6 前拡縮 Shift + F6 コマンドモード 6変更

F7 縮小 Shift + F9 色順方向

F8 拡大 Shift + F11 線種順方向

F9 再表示 Shift + F12 線幅順方向

F11 ズームイン

F12 ズームアウト

キー コマンド キー コマンド

Enter 確定 * 位置入力

Space オペレーションバック / 位置入力

Esc コマンドキャンセル = 位置入力

Tab 座標入力... PageUp 色順方向

BackSpace 編集-元に戻す PageDown 色逆方向

¥ 編集-やり直し ← 表示移動-左

< 始点線端 ↑ 表示移動-上

> 終点線端 → 表示移動-右

] 線種逆方向 ↓ 表示移動-下

[ 線種順方向 Delete オブジェクト-削除

@ 補助線モード

ScrollLock 再表示

キー コマンド

マウスの中央のボタン 確定

マウスホイールの上方向の回転 ズームイン

マウスホイールの下方向の回転 ズームアウト

Shift+マウスホイールの上方向の回転 上へ移動

Shift+マウスホイールの下方向の回転 下へ移動

Ctrl+マウスホイールの上方向の回転 左へ移動

Ctrl+マウスホイールの下方向の回転 右へ移動

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11-1

使用時の注意事項

CADSUPER FXⅡ を使用する場合、下記の点に注意してください。

使用ユーザ権限

・ CADSUPER FXⅡの使用者が[Administrator]の権限を持たないユーザで、IDBOX の抜き差し等で、ライセンスが認識できない状態になった場合、OS(Windows)の再起動が必要となります。FXⅡのライセンス管理には Windows サービスを利用していますが、状態変更には[Administrator]の権限が必要な為です。

・ CADSUPER FXⅡの使用者が[Administrator]の権限を持たないユーザで、JX/SX⇔

FXⅡライセンス切替ツールで FXⅡに変更した場合、OS(Windows)の再起動が必要となります。FXⅡのライセンス管理にはWindowsサービスを利用していますが、状態変更には[Administrator]の権限が必要な為です。