16
第67期 報告書 平成29年4月1日から平成30年3月31日まで

GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

第67 期 報告書平成 29 年 4 月1日から平成 30 年 3 月31日まで

Page 2: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

日本経済は緩やかながら回復基調が続いておりますが、国内の消費市場においては、お客様の購買形態が多様化し、既存商業施設の格差が表れると共に、eコマース市場の拡大など流通の構造変化が急速に進んでおります。一方、スポーツ市場におきましては、2020年の東京五輪前後のゴールデンスポーツイヤーズへの期待と、人々の健康志向の高まりによって、引き続き成長が見込まれております。

当社第67期におきましては、経営の最重要課題である商品開発力を更に強化するため、創業の地、富山に研究開発施設「ゴールドウイン テック・ラボ」を開設し、将来に向けた研究開発設備を整えました。業績につきましては、中期計画2年度として計画を上回る実績となり、営業利益、経常利益、当期純利益において過去最高益を更新することができました。また、当期においては、自主管理売場強化と、販売ロスの削減により、全四半期での営業黒字も達成し、実需型ビジネスモデルへの転換が成果となって表れました。

当社は今後とも「スポーツ・ファースト」を行動指針に、スポーツを通じて健康で豊かな暮らしをご提供できるよう、新たな商品開発や業態開発に積極的に挑戦してまいりますので、株主の皆様には、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長西田 明男

平素は、ゴールドウインに対して、格別のご高配とご支援を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます。ここに第67期報告書(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで)をお届けいたしますので、ご高覧いただけますようお願い申し上げます。

1

株主の皆様へ

Page 3: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

1.強い経営選択と集中を強め、財務体質を強化すると共に、中長期視点で積極投資し、企業価値を高める。

3.きれいな経営ワークライフバランスを重視すると共に、環境に配慮した事業運営と、情報の透明性を堅持する。

2.速い経営顧客ニーズの変化に俊敏に対応し、商品企画から調達・販売までのプロセスを最適化し、実需型ビジネスを推進する。

2

経営指針

Page 4: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

■オリジナルブランド事業の強化

GOLDWINブランドでは事業拡張を目指し、従来のスキーウエアのみならず通年ビジネスの確立を目指して2016年秋冬から「ライフスタイル」コレクションの展開を始めました。また2018年よりブランドロゴを刷新し、新しい世界観を打ち出しています。2019年秋冬「ライフスタイル」ラインの代表商品であるフーディッドダウンコートが、ヨーロッパ最大のスポーツ用品国際総合見本市「ISPO MUNICH 2018」のISPO AWARD 2018においてGOLD WINNERを受賞しました。当商品は、細部にまで敬意を払った“ものづくりの精神”を宿したGOLDWINブランドを象徴する高品質、高機能な商品です。2018年秋からの販売を予定しており、日本国内はもとよりアジア・北米・ヨーロッパでのグローバル展開も行います。

また2017年8月より日本障害者スキー連盟とオフィシャルスポンサーならびにオフィシャルサプライヤー契約を締結し、連盟が管理・運営するアルペンスキーチーム(身体・知的障害)、ノルディックスキーチーム(身体・知的障害)、スノーボードチーム(身体)の各日本代表メンバーおよび役員・スタッフに各チームオリジナルデザインのウエア提供をしています。

オリジナルブランド「GOLDWIN」の通年ビジネスとグローバル展開を図り、ブランドロゴも刷新しリブランディングを進めていきます。

■機能商品開発力の更なる強化

2017年11月、当社創業地、富山県小矢部市に研究開発施設「ゴールドウイン テック・ラボ」を開設しました。

創業から67年にわたり様々な技術開発力を培ってきましたが、更なる最先端設備の導入による人知とITを融合した製品開発力とその高い品質を保持するための独自の品質検査体制を実現するために「ゴールドウイン テック・ラボ」を開設し、誰もが想像し得ない新たな価値を持った製品の開発を目指します。また、次期中核事業に関する開発や様々な研修を行い、ものづくりから販売までを一貫する当社独自の取り組みをさらに強化するための施設も備えています。そして、かねてよりSpiber(スパイバー)株式会社と共同開発を進めてまいりましたアウトドアアパレル

「MOON PARKA®」の各種検証試験を行っています。

【主な研究設備・施設】1)アーカイヴ展示、2)品質検査室、3)恒温恒湿室、4)スキャナー、CAD、5)サンプル試作室、6)研修室、7)運動研究室、8)人工気象室・人工降雨室、9)ミーティング・プレゼンテーション室

3

事業トピックス

Page 5: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

■海外事業の強化

当社は2017年10月、WOOLRICH International Limited(ウールリッチ インターナショナル リミテッド)との資本提携を行いました。187年の歴史を持つ米国最古のアウトドアブランド「WOOLRICH」は、日本のアウトドアスペシャリストである当社の最先端技術を用いてデザインされた新しいプレミアムアウトドアコレクションを、2018年秋から北米・ヨーロッパ・日本を含むアジアにおいて、ファッションとアウトドア市場に向けて販売いたします。また、日本国内におけるWOOLRICHブランドの事業展開のため、2017年12月1日に100%出資の子会社、株式会社ウールリッチジャパンを設立しました。これらにより海外事業の強化およびアウトドア関連事業の更なる成長を実現していきます。

WOOLRICH International Limitedとの資本提携により、同社が展開するグローバル事業に積極的に参画し、中期経営計画の重点課題として海外事業の強化を図ります。

■自主管理ビジネス強化の継続的推進

ウインター商材では初めての試みとして、2017年9月23日、東京・神田に「フィッシャー チューニング ベース」をオープン。

当社では自主管理ビジネス強化推進を目的にお客様のニーズにあった地域、コンセプト、商品構成などを踏まえた新業態の開発に取り組んでおります。2017年 9月23日、東京・神田にウインター商材では初めての直営店「フィッシャー チューニング ベース」をオープンしました。当店舗はフィッシャーブランドを総合的に展開する、日本初の空間であり、チューンナップ&メンテナンスをはじめ、ハイエンドモデルレンタルなど、多くの人々にスキーをもっと快適に楽しんでもらうため「質の高い技術」「知識とサービス」「幅広い情報」を提供しています。また、アルペンスキーやブーツ、スノーボード、スキーウエアなど高機能商品のレンタルサービスを中心とした「フィッシャー ベース・トマム」も2017年12月16日にオープンしました。レンタルサービスによりウインタースポーツを楽しんでいただくきっかけをお客様に提供してまいります。

4

Page 6: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

 当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画を策定し、その遂行に全社を挙げて取り組んでおります。 連結売上高については、アウトドア関連ブランドの「ザ・ノース・フェイス」「ヘリー・ハンセン」の販売が、春夏・秋冬を通じて極めて好調に推移、特に直営店売上が順調に拡大したことにより前期比大幅増収となりました。アスレチック関連ブランドでは、「カンタベリー・オブ・ニュージーランド」の販売は堅調に推移いたしましたが、百貨店を主販路とする「エレッセ」「ブラックアンドホワイト」や専門店・ナショナルスポーツチェーン向け卸事業を主業態とする「スピード」は苦戦し減収となりました。また、ウインター関連ブランドは、流通在庫過多状況の下で大幅な販売調整と店頭での販売促進を徹底し、返品・値引による販売ロスを削減したことにより、微増収となりました。合計売上としては、アウトドア関連ブランドの好調推移が全社売上を大きく牽引した結果、前期比9,517百万円の増収となりました。 営業利益については、増収による粗利益の増加に加え、直営店やeコマース販売等の自主管理型売上が拡大したこと、さらに発注流動管理強化による販売ロス削減、プロパー販売比率改善等により、粗利益率が向上しました。一方で直営店出店に伴う関連経費や研究開発施設テック・ラボ設立に伴う費用等の販売管理費も増加しましたが、粗利益増がこれら経費増を大きく上回った結果、前期比3,192百万円の増益となりました。 経常利益については、営業利益の大幅増加に加え、韓国における持分法適用関連会社であるYOUNGONE OUTDOOR Corporationの業績が下半期以降回復傾向にあり、持分法投資利益が前期比94百万円増加したことで、前期比3,254百万円の増益となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益については、法人税等が増加したものの、前期比1,749百万円の増益となりました。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高70,420百万円(前期比15.6%増)、営業利益7,102百万円(前期比81.6%増)、経常利益7,833百万円(前期比71.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,174百万円(前期比51.1%増)となり、売上高は8期連続の増収、営業利益は10期連続の増益で最高益更新、経常利益は5期連続の最高益の更新、親会社株主に帰属する当期純利益も2期連続の最高益の更新となりました。

【アウトドア関連ブランド】 アウトドア関連ブランドの「ザ・ノース・フェイス」「へリー・ハンセン」の販売が、春夏・秋冬を通じて極めて好調に推移、特に直営店売上が順調に拡大したことにより前期比大幅増収となりました。 結果、売上高は前期比24.9%増の49,460百万円となりました。

第66期

49,460

第67期

39,603

(単位:百万円)

5

営業概況

Page 7: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

 ウインター関連ブランドは、スノーボードウエア中心に依然として慢性的な市況低迷が続いておりますが、流通在庫過多状況の下で大幅な販売調整と店頭での販売促進を徹底し、返品・値引による販売ロスを削減したことにより、微増収となりました。 結果、売上高は前期比7.1%増の2,271百万円となりました。

第67期第66期

2,271

(単位:百万円)

2,119

 アスレチック関連ブランドでは、「カンタベリー・オブ・ニュージーランド」の販売は堅調に推移いたしましたが、百貨店を主販路とする「エレッセ」「ブラックアンドホワイト」や専門店・ナショナルスポーツチェーン向け卸事業を主業態とする「スピード」は苦戦し減収となりました。 結果、売上高は前期比3.3%減の15,096百万円となりました。

 その他事業のコンプレッションアンダーウエアを主軸とする「C3fit(シースリーフィット)」は主力のタイツ関連商品の店頭消化が苦戦しましたが、ソックスの販売が好調に推移いたしました。 結果、売上高は前期比0.9%増の3,591百万円となりました。

【アスレチック関連ブランド】

第66期

15,617

第67期

15,096

(単位:百万円)

【ウインター関連ブランド】

【その他】

第67期第66期

(単位:百万円)

3,5913,561

6

Page 8: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

売上高

経常利益

純利益

0

45,000

60,000

30,000

15,000

0

0

1,800

3,600

5,400

7,200

0

1,500

4,500

3,000

0

3,000

1,500

4,500

6,000

0

1,500

3,000

4,500

52,500

35,000

17,500

16 16

16 16

16 16

15

15

15

15

15

15

1,856

57,417

4,089

3,471

48,680

2,015

59,713

4,180

3,369

2,410

1,863

2014

2014

2014

2014

2014

2014

1,638

54,869

3,901

3,021

46,872

2,290

50,203

18 18

18

18 18

70,420

17

60,903

7,833

17

4,578

5,174

17

3,424

6,719

4,704

17

2,452

60,288

17

51,270

18

3,469

17

単位:百万円 単位:百万円

単位:百万円 単位:百万円

単位:百万円 単位:百万円

連 結 個 別

7

業績の推移

Page 9: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

ゴールドウイントレーディング

ゴールドウインテクニカルセンターアートウイン

【その他】

【スポーツ用品関連】

カンタベリーオブニュージーランドジャパン

ナナミカ

ブラックアンドホワイトウールリッチジャパン

YOUNGONEOUTDOOR

WOOLRICHINTERNATIONAL

高得運(上海)服装科技

ゴールドウインの企業グループは、子会社14社と関連会社3社、そしてゴールドウインの計18社で構成されています。スポーツ衣料・用品の製造・販売を主な事業内容としており、グループの事業に関わる主要な各社の位置づけは次の通りです。

8

グループ企業の紹介

Page 10: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

科       目 金   額売 上 高 70,420売 上 原 価 36,320

売 上 総 利 益 34,099返 品 調 整 引 当 金 戻 入 額 257差 引 売 上 総 利 益 34,356

販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 27,254営 業 利 益 7,102

営 業 外 収 益受 取 利 息 25受 取 配 当 金 59持 分 法 に よ る 投 資 利 益 783そ の 他 営 業 外 収 益 78 946

営 業 外 費 用支 払 利 息 124そ の 他 営 業 外 費 用 91 215経 常 利 益 7,833

特 別 利 益固 定 資 産 売 却 益 0 投 資 有 価 証 券 売 却 益 0 0

特 別 損 失 減 損 損 失 172店 舗 閉 鎖 損 失 24特 別 退 職 金 28 固 定 資 産 処 分 損 23 そ の 他 特 別 損 失 1 249

税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 7,584法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税 2,578 法 人 税 等 調 整 額 △192 2,385当 期 純 利 益 5,198非支配株主に帰属する当期純利益 24親会社株主に帰属する当期純利益 5,174

連結貸借対照表(平成30年3月31日現在) (単位:百万円) 連結損益計算書(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで) (単位:百万円)

負債の部流 動 負 債 26,208

支払手形及び買掛金 5,272電 子 記 録 債 務 9,038短 期 借 入 金 328一年内返済予定長期借入金 2,661リ ー ス 債 務 468未 払 金 1,960未 払 法 人 税 等 2,242未 払 消 費 税 等 697未 払 費 用 1,443賞 与 引 当 金 1,323返 品 調 整 引 当 金 300そ の 他 流 動 負 債 470

固 定 負 債 9,667長 期 借 入 金 6,790リ ー ス 債 務 916繰 延 税 金 負 債 587退職給付に係る負債 272株 式 給 付 引 当 金 404そ の 他 固 定 負 債 695負 債 合 計 35,875

純資産の部株 主 資 本 34,934

資 本 金 7,079資 本 剰 余 金 1,439利 益 剰 余 金 27,854自 己 株 式 △1,438

その他の包括利益累計額 444その他有価証券評価差額金 595繰 延 ヘ ッ ジ 損 益 △16為替換算調整勘定 1,497退職給付に係る調整累計額 △1,632

非支配株主持分 45純 資 産 合 計 35,425負債・純資産合計 71,300

資産の部流 動 資 産 35,807

現 金 及 び 預 金 10,542受取手形及び売掛金 10,118電 子 記 録 債 権 1,887商 品 及 び 製 品 10,912仕 掛 品 55原材料及び貯蔵品 550繰 延 税 金 資 産 1,005そ の 他 流 動 資 産 748貸 倒 引 当 金 △13

固 定 資 産 35,493有 形 固 定 資 産 4,165建 物 及 び 構 築 物 1,669土 地 951リ ー ス 資 産 1,015その他有形固定資産 529

無 形 固 定 資 産 3,624商 標 権 2,659ソ フ ト ウ エ ア 672ソフトウエア仮勘定 96その他無形固定資産 196

投資その他の資産 27,703投 資 有 価 証 券 23,614長 期 貸 付 金 45退職給付に係る資産 615差 入 保 証 金 1,981破 産 債 権 等 149その他投資その他の資産 1,564貸 倒 引 当 金 △267資 産 合 計 71,300

(注)記載金額は百万円未満を切り捨てております。 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てております。

9

連結財務諸表

Page 11: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

株主資本

資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計

平成29年4月1日 期首残高 7,079 4,066 23,453 △ 1,514 33,085

連結会計年度中の変動額

剰余金の配当 △ 773 △ 773

親会社株主に帰属する 当期純利益 5,174 5,174

自己株式の取得 △ 2,602 △ 2,602

自己株式の処分 △ 2,627 2,678 51

株主資本以外の項目の連結 会計年度中の変動額(純額)

連結会計年度中の変動額合計 - △ 2,627 4,400 76 1,849

平成30年3月31日 期末残高 7,079 1,439 27,854 △ 1,438 34,934

その他の包括利益累計額非支配株主

持分 純資産合計その他有価証券

評価差額金繰延ヘッジ

損益為替換算調整勘定

退職給付に係る

調整累計額

その他の包括利益

累計額合計平成29年4月1日 期首残高 543 △ 0 331 △ 2,079 △ 1,205 37 31,918

連結会計年度中の変動額

剰余金の配当 △ 773

親会社株主に帰属する 当期純利益 5,174

自己株式の取得 △ 2,602

自己株式の処分 51

株主資本以外の項目の連結 会計年度中の変動額(純額) 52 △ 15 1,166 446 1,649 8 1,658

連結会計年度中の変動額合計 52 △ 15 1,166 446 1,649 8 3,507

平成30年3月31日 期末残高 595 △ 16 1,497 △ 1,632 444 45 35,425(注)記載金額は百万円未満を切り捨てております。

連結株主資本等変動計算書(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで) (単位:百万円)

10

Page 12: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

科       目 金   額売 上 高 60,288売 上 原 価 30,323

売 上 総 利 益 29,965返 品 調 整 引 当 金 戻 入 額 225差 引 売 上 総 利 益 30,190

販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 24,521営 業 利 益 5,668

営 業 外 収 益受 取 利 息 及 び 受 取 配 当 金 868受 取 賃 貸 料 126受 取 販 売 手 数 料 140そ の 他 営 業 外 収 益 122 1,258

営 業 外 費 用支 払 利 息 116貸 与 資 産 減 価 償 却 費 32そ の 他 営 業 外 費 用 58 207経 常 利 益 6,719

特 別 利 益投 資 有 価 証 券 売 却 益 0 0

特 別 損 失減 損 損 失 62固 定 資 産 処 分 損 22店 舗 閉 鎖 損 失 22特 別 退 職 金 20そ の 他 特 別 損 失 1 129

税 引 前 当 期 純 利 益 6,590法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税 2,110法 人 税 等 調 整 額 △224 1,886当 期 純 利 益 4,704

(注)記載金額は百万円未満を切り捨てております。

資産の部 負債の部流 動 資 産

現 金 及 び 預 金受 取 手 形電 子 記 録 債 権売 掛 金商 品 及 び 製 品仕 掛 品原材料及び貯蔵品未 収 入 金前 払 費 用繰 延 税 金 資 産そ の 他 流 動 資 産貸 倒 引 当 金

固 定 資 産有 形 固 定 資 産建 物構 築 物土 地リ ー ス 資 産その他有形固定資産

無 形 固 定 資 産商 標 権ソ フ ト ウ エ アソフトウエア仮勘定その他無形固定資産

投資その他の資産投 資 有 価 証 券関 係 会 社 株 式出 資 金関 係 会 社 出 資 金長 期 貸 付 金破 産 債 権 等差 入 保 証 金前 払 年 金 費 用その他投資その他の資産貸 倒 引 当 金

28,8536,2661,4571,8406,9839,641

46503554150737672△1

24,4652,8051,011

101452884355

3,5692,659

64096

17418,0895,5346,701

0594

1,185131

1,6311,4741,086△249

流 動 負 債 23,215支 払 手 形 318電 子 記 録 債 務 8,781買 掛 金 3,308短 期 借 入 金 328一年内返済予定長期借入金 2,605リ ー ス 債 務 434未 払 金 2,272未 払 法 人 税 等 1,946未 払 費 用 1,053賞 与 引 当 金 988返 品 調 整 引 当 金 217そ の 他 流 動 負 債 960

固 定 負 債 8,823長 期 借 入 金 6,589リ ー ス 債 務 793繰 延 税 金 負 債 235長 期 未 払 金 446株 式 給 付 引 当 金 404そ の 他 固 定 負 債 352負 債 合 計 32,038

純資産の部株 主 資 本 20,706資 本 金 7,079資 本 剰 余 金 1,434資 本 準 備 金 258その他資本剰余金 1,175

利 益 剰 余 金 13,630利 益 準 備 金 337その他利益剰余金 13,292

繰越利益剰余金 13,292自 己 株 式 △1,438

評価・換算差額等 573その他有価証券評価差額金 589繰 延 ヘ ッ ジ 損 益 △16純 資 産 合 計 21,279

資 産 合 計 53,318 負債・純資産合計 53,318(注)記載金額は百万円未満を切り捨てております。

貸借対照表(平成30年3月31日現在) (単位:百万円) 損益計算書(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで) (単位:百万円)

11

財務諸表

Page 13: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

株主資本

資本金

資本剰余金 利益剰余金

自己株式 株主資本合計資本準備金

その他資本

剰余金資本剰余金

合計 利益準備金

その他利益剰余金 利益剰余金

合計繰越利益剰余金

平成29年4月1日 期首残高 7,079 258 3,803 4,061 260 9,439 9,699 △ 1,514 19,326

事業年度中の変動額

剰余金の配当 77 △ 851 △ 773 △ 773

当期純利益 4,704 4,704 4,704

自己株式の取得 △ 2,602 △ 2,602

自己株式の処分 △ 2,627 △ 2,627 2,678 51

株主資本以外の項目の 事業年度中の変動額(純額)

事業年度中の変動額合計 - - △ 2,627 △ 2,627 77 3,853 3,931 76 1,379

平成30年3月31日 期末残高 7,079 258 1,175 1,434 337 13,292 13,630 △ 1,438 20,706

評価・換算差額等

純資産合計その他有価証券

評価差額金繰延ヘッジ

損益評価・換算差額等合計

平成29年4月1日 期首残高 537 △ 0 536 19,863

事業年度中の変動額

剰余金の配当 △ 773

当期純利益 4,704

自己株式の取得 △ 2,602

自己株式の処分 51

株主資本以外の項目の 事業年度中の変動額(純額) 51 △ 15 36 36

事業年度中の変動額合計 51 △ 15 36 1,416

平成30年3月31日 期末残高 589 △ 16 573 21,279(注)記載金額は百万円未満を切り捨てております。

株主資本等変動計算書(平成29年4月1日から平成30年3月31日まで) (単位:百万円)

12

Page 14: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

● 発行可能株式総数 46,000,000株

● 発行済株式の総数 11,912,043株(注)平成30年4月1日を効力発生日として普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割しております。

● 株主数 5,136名

区   分 株主数 構成比率 株式数 構成比率名 % 株 %

金 融 機 関 39 0.8 3,592,415 30.2証 券 会 社 26 0.5 84,234 0.7その他の国内法人 159 3.1 2,968,677 24.9外 国 法 人 等 123 2.4 2,702,532 22.7個 人 そ の 他 4,789 93.2 2,564,185 21.5

合   計 5,136 100.0 11,912,043 100.0(注)金融機関の株式数には信託業務に係る株式が含まれております。

所有者別状況

大株主の状況株 主 名 持株数 持株比率

千株 %コリア セキュリティーズ デポジトリー サムスン 2,110 17.7三 井 物 産 株 式 会 社 1,091 9.2日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 541 4.5株 式 会 社 北 陸 銀 行 495 4.2丸 紅 株 式 会 社 480 4.0株 式 会 社 北 國 銀 行 433 3.6資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口) 428 3.6株 式 会 社 西 田 416 3.5株 式 会 社 み ず ほ 銀 行 378 3.2みずほ信託銀行株式会社(ゴールドウイン西田東作 ス ポ ー ツ 振 興 記 念 財 団 口 ) 338 2.8

(注) 持株比率は、自己株式(801株)を控除して計算しております。 また、自己株式には「資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口)」が「従業員等に信託を通じて自

社の株式を交付する取引」に係る信託財産として保有している当社株式は含んでおりません。

■ 商 号 株式会社ゴールドウイン  (GOLDWIN INC.)

■ 設 立 昭和26年12月

■ 資 本 金 7,079百万円

■ 従 業 員 1,569名

■ 主要な事業内容   当社は、次の各種スポーツ用品の製造および

販売を行っております。

ア ウ ト ド ア 関 連 ブ ラ ン ド 商 品

登山用ウエア、マリンウエア、アウトドア用品および関連商品

アスレチック関連ブランド商品

トレーニングウエア、テニスウエア、フィットネスウエア、スイムウエア、ゴルフウエアおよび関連商品

ウ イ ン タ ー 関 連 ブ ラ ン ド 商 品

スキーウエア、スノーボードウエアおよび関連商品

そ の 他

機能アンダーウエア、ハイテックウエア(防塵服)、OEMなど

13

会社の概要(平成30年3月31日現在)株式の状況(平成30年3月31日現在)

Page 15: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

■ 事業所所在地(平成30年3月31日現在)

本 店 富山県小矢部市清沢210番地〒932-0112 ☎(0766)61-4803㈹

東 京 本 社 東京都渋谷区松濤2丁目20番6号〒150-8517 ☎(03)3481-7201㈹

大 阪 支 店 大阪市淀川区宮原3丁目4番30号ニッセイ新大阪ビル14階〒532-0003 ☎(06)4807-1700㈹

札 幌 営 業 所 札幌市北区北7条西4丁目12番地ニッセイMKビル10階〒060-0807 ☎(011)706-1971㈹

名 古 屋 営 業 所 名古屋市中区錦3丁目5番31号ジブラルタ生命名古屋錦ビル5階〒460-0003 ☎(052)955-6301㈹

福 岡 営 業 所 福岡市博多区博多駅東2丁目6番1号九勧筑紫通ビル3階〒812-0013 ☎(092)472-6041㈹

●取締役代 表 取 締 役 社 長 西 田 明 男取 締 役 二 川 清 人取 締 役 渡 辺 貴 生取 締 役 西 田 吉 輝取 締 役 本 間 永 一 郎取 締 役 浅 見 保 夫取 締 役 山 道 修 平取 締 役 鈴 木 政 俊取 締 役 森 口 祐 子

(注) 鈴木政俊、森口祐子の両氏は、社外取締役であり、東京証券取引所の定める独立役員であります。

●監査役常 勤 監 査 役 佐 々 木   淳監 査 役 松 本 雅 登監 査 役 塩 原 明 之監 査 役 世 一 秀 直

(注)松本雅登、塩原明之、世一秀直の3氏は、社外監査役であります。    また、松本雅登氏は、東京証券取引所の定める独立役員であります。

■ 役員(平成30年6月28日現在) ■ 執行役員(平成30年6月28日現在)

副社長執行役員 二 川 清 人(管理統括本部長 兼 管理本部長)

副社長執行役員 渡 辺 貴 生(事業統括本部長 兼 事業本部長)

専務執行役員 西 田 吉 輝(富山地区関係会社担当・調達担当)

専務執行役員 本 間 永 一 郎(総合企画統括本部長 兼 グローバル本部長)

常務執行役員 浅 見 保 夫(事業統括本部副本部長 兼 販売本部長 兼 営業統括部長)

常務執行役員 山 道 修 平(管理統括本部副本部長 兼 人事総務本部長)

執 行 役 員 天 清 伸 彦(事業統括本部販売本部副本部長 兼 大阪支店長)

執 行 役 員 杉 谷   卓(総合企画統括本部経営企画本部長 兼 経営企画室長 兼 システム・物流企画部長)

執 行 役 員 梶 野 富 宏((IR推進担当)総合企画統括本部経営企画本部コーポレートコミュニケーション室長 兼 社長室長)

執 行 役 員 森   光(事業統括本部事業本部副本部長 兼 ノースフェイス事業部長)

執 行 役 員 野 村 一 哉(事業統括本部販売本部副本部長 兼 販売一部長 兼 営業統括部百貨店・リテイル担当部長)

執 行 役 員 又 座 暢 章(事業統括本部販売本部副本部長 兼 販売二部長 兼 営業統括部専門店担当部長)

執 行 役 員 中 籔 英 男(事業統括本部事業本部スピード事業部長)

執 行 役 員 白 井 準 三(管理統括本部管理本部副本部長 兼 財務部長)

執 行 役 員 近 藤 政 明((コンプライアンス推進担当)管理統括本部人事総務本部副本部長 兼 総務部長)

執 行 役 員 新 井   元(総合企画統括本部グローバル本部ゴールドウイン事業部長)

執 行 役 員 鈴 木 昭 彦(事業統括本部事業本部ヘリーハンセン事業部長)

14

Page 16: GOLDWIN - 第67期 報告書...当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)は当連結会 計年度を第2年度とする平成33年3月期(第70期)までの中期経営計画

株主メモ

事 業 年 度 毎年4月1日〜翌年3月31日剰余金の配当基準日 3月31日

(中間配当を行う場合は9月30日)定 時 株 主 総 会 毎年6月下旬単 元 株 式 数 100株株 主 名 簿 管 理 人 東京都中央区八重洲1丁目2番1号

みずほ信託銀行株式会社

証券会社等に口座をお持ちの場合 証券会社等に口座をお持ちでない場合(特別口座の場合)

郵便物送付先

お取引の証券会社等になります。

〒168-8507 ‌‌東京都杉並区和泉2丁目8番4号‌みずほ信託銀行 証券代行部

電話お問合せ先 フリーダイヤル 0120-288-324 (土・日・祝日を除く‌9:00〜17:00)

各種手続お取扱店(‌住所変更、株主配当金受取り方法の変更等)

みずほ証券 本店および全国各支店 ‌‌プラネットブース(みずほ銀行内の店舗)でも‌お取扱いたします。みずほ信託銀行 本店および全国各支店(※) ‌‌(※)トラストラウンジではお取扱できませんのでご了承ください。

未払配当金のお支払みずほ信託銀行(※)およびみずほ銀行の本店および全国各支店

(みずほ証券では取次のみとなります)(※)トラストラウンジではお取扱できませんのでご了承ください。

ご注意

支払明細発行については、右の「特別口座の場合」の郵便物送付先・電話お問合せ先・各種手続お取扱店をご利用ください。

特別口座では、単元未満株式の買取以外の株式売買はできません。証券会社等に口座を開設し、株式の振替手続を行っていただく必要があります。

公 告 日本経済新聞に掲載

当社の最新経営情報をはじめ、イベント報告、各ブランド新製品情報などをホームページで発信しておりますのでご活用ください。

http://www.goldwin.co.jp