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GRAPHIC DIGITAL INDICATOR CSD-912B 取扱説明書 294-1764-C 製品概要 接続 基本操作 校正 計量 グラフ表示 各種設定 データの管理 外部機器 メンテナンス トラブル シューティング 付録

GRAPHIC DIGITAL INDICATOR CSD-912Bはじめに i はじめに このたびは、グラフィックデジタルインジケーターCSD-912Bをご採用いただき、誠にあ りがとうございます。本取扱説明書は、ご使用にあたっての取り扱い、留意点について説明

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GRAPHIC DIGITAL INDICATOR

CSD-912B取扱説明書

294-1764-C

製品概要

接続

基本操作

校正

計量

グラフ表示

各種設定

データの管理

外部機器

メンテナンス

トラブル シューティング

付録

はじめに

i

はじめにこのたびは、グラフィックデジタルインジケーター CSD-912Bをご採用いただき、誠にありがとうございます。本取扱説明書は、ご使用にあたっての取り扱い、留意点について説明しています。誤った取り扱いは思わぬ不具合を引き起こしますので、ご使用前に必ず本取扱説明書を一読し、正しくご使用いただきますようお願いいたします。

本書について本取扱説明書はCSD-912Bの操作方法や設置手順、トラブルの解決法などを説明しています。本取扱説明書はご使用になるお客様がいつでも参照できる場所に保管していただきますようお願いいたします。

本書で使用しているマークについて本書では注意していただきたいことや参考にしていただきたいことの説明には、以下のようなマークを付けています。

警告

取り扱いを誤った場合に使用者が死亡、または重傷を負う危険性が想定される内容です。ここに説明されているようなことは絶対に行わないでください。

注意

取り扱いを誤った場合に使用者が傷害を負う危険、および物的損害のみの発生が想定される内容です。

POINT

操作や設定するうえでの注意や補足情報、関連情報などを説明しています。

安全上の注意ご使用の前にこの「安全上の注意」をよくお読みの上、本器を正しくお使いください。

設置場所について

注意

温度、湿度が以下の範囲内の場所でご使用ください。・周囲温度:0 ℃〜 40 ℃・周囲湿度:85 % RH以下(結露のなきこと)

安全上の注意

ii

警告

本器を下記のような場所に設置しないでください。思わぬ故障の原因になることがあります。・直射日光の当たる場所や、高温な場所・水気のある場所・振動、衝撃のある場所・ほこりや粉塵が多い雰囲気・腐食性ガス、塩分等を含んだ雰囲気・急激な温度変化や湿度変化のある場所・磁気や電磁波を発生する機器の近く・放射能、放射線の影響を受ける場所・実験室など、化学変化を起こすような場所

注意

本器を設置するには、以下の寸法に基づいて取り付けてください。また、本器の周囲には空間を確保してください。本器の寸法および周囲に必要な空間の寸法は、以下のとおりです。

裏面

正面 側面192 131.5 (18.2)

単位:㎜

187

92

96

185

91

パネルカット寸法

20

+1 0

+1 0

安全上の注意

iii

BCD出力を接続したときの側面の寸法は、以下のとおりです(付属品の外部制御入出力はBCD出力と同寸法品)。

本器を水滴や粉塵などのかかる環境で使用する場合は、制御盤(キャビネット)と本体の間に付属のパネルマウントパッキンを挟んでください。パネルマウントパッキンを挟むことにより、本器の前面部がIP65相当の防塵・防水構造となります。パネルマウントパッキンは上下の向きがありますのでご注意ください。また、パッキンのねじれや位置ずれがないように取り付けてください。

131.5 (48)

単位:㎜

20

ネジ(M4 × 12 バインド)

パネル取付金具

パネルマウントパッキン(防塵・防水)

制御盤(キャビネット)

安全上の注意

iv

電源について

警告

各ケーブルの取り付けは電源を切った状態で行ってください。電源が入ったまま作業すると、感電したり、本器が破損する場合があります。電源を投入する前に、本器の電源電圧表示および仕様と、供給する電源が一致していることを確認してください。一致していない場合は、弊社までご連絡ください。不明のまま使用すると、本器の破損や感電を引き起こす危険があります。

注意

接地線は必ず接続してください。接地線が接続されていない場合は、感電したり、本器が誤動作を起こす可能性があります。

使用上の注意

注意

本器を新規でご使用になる場合、およびひずみゲージ式変換器を交換した場合は、必ず校正を実施してください。校正を行わないと、正しい計測結果が得られないことや誤動作の原因となり、周辺機器を破損する可能性があります。また、校正を行っていても、その結果が正しくなければ同様の可能性がありますので、再度校正を行ってください。本器を使用する際は、結線が正しく実施されていることを確認してください。正しく実施されていないと、正しい計測結果が得られないことや誤動作の原因となり、周辺機器の破損や重大事故につながる可能性があります。本器での計測中に不用意に設定変更を行わないでください。変更すると、正しい計測結果が得られないことや誤動作の原因となり、周辺機器を破損する可能性があります。本器に物をぶつけるなどの衝撃を与えないでください。本器の破損や電気回路の故障を招く可能性があります。液晶表示器を外す等の本取扱説明書で許容された以外の分解行為は行わないでください。ケースや液晶表示器の破損を招いたり、耐環境性、操作性を損なう可能性があります。ディスプレイ表面が汚れた場合は、柔らかい布や中性洗剤または微量のエチルアルコールを染み込ませた布で軽く拭いてください。薬品の取り扱いには人体に影響がないよう十分注意してください。本器を設置する際は、決められた寸法に基づいて取り付け、本器の周囲には空間を確保してください。

安全上の注意

v

ディスプレイ部が破損した場合に液晶が漏れ出る恐れがあります。誤って目や口に入らないように注意してください。また、体に付着した場合は、直ちに石鹸などで洗い流してください。

POINT

ディスプレイを必要以上の強い力で押したり、ドライバーの先端などの鋭利なもので押したり、擦ったりしないでください。タッチパネルが傷ついて、耐環境性、操作性を損なう可能性があります。残像現象が発生する場合があるため、長時間の固定パターン表示は避けてください。長時間の固定パターンを使用する場合は、バックライトOFF時間を適用してください。

適合規格本器は以下の規格に適合していますEN61326:2013 「計測、制御及び試験所用の電気機器-EMC要求事項」

「工業立地での使用が意図された機器のコミュニティー試験要求事項」

EN61010-1:2010 「計測、制御及び試験所用電気機器の安全事項」

EN50581:2012 「有害物質の使用制限に関する電気・電子製品の評価のための技術文章」

JIS B 7611-2:2015 非自動はかり―性能要件及び試験方法―第2部 : 取引又は証明用付属書C(環境試験レベルH)による

注意

本器を規格に適合させるには、以下に示す使用条件を厳守してください。これを怠ると、規格に適合しない可能性があります。

(1) シールド処理:電源ケーブル以外のケーブルはすべてシールド線を使用してください。シールド処理の方法については、接続に関する各項目を参照してください。

(2)接地:本器の接地は、保護接地端子を用いてD種単独接地としてください。

安全上の注意

vi

注意

本器を適合JIS規格に適合させるには、以下に示す使用条件を厳守してください。これを怠ると、JIS規格に適合しない可能性があります。計量法対応一括設定を「有効」に設定すると、基本機能設定の各項目が計量法に対応した設定になります。

機能 設定値 備考ADサンプリング回数 200 回/秒 計量法対応一括設定を[有効]にする前の

設定値が[200 回/秒]以下の場合、設定値が保持されます。

アナログフィルター 4 Hz 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[4 Hz]以下の場合、設定値が保持されます。

デジタルフィルター 16 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[16]以上の場合、設定値が保持されます。

安定化フィルター 40 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[40]以上の場合、設定値が保持されます。

安定化フィルター時間幅 0.5 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[0.5]以下の場合、設定値が保持されます。

安定化フィルターデータ幅係数

2.0 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[2.0]以上の場合、設定値が保持されます。

安定検出時間 1.0 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[1.0]以上の場合、設定値が保持されます。

安定検出幅係数2.0

計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[2.0]以下の場合、設定値が保持されます。

ゼロセット有効範囲 2 % -ゼロトラッキング幅係数 0.0 -ゼロトラッキング時間 0.0 -風袋引動作条件 安定時 -風袋引動作範囲 0<総量≦

ひょう量 -

印字指令 安定時 -安定検出の動作条件 計量画面時の

み検出 -

OL表示条件 -20 D 〜 9 D -正味量符号反転 無効 -

安全上の注意

vii

タンク計重装置で使用される場合のファンクション設定

POINT

本器を適合JIS規格に適合させる必要性がなく、特定計量器及びそれに準拠した使用方法でないタンク計重装置に使用される場合、ファンクション設定を以下の通り変更する検討をお願い致します。

オーバーロード表示、ゼロセット、風袋引動作条件を緩和することでタンク計重装置に適した設定となります。本設定はお客様の計重条件に基づきご検討下さい。

機能 設定値ゼロセット動作条件 「常時」ゼロセット有効範囲 「10%」風邪引動作条件 「常時」風袋引動作範囲 「総量≦|ひょう量|」OL表示条件 「±110%」

改訂履歴

viii

改訂履歴日付 取扱説明書No. 改訂理由(内容)

2017/08 DRW. NO.294-1764 初版 2018/01 DRW. NO.294-1764-A ECN No. FN18-02004により

適合規格「JIS B 7611-2:2015」を別項目として記載。5-10-2. (3) 風袋引の実施

「〜、再度[風袋引]キーを押します。」→「〜、総量がゼロの時に[風袋引]キーを押します。」

2018/12 DRW. NO.294-1764-B ECN No.FN18-02080 により安全上の注意 タンク計重装置で使用される場合のファンクション設定を追加目次 タンク計重装置で使用される場合のファンクション設定を追加

2019/04 DRW. NO.294-1764-C ECN No.FN19-0159 により9.3外部制御入力の注意項目 (POINT) に以下の文を追記・同じ設定値を複数のピン番号に割り付けないで下さい。本器は正常に動作致しません。

目次

ix

目次はじめに ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥i

本書について ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥i本書で使用しているマークについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥i

安全上の注意 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥i設置場所について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥i

電源について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ iv

使用上の注意‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ iv

適合規格‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ v

タンク計重装置で使用される場合のファンクション設定‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ⅶ

改訂履歴 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ⅷ

1 製品概要1.1. CSD-912Bの特長 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2

1.2. 各部の名称と機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3

1.2.1. 前面 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3

1.2.2. 背面 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3

2 接続2.1. 接続に関する注意事項 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 6

2.2. ひずみゲージ式変換器の接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7

2.2.1. 6線式接続ケーブル ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 7

2.2.2. 4線式接続ケーブル ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8

2.2.3. ロードセルの並列接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9

2.2.4. 延長用ジャンクションボックスB-304Bの使用 ‥‥‥‥‥‥10

2.3. 電源の接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥12

3 基本操作3.1. 電源のON/OFF ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥14

3.2. ディスプレイの見かた ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥15

3.2.1. 文字の表示パターン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥17

目次

x

3.3. 項目の選択 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥18

3.4. 画面の切り替え方法 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥19

3.5. 数値の入力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥21

3.6. 文字の入力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥22

3.6.1. カタカナの入力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥22

3.6.2. 英字・記号の入力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥23

3.6.3. 数字の入力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥23

3.6.4. その他のキー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥24

4 校正4.1. 校正とは ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥26

4.2. 校正の流れ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥27

4.3. 校正の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28

4.3.1. 印加電圧の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥28

4.3.2. 目量(最小目盛)の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥29

4.3.3. ひょう量の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30

4.3.4. ゼロ校正の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥31

4.3.5. スパン校正の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥33

4.4. 校正後の調整 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥36

4.4.1. ゼロ点微調整 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥36

4.4.2. スパン点微調整 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥37

4.4.3. デジタルリニアライズ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥37

4.4.4. ピッチ確認登録 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥39

4.4.5. 重力加速度補正 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥41

4.4.6. 校正のロック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥46

5 計量5.1. 計量モードについて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥48

5.1.1. 単純比較モード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥48

5.1.2. シーケンシャルモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥49

5.1.3. 四段コンパレータモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥51

目次

xi

5.2. 計量の準備 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥52

5.2.1. 計量モードの設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥52

5.2.2. 制御モードの設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥53

5.2.3. 銘柄の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥55

5.3. 単純比較モードによる計量 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥67

5.3.1. 単純比較投入モードによる計量の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥67

5.3.2. 単純比較排出モードによる計量の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥70

5.4. シーケンシャルモードによる計量 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥73

5.4.1. 計量前の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥73

5.4.2. シーケンシャル投入モードによる計量の実施 ‥‥‥‥‥‥87

5.4.3. シーケンシャル排出モードによる計量の実施 ‥‥‥‥‥‥90

5.4.4. 自動落差補正の利用 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥93

5.4.5. 安全確認入力の利用 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥95

5.5. 補正投入/排出モードによる計量 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 102

5.5.1. 計量前の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 102

5.5.2. 計量の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 104

5.6. 予備投入モードによる計量 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 107

5.6.1. 銘柄の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 107

5.6.2. 計量の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 108

5.7. ノズル制御モードによる計量 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 111

5.7.1. 計量前の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 111

5.7.2. 計量の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 114

5.8. 配合モードによる計量 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 116

5.8.1. 計量前の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 116

5.8.2. 計量の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 124

5.8.3. 計量物の混合 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 126

5.9. 四段コンパレータモードによる計量 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 130

5.9.1. 計量前の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 130

5.9.2. 計量の実施 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 136

5.10. 計量中の各種操作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 137

目次

xii

5.10.1. ゼロセット(ゼロ点の記録) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 137

5.10.2. 風袋引 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 139

5.10.3. 標準表示/シンプル表示の切替 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 141

5.10.4. キーロック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 142

5.11. 計量に関する設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 144

5.11.1. 比較信号の動作設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 144

5.11.2. ゼロ付近の比較対象設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 145

5.11.3. 満量の比較対象設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 146

5.11.4. 固定風袋引の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 147

5.11.5. 安定検出の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 150

5.11.6. 電源投入時のゼロ設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 152

5.11.7. 電源投入時の風袋引設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 154

5.11.8. ホールド設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 156

5.11.9. 正味量符号の反転設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 160

5.11.10. 荷重値の累積加算設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 161

5.11.11. 計量法対応の一括設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 163

5.11.12. 自動印字の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 164

6 グラフ表示6.1. グラフの見かた ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 168

6.1.1. 計量値の推移を確認する(カーソルOFF) ‥‥‥‥‥‥‥ 168

6.1.2. 特定の経過時間の計量値を確認する(カーソルON) ‥‥‥ 170

6.2. グラフの表示 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 172

6.3. グラフ表示に関する設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 174

6.3.1. 描画条件の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 174

6.3.2. トリガレベルの設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 175

7 各種設定7.1. 画面表示に関する設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 178

7.1.1. 表示回数の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 178

7.1.2. 小数点位置の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 179

目次

xiii

7.1.3. OL表示条件の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 180

7.1.4. 単位の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 181

7.1.5. バックライトOFF時間の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 181

7.2. 補正に関する設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 183

7.2.1. A/Dサンプリング回数の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 183

7.2.2. ゼロトラッキングの設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 184

7.3. ノイズ抑制に関する設定(フィルター) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 187

7.3.1. アナログフィルターの設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 187

7.3.2. デジタルフィルターの設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 188

7.3.3. 安定化フィルターの設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 189

7.4. ファンクションキーに関する設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 192

7.4.1. 機能の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 192

7.4.2. 設定機能一覧 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 194

7.5. 設定の初期化 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 195

7.5.1. 比較設定関連メモリの初期化 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 195

7.5.2. 動作設定関連メモリの初期化 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 196

8 データの管理8.1. データの種類 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 198

8.2. データの保存場所設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 200

9 外部機器9.1. 標準RS-485インターフェイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 202

9.1.1. 仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 202

9.1.2. 標準RS-485インターフェイスの接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 202

9.1.3. 通信設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 204

9.1.4. Modbus通信 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 211

9.2. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 212

9.2.1. 仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 212

9.2.2. データフォーマット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 212

9.2.3. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)の接続 ‥‥‥‥ 213

目次

xiv

9.2.4. 出力動作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 214

9.2.5. 印字動作の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 214

9.3. 外部制御入出力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 216

9.3.1. 外部制御入出力の接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 216

9.3.2. 外部制御入出力の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 217

9.4. アナログ出力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 225

9.4.1. 仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 225

9.4.2. アナログ出力の接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 226

9.4.3. アナログ出力の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 227

9.4.4. アナログ出力の微調整 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 231

9.5. BCD出力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 232

9.5.1. 仕様(型式:CSD912B-P15) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 232

9.5.2. BCD出力の接続 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 233

9.5.3. BCD出力コネクタのピン配列 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 234

9.5.4. 入出力等価回路 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 236

9.5.5. タイミングチャート ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 236

9.5.6. BCD出力の設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 238

9.6. RS-232Cインターフェイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 243

9.6.1. 仕様(型式:CSD912B-P74) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 243

9.6.2. RS-232Cコネクタのピン配列 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 243

9.6.3. 通信設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 245

9.7. RS-422/485インターフェイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 248

9.7.1. 仕様(型式:CSD912B-P76) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 248

9.7.2. RS-422/485端子台のピン配列 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 249

9.7.3. 通信設定 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 252

10 メンテナンス10.1. 部品の寿命 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 256

10.2. 動作チェック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 257

10.2.1. ROMバージョンのチェック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 258

10.2.2. ディスプレイのチェック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 258

目次

xv

10.2.3. モニターモード ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 260

10.2.4. 外部制御入出力のチェック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 260

10.2.5. BCD出力のチェック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 261

10.2.6. アナログ出力のチェック ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 261

10.2.7. メンテナンス日の登録 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 262

10.2.8. メンテナンス番号の登録 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 262

10.3. ヒューズの交換 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 264

11 トラブルシューティング11.1. トラブルの原因と対処 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 266

11.1.1. LED /ディスプレイ表示 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 266

11.1.2. 計量動作 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 267

11.1.3. 標準RS-485インターフェイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 268

11.1.4. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F) ‥‥‥‥‥‥‥ 268

11.1.5. 外部制御入出力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 269

11.1.6. アナログ出力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 269

11.1.7. BCD出力 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 269

11.1.8. RS-232Cインターフェイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 270

11.1.9. RS-422インターフェイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 270

11.1.10. RS-485インターフェイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 271

11.2. エラー表示とブザー音 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 272

11.2.1. エラー表示 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 272

11.2.2. ゼロエラー表示 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 274

11.2.3. シーケンスエラー表示 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 275

11.2.4. エラーブザー音 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 275

12 付録12.1. メニュー一覧 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 278

12.2. アフターサービス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 286

12.2.1 保証 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 286

12.2.2 修理 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 286

目次

xvi

12.3. 仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 287

12.3.1. アナログ仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 287

12.3.2. 表示仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 287

12.3.3. インターフェイス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 288

12.3.4. 一般仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 290

12.3.5. 標準出荷仕様 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 290

12.3.6. 付属品 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 290

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 291

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 309

12.5.1. コマンドモードデータフォーマット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 309

12.5.2. ストリームモード、印字信号同期、累積信号同期、

完了信号同期のデータフォーマット ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 331

1

製品概要

1

1.1 CSD-912Bの特長 ……………………………………2

1.2 各部の名称と機能 ……………………………………3

1 製品概要本器の概要について説明しています。

1.1. CSD-912Bの特長

2

製品概要

11.1. CSD-912Bの特長

本器は各種計量システムにおいて、ひずみゲージ式変換器(ロードセル)からの信号を計量値として表示するグラフィックデジタルインジケーターです。状態表示ランプによる計量状況の通知、計量動作の制御、外部機器接続による計測・計装用計重システムの拡張など、さまざまな機能を備えています。

カラー液晶タッチパネル本器のディスプレイは視認性の良い広視野角6.2 インチTFTカラー液晶タッチパネルを採用しています。直接ディスプレイにタッチして操作できるので、煩わしいボタン操作は必要ありません。

各種ランプによる状態表示本器の状態や計量状況は、ディスプレイに表示される各種ランプの点灯/消灯で通知されます。本器の状態や計量状況がひと目でわかります。

登録できる銘柄は最大100種類銘柄とは計量の対象物のことで、対象物ごとに計量を制御するための数値を登録します。あらかじめ銘柄を登録しておけば、対象物が変わっても銘柄を切り替えるだけで計量ができます。また、複数の銘柄を配合することもできます。銘柄は最大100 件まで登録できます。

多彩な計量モード本器は3つの計量モードを備えており、計量システムや計量の目的に合わせてモードを選択できます。

計量値のグラフ表示計量値をグラフで表示できます。計量値の変化がグラフで表示されるので、計量状況や動作異常がひと目でわかります。

外部機器の接続本器は外部機器を接続するための端子台やコネクタを備えています。計量システムに合わせてホストコンピューターやプリンター、表示器などの各種外部機器を接続できます。

1.2. 各部の名称と機能

3

製品概要

11.2. 各部の名称と機能

1.2.1. 前面

①電源LED本器の電源がONのときは点灯します。本器の電源がOFFのときは消灯します。

②ディスプレイ計量値や状態表示ランプなどの各種情報が表示されます。ディスプレイはタッチパネルとなっており、直接触れて操作します。

POINT

・ 本器の内側には、校正結果を変更できないようにする校正ロックスイッチがあります。詳細については、「4.4.6.校正のロック」を参照してください。

1.2.2. 背面

①電源端子台電源ケーブルおよび接地線を接続します。詳細については、「2.3.電源の接続」を参照してください。

① ②

② ③ ④①

⑤ ⑥

1.2. 各部の名称と機能

4

製品概要

1

②RS-485インターフェイス端子台、2線式シリアルインターフェイス端子台RS-485インターフェイス端子台にはホストコンピューターなどを接続します。詳細については、「9.1.3.標準RS-485インターフェイスの接続」を参照してください。2線式シリアルインターフェイス端子台にはプリンターや外部表示器などを接続します。詳細については、「9.2.3.2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)の接続」を参照してください。

③別売品取り付け部アナログ電流出力、アナログ電圧出力、BCD出力、PROFIBUS、CC-Link、RS-232C、RS-422/485を取り付けることができます。別売品取り付け部は3スロットあり、1スロットにつき1つの別売品を取り付けることができます。

POINT

・ PROFIBUS、CC-Link、RS-232C、RS-422/485はいずれか1点のみの取り付けとなります。

・ 同じ別売品を複数取り付けることはできません。

④ロードセル端子台計量部(ロードセル)の信号線を接続します。詳細については、「2.2.ひずみゲージ式変換器の接続」を参照してください。

POINT

・ ブリッジ電源の電圧がDC12 Vの場合、ひずみゲージ式変換器(350 Ωの場合)は最大4 台まで接続できます。

⑤保護接地端子静電気などのノイズの影響を防ぐために、接地線を接続します。本器の内部で電源端子台を共通としています。詳細については、「2.3.電源の接続」を参照してください。

⑥外部制御入出力コネクタ外部制御入出力を接続します。入力、出力はそれぞれ最大11点まで使用できます。詳細については、「9.3.1.外部制御入出力の接続」を参照してください。

5

接続

2

2.1 接続に関する注意事項 ………………………………6

2.2 ひずみゲージ式変換器の接続 ………………………7

2.3 電源の接続 ………………………………………… 12

2 接続ひずみゲージ式変換器および電源の接続について説明しています。

2.1. 接続に関する注意事項

6

接続

2

2.1. 接続に関する注意事項本器にひずみゲージ式変換器を接続する際は、以下の点にご注意ください。・本器の電源を必ずOFFにしてから接続してください。(→「3.1.電源のON/OFF」)・すべての接続が完了するまで、本器の電源をONにしないでください。・端子台は樹脂製です。落下させたり、強い衝撃を与えたりしないでください。・端子台に付属しているアクリルカバーは、必ず装着してください。・端子台の端子ネジ締め付けトルクは、以下のとおりです。

端子台 端子台ネジ締め付けトルクひずみゲージ式変換器端子台 0.6 N・m電源端子台 1.4 N・m

・端子台に適合する圧着端子は、以下のとおりです。

端子台 圧着端子幅 適合圧着端子ひずみゲージ式変換器端子台 6.2 mm以下 1.25-3/Y型1.25-3.5電源端子台 9.0 mm以下 1.25-4、2-4/Y型1.25-4、2-4

・接地線は必ず接続してください。また、接地はD種単独接地とし、動力電源系の接地と共用しないでください。

・本器に接続するケーブルは、動力電源ライン、外部制御入出力などのノイズ源からできる限り離してください。

・コンジット配線は専用コンジット配線とし、他のラインとの共用は避けてください。・外部制御入出力の接続には、シールドケーブル線を使用してください。また、シールド

は電源端子台のF.G.端子に接続してください。

2.2. ひずみゲージ式変換器の接続

7

接続

2

2.2. ひずみゲージ式変換器の接続本器で計量を行うには、ロードセル、圧力計等のひずみゲージ式変換器を接続する必要があります。ここでは、ロードセルとの接続を例に説明しますが、他のひずみゲージ式変換器の場合も同様に接続してください。

2.2.1. 6線式接続ケーブル6線式接続ケーブルを使用してロードセルと本器と接続する場合は、以下のように接続してください。

POINT

・ リモートセンシング入力+(橙)、リモートセンシング入力-(黒)はロードセル本体近くでショートしてください。本器の近くでショートした場合、6線式として機能しません。

・ 6線式接続ケーブルの長さが100 m以上の場合、ケーブルの抵抗分によって本器のリモートセンシング機能が十分に機能しなくなり、保証外の精度になる可能性があります。

・ 引張型および圧縮引張型のロードセルの引っ張り方向を+表示させる場合は、ロードセル入力+(緑)をロードセル端子台の端子Bに、ロードセル入力-(青)をロードセル端子台の端子Dに接続してください。また、配線色が弊社標準ケーブルと異なる場合がありますので、ご使用になるひずみゲージ式変換器の成績書などを確認してください。

ロードセル電源+(赤)リモートセンシング入力+(橙)

リモートセンシング入力-(黒)ロードセル電源-(白)ロードセル入力+(緑)ロードセル入力-(青)シールド(黄)

ロードセルEXC+

SIG- SIG+

EXC-

2.2. ひずみゲージ式変換器の接続

8

接続

2

2.2.2. 4線式接続ケーブル4線式接続ケーブルを使用して本器と接続する場合は、以下のように接続してください。

POINT

・ ひずみゲージ式変換器端子台のA-F間およびC-G間は、付属のショートバーでショートさせてください。F端子およびG端子をショートさせずに使用すると、本器は正常に動作しません。

・ 4線式接続ケーブルの長さが30 m以上の場合、ケーブルの抵抗分によって本器の入力電圧が降下し、保証外の精度になる可能性があります。

ロードセル電源+(赤)

ロードセル電源-(白)ロードセル入力+(緑)ロードセル入力-(青)シールド(黄)

付属のショートバー

ロードセルEXC+

SIG- SIG+

EXC-

2.2. ひずみゲージ式変換器の接続

9

接続

2

2.2.3. ロードセルの並列接続ロードセルを複数個使用し、並列接続してホッパースケールやトラックスケールなどに使用する場合があります。別売の加算用ジャンクションボックスSB-310、SB-320を使用すると、並列接続が簡単にできます。

ロードセル電源+(赤)リモートセンシング入力+(橙)リモートセンシング入力-(黒)ロードセル電源-(白)ロードセル入力+(緑)ロードセル入力-(青)シールド(黄)

EXC+

SIG+ SIG-

EXC-

EXC+

SIG+ SIG-

EXC-

EXC+

SIG+ SIG-

EXC-

EXC+

SIG+ SIG-

EXC-

No.1

No.2

No.4

No.3

SB-310

2.2. ひずみゲージ式変換器の接続

10

接続

2

2.2.4. 延長用ジャンクションボックスB-304Bの使用延長用ジャンクションボックスB-304Bを使用すると、ひずみゲージ式変換器を本器から離れた場所に設置することができます。延長用ジャンクションボックスB-304Bと本器の接続には、弊社標準ケーブルCAB-502(4芯ケーブル)とCAB-501(6芯ケーブル)を使用できます。

POINT

・ ひずみゲージ式変換器と延長用ジャンクションボックスB-304Bの接続については、それぞれの取扱説明書を参照してください。

(1)CAB-502(4芯ケーブル)で接続する場合

POINT

・ 本器のロードセル端子台のA-F間およびC-G間を付属のショートバーでショートしてください。

F端子およびG端子をショートせずに使用すると、CSD-912Bは正常に動作しません。

・ CAB-502の長さが30 m以上の場合、ケーブルの抵抗分によって本器の入力電圧が降下し、保証外の精度になる可能性があります。

ロードセルジャンクションボックス

B-304B

CAB-502

ロードセル電源+(赤)ロードセル電源-(白)ロードセル入力+(緑)

ロードセル入力-(青)シールド(黄)

付属のショートバー

CSD-912B へロードセルへ

●①●②●③●④●⑤

B-304B内部の端子接続

①シールド(黄)②ロードセル入力+(緑)③ロードセル電源-(白)④ロードセル入力-(青)⑤ロードセル電源+(赤)

⑥シールド(黄)⑦ロードセル入力+(緑)⑧ロードセル電源-(白)⑨ロードセル入力-(青)⑩ロードセル電源+(赤)

●⑥●⑦●⑧●⑨●⑩

2.2. ひずみゲージ式変換器の接続

11

接続

2

(2)CAB-501(6芯ケーブル)で接続する場合

POINT

・ 引張型および圧縮引張型のロードセルの引っ張り方向を+表示させる場合は、ロードセル入力+(緑)をロードセル端子台の端子Bに、ロードセル入力-(青)をロードセル端子台の端子Dに接続してください。また、配線色が弊社標準ケーブルと異なる場合がありますので、ご使用になるひずみゲージ式変換器の成績書などを確認してください。

・ CAB-501の長さが100 m以上の場合、ケーブルの抵抗分によって本器のリモートセンシング機能が十分に機能しなくなり、保証外の精度になる可能性があります。

CSD-912B へロードセルへ

●⑥●①●②●③●④●⑤

●⑨

B-304B内部の端子接続

ロードセルジャンクションボックス

B-304B

CAB-501

付属のショートバー

リモートセンシング入力-(黒)ロードセル電源-(白)ロードセル入力+(緑)ロードセル入力-(青)シールド(黄)

リモートセンシング入力+(橙)

①シールド(黄)②ロードセル入力+(緑)③ロードセル電源-(白)④ロードセル入力-(青)⑤ロードセル電源+(赤)

⑥シールド(黄)⑦ロードセル入力+(緑)⑧ロードセル電源-(白)

⑩ロードセル入力-(青)⑪ロードセル電源+(赤)

⑨リモートセンシング入力-(黒)

⑫リモートセンシング入力+(橙)

ロードセル電源+(赤)

●⑫

●⑦●⑧●⑩●⑪

2.3. 電源の接続

12

接続

2

2.3. 電源の接続背面の電源端子台に電源ケーブルを接続し、接地してください。

注意

・ 電源ケーブルの接続と接地は確実に行い、規定の電源条件内(→「12.3.4.一般仕様」)で使用してください。

POINT

・ 本器の接地はD種単独接地としてください。D種単独接地以外で設置した場合、他の機器からノイズの影響を受け、思わぬ誤動作を引き起こす可能性があります。

・ 本器をCE適合規格および適合JIS規格に適合させる場合は、保護接地端子を用いて、単独接地を行ってください。

D 種単独接地

AC100 V 〜 AC240 V(許容可変範囲 :AC85 V 〜 AC264 V)

13

基本操作

3

3.1 電源のON/OFF …………………………………… 14

3.2 ディスプレイの見かた …………………………… 15

3.3 項目の選択 ………………………………………… 18

3.4 画面の切り替え方法 ……………………………… 19

3.5 数値の入力 ………………………………………… 21

3.6 文字の入力 ………………………………………… 22

3 基本操作本器の基本操作について説明しています。

3.1. 電源のON/OFF

14

基本操作

3

3.1. 電源のON/OFF本器には電源のON/OFFを切り替えるスイッチはありません。電源ケーブルのプラグをコンセントから抜き差しすることで、電源のON/OFFを切り替えます。

3.2. ディスプレイの見かた

15

基本操作

3

3.2. ディスプレイの見かた本器の電源をONにすると、以下の計量画面が表示されます。

①本器の状態表示本器の動作状態に応じて表示が切り替わります。総量/正味量: 表示されている計量値が総量の場合は「総量」、正味量の場合は「正味量」

と表示されます。風袋引: 風袋引を実施した場合に点灯します。固定風袋: 固定風袋引を実施した場合に点灯します。安定: 計量値が安定している場合に点灯します。HOLD: 銘柄設定の設定値と計量値の比較結果や、外部機器からの出力データを

維持している場合に点灯します。Z-ERR: ゼロ点を設定できない状況で[ゼロ]キーを押したとき、または風袋引を

実施できない状況で[風袋引]キーを押したときに点灯します。RUN: 本器が計量中の場合に点灯します。

②荷重値表示総量(容器を含めた荷重値)または正味量(容器を除いた荷重値)が表示されます。過負荷状態(オーバーロード)になった場合は「OL」、A/D変換器入力がオーバーした場合は「OVF」が表示されます。

③[ゼロ]キー現在の荷重表示をゼロ点として記録し、荷重値表示をゼロにします。ゼロ点の記録については、「5.10.1.ゼロセット(ゼロ点の記録)」を参照してください。

④[メニュー]キーメニュー画面を表示します。メニュー画面については、「3.4.メニュー画面の表示」を参照してください。

⑩⑪

⑰⑯⑮⑭⑬⑫

② ① ⑥ ⑦

3.2. ディスプレイの見かた

16

基本操作

3

⑤[F]キー⑫〜⑰のキーとファンクションキーの表示を切り替えます。ファンクションキーの設定については、「7.3.ファンクションキーに関する設定」を参照してください。

⑥CZ表示荷重値表示がゼロで、荷重値が最小目盛の±1/4以内である場合に表示されます。現在の荷重値がCZ(センターゼロ)であることを示しています。

⑦単位表示現在設定されている単位が表示されます。単位の設定については、「7.1.4.単位の設定」を参照してください。

⑧[総量/正味量]キー荷重値表示に総量を表示するか、正味量を表示するかを切り替えます。[総量]を押すと総量表示、[正味量]を押すと正味量表示に切り替わります。

⑨[風袋引]キー風袋引を実施します。風袋引については、「5.10.2風袋引」を参照してください。

⑩銘柄情報表示現在選択している銘柄の番号、銘柄名、累積値、累積回数が表示されます。銘柄については、

「5.2.3.銘柄の設定」を参照してください。

⑪計量の状態表示計量状態に応じて表示が切り替わります。大投入: 大投入が実施されている場合に点灯します。中投入: 中投入が実施されている場合に点灯します。小投入: 小投入が実施されている場合に点灯します。過量: 正味量が銘柄設定の「定量+過量」の値を超えた場合に点灯します。正量: 「定量-不足≦正味量≦定量+過量」の場合に点灯します。不足: 正味量が銘柄設定の「定量-不足」の値を下回った場合に点灯します。満量: 総量または正味量が銘柄設定の「満量」の値を超えた場合に点灯します。零付近: 総量または正味量が銘柄設定の「ゼロ付近」の値を下回った場合に点灯します。完了: 計量が完了した場合に点灯します。投入/排出: 計量ホッパーへ計量物を投入している場合は「投入」、計量ホッパーから計量物

を排出している場合は「排出」が表示されます。単比較/シーケンス/計量中/四段/配合:

現在の計量モードが表示されます。単純比較モードの場合は「単比較」、シーケンシャルモードで計量中でない場合は「シーケンス」、シーケンシャルモードで計量中の場合は「計量中」、四段コンパレータモードの場合は「四段」、シーケンシャルモードで配合している場合は「配合」が表示されます。

⑫[定量]キー現在選択している銘柄の「定量」の値を設定します。

3.2. ディスプレイの見かた

17

基本操作

3

⑬[定量前1]キー現在選択している銘柄の「定量前1」の値を設定します。

⑭[定量前2]キー現在選択している銘柄の「定量前2」の値を設定します。

⑮[過量]キー現在選択している銘柄の「過量」の値を設定します。

⑯[不足]キー現在選択している銘柄の「不足」の値を設定します。

⑰[落差]キー現在選択している銘柄の「落差」の値を設定します。

POINT・ ⑫〜⑰の各値については、「5.2.3.銘柄の設定」を参照してください。

3.2.1. 文字の表示パターン本器のディスプレイでは、数字・文字は以下のように表示されます。

0 D Q

1 E R

2 F S

3 G T

4 H U

5 I V

6 J W

7 K X

8 L Y

9 M Z

A N ?

B O !

C P -

3.3. 項目の選択

18

基本操作

3

3.3. 項目の選択本器のディスプレイはタッチパネルとなっています。項目を選択するには、ディスプレイ上のキーおよびボタンに直接タッチします。例)表示回数を「4 回/秒」に設定する場合

選択した項目が表示される目的の項目をタッチ

3.4. 画面の切り替え方法

19

基本操作

3

3.4. 画面の切り替え方法本器では、計量画面からメニュー画面を表示させ、メニュー画面から各種設定画面を表示させます。

本器のメニュー画面や一部の設定画面は、複数のページで構成されています。複数のページで構成されている画面は、画面名の横に「現在のページ数/総ページ数」が表示されます

(1/2、1/4など)。複数のページで構成されている画面は、ページを切り替えて目的の項目を表示させてください。

メニュー画面の表示方法とページの切り替え方法は以下のとおりです。

計量画面

項目キー

メニュー画面 1/2

メニュー画面 2/2

or 各種設定画面

項目キー

各種設定画面

3.4. 画面の切り替え方法

20

基本操作

3

各種設定画面の表示方法とページの切り替え方法は、以下のとおりです(以下は校正画面の例)。

POINT

・ 計量モードや各機能の設定内容によって、表示されるメニューは異なります。・ 1ページのみの設定画面もあります。

校正画面 1/2

校正画面 2/2

計量画面

メニュー画面

計量画面

項目キー

3.5. 数値の入力

21

基本操作

3

3.5. 数値の入力数値を設定する項目を選択すると、数値入力画面が表示されます。数値を入力するにはテンキーを押します。例)デジタルフィルターを32 回に設定する場合

POINT

・ [AC]キーを押すと、入力した数値がすべて消去されます。・ [DEL]キーを押すと、一番右側に表示されている最小の数値が消去されます。上

記の例の場合、[DEL]キーを押すと「2」が消去され、もう一度[DEL]キーを押すと「3」が消去されます。

[3]→[2]の順にテンキーを押す入力した数値が表示される

3.6. 文字の入力

22

基本操作

3

3.6. 文字の入力名前などを設定する項目を選択すると、文字入力画面が表示されます。文字入力画面には「カナ入力」「英字入力」「数字入力」の3種類があり、以下のように切り替えます。

3.6.1. カタカナの入力カナ入力画面ではカタカナを入力できます。テンキーにはア行〜ワ行の各行の文字と、濁点/半濁点、読点/句点が割り当てられています。カタカナを入力するには、入力したい文字が含まれている行のテンキーを、入力したい文字が表示されるまで押します。例)[ア]に割り当てられている文字

ア→イ→ウ→エ→オ→ァ→ィ→ゥ→ェ→ォ例)「ミネベア」と入力する場合

[マ]を2 回押す→[ナ]を4 回押す→[ハ]を4 回押す→[゛゚]を1 回押す→[ア]を1 回押す

カタカナの入力 読点/句点の入力 濁点/半濁点の入力

3.6. 文字の入力

23

基本操作

3

3.6.2. 英字・記号の入力英字入力画面では英字および記号を入力できます。テンキーにはアルファベットの大文字・小文文字と、記号が割り当てられています。英字・記号を入力するには、入力したい英字・記号が表示されているテンキーを、入力したい文字が表示されるまで押します。例)[ABC]に割り当てられている文字

A→B→C→a→b→c例)「Minebea」と入力する場合

[MNO]を1 回押す→[GHI]を6 回押す→[MNQ]を5 回押す→[DEF]を5 回押す→[ABC]を5 回押す→[DEF]を5 回押す→[ABC]を4 回押す

3.6.3. 数字の入力数字入力画面では数字および+/-を入力できます。テンキーには数字と+/-が割り当てられています。数字・+・-を入力するには、入力したい数字・+・-のテンキーを押します。例)「+12」と入力する場合

[+]を押す→[1]を押す→[2]を押す

英字の入力 記号の入力

数字の入力

−の入力 +の入力

3.6. 文字の入力

24

基本操作

3

3.6.4. その他のキー文字入力画面には文字を入力するテンキー以外に、入力した文字を削除するキーやカーソルを移動させるキーなどがあります。

①[DEL]カーソル上の文字を削除します。

②[INS]上書きモード/挿入モードを切り替えます。[INS]を押すと押したままの状態となり、挿入モードになります。もう一度押すと押した状態が解除され、上書きモードになります。上書きモードで文字を入力すると、カーソル上の文字が上書きされます。挿入モードで文字を入力すると、カーソルの左側に文字が挿入されます。

③[←][→]カーソルを左右に移動します。

① ② ③

25

校正

4

4.1 校正とは …………………………………………… 26

4.2. 校正の流れ ………………………………………… 27

4.3. 校正の実施 ………………………………………… 28

4.4. 校正後の調整 ……………………………………… 36

4 校正校正の実施方法および校正後の調整について説明しています。

4.1. 校正とは

26

校正

4

4.1. 校正とは計量部(ロードセル)からの電気信号が本器で正確に表示されるように、計量部にかかっている荷重と本器の表示を合わせる操作です。校正を行わないと正しい荷重値が表示されません。計量システムの構築後、計量の前に必ず校正を行ってください。

例)100 kgの分銅をロードセルに載せた場合

校正を行っていないと…

校正を行っていると…

POINT

・ 校正を行った後で本器を使用する環境が変わった場合は、再度校正を行ってください。

100 kg100 kg

100 kg100 kg

12.345 t

荷重値、単位、小数点表示位置などが正しく表示されません。

100.00 kg

正しい荷重値が表示され、単位、小数点表示位置も設定した通りに表示されます。

4.2. 校正の流れ

27

校正

4

4.2. 校正の流れ

本器と計量部(ロードセル)を安定させるために、約10 分間通電状態にします。

校正画面の表示 メニュー画面から校正画面を表示します。

印加電圧の設定 ロードセルに印加する電圧(DC)を設定します。

目量(最小目盛)の設定 計量値の最小単位を設定します。

ひょう量の設定 計量部(ロードセル)で計量できる最大荷重を設定します。

ゼロ校正 計量部(ロードセル)のゼロ点を登録します。計量部に何も載せていない状態(風袋を含む初期状態)のロードセルの出力値を読み込む方法と、ロードセルの出力電圧値を設定する方法があります。

スパン校正 計量部(ロードセル)のスパン点を登録します。計量部に分銅を載せた状態のロードセルの出力値を読み込む方法と、ロードセルのスパン点の出力電圧値からゼロ点の出力電圧値を差し引いた値を設定する方法があります。

ゼロ点微調整 ゼロ点を微調整します。

スパン点微調整 スパン点を微調整します。

デジタルリニアライズ ゼロ点とスパン点の間の計量誤差を補正します。

ピッチ確認登録 任意の荷重のA/Dカウント値をピッチ点として登録し、校正と同時に検定を済ませます。

重力加速度補正 校正場所と使用場所が異なる場合のスパン誤差を補正します。

校正のロック 校正結果を変更できないようにロックします。

調整が必要な場合は、必要に応じて以下の設定を行います(→4.4. 校正後の調整)。

4.3. 校正の実施

28

校正

4

4.3. 校正の実施計量を行う前に、以下の手順に従って校正を実施してください。校正は校正画面で行います。校正画面は、メニュー画面1/2から[校正]を押して表示します。

POINT

・ 校正を実施する前に、ロードセルが本器に接続されていることを確認してください。

・ 校正画面は2つのページで構成されています。ページの切り替えかたは「3.4.画面の切り替え方法」を参照してください。

4.3.1. 印加電圧の設定ロードセルに印加する電圧(DC)を設定します。

1)印加電圧の設定画面を表示する

1.校正画面2/2で[印加電圧]を押す印加電圧の設定画面が表示されます。

[校正]を押す

校正画面が表示される

4.3. 校正の実施

29

校正

4

2)印加電圧を設定する

1.印加電圧を選択する選択項目:12 V、6 V、3 V初期値:12 V

POINT

・ ロードセルの推奨印加電圧以内の電圧を選択してください。

2.[OK]を押す印加電圧が設定され、校正画面2/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.印加電圧の設定を確認する[印加電圧]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ ツェナバリアを使用した計量システムの場合は、印加電圧を以下のように設定してください。

 例)ケーブルにCAB-501(6芯)、ロードセルに350 Ωタイプを使用した場合

システム構成印加電圧(DC)

12V 6V 3Vロードセル1点+ツェナバリア × ○ ○ロードセル2点+加算用ジャンクションボックス+ツェナバリア × × ○

ロードセル3点+加算用ジャンクションボックス+ツェナバリア × × ○

ロードセル4点+加算用ジャンクションボックス+ツェナバリア × × ○

○:使用可能 ×:使用不可・ 印加電圧の設定後、本器とロードセルを安定させるために、約10 分間通電状態

にしてください。

4.3.2. 目量(最小目盛)の設定計量値の最小単位を設定します。

1)目量の設定画面を表示する

1.校正画面1/2で[目量(最小目盛)]を押す目量の設定画面が表示されます。

4.3. 校正の実施

30

校正

4

2)目量を設定する

1.目量を選択する選択項目:1、2、5、10、20、50初期値:1

2.[OK]を押す目量が設定され、校正画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.目量の設定を確認する[目量(最小目盛)]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

4.3.3. ひょう量の設定計量する最大荷重値を設定します。

1)ひょう量の設定画面を表示する

1.校正画面1/2で[ひょう量]を押すひょう量の設定画面が表示されます。

2)ひょう量を設定する

1.ひょう量を入力する設定可能範囲:1 〜 999 999

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すひょう量が設定され、校正画面1/2が表示されます。

4.3. 校正の実施

31

校正

4

3)設定した内容を確認する

3.ひょう量の値を確認する[ひょう量]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ 計量値の表示を安定させるには、表示分解能(ひょう量÷目量)が10 000以下になるように設定してください。

4.3.4. ゼロ校正の実施荷重がゼロのときのロードセル出力値を登録します。ゼロ校正方法には、以下の2つがあります。・計量値(初期荷重値)の読込

計量部に何も載せない状態でロードセル出力値を読み込み、ゼロ点として登録します。・出力電圧値の数値入力

荷重がゼロのときのロードセル出力電圧値を入力し、ゼロ点として登録します。

通常の使用環境では、計量値(初期荷重値)の読込によるゼロ校正を行ってください。出力電圧値の数値入力によるゼロ校正は、計量部に何も載せない状態(風袋を含む初期状態)にできない場合のみ行ってください。

(1)計量値(初期荷重値)の読込ゼロ校正を行う前に、計量部に何も載せていない状態にしてください。

1)ゼロ校正を実施する

1.校正画面1/2で[ゼロ校正]を押すゼロ校正画面が表示されます。

2.[OK]を押す「ゼロ校正を行いますか?」というメッセージ画面が表示されます。

3.[はい]を押す計量値の読込が開始されます。

POINT

・ ゼロ校正を中止する場合は[いいえ]を押し、[BACK]または[TOP]を押してください。

4.3. 校正の実施

32

校正

4

荷重表示部に が点滅表示した後、校正画面1/2が表示されたら、ゼロ校正は終了です。

(2)出力電圧値の数値入力荷重がゼロのときの出力電圧値を入力し、ロードセルのゼロ点として登録します。出力電圧値入力によるゼロ校正の精度は1/1000程度です。1/1000程度以上の精度が必要な場合は、計量値(初期荷重値)の読込によるゼロ校正を行ってください。

1)ゼロ点mV/Vの登録画面を表示する

1.校正画面1/2で[ゼロ点mV/V]を押す[ゼロ点mV/V]の下には、出荷調整時または前回校正時の入力値が表示されています。出力電圧値の設定画面が表示されます。

2)出力電圧値を設定する

1.登録する出力電圧値を入力する単位:mV/V設定可能範囲:-2.500 00 〜 2.500 00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す出力電圧値が登録され、校正画面1/2が表示されます。

POINT

・ 設定可能範囲外の数値を入力した場合は、以下のエラーが約2 秒間点滅表示されます。設定可能範囲内の数値を再度設定してください。

: 入力した数値が-2.5より小さい場合

: 入力した数値が2.5より大きい場合

4.3. 校正の実施

33

校正

4

3)設定した内容を確認する

1.ゼロ点mV/Vの値を確認する[ゼロ点mV/V]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

4.3.5. スパン校正の実施計量部(ロードセル)のスパン点を登録しますスパン校正方法には、以下の2つがあります。・分銅の読込

計量部に分銅を載せた状態でロードセル出力値を読み込み、スパン点として登録します。・出力電圧値の数値入力

ひょう量分の荷重がかかったときに想定されるロードセルの出力電圧値から、ゼロ点の出力電圧値を引いた値を入力し、スパン点として登録します。

分銅がある場合は、分銅の読込によるスパン校正を行ってください。分銅がない場合は、出力電圧値の数値入力によるスパン校正を行ってください。

(1)分銅の読込スパン校正を行う前に、計量部に分銅を載せてください。校正の誤差を少なくするため、使用する分銅はひょう量の2/3以上のものを使用してください。

1)スパン校正画面を表示する

1.校正画面1/2で[スパン校正]を押すスパン校正画面が表示されます。

2)分銅の質量を入力する

1.計量部に載せた分銅の質量を入力する

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す

「ゼロ校正は完了済みですか?スパン校正を行いますか?」というメッセージ画面が表示されます。

4.3. 校正の実施

34

校正

4

3)スパン校正を実施する

1.[はい]を押す

POINT

・ スパン校正を中止する場合は[いいえ]を押し、[BACK]または[TOP]を押してください。

荷重表示部に が点滅表示した後、校正画面1/2が表示されたら、スパン校正は終了です。

(2)出力電圧値の数値入力ひょう量分の荷重がかかったときに想定されるロードセルの出力電圧値から、ゼロ点の出力電圧値を引いた値を入力し、スパン点として登録します。出力電圧値入力によるスパン校正の精度は1/1000程度です。1/1000程度以上の精度が必要な場合は、分銅の読込によるスパン校正を行ってください。

1)スパン点mV/Vの登録画面を表示する

1.校正画面1/2で[スパン点mV/V]を押す[スパン点mV/V]の下には、出荷調整時または前回校正時の入力値が表示されています。出力電圧値の設定画面が表示されます。

2)出力電圧値を設定する

1.ひょう量に相当する出力電圧値からゼロ点に相当する出力電圧値を引いた値を入力する

単位:mV/V設定可能範囲:0.000 01 〜 3.100 00

2.[OK]を押す出力電圧値が設定され、校正画面1/2が表示されます。

4.3. 校正の実施

35

校正

4

POINT

・ 設定可能範囲外の数値を入力した場合は、以下のエラーが約2 秒間点滅表示されます。設定可能範囲内の数値を再度設定してください。

:入力した数値が0.0以下の場合 :入力した数値が3.1より大きい場合

3)設定した内容を確認する

1.スパン点mV/Vの値を確認する[スパン点mV/V]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ [スパン校正]の下に表示されている数値は、ゼロ校正とスパン校正を実施した後の校正条件における初期荷重換算値です。校正後の初期荷重値(風袋量)の目安としてご使用ください。

なお、[スパン校正]の下の数値は、初期荷重値が大きく、ひょう量が小さいときなど、表示可能範囲を超える場合は、表示されないことがあります。

4.4. 校正後の調整

36

校正

4

4.4. 校正後の調整計量値に誤差が生じる場合などは、必要に応じて調整を行ってください。

設定 設定内容 記載箇所ゼロ点微調整 計量部に何も載せていない状態(初期荷重値)の計

量値の誤差を微調整する4.4.1.

スパン点微調整 分銅の質量と実際の計量値の誤差を微調整する 4.4.2.デジタルリニアライズ 計量値の誤差を調整する 4.4.3.ピッチ確認登録 任意の荷重のA/Dカウント値をピッチ点として登

録し、校正と同時に検定を済ませる 4.4.4.

重力加速度補正 校正場所と計量場所が異なるために生じるスパン誤差を補正する

4.4.5.

校正ロック 校正結果を変更できないようにする 4.4.6.

4.4.1. ゼロ点微調整計量部に何も載せていない状態(初期荷重値)の計量値に誤差が生じる場合は、ゼロ点を微調整します。ゼロ点微調整を行う前に、計量部に何も載せていない状態にしてください。

1)微調整画面を表示する

1.校正画面2/2で[微調整画面]を押す微調整画面が表示されます。

2)ゼロ点を微調整する

1.[ゼロ点調整]を押す現在の計量値が1/10目量桁まで表示されます。

2.[↑](増加)、[↓](減少)を押して、計量値をゼロにする

POINT

・ [↑]、[↓]を押し続けると、計量値を連続して増減できます。

3.[OK]を押すゼロ点が登録され、計量画面が表示されます。

4.4. 校正後の調整

37

校正

4

4.4.2. スパン点微調整分銅の質量と実際の計量値に誤差が生じる場合は、スパン点を微調整します。スパン点微調整を行う前に、ひょう量以下の分銅を計量部に載せてください。

1)微調整画面を表示する

1.校正画面2/2で[微調整画面]を押す微調整画面が表示されます。

2)スパン点を微調整する

1.[スパン点調整]を押す現在の計量値が1/10目量桁まで表示されます。

2.[↑](増加)、[↓](減少)を押して、計量値を分銅の質量と同じにする

POINT

・ [↑]、[↓]を押し続けると、計量値を連続して増減できます。

3.[OK]を押すスパン点が登録され、計量画面が表示されます。

4.4.3. デジタルリニアライズ計量部に何らかの影響を受けた場合などは、ゼロ点からスパン点の間でわずかな計量誤差が生じることがあります。そのような場合はゼロ点とスパン点を除く最大3つのポイントで補正を行い、計量誤差を少なくすることができます。これをデジタルリニアライズといいます。

スパン スパン

誤差

補正ポイント 3

補正ポイント 2

補正ポイント 1

分銅値0ゼロ

表示

表示

分銅値0ゼロ

デジタルリニアライズ実施前 デジタルリニアライズ実施後

4.4. 校正後の調整

38

校正

4

POINT

・ デジタルリニアライズでは分銅を使用します。分銅の質量は補正ポイント1<補正ポイント2<補正ポイント3となるようにしてください。

・ デジタルリニアライズではひょう量以下の分銅を使用してください。

1)デジタルリニアライズ画面を表示する

1.校正画面2/2で[ディジタルリニアライズ]を押すデジタルリニアライズ画面が表示されます。

2)補正を行う

1.[リニアライズ補正1]を押すリニアライズ補正1画面が表示されます。

2.補正を行うポイントと同じ質量の分銅を計量部に載せる

3.分銅の質量を入力する

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

4.[OK]を押すポイント1が補正され、デジタルリニアライズ画面が表示されます。

5.補正ポイント2、補正ポイント3の補正を行う場合は、手順1. ~ 4.を繰り返す

POINT

・ ポイント2では[リニアライズ補正2]、ポイント3では[リニアライズ補正3]を設定します。

・補正値を消去するには、[リニアライズ補正クリア]→[有効]→[OK]の順に押します。すべてのポイントの補正値が消去されます。

4.4. 校正後の調整

39

校正

4

4.4.4. ピッチ確認登録ゼロ校正後、任意の荷重を計量部に載せ、出力されたA/Dカウント値をピッチ点として登録します。ピッチ点は最大6点まで登録できます。通常は、校正後にスパン点までの荷重を段階的に載せて計量性能を検定する必要がありますが、ピッチ確認登録を利用することで、校正と同時に検定を済ませることができます。計量物の質量が大きい環境の場合に便利です。

POINT・ ピッチ確認登録は、ゼロ校正後、スパン校正を実施する前に行ってください。

(1)ピッチ点の登録任意の荷重を計量部に載せ、出力されたA/Dカウント値をピッチ点として登録します。最後のピッチ点は、スパン点と同じ荷重を載せてスパン点として登録してください。

1)ピッチ確認登録画面を表示する

1.校正画面1/2で[ピッチ確認登録]を押す「ゼロ校正は完了済みですか?」というメッセージ画面が表示されます。

2.[はい]を押すピッチ確認登録画面が表示されます。

2)ピッチ点を登録する

1.ピッチ点に登録する荷重を計量部に載せるピッチ確認登録画面の[安定]ランプが点灯するまで待ちます。

2.ピッチ点を登録する番号の[登録]を押す「スパン点の登録以外ですか?」というメッセージ画面が表示されます。

3.[はい]を押すピッチ点が登録され、荷重のA/Dカウント値が表示されます。

4.4. 校正後の調整

40

校正

4

4.表示されているA/Dカウント値が正しいことを確認し、[確定]を押す選択したピッチ点のA/Dカウント値が確定します。

POINT

・ ピッチ点を複数登録する場合は、手順2を繰り返します。

3)スパン点を登録する

1.スパン点と同じ質量の荷重を計量部に載せるピッチ確認登録画面の[安定]ランプが点灯するまで待ちます。

2.ピッチ点の最後の番号の[登録]を押す「スパン点の登録以外ですか?」というメッセージ画面が表示されます。

3.[いいえ]を押すスパン点のA/Dカウント値が表示されます。

4.表示されているA/Dカウント値がスパン点であることを確認し、[確定]を押すスパン点が登録されます。

5.[BACK]を押す校正画面1/2に戻ります。

(2)ピッチ点の確認登録した各ピッチ点のA/Dカウント値を確認します。

1)ピッチ確認画面を表示する

1.校正画面1/2で[ピッチ確認]を押すピッチ確認画面が表示されます。

4.4. 校正後の調整

41

校正

4

2)実測値を確認する

1.ピッチを登録した番号の実測値を確認する

2.[BACK]を押す校正画面1/2に戻ります。

4.4.5. 重力加速度補正校正場所と使用場所が離れている場合は、地区によって重力加速度が異なるため、スパンに誤差が生じます。重力加速度補正では、重力加速度が異なる2つの場所のスパン誤差を補正します。重力加速度補正には、以下の2つがあります。・地区番号の指定

校正場所と使用場所の地区番号を指定して、スパン誤差を補正します。・重力加速度の数値入力

校正場所と使用場所の重力加速度値を入力して、スパン誤差を補正します。

(1)地区番号の指定校正場所と使用場所のそれぞれの地区番号を指定して、スパン誤差を補正します。

1)補正方法を地区番号指定にする

1.校正画面2/2で[重力加速度補正方法]を押す重力加速度補正方法の設定画面が表示されます。

2.[地区番号]を押す

3.[OK]を押す重力加速度補正方法が地区番号指定に設定され、校正画面2/2が表示されます。

2)校正場所の地区番号を指定する

1.校正画面2/2で[校正場所地区番号]を押す校正場所の地区番号指定画面が表示されます。

4.4. 校正後の調整

42

校正

4

2.「重力加速度補正表」(4.4.5.項末の表)を参照して、校正場所の地区番号を入力する

設定可能範囲:1 〜 16初期値:10

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す校正場所の地区番号が設定され、校正画面2/2が表示されます。

4.校正場所の地区番号を確認する[校正場所地区番号]の下に設定した地区番号が表示されていれば、設定は完了です。

3)使用場所の地区番号を指定する

1.校正画面2/2で[使用場所地区番号]を押す使用場所の地区番号指定画面が表示されます。

2.「重力加速度補正表」(4.4.5.項末の表)を参照して、使用場所の地区番号を入力する

設定可能範囲:1 〜 16初期値:10

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す使用場所の地区番号が設定され、校正画面2/2が表示されます。

4.使用場所の地区番号を確認する[使用場所地区番号]の下に設定した地区番号が表示されていれば、設定は完了です。

4.4. 校正後の調整

43

校正

4

(2)重力加速度の数値入力校正場所と使用場所のそれぞれの重力加速度値を入力して、スパン誤差を補正します。

1)補正方法を重力加速度値入力にする

1.校正画面2/2で[重力加速度補正方法]を押す重力加速度補正方法の設定画面が表示されます。

2.[重力加速度]を押す

3.[OK]を押す重力加速度補正方法が重力加速度値入力に設定され、校正画面2/2が表示されます。

2)校正場所の重力加速度値を入力する

1.校正画面2/2で[校正場所重力加速度]を押す校正場所の重力加速度値入力画面が表示されます。

2.「重力加速度補正表」(4.4.5.項末の表)を参照して、校正場所の重力加速度値を入力する

設定可能範囲:9.000 〜 9.999初期値:9.797

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す校正場所の重力加速度値が設定され、校正画面2/2が表示されます。

4.校正場所の重力加速度値を確認する[校正場所重力加速度]の下に設定した重力加速度値が表示されていれば、設定は完了です。

4.4. 校正後の調整

44

校正

4

3)使用場所の重力加速度値を入力する

1.校正画面2/2で[使用場所重力加速度]を押す使用場所の重力加速度値入力画面が表示されます。

2.「重力加速度補正表」(4.4.5.項末の表)を参照して、使用場所の重力加速度値を入力する

設定可能範囲:9.000 〜 9.999初期値:9.797

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す使用場所の重力加速度値が設定され、校正画面2/2が表示されます。

4.使用場所の重力加速度値を確認する[使用場所重力加速度]の下に設定した重力加速度値が表示されていれば、設定は完了です。

4.4. 校正後の調整

45

校正

4

■重力加速度補正表地区 地区番号 重力加速度

釧路市、北見市、網走市、留萌市、稚内市、紋別市、根室市、宗谷支庁管内、留萌支庁管内、網走支庁管内、根室支庁管内、釧路支庁管内

1 9.806

札幌市、小樽市、旭川市、夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、江別市、赤平市、士別市、富良野市、名寄市、三笠市、千歳市、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、恵庭市、石狩支庁管内、後志支庁管内、上川支庁管内、空知支庁管内

2 9.805

函館市、室蘭市、帯広市、苫小牧市、登別市、伊達市、渡島支庁管内、檜山支庁管内、胆振支庁管内、日高支庁管内、十勝支庁管内

3 9.804

青森県 4 9.803岩手県、秋田県 5 9.802宮城県、山形県 6 9.801福島県、茨城県、新潟県 7 9.800栃木県、富山県、石川県 8 9.799群馬県、埼玉県、千葉県、東京都(八丈支庁管内、小笠原支庁管内を除く)、福井県、京都府、鳥取県、島根県 9 9.798

神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、滋賀県、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県

10 9.797

東京都(八丈支庁管内に限る)、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県 11 9.796

熊本県、宮崎県 12 9.795鹿児島県(名瀬市、大島郡を除く) 13 9.794東京都(小笠原支庁管内に限る) 14 9.793鹿児島県(名瀬市、大島郡に限る) 15 9.792沖縄県 16 9.791

POINT

・ 重力加速度の詳細については、「理科年表」や国土地理院ホームページの重力データ閲覧サービスなどで確認してください。

4.4. 校正後の調整

46

校正

4

4.4.6. 校正のロック校正に関する各種機能の設定を変更できないようにロックできます。ロックするには、本器の内側にある校正ロックスイッチを使用します。

1.上蓋固定ネジ(2箇所)を外す

2.上蓋をリアパネルの方向にスライドして、上蓋を外す

3.校正ロックスイッチをON側に切り替える 校正のロックを解除する場合は、校正ロックスイッチをOFF側に切り替えます。

POINT

・ 校正ロック中は以下の機能の設定は変更できません。 校正: ゼロ校正、スパン校正、ひょう量、目量(最小目盛)、ゼロ点mV/V、スパン点

mV/V、小数点位置、単位、印加電圧、OL表示条件、重力加速度補正方法、校正場所地区番号、使用場所地区番号、校正場所重力加速度、使用場所重力加速度、微調整画面、デジタルリニアライズ、ピッチ確認登録、ピッチ確認(→「4.3.校正の実施」「4.4.校正後の調整」「7.1.画面表示に関する設定」)

基本機能設定: AD サンプリング回数、ゼロセット動作、ゼロセット有効範囲、ゼロトラッキン

グ対象、ゼロトラッキング時間、ゼロトラッキングデータ幅係数、風袋引動作条件、風袋引動作範囲、パワーオンゼロ、パワーオンゼロクリア、パワーオン風袋引、パワーオン風袋引クリア、安定検出の動作条件、計量法対応一括設定(→「5.10.計量中の各種操作」「5.11.計量に関する設定」「7.2.補正に関する設定」)

校正ロックスイッチ

上蓋固定ネジ

上蓋

ONOFF 3.

2.

1.

47

計量

5

5.1. 計量モードについて ……………………………… 48

5.2. 計量の準備 ………………………………………… 52

5.3. 単純比較モードによる計量 ……………………… 67

5.4 シーケンシャルモードによる計量 ……………… 73

5.5. 補正投入/排出モードによる計量 …………… 102

5.6. 予備投入モードによる計量 …………………… 107

5.7. ノズル制御モードによる計量 ………………… 111

5.8. 配合モードによる計量 ………………………… 116

5.9. 四段コンパレータモードによる計量 ………… 130

5.10. 計量中の各種操作 ……………………………… 137

5.11. 計量に関する設定 ……………………………… 144

5 計量各モードによる計量、計量中の操作、計量に関する設定について説明しています。

5.1. 計量モードについて

48

計量

5

5.1. 計量モードについて本器は用途に応じた計量システムを構築できるように、以下の3つの計量モードを搭載しています。・単純比較モード・シーケンシャルモード・四段コンパレータモード

「単純比較モード」は計量結果を状態表示ランプで通知するモードです。ホストコンピューターやシーケンサーなどの外部機器を接続することで、複雑な制御(ゲート制御や計量時間の監視など)が可能になります。

「シーケンシャルモード」は、本器だけで計量の開始から完了までの一連の計量動作を制御できるモードです。複数の計量物の配合やノズルの下降/上昇など、目的に合わせてさまざまな制御ができます。

「四段コンパレータモード」は計量物を重さで分類するモードです。

以下に各モードの特長を紹介します。

5.1.1. 単純比較モード単純比較モードでは、計量物ごとに設定した値と実際の計量値を常に比較し、「計量値が不足している」「計量値が目標の分量に達している」などの比較結果を状態表示ランプの点灯/消灯で確認できます。ゲートの開閉や計量時間の監視などの制御を行うには、外部機器を接続する必要があります。

※ 上記は計量ホッパーへの投入量を計量対象とした単純比較モードを示しています。計量対象は、制御モードの設定によって異なります(→「5.2.2. 制御モードの設定」)。

ロードセル

外部機器で制御

計量ホッパー

20.00 kg

原料

投入ゲート

外部機器

排出ゲート

外部機器で制御

計量値と比較結果を状態表示ランプで確認

20.00 kg

小投入

中投入

大投入

5.1. 計量モードについて

49

計量

5

5.1.2. シーケンシャルモードシーケンシャルモードでは、ゲート開閉や計量値が安定するまでの判定を待つなど、一連の計量動作を本器で制御できます。計量を開始すると、ゲートを開いて計量物を投入/排出し、計量物の増加量/減少量に応じてゲートを閉め、状態表示ランプを点灯して計量結果を通知します。

※ 上記は計量ホッパーへの投入量を計量対象としたシーケンシャルモードを示しています。計量対象は、制御モードの設定によって異なります(→「5.2.2. 制御モードの設定」)。

また、あらかじめ計量動作設定およびシーケンス制御設定で必要な設定を行うことで、以下のような制御もできます。・補正投入/排出・予備投入・ノズル制御・配合

(1)補正投入/排出投入/排出した計量物の容量が不足している場合に、不足分だけを自動的に投入/排出します。

ロードセル 計量ホッパー

原料

投入ゲート

排出ゲート不足分を投入

不足分を投入

小投入

中投入

大投入

中投入

小投入

大投入

CSD-912B で制御

CSD-912B で制御

ロードセル 計量ホッパー

20.00 kg

原料

投入ゲート

排出ゲート

計量値と比較結果を状態表示ランプで確認

20.00 kg

小投入

中投入

大投入

5.1. 計量モードについて

50

計量

5

(2)予備投入いきなりすべてのゲートから投入を開始すると飛散する可能性がある計量物を計量する場合に使用します。通常のシーケンシャルモードでは大投入、中投入、小投入が同時に開始されますが、粉体や液体などを同時に投入すると、計量ホッパーに当たって飛散し、こぼれる可能性があります。このような飛散を抑えるために、予備投入では小投入→中投入→大投入の順で投入します。

(3)ノズル制御ノズル付きの計量ホッパーで容器に計量物を充填する場合に、ノズルの降下/上昇を本器で制御します。  

③②①ロードセル 計量ホッパー

原料

投入ゲート

排出ゲート

小投入

中投入

大投入

ロードセル 又は 台はかり

計量ホッパー

投入ゲート

容器

ノズルの降下/上昇を CSD-912B で制御

5.1. 計量モードについて

51

計量

5

(4)配合複数の銘柄を1つの計量ホッパーに配合するときに使用します。最大10種類の銘柄を配合できます。配合した銘柄は配合したままの状態で排出したり、混ぜ合わせてから排出したりできます。

5.1.3. 四段コンパレータモード四段コンパレータモードでは、あらかじめ設定した条件(比較値)と計量値を比較し、その結果で計量物を分類します。条件は最大4つまで設定できます。たとえば、比較条件1=100 g以下、比較条件2=200 g以下、比較条件3=201 g以上という設定の場合、計量値が110 gの場合は「比較条件2」に該当、計量値が220 gの場合は「比較条件3」に該当となります。

比較条件2

計量値で区分

投入量を計量

排出量を計量

比較条件3比較条件1 比較条件4

ロードセル計量ホッパー

投入ゲート 各投入出力

排出ゲート

混合フィン

オリジナルカレー

混合出力

排出出力

1カルダモン

2コリアンダー

3グローブ

4クミン

5フェンエル

6フェヌグリーク

7ジンジャー

8とうがらし

9白コショウ

10ターメリック

計量ホッパー

原料

投入ゲート

排出ゲート

5.2. 計量の準備

52

計量

5

5.2.計量の準備本器で計量を行う前に、以下の項目を必ず設定してください。・計量モード(→5.2.1.)・投入量を計量/排出量を計量の切り替え(制御モード)(→5.2.2.)・銘柄(→5.2.3.)

5.2.1. 計量モードの設定計量システムや計量物に合わせて、計量モードを設定します。

1)計量モードの設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.[計量モード]を押す計量モードの設定画面が表示されます。

2)計量モードを設定する

1.計量モードを選択する単純比較モード:計量モードを単純比較モードにします。シーケンシャルモード:計量モードをシーケンシャルモードにします。四段コンパレータモード:計量モードを四段コンパレータモードにします。

POINT

・ 計量モードの概要については、「5.1. 計量モードについて」を参照してください。

2.[OK]を押す計量モードが設定され、計量動作設定画面1/2が表示されます。

5.2. 計量の準備

53

計量

5

3)設定した内容を確認する

1.計量モードを確認する[計量モード]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.2.2. 制御モードの設定制御モードでは、計量の対象を計量ホッパーへの投入量(投入モード)にするか、計量ホッパーからの排出量(排出モード)にするかを設定します。また、投入量/排出量を外部入出力制御で切り替えることもできます。計量システムに合わせて設定してください。

排出量を計量

プログラマブル・ロジック・コントローラ

容器

PLC

大・中・小投入出力

排出モード

原料

計量ホッパー

投入ゲート

排出ゲート

-20.00 kg

20.00 kg

ロードセル

小投入

中投入

大投入

原料

計量ホッパー

投入ゲート

排出ゲート

投入量を計量

20.00 kg

大・中・小投入出力

20.00 kg

容器

ロードセル

投入モード

排出出力

小投入

中投入

大投入

外部入力切替

排出モードに切替

外部入出力制御

容器

投入モードに切替

100.00 kg

原料

計量ホッパー

投入ゲート

排出ゲート

-20.00 kg

20.00 kg

ロードセル

小投入

中投入

大投入

小投入

中投入

大投入

5.2. 計量の準備

54

計量

5

POINT

・ 「排出モード」で計量する場合、計量ホッパーへの計量物の供給は外部シーケンサーなどを利用して制御してください。

・ 計量モードが「四段コンパレータモード」の場合、制御モードを設定する必要はありません。

1)制御モードの設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.[制御モード]を押す制御モードの設定画面が表示されます。

2)制御モードを設定する

1.制御モードを選択する投入モード:計量ホッパーへの投入量を計量します。排出モード:計量ホッパーからの排出量を計量します。外部入力切替:投入モードと排出モードを外部入出力制御で切り替えます。

POINT

・ 外 部 入 出 力 制 御 の 設 定 に つ い て は、「9.3.2.外部制御入出力の設定」を参照してください。

2.[OK]を押す制御モードが設定され、計量動作設定画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.制御モードを確認する[制御モード]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.2. 計量の準備

55

計量

5

5.2.3. 銘柄の設定本器では計量の対象物を「銘柄」として管理します。銘柄設定では、銘柄ごとに以下の項目を設定します。「必須」以外の項目は、計量システムや計量物に合わせて設定してください。

設定項目 設定条件ホッパー番号 必須定量 必須落差 必須定量前1 必須定量前2 必須過量 必須不足 必須ゼロ付近 必須満量 必須自動落差有効幅 自動落差補正を利用する場合に設定補正投入時間 補正投入/排出を利用する場合に設定補正投入後待ち時間 補正投入/排出を利用する場合に設定累積値 -累積回数 -固定風袋値 固定風袋引を利用する場合に設定予備大投入 予備投入を利用する場合に設定予備中投入 予備投入を利用する場合に設定

POINT

・ 本器では銘柄設定の各設定値と実際の計量値を比較することで計量動作を制御するため、銘柄設定は正確に行ってください。

・ 四段コンパレータモードで計量を行う場合は、銘柄を設定する必要はありません。・ 銘柄は最大100 件まで設定できます。

ロードセル

計量ホッパー

25.00 kg

排出ゲート正量ランプ:「定量」の値に達すると点灯満量ランプ:「満量」の値に達すると点灯

銘柄ホッパー

排出出力

銘柄 15.00 kg

銘柄 020.00 kg

小投入:「落差」の設定値で開閉を制御中投入:「定量 2」の設定値で開閉を制御大投入:「定量 1」の設定値で開閉を制御

銘柄 0小投入中投入大投入

銘柄 0小投入中投入大投入

銘柄 99小投入中投入大投入

5.2. 計量の準備

56

計量

5

1)銘柄設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[銘柄設定]を押す銘柄設定画面1/2が表示されます。

2)銘柄を設定する番号を選択する

1.[↑][↓]を押して、銘柄を設定する番号を選択する新しく銘柄を設定する場合は、銘柄が設定されていない番号を選択します。すでに設定されている銘柄の内容を変更する場合は、変更したい銘柄の番号を選択します。

3)銘柄名を設定する

1.[銘柄名]を押す文字入力画面が表示されます。

2.銘柄名を入力する

POINT

・ 文字の入力方法については、「3.6.文字の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す銘柄名が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

4)銘柄ホッパーの番号を設定する

計量物が入っている銘柄ホッパーの番号を設定します。

1.[ホッパー番号]を押すホッパー番号の設定画面が表示されます。

5.2. 計量の準備

57

計量

5

2.ホッパー番号を入力する設定可能範囲:0 〜 99初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押すホッパー番号が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

5)定量を設定する

「定量」とは、計量したい分量のことです。計量値が定量に達すると、正量ランプが点灯します。

1.[定量]を押す定量の設定画面が表示されます。

2.定量を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す定量が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

6)落差を設定する

「落差」とは、銘柄ホッパーの小投入ゲートの開閉を制御するための基準値です。「単純比較モード」の場合は、計量値が「定量-落差」に達すると小投入ゲートを開きます。「シーケンシャルモード」の場合は、計量値が「定量-落差」に達すると小投入ゲートを閉じます。

1.[落差]を押す落差の設定画面が表示されます。

5.2. 計量の準備

58

計量

5

2.落差の値を入力する設定可能範囲:-99 999 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

・ 「定量前1」の設定値が「落差」の設定値以下か同じで、0でない場合、計量スタート時にシーケンスエラー「SQ.ERR 3」が表示されます。上記の条件に該当しないように、「落差」と「定量前1」の設定を変更してください。

3.[OK]を押す落差が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

7)定量前1を設定する

「定量前1」とは、銘柄ホッパーの中投入ゲートの開閉を制御するための基準値です。「単純比較モード」の場合は、計量値が「定量-定量前1」に達すると中投入ゲートを開きます。「シーケンシャルモード」の場合は、計量値が「定量-定量前1」に達すると中投入ゲートを閉じます。

1.[定量前1]を押す定量前1の設定画面が表示されます。

2.定量前1の値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

・ 「定量前1」の設定値が0で、「定量前2」の設定値が0でない場合、計量スタート時にシーケンスエラー「SQ.ERR 3」が表示されます。上記の条件に該当しないように、「定量前1」と「定量前2」の設定を変更してください。

3.[OK]を押す定量前1が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

5.2. 計量の準備

59

計量

5

8)定量前2を設定する

「定量前2」とは、銘柄ホッパーの大投入ゲートの開閉を制御するための基準値です。「単純比較モード」の場合は、計量値が「定量-定量前2」に達すると大投入ゲートを開きます。「シーケンシャルモード」の場合は、計量値が「定量-定量前2」に達すると大投入ゲートを閉じます。

1.[定量前2]を押す定量前2の設定画面が表示されます。

2.定量前2の値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

・ 「定量前2」の設定値が「定量前1」の設定値以下か同じで、「定量前2」の設定値が0でない場合、計量スタート時にシーケンスエラー「SQ.ERR 3」が表示されます。上記の条件に該当しないように、「定量前1」と「定量前2」の設定を変更してください。

3.[OK]を押す定量前2が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

9)過量を設定する

「過量」とは、計量したい分量(定量)を超えた分量のことです。計量値が「定量+過量」に達すると、[過量]ランプが点灯します。

1.[過量]を押す過量の設定画面が表示されます。

2.過量の値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

5.2. 計量の準備

60

計量

5

3.[OK]を押す過量が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

10)不足量を設定する

「不足量」とは、計量したい分量(定量)に足りない分量のことです。計量値が「定量-不足」を下回ると、[不足]ランプが点灯します。

1.[不足]を押す不足量の設定画面が表示されます。

2.不足量の値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す不足量が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

11)ゼロ付近値を設定する

「ゼロ付近値」とは、計量値をゼロと判定する分量のことです。計量値がゼロ付近値を下回ると、[零付近]ランプが点灯します。

POINT

・ ゼロ付近の判定対象を変更できます。判定対象の設定については、「5.11.2.ゼロ付近の比較対象設定」を参照してください。

1.[ゼロ付近]を押すゼロ付近値の設定画面が表示されます。

5.2. 計量の準備

61

計量

5

2.ゼロ付近の値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押すゼロ付近値が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

12)満量を設定する

「満量」とは、計量値を一杯と判定する分量のことです。計量値が満量値を超えると、[満量]ランプが点灯します。

POINT

・ 満量の判定対象を変更できます。判定対象の設定については、「5.11.3. 満量の比較対象設定」を参照してください。

1.[満量]を押す満量の設定画面が表示されます。

2.満量の値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す満量が設定され、銘柄設定画面1/2が表示されます。

5.2. 計量の準備

62

計量

5

13)自動落差有効幅を設定する

自動落差補正を行う基準値を設定します。「計量値-定量」が自動落差有効幅を下回ると、自動落差補正が実施されます。

POINT・ 自動落差補正については、「5.4.4.自動落差補正の利用」を参照してください。

1.[NEXT]を押す銘柄設定画面2/2が表示されます。

2.[自動落差有効幅]を押す自動落差有効幅の設定画面が表示されます。

3.自動落差の有効幅を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 0を設定すると、自動落差補正は無効となります。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

4.[OK]を押す自動落差有効幅が設定され、銘柄設定画面2/2が表示されます。

14)補正投入時間を設定する

投入/排出した計量物が不足しているときに、自動的に計量物を少量投入または少量排出する時間を設定します。

POINT

・ 補正投入/排出については、「5.5.補正投入/排出モードによる計量」を参照してください。

5.2. 計量の準備

63

計量

5

1.[補正投入時間]を押す補正投入時間の設定画面が表示されます。

2.補正投入/排出の時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す補正投入/排出の時間が設定され、銘柄設定画面2/2が表示されます。

15)補正投入後の待ち時間を設定する

補正投入/排出した後に、計量値が「定量-不足」を超えているかどうかを本器が判定するまでの待ち時間を設定します。

POINT

・ 補正投入/排出については、「5.5.補正投入/排出モードによる計量」を参照してください。

1.[補正投入後判定待ち時間]を押す補正投入後判定待ち時間の設定画面が表示されます。

2.補正投入/排出後の判定待ち時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す補正投入/排出後の判定待ち時間が設定され、銘柄設定2/2画面が表示されます。

5.2. 計量の準備

64

計量

5

16)累積値を確認/消去する

すでに計量を行ったことがある銘柄の場合、これまでに実施した計量の累積値を確認できます。累積値を消去することもできます。

POINT・ 自動累積機能については、「5.11.10.自動累積機能の設定」を参照してください。

1.[累積値]の下に表示されている累積値を確認する累積値画面が表示されます。

POINT

・ 累積値を消去する場合は、[累積値]を押して数値入力画面を表示した後、[AC]→[OK]の順に押します。

・ 累積値を消去すると、累積回数も消去されます。

17)累積回数を確認/消去する

すでに設定済みの銘柄の場合、これまでに実施した計量の累積回数を確認できます。累積回数を消去することもできます。

POINT・ 自動累積機能については、「5.11.10.自動累積機能の設定」を参照してください。

1.[累積回数]の下に表示されている累積値を確認する

POINT

・ 累積値を消去する場合は、[累積値]を押して数値入力画面を表示した後、[AC]→[OK]の順に押します。

・ 累積回数を消去すると、累積値も消去されます。

18)固定風袋引値を設定する

固定風袋引を実施する際の風袋引値を設定します。

POINT・ 固定風袋引については、「5.11.4.固定風袋引の設定」を参照してください。

5.2. 計量の準備

65

計量

5

1.[固定風袋値]を押す固定風袋引値の設定画面が表示されます。

2.固定風袋引値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す固定風袋引値が設定され、銘柄設定画面2/2が表示されます。

19)予備大投入を設定する

予備投入モードで、銘柄ホッパーの大投入ゲートを開く基準値を設定します。計量物の投入量が基準値に達すると、大投入ゲートを開きます。

POINT

・ 予備投入モードについては、「5.6.予備投入モードによる計量」を参照してください。

1.[予備大投入]を押す予備大投入の設定画面が表示されます。

2.大投入を開始する値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す予備大投入が設定され、銘柄設定画面2/2が表示されます。

5.2. 計量の準備

66

計量

5

20)予備中投入を設定する

予備投入モードで、銘柄ホッパーの中投入ゲートを開く基準値を設定します。計量物の投入量が基準値に達すると、中投入ゲートを開きます。

POINT

・ 予備投入モードについては、「5.6.予備投入モードによる計量」を参照してください。

1.[予備中投入]を押す予備中投入の設定画面が表示されます。

2.中投入を開始する値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す予備中投入が設定され、銘柄設定画面2/2が表示されます。

21)設定した内容を確認する

1.設定内容を確認する銘柄番号や銘柄名、各項目が設定されていることを確認します。ページを切り替える場合は、[NEXT]を押します。

22)銘柄を設定する

1.[OK]を押す銘柄が設定され、計量対象として適用されます。

POINT

・ すでに設定されている他の銘柄を計量対象に適用する場合は、銘柄設定画面で[↑][↓]を押して銘柄を切り替え、[OK]を押します。

5.3. 単純比較モードによる計量

67

計量

5

5.3. 単純比較モードによる計量単純比較モードでは銘柄設定の値と実際の計量値を比較し、比較結果を状態表示ランプで通知します。単純比較モードは、制御モードの設定によって以下の2つに分けられます。

制御モード 計量モード 内容投入モード 単純比較投入モード 計量物の増加量と銘柄設定の設定値を常に比較

し、比較結果を状態表示ランプで通知します。排出モード 単純比較排出モード 計量物の減少量と銘柄設定の設定値を常に比較

し、比較結果を状態表示ランプで通知します。

5.3.1. 単純比較投入モードによる計量の実施銘柄設定の値と計量ホッパーに投入した計量物の増加量を比較し、比較結果を状態表示ランプで通知します。

投入した計量物の増加量を比較

外部機器

外部機器で制御

計量値と比較結果を状態表示ランプで確認

ロードセル 計量ホッパー

20.00 kg

原料

投入ゲート

小投入

中投入

大投入

5.3. 単純比較モードによる計量

68

計量

5

単純比較投入モードの計量の流れは、以下のとおりです。

判定結果に応じて状態表示ランプが点灯・投入された正味量※<「定量」設定値-「不足」設定値の場合:[不足]ランプが点灯・投入された正味量※>「定量」設定値+「過量」設定値の場合:[過量]ランプが点灯・「定量」設定値-「不足」設定値≦投入された正味量※≦「定量」設定値+「過量」設定値の場

合:[正量]ランプが点灯・投入された総量または正味量※>「満量」設定値の場合:[満量]ランプが点灯

※正味量:容器を除いた荷重

POINT

・ 銘柄設定の「定量前2」が0に設定されている場合、大投入は実施されません。・ 銘柄設定の「定量前1」が0に設定されている場合、中投入は実施されません。・ ゼロ付近値および満量値の比較対象は変更できます。詳細については、「5.11.2.ゼ

ロ付近の比較対象設定」、「5.11.3.満量の比較対象設定」を参照してください。・ スタート信号を使用しない場合は、計量状態に応じて状態表示ランプが点灯しま

す。

投入された正味量※ ≧「定量」設定値-「定量前2」設定値

投入された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「定量前1」設定値

総量または正味量※ ≦ 「ゼロ付近」設定値

計量の開始

投入された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「落差」設定値

計量の完了、計量値の判定

[零付近]ランプが点灯

[大投入]ランプが点灯、大投入の開始

[中投入]ランプが点灯、中投入の開始

[小投入]ランプが点灯、小投入の開始

[完了]ランプが点灯

5.3. 単純比較モードによる計量

69

計量

5

単純比較投入モードの計量の流れをチャートで表すと、以下のようになります。  

スタート信号入力時に動作

判定

大投入比較禁止時間

中投入比較禁止時間

判定待ち時間

安定

完了

過量

正量

不足

ゼロ付近

スタート

大投入

中投入

小投入

定量-定量前 2

定量-定量前 1定量-落差

定量

0

計算値

計量完了出力時間

小投入比較禁止時間

時間

5.3. 単純比較モードによる計量

70

計量

5

5.3.2. 単純比較排出モードによる計量の実施銘柄設定の値と計量ホッパーから排出した計量物の減少量を比較し、比較結果を状態表示ランプで通知します。

単純比較排出モードの計量の流れは、以下のとおりです。

投入された正味量※ ≧「定量」設定値-「定量前2」設定値

投入された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「定量前1」設定値

総量または正味量※ ≦ 「ゼロ付近」設定値

計量の開始

投入された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「落差」設定値

計量の完了、計量値の判定

[零付近]ランプが点灯

[大投入]ランプが点灯、大投入の開始

[中投入]ランプが点灯、中投入の開始

[小投入]ランプが点灯、小投入の開始

[完了]ランプが点灯

-20.00 kg

PLC 満量出力

容器

大・中・小投入出力

20.00 kg

計量ホッパー

原料

投入ゲート

ロードセル

排出ゲート

小投入

中投入

大投入

排出した計量物の減少量を比較

プログラマブル・ロジック・コントローラ

計量値と比較結果を状態表示ランプで確認

5.3. 単純比較モードによる計量

71

計量

5

判定結果に応じて状態表示ランプが点灯・排出された正味量※<「定量」設定値-「不足」設定値の場合:[不足]ランプが点灯・排出された正味量※>「定量」設定値+「過量」設定値の場合:[過量]ランプが点灯・「定量」設定値-「不足」設定値≦排出された正味量※≦「定量」設定値+「過量」設定値の場

合:[正量]ランプが点灯・排出された総量または正味量※>「満量」設定値の場合:[満量]ランプが点灯

※正味量:容器を除いた荷重

POINT

・ 銘柄設定の「定量前2」が0に設定されている場合、大投入は実施されません。・ 銘柄設定の「定量前1」が0に設定されている場合、中投入は実施されません。・ ゼロ付近値および満量値の比較対象は変更できます。詳細については、「5.11.2.ゼ

ロ付近の比較対象設定」、「5.11.3.満量の比較対象設定」を参照してください。・ スタート信号を使用しない場合は、計量状態に応じて状態表示ランプが点灯しま

す。

5.3. 単純比較モードによる計量

72

計量

5

単純比較排出モードの計量の流れをチャートで表すと、以下のようになります。

スタート信号入力時に動作

判定

大投入比較禁止時間

小投入比較禁止時間

判定待ち時間

安定

完了

過量

正量

不足

風袋引

スタート

大投入

中投入

小投入

定量-定量前 2

定量-定量前 1

定量-落差定量

0

計測値

計量完了出力時間

時間

5.4. シーケンシャルモードによる計量

73

計量

5

5.4. シーケンシャルモードによる計量シーケンシャルモードでは本器が一連の計量動作を制御し、計量状況を状態表示ランプで通知します。シーケンシャルモードは、制御モードの設定によって以下の2つに分けられます。

制御モード 計量モード 内容投入モード シーケンシャル投入

モード計量物の増加量によって計量動作を制御し、計量状況を状態表示ランプで通知します。

排出モード シーケンシャル排出モード

計量物の減少量によって計量動作を制御し、計量状況を状態表示ランプで通知します。

シーケンシャルモードで計量を行う前に、必要な制御動作を設定してください。また、特定の制御動作を設定することで、以下の機能を利用できます。・自動落差補正

これまでの計量で発生した実落差から、次回発生する落差を自動的に算出し、計量値を補正します。

・安全確認入力計量ホッパーが転倒した、排出された計量物を収納する容器が準備されていないなど、異常が発生した場合に、計量を自動的に停止します。

5.4.1. 計量前の設定シーケンシャルモードで計量するには、計量を制御するための機能をあらかじめ設定しておく必要があります。計量を制御するための設定は、計量モードをシーケンシャルモードに切り替えた後、シーケンス制御設定画面で行います。シーケンス制御設定画面は、メニュー画面1/2から[シーケンス制御設定]を押して表示します。

[シーケンス制御設定]を押す

シーケンス制御設定画面が表示される

5.4. シーケンシャルモードによる計量

74

計量

5

POINT

・ シーケンス制御設定画面は3つのページで構成されています。ページの切り替えかたは「3.4.画面の切り替え方法」を参照してください。

(1)投入スタート時の動作設定投入スタート信号が入力されたときに、計量値が銘柄設定の「ゼロ付近」設定値以下の場合、シーケンスエラーとして投入を開始しないように設定します(「ゼロ付近以上スタート」)。また、投入スタート信号が入力されたときに、自動的に風袋引を行うかどうかを設定します

(「自動風袋引」)。

POINT・ 風袋引については、「5.10.2.風袋引」を参照してください。

1)投入スタート時の動作設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面1/3で[投入スタート]を押す投入スタート時の動作設定画面が表示されます。

2)ゼロ付近以上スタートの動作を設定する

1.[ゼロ付近以上スタート]を押すゼロ付近以上スタートの設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押すゼロ付近以上スタートの動作が設定され、投入スタート時の動作設定画面が表示されます。

3)自動風袋引の動作を設定する

1.[自動風袋引]を押す自動風袋引の設定画面が表示されます。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

75

計量

5

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押す自動風袋引の動作が設定され、投入スタート時の動作設定画面が表示されます。

(2)投入開始待ち時間の設定投入スタート信号が入力されてから計量物の投入を開始するまでの待ち時間を設定します。

1)投入開始待ち時間の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面2/3で[投入開始後待ち時間]を押す投入開始待ち時間の設定画面が表示されます。

2)投入を開始するまでの待ち時間を設定する

1.投入を開始するまでの待ち時間を入力する設定可能範囲:0 〜 9 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す投入開始待ち時間が設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.投入開始待ち時間の値を確認する[投入開始後待ち時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(3)投入開始待ち時間経過後の風袋引動作設定投入開始待ち時間の経過後に、自動的に風袋引を実行するかどうかを設定します。

POINT・ 風袋引については、「5.10.2.風袋引」を参照してください。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

76

計量

5

1)投入開始待ち時間経過後の風袋引動作設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面2/3で[投入開始待ち後風袋引動作]を押す投入開始待ち後風袋引動作設定画面が表示されます。

2)投入開始待ち時間経過後の風袋引動作を設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す投入開始待ち時間経過後の風袋引動作が設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.投入開始待ち時間経過後の風袋引動作を確認する

[投入開始待ち後風袋引動作]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(4)大投入比較禁止時間の設定計量開始時に、銘柄設定の「定量-定量前2」の値と計量値の比較を禁止する時間を設定します。

1)大投入比較禁止時間の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面2/3で[大投入比較禁止時間]を押す大投入比較禁止時間の設定画面が表示されます。

2)大投入比較禁止時間を設定する

1.大投入比較禁止時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

77

計量

5

2.[OK]を押す大投入比較禁止時間が設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.大投入比較禁止時間の値を確認する[大投入比較禁止時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(5)中投入比較禁止時間の設定大投入終了時に、銘柄設定の「定量-定量前1」の値と計量値の比較を禁止する時間を設定します。

1)中投入比較禁止時間の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面2/3で[中投入比較禁止時間]を押す中投入比較禁止時間の設定画面が表示されます。

2)中投入比較禁止時間を設定する

1.中投入比較禁止時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す中投入比較禁止時間が設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.中投入比較禁止時間の値を確認する[中投入比較禁止時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

78

計量

5

(6)小投入比較禁止時間の設定中投入終了時に、銘柄設定の「定量-落差」の値と計量値の比較を禁止する時間を設定します。

1)小投入比較禁止時間の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面2/3で[小投入比較禁止時間]を押す小投入比較禁止時間の設定画面が表示されます。

2)小投入比較禁止時間を設定する

1.小投入比較禁止時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す小投入比較禁止時間が設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.小投入比較禁止時間の値を確認する[小投入比較禁止時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(7)判定待ち時間の設定小投入が終了してから増減量を判定するまでの待ち時間を設定します。

1)判定待ち時間の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面2/3で[判定待ち時間]を押す判定待ち時間の設定画面が表示されます。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

79

計量

5

2)判定待ち時間を設定する

1.判定待ち時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す判定待ち時間が設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.判定待ち時間の値を確認する[判定待ち時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(8)計量完了時の判定条件の設定計量の完了後、「正量」「過量」「不足」などの判定を行う条件を設定します。

1)判定条件の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面1/3で[判定条件]を押す判定条件の設定画面が表示されます。

2)判定条件を設定する

1.判定条件を選択する判定待ち時間経過後:[判定待ち時間]で設定した時間が経過すると判定を行います。判定待ち後且つ安定:[判定待ち時間]で設定した時間が経過し、計量値が安定した状態になると、判定を行います。判定待ち後又は安定:[判定待ち時間]で設定した時間が経過するか、計量値が安定した状態になると、判定を行います。初期値:判定待ち後且つ安定

5.4. シーケンシャルモードによる計量

80

計量

5

POINT

・ 安定の条件については、「5.11.5.安定検出の設定」を参照してください。

2.[OK]を押す判定条件が設定され、シーケンス制御設定画面1/3が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.判定条件を確認する[判定条件]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(9)計量完了時の動作設定計量完了時に計量物を混合するかどうか(「混合スタート」)、および計量物を排出するかどうか(「排出スタート」)を設定します。

1)計量完了時の動作設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面1/3で[計量完了時の動作]を押す計量完了時の動作設定画面が表示されます。

2)計量完了時の混合動作を設定する

1.[混合スタート]を押す混合動作の設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押す計量完了時の混合動作が設定され、計量完了時の動作設定画面が表示されます。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

81

計量

5

3)計量完了時の排出動作を設定する

1.[排出スタート]を押す排出動作の設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押す計量完了時の排出動作が設定され、計量完了時の動作設定画面が表示されます。

POINT

・ 「混合スタート」と「排出スタート」の両方を[有効]にした場合は、計量物を混合してから排出するという動作になります。

(10)計量完了出力時間の設定計量完了信号の出力時間を設定します。

1)計量完了出力時間の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面3/3で[計量完了出力時間]を押す計量完了出力時間の設定画面が表示されます。

2)計量完了信号の出力時間を設定する

1.計量完了信号の出力時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す計量完了信号の出力時間が設定され、シーケンス制御設定画面3/3が表示されます。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

82

計量

5

3)設定した値を確認する

1.計量完了信号の出力時間を確認する[計量完了出力時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(11)計量完了出力OFFの条件設定計量完了信号の出力をOFFにする条件を設定します。

1)計量完了出力OFFの条件設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面2/3で[計量完了出力OFF条件]を押す計量完了出力OFFの条件設定画面が表示されます。

2)計量完了信号の出力をOFFにする条件を設定する

1.計量完了信号の出力をOFFにする条件を選択する条件なし:[計量完了出力時間]で設定した時間が経過するか、次の計量のスタート信号が入力されると、計量完了信号の出力がOFFになります。オーバー又は不安定:計量画面に「OL」または「-OL」が表示されるか、計量値が安定した状態でなくなると、計量完了信号の出力がOFFになります。ゼロ付近:計量値が銘柄設定の「ゼロ付近」設定値以下になると、計量完了信号の出力がOFFになります。初期値:条件なし

POINT

・ 安定の条件については、「5.11.5.安定検出の設定」を参照してください。

2.[OK]を押す計量完了信号の出力をOFFにする条件が設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.計量完了信号の出力をOFFにする条件を確認する

[計量完了出力OFF条件]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

83

計量

5

(12)計量時間監視タイマの設定スタート信号が入力されてから完了信号が出力されるまでの時間を監視するタイマを設定します。計量時間が監視タイマよりも長くなった場合はエラーとなり、「SQ.ERR 4」が表示されます。

POINT

・ 制御モードが「投入モード」の場合に、計量時間を監視します。シーケンシャル投入モードについては、「5.4.2.シーケンシャル投入モードによる計量の実施」を参照してください。

・ エラー表示については、「11.2.3.シーケンスエラー表示」を参照してください。

1)計量時間監視タイマの設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面2/3で[計量時間監視タイマ]を押す計量時間監視タイマの設定画面が表示されます。

2)計量時間の監視タイマを設定する

1.監視タイマの時間を入力する設定可能範囲:0 〜 9 999初期値:0

POINT

・ 「0」に設定すると、計量時間の監視は行われません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す監視タイマが設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.監視タイマの値を確認する[計量時間監視タイマ]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

84

計量

5

(13)排出時間監視タイマの設定計量物の排出を開始してから排出が完了するまでの時間を監視するタイマを設定します。排出時間が監視タイマよりも長くなった場合はエラーとなり、「SQ.ERR 5」が表示されます。

POINT

・ 制御モードが「排出モード」の場合に、排出時間を監視します。シーケンシャル排出モードについては、「5.4.3.シーケンシャル排出モードによる計量の実施」を参照してください。

・ エラー表示については、「11.2.3.シーケンスエラー表示」を参照してください。

1)排出時間監視タイマの設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面3/3で[排出時間監視タイマ]を押す排出時間監視タイマの設定画面が表示されます。

2)排出時間の監視タイマを設定する

1.監視タイマの時間を入力する設定可能範囲:0 〜 9 999初期値:0

POINT

・ 「0」に設定すると、排出時間の監視は行われません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す監視タイマが設定され、シーケンス制御設定画面3/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.監視タイマの値を確認する[排出時間監視タイマ]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

85

計量

5

(14)排出ゲート閉の待ち時間設定計量ホッパー内の計量物の残量がゼロ付近値に達してから計量ホッパーのゲートを閉じるまでの待ち時間を設定します。

1)ゲートを閉じるまでの待ち時間の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面3/3で[排出ゲート閉待ち時間]を押すゲートを閉じるまでの待ち時間の設定画面が表示されます。

2)ゲートを閉じるまでの待ち時間を設定する

1.ゲートを閉じるまでの待ち時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すゲートを閉じるまでの待ち時間が設定され、シーケンス制御設定画面3/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

3.ゲートを閉じるまでの待ち時間の値を確認する[排出ゲート閉待ち時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(15)排出完了出力時間の設定排出完了信号の出力時間を設定します。

1)排出完了出力時間の設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面3/3で[排出完了出力時間]を押す排出完了出力時間の設定画面が表示されます。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

86

計量

5

2)排出完了信号の出力時間を設定する

1.排出完了信号の出力時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す排出完了信号の出力時間が設定され、シーケンス制御設定画面3/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.排出完了信号の出力時間を確認する[排出完了出力時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(16)排出完了時の動作設定排出完了時に風袋引クリアを行うかどうか、および計量物を混合するかどうかを設定します。

POINT・ 風袋引については、「5.10.2.風袋引」を参照してください。

1)排出完了時の動作設定画面を表示する

1.シーケンス制御設定画面1/3で[排出完了時の動作]を押す排出完了時の動作設定画面が表示されます。

2)排出完了時の風袋引クリア動作を設定する

1.[風袋引クリア]を押す風袋引クリア動作の設定画面が表示されます。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

87

計量

5

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押す排出完了時の風袋引クリア動作が設定され、排出完了時の動作設定画面が表示されます。

3)排出完了時の混合動作を設定する

1.[混合スタート]を押す混合動作の設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押す排出完了時の混合動作が設定され、排出完了時の動作設定画面が表示されます。

5.4.2. シーケンシャル投入モードによる計量の実施計量ホッパーに投入した計量物の増加量によって、計量動作を制御します。計量ホッパーの排出を制御することもできます。計量の進捗状況は状態表示ランプで通知されます。

ロードセル計量ホッパー

20.00 kg

原料

投入ゲート

排出ゲート

投入した計量物の増加量で計量を制御

CSD-912B で制御

CSD-912B で制御

容器

進捗状況を状態表示ランプで通知

20.00 kg

小投入

中投入

大投入

5.4. シーケンシャルモードによる計量

88

計量

5

シーケンシャル投入モードの計量の流れは、以下のとおりです。

判定結果に応じて状態表示ランプが点灯・投入された正味量※<「定量」設定値-「不足」設定値の場合:[不足]

ランプが点灯・投入された正味量※>「定量」設定値+「過量」設定値の場合:[過量]

ランプが点灯・「定量」設定値-「不足」設定値≦投入された正味量※≦「定量」設定

値+「過量」設定値の場合:[正量ランプ]が点灯・投入された総量または正味量※>「満量」設定値の場合:[満量]ラ

ンプが点灯

※正味量:容器を除いた荷重

POINT

・ 一度停止した大投入、中投入、小投入は、次の計量が開始されるまで投入を開始しません。

・ 銘柄設定の「定量前2」が0に設定されている場合、大投入は実施されません。・ 銘柄設定の「定量前1」が0に設定されている場合、中投入は実施されません。・ ゼロ付近値および満量値の比較対象は変更できます。詳細については、「5.11.2.ゼ

ロ付近の比較対象設定」、「5.11.3.満量の比較対象設定」を参照してください。

投入された正味量※ ≧「定量」設定値-「定量前2」設定値

投入された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「定量前1」設定値

総量または正味量※ ≦ 「ゼロ付近」設定値

計量の開始

投入された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「落差」設定値

計量の完了、計量値の判定

[零付近]ランプが点灯

[大投入]ランプが消灯、大投入の停止

[中投入]ランプが消灯、中投入の停止

[小投入]ランプが消灯、小投入の停止

[完了]ランプが点灯

[大投入]ランプ、[中投入]ランプ、[小投入]ランプが点灯大投入、中投入、小投入の開始

総量または正味量※ ≦ 「ゼロ付近」設定値

排出の開始

排出の完了

計量ホッパーの排出ゲート開

計量ホッパーの排出ゲート閉

5.4. シーケンシャルモードによる計量

89

計量

5

シーケンシャル投入モードの計量の流れをチャートで表すと、以下のようになります。

設定により動じに風袋引可能

判定

大投入比較禁止時間

中投入比較禁止時間

判定待ち時間

安定

完了

過量

正量

不足

ゼロ付近

投入スタート

大投入

中投入

小投入

定量-定量前 2

定量-定量前 1

定量-落差

定量

0

計量値

計量完了出力時間

小投入比較禁止時間

ゼロ付近

排出時間監視タイマ

排出ゲート閉時間

排出完了

排出スタート

排出

投入開始待ち時間

投入時間開始タイマ

総量

正味量

5.4. シーケンシャルモードによる計量

90

計量

5

5.4.3. シーケンシャル排出モードによる計量の実施計量ホッパーから排出した計量物の減少量によって、計量動作を制御します。計量の進捗状況は状態表示ランプで通知されます。

POINT

・ 計量ホッパーへの計量物の供給は、PLCなどの外部機器で本器からの満量信号を監視しながら制御してください。

小投入

中投入

大投入

ロードセル

計量ホッパー

-20.00 kg

原料

投入ゲート

排出ゲート

原料

排出した計量物の減少量で計量を制御

CSD-912B で制御

進捗状況を状態表示ランプで通知

PLC 計量出力

20.00 kg

5.4. シーケンシャルモードによる計量

91

計量

5

シーケンシャル排出モードの計量の流れは、以下のとおりです。

判定結果に応じて状態表示ランプが点灯・排出された正味量※<「定量」設定値-「不足」設定値の場合:[不足]ランプが点灯・排出された正味量※>「定量」設定値+「過量」設定値の場合:[過量]ランプが点灯・「定量」設定値-「不足」設定値≦排出された正味量※≦「定量」設定値+「過量」設定値の場

合:[正量]ランプが点灯・排出された総量または正味量※>「満量」設定値の場合:[満量]ランプが点灯

※正味量:容器を除いた荷重

POINT

・ 一度停止した大投入、中投入、小投入は、次の計量が開始されるまで排出を開始しません。

・ 銘柄設定の「定量前2」が0に設定されている場合、大投入は実施されません。・ 銘柄設定の「定量前1」が0に設定されている場合、中投入は実施されません。・ ゼロ付近値および満量値の比較対象は変更できます。詳細については、「5.11.2.ゼ

ロ付近の比較対象設定」、「5.11.3.満量の比較対象設定」を参照してください。

排出された正味量※ ≧「定量」設定値-「定量前2」設定値

排出された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「定量前1」設定値

総量または正味量※ ≦ 「ゼロ付近」設定値

計量の開始

排出された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「落差」設定値

計量の完了、計量値の判定

[零付近]ランプが点灯

[大投入]ランプが消灯、大投入の停止

[中投入]ランプが消灯、中投入の停止

[小投入]ランプが消灯、小投入の停止

[完了]ランプが点灯

[大投入]ランプ、[中投入]ランプ、[小投入]ランプが点灯大投入、中投入、小投入の開始

5.4. シーケンシャルモードによる計量

92

計量

5

シーケンシャル排出モードの計量の流れをチャートで表すと、以下のようになります。

設定により同時に風袋引可能

判定

大投入比較禁止時間

中投入比較禁止時間

判定待ち時間

安定

完了

過量

正量

不足

ゼロ付近

投入スタート

大投入

中投入

小投入

定量-定量前 2定量-定量前 1

定量-落差

満量

0

計量値

計量完了出力時間

小投入比較禁止時間

投入開始待ち時間

投入時間開始タイマ

時間

総量

正味量

風袋引き

5.4. シーケンシャルモードによる計量

93

計量

5

5.4.4. 自動落差補正の利用これまでの計量で発生した実落差から、次回発生する落差を自動的に算出し、計量値を補正します。自動落差補正を利用するには、通常のシーケンシャルモードの設定を行った後(→「5.4.1.計量前の設定」)、以下の項目を設定する必要があります。・自動落差補正動作・自動落差補正値の保存・銘柄設定の自動落差有効幅

POINT・ 銘柄設定の詳細については、「5.2.3.銘柄の設定」を参照してください。

(1)自動落差補正動作の設定自動落差補正を利用するには、自動落差補正動作を有効にします。

1)自動落差補正動作の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[シーケンス制御設定]を押すシーケンス制御設定画面1/3が表示されます。

2.シーケンス制御設定画面2/3で[自動落差補正動作]を押す自動落差補正動作の設定画面が表示されます。

2)自動落差補正動作を有効に設定する

1.[有効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す自動落差補正動作が有効に設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

POINT

・ [無効]に設定すると、自動落差補正は利用できません。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

94

計量

5

3)設定した内容を確認する

1.自動落差補正動作の設定を確認する[自動落差補正動作]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)自動落差補正値の保存動作設定計量対象の銘柄を切り替えたときに、切り替え前の銘柄で実施した自動落差補正の値を保存するかどうかを設定します。

1)自動落差補正値の保存動作設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.[自動落差値保存]を押す自動落差補正値の保存動作設定画面が表示されます。

2)自動落差補正値の保存動作を設定する

1.[記憶しない]/[記憶する]を押す初期値:記憶しない

2.[OK]を押す自動落差補正値の保存動作が設定され、計量動作設定画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.自動落差補正値の保存動作設定を確認する[自動落差値保存]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

95

計量

5

(3)自動落差補正の動作自動落差補正を有効にしてシーケンシャルモードで計量すると、直近4 回の計量で発生した実落差の平均値を補正値として自動的に算出し、計量値に反映します。

POINT

・ 計量値-「定量」設定値が「自動落差補正有効幅」設定値を超えた場合、自動落差補正は実施されません。

・ 銘柄設定の「自動落差補正有効幅」が「0」に設定されている場合、自動落差補正は実施されません。

・ 本器の電源をOFFにしても、自動落差補正値は保持されます。

5.4.5. 安全確認入力の利用計量ホッパーの転倒や、排出された計量物を収納する容器の未設置など、異常が発生した際に計量を自動的に停止するように設定できます。安全確認入力を利用するには、通常のシーケンシャルモードの設定を行った後(→「5.4.1.計量前の設定」)、以下の項目を設定する必要があります。・I/O入力1 〜 8(外部制御入力への安全確認入力の割り当て)・投入中の安全確認条件・排出中の安全確認条件・配合中の安全確認条件・混合中の安全確認条件・シーケンス全般の安全確認条件

(1)外部制御入力への安全確認入力の割り当て安全確認入力を利用するには、安全確認スイッチや案件確認センサなどの外部制御入力に安全確認入力を割り当てる必要があります。該当する外部制御入力のI/O入力に、安全確認入力機能を割り当ててください。安全確認入力は最大8つまで割り当てることができます。

1)入出力設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[入出力設定]を押す入出力設定画面1/6が表示されます。

2)I/O入力に安全確認入力機能を割り当てる

1.入出力設定画面2/6で[I/O入力1]を押すI/O入力1に割り当てることができる機能の一覧が表示されます。

5.4. シーケンシャルモードによる計量

96

計量

5

2. I/O入力画面4/6で[安全確認入力1]~[安全確認入力8]のいずれかを押す

3.[OK]を押すI/O入力1に安全確認入力機能が割り当てられ、入出力設定画面2/6が表示されます。

POINT

・ 他のI/O入力に安全確認入力機能を割り当てる場合は、1. 〜 3.を繰り返します。

3)設定した内容を確認する

1.I/O入力の設定を確認する[I/O入力1]〜[I/O入力8]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)投入中の安全確認条件の設定計量物の投入中に使用する安全確認入力を設定します。

1)投入中の安全確認条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.[投入中の安全確認条件]を押す投入中の安全確認条件の設定画面が表示されます。

2)投入中に使用する安全確認入力を設定する

1.[安全確認1]~[安全確認8]のいずれかを押す投入中に使用する安全確認入力を選択してください。投入中安全確認の設定画面が表示されます。

2.[ON]/[OFF]を押す

5.4. シーケンシャルモードによる計量

97

計量

5

3.[OK]を押す計量物の投入中に使用する安全確認入力が設定され、投入中の安全確認条件の設定画面が表示されます。

POINT

・ 他の安全確認入力を投入中に使用する場合は、1. 〜 3.を繰り返します。

3)設定した内容を確認する

1.投入中の安全確認条件を確認する[安全確認1]〜[安全確認8]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(3)排出中の安全確認条件の設定計量物の排出中に使用する安全確認入力を設定します。

1)排出中の安全確認条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.[排出中の安全確認条件]を押す排出中の安全確認条件の設定画面が表示されます。

2)排出中に使用する安全確認入力を設定する

1.[安全確認1]~[安全確認8]のいずれかを押す排出中に使用する安全確認入力を選択してください。排出中安全確認の設定画面が表示されます。

2.[ON]/[OFF]を押す

5.4. シーケンシャルモードによる計量

98

計量

5

3.[OK]を押す計量物の排出中に使用する安全確認入力が設定され、排出中の安全確認条件の設定画面が表示されます。

POINT

・ 他の安全確認入力を排出中に使用する場合は、1. 〜 3.を繰り返します。

3)設定した内容を確認する

1.排出中の安全確認条件を確認する[安全確認1]〜[安全確認8]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(4)配合中の安全確認条件の設定計量物の配合中に使用する安全確認入力を設定します。

1)配合中の安全確認条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.計量動作設定画面2/2で[配合中の安全確認条件]を押す配合中の安全確認条件の設定画面が表示されます。

2)配合中に使用する安全確認入力を設定する

1.[安全確認1]~[安全確認8]のいずれかを押す配合中に使用する安全確認入力を選択してください。配合中安全確認の設定画面が表示されます。

2.[ON]/[OFF]を押す

5.4. シーケンシャルモードによる計量

99

計量

5

3.[OK]を押す計量物の配合中に使用する安全確認入力が設定され、配合中の安全確認条件の設定画面が表示されます。

POINT

・ 他の安全確認入力を配合中に使用する場合は、1. 〜 3.を繰り返します。

3)設定した内容を確認する

1.配合中の安全確認条件を確認する[安全確認1]〜[安全確認8]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(5)混合中の安全確認条件の設定配合した計量物の混合中に使用する安全確認入力を設定します。

1)混合中の安全確認条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.計量動作設定画面2/2で[混合中の安全確認条件]を押す混合中の安全確認条件の設定画面が表示されます。

2)混合中に使用する安全確認入力を設定する

1.[安全確認1]~[安全確認8]のいずれかを押す混合中に使用する安全確認入力を選択してください。混合中安全確認の設定画面が表示されます。

2.[ON]/[OFF]を押す

5.4. シーケンシャルモードによる計量

100

計量

5

3.[OK]を押す計量物の混合中に使用する安全確認入力が設定され、混合中の安全確認条件の設定画面が表示されます。

POINT

・ 他の安全確認入力を混合中に使用する場合は、1. 〜 3.を繰り返します。

3)設定した内容を確認する

1.混合中の安全確認条件を確認する[安全確認1]〜[安全確認8]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(6)シーケンス全般の安全確認条件の設定シーケンシャルモードでの計量中に使用する安全確認入力を設定します。

1)シーケンシャルモード全般の安全確認条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.計量動作設定画面2/2で[シーケンス全般の安全条件]を押すシーケンシャルモード全般の安全確認条件の設定画面が表示されます。

2)シーケンシャルモード全般で使用する安全確認入力を設定する

1.[安全確認1]~[安全確認8]のいずれかを押すシーケンシャルモード全般で使用する安全確認入力を選択してください。シーケンシャルモード全般の安全確認の設定画面が表示されます。2.[ON]/[OFF]を押す

0

5.4. シーケンシャルモードによる計量

101

計量

5

3.[OK]を押すシーケンシャルモード全般で使用する安全確認入力が設定され、シーケンシャルモード全般の安全確認条件の設定画面が表示されます。

POINT

・ 他の安全確認入力をシーケンシャルモード全般で使用する場合は、1. 〜 3.を繰り返します。

3)設定した内容を確認する

1.シーケンシャルモード全般の安全確認条件を確認する

[安全確認1]〜[安全確認8]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(7)安全確認入力の動作シーケンスモードでの計量中に異常が発生すると、安全確認スイッチや安全確認センサなどの外部制御入力から安全確認信号が入力されてシーケンスエラーとなり、自動的に計量が停止します。

ロードセル

安全確認信号

計量ホッパー

投入ゲート大・中・小投入出力

シーケンスエラー

容器検出スイッチ

容器がないことを検知

5.5. 補正投入/排出モードによる計量

102

計量

5

5.5. 補正投入/排出モードによる計量投入/排出した計量物の容量が不足している場合に、自動的に不足分を補います。制御モードが「投入モード」の場合は、計量ホッパーに少量を投入します。制御モードが「排出モード」の場合は、計量ホッパーから少量を排出します。あらかじめ補正投入/排出モードの計量に必要な設定を行ってから、計量を実施してください。

5.5.1. 計量前の設定補正投入/排出モードで計量を行うには、通常のシーケンシャルモードの設定を行った後(→

「5.4.1.計量前の設定」)、以下の項目を設定する必要があります。・補正投入最大回数・補正投入後の判定条件・銘柄設定の補正投入時間、補正投入後待ち時間

補正投入最大回数・補正投入後の判定条件の設定は、シーケンス制御設定画面で行います。シーケンス制御設定画面は、メニュー画面1/2から[シーケンス制御設定]を押して表示します。

銘柄設定の補正投入時間・補正投入後待ち時間の設定は、銘柄設定画面で行います。銘柄設定画面は、メニュー画面1/2から[銘柄設定]を押して表示します。銘柄設定の詳細については、「5.2.3.銘柄の設定」を参照してください。

補正投入時間

補正投入後待ち時間

補正投入最大回数

補正投入後の判定条件

5.5. 補正投入/排出モードによる計量

103

計量

5

(1)補正投入最大回数の設定補正投入/排出を最大で何回実施するかを設定します。

1)補正投入/排出の最大回数を設定する

1.補正投入/排出の最大回数を入力する設定可能範囲:0 〜 255初期値:0

POINT

・ 「0」に設定すると、補正投入/排出は利用できません。

・数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す補正投入/排出の最大回数が設定され、シーケンス制御設定画面1/3が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.補正投入/排出の最大回数を確認する[補正投入最大回数]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(2)補正投入後の判定条件の設定補正投入/排出の実施後、投入/排出した計量値を判定する条件を設定します。

1)補正投入/排出後の判定条件を設定する

1.補正投入/排出後の判定条件を選択する判定待ち時間経過後:銘柄設定の[補正投入後判定待ち時間]で設定した時間が経過すると、判定を行います。判定待ち後且つ安定:銘柄設定の[補正投入後判定待ち時間]で設定した時間が経過し、計量値が安定した状態になると、判定を行います。判定待ち後又は安定:銘柄設定の[補正投入後判定待ち時間]で設定した時間が経過するか、計量値が安定した状態になると、判定を行います。初期値:判定待ち後且つ安定

POINT

・ 安定の条件については、「5.11.5.安定検出の設定」を参照してください。

5.5. 補正投入/排出モードによる計量

104

計量

5

2.[OK]を押す補正投入/排出後の判定条件が設定され、シーケンス制御設定画面1/3が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.補正投入/排出後の判定条件を確認する[補正投入後の判定条件]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.5.2. 計量の実施計量ホッパーに投入した計量物、または計量ホッパーから排出した計量物の容量が不足している場合に、不足分だけを自動的に投入/排出します。

ロードセル 計量ホッパー

原料

投入ゲート

排出ゲート不足分を排出

-20.00 kg

不足分を投入

小投入

中投入

大投入

中投入

小投入

大投入

5.5. 補正投入/排出モードによる計量

105

計量

5

補正投入/排出モードの計量の流れは、以下のとおりです。

計量前に設定した条件で補正投入/排出を実施・「補正投入最大回数」で設定した回数まで補正投入/排出を行います。設定よりも少ない

回数で不足分が投入/排出された場合は、その時点で補正投入/排出を停止します。・「補正投入最大回数」で設定した回数まで補正投入/排出を行っても容量が不足している

場合はエラーとなり、計量画面に「SQ.ERR2」が表示されます。

判定結果に応じて状態表示ランプが点灯・投入/排出された正味量※<「定量」設定値-「不足」設定値の場合:[不足]ランプが点灯・投入/排出された正味量※>「定量」設定値+「過量」設定値の場合:[過量]ランプが点灯・「定量」設定値-「不足」設定値≦投入/排出された正味量※≦「定量」設定値+「過量」設定値

の場合:[正量]ランプが点灯・投入/排出された総量または正味量※>「満量」設定値の場合:[満量]ランプが点灯

※正味量:容器を除いた荷重

POINT

・ 一度停止した大投入、中投入、小投入は、次の計量が開始されるまで投入/排出を開始しません。

・ 銘柄設定の「定量前2」が0に設定されている場合、大投入は実施されません。・ 銘柄設定の「定量前1」が0に設定されている場合、中投入は実施されません。・ ゼロ付近値および満量値の比較対象は変更できます。詳細については、「5.11.2.ゼ

ロ付近の比較対象設定」、「5.11.3.満量の比較対象設定」を参照してください。

計量の完了、計量値の判定 [完了]ランプが点灯

[小投入]ランプが消灯、小投入の停止

補正投入/排出の開始

投入/排出された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「落差」設定値

投入/排出された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「不足」設定値

投入/排出された正味量※ ≧「定量」設定値-「定量前2」設定値

投入/排出された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「定量前1」設定値

総量または正味量※ ≦ 「ゼロ付近」設定値

計量の開始

[零付近]ランプが点灯

[大投入]ランプが消灯、大投入の停止

[中投入]ランプが消灯、中投入の停止

[大投入]ランプ、[中投入]ランプ、[小投入]ランプが点灯大投入、中投入、小投入の開始

5.5. 補正投入/排出モードによる計量

106

計量

5

補正投入/排出モードの計量の流れをチャートで表すと、以下のようになります。

判定

計量値

補正投入最大回数以内で実施

時間

正味量

判定待ち時間

補正投入時間

補正投入判断待ち時間

安定

完了

過量

正量

不足

投入スタート

大投入

中投入

小投入

定量-定量前 2

定量-定量前 1定量-落差

定量

0

投入開始待ち時間

投入時間監視タイマ

定量-不足

5.6. 予備投入モードによる計量

107

計量

5

5.6. 予備投入モードによる計量いきなりすべてのゲートから投入を開始すると飛散する可能性がある計量物を計量する場合に使用します。通常のシーケンシャルモードでは大投入、中投入、小投入が同時に開始されますが、粉体や液体などを同時に投入すると、計量ホッパーに当たって飛散し、こぼれる可能性があります。このような飛散を抑えるために、予備投入モードでは小投入→中投入→大投入の順で投入します。あらかじめ予備投入モードの計量に必要な設定を行ってから、計量を実施してください。

POINT・ 予備投入モードは、制御モードが「投入モード」の場合のみ利用できます。

5.6.1. 銘柄の設定予備投入モードで計量を行うには、通常のシーケンシャルモードの設定を行った後(→

「5.4.1.計量前の設定」)、以下の項目を設定する必要があります。・銘柄設定の予備大投入・銘柄設定の予備中投入

予備大投入・予備中投入の設定は、銘柄設定画面で行います。銘柄設定画面は、メニュー画面1/2から[銘柄設定]を押して表示します。銘柄設定の詳細については、「5.2.3.銘柄の設定」を参照してください。

予備大投入

予備中投入

5.6. 予備投入モードによる計量

108

計量

5

5.6.2. 計量の実施計量を開始すると、小投入→中投入→大投入の順で計量物を投入します。

③②①ロードセル 計量ホッパー

20.00 kg

原料

投入ゲート

排出ゲート

5.6. 予備投入モードによる計量

109

計量

5

予備投入モードの計量の流れは、以下のとおりです。

判定結果に応じて状態表示ランプが点灯・投入された正味量※<「定量」設定値-「不足」設定値の場合:[不足]ランプが点灯・投入された正味量※>「定量」設定値+「過量」設定値の場合:[過量]ランプが点灯・「定量」設定値-「不足」設定値≦投入された正味量※≦「定量」設定値+「過量」設定値の場

合:[正量]ランプが点灯・投入された総量または正味量※>「満量」設定値の場合:[満量]ランプが点灯

※正味量:容器を除いた荷重

POINT

・ 一度停止した大投入、中投入、小投入は、次の計量が開始されるまで投入を開始しません。

・ 銘柄設定の「定量前2」が0に設定されている場合、大投入は実施されません。・ 銘柄設定の「定量前1」が0に設定されている場合、中投入は実施されません。・ ゼロ付近値および満量値の比較対象は変更できます。詳細については、「5.11.2.ゼ

ロ付近の比較対象設定」、「5.11.3.満量の比較対象設定」を参照してください。

総量または正味量※ ≦ 「ゼロ付近」設定値 [零付近]ランプが点灯

投入された正味量※ ≧「定量」設定値-「定量前2」設定値 [大投入]ランプが消灯、大投入の停止

投入された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「定量前1」設定値 [中投入]ランプが消灯、中投入の停止

投入された正味量※ ≧ 「定量」設定値-「落差」設定値 [小投入]ランプが消灯、小投入の停止

計量の完了、計量値の判定 [完了]ランプが点灯

投入された正味量※ ≦ 「予備中投入」設定値 [中投入]ランプが点灯、中投入の開始

投入された正味量※ ≦ 「予備大投入」設定値 [大投入]ランプが点灯、大投入の開始

計量の開始 [小投入]ランプが点灯、小投入の開始

5.6. 予備投入モードによる計量

110

計量

5

予備投入モードの計量の流れをチャートで表すと、以下のようになります。

判定

安定

完了

過量

正量

不足

投入スタート

大投入

中投入

小投入

定量-定量前 2定量-定量前 1

定量

0

計量値

計量完了出力時間

投入開始待ち時間

投入時間開始タイマ

時間

正味量正味量

定量-落差

設定により同時に風袋引可能

予備大投入予備中投入

特定待ち時間

大投入比較禁止時間

中投入比較禁止時間

小投入比較禁止時間

5.7. ノズル制御モードによる計量

111

計量

5

5.7. ノズル制御モードによる計量ノズル付きの計量ホッパーで容器に計量物を充填する場合に、ノズルの降下/上昇を本器で制御します。あらかじめノズル制御モードの計量に必要な設定を行ってから、計量を実施してください。

POINT・ ノズル制御モードは、制御モードが「投入モード」の場合のみ利用できます。

5.7.1. 計量前の設定ノズル制御モードで計量を行うには、通常のシーケンシャルモードの設定を行った後(→

「5.4.1.計量前の設定」)、以下の項目を設定する必要があります。・ノズル動作・投入開始後待ち時間(ノズル降下の待ち時間)

ノズル動作・ノズル降下の待ち時間の設定は、シーケンス制御設定画面で行います。シーケンス制御設定画面は、メニュー画面1/2から[シーケンス制御設定]を押して表示します。

POINT

・ ノズル制御モードでは、「投入開始後待ち時間」がノズル降下の待ち時間の設定となります。

ノズル動作

ノズル降下の待ち時間

5.7. ノズル制御モードによる計量

112

計量

5

(1)ノズル動作の設定ノズル動作に関する以下の項目を設定します。・ノズル制御モードで計量するかどうか・ノズルが容器に接触したときに計量を停止するかどうか・補正投入モードによる投入量の判定時に、ノズルを降下しないようにするかどうか

1)ノズル制御を設定する

1.[ノズル制御]を押すノズル制御の設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す[有効]に設定すると、計量の開始時にノズルを降下し、小投入が終了するとノズルを上昇させます。

初期値:無効

3.[OK]を押すノズル制御が設定され、ノズル動作画面が表示されます。

2)ノズルの衝突保護を設定する

1.[ノズル衝突保護]を押すノズル衝突保護の設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す[有効]に設定すると、降下中のノズルが容器に接触して、計量値が「ゼロ付近」設定値を超えた場合に、計量を停止します。

初期値:無効

3.[OK]を押すノズル衝突保護が設定され、ノズル動作画面が表示されます。

3)補正投入判定時のノズル上昇動作を設定する

1.[補正投入判定ノズル上昇]を押す補正投入判定時のノズル上昇動作の設定画面が表示されます。

5.7. ノズル制御モードによる計量

113

計量

5

2.[有効]/[無効]を押す[有効]に設定すると、補正投入モードによる投入量の判定中は、ノズルを降下しません。

初期値:無効

POINT

・ 補正投入モードについては、「5.5.補正投入/排出モードによる計量」を参照してください。

3.[OK]を押す補正投入判定時のノズル上昇が設定され、ノズル動作削除画面が表示されます。

(2)投入開始後待ち時間(ノズル降下の待ち時間)の設定計量を開始してからノズルを降下するまでの待ち時間を設定します。

1)ノズル降下の待ち時間を設定する

1.ノズルを降下するまでの待ち時間を入力する設定可能範囲:0 〜 9 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す計量を開始してからノズルを降下するまでの待ち時間が設定され、シーケンス制御設定画面2/3が表示されます。

2)設定した値を確認する

1.ノズル降下の待ち時間を確認する[投入開始後待ち時間]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

5.7. ノズル制御モードによる計量

114

計量

5

5.7.2. 計量の実施ノズルの降下/上昇を本器で制御して、計量物を容器に充填します。

ロードセル 又は 台はかり

原料ホッパー

投入ゲート

容器

ノズルの降下/上昇を CSD-912B で制御

大・中・小投入

5.7. ノズル制御モードによる計量

115

計量

5

ノズル制御モードの計量の流れをチャートで表すと、以下のようになります。

判定

判定待ち時間

安定

完了

投入スタート

大投入

中投入

小投入

定量-定量前 2

定量-定量前 1定量-落差

定量

0

計量値

投入スタートにてノズルが降下します。

ノズル降下

投入開始待

時間

小投入が閉じるとノズルが上昇します。

5.8. 配合モードによる計量

116

計量

5

5.8. 配合モードによる計量複数の銘柄を1つの計量ホッパーに配合します。最大10種類の銘柄を配合できます。あらかじめ配合モードの計量に必要な設定を行ってから、計量を実施してください。

5.8.1. 計量前の設定配合モードで計量を行うには、通常のシーケンシャルモードの設定を行った後(→「5.4.1.計量前の設定」)、以下の項目を設定する必要があります。・配合シーケンス動作・配合内容・配合スタート時の動作・配合完了時の動作・配合完了出力時間・配合コード別自動累積(自動累積加算)

(1)配合シーケンス動作の設定配合モードの計量動作を設定します。

1)配合シーケンス動作の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.[配合シーケンス動作]を押す配合シーケンス動作の設定画面が表示されます。

2)配合シーケンス動作を設定する

1.配合シーケンス動作を選択する無効:配合モードによる計量を行いません。全自動配合シーケンス:設定されている銘柄が自動的に配合されます。半自動配合シーケンス:銘柄ごとに投入信号を入力して配合します。初期値:無効

2.[OK]を押す配合シーケンス動作が設定され、計量動作設定画面1/2が表示されます。

5.8. 配合モードによる計量

117

計量

5

3)設定した内容を確認する

1.配合シーケンス動作を確認する[配合シーケンス動作]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)配合内容の設定配合番号や配合名、配合する銘柄の組み合わせなどを設定します。

POINT

・ 配合内容は、最大100 件まで設定できます。・ 配合する銘柄を設定するには、あらかじめ銘柄を設定する必要があります。詳細

については、「5.2.3.銘柄の設定」を参照してください。

1)配合設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[配合設定]を押す配合設定画面が表示されます。

2)配合番号を選択する

1.[↑][↓]を押して、配合番号を選択する新しく配合する銘柄を設定する場合は、配合する銘柄が設定されていない番号を選択します。すでに配合設定されている銘柄の内容を変更する場合は、変更したい番号を選択します。

3)配合名を設定する

1.[配合名]を押す文字入力画面が表示されます。

2.配合名を入力する

POINT

・ 文字の入力方法については、「3.6.文字の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す配合名が設定され、配合設定画面1/2が表示されます。

5.8. 配合モードによる計量

118

計量

5

4)配合する銘柄を設定する

1.配合設定画面1/2で[計量1]を押す銘柄選択画面が表示されます。

2.[↑][↓]を押して、銘柄番号を選択する

3.[OK]を押す銘柄が設定され、配合設定画面1/2が表示されます。

4.配合する銘柄数に合わせて、[計量2]~[計量10]に銘柄を設定する

POINT

・ 実際に配合する順番で銘柄を設定してください。

5)累積値を確認/消去する

すでに計量を行ったことがある配合の場合、これまでに実施した計量の累積値を確認できます。累積値を消去することもできます。

POINT・ 自動累積機能については、「5.11.10.自動累積機能の設定」を参照してください。

1.配合設定画面2/2で[累積値]の下に表示されている累積値を確認する

POINT

・ 累積値を消去する場合は、[累積値]を押して数値入力画面を表示した後、[AC]→[OK]の順に押します。

・ 累積値を消去すると、累積回数も消去されます

5.8. 配合モードによる計量

119

計量

5

6)累積回数を確認/消去する

すでに計量を行ったことがある配合の場合、これまでに実施した計量の累積回数を確認できます。累積回数を消去することもできます。

POINT・ 自動累積機能については、「5.11.10.自動累積機能の設定」を参照してください。

1.配合設定画面2/2で[累積回数]の下に表示されている累積回数を確認する

POINT

・ 累積回数を消去する場合は、[累積回数]を押して数値入力画面を表示した後、

[AC]→[OK]の順に押します。・ 累積回数を消去すると、累積値も消去さ

れます。

7)設定した内容を確認する

1.設定内容を確認する配合番号や配合名、配合する銘柄が設定されていることを確認します。

8)配合内容を設定する

1.[OK]を押す配合内容が設定され、配合モードの計量対象として適用されます。

POINT

・ すでに設定されている他の配合内容を計量対象に適用する場合は、配合設定画面で[↑][↓]を押して配合番号を切り替え、[OK]を押します。

(3)配合スタート時の動作設定配合モードで計量を開始したときに、ゼロセットを実施するかどうかを設定します。

POINT

・ ゼロセットの詳細については、「5.10.1.ゼロセット(ゼロ点の記録)」を参照してください。

5.8. 配合モードによる計量

120

計量

5

1)配合スタート時の動作設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[シーケンス制御設定]を押すシーケンス制御設定画面1/3が表示されます。

2.[配合スタート時の動作]を押す配合スタート時の動作設定画面が表示されます。

3.[ゼロ補正後スタート]を押すセロセット動作の設定画面が表示されます。

2)配合スタート時のゼロセット動作を設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す配合スタート時のゼロセット動作が設定され、配合スタート時の動作設定画面が表示されます。

(4)配合完了時の動作設定配合モードによる計量が完了した後、以下のそれぞれの動作を行うかどうかを設定します。・配合完了時に風袋引をクリアする(「風袋引のクリア」)・配合完了時に混合を実施する(「混合スタート」)・配合完了時に排出を実施する(「排出スタート」)

POINT・ 風袋引の詳細については、「5.10.2.風袋引」を参照してください。

1)配合完了時の動作設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[シーケンス制御設定]を押すシーケンス制御設定画面1/3が表示されます。

5.8. 配合モードによる計量

121

計量

5

2.[配合完了時の動作]を押す配合完了時の動作設定画面が表示されます。

2)配合完了時の風袋引クリア動作を設定する

1.[風袋引クリア]を押す風袋引クリア動作の設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押す配合完了時の風袋引クリア動作が設定され、配合完了時の動作設定画面が表示されます。

3)配合完了時の混合動作を設定する

1.[混合スタート]を押す混合動作の設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押す配合完了時の混合動作が設定され、配合完了時の動作設定画面が表示されます。

4)配合完了時の排出動作を設定する

1.[排出スタート]を押す排出動作の設定画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押す配合完了時の排出動作が設定され、配合完了時の動作設定画面が表示されます。

5.8. 配合モードによる計量

122

計量

5

POINT

・ 「混合スタート」と「排出スタート」の両方を[有効]にすると、配合完了後に混合→排出の順で実施します

(5)配合完了出力時間の設定配合完了信号の出力時間を設定します。

1)配合完了出力時間の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[シーケンス制御設定]を押すシーケンス制御設定画面1/3が表示されます。

2.シーケンス制御設定画面3/3で[配合完了出力時間]を押す配合完了出力時間の設定画面が表示されます。

2)配合完了信号の出力時間を設定する

1.配合完了信号の出力時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す配合完了信号の出力時間が設定され、シーケンス制御設定画面3/3が表示されます。

3)設定した値を確認する

1.配合完了信号の出力時間を確認する[配合完了出力時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

5.8. 配合モードによる計量

123

計量

5

(6)配合コード別自動累積(自動累積加算)の設定配合モードでの計量時に、荷重値を自動的に累積加算するかどうかを設定します。

1)自動累積加算の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.計量動作設定画面2/2で[配合コード別自動累積]を押す自動累積加算の設定画面が表示されます。

2)自動累積加算を設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す自動累積加算が設定され、計量動作設定画面2/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.自動累積加算の設定を確認する[配合コード別自動累積]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.8. 配合モードによる計量

124

計量

5

5.8.2. 計量の実施計量を開始すると、配合内容で設定した順に銘柄を投入し、1つの計量ホッパーに配合します。

ロードセル計量ホッパー

投入ゲート 各投入出力

排出ゲート

混合フィン

オリジナルカレー

混合出力

排出出力

1カルダモン

2コリアンダー

3グローブ

4クミン

5フェンエル

6フェヌグリーク

7ジンジャー

8とうがらし

9白コショウ

10ターメリック

1 つの計量ホッパーに配合

原料ホッパー

順番に投入

5.8. 配合モードによる計量

125

計量

5

配合モードの計量の流れをチャートで表すと、以下のようになります。

判定

安定

配合完了

排出スタート

排出完了

排出

投入スタート

大投入

中投入

小投入

計量値

配合完了出力時間

時間

正味量

総量

投入スタートは全自動配合シーケンス時は自動的に行われます。半自動配合シーケンス時は手動となります。

排出シーケンスを付けることも可能です。自動排出も可能です。

特定待ち時間

完了

過量・不足・定量

判定 判定

銘柄名

総合スタート

ゼロ

風袋引き

風袋クリア

配合名

銘柄名 1 銘柄名 2 銘柄名 3

配合名 1 配合名 2

銘柄名 4

風袋引きクリアは配合完了時に自動で行うことも可能です。

5.8. 配合モードによる計量

126

計量

5

5.8.3. 計量物の混合計量ホッパー内の混合フィンを動かして、配合した計量物を混合させることができます。配合した計量物を混合するには、配合モードの設定に加えて、以下の項目を設定する必要があります。・計量完了時の動作設定(「混合スタート」を[有効]に設定)・排出完了時の動作設定(「混合スタート」を[有効]に設定)・配合完了時の動作設定(「混合スタート」を[有効]に設定)・混合出力時間・混合完了出力時間

各項目の設定は、シーケンス制御設定画面で行います。シーケンス制御設定画面は、メニュー画面1/2から[シーケンス制御設定]を押して表示します。

POINT

・ 計量完了時の動作設定、排出完了時の動作設定については、「5.4.1.(9)計量完了時の動作設定(16)排出完了時の動作設定」を参照してください。

配合完了時の動作設定については、「5.8.1.(4)配合完了時の動作設定」を参照してください。

排出完了時の動作

配合完了時の動作

計量完了時の動作

混合出力時間

混合完了出力時間

5.8. 配合モードによる計量

127

計量

5

(1)混合出力時間の設定混合信号の出力時間を設定します。

1)混合信号の出力時間を設定する

1.混合信号の出力時間を入力する設定可能範囲:0 〜 9 999初期値:0

POINT

・ 「0」に設定すると、混合は利用できません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す混合信号の出力時間が設定され、シーケンス制御設定画面3/3が表示されます。

2)設定した値を確認する

1.混合信号の出力時間を確認する[混合出力時間]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(2)混合完了出力時間の設定混合完了信号の出力時間を設定します。

1)混合完了信号の出力時間を設定する

1.混合完了信号の出力時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 99.99初期値:0.00

POINT

・ 「0.00」に設定すると、混合は利用できません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す混合完了信号の出力時間が設定され、シーケンス制御設定画面3/3が表示されます。

5.8. 配合モードによる計量

128

計量

5

2)設定した値を確認する

1.混合完了信号の出力時間を確認する[混合完了出力時間]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(3)混合の実施銘柄の配合後、計量ホッパー内の混合フィンを動かして、配合した銘柄を混合します。

ロードセル

原料ホッパー

投入ゲート

混合フィンを制御

排出出力

計量ホッパー

混合フィン

排出ゲート

容器

1 2 3

5.8. 配合モードによる計量

129

計量

5

混合の流れをチャートで表すと、以下のようになります。

判定混合完了出力時間

安定

完了

投入スタート

大投入

中投入

小投入

計量値

時間

「配合完了時の動作」にて「混合スタート」を設定すると、配合完了時に自動的に混合できます。

総量

銘柄名 1 銘柄名 2

正味量

銘柄名 3

混合出力時間

混合

配合完了

「配合完了時の動作」にて「排出スタート」を設定すると、配合完了時に自動的に排出できます。

5.9. 四段コンパレータモードによる計量

130

計量

5

5.9. 四段コンパレータモードによる計量四段コンパレータモードでは、あらかじめ設定した条件と計量値を比較し、その結果で計量物を分類します。各条件を登録することで、計量物を最大4つまで分類できます。

5.9.1. 計量前の設定四段コンパレータモードで計量を行うには、条件をあらかじめ設定しておく必要があります。条件の設定は、計量モードを四段コンパレータモードに切り替えた後、コンパレート設定画面で行います。コンパレート設定画面は、メニュー画面1/2から[四段コンパレータ設定]を押して表示します。

POINT

・ 計量モードを「四段コンパレータモード」に設定していない場合、メニュー画面に[四段コンパレータ設定]は表示されません。計量モードの設定については、「5.2.1.計量モードの設定」を参照してください。

・ コンパレート設定画面は2つのページで構成されています。ページの切り替えかたは「3.4.画面の切り替え方法」を参照してください。

[四段コンパレータ設定]を押す

コンパレート設定画面が表示される

5.9. 四段コンパレータモードによる計量

131

計量

5

(1)比較値の設定各条件(4つまで)の比較値を設定します。

1)条件1の比較値設定画面を表示する

1.コンパレート設定画面1/2で[S1]を押す条件1の比較値設定画面が表示されます。

2)比較値を設定する

1.比較値を入力する設定可能範囲:-999 999 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す条件1の比較値が設定され、コンパレート設定画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.比較値を確認する[S1]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ 条件2 〜 4の比較値を設定する場合は、[S2]〜[S4]を押して同様の操作を繰り返します。

(2)比較対象の設定比較対象を総量にするか、正味量にするかを設定します。

1)条件1の比較対象設定画面を表示する

1.コンパレート設定画面1/2で[S1動作対象]を押す条件1の比較対象設定画面が表示されます。

5.9. 四段コンパレータモードによる計量

132

計量

5

2)比較対象を設定する

1.比較対象を選択する総量:総量を比較対象にします。正味量:正味量を比較対象にします。

2.[OK]を押す条件1の比較対象が設定され、コンパレート設定画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.比較値を確認する[S1動作対象]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ 条件2 〜 4の比較対象を設定する場合は、[S2動作対象]〜[S4動作対象]を押して同様の操作を繰り返します。

(3)比較条件の設定比較値で設定した値の「以上」とするか、「以下」とするかを設定します。

1)条件1の比較条件設定画面を表示する

1.コンパレート設定画面1/2で[S1動作条件]を押す条件1の比較条件設定画面が表示されます。

2)比較条件を設定する

1.比較条件を選択する以上:計量値が比較値以上の場合、条件に該当すると判定します。以下:計量値が比較値以下の場合、条件に該当すると判定します。

2.[OK]を押す条件1の比較条件が設定され、コンパレート設定画面1/2が表示されます。

5.9. 四段コンパレータモードによる計量

133

計量

5

3)設定した内容を確認する

1.比較条件を確認する[S1動作条件]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ 条件2 〜 4の比較条件を設定する場合は、[S2動作条件]〜[S4動作条件]を押して同様の操作を繰り返します。

(4)ゼロ付近値の設定計量値をゼロと判定する値を設定します。必要に応じて設定してください。

1)ゼロ付近値の設定画面を表示する

1.コンパレート設定画面2/2で[ゼロ付近]を押すゼロ付近値の設定画面が表示されます。

2)ゼロ付近値を設定する

1.ゼロ付近の値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すゼロ付近値が設定され、コンパレート設定画面2/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.ゼロ付近値を確認する[ゼロ付近]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

5.9. 四段コンパレータモードによる計量

134

計量

5

(5)満量値の設定計量値を一杯と判定する値を設定します。必要に応じて設定してください。

1)満量値の設定画面を表示する

1.コンパレート設定画面2/2で[満量]を押す満量値の設定画面が表示されます。

2)満量値を設定する

1.満量の値を入力する設定可能範囲:0 〜 999 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す満量値が設定され、コンパレート設定画面2/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.満量値を確認する[満量]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(6)累積値の確認/消去すでに四段コンパレータモードで計量を行ったことがある配合、これまでに実施した計量の累積値を確認できます。累積値を消去することもできます。

POINT・ 自動累積機能については、「5.11.10.自動累積機能の設定」を参照してください。

5.9. 四段コンパレータモードによる計量

135

計量

5

1)累積値を確認する

1.コンパレート設定画面2/2で[累積値]の下に表示されている累積値を確認する

POINT

・ 累積値を消去する場合は、[累積値]を押して数値入力画面を表示した後、[AC]→[OK]の順に押します。

・ 累積値を消去すると、累積回数も消去されます。

(7)累積回数の確認/消去すでに四段コンパレータモードで計量を行ったことがある配合、これまでに実施した計量の累積回数を確認できます。累積回数を消去することもできます。

POINT・ 自動累積機能については、「5.11.10.自動累積機能の設定」を参照してください。

1)累積回数を確認する

1.コンパレート設定画面2/2で[累積回数]の下に表示されている累積回数を確認する

POINT

・ 累積回数を消去する場合は、[累積回数]を押して数値入力画面を表示した後、

[AC]→[OK]の順に押します。・ 累積回数を消去すると、累積値も消去さ

れます。

5.9. 四段コンパレータモードによる計量

136

計量

5

5.9.2. 計量の実施計量を開始すると、設定した各条件(S1 〜 S4)と計量値を比較し、該当する条件のランプが点灯します。

例)計量画面の[S1]ランプが点灯・比較条件が「以上」に設定されている場合

計量物の総量または正味量が、「S1」に設定した比較値以上、「S2」に設定した比較値未満

・比較条件が「以下」に設定されている場合計量物の総量または正味量が、「S1」に設定した比較値以下

総量/正味量計量物の総量/正味量

比較値(S1) 比較値(S2)

総量/正味量計量物の総量/正味量

比較値(S1)

該当する条件のランプが点灯

5.10. 計量中の各種操作

137

計量

5

5.10. 計量中の各種操作本器では、計量中に以下の操作ができます。必要に応じて操作してください。

機能名 設定内容 記載項目ゼロセット(ゼロ点の記録) 現在の荷重値をゼロ点として記録し、荷重値表示

をゼロにします。5.10.1.

風袋引 計量画面の荷重値表示を正味量(容器を除いた荷重値)にします。

5.10.2.

標準表示/シンプル表示の切替

計量画面の標準表示/シンプル表示を切り替えます。

5.10.3.

キーロック 計量画面の各種キーをロックして、操作できないようにします。

5.10.4.

5.10.1.ゼロセット(ゼロ点の記録)現在の計量値をゼロ点として記録し、計量値の表示をゼロにします。

ゼロセットを利用するには、以下の項目を設定する必要があります。・ゼロセット動作条件・ゼロセット有効範囲

動作条件設定・有効範囲設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

(1)ゼロセット動作条件の設定ゼロセットの動作条件を設定します。

1)動作条件を設定する

1.ゼロセットの動作条件を選択する安定時:計量画面の[安定]ランプが点灯しているときのみ、ゼロセットを実施できます。常時:常にゼロセットを実施できます。初期値:常時

2.[OK]を押すゼロセットの動作条件が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

ゼロセット動作条件

ゼロセット有効範囲

5.10. 計量中の各種操作

138

計量

5

2)設定した内容を確認する

1.ゼロセットの動作条件を確認する[ゼロセット動作]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ ゼロセットの動作条件は、ゼロトラッキングの動作条件にもなります。ゼロトラッキングについては、「7.2.2.ゼロトラッキングの設定」を参照してください。

(2)ゼロセット有効範囲の設定ゼロセットの有効範囲を、ひょう量(計量部の最大荷重)に対する割合で設定します。

1)有効範囲を設定する

1.ひょう量に対する割合を入力する設定可能範囲:0 〜 30初期値:5

POINT

・ 「0」に設定すると、ゼロセットは実施できません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すゼロセットの有効範囲が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.ゼロセットの有効範囲を確認する[ゼロセット有効範囲]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

5.10. 計量中の各種操作

139

計量

5

(3)ゼロセットの実施荷重値表示が「総量」で、設定した有効範囲内のときに、計量画面の[ゼロ]キーを押すと、ゼロセットが実施されます。ゼロセットを実施すると、現在の荷重値がゼロ点として記録され、荷重値表示がゼロになります。

POINT

・ 有効範囲外で[ゼロ]キーを押すと、「Z.ERR ZERO」エラーが表示されます。エラーを解除するには、[エラー解除]キーを押してください。

・ 風袋引または固定風袋引を実施している場合は、風袋引または固定風袋引をクリアしてからゼロセットを実施してください。風袋引については「5.10.2.風袋引」、固定風袋引については「5.11.4.固定風袋引の設定」を参照してください。

5.10.2.風袋引計量画面の荷重値表示を正味量(容器を除いた荷重値)にします。

風袋引を利用するには、以下の項目を設定する必要があります。・風袋引動作条件・風袋引動作範囲

動作条件設定・動作範囲設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

(1)風袋引動作条件の設定風袋引の動作条件を設定します。

1)動作条件を設定する

1.風袋引の動作条件を選択する安定時:計量画面の[安定]ランプが点灯しているときのみ、風袋引を実施できます。常時:常に風袋引を実施できます。初期値:常時

2.[OK]を押す風袋引の動作条件が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

風袋引動作範囲

風袋引動作条件

5.10. 計量中の各種操作

140

計量

5

2)設定した内容を確認する

1.風袋引の動作条件を確認する[風袋引動作条件]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)風袋引動作範囲の設定風袋引の動作範囲を設定します。

1)動作範囲を設定する

1.風袋引の動作範囲を選択する0<総量≦ひょう量:総量が0より大きく、ひょう量以下のときに、風袋引を実施できます。総量≦|ひょう量|:総量が-ひょう量からひょう量の範囲内のときに、風袋引を実施できます。初期値:総量≦|ひょう量|

2.[OK]を押す風袋引の動作範囲が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.風袋引の動作範囲を確認する[風袋引動作範囲]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(3)風袋引の実施荷重値表示が設定した動作範囲内のときに、計量画面の[風袋引]キーを押すと、風袋引が実施されます。風袋引を実施すると、[風袋引]ランプが点灯して正味量表示になり、荷重値表示がゼロになります。

POINT

・ 風袋引をクリアするには、総量がゼロの時に[風袋引]キーを押します。[風袋引]ランプが消灯して総量表示になります。

・ 動作範囲外で[風袋引]キーを押すと、「Z.ERR A/Z」エラーが表示されます。エラーを解除するには、[エラー解除]キーを押してください。

5.10. 計量中の各種操作

141

計量

5

5.10.3.標準表示/シンプル表示の切替計量画面を標準表示/シンプル表示に切り替えることができます。シンプル表示では、計量画面下部の銘柄情報、状態表示、各キーが表示されません。

(1)計量画面の表示設定計量画面をシンプル表示に切り替えられるようにするかどうかを設定します。

1)計量画面の表示設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.基本機能設定画面4/4で[計量画面表示切替]を押す計量画面表示切替画面が表示されます。

2)計量画面の表示を設定する

1.計量画面の表示を選択する標準:シンプル表示への切り替えはできません。標準/シンプル:標準表示とシンプル表示の切り替えができます。初期値:標準

2.[OK]を押す計量画面の表示が設定され、基本機能設定画面4/4が表示されます。

表示されない

5.10. 計量中の各種操作

142

計量

5

3)設定した内容を確認する

1.計量画面の表示設定を確認する[計量画面表示切替]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)切替方法計量画面の荷重値表示を約3 秒押すたびに、標準表示とシンプル表示が切り替わります。

POINT

・ キーロックが設定されている場合に計量画面の表示を切り替える場合は、キーロックを一時的に解除します。キーロックについては、「5.10.4.キーロック」を参照してください。

5.10.4.キーロック計量画面の各種キーをロックして、操作できないようにします。ロックできるキーは、以下のとおりです。・[ゼロ]キー・[総量/正味量]キー・[風袋引]キー・銘柄設定キー([定量]キー、[定量前1]キー、[定量前2]キー、[過量]キー、[不足]キー、[落差]キー)・[F]キー・[メニュー]キー・[校正]キー

(1)キーロックの設定キーごとにロックします。

1)入出力設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[入出力設定]を押す入出力設定画面1/6が表示されます。

約3 秒押す約3 秒押す

5.10. 計量中の各種操作

143

計量

5

2)キーロックを設定する

1.入出力設定画面6/6で、対象のキーを押すキーロック画面が表示されます。

2.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

3.[OK]を押すキーロックが設定され、入出力設定画面6/6が表示されます。

POINT

・ 他のキーのロックを設定する場合は、1. 〜 3.操作を繰り返します。

3)設定した内容を確認する

1.キーロックの設定を確認する各キーの下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ ロックしているキーを押すと、「ピッ、ピッ」とブザー音が鳴り、操作が無効になります。

(2)キーロックの一時解除計量画面の赤枠部分を3 秒以上押すと、認識ブザーが鳴り、キーロックが3 秒間解除されます。解除中はキーの操作が有効になります。

3 秒以上押す

5.11. 計量に関する設定

144

計量

5

5.11. 計量に関する設定計量物の種類や計量システムに合わせて、必要な機能を設定してください。●基本設定以下の設定は、すべての計量モードに影響します。計量を行う前に必ず設定してください。

機能名 設定内容 記載項目比較信号の動作設定 銘柄設定の設定値と計量値を比較するタイミング

を設定します。5.11.1.

ゼロ付近の比較動作設定 銘柄設定の「ゼロ付近」設定値と比較する対象を設定します。

5.11.2.

満量の比較動作 銘柄設定の「満量」設定値と比較する対象を設定します。

5.11.3.

安定検出の設定 安定状態と判定する条件を設定します。 5.11.5.

●任意の設定以下の設定は、必要に応じて設定してください。

機能名 設定内容 記載項目固定風袋引の設定 総量から銘柄設定の「固定風袋」設定値を差し引い

て表示するかどうかを設定します。5.11.4.

電源投入時のゼロ動作設定 本器の電源投入時に荷重値をゼロ表示するかどうかを設定します。

5.11.6.

電源投入時の風袋引設定 本器の電源投入時に風袋引を行うかどうかを設定します。

5.11.7.

ホールド設定 荷重値や計量状態の表示を維持する条件と対象を設定します。

5.11.8.

正味量符号の反転設定 正味量の正負の符号を反転して表示するかどうかを設定します。

5.11.9.

荷重値の累積加算設定 計量を行うたびに荷重値を加算するかどうかを設定します。

5.11.10.

計量法対応の一括設定 本器の各種機能を計量法に対応した設定値に一括変更します。

5.11.11.

自動印字の設定 本器に接続したプリンターで自動的に印字するかどうかを設定します。

5.11.12.

5.11.1.比較信号の動作設定銘柄設定の設定値と計量値を比較するタイミングを設定します。

1)比較信号の動作設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

5.11. 計量に関する設定

145

計量

5

2.[比較信号動作]を押す比較信号動作の設定画面が表示されます。

2)比較動作条件を設定する

1.比較動作条件を選択する常時:銘柄設定の設定値と計量値を常に比較します。安定時:計量値が安定した状態になった時点で、銘柄設定の設定値と計量値を比較します。計量完了同期:計量完了信号が出力された時点で、銘柄設定の設定値と計量値を比較します。計量完了同期HOLD:計量完了信号が出力された時点で銘柄設定の設定値と計量値を比較し、判定結果を維持します。計量完了信号が解除されると、判定結果の維持も解除されます。初期値:計量完了同期

2.[OK]を押す比較動作条件が設定され、計量動作設定画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.比較信号の動作条件を確認する[比較信号動作]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11.2.ゼロ付近の比較対象設定銘柄設定のゼロ付近値と比較する対象を設定します。

1)ゼロ付近の比較対象設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.[ゼロ付近比較動作]を押すゼロ付近比較動作の設定画面が表示されます。

5.11. 計量に関する設定

146

計量

5

2)比較対象を設定する

1.比較対象を選択する総量:銘柄設定のゼロ付近値と総量を比較します。総量≦ゼロ付近値になると、[零付近]ランプが点灯します。正味量:銘柄設定のゼロ付近値と正味量を比較します。正味量≦ゼロ付近値になると、[零付近]ランプが点灯します。比較信号OFF:銘柄設定のゼロ付近値とは比較しません。|総量|:銘柄設定のゼロ付近値と総量を比較します。|総量|≦ゼロ付近値になると、[零付近]ランプが点灯します。|正味量|:銘柄設定のゼロ付近値と正味量を比較します。|正味量|≦ゼロ付近値になると、[零付近]ランプが点灯します。初期値:総量

2.[OK]を押す比較対象が設定され、計量動作設定画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.ゼロ付近値の比較対象を確認する[ゼロ付近比較動作]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11.3.満量の比較対象設定銘柄設定の満量値と比較する対象を設定します。

1)満量の比較対象設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.[満量比較動作]を押す満量比較動作の設定画面が表示されます。

5.11. 計量に関する設定

147

計量

5

2)比較対象を設定する

1.比較対象を選択する総量:銘柄設定の満量値と総量を比較します。総量≧満量値になると、[満量]ランプが点灯します。正味量:銘柄設定の満量値と正味量を比較します。正味量≧満量値になると、[満量]ランプが点灯します。比較OFF:銘柄設定の満量値とは比較しません。|総量|:銘柄設定の満量値と総量を比較します。|総量|≧満量値になると、[満量]ランプが点灯します。|正味量|:銘柄設定の満量値と正味量を比較します。|正味量|≧満量値になると、[満量]ランプが点灯します。初期値:総量

2.[OK]を押す比較対象が設定され、計量動作設定画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.満量値の比較対象を確認する[満量比較動作]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11.4.固定風袋引の設定実際の計量値から銘柄設定の「固定風袋引」値を引いた値が、総荷重値として表示されるように設定します。

固定風袋引を利用するには、以下の項目を設定する必要があります。・固定風袋引動作・固定風袋引0読出動作(呼出前風袋値の使用)・銘柄設定の固定風袋値

固定風袋引動作設定・呼出前風袋値の使用設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

5.11. 計量に関する設定

148

計量

5

銘柄設定の固定風袋引値は、銘柄設定画面で行います。銘柄設定画面は、メニュー画面1/2から[銘柄設定]を押して表示します。銘柄設定の詳細については、「5.2.3.銘柄の設定」を参照してください。

(1)固定風袋引動作の設定固定風袋引を行うかどうかを設定します。

1)固定風袋引の動作を設定する

1.固定風袋引の動作を選択する有効:計量時に固定風袋引が実施されます。無効:計量時に固定風袋引は実施されません。正味量オフセット動作:正味量オフセット値を設定します。総量から正味量オフセット値を引いた値が総荷重値として表示されます。初期値:有効

POINT

・ すでに風袋引を実施している場合、正味量オフセットは実施されません。正味量オフセットより風袋引が優先されます。

2.[OK]を押す固定風袋引の動作が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

固定風袋引動作

固定風袋値

呼出前風袋値の使⽤

5.11. 計量に関する設定

149

計量

5

2)設定した内容を確認する

1.固定風袋引の動作を確認する[固定風袋引動作]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)固定風袋引0読出動作の設定(呼出前風袋値の使用)固定風袋引動作を「有効」に設定している場合に、「固定風袋値」値を設定している銘柄から「固定風袋値」値を設定していない銘柄へ切り替えたとき、切り替え前の固定風袋引値を使用するかクリアするかを設定します。

1)呼出前風袋値使用を設定する

1.呼出前風袋値使用の動作を選択する呼出前風袋値を使⽤:銘柄を切り替える前の固定風袋引値を使用します。風袋引クリア:銘柄を切り替える前の固定風袋引値をクリアします。初期値:風袋引クリア

2.[OK]を押す呼出前風袋値使用が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.呼出前風袋値使用の設定を確認する[固定風袋引0読出動作]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ 固定風袋引を実施した状態で風袋引を実施すると、固定風袋引をキャンセルして、風袋引を実施します。風袋引と固定風袋引は併用できません。

・ 総量表示状態でゼロセットを実施すると、風袋引はクリアされます。ただし、固定風袋引動作を「正味量オフセット動作」に設定している場合、正味量オフセット値はクリアされません。

5.11. 計量に関する設定

150

計量

5

5.11.5.安定検出の設定計量値が安定していると判定する条件を設定します。計量値が安定すると、計量画面の[安定]ランプが点灯します。また、ホストコンピューターや外部制御入出力などの外部機器で計量値の安定を確認することもできます。

安定検出を実施するには、以下の項目を設定する必要があります。・安定検出幅係数・安定検出時間・安定検出の動作条件

安定検出幅係数の設定・安定検出時間の設定・安定検出の動作条件の設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

(1)安定検出幅係数の設定計量値が安定しているかどうかの検出を開始するデータ幅の係数を設定します。計量値の変化幅が設定したデータ幅の係数×目量の範囲内になると、計量値が安定しているかどうかの検出を開始します。たとえば、検出幅係数が「4.0」、目量が「2」の場合、安定検出のデータ幅は「8.0」となり、計量値の変化幅が「8.0」内になると、安定検出が開始されます。

安定検出時間

安定検出幅係数

安定検出の動作条件

5.11. 計量に関する設定

151

計量

5

1)安定検出幅係数を設定する

1.安定検出幅係数を入力する単位:D設定可能範囲:0.0 〜 99.9初期値:2.0

POINT

・ 「0.0」に設定すると、安定検出は実施されません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す安定検出幅係数が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.検出幅係数の値を確認する[安定検出幅係数]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(2)安定検出時間の設定計量値が安定していると判定する時間を設定します。計量値の変化幅が安定検出データ幅(検出幅係数×目量)の範囲内になってから、設定した検出時間が経過すると、計量値が安定したと判定されます。

1)安定検出時間を設定する

1.安定検出時間を入力する単位:0.1 秒設定可能範囲:0.0 〜 9.9初期値:1.0

POINT

・ 「0.0」に設定すると、安定検出は実施されません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す安定検出時間が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

5.11. 計量に関する設定

152

計量

5

2)設定した内容を確認する

1.安定検出時間の値を確認する[安定検出時間]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(3)安定検出の動作条件の設定安定検出の動作条件を設定します。

1)安定検出の動作条件を設定する

1.安定検出の動作条件を選択する常時検出:常に安定検出を実施します。計量画面時のみ検出:計量画面が表示されている場合のみ、安定検出を実施します。初期値:常時検出

POINT

・ JIS規格に適合させる場合は、「計量画面時のみ検出」を選択してください。

・ 計量法対応一括設定を[有効]に設定しても、JIS規格に適合させることができます。詳細については、「5.11.11.計量法対応の一括設定」を参照してください。

2.[OK]を押す安定検出の動作条件が設定され、基本機能設定画面4/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.安定検出の動作条件を確認する[安定検出の動作条件]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11.6.電源投入時のゼロ設定本器の電源をONにしたときに、計量画面の総荷重値にゼロが表示されるように設定します。また、本器の電源をONにしたときに、ゼロセットまたはゼロトラッキングの補正値をクリアするように設定します。

電源投入時のゼロ表示や補正値クリアを実施するには、以下の項目を設定する必要があります。・パワーオンゼロ(電源投入時のゼロ表示)・パワーオンゼロクリア(電源投入時の補正値クリア)

5.11. 計量に関する設定

153

計量

5

電源投入時のゼロ表示・電源投入時の補正値クリアの設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

(1)パワーオンゼロの設定本器の電源をONにしたとき、安定状態で、かつ計量値がひょう量の±10 %以内の場合に、計量画面の荷重値表示をゼロにするかどうかを設定します。

1)電源投入時のゼロ表示を設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す電源投入時のゼロ表示が設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.電源投入時のゼロ表示設定を確認する[パワーオンゼロ]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ 電源投入時のゼロ表示が実施されると、風袋引・固定風袋引・ゼロセット・ゼロトラッキングの各データはクリアされます。

・ 電源投入時のゼロ表示が「有効」でも、以下の場合は荷重値表示がゼロになりません。

  安定状態でない場合:[-888 888]と表示されます。  計量値がひょう量の±10 %を超えている場合:[- --- ---]と表示されます。

電源投入時のゼロ表示

電源投入時の補正値クリア

5.11. 計量に関する設定

154

計量

5

(2)パワーオンゼロクリアの設定本器の電源をONにしたときに、ゼロセットまたはゼロトラッキングで実施した補正値をクリアし、補正前の計量値に戻すかどうかを設定します。

1)電源投入時の補正値クリアを設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す電源投入時の補正値クリアが設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.電源投入時の補正値クリア設定を確認する[パワーオンゼロクリア]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11.7.電源投入時の風袋引設定本器の電源をONにしたときに、風袋引を実施したり、風袋引値をクリアしたりするように設定します。

電源投入時の風袋引や風袋引値クリアを実施するには、以下の項目を設定する必要があります。・パワーオン風袋引(電源投入時の風袋引)・パワーオン風袋引クリア(電源投入時の風袋引値クリア)

電源投入時の風袋引・電源投入時の風袋引値クリアの設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

電源投入時の風袋引

電源投入時の風袋引値クリア

5.11. 計量に関する設定

155

計量

5

(1)パワーオン風袋引の設定本器の電源をONにしたとき、風袋引を実施するかどうかを設定します。

1)電源投入時の風袋引を設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す電源投入時の風袋引が設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.電源投入時の風袋引設定を確認する[パワーオン風袋引]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)パワーオン風袋引クリアの設定本器の電源をONにしたときに、風袋引値をクリアするかどうかを設定します。

1)電源投入時の風袋引値クリアを設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す電源投入時の風袋引値クリアが設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.電源投入時の風袋引値クリア設定を確認する[パワーオン風袋引クリア]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11. 計量に関する設定

156

計量

5

5.11.8.ホールド設定荷重値の表示、銘柄設定の設定値と計量値の比較結果、外部機器からの出力データをホールド(維持)するように設定します。

荷重値の表示、比較結果、出力データをホールドするには、以下の項目を設定する必要があります。・ホールド動作・荷重値表示ホールド・比較結果ホールド・S-I/Fホールド・CC-Linkホールド

ホールドの各種設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

ホールド動作条件

S-I/F ホールド

荷重値表示ホールド

比較結果ホールド

CC-Link ホールド

5.11. 計量に関する設定

157

計量

5

(1)ホールド動作の設定荷重値の表示、銘柄設定の設定値と計量値の比較結果、外部機器からの出力データをホールドする条件を設定します。

1)ホールドの動作条件を設定する

1.ホールドの動作条件を選択するホールド信号同期:ホールド信号が入力されたときにホールドします。計量完了出力同期:計量が完了したときにホールドします。配合完了出力同期:配合が完了したときにホールドします。初期値:ホールド信号同期

2.[OK]を押すホールドの動作条件が設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.ホールドの動作条件を確認する[ホールド動作]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)荷重値表示ホールドの設定動作条件を満たしたときに、計量画面の荷重値表示をホールドするかどうかを設定します。

1)荷重値表示のホールドを設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す荷重値表示のホールドが設定され、基本機能設定画面4/4が表示されます。

5.11. 計量に関する設定

158

計量

5

2)設定した内容を確認する

1.荷重値表示のホールド設定を確認する[荷重表示値ホールド]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ 荷重表示値のホールド中でも、過負荷状態(オーバーロード)になった場合は「OL」、A/D変換器入力がオーバーした場合は「OVF」が表示されます。

(3)比較結果ホールドの設定動作条件を満たしたときに、銘柄設定の設定値と計量値の比較結果をホールドするかどうかを設定します。比較結果のホールド対象は、以下のとおりです。・単純比較モード、シーケンシャルモードの場合

大投入、中投入、小投入、過量、正量、不足、満量、ゼロ付近・四段コンパレータモードの場合

S1、S2、S3、S4、満量、ゼロ付近

1)比較結果のホールドを設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す比較結果のホールドが設定され、基本機能設定画面4/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.比較結果のホールド設定を確認する[比較結果ホールド]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ 比較結果がホールドされると、以下の項目もホールドされます。計量の状態表示 I/O出 力、 標 準RS-485、RS-232C、RS-422/485、CC-Liink、PROFIBUSの状態データ

5.11. 計量に関する設定

159

計量

5

(4)S-I/Fホールドの設定動作条件を満たしたときに、S-I/F(2線式シリアルインターフェイス)の出力データをホールドするかどうかを設定します。出力データのホールド対象は、以下のとおりです。

総量値、正味量値、風袋引値、総量状態、正味量状態、風袋引状態、安定状態、センターゼロ状態、固定風袋引状態

1)S-I/Fの出力データのホールドを設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押すS-I/Fの出力データのホールドが設定され、基本機能設定画面4/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.S-I/Fの出力データのホールド設定を確認する[S-I/Fホールド]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ S-I/Fの出力データのホールド中に、過負荷状態(オーバーロード)またはA/D変換器入力オーバーが発生しても、ホールドされたままとなり、画面に「OL」または「OVF」は表示されません。過負荷状態(オーバーロード)またはA/D変換器入力オーバーは、「OVR」信号で検知してください。

(5)CC-Linkホールドの設定動作条件を満たしたときに、CC-Linkの出力データをホールドするかどうかを設定します。出力データのホールド対象は、以下のとおりです。・CC-Link占有局数が「4局」に設定されている場合

総量値、正味量値・CC-Link占有局数が「2局」または「1局」に設定されている場合

指示値(正味量/総量)

1)CC-Linkの出力データのホールドを設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押すCC-Linkの出力データのホールドが設定され、基本機能設定画面4/4が表示されます。

5.11. 計量に関する設定

160

計量

5

2)設定した内容を確認する

1.CC-Linkの出力データのホールド設定を確認する[CC-Linkホールド]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ CC-Linkの出力データのホールド中に、過負荷状態(オーバーロード)またはA/D変換器入力オーバーが発生しても、ホールドされたままとなり、画面に「OL」または「OVF」は表示されません。過負荷状態(オーバーロード)またはA/D変換器入力オーバーは、「重量異常」信号で検知してください。

5.11.9.正味量符号の反転設定本器の計量画面や外部機器に表示される正味量の符号を「+」→「-」または「-」→「+」に反転します。単純比較排出モードやシーケンシャル排出モードで計量するとき、「-」の数値で表示される正味量を「+」の数値で表示したい場合などに設定します。

1)正味量符号の反転設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.基本機能設定画面4/4で[正味量符号反転]を押す正味量符号反転画面が表示されます。

2)正味量符号の反転を設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す正味量符号の反転が設定され、基本機能設定画面4/4が表示されます。

5.11. 計量に関する設定

161

計量

5

3)設定した内容を確認する

1.正味量符号の反転設定を確認する[正味量符号反転]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11.10.荷重値の累積加算設定計量を行うたびに荷重値が加算されるように設定します。累積加算には、以下の2つがあります。・銘柄累積

銘柄設定で設定されている銘柄ごとに累積加算されます。・配合累積

配合モードで設定されている配合設定ごとに累積加算されます。

荷重値の累積加算を行うには、以下の項目を設定する必要があります。・自動累積機能(自動累積加算の動作)・自動累積条件(自動累積加算の条件)

自動累積加算の動作・自動累積加算の条件は、計量動作設定画面で行います。計量動作設定画面は、メニュー画面から[計量動作設定]を押して表示します。

自動累積加算の動作

自動累積加算の条件

5.11. 計量に関する設定

162

計量

5

(1)自動累積機能の動作設定荷重値を自動的に累積加算するかどうかを設定します。

1)自動累積加算の動作を設定する

1.自動累積加算の動作を選択するOFF:荷重値の累積加算は行いません。完了信号同期:計量が完了したときに荷重値を累積加算します。安定自動累積:計量画面の[安定]ランプが点灯したときに荷重値を累積加算します。初期値:OFF

2.[OK]を押す自動累積加算の動作が設定され、計量動作設定画面2/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.自動累積加算の動作を確認する[自動累積機能]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)自動累積条件の設定荷重値を自動的に累積加算する条件を設定します。

1)自動累積加算の条件を設定する

1.自動累積加算の条件を選択する正量動作:計量画面の[正量]ランプが点灯しているときのみ、荷重値を累積加算します。無条件:制限なしで荷重値を累積加算します。初期値:無条件

2.[OK]を押す自動累積加算の条件が設定され、計量動作設定画面2/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.自動累積加算の条件を確認する[自動累積条件]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11. 計量に関する設定

163

計量

5

POINT

・ 配合設定の累積加算を行うには、さらに「配合コード別自動累積」を設定する必要があります。詳細については、「5.8.1.(6)自動累積の設定」を参照してください。

・ 累積値の確認およびクリアは、銘柄設定画面および配合設定画面で行うことができます。詳細については、「5.2.3.銘柄の設定」、「5.8.1.(2)配合内容の設定」を参照してください。

5.11.11.計量法対応の一括設定以下の各種機能を計量法に対応した設定値に一括変更できます。

機能 設定値 備考ADサンプリング回数 200 回/秒 計量法対応一括設定を[有効]にする前の

設定値が[200 回/秒]以下の場合、設定値が保持されます。

アナログフィルター 4 Hz 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[4 Hz]以下の場合、設定値が保持されます。

デジタルフィルター 16 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[16]以上の場合、設定値が保持されます。

安定化フィルター 40 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[40]以上の場合、設定値が保持されます。

安定化フィルター時間幅 0.5 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[0.5]以下の場合、設定値が保持されます。

安定化フィルターデータ幅係数

2.0 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[2.0]以上の場合、設定値が保持されます。

安定検出時間 1.0 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[1.0]以上の場合、設定値が保持されます。

安定検出幅係数 2.0 計量法対応一括設定を[有効]にする前の設定値が[2.0]以下の場合、設定値が保持されます。

ゼロセット有効範囲 2 % -ゼロトラッキング幅係数 0.0 -ゼロトラッキング時間 0.0 -風袋引動作条件 安定時 -風袋引動作範囲 0<総量≦ひょう量 -印字指令 安定時 -安定検出の動作条件 計量画面時のみ検出 -OL表示条件 -20 D 〜 9 D -正味量符号反転 無効 -

5.11. 計量に関する設定

164

計量

5

1)計量法対応の一括設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.基本機能設定画面4/4で[計量法対応一括設定]を押す計量法対応一括設定画面が表示されます。

2)計量法対応を一括設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す各種機能が計量法に対応した設定値に一括設定され、基本機能設定画面4/4が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.計量法対応の一括設定を確認する[計量法対応一括設定]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11.12.自動印字の設定計量画面の[零付近]ランプが消灯し、[安定]ランプが点灯したときに、本器に接続したプリンターで自動的に印字するかどうかを設定します。

1)自動印字の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[計量動作設定]を押す計量動作設定画面1/2が表示されます。

2.計量動作設定画面2/2で[自動印字機能]を押す自動印字機能画面が表示されます。

5.11. 計量に関する設定

165

計量

5

2)自動印字を設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す自動印字が設定され、計量動作設定画面2/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.自動印字の設定を確認する[自動印字機能]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

5.11. 計量に関する設定

166

計量

5

167

グラフ表示

6

6.1. グラフの見かた ………………………………… 168

6.2. グラフの表示 …………………………………… 172

6.3. グラフ表示に関する設定 ……………………… 174

6 グラフ表示計量値のグラフ表示について説明しています。

6.1. グラフの見かた

168

グラフ表示

6

6.1. グラフの見かた本器はグラフ表示で計量を行うことができます。計量値の変化がグラフで表示されるので、計量状況や動作異常がひと目でわかります。また、グラフ表示による計量後、カーソルを表示して、指定した経過時間の計量値を確認できます。

POINT・ グラフの表示方法については、「6.2.グラフの表示」を参照してください。

6.1.1. 計量値の推移を確認する(カーソルOFF)経過時間を指定しない場合のグラフ表示は、以下のとおりです。

①総量/正味量表示グラフで表示している計量値が総量の場合は[総量]、正味量の場合は[正味量]と表示されます。表示の切り替えは、⑩[総量/正味量]キーで行います。

②[BACK]キーグラフを表示する前の画面に戻ります。

③[TOP]キー計量画面に戻ります。

④[Y1]キーグラフに表示する計量値の上限値を設定します。設定した上限値はキーの下に黄色で表示されます。

⑨⑤

②①

⑦⑥ ⑩

6.1. グラフの見かた

169

グラフ表示

6

⑤計量状態の表示計量状態に応じて、該当するランプが点灯します。

⑥[Y0]キーグラフに表示する計量値の下限値を設定します。設定した下限値はキーの下に黄色で表示されます。

⑦[カーソルON]キーカーソル表示をONにします。

POINT

・ カーソルを表示できるのは、計量が完了した後です。・カーソルをONにしたときの表示については、「6.1.2.特定の経過時間の計量値を

確認する(カーソルON)」を参照してください。

⑧[総量/正味量]キーグラフの総量表示、正味量表示を切り替えます。[総量]を押すと総量表示、[正味量]を押すと正味量表示に切り替わります。

⑨[T]キーグラフに表示する計量時間を設定します。設定した計量時間はキーの下に黄色で表示されます。

⑩[スタート/ストップ]キー計量を開始/停止します。

POINT・ カーソルが表示されている場合、[スタート/ストップ]キーは表示されません。

6.1. グラフの見かた

170

グラフ表示

6

6.1.2. 特定の経過時間の計量値を確認する(カーソルON)計量後にカーソルをONにすると、指定した経過時間の計量値を確認できます。カーソルON時のグラフ表示は、以下のとおりです。

POINT

・ カーソル以外の項目については、「6.1.1. 計量値の推移を確認する(カーソルOFF)」を参照してください。

①カーソル部の計量値表示カーソル位置の計量値が表示されます。⊿tカーソル(黄緑)がOFFの場合は、t1カーソル

(赤)位置の計量値が表示されます。⊿tカーソル(黄緑)がONの場合は、⊿tカーソル(黄緑)位置の計量値が表示されます。

②t1時間表示計量開始時からt1カーソル位置までの時間が表示されます。

③⊿t時間表示t1カーソル位置から⊿tカーソル位置までの時間が表示されます。

④t1カーソルt1カーソルが赤色で表示されます。

⑤[カーソルOFF]キーカーソル表示をOFFにします。

⑦⑥

②①

6.1. グラフの見かた

171

グラフ表示

6

⑥[←][→]キーカーソルを移動させます。⊿tカーソル(黄緑)がOFFの場合はt1カーソル(赤)、⊿tカーソル(黄緑)がONの場合は⊿tカーソル(黄緑)が移動対象になります。

POINT・ キーを押し続けると、カーソルが高速移動します。

⑦[⊿t]キー⊿tカーソル(黄緑)表示のON/OFFを切り替えます。⊿tカーソル(黄緑)がONの場合は⊿tカーソル(黄緑)が、⊿tカーソル(黄緑)がOFFの場合はt1カーソル(赤)が移動や計量値表示の対象になります。

6.2. グラフの表示

172

グラフ表示

6

6.2. グラフの表示画面をグラフ表示に切り替え、グラフの縦軸(計量値)と横軸(計量時間)の表示範囲を設定します。

1)グラフを表示する

1.メニュー画面1/2で[グラフ表示]を押すグラフ画面が表示されます。

2)計量値の下限値を設定する

1.[Y0]を押す下限値設定画面が表示されます。

2.計量値の下限値を入力する設定可能範囲:-999 999 〜 999 998

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す計量値の下限値が設定され、グラフ画面が表示されます。

POINT

・ 設定した下限値が[Y1]キーで設定した上限値以上の場合は、上限値から「1」を引いた数値が下限値として設定されます。

3)計量値の上限値を設定する

1.[Y1]を押す上限値設定画面が表示されます。

6.2. グラフの表示

173

グラフ表示

6

2.計量値の上限値を入力する設定可能範囲:-999 998 〜 999 999

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す計量値の上限値が設定され、グラフ画面が表示されます。

POINT

・ 設定した上限値が[Y0]キーで設定した下限値以下の場合は、下限値に「1」を足した数値が上限値として設定されます。

4)計量時間を設定する

1.[T]を押す時間設定画面が表示されます。

2.計量時間を入力する設定可能範囲:0.1 〜 99.9

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

3.[OK]を押す計量時間が設定され、グラフ画面が表示されます。

6.3. グラフ表示に関する設定

174

グラフ表示

6

6.3. グラフ表示に関する設定必要に応じて、グラフ表示に関する機能を設定してください。

機能名 設定内容 記載項目描画条件の設定 グラフの描画を開始する条件を設定します。 6.3.1.トリガレベルの設定 グラフの描画を開始/停止するレベル(基準値)を設

定します。6.3.2.

6.3.1. 描画条件の設定グラフの描画を開始する条件を設定します。

1)描画条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.基本機能設定画面3/4で[グラフトリガ設定]を押すグラフトリガ設定画面が表示されます。

2)グラフの描画条件を設定する

1.描画条件を選択するシングル:[スタート]キーを押すとグラフの描画を開始し、[T]キーで設定した時間まで1 回描画します。スタート+レベル↑:[スタート]キーを押すとレベルの検出を開始します。計量値が設定したレベルを超えるとグラフの描画を開始し、[T]キーで設定した時間まで1 回描画します。スタート+レベル↑↓:[スタート]キーを押すとレベルの検出を開始します。計量値が設定したトリガレベルを通過する(上回るまたは下回る)とグラフの描画を開始し、[T]キーで設定した時間まで1 回描画します。レベル↑:計量値が設定したトリガレベルを超えるとグラフの描画を開始し、[T]キーで設定した時間まで1 回描画します。

6.3. グラフ表示に関する設定

175

グラフ表示

6

レベル↑↓:計量値が設定したトリガレベルを通過する(上回るまたは下回る)とグラフの描画を開始し、[T]キーで設定した時間まで1 回描画します。投入スタート連動:外部機器から「投入スタート連動」信号が入力されるとグラフの描画を開始し、

[T]キーで設定した時間まで1 回描画します。配合スタート連動:外部機器から「配合スタート連動」信号が入力されるとグラフの描画を開始し、

[T]キーで設定した時間まで1 回描画します。初期値:シングル

POINT

・ トリガレベルの設定については、「6.3.2. トリガレベルの設定」を参照してください。

2.[OK]を押すグラフの描画条件が設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.描画条件の設定を確認する[グラフトリガ設定]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

6.3.2. トリガレベルの設定グラフの描画を開始/停止するレベル(基準値)を設定します。

1)トリガレベルの設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.基本機能設定画面3/4で[グラフトリガレベル]を押すグラフトリガレベル画面が表示されます。

6.3. グラフ表示に関する設定

176

グラフ表示

6

2)トリガレベルを設定する

1.トリガレベルを入力する設定可能範囲:-999 999 〜 999 999初期値:0

2.[OK]を押すトリガレベルが設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.トリガレベルの設定を確認する[グラフトリガレベル]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

177

各種設定

7

7.1. 画面表示に関する設定 ………………………… 178

7.2. 補正に関する設定 ……………………………… 183

7.3. ノイズ抑制に関する設定(フィルター) ……… 187

7.4. ファンクションキーに関する設定 …………… 192

7.5. 設定の初期化 …………………………………… 195

7 各種設定本器の各種機能の設定について説明しています。

7.1. 画面表示に関する設定

178

各種設定

7

7.1. 画面表示に関する設定必要に応じて、画面表示に関する機能を設定してください。

機能名 設定内容 記載項目表示回数の設定 荷重値表示を1 秒間に何回更新するかを設定しま

す。7.1.1.

小数点位置の設定 荷重値表示の小数点の位置を設定します。 7.1.2.OL表示条件の設定 画面に「OL」(過負荷状態)および「-OL」(不安定状態)

を表示する条件を設定します。7.1.3.

単位の設定 荷重値表示の単位を設定します。 7.1.4.バックライトOFF時間の設定

本器を操作していないときに、ディスプレイのバックライトを消灯するまでの時間を設定します。

7.1.5.

7.1.1. 表示回数の設定荷重値表示を1 秒間に何回更新するかを設定します。

1)表示回数の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.[表示回数]を押す表示回数の設定画面が表示されます。

2)表示回数を設定する

1.表示回数を選択する4 回/秒:荷重値表示を1 秒間に4 回更新します。20 回/秒:荷重値表示を1 秒間に20 回更新します。初期値:4 回/秒

2.[OK]を押す表示回数が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

7.1. 画面表示に関する設定

179

各種設定

7

3)設定した内容を確認する

1.表示回数を確認する[表示回数]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

7.1.2. 小数点位置の設定荷重値表示の小数点の位置を設定します。

1)小数点位置の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[校正]を押す校正画面1/2が表示されます。

2.[小数点位置]を押す小数点位置の設定画面が表示されます。

2)小数点位置を設定する

1.小数点位置を選択する選択項目:0、0.0、0.00、0.000、0.000 0初期値:0

2.[OK]を押す小数点位置が設定され、校正画面1/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.小数点位置を確認する[小数点位置]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

7.1. 画面表示に関する設定

180

各種設定

7

7.1.3. OL表示条件の設定画面に「OL」(過負荷状態)および「-OL」(不安定状態)を表示する条件を設定します。

1)OL表示条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[校正]を押す校正画面1/2が表示されます。

2.校正画面2/2で[OL表示条件]を押すOL表示条件の設定画面が表示されます。

2)OL表示条件を設定する

1.OLの表示条件を選択する±9 D:計量値が「ひょう量+9目量」の値を超えると、「OL」が表示されます。計量値が「-ひょう量-9目量」の値より少ないと、「-OL」が表示されます。±110 %:計量値が「ひょう量×110 %」の値を超えると、「OL」が表示されます。計量値が「-ひょう量×110 %」の値より少ないと、「-OL」が表示されます。-20 D ~ +9 D:計量値が「ひょう量+9目量」の値を超えると、「OL」が表示されます。計量値が

「-20目量」の値より少ないと、「-OL」が表示されます。初期値:+9 D

2.[OK]を押すOLの表示条件が設定され、校正画面2/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.OLの表示条件を確認する[OL表示条件]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

7.1. 画面表示に関する設定

181

各種設定

7

7.1.4. 単位の設定荷重値表示の単位を設定します。

1)単位の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[校正]を押す校正画面1/2が表示されます。

2.校正画面2/2で[単位]を押す単位の設定画面が表示されます。

2)単位を設定する

1.単位を選択する選択項目:なし、g、kg、t、lb、N、kN初期値:なし

2.[OK]を押す単位が設定され、校正画面2/2が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.単位を確認する[単位]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

7.1.5. バックライトOFF時間の設定本器を操作していないときに、ディスプレイのバックライトを消灯するまでの時間を設定します。

1)バックライトOFF時間の設定画面を表示する

1.メニュー画面2/2で[システム設定]を押すシステム設定画面1/1が表示されます。

7.1. 画面表示に関する設定

182

各種設定

7

2.[バックライトOFF時間]を押すバックライトOFF時間の設定画面が表示されます。

2)バックライトのOFF時間を設定する

1.バックライトを消灯するまでの時間を入力する単位:1 分設定可能範囲:0 〜 60初期値:0

POINT

・ 「0」に設定すると、バックライトは消灯しません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すバックライトのOFF時間が設定され、システム設定画面1/1が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.バックライトOFF時間を確認する[バックライトOFF時間]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

7.2. 補正に関する設定

183

各種設定

7

7.2. 補正に関する設定必要に応じて、補正に関する機能を設定してください。

機能名 設定内容 記載項目A/Dサンプリング回数の設定

A/Dサンプリングを1 秒間に何回行うかを設定します。

7.2.1.

ゼロトラッキングの設定 ゼロ点の緩やかな変化を補正し、ゼロ点が安定するように設定します。

7.2.2.

7.2.1. A/Dサンプリング回数の設定A/Dサンプリングを1 秒間に何回行うかを設定します。

1)A/Dサンプリング回数の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.[ADサンプリング回数]を押すA/Dサンプリング回数の設定画面が表示されます。

2)A/Dサンプリングの回数を設定する

1.A/Dサンプリングの回数を選択する選 択 項 目:10 回/秒、20 回/秒、50 回/秒、100 回/秒、200 回/秒、1 000 回/秒初期値:200 回/秒

2.[OK]を押すA/Dサンプリングの回数が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.A/Dサンプリングの回数を確認する[ADサンプリング回数]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

7.2. 補正に関する設定

184

各種設定

7

7.2.2. ゼロトラッキングの設定ゼロトラッキングとは、ゼロ点の緩やかな変化を補正し、ゼロ点を安定させる機能です。

ゼロトラッキングを実施するには、以下の項目を設定する必要があります。・ゼロトラッキング対象・ゼロトラッキングデータ幅係数・ゼロトラッキング時間

ゼロトラッキング対象・ゼロトラッキングデータ幅係数・ゼロトラッキング時間の設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

(1)ゼロトラッキング対象の設定ゼロトラッキングの対象を設定します。

1)ゼロトラッキングの対象を設定する

1.ゼロトラッキングの対象を選択する総量/正味量:総量と正味量の両方がゼロトラッキングの対象になります。総量:総量のみがゼロトラッキングの対象になります。初期値:総量

2.[OK]を押すゼロトラッキングの対象が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.ゼロトラッキングの対象を確認する[ゼロトラッキング対象]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

ゼロトラッキング時間

ゼロトラッキングデータ幅係数

ゼロトラッキング対象

7.2. 補正に関する設定

185

各種設定

7

(2)ゼロトラッキングデータ幅係数の設定ゼロトラッキングを実施するデータ幅の係数を設定します。計量値の変化幅が設定したデータ幅の係数×目量の範囲内になると、ゼロトラッキングが実施されます。たとえば、データ幅係数が「5.0」、目量が「5」の場合、ゼロトラッキングデータ幅は「25.0」となり、計量値の変化幅が「25.0」内のときにゼロトラッキングが実施されます。

1)ゼロトラッキングデータ幅係数を設定する

1.ゼロトラッキングデータ幅係数を入力する単位:D設定可能範囲:0.0 〜 9.9初期値:0.0

POINT

・ 「0.0」に設定すると、ゼロトラッキングは実施されません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すゼロトラッキングデータ幅係数が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.ゼロトラッキングデータ幅係数の値を確認する[ゼロトラッキングデータ幅係数]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(3)ゼロトラッキング時間の設定ゼロトラッキングを実施するまでの時間を設定します。

1)ゼロトラッキング時間を設定する

1.ゼロトラッキング時間を入力する単位:0.1 秒設定可能範囲:0.0 〜 9.9初期値:0.0

POINT

・ 「0.0」に設定すると、ゼロトラッキングは実施されません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

7.2. 補正に関する設定

186

各種設定

7

2.[OK]を押すゼロトラッキング時間が設定され、基本機能設定画面2/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.ゼロトラッキング時間の値を確認する[ゼロトラッキング時間]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(4)ゼロトラッキングの実施「ゼロトラッキング対象」で設定した対象の計量値の変化幅が、「ゼロトラッキングデータ幅係数」で設定したデータ幅以内で、その状態が「ゼロトラッキング時間」で設定した時間以上続くと、ゼロトラッキングが実施されます。

POINT

・ 計量値がゼロ点付近で緩やかに振動するような場合は、ゼロトラッキングを実施しないでください。

・ 計量値の変化幅がゼロトラッキングデータ幅の範囲外でも、デジタルフィルター(→「7.3.2.デジタルフィルターの設定」)または安定化フィルター(→「7.3.3.安定化フィルターの設定」)によって変化幅が緩やかになった場合、ゼロトラッキングが実施されることがあります。

・ ゼロセット(→「5.10.1.ゼロセット(ゼロ点の記録)」)でゼロ補正を実施している場合、ゼロトラッキングは実施されません。

+ゼロトラッキングデータ幅

ゼロ点

-ゼロトラッキングデータ幅

ゼロトラッキング幅

ゼロトラッキング幅

ゼロトラッキング幅

ゼロトラッキング幅表示

7.3. ノイズ抑制に関する設定(フィルター)

187

各種設定

7

7.3. ノイズ抑制に関する設定(フィルター)必要に応じて、ノイズ抑制(フィルター)に関する機能を設定してください。

機能名 設定内容 記載項目アナログフィルターの設定

入力信号のノイズを制御します。 7.3.1.

デジタルフィルターの設定

A/D変換されたデータを安定させるための、移動平均回数を設定します。

7.3.2.

安定化フィルターの設定 デジタルフィルターで安定させたデータに、さらにフィルターをかけて安定させます。

7.3.3.

7.3.1. アナログフィルターの設定入力信号のノイズを制御します。

1)アナログフィルターの設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.[アナログフィルタ]を押すアナログフィルターの設定画面が表示されます。

2)周波数を設定する

1.周波数を選択する選 択 項 目:2 Hz、4 Hz、6 Hz、8 Hz、10 Hz、100 Hz初期値:4 Hz

2.[OK]を押す周波数が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.アナログフィルターの設定を確認する[アナログフィルタ]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

7.3. ノイズ抑制に関する設定(フィルター)

188

各種設定

7

7.3.2. デジタルフィルターの設定A/D変換されたデータを安定させるための、移動平均回数を設定します。

1)デジタルフィルターの設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.[ディジタルフィルタ]を押すデジタルフィルターの設定画面が表示されます。

2)移動平均回数を設定する

1.移動平均回数を入力する設定可能範囲:1 〜 256初期値:16

POINT

・ 移動平均回数を少なくすると、耐ノイズ性は低くなりますが、応答速度は上がります。移動平均回数を多くすると、耐ノイズ性は高くなりますが、応答速度は下がります。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す移動平均回数が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.デジタルフィルターの設定を確認する[ディジタルフィルタ]の下に、手順2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

7.3. ノイズ抑制に関する設定(フィルター)

189

各種設定

7

7.3.3. 安定化フィルターの設定計量値の変化幅が設定したデータ幅以内で、その状態が設定した時間以上続くと、デジタルフィルターで安定させたデータに対して安定化フィルター用の移動平均処理を行い、さらにデータを安定させます。動作条件に合致した範囲でのみ移動平均処理が行われるため、計量値の変化幅が小さいときはデータがより安定します。計量値の変化幅が大きいときは安定化フィルターが実施されず、応答速度を優先した計量になります。

安定化フィルターを実施するには、以下の項目を設定する必要があります。・安定化フィルター(移動平均回数の設定)・安定化フィルターデータ幅係数・安定化フィルター時間幅

安定化フィルター・安定化フィルターデータ幅係数・安定化フィルター時間幅の設定は、基本機能設定画面で行います。基本機能設定画面は、メニュー画面1/2から[基本機能設定]を押して表示します。

(1)安定化フィルターの設定(移動平均回数の設定)安定化フィルター用の移動平均回数を設定します。

1)移動平均回数を設定する

1.移動平均回数を入力する設定可能範囲:1 〜 256初期値:40

2.[OK]を押す移動平均回数が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

安定化フィルターデータ幅係数

移動平均回数の設定

安定化フィルター時間幅

7.3. ノイズ抑制に関する設定(フィルター)

190

各種設定

7

2)設定した内容を確認する

1.移動平均回数の設定を確認する[安定化フィルタ]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(2)安定化フィルターデータ幅係数の設定安定化フィルターを実施するデータ幅の係数を設定します。計量値の変化幅が設定したデータ幅の係数×目量の範囲内になると、安定化フィルターを実施するための時間の計測が開始されます。たとえば、データ幅係数が「2.0」、目量が「1」の場合、安定化フィルターデータ幅は「2.0」となり、計量値の変化幅が「2.0」内になると、時間の計測が開始されます。

1)安定化フィルターデータ幅係数を設定する

1.安定化フィルターデータ幅係数を入力する単位:D設定可能範囲:0.0 〜 99.9初期値:2.0

POINT

・ 「0.0」に設定すると、安定化フィルターは実施されません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す安定化フィルターデータ幅係数が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.安定化フィルターデータ幅係数の値を確認する[安定化フィルタデータ幅係数]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

7.3. ノイズ抑制に関する設定(フィルター)

191

各種設定

7

(3)安定化フィルター時間幅の設定安定化フィルターを実施するまでの時間を設定します。

1)安定化フィルター時間幅を設定する

1.安定化フィルター時間幅を入力する単位:0.1 秒設定可能範囲:0.0 〜 9.9初期値:0.5

POINT

・ 「0.0」に設定すると、安定化フィルターは実施されません。

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す安定化フィルター時間幅が設定され、基本機能設定画面1/4が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.安定化フィルター時間幅の値を確認する[安定化フィルタ時間幅]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(4)安定化フィルターの実施計量値の変化幅が、「安定化フィルターデータ幅係数」で設定したデータ幅以内で、その状態が「安定化フィルター時間幅」で設定した時間以上続くと、「安定化フィルター」で設定した回数分の移動平均処理を行い、デジタルフィルターで安定させたデータをさらに安定させます。

OFF安定化フィルター用デジタルフィルター

表示

ON

安定化フィルターデータ幅

安定化フィルター時間幅荷重変化幅

安定化フィルター時間幅

荷重変化幅

安定化フィルターデータ幅

安定化フィルター時間幅

荷重変化幅

安定化フィルターデータ幅

時間

7.4. ファンクションキーに関する設定

192

各種設定

7

7.4. ファンクションキーに関する設定ファンクションキーに機能を割り当てることができます。計量画面で[F]キーを押すとファンクションキーが表示され、計量画面から直接実行できます。

7.4.1. 機能の設定ファンクションキーに機能を割り当てます。

1)ファンクションキーの設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[入出力設定]を押す入出力設定画面1/6が表示されます。

2)機能を設定する

1.対象のファンクションキーを押すファンクションキー機能選択画面が表示されます。

ファンクションキーが表示される

[F]キーを押す

実行する機能のキーを押す

7.4. ファンクションキーに関する設定

193

各種設定

7

2.ファンクションキーに割り当てる機能を選択する

POINT

・ 割り当てられる機能については、「7.4.2. 設定機能一覧」を参照してください。

3.[OK]を押す機能が割り当てられ、入出力設定画面1/6が表示されます。

POINT

・ 他のファンクションキーに機能を割り当てる場合は、同様の操作を繰り返します。

3)設定した内容を確認する

1.ファンクションキーの設定を確認する各ファンクションキーの下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

7.4. ファンクションキーに関する設定

194

各種設定

7

7.4.2. 設定機能一覧ファンクションキーに割り当てることができる機能は、以下のとおりです。

機能名 内容OFF ファンクションキーに機能を割り当てません。印字 本器に接続したプリンターで印字します。ゼロクリア ゼロセット(→「5.10.1.ゼロセット(ゼロ点の記録)」)、ゼロトラッ

キング→(「7.3.4.ゼロトラッキングの設定」)を実施している場合に、計量値の表示をゼロセット、ゼロトラッキングの実施前に戻します。

風袋引クリア 風袋引(→「5.10.2.風袋引」)を実施している場合に、計量値の表示を風袋引実施前に戻します。

投入スタート 計量物の投入を開始します。配合スタート 計量物の配合を開始します。排出スタート 計量物の排出を開始します。混合スタート 計量物の混合を開始します。一時停止 計量を一時停止します。再スタート 一時停止を解除して、計量を再開します。強制計量完了 計量を強制的に完了します。強制配合完了 計量物の配合を強制的に完了します。強制排出完了 計量物の排出を強制的に完了します。累積指令 荷重値を累積加算します。前回の累積クリア 1つ前に累積加算した荷重値をクリアします。手動落差指令 直近4 回の計量で発生した実落差の平均値を補正値として算出し、

計量値に反映します。エラー解除 エラーを解除します。

対象となるエラーについては、「11.2.2.ゼロエラー表示」、「11.2.3. シーケンスエラー表示」を参照してください。

読出銘柄中累積クリア 現在選択している銘柄の累積値、累積回数をクリアします。読出中配合累積クリア 現在選択している配合設定の累積値、累積回数をクリアします。全銘柄コード累積クリア すべての銘柄の累積値、累積回数をクリアします。全配合コード累積クリア すべての配合設定の累積値、累積回数をクリアします。ホールド ホールド設定のON/OFFを切り替えます。

ホールド設定については、「5.11.8.ホールド設定」を参照してください。

7.5. 設定の初期化

195

各種設定

7

7.5. 設定の初期化必要に応じて、本器の設定を初期化してください。

機能名 設定内容 記載項目比較設定関連メモリの初期化

銘柄設定、配合設定、四段コンパレータ設定を初期化します。

7.5.1.

動作設定関連メモリの初期化

基本機能設定、入出力設定、計量動作設定、シーケンス制御設定、標準通信設定、別売品設定を初期化します。

7.5.2.

7.5.1. 比較設定関連メモリの初期化銘柄設定、配合設定、四段コンパレータ設定を初期化します。

1)比較設定関連メモリの初期化画面を表示する

1.メニュー画面2/2で[システム設定]を押すシステム設定画面1/1が表示されます。

2.[比較設定関連メモリクリア]を押す比較設定関連メモリの初期化画面が表示されます。

2)比較設定関連メモリを初期化する

1.[有効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す銘柄設定、配合設定、四段コンパレータ設定が初期化され、システム設定画面1/1が表示されます。

7.5. 設定の初期化

196

各種設定

7

7.5.2. 動作設定関連メモリの初期化基本機能設定、入出力設定、計量動作設定、シーケンス制御設定、標準通信設定、別売品設定を初期化します。

1)動作設定関連メモリの初期化画面を表示する

1.メニュー画面2/2で[システム設定]を押すシステム設定画面1/1が表示されます。

2.[動作設定関連メモリクリア]を押す動作設定関連メモリの初期化画面が表示されます。

2)動作設定関連メモリを初期化する

1.[有効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押す基本機能設定、入出力設定、計量動作設定、シーケンス制御設定、標準通信設定、別売品設定が初期化され、システム設定画面1/1が表示されます。

POINT

・ 校正ロック中は校正に関連する基本機能設定は初期化されません。詳細は、「4.4.6.校正のロック」を参照してください。

197

データの管理

88.1. データの種類 …………………………………… 198

8.2. データの保存場所設定 ………………………… 200

8 データの管理本器で管理するデータについて説明しています。

8.1. データの種類

198

データの管理

8

8.1. データの種類本器の設定データの一部および校正データは、RAM、EEPROMに記録され、本器の電源をOFFにしてもデータは保持されます。・RAM

データの読み書きを高速で処理できるメモリです。バッテリーでバックアップされています。

・EEPROM不揮発性メモリです。

POINT

・ バッテリーの寿命は、室温20 ℃の使用環境で約10 年です。画面に が表示された場合は、バッテリーの交換が必要です。弊社までご連絡ください。

・ EEPROMはデータの書き込み回数100 万回が寿命の目安となります。

各データの内容と保存場所は、以下のとおりです。

データの種類 データに含まれる設定内容 保存場所 備考ゼロセットデータ ゼロセット動作、ゼロセット有効

範囲RAM -

ゼロトラッキングデータ

ゼロトラッキング対象、ゼロトラッキング時間、ゼロトラッキングデータ幅係数

RAM -

風袋引データ 風袋引動作条件、風袋引動作範囲 RAM -銘柄設定データ 銘柄名、ホッパー番号、定量、落差、

定量前1、定量前2、過量、不足、ゼロ付近、満量、自動落差有効幅、補正投入時間、補正投入後待ち時間、累積値、累積回数、固定風袋値、予備大投入、予備中投入

RAM 保存場所を内部フラッシュ ROMに変更できます(累積値、累積回数データを除く)。

配合設定データ 配 合 名、 計 量No.1、 計 量No.2、計量No.3、計量No.4、計量No.5、計量No.6、計量No.7、計量No.8、計量No.9、計量No.10、累積値、累積回数

RAM 保存場所を内部フラッシュ ROMに変更できます(累積値、累積回数データを除く)。

四段コンパレータ設定データ

銘柄名、S1、S2、S3、S4、ゼロ付近、満量、S1動作対象、S2動作対象、S3動作対象、S4動作対象、S1動作条件、S2動作条件、S3動作条件、S4動作条件

RAM 保存場所を内部フラッシュ ROMに変更できます。

校正データ 印加電圧、目量、ひょう量、ゼロ校正、スパン校正、ゼロ・スパン微調整

EEPROM -

校正関連データ ピッチ確認登録、デジタルリニアライズ、小数点の表示位置、OL表示条件、単位、重力加速度補正

EEPROM -

8.1. データの種類

199

データの管理

8

POINT・ 保存場所の変更については、「8.2.データの保存場所設定」を参照してください。

8.2. データの保存場所設定

200

データの管理

8

8.2. データの保存場所設定銘柄設定データ、配合設定データ、四段コンパレータ設定データの保存場所をRAMかフラッシュ ROMのどちらかに変更できます。

1)データ保存場所の設定画面を表示する

1.メニュー画面2/2で[システム設定]を押すシステム設定画面1/1が表示されます。

2.[データ保存場所]を押すデータ保存場所の設定画面が表示されます。

2)データの保存場所を設定する

1.データの保存場所を選択するRAM:RAMにデータを保存します。フラッシュ ROM:フラッシュ ROMにデータを保存します。初期値:RAM

2.[OK]を押すデータの保存場所が設定され、システム設定画面1/1が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.データの保存場所を確認する[データ保存場所]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

POINT・ 累積値データ、累積回数データの保存場所は、RAM固定となります。

201

外部機器

9

9.1. 標準RS-485インターフェイス ………………… 202

9.2. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F) …… 212

9.3. 外部制御入出力 ………………………………… 216

9.4. アナログ出力 …………………………………… 225

9.5. BCD出力 ………………………………………… 232

9.6. RS-232Cインターフェイス …………………… 243

9.7. RS-422/485インターフェイス ……………… 248

9 外部機器外部機器の接続や設定方法について説明しています。

9.1. 標準RS-485インターフェイス

202

外部機器

9

9.1. 標準RS-485インターフェイス9.1.1. 仕様標準RS-485インターフェイスの仕様は、以下のとおりです。

仕様 説明伝達方式 半二重同期方式 調歩同期式ボーレート 1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200

bps、38 400 bpsから選択データビット長 7 bit、8 bitから選択パリティビット パリティなし、偶数パリティ、奇数パリティから選択ストップビット 1 bit、2 bitから選択ターミネータ CR+LF、CRから選択送信データ ASCIIコードケーブル長 約1 kmアドレス番号 0 〜 31の範囲で指定接続可能台数 最大32 台(ストリームモードの場合は1 台)

POINT

・ 標準RS-485通信およびModbus通信と、別売品のRS-232C通信、RS-422通信、RS-485通信は連動しません。

・ データフォーマットについては、「12.5.RS-232C/422/485の通信データフォーマット」を参照してください。

9.1.2. 標準RS-485インターフェイスの接続標準RS-485インターフェイスは、本器の背面にあるRS-485インターフェイス端子台のA、B、S.G.に接続します。

RS-485 インターフェイス端子台

A:差動入出力(+)

B:差動入出力(-)

S.G.:シグナルグランド

※ 適合プラグ:XW4B-06B-H1(オムロン)

9.1. 標準RS-485インターフェイス

203

外部機器

9

(1)1台のCSD-912Bと接続する場合標準RS-485インターフェイスに本器を1 台接続する場合は、以下のように接続します。

(2)複数のCSD-912Bと接続する場合標準RS-485インターフェイスに本器を複数接続する場合は、以下のように接続します。

アドレス 00A

B

S.G.S.G.

RS-485 +

RS-485 -

標準RS-485インターフェイス CSD-912B

アドレス 00A

B

S.G.S.G.

RS-485 +

RS-485 -

標準RS-485インターフェイス CSD-912B

アドレス 01A

B

S.G.

CSD-912B

アドレス 31A

B

S.G.

CSD-912B

ホストから最も離れた所で終端抵抗を接続します。端子台 A-B間に抵抗を接続してください。

9.1. 標準RS-485インターフェイス

204

外部機器

9

POINT

・ ケーブルの先端むき線長さは、7 mmです。・ 端子台の端子ネジ締め付けトルクは、0.6 N・mです。・ 接続ケーブルはAWG28 〜 AWG16を使用してください。・ 接続にはツイストペアケーブルの使用を推奨します。・ 標準RS-485のS.G.と内部回路のコモンは共通です。・ S.G.端子は本器と対抗機の通信状態によって、必要に応じて接続してください。・ パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホストの機器によっては、

S.G.端子がない場合があります。・ 本器をCE適合規格およびJIS規格に適合させる場合は、シールドケーブル線をRS-

485インターフェイス端子台のF.G.端子に接続してください。・ パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホスト側の信号の極性は、機器

により逆の場合があります。

9.1.3. 通信設定標準RS-485インターフェイスの仕様に合わせて、以下の項目を設定してください。・動作モード・ボーレート・データビット長・パリティ・ストップビット・ターミネータ・小数点付加・アドレス・データ遅延時間・ストリーム出力対象

標準RS-485インターフェイスの通信設定は、RS-485通信設定画面で行います。RS-485通信設定画面は、メニュー画面1/2から[標準通信設定]を押し、標準通信設定画面1/1から

[RS-485]を押して表示します。

標準通信設定画面が表示される

[標準通信設定]を押す

9.1. 標準RS-485インターフェイス

205

外部機器

9

(1)動作モードの設定標準RS-485インターフェイスの動作モードを設定します。

1)動作モードを設定する

1.動作モードを選択するコマンドモード:パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホストからフォーマットにしたがったコマンド・データを本器に送信すると、送信したコマンド・データに応じたデータを本器からホストに返信するモードです。Modbus:Modbus通信を利用します。ストリームモード:出力対象で設定したデータの最新データを出力し続けるモードです。印字信号同期:外部制御入力の印字指令に同期して、出力対象で設定したデータを出力するモードです。累積信号同期:累積信号に同期して、出力対象で設定したデータを出力するモードです。完了信号同期:完了信号に同期して、出力対象で設定したデータを出力するモードです。初期値:コマンドモード

[RS-485]を押す

RS-485通信設定画面が表示される

9.1. 標準RS-485インターフェイス

206

外部機器

9

POINT

・ [ストリームモード]を選択すると、「ストリームモードを選択すると、データを一定間隔に出力し続けます。また、ホストからの制御が出来なくなります。選択してよろしいですか?」というメッセージ画面が表示されます。ストリームモードに設定する場合は、[はい]を押してください。

・ Modbusについては、「9.1.5.Modbus通信」を参照してください。

・ 出力対象の設定については、「9.1.3.(10)出力対象の設定」を参照してください。

2.[OK]を押す動作モードが設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.動作モードの設定を確認する[動作モード]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)ボーレートの設定標準RS-485インターフェイスのボーレートを設定します。

1)ボーレートを設定する

1.ボーレートを選択する選択項目:1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、38 400 bps初期値:9 600 bps

2.[OK]を押すボーレートが設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.ボーレートの設定を確認する[ボーレート]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.1. 標準RS-485インターフェイス

207

外部機器

9

(3)データビット長の設定標準RS-485インターフェイスのデータビット長を設定します。

1)データビット長を設定する

1.データビット長を選択する選択項目:7 bit、8 bit初期値:8 bit

2.[OK]を押すデータビット長が設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.データビット長の設定を確認する[データビット長]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(4)パリティの設定標準RS-485インターフェイスのパリティビットを設定します。

1)パリティビットを設定する

1.パリティビットを選択する選択項目:なし、奇数、偶数初期値:奇数

2.[OK]を押すパリティビットが設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.パリティビットの設定を確認する[パリティ]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.1. 標準RS-485インターフェイス

208

外部機器

9

(5)ストップビットの設定標準RS-485インターフェイスのストップビットを設定します。

1)ストップビットを設定する

1.ストップビットを選択する選択項目:1 bit、2 bit初期値:1 bit

2.[OK]を押すストップビットが設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.ストップビットの設定を確認する[ストップビット]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(6)ターミネータの設定標準RS-485インターフェイスのターミネータを設定します。

1)ターミネータを設定する

1.ターミネータを選択する選択項目:CR、CR+LF初期値:CR+LF

2.[OK]を押すターミネータが設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.ターミネータの設定を確認する[ターミネータ]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.1. 標準RS-485インターフェイス

209

外部機器

9

(7)小数点付加の設定出力データに小数点を付加するかどうかを設定します。

1)小数点の付加を設定する

1.[なし]/[あり]を押す初期値:なし

2.[OK]を押す小数点の付加が設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.小数点付加の設定を確認する[小数点付加]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(8)アドレスの設定通信を行うアドレス番号を設定します。

1)アドレス番号を設定する

1.アドレス番号を入力する設定可能範囲:0 〜 31初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すアドレス番号が設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.アドレス番号を確認する[アドレス]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

9.1. 標準RS-485インターフェイス

210

外部機器

9

(9)遅延時間の設定RS-485通信時のデータ遅延時間を設定します。パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホスト側の送信終了後、ホスト側の送信端子がローインピーダンス状態になる場合に、本器側のデータ返信を遅延させます。

1)遅延時間を設定する

1.遅延時間を入力する設定可能範囲:0.00 〜 9.99初期値:0.01

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押す遅延時間が設定され、RS-485通信設定画面1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.遅延時間を確認する[RS-485データ遅延時間]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

(10)ストリームモード時の出力対象の設定動作モードが「ストリームモード」のときに出力するデータを設定します。

1)ストリームモード時の出力対象を設定する

1.ストリームモード時の出力対象を選択する選択項目:荷重表示、総量、正味量、状態付き荷重表示初期値:荷重表示

POINT

・ 動作モードが「印字信号同期」「累積信号同期」「完了信号同期」のときも、ここで設定した対象を出力します。

2.[OK]を押すストリームモード時の出力対象が設定され、RS-485通信設定画面2/2が表示されます。

9.1. 標準RS-485インターフェイス

211

外部機器

9

2)設定した内容を確認する

1.ストリームモード時の出力対象の設定を確認する[ストリーム出力対象]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.1.4. Modbus通信Modbus通信は、標準RS-485通信を使用したシリアルインターフェイスです。メモリ操作によって本器とデータ通信ができるので、通信プロトコルのプログラムを作成する必要がありません。Modbus通信を使用するには、「RS-485通信設定」の各機能を以下のように設定してください。

機能 設定値動作モード Modbusボーレート 1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、

38 400 bpsのいずれかデータビット長 8 bitパリティビット パリティなし、偶数パリティ、奇数パリティのいずれかストップビット 1 bit、2 bitのどちらかアドレス番号 0 〜 31のいずれか

0はブロードキャストアドレスです。RS-485データ遅延時間 0.10 秒以上

POINT

・ RS-485通信設定については、「9.1.3.通信設定」を参照してください。・ RS-485通信設定のうち、「小数点付加」、「ターミネータ」はModbus通信に影響

しないため、設定する必要はありません。・ 標準RS-485通信およびModbus通信と、別売品のRS-232C通信、RS-422通信、

RS-485通信は連動しません。・ パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホスト側は、5 ms以上の遅延

時間を設定してください。・ メモリ操作については、「12.4.Modbus通信のメモリ操作マッピング表」を参照

してください。・ ModbusはModicon社の登録商標です。

9.2. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)

212

外部機器

9

9.2. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)9.2.1. 仕様2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)の仕様は、以下のとおりです。

仕様 説明ボーレート 600 bpsデータビット長 8 bitパリティビット 奇数(ODD)ストップビット 1 bitスタートビット 1 bit送信データ バイナリコード、BCD

9.2.2. データフォーマット

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20INTERVAL F1 F2 F3 LEN FUN1 FUN2 ST1 ST2 OVR ERR G1 G2 G3 N1 N2 N3 T1 T2 T3 BCC

1. INTERVAL 15 bit(25 ms) 以上の空 (MARK SIGNAL)2. F1 〜 F3 0FFH コード3. LEN 11H コード4. FUN1 印字コマンド5. FUN2 00H コード6. ST1 状態7. ST2 00H コード8. OVR 00H コード9. ERR 状態10. G1 〜 G3 総量データ11. N1 〜 N3 正味量データ12. T1 〜 T3 TARE データ13. BCC LEN から N3 までの演算結果

1)FUN17 6 5 4 3 2 1 0

自動印字ビット2)ST1

7 6 5 4 3 2 1 0表示が総量であれば SET表示が正味量であれば SET

3)ST27 6 5 4 3 2 1 0

固定風袋引きが有効であれば SET4)GROSS データ/ NET データ/ TARE データ

G1/N1/T1 G2/N2/T2 G3/N3/T3DP 104 103 102 101 100

荷重データ・BCD データ7 6 4 5

符号 ( マイナス時 SET)小数点

7 6 小数点

0 0 なし

0 1 101

1 0 102

1 1 103

9.2. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)

213

外部機器

9

※1 自動印字ビット(FUN1:bit0)2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)の受け側機器で、自動印字ビットをトリガとして利用できます。通常は「0」です。

※2 表示ビット(ST1:bit7、bit6)bit7:本器の表示が総量のときは「1」をセットします。bit6:本器の表示が正味量のときは「1」をセットします。

POINT

・ シリアルデータは計量中のみ出力されます。・ 最大表示桁数を6 桁に設定すると、2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)の

データ出力は停止します。2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)を使用する場合は、最大表示桁数を5 桁以内に設定してください。

9.2.3. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)の接続2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)は、本器の背面にあるRS-485インターフェイス端子台の+、-、F.G.に接続します。

POINT

・ ケーブル先端むき線長さは、7 mmです。・ 端子台の端子ネジ締め付けトルクは、0.6 N・mです。・ 接続ケーブルはAWG28 〜 AWG16を使用してください。・ ケーブルは、できる限り2芯シールドケーブル線を使用してください。シールド

はF.G.端子に接続してください。2芯シールドケーブル線を使用しない場合は、ケーブルをツイストしてください。ケーブル長は2芯シールドケーブル線使用時は100 m以内、2芯シールドケーブル線未使用時は20 m以内です。

・ 外部制御入力と2線式シリアルインターフェイス回路のコモンは共通です。・ 本器をCE適合規格およびJIS規格に適合させる場合は、シールドケーブル線をRS-

485インターフェイス端子台、2線式シリアルインターフェイス端子台のF.G.端子に接続してください。

・ 2線式シリアルインターフェイス対応機器には、ユニパルス社製のM252Bプリンタなどがあります。

・ 2線式シリアルインターフェイス対応機器は、並列に3 台程度まで接続できます(最大出力電流は約DC20 mA)。

2 線式シリアルインターフェイス端子台

※適合プラグ:XW4B-06B-H1(オムロン)

CSD-912B内部等価回路

2 線式シリアルインターフェイス対応機器

9.2. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)

214

外部機器

9

9.2.4. 出力動作2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)通信の動作モードは「ストリームモード」となります。総量および正味量などのデータを一定の間隔で出力し続けます。

9.2.5. 印字動作の設定どの信号に同期して、出力フォーマット「FUN1」の自動印字ビットに「1」をセットして送信するかを設定します。

1)印字動作の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[標準通信設定]を押す標準通信設定画面1/1が表示されます。

2.[S-I/F]を押すS-I/F設定画面1/1が表示されます。

3.[印字信号動作]を押す印字動作の設定画面が表示されます。

2)印字動作を設定する

1.印字動作を選択するなし:外部制御入出力などからの信号と同期しません。印字信号同期:外部制御入出力などから印字指令が入力されたときに、出力フォーマット「FUN1」の自動印字ビットに「1」をセットして送信します。累積信号同期:外部制御入出力などから累積指令が入力されたとき、または自動累積加算が実施されたときに、出力フォーマット「FUN1」の自動印字ビットに「1」をセットして送信します。完了信号同期:完了信号が出力されたときに、出力フォーマット「FUN1」の自動印字ビットに「1」をセットして送信します。初期値:なし

9.2. 2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)

215

外部機器

9

2.[OK]を押す印字動作が設定され、S-I/F設定画面1/1が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.印字動作の設定を確認する[印字信号動作]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.3. 外部制御入出力

216

外部機器

9

9.3. 外部制御入出力9.3.1. 外部制御入出力の接続外部制御入出力は、本器の背面にある外部制御入出力コネクタ(CONTROL I/O)に接続します。上段のA1 〜 A12が入力信号、下段のB1 〜 B12が出力信号です。

(1)外部制御入力の接続外部制御入力はコネクタの接続後、接点またはオープンコレクタを使用して、それぞれの入力とCOM.1をショートすることで実行します。

POINT・ 外部制御入力と2線式シリアルインターフェイス回路のコモンは共通です。

外部制御入出力コネクタ(CONTROL I/O)

※適合コネクタ ・コネクタ:FCN-361J024-AU(富士通) ・コネクタカバー:FCN-360C024-B(富士通)

A1:入力 1 〜 A11:入力 11、A12:COM.1B1:入力 1 〜 B11:入力 11、B12:COM.2

A12 A1

B12 B1

約 12 V

2.2 kΩ

430 Ω

A1 〜 A11または

A120.047 μF

COM.1

9.3. 外部制御入出力

217

外部機器

9

(2)外部制御出力の接続外部制御出力はオープンコレクタ出力です。

※オープンコレクタ定格:VCE=DC35 V IC=DC40 mA

POINT

・ 外部制御出力のコモンは他のコモンと絶縁しています。・ 外部制御出力を保護するために、負荷に適切なサージ除去素子を取り付けてくだ

さい。

9.3.2. 外部制御入出力の設定外部制御入出力の仕様に合わせて、以下の項目を設定してください。・CONTROL I/Oコネクタの入力・CONTROL I/Oコネクタの出力・CONTROL I/Oコネクタの出力理論・CSD-902相当I/Oの一括設定・印字指令の受付条件・累積指令の受付条件

(1)CONTROLI/Oコネクタの入力設定外部制御入力のI/O入力1 〜 I/O入力11に機能を割り当てます。割り当てられる機能は、以下のとおりです。

機能名 内容OFF 機能を割り当てません。総量/正味量 荷重値表示の総量/正味量を切り替えます。ゼロ ゼロセットを実施します(→「5.10.1.ゼロセット(ゼロ点の記録)」)。ゼロクリア ゼロセット、ゼロトラッキングを実施している場合、荷重値表示をゼ

ロセット、ゼロトラッキング前の状態に戻します。風袋引 風袋引を実施します(→「5.10.2.風袋引」)。風袋引クリア 風袋引を実施している場合、荷重値表示を風袋引前の状態に戻します。投入スタート 投入スタート信号を入力します。配合スタート 配合スタート信号を入力します。排出スタート 排出スタート信号を入力します。

サージ除去素子 VCE

負荷

B1 〜 B11

B12

COM.2

9.3. 外部制御入出力

218

外部機器

9

機能名 内容混合スタート 混合スタート信号を入力します。手動落差指令 落差補正を実施します。累積指令 累積加算信号を入力します。前回の累積クリア 1つ前の累積加算データを消去します。投入/排出切換 制御モードの投入モード/排出モードを切り替えます(→「5.2.2.制御

モードの設定」)。コード番号1・2・4・8・10・20・40・80

計量する銘柄、配合のコードをBCD入力で切り替えます。

一時停止 計量を一時停止します。再スタート 一時停止中の計量を再スタートします。呼び出し中累積クリア 現在選択している銘柄の累積値、累積回数を消去します。全コード累積クリア すべての銘柄の累積値、累積回数を消去します。呼び出し中配合累積クリア

現在選択している配合の累積値、累積回数を消去します。

全配合コード累積クリア すべての配合の累積値、累積回数を消去します。安全確認入力1 〜 8 安全確認信号を入力します(→「5.4.5.安全確認入力の利用」)。強制計量完了 計量を強制的に完了します。強制配合完了 配合を強制的に完了します。強制排出完了 排出を強制的に完了します。手動大投入 入力している時間の間、大投入信号を出力します。手動中投入 入力している時間の間、中投入信号を出力します。手動小投入 入力している時間の間、小投入信号を出力します。手動排出 入力している時間の間、排出信号を出力します。手動混合 入力している時間の間、混合信号を出力します。エラー解除 エラーを解除します。印字指令 印字信号を入力します。ホールド ホールド信号を入力します(→「5.11.8.ホールド設定」)。相似出力用入力 入力している時間の間、入力相似出力信号を出力します。

使用する場合は、必ず外部制御出力の[入力相似出力]と合わせて設定してください。

POINT

・ 以下の項目はパルス入力、パルス幅50 ms以上で1 回有効となります。 総量/正味量、ゼロ、ゼロクリア、風袋引、風袋引クリア、投入スタート、配合ス

タート、排出スタート、混合スタート、手動落差指令、累積指令、前回の累積クリア、一時停止、再スタート、呼び出し中銘柄累積クリア、全銘柄累積クリア、呼出し配合累積クリア、全配合コード累積クリア、強制計量完了、強制配合完了、強制排出完了、エラー解除、印字指令

・ 以下の項目はレベル入力、50 ms以上ショートで入力中となります。 投入/排出切換、コード番号1・2・4・8・10・20・40・80、安全確認入力1 〜 8、

手動大投入、手動中投入、手動小投入、手動排出、手動混合、ホールド、相似出力用入力

・同じ設定値を複数のピン番号に割り付けないで下さい。本器は正常に動作致しません。

9.3. 外部制御入出力

219

外部機器

9

1)I/O入力の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[入出力設定]を押す入出力設定画面1/6が表示されます。

2.入出力設定画面2/6または3/6で、対象のI/O入力キーを押すI/O入力の設定画面が表示されます。

2)I/O入力に機能を設定する

1.I/O入力に割り当てる機能を選択する初期値:OFF

2.[OK]を押す機能が割り当てられ、入出力設定画面2/6または3/6が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.I/O入力の設定を確認する各I/O入力キーの下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)CONTROLI/Oコネクタの出力設定外部制御出力のI/O出力1 〜 I/O出力11に機能を割り当てます。割り当てられる機能は、以下のとおりです。

機能名 内容OFF 機能を割り当てません。安定 計量値が安定しているときに出力します。ゼロ付近 計量値がゼロ付近のときに出力します。満量 計量値が満量のときに出力します。大投入/ S1 単純比較モードまたはシーケンシャルモードでは、大投入を実施

するときに出力します。四段コンパレータモードでは、S1の条件を満たしたときに出力します

中投入/ S2 単純比較モードまたはシーケンシャルモードでは、中投入を実施するときに出力します。四段コンパレータモードでは、S2の条件を満たしたときに出力します。

9.3. 外部制御入出力

220

外部機器

9

機能名 内容小投入/ S3 単純比較モードまたはシーケンシャルモードでは、小投入を実施

するときに出力します。四段コンパレータモードでは、S3の条件を満たしたときに出力します。

過量/ S4 単純比較モードまたはシーケンシャルモードでは、計量値が過量のときに出力します。四段コンパレータモードでは、S4の条件を満たしたときに出力します。

正量 計量値が正量のときに出力します。不足 計量値が不足しているときに出力します。混合 計量物を混合するときに出力します。排出(排出ゲート開) 計量物を排出するときに出力します。計量完了 計量が完了したときに出力します。配合完了 計量物の配合が完了したときに出力します。排出完了 計量物の排出が完了したときに出力します。混合完了 計量物の混合が完了したときに出力します。ノズル降下(挿入) ノズルの降下中に出力します。計量中 計量中に出力します。計量シーケンスエラー シーケンスエラーが発生したときに出力します。エラー エラーが発生したときに出力します。対象となるエラーは「エ

ラー」、「ゼロエラー」、「シーケンスエラー」です(→「11.2.エラー表示とブザー音」)。

重量異常 OL(オーバーロード)条件を満たしたときに出力します。風袋引中 風袋引の実施中に出力します(→「5.10.2.風袋引」)。センターゼロ センターゼロ状態のときに出力します。総重量表示 荷重値表示が総量のときに出力します。正味量表示 荷重値表示が正味量のときに出力します。ホールド中 ホールド中に出力します(→「5.11.8.ホールド設定」)。ホッパー 1 〜 20 複数のホッパーを使用する場合、銘柄ホッパーごとに取り付けら

れた投入ゲートを制御します。制御できる銘柄ホッパー数は最大で20 台です。使用例)1. 銘柄ごとに[ホッパー番号]設定します(→「5.2.3.銘柄の設定」)。2. 設定したホッパー番号に対応するI/O出力を設定します。3. 外部にリレーなどを用意して、ホッパー番号の出力と大投入、中投入、小投入、排出などの信号出力とのAND制御を行い、ホッパーごとの投入ゲートを制御します。

ホッパー 1 〜 10大投入 ND制御なしで、直接設定したホッパー番号に対して大投入、中投入、小投入を出力します。制御できる銘柄ホッパー数は最大10 台です。ホッパー 1 〜 10中投入

ホッパー 1 〜 10小投入入力相似出力 外部制御入力の入力時に、相似出力用入力信号を出力します。

使用する場合は、必ず外部制御入力の[相似出力用入力]と合わせて設定してください。

9.3. 外部制御入出力

221

外部機器

9

1)I/O出力の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[入出力設定]を押す入出力設定画面1/6が表示されます。

2.入出力設定画面4/6または5/6で、対象のI/O出力キーを押すI/O出力の設定画面が表示されます。

2)I/O出力に機能を設定する

1.I/O出力に割り当てる機能を選択する初期値:OFF

2.[OK]を押す機能が割り当てられ、入出力設定画面4/6または5/6が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.I/O出力の設定を確認する各I/O出力キーの下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(3)CONTROLI/Oコネクタの出力論理設定各I/O出力の出力論理を「負論理」または「正論理」に設定します。

1)I/O出力論理の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[入出力設定]を押す入出力設定画面1/6が表示されます。

2.入出力設定画面5/6で[I/O出力論理]を押すI/O出力論理の設定画面が表示されます。

9.3. 外部制御入出力

222

外部機器

9

2)I/O出力の出力論理を設定する

1.I/O出力キーの出力論理を切り替える対象のI/O出力キーの[Pos.](負論理)または[Neg.]

(正論理)を押します。押すたびに[Pos.]と[Neg.]が切り替わります。

2.[OK]を押すI/O出力の出力論理が設定され、入出力設定画面5/6が表示されます。

(4)CSD-902相当I/Oの一括設定I/O入出力の各設定を本器に適した内容に一括設定できます。設定内容は以下のとおりです。

I/O入力 設定内容 I/O出力 設定内容I/O入力1 ゼロ I/O出力1 正量I/O入力2 風袋引 I/O出力2 大投入/ S1I/O入力3 風袋引クリア I/O出力3 中投入/ S2I/O入力4 投入/排出切替 I/O出力4 小投入/ S3I/O入力5 投入スタート I/O出力5 過量/ S4I/O入力6 強制計量完了 I/O出力6 不足I/O入力7 コード番号1 I/O出力7 エラーI/O入力8 コード番号2 I/O出力8 安定I/O入力9 コード番号4 I/O出力9 ゼロ付近I/O入力10 コード番号8 I/O出力10 計量完了I/O入力11 ホールド

1)I/O入出力の一括設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[入出力設定]を押す入出力設定画面1/6が表示されます。

2.入出力設定画面6/6で[CSD-902相当I/O一括設定]を押すI/O入出力の一括設定画面が表示されます。

9.3. 外部制御入出力

223

外部機器

9

2)I/O入出力を一括設定する

1.[有効]/[無効]を押す初期値:無効

2.[OK]を押すI/O入出力が本器に適した内容に一括設定され、入出力設定画面6/6が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.I/O入出力の一括設定を確認する[CSD-902相当I/O一括設定]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(5)印字指令の受付条件の設定外部制御入出力などから印字指令が入力されたときの受付条件を設定します。

1)印字指令受付条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.基本機能設定画面3/4で[印字指令]を押す印字指令受付条件の設定画面が表示されます。

2)印字指令の受付条件を設定する

1.印字指令の受付条件を選択する安定時:計量画面の[安定]ランプが点灯しているときのみ、印字指令を受け付けます。常時:常に印字指令を受け付けます。初期値:安定時

2.[OK]を押す印字指令の受付条件が設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

9.3. 外部制御入出力

224

外部機器

9

3)設定した内容を確認する

1.印字指令の受付条件を確認する[印字指令]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(6)累積指令の受付条件の設定外部制御入出力などから計量値の累積指令が入力されたときの受付条件を設定します。

1)累積指令受付条件の設定画面を表示する

1.メニュー画面1/2で[基本機能設定]を押す基本機能設定画面1/4が表示されます。

2.基本機能設定画面3/4で[累積指令]を押す累積指令受付条件の設定画面が表示されます。

2)累積指令の受付条件を設定する

1.累積指令の受付条件を選択する安定時:計量画面の[安定]ランプが点灯しているときのみ、累積指令を受け付けます。常時:常に累積指令を受け付けます。初期値:安定時

2.[OK]を押す累積指令の受付条件が設定され、基本機能設定画面3/4が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.累積指令の受付条件を確認する[累積指令]の下に、手順2で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.4. アナログ出力

225

外部機器

9

9.4. アナログ出力9.4.1. 仕様アナログ出力の仕様は、以下のとおりです。

(1)電流出力(型式:CSD912B-P07)

仕様 説明出力 DC4 mA 〜 20 mA負荷特性 510 Ω以下非直線性 0.02 %F.S.以内分解能 約1/12000以上オーバーレンジ [OL]表示時:約DC21.6 mA

[-OL]表示時:約DC2.4 mA出力回数 A/Dサンプリングに同期

(2)電圧出力(型式:CSD912B-P25)

仕様 説明出力 DC0 V 〜 10 V負荷特性 5 kΩ以上非直線性 0.02 %F.S.以内分解能 約1/12000以上オーバーレンジ [OL]表示時:約11 V

[-OL]表示時:約-1 V出力回数 A/Dサンプリングに同期

POINT

・ アナログ出力は電源をONにした後、出力が変動する場合があります。そのため、電源をONにしてから約1 時間放置し、出力が安定してからご使用ください。

9.4. アナログ出力

226

外部機器

9

9.4.2. アナログ出力の接続アナログ出力は、本器の背面にある別売品取付部に接続します。

POINT

・ ケーブル先端むき線長さは、7 mmです。・ 端子台の端子ネジ締め付けトルクは、0.6 N・mです。・ 接続ケーブルはAWG28 〜 AWG12を使用してください。・ ケーブルはシールドケーブル線を使用してください。また、シールドはF.G.端子

に接続してください。・ 別売品取付部は、内部回路とはフォトカプラ絶縁されています。

電流出力別売品取付部

電圧出力

シールド

※適合プラグ:MSTB_2.5/3-STF.5.08(PHOENIX CONTACT)

負荷抵抗5 k Ω以上

シールド

負荷抵抗510 Ω以下

9.4. アナログ出力

227

外部機器

9

9.4.3. アナログ出力の設定アナログ出力の仕様に合わせて、以下の項目を設定してください。・出力対象・ゼロ出力、スパン出力(スケーリング)

アナログ出力の設定は、アナログ出力設定画面で行います。アナログ出力設定画面は、メニュー画面2/2から[別売品設定]を押し、別売品設定画面1/1から[アナログ出力設定]を押して表示します。

[別売品設定]を押す

[アナログ出力設定]を押す

別売品設定画面が表示される

アナログ出力設定画面が表示される

出力対象

スケーリング

9.4. アナログ出力

228

外部機器

9

(1)出力対象の設定アナログ出力の対象を設定します。

1)出力対象を設定する

1.出力対象を選択する選択項目:荷重表示、総量、正味量初期値:荷重表示

2.[OK]を押す出力対象が設定され、アナログ出力設定1/1が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.出力対象の設定を確認する[出力対象]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)スケーリングの設定アナログ出力のスケーリングの最小値(ゼロ出力)および最大値(スパン出力)を設定できます。たとえば、ゼロ出力を「1 000」、スパン出力を「5 000」に設定した場合、アナログ出力のスケーリングは以下のようになります。

アナログ出力

約 21.6 mA約 11 V

20 mA10 V最大値

4 mA0 V最小値 0 表示

約 2.4 mA約-1 V

最大表示 表示

最大表示の+110 %

最大表示の-10 %

9.4. アナログ出力

229

外部機器

9

また、本器をJIS規格に適合させる場合は、計量法対応一括設定を[有効]に設定してください(→「5.11.11.計量法対応の一括設定」)。[有効]に設定すると、OL表示条件が[-20 D 〜 9 D]となり、アナログ出力のスケーリングは以下のようになります。

アナログ出力

約 21.6 mA約 11 V

20 mA10 V最大値

4 mA0 V最小値 1 000

約 2.4 mA約-1 V

5 000 表示

5 500

最大表示の-10 %

アナログ出力

約 21.6 mA約 11 V

20 mA10 V最大値

4 mA0 V最小値 0 表示

約 2.4 mA約-1 V

最大表示 表示

最大表示の+9 D

-20 表示

9.4. アナログ出力

230

外部機器

9

1)ゼロ出力で最小値を設定する

1.スケーリングの最小値を入力する設定可能範囲:-999 999 〜 999 999初期値:0

2.[OK]を押すスケーリングの最小値が設定され、アナログ出力設定1/1が表示されます。

2)スパン出力で最大値を設定する

1.スケーリングの最大値を入力する設定可能範囲:-999 999 〜 999 999初期値:10 000

2.[OK]を押すスケーリングの最大値が設定され、アナログ出力設定1/1が表示されます。

3)設定した内容を確認する

1.スケーリングの設定を確認する[ゼロ出力][スパン出力]の下に、手順1、2で設定した値が表示されていれば、設定は完了です。

POINT

・ [スパン出力]の設定値は、校正時に設定した[ひょう量](→「4.3.3.ひょう量の設定」)の設定値を超えないようにしてください。

・ [ゼロ出力]の値は、[スパン出力]の値よりも小さな値を設定してください。・ 電流出力、電圧出力を同時に使用する場合のスケーリングおよび出力対象は、同

一となります。

9.4. アナログ出力

231

外部機器

9

9.4.4. アナログ出力の微調整アナログ出力のスケーリングを設定した場合は、ZEROトリマ、SPANトリマをマイクロドライバーで微調整してください。微調整の範囲は、フルスケールに対して約±1 %です。

POINT・ 電流出力、電圧出力のそれぞれでスケーリングの微調整ができます。

電流出力 電圧出力

ゼロ微調整トリマ

スパン微調整トリマ

9.5. BCD出力

232

外部機器

9

9.5. BCD出力9.5.1. 仕様(型式:CSD912B-P15)BCD出力の仕様は、以下のとおりです。

仕様 入出力 説明BCDデータ 出力 8 桁パラレル出力POL.(極性) 出力 マイナス極性出力でON、プラス極性出力でOFFP.C.(プリントコマンド) 出力 BCD出力の変換完了後、一定時間ONERROR(エラー) 出力 エラー発生時ON

エラー内容については、「11.2.1.エラー表示」「11.2.3. シーケンスエラー表示」を参照してください。

OVER(オーバー) 出力 OL表示(オーバーロード)に同期してON小数点101、小数点102、小数点103、小数点104

出力 小数点表示設定に同期してON

安定 出力 安定検出時ON総量 出力 BCD出力が総量のときONHOLD(ホールド) 入力 BCD出力のホールドBCD-ENABLE 入力 BCD関連出力を強制的にハイインピーダンスに変換搭載可能台数 - 最大2 台(2 台搭載時、2 台目の出力は1 台目と同一出

力)

9.5. BCD出力

233

外部機器

9

9.5.2. BCD出力の接続BCD出力は、本器の背面にある別売品取付部に接続します。

POINT

・ 本器をCE適合規格およびJIS規格に適合させる場合は、シールドケーブル線をBCD出力端子台のF.G.端子に接続してください。

BCD 出力コネクタ

※適合プラグ・プラグ本体:FCN-361J040-AU・プラグカバー:FCN-360C040-B(富士通)

A1 〜 A18:出力A19:COM3A20:BCD ENABLE

B1 〜 B17:出力B18:入力B19:COM3B20:F.G.

B1A1

B20A20

9.5. BCD出力

234

外部機器

9

9.5.3. BCD出力コネクタのピン配列BCD出力コネクタのピン配列は、出力対象の設定によって異なります。

POINT・ 出力対象の設定については、「9.5.6.(1)出力対象の設定」を参照してください。

■出力対象の設定が[荷重表示][総量][正味量][風袋量]の場合ピン 出力内容 ピン 出力内容

A1 1×100 B1 2×100

A2 4×100 B2 8×100

A3 1×101 B3 2×101

A4 4×101 B4 8×101

A5 1×102 B5 2×102

A6 4×102 B6 8×102

A7 1×103 B7 2×103

A8 4×103 B8 8×103

A9 1×104 B9 2×104

A10 4×104 B10 8×104

A11 1×105 B11 2×105

A12 4×105 B12 8×105

A13 ERROR B13 N.C.A14 安定 B14 総量A15 小数点101 B15 小数点102

A16 小数点103 B16 小数点104

A17 OVER B17 POL.A18 P.C. B18 HOLDA19 COM.3 B19 COM.3A20 BCD-ENABLE B20 F.G.

9.5. BCD出力

235

外部機器

9

■出力対象の設定が[累積値][累積回数]の場合ピン 出力内容 ピン 出力内容

A1 1×100 B1 2×100

A2 4×100 B2 8×100

A3 1×101 B3 2×101

A4 4×101 B4 8×101

A5 1×102 B5 2×102

A6 4×102 B6 8×102

A7 1×103 B7 2×103

A8 4×103 B8 8×103

A9 1×104 B9 2×104

A10 4×104 B10 8×104

A11 1×105 B11 2×105

A12 4×105 B12 8×105

A13 1×106 B13 2×106

A14 4×106 B14 8×106

A15 1×107 B15 2×107

A16 4×107 B16 8×107

A17 OVER B17 POL.A18 P.C. B18 HOLDA19 COM.3 B19 COM.3A20 BCD-ENABLE B20 F.G.

POINT

・ 計測中以外は出力しません。・N.C.ピンは配線しないでください。・別売品取付部は、内部回路とはフォトカプラ絶縁されています。

9.5. BCD出力

236

外部機器

9

9.5.4. 入出力等価回路BCD出力の入出力等価回路は以下のとおりです。

9.5.5. タイミングチャートBCD出力のタイミングをチャートで表すと、以下のようになります。

例1)通常

POINT

・ P.C.、DATA、POL.をすべて出力する場合、出力トランジスタはON(電気的な論理では負論理)になります。

約 12 V

2.2 kΩ

430 ΩINPUT

0.047 μ

COM.3

入力等価回路 出力等価回路

OUTPUT

COM.3

オープンコレクタ定格:VCE=DC35 V IC=DC20 mA MAX

100 回 /s:約 10 ms20 回 /s:約 50 ms4 回 /s:約 250 ms

ON ON ON ON

ON ON ON ON

DATA

POL.

P.C.100 回 /s:約 5 ms20 回 /s:約 25 ms4 回 /s:約 125 ms

9.5. BCD出力

237

外部機器

9

例2)データオーバー時

POINT

・ データオーバー時は、OVER信号の出力トランジスタがON(電気的な論理では負論理)になります。

・ データオーバー時は、DATAのすべての出力トランジスタがOFF(電気的な論理では正論理)になります。

・ POL.はプラスオーバー時はOFF(電気的な論理では正論理)、マイナスオーバー時はON(電気的な論理では負論理)になります。

例3)エラー発生時

POINT

・ エラー発生時は、ERROR信号の出力トランジスタがON(電気的な論理では負論理)になります。

・ エラー発生時は、DATA、POL.のすべての出力トランジスタがOFF(電気的な論理では正論理)になります。

例4)HOLD信号入力時

POINT

・ HOLD信号入力時は、P.C.の出力トランジスタが1ショット動作後にOFF(電気的な論理では正論理)になります。

・ HOLD信号入力は、約50 ms以上ショートした後、動作が実行されます。・ BCD出力を2 台搭載している場合、どちらか一方のHOLD信号に同期して、2 台

ともHOLDされます。

ON ON ON ON

DATA

POL.

OVER

ON ON

ON

ONDATA

POL.

P.C.

ON

ON

HOLD

ON

DATA

POL.

OVER

ON

ONP.C.

9.5. BCD出力

238

外部機器

9

9.5.6. BCD出力の設定BCD出力の仕様に合わせて、以下の項目を設定してください。・動作モード・出力対象・BCD出力論理・POL.(極性)論理・エラーフラグ論理・プリントコマンド論理・プリントコマンド幅・BCD出力回数

BCD出力の設定は、BCD出力設定画面で行います。BCD出力設定画面は、メニュー画面2/2から[別売品設定]を押し、別売品設定画面1/1から[BCD出力設定]を押して表示します。

[別売品設定]を押す

別売品設定画面が表示される

BCD出力設定が表示される

[BCD出力設定]を押す

9.5. BCD出力

239

外部機器

9

POINT

・ 「動作モード」の設定については、BCD出力設定で「9.1.3.通信設定」と同様の操作を行ってください(選択項目:ストリーム、印字信号同期、累積信号同期、完了信号同期、初期値:ストリーム)。

(1)出力対象の設定BCD出力の対象データを設定します。

1)出力対象を設定する

1.出力対象を選択する選択項目:荷重表示、総量、正味量、風袋量、銘柄累積値、銘柄累積回数、配合累積値、配合累積回数初期値:荷重表示

2.[OK]を押す出力対象が設定され、BCD出力設定1/1が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.出力対象の設定を確認する[出力対象]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(2)BCD出力論理の設定BCD出力のデータ出力論理を設定します。

1)BCD出力論理を設定する

1.BCD出力論理を選択する選択項目:負論理、正論理初期値:負論理

2.[OK]を押すBCD出力論理が設定され、BCD出力設定1/1が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.BCD出力論理の設定を確認する[データ出力論理]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.5. BCD出力

240

外部機器

9

POINT

・ BCD出力論理の設定によって、出力状態は以下のようになります。

BCD出力論理設定 出力データ トランジスタ状態 外部電圧供給時のピン-COMレベル

負論理 あり ON Lなし OFF H

正論理 あり OFF Hなし ON L

(3)POL.(極性)論理の設定POL.(極性)出力の論理を設定します。

1)POL.(極性)論理を設定する

1.POL.(極性)論理を選択する選択項目:負論理、正論理初期値:負論理

2.[OK]を押すPOL.(極性)論理が設定され、BCD出力設定1/1が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.POL.(極性)論理の設定を確認する[極性論理]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(4)エラーフラグ論理の設定エラー出力の論理を設定します。

1)エラーフラグ論理を設定する

1.エラーフラグ論理を選択する選択項目:負論理、正論理初期値:負論理

2.[OK]を押すエラーフラグ論理が設定され、BCD出力設定1/1が表示されます。

9.5. BCD出力

241

外部機器

9

2)設定した内容を確認する

1.エラーフラグ論理の設定を確認する[エラーフラグ論理]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(5)プリントコマンド論理の設定P.C.(プリントコマンド)出力の論理を設定します。

1)P.C.論理を設定する

1.P.C.論理を選択する選択項目:負論理、正論理初期値:負論理

2.[OK]を押すP.C.論理が設定され、BCD出力設定1/1が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.P.C.論理の設定を確認する[P.C.論理]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

(6)プリントコマンド幅の設定P.C.(プリントコマンド)出力のデータ幅を設定します。

1)P.C.幅を設定する

1.P.C.幅を選択する選択項目:125 ms、25 ms、5 ms初期値:125 ms

2.[OK]を押すP.C.幅が設定され、BCD出力設定1/1が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.P.C.幅の設定を確認する[P.C.幅]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.5. BCD出力

242

外部機器

9

(7)BCD出力回数の設定BCD出力の出力回数を設定します。

1)BCD出力回数を設定する

1.BCD出力回数を選択する選択項目:4 回/秒、20 回/秒、100 回/秒初期値:4 回/秒

2.[OK]を押すBCD出力回数が設定され、BCD出力設定1/1が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.BCD出力回数の設定を確認する[BCD出力回数]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.6. RS-232Cインターフェイス

243

外部機器

9

9.6. RS-232Cインターフェイス9.6.1. 仕様(型式:CSD912B-P74)RS-232Cインターフェイスの仕様は、以下のとおりです。

仕様 説明伝達方式 半二重同期方式 調歩同期式ボーレート 1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、

38 400 bpsから選択データビット長 7 bit、8 bitから選択パリティビット パリティなし、偶数パリティ、奇数パリティから選択ストップビット 1 bit、2 bitから選択ターミネータ CR+LF、CRから選択送信データ ASCIIコードケーブル長 15 m以内入出力モニター LED付き(TXD、RXD)

POINT

・ 標準RS-485通信およびModbus通信と、別売品のRS-232C通信、RS-422通信、RS-485通信は連動しません。

・ データフォーマットについては、「12.5.RS-232C/422/485の通信データフォーマット」を参照してください。

9.6.2. RS-232Cコネクタのピン配列RS-232Cコネクタのピン配列は、以下のとおりです。

ピン番号 信号名1 CD2 TXD3 RXD4 N.C.5 S.G.6 N.C.7 RTS8 CTS9 N.C.

適合プラグ:DE-9S-NR(JAE)相当(付属していません)

9.6. RS-232Cインターフェイス

244

外部機器

9

POINT

・ RS-232Cインターフェイスコネクタのプラグかん合固定台ネジはインチネジです。

・ N.C.ピンへは配線しないでください。・ 別売品出力部は内部回路とフォトカプラ絶縁されています。・ 本器をCE適合規格およびJIS規格に適合させる場合は、ケーブルはシールドケー

ブル線、コネクタは金属シェル付きのものを使用し、シールドとコネクタの金属シェル部が直接接触するようにしてください。

接続例1)

接続例2)

1

2

3

4

5

7

6

8

9

19

20

21

25

F.G.

TXD

RXD

RTS

CTS

S.G.

DSR

DCD

DTR

1

2

3

4

5

7

6

8

9

CD

TXD

RXD

N.C.

S.G.

RTS

N.C.

CTS

N.C.

CSD-912B ホスト (25 ピン)

1

2

3

4

5

7

6

8

9

CD

TXD

RXD

N.C.

S.G.

RTS

N.C.

CTS

N.C.

CSD-912B ホスト (9 ピン)

DCD

RXD

TXD

DTR

S.G.

RTS

DSR

CTS

RI

1

2

3

4

5

7

6

8

9

9.6. RS-232Cインターフェイス

245

外部機器

9

9.6.3. 通信設定RS-232Cインターフェイスの仕様に合わせて、以下の項目を設定してください。

設定項目 設定内容 選択項目(初期値)動作モード RS-232Cインターフェイスの動作

モードを設定します。コマンドモード、ストリームモード、印字信号同期、累積信号同期、完了信号同期(初期値:コマンドモード)

ストリーム、印字出力対象

ストリームモードおよび印字信号同期時に出力するデータを設定します。

荷重表示、総量、正味量、状態付き荷重表示(初期値:荷重表示)

ボーレート RS-232Cインターフェイスのボーレートを設定します。

1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、 38 400 bps(初期値:9 600 bps)

データビット長 RS-232Cインターフェイスのデータビット長を設定します。

7 bit、8 bit(初期値:7 bit)

パリティ RS-232Cインターフェイスのパリティビットを設定します。

なし、奇数、偶数(初期値:奇数)

ストップビット RS-232Cインターフェイスのストップビットを設定します。

1 bit、2 bit(初期値:1 bit)

ターミネータ 標準RS-485インターフェイスのターミネータを設定します。

CR、CR+LF(初期値:CR+LF)

小数点付加 出力データに小数点を付加するかどうかを設定します。

なし、あり(初期値:なし)

RS-232Cインターフェイスの通信設定は、RS-232C通信設定画面で行います。RS-232C通信設定画面は、メニュー画面2/2から[別売品設定]を押し、別売品設定画面1/1から[RS-232C通信設定]を押して表示します。

[別売品設定]を押す

別売品設定画面が表示される

9.6. RS-232Cインターフェイス

246

外部機器

9

POINT

・ 「ストリーム、印字出力対象」以外の設定については、RS-232C通信設定で「9.1.3 通信設定」と同様の操作を行ってください。

・ RS-232Cインターフェイスとの通信は計量中のみ行います。計量中以外のときは、エラーコマンドが返信されます。

・ 本器では通信フローを制御しません。・ CTS/RTS信号は使用していません。・ Xフロー制御は行いません。・ 通信動作は対話型です。

(1)ストリーム、印字出力対象の設定ストリームモードおよび印字信号同期時に出力するデータを設定します。

1)出力対象を設定する

1.出力対象を選択する選択項目:荷重表示、総量、正味量、状態付き荷重表示初期値:荷重表示

2.[OK]を押す出力対象が設定され、RS-232C通信設定1/1が表示されます。

RS-232C通信設定が表示される

[RS-232C通信設定]を押す

9.6. RS-232Cインターフェイス

247

外部機器

9

2)設定した内容を確認する

1.出力対象の設定を確認する[ストリーム、印字出力対象]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

9.7. RS-422/485インターフェイス

248

外部機器

9

9.7. RS-422/485インターフェイス9.7.1. 仕様(型式:CSD912B-P76)RS-422/485インターフェイスの仕様は、以下のとおりです。

仕様 説明伝達方式 半二重同期方式 調歩同期式ボーレート 1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、

38 400 bpsから選択データビット長 7 bit、8 bitから選択パリティビット パリティなし、偶数パリティ、奇数パリティから選択ストップビット 1 bit、2 bitから選択ターミネータ CR+LF、CRから選択送信データ ASCIIコードケーブル長 約1 kmアドレス番号 0 〜 31の範囲で指定接続可能台数 最大32 台(RS-422の場合は10 台、ストリームモードの場合は1

台)終端抵抗 内蔵(端子台接続で有無を選択)入出力モニター LED付きRS-422/485切り替え RS-422/485切替設定で切り替え

POINT

・ 標準RS-485通信およびModbus通信と、別売品のRS-232C通信、RS-422通信、RS-485通信は連動しません。

・ データフォーマットについては、「12.5.RS-232C/422/485の通信データフォーマット」を参照してください。

9.7. RS-422/485インターフェイス

249

外部機器

9

9.7.2. RS-422/485端子台のピン配列RS-422/485端子台のピン配列は、以下のとおりです。

POINT

・ パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホストから最も離れた場所で、TRM.端子とRDB端子をショートし、内蔵の終端抵抗を接続してください。

・ケーブル先端むき線長さは、7 mmです。・端子台の端子ネジ締め付けトルクは、0.6 N・mです。・接続ケーブルはAWG28 〜 AWG16を使用してください。・接続にはツイストペアケーブルの使用を推奨します。・別売品出力部は内部回路とフォトカプラ絶縁されています。・RS-422/485インターフェイスとBCD出力、RS-232Cインターフェイスのコモ

ンは共通です。・本器をCE適合規格およびJIS規格に適合させる場合は、ケーブルを本器の電源端

子台のF.G.端子に接続してください。

SDA:差動出力(+)

SDB:差動出力(-)

RDA:差動入力(+)

RDB:差動入力(-)

TRM:終端抵抗

S.G.:シグナルグランド

※適合プラグ:XW4B-06C1-H1(オムロン)

9.7. RS-422/485インターフェイス

250

外部機器

9

(1)1台のCSD-912Bと接続する場合RS-422/485インターフェイスに本器を1 台接続する場合は、以下のように接続します。

RDARDBSDASDB

S.G.

RS-485 ホスト

SDASDBRDARDB

S.G.

CSD-912B

TRM.アドレス 00

RDARDBSDASDB

S.G.

RS-422 ホスト

SDASDBRDARDB

S.G.

CSD-912B

TRM.アドレス 00

9.7. RS-422/485インターフェイス

251

外部機器

9

(2)複数のCSD-912Bと接続する場合RS-422/485インターフェイスに本器を複数接続する場合は、以下のように接続します。

POINT

・ S.G.端子は本器とパーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホスト機器との通信状態によって、必要に応じて接続してください。

・RS-422/485インターフェイスによっては、S.G.端子がない場合があります。・パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホスト側の信号の極性は、機器

により逆の場合があります。

RDARDBSDASDB

S.G.

RS-422 ホスト

SDASDBRDA

S.G.

CSD-912B

TRM.RDB アドレス 00

SDASDBRDA

S.G.

CSD-912B

TRM.RDB アドレス 01

RDARDBSDASDB

S.G.

RS-485 ホスト

SDASDBRDA

S.G.

CSD-912B

TRM.RDB アドレス 00

SDASDBRDA

S.G.

CSD-912B

TRM.RDB アドレス 01

SDASDBRDA

S.G.

CSD-912B

TRM.RDB アドレス 09

SDASDBRDA

S.G.

CSD-912B

TRM.RDB アドレス 31

ホストから最も離れた所で TRM と RDB をショートし、終端抵抗を接続します。

9.7. RS-422/485インターフェイス

252

外部機器

9

9.7.3. 通信設定RS-422/485インターフェイスの仕様に合わせて、以下の項目を設定してください。

設定項目 設定内容 選択項目(初期値)ボーレート RS-422/485インターフェイスの

ボーレートを設定します。1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、38 400 bps

(初期値:9 600 bps)データビット長 RS-422/485インターフェイスの

データビット長を設定します。7 bit、8 bit(初期値:7 bit)

パリティ RS-422/485インターフェイスのパリティビットを設定します。

なし、奇数、偶数(初期値:奇数)

ストップビット RS-422/485インターフェイスのストップビットを設定します。

1 bit、2 bit(初期値:1 bit)

ターミネータ RS-422/485インターフェイスのターミネータを設定します。

CR、CR+LF(初期値:CR+LF)

小数点付加 出力データに小数点を付加するかどうかを設定します。

なし、あり(初期値:なし)

アドレス 通信を行うアドレス番号を設定します。

0 〜 31(初期値:0)

RS-422/485切替 通信方式をRS-422またはRS-485に切り替えます。

RS-422、RS-485(初期値:RS-422)

データ遅延時間 RS-485通信時のデータ遅延時間を設定します。パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホスト側の送信終了後、ホスト側の送信端子がローインピーダンス状態になる場合に、本器側のデータ返信を遅延させます。

0.00 〜 9.99(初期値:0.01)

動作モード RS-422/485インターフェイスの動作モードを設定します。

コマンドモード、ストリームモード(初期値:コマンドモード)

ストリーム出力対象 動作モードが「ストリームモード」のときに出力するデータを設定します。

荷重表示、総量、正味量、状態付き荷重表示(初期値:荷重表示)

9.7. RS-422/485インターフェイス

253

外部機器

9

RS-422/485インターフェイスの通信設定は、RS-422/485通信設定画面で行います。RS-422/485通信設定画面は、メニュー画面2/2から[別売品設定]を押し、別売品設定画面1/1から[RS-422/485通信設定]を押して表示します。

-

POINT

・ 「RS-422/485切替」以外の設定については、RS-422/485通信設定で「9.1.3.通信設定」と同様の操作を行ってください。

・ RS-422/485インターフェイスとの通信は計量中のみ行います。計量中以外のときは、エラーコマンドが返信されます。

・ 本器では通信フローを制御しません。・ CTS/RTS信号は使用していません。・ Xフロー制御は行いません。・ 通信動作は対話型です。

[別売品設定]を押す

別売品設定画面が表示される

RS-422/485通信設定が表示される

[RS-422/485通信設定]を押す

9.7. RS-422/485インターフェイス

254

外部機器

9

(1)RS-422/485切替通信方式をRS-422またはRS-485に切り替えます。

1)通信方式を切り替える

1.[RS-422]/[RS-485]を押す初期値:RS-422

2.[OK]を押す通信方式が切り替わり、RS-422/485通信設定1/2が表示されます。

2)設定した内容を確認する

1.通信方式を確認する[RS-422/485切替]の下に、手順1で設定した項目が表示されていれば、設定は完了です。

255

メンテナンス

10

10.1. 部品の寿命 ……………………………………… 256

10.2. 動作チェック …………………………………… 257

10.3. ヒューズの交換 ………………………………… 264

10 メンテナンス本器のメンテナンスについて説明しています。

10.1. 部品の寿命

256

メンテナンス

10

10.1. 部品の寿命本器で使用している部品の寿命は以下のとおりです。

部品 用途 寿命の目安EEPROM 設定データの記録 書き込み回数約100 万回電解コンデンサ スイッチング電源平滑用 約10 年

※空調された環境で連続運転した場合液晶表示器 バックライト 約50 000 時間の使用で表面輝度が初期の50 %

程度まで低下※室温25 ℃の環境で使用した場合

バッテリー RAMのバックアップ 約10 年※室温20 ℃の環境で保管した場合

POINT

・ EEPROMに寿命回数を超える書き込みを行うと、データが記録されなくなりますのでご注意ください。

・ 寿命は使用方法や環境条件などにより変動します。

10.2. 動作チェック

257

メンテナンス

10

10.2. 動作チェック本器では、以下の機器の動作チェックやメンテナンス情報の登録ができます。

対象 チェック内容 記載項目ROMバージョン 本器のモデル名やMAINCARD/CPUCARDのROMバー

ジョンをチェックできます。10.2.1.

ディスプレイ 本器のディスプレイのカラー表示、ライン表示、タッチパネル動作をチェックできます。

10.2.2.

モニターモード ひずみゲージ式変換器の荷重をチェックできます。 10.2.3.外部制御入出力 外部制御入出力が正しく動作しているかどうかをチェッ

クできます。10.2.4.

BCD出力 BCD出力が正しく動作しているかどうかをチェックできます。

10.2.5.

アナログ出力 アナログ出力が正しく動作しているかどうかをチェックできます。

10.2.6.

メンテナンス日 メンテナンスを行った日付を登録できます。 10.2.7.メンテナンス番号 メンテナンス番号を登録できます。 10.2.8.

動作チェックは、動作チェック画面で行います。動作チェック画面は、メニュー画面2/2から[動作チェック]を押して表示します。

[動作チェック]を押す

動作チェック画面が表示される

10.2. 動作チェック

258

メンテナンス

10

10.2.1.ROMバージョンのチェック本器に接続されている別売取付品やメインCPUのソフトウェアバージョンなどをチェックできます。

1)ROMバージョンをチェックする

1.ROMバージョンをチェックするMODEL:本器に接続されている外部機器が表示されます。外部機器は以下の型式で表示されます。

・アナログ電流出力:07・アナログ電圧出力:25・BCD出力:15・PROFIBUS:70・CC-Link:73・RS-232C:74・RS-422/485:76例) 本器にアナログ電流出力、BCD出力が接続さ

れている場合CSD-912B-07-15

MAIN CPU:メインCPUのソフトウェアバージョンが表示されます。

例)Ver.2.400SUB CPU:サブCPUのソフトウェアバージョンが表示されます。

例)Ver.1.000

2.[OK]を押す動作チェック画面1/1が表示されます。

10.2.2.ディスプレイのチェックディスプレイのカラー表示、ライン表示、タッチパネル動作をチェックできます。

(1)カラー表示チェックディスプレイのカラーが正しく表示されるかどうかをチェックできます。

1)カラー表示のチェック画面を表示する

1.[カラー表示チェック]を押すカラー表示チェック画面が表示されます。

10.2. 動作チェック

259

メンテナンス

10

2)ディスプレイに表示されるカラーをチェックする

1.カラーをチェックするディスプレイのカラーが白→黒→赤→緑→青の順に切り替わることを確認します。カラーの切り替わりが終了すると、動作チェック画面1/1が表示されます。

(2)ライン表示チェックディスプレイのラインが正しく表示されるかどうかをチェックできます。

1)ライン表示のチェック画面を表示する

1.[ライン表示チェック]を押すライン表示チェック画面が表示されます。

2)ディスプレイに表示されるラインをチェックする

1.ラインをチェックするディスプレイに縦線→横線の順にラインが表示されることを確認します。ラインの表示が終了すると、動作チェック画面1/1が表示されます。

(3)タッチパネルチェックタッチパネルが正しく動作するかどうかをチェックできます。

1)タッチパネルのチェック画面を表示する

1.[タッチパネルチェック]を押すタッチパネルチェック画面が表示されます。

2)タッチパネルの動作をチェックする

1.左上、右上、中央、左下、右下のスイッチを押す押したスイッチが黄色に変われば、タッチパネルは正しく動作しています。

2.[BACK]を押す動作チェック画面1/1が表示されます。

10.2. 動作チェック

260

メンテナンス

10

10.2.3.モニターモードひずみゲージ式変換器に加わっている荷重をチェックできます。荷重はmV/Vに換算して表示されます。あらかじめひずみゲージ式変換器に質量がわかっている分銅などを載せてください。

1)荷重をチェックする

1.荷重をチェックするひずみゲージ式変換器に加わっている荷重が正しく表示されていることを確認します。

2.[OK]を押す動作チェック画面1/1が表示されます。

POINT

・ 荷重の表示精度は約0.5 %です。参考値としてください。・ 荷重の表示範囲は約-3.1 mV/V 〜 3.1 mV/V です。

10.2.4.外部制御入出力のチェック本器に接続している外部制御入出力が正しく動作するかどうかをチェックできます。

1)外部制御入出力の動作をチェックする

1.外部制御入力の動作をチェックする本器に接続している外部制御入力で入力を行い、該当する表示が「ON」になることを確認します。

2.外部制御出力の動作をチェックする[OUT1]〜[OUT11]を押してON/OFFを切り替えたときに、該当する外部制御出力が動作していることを確認します。

3.[BACK]を押す動作チェック画面1/1が表示されます。

10.2. 動作チェック

261

メンテナンス

10

10.2.5.BCD出力のチェック本器に接続しているBCD出力が正しく動作するかどうかをチェックできます。

1)BCD出力の動作をチェックする

1.BCD出力の動作をチェックする[A1] 〜[A17]、[B1] 〜[B17]を 押 し てON/OFFを切り替えたときに、該当するBCD出力が動作していることを確認します。

2.BCD入力の動作をチェックするBCD出力において「B18」がONになることで、入力を確認できます。

3.[BACK]を押す動作チェック画面1/1が表示されます。

POINT・ BCD出力基板を2 枚搭載している場合は、2 台とも同じ動作をします。

10.2.6.アナログ出力のチェック本器に接続しているアナログ出力が正しく動作するかどうかをチェックできます。

1)アナログ出力の動作をチェックする

1.アナログ出力の動作をチェックする[4 mA/0 V]、[8 mA/2.5 V]、[12 mA/5.0 V]、[16 mA/7.5 V]、[20 mA/10 V]のいずれかを押したときに、アナログ出力が動作していることを確認します。2.[OK]を押す動作チェック画面1/1が表示されます。

10.2. 動作チェック

262

メンテナンス

10

10.2.7.メンテナンス日の登録メンテナンスを行った日付を登録できます。

1)メンテナンス日を登録する

1.メンテナンス日(年.月.日)を入力する設定可能範囲:00.00.00 〜 99.99.99初期値:00.00.00

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すメンテナンス日が登録され、動作チェック画面1/1が表示されます。

2)登録した内容を確認する

1.メンテナンス日を確認する[メンテナンス日]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、登録は完了です。

10.2.8.メンテナンス番号の登録メンテナンス番号を任意で登録できます。

1)メンテナンス番号を登録する

1.メンテナンス番号を入力する設定可能範囲:0 〜 99 999初期値:0

POINT

・ 数値の入力方法については、「3.5.数値の入力」を参照してください。

2.[OK]を押すメンテナンス番号が登録され、動作チェック画面1/1が表示されます。

10.2. 動作チェック

263

メンテナンス

10

2)登録した内容を確認する

1.メンテナンス番号を確認する[メンテナンス番号]の下に、手順1で設定した値が表示されていれば、登録は完了です。

10.3. ヒューズの交換

264

メンテナンス

10

10.3. ヒューズの交換本器のヒューズが切れた場合は、上蓋を外してヒューズを交換してください。

注意

・ ヒューズを交換する際は、本器の電源をOFFにしてください。・ ヒューズの取り付け方法や取り付けたヒューズの容量が不適切だと、思わぬ故障

の原因となります。

1.上蓋固定ネジ(2箇所)を外す

2.上蓋を背面の方向にスライドして、上蓋を外す

3.基板に取り付けてあるヒューズを交換する

4.上蓋を取り付ける

5.上蓋固定ネジ(2箇所)を取り付ける

上蓋

上蓋固定ネジ

タイムラグヒューズ2.5 A

265

トラブルシューティング

11

11.1. トラブルの原因と対処 ………………………… 266

11.2. エラー表示とブザー音 ………………………… 272

11 トラブルシューティング動作異常が発生した場合や、エラーが表示された場合の対処について説明しています。

11.1. トラブルの原因と対処

266

トラブルシューティング

11

11.1. トラブルの原因と対処本器を使用中、以下のような動作異常が発生した場合、この「トラブルの原因と対処」を確認し、処置を行ってください。該当する項目がない場合や、処置を行っても症状が改善されない場合は、弊社までご連絡ください。

対象 トラブルの内容 記載項目LED /ディスプレイ表示 本器のディスプレイ表示やタッチパネル動

作のトラブルに関する処置を説明します。11.1.1.

計量動作 本器の計量中の動作のトラブルに関する処置を説明します。

11.1.2.

標準RS-485インターフェイス 標準RS-485インターフェイスの通信トラブルに関する処置を説明します。

11.1.3.

2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)

2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)の通信、印字のトラブルに関する処置を説明します。

11.1.4.

外部制御入出力 外部制御入出力の通信、動作のトラブルに関する処置を説明します。

11.1.5.

アナログ出力 アナログ出力のトラブルに関する処置を説明します。

11.1.6.

BCD出力 BCD出力の通信、出力のトラブルに関する処置を説明します。

11.1.7.

RS-232Cインターフェイス 別売品RS-232Cインターフェイスの通信トラブルに関する処置を説明します。

11.1.8.

RS-422インターフェイス 別売品RS-422インターフェイスの通信トラブルに関する処置を説明します。

11.1.9.

RS-485インターフェイス 別売品RS-485インターフェイスの通信トラブルに関する処置を説明します。

11.1.10.

11.1.1.LED/ディスプレイ表示

現象 原因 処置POWER LEDが点灯しない

供給電源電圧が許容可変範囲内になっていない

供給電源電圧がAC100 V 〜 AC240 V(許容可変範囲:AC85 V 〜 AC264 V)になっているか確認してください。

電源ケーブルが正しく接続されていない

電源ケーブルを正しく接続してください(→「2.3.電源の接続」)。

ヒューズが切れている ヒューズを交換してください(→「10.3.ヒューズの交換」)。

11.1. トラブルの原因と対処

267

トラブルシューティング

11

現象 原因 処置ディスプレイが表示されない

供給電源電圧が許容可変範囲内になっていない

供給電源電圧がAC100 V 〜 AC240 V(許容可変範囲:AC85 V 〜 AC264 V)になっているか確認してください。

電源ケーブルが正しく接続されていない

電源ケーブルを正しく接続してください(→「2.3.電源の接続」)。

バックライトOFF時間が設定されている

ディスプレイをタッチすると、バックライトが点灯します(→「7.1.6.バックライトOFF時間の設定」)。

ヒューズが切れている ヒューズを交換してください(→「10.3.ヒューズの交換」)。

タッチパネルが反応しない

- 不具合内容、現場状況をできるだけ詳しく弊社まで連絡してください。

ディスプレイに「OL」( 過 負 荷状 態 )ま た は

「-OL」(不安定状態)が表示されるまたは荷重値表示が安定しない

ひずみゲージ式変換器が故障している

別のひずみゲージ式変換器を使用してください(→「2.2.接続」)。

ひずみゲージ式変換器が正しく接続されていない

ひずみゲージ式変換器を正しく接続してください(→「2.2.接続」)。

ひずみゲージ式変換器の信号線が断線している

ひずみゲージ式変換器の接続状態を確認してください(→「2.2.接続」)。

ひずみゲージ式変換器からの入力が±3.1 mV/Vの範囲外となっている

ひずみゲージ式変換器からの入力を確認してください(→「10.2.3.荷重のチェック」)。

校正が正しく行われていない

再度校正を行ってください(→「4.3.校正の実施」)。

本器のA-C間電圧が安定していない

ひずみゲージ式変換器を接続しない状態で、A-F、G-C間をショートしてA-C間の電圧を測定し、A-C間の電圧が印加電圧の設定値で安定しているか確認してください。

キーを押しても反応しない

キーロックが設定されている

キーロックを解除してください(→「5.10.4. キーロック」)。

11.1.2.計量動作

現象 原因 処置正しく計量できない

銘柄設定が正しく設定されていない

銘柄設定を正しく設定してください(→「5.2.3.銘柄の設定」)。

配合設定が正しく設定されていない

配合設定を正しく設定してください(→「5.8.配合モードによる計量」)。

意図した動作で計量できない

各計量モードで必要な機能が正しく設定されていない

各計量モードで必要な機能を正しく設定してください。

11.1. トラブルの原因と対処

268

トラブルシューティング

11

11.1.3.標準RS-485インターフェイス

現象 原因 処置信号が伝達されない

標準RS-485インターフェイスが正しく接続されていない

標準RS-485インターフェイスを正しく接続して く だ さ い( →「9.1.2.標 準RS-485イ ン タ ーフェイスの接続」)。

アドレス番号が正しく設定されていない

アドレス番号を正しく設定してください(→「9.1.3.(8)アドレスの設定」)。

通信プロトコルが正しく設定されていない

通信プロトコルをホストの仕様に合わせてください(→「9.1.3.通信設定」)。

コマンド/データが正しく設定されていない

コマンド/データを正しく設定してください(→「12.5.1.コマンドモードのデータフォーマット」)。

通信を制御できない

ホストで通信フローを制御している

ホスト側で通信フローを制御しないように設定してください。

ホストの反応が早い

ホストのコマンド受信から送信までの間隔が1 ms以下になっている

ホスト側でコマンド受信から送信までの間隔を1 ms以上に設定してください。

ホストが応答しない

本器のデータ遅延時間の設定が短い

標準RS-485インターフェイスのデータ遅延時間の設定を長めに設定してください

(→「9.1.3.(9)遅延時間の設定」)。

11.1.4.2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)

現象 原因 処置信号が伝達されない

2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)が正しく接続されていない

2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)を正しく接続してください(→「9.2.3.2線式シリアルインターフェイス(S-I/F)の接続」)。

通信プロトコルが正しく設定されていない

通信プロトコルをデータフォーマットに従って正 し く 設 定 し て く だ さ い( →「9.2.2.デ ー タフォーマット」)。

印字できない 印字信号の動作が正しく設定されていない

印字信号の動作を正しく設定してください(→「9.2.5.印字動作の設定」)。

11.1. トラブルの原因と対処

269

トラブルシューティング

11

11.1.5.外部制御入出力

現象 原因 処置信号が伝達されない

外部制御入出力が正しく接続されていない

外部制御入出力を正しく接続してください(→「9.3.1.外部制御入出力の接続」)。

外部制御入出力が正しく割り当てられていない

本器で外部制御入出力を正しく割り当ててください(→「9.3.2.外部制御入出力の設定」)。

外部制御入力が正しく動作しない

パルス入力幅が50 ms以下になっている

外部制御入力のパルス入力幅を50 ms以上に設定してください。

レベル入力幅が50 ms以下になっている

外部制御入力のレベル入力幅を50 ms以上に設定してください。

外部制御出力の論理が合っていない

本器で外部制御出力の論理を切り替えてください(→「9.3.2.(3)CONTROL I/Oコネクタの出力論理設定」)。

11.1.6.アナログ出力

現象 原因 処置信号が伝達されない

アナログ出力が正しく接続されていない

アナログ出力を正しく接続してください(→「9.4.2.アナログ出力の接続」)。

電圧出力負荷抵抗が仕様と合っていない

アナログ出力の電圧出力負荷抵抗を5 kΩ以上、電流出力負荷抵抗を510 Ω以下に設定してください。

アナログ出力が正しく動作しない

本器のアナログ出力に関する機能が正しく設定されていない

本器のアナログ出力に関する機能を正しく設定し て く だ さ い( →「9.4.3.ア ナ ロ グ 出 力 の 設定」)。

11.1.7.BCD出力

現象 原因 処置信号が伝達されない

BCD出力が正しく接続されていない

BCD出力を外部機器に正しく接続してください(→「9.5.3.BCD出力コネクタのピン配列」)。

BCD以外が出力される

本器のBCD出力に関する機能が、外部機器の仕様に合わせた設定になっていない

本器のBCD出力に関する機能を、外部機器の仕様に合わせて設定してください

(→「9.5.6.BCD出力の設定」)。

意図した値が出力されない

BCDの出力対象が正しく設定されていない

BCDの出力対象を正しく設定してください(→「9.5.6.(1)出力対象の設定」)。

BCD出力が変化しない

BCD出力がホールドされている

BCD出力のホールドを無効にしてください。

11.1. トラブルの原因と対処

270

トラブルシューティング

11

11.1.8.RS-232Cインターフェイス

現象 原因 処置信号が伝達されない

RS-232Cインターフェイスが正しく接続されていない

RS-232Cインターフェイスを外部機器に正しく接続してください(→「9.6.2.RS-232Cコネクタのピン配列」)。

通信プロトコルが正しく設定されていない

通信プロトコルをホストの仕様に合わせて設定してください(→「9.6.3.通信設定」)。

コマンド/データが正しく設定されていない

コマンド/データを正しく設定してください(→「12.5.1.コマンドモードのデータフォーマット」)。

通信を制御できない

ホストで通信フローを制御している

ホスト側で通信フローを制御しないように設定してください。

ストリームモードで意図した値が出力されない

ストリームモードで出力する対象が正しく設定されていない

ストリームモードの出力対象を正しく設定してください(→「9.6.3.(1)ストリーム、印字出力対象の設定」)。

11.1.9.RS-422インターフェイス

現象 原因 処置信号が伝達されない

RS-422インターフェイスが正しく接続されていない

RS-422インターフェイスを外部機器に正しく接続してください(→「9.7.2.RS-422/485端子台のピン配列」)。

アドレス番号が正しく設定されていない

アドレス番号を正しく設定してください(→「9.7.3.通信設定」)。

通信プロトコルが正しく設定されていない

通信プロトコルをホストの仕様に合わせて設定ください(→「9.7.3.通信設定」)。

コマンド/データが正しく設定されていない

コマンド/データを正しく設定してください(→「12.5.1.コマンドモードのデータフォーマット」)。

通信を制御できない

ホストで通信フローを制御している

ホスト側で通信フローを制御しないに設定してください。

RS-422インターフェイスが使用できない

RS-422/RS-485イ ン タ ーフェイスが正しく切り替わっていない

RS-422/RS-485インターフェイスを正しく切り替えてください(→「9.7.3. (1)RS-422/485切替」)。

11.1. トラブルの原因と対処

271

トラブルシューティング

11

11.1.10.RS-485インターフェイス

現象 原因 処置信号が伝達されない

RS-485インターフェイスが正しく接続されていない

RS-485インターフェイスを外部機器に正しく接続してください(→「9.7.2.RS-422/485端子台のピン配列」)。

アドレス番号が正しく設定されていない

アドレス番号を正しく設定してください(→「9.7.3.通信設定」)。

通信プロトコルが正しく設定されていない

通信プロトコルをホストの仕様に合わせて設定ください(→「9.7.3.通信設定」)。

コマンド/データが正しく設定されていない

コマンド/データを正しく設定してください(→「12.5.1.コマンドモードのデータフォーマット」)。

通信を制御できない

ホストで通信フローを制御している

ホスト側で通信フローを制御しないに設定してください。

RS-485インターフェイスが使用できない

RS-422/RS-485イ ン タ ーフェイスが正しく切り替わっていない

RS-422/RS-485インターフェイスを正しく切り替えてください(→「9.7.3. (1)RS-422/485切替」)。

ホストの反応が早い

ホストのコマンド受信から送信までの間隔が1 ms以下になっている

ホスト側でコマンド受信から送信までの間隔を1 ms以上に設定してください。

ホストが応答しない

本器のデータ遅延時間の設定が短い

RS-485インターフェイスのデータ遅延時間の設定を長めに設定してください(→「9.7.3.通信設定」)。

11.2. エラー表示とブザー音

272

トラブルシューティング

11

11.2. エラー表示とブザー音エラーが発生すると、エラーの内容がディスプレイに表示されます。また、キーロック中にキーを押すと、ブザー音が鳴ります。

11.2.1.エラー表示

エラー表示 原因 処置 バッテリーの残量がありませ

ん。弊社までご連絡ください。

校正時に設定範囲外の値を設定した場合、約2 秒間点滅表示されます。

設定範囲内の値を設定してください(→「4.3.校正の実施」)。

A/D変換エラーです。 弊社までご連絡ください。

バックアップデータが破損しています。

弊社までご連絡ください。

EEPROMへの書き込みエラーです。

弊社までご連絡ください。

EEPROMの読み込みエラーです。

弊社までご連絡ください。

校正時、ロードセルの出力および数値入力が-2.5 mV/V以下でマイナス側のゼロ調整範囲を超えている場合、約2 秒間点滅表示されます。

計量値の読込で校正を行っている場合は、以下の点を確認してください。・ ロードセルが故障していない

か。・ ロードセルが正しく接続されて

いるか、または断線していないか(→「2.2.ひずみゲージ式変換器の接続」)。

・ 本器への入力(mV/V)に過大または過少な荷重がかかっていないか。

出力電圧値の数値入力で校正を行っている場合は、設定可能範囲内の数値を入力してください。

校正時、ロードセルの出力および数値入力が2.5 mV/V以上でプラス側のゼロ調整範囲を超えている場合、約2 秒間点滅表示されます。

校正時、ロードセル出力および数値入力が0 mV/V未満でスパン調整範囲に達していない場合、約2 秒間点滅表示されます。

校正時、ロードセル出力および数値入力が3.1 mV/Vより大きくスパン調整範囲を超えている場合、約2 秒間点滅表示されます。

11.2. エラー表示とブザー音

273

トラブルシューティング

11

エラー表示 原因 処置 デジタルリニアライズによる補

正時、ロードセル出力が低い場合、約2 秒間点滅表示されます。

・ 分銅の質量が適切かどうか確認してください。

・ ゼロ校正、スパン校正を再度実施してください(→「4.3.4.ゼロ校正の実施」「4.3.5.スパン校正の実施」)。

デジタルリニアライズによる補正時、ロードセル出力が高い場合、約2 秒間点滅表示されます。

パワーオンゼロの設定時、計量値がひょう量の±10 %の範囲外の場合に表示されます。

・ ひょう量の設定値を変更してください(→「4.3.3.ひょう量の設定」)。

・ 計量対象を変更してください。 パワーオンゼロの設定時、計量

値が安定していない場合に表示されます。

・ 本器の使用環境が適切かどうか確認してください。

・ ロードセルが正しく接続されているか確認してください(→

「2.2.ひずみゲージ式変換器の接続」)。

・ 安定検出条件の設定を確認してください(→「5.11.5.安定検出の設定」)。

荷重値表示が「(+ひょう量)+9 D」を超えた場合、または「ひょう量の+110 %」を超えた場合に表示されます。

ひょう量の設定を高い数値に変更してください(→「4.3.3.ひょう量の設定」)。

荷重値表示が以下の値を超えた場合に表示されます。・ (-ひょう量)-9 D・ ひょう量の-110 %・ -20 D

ひょう量の設定を低い数値に変更してください(→「4.3.3.ひょう量の設定」)。

A/D変換器の入力がプラスオーバーした場合に表示されます。

ひょう量の設定を高い数値に変更してください(→「4.3.3.ひょう量の設定」)。

A/D変換器の入力がマイナスオーバーした場合に表示されます。

ひょう量の設定を低い数値に変更してください(→「4.3.3.ひょう量の設定」)。

累積値、累積回数が赤色で表示

累積値、累積回数が表示範囲を超えた場合、赤色で表示されます。

累積値、累積回数を消去してくださ い( →「5.2.3.銘 柄 の 設 定 」

「5.8.1.(2)配 合 内 容 の 設 定 」「5.9.1.計量前の設定」)。

11.2. エラー表示とブザー音

274

トラブルシューティング

11

11.2.2.ゼロエラー表示

エラーコード 原因 処置Z.ERR ZERO ゼロセット有効範囲外で

ゼロセットを行ったゼロセット有効範囲が適切に設定されているか確認してください(→「5.10.1.(2)ゼロセット有効範囲の設定」)。

Z.ERR A/Z 風袋引動作範囲外で風袋引を行った

風袋引動作範囲内で風袋引を行ってください(→「5.10.2.(2)風袋引動作範囲の設定」)。

POINT・ ゼロエラーを解除するには、画面左上の[エラー解除]キーを押してください。

11.2. エラー表示とブザー音

275

トラブルシューティング

11

11.2.3.シーケンスエラー表示エラーコード

エラー番号 原因 処置

SQ.ERR 0 1 計量中に一時停止を入力して、強制的に一時停止した

一時停止の原因を確認し、再スタートを実施してください。

SQ.ERR 1 2 安全確認の条件を満たしていない

安全確認入力の設定を確認してくださ い( →「5.4.5.安 全 確 認 入 力 の 利用」)。

SQ.ERR 2 3 補正投入/排出を実施しても容量が不足している

補正投入時間、補正投入最大回数を変更し、再スタートを実施してください(→「5.2.3.銘柄の設定」「5.5.1.

(1)補正投入最大回数の設定」)。SQ.ERR 3 4 設定値の大小関係に矛盾が

ある設定値を確認し、大小関係の矛盾を解消してください(→「5.2.3.銘柄の設定」)。

SQ.ERR 4 5 投入時間が制限時間を越えた

投入ゲートが詰まっていないか確認してください。

SQ.ERR 5 6 排出時間が制限時間を越えた

排出ゲートが詰まっていないか確認してください。

SQ.ERR 6 7 排出モードでの計量時、総量が定量よりも少ない

銘柄ホッパーに原料を補充してください。

SQ.ERR 7 8 計量スタート時、正味量が「定量-落差」よりも大きい

容器の中身を取り除いてください。

SQ.ERR 8 9 ノズル制御モードでの計量時、容器にノズルが当たった

ノズルの位置を確認してください。

SQ.ERR 9 10 「ゼロ付近以上スタート」を[有効]に設定した状態で計量を開始したとき、計量部に容器が置かれていない

計量部に容器を置いてください。

POINT

・ シーケンスエラーを解除するには、画面左上の[エラー解除]キーを押してください。

11.2.4.エラーブザー音キーロック中に計量画面の各種キーを押すと、「ピッ、ピッ」と2 回ブザー音が鳴ります。

POINT・ キーロックの詳細は、「5.10.4.キーロック」を参照してください。

11.2. エラー表示とブザー音

276

トラブルシューティング

11

277

付録

12

12.1. メニュー一覧 …………………………………… 278

12.2. アフターサービス ……………………………… 286

12.3. 仕様 ……………………………………………… 287

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング ……… 291

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット … 309

12 付録メニュー一覧やアフターサービス、データ通信のフォーマットなど、本器に関する補足情報について説明しています。

12.1. メニュー一覧

278

付録

12

12.1. メニュー一覧計量画面から各設定項目への遷移を以下に示します。

(1)計量画面

メニュー画面1/2 グラフ表示画面 → P19へ銘柄設定画面 → (2)へ配合設定画面 → (3)へ基本機能設定画面 → (4)へ入出力設定画面 → (5)へ計量動作設定画面 → (6)へシーケンス制御設定画面 → (7)へ校正画面 → (8)へ標準通信設定画面 → (9)へ

メニュー画面2/2 システム設定画面 → (10)へ別売品設定画面 → (11)へ動作チェック画面 → (12)へ

(2)銘柄設定画面

銘柄設定画面1/2 ホッパー番号 → P56へ定量

→ P57へ落差定量前1 → P58へ定量前2

→ P59へ過量不足

→ P60へゼロ付近満量 → P61へ

銘柄設定画面2/2 自動落差有効幅→ P62へ

補正投入時間補正投入後判定待ち時間 → P63へ累積値

→P64へ累積回数

固定風袋値→

予備大投入 P65へ予備中投入 → P66へ

12.1. メニュー一覧

279

付録

12

(3)

配合設定画面

配合設定画面1/2 計量1

→ P118へ

計量2計量3計量4計量5計量6計量7計量8計量9

配合設定画面2/2 計量10→ P118へ

累積値累積回数 → P119へ

12.1. メニュー一覧

280

付録

12

(4)基本機能設定画面    

基本機能設定画面1/4 表示回数 → P178へADサンプリング回数 → P183へアナログフィルタ → P187へディジタルフィルタ → P188へ安定化フィルタ → P189へ安定化フィルタ時間幅 → P191へ安定化フィルタデータ幅係数 → P190へ安定検出時間

→ P151へ安定検出幅係数

基本機能設定画面2/4 ゼロセット動作→

P137へゼロセット有効範囲 P138へゼロトラッキング対象 → P184へゼロトラッキング時間

→ P185へゼロトラッキングデータ幅係数風袋引動作条件 → P139へ風袋引動作範囲 → P140へ固定風袋引動作 → P148へ固定風袋引0読出動作 → P149へ

基本機能設定画面3/4 パワーオンゼロ → P153へパワーオンゼロクリア → P154へパワーオン風袋引

→ P155へパワーオン風袋引クリアホールド動作 → P157へ印字指令 → P223へ累積指令 → P224へグラフトリガ設定 → P174へグラフトリガレベル → P175へ

基本機能設定画面4/4 計量画面表示切替 → P141へ設定モード安定検出 → P151へ計量対応一括設定 → P164へ比較結果ホールド → P158へS-I/Fホールド

→ P159へCC-Linkホールド荷重表示ホールド → P157へ正味量符号反転 → P160へ

12.1. メニュー一覧

281

付録

12

(5)入出力設定画面

入出力設定画面1/6 F1キー機能

→ P192へF2キー機能F3キー機能F4キー機能

入出力設定画面2/6 I/O入力1 〜 9 → P222へ

入出力設定画面3/6 I/O入力10 〜 11 → P222へ

入出力設定画面4/6 I/O出力1 〜 9 → P223へ

入出力設定画面5/6 I/O出力10 〜 11→ P223へ

I/O出力論理

入出力設定画面6/6 ゼロキーロック

→ P143へ

総量/正味量キーロック風袋引キーロック銘柄設定キーロックFキーロックメニューキーロック校正キーロックCSD-902相当I/O一括設定 → P222へ

12.1. メニュー一覧

282

付録

12

(6)計量動作設定画面

計量動作設定画面1/2 計量モード → P52へ制御モード → P54へ比較信号動作 → P144へゼロ付近比較動作 → P145へ満量比較動作 → P146へ配合シーケンス動作 → P116へ自動落差値保存 → P94へ投入中の安全確認条件 → P96へ排出中の安全確認条件 → P97へ

計量動作設定画面2/2 配合中の安全確認条件 → P98へ混合中の安全確認条件 → P99へシーケンス全般の安全確認条件 → P100へ自動累積機能 → P162へ自動累積条件 → P162へ配合コード別自動累積 → P123へ自動印字機能 → P164へ

12.1. メニュー一覧

283

付録

12

(7)シーケンス制御設定画面

シーケンス制御設定画面1/3 投入スタート → P74へノズル動作 → P112へ判定条件 → P79へ計量完了時の動作 → P81へ排出完了時の動作 → P85へ配合スタート時の動作

→ P120へ配合完了時の動作補正投入最大回数

→ P103へ補正投入後の判定条件

シーケンス制御設定画面2/3 自動落差補正動作 → P94へ計量完了出力OFF条件 → P82へ投入開始待ち後風袋引動作 → P76へ計量時間監視タイマ → P83へ投入開始後待ち時間 → P75へ大投入比較禁止時間 → P76へ中投入比較禁止時間 → P77へ小投入比較禁止時間

→ P78へ判定待ち時間

シーケンス制御設定画面3/3 排出時間監視タイマ → P84へ排出ゲート閉じ待ち時間 → P85へ計量完了出力時間 → P80へ排出完了出力時間 → P86へ配合完了出力時間 → P122へ混合完了出力時間

→ P127へ混合出力時間

12.1. メニュー一覧

284

付録

12

(8)校正画面

校正画面1/2 目量(最小目盛) → P29へひょう量 → P30へゼロ校正 → P31へゼロ点 mV/V → P32へスパン校正 → P33へスパン点 mV/V → P34へピッチ確認 → P40へピッチ確認登録 → P39へ小数点位置 → P179へ

校正画面2/2 微調整画面 → P37へディジタルリニアライズ → P38へ印加電圧 → P29へOL表示条件 → P180へ単位 → P181へ重力加速度補正方法

→ P41へ校正場所/使用場所地区番号校正場所/使用場所重力加速度 → P43へ

(9)標準通信設定画面

標準通信設定画面1/1 RS-485 → P204へS-I/F → P214へ

(10)システム設定画面

システム設定画面1/1 バックライトOFF時間 → P181へデータ保存場所 → P200へ比較設定関連メモリクリア → P195へ動作設定関連メモリクリア → P196へ

12.1. メニュー一覧

285

付録

12

(11)別売品設定画面

別売品設定画面1/1 RS-232C通信設定 → P245へRS-422/485通信設定 → P252へアナログ出力設定

→ P261へBCD出力設定CC-LINK設定 → 別冊参照PROFIBUS設定 → 別冊参照

(12)動作チェック画面

動作チェック画面1/1 ROMバージョン→ P258へ

画面チェック入出力チェック → P260へモニター → P258へBCD

→ P261へアナログ出力メンテナンス日

→ P262へメンテナンス番号

12.2 アフターサービス

286

付録

12

12.2. アフターサービス12.2.1保証本器の保証期間は、本器納入後1 年間です。保証期間中の修理、アフターサービスは、購入された弊社営業所または代理店などにご相談ください。

12.2.2修理修理を依頼される場合は、もう一度、接続・設定・調整が確実に行われているか確認してください。特にひずみゲージ式変換器の結線が外れていたり、切れていないかを確認してください。確認の結果、それでも異常があると認められた時は、本器を購入された弊社営業所または代理店に依頼してください。

12.3 仕様

287

付録

12

12.3. 仕様12.3.1.アナログ仕様ブリッジ電源 DC12 V±0.3 V 140 mA以内 (DC3 V、6 V切り替え可)

リモートセンシング付適用変換器 ひずみゲージ式変換器(350 Ωの場合)4 台まで並列接続可能入力感度 0.3 μV/d以上 (d=最小目盛)入力範囲 -3.1 mV/V 〜 3.1 mV/V零点調整範囲 ±2.5 mV/V非直線性 0.01 %F.S.

温度による影響零点 ±0.1 μV/℃ (入力感度 0.3 μV/d以上にて校正時)感度 ±0.000 8 %F.S./℃ (入力感度 0.3 μV/d以上にて校正時)

入力ノイズ ±0.2 μVP-P以下(アナログフィルター、デジタルフィルター、 安定化フィルター、A/Dサンプリングデフォルト設定にて)

アナログフィルター 約4 Hz(約2、6、8、10、100 Hz切り替え可)

A/Dサンプリング 200 回/秒 (1 000 回/秒、100 回/秒、50 回/秒、20 回/秒、10 回/秒 切り替え可)

A/D内部分解能 24 ビット

12.3.2.表示仕様

表示器表示器 6.2 型HVGA透過カラ―TFT液晶表示器ドット数 640×240 dotsドットピッチ 0.077 mm×0.231 mm

バックライト輝度 約130 cd/m2 (TYP.)寿命 25 ℃にて約40 000 h (TYP.)で表面輝度が初期の50 %に達する

荷重表示

表示範囲 -999 999 〜 999 999表示インクリメント 1 (2、5、10、20、50切り替え可)表示スタイル 7セグメント方式 文字高 22 mmオーバ表示 マイナスオーバー時[-OL]、プラスオーバー時[OL]AD値オーバ表示 マイナスオーバー [-OVF]、プラスオーバー [OVF]

状態表示総量、正味量、固定風袋、風袋引、安定、HOLD、RUN、Z-ERR、CZ、大投入/ S1、中投入/ S2、小投入/ S3、過量/ S4、正量、不足、満量、零付近、完了、投入/排出、単比較/シーケンス/四段/計量中

表示回数 4 回/秒(20 回/秒切り替え可)小数点表示 表示なし、101、102、103、104切り替え可単位表示 なし、g、kg、t、lb、N、kN切り替え可

設定値表示 定量(6 桁)、定量前1(6 桁)、定量前2(6 桁)、過量(6 桁)、不足(6 桁)、落差(6 桁)

銘柄表示 銘柄番号:00 〜 99、銘柄名:最大15 文字

累積表示 累積値:-9 999 999 999 〜 9 999 999 999、累積回数:0 〜 999 999

グラフ表示 計測状態を波形表示

12.3 仕様

288

付録

12

12.3.3.インターフェイス

外部制御入力

以下の内11 個の機能を任意に選択可OFF、総量/正味量、ゼロ、ゼロクリア、風袋引、風袋引クリア、投入スタート、配合スタート、排出スタート、混合スタート、手動落差指令、累積指令、前回の累積クリア、一時停止、再スタート、呼出中銘柄累積クリア、全銘柄コード累積クリア、呼出中配合累積クリア、全配合コード累積クリア、強制計量完了、強制配合完了、強制排出完了、エラー解除、印字指示※以上パルス入力、パルス幅 50 ms 以上にて1 回有効投入/排出切り替え、コード番号1、コード番号2、コード番号4、コード番号8、コード番号10、コード番号20、コード番号40、コード番号80、安全確認入力1、安全確認入力2、安全確認入力3、安全確認入力4、 安全確認入力5、安全確認入力6、安全確認入力7、安全確認入力8、 手動大投入、手動中投入、手動小投入、手動排出、ホールド、相似出力用入力※以上レベル入力、50 ms以上ショートにて入力中有効

外部制御出力

以下の内11 個の機能を任意に選択可OFF、安定、ゼロ付近、満量、大投入、中投入、小投入、過量、正量、不足、混合、排出(排出ゲート開)、計量完了、配合完了、排出完了混合完了、ノズル降下、計量中、計量シーケンスエラー、重量異常、エラー、風袋引中、センターゼロ、総重量表示、正味量表示、ホールド中、ホッパー 1、ホッパー 2、ホッパー 3、ホッパー 4、ホッパー 5、ホッパー6、ホッパー 7、ホッパー 8、ホッパー 9、ホッパー 10、ホッパー 11、ホッパー 12、ホッパー 13、ホッパー 14、ホッパー 15、ホッパー16、ホッパー 17、ホッパー 18、ホッパー 19、ホッパー 20、ホッパー 1大投入、ホッパー 1中投入、ホッパー 1小投入、ホッパー 2大投入、ホッパー 2中投入、ホッパー 2小投入、ホッパー 3大投入、ホッパー 3中投入、ホッパー 3小投入、ホッパー 4大投入、ホッパー 4中投入、ホッパー 4小投入、ホッパー 5大投入、ホッパー 5中投入、ホッパー 5小投入、ホッパー 6大投入、ホッパー 6中投入、ホッパー 6小投入、ホッパー 7大投入、ホッパー 7中投入、ホッパー 7小投入、ホッパー 8大投入、ホッパー 8中投入、ホッパー 8小投入、ホッパー 9大投入、ホッパー 9中投入、ホッパー 9小投入、ホッパー 10大投入、ホッパー 10中投入、ホッパー 10小投入、入力相似出力

2線式シリアルインターフェイス

ボーレート:600 bps、データビット長:8 bit、パリティビット奇数、ストップビット:1 bit、スタートビット:1 bit、送信データ:バイナリコード、BCD※内部回路とフォトカプラ絶縁されています。※外部制御入力とコモン共通です。

標準RS-485インターフェイス

ボーレート:1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps19 200 bps、38 400 bpsから選択、データビット長:7 bit、8 bitから選択、パリティビット:なし、偶数、奇数から選択、ストップビット:1 bit、2 bitから選択、ターミネータ:CR+LF、CRから選択、伝達方法:半二重、同期方式:調歩同期式、アドレス:0 〜 31の中から1つを選択、送信データ:ASCIIコード、ケーブル長:約1 km、接続台数:最大32 台、終端抵抗:外付け、データ転送モード:コマンド、Modbusから選択※内部回路とコモン共通です。

12.3 仕様

289

付録

12

BCD出力 (別売品)

出力BCDデータ:8 桁パラレル出力POL.(極性):マイナス極性出力でON、プラス極性出力でOFF、P.C.(プリントコマンド):BCD出力の変換完力後一定時間ON小数点:小数点表示設定に同期してONERROR(エラー):各種エラー発生時ONOVER(オーバー):OL表示(オーバーロード)に同期してON安定:安定検出時ON総量:BCD出力が総量のときON※以上オープンコレクタ出力がVCE=DC35 V、IC=DC40 mA MAXのとき※計測モード以外のときは出力を更新しません。入力HOLD(ホールド):BCD出力のホールドBCD-ENABLE:BCD関連出力の強制OFF(ハイインピーダンス)※以上レベル入力、100 ms以上ショートにて入力有効

RS-232C (別売品)

ボーレート:1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、38 400 bpsから選択、データビット長:7 bit、8 bitから選択、パリティビット:なし、偶数、奇数から選択、ストップビット:1 bit、2 bitから選択、ターミネータ:CR+LF、CRから選択、伝達方法:半二重、同期方式:調歩同期式、送信データ:ASCIIコード

RS-422/485 (別売品)

ボーレート:1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、38 400 bpsから選択、データビット長:7 bit、8 bitから選択、パリティビット:なし、偶数、奇数から選択、ストップビット:1 bit、2 bitから選択、ターミネータ:CR+LF、CRから選択、伝達方法:半二重、同期方式:調歩同期式、アドレス:0 〜 31の中から1つを選択、送信データ:ASCIIコード、ケーブル長:約1 km、接続台数:最大32 台(RS-422:10 台)、終端抵抗:内蔵(端子台接続により有無選択)、入出力モニター LED付、RS-422/485の切り替え

電流出力 (別売品)

出力:DC4 mA 〜 20 mA、負荷抵抗:510 Ω以下、分解能:約1/12000以上、非直線性:0.02 %F.S.以内、オーバーレンジ:[-OL]表示時 約DC2.4 mA、[OL]表示時 約DC21.6 mA、出力回数:A/Dサンプリングに同期※内部回路とフォトカプラ絶縁されています。温度による影響 零点:±0.005 %F.S./℃、感度:±0.005 %F.S./℃

電圧出力 (別売品)

出力:DC0 V 〜 10 V、負荷抵抗:5 kΩ以上、分解能:約1/12000以上、非直線性:0.02 %F.S.以内、オーバレンジ:[-OL]表示時:約-1 V、[OL]表示時:約11 V、出力回数:A/Dサンプリングに同期 ※内部回路とフォトカプラ絶縁されています。温度による影響 零点:±0.015 %F.S./℃、感度:±0.015 %F.S./℃

12.3 仕様

290

付録

12

ケーブル(別売品)

CAC-604-1M、-2M、-5M、-10M:BCD出力ケーブル(片側FCNコネクタ40Pプラグ、ケーブル先端切放し)CAC-605-1M、-2M、-5M、-10M:CONTROL I/O ケーブル(片側FCNコネクタ24Pプラグ、ケーブル先端切放し)CAC-606-0.5M、-1M、-2M、-5M:CSD-912B 〜 CSD-902 BCD出力中継ケーブル(片側FCNコネクタ40Pプラグ〜片側57シリーズ50Pコネクタ)CAC-607-0.5M、-1M、-2M、-5M:CSD-912B 〜 CSD-902 CONTROL I/O 中継ケーブル(片側FCNコネクタ24Pプラグ〜片側FCNコネクタ36Pプラグ)

12.3.4.一般仕様

使用温度範囲温度 0 ℃ 〜 40 ℃湿度 85 %RH以下(結露なきこと)

保存温度範囲 -20 ℃ 〜 60 ℃

電源

電源電圧 AC100 V 〜 AC240 V (許容可変範囲 AC85 V 〜 AC264 V)電源周波数 50/60 Hz

消費電力 約20 VA(別売品なし、AC100 Vにて) 最大約25 VA (別売品装着、AC100 Vにて)

外形寸法(W×H×D) 96 mm × 192 mm × 132 mm(突起部含まず)質量 約1.6 kg(別売品含まず)

12.3.5.標準出荷仕様ブリッジ電源 DC12 Vスパン調整 0.3 mV/V入力で10 000表示目量(最小目盛) 1

12.3.6.付属品取扱説明書 1 冊タイムラグヒューズ(2.5 A) 1 個

外部制御入力プラグ 1 個 (コネクタ:FCN-361JO24-AU、コネクタカバー:FCN-360C024-B)

標準通信コネクタ 1 個 (プラグ:XW4B-06B1-H1)A-F間、C-G間ショートバー 2 個パネルマウントパッキン 1 個BCD出力用プラグ 1 個 (別売品BCD出力装着時のみ付属)別売品CC-Link取扱説明書 1 冊 (別売品CC-Linkインターフェイス装着時のみ付属)CC-Linkコネクタ 1 個 (別売品CC-Linkインターフェイス装着時のみ付属)別売品PROFIBUS取扱説明書 1 冊 (別売品PROFIBUSインターフェイス装着時のみ付属)

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

291

付録

12

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピングModbus通信は、標準RS-485通信を使用したシリアルインターフェイスです。Modbus通信をサポートした機器との通信がプログラムレスで行えます。※ModbusはModicon社の登録商標です。

本器とのデータ通信は、下表でマッピングされたメモリで操作できるため、通信プロトコルのプログラムを作成する必要がありません。通信のハードウェアとしては標準RS-485を使用します。Modbus通信を使用するときは、「9.1.3.通信設定」を以下のように設定してください。

項目 設定値動作モード Modbus

ボーレート 1 200 bps、2 400 bps、4 800 bps、9 600 bps、19 200 bps、38 400 bpsから選択

データビット長 8 bitパリティビット パリティなし、偶数パリティ、奇数パリティから選択ストップビット 1 bit、2 bitから選択

アドレス 0 〜 31の中から1つを選択但し、0はブロードキャストアドレスです。

POINT

・ 標準RS-485通信及びModbus通信と、別売品のRS-232C通信、RS-422通信、およびRS-485通信は連動していません。

・ 「小数点付加」、「ターミネータ」はModbus通信に影響しないため、設定する必要はありません。

・ RS-485データ遅延時間は[0.10]秒以上に設定してください。・ パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホスト側は、5 ms以上の遅延

時間を設定してください。

■出力コイル(ビット読出し/書込み リファレンス番号0)アドレス データ名 アドレス データ名

1 ゼロ 13 未使用2 ゼロクリア 14 一時停止3 風袋引き 15 再スタート4 風袋クリア 16 強制計量完了5 投入スタート 17 強制配合完了6 配合スタート 18 強制排出完了7 排出スタート 19 エラーリセット8 混合スタート 20 ホールド/ホールド解除切り替え9 手動落差指令 21 印字指令10 累積指令 22 総量/正味量切り替え11 前回の累積クリア 23 全銘柄コード累積クリア12 未使用 24 全配合コード累積クリア

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

292

付録

12

■入力ステータス(ビット読出し リファレンス1)アドレス データ名 アドレス データ名

17 安定 4913 〜 4928 銘柄コード番号19の累積ステータス18 ゼロ付近 5169 〜 5184 銘柄コード番号20の累積ステータス19 満量 5425 〜 5440 銘柄コード番号21の累積ステータス20 大投入 5681 〜 5696 銘柄コード番号22の累積ステータス21 中投入 5937 〜 5952 銘柄コード番号23の累積ステータス22 小投入 6193 〜 6208 銘柄コード番号24の累積ステータス23 過量 6449 〜 6464 銘柄コード番号25の累積ステータス24 正量 6705 〜 6720 銘柄コード番号26の累積ステータス25 不足 6961 〜 6976 銘柄コード番号27の累積ステータス26 未使用 7217 〜 7232 銘柄コード番号28の累積ステータス27 未使用 7473 〜 7488 銘柄コード番号29の累積ステータス28 混合 7729 〜 7744 銘柄コード番号30の累積ステータス29 排出 7985 〜 8000 銘柄コード番号31の累積ステータス30 計量完了 8241 〜 8256 銘柄コード番号32の累積ステータス31 配合完了 8497 〜 8512 銘柄コード番号33の累積ステータス32 排出完了 8753 〜 8768 銘柄コード番号34の累積ステータス33 混合完了 9009 〜 9024 銘柄コード番号35の累積ステータス34 ノズル降下 9265 〜 9280 銘柄コード番号36の累積ステータス35 未使用 9521 〜 9536 銘柄コード番号37の累積ステータス36 計量シーケンス動作中 9777 〜 9792 銘柄コード番号38の累積ステータス37 未使用 10033 〜 10048 銘柄コード番号39の累積ステータス38 計量シーケンスエラー 10289 〜 10304 銘柄コード番号40の累積ステータス39 重量異常 10545 〜 10560 銘柄コード番号41の累積ステータス40 ゼロエラー 10801 〜 10816 銘柄コード番号42の累積ステータス41 エラー 11057 〜 11072 銘柄コード番号43の累積ステータス42 未使用 11313 〜 11328 銘柄コード番号44の累積ステータス43 風袋引き中 11569 〜 11584 銘柄コード番号45の累積ステータス44 固定風袋引き中 11825 〜 11840 銘柄コード番号46の累積ステータス45 センターゼロ 12081 〜 12096 銘柄コード番号47の累積ステータス46 総重量表示中 12337 〜 12352 銘柄コード番号48の累積ステータス47 正味量表示中 12593 〜 12608 銘柄コード番号49の累積ステータス48 ホールド中 12849 〜 12864 銘柄コード番号50の累積ステータス

49 〜 64 銘柄コード番号0の累積ステータス 13105 〜 13120 銘柄コード番号51の累積ステータス49 累積エラー 13361 〜 13376 銘柄コード番号52の累積ステータス

50 〜 64 未使用 13617 〜 13632 銘柄コード番号53の累積ステータス305 〜 320 銘柄コード番号1の累積ステータス 13873 〜 13888 銘柄コード番号54の累積ステータス561 〜 576 銘柄コード番号2の累積ステータス 14129 〜 14144 銘柄コード番号55の累積ステータス817 〜 832 銘柄コード番号3の累積ステータス 14385 〜 14400 銘柄コード番号56の累積ステータス

1073 〜 1088 銘柄コード番号4の累積ステータス 14641 〜 14656 銘柄コード番号57の累積ステータス1329 〜 1344 銘柄コード番号5の累積ステータス 14897 〜 14912 銘柄コード番号58の累積ステータス

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

293

付録

12

アドレス データ名 アドレス データ名1585 〜 1600 銘柄コード番号6の累積ステータス 15153 〜 15168 銘柄コード番号59の累積ステータス1841 〜 1856 銘柄コード番号7の累積ステータス 15409 〜 15424 銘柄コード番号60の累積ステータス2097 〜 2112 銘柄コード番号8の累積ステータス 15665 〜 15680 銘柄コード番号61の累積ステータス2353 〜 2368 銘柄コード番号9の累積ステータス 15921 〜 15936 銘柄コード番号62の累積ステータス2609 〜 2624 銘柄コード番号10の累積ステータス 16177 〜 16192 銘柄コード番号63の累積ステータス2865 〜 2880 銘柄コード番号11の累積ステータス 16433 〜 16448 銘柄コード番号64の累積ステータス3121 〜 3136 銘柄コード番号12の累積ステータス 16689 〜 16704 銘柄コード番号65の累積ステータス3377 〜 3392 銘柄コード番号13の累積ステータス 16945 〜 16960 銘柄コード番号66の累積ステータス3633 〜 3648 銘柄コード番号14の累積ステータス 17201 〜 17216 銘柄コード番号67の累積ステータス3889 〜 3904 銘柄コード番号15の累積ステータス 17457 〜 17472 銘柄コード番号68の累積ステータス4145 〜 4160 銘柄コード番号16の累積ステータス 17713 〜 17728 銘柄コード番号69の累積ステータス4401 〜 4416 銘柄コード番号17の累積ステータス 17969 〜 17984 銘柄コード番号70の累積ステータス4657 〜 4672 銘柄コード番号18の累積ステータス 18225 〜 18240 銘柄コード番号71の累積ステータス

18481 〜 18496 銘柄コード番号72の累積ステータス 31537 〜 31552 配合コード番号23の累積ステータス18737 〜 18752 銘柄コード番号73の累積ステータス 31793 〜 31808 配合コード番号24の累積ステータス18993 〜 19008 銘柄コード番号74の累積ステータス 32049 〜 32064 配合コード番号25の累積ステータス19249 〜 19264 銘柄コード番号75の累積ステータス 32305 〜 32320 配合コード番号26の累積ステータス19505 〜 19520 銘柄コード番号76の累積ステータス 32561 〜 32576 配合コード番号27の累積ステータス19761 〜 19776 銘柄コード番号77の累積ステータス 32817 〜 32832 配合コード番号28の累積ステータス20017 〜 20032 銘柄コード番号78の累積ステータス 33073 〜 33088 配合コード番号29の累積ステータス20273 〜 20288 銘柄コード番号79の累積ステータス 33329 〜 33344 配合コード番号30の累積ステータス20529 〜 20544 銘柄コード番号80の累積ステータス 33585 〜 33600 配合コード番号31の累積ステータス20785 〜 20800 銘柄コード番号81の累積ステータス 33841 〜 33856 配合コード番号32の累積ステータス21041 〜 21056 銘柄コード番号82の累積ステータス 34097 〜 34112 配合コード番号33の累積ステータス21297 〜 21312 銘柄コード番号83の累積ステータス 34353 〜 34368 配合コード番号34の累積ステータス21553 〜 21568 銘柄コード番号84の累積ステータス 34609 〜 34624 配合コード番号35の累積ステータス21809 〜 21824 銘柄コード番号85の累積ステータス 34865 〜 34880 配合コード番号36の累積ステータス22065 〜 22080 銘柄コード番号86の累積ステータス 35121 〜 35136 配合コード番号37の累積ステータス22321 〜 22336 銘柄コード番号87の累積ステータス 35377 〜 35392 配合コード番号38の累積ステータス22577 〜 22592 銘柄コード番号88の累積ステータス 35633 〜 35648 配合コード番号39の累積ステータス22833 〜 22848 銘柄コード番号89の累積ステータス 35889 〜 35904 配合コード番号40の累積ステータス23089 〜 23104 銘柄コード番号90の累積ステータス 36145 〜 36160 配合コード番号41の累積ステータス23345 〜 23360 銘柄コード番号91の累積ステータス 36401 〜 36416 配合コード番号42の累積ステータス23601 〜 23616 銘柄コード番号92の累積ステータス 36657 〜 36672 配合コード番号43の累積ステータス23857 〜 23872 銘柄コード番号93の累積ステータス 36913 〜 36928 配合コード番号44の累積ステータス24113 〜 24128 銘柄コード番号94の累積ステータス 37169 〜 37184 配合コード番号45の累積ステータス24369 〜 24384 銘柄コード番号95の累積ステータス 37425 〜 37440 配合コード番号46の累積ステータス24625 〜 24640 銘柄コード番号96の累積ステータス 37681 〜 37696 配合コード番号47の累積ステータス24881 〜 24896 銘柄コード番号97の累積ステータス 37937 〜 37952 配合コード番号48の累積ステータス25137 〜 25152 銘柄コード番号98の累積ステータス 38193 〜 38208 配合コード番号49の累積ステータス25393 〜 25408 銘柄コード番号99の累積ステータス 38449 〜 38464 配合コード番号50の累積ステータス

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

294

付録

12

アドレス データ名 アドレス データ名25649 〜 25664 配合コード番号0の累積ステータス 38705 〜 38720 配合コード番号51の累積ステータス

25649 累積エラー 38961 〜 38976 配合コード番号52の累積ステータス25650 〜 25664 未使用 39217 〜 39232 配合コード番号53の累積ステータス25905 〜 25920 配合コード番号1の累積ステータス 39473 〜 39488 配合コード番号54の累積ステータス26161 〜 26176 配合コード番号2の累積ステータス 39729 〜 39744 配合コード番号55の累積ステータス26417 〜 26432 配合コード番号3の累積ステータス 39985 〜 40000 配合コード番号56の累積ステータス26673 〜 26688 配合コード番号4の累積ステータス 40241 〜 40256 配合コード番号57の累積ステータス26929 〜 26944 配合コード番号5の累積ステータス 40497 〜 40512 配合コード番号58の累積ステータス27185 〜 27200 配合コード番号6の累積ステータス 40753 〜 40768 配合コード番号59の累積ステータス27441 〜 27456 配合コード番号7の累積ステータス 41009 〜 41024 配合コード番号60の累積ステータス27697 〜 27712 配合コード番号8の累積ステータス 41265 〜 41280 配合コード番号61の累積ステータス27953 〜 27968 配合コード番号9の累積ステータス 41521 〜 41536 配合コード番号62の累積ステータス28209 〜 28224 配合コード番号10の累積ステータス 41777 〜 41792 配合コード番号63の累積ステータス28465 〜 28480 配合コード番号11の累積ステータス 42033 〜 42048 配合コード番号64の累積ステータス28721 〜 28736 配合コード番号12の累積ステータス 42289 〜 42304 配合コード番号65の累積ステータス28977 〜 28992 配合コード番号13の累積ステータス 42545 〜 42560 配合コード番号66の累積ステータス29233 〜 29248 配合コード番号14の累積ステータス 42801 〜 42816 配合コード番号67の累積ステータス29489 〜 29504 配合コード番号15の累積ステータス 43057 〜 43072 配合コード番号68の累積ステータス29745 〜 29760 配合コード番号16の累積ステータス 43313 〜 43328 配合コード番号69の累積ステータス30001 〜 30016 配合コード番号17の累積ステータス 43569 〜 43584 配合コード番号70の累積ステータス30257 〜 30272 配合コード番号18の累積ステータス 43825 〜 43840 配合コード番号71の累積ステータス30513 〜 30528 配合コード番号19の累積ステータス 44081 〜 44096 配合コード番号72の累積ステータス30769 〜 30784 配合コード番号20の累積ステータス 44337 〜 44352 配合コード番号73の累積ステータス31025 〜 31040 配合コード番号21の累積ステータス 44593 〜 44608 配合コード番号74の累積ステータス31281 〜 31296 配合コード番号22の累積ステータス 44849 〜 44864 配合コード番号75の累積ステータス45105 〜 45120 配合コード番号76の累積ステータス 48177 〜 48192 配合コード番号88の累積ステータス45361 〜 45376 配合コード番号77の累積ステータス 48433 〜 48448 配合コード番号89の累積ステータス45617 〜 45632 配合コード番号78の累積ステータス 48689 〜 48704 配合コード番号90の累積ステータス45873 〜 45888 配合コード番号79の累積ステータス 48945 〜 48960 配合コード番号91の累積ステータス46129 〜 46144 配合コード番号80の累積ステータス 49201 〜 49216 配合コード番号92の累積ステータス46385 〜 46400 配合コード番号81の累積ステータス 49457 〜 49472 配合コード番号93の累積ステータス46641 〜 46656 配合コード番号82の累積ステータス 49713 〜 49728 配合コード番号94の累積ステータス46897 〜 46912 配合コード番号83の累積ステータス 49969 〜 49984 配合コード番号95の累積ステータス47153 〜 47168 配合コード番号84の累積ステータス 50225 〜 50240 配合コード番号96の累積ステータス47409 〜 47424 配合コード番号85の累積ステータス 50481 〜 50496 配合コード番号97の累積ステータス47665 〜 47680 配合コード番号86の累積ステータス 50737 〜 50752 配合コード番号98の累積ステータス47921 〜 47936 配合コード番号87の累積ステータス 50993 〜 51008 配合コード番号99の累積ステータス

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

295

付録

12

■入力レジスタ (ワード 読出し リファレンス3)アドレス データ名 アドレス データ名

1小数点位置

(1:なし、2:0.0、3:0.00、4:0.000)

5665 〜 5680 銘柄コード番号22の累積データ

2単位

(0:なし、1:g、2:kg、3:t、4:lb)

5921 〜 5936 銘柄コード番号23の累積データ

3 風袋重量 6177 〜 6192 銘柄コード番号24の累積データ5 総重量 6433 〜 6448 銘柄コード番号25の累積データ7 正味重量 6689 〜 6704 銘柄コード番号26の累積データ9 使用中の銘柄コード番号 6945 〜 6960 銘柄コード番号27の累積データ10 使用中の配合コード番号 7201 〜 7216 銘柄コード番号28の累積データ11 使用中の銘柄ホッパー番号 7457 〜 7472 銘柄コード番号29の累積データ

12シーケンスエラー番号

(「11.2.3.シーケンスエラー表示」参照)

7713 〜 7728 銘柄コード番号30の累積データ

13 重量異常 7969 〜 7984 銘柄コード番号31の累積データ14 ゼロエラー 8225 〜 8240 銘柄コード番号32の累積データ15 エラー 8481 〜 8496 銘柄コード番号33の累積データ16 未使用 8737 〜 8752 銘柄コード番号34の累積データ

33 〜 48 銘柄コード番号0の累積データ 8993 〜 9008 銘柄コード番号35の累積データ33 累積重量(8 桁) 9249 〜 9264 銘柄コード番号36の累積データ35 累積回数 9505 〜 9520 銘柄コード番号37の累積データ37 累積重量(10 桁下位4 byte) 9761 〜 9776 銘柄コード番号38の累積データ39 累積重量(10 桁上位4 byte) 10017 〜 10032 銘柄コード番号39の累積データ

289 〜 304 銘柄コード番号1の累積データ 10273 〜 10288 銘柄コード番号40の累積データ545 〜 560 銘柄コード番号2の累積データ 10529 〜 10544 銘柄コード番号41の累積データ801 〜 816 銘柄コード番号3の累積データ 10785 〜 10800 銘柄コード番号42の累積データ

1057 〜 1072 銘柄コード番号4の累積データ 11041 〜 11056 銘柄コード番号43の累積データ1313 〜 1328 銘柄コード番号5の累積データ 11297 〜 11312 銘柄コード番号44の累積データ1569 〜 1584 銘柄コード番号6の累積データ 11553 〜 11568 銘柄コード番号45の累積データ1825 〜 1840 銘柄コード番号7の累積データ 11809 〜 11824 銘柄コード番号46の累積データ2081 〜 2096 銘柄コード番号8の累積データ 12065 〜 12080 銘柄コード番号47の累積データ2337 〜 2352 銘柄コード番号9の累積データ 12321 〜 12336 銘柄コード番号48の累積データ2593 〜 2608 銘柄コード番号10の累積データ 12577 〜 12592 銘柄コード番号49の累積データ2849 〜 2864 銘柄コード番号11の累積データ 12833 〜 12848 銘柄コード番号50の累積データ3105 〜 3120 銘柄コード番号12の累積データ 13089 〜 13104 銘柄コード番号51の累積データ3361 〜 3376 銘柄コード番号13の累積データ 13345 〜 13360 銘柄コード番号52の累積データ3617 〜 3632 銘柄コード番号14の累積データ 13601 〜 13616 銘柄コード番号53の累積データ3873 〜 3888 銘柄コード番号15の累積データ 13857 〜 13872 銘柄コード番号54の累積データ4129 〜 4144 銘柄コード番号16の累積データ 14113 〜 14128 銘柄コード番号55の累積データ4385 〜 4400 銘柄コード番号17の累積データ 14369 〜 14384 銘柄コード番号56の累積データ

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

296

付録

12

アドレス データ名 アドレス データ名4641 〜 4656 銘柄コード番号18の累積データ 14625 〜 14640 銘柄コード番号57の累積データ4897 〜 4912 銘柄コード番号19の累積データ 14881 〜 14896 銘柄コード番号58の累積データ5153 〜 5168 銘柄コード番号20の累積データ 15137 〜 15152 銘柄コード番号59の累積データ5409 〜 5424 銘柄コード番号21の累積データ 15393 〜 15408 銘柄コード番号60の累積データ

15649 〜 15664 銘柄コード番号61の累積データ 28705 〜 28720 配合コード番号12の累積データ15905 〜 15920 銘柄コード番号62の累積データ 28961 〜 28976 配合コード番号13の累積データ16161 〜 16176 銘柄コード番号63の累積データ 29217 〜 29232 配合コード番号14の累積データ16417 〜 16432 銘柄コード番号64の累積データ 29473 〜 29488 配合コード番号15の累積データ16673 〜 16688 銘柄コード番号65の累積データ 29729 〜 29744 配合コード番号16の累積データ16929 〜 16944 銘柄コード番号66の累積データ 29985 〜 30000 配合コード番号17の累積データ17185 〜 17200 銘柄コード番号67の累積データ 30241 〜 30256 配合コード番号18の累積データ17441 〜 17456 銘柄コード番号68の累積データ 30497 〜 30512 配合コード番号19の累積データ17697 〜 17712 銘柄コード番号69の累積データ 30753 〜 30768 配合コード番号20の累積データ17953 〜 17968 銘柄コード番号70の累積データ 31009 〜 31024 配合コード番号21の累積データ18209 〜 18224 銘柄コード番号71の累積データ 31265 〜 31280 配合コード番号22の累積データ18465 〜 18480 銘柄コード番号72の累積データ 31521 〜 31536 配合コード番号23の累積データ18721 〜 18736 銘柄コード番号73の累積データ 31777 〜 31792 配合コード番号24の累積データ18977 〜 18992 銘柄コード番号74の累積データ 32033 〜 32048 配合コード番号25の累積データ19233 〜 19248 銘柄コード番号75の累積データ 32289 〜 32304 配合コード番号26の累積データ19489 〜 19504 銘柄コード番号76の累積データ 32545 〜 32560 配合コード番号27の累積データ19745 〜 19760 銘柄コード番号77の累積データ 32801 〜 32816 配合コード番号28の累積データ20001 〜 20016 銘柄コード番号78の累積データ 33057 〜 33072 配合コード番号29の累積データ20257 〜 20272 銘柄コード番号79の累積データ 33313 〜 33328 配合コード番号30の累積データ20513 〜 20528 銘柄コード番号80の累積データ 33569 〜 33584 配合コード番号31の累積データ20769 〜 20784 銘柄コード番号81の累積データ 33825 〜 33840 配合コード番号32の累積データ21025 〜 21040 銘柄コード番号82の累積データ 34081 〜 34096 配合コード番号33の累積データ21281 〜 21296 銘柄コード番号83の累積データ 34337 〜 34352 配合コード番号34の累積データ21537 〜 21552 銘柄コード番号84の累積データ 34593 〜 34608 配合コード番号35の累積データ21793 〜 21808 銘柄コード番号85の累積データ 34849 〜 34864 配合コード番号36の累積データ22049 〜 22064 銘柄コード番号86の累積データ 35105 〜 35120 配合コード番号37の累積データ22305 〜 22320 銘柄コード番号87の累積データ 35361 〜 35376 配合コード番号38の累積データ22561 〜 22576 銘柄コード番号88の累積データ 35617 〜 35632 配合コード番号39の累積データ22817 〜 22832 銘柄コード番号89の累積データ 35873 〜 35888 配合コード番号40の累積データ23073 〜 23088 銘柄コード番号90の累積データ 36129 〜 36144 配合コード番号41の累積データ23329 〜 23344 銘柄コード番号91の累積データ 36385 〜 36400 配合コード番号42の累積データ23585 〜 23600 銘柄コード番号92の累積データ 36641 〜 36656 配合コード番号43の累積データ23841 〜 23856 銘柄コード番号93の累積データ 36897 〜 36912 配合コード番号44の累積データ24097 〜 24112 銘柄コード番号94の累積データ 37153 〜 37168 配合コード番号45の累積データ24353 〜 24368 銘柄コード番号95の累積データ 37409 〜 37424 配合コード番号46の累積データ24609 〜 24624 銘柄コード番号96の累積データ 37665 〜 37680 配合コード番号47の累積データ24865 〜 24880 銘柄コード番号97の累積データ 37921 〜 37936 配合コード番号48の累積データ

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

297

付録

12

アドレス データ名 アドレス データ名25121 〜 25136 銘柄コード番号98の累積データ 38177 〜 38192 配合コード番号49の累積データ25377 〜 25392 銘柄コード番号99の累積データ 38433 〜 38448 配合コード番号50の累積データ25633 〜 25648 配合コード番号0の累積データ 38689 〜 38704 配合コード番号51の累積データ

25633 累積重量(8 桁) 38945 〜 38960 配合コード番号52の累積データ25635 累積回数 39201 〜 39216 配合コード番号53の累積データ25637 累積重量(10 桁下位4 byte) 39457 〜 39472 配合コード番号54の累積データ25639 累積重量(10 桁上位4 byte) 39713 〜 39728 配合コード番号55の累積データ

25889 〜 25904 配合コード番号1の累積データ 39969 〜 39984 配合コード番号56の累積データ26145 〜 26160 配合コード番号2の累積データ 40225 〜 40240 配合コード番号57の累積データ26401 〜 26416 配合コード番号3の累積データ 40481 〜 40496 配合コード番号58の累積データ26657 〜 26672 配合コード番号4の累積データ 40737 〜 40752 配合コード番号59の累積データ26913 〜 26928 配合コード番号5の累積データ 40993 〜 41008 配合コード番号60の累積データ27169 〜 27184 配合コード番号6の累積データ 41249 〜 41264 配合コード番号61の累積データ27425 〜 27440 配合コード番号7の累積データ 41505 〜 41520 配合コード番号62の累積データ27681 〜 27696 配合コード番号8の累積データ 41761 〜 41776 配合コード番号63の累積データ27937 〜 27952 配合コード番号9の累積データ 42017 〜 42032 配合コード番号64の累積データ28193 〜 28208 配合コード番号10の累積データ 42273 〜 42288 配合コード番号65の累積データ28449 〜 28464 配合コード番号11の累積データ 42529 〜 42544 配合コード番号66の累積データ42785 〜 42800 配合コード番号67の累積データ 47137 〜 47152 配合コード番号84の累積データ43041 〜 43056 配合コード番号68の累積データ 47393 〜 47408 配合コード番号85の累積データ43297 〜 43312 配合コード番号69の累積データ 47649 〜 47664 配合コード番号86の累積データ43553 〜 43568 配合コード番号70の累積データ 47905 〜 47920 配合コード番号87の累積データ43809 〜 43824 配合コード番号71の累積データ 48161 〜 48176 配合コード番号88の累積データ44065 〜 44080 配合コード番号72の累積データ 48417 〜 48432 配合コード番号89の累積データ44321 〜 44336 配合コード番号73の累積データ 48673 〜 48688 配合コード番号90の累積データ44577 〜 44592 配合コード番号74の累積データ 48929 〜 48944 配合コード番号91の累積データ44833 〜 44848 配合コード番号75の累積データ 49185 〜 49200 配合コード番号92の累積データ45089 〜 45104 配合コード番号76の累積データ 49441 〜 49456 配合コード番号93の累積データ45345 〜 45360 配合コード番号77の累積データ 49697 〜 49712 配合コード番号94の累積データ45601 〜 45616 配合コード番号78の累積データ 49953 〜 49968 配合コード番号95の累積データ45857 〜 45872 配合コード番号79の累積データ 50209 〜 50224 配合コード番号96の累積データ46113 〜 46128 配合コード番号80の累積データ 50465 〜 50480 配合コード番号97の累積データ46369 〜 46384 配合コード番号81の累積データ 50721 〜 50736 配合コード番号98の累積データ46625 〜 46640 配合コード番号82の累積データ 50977 〜 50992 配合コード番号99の累積データ46881 〜 46896 配合コード番号83の累積データ

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

298

付録

12

■保持レジスタ(ワード 読出し/書込み リファレンス番号4)アドレス データ名 アドレス データ名

0 銘柄コード番号0の計量データ 2817 〜 2864 銘柄コード番号11の計量データ1 銘柄名1 文字目/ 2 文字目(ASCIIコード) 3073 〜 3120 銘柄コード番号12の計量データ2 銘柄名3 文字目/ 4 文字目 3329 〜 3376 銘柄コード番号13の計量データ3 銘柄名5 文字目/ 6 文字目 3585 〜 3632 銘柄コード番号14の計量データ4 銘柄名7 文字目/ 8 文字目 3841 〜 3888 銘柄コード番号15の計量データ5 銘柄名9 文字目/ 10 文字目 4097 〜 4144 銘柄コード番号16の計量データ6 銘柄名11 文字目/ 12 文字目 4353 〜 4400 銘柄コード番号17の計量データ7 銘柄名13 文字目/ 14 文字目 4609 〜 4656 銘柄コード番号18の計量データ8 銘柄名15 文字目 4865 〜 4912 銘柄コード番号19の計量データ9 銘柄ホッパー 5121 〜 5168 銘柄コード番号20の計量データ11 定量 5377 〜 5424 銘柄コード番号21の計量データ13 落差 5633 〜 5680 銘柄コード番号22の計量データ15 定量前1 5889 〜 5936 銘柄コード番号23の計量データ17 定量前2 6145 〜 6192 銘柄コード番号24の計量データ19 過量 6401 〜 6448 銘柄コード番号25の計量データ21 不足 6657 〜 6704 銘柄コード番号26の計量データ23 ゼロ付近 6913 〜 6960 銘柄コード番号27の計量データ25 満量 7169 〜 7216 銘柄コード番号28の計量データ27 風袋 7425 〜 7472 銘柄コード番号29の計量データ29 補正投入時間 7681 〜 7728 銘柄コード番号30の計量データ31 補投入後判定待ち時間 7937 〜 7984 銘柄コード番号31の計量データ33 自動落差有効幅 8193 〜 8240 銘柄コード番号32の計量データ35 予備小投入 8449 〜 8496 銘柄コード番号33の計量データ37 予備中投入 8705 〜 8752 銘柄コード番号34の計量データ

257 〜 304 銘柄コード番号1の計量データ 8961 〜 9008 銘柄コード番号35の計量データ513 〜 560 銘柄コード番号2の計量データ 9217 〜 9264 銘柄コード番号36の計量データ769 〜 816 銘柄コード番号3の計量データ 9473 〜 9520 銘柄コード番号37の計量データ

1025 〜 1072 銘柄コード番号4の計量データ 9729 〜 9776 銘柄コード番号38の計量データ1281 〜 1328 銘柄コード番号5の計量データ 9985 〜 10032 銘柄コード番号39の計量データ1537 〜 1584 銘柄コード番号6の計量データ 10241 〜 10288 銘柄コード番号40の計量データ1793 〜 1840 銘柄コード番号7の計量データ 10497 〜 10544 銘柄コード番号41の計量データ2049 〜 2096 銘柄コード番号8の計量データ 10753 〜 10800 銘柄コード番号42の計量データ2305 〜 2352 銘柄コード番号9の計量データ 11009 〜 11056 銘柄コード番号43の計量データ2561 〜 2608 銘柄コード番号10の計量データ 11265 〜 11312 銘柄コード番号44の計量データ

11521 〜 11568 銘柄コード番号45の計量データ 25345 〜 25392 銘柄コード番号99の計量データ11777 〜 11824 銘柄コード番号46の計量データ 25601 〜 25632 配合コード番号0の計量データ12033 〜 12080 銘柄コード番号47の計量データ 25601 配合名1 文字目/ 2 文字目 (ASCIIコード)12289 〜 12336 銘柄コード番号48の計量データ 25602 配合名3 文字目/ 4 文字目12545 〜 12592 銘柄コード番号49の計量データ 25603 配合名5 文字目/ 6 文字目12801 〜 12848 銘柄コード番号50の計量データ 25604 配合名7 文字目/ 8 文字目

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

299

付録

12

アドレス データ名 アドレス データ名13057 〜 13104 銘柄コード番号51の計量データ 25605 配合名9 文字目/ 10 文字目13313 〜 13360 銘柄コード番号52の計量データ 25606 配合名11 文字目/ 12 文字目13569 〜 13616 銘柄コード番号53の計量データ 25607 配合名13 文字目/ 14 文字目13825 〜 13872 銘柄コード番号54の計量データ 25608 配合名15 文字目14081 〜 14128 銘柄コード番号55の計量データ 25609 銘柄コード1 番目14337 〜 14384 銘柄コード番号56の計量データ 25610 銘柄コード2 番目14593 〜 14640 銘柄コード番号57の計量データ 25611 銘柄コード3 番目14849 〜 14896 銘柄コード番号58の計量データ 25612 銘柄コード4 番目15105 〜 15152 銘柄コード番号59の計量データ 25613 銘柄コード5 番目15361 〜 15408 銘柄コード番号60の計量データ 25614 銘柄コード6 番目15617 〜 15632 銘柄コード番号61の計量データ 25615 銘柄コード7 番目15873 〜 15920 銘柄コード番号62の計量データ 25616 銘柄コード8 番目16129 〜 16176 銘柄コード番号63の計量データ 25617 銘柄コード9 番目16385 〜 16432 銘柄コード番号64の計量データ 25618 銘柄コード10 番目16641 〜 16688 銘柄コード番号65の計量データ 25857 〜 25888 配合コード番号1の計量データ16897 〜 16944 銘柄コード番号66の計量データ 26113 〜 26144 配合コード番号2の計量データ17153 〜 17200 銘柄コード番号67の計量データ 26369 〜 26400 配合コード番号3の計量データ17409 〜 17456 銘柄コード番号68の計量データ 26625 〜 26656 配合コード番号4の計量データ17665 〜 17712 銘柄コード番号69の計量データ 26881 〜 26912 配合コード番号5の計量データ17921 〜 17968 銘柄コード番号70の計量データ 27137 〜 27168 配合コード番号6の計量データ18177 〜 18192 銘柄コード番号71の計量データ 27393 〜 27424 配合コード番号7の計量データ18433 〜 18480 銘柄コード番号72の計量データ 27649 〜 27680 配合コード番号8の計量データ18689 〜 18736 銘柄コード番号73の計量データ 27905 〜 27936 配合コード番号9の計量データ18945 〜 18992 銘柄コード番号74の計量データ 28161 〜 28192 配合コード番号10の計量データ19201 〜 19248 銘柄コード番号75の計量データ 28417 〜 28448 配合コード番号11の計量データ19457 〜 19504 銘柄コード番号76の計量データ 28673 〜 28704 配合コード番号12の計量データ19713 〜 19760 銘柄コード番号77の計量データ 28929 〜 28960 配合コード番号13の計量データ19969 〜 20016 銘柄コード番号78の計量データ 29185 〜 29216 配合コード番号14の計量データ20225 〜 20272 銘柄コード番号79の計量データ 29441 〜 29472 配合コード番号15の計量データ20481 〜 20528 銘柄コード番号80の計量データ 29697 〜 29728 配合コード番号16の計量データ20737 〜 20752 銘柄コード番号81の計量データ 29953 〜 29984 配合コード番号17の計量データ20993 〜 21040 銘柄コード番号82の計量データ 30209 〜 30224 配合コード番号18の計量データ21249 〜 21296 銘柄コード番号83の計量データ 30465 〜 30496 配合コード番号19の計量データ21505 〜 21552 銘柄コード番号84の計量データ 30721 〜 30752 配合コード番号20の計量データ21761 〜 21808 銘柄コード番号85の計量データ 30977 〜 31008 配合コード番号21の計量データ22017 〜 22064 銘柄コード番号86の計量データ 31233 〜 31264 配合コード番号22の計量データ22273 〜 22320 銘柄コード番号87の計量データ 31489 〜 31520 配合コード番号23の計量データ22529 〜 22576 銘柄コード番号88の計量データ 31745 〜 31776 配合コード番号24の計量データ22785 〜 22832 銘柄コード番号89の計量データ 32001 〜 32032 配合コード番号25の計量データ23041 〜 23088 銘柄コード番号90の計量データ 32257 〜 32288 配合コード番号26の計量データ23297 〜 23312 銘柄コード番号91の計量データ 32513 〜 32544 配合コード番号27の計量データ

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

300

付録

12

アドレス データ名 アドレス データ名23553 〜 23600 銘柄コード番号92の計量データ 32769 〜 32800 配合コード番号28の計量データ23809 〜 23856 銘柄コード番号93の計量データ 33025 〜 33056 配合コード番号29の計量データ24065 〜 24112 銘柄コード番号94の計量データ 33281 〜 33312 配合コード番号30の計量データ24321 〜 24368 銘柄コード番号95の計量データ 33537 〜 33568 配合コード番号31の計量データ24577 〜 24624 銘柄コード番号96の計量データ 33793 〜 33824 配合コード番号32の計量データ24833 〜 24880 銘柄コード番号97の計量データ 34049 〜 34080 配合コード番号33の計量データ25089 〜 25136 銘柄コード番号98の計量データ 34305 〜 34336 配合コード番号34の計量データ34561 〜 34592 配合コード番号35の計量データ 43265 〜 43296 配合コード番号69の計量データ34817 〜 34848 配合コード番号36の計量データ 43521 〜 43552 配合コード番号70の計量データ35073 〜 35104 配合コード番号37の計量データ 43777 〜 43808 配合コード番号71の計量データ35329 〜 35360 配合コード番号38の計量データ 44033 〜 44064 配合コード番号72の計量データ35585 〜 35616 配合コード番号39の計量データ 44289 〜 44320 配合コード番号73の計量データ35841 〜 35872 配合コード番号40の計量データ 44545 〜 44576 配合コード番号74の計量データ36097 〜 36128 配合コード番号41の計量データ 44801 〜 44832 配合コード番号75の計量データ36353 〜 36384 配合コード番号42の計量データ 45057 〜 45088 配合コード番号76の計量データ36609 〜 36640 配合コード番号43の計量データ 45313 〜 45344 配合コード番号77の計量データ36865 〜 36896 配合コード番号44の計量データ 45569 〜 45600 配合コード番号78の計量データ37121 〜 37152 配合コード番号45の計量データ 45825 〜 45856 配合コード番号79の計量データ37377 〜 37408 配合コード番号46の計量データ 46081 〜 46112 配合コード番号80の計量データ37633 〜 37664 配合コード番号47の計量データ 46337 〜 46368 配合コード番号81の計量データ37889 〜 37920 配合コード番号48の計量データ 46593 〜 46624 配合コード番号82の計量データ38145 〜 38176 配合コード番号49の計量データ 46849 〜 46880 配合コード番号83の計量データ38401 〜 38432 配合コード番号50の計量データ 47105 〜 47136 配合コード番号84の計量データ38657 〜 38688 配合コード番号51の計量データ 47361 〜 47392 配合コード番号85の計量データ38913 〜 38944 配合コード番号52の計量データ 47617 〜 47648 配合コード番号86の計量データ39169 〜 39200 配合コード番号53の計量データ 47873 〜 47904 配合コード番号87の計量データ39425 〜 39456 配合コード番号54の計量データ 48129 〜 48106 配合コード番号88の計量データ39681 〜 39712 配合コード番号55の計量データ 48385 〜 48416 配合コード番号89の計量データ39937 〜 39968 配合コード番号56の計量データ 48641 〜 48672 配合コード番号90の計量データ40193 〜 40224 配合コード番号57の計量データ 48897 〜 48928 配合コード番号91の計量データ40449 〜 40480 配合コード番号58の計量データ 49153 〜 49184 配合コード番号92の計量データ40705 〜 40736 配合コード番号59の計量データ 49409 〜 49440 配合コード番号93の計量データ40961 〜 40992 配合コード番号60の計量データ 49665 〜 49696 配合コード番号94の計量データ41217 〜 41248 配合コード番号61の計量データ 49921 〜 49952 配合コード番号95の計量データ41473 〜 41504 配合コード番号62の計量データ 50177 〜 50208 配合コード番号96の計量データ41729 〜 41760 配合コード番号63の計量データ 50433 〜 50464 配合コード番号97の計量データ41985 〜 42016 配合コード番号64の計量データ 50689 〜 50720 配合コード番号98の計量データ42241 〜 42272 配合コード番号65の計量データ 50945 〜 50976 配合コード番号99の計量データ42497 〜 42528 配合コード番号66の計量データ 53249 銘柄コード読出し42753 〜 42784 配合コード番号67の計量データ 53250 配合コード読出し43009 〜 43040 配合コード番号68の計量データ

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

301

付録

12

■基本機能設定アドレス データ名 設定値57345 表示回数 1:「4 回/秒」、2:「20 回/秒」

57347 ADサンプリング回数設定 1:「10 回/秒」、2:「20 回/秒」、3:「50 回/秒」、4:「100 回/秒」、5:「200 回/秒」、6:「1 000 回/秒」

57349 アナログフィルター設定 1:「2 Hz」、2:「4 Hz」、3:「6 Hz」、4:「8 Hz」、5:「10 Hz」、6:「100 Hz」

57351 デジタルフィルター設定 1 〜 25657353 安定化フィルター設定 1 〜 25657355 安定化フィルター時間幅 0.0 〜 9.9 秒57357 安定化フィルターデータ幅 0 〜 99.957359 安定検出時間 0.0 〜 9.9 秒57361 安定検出幅 0 〜 99.957363 ゼロセット動作 1:「安定時」、2:「常時」57365 ゼロセット有効範囲 0 〜 30 %57367 ゼロトラッキング対象 1:「総量/正味量」、2:「総量」57369 ゼロトラッキング時間 0.0 〜 9.9 秒57371 ゼロトラッキング幅 0.0 〜 9.9 D57373 風袋引動作 1:「安定時」、2:「常時」57375 風袋引動作範囲 1:「0<荷重≦ひょう量」、2:「荷重≦ひょう量」57377 固定風袋引動作 1:「有効」、2:「無効」、3:「正味量オフセット動作」57379 固定風袋引0動作 1:「呼び出し前風袋値を使用」、2:「風袋引クリア」57381 パワー ONゼロ 1:「有効」、2:「無効」57383 パワー ONゼロクリア 1:「有効」、2:「無効」57385 パワー ON風袋引 1:「有効」、2:「無効」57387 パワー ON風袋引クリア 1:「有効」、2:「無効」

57389 ホールド動作 1:「ホールド信号同期」、2:「計量完了出力同期」、3:「配合完了出力同期」

57391 累積指令 1:「安定時」、2:「常時」57393 印字指令 1:「安定時」、2:「常時」

57395 グラフトリガー設定1:「シングル」、2:「スタート+レベル↑」、3:「スタート+レベル↑↓」、4:「レベル↑」、5:「レベル↑↓」、6:「投入スタート連動」、7:「配合スタート連動」

57397 グラフトリガーレベル -999 999 〜 999 99957399 計量表示画面切替 1:「標準」、2:「標準/シンプル」57401 安定検出の動作条件 1:「常時検出」、2:「計量画面時のみ検出」

57403 計量法対応一括設定※書込み不可 1:「有効」、2:「無効」

57405 比較結果ホールド 1:「有効」、2:「無効」57407 S-I/Fホールド 1:「有効」、2:「無効」57409 CC-Linkホールド 1:「有効」、2:「無効」57411 荷重表示値ホールド 1:「有効」、2:「無効」57413 正味量符号反転 1:「有効」、2:「無効」57415

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

302

付録

12

■入出力設定アドレス データ名 設定値57601

57603 F1キー機能

1: 「OFF」、2: 「印字」、3: 「ゼロクリア」、4: 「風袋引クリア」、5: 「投入スタート」、6: 「配合スタート」、7: 「排出スタート」、8: 「混合スタート」、9: 「一時停止」、10: 「再スタート」、11:「強制計量完了」、12: 「強制配合完了」、13: 「強制排出完了」、14: 「累積指令」、15: 「累積キャンセル」 16: 「手動落差補正」、17: 「エラー解除」、18: 「読出中銘柄累積クリア」、19: 「読出中配合累積クリア」、20:「全銘柄コードの累積クリア」21:「全配合コードの累積クリア」、22:「ホールド」

57605 F2キー機能57607 F3キー機能57609 F4キー機能5761157613576155761757619

57621 I/O入力1

1:「OFF」、2:「総量/正味」、3:「ゼロ」、4:「ゼロクリア」、5:「風袋引」、6:「風袋引クリア」、7:「投入スタート」、8:「配合スタート」、9:「排出スタート」、10:「混合スタート」、11:「投入/排出切替」、12:「手動落差指令」、13:「累積指令」、14:「前回の累積クリア」、15:「コード番号1」、16:「コード番号2」、17:「コード番号4」、18:「コード番号8」、19:「コード番号10」、20:「コード番号20」、21:「コード番号40」、22:「コード番号80」、23:「一時停止」、24:「再スタート」、25:「呼び出し中累積クリア」、26:「全コード累積クリア」、27:「読み出し中レシピ累積クリア」、28:「全レシピコード累積クリア」、29:「安全確認入力1」、30:「安全確認入力2」、31:「安全確認入力3」、32:「安全確認入力4」、33:「安全確認入力5」、34:「安全確認入力6」、35:「安全確認入力7」、36:「安全確認入力8」、37:「強制計量完了」、38:「強制配合完了」、39:「強制排出完了」、40:「手動大投入」、41:「手動中投入」、42:「手動小投入」、43:「手動排出」44:「手動混合」、45:「エラー解除」、46:「印字指令」、47:「ホールド」、48:「相似出力用入力」

57623 I/O入力257625 I/O入力357627 I/O入力457629 I/O入力557631 I/O入力657633 I/O入力757635 I/O入力857637 I/O入力9

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

303

付録

12

アドレス データ名 設定値57639 I/O入力1057641 I/O入力11576435764557647576495765157653576555765757659

57661 I/O出力1

1:「OFF」、2:「安定」、3:「ゼロ付近」、4:「満量」、5:「大投入」、6:「中投入」、7:「小投入」、8:「過量」、9:「正量」、10:「不足」、11:「混合」、12:「排出(排出ゲート開)」、13:「計量完了」、14:「配合完了」15:「排出完了」、16:「混合完了」、17:「ノズル降下(挿入)」18:「計量中」、19:「計量シーケンスエラー」、20:「重量異常」21:「エラー」、22:「風袋引中」、3:「センターゼロ」、24:「総重量表示」、25:「正味量表示」、26:「ホールド中」、 27:「ホッパー 1」、28:「ホッパー 2」、29:「ホッパー 3」30:「ホッパー 4」、31:「ホッパー 5」、32:「ホッパー 6」33:「ホッパー 7」、34:「ホッパー 8」、35:「ホッパー 9」36:「ホッパー 10」、37:「ホッパー 11」、38:「ホッパー 12」、39:「ホッパー 13」、40:「ホッパー 14」、41:「ホッパー 15」、42:「ホッパー 16」、43:「ホッパー 17」、44:「ホッパー 18」、45:「ホッパー 19」、46:「ホッパー 20」、47:「ホッパー 1大投入」、48:「ホッパー 1中投入」、49:「ホッパー 1小投入」、50:「ホッパー 2大投入」、51:「ホッパー 2中投入」、52:「ホッパー 2小投入」、53:「ホッパー 3大投入」、54:「ホッパー 3中投入」、55:「ホッパー 3小投入」、56:「ホッパー 4大投入」、57:「ホッパー 4中投入」、58:「ホッパー 4小投入」、59:「ホッパー 5大投入」、60:「ホッパー 5中投入」、61:「ホッパー 5小投入」、62:「ホッパー 6大投入」、63:「ホッパー 6中投入」、64:「ホッパー 6小投入」、

57663 I/O出力257665 I/O出力357667 I/O出力457669 I/O出力557671 I/O出力657673 I/O出力757675 I/O出力857677 I/O出力957679 I/O出力1057681 I/O出力11

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

304

付録

12

アドレス データ名 設定値57683576855768757689576915769357695576975769957701 ゼロキー禁止 1:「有効」、2:「無効」57703 総量/正味量キー禁止 1:「有効」、2:「無効」57705 風袋引キー禁止 1:「有効」、2:「無効」57707 銘柄設定キー禁止 1:「有効」、2:「無効」57709 Fキー禁止 1:「有効」、2:「無効」57711 メニューキー禁止 1:「有効」、2:「無効」57713 校正キー禁止 1:「有効」、2:「無効」577155771757719

57721 I/O出力論理1 〜 7

1:「負論理」、2:「正論理」100 桁:OUTPUT1動作101 桁:OUTPUT2動作102 桁:OUTPUT3動作103 桁:OUTPUT4動作104 桁:OUTPUT5動作105 桁:OUTPUT6動作106 桁:OUTPUT7動作

57723 I/O出力論理8 〜 11

1:「負論理」、2:「正論理」100 桁:OUTPUT8動作101 桁:OUTPUT9動作102 桁:OUTPUT10動作103 桁:OUTPUT11動作

57725577275772957731577335773557737577395774157743

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

305

付録

12

■計量動作設定アドレス データ名 設定値

57857 計量モード 1:「単純比較モード」、2:「シーケンシャルモード」、3:「4段コンパレート」

57859 制御モード 1:「投入モード」、2:「排出モード」、3:「外部入力切替」

57861 比較信号動作 1:「常時」、2:「安定時」、3:「計量完了同期」、4:「計量完了同期HOLD」

57863 ゼロ付近比較動作 1:「総量」、2:「正味量」、3:「比較OFF」、4:「|総量|」、5:「|正味量|」

57865 満了比較動作 1:「総量」、2:「正味量」、3:「比較OFF」、4:「|総量|」、5:「|正味量|」

57867 配合シーケンス動作 1:「無効」、2:「半自動配合シーケンス」、3:「全自動配合シーケンス」

57869 自動落差値保存 1:「記憶しない」、2:「記憶する」57871578735787557877 投入中安全確認条件安全確認1 1:「ON」、2:「OFF」57879 投入中安全確認条件安全確認2 1:「ON」、2:「OFF」57881 投入中安全確認条件安全確認3 1:「ON」、2:「OFF」57883 投入中安全確認条件安全確認4 1:「ON」、2:「OFF」57885 投入中安全確認条件安全確認5 1:「ON」、2:「OFF」57887 投入中安全確認条件安全確認6 1:「ON」、2:「OFF」57889 投入中安全確認条件安全確認7 1:「ON」、2:「OFF」57891 投入中安全確認条件安全確認8 1:「ON」、2:「OFF」578935789557897 排出中安全確認条件安全確認1 1:「ON」、2:「OFF」57899 排出中安全確認条件安全確認2 1:「ON」、2:「OFF」57901 排出中安全確認条件安全確認3 1:「ON」、2:「OFF」57903 排出中安全確認条件安全確認4 1:「ON」、2:「OFF」57905 排出中安全確認条件安全確認5 1:「ON」、2:「OFF」57907 排出中安全確認条件安全確認6 1:「ON」、2:「OFF」57909 排出中安全確認条件安全確認7 1:「ON」、2:「OFF」57911 排出中安全確認条件安全確認8 1:「ON」、2:「OFF」579135791557917 配合中安全確認条件安全確認1 1:「ON」、2:「OFF」57919 配合中安全確認条件安全確認2 1:「ON」、2:「OFF」57921 配合中安全確認条件安全確認3 1:「ON」、2:「OFF」57923 配合中安全確認条件安全確認4 1:「ON」、2:「OFF」57925 配合中安全確認条件安全確認5 1:「ON」、2:「OFF」57927 配合中安全確認条件安全確認6 1:「ON」、2:「OFF」

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

306

付録

12

アドレス データ名 設定値57929 配合中安全確認条件安全確認7 1:「ON」、2:「OFF」57931 配合中安全確認条件安全確認8 1:「ON」、2:「OFF」579335793557937 混合中安全確認条件安全確認1 1:「ON」、2:「OFF」57939 混合中安全確認条件安全確認2 1:「ON」、2:「OFF」57941 混合中安全確認条件安全確認3 1:「ON」、2:「OFF」57943 混合中安全確認条件安全確認4 1:「ON」、2:「OFF」57945 混合中安全確認条件安全確認5 1:「ON」、2:「OFF」57947 混合中安全確認条件安全確認6 1:「ON」、2:「OFF」57949 混合中安全確認条件安全確認7 1:「ON」、2:「OFF」57951 混合中安全確認条件安全確認8 1:「ON」、2:「OFF」579535795557957 シーケンス全般安全確認条件安全確認1 1:「ON」、2:「OFF」57959 シーケンス全般安全確認条件安全確認2 1:「ON」、2:「OFF」57961 シーケンス全般安全確認条件安全確認3 1:「ON」、2:「OFF」57963 シーケンス全般安全確認条件安全確認4 1:「ON」、2:「OFF」57965 シーケンス全般安全確認条件安全確認5 1:「ON」、2:「OFF」57967 シーケンス全般安全確認条件安全確認6 1:「ON」、2:「OFF」57969 シーケンス全般安全確認条件安全確認7 1:「ON」、2:「OFF」57971 シーケンス全般安全確認条件安全確認8 1:「ON」、2:「OFF」579735797557977 自動積算機能 1:「OFF」、2:「完了信号同期」、3:「安定自動累積」57979 自動積算条件 1:「正量時」、2:「無条件」57981 配合コード別自動累積 1:「有効」、2:「無効」57983 自動印字機能 1:「有効」、2:「無効」57985

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

307

付録

12

■シーケンス制御設定アドレス データ名 設定値

58113 投入スタート信号動作:ゼロ付近以上スタート 1:「有効」、2:「無効」

58115 投入スタート信号動作:自動風袋引 1:「有効」、2:「無効」

58117 ノズル動作:ノズル制御 1:「有効」、2:「無効」58119 ノズル動作:ノズル衝突保護 1:「有効」、2:「無効」

58121 ノズル動作:補投入判定ノズル上昇 1:「有効」、2:「無効」

58123 判定条件 1:「判定待ち時間経過後」、2:「判定待ち後、且つ安定」、3:「判定待ち後、又は安定」

58125 計量完了時の動作配合スタート 1:「有効」、2:「無効」58127 計量完了時の動作排出スタート 1:「有効」、2:「無効」58129 排出完了時の動作風袋引クリア 1:「有効」、2:「無効」58131 排出完了時の動作混合スタート 1:「有効」、2:「無効」

58133 配合スタート時の動作:ゼロ補正後スタート 1:「有効」、2:「無効」

58135 配合完了時の動作:風袋引クリア 1:「有効」、2:「無効」

58137 配合完了時の動作:混合スタート 1:「有効」、2:「無効」

58139 配合完了時の動作:排出スタート 1:「有効」、2:「無効」

58141 補正投入最大回数読込み 0 〜 255 回、0設定時OFF

58143 補正投入後の判定条件 1:「判定待ち時間経過後」、2:「判定待ち後、且つ安定」、3:「判定待ち後、又は安定」

58145 自動落差補正動作 1:「有効」、2:「無効」58147 計量完了出力OFF条件 1:「条件なし」、2:「オーバ又は不安定」、3:「ゼロ付近」581495815158153 投入開始待ち後風袋引動作 1:「有効」、2:「無効」58155 計量時間監視タイマー 0 〜 9 999 秒58157 投入開始待ち時間 0 〜 9 999 秒58159 大投入比較禁止時間 0.00 〜 99.99 秒58161 中投入比較禁止時間 0.00 〜 99.99 秒58163 小投入比較禁止時間 0.00 〜 99.99 秒58165 判定待ち時間 0.00 〜 99.99 秒58167 排出時間監視タイマー 0 〜 9 999 秒 0:OFF58169 排出ゲート閉待ち時間 0.00 〜 99.99 秒58171 計量完了出力時間 0.00 〜 99.99 秒58173 排出完了出力時間 0.00 〜 99.99 秒58175 配合完了出力時間 0.00 〜 99.99 秒58177 混合完了出力時間 0.00 〜 99.99 秒

12.4. Modbus通信のメモリ操作マッピング

308

付録

12

アドレス データ名 設定値58179 混合出力時間 0 〜 9 999 秒58181

■校正アドレス データ名 設定値58369 ゼロ校正 1書込みで実行58371 スパン校正 1 〜 999 99958373 ひょう量値 1 〜 999 99958375 目量(最小目盛) 1:「1」、2:「2」、3:「5」、4:「10」、5:「20」、6:「50」58377 ゼロ点mV/V登録 -250 000 〜 250 000 単位:0.000 01 mV/V58379 スパン点mV/V登録 1 〜 310 000 単位:0.000 01 mV/V5838158383583855838758389 小数点位置 1:「0」、2:「0.0」、3:「0.00」、4:「0.000」、5:「0.000 0」

58391 単位 1:「なし」、2:「g」、3:「kg」、4:「t」、5:「lb」、6:「N」、7:「kN」

58393 印加電圧 1:「12 V」、2:「6 V」、3:「3 V」58395 OL表示条件 1:「+9 D」、2:「±110 %」、3:「-20 D 〜 +9 D」58397583995840158403584055840758409 重力加速度補正方法 1:「地区番号」、2:「重力加速度」58411 校正場所地区番号 01 〜 1658413 使用場所地区番号 01 〜 1658415 校正場所重力加速度 9.000 〜 9.99958417 使用場所重力加速度 9.000 〜 9.99958419584215842358425

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

309

付録

12

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット12.5.1.コマンドモードデータフォーマット

POINT

・ RS-232Cインターフェイスの場合、アドレスは[00]固定となります。・ 荷重データは右詰でデータが入ります。・ 符号は、負のときは「-」、正のときは「+」が入ります。・ 荷重データはゼロサプレスを行います。・ オーバーロード時は荷重データ部に[OL]を出します。・ 空白部はすべてスペースです。・ 小数点付加を[あり]に設定し、校正画面で小数点を指定している場合は、指定位

置に小数点が付きます。

(1)荷重データ読み出し(ホスト→CSD-912B)コマンド番号20~ 23の時

2 4 6@ 0 0 2 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14

@ 0 0 2 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31 荷重データ

荷重データ符号コマンド番号

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 2 2 - 1 2 3 ターミネータ

アドレス00 〜 31

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 2 2 + 0 . 1 2 3 ターミネータ

アドレス00 〜 31

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 2 2 + O L ターミネータ

アドレス00 〜 31

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 2 2 - O L ターミネータ

アドレス00 〜 31

コマンド番号 動作20 荷重表示値の読み出し21 総量値の読み出し22 正味値の読み出し23 風袋値 or 固定風袋値の読み出し26 状態付き荷重表示値の読み出し

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

310

付録

12

コマンド番号26の時2 4 6

@ 0 0 2 6 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22

@ 0 0 2 6 C1 C2 , C3 C4 , C5 C6 C7 C8 C9 C10 C11 C12 C13 C14 C15 ターミネータ

アドレス00 〜31

コマンド番号 ヘッダ1 ヘッダ2 符号 荷重データ8 桁 単位

ヘッダ1 ヘッダ2 符号 荷重データ8桁 単位C1 C2 内容 C3 C4 内容 C5 内容 C6 C7 C8 C9 C10 C11 C12 C13 C14 C15 内容O L オーバーロード N T 正味量 + プラス 1 2 3 g グラムS T 安定 G S 総量 - マイナス 0 . 1 2 3 k g キログラムU S 不安定 O L t トン

l b ポンドN ニュートン

k N キロニュートン

(2)状態読み出し1(ホスト→CSD-912B)2 4 6

@ 0 0 4 0 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14

@ 0 0 4 0 a b c d e f g h ターミネータ

アドレス00 〜 31 スペース

状態コマンド番号

a:総量 b:正味量c:風袋引 d:固定風袋引e:安定 f:HOLD g:Z-ERR h:RUN [1]=ON、[0]=OFF

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

311

付録

12

(3)状態読み出し2(ホスト→CSD-912B)2 4 6

@ 0 0 4 1 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14

@ 0 0 4 1 a b c d e f g h ターミネータ

アドレス00 〜 31 スペース

状態コマンド番号

a:大投入 b:中投入c:小投入 d:適量e:正量 f:不足 g:満量 h:ゼロ付近 [1]=ON、[0]=OFF

(4)状態読み出し3(ホスト→CSD-912B)2 4 6

@ 0 0 4 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14

@ 0 0 4 2 a b c d e f g h i ターミネータ

アドレス00 〜 31 状態

コマンド番号

a:混合 b:排出(排出ゲート閉)c:計量完了 d:配合完了 e:排出完了 f:混合完了g:ノズル降下(挿入) h:計量中[1]=ON、[0]=OFFi:計量シーケンスエラーiには[0] 〜 [8]のシーケンスエラー番号をセットします。シーケンスエラーについては、「11.2.3.シーケンスエラー表示」を参照してください。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

312

付録

12

(5)状態読み出し4(ホスト→CSD-912B)2 4 6

@ 0 0 4 5 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14

@ 0 0 4 5 a b ターミネータ

アドレス00 〜 31 スペース

状態コマンド番号

a:校正モード  [0]=計測中、[1]=ゼロ校正中、[2]=スパン校正中b:校正エラー [0]=なし、[1]=エラー発生

(6)ROMバージョン読み出し(ホスト→CSD-912B)2 4 6

@ 0 0 4 6 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14

@ 0 0 4 6 V 2 4 0 0 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号 ROMバージョン

V2400は、ROMバージョン2.400を表します。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

313

付録

12

(7)状態の変更(ホスト→CSD-912B)2 4 6

@ 0 0 5 0 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

正常動作時リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6

@ 0 0 5 0 ターミネータ

アドレス00 〜 31 コマンド番号

異常動作時リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8

@ 0 0 E R 0 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31

POINT

・ エラー送信の条件は以下のとおりです。- コマンド番号51の正味量表示実施時、風袋引が未実施で、正味量に切り替えら

れない場合。- コマンド番号52のゼロセット実施時、ゼロセットの有効範囲外でゼロセットを

実施できなかった場合。- コマンド番号54の風袋引実施時、表示が±OLのため風袋引を実施できなかっ

た場合。- コマンド番号5Cの累積指令実施時、累積値オーバーフローにより、累積を実

施できなかった場合。

コマンド番号 動作50 総量51 正味量52 ゼロセット53 ゼロクリア54 風袋引55 風袋引クリア56 投入スタート57 配合スタート58 排出スタート59 混合スタート5A 一時停止5B 再スタート5C 累積指令5D 前回の累積クリア5E 銘柄コード累積クリア5F 全銘柄コード累積クリア5G 配合コード累積クリア5H 全配合コード累積クリア5I エラー解除

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

314

付録

12

(8)設定値の読出し(ホスト→CSD-912B)1)累積値(8桁)以内の場合

2 4 6 8 10 12 14 16@ 0 0 7 0 1 5 ターミネータ

アドレス00 〜 31 スペース

番号コマンド番号

正常時リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14 16

@ 0 0 7 0 1 5 ターミネータ

アドレス00 〜 31

設定値符号[+]or[-]

番号コマンド番号

異常時(対応した番号が存在しない場合)リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8

@ 0 0 E R 0 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

315

付録

12

2)累積値(10桁)の場合

2 4 6 8 10 12 14 16 18@ 0 0 7 0 2 1 ターミネータ

アドレス00 〜 31 スペース

番号コマンド番号

正常時リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14 16 18

@ 0 0 7 0 2 1 ターミネータ

アドレス00 〜 31 設定値

符号[+]or[-]コマンド番号 番号

異常時(対応した番号が存在しない場合)リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8

@ 0 0 E R 0 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31

POINT

・ 設定値は、「(12)読出しコマンド一覧」の単位に従って、小数点なしの整数値で設定されます。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

316

付録

12

(9)設定値の書込み(ホスト→CSD-912B)1)累積値(8桁)以外の場合

2 4 6 8 10 12 14 16@ 0 0 8 0 1 5 ターミネータ

アドレス00 〜 31

設定値符号[+]or[-]

番号コマンド番号

正常時リターン(CSD-912B→ホスト)

2 4 6 8 10 12 14 16@ 0 0 8 0 1 5 ターミネータ

アドレス00 〜 31

設定値符号[+]or[-]

番号コマンド番号

異常時(設定値の範囲が異なる場合)リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8

@ 0 0 E R 1 3 ターミネータ

アドレス00 〜 31

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

317

付録

12

2)累積値(10桁)の場合

2 4 6 8 10 12 14 16 18@ 0 0 8 0 2 1 ターミネータ

アドレス00 〜 31 設定値

符号[+]or[-]番号

コマンド番号

正常時リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14 16 18

@ 0 0 8 0 2 1 ターミネータ

アドレス00 〜 31 設定値

符号[+]or[-]コマンド番号 番号

異常時(設定値の範囲が異なる場合)リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8

@ 0 0 E R 1 3 ターミネータ

アドレス00 〜 31

POINT

・ 書込み時のコマンドについては、「(12)読出しコマンド一覧」のコマンド番号7*→8*に変更したものとなります。

・ 設定値は、「(12)読出しコマンド一覧」の単位に従って、小数点なしの整数値で設定してください。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

318

付録

12

(10)グラフ表示データの読出し計測時間読出し

2 4 6 8 10 12 14 16@ 0 0 7 9 0 1 ターミネータ

アドレス00 〜 31 スペース

コマンド番号

リターン2 4 6 8 10 12 14 16

@ 0 0 7 9 0 1 9 9 9 ターミネータ

アドレス00 〜 31 設定値

コマンド番号

・単位:0.1 秒固定

測定ポイント数2 4 6 8 10 12 14 16

@ 0 0 7 9 0 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31 スペース

コマンド番号

リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14 16

@ 0 0 7 9 0 2 3 5 0 ターミネータ

アドレス00 〜 31

符号[+]or[-] 設定値コマンド番号

・設定値の範囲:0 〜 350

異常時リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8

@ 0 0 E R 0 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31

測定ポイントの計量データ読出し2 4 6 8 10 12 14 16

@ 0 0 7 9 0 3 3 5 0 ターミネータ

アドレス00 〜 31 ポイント番号

コマンド番号

・ポイント番号の範囲:0 〜 350・小数点の付加なし

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

319

付録

12

正常時リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8 10 12 14 16

@ 0 0 7 9 0 3 9 9 9 9 9 9 ターミネータ

アドレス00 〜 31

荷重データ符号[+]or[-]

コマンド番号

・設定値の範囲:- 999 999 〜 999 999・設定値は右詰でデータ送信・小数点の付加なし

異常時(測定中に読出した場合)リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8

@ 0 0 E R 0 2 ターミネータ

アドレス00 〜 31

異常時(測定ポイント以上のデータを読出しした場合)リターン(CSD-912B→ホスト)2 4 6 8

@ 0 0 E R 1 3 ターミネータ

アドレス00 〜 31

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

320

付録

12

(11)エラーコマンド2 4 6 8

@ 0 0 E R 0 1 ターミネータ

アドレス00 〜 31 エラーコマンド番号

コマンド番号 名称 内容

01 実行不可能状態エラー計量中以外にコマンドを受信したとき、無条件で返信する(該当コマンドの判断はしない)。

02 その他指示都合によるエラー ゼロセットエラー時10 パリティエラー パリティエラー11 フレーミングエラー ストップビット検出エラー12 オーバーランエラー 読込エラー13 データコードエラー、データ長エラー コマンド番号以下の部分が条件と不一致の場合14 該当コマンドなし 該当コマンド番号がないときの処理

POINT

・ アドレスと終了コード(ターミネータ)を検出できない場合、エラーコマンドは返信されません。

・ 本器から通信エラーコマンドが返信された場合は、パーソナルコンピューターやシーケンサーなどのホスト側で対処してください。

・ 設定値は右詰で設定してください。・ [銘柄名]、[配合名]の読出し、書込みを実施する場合は、コマンドの設定値部を15

文字にしてください。・ エラー送信の条件は以下のとおりです。

(1) 目量値に不一致があった場合(2) 設定値に数値以外の文字をセットした場合(3) 符号部に+/-以外をセットした場合

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

321

付録

12

(12)読出しコマンド一覧項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

銘柄設定

設定銘柄コード 70 01 0 〜 99銘柄名 70 02 カタカナ、アルファベット、数値 15 文字銘柄ホッパー番号 70 03 0 〜 99定量 70 04 0 〜 999 999落差 70 05 -99 999 〜 999 999定量前1 70 06 0 〜 999 999定量前2 70 07 0 〜 999 999過量 70 08 0 〜 999 999不足 70 09 0 〜 999 999ゼロ付近 70 10 0 〜 999 999満量 70 11 0 〜 999 999自動落差有効幅 70 12 0 〜 999 999  0:自動落差補正OFF補正投入時間 70 13 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)補投入後判定待ち時間 70 14 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)銘柄累積値(8 桁) 70 15 -99 999 999 〜 99 999 999銘柄累積回数 70 16 0 〜 999 999固定風袋値 70 17 0 〜 999 999予備大投入 70 18 0 〜 999 999予備中投入 70 19 0 〜 999 999有効銘柄コードの指定 70 20 0 〜 99銘柄累積値(10 桁) 70 21 -9 999 999 999 〜 9 999 999 999

項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

配合設定

設定配合コード 76 01 0 〜 99配合名 76 02 カタカナ、アルファベット、数値 15 文字計量NO.1 76 03 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.2 76 04 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.3 76 05 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.4 76 06 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.5 76 07 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.6 76 08 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.7 76 09 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.8 76 10 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.9 76 11 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1計量NO.10 76 12 選択時0 〜 99の値、未選択時=-1配合累積値(8 桁) 76 13 -99 999 999 〜 99 999 999配合累積回数 76 14 0 〜 999 999有効配合コードの指定 76 15 0 〜 99配合累積値(10 桁) 76 16 -9 999 999 999 〜 9 999 999 999

※[銘柄名]、[配合名]のコマンドを使用するときは、コマンド設定値部で15 文字入力してください。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

322

付録

12

POINT

・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号70→80、76→86に変更したものとなります。

項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

四段コンパレータ設定

銘柄コード 70 01 0 〜 99銘柄名 70 02 カタカナ、アルファベット、数値 15 文字S1 70 04 -999 999 〜 999 999S2 70 07 -999 999 〜 999 999S3 70 06 -999 999 〜 999 999S4 70 05 -999 999 〜 999 999ゼロ付近 70 10 0 〜 999 999満量 70 11 0 〜 999 999銘柄累積値(8 桁) 70 15 -99 999 999 〜 99 999 999銘柄累積回数 70 16 0 〜 999 999銘柄累積値(10 桁) 70 21 -9 999 999 999 〜 9 999 999 999S1動作対象 70 31 1:[総量]、2:[正味量]S2動作対象 70 32 1:[総量]、2:[正味量]S3動作対象 70 33 1:[総量]、2:[正味量]S4動作対象 70 34 1:[総量]、2:[正味量]S1動作条件 70 41 1:[以上]、2:[以下]S2動作条件 70 42 1:[以上]、2:[以下]S3動作条件 70 43 1:[以上]、2:[以下]S4動作条件 70 44 1:[以上]、2:[以下]

※[銘柄名]、[配合名]のコマンドを使用するときは、コマンド設定値部で15 文字入力してください。

POINT・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号70→80に変更したものとなります。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

323

付録

12

項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

基本機能設定

表示回数 71 01 1:[4 回/秒]、2:[20 回/秒]

ADサンプリング回数 71 021:[10 回/秒]、2:[20 回/秒]、3:[50 回/秒]、4:[100 回/秒]、5[:200 回/秒]、6:[1 000 回/秒]

アナログフィルター 71 03 1:[2 Hz]、2:[4 Hz]、3:[6 Hz]、4:[8 Hz]、5:[10 Hz]、6:[100 Hz]

デジタルフィルター 71 04 1 〜 256 回 (単位:回)安定化フィルター 71 05 1 〜 256 回 (単位:回)安定化フィルター時間幅 71 06 0.0 〜 9.9 秒 (単位:0.1 秒)安定化フィルターデータ幅係数 71 07 0.00 〜 99.9 (単位:0.1 D)

安定検出時間 71 08 0.0 〜 9.9 秒 (単位:0.1 秒)安定検出幅 71 09 0.00 〜 99.9 (単位:0.1 D)ゼロセット動作 71 10 1:[安定時]、2:[常時]ゼロセット有効範囲 71 11 0 〜 30 % (単位:%)ゼロトラッキング対象 71 12 1:[総量/正味量]、2:[総量]ゼロトラッキング時間 71 13 0.0 〜 9.9 秒 (単位:0.1 秒)ゼロトラッキング幅係数 71 14 0.0 〜 9.9 D (単位:0.1 D)

風袋引動作条件 71 15 1:[安定時]、2:[常時]、3:[正味量オフセット動作]

風袋引動作範囲 71 16 1:[0<荷重≦ひょう量]、2:[荷重≦|ひょう量|]固定風袋引動作 71 17 1:[有効]、2:[無効]固定風袋引0読出動作 71 18 1:[呼び出し前風袋値を使用]、2:[風袋引クリア]パワー ONゼロ 71 19 1:[有効]、2:[無効]パワー ONゼロクリア 71 20 1:[有効]、2:[無効]パワー ON風袋引 71 21 1:[有効]、2:[無効]パワー ON風袋引クリア 71 22 1:[有効]、2:[無効]

ホールド動作 71 23 1:[ホールド信号同期]、2:[計量完了出力同期]、3:[配合完了出力同期]

累積指令 71 24 1:[安定時]、2:[常時]印字指令 71 25 1:[安定時]、2:[常時]

グラフトリガ設定 71 261:「シングル」、2:「スタート+レベル↑」3:「スタート+レベル↑↓」、4:「レベル↑」5:「レベル↑↓」、6:「投入スタート連動」7:「配合スタート連動」

グラフトリガレベル 71 27 -999 999 〜 999 999計量表示画面切替 71 28 1:[標準]、2:[標準/シンプル]安定検出の動作条件 71 29 1:[常時検出]、2:[計量画面時のみ検出]比較結果ホールド 71 31 1:[有効]、2:[無効]S-I/Fホールド 71 32 1:[有効]、2:[無効]CC-Linkホールド 71 33 1:[有効]、2:[無効]荷重表示値ホールド 71 34 1:[有効]、2:[無効]正味量符号反転 71 35 1:[有効]、2:[無効]

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

324

付録

12

POINT・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号71→81に変更したものとなります。

項目名 コマンド名 コマンド 番号

入出力設定

F1〜F4キー

F1キー機能 72 02F2キー機能 72 03F3キー機能 72 04F4キー機能 72 05返信コマンド設定値部1:[OFF]、2:[印字]、3:[ゼロクリア]、4:[風袋引クリア]、5:[投入スタート]、6:[配合スタート]、7:[排出スタート]、8:[混合スタート]、9:[一時停止]、10:[再スタート]、11:[強制計量完了]、12:[強制配合完了]、13:[強制排出完了]、14:[累積指令]、15:[前回の累積クリア]、16:[手動落差指令]、17:[エラー解除]、18:[読出中銘柄累積クリア]、19:[読出中配合累積クリア]、20:[全銘柄コード累積クリア]、21:[全配合コード累積クリア]、22:[ホールド]

I/O入力

コマンド名 コマンド 番号I/O入力1 72 11I/O入力2 72 12I/O入力3 72 13I/O入力4 72 14I/O入力5 72 15I/O入力6 72 16I/O入力7 72 17I/O入力8 72 18I/O入力9 72 19I/O入力10 72 20I/O入力11 72 21返信コマンド設定値部1:[OFF]、2:[総量/正味量]、3:[ゼロ]、4:[ゼロクリア]、5:[風袋引]、6:[風袋引クリア]、7:[投入スタート]、8:[配合スタート]、9:[排出スタート]、10:[混合スタート]、11:[投入/排出切り替え]、12:[手動落差指令]、13:[累積指令]、14:[前回の累積クリア]、15:[コード番号1]、16:[コード゙番号2]、17:[コード番号4]、18:[コード番号8]、19:[コード番号10]、20:[コード番号20]、21:[コード番号40]、22:[コード番号80]、23:[一時停止]、24:[再スタート]、25:[呼出中銘柄累積クリア]、26:[全銘柄コード累積クリア]、27:[呼出中配合累積クリア]、28:[全配合コード累積クリア]、29:[安全確認入力1]、30:[安全確認入力2]、31:[安全確認入力3]、32:[安全確認入力4]、33:[安全確認入力5]、34:[安全確認入力6]、35:[安全確認入力7]、36:[安全確認入力8]、3 7:[強制計量完了]38:[強制配合完了]、39:[強制排出完了]、40:[手動大投入]、41:[手動中投入]、42:[手動小投入]、43:[手動排出]、44:[手動混合]、45:[エラー解除]、46:[印字指令]、47:[ホールド]、48:[相似出力用入力]

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

325

付録

12

POINT・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号72→82に変更したものとなります。

項目名 コマンド名 コマンド 番号

入出力設定  I/O出力

I/O出力1 72 31I/O出力2 72 32I/O出力3 72 33I/O出力4 72 34I/O出力5 72 35I/O出力6 72 36I/O出力7 72 37I/O出力8 72 38I/O出力9 72 39I/O出力10 72 40I/O出力11 72 41返信コマンド設定値部1:[OFF]、2:[安定]、3:[ゼロ付近]、4:[満量]、5:[大投入]、6:[中投入]、7:[小投入]、8:[過量]、9:[正量]、10:[不足]、11:[混合]、12:[排出(排出ゲート開)]、13:[計量完了]、14:[配合完了]、15:[排出完了]、16:[混合完了]、17:[ノズル降下(挿入)]、18:[計量中]、19:[計量シーケンスエラー ]、20:[重量異常]、21:[エラー ]、22:[風袋引中]、23:[センターゼロ]、24:[総重量表示]、25:[正味量表示]、26:[ホールド中]、27:[ホッパー 1]、28:[ホッパー 2]、29:[ホッパー 3]、30:[ホッパー 4]、31:[ホッパー 5]、32:[ホッパー 6]、33:[ホッパー 7]、34:[ホッパー 8]、35:[ホッパー 9]、36:[ホッパー 10]、37:[ホッパー 11]、38:[ホッパー 12]、39:[ホッパー 13]、40:[ホッパー 14]、41:[ホッパー 15]、42:[ホッパー 16]、43:[ホッパー 17]、44:[ホッパー 18]、45:[ホッパー 19]、46:[ホッパー 20]、47:[ホッパー 1大投入]、48:[ホッパー 1中投入]、49:[ホッパー 1小投入]、50:[ホッパー 2大投入]、51:[ホッパー 2中投入]、52:[ホッパー 2小投入]、53:[ホッパー 3大投入]、54:[ホッパー 3中投入]、55:[ホッパー 3小投入]、56:[ホッパー 4大投入]、57:[ホッパー 4中投入]、58:[ホッパー 4小投入]、59:[ホッパー 5大投入]、60:[ホッパー 5中投入]、61:[ホッパー 5小投入]、62:[ホッパー 6大投入]、63:[ホッパー 6中投入]、64:[ホッパー 6小投入]、65:[ホッパー 7大投入]、66:[ホッパー 7中投入]、67:[ホッパー 7小投入]、68:[ホッパー 8大投入]、69:[ホッパー 8中投入]、70:[ホッパー 8小投入]、71:[ホッパー 9大投入]、72:[ホッパー 9中投入]、73:[ホッパー 9小投入]、74:[ホッパー 10大投入]、75:[ホッパー 10中投入]、76:[ホッパー 10小投入]、77:[入力相似出力]

POINT・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号72→82に変更したものとなります。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

326

付録

12

項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

入出力設定

ゼロキーロック 72 51 1:[有効]、2:[無効]総量/正味量キーロック 72 52 1:[有効]、2:[無効]風袋引キーロック 72 53 1:[有効]、2:[無効]銘柄設定キーロック 72 54 1:[有効]、2:[無効]Fキーロック 72 55 1:[有効]、2:[無効]メニューキーロック 72 56 1:[有効]、2:[無効]校正キーロック 72 57 1:[有効]、2:[無効]

I/O出力論理(出力1 〜 7) 72 61

1:[負論理]、2:[正論理]100 桁:I/O出力1動作101 桁:I/O出力2動作103 桁:I/O出力3動作104 桁:I/O出力4動作105 桁:I/O出力5動作106 桁:I/O出力6動作107 桁:I/O出力7動作

I/O出力論理(出力8 〜 11) 72 62

1:[負論理]、2:[正論理]100 桁:I/O出力8動作101 桁:I/O出力9動作103 桁:I/O出力10動作104 桁:I/O出力11動作

POINT・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号72→82に変更したものとなります。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

327

付録

12

項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

計量動作設定

計量モード 73 011:[単純比較モード]、2:[シーケンシャルモード]、3:[4段コンパレート]

制御モード 73 02 1:[投入モード]、2:[排出モード]、3:[外部入力切り替え]

比較信号動作(過量、正量、不足信号動作) 73 03

1:[常時]、2:[安定時]、3:[計量完了同期]、4:[計量完了同期HOLD]

ゼロ付近比較動作 73 04 1:[総量]、2:[正味量]、3:[比較OFF]、4:[|総量|]、5:[|正味量|]、

満量比較動作 73 05 1:[総量]、2:[正味量]、3:[比較OFF]、4:[|総量|]、5:[|正味量|]

配合シーケンス動作 73 06 1:[無効]、2:[半自動配合シーケンス]、3:[全自動配合シーケンス]

自動落差値保存 73 07 1:[記憶しない]、2:[記憶する]投入中の安全確認条件安全確認1 73 11 1:[ON]、2:[OFF]安全確認2 73 12 1:[ON]、2:[OFF]安全確認3 73 13 1:[ON]、2:[OFF]安全確認4 73 14 1:[ON]、2:[OFF]安全確認5 73 15 1:[ON]、2:[OFF]安全確認6 73 16 1:[ON]、2:[OFF]安全確認7 73 17 1:[ON]、2:[OFF]安全確認8 73 18 1:[ON]、2:[OFF]排出中の安全確認条件安全確認1 73 21 1:[ON]、2:[OFF]安全確認2 73 22 1:[ON]、2:[OFF]安全確認3 73 23 1:[ON]、2:[OFF]安全確認4 73 24 1:[ON]、2:[OFF]安全確認5 73 25 1:[ON]、2:[OFF]安全確認6 73 26 1:[ON]、2:[OFF]安全確認7 73 27 1:[ON]、2:[OFF]安全確認8 73 28 1:[ON]、2:[OFF]配合中安全確認条件安全確認1 73 31 1:[ON]、2:[OFF]安全確認2 73 32 1:[ON]、2:[OFF]安全確認3 73 33 1:[ON]、2:[OFF]安全確認4 73 34 1:[ON]、2:[OFF]安全確認5 73 35 1:[ON]、2:[OFF]安全確認6 73 36 1:[ON]、2:[OFF]安全確認7 73 37 1:[ON]、2:[OFF]安全確認8 73 38 1:[ON]、2:[OFF]

POINT・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号73→83に変更したものとなります。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

328

付録

12

項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

計量動作設定

混合中の安全確認条件安全確認1 73 41 1:[ON]、2:[OFF]安全確認2 73 42 1:[ON]、2:[OFF]安全確認3 73 43 1:[ON]、2:[OFF]安全確認4 73 44 1:[ON]、2:[OFF]安全確認5 73 45 1:[ON]、2:[OFF]安全確認6 73 46 1:[ON]、2:[OFF]安全確認7 73 47 1:[ON]、2:[OFF]安全確認8 73 48 1:[ON]、2:[OFF]シーケンス全般の安全条件安全確認1 73 51 1:[ON]、2:[OFF]安全確認2 73 52 1:[ON]、2:[OFF]安全確認3 73 53 1:[ON]、2:[OFF]安全確認4 73 54 1:[ON]、2:[OFF]安全確認5 73 55 1:[ON]、2:[OFF]安全確認6 73 56 1:[ON]、2:[OFF]安全確認7 73 57 1:[ON]、2:[OFF]安全確認8 73 58 1:[ON]、2:[OFF]

自動累積機能 73 61 1:[OFF]、2:[完了信号同期]、3:[安定自動累積]

自動累積条件 73 62 1:[正量動作]、2:[無条件]配合コード別自動累積 73 63 1:[有効]、2:[無効]自動印字機能 73 64 1:[有効]、2:[無効]

POINT・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号73→83に変更したものとなります。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

329

付録

12

項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

シーケンス制御設定

投入スタート信号動作 ゼロ付近以上スタート 74 01 1:[有効]、2:[無効]自動風袋引 74 02 1:[有効]、2:[無効]ノズル動作 ノズル制御 74 03 1:[有効]、2:[無効]ノズル衝突保護 74 04 1:[有効]、2:[無効]補投入判定ノズル上昇 74 05 1:[有効]、2:[無効]

判定条件 74 061:[判定待ち時間経過後]、2:[判定待ち後且つ安定]、3:[判定待ち後又は安定]

計量完了時の動作混合スタート 74 07 1:[有効]、2:[無効]排出スタート 74 08 1:[有効]、2:[無効]排出完了時の動作風袋引クリア 74 09 1:[有効]、2:[無効]混合スタート 74 10 1:[有効]、2:[無効]配合スタート時の動作ゼロ補正後スタート 74 11 1:[有効]、2:[無効]配合完了時の動作風袋引クリア 74 12 1:[有効]、2:[無効]混合スタート 74 13 1:[有効]、2:[無効]排出スタート 74 14 1:[有効]、2:[無効]補正投入最大回数 74 15 0 〜 255 回、0:OFF (単位:回)

補正投入後の判定条件 74 161:[判定待ち時間経過後]、2:[判定待ち後且つ安定]、3:[判定待ち後又は安定]

自動落差補正動作 74 17 1:[有効]、2:[無効]

計量完了出力OFF条件 74 18 1:[条件なし]、2:[オーバ又は不安定]3:[ゼロ付近]

投入開始待ち後風袋引動作 74 21 1:[有効]、2:[無効]計量時間監視タイマ 74 22 0 〜 9 999 秒 (単位:秒)投入開始後待ち時間 74 23 0 〜 9 999 秒 (単位:秒)大投入比較禁止時間 74 24 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)中投入比較禁止時間 74 25 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)小投入比較禁止時間 74 26 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)判定待ち時間 74 27 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)排出時間監視タイマ 74 28 0 〜 9 999 秒 0:OFF (単位:秒)排出ゲート閉待ち時間 74 29 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)計量完了出力時間 74 30 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)排出完了出力時間 74 31 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)配合完了出力時間 74 32 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)混合完了出力時間 74 33 0.00 〜 99.99 秒 (単位:0.01 秒)混合出力時間 74 34 0 〜 9 999 秒 (単位:秒)

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

330

付録

12

POINT・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号74→84に変更したものとなります。

項目名 コマンド名 コマンド 番号 返信コマンド設定値部

校正

ゼロ校正 75 01 入力不可スパン校正 75 02 1 〜 999 999ひょう量値 75 03 1 〜 999 999目量(最小目盛) 75 05 1:[1]、2:[2]、3:[5]、4:[10]、5:[20]、6:[50]ゼロ点mV/V登録

(小数点以下4 桁) 75 06 -2.500 0 〜 2.500 0 mV/V (単位:0.000 1 mV/V)

スパン点mV/V登録(小数点以下4 桁) 75 07 0.000 1 〜 3.100 0 mV/V

(単位:0.000 1 mV/V)

小数点位置 75 11 1:[0]、2:[0.0]、3:[0.00]、4:[0.000]、5:[0.000 0]

単位 75 12 1:[なし]、2:[g]、3:[kg]、4:[t]、5:[lb]、6:[N]、7:[kN]

印加電圧 75 13 1:[12 V]、2:[6 V]、3:[3 V]OL表示条件 75 14 1:[+9 D]、2:[±110 %]、3:[-20 D 〜 9 D]重力加速度補正方法 75 21 1:[地区番号]、2:[重力加速度]校正場所地区番号 75 22 01 〜 16使用場所地区番号 75 23 01 〜 16校正場所重力加速度 75 24 9.000 〜 9.999 (単位:0.001)使用場所重力加速度 75 25 9.000 〜 9.999 (単位:0.001)ゼロ点mV/V登録

(小数点以下5 桁) 75 26 -2.500 00 〜 2.500 00 mV/V(単位:0.000 01 mV/V)

スパン点mV/V登録(小数点以下5 桁) 75 27 0.000 01 〜 3.100 00 mV/V

(単位:0.000 01 mV/V)

POINT

・ 書込み時のコマンドは、表のコマンド番号75→85に変更したものとなります。・ スパン校正値は、ひょう量 ≧ スパン校正となるように設定してください。・ゼロ点mV/V登録(小数点以下4 桁)(番号06)/スパン点mV/V登録(小数点以下4 桁)(番号07)をすでに使用している計量システムへ本器を導入する場合は、そのまま同じコマンドが使用できます。ゼロ点mV/V登録(小数点以下5 桁)(番号26)/スパン点mV/V登録(小数点以下5 桁)(番号27)のコマンドに変更する場合は、桁数を誤って設定しないように注意してください。

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

331

付録

12

12.5.2.ストリームモード、印字信号同期、累積信号同期、完了信号同期のデータフォーマット

POINT

・ 荷重データは右詰でデータが入ります。・ 符号は、負のときは「-」、正のときは「+」が入ります。・ 荷重データはゼロサプレスを行います。・ 小数点付加を[あり]に設定し、校正画面で小数点を指定している場合は、指定位置

に小数点が付きます。・ オーバーロード時は荷重データ部に[OL]を出します。・ 空白部はすべてスペースです。

(1)ストリーム、印字出力対象を[荷重表示]、[総量]、[正味量]のいずれかに設定しているときリターン(CSD-912B→ホスト)

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 9 9 ターミネータ

コマンド番号 荷重データ

荷重データ符号

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 9 9 - 1 2 3 ターミネータ

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 9 9 + 0 . 1 2 3 ターミネータ

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 9 9 + O L ターミネータ

2 4 6 8 10 12 14@ 0 0 9 9 - O L ターミネータ

12.5. RS-232C/422/485通信データフォーマット

332

付録

12

(2)ストリーム、印字出力対象を[状態付き荷重表示]に設定しているとき2 4 6 8 10 12 14 16

C1 C2 , C3 C4 , C5 C6 C7 C8 C9 C10 C11 C12 C13 C14 C15 ターミネータ

ヘッダ1 ヘッダ2 符号 荷重データ8 桁 単位

ヘッダ1 ヘッダ2 符号 荷重データ8桁 単位C1 C2 内容 C3 C4 内容 C5 内容 C6 C7 C8 C9 C10 C11 C12 C13 C14 C15 内容O L オーバーロード N T 正味量 + プラス 1 2 3 g グラムS T 安定 G S 総量 - マイナス 0 . 1 2 3 k g キログラムU S 不安定 O L t トン

l b ポンドN ニュートン

k N キロニュートン

.

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