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1 現代カード・カンパニー・リミテッド 及びその子会社 連結財務諸表 に対する 監 査 報 告 書 第 19 期 : 2013 年 1 月 1 日から 2013 年 12 月 31 日まで 第 18 期 : 2012 年 1 月 1 日から 2012 年 12 月 31 日まで 安進会計法人

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現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

連結財務諸表に対する

監 査 報 告 書

第 19 期 : 2013 年 1 月 1 日から 2013 年 12 月 31 日まで

第 18 期 : 2012 年 1 月 1 日から 2012 年 12 月 31 日まで

安進会計法人

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目 次

独立監査人の監査報告書 ..............................................

連結財務諸表

- 連結財務状態表................................................

- 連結包括損益計算書............................................

- 連結資本変動表................................................

- 連結キャッシュ・フロー計算書 .................................

- 連結財務諸表に対する注記 .....................................

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3

独立監査人の監査報告書

現代カード・カンパニー・リミテッド

株主及び取締役会 殿

本監査人は添付の現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社の2013年12月31日と2012年12

月31日現在の連結財務状態表と同日に終了する両会計年度の連結包括損益計算書、連結資本変動表及

び連結キャッシュ・フロー計算書を監査しました。この 連結財務諸表を作成する責任は会社の経営者

にあり、本監査人の責任は同連結財務諸表に対して監査を実施し、これを根拠としてこの 連結財務諸

表に対する意見を表明することにあります。

本監査人は、大韓民国の会計監査基準に従い監査を実施しました。この基準は、 連結財務諸表が重要

に歪曲表示されていないことを合理的に確信するように、私ども監査人に監査を計画し、実施するこ

とを要求しています。監査は、連結財務諸表上の金額及び開示内容の根拠となる証拠を試査の方法を

適用して検証することを含めています。また、監査は、 連結財務諸表の全般的開示内容に対する評価

のみでなく、連結財務諸表の作成のため経営者が適用した会計原則と有意的会計見積りに対して評価

することを含めています。本監査人は、本監査人が実施した監査が監査意見の表明のため合理的な根

拠を提供していると確信しております。

本監査人の意見によれば、上記の連結財務諸表は、現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子

会社の2013年12月31日と2012年12月31日現在の財務状態と同日に終了する両会計年度の財務成績及び

キャッシュ・フローの内容を韓国採択国際会計基準に準拠して重要性の観点から適正に表示していま

す。

ソウル市永登浦区国際金融路10

安 進 会 計 法 人

代表理事 李 在 述

2014年3月12日

本独立監査人の監査報告書は監査報告書日(2014年3月12日)現在、有効なものです。従って、監査報告

書日以後に同報告書を閲覧する時点までの間に添付された会社の連結財務諸表に重要な影響を及ぼす

事象と状況が発生することもあり、これにより本独立監査人の監査報告書が修正されることもありま

す。

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連結財務諸表

第 19 期

2013 年 01 月 01 日 から

2013 年 12 月 31 日 まで

第 18 期

2012 年 01 月 01 日 から

2012 年 12 月 31 日 まで

“添付の連結財務諸表は当社が作成したものです。”

現代カード・カンパニー・リミテッド 代表理事 ジョン・テヨン

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連結財務諸表 連結財務状態表

第19期 2013年12月31日現在

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

科目 注記 第19期末 第19期末

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

資 産

I.現金及び預け金 5、31、32、33 998,486,773,460 99,385,541

1.現金及び現金性資産 965,455,273,460 96,097,712

2.預け金 33,031,500,000 3,287,829

Ⅱ.投資金融資産 6、33 1,766,969,764 175,877

1.売却可能金融資産 1,766,969,764 175,877

Ⅲ.カード資産 7、8、30、32、33 9,729,166,774,084 968,403,915

1.カード代金立替金 6,395,692,705,358 636,602,702

貸倒引当金 (70,105,553,680) (6,978,038)

繰延附帯収益 (7,194,244,201) (716,087)

現在価値割引差金 (5,286,668,837) (526,215)

2.キャッシングサービス 849,422,262,762 84,548,232

貸倒引当金 (31,313,461,768) (3,116,822)

3.カードローン 2,702,253,256,448 268,971,917

貸倒引当金 (103,438,269,110) (10,295,848)

繰延附帯収益 - -

現在価値割引差金 (863,252,888) (85,925)

Ⅳ.貸付債権 - -

1.その他貸付債権 - -

貸倒引当金 - -

Ⅴ.有形固定資産 9、11、14、30 282,042,137,453 28,073,392

1.土地 122,011,816,788 12,144,588

2.建物 79,195,772,062 7,882,843

減価償却累計額 (6,313,565,576) (628,428)

3.車両運搬具 88,948,908 8,854

減価償却累計額 (38,353,100) (3,818)

4.什器備品 150,980,674,674 15,028,037

減価償却累計額 (97,286,451,779) (9,683,520)

5.ファイナンスリース資産 3,334,009,504 331,855

減価償却累計額 (3,056,175,378) (304,200)

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科目 注記 第19期末 第19期末

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

6. 建設仮勘定 33,125,461,350 3,297,181

VI.その他金融資産 5、8、19、30、32、33 177,861,984,139 17,703,699

1.未収入金 94,513,815,009 9,407,542

貸倒引当金 (1,030,119,271) (102,534)

2.未収収益 48,131,937,107 4,790,868

貸倒引当金 (1,323,983,992) (131,784)

3.預け保証金 34,819,962,715 3,465,845

4.金融デリバティブ資産 2,750,372,571 273,762

VII.その他非金融資産 8、10、26、30 331,553,052,983 33,001,518

1.前払金 12,955,613,877 1,289,552

貸倒引当金 (657,322,306) (65,427)

2.前払費用 46,967,290,940 4,674,944

3.無形固定資産 127,029,551,626 12,644,034

4.繰延税金資産 143,222,807,823 14,255,849

5.雑資産 2,035,111,023 202,567

資 産 総 計 11,520,877,691,883 1,146,743,942

負 債

I.借入負債 7,190,762,324,353 715,740,880

1.借入金 12,32,33 212,500,000,000 21,151,434

2.社債 13,29,32,33 6,985,533,330,519 695,313,174

社債割引発行差金 (7,271,006,166) (723,728)

II. 純確定給付負債 15 3,367,411,536 335,179

1.確定給付債務 46,403,640,935 4,618,840

社外積立資産 (43,006,224,699) (4,280,675)

国民年金転換金 (30,004,700) (2,987)

III.その他金融負債 14、19、30、32、33 1,439,604,033,890 143,292,660

1.未払金 1,063,742,843,494 105,880,879

2.預り金 126,896,545,334 12,630,795

3.未払費用 191,925,249,569 19,103,503

4.ファイナンスリース負債 298,002,314 29,662

5.金融デリバティブ負債 48,665,166,455 4,843,944

6.受入保証金 8,076,226,724 803,877

IV.その他非金融負債 520,995,846,771 51,857,927

1.預り金 7,850,826,740 781,441

2.前受収益 17 393,154,182,657 39,133,058

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科目 注記 第19期末 第19期末

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

3.引当負債 18、28 86,321,526,532 8,592,113

4.当期法人税負債 33,669,310,842 3,351,314

負 債 総 計 9,154,729,616,550 911,226,645

資 本

Ⅰ.支配企業の所有株に帰属

される資本 2,366,128,255,333 235,515,324

1.資本金 20 802,326,430,000 79,860,493

2.その他払込資本 21 57,704,443,955 5,743,679

3.利益剰余金 22、24 1,511,954,114,940 150,494,109

4.その他資本構成要素 23、26 (5,856,733,562) (582,957)

Ⅱ.非支配持分 19,820,000 1,973

資 本 総 計 2,366,148,075,333 235,517,297

負債及び資本総計 11,520,877,691,883 1,146,743,942

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

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連結財務状態表

第18期 2012年12月31日現在

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

科目 注記 第18期末 第18期末

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

資 産

I.現金及び預け金 5、31、32、33 824,576,295,193 82,075,159

1.現金及び現金性資産 791,547,295,193 78,787,579

2.預け金 33,029,000,000 3,287,580

Ⅱ.投資金融資産 6、33 1,766,969,764 175,877

1.売却可能金融資産 1,766,969,764 175,877

Ⅲ.カード資産 7、8、30、32、33 9,707,037,675,915 966,201,270

1.カード代金立替金 6,605,330,672,135 657,469,260

貸倒引当金 (65,651,904,082) (6,534,739)

繰延附帯収益 (3,651,254,547) (363,432)

現在価値割引差金 (5,318,007,395) (529,334)

2.キャッシングサービス 940,018,848,827 93,565,868

貸倒引当金 (33,786,081,729) (3,362,937)

3.カードローン 2,352,281,466,786 234,137,068

貸倒引当金 (81,374,181,403) (8,099,674)

繰延附帯収益 (361,487) (36)

現在価値割引差金 (811,521,190) (80,776)

Ⅳ.貸付債権 - -

1.その他貸付債権 - -

貸倒引当金 - -

Ⅴ.有形固定資産 9、11、14、30 264,383,090,858 26,315,678

1.土地 122,011,816,788 12,144,588

2.建物 64,818,348,743 6,451,770

減価償却累計額 (4,487,750,009) (446,693)

3.車両運搬具 502,527,419 50,020

減価償却累計額 (339,062,442) (33,749)

4.什器備品 146,838,561,416 14,615,747

減価償却累計額 (90,148,123,852) (8,972,998)

5.ファイナンスリース資産 3,334,009,504 331,855

減価償却累計額 (1,944,838,877) (193,582)

6. 建設仮勘定 23,797,602,168 2,368,722

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科目 注記 第18期末 第18期末

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

VI.その他金融資産 5、8、19、30、32、33 182,291,908,888 18,144,637

1.未収入金 86,380,588,135 8,597,992

貸倒引当金 (993,537,767) (98,893)

2.未収収益 44,923,665,252 4,471,529

貸倒引当金 (1,268,903,451) (126,302)

3.預け保証金 52,348,673,218 5,210,586

4.金融デリバティブ資産 901,423,501 89,724

VII.その他非金融資産 8、10、26、30 272,207,674,777 27,094,507

1.前払金 11,259,725,327 1,120,750

貸倒引当金 (5,024,020) (500)

2.前払費用 48,279,724,993 4,805,579

3.無形固定資産 74,664,032,134 7,431,771

4.繰延税金資産 135,666,642,303 13,503,737

5.雑資産 2,342,574,040 233,171

資 産 総 計 11,252,263,615,395 1,120,007,128

負 債

I.借入負債 7,020,675,825,125 698,811,123

1.借入金 12、32、33 487,500,000,000 48,523,879

2.社債 13、29、32、33 6,542,646,500,000 651,229,919

社債割引発行差金 (9,470,674,875) (942,675)

II. 純確定給付負債 15 10,695,054,186 1,064,545

1.確定給付債務 44,474,112,444 4,426,782

社外積立資産 (33,745,418,158) (3,358,889)

国民年金転換金 (33,640,100) (3,348)

III.その他金融負債 14、19、30、32、33 1,517,676,783,211 151,063,721

1.未払金 1,186,714,518,145 118,121,008

2.預り金 123,824,521,370 12,325,018

3.未払費用 139,353,829,793 13,870,745

4.ファイナンスリース負債 1,452,239,137 144,550

5.金融デリバティブ負債 53,554,957,780 5,330,655

6.受入保証金 12,776,716,986 1,271,745

IV.その他非金融負債 510,925,525,182 50,855,566

1.預り金 6,968,385,070 693,606

2.前受収益 17 397,830,493,299 39,598,520

3.引当負債 18、28 75,687,285,760 7,533,622

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科目 注記 第18期末 第18期末

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

4.当期法人税負債 30,439,361,053 3,029,817

負 債 総 計 9,059,973,187,704 901,794,954

資 本

Ⅰ.支配企業の所有株に帰属

される資本 2,192,270,607,691 218,210,201

1.資本金 20 802,326,430,000 79,860,493

2.その他払込資本 21 57,704,443,955 5,743,679

3.利益剰余金 22、24 1,348,744,482,014 134,248,849

4.その他資本構成要素 23、26 (16,504,748,278) (1,642,819)

Ⅱ.非支配持分 19,820,000 1,973

資 本 総 計 2,192,290,427,691 218,212,174

負債及び資本総計 11,252,263,615,395 1,120,007,128

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

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連結財務状態表

第18期首 2012年1月1日現在

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

科目 注記 第18期首 第18期首

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

資 産

I.現金及び預け金 5、31、32、33 863,054,403,023 85,905,122

1.現金及び現金性資産 830,022,903,023 82,617,294

2.預け金 33,031,500,000 3,287,829

Ⅱ.投資金融資産 6、33 1,766,969,764 175,877

1.売却可能金融資産 1,766,969,764 175,877

Ⅲ.カード資産 7、8、30、32、33 9,374,266,681,991 933,078,522

1.カード代金立替金 6,515,518,319,853 648,529,684

貸倒引当金 (68,772,395,016) (6,845,340)

繰延附帯収益 (5,216,051,185) (519,186)

現在価値割引差金 (9,178,458,611) (913,589)

2.キャッシングサービス 1,016,027,519,864 101,131,479

貸倒引当金 (37,909,893,601) (3,773,405)

3.カードローン 2,031,461,208,192 202,203,851

貸倒引当金 (67,071,125,096) (6,676,002)

繰延附帯収益 (59,310,865) (5,904)

現在価値割引差金 (533,131,544) (53,066)

Ⅳ.貸付債権 469,647,440 46,747

1.その他貸付債権 500,000,000 49,768

貸倒引当金 (30,352,560) (3,021)

Ⅴ.有形固定資産 9、11、14、30 187,398,079,913 18,652,886

1.土地 83,994,796,609 8,360,520

2.建物 45,436,034,150 4,522,528

減価償却累計額 (3,249,450,385) (323,438)

3.車両運搬具 502,477,287 50,015

減価償却累計額 (232,461,533) (23,138)

4.什器備品 127,465,014,009 12,687,378

減価償却累計額 (69,490,465,432) (6,916,814)

5.ファイナンスリース資産 3,334,009,504 331,855

減価償却累計額 (833,502,376) (82,964)

6. 建設仮勘定 471,628,080 46,944

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12

科目 注記 第18期首 第18期首

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

VI.その他金融資産 5、8、19、30、32、33 144,007,180,045 14,333,922

1.未収入金 45,812,088,808 4,559,959

貸倒引当金 (872,185,260) (86,814)

2.未収収益 45,182,244,585 4,497,267

貸倒引当金 (1,428,873,349) (142,225)

3.預け保証金 52,758,804,118 5,251,409

4.金融デリバティブ資産 2,555,101,143 254,325

VII.その他非金融資産 8、10、26、30 280,970,753,634 27,966,750

1.前払金 25,228,992,489 2,511,197

貸倒引当金 (5,416,829) (539)

2.前払費用 48,548,656,736 4,832,347

3.無形固定資産 72,976,002,526 7,263,751

4.繰延税金資産 112,403,093,896 11,188,173

5.雑資産 21,819,424,816 2,171,822

資 産 総 計 10,851,933,715,810 1,080,159,827

負 債

I.借入負債 7,071,760,496,118 703,895,895

1.借入金 12、32、33 590,000,000,000 58,726,335

2.社債 13、29、32、33 6,491,116,500,000 646,100,820

社債割引発行差金 (9,356,003,882) (931,261)

II. 純確定給付負債 15 17,774,550,158 1,769,210

1.確定給付債務 37,006,684,482 3,683,503

社外積立資産 (19,195,243,624) (1,910,621)

国民年金転換金 (36,890,700) (3,672)

III.その他金融負債 14、19、30、32、33 1,291,498,923,776 128,550,845

1.未払金 1,066,705,610,154 106,175,782

2.預り金 64,312,342,703 6,401,404

3.未払費用 140,922,092,976 14,026,844

4.ファイナンスリース負債 2,548,330,830 253,651

5.金融デリバティブ負債 5,326,133,113 530,143

6.受入保証金 11,684,414,000 1,163,022

IV.その他非金融負債 474,216,714,854 47,201,712

1.預り金 5,649,822,585 562,362

2.前受収益 17 347,865,031,849 34,625,150

3.引当負債 18、28 80,233,007,232 7,986,086

Page 13: Hcc 2013 audit_jp

13

科目 注記 第18期首 第18期首

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

4.当期法人税負債 40,468,853,188 4,028,114

負 債 総 計 8,855,250,684,906 881,417,662

資 本

Ⅰ.支配企業の所有株に帰属

される資本 1,996,663,210,904 198,740,192

1.資本金 20 802,326,430,000 79,860,493

2.その他払込資本 21 57,704,443,955 5,743,679

3.利益剰余金 22、24 1,154,445,886,596 114,909,112

4.その他資本構成要素 23、26 (17,813,549,647) (1,773,092)

Ⅱ.非支配持分 19,820,000 1,973

資 本 総 計 1,996,683,030,904 198,742,165

負債及び資本総計 10,851,933,715,810 1,080,159,827

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

Page 14: Hcc 2013 audit_jp

14

連結包括損益計算書

第19期 2013年1月1日から2013年12月31日まで

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

科目 注記 第19期 第19期

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

Ⅰ.営業収益 2,527,479,160,753 251,575,574

1.カード収益 30、33、35 2,453,282,496,374 244,190,323

2.受取利息 33、34 20,566,269,302 2,047,088

3.投資金融資産評価及び処分利益 33 81,187,900 8,081

売却可能金融資産減損損失戻入 81,187,900 8,081

4.配当金収益 351,635,696 35,000

5.未使用約定引当負債戻入 18 - -

6.その他営業収益 2、36 53,197,571,481 5,295,082

Ⅱ.営業費用 2,307,554,484,290 229,685,116

1.カード費用 30、33、35 1,028,249,651,605 102,348,023

2.支払利息 33、34 312,928,664,959 31,147,718

3.販売費及び管理費 25、30 636,477,645,013 63,352,542

人件費 15、16 160,278,505,665 15,953,507

一般経費 476,199,139,348 47,399,034

4.流動化費用 325,819,518 32,431

5.貸倒償却費及び債権売却損失 247,746,973,428 24,659,783

6.未使用約定引当負債繰入 18 1,111,380,052 110,623

7.その他営業費用 2、36 80,714,349,715 8,033,997

III.営業利益 219,924,676,463 21,890,458

Ⅳ.営業外収益 2、30 3,152,528,685 313,791

1.有・無形固定資産処分利益 141,866,664 14,121

2.無形固定資産減損損失戻入 11,000,000 1,095

3.賃貸料収益 30 2,797,729,690 278,475

4.雑利益 201,932,331 20,100

Ⅴ.営業外費用 2 4,303,937,966 428,397

1.有・無形固定資産処分損失 2,545,917,969 253,411

2.無形固定資産減損損失 37,049,470 3,688

3.寄付金 1,720,970,527 171,299

4.雑損失 - -

Ⅵ.税引前純利益 218,773,267,182 21,775,851

Ⅶ.法人税費用 26 55,563,634,256 5,530,591

Page 15: Hcc 2013 audit_jp

15

科目 注記 第19期 第19期

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

Ⅷ.当期純利益 163,209,632,926 16,245,260

Ⅸ.その他包括損益 10,648,014,716 1,059,863

1.後続的に当期損益に組み替えら

れない項目 3,989,251,358 397,075

確定給付債務の再測定要素 5,278,288,527 525,381

当期損益に組み替えられない項

目の法人税 (1,289,037,169) (128,306)

2.後続的に当期損益に組み替えら

れる項目 6,658,763,358 662,788

キャッシュ・フロー・ヘッジデ

リバティブ評価損益 8,764,406,892 872,375

当期損益に組み替えられる項目

の法人税 (2,105,643,534) (209,588)

X.当期総包括損益 173,857,647,642 17,305,123

XI.当期純利益の帰属: 163,209,632,926 16,245,260

支配企業の所有株 163,209,632,926 16,245,260

非支配持分 - -

XII.当期総包括利益の帰属 173,857,647,642 17,305,123

支配企業の所有主 173,857,647,642 17,305,123

非支配持分 - -

XⅢ.一株当たり利益 27

基本一株当たり純利益 1,017 101

希薄一株当たり純利益 1,017 101

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

Page 16: Hcc 2013 audit_jp

16

連結包括損益計算書

第18期 2012年1月1日から2012年12月31日まで

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

科目 注記 第18期 第18期

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

Ⅰ.営業収益 2,525,635,172,106 251,392,030

1.カード収益 30、33、35 2,388,278,853,242 237,720,110

2.受取利息 33、34 22,593,511,595 2,248,871

3.投資金融資産評価及び処分利益 33 461,757,518 45,962

売却可能金融資産減損損失戻入 461,757,518 45,962

4.配当金収益 477,523,977 47,531

5.未使用約定引当負債戻入 18 781,111,756 77,749

6.その他営業収益 2、36 113,042,414,018 11,251,808

Ⅱ.営業費用 2,288,440,129,390 227,782,546

1.カード費用 30、33、35 1,043,710,631,004 103,886,950

2.支払利息 33、34 343,398,755,949 34,180,594

3.販売費及び管理費 25、30 606,068,487,106 60,325,731

人件費 15、16 152,768,375,542 15,205,978

一般経費 453,300,111,564 45,119,753

4.流動化費用 367,539,337 36,583

5.貸倒償却費及び債権売却損失 202,956,968,418 20,201,558

6.未使用約定引当負債繰入 18 - -

7.その他営業費用 2、36 91,937,747,576 9,151,130

III.営業利益 237,195,042,716 23,609,484

Ⅳ.営業外収益 2、30 2,366,835,522 235,586

1.有・無形固定資産処分利益 9,133,500 909

2.無形固定資産減損損失戻入 - -

3.賃貸料収益 30 2,157,675,587 214,767

4.雑利益 200,026,435 19,910

Ⅴ.営業外費用 2 3,126,019,228 311,152

1.有・無形固定資産処分損失 577,531,514 57,485

2.無形固定資産減損損失 512,947,720 51,057

3.寄付金 1,920,539,994 191,163

4.雑損失 115,000,000 11,447

Ⅵ.税引前純利益 236,435,859,010 23,533,918

Ⅶ.法人税費用 26 42,137,263,592 4,194,181

Page 17: Hcc 2013 audit_jp

17

科目 注記 第18期 第18期

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

Ⅷ.当期純利益 194,298,595,418 19,339,736

Ⅸ.その他包括損益 1,308,801,369 130,273

1.後続的に当期損益に組み替えら

れない項目 (2,970,032,179) (295,626)

確定給付債務の再測定要素 (3,918,248,257) (390,007)

当期損益に組み替えられない項

目の法人税 948,216,078 94,382

2.後続的に当期損益に組み替えら

れる項目 4,278,833,548 425,899

キャッシュ・フロー・ヘッジデ

リバティブ評価損益 5,643,497,691 561,732

当期損益に組み替えられる項目

の法人税 (1,364,664,143) (135,833)

X.当期総包括損益 195,607,396,787 19,470,009

XI.当期純利益の帰属: 194,298,595,418 19,339,736

支配企業の所有株 194,298,595,418 19,339,736

非支配持分 - -

XII.当期総包括利益の帰属 195,607,396,787 19,470,009

支配企業の所有主 195,607,396,787 19,470,009

非支配持分 - -

XⅢ.一株当たり利益 27

基本一株当たり純利益 1,211 121

希薄一株当たり純利益 1,211 121

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

Page 18: Hcc 2013 audit_jp

18

連結資本変動表

第19期 2013年1月1日から2013年12月31日まで

第18期 2012年1月1日から2012年12月31日まで

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社 (単位:ウォン)

科目 資本金

その他払込資本

利益剰余金

その他資本構成要素

支配企業の所有株帰属 非支配持分 総計 株式発行超過金 その他資本剰余金

キャッシュ・フロ

ー・ヘッジ積立金

確定給付債務の

再測定要素

2012.1.1 802,326,430,000 45,399,364,539 12,305,079,416 1,148,396,655,980 (11,764,319,031) - 1,996,663,210,904 19,820,000 1,996,683,030,904

会計方針の変更効果 - - - 6,049,230,616 - (6,049,230,616) - - -

修正後再作成された

金額 802,326,430,00 45,399,364,539 12,305,079,416 1,154,445,886,596 (11,764,319,031) (6,049,230,616) 1,996,663,210,904 19,820,00 1,996,683,030,904

総包括損益

当期純利益 - - - 194,298,595,418 - - 194,298,595,418 - 194,298,595,418

その他包括損益 - - - - 4,278,833,548 (2,970,032,179) 1,308,801,369 - 1,308,801,369

2012.12.31 802,326,430,000 45,399,364,539 12,305,079,416 1,348,744,482,014 (7,485,485,483) (9,019,262,795) 2,192,270,607,691 19,820,000 2,192,290,427,691

2013.1.1 802,326,430,000 45,399,364,539 12,305,079,416 1,348,744,482,014 (7,485,485,483) (9,019,262,795) 2,192,270,607,691 19,820,000 2,192,290,427,691

総包括損益

当期純利益 - - - 163,209,632,926 - - 163,209,632,926 - 163,209,632,926

その他包括損益 - - - - 6,658,763,358 3,989,251,358 10,648,014,716 - 10,648,014,716

2013.12.31 802,326,430,000 45,399,364,539 12,305,079,416 1,511,954,114,940 (826,722,125) (5,030,011,437) 2,366,128,255,333 19,820,000 2,366,148,075,333

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

Page 19: Hcc 2013 audit_jp

19

連結資本変動表

第19期 2013年1月1日から2013年12月31日まで

第18期 2012年1月1日から2012年12月31日まで

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社 (単位:千円)

科目 資本金

その他払込資本

利益剰余金

その他資本構成要素

支配企業の所有株帰属 非支配持分 総計 株式発行超過金 その他資本剰余金

キャッシュ・フロ

ー・ヘッジ積立金

確定給付債務の

再測定要素

2012.1.1 79,860,493 4,518,878 1,224,800 114,306,995 (1,170,975) - 198,740,192 1,973 198,742,165

会計方針の変更効果 - - - 602,117 - (602,117) - - -

修正後再作成された

金額 - 4,518,878 1,224,800 114,909,112 (1,170,975) (602,117) 198,740,192 - 198,742,165

総包括損益

当期純利益 - - - 19,339,736 - - 19,339,736 - 19,339,736

その他包括損益 - - - - 425,899 (295,626) 130,273 - 130,273

2012.12.31 79,860,493 4,518,878 1,224,800 134,248,849 (745,076) (897,743) 218,210,201 1,973 218,212,174

2013.1.1 79,860,493 4,518,878 1,224,800 134,248,849 (745,076) (897,743) 218,210,201 1,973 218,212,174

総包括損益

当期純利益 - - - 16,245,260 - - 16,245,260 - 16,245,260

その他包括損益 - - - - 662,788 397,075 1,059,863 - 1,059,863

2013.12.31 79,860,493 4,518,878 1,224,800 150,494,109 (82,289) (500,668) 235,515,324 1,973 235,517,297

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

Page 20: Hcc 2013 audit_jp

20

連結キャッシュ・フロー計算書

第19期 2013年1月1日から2013年12月31日まで

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

科 目 第19期 第19期

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

I.営業活動によるキャッシュ・フロー 103,168,750,282 10,269,021

1. 当期純利益 163,209,632,926 16,245,260

2. 調整事項

法人税費用 55,563,634,256 5,530,591

受取利息 (20,566,269,302) (2,047,088)

支払利息 312,928,664,959 31,147,718

配当金収益 (351,635,696) (35,000)

貸倒償却費及び債権売却損失 247,746,973,428 24,659,783

退職給付 10,006,031,553 995,962

減価償却費 28,135,382,607 2,800,488

無形固定資産償却費 15,934,213,569 1,586,030

外貨換算損失 - -

デリバティブ評価損失 10,533,333,291 1,048,448

未使用約定引当負債繰入(戻入)額 1,111,380,052 110,623

引当負債繰入(戻入)額 12,735,354,786 1,267,628

有・無形固定資産売却損失 2,545,917,969 253,411

その他営業費用 1,574,904,553 156,760

無形固定資産減損損失 37,049,470 3,688

販売促進費 18,362,974,301 1,827,780

売却可能金融資産減損損失戻入 (81,187,900) (8,081)

外貨換算利益 (10,503,084,778) (1,045,437)

カード資産現在価値割引差金償却 (20,029,481,150) (1,993,658)

カード資産繰延付帯収益償却 (20,991,695,981) (2,089,433)

有・無形固定資産売却利益 (141,866,664) (14,121)

無形固定資産減損損失戻入 (11,000,000) (1,095)

その他営業収益 (140,912,653) (14,026)

3. 運転資本の変動

カード資産の増加 (247,839,888,482) (24,669,031)

その他貸付債権の減少 - -

その他金融資産の増加 (8,872,081,850) (883,093)

Page 21: Hcc 2013 audit_jp

21

科 目 第19期 第19期

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

その他資産の減少(増加) (562,067,000) (55,946)

預け保証金の減少 17,528,710,503 1,744,741

デリバティブ資産の減少 - -

確定給付債務の減少 (3,836,009,470) (381,822)

社外積立資産の増加 (8,208,753,201) (817,068)

デリバティブ負債の減少 (8,507,666,797) (846,820)

ファイナンスリース負債の減少 (1,154,236,823) (114,888)

その他金融負債の増加(減少) (108,318,688,454) (10,781,626)

その他負債の増加(減少) (4,676,310,642) (465,462)

4. 営業活動により発生した現金

受取利息の受取 20,852,490,398 2,075,577

支払利息の支払 (287,912,166,505) (28,657,672)

配当金の受取 351,635,696 35,000

法人税の納付 (63,284,530,687) (6,299,099)

Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー (105,453,162,225) (10,496,403)

売却可能金融資産の処分 81,187,900 8,081

有形固定資産の売却 183,243,052 18,239

無形固定資産の処分 2,280,308,566 226,973

預け金の純減少(増加) (2,500,000) (249)

有形固定資産の取得 (40,826,493,302) (4,063,712)

無形固定資産の取得 (67,168,908,441) (6,685,735)

Ⅲ. 財務活動によるキャッシュ・フロー 176,192,390,210 17,537,514

借入金の増加 4,705,000,000,000 468,317,640

社債の発行 2,328,772,226,400 231,797,048

借入金の償還 (4,980,000,000,000) (495,690,084)

社債の償還 (1,877,579,836,190) (186,887,090)

Ⅳ. 現金及び現金性資産の増加(減少) 173,907,978,267 17,310,133

Ⅴ. 期首の現金及び現金性資産 791,547,295,193 78,787,579

Ⅵ. 当期末の現金及び現金性資産 965,455,273,460 96,097,712

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

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22

連結キャッシュ・フロー計算書

第18期 2012年1月1日から2012年12月31日まで

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

科 目 第18期 第18期

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

I.営業活動によるキャッシュ・フロー 78,047,490,078 7,768,548

5. 当期純利益 194,298,595,418 19,339,736

6. 調整事項

法人税費用 42,137,263,592 4,194,181

受取利息 (22,593,511,595) (2,248,871)

支払利息 343,398,755,949 34,180,594

配当金収益 (477,523,977) (47,531)

貸倒償却費及び債権売却損失 202,956,968,418 20,201,558

退職給付 9,320,707,981 927,747

減価償却費 26,992,252,034 2,686,705

無形固定資産償却費 14,180,876,300 1,411,510

外貨換算損失 38,093,094 3,792

デリバティブ評価損失 55,633,000,000 5,537,495

未使用約定引当負債繰入(戻入)額 (781,111,756) (77,749)

引当負債繰入(戻入)額 (3,764,609,716) (374,715)

有・無形固定資産売却損失 577,531,514 57,485

その他営業費用 924,569,785 92,028

無形固定資産減損損失 512,947,720 51,057

販売促進費 34,842,719,771 3,468,111

売却可能金融資産減損損失戻入 (461,757,518) (45,962)

外貨換算利益 (55,663,248,513) (5,540,506)

カード資産現在価値割引差金償却 (40,906,150,359) (4,071,641)

カード資産繰延付帯収益償却 (18,129,500,265) (1,804,541)

有・無形固定資産売却利益 (9,133,500) (909)

無形固定資産減損損失戻入 - -

その他営業収益 - -

7. 運転資本の変動

カード資産の増加 (513,584,929,632) (51,120,272)

その他貸付債権の減少 500,000,000 49,768

その他金融資産の増加 (41,853,625,282) (4,165,949)

Page 23: Hcc 2013 audit_jp

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科 目 第18期 第18期

(単位:ウォン) (単位:ウォン) (単位:千円) (単位:千円)

その他資産の減少(増加) 8,425,805,126 838,672

預け保証金の減少 21,000,758,986 2,090,335

デリバティブ資産の減少 1,865,000,000 185,635

確定給付債務の減少 (5,633,619,727) (560,749)

社外積立資産の増加 (13,726,405,314) (1,366,274)

デリバティブ負債の減少 (1,972,000,000) (196,285)

ファイナンスリース負債の減少 (1,096,091,693) (109,101)

その他金融負債の増加(減少) 168,017,357,285 16,723,803

その他負債の増加(減少) 49,965,461,450 4,973,370

8. 営業活動により発生した現金

受取利息の受取 24,109,712,867 2,399,788

支払利息の支払 (324,680,224,065) (32,317,423)

配当金の受取 477,523,977 47,531

法人税の納付 (76,794,968,277) (7,643,876)

Ⅱ.投資活動によるキャッシュ・フロー (115,867,992,924) (11,533,055)

売却可能金融資産の処分 461,757,518 45,962

有形固定資産の売却 30,217,356 3,008

無形固定資産の処分 1,250,000,000 124,420

預け金の純減少(増加) 2,500,000 249

有形固定資産の取得 (99,177,344,840) (9,871,732)

無形固定資産の取得 (18,435,122,958) (1,834,961)

Ⅲ. 財務活動によるキャッシュ・フロー (655,104,984) (65,207)

借入金の増加 7,680,000,000,000 764,437,720

社債の発行 3,342,529,395,016 332,702,546

借入金の償還 (7,782,500,000,000) (774,640,177)

社債の償還 (3,240,684,500,000) (322,565,296)

Ⅳ. 現金及び現金性資産の増加(減少) (38,475,607,830) (3,829,714)

Ⅴ. 期首の現金及び現金性資産 830,022,903,023 82,617,294

Ⅵ. 当期末の現金及び現金性資産 791,547,295,193 78,787,579

別添連結財務諸表に対する注記を参照されたい。

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24

連結財務諸表に対する注記

第 19 期 2013 年 1 月 1日から 2013 年 12 月 31 日まで

第 18 期 2012 年 1 月 1日から 2012 年 12 月 31 日まで

現代カード・カンパニー・リミテッド及びその子会社

1. 一般事項

韓国採択国際会計基準第 1110 号「連結財務諸表」による支配企業である現代カード・カンパニー・リ

ミテッド(以下「支配企業」)はソウル特別市永登浦区汝矣島洞に本社を置いており、クレジットカ ー

ド事業を営んでいます。支配企業は 1995 年 6 月 15 日に韓国信用流通㈱からクレジットカード事業部

門の一切を包括的に譲り受け、1995 年 6 月 16 日に㈱ダイナスクラブコリアとしてクレジットカード業

の認可を受けて営業活動を展開し、現在は与信専門金融業法及び関連規定の適用を受けています。

支配企業は報告期間終了日現在、約 704 万名のクレジットカード会員、207 万店余りの加盟店、167 店

の支店、営業所、ポスト等を運営しています。

支配企業の資本金は数回の有償増資及び自己株式の消却等を通じて 当期末現在において 802,326 百万

ウォンであり、当期末及び前期末現在の株主現況は次の通りです。

株主 当期末 前期末

株式数(株) 持分比率 株式数(株) 持分比率

現代自動車㈱ 59,301,937 36.96% 50,572,187 31.52%

起亜自動車㈱ 18,422,142 11.48% 18,422,142 11.48%

現代製鉄㈱ - 0.00% 8,729,750 5.44%

GE キャピタルインターナショナルホー

ルディングス 69,000,073 43.00% 69,000,073 43.00%

現代コマーシャル 8,889,622 5.54% 8,889,622 5.54%

その他 4,851,512 3.02% 4,851,512 3.02%

合計 160,465,286 100.00% 160,465,286 100%

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2. 財務諸表の作成基準及び重要な会計方針

(1) 連結財務諸表の作成基準

支配企業と支配企業の子会社(以下「連結実体」)は 2011 年 1 月 1 日以後に開始する年次報告期間か

ら韓国採択国際会計基準を適用して連結財務諸表を作成しています。

連結財務諸表の作成に適用された重要な会計方針は以下に記述されており、当期連結財務諸表の作成

に適用された重要な会計方針は以下で説明する基準書や解釈書の導入にかかわる影響を除いては前期

連結財務諸表の作成時に採用した会計方針と同一です。

連結財務諸表は報告期間終了日ごとに再評価金額や公正価値で測定される特定非流動資産と金融資産

を除いては歴史的原価主義に基づいて作成されました。歴史的原価は一般的に資産を取得するために

支払った対価の公正価値で測定しています。

1)当期から新しく導入された基準書及び解釈書とそれによる 会計方針の変更内容は次の通りです。

- 企業会計基準書第 1001 号財務諸表の表示(改正)

同改正事項はその他包括損益項目を後続的に当期損益に組み替えられない項目と特定条件を充たす時

に当期損益に組み替えられる項目に区分して表示することを主要内容としています。同改正事項は財

務諸表の表示にのみ影響を及ぼす事項であり、 連結実体の財務状態と経営成績には影響を及ぼしませ

ん。比較表示された連結財務諸表は遡及適用に伴う変更事項を反映して再作成されました。

- 企業会計基準書第 1019 号従業員給与(改正)

同改正事項は保険数理的損益の認識選択権のうち、回廊アプローチと当期損益認識法を廃止し、保険

数理的損益をその他包括損益として認識するように求めています。又、社外積立資産に対する期待収

益は期待収益率の代わりに確定給付債務を測定する時に使用した割引率を適用して測定した後、純確

定給付負債の純支払利息に含めて表示します。一方、稼得されなかった過去勤務原価は制度の改正や

縮小が発生した時と関連されるリストラクチュアリング原価や解雇給付を認識する時のうち、早い日

に費用で即時認識します。連結実体は同会計方針の変更による効果を遡って適用しており、比較表示

された連結財務諸表はこの遡及適用に伴う変更事項を反映して再作成しました。

- 企業会計基準書第 1107 号金融商品 : 開示(改正)

同改正事項は金融資産と金融負債の相殺に対する開示を主要内容としており、企業会計基準書第 1032

号で規定する金融資産と金融負債の相殺要件を 充たしているかにかかわらず、法的に執行可能な一括

相殺約定、又はこれと類似した約定により金融商品を相殺することができる権利と担保提供約定のよ

うな相殺関連約定に対する情報を開示するよう規定しています。 連結実体は同改正事項で規定してい

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26

る金融資産と金融負債の相殺に対する情報を比較表示される期間に遡って開示しました。(注記 33(2)

参照)

- 企業会計基準書第 1110 号連結財務諸表(制定)

同基準書は従来の企業会計基準書第 1027 号「連結財務諸表と個別財務諸表」のうち、連結財務諸表に

関する規定及び企業会計基準解釈書第 2012 号「連結:特別目的企業」を代わりにする基準書として、

特殊目的企業を含めた全ての企業に対する支配力を判断するための単一基準を提示しています。同基

準書によると、投資者が非投資者に対する関与によって変動利益に 晒されるか、変動利益に対する権

利があり、被投資者に対して自分の力でそのような利益に影響を及ぼし得る時に 被投資者を支配する

と規定しています。同制定事項の導入が連結財務諸表に及ぼす影響はありません。

- 企業会計基準書第 1111 号共同約定(制定)

同基準書は二つ以上の当事者が共同支払力を持つ共同約定を約定当事者の権利と義務によって共同営

業と共同企業に分類するように規定しています。同基準書は約定の構造と法的形式、約定当事者によ

り合意された契約上の条件、また関連があれば、その他の事実と状況を考慮して約定当事者の権利と

義務を評価するようにしています。共同営業は約定の共同支配力を有する当事者(共同営業者)が約

定の資産に対する権利と負債に対する義務を持つ共同約定であり、共同企業は約定の共同支配力を有

する当事者(共同企業参加者)が約定の純資産に対する権利を持つ共同約定です。共同営業の場合、

共同営業者は共同約定の資産、負債、収益及び費用のうち、自分の分を認識する会計処理を行い、共

同企業の場合、参加者は共同企業に対する投資資産に持分法を適用して会計処理します。同会計 方針

の変更が連結財務諸表に及ぼす影響はありません。

- 企業会計基準書第 1112 号他企業に対する持分の開示(制定)

同基準書は子会社、関係企業、共同約定及び非連結構造化企業に対するすべて の形態の持分を有して

いる企業の開示を規定しており、他企業に対する持分の性格と他企業の持分に関するリスクを開示し、

他企業に対する持分が連結実体の財務状態、財務成果及びキャッシュ・フローに及ぼす影響を開示す

るように求めています。同制定事項の導入により、子会社に対する持分の影響を追加開示しました。

(注記 4 参照)

- 企業会計基準書第 1113 号公正価値の測定(制定)

同基準書は、公正価値の測定に対する単一の指針を提供しており、公正価値を定義して公正価値を測

定するための体系を樹立し、公正価値の測定に関する開示につい て規定しています。同基準書は公正

価値を測定日に市場参加者間の正常取引で資産を売却しながら受取るか、負債を移転しながら支払う

ことになる価格と定義しています。公正価値は現行の市場状況で資産や負債の価格を決定する時、市

場参加者が使用することになる仮定を使って測定されます。同基準書による公正価値の測定のために

公正価値の測定対象となる特定資産や負債、資産や負債に対する正常取引が行われる市場、公正価値

の測定で使う適切な価値評価技法等を決定しなければなりません。又、同基準書は公正価値の測定に

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27

関する幅広い開示事項を規定しています。同改正事項の導入により、公正価値の測定内容を追加開示

しました。(注記 33(4)、(5)参照)

一方、当期に新たに導入された基準書及び解釈書とそれによる会計方針変更が連結財務状態表と連結

損益計算書に及ぼす影響は次の通りです。

(連結財務状態表) (単位:ウォン)

区 分 前期末 前期首

変更前 変更後 変更前 変更後

支配企業の所有主に帰属される

資本

資本金及びその他払込資本 860,030,873,955 860,030,873,955 860,030,873,955 860,030,873,955

利益剰余金 1,339,725,219,219 1,348,744,482,014 1,148,396,655,980 1,154,445,886,596

その他資本構成要素 (7,485,485,483) (16,504,748,278) (11,764,319,031) (17,813,549,647)

非支配持分 19,820,000 19,820,000 19,820,000 19,820,000

資本計 2,192,290,427,691 2,192,290,427,691 1,996,683,030,904 1,996,683,030,904

(連結包括損益計算書) (単位:ウォン)

区 分 前期

変更前 変更後

営業利益 233,276,794,459 237,195,042,716

営業外収益 2,366,835,522 2,366,835,522

営業外費用 3,126,019,228 3,126,019,228

税引前純利益 232,517,610,753 236,435,859,010

法人税費用 41,189,047,514 42,137,263,592

当期純利益 191,328,563,239 194,298,595,418

その他包括損益 4,278,833,548 1,308,801,369

1.後続的に当期損益に組み替えられない項目 - (2,970,032,179)

確定給付債務の再測定要素 - (3,918,248,257)

当期損益に組み替えられない項目の法人税 - 948,216,078

2.後続的に当期損益に組み替えられる項目 4,278,833,548 4,278,833,548

キャッシュ・フロー・ヘッジデリバティブ評価損益 5,643,497,691 5,643,497,691

当期損益に組み替えられる項目の法人税 (1,364,664,143) (1,364,664,143)

総包括損益 195,607,396,787 195,607,396,787

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上記の基準書以外にも「持分商品の保有者に対する分配の税効果」に関する企業会計基準書第 1032 号

の改正事項等、当期から新たに導入されたその他の基準書及び解釈書が一部存在しますが、該当基準

書及び解釈書が同連結財務諸表に及ぼす重要な影響はありません。

2) 当期末現在において制定・公表されましたが、まだ施行日が到来しておらず、 連結実体が早期適用

していない韓国採択国際会計基準の内訳は次の通りです。

- 企業会計基準書第 1032 号金融商品:表示(改正)

同改正事項は金融資産と金融負債の相殺表示に関する規定の意味を明確にして相殺の権利は将来事象

に伴う条件付であってはならず、約定期間中いつも行使できるべきで、企業自らと取引相手が正常的

な事業過程である場合だけではなく、債務不履行、支払不能等の場合にも執行できるべきこと等を主

要内容にしており、2014 年 1 月 1 日以降に開始する会計年度から適用される予定です。

- 企業会計基準書第 1039 号金融商品:認識と測定(改正)

同改正事項は法令や規定の導入でデリバティブの元契約相手を中央清算所又は中央清算所との清算効

果を出すための取引相手の役割を行う企業に交替し、一定要件を満たす場合に、リスク・ヘッジ会計

を適用し続けることを許容することを主要内容としており、2014 年 1 月 1 日以降に開始する会計年度

から適用される予定です。

- 企業会計基準書第 1110 号、1112 号及び 1027 号投資企業(改正)

同改正事項は企業は自ら支配している全ての従属企業を連結しなければならないとの企業会計基準書

第 1110 号「連結財務諸表」の一般原則に対する除外規定であり、支配企業が投資企業の定義を満たす

場合、従属企業を連結せず、公正価値で測定して当期損益に反映するように求めることを主要内容と

しています。又、投資企業に関する新しい開示規定が企業会計基準書第 1112 号「他の企業に対する持

分の開示」と第 1027 号「個別財務諸表」に導入されました。同改正事項は 2014 年 1 月 1 日以降に開

始する会計年度から適用される予定です。

上記の基準書以外にも回収可能額に対する開示規定と係る企業会計基準書第 1036 号の改正事項等、当

期から早期適用できる新たな改正事項等が一部存在します。 連結実体は上記にあげた制定・改正事項

が連結財務諸表に及ぼす影響が重要ではないと判断しています。

一方、支配企業の 2013 会計年度の連結財務諸表は取締役会で承認されており、その発行承認日は 2014

年 2 月 27 日です。

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29

(2) 重要な会計方針

1) 連結基準

連結財務諸表は支配企業と支配企業(またはその子会社)が支配している他の企業(特殊目的企業を含

む)の財務諸表を統合しています。連結実体は 1) 被投資者に対する力、2) 被投資者に対する関与によ

る変動利益に対する漏出または権利、3) 投資者の利益金額に影響を与えるために被投資者に対して自

分の力を使う能力の 3 つの要素を全て充たす時、支配力が存在すると判断しています。また、上記の

支配力の 3 つの要素のうち、1 つ以上に変化があることを示す事実と状況が存在する場合、被投資者を

支配するか再評価しています。

連結実体が被投資者の議決権の過半数未満を保有しても、被投資者の関連活動を一方的に指示できる

実質的な能力を持つために充分な議決権を保有してい れば、被投資者に対する力を保有していると判

断しています。連結実体が保有している議決権が被投資者に対する力を付与するのに充分なのか否か

を評価する時、次の事項を含めて全ての関連事実と状況を考慮しています。

- 保有議決権の相対的規模と他の議決権保有者の株式分散程度

- 連結実体、他の議決権保有者または他の当事者が保有している潜在的議決権

- 契約上約定から発生する権利

- 過去株主総会での議決様相を含めて、決定が行われなければならない時点に連結実体が関連活

動を指示する現在の能力を持っているかを示す他の追 加的な事実と状況

当期中に取得または処分した子会社に関連する収益と費用は、取得が事実上完了した日からまたは処

分が事実上完了した日まで連結包括損益計算書に含まれます。非支配持分の 帳簿価額は最初認識した

金額に取得以後の資本変動に対する非支配持分の比例持分を反映した金額です。非支配持分が負 (-)の

残高になっても総包括損益は非支配持分に帰属されています。

連結実体を構成する企業が類似の状況で発生した同一の取引や事象に対して連結財務諸表で採択した

会計方針と異なる会計方針を使用した場合はその財務諸表を適切に修正し て連結財務諸表を作成して

います。

連結実体内の取引、これに関連する資産及及び負債、収益及び費用等は連結財務諸表の作成時にすべ

て除去しています。

支配力を失わない子会社に対する連結実体の所有持分の変動は資本取引として会計処理しています。

連結実体の支配持分と非支配持分の帳簿価額は子会社に対する相対的持分変動を反映して調整してい

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30

ます。非支配持分の調整金額と支払または受取対価の公正価値の差異は資本として直接認識し、企業

の所有主に帰属させています。

支配企業が子会社に対する支配力を失った場合、(i)受け取った対価及び保有している持分の公正価値

の合計額と(ii)子会社の資産(のれん代を含む)と負債、非支配持分の帳簿価額の差異金額を処分損益

として計上しています。子会社に関連してその他包括損益として以前に認識した金額に対して関連資

産や負債を直接処分した場合の会計処理(即ち、当期損益に組替するか、または直接利益剰余金に振

替)と同一の基準で会計処理しています。支配力を失った日に以前の子会社に対する投資資産の公正価

値は企業会計基準書第 1039 号(金融商品:認識及び測定)による金融資産の最初の認識時の公正価値と

みなすか、適切な場合に関係企業または共同企業に対する投資の最初の認識時の原価とみなしていま

す。

2) カード資産

カード資産は正常的な営業過程で提供された役務に関連して顧客から受け取る金額です。カード資産

は最初の認識時に公正価値に直接取引費用を含んで測定し、以後には当期損益認識指定金融資産に分

類された場合を除いては実効金利法を使用して計算された償却後原価で測定します。

① カード代金立替金

国内のクレジットカード会員が国内外のクレジットカード加盟店で使用したクレジットカードの使用

代金(一時払及び割賦)とマスターカードインターナショナル、ビザインターナショナル及びダイナス

クラブインターナショナルの海外のクレジットカード会員が国内で使用したクレジットカード代金を

カード代金立替金として計上しています。加盟店に支払ったクレジットカードの使用代金に対しては

加盟店から加盟店手数料を、クレジットカード会員に提供した割賦に対しては一定率の手数料を発生

主義によって収益として認識しています。連結実体はカード代金立替金のうち、無利息割賦債権に対

する最初の認識時、キャッシュ・フロー割引法を使って公正価値を測定しています。 連結実体は無利

息割賦債権が有利息割賦債権に対して金利の類型及びその他要素において異なると判断して、公正価

値の測定時、客観的で、かつ合理的な方法により別途に算出した割引率を使っています。

② キャッシングサービス

連結実体は与信専門金融業法に基づきクレジットカード会員に対して信用貸付(キャッシングサービ

ス)を実行しており、一定率の手数料を発生主義に基づいて収益として認識しています。

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31

③ カードローン

連結実体は与信専門金融業法に基づきクレジットカ ード会員に対して信用貸付(カードローン)を実行

しており、一定率の手数料を発生主義に基づいて収益として認識しています。

3) 金融資産

金融資産は連結実体が契約の当事者となる時に認識しています。金融資産は最初認識時に公正価値で

測定しています。金融資産の取得と直接関連のある取引原価は最初認識時に金融資産の公正価値から

差引または付加しています。ただし、当期損益認識金融資産の取得と直接関連のある取引原価は発生

即時、当期損益として認識しています。

金融資産の定型化された仕入または売却はすべて売買日に認識または除去しています。金融資産の定

型化された仕入または売却は関連市場の規定や慣行 によって一般的に設定された期間内に金融商品を

引き渡す契約条件により金融資産を仕入または売却する契約です。

金融資産は当期損益認識金融資産、満期保有金融資産、売却可能金融資産、貸付金及び受取債権に分

類しています。このような分類は金融資産の性格と保有目的によって最初の認識時点で決定していま

す。

① 実効金利法

実効金利法は、債務商品の償却後原価を計算し、関連期間にわたって受取利息を配分する方法です。

実効金利は金融資産の期待存続期間、或いは(適切であれば)それより短い期間に支払または受取する

手数料とポイント(実効金利の主な構成要素である)、取引原価及びその他プレミアムまたは割引額を

含んで予想される将来のキャッシュ・フロー受取額の現在価値を最初の認識時に純 帳簿価額と正確に

一致させる金利です。

債務商品に対する受取利息は債務商品が当期損益認識金融資産に分類された場合を除いては 実効金利

法によって認識しています。

② 当期損益認識金融資産

当期損益認識金融資産は短期売買金融資産と最初の認識時に当期損益認識金融資産として指定した金

融資産を含んでいます。短期間内に売却することを目的として取得した金融資産は短期売買金融資産

に分類しており、主契約と分離して会計処理する組込デリバティブを含む すべてのデリバティブは当

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該デリバティブが有効なリスクヘッジ手段として指定されない限り、短期売買金融資産に分類してい

ます。

以下の場合、金融資産を短期売買金融資産に分類しています。

- 短期間内に売却する目的で取得した場合

- 最初の認識時点で連結実体が共同で管理し、短期的な利益の獲得を目的として最近実際に運用し

ている特定の金融商品ポートフォリオの一部である場合

- リスクヘッジ手段として指定され、リスクヘッジに効果的なデリバテ ィブではないデリバティブ

以下の場合、短期売買金融資産ではない金融資産は最初の認識時点で当期損益認識金融資産として指

定することができます。

- 当期損益認識項目として指定することにより、指定しなかった場合には発生したはずの認識と測

定上の不一致を除去するか、または相当減少させられる場合

- 金融資産が連結実体の文書化されたリスク管理や投資戦略によって金融商品集合(金融資産、金

融負債または金融資産と金融負債の組合わせで構成された集合)の一部を構成し、公正価値基準

で管理し、その成果を評価し、その情報を内部的 に提供する場合

- 金融資産に一つまたはそれ以上の組込デリバティブを含んでおり、企業会計基準書第 1039 号

‘金融商品:認識と測定’によって合成契約の全体(資産または負債)を当期損益認識金融資産と

して指定できる場合

当期損益認識金融資産は公正価値で測定し、再測定によって発生する評価損益を当期損益として認識

しています。

③ 満期保有金融資産

支払金額が確定または決定可能であり、満期が固定されており、連結実体が満期まで保有する積極的

な意図と能力がある非デリバティブ資産は満期保有金融資産に分類しています。満期保有金融資産は

実効金利を使用して測定された償却後原価から減損損失累計額を差し引いた金額で表示しており、受

取利息は実効金利法を使用して認識しています。

④ 売却可能金融資産

売却可能金融資産は最初認識時に売却可能金融資産として指定されるか、当期損益認識金融資産、満

期保有金融資産、または貸付金及び受取債権に分類されない非デリバティブ資産です。

売却可能金融資産は、後続的に報告期間終了日ごとの公正価値で測定しています。当期損益として認

識する貨幣性売却可能金融資産の為替損益と実効金利法を使用して計算した受取利息を除いた売却可

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能金融資産の帳簿価額変動はその他包括損益として認識し、資本(売却可能金融資産評価損益)に累

計しています。売却可能金融資産が処分または減損される時は、その他包括損益として認識された累

積評価損益は当期損益に組み替えています。

売却可能持分商品の配当金は連結実体が配当金を受け取る権利が確定される時点で当期損益として認

識しています。

活性市場で価格が公示されず、公正価値を信頼性をもって測定できない売却可能持分商品と公示価格

がないこのような持分商品と連携されており、その持分商品の引渡によって決済されるべきデリバテ

ィブは報告期間終了日ごとに取得原価から識別された減損損失を差し引いた金額で測定しています。

⑤ 貸付金及び受取債権

活性市場で価格が公示されず、支払金額が確定または決定可能な非デリバティブ資産は原則として

‘貸付金及び受取債権’に分類しています。貸付金及び受取債権は実効金利法を使用して計算された

償却後原価から減損損失累計額を差し引いて測定しています。受取利息は割引効果が重要ではない短

期受取債権を除いては実効金利法を使用して認識しています。

⑥ 金融資産の減損

当期損益認識金融資産を除いたその他金融資産は報告期間終了日ごとに減損に対する兆候を評価しま

す。最初の認識後に一つ以上の事象が発生した結果、金融資産の見積将来キャッシュ・フローに影響

を及ぼしたという客観的な証拠がある場合、当該金融資産は減損されたとみなします。

売却可能金融資産に分類された持分商品に対しては同株式の公正価値が原価以下に重要に下落するか、

持続的に下落する場合は減損が発生したという客観的な証拠としてみなしています。

その他のすべての金融資産に対して、以下のいずれかに該当する場合に減損の客観的な証拠としてみ

なしています。

- 発行者または取引相手が重要な財務的問題に直面する場合

- 利息の支払や元金償還の不履行や延滞

- 借入者が破産するか、或いは財務構造再編がある可能性が高くなる場合

- 財務的問題により当該金融資産に対する活性市場が消滅する場合

カード資産のような特定分類の金融資産は個別的に減損されなかったと評価された資産に対しては追

加で集合的に減損の有無を検討しています。受取債権のポートフォリオが減損されたという客観的な

証拠には受取債権の債務不履行と関連のある国家や地域の経済状況において注目すべき変化のみなら

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ず、代金の回収に関する連結実体の過去の経験、平均の信用供与期間を超える延滞支払回数の増加も

含んでいます。

償却後原価で測定される金融資産の場合、当該資産の帳簿価額と最初の実効金利で割り引いた見積将

来キャッシュ・フローの現在価値との差異を減損損失として認識しています。

原価で測定される金融資産の場合は、当該資産の帳簿価額と類似の金融資産の現行の市場収益率で割

り引いた見積将来キャッシュ・フローの現在価値との差異を減損損失として認識しています。このよ

うな減損損失は後続期間に戻入しません。

貸付金及び受取債権のカテゴリーに分類される金融資産が減損されたと判断する場合、貸倒引当金を

使って帳簿価額を減少させており、回収ができないと判断する場合、関連債権と貸倒引当金を減少さ

せる方式によって除却しています。過去除却していた金額が後続的に回収された場合、当期損益とし

て会計処理をしています。また、貸倒引当金の帳簿価額の変動は当期損益として認識しています。

売却可能金融資産が減損されたと判断される場合、過去にその他包括損益として認識した累積評価損

益は当期損益に組み替えています。

償却後原価で測定される金融資産は、後続期間に減損損失金額が減少し、その減少が減損を認識した

後に発生した事象と客観的に関連がある場合、過去に認識した減損損失は減損損失を戻入する時点の

金融資産の帳簿価額が減損損失を認識しなかった場合には計上されたはずの償却後原価を超えない範

囲内で戻入しています。

売却可能持分商品に対しては、過去に当期損益として認識した減損損失は当期損益に戻入しません。

減損損失を認識した後の公正価値の増加分はその他包括損益として認識しています。売却可能債務商

品に対しては後続期間に公正価値の増加が減損損失を認識した後に発生した事象と客観的に関連があ

る場合は減損損失を当期損益に戻入しています。

⑦ 金融資産の除去

金融資産のキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅するか、金融資産を譲渡し、金融資産の

所有に伴うリスクと利益の大部分を他の企業に移転する場合に金融資産を除去しています。もし、金

融資産の所有に伴うリスクと利益の大部分を移転も保有もせず、譲渡した金融資産を継続して統制し

ていれば、連結実体は当該金融資産に対して持続的に関与する程度まで続けて認識しています 。もし、

譲渡した金融資産の所有に伴うリスクと利益の大部分を保有していれば、連結実体は当該金融資産を

継続的に認識し、受け取った対価は担保借入として認識しています。

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金融資産の全体を除去する場合、受け取った対価とその他包括損益として認識した累積損益の合計額

と当該資産の帳簿価額との差異は当期損益として認識しています。

金融資産の全体が除去される場合ではない場合は(例えば、連結実体が譲渡資産の一部を再買取するこ

とができるオプションを保有しているか、または残余持分を保有しており、このような残余持分の保

有が所有に伴うリスクと利益を大部分保有しているとみなすことができず、当該資産を統制している

場合)、連結実体は当該金融資産の既存の帳簿価額を譲渡日現在、各部分の相対的公正価値を基準に持

続的な関与によって継続的に認識される部分とそれ以上認識されない部分に配分しています。除去さ

れる部分に対して受け取った対価と除去される部分に配分されたその他包括損益として認識された累

積損益の合計額とそれ以上認識されない部分に配分された 帳簿価額との差異は当期損益として認識し

ています。その他包括損益として認識された累積損益は各部分の相対的公正価値を基準に継続的に認

識される部分とそれ以上認識されない部分に配分して います。

4) 有形固定資産

有形固定資産は原価で測定しており、最初の認識後に取得原価から減価償却累計額と減損損失累計額

を差し引いた金額を帳簿価額で表示しています。有形固定資産の原価は当該資産の仕入や建設に直接

的に関連して発生した支出であり、経営陣が意図する方式で資産を稼動することに必要な場所と状態

に至ることに直接的に関連がある原価と資産を解体、除去するか、 または敷地を復旧することに必要

であると最初に見積られる原価を含んでいます。

後続原価は資産から発生する将来経済的便益が流入される可能性が高く、その 原価を信頼性をもって

測定できる場合に限って資産の帳簿価額に含むか、または適切である場合は別途の資産として認識し

ており、代替された部分の帳簿価額は除去しています。一方、日常的な修繕及び維持に関連して発生

する原価は発生時点で当期損益として認識しています。

有形固定資産のうち、土地は減価償却をせず、これを除いた有形固定資産は以下に提示されている 個

別資産別に見積られた経済的耐用年数にわたって定額法で減価償却しています。

区分 耐用年数

建物 40 年

什器備品 4 年

車両運搬具 4 年

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有形固定資産を構成する一部の原価が当該有形固定資産の全体の原価に比べて重要であれば、 当該有

形固定資産を減価償却する時にその部分は別途区分して減価償却しています。

有形固定資産の減価償却方法と残存価値及び耐用年数は報告期間 終了日ごとに見直しており、これを

変更することが適切であると判断される場合は会計見積の変更として会計処理しています。

有形固定資産を処分するか、または使用や処分を通じた将来の経済的便益が期待されない場合、当該

有形固定資産の帳簿価額を連結財務状態表から除去しています。有形固定資産の除去によって発生す

る損益は純売却金額と帳簿価額の差異で決定しており、当該有形固定資産が除去される時点で当期損

益として認識しています。

5) リース

連結実体はリース資産の所有に伴うリスクと利益の大部分がリース利用者に移転されるリース契約を

ファイナンスリースに分類し、ファイナンスリース以外の すべてのリース契約をオペレーティングリ

ースに分類しています。

連結実体はリース期間開始日に最低リース料の現在価値とリース資産の公正価値のうち、少ない金額

を連結財務状態表にファイナンスリース資産とファイナンスリース負債として各々認識しています。

リース料は毎期に負債の残高に対して一定の期間金利が算出されるように支払利息とリース負債の償

還額に配分しています。借入原価に対する連結実体の会計方針に従って当該適格資産の一部として資

本化される場合を除いた金融原価は発生すると、直ちに費用として認識しています。調整リ ース料は

発生した期間の費用として会計処理しています。

6) 無形固定資産

①� 個別取得する無形固定資産

耐用年数が有限である個別取得する無形固定資産は取得原価から償却累計額と減損損失累計額を差し

引いた金額で認識し、見積耐用年数にわたって定額 法で償却費を計上しています。無形固定資産の耐

用年数及び償却方法は報告期間末終了日に見直しており、これを変更することが適切であると判断さ

れる場合は会計見積の変更として会計処理しています。耐用年数が非限定である個別取得する無形固

定資産は取得原価から減損損失累計額を差し引いた金額で認識します。

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② 内部的に創出した無形固定資産-研究及び開発原価

研究活動に対する支出は発生した期間に費用として認識しています。

開発活動(または内部プロジェクトの開発段階)に関する支出は、当該開発計画の結果が新しい製品の

開発や実質的に機能を向上させるためのものであり、 連結実体がその開発計画の技術的、商業的な達

成可能性が高く、所要する資源を信頼性をもって測定可能な場合 に対してのみ無形固定資産として認

識しています。

内部的に創出した無形固定資産の取得原価はその無形固定資産が 、上述している認識条件を最初に満

たした時点以後に発生した支出の合計であり、内部的に創出した無形固定資産として認識されない開

発原価は発生時点で費用として認識しています。

内部的に創出した無形固定資産は最初の認識後に取得原価から償却累計額と減損損失累計額を差し 引

いた金額で表示しています。

③ 事業結合によって取得した無形固定資産

事業結合によって取得し、営業権と分離して認識した無形固定資産の取得原価は取得日の公正価値で

測定し、最初の認識後に事業結合によって取得した無形固定資産は取得原 価から償却累計額と減損損

失累計額を差し引いた金額で表示しています。

④ 無形固定資産の除去

無形固定資産を処分するか、または使用や処分を通じた将来の経済的便益が期待されない場合、当該

無形固定資産の帳簿価額を連結財務状態表から除去しています。無形固定資産の除去によって発生す

る損益は純売却金額と帳簿価額の差異で決定しており、当該無形固定資産が除去される時点で当期損

益として認識しています。

7) 営業権を除いた有形・無形固定資産の減損

営業権を除いた有形・無形固定資産は資産の減損を示す兆候があるか 否かを報告期間終了日ごとに検

討しています。資産の減損を示す兆候がある場合には減損損失金額を決定するために資産の回収可能

額を見積っています。連結実体は個別資産の回収可能額を見積っており、個別資産の回収可能額を見

積ることができない場合にはその資産が属している 資金生成単位の回収可能額を見積っています。共

同資産は合理的且つ一貫した配分基準に従って個別の 資金生成単位に配分し、個別の資金生成単位に

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配分できない場合には合理的且つ一貫した配分基準に よって配分できる最小の資金生成単位集団に配

分しています。

非限定耐用年数を有している無形固定資産、 またはまだ使用できない無形固定資産は資産の減損を示

す兆候と関係なく、毎年減損検査を行っています。

回収可能額は個別資産、または資金生成単位の純公正価値と使用価値のうち多大な金額で測定し、資

産(または資金生成単位)の回収可能額が帳簿価額を下回る場合には資産(または資金生成単位)の帳簿

価額を回収可能額に減少させ、減少された金額は当期損益として認識しています。

過去の期間に認識した減損損失を戻入する場合、個別資産 (または資金生成単位)の帳簿価額は修正さ

れた回収可能額と過去の期間に減損損失を認識しなかった場合 には現在記録されているはずの帳簿価

額のうち少ない金額で決定しており、当該減損損失戻入は直ちに当期損益として認識しています。

8) 引当負債

引当負債は過去の事象による現在義務(法的義務またはみなし義務)として、当該義務を履行する可能

性が高く、その義務の履行に必要となる金額を信頼性をもって見積ることができる場合に認識してい

ます。

引当負債として認識する金額は関連の事象と状況に対する不可避なリスクと不確実性を考慮して現在

義務の履行に必要となる支出に対する各報告期間終了日現在の最善の見積値です。貨幣の時間価値効

果が重要な場合、引当負債は義務を履行するために予想される支出額の現在価値で評価しています。

割引率は負債の固有なリスクと貨幣の時間価値に対する現行市場の評価を反映した税引前 金利です。

時間の経過による引当負債の増加は発生時に金融原価 で当期損益として認識しています。

引当負債を決済するために必要な支出額の一部 または全部を第三者が返済することが予想される場合 、

連結実体が義務を履行すれば返済を受けることがほとんど確実であり、当該金額を信頼性をもって測

定できる場合は、当該返済金額を資産として認識しています。

報告期間終了日ごとに引当負債の残高を検討し、報告期間終了日現在、最善の見積値を反映して調整

しています。義務履行のために経済的便益が 組み込まれている資源が流出される可能性がそれ以上高

くない場合には関連引当負債を戻入しています。

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9) 金融負債と持分商品

① 負債・資本の分類

債務商品と持分商品は契約の実質及び金融負債と持分商品の定義によって金融負債または資本に分類

しています。

② 持分商品

持分商品は企業の資産からすべての負債を差し引いた後の残余持分を表すすべての契約を意味します。

連結実体が発行した持分商品は発行金額から直接発行原価を差し引いた純額で認識しています。

自己持分商品を再取得する場合、このような持分商品は資本から直接差し引いています。自己持分商

品を買取または売却するか、或いは発行または消却する場合の損益は当期損益として認識しません。

③ 複合金融商品

連結実体は発行した複合金融商品を契約の実質及び金融負債と持分商品の定義に従って金融負債と資

本に各々分類しています。確定数量の自己持分商品に対して確定金額の現金 等、金融資産の交換を通

じて決済される転換権オプションは持分商品です。

負債要素の公正価値は発行日現在、条件が類似している一般社債に適用する市場 金利を利用して見積

っています。同金額は転換によって消滅するまで、 または金融商品の満期まで実効金利法を適用した

償却後原価基準により負債として記録しています。

資本要素は全体の複合金融商品の公正価値から負債要素を差し引いた金額で決定され、 税効果を差し

引いた金額で資本項目として認識され、後続的に再測定されません。

④ 金融負債

金融負債は連結実体が契約の当事者となる時に認識しています。金融負債は最初認識時に公正価値で

測定しています。金融負債の発行と直接関連のある取引原価は最初認識時に金融負債の公正価値から

差引しています。ただし、当期損益認識金融負債の発行と直接関連のある取引原価は発生次第に当期

損益として認識しています。

金融負債は‘当期損益認識金融負債’または‘その他金融負債’に分類しています。

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⑤ その他金融負債

その他金融負債は実効金利法を使用して測定された償却後原価で後続測定され、支払利息は 実効金利

法を使用して認識しています。

実効金利法は金融負債の償却後原価を計算し、関連期間にわたって支払利息を配分する方法です。 実

効金利は金融負債の期待存続期間、或いは(適切であれば)より短い期間に支給または受取する手数料

とポイント(実効金利の主要構成要素)、取引原価及びその他 プレミアムまたは割引額を含めて予想

される将来の現金支払額の現在価値を最初の認識時に純 帳簿価額と正確に一致させる金利です。

⑥ 金融負債の除去

連結実体は連結実体の義務が履行、取消または満了された場合のみ金融負債を除去します。支払った

対価と除去される金融負債の帳簿価額との差異は当期損益として認識しています。

10) デリバティブ

連結実体は金利リスクと為替リスクを管理するために金利スワップと通貨スワップのデリバティブ契

約を締結しています。

デリバティブは最初の認識時に契約日の公正 価値で測定しており、後続的に報告期間終了日ごとの公

正価値で再測定しています。デリバティブをリスクヘッジ手段として指定しましたが、リスクヘッ ジ

に効果的でなければ、デリバティブの公正価値の変動による評価損益は直ちに当期損益として認識し

ています。デリバティブをリスクヘッジ手段として指定し、リスクヘッジに効果的であれば、 当期損

益の認識時点はリスクヘッジ関係の特性によって左右されます。

公正価値が正(+)の値を持っているデリバティブは金融資産として認識し、負 (-)の値を持っている

デリバティブを金融負債として認識しています。

① 組込デリバティブ

デリバティブではなく、主契約に組み込まれているデリバティブは、組 込デリバティブの経済的特性

及びリスクが主契約の経済的特定及びリスクと密接に関連されておらず、組込デリバティブと同一の

条件を有する別途の金融商品等がデリバティブの定義を充たしており、合成契約の公正価値変動を当

期損益として認識しない場合は別途のデリバティブとして会計処理しています。

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② リスクヘッジ会計

連結実体はデリバティブをキャッシュ・フロー・ヘッジに対するリスクヘッジ手段として指定してい

ます。

連結実体はリスクヘッジ関係の開始時点でリスク管理目的、リスクヘッジ戦略 及びリスクヘッジ手段

とリスクヘッジ対象項目の関係を文書化しています。 また、連結実体はリスクヘッジの開始時点と後

続期間にリスクヘッジ手段がヘッジ対象リスクによるリスクヘッジ対象項目のキャッシュ・フローの

変動を相殺することにおいて非常に効果的であるか否かを文書化しています。

③ キャッシュ・フロー・ヘッジ

連結実体はリスクヘッジ手段として指定され、キャッシュ・フロー・ヘッジ会計の適用要件を満たし

ているデリバティブの公正価値変動分のうち、リスクヘッジに効果的な部分はその他包括損益として

認識し、キャッシュ・フロー・ヘッジ積立金に累計しています。リスクヘッジに非効果的な部分に関

連がある損益は当期損益として認識し、連結包括損益計算書上の‘キャッシュ・フロー・ヘッジデリ

バティブ評価損益’項目として処理しています。

以前にその他包括損益として認識し、資本項目に累計したリスクヘッジ手段評 価損益はリスクヘッジ

対象項目が当期損益に影響を及ぼす時に当期損益に組み替えており、組み替えた金額は 連結包括損益

計算書上のリスクヘッジ対象項目に関連する項目として認識しています。

キャッシュ・フロー・ヘッジ会計は連結実体がリスクヘッジ関係の指定を撤回する場合 、リスクヘッ

ジ手段が消滅、売却、終了、行使される場合、またはキャッシュ・フロー・ヘッジ会計の適用要件を

それ以上満たしていない場合に中断されます。 キャッシュ・フロー・ヘッジ会計の中断時点でその他

包括損益として認識し、資本項目に累計したリスクヘッジ手段の評 価損益は継続して資本として認識

し、予想の取引が究極的に当期損益として認識される時に当期損益に組み替えています。しかし、予

想取引がそれ以上発生しないと予想される場合には資本として認識したリスクヘッジ手段の累積評 価

損益は直ちに当期損益に組み替えています。

11) 資本及び準備金

新しい株式やオプションの発行に直接関連がある増分原価は資本から差し引いた後に差引金額で表示

します。株式発行費は持分商品の発行に直接的に寄与した増分原価で、持分商品の最初の測定から差

し引かれます。

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支配企業に繋がっている企業がその企業のうち、いずれかの企業の株式を買い取る場合に支払われた

対価は解約されるまで自己株式として連結財務状態表の株主持分から差し引きます。

このような株式が後日、売却或いは再発行される時に受ける対価は連結財務状態表の株主持分に含み

ます。

12) 手数料収益

① 金融商品の実効金利の一部である手数料

金融商品の実効金利の一部である手数料は一般的に実効金利に対する調整項目として処理します。こ

のような手数料としては借入者の財務状態評価、保証、担保及びその他の保障約定に係る評価及び事

務処理、金融商品の条件に対する交渉、関連書類の準備及び作成に係る開設手数料と償却後原価で測

定される金融負債の発行によって受け取る開設手数料があります。同手数料は実効金利に対する調整

に繰り延べられた後に認識します。しかし、金融商品が 当期損益認識指定の金融資産に該当する場合、

手数料は商品の最初の認識時に収益として認識します。

② 有意的な行為を行うことによって稼得される手数料

有意的な行為を行うことによって稼得される手 数料は、有意的な行為を完了した時点で手数料を収益

として認識します。

③ ポイント繰延収益(カスタマー・ロイヤルティ・プログラム)

連結実体は手数料収益の一部で報償点数(以下「ポイント」)を与えており、顧客は与えられたポイ

ントを使って財貨や役務を無償または割引購買できる制度を運用しています。ポイントは、ポイント

を与えた最初売上取引のうち、別途の識別可能な部分で会計処理して、最初売上に関して受けたかま

たは受ける対価の公正価値をポイント繰延収益と手数料収益の残りの部分に配分しており、ポイント

に配分する対価はポイントの公正価値に基づいて測定しています。

連結実体が直接報償を提供する取引と第三者が報償を提供しますがポイントに配分される対価を企業

が自己の計算で回収する場合は、ポイントが回収され、報償を提供する義務を履行した時にポイント

に配分された対価を収益として認識しています。また、第三者が報償を提供し、連結実体はポイント

に配分される対価を第三者に代わって回収する場合は、第三者が報償を提供する義務を持ち、それに

対する対価を受ける権利を持つことになる時、その純額を収益で認識しています。

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43

13) 受取利息と支払利息

受取利息と支払利息は、実効金利法を適用して連結包括損益計算書に認識します。実効金利法は金融

資産や金融負債の償却後原価を計算し、関連期間にわたって受取利息や支 払利息を配分する方法であ

り、実効金利は金融商品の期待存続期間、或いは適切であればそれより短い期間に 予想される将来現

金の流出と流入の現在価値を金融資産、または金融負債の純帳簿価額と正確に一致させる金利です。

実効金利を計算する時に当該金融商品のすべての契約条件(例:中途償還オプション、コールオプショ

ン及び類似のオプション)を考慮して将来のキャッシュ・フローを見積りますが、将来の信用リスクに

伴う損失は考慮しません。実効金利を計算する時には契約当事者の間で支払または受取する手数料と

ポイント(実効金利の主な構成要素に限る)、取引原価及びその他プレミアムまたは割引額等を反映し

ます。類似の金融商品集合のキャッシュ・フローと期待存続期間は信頼性をもって見積ることができ

ると仮定します。しかし、金融商品(または類似の金融商品の集合)に対するキャッシュ・フローまた

は予想満期を信頼性をもって見積ることができない例外的な場合には全体の契約期間にわたって契約

上のキャッシュ・フローを使用して実効金利を算出します。

金融資産や類似の金融資産の集合が減損損失に減損されれば 、その後の受取利息は減損損失を測定す

る目的で将来のキャッシュ・フローを割り引くことに使用した金利を使用して認識します。

14) 受取配当金

投資から発生する受取配当金は、配当金を受ける権利が確定される時点で認識しています。

15) 外貨換算

各連結対象企業の個別財務諸表はその企業の営業活動が行われる主たる経済環境での通貨 (機能通貨)

で表示しています。連結財務諸表を作成するため、個別企業の経営成績と財務状態は支配企業の機能

通貨でありながら連結財務諸表を作成するための表示通貨であるウォン貨で表示しています。

個別企業の財務諸表の作成においてその企業の機能通貨以外の通貨(外貨)で行われた取引は取引日の

為替レートで記録されます。報告期間終了日ごとに貨幣性外貨項目は報告期間終了日の為替レートで

再換算しています。一方、公正価値で測定する非貨幣性外貨項目は公正価値が決定された日の為替レ

ートで再換算しますが、歴史的原価で測定される非貨幣性 外貨項目は再換算しません。

貨幣性項目の為替差異は次の事項を除いては発生する期間の当期損益として認識しています。

- 特定の為替リスクをヘッジするための取引から発生する為替差異 (リスクヘッジ会計方針に対して

は注記 2.10)参照)

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44

16) 退職給付費用及び解雇給付

確定拠出型退職給付制度に対する拠出金は従業員がこれについて支払を受ける資格がある役務を提供

した時に費用として認識しています。

確定給付型退職給付制度の場合、確定給付債務は独立の保険計理法人によって予測単位積立方式を利

用して報告期間終了日ごとに保険数理的評価を遂行して計算しています。 保険数理的損益と社外積立

資産の収益(純確定給与負債(資産)の純利息に含まれている金額は除外)及び資産認識の上限効果

の変動で構成された純確定給付負債の再測定要素は再測定要素が発生した期間にその他包括損益で認

識し、連結財務状態表に即時反映しています。連結包括損益計算書に認識した再測定要素は利益剰余

金として即時認識し、後続期間に当期損益に組み替えられません。過去勤務原価は制度の改正が発生

した期間に認識し、純利息は期首時点に純確定給付負債(資産)に対する割引率を適用して算出 して

います。確定給付原価の構成要素は勤務原価(当期勤務原価と過去勤務原価及び精算による損益)と

純支払利息(受取利息)及び再測定要素で構成されています。

連結実体は勤務原価と純支払利息(受取利息)は当期損益で認識しており、再測定要素はその他包括

損益に認識しています。制度の縮小による損益は過去勤務原価として処理しています。

連結財務諸表上の確定給付債務は確定給付制度の実際過少積立額と超過積立額を表示しています。 こ

のような計算で算出された超過積立額は制度から還付を受けるかまたは制度に対する将来拠出金が節

減される方式によって利用可能な経済的便益の現地価値を加算した 金額を限度にして資産として認識

しています。

解雇給付に対する負債は連結実体が解雇給付の提案をこれ以上撤回できないことになった日または連

結実体が解雇給付の支払を随伴するリストラクチュアリングに対する原価を認識した日のうち、早い

うちに認識しています。

17) 法人税

法人税費用は当期法人税と繰延税金で構成されています。

① 当期法人税

当期法人税負担額は当期の課税所得に基づいて算定されます。 別の課税期間に加算または差引される

損益項目、非課税項目や損金不認定項目のため、課税所得と連結包括損益計算書上の税引前損益は差

異が発生します。連結実体の当期法人税に関する負債は報告期間終了日まで制定されたか、または実

質的に制定された税率及び税法に基づいて計算されます。

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② 繰延税金

繰延税金は連結財務諸表上、資産と負債の帳簿価額と課税所得の算出時に使用される税務基準額との

差異である一時差異に対して認識されます。繰延税金負債は 一般的にすべての将来加算一時差異に対

して認識されます。繰延税金資産は一般的に将来減算一時差異が使用できる課税所得の発生可能性が

高い場合に、すべての将来減算一時差異に対して認識されます。しかし、将来加算一時差異が営業権

を最初に認識する時に発生するか、資産または負債が最初に認識される取引が事業結合取引ではなく、

取引当時に会計利益と課税所得(税務上欠損金)に影響を及ぼさない取引から発生する場合は繰延税金

負債を認識しません。尚、将来減算一時差異が資産または負債が最初に認識される取引が事業結合取

引ではなく、取引当時の会計利益と課税所得(税務上欠損金)に影響を及ぼさない取引から発生する場

合は繰延税金資産を認識しません。

連結実体が一時差異の消滅時点を統制することができ、予測可能な将来に一時差異が消滅しない可能

性が高い場合を除いては子会社、関係企業に対する投資資産及びジョイントベンチャーに対する投資

持分に関する将来加算一時差異に対して繰延税金負債を認識します。また、このような投資資産及び

投資持分に関する将来減算一時差異によって発生する繰延税金資産は一時差異の恵沢が使用できるほ

ど十分な課税所得が発生する可能性が高く、一時差異が予測可能な将来に消滅する可能性が高い場合

に限って認識します。

繰延税金資産の帳簿価額は、報告期間終了日ごとに検討し、繰延税金資産の全部または一部が回収で

きるほど十分な課税所得が発生する可能性がそれ以上高くない場合、繰延税金資産の 帳簿価額を減少

させます。

繰延税金資産と負債は報告期間終了日まで制定されたか、または実質的に制定された税率及び税法に

基づいて当該負債が支払われるか、資産が実現される会計期間に適用されると予想される税率を使用

して測定します。繰延税金資産と繰延税金負債を測定する時は報告期間 終了日現在、連結実体が関連

資産と負債の帳簿価額を回収するか支払うと予想される方式によって税効果を反映しました。

繰延税金資産と負債は連結実体が当期法人税資産と当期法人税負債を相殺できる 法的に執行可能な権

限を有しており、同一の課税当局によって賦課される法人税に関連して課税対象企業が同一であるか、

または課税対象企業は異なりますが、当期法人税負債と資産を純額で支払う意図があるか、重要な金

額の繰延税金負債が支払われるか、繰延税金資産が回収される、将来に会計期間 ごとに資産を実現す

るとともに負債を支払う意図がある場合のみ相殺します。

繰延税金負債または繰延税金資産が公正価値モデルを使って測定された投資不動産から発生する場合、

同投資不動産の帳簿価額が売却を通じて回収されるという反証可能な仮定を前提しています。従って、

この仮定に対する反証がなければ、繰延税金負債または繰延税金資産の測定には投資不動産の帳簿価

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額がすべて売却を通じて回収される税効果を反映します。ただし、投資不動産が減価償却対象資産と

して、売却のために保有するよりは、その投資不動産に組み込まれた大部分の経済的便益を期間にわ

たって消費することを目的とする事業モデルの下で保有する場合、この仮定が反証されます。

③ 当期法人税と繰延税金の認識

当期法人税と繰延税金は同一の会計期間、または別の会計期間にその他包括損益や資本として直接認

識される取引や事象、または事業結合から発生する場合を除いては収益や費用として認識して当期損

益に含みます。事業結合時には税効果は事業結合に対する会計処理に含まれて反映されます。

18) 一株当たり利益

連結実体は普通株に対して基本一株当たり利益と希薄一株当たり利益を表示します。連結実体の普通

株に帰属される特定の会計期間の利益(分子)をその期間に流通された普通株式数を加重平均した株式

数(分母)で割ったものであり、希薄一株当たり利益は連結実体の普通株に帰属される特定の会計期間

の利益(分子)とすべての希薄化性潜在的普通株式効果に対する加重平均した株式 数を調整して決定さ

れます。

19) 公正価値

公正価値は価格が直接観測できるか、若しくは価値評価技法を使用して見積もるかに関係なく、測定

日に市場参加者間の正常取引で資産を売却しながら受取るか、負債を移転しながら支払うことになる

価格です。資産や負債の公正価値を見積もることにおいて、当社は市場参加者が測定日に資産や負債

の価格を決定する時に考慮する資産や負債の特性を考慮します。企業会計基準書第 1102 号「株式基準

補償」の適用範囲に含まれる株式基準補償取引、企業会計基準書第 1017 号「リース」の適用範囲に含

まれるリース取引、企業会計基準書第 1002 号「棚卸資産」の正味実現可能価値及び企業会計基準書第

1036 号「資産の減損」の使用価値のように公正価値と一部類似しているか、公正価値ではない測定値

を除いては測定又は開示目的上公正価値は上記で説明した原則に従って決定されます。

又、財務報告の目的上、公正価値の測定に使用された投入変数の観測可能な程度と公正価値の測定値

全体に対する投入変数の有意性に基づいて以下で説明する内容の通り公正価値の 測定値をレベル 1、2、

3 に分類します。

(レベル1) 測定日に同一資産や負債に対する接近可能な活性市場 (調整されていない)の開示価格

(レベル2) レベル1の開示価格以外に資産や負債について直接的又は間接的に観測可能な投入変数

(レベル3) 資産や負債に対する観測可能ではない投入変数

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3. 重要な判断と見積の不確実性の主要源泉

注記 2 で記述している連結実体の会計方針を適用することにおいて、経営者は他の資料から簡単に識

別できない資産と負債の帳簿価額に対する判断、見積及び仮定をしなければなりません。 見積に関す

る仮定は歴史的経験と関連性があると見なされるその他の要因に基づいています。実際の結果はこの

ような見積値と異なる可能性があります。

見積と基礎的な仮定は継続して検討されます。会計見積に対する修正はそのような修正が単に当該期

間に対してのみ影響を及ぼす場合は修正された期間に認識され、当期と将来の期間に すべて影響を及

ぼす場合は修正された期間と将来の期間に認識されます。

(1) 会計方針を適用する仮定において下した重要な判断

下記項目は見積りに関するもの(注記 3.(2)参照)とは別の重要な判断として、これは経営陣が連結実

体の会計方針を適用する過程で下したものであり、連結財務諸表に認識された金額に最も重要な影響

を及ぼす事項です。

1) 連結の判断

支配企業はプリヴィア第二次流動化専門有限会社及びプリヴィア第三次流動化専門有限会社の持分を

各々0.9%有しています。支配企業の経営陣は企業会計基準書第 1110 号の最初適用日(2013 年 1 月 1

日)に同基準書で定義されている支配力の原則と提示されている適用方法により支配企業が プリヴィ

ア第二次流動化専門有限会社及びプリヴィア第三次流動化専門有限会社を支配するかを評価しました。

支配企業は該当特殊目的企業の設立目的と設計に関与しており、特殊目的企業のリスクと便益の一部

に対し晒されているため、子会社に対する支配力を有していると判断することができます。また、特

殊目的企業の全ての意思決定は約款及び定款によって自動操縦方式で遂行されており、支配企業は同

約款及び定款内容の変更に対する統制権を行使できますので、支配力を有していると結論付けました。

これに関する内容は注記 4に説明されています。

(2) 見積り不確実性の主要源泉

次期会計年度内に資産と負債の帳簿価額に重要な修正事項をもた らす可能性のある重要なリスク要素

を持っている報告期間終了日現在の将来に関する主要仮定及びその他見積 不確実性の主要源泉は次の

通りです。

1) 貸倒引当金

連結実体はカード資産及びその他資産(一部の未収入金、一部の前払金、未収収益)について減損を

評価して貸倒引当金を設定し、未使用約定限度については引当負債を設定しています。このように設

定された信用損失に対する貸倒引当金/引当負債の正確性は個別評価の貸倒引当金の見積りのための借

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主別の期待キャッシュ・フローの見積りと集合評価貸倒引当金及び未使用約定引当負債等の見 積りの

ために使われたリスク測定モデルの仮定と変数によって決められます。

2) ポイント繰延収益

連結実体はカスタマー・ロイヤルティ・プログラムを施行して、最初の取引対価で受け取ることがで

きるか、または受け取った対価の公正価値は報償点数(以下「ポイント」)と手数料収益の一部分と

して配分しています。連結実体は報償を決済代金割引及び謝恩品等の多様な形態で提供しています。

ポイントに配分する対価は利用されるポイントに対し提供される金銭的恵沢等の公正価値に基づいて

見積もっています。カスタマー・ロイヤルティ・プログラ ムにより与えられたポイントのうち、利用

されるポイントのために提供される恵沢の公正価値は期待利用率及び期待負担率を考慮して見積もっ

ています。ポイントに配分された対価は繰り延べて前受収益で認識し、ポイントが利用され連結実体

が顧客のポイント使用による義務を履行した時に収益で認識しています。収益認識金額は利用される

と期待される総ポイントにおいて金銭的対価等と交換されて利用されたポイントの相対的規模に基づ

き測定しています。

3) 確定給付型退職給付制度

連結実体は確定給付型退職給付制度を運営しています。 確定給付債務は報告期間終了日ごとに保険数

理的評価を遂行して計算され、この保険数理的評価方法を適用するためには、割引率、 期待賃上げ率、

死亡率等に対する仮定を見積もることが必要です。退職給付制度は長期間という性格から、この見積

りに重要な不確実性を含んでいます。当期末現在、確定給付型退職給付債務は 3,367 百万ウォン(前

期末:10,695 百万ウォン)であり、細部事項は連結財務諸表に対する注記 15 で記述しています。

4) 金融商品の公正価値評価

注記 34 で記述されている通り、連結実体は特定類型の金融商品の公正価値を見積も るために観測可能

な市場資料に基づいていない投入変数を含む評価技法を使いました。経営陣は金融商品の公正価値決

定に使われた評価技法と仮定が適切であると信じています。

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4. 子会社

(1) 当期末及び前期末現在、子会社の詳細内訳は次の通りです。

区分 主な営業

活動

法人設立及び

営業所在地

所有持分率及び

議決権比率(%) 決算月

当期末 前期末

プリヴィア第二次流動化専門有限会社 資産流動化 大韓民国 0.9 0.9 12 月

プリヴィア第三次流動化専門有限会社 資産流動化 大韓民国 0.9 0.9 1 月

上記の子会社は連結実体の事業の必要によって設立された特殊目的企業です。支配企業は特殊目的企

業の設立目的と設計に関与しており、特殊目的企業のリスクと便益の一部に対して晒されているため、

子会社に対する力を保有していると判断できます 。また、特殊目的企業の全ての意思決定は約款及び

定款によって自動操縦方式で行われており、支配企業は同約款及び定款内容の変更に対する統制権を

行使できますので、自分の力を使う能力を保有していると判断しています。これによって、支配企業

は持分率が過半未満ですが、特殊目的企業を連結範囲に含んでいます。

一方、特殊目的企業が発行した流動化社債に関するデリバティブ契約から支払 履行に対する問題が発

生する場合、取引相手方は支配企業に支払履行を請求することができます。

(2) 当期末及び前期末の子会社の要約財務情報は次の通りです。

<当期末>

(単位:百万ウォン)

区分 資産 負債 売上高 当期純利益 当期包括損益

プリヴィア第二次流動化専門有限会社 298,795 299,033 22,628 - -

プリヴィア第三次流動化専門有限会社 450,569 450,009 21,963 - -

<前期末>

(単位:百万ウォン)

区分 資産 負債 売上高 当期純利益 当期包括損益

プリヴィア第二次流動化専門有限会社 448,139 453,646 50,584 - -

プリヴィア第三次流動化専門有限会社 450,569 449,321 33,483 - -

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5. 現金及び預け金

(1) 現金及び現金性資産の構成内訳

当期末及び前期末現在の現金及び現金性資産の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

年金利(%) 金額 年金利(%) 金額

当座預金 - 151 - 90

普通預金 - 176,104 - 89,957

その他現金性資産 2.48~2.60 100,000 2.70~2.90 170,000

定期預金 2.59 14,200 2.00 11,500

特定現金と預金 2.50~2.75 675,000 2.80~3.00 520,000

合計 965,455 791,547

(2) 使途が制限されている現金及び預け金等

当期末及び前期末の使途が制限されている現金及び預け金等の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

科目 金融機関名 当期末 前期末 使途制限の内容

現金及び預け金

国民銀行ほか 19 16 当座開設保証金

新韓銀行ほか 33,000 33,000 担保預金

ミレアセット証券 13 13 社会的企業ファンド

その他金融資産 韓国資産管理公社 9,246 9,246 大宇建設の売却に関する損失保証エスク

ロー口座

合計 42,278 42,275

6. 投資金融資産

当期末及び前期末現在、投資金融資産の内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

売却可能金融資産

非上場株式 1,767 1,767

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7. カード資産

当期末及び前期末現在、主要カード資産の顧客別構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

家計 企業 合計 家計 企業 合計

カード資産

カード代金立替金(*) 5,858,311 524,901 6,383,212 6,116,731 479,630 6,596,361

キャッシングサービス 849,422 - 849,422 940,019 - 940,019

カードローン(*) 2,701,390 - 2,701,390 2,351,470 - 2,351,470

小計 9,409,123 524,901 9,934,024 9,408,220 479,630 9,887,850

貸倒引当金 (196,555) (8,302) (204,857) (176,050) (4,762) (180,812)

帳簿価額 9,212,568 516,599 9,729,167 9,232,170 474,868 9,707,038

構成比率 94.69% 5.31% 100.00% 95.11% 4.89% 100.00%

(*) 繰延付帯収益及び現在価値割引差金を反映した金額である。

8. 貸倒引当金の変動内訳

当期及び前期中、貸倒引当金の変動内訳は次の通りです。

<当期>

(単位:百万ウォン)

区分 カード代金立替金 キャッシング

サービス カードローン 貸付債権 その他資産 合計

期首 65,652 33,786 81,374 - 2,267 183,079

貸倒償却 (1,765) (520) (604) - - (2,889)

償却債権回収 712 970 301 - - 1,983

売却及び買戻 (35,114) (22,200) (34,275) - - (91,589)

繰入額 40,620 19,278 56,642 - 744 117,284

期末 70,105 31,314 103,438 - 3,011 207,868

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<前期>

(単位:百万ウォン)

区分 カード代金立替金 キャッシング

サービス カードローン 貸付債権 その他資産 合計

期首 68,773 37,910 67,071 30 2,306 176,090

貸倒償却 (1,599) (408) (307) - - (2,314)

償却債権回収 780 1,093 330 - - 2,203

売却及び買戻 (25,829) (16,792) (18,324) - - (60,945)

繰入(戻入)額 23,527 11,983 32,604 (30) (39) 68,045

期末 65,652 33,786 81,374 - 2,267 183,079

9. 有形固定資産

(1) 現況

当期末及び前期末現在、有形固定資産の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

取得原価 減価償却累計額 帳簿価額 取得原価 減価償却累計額 帳簿価額

土地 122,012 - 122,012 122,012 - 122,012

建物 79,196 (6,314) 72,882 64,818 (4,487) 60,331

車両運搬具 89 (38) 51 503 (340) 163

什器備品 150,981 (97,287) 53,694 146,839 (90,149) 56,690

ファイナンス

リース資産 3,334 (3,056) 278 3,334 (1,945) 1,389

建設仮勘定 33,125 - 33,125 23,798 - 23,798

合計 388,737 (106,695) 282,042 361,304 (96,921) 264,383

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(2) 変動内訳

当期及び前期中、有形固定資産の変動内訳は次の通りです。

<当期>

(単位:百万ウォン)

区分 期首 取得 振替(*) 処分 減価償却 当期末

土地 122,012 - - - - 122,012

建物 60,331 7,315 7,062 (1,826) 72,882

車両運搬具 163 13 - (62) (63) 51

什器備品 56,690 22,805 1,594 (2,260) (25,135) 53,694

ファイナンスリース資産 1,389 - - - (1,111) 278

建設仮勘定 23,798 18,203 (8,876) - - 33,125

合計 264,383 48,336 (220) (2,322) (28,135) 282,042

(*)当期中、建設仮勘定の 344 百万ウォンは前払金に振り替えされており、什器備品の 124 百万ウォン

は無形固定資産の建設仮勘定から振り替えされました。(注記 10 参照)

<前期>

(単位:百万ウォン)

区分 期首 取得 振替(*) 処分 減価償却 前期末

土地 83,995 34,166 3,851 - - 122,012

建物 42,187 23,162 (3,505) - (1,513) 60,331

車両運搬具 270 76 - (40) (143) 163

什器備品 57,974 23,374 125 (558) (24,225) 56,690

ファイナンスリース資産 2,500 - - - (1,111) 1,389

建設仮勘定 472 18,399 4,927 - - 23,798

合計 187,398 99,177 5,398 (598) (26,992) 264,383

(*) 前期中、建設仮勘定の 5,398 百万ウォンは前払金から振り替えされました。

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54

10. 無形固定資産

(1) 現況

当期末及び前期末現在、無形固定資産の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

取得原価 償却累計額 減損累計額 帳簿価額 取得原価 償却累計額 減損累計額 帳簿価額

開発費 71,713 (36,279) - 35,434 59,191 (24,444) - 34,747

産業財産権 195 (159) - 36 195 (119) - 76

その他 16,830 (12,325) - 4,505 16,868 (9,039) - 7,829

建設仮勘定 65,899 - - 65,899 11,041 - - 11,041

会員権 21,695 - (539) 21,156 21,484 - (513) 20,971

合計 176,332 (48,763) (539) 127,030 108,779 (33,602) (513) 74,664

(2) 変動内訳

当期及び前期中、無形固定資産の変動内訳は次の通りです。

<当期>

(単位:百万ウォン)

区分 期首 取得 振替(*) 処分 償却 減損 当期末

開発費 34,747 13,588 4,936 (5,285) (12,552) - 35,434

産業財産権 76 - - - (40) - 36

その他 7,829 31 - (13) (3,342) - 4,505

建設仮勘定 11,041 59,918 (5,060) - - - 65,899

会員権 20,971 244 - (33) - (26) 21,156

合計 74,664 73,781 (124) (5,331) (15,934) (26) 127,030

(*) 当期中、建設仮勘定の 124 百万ウォンは什器備品に振り替えました。(注記 9 参照)

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<前期>

(単位:百万ウォン)

区分 期首 取得 振替(*) 処分 償却 減損 前期末

開発費 36,656 7,543 1,149 - (10,601) - 34,747

産業財産権 116 - - - (40) - 76

その他 11,369 - - - (3,540) - 7,829

建設仮勘定 2,101 10,892 (1,952) - - - 11,041

会員権 22,734 - - (1,250) - (513) 20,971

合計 72,976 18,435 (803) (1,250) (14,181) (513) 74,664

(*) 前期中、建設仮勘定の 803 百万ウォンは前払金に振り替えました。

11. 担保提供資産

当期末現在、土地、建物の賃貸保証金に関して 471 百万ウォンの根抵当権が設定されています。

12. 借入金

当期末及び前期末現在、借入金に対する構成内訳及び金額は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 借入先 年金利(%) 満期 当期末 前期末

ウォン貨借入金

手形借入金(CP) - 350,000

一般借入金 ハナ銀行のほか 7行 3.56~5.55 2014.02.21~

2016.04.01 212,500 137,500

合計 212,500 487,500

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13. 社債

(1) 社債の構成内訳

当期末及び前期末現在、社債の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 年金利(%) 満期 当期末 前期末

社債(短期) - - - 170,000

流動性社債 2.91~6.75

1M USD Libor+0.724 2014.01.08~2014.12.22 1,701,413 1,707,580

社債(長期) 2.77~5.68

1M USD Libor+1.50 2015.01.19~2020.10.29 5,284,120 4,665,067

合計 6,985,533 6,542,647

社債割引発行差金 (7,271) (9,471)

純額 6,978,262 6,533,176

上記の社債は無保証社債であり、社債の元金 のうち、一部は分割償還及び一部は満期に一時償還され

ます。一方、社債発行費は社債割引発行差金に計上されて満期まで実効金利法により償却されます。

(2) 社債の年度別償還計画

当期末及び前期末現在、社債の年度別償還計画は次の通りです。

1) 当期末

(単位:百万ウォン)

区分 償還金額

2014.01.01~2014.12.31 1,701,413

2015.01.01~2015.12.31 1,905,120

2016.01.01~2016.12.31 1,400,000

2017.01.01~2017.12.31 1,068,000

2018.01.01 以後 911,000

合計 6,985,533

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2) 前期末

(単位:百万ウォン)

区分 償還金額

2013.01.01~2013.12.31 1,877,580

2014.01.01~2014.12.31 1,705,627

2015.01.01~2015.12.31 1,821,440

2016.01.01~2016.12.31 720,000

2017.01.01 以後 418,000

合計 6,542,647

14. ファイナンスリース負債

(1) リース契約

連結実体は 3 年間電算装備をファイナンスリースで利用しており、リ ース契約終了時点で行使できる

割安購入選択権を有しています。ファイナンスリース資産の帳簿価額 278 百万ウォン(前期末:

1,389 百万ウォン)に対する法的所有権はファイナンスリース負債に対する担保としてリ ース提供者が

有しています。

(2) 当期末及び前期末現在、ファイナンスリース負債の内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分

当期末 前期末

最低リース料 最低リース料

の現在価値 最低リース料

最低リース料

の現在価値

1 年以内 301 298 1,202 1,154

1 年超 5年以内 - - 301 298

小 計 301 298 1,503 1,452

差引:現在価値調整金額 (3) (51)

ファイナンスリース負債の現在価値 298 1,452

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15. 退職給付制度

(1) 確定拠出型退職給付制度

当期及び前期中、確定拠出制度の退職給付に関し、連結包括損益計算書に認識した金額は次の通りで

す。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

確定拠出型退職給付 26 10

(2) 確定給付型退職給付制度

1) 確定給付制度の特性

連結実体は最終賃金基準の確定給付制度を運営しており、社外積立資産は主に預け金等で構成されて

いるため、金利下落のリスクに晒されています。

2) 当期末及び前期末現在、確定給付型退職給付制度に関して連結実体の義務によって発生する

連結財務状態表上の構成項目は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 当期末 前期末

基金に積立される確定給付債務の現在価値 46,403 44,474

社外積立資産の公正価値 (43,006) (33,745)

国民年金転換金 (30) (34)

確定給付債務から発生した純負債 3,367 10,695

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3) 純確定給付負債の調整内訳

当期及び前期中、純確定給付負債の現在価値変動内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分

当期 前期

確定給付債務の

現在価値 社外積立資産

国民年金

転換金

純確定給付

債務

確定給付債務の

現在価値 社外積立資産

国民年金

転換金

純確定

給付債務

期首 44,474 (33,745) (34) 10,695 37,007 (19,195) (37) 17,775

拠出金 - (11,100) - (11,100) - (16,900) - (16,900)

当期勤務原価 9,548 - - 9,548 8,543 - - 8,543

支払利息(受取利息) 1,519 (1,087) - 432 1,500 (733) - 767

社外積立資産の収益(利息

に含まれている金額は除

外)

- 38 - 38 - (87) - (87)

人口統計的仮定変動による

保険数理的損益 185 - - 185 (380) - - (380)

財務的仮定変動による保険

数理的損益 (1,186) - - (1,186) 2,531 - - 2,531

経験調整によって発生した

保険数理的損益 (4,316) - - (4,316) 1,855 - - 1,855

関係会社との転出入 (169) (190) - (359) (1,822) 1,191 - (631)

支払額 (3,652) 3,078 4 (570) (4,760) 1,979 3 (2,778)

期末 46,403 (43,006) (30) 3,367 44,474 (33,745) (34) 10,695

4) 当期末及び前期末現在、社外積立資産の公正価値の公正要素は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 当期末 前期末

預け金 43,006 33,745

5) 当期末及び前期末現在、保険数理的評価のために使用された主要見積りは次の通りです。

(単位:%)

区 分 当期末 前期末

割引率 3.81 3.39

社外積立資産の期待収益率 3.81 2.78

将来賃金上昇率(役員) 5.00 5.00

将来賃金上昇率(社員) 5.67 5.58

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6) 報告期間終了日現在、他の全ての仮定が維持される時、有意的な保険数理的仮定が発生可能な合理

的な範囲内で変動する場合、確定給付債務に及ぼす影響は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 増 加 減 少

割引率の 100 basis point (bp)変動 (43,371) 49,865

期待賃金上昇率の 1% 変動 49,872 (43,311)

上記の敏感度分析において確定給付債務の現在価値は連結財務状態表上の確定給付債務を測定するの

に適用した予測単位積立方式を使って測定されました。保険数理的仮定の間には相関関係があります

ので、仮定の変動が独立的に発生しないと予想されるため、上記の敏感度分析は確定給付債務の実際

変動を示しません。

16. 従業員給与

当期及び前期中、従業員給与に関する細部内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

短期従業員給与 142,475 135,728

退職給付 10,006 9,321

合計 152,481 145,049

17. 前受収益

当期末及び前期末現在、前受収益の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 当期末 前期末

カスタマー・ロイヤルティ・プログラム 318,730 320,328

年会費 74,327 77,450

その他 97 52

合計 393,154 397,830

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18. 引当負債

(1) 当期末及び前期末現在、引当負債の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

未使用約定引当負債 47,497 46,386

ポイント引当負債 22,944 15,509

その他 15,880 13,792

合計 86,321 75,687

(2) 未使用約定引当負債

当期及び前期中、未使用約定引当負債の変動内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

期首 46,386 47,167

繰入(戻入) 1,111 (781)

期末 47,497 46,386

(3) ポイント引当負債

当期及び前期中、ポイント引当負債の変動内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分

当期 前期

ポイント

カスタマー・ロイ

ヤルティ・

プログラム

ポイント

カスタマー・ロイ

ヤルティ・

プログラム

期首 3,494 12,015 3,685 7,555

繰入(戻入) 4,905 2,530 (191) 4,460

期末 8,399 14,545 3,494 12,015

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(4) その他引当負債

当期及び前期中、その他引当負債の変動内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

期首 13,792 21,826

繰入(戻入) 2,088 (8,034)

期末 15,880 13,792

当期末のその他引当負債にはエスクロー口座の預け金に関する引当負債 4,944 百万ウォン(注記 28

(5)参照)、訴訟引当負債 10,936 百万ウォンが含まれています。また、訴訟引当負債にはエスクロ

ー口座の預け金に関する訴訟引当負債 4,467 百万ウォンが含まれています。

19. デリバティブ及びリスクヘッジ会計

(1) 売買目的デリバティブ

当期末及び前期末現在、売買目的デリバティブの内訳はありません。

(2) キャッシュ・フロー・ヘッジ

キャッシュ・フロー・ヘッジとは、特定リスクによるもので、 当期損益に影響を及ぼすものであり、

認識された資産や負債または発生可能性が非常に高い予想取引のキャッシュ・フロー 変動に対するリ

スクヘッジを意味します。キャッシュ・フロー・ヘッジ 会計を適用する場合、リスクヘッジ手段であ

るデリバティブの評価損益のうち、リスクヘッジに効果的ではない部分は 当期損益として認識し、効

果的な部分はその他包括損益に計上した後、予想取引の種類により今後の予想取引が 当期損益に影響

を及ぼす会計年度に損益として認識するかまたは予想取引の発生時に関連資産または負債の帳簿価額

に加減しています。

リスクヘッジ手段が消滅、売却、清算、行使された場合、または適用要件をこれ以上満たすことがで

きないかまたは指定を撤回する場合、予想取引がこれ以上発生しないと予想される場合にキャッシ

ュ・フロー・ヘッジ会計を前進的に中断します。予想取引がこれ以上発生しないと予想される場合、

その他包括損益として認識したリスクヘッジ手段の累積損益は直ちに 当期損益として認識します。

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63

連結実体は金利スワップや通貨スワップ等のデリバティブを利用して市場 金利変動や為替変動等によ

るリスクヘッジ対象項目である借入金や社債の将来のキャッシュ・フロー 変動リスクを除去していま

す。

1) キャッシュ・フロー・ヘッジ手段の公正価値

当期末及び前期末、キャッシュ・フロー・ヘッジ手段に対する公正価値の内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分

当期末 前期末

未決済

約定金額 資産 負債

未決済

約定金額 資産 負債

金利関連

スワップ 1,313,000 2,750 2,678 778,000 901 3,925

通貨関連

スワップ 703,533 - 45,987 873,092 - 49,630

合計 2,016,533 2,750 48,665 1,651,092 901 53,555

未決済約定金額はウォン貨と外貨の取引においては外貨基準契約金額を、外貨と外貨の取引において

は仕入外貨契約金額を基準で、報告期間終了日現在の売買基準率を適用して換算した金額です。

2) キャッシュ・フロー・ヘッジの期間別予想キャッシュ・フロー

キャッシュ・フロー・ヘッジ会計が適用されるデリバティブに関するキャッシュ・フローが発生する

と予想される期間と当該キャッシュ・フローが損益に影響を与えると予想される期間は次の通りです。

<当期末>

(単位:百万ウォン)

区分 1 ヶ月以下 1 ヶ月超

3 ヶ月以下

3 ヶ月超

1 年以下

1 年超

5 年以下 合計

純現金流出予想額 (6,058) (11,559) (12,541) (27,449) (57,607)

<前期末>

(単位:百万ウォン)

区分 1 ヶ月以下 1 ヶ月超

3 ヶ月以下

3 ヶ月超

1 年以下

1 年超

5 年以下 合計

純現金流出予想額 (2,079) (3,881) (25,813) (47,039) (78,812)

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20. 資本金

(1) 発行株式数

支配企業が発行する株式の総数は 600,000,000 株(一株当たり 5,000 ウォン)であり、発行済み株式総

数は当期末現在、普通株 160,465,286 株(802,326 百万ウォン)です。

(2) 株式数の変動内訳

当期中、支配企業の株式数の変動はありませんでした。

(3) 特殊関係者の株式保有内訳

支配企業が発行した株式のうち、当期末現在に支配企業の支配会社である現代自動車㈱が保有してい

る普通株は 59,301,937 株(296,510 百万ウォン)です。当期中、支配企業の支配会社である現代自動車

㈱は現代製鉄㈱から当社の普通株 8,729,750 株を取得して持分率が 5.44%増加しました。

21. その他払込資本

当期末及び前期末現在、その他払込資本の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

株式発行超過金 45,399 45,399

その他資本剰余金 12,305 12,305

合計 57,704 57,704

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22. 利益剰余金

(1) 当期末及び前期末現在、利益剰余金の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

法定積立金

利益準備金(注 1) 20,143 20,143

貸倒準備金(注記 24 参照) 611,622 439,031

未処分利益剰余金 880,189 889,570

合計 1,511,954 1,348,744

(注 1) 商法上の規定により、払込資本の 50%に達するまで決算期ごとに金銭による利益配当額の 10%

以上を利益準備金として積み立てています。同利益準備金は現金配 当の財源としては使用する

ことができず、資本組入または欠損補填に対してのみ使用することができます。

(2) 当期及び前期中、利益剰余金の変動内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

期首金額 1,348,744 1,154,445

支配企業株主持分帰属の当期純利益 163,210 194,299

期末金額 1,511,954 1,348,744

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23. その他資本構成要素

当期末及び前期末現在、その他資本構成要素の構成内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 当期 前期

期首金額 (16,505) (17,814)

キャッシュ・フロー・ヘッジから認識された利益 (損失) 6,177 5,846

金利スワップ 2,385 (2,735)

通貨スワップ 3,792 8,581

キャッシュ・フロー・ヘッジから当期損益に組み替えられた金額 2,588 (202)

金利スワップ 711 -

通貨スワップ 1,877 (202)

キャッシュ・フロー・ヘッジに関する税効果 (2,106) (1,365)

確定給付債務の再測定要素 5,278 (3,918)

確定給付債務の再測定要素に関する税効果 (1,289) 948

期末金額 (5,857) (16,505)

キャッシュ・フロー・ヘッジ積立金はリスクヘッジ手段の累積評価損益のうち、リスクヘッジに効果

的な部分を表しています。リスクヘッジ手段の累積評価損益はリスクヘッジ対象取引が当期損益に影

響を及ぼす期間に対して当期損益に組み替えるか、 または関連会計方針による帳簿価額調整でリスク

ヘッジ対象の非金融商品の最初帳簿価額に含まれます。

24. 貸倒準備金

貸倒準備金は与信専門金融業監督規程第 11 条により、算出及び開示される事項です。

(1) 当期末及び前期末現在、利益剰余金に含まれている貸倒準備金の残高は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

貸倒準備金の積立額 611,622 439,031

貸倒準備金の積立予定金額 48,139 172,591

貸倒準備金の残高 659,761 611,622

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(2) 当期及び前期の貸倒準備金繰入額及び貸倒準備金反映後の調整利益等は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

支配株主持分帰属の当期純利益 163,210 194,299

貸倒準備金の繰入予定額 48,139 172,591

貸倒準備金反映後の調整利益 115,071 21,708

25. 販売費及び管理費

当期及び前期中、販売費及び管理費の内訳は次の通りです。

<人件費> (単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

給与 122,581 115,320

退職給付 10,006 9,320

福利厚生費 27,692 28,128

合計 160,279 152,768

<一般経費> (単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

旅費交通費 2,678 2,533

通信費 25,365 23,414

郵便料 13,973 12,840

賃借料 25,215 27,372

租税公課 21,643 15,424

維持補修費 596 622

保険料 203 207

交際費 996 814

広告宣伝費 58,838 39,431

消耗品費 2,688 2,597

車両維持費 15 26

図書費 1,241 1,076

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区分 当期 前期

印刷費 8,145 9,327

教育訓練費 3,602 4,066

電算費用 42,951 38,433

非正規職役務料 34,898 35,394

役務料 147,264 157,287

発送役務料 2,615 3,736

支払手数料 25,157 23,965

業務活動費 3,766 4,382

減価償却費 28,135 26,992

無形固定資産償却費 15,934 14,181

行事費 4,166 4,961

会議費 559 515

建物管理費 5,556 3,705

合計 476,199 453,300

26. 継続営業に関する法人税

(1) 当期及び前期の法人税費用の主要構成内容は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 当期 前期

当期法人税負担額(法人税追納額・還付額を含む) 66,515 65,818

± 一時差異による繰延税金変動額(注 1) (7,556) (23,264)

総税効果 58,959 42,554

± 資本に直接反映された法人税費用 (3,395) (417)

法人税費用 55,564 42,137

(注 1) 一時差異による期末純繰延税金資産 143,223 135,667

一時差異による期首純繰延税金資産 135,667 112,403

一時差異による繰延税金変動額 (7,556) (23,264)

Page 69: Hcc 2013 audit_jp

69

(2) 当期中、資本に直接反映された法人税費用は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 期首 増減 期末

キャッシュ・フロー・ヘッジで認識された損益による税効果 2,367 (2,106) 261

確定給付債務の再測定要素による税効果 2,880 (1,289) 1,591

合 計 5,247 (3,395) 1,852

(3) 当期及び前期の税引前純利益と法人税費用間の関係は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 当期 前期

税引前純利益 218,773 236,436

適用税率(税率:11%、22.0%、24.2%)による税費用 52,481 56,756

調整事項 :

非控除費用 294 33

前期以前の一時差異の当期認識による効果 - (11,384)

期首繰延税金修正(注 1) (123) (3,463)

その他 (753) 195

小計 (582) (14,619)

過去期間の当期法人税に対して当期に認識した調整額 3,665 -

継続営業に関して当期損益と認識された法人税費用 55,564 42,137

(注 1)前期監査報告書と税務申告書との差異

(4) 当期及び前期中、連結実体の累積一時差異の増減内容と繰延税金資産・負債の変動内容は次の通

りです。

<当期>

(単位:百万ウォン)

区分 期首(注 1) 減少 増加 期末 繰延税金

資産(負債)

(将来減算一時差異)

現在価値割引差金 5,318 5,318 5,287 5,287 1,270

退職給付引当負債 35,993 3,078 5,720 38,635 9,281

未使用約定引当負債 46,386 46,386 47,497 47,497 11,411

未払費用 58,253 58,253 87,410 87,410 20,999

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70

区分 期首(注 1) 減少 増加 期末 繰延税金

資産(負債)

ポイント引当負債 335,837 335,837 341,674 341,674 82,082

前受収益_年会費 77,450 77,450 74,327 74,327 17,856

出資転換 7,459 81 - 7,378 1,772

売却可能金融資産減損損失 8,113 - - 8,113 1,949

会員権 513 - 26 539 129

通貨スワップ評価損失 7,933 7,933 1,161 1,161 279

金利スワップ評価損失 3,925 3,925 2,678 2,678 643

引当負債(訴訟) 5,619 5,619 10,936 10,936 2,627

引当負債(その他) 8,174 8,174 4,944 4,944 1,188

みなし即時償却 - 404 820 416 100

無利息割賦手数料 - - 4,378 4,378 1,052

貸付金 - - 768 768 185

工事費 - (134) (318) (184) (44)

小計 600,973 552,324 587,308 635,957 152,779

(将来加算一時差異)

退職保険料 (33,454) (3,078) (6,614) (36,990) (8,886)

未収収益 (126) (126) (41) (41) (10)

外貨換算利益 (1,104) (1,104) - - -

金利スワップ評価利益 (901) (901) (2,750) (2,750) (661)

無形固定資産償却費 (179) (184) - 5 1

小計 (35,764) (5,393) (9,405) (39,776) (9,556)

繰延税金資産 143,223

(注 1)期首金額には監査報告書と税務申告書上の差異が反映されています。

<前期>

(単位:百万ウォン)

区分 期首(注 1) 減少 増加 期末 繰延税金

資産(負債)

(将来減算一時差異)

現在価値割引差金 9,178 9,178 5,318 5,318 1,278

退職給付引当負債 28,056 1,979 9,916 35,993 8,647

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71

区分 期首(注 1) 減少 増加 期末 繰延税金

資産(負債)

未使用約定引当負債 47,167 47,167 46,386 46,386 11,144

未払費用 62,771 62,771 58,253 58,253 13,995

ポイント引当負債 295,241 295,241 335,837 335,837 80,684

前受収益_年会費 63,864 63,864 77,450 77,450 18,607

出資転換 7,459 - - 7,459 1,792

売却可能金融資産減損損失 8,247 134 - 8,113 1,949

通貨スワップ評価損失 19,062 17,958 6,829 7,933 1,906

金利スワップ評価損失 931 931 3,925 3,925 943

引当負債(訴訟) 5,489 5,489 5,619 5,619 1,350

引当負債(その他) 16,337 16,337 8174 8,174 1,964

小計 563,802 521,049 557,707 600,460 144,259

(将来加算一時差異)

退職保険料 (19,195) (1,979) (16,238) (33,454) (8,037)

未収収益 (243) (243) (126) (126) (30)

外貨換算利益 (3,652) (2,548) - (1,104) (265)

通貨スワップ評価利益 (202) (202) - - -

金利スワップ評価利益 (643) (643) (901) (901) (217)

無形固定資産償却費 (531) (352) - (179) (43)

小計 (24,466) (5,967) (17,265) (35,764) (8,592)

繰延税金資産 135,667

(注 1)期首金額には前期監査報告書と税務申告書上の差異が反映されています。

27. 一株当たり利益

(1) 当期及び前期の基本一株当たり利益の内訳は次の通りです。

区分 当期 前期

普通株当期純利益(A) 163,209,632,926 ウォン 194,298,595,418 ウォン

加重平均流通普通株式数(B) 160,465,286 株 160,465,286 株

基本的一株当たり純利益(A/B)(ウォン) 1,017 ウォン 1,211 ウォン

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(2) 希薄一株当たり利益

連結実体は希薄化証券を保有していないため、報告期間終了日現在、希薄一株当たり純利益は基本的

一株当たり純利益と同一です。

28. 偶発及び約定事項

(1) 与信限度取引の約定

イ. 一般与信限度取引の約定内訳

当期末及び前期末現在、連結実体が結んでいる一般与信限度取引の約定内訳は次の通りです。

区分 金融機関 当期末 前期末

当座貸付限度 - 500 億ウォン

日中貸付限度 新韓銀行のほか 13 行 3,926 億ウォン 2,800 億ウォン

ロ. クレジット・ファシリティ契約

連結実体は 2013 年 2 月 15 日に GE Capital European Funding & CO (以下「GE キャピタル」)とクレ

ジット・ファシリティ契約を締結しました。クレジット・ファシリティの限度は米貨 1億ドルです。

同契約の最終満期は 2015 年 1 月 9 日であり、2014 年 1 月に延長が可能であり、延長をしない場合自動

解約されます。これにより、同契約は当期末現在有効な契約ですが、2014 年 1 月に契約を延長しなか

ったため、自動解約されました。

ハ. リボルビング・クレジット・ファシリティ

報告期間終了日現在、連結実体は複数の金融機関とクレジットラインのためにリボルビング・クレジ

ット・ファシリティ契約を締結しており、当期末現在、国民銀行のほか 12 行とクレジット・ラインの

ために 9,700 億ウォンのリボルビング・クレジット・ファシリティ契約を結んでいます。

(2) 業務提携

連結実体は韓国スタンダードチャータード、ウリィ、外換、新韓、韓国シティ、ハナ、光州、全北、

済州銀行、郵便局及び韓国コンピューター㈱等とクレジットカード業務提携について別途の業務代行

契約を結んでいます。

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73

(3) ライセンス契約及びフランチャイズ契約

連結実体はマスターカードインターナショナル及びビザインターナショナル、ダイナスクラブインタ

ーナショナルと会員発給及びフランチャイズ契約を結んでカードを発給しており、各々のカードに関

して各会社に一定率の手数料を支払っています。

(4)係争中の訴訟事件

当期末現在、係争中の訴訟事件は連結実体が被告となっている事件 40 件(総金額 132,547 百万ウォ

ン)と原告となっている事件 161 件(総金額 12,303 百万ウォン)があり、連結実体の経営者は同事項

が連結実体の連結財務諸表に重大な影響を与えないと判断しています。

(5) 損失補償預け金

連結実体は大宇建設㈱の株式売却代金 4,944 百万ウォンと発生利息 4,302 百万ウォンをエスクロー口

座に預けて、4,944 百万ウォンを引当負債に設定しており、4,467 百万ウォンは売却代金関連訴訟引当

負債に計上しています。(注記 18(4)参照)

(6) 損失補償準備金

連結実体はクレジットカードの不正使用による責任履行及び電子金融取引法上の事故発生に備えて発

生予想金額を未払費用に計上しています。

(7) 資産流動化に関する売却債権に対する担保責任

連結実体は資産流動化に関して 2 種収益証券持分が一定率以上を維持しなければならないため、不足

分に対して追加譲渡を実施しています。

(8) 提供を受けた支払保証

連結実体はホテル予約、航空券の購買及び交通カードの精算に関してソウル保証保険㈱から 656 百万

ウォンの保証の支払を受けています。

(9) 資産流動化に関する早期償還規定

連結実体の資産流動化に関する契約によると、流動化社債の信用補完のために必要な様々な条件をト

リガー(Trigger)条項で作って早期償還の事由で使い、今後資産の品質変化によって投資者が持つこと

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74

になるリスクを限定しています。連結実体の資産流動化が該当トリガー(Trigger)条項に反する場合、

連結実体は流動化社債について早期償還を実施しなければなりません。

(10) 債権売買契約

連結実体と現代キャピタル㈱は 2006 年 1 月 24 日に債権譲渡及び譲受に関する契約を結び、同契約に

より連結実体は延滞日が 60 日以上である延滞債権と償却処理された債権 (一部 60 日以下の延滞債権も

含む)を月 5 回資産確定日として、合意された債権売却率を適用して算定された金額で、現代キャピタ

ル㈱に売却しています。

29. 金融商品譲渡取引

支配会社はカード資産を特殊目的機構に譲渡し、このような基礎資産に基づいて投資者に流動化負債

を発行しました。このような取引は企業会計基準書第 1039 号による譲渡の定義を充たさないため、個

別財務諸表上の借入取引として会計処理しました。従って、特殊目的機構に譲渡した 基礎資産は支配

会社のカード資産に含めました。

当期末及び前期末現在、基礎資産及び流動化負債の内訳は次の通りです。

イ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区 分 満期 帳簿価値 公正価値

基礎資産 優先債務 基礎資産 優先債務 純ポジション

プリヴィア第二次流動化

専門有限会社 2014.04.22 1,276,283 281,413 1,302,516 281,359 1,021,157

プリヴィア第三次流動化

専門有限会社 2015.07.20 1,271,604 430,240 1,299,795 421,467 878,328

社債割引発行差金 (1,579)

2,547,887 710,074 2,602,311 702,826 1,899,485

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75

ロ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区 分 満期 帳簿価値 公正価値

基礎資産 優先債務 基礎資産 優先債務 純ポジション

プリヴィア第二次流動化

専門有限会社 2014.04.22 1,055,990 428,440 1,074,693 428,160 646,533

プリヴィア第三次流動化

専門有限会社 2015.07.20 1,038,539 428,440 1,058,068 427,951 630,117

社債割引発行差金 (3,589)

2,094,529 853,291 2,132,761 856,111 1,276,650

30. 特殊関係者

(1) 支配会社等の現況

1)当期末と前期末現在、連結実体の支配会社は現代自動車㈱(持分率 36.96%)です。

2)当期末現在、連結実体と売上等の取引又は債権・債務残高がある その他特殊関係者は次の通りです。

区分 企業

その他の特

殊関係者

GE Capital Int'l Holdings、HK 貯蓄銀行、HMC 投資証券、グリーンエア、起亜自動

車、起亜タイガース、メイントランス、釜山ファイナンスセンターAMC、サム、ウィア

マグナパワートレイン、ユコカキャリアス、イノション、イルジンベアリング 、入試

研究社、全北現代モータース FC、鍾路学評、コリアクレジットビューロー、韓国経済

新聞、ヘビチリゾート、ヘビチカントリークラブ、ヘビチホテルアンドリゾート、現

代建設、現代建設人材開発院、現代グロビス、 現代ダイモス、現代都市開発、現代ラ

イフ、現代ロテム、現代マテリアル、現代メティア、 現代モビス、現代 B&G スチー

ル、現代瑞山農場、現代スチール産業、現代 CNI、現代 IHL、現代エナジー、現代エン

ジニアリング、現代 NGB、現代エムシト、現代 MN ソフト、現代エムコ、現代オートー

エバー、現代オートローン、現代ウィスコ、現代ウィア、現代製鉄、現代総合設計建

築事務所、現代キャピタル、現代コマーシャル、現代ケピコ、現代パワーテック、現

代パテックス、現代ハイスコ

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76

(2) 主要経営陣に対する報酬

当期及び前期の主要経営陣に対する報酬内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 当期 前期

短期従業員給与 9,255 9,227

退職給付 2,019 2,600

合 計 11,274 11,827

(3) 特殊関係者との重要な取引内訳

当期及び前期中の特殊関係者との重要な取引内訳は次の通りです。

1) 当期

(単位:百万ウォン)

特殊関係

区分 会社名

収益 費用 その他

カード

収益

賃貸料

収益 その他

カード

費用

販売費及

び管理費 その他

有形固定

資産取得

無形固定

資産取得

資産

売却

支配会社 現代自動車 122,233 - - - 244 81 - - -

その他

特殊関係者

起亜車 57,765 11 - 7 26 30 - - -

現代モビス 1,102 - - - 15 - - - -

現代建設 297 - - - 8 - 12,872 - -

現代グロビス 410 - - - - - - - -

現代ウィア - - - - - - - - -

現代キャピタル 46 231 26,330 32,013 3,452 35,230 664 - 377,735

HMC 投資証券 - - - - 3 - - - -

その他 9,809 744 6,370 326 46,862 14,728 5,190 47,741 -

合 計 191,662 986 32,700 32,346 50,610 50,069 18,726 47,741 377,735

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77

2) 前期

(単位:百万ウォン)

特殊関係

区分 会社名

収益 費用 その他

カード

収益

賃貸料

収益 その他

カード

費用

販売費及

び管理費 その他

有形固定

資産取得

無形固定

資産取得

資産

売却

支配会社 現代自動車 112,140 - - 15 391 69 76 - -

その他

特殊関係者

起亜車 51,298 39 - 12 190 25 - - -

現代モビス 1,110 - - - 40 - - - -

現代建設 320 - - - 6 - 7,169 - -

現代グロビス 450 - - - - - - - -

現代ウィア 1 - - - - - - - -

現代キャピタル 136 - 33,936 - 2,657 31,255 - - 359,956

HMC 投資証券 3 - - - 3 - - - -

その他 8,005 232 1,775 251 40,095 59,367 14,419 3,182 -

合 計 173,463 271 35,711 278 43,382 90,716 21,664 3,182 359,956

(4) 特殊関係者との資金取引の内訳

当期及び前期中の特殊関係者との資金取引内訳はありません。

(5) 特殊関係者との債権・債務の内訳

当期末及び前期末現在、特殊関係者との債権・債務の内訳は次の通りです。

1) 当期

(単位:百万ウォン)

特殊関係

の区分 会社名

債権 債務

カード資産 その他 貸倒引当金 未払金 その他

支配会社 現代自動車 55,849 2,128 (614) 44,986 23

その他

特殊

関係者

起亜車 22,733 173 (250) 12,902 -

現代モビス 2,598 - (29) 630 -

現代建設 4,746 - (52) - -

現代グロビス 1,391 - (15) 1,021 -

現代ウィア 5,634 - (62) - -

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特殊関係

の区分 会社名

債権 債務

カード資産 その他 貸倒引当金 未払金 その他

現代製鉄 2,327 - (26) - -

現代 B&G スチール 487 - (5) - -

現代ハイスコ 1,295 - (14) 5,217 -

現代キャピタル 81,951 1,424 (901) 2,813 260

HMC 投資証券 705 - (8) - -

その他 16,271 1,836 (179) 23,634 (12,574)

合 計 195,987 5,561 (2,155) 91,203 (12,291)

2) 前期

(単位:百万ウォン)

特殊関係

の区分 会社名

債権 債務

カード資産 その他 貸倒引当金 未払金 その他

支配会社 現代自動車 64,580 151 - 87,354 7

その他

特殊

関係者

起亜車 28,656 - (315) 30,787 -

現代モビス 1,588 - (17) 580 -

現代建設 3,621 - (40) - -

現代グロビス 1,295 - (14) 564 -

現代ウィア 1,920 - (21) 2 -

現代製鉄 2,048 - (23) - -

現代 B&G スチール 347 - (4) - -

現代ハイスコ 1,481 - (16) 5,565 -

現代キャピタル 85,707 21,517 (943) - -

HMC 投資証券 681 - (7) - -

その他 20,456 109 (226) 20,562 (5,489)

合 計 212,380 21,777 (1,626) 145,414 (5,482)

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(6) 特殊関係者との信用供与内訳

当期末現在、特殊関係者との信用供与内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

提供した企業 提供を受けた企業 信用供与内訳 限度金額 期間 備 考

支配企業 現代キャピタル コールローン 300,000 2013.11.1~2014.10.31相手方の要求時、余裕資金がある場合、内

部規定により提供し、実際の利用はない。 現代キャピタル 支配企業 コールローン 300,000 2013.11.1~2014.10.31

(7) 当期末現在、連結実体が特殊関係者の資金調達等のために提供している支払保証及び担保の

内訳、特殊関係者から提供を受けている担保及び支払保証の内訳は次の通りです。

1) 提供した支払保証

当期末現在、連結実体が提供した支払保証はありません。

2) 提供を受けた支払保証

連結実体は現代自動車と起亜自動車から GE キャピタルに対する支払保証の提供を受けています。当期

末現在、支払保証の限度は米貨 1 億ドル相当のユーロ貨、前期末は米貨 2 億ドル相当のユーロ貨です。

同契約は当期末現在有効な契約ですが、2014 年 1 月に契約を延長しなかったため、自動解約されまし

た。(注記 28(1)参照)

特殊関係区分 会社名 保証先 支払保証金額 保証期間

その他

特殊関係者 GE キャピタル

現代自動車 1 億ドル×41% 2013.01.10~2014.01.10

起亜自動車 1 億ドル×15% 2013.01.10~2014.01.10

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80

31. 連結キャッシュ・フロー計算書に対する注記

連結キャッシュ・フロー計算書上の現金及び現金性資産は 連結財務状態表上の現金及び現金性資産の

内訳と一致しており、当期及び前期の連結キャッシュ・フロー計算書に含まれない主要非現金投資活

動取引と非現金財務活動取引は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

有形固定資産への振替(*) 8,656 4,323

有形固定資産取得の未払分 7,510 -

短期借入金の流動性振替 82,500 25,000

デリバティブ評価損益 8,764 5,644

引当負債の未払費用への振替 3,212 -

(*)土地、建物及び什器備品への振替内訳で構成されています。

32. 金融リスクの管理

(1) 概要

1) 連結実体は保有している金融商品により次のようなリスクに晒されています。

- 信用リスク

- 流動性リスク

- 市場リスク

この注記は連結実体が上記の各リスクに対する 露出程度、連結実体の目的、リスクを測定し管理する

政策及び手続に対する情報を表示しています。

2) リスク管理体系

取締役会は連結実体のリスク管理体系の確立及び監督に対する全般的な責任を負っています。取締役

会は連結実体の分野別リスク管理政策を立てて、モニタリングする責任を持っている ALM 管理委員会

(Asset-Liability Management Committee :ALCO)を設立しました。委員会には常任委員と非常任委員

が存在し、定期的に取締役会へ活動内訳を報告しています。

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81

連結実体のリスク管理政策は連結実体が直面したリスクを識別及び分析し、適切なリスク限度及び統

制を設定してリスク及び限度遵守状況をモニタリングするように立てられています。リスク管理政策

とシステムは市場状況や提供する商品及びサービスの変化を反映することができるように定期的に検

討されています。連結実体は教育訓練及び管理基準と手続を通じて すべての社員が各々の役割と義務

を理解して規定による構造的統制環境を作ることを目標とします。

連結実体の監査委員会は連結実体のリスク管理政策と手続の遵守状況をモニタリングし、連結実体が

直面したリスクに関して現在のリスク管理体系が適正であるかについて検討する責任があり、内部監

査の協力を受けてこの機能を行います。内部監査は定 期、非定期的なリスク管理手続を検討してその

結果を監査委員会に報告する業務を遂行します。

(2) 信用リスク

1) 一般事項

信用リスクは、顧客や取引相手方が契約上の義務を履行することができ なくて連結実体が財務的損失

を被るリスクとして、原則的に連結実体の貸付及びカード資産で発生します。連結実体は個別借主の

債務不履行や契約不履行のような信用リスクに晒された すべての要素を統合して考慮しています。

2) リスク管理体系

与信に関する信用リスクは一次的に商品別の信用管理部署で個別与信に対する信用評価の正確 性を高

めることを担当しており、二次的にリスク管理担当部署で連結実体の全体 ポートフォリオの配分及び

限度管理を担当しています。

リスク管理に関する取締役会の承認及び決定事項を効率的に履行するためにリスク管理委員会を設

置・運営しています。同機構は常設機構として、毎月 1 回の開催を原則とし、必要時に随時で開催さ

れています。そして、連結実体の経営上発生し得るリスクを総合的に管理し、委員会を補佐する独立

的なリスク管理担当部署(リスク管理チーム)を設置運営しています。

- ポートフォリオ限度管理を通じて連結実体が負担可能な総損失限度に対するリスク総量を管理して

います。ポートフォリオ管理基準別に信用リスクの許容限度を設定して事業計画に反映し、信用リ

スクの水準及び許容限度の遵守状況等をリスク管理委員会に報告しています。

- 信用リスク管理のために 1 ヶ月以上の延滞比率、カード正常入金率等に対する許容水準を事業計画

に設定し、同範囲内で信用リスクを管理しています。

- 新規顧客の限度は申込人の資格基準によって算定された月 平均推定所得及び負債水準に基づいて算

定し、最終限度は申込評点及び外部信用等級等の信用度を反映して付与します。既存会員の限度は

Page 82: Hcc 2013 audit_jp

82

行動評点、会員の職場及び職位等の身上情報、利用金額、延滞日数等の信用変動内訳を反映して限

度を上方または下方調整しています。

- 予想損失(エクスペクテッドロス)、経済的資本(エコノミックキャピタル)、ポートフォリオ・クオ

リティ・インデックス(延滞率、30+@3MOB) 等信用リスクに関する主要指標に対する目標水準を設定

してモニタリングしており、同結果をリスク管理委員会に報告しています。

- 長期平均不渡率を用いた予想損失(エクスペクテッドロス)の算出とこれに基づく貸倒引当金の積立

を通じて景気下降により予想される損失に備えています。

- コンティンジェンシー計画の樹立及び管理を通じて景気悪化の水準によって適正な Contingency 段

階を宣言し、これに応じる措置事項を速やかに実施して急変する信用リスクに先制的に対応してい

ます。

各信用管理部署はリスク管理委員会から委任された信用承認権限とともに信用政策及び手続を履行し

なければなりません。各信用管理部署は重要な信用関連事案について経営陣とリスク管理委員会に報

告しなければなりません。各信用管理部署はポートフォリオの成果及び健全性について責任があり、

ポートフォリオで発生するすべての信用リスクの統制及びモニタリングについて責任があります。

3) 信用リスクに対する露出程度

当期末及び前期末現在、信用リスクに対する露出程度は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

現金及び預け金 998,487 824,576

カード資産(*1) 9,934,024 9,887,850

その他金融資産(*1、2) 180,216 184,554

未使用約定 32,195,325 32,974,864

合計 43,308,052 43,871,844

(*1) 貸倒引当金差引前の帳簿価額です。

(*2) その他金融資産は未収入金と未収収益等で構成されています。

4) 金融資産の信用健全性分析

① 延滞も減損もしていないカード資産の信用健全性

当期末及び前期末現在、延滞も減損もしていないカード資産の信用健全性は次のように分類すること

ができます。

Page 83: Hcc 2013 audit_jp

83

イ. 家計

(単位:百万ウォン)

区分(*)

当期末 前期末

貸倒引当金

差引前の帳簿価額 貸倒引当金 帳簿価額

貸倒引当金

差引前の帳簿価額 貸倒引当金 帳簿価額

カード代金立替金

及びキャッシング

サービス

1 528,202 291 527,911 651,870 351 651,519

2 543,401 364 543,037 606,450 408 606,042

3 786,230 697 785,533 741,638 631 741,007

4 557,208 592 556,616 565,099 603 564,496

5 602,982 968 602,014 698,188 1,113 697,075

6 559,895 1,552 558,343 584,134 1,577 582,557

7 547,970 3,150 544,820 573,129 3,186 569,943

8 564,908 5,850 559,058 565,730 5,641 560,089

9 549,713 9,479 540,234 561,500 9,281 552,219

10 462,740 11,665 451,075 441,710 10,681 431,029

11 324,078 11,654 312,424 327,366 11,455 315,911

12 353,525 17,872 335,653 375,751 18,362 357,389

13 129,260 10,374 118,886 130,631 10,207 120,424

14 53,430 6,252 47,178 67,577 7,583 59,994

15 14,184 1,672 12,512 23,802 2,512 21,290

小計 6,577,726 82,432 6,495,294 6,914,575 83,591 6,830,984

カードローン

1 24,967 89 24,878 28,455 83 28,372

2 65,737 300 65,437 71,879 280 71,599

3 94,602 643 93,959 99,548 634 98,914

4 142,175 1,151 141,024 136,699 972 135,727

5 235,761 2,532 233,229 210,982 2,007 208,975

6 297,598 4,016 293,582 253,457 2,962 250,495

7 302,189 4,547 297,642 248,570 3,422 245,148

8 334,492 6,140 328,352 272,313 4,436 267,877

Page 84: Hcc 2013 audit_jp

84

区分(*)

当期末 前期末

貸倒引当金

差引前の帳簿価額 貸倒引当金 帳簿価額

貸倒引当金

差引前の帳簿価額 貸倒引当金 帳簿価額

9 273,237 5,915 267,322 225,331 4,452 220,879

10 208,555 5,337 203,218 174,391 4,043 170,348

11 150,641 4,536 146,105 130,631 3,613 127,018

12 97,940 3,401 94,539 96,619 3,003 93,616

13 87,531 3,687 83,844 79,475 2,912 76,563

14 46,940 2,620 44,320 41,259 2,087 39,172

15 191,920 18,819 173,101 168,413 19,904 148,509

小計 2,554,285 63,733 2,490,552 2,238,022 54,810 2,183,212

合計 9,132,011 146,165 8,985,846 9,152,597 138,401 9,014,196

(*) 連結実体が自体的に算出した信用等級です。

ロ. 企業

(単位:百万ウォン)

区分(*)

当期末 前期末

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

貸倒引当金 帳簿価額

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

貸倒引当金 帳簿価額

1 89,323 433 88,890 260,878 71 260,807

2 91,068 533 90,535 76,501 159 76,342

3 57,629 373 57,256 41,571 151 41,420

4 41,452 298 41,154 43,949 437 43,512

5 12,913 258 12,655 9,854 304 9,550

6 6,741 248 6,493 3,024 177 2,847

7 11,440 743 10,697 3,369 384 2,985

8 323 32 291 1,040 145 895

N(注 1) 2,133 159 1,974 10,203 77 10,126

合計 313,022 3,077 309,945 450,389 1,905 448,484

(*) 連結実体が自体的に算出した信用等級です。

(注 1)‘N’は国家及び地方自治団体、公共機関等の優良政府機関に関する債権です。

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85

② 延滞されているが、減損していないカード資産の信用健全性

当期末及び前期末現在、延滞されているが、減損していないカード資産の延滞期間は次の通りです。

イ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区分 1 ヶ月以下 1 ヶ月超

2 ヶ月以下

2 ヶ月超

3 ヶ月以下 3 ヶ月超 合計

家計 172,743 26,757 - - 199,500

企業 175,280 1,554 - - 176,834

小計 348,023 28,311 - - 376,334

カード資産

カード代金立替金 256,679 10,901 - - 267,580

キャッシングサービス 24,054 4,882 - - 28,936

カードローン 67,290 12,528 - - 79,818

小計 348,023 28,311 - - 376,334

貸倒引当金 (8,012) (2,486) - - (10,498)

帳簿価額 340,011 25,825 - - 365,836

ロ. 前期末

(単位:百万ウォン)

区分 1 ヶ月以下 1 ヶ月超

2 ヶ月以下

2 ヶ月超

3 ヶ月以下 3 ヶ月超 合計

家計 173,994 29,994 - - 203,988

企業 13,485 2,653 - - 16,138

小計 187,479 32,647 - - 220,126

カード資産

カード代金立替金 110,097 16,497 - - 126,594

キャッシングサービス 18,102 4,378 - - 22,480

カードローン 59,280 11,772 - - 71,052

小計 187,479 32,647 - - 220,126

貸倒引当金 (7,051) (2,879) - - (9,930)

帳簿価額 180,428 29,768 - - 210,196

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86

③ 当期末及び前期末現在、延滞されており、かつ減損されているカード資産の内容は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

カード資産 158,201 64,738

貸倒引当金 (45,119) (30,576)

帳簿価額 113,082 34,162

5) 信用リスクの集中度

① カード資産及び貸付債権の満期構造

当期末及び前期末現在、満期構造による信用リスクの集中度は次の通りです。

イ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区分 家計 企業 合計 比率 貸倒引当金 帳簿価額

3 ヶ月以内 3,446,046 524,799 3,970,845 39.97% 49,253 3,921,592

3 ヶ月超 6ヶ月以内 1,326,222 95 1,326,317 13.35% 17,552 1,308,765

6 ヶ月超 1年以内 1,652,087 7 1,652,094 16.63% 30,664 1,621,430

1 年超 2年以内 1,917,696 - 1,917,696 19.30% 58,001 1,859,695

2 年超 3年以内 956,760 - 956,760 9.63% 23,167 933,593

3 年超 4年以内 54,107 - 54,107 0.55% 1,878 52,229

4 年超 5年以内 3,028 - 3,028 0.03% 1197 1,831

5 年超 53,177 - 53,177 0.54% 23,145 30,032

合計 9,409,123 524,901 9,934,024 100.00% 204,857 9,729,167

ロ. 前期末

(単位:百万ウォン)

区分 家計 企業 合計 比率 貸倒引当金 帳簿価額

3 ヶ月以内 3,913,271 479,587 4,392,858 44.44% 48,758 4,344,100

3 ヶ月超 6ヶ月以内 1,145,140 43 1,145,183 11.58% 17,545 1,127,638

6 ヶ月超 1年以内 1,718,014 - 1,718,014 17.38% 32,564 1,685,450

1 年超 2年以内 1,756,477 - 1,756,477 17.76% 49,545 1,706,932

2 年超 3年以内 775,687 - 775,687 7.84% 17,342 758,345

3 年超 4年以内 64,680 - 64,680 0.65% 1,293 63,387

Page 87: Hcc 2013 audit_jp

87

区分 家計 企業 合計 比率 貸倒引当金 帳簿価額

4 年超 5年以内 2,016 - 2,016 0.02% 779 1,237

5 年超 32,935 - 32,935 0.33% 12,986 19,949

合計 9,408,220 479,630 9,887,850 100.00% 180,812 9,707,038

② カード資産及び貸付債権の産業別の集中度

当期末及び前期末現在、企業与信の産業分布による信用リスクの集中度は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分

当期末 前期末

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

比率 貸倒

引当金

帳簿

価額

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

比率 貸倒

引当金

帳簿

価額

金融業 117,063 22.30% (603) 116,460 121,927 25.42% (219) 121,708

製造業 169,559 32.30% (1,824) 167,735 161,781 33.73% (863) 160,918

サービス業 176,633 33.65% (4,283) 172,350 149,343 31.14% (1,997) 147,346

公共 125 0.03% - 125 145 0.03% - 145

その他 61,521 11.72% (1,592) 59,929 46,434 9.68% (1,683) 44,751

合計 524,901 100.00% (8,302) 516,599 479,630 100.00% (4,762) 474,868

6) 貸倒引当金の評価方法別のカード資産及び貸付債権

当期末及び前期末現在、貸倒引当金評価方法別のカード資産及び貸付債権の内訳は次の通りです。

イ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区分

個別評価 集合評価 合計

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

貸倒

引当金 設定率

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

貸倒

引当金 設定率

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

貸倒

引当金 設定率

カード資産

カード代金

立替金 43,171 (603) 1.40% 6,340,041 (69,503) 1.10% 6,383,212 (70,106) 1.10%

キャッシン

グサービス - - - 849,422 (31,313) 3.69% 849,422 (31,313) 3.69%

カード

ローン - - - 2,701,390 (103,438) 3.83% 2,701,390 (103,438) 3.83%

合計 43,171 (603) 1.40% 9,890,853 (204,254) 2.07% 9,934,024 (204,857) 2.06%

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88

ロ. 前期末

(単位:百万ウォン)

区分

個別評価 集合評価 合計

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

貸倒

引当金 設定率

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

貸倒

引当金 設定率

貸倒引当金

差引前

帳簿価額

貸倒

引当金 設定率

カード資産

カード代金

立替金 11,574 (121) 1.05% 6,584,787 (65,531) 1.00% 6,596,361 (65,652) 1.00%

キャッシン

グサービス - - - 940,019 (33,786) 3.59% 940,019 (33,786) 3.59%

カード

ローン - - - 2,351,470 (81,374) 3.46% 2,351,470 (81,374) 3.46%

合計 11,574 (121) 1.05% 9,876,276 (180,691) 1.83% 9,887,850 (180,812) 1.83%

(3) 流動性リスク

1) 流動性リスク

① 一般事項

流動性リスクとは、連結実体が金融負債から発生する義務を充たすにおいて、困難のある リスクを意

味します。連結実体は流動性リスクに関して、すべての金融資産、負債及び欄外勘定の貸付約定の契

約上の満期分析を即時支払、1年以下、1年超~5 年以下、5 年超の 4区間に分けて開示します。

満期分析時に開示するキャッシュ・フローは元金と将来の利息支払額を含めて割引していない契約上

の金額として、割引されたキャッシュ・フローに基づく連結財務状態表上の金額とは一致しないこと

になります。算出されたキャッシュ・フローは上記に提示された 4 つの区間に配分されて、各金融資

産及び負債の契約上満期分析資料を導出します。

② 流動性リスクの管理方法及び管理指標

流動性リスクは連結実体の経営全般から発生し得るすべてのリスク管理政策及び手続に適用される

ALCO 規程と同規程で定めている ALM リスクを管理するための ALCO 政策によって管理されます。

流動性リスクの管理対象は連結実体の各部門で調達、運用されるウォン貨/外貨資金の流出入に影響を

及ぼすすべての取引を対象とし、流動性リスクの管理と統制は財務企画チームで行われています。

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89

流動性リスクの管理部署は周期別に流動性ギャップ、流動性比率、満期不一致比率、流動性危機状況

分析の結果、流動性関連統計資料を報告し、ALCO で流動性リスクを含む連結実体の経営目標を効果的

に達成するために必要な財務戦略を立てて、その戦略の適正な遂行を監督します。

2) 残存契約満期の分析

当期末及び前期末現在、金融負債の残存契約満期による分類は次の通りです。

イ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区分 即時支払 1 年以下 1 年超

5 年以下 5 年超 合計

借入金 - 167,571 52,508 - 220,079

社債 - 1,929,163 5,548,456 144,899 7,622,518

デリバティブ負債 - 29,997 30,569 - 60,566

その他金融負債 75,589 1,242,652 779 - 1,319,020

合計 75,589 3,369,383 5,632,312 144,899 9,222,183

上記の金額は将来の利息支払額を含めている、割引していない契約上の金額であり、その他金融負債

は未払金、未払費用、預り金、ファイナンスリース負債、 受入保証金で構成されています。

ロ. 前期末

(単位:百万ウォン)

区分 即時支払 1 年以下 1 年超

5 年以下 5 年超 合計

借入金 - 429,738 64,417 - 494,155

社債 - 2,108,561 4,801,662 230,914 7,141,137

デリバティブ負債 - 32,147 47,682 - 79,829

その他金融負債 42,139 1,421,832 192 - 1,464,163

合計 42,139 3,992,278 4,913,953 230,914 9,179,284

上記の金額は将来の利息支払額を含めている、割引していない契約上の金額であり、その他金融負債

は未払金、未払費用、預り金、ファイナンスリース負債、 受入保証金で構成されています。

Page 90: Hcc 2013 audit_jp

90

(4) 市場リスク

1) 市場リスクの定義

市場リスクとは、金利、株価、為替レート、一般商品の時価等市場要因の変動により損失を被れるリ

スクを言います。トレーディング・ポジション に関する最も大きいリスクは債務商品や金利組込証券

等からの金利リスクであり、追加的なリスクでは株式価格リスク及び為替リスクがあります。このよ

うなリスクは貸付、債権、預金、証券及び金融デリバティブ等から発生します。また、非トレーディ

ング・ポジションについては金利リスクと流動性リスクに晒されています。連結実体の短期資金運用

の目的等のために保有しているトレーディング・ポジションで発生する リスクは運用期間が短期で金

利に敏感ではないと判断して、金利リスク対象に入れず、非トレーディング・ポジションで発生する

リスクのみに限って管理しています。

2) 市場リスク管理機構

ALCO は統合的な市場リスク管理指針を立てました。 ALCO は市場リスクに関する限度設定、新規デリバ

ティブに関する承認と市場リスクに関する実務的な事項を決議します。特に、ALCO は債権、株式、為

替、デリバティブに対する VaR(Value at Risk)限度、ポジション限度、ロスカット損失限度を設定し、

デリバティブについてはシナリオ損失限度と敏感度限度を追加で設定します。

最高財務委員会では金利及び手数料を決定し、ALM リスク管理指針と金利及び手数料運営指針を制定・

改正し、月間 ALM リスクを分析します。金利リスク限度は年間の業務計画を反映した将来の資産ㆍ負

債のポジションと予想金利変動に基づいて設定されますが、財務企画チームは毎月金利リスクを測定 、

モニタリングし、金利ギャップ、デュレーション・ギャップ、敏感度等の金利リスク現況と限度遵守

現況を四半期ごとに ALCO に報告しています。

3) 非トレーディング・ポジション

非トレーディング部分で発生する最も重要な市場リスクは 金利リスクです。金利リスクは金利感応資

産と負債間の満期不一致または金利変更期間の不一致等により発生します。 デリバティブを含むウォ

ン貨、外貨資産/負債で発生する金利リスクが測定されます。また、受取利息発生資産及び支払利息発

生負債の大部分はウォン貨で表示されています。

金利リスク管理の最も主要な目標は金利変動に対する資産価値変動を保護し、安定的な純受取利息を

維持することです。連結実体は主に受取利息発生資産と支払利息発生負債間の満期を分析する金利ギ

ャップ分析と金利 VaR、EaR 測定及び管理を通じてリスクを管理しています。

Page 91: Hcc 2013 audit_jp

91

連結実体の場合、上記に列挙した方式により リスク指標を算出し、このうち、デュレーションを用い

て算出された金利 VaR を開示しています。

4) 金利 VaR(Value-at-Risk)

金利 VaR は金利の不利な変動により現在時点を基準に連結実体の純資産価値が最大どれ位減少するか

を示す最大損失予想額の指標として、市場リスクの測定指標である VaR を金利リスク測定に利用した

ものです。

下記に提示された金利 VaR は BIS の標準フレームワークを用いて信頼水準は 95%に該当する 1%金利の

衝撃で金利 VaR を測定しました。これは、BIS が提示する満期区間別の修正デュレーション・プロクシ

ーを用いて金利 VaR を算出する方式です。また、金利衝撃による満期区間の金利変動予想幅を基準金

利曲線 100bp の平行移動を仮定しました。VaR は一般的に利用される市場リスクの測定技法です。しか

し、この接近法は一部の限界があります。

VaR は過去市場変化資料に基づいて特定信頼度の下で可能な 損失値を推定します。しかし、過去の市場

変化は将来発生可能なすべての条件と環境を反映することができません。結果的に計算過程における

仮定の変化によって実際損失の時点と規模が違って示す可能性があります。

金利リスクに対する正規分布の下で発生し得る最大の損失可能金額を意味する金利 VaR を用いてリス

クを測定しましたが、その結果値は下記の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

金利 VaR 5,873 1,197

(5) 資本管理

支配企業は与信専門金融業法とその下位規定により 調整自己資本比率を必ず維持しなければならず、

クレジットカード業を営む与信専門金融会社の場合、8%以上ではなければなりません。同比率は調整

自己資本を調整総資産で割って算出し、支配企業は調整自己資本比率を 8%以上に維持しています。

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33. 金融資産及び金融負債

(1) 金融商品の公正価値

当期末と前期末現在、金融商品の公正価値は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期末 前期末

帳簿価額 公正価値 帳簿価額 公正価値

<資産>

金融資産

現金及び預け金 998,487 998,487 824,576 824,576

投資金融資産 1,767 1,767 1,767 1,767

カード資産 9,729,167 10,210,591 9,707,038 10,119,434

その他金融資産 177,862 177,974 182,292 182,697

金融資産計 10,907,283 11,388,819 10,715,673 11,128,474

<負債>

金融負債

借入金 212,500 212,624 487,500 488,832

社債 6,978,262 7,136,256 6,533,176 6,740,956

その他金融負債 1,439,604 1,439,598 1,517,677 1,517,676

金融負債計 8,630,366 8,788,478 8,538,353 8,747,464

公正価値とは、合理的な判断力と取引意思のある独立された当事者間の取引で資産が交換されるか負

債が決済され得る金額を言います。連結実体は毎報告期間終了日に金融資産と金融負債の種類別の公

正価値と帳簿価額を比較する形式で開示します。金融商品の公正価値の最善の推定値は活性取引市場

で開示される価格です。

もし、金融商品に対する活性取引市場がなければ、公正価値は評価技法を使って決めます。評価技法

には合理的な判断力と取引意思のある独立された当事者間の最近取引を使う方法、実質的に同一な別

の金融商品の現行公正価値を利用することができれば、これを参照する方法 、キャッシュ・フロー割

引方法とオプション価格決定モデル等があります。 金融商品の価格を決定するにおいて、市場参加者

が一般的に使う評価技法があり、その評価技法が実際の市場取引価格について信頼できる推定値を提

供するという事実を提示できれば、その評価技法を使います。

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93

連結実体は金融商品の公正価値評価に使った評価技法が適切であり、連結財務状態表に記録された 公

正価値が合理的であると確信しますが、他の評価技法を使うか他の仮定を利用する場合は、連結財務

状態表の金融商品の公正価値が変わる可能性があります。また、公正価値を測定するにおいて多様な

評価技法が使われており、様々な推定が行われたため、他の 金融機関の金融商品の公正価値金額と合

理的に比較することが難しい可能性があります。

(2) 金融資産及び金融負債の相殺

連結実体が認識するデリバティブ資産とデリバティブ負債はデリバティブ清算約定に定義された将来

の事件によって一括相殺が可能です。

当期末と前期末の金融資産と金融負債の相殺権利の影響は次の通りです。

イ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区分

認識された

金融資産/

負債総額

相殺される

認識された

金融負債/

資産の総額

連結財務状態

表に表示され

る金融資産/

負債の総額

連結財務状態表から相殺さ

れていない関連金額 純額

金融商品 受け取った担保

<金融資産>

デリバティブ

資産 2,750 - 2,750 1,213 - 1,537

<金融負債>

デリバティブ

負債 48,665 - 48,665 1,213 - 47,452

ロ. 前期末

(単位:百万ウォン)

区分

認識された

金融資産/

負債総額

相殺される

認識された

金融負債/

資産の総額

連結財務状態

表に表示され

る金融資産/

負債の総額

連結財務状態表から相殺さ

れていない関連金額 純額

金融商品 受け取った担保

<金融資産>

デリバティブ

資産 901 - 901 219 - 682

<金融負債>

デリバティブ

負債 6,083 - 6,083 219 - 5,864

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94

(3) 公正価値の序列体系

当期末及び前期末現在、連結財務状態表に公正価値で後続測定する金融資産の公正価値を公正価値の

序列体系の水準別に分類した内訳は次の通りです。

イ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区分 帳簿価額 公正価値 公正価値の序列体系水準

水準 1 水準 2 水準 3

金融資産

公正価値測定金融資産

デリバティブ資産 2,750 2,750 - 2,750 -

金融負債

公正価値測定金融負債

デリバティブ負債 48,665 48,665 - 48,665 -

ロ. 前期末

(単位:百万ウォン)

区分 帳簿価額 公正価値 公正価値の序列体系水準

水準 1 水準 2 水準 3(*)

金融資産

公正価値測定金融資産

デリバティブ資産 901 901 - 901 -

金融負債

公正価値測定金融負債

デリバティブ負債 53,555 53,555 - 53,555 -

公正価値で後続測定することが原則である金融資産や金融負債のうち、公正価値を信頼性のあるよう

に測定できないため、公正価値の情報を開示していない金融資産と金融負債の内訳及び関連帳簿価額

は次の通りです。

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(単位:百万ウォン)

区分 内訳 当期末 前期末

投資金融資産

売却可能金融資産 非上場持分証券 1,767 1,767

(注)活性市場で開示される市場価格がなく、公正価値を信頼性 をもって測定できないため、原価で

表示しました。

(4) 当期末現在、財務状態表で公正価値で後続測定されない金融商品の公正価値を公正価値の 序列体

系の水準別に分類した内訳は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 金額

合 計 水準 1 水準 2 水準 3

金融資産

貸付金及び受取債権

カード資産 - - 10,210,591 10,210,591

その他金融資産

賃借保証金 - 34,932 - 34,932

合 計 - 34,932 10,210,591 10,245,523

金融負債

借入金 - 212,624 - 212,624

社債 - 7,136,256 - 7,136,256

その他金融負債

賃貸保証金 - 8,060 - 8,060

合 計 - 7,356,940 7,356,940

(5) 次の表は水準 2 又は 3 公正価値の測定に使われた価値評価技法及び投入変数を説明したものです。

活性市場で取引される金融商品の公正価値は開示される価格を使っており、活性市場がない場合、連

結実体は評価技法を使って測定した公正価値を使っています。償却後原価で測定される金融資産及び

金融負債の公正価値の評価技法及び投入変数は次の通りです。

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区 分 公正価値及び評価技法 投入変数

財務状態表に公正価値で測定されないが、公正価値が開示される金融商品

貸付金及び受取債権 カード資産の公正価値は連結実体の信用度が

反映された市場金利に借主別割引率を考慮し

て債務商品の将来キャッシュ・フローを割引

して測定する。

市場収益率、信用スプレッド、

流動性プレミアム、その他スプ

レッド、借主別費用率

その他金融商品、借入

借入金、賃貸借保証金の公正価値は関連のあ

る連結実体の信用度が反映された市場金利を

適用して債務商品の将来キャッシュ・フロー

を割引して測定する。

市場収益率、信用スプレッド、

流動性プレミアム、その他スプ

レッド

(6) 金融商品のカテゴリー別の帳簿価額

当期末及び前期末現在、金融商品のカテゴリー別の帳簿価額は次の通りです。

イ. 当期末

(単位:百万ウォン)

区分

当期損益認識金融資産 貸付金及び

受取債権

売却可能

金融資産

リスクヘッジ

デリバティブ 合計 短期売買

金融資産

当期損益認識

指定金融資産

金融資産

現金及び預け金 - - 998,487 - - 998,487

投資金融資産 - - - 1,767 - 1,767

カード資産 - - 9,729,167 - - 9,729,167

その他金融資産 - - 175,112 - 2,750 177,862

計 - - 10,902,766 1,767 2,750 10,907,283

区分

当期損益認識金融負債 償却後原価

測定金融負債

リスクヘッジ

デリバティブ 合計 短期売買

金融負債

当期損益認識

指定金融負債

金融負債

借入金 - - 212,500 - 212,500

社債 - - 6,978,262 6,978,262

その他金融負債 - - 1,390,939 48,665 1,439,604

計 - - 8,581,701 48,665 8,630,366

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ロ. 前期末

(単位:百万ウォン)

区分

当期損益認識金融資産 貸付金及び

受取債権

売却可能

金融資産

リスクヘッジ

デリバティブ 合計 短期売買

金融資産

当期損益認識

指定金融資産

金融資産

現金及び預け金 - - 824,576 - - 824,576

投資金融資産 - - - 1,767 - 1,767

カード資産 - - 9,707,038 - - 9,707,038

貸付債権 - - - - - -

その他金融資産 - - 181,391 - 901 182,292

計 - - 10,713,005 1,767 901 10,715,673

区分

当期損益認識金融負債 償却後原価

測定金融負債

リスクヘッジ

デリバティブ 合計 短期売買

金融負債

当期損益認識

指定金融負債

金融負債

借入金 - - 487,500 - 487,500

社債 - - 6,533,176 - 6,533,176

その他金融負債 - - 1,464,122 53,555 1,517,677

計 - - 8,484,798 53,555 8,538,353

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(7) 金融商品のカテゴリー別の純損益

当期及び前期現在、金融商品のカテゴリー別の純損益は次の通りです。

イ. 当期

(単位:百万ウォン)

カテゴリー 受取

利息

支払

利息

カード

収益

カード

費用

減損損失

戻入

評価

損益

処分

損益

外貨

換算損益

為替

差損益

金融資産

貸付金及び受取債権 20,566 - 2,453,282 1,028,250 - - - - 9,869

売却可能金融資産 - - - - 81 - - - -

リスクヘッジデリバティブ - - - - - - - - -

金融負債

償却後原価測定金融負債 - 312,929 - - - - 10,503 -

リスクヘッジデリバティブ - - - - - (10,533) (380) - -

合計 20,566 312,929 2,453,282 1,028,250 81 (10,533) (380) 10,503 9,869

ロ. 前期

(単位:百万ウォン)

カテゴリー 受取

利息

支払

利息

カード

収益

カード

費用

減損損失

戻入

評価

損益

処分

損益

外貨

換算損益

為替

差損益

金融資産

貸付金及び受取債権 22,593 - 2,388,279 1,043,711 - - - (8) 7,744

売却可能金融資産 - - - - 462 - - - -

リスクヘッジデリバティブ - - - - - - - - -

金融負債

償却後原価測定金融負債 - 343,399 - - - - - 55,633 799

リスクヘッジデリバティブ - - - - - (55,633) (799) - -

合計 22,593 343,399 2,388,279 1,043,711 462 (55,633) (799) 55,625 8,543

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34. 受取利息及び支払利息

当期及び前期中、金融商品から発生した受取利息及び支払利息の内訳及び金額は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

受取利息

現金及び預け金 18,924 19,915

その他 1,642 2,678

受取利息計 20,566 22,593

支払利息

借入金 19,096 25,304

社債 293,692 317,881

その他 141 214

支払利息計 312,929 343,399

純支払利息 (292,363) (320,806)

35. 手数料収益及び手数料費用

当期及び前期中、金融商品から発生した手数料収益及び手数料費用の内訳及び金額は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区分 当期 前期

手数料収益

カード資産 1,522,854 1,513,832

手数料収益計 1,522,854 1,513,832

手数料費用

商品サービス手数料 565,857 559,560

金融支払手数料 11,691 13,027

信販取扱費用 150,954 132,072

加盟店共同支払手数料 62 83

海外支払手数料 45,149 39,967

その他 51,651 36,840

手数料費用計 825,364 781,549

純手数料損益 697,490 732,283

手数料収益と手数料費用は各々カード収益とカード費用に含ま れています。

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36. その他営業収益及びその他営業費用

当期及び前期のその他営業収益とその他営業費用は次の通りです。

(単位:百万ウォン)

区 分 当期 前期

その他営業収益

為替差益 13,180 10,126

外貨換算利益 10,503 55,663

デリバティブ取引利益 807 -

その他収益 28,708 47,253

計 53,198 113,042

その他営業費用

為替差損 3,311 1,583

外貨換算損失 - 38

デリバティブ取引損失 1,187 799

デリバティブ評価損失 10,533 55,633

その他費用 65,683 33,885

計 80,714 91,938

37. 部門情報

連結実体は金融業を営みながら、与信専門金融業法等の関係法規で定めた業務 (クレジットカード、割

賦金融、リース等)のみ営むため、固有業務自体が一つの事業部門を形成して部門情報を別途に報告し

ていません。