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株式会社 日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット サービスプラットフォーム事業本部 DB部 2020/04 ノンストップデータベース HiRDB Version 10 のご紹介

HiRDB Version 10 のご紹介 - Hitachi「止めない」設計思想を貫く 高信頼ノンストップデータベース 3 1970 1990 2000 2020 PDM ADM XDM/SD RDB1 XDM/RD MF技術継承

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株式会社 日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニットサービスプラットフォーム事業本部 DB部

2020/04

ノンストップデータベース

HiRDB Version 10 のご紹介

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HiRDBとは社会インフラを支え続けるデータベース

1

データベースの信頼性が社会インフラの信頼性につながる

世の中の重要な社会インフラは

IT基盤なしには支えられない

IT基盤の要はデータベース

公共・教育

医療

金融

産業・流通

『止めない・止まらない』

基幹系RDBMSとして

HiRDBは25年以上、社会インフラを支えてきました。

そして、これからも支え続けます!

交通・運輸

通信

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ミッションクリティカルシステム*を支えるHiRDBの主な特徴

*:ミッションクリティカルシステム = 24時間365日、止まらないことを要求されるシステムのこと。極めて高い信頼性や耐障害性、障害発生時の被害を最小に抑える機能、万全のサポート体制などが必要となる。

充実した製品サポート

コンプライアンスへの対応

拡張性

24時間365日サービス提供の実現

高信頼性

自信があります!製品サービス・開発者直結 ・上位互換性 ・長期サポート ・サポート料定額

不正アクセスからデータを守る・データベース暗号化 ・監査証跡 ・改ざん防止

24時間365日止められないシステム向け

サービスを停止せずにメンテナンスが可能・インナレプリカ機能 ・DB静止化機能

並列処理で、ビジネス規模の拡大にも対応・並列処理 ・パーティショニング

障害発生時も業務を継続、災害発生時にも対応・高速フェールオーバ ・トランザクションキューイング

・ディザスタリカバリ関連機能

2

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「止めない」設計思想を貫く高信頼ノンストップデータベース

31 9 7 0 1 9 9 0 2 0 0 0 2 0 2 0

PDM

ADM

XDM/SD

RDB1

XDM/RD

MF技術継承

進化

HiRDB Version 1

HiRDB Version 2 ~ Version 5

HiRDB Version 6

■ミッションクリティカル向けDBサーバ on オープンプラットフォーム・パラレルサーバ リリース(シェアドナッシング)

■ミッションクリティカル向け機能・性能強化■デジタルコンテンツの拡張

・Universal Server リリース

■ネットビジネス(24×365運用)に応える長時間連続運転の更なる強化

■ノンストップビジネスに応える耐障害性と可用性を追及

’94

’01

’95~’99

XDM/RD V9

’02/9

HiRDB Version 7

’03

HiRDB Version 8

XDM/RD V10

’03/8

■ビジネスの急速な変化に対応する柔軟性を兼ね備えた、情報統合基盤と高信頼ノンストップデータベースへ

XDM/RD V11

’05/1 ’06

時代

メインフレームでの発展

XDM/RD V12

’10/1

■HiRDB on XDM・HiRDB互換インターフェース装備

徹底した

耐障害性は

メインフレームの

DNA

’11

オープンシステムで進化

HiRDB Version 9

’ 20/4月 HiRDB Version 10.3 リリース

■クラウド時代を支える「ワンランク上の」

高性能・高信頼データベース

HiRDB(Highly Scalable Relational DataBase)は、社会基盤を支えるために日立が自社開発にこだわり続ける純国産RDBMSです。

'18/10月 HiRDB Version10.0 リリース

New

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HiRDB Version 10 リリース

4

① クラウドでの進化

② 内部からの情報漏えい防止強化

③ 運用省力化

④ 最新テクノロジー活用

時代に合わせて進化を続けるHiRDB

社会インフラを支え、お客様のデータを守ります

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進化の方向性①:クラウドでの進化

5

クラウドでも安心して使えます

パブリッククラウド上でのミッションクリティカル向け機能サポート

対応クラウド・Amazon Web Services・Microsoft Azure・Hitachi Cloud

開発効率化、初期導入コスト低減などの観点から、クラウド活用の動きが加速しています。HiRDBでは、クラウドへの移行容易性向上、クラウドを活用した開発効率化を推進しています。

シフト

シフト対応

マネージドサービスの提供*3

・高速系切り替え機能*4

・インナレプリカ機能*5

クラウドへの移行容易性向上 開発効率化

従量課金

・Red Hat OpenShift・Kubernetes・Docker

コンテナ対応

オンデマンド・ミドルウェアサービス*2

*3:2020年中対応予定*4:Microsoft Azure上での高速系切り替え

サポートは2020年6月頃対応予定*5:2020年6月頃対応予定

*1:Availability Zone*2:Amazon Web Servicesでの提供

ダウン

AZ*1 AZ*1

同期

高速系切り替え

HAモニタ HAモニタ

ダウン高速系切り替え

HAモニタ

オンプレミス

HAモニタ

リフト対応強化

コンテナ

コンテナ

Dockerイメージ

開発者

開発者

レジストリ

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進化の方向性②:内部からの情報漏えい防止強化

なりすまし

氏名 生年月日 性別 住所

性別 都道府県

ビュー

業務担当者

担当業務に応じてデータのアクセス範囲を制限。なりすましによる機密情報の漏えいを防止します。

DB管理者監査証跡

監査証跡機能

ユーザ認証

アクセス権限制御

データベースへのアクセスを、監査証跡で監視。機密情報への不正な操作がないか調査できます。 監査人

不正操作がないか調査

HiRDB接続時には、認可識別子およびパスワードを使用して認証。不正アクセスを防止します。

データベース暗号化

ファイルの直接参照による情報漏えいや、バックアップメディアの盗難・紛失に備えます。

×改ざん防止

改ざん防止機能データベースの内容を、DB管理者であっても改ざんできない状態に設定できます。

「いま」のセキュリティ脅威に対応

V10強化

セキュリティの脅威は日々変化しています。HiRDBでは、内部からの情報漏えいなど「いま」のセキュリティ脅威から、お客様のデータを守る堅牢かつ綿密なセキュリティ機能をご提供します。内部からの情報漏えい防止の対応としては、DB管理者のユーザIDの共有を回避できるよう対応していきます。

機密情報

取引履歴

電子カルテ

部外者

HiRDBのセキュリティ機能ラインナップ

V10強化

6

×

×

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進化の方向性③:運用省力化

7

システム運用

オンライン中に実行可能な業務運用を拡充し運用コストを低減

データベースの運用では、限られたオフライン中に実行する運用項目の調整に作業コストが

かかります。HiRDBでは、従来からのシステム運用(バックアップやDB再編成)に加えて、

業務運用についてもオンライン中に実行できるよう対応していきます。

V10DB格納領域サイクリック運用でのオンライン中RDエリア初期化(V10.1)

オンライン中列追加・追加列のデフォルト値

挿入(V10.3)

V10

24時間

365日サービス提供

オンライン中DB再編成(Version 7~)

オンライン中バックアップ(Version 7~)

オリジナルDB

複製DB

オンライン業務

運用管理者

DB

バックアップ

オンライン業務

運用管理者

業務運用

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進化の方向性④:最新テクノロジー活用

HA8000V インテル® Optane™DC SSD

・開発容易性向上 ・運用容易性向上

データ損失ゼロと性能を両立した

ディザスタリカバリ

(リアルタイムSANレプリケーション)

最新のテクノロジーを効果的に活用

日立が自社開発するHiRDBなら、最新のテクノロジーを効果的に引き出すチューニングや

機能開発ができるため、より高速な、より使いやすいIT基盤を構成できます。

+

DBシンプル化&高速化ソリューション

V10 +actifioV10

DBシンプル化&高速化ソリューション

インテル® Optane™ DC SSDを活用により高速でシンプルなシステム構成をご提供します。

詳しくは次のURLをご覧ください。

URL:https://www.hitachi.co.jp/hirdb/solution/simple_speed/index.html

マスタ環境開発環境actifio活用により

開発環境を効率良く作成

+Hitachi Virtual Storage Platform

(Version7~)

オンライン中DB再編成

構築支援のテクニカルサービスをご提供

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その他HiRDBの特徴について

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④24時間

365日

サービス提供

⑤拡張性

⑥充実した

製品サポート

①開発

容易性

②移行

容易性

③高信頼性

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特徴①:開発容易性

10

Cognos Business Intelligence,SAP BusinessObjects,QlikView,

Microsoft Access, Microsoft Excel, MotionBoard, DaTaStudio@WEB,

ER/Studio,SI Object Browser

・ ODBC(Windows、Linux、HP-UX),JDBC,OLE DB,ADO.NET …

ネットワーク

・ Java(J2EE), C, C++, C#, Visual Basic, COBOL2002

・OpenTP1, ・Cosminexus, ・JBoss・ASP.NET, …

・X/Open(XA)

(注意)各製品について、使用機能/バージョンによっては確認が必要なものも含まれています。ご使用前には必ずご確認下さい。

HiRDBは国際標準に準拠したインタフェースをサポートし、業界標準のクライアントツールに対応しています。

オープンプラット

フォームに対応

TPモニタ、APサーバと

スムーズに連携デファクトスタンダードな

クライアントツールに対応

ISO国際標準準拠の

アプリケーション開発

Hitachi Application Framework Justware に対応

HiRDBは、ISO/IECのSQLをサポートしています。

・Red Hat Enterprise Linux・Windows・AIX・HP-UX

■留意事項●サーバ製品

・Red Hat Enterprise Linux、Windowsはx64で動作。・AIXは64ビット版で動作。・HP-UXはItanium Processor Familyで動作。

SQLチューニングアドバイスサービスをご提供

■対応プラットフォーム●クライアント製品

・Red Hat Enterprise Linux、Windowsはx86、x64で動作。・AIXは32ビット版、64ビット版で動作。・HP-UXはItanium Processor Familyで動作。

データベース開発30年のノウハウを国際標準にも、HiRDBにもフィードバック!弊社の技術者が下記のメンバーとして標準規格の制定に従事

ISO/IEC JTC1/SC32 WG3(SQL)日本代表

情報処理学会情報規格調査会SC32/WG3(SQL)小委員会幹事 JIS SQL原案作成委員会委員

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ミッションクリティカル分野

情報/分析系

DWH

高速データアクセス

Hitachi Advanced Data Binder※1

特徴②:移行容易性

11

基幹系

: DB

販売 DB

製造 DB

調達 DB

経営/業務分析・活用

ノンストップDB

※1:内閣府の最先端研究開発支援プログラム「超巨大データベース時代に向けた最高速データベースエンジンの開発と当該エンジンを核とする戦略的社会サービスの実証・評価」(中心研究者:喜連川 東大教授/国立情報学研究所所長)の成果を利用。

オープン系構造型DB(HiRDB/SD)

移行支援ツール

上位互換性Pentaho Data Integration

に対応

HiRDB-Hitachi Advanced Data Binderデータ連携ソリューション

レガシーを引継ぎ、未来につなげる

• 日立が自社開発するデータベースだから、自社メインフレームDBとの親和性が高い• 旧バージョンからの上位互換性を保証• 分析システムへの移行:Hitachi Advanced Data Binderとの連携強化

旧バージョン

新たな価値創造に結び付ける鮮度高い、価値ある情報をタイムリーに供給

顧客資産を受け継ぐメインフレーム移行により資産を受け継ぎ、さらに活用

XDM/SD

ADM

PDMⅡ

XDM/RD

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※1:障害発生~新規トランザクション受付開始までの時間。※2:トランザクション決着時間はシステムログ量に依存。

▼リソース切り替え

▼システムプロセスのイニシャライズ

▼メモリ状態の復元

▼障害検知

特徴③:高信頼性

12

高速フェールオーバによる業務停止時間の最小化

•サーバ障害を検知し、予備のマシンに高速自動切替

•切替中はトランザクションをキューイング

•Active-Active構成も可能

•遠隔地のDBサーバへのレプリケーション機能も提供し、災害対策にも対応!

HiRDBの特長

障害が発生しても、業務を提供し続けたい

お客様のニーズ

数秒オーダ

時間高速系切り替え

✓障害が発生しても業務を止めずにサービス継続が可能

✓クラウドでのHA構成にも対応

▼トランザクション決着※2

ダウン

フェールオーバ

※1フェールオーバ時間

V10強化

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特徴④:24時間365日サービス提供

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ストレージのボリュームコピー機能を活用し、オンラインサービスを継続しながら、メンテナンス運用ができます

オリジナルDB

複製DB

オンライン業務

運用管理者

⚫ DB再編成⚫ マスタ表などへの大量更新バッチ

実行

テーブルを占有する運用

インナレプリカ機能

・インナレプリカ機能:複製DBに対して、オリジナルDBとは異なる操作ができます。複製DBへ更新した内容はオリジナルDBへ反映できます。・DB静止化機能:オンライン業務を継続しつつ、DBの整合性を確保した状態を作り出せます。

複製DBでオンライン業務を継続

オリジナルDB

複製DB(バックアップ)

オンライン業務DB静止化機能

または インナレプリカ機能

オンライン中に整合性の取れた複製DBを作成

⚫ バックアップ取得⚫ 複製DBでの集計・データマート

作成のバッチ実行⚫ アプリケーション開発環境向け・

分析システム向けのデータ抽出

整合性を確保したDBを参照する運用運用管理者 オンライン中バックアップ

オンライン中DB再編成

◆ メンテナンス運用例

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特徴⑤:拡張性

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並列数

性能

ストレージ パーティション(分割)表

性能向上

並列処理で性能向上

データベースを分割し、各DBサーバで処理

Shared Nothing アーキテクチャによるサービスレベル維持

HiRDBは、複数サーバを並べてもサーバ台数に応じてリニアに性能を向上できるShared Nothingアーキテクチャを採用しています。

APサーバ ・・・

DBサーバ ・・・

✓100並列構成でのサービスレベルを維持した実績あり

✓クラウドでもパラレルサーバ環境が構築できる

サーバ間でリソースを共有しないため、サーバ台数に応じた性能向上が可能

取り扱う業務量やデータ量が増加しても、サービスレベルを維持し続けたい

HiRDBの特長

お客様のニーズ

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有償テクニカルサービスもご提供しています

特長

国産DBだからこそできる開発者による直接的なサポート。質問に対する回答や障害時の対応はお待たせしません。また、バージョンアップ時は上位互換性を保持しているので、アプリケーションの改修なしで、そのまま最新バージョンをお使いいただけます。

国産DBだからできる開発者によるサポート⚫ 開発者に直結した迅速かつ的確なサポートを提供。

⚫ バージョンアップ時に、アプリケーションプログラム(UAP)は改修不要。

⚫ バージョンアップしても、データベースは変換なしで移行できます。

HiRDBはAPおよびDBの上位互換性を保証

⚫ 原則として、ご使用のバージョンの改良版を提供。

⚫ ソースを保持し開発者が近くにいるため、迅速な対応が可能。

⚫ サポート360によりハードウェアからソフトウェアまでトータルにサポート。

発生した問題を解決するための徹底した対応

特徴⑥:充実した製品サポート

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改良版・障害時対応

開発者直結

上位互換性

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特徴⑥:充実した製品サポートHiRDBの上位互換性

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他社DBMS

DBのバージョンアップに伴う作業

結局全てのパスをテストするのか!

まず仕様差異を調査して・・・

仕様が変わった部分を改修・・・

バージョンアップ

テスト

テストの負担も軽減!

バージョン毎に仕様が異なるので、仕様差異の調査、アプリケーションの改修、データベースの変換、これらに伴うテストが必要…

HiRDBは上位互換性を保証・アプリケーションは改修なしで移行できます

・データベースも変換なしで移行できます

バージョンアップでの負担を最小限に抑えます

~ ずっと使い続けて欲しいから ~HiRDBは、バージョンアップの負担を最小限に抑えます。

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特徴⑥:充実した製品サポートHiRDBのサポートサービス期間

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~ ずっと使い続けて欲しいから ~定額サポートは「10年」、新規パッチ提供は「15年」対応します

定額の標準サポートサービスを提供します。• 問題解決支援、新規/既知の不具合対策版、改良版を提供します。

標準サポート終了後も、更にサポートを継続できます。

• 限定サポートサービスなら、料金の値上げはありません(新規不具合のみ対応不可)。

• 延長サポートサービスの場合、標準サポートと同じサービスを提供(料金は個別見積もり)。

開発者直結で迅速に対応します

延長サポートサービス(個別)

料金は定額 標準サポートサービス 10年

5年

限定サポートサービス 5年

5年

V11以降へバージョンアップ(上位互換性を保証)製品

出荷開始V10(2018/10)

製品販売終了

V10(2023/9末以降)

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特徴⑥:充実した製品サポートHiRDBのテクニカルサービス

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HiRDBテクニカルサービスでは、専門知識のあるHiRDB技術者が高信頼・高可用なシステムの構築を支援します。

• DB移行支援サービス現行システムからの移行について、データ・アプリケーション・運用など全般的にご支援します。

• DB構築支援サービスHiRDBのパラメタ設計からHiRDB構築までの一連の作業を代行します。

• チューニングサービスSQLの実行性能の改善を支援します。

• HiRDB監視パックお客様のシステムを定期診断し、お客様のシステムの課題の解決を技術者がオンデマンドで支援します。

HiRDB技術者におまかせください

主なサービスメニュー

その他メニューはこちらをご覧ください。https://www.hitachi.co.jp/hirdb/info/support/technical.html

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HiRDBの情報発信

Webサイト

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インターネット(一般向け) https://www.hitachi.co.jp/hirdb/

製品概要や特徴、技術資料、FAQなどを公開HiRDBの技術情報は、インターネットで検索できます

技術資料

FAQ

20件以上のドキュメントを

公開中

200件以上のFAQを公開中

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HiRDBの情報発信

マニュアル「HiRDBパフォーマンスガイド」公開

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http://itdoc.hitachi.co.jp/pages/document_list/manuals/hirdbV10_win.html

HiRDBパフォーマンスガイドのURL

パフォーマンスガイドのお勧めポイント

グローバルバッファの初期設計指針

対策が必須なアクセスパスと

解決方法

SQLトレース情報の初期調査方法

表の特性に応じた設計のポイント

解説:HiRDBが最適なパフォーマンスを出すための指針を、システム開発の工程フェーズごとにまとめたマニュアル「HiRDBパフォーマンスガイド」を公開しました。上流工程で性能観点の設計をすることで、テスト工程での性能チューニングコストを抑え、システム開発工数を削減できます。これにより、早期サービスインを実現します。

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お気軽にご相談ください

21

ご購入前の、製品情報、ライセンス、価格、サポートサービスなどに関する各種お問い合わせや、カタログ・資料のご請求、弊社担当営業のご紹介などを承っております。お気軽にお問い合わせください。

https://www.hitachi.co.jp/hirdb/inquiry/index.html

HCAセンター(Hitachi カスタマ・アンサ・センター)

【受付時間】9:00~12:00/13:00~17:00(土・日・祝日・弊社休日を除く)

0120-55-0504

Webフォームでのお問合せ

電話でのお問合せ

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付録.HiRDB Version 10 エンハンス内容

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HiRDB Version 10 ロードマップ

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高度サポートが求められる社会基盤を支えるために、今後も自製DBMSにこだわり続けます

住民基本台帳カード

ノンストップデータベース

時代に合わせて進化を続けるHiRDB社会インフラを支え、お客様のデータを守ります

注)本ロードマップは計画中の内容が含まれており、予告なく変更されることがあります。

今後のエンハンス予定●クラウドでの進化

・HiRDBのマネージドサービス提供

●内部からの情報漏えい防止(phase3)●運用省力化(phase3)

HiRDB Version 10.1(2019/4)

⚫ 運用省力化(phase1)DB格納領域サイクリック運用でのオンライン中RDエリア再初期化

⚫ 内部からの情報漏えい防止(phase1)パスワードポリシーの管理強化 など

⚫ クラウドでの進化

パブリッククラウド上でのミッションクリティカル向け

機能サポートの拡充(高速系切り替え/インナレプリカ)

コンテナ対応(Red Hat OpenShift/Kubernetes/Docker)

⚫ 運用省力化(phase2)

オンライン中列追加(追加列のデフォルト値挿入)

HiRDB Version 10.3(2020/4)

New

⚫ クラウドでの進化Amazon EC2での高速系切り替えサポート

⚫ 内部からの情報漏えい防止(phase2)DBアクセス者の特定強化 など

HiRDB Version 10.2(2019/10)

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HiRDB Version 10の新機能①

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機能名 概要 リビジョン 詳細

クラウドでの進化

パブリッククラウド上でのミッションクリティカル向け機能サポート

パブリッククラウド上での高速系切り替え機能サポートクラスタソフトウェア「HAモニタ」のパブリッククラウド対応により、クラウド環境で、高速系切り替え機能やスタンバイレス型系切り替え機能が使用できるようになりました。

Amazon EC2:V10.2

Microsoft Azure:V10.3

P28

パブリッククラウド上でのインナレプリカ機能サポートLinuxの LVMスナップショットを活用し、クラウド上でのインナレプリカ機能をサポートしました。

Amazon EC2:V10.3

コンテナ対応 クラウドでの開発効率化のため、Red Hat OpenShiftおよびKubernetesで管理するDockerコンテナ上の環境に対応しました。

V10.3 P29

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HiRDB Version 10の新機能②

25

機能名 概要 リビジョン 詳細

内部からの情報漏えい防止強化

パスワードポリシーの管理強化

セキュリティ強化のため、パスワードポリシーを強固にするオプションをサポートしました。⚫ パスワードの必須文字種指定が利用できるようになりました。⚫ パスワードの再利用禁止機能をサポートしました。過去に設定した

パスワードを再利用させないようにできます。⚫ パスワードの有効期間が確認できるようになりました。定期的に

パスワードの変更を促すことができます。

V10.1 P30~P31

スキーマ操作権限の追加 ユーザ権限の種類に、スキーマ操作権限を追加しました。これによって、他ユーザのスキーマに表やインデクスの追加、および定義変更などができるようになるため、スキーマ所有者のユーザID(認可識別子)の共有を回避できるようになります。

V10.2 P32

監査人の複数登録サポート

監査人として、主監査人(システムで一人定義可能)・副監査人(システムで複数人定義可能)を定義できるようにしました。これによって、監査人の認可識別子の共有を回避できるようになります。

V10.2

コマンド実行権限変更機能

HiRDB管理者のみ実行できる運用コマンド・ユティリティをあらかじめ許可を与えたOSログインユーザでも実行でき、実行履歴が記録される機能をサポートしました。これによって、端末操作者毎の実行履歴を確認できるようにしました。

V10.2

認可識別子とIPアドレスによる接続制限

従来の接続制限機能では、IPアドレスにより制限していましたが、IPアドレスと認可識別子を組み合わせて制限できるようにしました。

V10.2 P33

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HiRDB Version 10の新機能③

26

機能名 概要 リビジョン 詳細

運用省力化

DB格納領域サイクリック運用でのオンライン中RDエリア再初期化(データベース構成変更ユティリティのRDエリア再初期化での表排他抑止機能)

データ格納領域を期間別に分割して使用するDB格納領域サイクリック運用において、旧データを削除するRDエリア再初期化がオンライン業務と並行して実行できるようになります。これにより、運用管理者のメンテナンス計画などの負担を軽減します。

V10.1 P34

オンライン中列追加(列追加時のデフォルト値挿入機能サポート)

ALTER TABLE文で表に列を追加するとき、データ格納済みの表に対しても追加列に規定値を指定できるようになりました。これによりデータ格納済みの表に列を追加する手順が簡略化されます。

V10.3 P35

インストール時の共用メモリの割り当て先選択機能サポート

Windows版のインストール時に共用メモリの割り当て先を選択できるようになりました。これにより、従来インストール後にpdntenvコマンドで行う必要のあった設定を漏れなく行えるようになり、想定しないNTFSキャッシュフラッシュが発生して処理の沈み込みが発生する事を防止できるようになります。

V10.3 -

最新テクノロジー活用

NVMe over Fabricsを用いた複製ディスク機能※Linux版限定

クラスタソフトウェアのHAモニタとNVMe over Fabricsを用いた複製ディスクを使用することで、「インテル® Optane™ DC SSD」のようなNVMeインタフェースの高速なSSDの環境で、高速系切り替え機能を使用できるようにしました。

V10.0 P36~P37

HiRDB/パラレルサーバで、NVMe over Fabricsを用いた複製ディスクの高速系切り替え機能を使用できるようにしました。

V10.1

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HiRDB Version 10の新機能④

27

機能名 概要 リビジョン 詳細

開発/移行容易性の向上

論理セクタ長4Kバイトのハードディスクサポート

HiRDBファイルシステム領域を、論理セクタ長4Kバイトのハードディスクに作成できるようにしました。

V10.0 ー

Visual Studio 2017用HiRDBクライアントライブラリのサポート

Visual Studio 2017を使用して開発したUAP向けのクライアントライブラリをサポートしました。これによって、Visual Studio 2017を使用してUAPを開発できるようになります。

V10.0 ー

クライアントライブラリでの接続エラー時のリトライ時間変更機能

一時的なネットワーク障害やHiRDBサーバが起動中の場合などに発生する接続エラーの回避や、接続エラーを即時に検知できるようになります。

V10.1 ー

HiRDB/Run Time及びHiRDB/Developer's Kitのサイレントインストール機能

HiRDB/Run Time及びHiRDB/Developer‘s Kitで、ダイアログを表示させないでインストール、アンインストールを行うサイレントインストール機能、サイレントアンインストール機能をサポートしました。これによって、ユーザの手間が軽減されるとともに、誤った指定によるインストールミスを防止できます。

V10.2 ー

セキュリティ強化

セキュアシェル(SSH/SCP)サポート

セキュアシェル機能を使用して、HiRDBのリモートシェル実行環境を設定することができるようになりました。これによって、よりセキュアな環境でHiRDBを運用することができるようになります。

V10.3 ー

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クラウドでの進化パブリッククラウド上での高速系切り替え

28

改善内容

効果• パブリッククラウド上の環境でホットスタンバイが適用できます。• オンプレミスのHiRDB環境をクラウドにリフトする場合にも、信頼性を引き継ぐ

ことができます。

クラスタソフトウェア「HAモニタ」のパブリッククラウド対応により、クラウド環境で高速系切り替え機能やスタンバイレス型系切り替え機能が使用できるようになりました。

(V10.2-V10.3)

VPC

Availability Zone

■Amazon EC2上の構成例

HAモニタ

DRBD

現用系

Availability Zone

HAモニタ

DRBD

待機系

ミラーリング

モニタリング

オンプレミスでのHiRDB・HAモニタ連携機能を

クラウドでもご提供します

⚫ HiRDB障害を即時検知

⚫ HiRDBスローダウンを検知可能

⚫ ホットスタンバイ(高速リラン)

DRBD:Distributed Replicated Block Device

ミラーリング用OSS。HAモニタをクラウド環境で使用する場合の前提製品。

コールドスタンバイ ホットスタンバイ

数分 数秒

フェイルオーバー時間*1

*1:障害発生時のトランザクション量に依存します。

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クラウドでの進化コンテナ対応

29

改善内容

クラウドでの開発効率化のため、Red Hat OpenShiftおよびKubernetesで管理するDockerコンテナ上の環境に対応しました。

(V10.3)

https://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/hirdb/files/tech_info/index.html#white-paper

HiRDB技術資料 ホワイトペーパーのURL

Red Hat OpenShiftおよびKubernetesのコンテナ上でHiRDBを動作させる手順を紹介したホワイトペーパーを公開しています。

開発者

開発者

開発環境

開発環境

管理者

■HiRDB開発での利用イメージ

Red Hat OpenShift/Kubernetes

■公開ドキュメントの紹介

レジストリ

AP1

登録コンテナ

AP2

AP1

コンテナ

Dockerイメージ

コンテナ

AP1、AP2:アプリケーション

AP2

コンテナ

AP1

コンテナ

AP2

コンテナ

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# HiRDBパスワードポリシー管理項目 概要

1 文字長制約 パスワードに指定可能な最小バイト数を設定できます。

2 連続認証失敗許容回数制限 アカウントロックにする連続認証失敗回数を設定できます。

3 アカウントロック期間設定 #2でアカウントロックした際のロック期間を設定できます。

4 パスワード有効期限設定 パスワードの有効期限(更新要間隔)を設定できます。

5 パスワード再利用禁止設定 直近N回で使用したパスワードを再利用不可にできます。

6 複数文字種使用必須設定英大文字/英小文字/数字の全文字種を使用しているパスワードのみを使用可能にできます。

内部からの情報漏えい防止強化パスワードポリシーの管理強化①

30

改善内容

効果パスワードの長期利用を抑止し、より複雑なパスワードの使用を強制できます。これにより、漏えいリスクを減らせるため、不正アクセスを防止できます。

・パスワードの有効期限を設定できます。・直近N回で使用したパスワードを再利用不可にできます。・パスワードに使用必須の文字種を英大文字/英小文字/数字の全種類にできます。

V10強化

V10強化

V10強化

V10強化 項目は次ページで説明

(V10.1)

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内部からの情報漏えい防止強化パスワードポリシーの管理強化②

31

パスワード有効期限設定

パスワード再利用禁止設定

複数文字種使用必須設定

パスワードの有効期限(更新要間隔)を設定できます。

直近N回で使用したパスワードを再利用不可にできます。

英大文字/英小文字/数字の全文字種を使用しているパスワードのみを使用可能にできます。

例:直近2回分再利用不可設定の場合

例:2018/10/31開始で更新要間隔が90日設定の場合

例:英大文字/英小文字/数字の全文字種使用必須設定の場合

担当者

担当者

担当者

2回前使用分:soft12341回前使用分:hitachi5678

パスワード設定:hirdb9999

パスワード設定:soft1234 設定不可

パスワード設定:HiRDB9999

パスワード設定:hirdb9999 設定不可

接続不可

2019/1/31 :パスワード更新

2019/4/29 :パスワード更新忘れ

設定可

設定可

接続可

接続可

2018/10/31 :使用開始

時系列

90日

90日

(V10.1)

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内部からの情報漏えい防止強化DBアクセス者の特定強化

32

改善内容

効果 権限のあるユーザID(認可識別子)の共有を回避し、DBアクセス者の特定を強化します。

次の内容をサポートしました。⚫ 他ユーザのスキーマに表やインデクスの追加などの操作ができるようになりました。(スキーマ操作権限の追加)⚫ 監査人を複数登録できるようになりました。(監査人の複数登録)⚫ HiRDB管理者のみ実行できる運用コマンド・ユティリティをあらかじめ許可を与えたOSログインユーザでも実行でき、

実行履歴が記録されるようになりました。(コマンド実行権限変更機能)

開発者1(USER0)

監査証跡

USER0 CREATE TABLE

USER0 CREATE INDEX

KANSA0 監査ファイル削除

監査人1(KANSA0)

HiRDB管理者1(OSユーザ hir0)

■従来

開発者2(USER0)

監査人2(KANSA0)

HiRDB管理者2(OSユーザ hir0)

表USER0.TBL1

インデクスUSER0.IDX1

CREATE TABLE CREATE INDEX

ID共用

監査ファイル削除

バックアップバックアップ

ID共用

OSのID共用

操作した担当者まで

は特定できない

開発者1(USER1)

監査証跡

USER1 CREATE TABLE

USER2 CREATE INDEX

KANSA2 監査ファイル削除

監査人1(KANSA1)

HiRDB管理者1(OSユーザ hir1)

開発者2(USER2)

監査人2(KANSA2)

HiRDB管理者2(OSユーザ hir2)

表USER0.TBL1

インデクスUSER0.IDX1

CREATE TABLE CREATE INDEX

監査ファイル削除

バックアップバックアップ

DBアクセス者が

特定できる

■V10新機能 他ユーザのスキーマを

操作

監査人の複数登録

HiRDB管理者のみ実行できる操作を許可

hir1 バックアップhir2 バックアップ

実行履歴の記録

(V10.2)

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DBサーバ

内部からの情報漏えい防止強化不正アクセスの抑止強化

33

(V10.2)

改善内容

効果 なりすましなど不正アクセスの抑止を強化しました。

接続制限機能では、データにアクセスできる端末・サーバを制限できます。従来の接続制限機能では、IPアドレスにより制限していましたが、IPアドレスと認可識別子を組み合わせて制限できるようにしました。

監査人

運用者

監査人をDBサーバからの接続だけに限定する例

APサーバ

運用管理サーバ

業務AP利用者

HiRDB SQL Executer

なりすまし

システム外端末

なりすましV10強化

× ×HiRDB SQL

Executer

監査人のユーザIDで接続

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受注表のRDエリア構成

:受注日と支店番号でのマトリクス分割

運用省力化:DB格納領域サイクリック運用でのオンライン中RDエリア再初期化

34

改善内容

効果データ格納領域を期間別に分割して使用するDB格納領域サイクリック運用において、旧データを削除するRDエリア再初期化がオンライン業務と並行して実行できるようになります。これにより、運用管理者のメンテナンス計画などの負担を軽減します。

DB格納領域サイクリック運用を適用する構成では、RDエリア再初期化時の表に対する排他モードを占有から共有に変更します。RDエリア再初期化実行中も、再初期化対象外のRDエリアに格納されているデータには、排他待ちすることなくアクセスできます。

第2次元分割列(支店番号)

第1次元分割列(受注日)

<支店1> <支店4000><その他>・・・

・・・

受注日 支店番号 ・・・

2018年12月3日

受注表

・・・・・

:RDエリア(自動増分サイズ)

:RDエリア(初期サイズ、データ格納あり)

:RDエリア(初期サイズ、データ格納なし)

<凡例>

・・・・・2018年2月1日~

・・・・・

・・・・・

◆DB格納領域サイクリック運用の例

2018年1月1日~

2018年12月1日~

オンライン業務では

カレント月のデータにアクセス

カレント月のデータ格納領域

データ削除&増分領域

リセット

2019年1月1日~

ディスク容量の有効活用には、

RDエリア再初期化を使います。

自動増分領域をリセットし、

初期サイズに戻せます。

オンライン業務

担当者

運用管理者

RDエリア再初期化が、カレント月のデータにアクセスするオンライン業務と並行して実行できる

V10強化

(V10.1)

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運用省力化:オンライン中列追加列追加時のデフォルト値挿入機能サポート

35

改善内容

効果 業務を停止せずに列が追加できる条件が拡充されました。

ALTER TABLE文で表に列を追加するとき、データ格納済みの表に対しても追加列に規定値を指定できるようになりました。

(V10.3)

■従来 ■V10新機能

ID ・・

0100302009・・

TABLE1

ID ・・

TABLE1

ID ・・ FLAG

01003 N02009 N・・

TABLE1

ID ・・ FLAG

TABLE1

①格納済みのデータをアンロード

②格納済みのデータを削除

③ALTER TABLE文で列追加時にDEFAULT値設定

④アンロードしたデータをリロード

アンロード

ファイル

データのアンロード・リロードの手順を伴うため、業務停止中に作業する必要あり

※この例ではFLAG列を追加、DEFAULT値に'N'を指定

業務

アンロード

ファイル

ID ・・

0100302009・・

TABLE1

ID ・・ FLAG

01003 N02009 N・・

TABLE1①ALTER TABLE文で列追加

時にDEFAULT値設定※1※2

この例ではFLAG列を追加、DEFAULT値に'N'を指定

ALTER TABLE文の手順だけで済むため、業務と並行して実行できる

ID ・・ FLAG

01003 N02009 N・・

TABLE1

※1 ALTER TABLE文実行中は表に占有排他をかけます。

※2 列追加前に格納済みの行は、ALTER TABLE文実行時には更新されません。追加列のデータ更新時もしくは再編成実行時に、データが格納されます。

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最新テクノロジー活用DBシンプル化&高速化ソリューション

36

インテル社NVMe SSD「インテル® Optane™ DC SSD」をHiRDB Version 10で活用

◆インテル® Optane™ DC SSDとは、最新メモリ技術(3D Xpoint™)を採用し、従来SSD比で速度約10倍、書込み耐性約10倍

となる次世代SSD。

◆インテル® Optane™ DC SSDをHA8000Vに内蔵した環境をご提供。次世代SSDの効果により、メモリ増設することなく、

HiRDBを高速化できます。

◆HiRDB Vesion10でサポートした複製ディスク機能により、サーバ内蔵の次世代SSDにDBを構築する構成でも、HA構成が

実現できるようになりました。

LogA

dataA

HA8000V/DL380 Gen10(現用系)

100GbE×2

LogA'

dataA’

HA8000V/DL380 Gen10(待機系)

複製ディスク機能により待機系のサーバ内蔵SSDにも

同期を取り超高速に複製書込み

インテル® Optane™ DC SSDをHA8000Vに内蔵し、HiRDBで最大限活用

HA構成例

※シングル環境、参照トランザクション性能評価

実機評価例

DBバッファヒット率1%でもヒット率100%時の8割以上の性能

(V10.0)

次のメリットがあります!

①ハードウェア構成のシンプル化、ハードウェア導入コストの削減②DBバッファやSQLなどのDBチューニングコストの削減③アプリケーション改修、運用変更無しでDBシステムの高速化を実現

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最新テクノロジー活用NVMe over Fabricsを用いた複製ディスク機能

改善内容

効果インテル® Optane™ DC SSDを用いた環境で、性能を維持しつつ系切り替え構成を実現できます。

インテル® Optane™ DC SSDを使用することで、ハードディスク使用時よりI/O時間を大幅に改善できます。また、ネットワークを経由した待機系のインテル®

Optane™ DC SSDに対しても「NVMe over Fabrics※を用いた複製ディスク機能」サポートにより、 リアルタイムにデータを書き込むことで、 インテル® Optane™ DC SSDの高速なI/O性能を使用可能な系切り替え構成を可能としました。

インテル® Optane™ DC

SSD

実行系

インテル® Optane™ DC

SSD

待機系

※NVMe over Fabrics:ネットワークを経由してOptane SSD等のNVMeのデバイスに対して、高速にアクセスする為の技術。HA8000Vでは、NVMe over Fabricsに対応した100GbE NICを提供しています。

インテル® Optane™ DC SSDにより、

I/O、系切り替えも高速に行える

NVMe over Fabrics(100GbE)

(V10.0)

37

HiRDB/パラレルサーバでも、本機能が使用できるようになりました。(V10.1)

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他社商品名、商標等の引用に関する表示など

38

■商標類• Accessは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。• Amazon Web Services,AWSは,米国その他の諸国における,Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。• Dockerは,Docker Inc. の米国およびその他の国における登録商標もしくは商標です。• Excelは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。• IBM,AIXおよびCognosは,世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。• Itaniumは,アメリカ合衆国および / またはその他の国における Intel Corporation の商標です。• JBoss is a registered trademark of Red Hat, Inc. in the United States and other countries. • Kubernetesは,The Linux Foundationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。• Microsoft, Azure, Windowsは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。• OpenShift is a registered trademark of Red Hat, Inc. in the United States and other countries.• OracleとJavaは,Oracle Corporation 及びその子会社,関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。• Pentahoは,Hitachi Vantara Corporationの日本及びその他の国における商標または登録商標です。• Red Hat, and Red Hat Enterprise Linux are registered trademarks of Red Hat, Inc. in the United States and other

countries. Linux® is the registered trademark of Linus Torvalds in the U.S. and other countries.• SAP,および本文書に記載されたその他の SAP 製品,サービス,ならびにそれぞれのロゴは,ドイツおよびその他の国々における SAP SE の

商標または登録商標です。• Visual Basicは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。• UNIXは,The Open Groupの米国ならびに他の国における登録商標です。• インテル,Optaneは,アメリカ合衆国および / またはその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標です。• その他記載の会社名,製品名は,それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

■対象となる製品記載の仕様は、HiRDB Version 10です。製品の改良により予告なく記載されている仕様が変更になることがあります。

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株式会社 日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニットサービスプラットフォーム事業本部 DB部

2020/04

END

39

ノンストップデータベース

HiRDB Version 10 のご紹介

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