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2013年3月15日 業務システムエンジニアのためのHTML5勉強会#01
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©Copyright 2013 mashmatrix, Inc. All rights reserved.
〜 業務システムエンジニアのためのHTML5勉強会#01 〜
モバイルHTML5サイトでの写真アップロードの最適化と業務アプリへの適用
株式会社マッシュマトリックス冨田 慎一
[email protected] : @stomita
自己紹介
• Shinichi Tomita (@stomita)
• Founder & CEO at Mashmatrix, Inc.
• Ex-salesforce.com
• Ex-OracleJapan
• Digital Identity Lover
• JavaScript Developer
• Others: Node.js, OAuth, Force.com, heroku, Ext JS
マッシュマトリックスについて
企業情報システムのマッシュアップダッシュボード「Mashmatrix Dashboard」
スマフォ・タブレットから使える写真アレンジWebサービス「Pittile(ピッタイル)」
本日の内容
★ モバイルカメラを利用するHTML5ベースの業務アプリについて
★ システムの実装イメージとその特徴、注意点など
★ 今後のモバイルHTML5での業務アプリ開発についての私見
モバイルカメラを使った業務システム
★ 建築現場の施工記録(現場写真を顧客と共有)
★ 修理・保守業務(写真の保全による問題点の共有)
★ 不動産物件管理(部屋・設備などの写真)
‣ 賃貸物件の管理事業者
‣ 自社で扱う物件は自社内のデータベースに保存
‣ 営業担当者が物件情報に添付する形でアップロードする
★ 利点
- アプリの配布・アップデートが簡単
- 既存のWebアプリ資産を流用可能
- Webアプリ開発の技術を利用可能
★ 問題点- 快適なUIの実現にはチューニングが必要な場合も
- 限定的なデバイス機能へのアクセス
ネイティブアプリ開発との比較
★ 利点
- アプリの配布・アップデートが簡単
- 既存のWebアプリ資産を流用可能
- Webアプリ開発の技術を利用可能
★ 問題点- 快適なUIの実現にはチューニングが必要な場合も
- 限定的なデバイス機能へのアクセス
➡ iOS6 から input[type=file] & File APIをサポート
ネイティブアプリ開発との比較
★ 利点
- アプリの配布・アップデートが簡単
- 既存のWebアプリ資産を流用可能
- Webアプリ開発の技術を利用可能
★ 問題点- 快適なUIの実現にはチューニングが必要な場合も
- 限定的なデバイス機能へのアクセス
➡ iOS6 から input[type=file] & File APIをサポート
➡ HTML5でもカメラ画像を取り扱うアプリが作成できる!
ネイティブアプリ開発との比較
物件管理システムのイメージ
PC Webブラウザ iPhone Safari
物件情報DB
物件情報の検索・閲覧添付画像の閲覧賃貸契約情報の閲覧 写真データの
アップロード
物件情報S3送信用の署名情報
物件情報の入力・更新賃貸契約情報の入力
アップロードした写真のURL
本システムの特徴★ フォームでの画像メタデータ登録
‣ ガラケー時代:メールで添付。メタデータの紐付けに苦労
★ クライアント側での画像リサイズ、画像の成形
‣ スマホの最新機種が備えるカメラは高解像度であるため、デフォルトのファイルの大きさでは帯域負荷が高い。ほぼ必須要件
‣ Canvasを利用しサイズを縮小、Data URIからBlobを作成しフォーム送信
‣ 画像の向きの修正は exif.js (github.com/jseidelin/exif-js) を利用可能
★ Amazon S3への写真ファイルの直接アップロード
‣ S3 はCORSをサポート済。Browser Post Formの利用
‣ 中間サーバ要らず(帯域にやさしい)
注意点★ iOS Safariの制限として、2Mピクセルを超えるJPEG画像はサブサンプルの対象となり、情報が間引かれる
★ Canvasに対してdrawImageなどしてリサイズする場合、サブサンプルされる場合とされない画像で描画の結果が異なってしまう
★ 現象についてブログにまとめました‣ 「iOS6でメガピクセル画像をCanvasに描画するとおかしくなってしまう件と、その対処」http://d.hatena.ne.jp/shinichitomita/20120927/1348726674
★ 問題について対処したライブラリ‣ http://github.com/stomita/ios-imagefile-megapixel
まとめおよび今後の見通し
★ デバイス機能へのアクセスのサポートにより、実現できるユースケースが拡大している
‣ 再びHTML5で業務アプリの実現可能性を検討するべき時期
‣ クラウド(特にBaaS)と絡めるとさらに美味しい
‣ オフライン対応によりさらにユースケースは拡大するか?
★ 今後、業務アプリ開発はモバイルHTML5の主戦場になる
‣ システムはほとんどの場合作って終わりではない。アプリ修正&配布の容易なHTML5にメリット多し
‣ ブラウザベースのアプローチでも(コンシューマ向けアプリに比べ)比較的受け入れられやすい。
‣ 画面構築を簡単にするフレームワーク(Senchaなど)の発展が後押し
最後に
マッシュマトリックスではHTML5ベースのアプリケーションのアーキテクチャと実装について一緒に考えてくれる仲間を探しています
興味ある方は 直接 冨田まで!
Thanks.