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参考消息第 42号（2019 年 1 月 5日）

HUAWEI（華為）事件と米中貿易経済戦争

――ハイテク主導権争いとアメリカの焦り

2019 年、明けましておめでとうございます。

怠けてしばらくこの参考消息を送っていないうちに、前回に伝えた中国側の

対米「以戦止戦」の方針はいつの間にか、「新聞」（中国語では新しいニュース

の意味）から「旧聞」になってしまった。対米関係における中国の対応がいか

に神経を使い、動いているかを示しているのかもしれない。

この間、18 年 10 月 3 日に、ペンス米副大統領の中国全面批判の演説があり、

11 月 1 日、米中両首脳同士が半年ぶりの電話会談を行い、そして 12月 1 日、ト

ランプ・習近平会談が G20 の開かれたブエノスアイレスで行われ、90 日間とい

う貿易経済交渉の妥結タイムリミットが設けられ、当面の正面衝突がひとまず

回避された。

それに関してホッとしていいのか、それとも 90日後をもっと悲観視するのか、

見方が定まらないうちに、HUAWEI（華為）の副会長兼最高財務責任者（CFO）で

任正非会長の愛娘孟晩舟氏がカナダで拘束された、とのニュースが飛び込んで

きた。とても偶然とは思えない、首脳会談が開かれた同じ日の拘束だった。

この号はまず孟晩舟氏の拘束と HUAWEI問題から取り上げ、背後にある米中間

の摩擦の本質と行方に関する注目記事を紹介したい。

一 孟晩舟拘束をめぐる攻防

孟晩舟氏が拘束されたことは、米国はいよいよ禁じ手まで使ったなと直感し、

首脳間で達した脆弱な合意（90日間猶予）も台無しになるのではと懸念した。

案の定、中国筆頭外務次官が米国とカナダの北京駐在大使を呼び出して強く

抗議し、盧沙野・中国駐カナダ大使は 12月 13日、地元紙グローブ・アンド・

メールに「事件は単純な司法案件ではなく、政治的な陰謀だ。中国のハイテク

企業に対する国家権力を利用した米国の魔女狩りだ」と強く批判する寄稿を掲

載した。

① 環球網 181214中国駐加拿大大使：孟晚舟事件是美国有預謀的政治追殺

http://world.huanqiu.com/exclusive/2018-12/13801194.html

カナダの裁判所は 11日、孟氏の保釈を認めたものの、米国への身柄引き渡し

の可能性が依然残る中、元外交官らカナダ人二人がスパイ容疑で中国で拘束さ

れた。

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孟氏はバンクーバーの国際空港で乗り換えた際、米側の要請でカナダ警察に

捕まったが、国際線トランジットの区域は国際法上、カナダの領土ではないは

ず。米国と犯罪者身柄引き渡し協定を持つとはいえ、どうして第 3国の公民を

拘束できるのか。どうも米側から最初は「孟氏がカナダ永住権を持つから」と

の「がせ情報」をカナダ側に流したらしい。カナダがこれで火中の栗を拾った

ことになったが、保釈をめぐる裁判で、孟氏の永住権資格は 2009年に放棄して

おり、カナダが孟氏を拘束する国際法上の根拠が何もないことが明らかになっ

た。その後、中国からの猛烈な圧力を受けて、最初は完全に米側に立ったカナ

ダのトルドー首相も困り果てたらしく、「米中間の激しい覇権争いに巻き込まれ

た」との心境を吐露した。

米側は、HUAWEIの秘密の子会社 SkyComにアメリカの制裁措置に違反するイラ

ンとの取引を実行させた疑いで孟氏逮捕を要請した理由を挙げたが、これにつ

いて米国内でも疑問視されている。

② Project Syndicate181211 The War on Huawei

https://www.project-syndicate.org/commentary/trump-war-on-huawei-meng-wanzhou-a

rrest-by-jeffrey-d-sachs-2018-12?from=groupmessage&isappinstalled=0

中文：美国学者評孟晚舟案：因制裁抓人請先從美国企業開始_観察者網 181213

https://tech.sina.cn/t/2018-12-13/detail-ihqackac0398051.d.html?cre=tianyi&mod=wpag

e&loc=9&r=32&doct=0&rfunc=66&tj=none&tr=32&cref=cj

コロンビア大学教授ジェフリー・サクス（Jeffrey D. Sachs）は、米国の多

くの銀行と証券会社がキューバやイランへの輸出規制に違反したケースで多額

な罰金を科することがあっても、その責任者は一度も逮捕されなかったし、2008

年のリーマン・ショック前後に普遍的に存在したこの種の行為で罪を追及され

るべきではないと主張し、今回の逮捕劇は米国自身の「大義名分を掲げた偽善

とエゴの現れ」と批判し、「安全を理由にファーウェイを締め出そうとしている

が実際に一つも証拠が得られていない」「これはトランプ政権が中国のハイテク

技術の発展を阻止するための、中国に対するマイナスの影響が大きい経済戦争

の一部だ」と指摘した。

別のアメリカ人学者も同様な疑問を提起した。

③ 耶魯学者：美国抓孟晚舟根本是偽善萬維讀者網 181213

http://search.westca.com/News/view/id=3226167/%E8%80%B6%E9%B2%81%E5%AD%A6%E8%80%

85%EF%BC%9A%E7%BE%8E%E5%9B%BD%E6%8A%93%E5%AD%9F%E6%99%9A%E8%88%9F%E6%A0%B9%E6%9C

%AC%E6%98%AF%E4%BC%AA%E5%96%84/lang=schinese.html

米国経済サイト CNBCによると、イェール大学の経済学者ステファン・ローチ

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（Stephen Roach）も、なぜ米企業が同じ米国国内法に違反しても罰金を払うが

エグゼクティブが逮捕されないのに、HUAWEI にこの手を使うのかと詰問し、こ

れは「中国に譲歩を迫るのにあらゆる手段を使うことを意味する政治決定」と

呼んだ。

羅奇指出："一些金融機構，包括摩根大通、美国銀行、富国銀行和（其他）国

際銀行，前幾年都因為違反制裁被判有罪，並繳交巨額罰款，他們的高階主管沒人入

獄-----為什麽單單懲罰華為違反制裁？"

伊朗同意核協議，因此在 2015 年被從聯合国制裁名單中移除。華府卻在今年稍

早退出該協議，重新對伊朗實施制裁，是全球唯一這樣做的国家，和国際社會背道而

馳。

羅奇説，孟晚舟被捕是"政治決定，迫使中国上談判桌，讓中国知道，美国會強

硬動用一切手段"施壓北京。他説，中美雙邊關系正逐漸為"彼此不信任"。

Forbes 誌サイトにも、「恥知らずに HUAWEIを迫害したのは HUAWEIが成功しす

ぎたため」と題する解説が掲載された。

④ Forbes181211 The Feds Shamefully Persecute China's Huawei For Being

Too Successful

https://www.forbes.com/sites/johntamny/2018/12/10/the-feds-shamefully-persecute-chin

as-huawei-for-being-too-successful/#3deb0bbc5ad9

中文：《福布斯》美国無恥迫害華為，只因華為太成功

http://m.haiwainet.cn/middle/3541093/2018/1212/content_31457328_1.html?from=grou

pmessage&isappinstalled=0

同解説は冒頭、米国経済学者カラベル（Zachary Karabell）の分析を引用す

る形で、孟晩舟氏の逮捕は中国にとって、中国人がアップル創設者ジョブスの

娘を逮捕するようなショッキングなことだと比喩した。

As is well-known now, American authorities asked Canadian officials to arrest

Huawei CFO Meng Wanzhou last week. The Canadians complied, and that on its

own should have readers a bit terrified. Financial commentator Zachary Karabell

observed that the arrest was “somewhat like the Chinese arresting the daughter

of Steve Jobs if she had helped run Apple.”

衆所周知，美国當局上周要求加拿大方面逮捕華為首席財務官孟晚舟。 加拿大聽

從了美国的要求，這件事本身就令人害怕。美国經濟学家紮卡裏·卡拉貝爾（Zachary

Karabell）表示，這次逮捕“有點像中国人逮捕史蒂夫·喬布斯的女兒，如果她在幫

助管理蘋果公司的話。”

HUAWEI の強さを紹介した上で、同解説は、米当局が挙げる「安全上の理由」に

よる HUAWEI 締め出しに疑問を呈した：HUAWEIがアメリカ市場で儲けようと考え

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ているのにどうして中国政府は米国のお客さんを敵に回す必要があるか。

The main thing is that national security types are wrapping themselves in a

false argument that the Chinese will spy on us through our phones. Ok, but what

will they do? As President Trump’s endless Tweets about China remind us, we’re

a huge market for Chinese companies. So, we’re supposed to believe the Chinese

government will spy on us in order to war against the biggest market for

companies close to that same Chinese government?

現在的主要問題是，有人以国家安全為借口，謊稱中国會通過手機監視美国人。

好吧，那他們會怎麽做呢？特朗普總統有關中国的推文不斷地提醒大眾，美国對中国

企業來説是一個巨大市場。既然美国是中国企業最大的市場，那中国政府有必要監視

美国顧客，與這個最大的市場為敵？

これは貿易保護主義の行為だと断言した上で、「そのために勝手に人を捕まえ

られるなら、次に殺人もありうるのでは」と同解説が警告した。

The whole Huawei story is a ridiculous one. And a protectionist one. And one

rooted in flamboyant confusion about economics within the U.S. political class.

But the worst thing about this story is how dangerous it is. When

protectionism leads to arrests, it’s not unreasonable to assume that shooting

could be next.

此次針對華為的事件非常荒謬，純粹是貿易保護主義行徑，更深層的原因是美国

政客明目張膽地混淆經濟学概念。最糟糕的是，這個事件會帶了更危險的後果。如果

能因為貿易保護主義就隨便逮捕人，大家就有理由猜想下一步可能就是殺人。

締めくくりの言葉：孟氏の逮捕は間違いなく、「insane」正気を逸した行動だ。

The above in mind, we’ve heard since Trump entered the White House that

he’s surrounded himself with people who understand diplomacy and the

importance of trade to world peace. It’s time for those people to stand up in the

Administration, and to show a willingness to depart same unless sanity

prevails. Because make no mistake about it, the arrest of Meng Wanzhou was

truly insane.

自從特朗普入主白宮以來，就一直有消息説他身邊都是精通外交的人，貿易對世

界和平的重要性也一直被反復強調。現在，政府内的這波人是時候該站出來，表明不

一樣的態度，除非他們也都失去理智了。毫無疑問，逮捕孟晚舟這件事實極其瘋狂和

愚蠢。

偶然の一致か、イギリス FT 紙も同じ見解の解説を掲載し、米国がこんなに

HUAWEI のイメージダウンを図り、締め出し作戦に躍起なのは HUAWEIに後れを取

ったとの危機感が生じたためだと指摘した。

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⑤ FT 中文サイト 181213 Huawei spat comes as China builds lead in 5G

圍繞華為的争執縁於中国領跑 5G

http://www.ftchinese.com/story/001080670/ce?ccode=LanguageSwitch&archive

同記事の冒頭部分を引用する：

A leaked memo, apparently written by a senior National Security Council

official, revealed as far back as the start of this year exactly how worried the US

is about Huawei.

一份被泄露的備忘録——顯然是由美国国家安全委員會(National Security

Council)一名高級官員撰寫——顯示出，早在今年初美国就對華為(Huawei)多麽忌憚。

The rise of the Chinese company to become the world’s biggest supplier of

telecoms equipment has given China a huge boost over the US in the race to

introduce and develop 5G, the next generation of mobile communications, the

memo complained.

這份備忘録抱怨稱，華為崛起並成為全球最大電信設備供應商，在與美国圍繞推

出和開發 5G 的競賽中，給了中国巨大的優勢。5G是下一代移動通信技術。

“We are losing,” it said. “Whoever leads in technology and market share for

5G deployment will have a tremendous advantage towards […] commanding

the heights of the information domain.”

“我們正在輸掉這場競賽，”該備忘録説，“誰在 5G部署的技術和市場份額方面領先，

誰就會在……控制信息領域至高點方面占據巨大優勢。”

そのさなか、トランプ大統領は「中国が貿易交渉で大幅に譲歩するならこの

件に介入しても良い」と発言した。NY タイムズ紙にこれに関する論評を掲載し、

「司法独立」の仮面を剥がした。

⑥ NYtimes181214 Trump’s Intervention in Huawei Case Would Be

Legal, but Bad Precedent, Experts Say

特朗普稱可能幹預孟晚舟案，這意味著什麽？

https://cn.nytimes.com/usa/20181214/trump-meng-wanzhou-huawei-extradition/dual/

“It sets a very bad precedent,” said Nicholas Burns, a former under secretary

of state and ambassador to NATO who served in Republican and Democratic

administrations and now teaches diplomacy and international relations at

Harvard. “By mixing justice with trade and the rule of law with trade, it

devalues both.”

“這會設下一個非常糟糕的先例，”尼古拉斯·伯恩斯(Nicholas Burns)説，他

曾在共和黨和民主黨的政府中擔任過副国務卿和駐北約大使等職，現在哈佛大学講授

外交與国際關系。“把司法與貿易、法治與貿易混在一起，降低了両者的價值。”

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二 HUAWEI 問題の本質と裏話

では５Gをめぐる競争でどの国が強いのか。中国の専門家は次のように分析し

た。

① 觀察者網 181224 全面分析：當今世界誰的 5G 實力最強

https://mp.weixin.qq.com/s/FdcKfa9HosuW9bAQAmzS7A

同記事は五つの分野で国際比較を行った。それによると、

A 国際的に統一的に採用されている５G の標準について。中国は 21項目、米

国は 9項目、EU は 14 項目、日本は 4項目、韓国は 2項目をそれぞれ持っており、

中国が大幅にリードしている。

5G 標準一個完整的體系之下，就需要進行多個子標準的立項，哪個国家和企業

立項多，自然在整個 5G 標準中就擁有主導權。立項是誰能提出來，肯定是大国，大

企業才有資格提出來，或者説是有技術積累、有對 5G 前瞻要求的企業才有資格提出

來。

全世界 5G 標準立項並且通過的企業是中国移動 10 項，華為 8 項，愛立信 6 項，

高通 5項，日本 NTT DOCOMO4項，諾基亞 4 項，英特爾 4項，参星 2項，中興 2 項，

法国電信 1 項，德国電信 1 項，中国聯通 1 項、西班牙電信 1 項、Esa1 項。按国家

統計，中国 21項，美国 9 項，歐洲 14 項，日本 4 項，韓国 2項。

B ５G 設備に使われる中核部品チップについて。米国が優位を持っており、

EU は衰退しているが、中国は力を尽くして追い上げを図っている、との構図。

5G 芯片領域，總體而言，還是美国占據了較大的優勢，不出大意外，會居於主

導地位，芯片領域總體態勢是歐洲有一定的衰落，中国正在加大加量尋求突破，未來

的 5-10 年，整個態勢會不會有較大的變化未可知，但是，中国正在一點點加強，這

是一個不可改變的大趨勢。

C ５G の実用化に欠かせない通信システムの技術と設備（管理システム、運

用センター、発信施設など）について。中国が圧倒的に強い。

5G 網絡，這個網絡是核心網絡、管理系統、基站、天線、鐵塔等一系列産品組

成的。我們稱之為通信系統。全世界的 5G 網絡都必須要有這樣的通信系統來提供服

務。誰有能力研發提供這樣的通信系統，這就是 5G 最有實力的證明。（中略）

華為、中興的技術實力在 5G 時代，是世界一流，這個全世界各大運營商基本不

需要懷疑，現在中興、華為面對一些來自世界強国的壓力，在很大程度上，也説明這

個問題，懼怕華為、中興發展起來，在技術上越來越居於無法超越境地。

D 価格競争力：中国も断然強い。

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除了技術之外，華為、中興的産品在價格上也非常有競争力，通信網絡要做得好，

一件很重要的事，就是需要拼人力，需要有人盯，需要形成解決問題的系統的方案，

在管理上，中国企業的高效率是非常有代表性的，同樣一個工作人員，同樣的工資，

愛立信員工一周只工作 35小時，華為員工可能工作超過 50小時，同樣的産品和服務，

報價很有競争力，這也是大量企業願意和中国企業合作的重要原因。

E アフターサービス能力：これも中国が突出して強い。

最後非常重要的服務支撐能力。中国企業人力成本較低，效率高，工作時間長，

同樣的問題，及時解決問題，處理問題，保證網絡暢通的能力遠遠超過其它對手。

ちなみに、中国では 2019 年より、５G の国内実用化が本格的にスタートする

ことになっており、それに関する知識普及は早くから主要メディアで行われて

いる。詳しくは紹介しないが、以下の二つの解説を読めば、「５G」の原理、可

能性についてはある程度理解できるようになる。

② 財經頭條 170215 什麽是 5G，看完這篇文章就足夠了！

https://t.cj.sina.com.cn/articles/view/5721542983/15507d1470010015y2

③ 知乎 180816 第一次有人把 5G 講的這麽簡單明了

https://zhuanlan.zhihu.com/p/41182443

そして特に５G の導入によって、社会がどう変わるか、産業システムにとって

どのような「革命的」変化をもたらすか、これについて関心ある方は、人民日

報と経済日報という中国の二大紙媒体に掲載された解説をぜひお読みください。

④ 人民網 181122 5G 大幕已啓 將如何改變社會？

http://world.people.com.cn/n1/2018/1122/c1002-30416344.html

⑤ 經濟網 181229余曉暉：5G 是對工業體系有顛覆性變革的技術

http://www.ceweekly.cn/2018/1229/245455.shtml

8 億以上の中国人が見ている WeChat（微信）に流れた 2019年からの中国全土

における５Gの導入地域の順番、４G との「雲泥の差」およびその波及効果など

に関して解説した記事が出た。そのうち、2019 年から次々と導入される中国の

５G の地域図は以下の通りだそうだ。

首批 18個 5G 試點城市正式出爐！

中国移動 5 個：杭州、上海、廣州、蘇州、武漢（同時，在北京、重慶等 12 城

市進行 5G業務應用示範）

中国電信 6個：雄安、深圳、上海、蘇州、成都、蘭州（根據相關部委還將增設

6個城市）

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中国聯通 16 個：北京、雄安、沈陽、天津、青島、南京、上海、杭州、福州、

深圳、鄭州、成都、重慶、武漢、貴陽、廣州。

接下來還有：重慶、江西、海南、山西、山東、浙江、河北等十幾個省份！

5G 正式來臨！

ところで、米側は各国に対して、「HUAWEIは安全上問題がある」としてその採

用を阻止しようとしているが、ヨーロッパで発行部数が最も多いドイツの時事

週刊誌『デア・シュピーゲル 』(Der Spiegel) は、ドイツは自分のルールです

べてのメーカーの通信設備を管理・監視しているのでそのような心配をしてい

ないとした上で、米側に次のような揶揄を送った。（在米中文サイト「多維網」

より転載）

⑥ 多維新聞網 181217 孟晚舟被扣 德国在華為路由器中發現間諜後門

http://news.dwnews.com/global/news/2018-12-17/60105810.html

到目前為止，華為的路由器中只發現過一個後門，代號為 Headwater，大約在 10

年前投入使用。但這個入侵後門是美国特勤局（USSS）開發和使用的，它能夠監控華

為路由器的完整數據流量。根據斯諾登（Edward Snowden）曾經披露的文件，Headwater

只是美国針對華為的大規模黑客攻撃的一部分，這些黑客攻撃一直滲透到過華為的最

高層。

今日まで、HUAWEIのルーターに一つだけ、（秘密漏えいの）バックドアが見つ

かっている。スノーデンの暴露でようやく突き止められたが、暗号コードは

Headwater で、10 年前から使用され、米当局 USSS が開発し、密かに HUAWEI の

設備に植え付けたもので、HUAWEI のデータすべてを監視するためだった。

少し古い記事だが、自分の資料ファイルから以下のスクープ記事も見つけた

ので、紹介しておく。

⑦ 観察者網 140323美国安局入侵華為總部服務器長達數年 經總統批準可發起

網絡攻撃

https://m.guancha.cn/Science/2014_03_23_216176.shtml?from=groupmessage&isappinstalled=0

このサイトが詳しく紹介した NY タイムズの同日（2014 年 3 月 23 日）紙面の

記事は、スノーデンの暴露によれば、CIA はその年まですでに 7年間にわたって

HUAWEI 本部のプロバイダーに侵入してバックドアを作って監視し、任正非会長

以下の役員同士の通信記録も窃取した。暗号コードは「Shotgiant」だった。

據美国《紐約時報》23 日報道，美国官員一直將中国的電信巨頭華為視為安全

威脅，（中略）最近公布的機密文件顯示，美国国家安全局（NSA）在華為的網絡上開

了自己的“後門”，並對華為實施了長達 7 年的監控。

根據美中央情報局（CIA）前員工愛德華·斯諾登最新爆出的機密文件，NSA 入

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侵了華為深圳總部的服務器，獲取了華為路由器和交換機相關工作的信息，並監控著

華為高管的通信。華為曾表示，其路由器和交換機産品連接了全球 1/3 的人口。

這份 2010年的文件顯示，這次行動的代號為“狙撃巨人（Shotgiant）”，目的是

調查華為和解放軍之間的關系。但是 NSA 顯然走得更遠——利用華為技術中的漏洞，

因此當華為在全球許多国家，包括美国的盟国和不購買美国産品的其他国家銷售産品

時，NSA可以通過入侵華為的設備來進行監控。此外，在獲得總統許可的情況下，NSA

還可以發起攻撃性的活動。

文件顯示，早在 2007 年，NSA 就開始了一項針對華為的監控計劃。到了 2010年，

NSA 的“獲取特定情報行動辦公室”（TAO）找到了入侵華為總部網絡的方法。NSA 借

此收集了任正非的大量通信記録。

もし今日まで、HUAWEI がスパイ活動をしているとか、人民解放軍と組んでい

るとかの問題点を見つけていれば、米当局はとっくにそれを暴露して HUAWEIを

窮地に追い込んでいたのであろう。中国のもう一社の通信大手 ZTE に自分の中

核的技術とチップを持たない弱みをもっていると米政府が把握しているので、

昨年前半、理由をつけて ZTEにチップを供給しないとの制裁措置をとり、ZTE側

は折れざるを得ず、巨額の罰金を払った上、今は米側が派遣した監視員の下に

置かれている。

逆説的だが、技術面で HUAWEIを追い込む決定打がないことが分かった米当局

が今度、同盟国などに対して、具体的な根拠が何も挙げられない「安全上の懸

念」を立てて強引に使用禁止を求めたのだろう。言ってみれば、米国の主導で

決めたルールによって競技場で決勝戦が行われているが、米国チームが負けそ

うになったため、いきなり子分を場内に乱入させ、選手であるはずのアメリカ

人が急にレフリーに変身し、「これまでの試合ルールは相手に有利だ、変更だ」

と叫び出し、観客席からはそれは「勝つために手段選ばず」にしか見えない。

もう一つの HUAWEI 非難の「うわさ」がある。任正非会長はかつて解放軍に服

役したことがあるため、「だから人民解放軍とつながりがある」との説。日本の

新聞記者もこの説をよく引用している。

しかしかつて軍に服役したから、との理由であれば、韓国エリートはほぼ全

員その経験がある。日本の企業など各界で活躍する人の多くも自衛隊員の経験

がある。米国も同じだ。かつて服役した、それだけの理由で、「だから軍といま

だにつながっている」との説を平然と書く人は、アメリカの説なら何でも信じ

てしまう癖からか、真実を追求する気持ちを失っているかと疑われても仕方な

い。

しかし真相を掘り起こそうとするジャーナリストはやはりいる。台湾『聯合

報』系の「世界新聞網」に、これに関するスクープ記事が掲載された。

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⑧ 世界新聞網 181208 父親政治犯 岳父助起家 神秘任正非打造「狼性華為」

https://www.worldjournal.com/6015156/article-%E7%88%B6%E8%A6%AA%E6%94%BF%E6%B2%B

B%E7%8A%AF-%E5%B2%B3%E7%88%B6%E5%8A%A9%E8%B5%B7%E5%AE%B6-%E7%A5%9E%E7%A7%98%E4%B

B%BB%E6%AD%A3%E9%9D%9E%E6%89%93%E9%80%A0%E3%80%8C%E7%8B%BC%E6%80%A7%E8%8F%AF%E7%

82%BA/?ref=%E9%A6%96%E9%A0%81_%E8%B6%85%E4%BA%BA%E6%B0%A3%E6%96%B0%E8%81%9E&utm_

source=BenchmarkEmail&utm_campaign=Dec_07_2018_Email&utm_medium=email

実は任会長の父親は文化大革命中、政治犯（反革命分子）だった。だから政

治に距離を置き、技術畑に没頭した。ちょうど軍の工兵部隊に技術者がほしい

から入隊したが、腕が優れても認められなかったため「慎重で低姿勢」の性格

を形成した。除隊後、転々としてついに自分の企業「華為」を興すことになっ

たが、いつも「政府の背景を持つ国有企業」にハンディをつけられたため、常

に部下に対して、「とにかく生き抜いていけ」と求めた。

任正非出身於中国南部省份一個普通知識分子家庭。大学畢業後，他在解放軍

服役並成為科研人員，就是在此時期，任正非形成了謹慎低調的為人風格。

由於父親在文化大革命中被定性為政治犯，導致任正非的貢獻常常無法得到官方

承認。不過，這反而讓他對不能得到外界肯定，多了一層自我思考。

外界看任正非是一名成功創業者、帶有軍方背景的知名企業家。但相較於擁有政

府背書的国有企業，在早期艱苦創業過程中，任正非對全體華為員工提出的唯一目標

就是「活下去」。

中国のネット記事でも、創業初期の任氏は深圳にある十数平方メートルの小

屋に父母と同居し、ベランダでご飯を作り、親はいつも市場で捨てられた野菜

の葉っぱや死んだ魚とエビを拾ってきておかずにした、とルポしている。

⑨ 騰訊網 180304 華為的崛起和任正非的創業故事

https://new.qq.com/omn/20180324/20180324A051Y9.html

為了活下去，1987 年任正非集資 21000 元人民幣創立華為公司，1988 年任華為

公司總裁。在起初的両年時間，公司主要是代銷香港的一種 HAX 交換機，靠打價格

差獲利。代銷是一種既無風險又能獲利的方式，經過両年的艱苦創業，公司財務有

了好轉。少許好轉的財務並沒有用來改善生活，而是繼續被投進了經營。當時任正

非與父母等住在深圳一間十幾平方米的小屋裏，在陽臺上做飯。父母通常在市場收

檔時去撿菜葉或買死魚、死蝦來維持生活。

任会長が SONYの CEO吉田憲一郎氏との対談でめったに語らない自分の歴史に

ついて口を開いた。その記録も中国で紹介されている。

⑩ 尋夢新聞 181107 任正非 44 歲創業内幕：曾患憂鬱症，2006 年以前一直想過

自殺

11

https://ek21.com/news/2/6353/

それによると、軍の工事建設技術者が深刻な不足だったため 1974 年、「工程

兵」（道路建設担当の軍隊）の技術者としての入隊が認められたこと、退役後、

国有企業に一時勤務したが業績と提案が認められず、そこから辞任（除名との

説も）して 1987 年、HUAWEI（華為）を日本円 35 万円を共同出資して創業した

こと、最初の 20 年間、企業は何度も窮地に追い込まれ、任氏本人は何度もうつ

病にかかり、自殺を考えた、という。

1974 年，由於軍事工程人才短缺，他被允許参軍，成為一名工程兵。由於技術過硬，

他突破了重大科研項目，做出了突出貢獻。1982 年，任正非轉移到深圳，當時深圳最好

的公司—— 南油組工作。建議投資研究和開發數字程控交換機給公司的最高管理層。然

而，在連續投資 300 萬元後，任正非仍然失敗，公司不能再等了。無奈之下，任正非選

擇辭職。 一些媒體描述了時間任正非：44 歲，任正非被南油團體除名，攜帶 200 萬債務，

他的妻子離婚，一個人與老太太和弟弟妹妹住在小屋里在深圳。沒有資本、沒有網路、

沒有資源、沒有技術、沒有市場經驗，但成功反撃，27 年來將華為帶到了通信行業的世

界第一位。

他说：我在 2000 年之前是一個憂鬱的病人。我多次想自殺。當時，我知道這是一種

病態，無法承受如此巨大的社會壓力。

これが 1987 年、起業当時の「華為」会社の建物

このような経歴を持つ任正非会長は常に当局と一定の距離を持つ。どんな社

12

会的な職務も名誉ももらわない。今でも HUAWEI の株上場をせず全社員に株を持

たせ、本人は 1％強しか持たないが、国有企業や当局からは株式参入の道を封じ

た。それでも HUAWEIは暗に政府の影響下ではとの疑いに対し、内情を知るある

友人からこう言われた。「任さんが娘孟晩舟を後継者にしようとしていることは

周りは皆知っている。少しでも当局に口出しの余地がある中国の企業なら、娘

に地位を譲ることがありうるか」

三 米中関係への影響と展望

では孟晩舟拘束事件が米中政府間の貿易経済交渉にどこまで影響し、

HUAWEIないし米中関係全体の行方はなのか。

ボルトン大統領補佐官は「孟氏の拘束を事前に知っていた」といったん

認めたが、間もなく、「大統領とその周辺は誰も知らなかった」との説に

口が揃うことになった。今から見れば、トランプ大統領本人が事前に知ら

されていなかったのは本当だろう。ボルトン、ポンペオら周辺は知ってい

たと見られる。一方、中国側トップは 12 月 1 日夜のトランプとの会談に

臨む前、その一報を受けた可能性が高い。うがった見方かもしれないが、

自分は次のような仮説を立てた。

A ボルトン以下のタカ派が孟氏を拘束することによってわざと習近平

主席を怒らせ、首脳会談での激論、決裂を望んでいた。

B 中国首脳部は、それは米政府内のタカ派による仕掛けと判断し、そ

れを我慢してもトランプ大統領との合意を優先させた。

この仮説の傍証として、その後、中国側は事件そのものに厳しく対処し

ながらも、米中政府間交渉、特に貿易経済交渉に影響がないよう常に配慮

したことが挙げられる。

① 香港經濟日報 181210 中方両考量 不欲影響談判大局

https://china.hket.com/article/2226571/%E4%B8%AD%E6%96%B9%E5%85%A9%E8%80%83%E9%8

7%8F%20%E4%B8%8D%E6%AC%B2%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E8%AB%87%E5%88%A4%E5%A4%A7%E5%B1%80

このスクープ記事が極めて重要で、その後多く引用されるが、否定する声は聞

かない。この中で重要な内容が二つ含まれている。

一つは中国首脳部が中国語 21 文字からなる対米方針を決定したこと。

中央最高層已定下對美「不對抗、不打冷戰、按步伐開放、國家核心利益不退讓」

的策略，該退讓的讓，換取戰略機遇期。目的就是要盡力將中美關係拉回正軌、防範

滑向更壞局面，傷及中美乃至全球經濟。

日本語に訳すと、「対抗と冷戦を回避し、順を追って開放し、国家の核心利益

は譲らない」という内容だ。

13

もう一つはこの方針にも沿う形で、孟晩舟拘束事件、HUAWEI 問題を慎重に米

中政府間交渉から切り離すこと。

習特會達成貿易休戰 90 天的成果，卻傳出加拿大當局應美國要求，扣留中國電

訊裝備巨頭華為公司高層，令両國關係再添陰霾。但與上次回應中興制裁令相比，中

方相對姿態低得多。

究其主要原因在於，中國不希望突發事件影響中美談判大局；中國經歷中興事件

後，認識到中美關鍵科技差距仍大，若給美鷹派拖入科技冷戰，只令中國發展環境更

嚴峻。

（中略）要盡力將中美關係拉回正軌、防範滑向更壞局面，傷及中美乃至全球經

濟。這個是大局，中方不欲這場「突發性」的華為風暴，破壞此前苦心經營的中美重

啓對話安排。

切り離しを考えた理由は、「米側のタカ派に科学技術の新冷戦に引き込まれる

のを回避する」という「大局」を最優先にするため、とも説明された。

今後、米側からより一層揺さぶりをかけられるのが必至だが、メンツを重ん

じる中国は我慢できるのだろうか。との質問に対し、自分はどこかの講演で、

メンツと重大な戦略的選択が天秤にかけられたら、中国は後者を選ぶだろう、

と答えた。毛沢東は 1937年、「抗日統一戦線」の大義名分のもとで 10 年間死闘

した蒋介石の国民政府軍への編入を決断した。鄧小平は 1978 年、昨日まで万悪

の根源とされた市場経済体制の導入、改革開放に踏み切った。中国人は長期的

な視野を持つので、当面我慢すべきところは我慢するのだ。2500 年前から「臥

薪嘗胆」の知恵がある。

もう一つの質問も受けた。米側は今度、A 貿易不均衡、B国内市場開放と知産

権保護、及び C（米国に追い上げる）ハイテク技術開発の阻止との 3点を中国に

迫っていくが、中国側は受け入れられるか。自分の答えはこうだ。中国から見

て、米当局は、当面の利益・成果を最重視するトランプ大統領と、中国の追い

上げそのものを潰そうとするエスタブリッシュメント層に分けられる。よって

トランプ本人に A と B を譲り、それと引き換えに C をエスタブリッシュメント

から守るとの計算ではないか。先に A と B をトランプ本人に譲った上で、それ

でも C（一定の妥協はありうる）を追い詰めるなら A と Bの譲歩もやめるよと答

える。ではトランプは何を選ぶか。

米国に譲歩すぎとの中国国内の不満に対し、どうも最近、「外圧を利用して国

内改革を促進しようじゃないか」との説明が行われているようだ。ちなみに、「外

圧利用」の中国語訳、ご存知ですか。タネを明かそう。「倒逼」である。

もちろん、孟晩舟氏が絶対米国に引き渡されないよう、米中政府間交渉と並

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行して次々と手を打つ。どんな手？と聞かれたら、「ご存知の通り」とここでは

これしか答えられない。自分のコメントも取り入れた赤旗の記事を紹介する。

② 赤旗 181225 中国、対米冷戦回避へ模索 カナダへは圧力

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-12-25/2018122505_01_1.html

記事の中で取り上げられた環球時報の社説は次の通り。カナダなど米側に協力

する国に中国は今後、逆揺さぶりを強めていくだろう。

③ 環球時報 181216 社評：讓仗勢侵害中国利益的国家付出代價

http://opinion.huanqiu.com/editorial/2018-12/13821076.html

一方、米当局間との 90日間以内の妥結を目指していくだろう。中国人民銀行

の元副頭取朱民は、「90 日以内に何らかの形で合意に達し、さらに 6 カ月から

12 カ月かけて決着にこぎつける」と語った。

④ 多維新聞網 181217 中国央行前高官：中美將在 90 天内達成協議

http://news.dwnews.com/global/news/2018-12-17/60105905.html

朱民 17 日在北京的理解中國論壇上説，“我認為 90 天會達成某種協議，但最重

要的是這筆交易將為未來 6個月或 12 個月的談判鋪平道路”。

では HUAWEI は米側からの全面的掃討作戦でつぶれるか。いくつかの解説を紹

介する。

⑤ FT181217 在西方受挫無損華為繼續全球擴張

http://big5.ftchinese.com/story/001080713?from=groupmessage&isappinstalled=0&archive

FT の記事閲覧が有料なので、聯合早報に転載された全文は以下の通りだ。

http://m.unzbw.com/cngov/2018-12/1752427.html

マレーレアの中文紙『亜洲日報」の記事は、HUAWEI は、技術競争力、追随を

許さないアフターサービス及び価格的競争力の三つによって簡単に潰れないと

解説。

⑥ 亜洲日報 181224 為何難撼動 華為手握三大武器

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香港『明報』は、HUAWEIは毛沢東の「農村から都市を包囲する」戦略を取り、

国内市場のみならず、まず全世界の途上国市場を制覇し、次に世界制覇との手

順を取っているのではと分析。

⑦ 無法阻擋 華為采用了中国有名的戦術：農村包圍城市

http://news.creaders.net/china/2018/12/24/2033477.html

“農村包圍城市”這一戰術誕生於毛澤東時代，其基本内容是，在國民黨勢力無

法觸及的農村地區開始培養勢力，之後再攻略城市。

華為就是使用的這一戰術，才成功的成為中國最大的民營通信設備制造商，在國

有企業未觸及的農村地區擴大通信服務項目後再攻略城市。到了今天，面對美國的封

鎖，華為在全球市場采取的戰術與此相似，即先從發展中國家（農村）再到包圍西歐

（城市）。

HUAWEI 自身の答えを見てみよう。その執行董事長が 12 月 23 日の記者会見で

次のように説明した。

⑧ 騰訊網 181223 華為輪值董事長胡厚崑記者會圓桌紀要：尖銳 18 問，讓事實

來説話

https://wxn.qq.com/cmsid/20181223A064AK00

華為今年的總收入將超過 1,000億美元。這是我們的銷售收入首次超過 1,000億

美元，因此也是華為歴史上的重大裏程碑，各個業務都取得了非常令人滿意的增長。

作為我們最大的一塊業務—運營商業務，我們已經獲得了 25個 5G 商用合同，目

前位列全球 5G 商用合同數第一，這歸因於我們在整個行業的技術創新領先優勢。實

際上，我們的 5G 設備已開始全球發貨，10,000多個 5G基站已發往世界各地。

企業業務也取得了非常大的進步，我們與全球領先公司簽訂了越來越多的合同。

今年，世界 500 強企業中的 200多家選擇華為作為數字化轉型的夥伴，這是一個很大

的進步。

要約：A、2018年の HUAWEI の売り上げは初めて 1000億ドルを超えた。

B、すでに 25か国で５Gの契約を獲得し、ほかの競争相手を優に凌ぐ。1万個

以上の５G 用通信施設が世界各地に発送中。

C、ビッグ 500の企業のうち、200社以上がすでに HUAWEIをデジタル化事業の

パートナーと選んだ。

最後にまた、米国による執拗な締め付けに対する中国の著名学者の受け止め方

と考えている対応策に関する注目記事を紹介する。

⑨ 每日頭條 181217 時殷弘：用更加創新的方法來尋找破局之道

https://kknews.cc/world/oaoz666.html

対米慎重派の代表の時殷弘教授は、「今後 5年間、国内改革を深化するととも

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に、新しい形態の韜光養晦と新しい形態の『有所作為』をするよりほかない」「戦

略的な後退を決断し、国内経済と対外関係の両面で『大躍進』のような過ちを

絶対犯すべきではない」と指摘し、「米当局が中国を世界から締め出し、門を閉

じようとしているが、中国は全力を尽くしてもドアを閉めさせず、日本・韓国

のみならず、欧州・オーストラリアとの関係を深めるべきだ」とも提言してい

る。

要堅決的深化改革、拓展改革，特別是經濟改革方面，擴大開放，沒有更好的招。

第二就是要有新形態的韜光養晦、新形態的有所作為。中国需要用五六年的時間進行

足夠的戦略收縮，這五六年時間裡不能犯錯，即国内經濟和對外關係調整不要犯「大

躍進」的錯誤。

中国漢代的司馬相如説過，「非常之時」要有「非常之功」，現在就是「非常之時」，

中国領導人也説「百年未有之大變局」，中国如果還是習慣性的用傳統的辦法，或者

老的改革辦法去應對挑戦是不行的，現在要開始創新了。

現在中国和韓国關係，中国和日本的關係都顯著改善，政治上障礙比過去小多了。

當美国差不多已經把「門」關上的時候，中国要盡全力拉住，要撐著，不要讓美国把

「門」關死。對於歐洲、澳大利亞等国家和地區，中国也要盡力把「門」撐住。

それに対して常に自信・楽観派の金燦栄教授も「当面は慎重、長期的に楽観」

とのスタンスで今後 10年間の対米関係と戦略を次のように展望した。

⑩ 人大重陽 190104 金燦榮教授演講如何理解百年未有之大變局 中国外交面

臨的挑戦

https://mp.weixin.qq.com/s/UaHBFBIJS0-5_ZZeisoFcQ

習主席今年有両個很重要的論斷大家要給予重視。第一，習主席在四個場合講了

“百年未有之大變局”，這是去年和今年説的，説明他對這個局勢看得還是挺重的。

第二，他在両個場合講了我們金磚国家要形成第四次工業革命聯盟，他在南非金磚首

腦臨時會議對金磚国家開會時説過，然後是 12 月在 G20 會議期間説過。這都是去年

沒有的，很新的東西。

習總書記講了中美貿易戦是一場“遭遇戦”，我們現在正在把“遭遇戦”變成“陣

地戦”，美国人沒有耐心就算了，“遭遇戦”猛打一氣，很快有了結果這令他很爽。但

要改變成“陣地戦”，跟他搞坑道，他老打不死你，最後打煩了也就不打了，我們可

以進行這樣的調整。

從現在開始，未來十年中美關系肯定是競争為主，或者七分競争三分合作，還有

一部分像美国副總統邁克·彭斯想的，要真跟中国全面打新冷戦。我們要盡我們的努

力去避免，因為全面新冷戦是不好的。也不排除極個別用意，甚至想在臺灣、南海制

造直接的軍事沖突，這種危險也不能排除，我們很重視中美關系，非常希望中美成為

合作夥伴這是不變的，現在不確定的是美国，美国把中国定為戦略競争者是両黨精英

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層的共識，換了民主黨總統也是不會變的。所以，以後的新常態就是七分競争参分合

作。一定要防範這両個威脅，不要打全面新冷戦，盡量避免直接的軍事沖突。我們只

要不犯錯誤，認認真真做事情，用個十年時間困難會過去的，十年以後，我們整個能

力、影響力會上一個臺階，那時候美国人的態度就會改變，到那時候美国再想制約我

們就要放棄了，反倒可能成為我們某種意義上的合作夥伴。

要旨：A、習主席は、今回の中米貿易戦は「遭遇戦」だと語った。中国は今後、

それを「陣地戦」に変えていくだろう。

B、未来 10年間の中米関係は「7割競争、3割協力」の構図になる。新冷戦や

軍事衝突を絶対避ける。

C、十年間過ちを犯さず、コツコツとやっていけば、実力と影響力の両面で中

国は（米国に接近する）一段上に上がるだろう。そうなれば、米国は中国を抑

え込もうとしても無理と気づき、諦めるだろう。「もしかするとその時点で逆に

両者がある種の協力パートナーになるかもしれない」。

米側は今後、だれが政権を担当しても、中国に揺さぶりをかけていく。とど

のつまり、イデオロギーの相違なんて口実だ。中国がかつての日本と同じよう

に失速し、米国にとって「無害動物」になれば、米側も追及の手を緩めるだろ

う。だって、中国とうり二つの社会主義体制を取るベトナムとは、米国は何も

イデオロギーの相違を言わずに、中国けん制用のサポートを次々とやっている

ではないか。

一方の中国は 10 年以内、歯を食いしばってまず経済・科学技術力の面で米国

に追い付くことを最優先目標とする。そうなれば G2の世界が現実になると見る。

どっちの夢が現実になるだろう。

それに対して、日本はどうするか。果たして 10 年スパンの眼力で習近平主席

が言う「百年未有之大變局」を見ているのだろうか。

（終わり）