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第6期 伊勢原市高齢者保健福祉計画 伊勢原市介護保険事業計画 (平成27年度~平成29年度) 伊勢原市

(平成27年度~平成29年度) - Isehara · は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に 関する法律において、医療と介護の連携や効果的な医療提供体制の確保など、より一

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第6期

伊勢原市高齢者保健福祉計画

伊勢原市介護保険事業計画(平成27年度~平成29年度)

伊勢原市

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目 次

第1部 総論

第1章 計画の趣旨と概要

第1節 計画の趣旨 ·····················································1

第2節 計画の概要 ·····················································2

第2章 高齢者を取り巻く現状と課題

第1節 人口・世帯数 ···················································9

第2節 市民向けアンケートの結果 ·····································13

第3節 高齢者施策の達成状況 ·········································18

第4節 高齢者に関する施策課題 ·······································29

第3章 計画の基本理念と基本目標

第1節 基本理念 ·····················································31

第2節 基本目標 ·····················································32

第3節 施策の体系 ···················································34

第4節 日常生活圏域の設定 ···········································36

第5節 老人福祉施設等の整備 ·········································37

第4章 地域包括ケアシステムの構築

第1節 地域ケア会議の推進 ···········································38

第2節 在宅医療・介護連携の推進 ·····································39

第3節 生活支援サービスの充実・強化 ·································39

第4節 認知症施策の推進 ·············································39

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第2部 高齢者保健福祉計画

第1章 地域で支え合う福祉環境づくり

第1節 地域包括ケア体制の充実 ·······································43

第2節 地域福祉の推進 ···············································49

第3節 生きがいづくりの推進 ·········································53

第4節 高齢者が住みやすい都市環境整備 ·······························59

第2章 介護予防の体制づくり

第1節 新しい介護予防・日常生活支援総合事業 ·························62

第2節 介護ボランティア等人材育成 ···································68

第3節 高齢期の健康づくりの推進 ·····································71

第3章 信頼される福祉・介護サービス体制づくり

第1節 福祉サービスの充実 ···········································75

第2節 認知症高齢者への支援の強化 ···································82

第3節 介護保険制度の安定的運営 ·····································84

第3部 介護保険事業計画

第1章 介護保険事業等の見込み

第1節 被保険者数の将来推計 ·········································89

第2節 要支援・要介護認定者数の将来推計 ·····························91

第3節 給付対象サービスの利用見込み ·································93

第2章 介護保険事業費等の見込みと保険料

第1節 介護保険事業費等の見込み ···································108

第2節 第 1 号被保険者の介護保険料 ·································109

巻末資料編

資料1 用語解説 ···················································112

資料2 介護保険サービスの種類と内容 ·······························119

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空白

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第1部

総 論

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1

第1章 計画の趣旨と概要

第1節 計画の趣旨

我が国の 65 歳以上の人口は平成 25 年 10 月1日現在、過去最高の 3,190 万人、

国の高齢者人口の割合(高齢化率)は 25.1%で、いわゆる団塊の世代が高齢期を迎

え、今後さらに高齢化が進む見込みです。また、10 年後の 2025 年(平成 37 年)

には団塊の世代が 75 歳以上高齢者(後期高齢者)になり、65 歳以上の単独世帯や

夫婦のみの高齢者世帯、要介護等認定者、認知症高齢者が増加することが見込まれま

す。

これらの状況の中で、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援を目的として、可能な

限り住み慣れた地域で生活を継続することができるよう包括的な支援・サービス提供

体制(地域包括ケアシステム)の構築が重要なものとなっています。このため、平成

23 年には、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の創設などが行われ、平成 26 年に

は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に

関する法律において、医療と介護の連携や効果的な医療提供体制の確保など、より一

層の地域包括ケアシステムの構築が求められています。

本市では、高齢者が住み慣れた地域で、いつまでも安心して暮らし続けられる地域

社会を実現するため、第 5 期までの計画において、先進的な施策に取り組むとともに

総合的な施策展開を図ってきました。

第 6 期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画では、これまでの成果や課題、新た

な国の動向を踏まえ、地域包括ケアシステムの構築をめざします。

また、高齢者施策の基本的な考え方やめざすべき取組を総合的かつ体系的に整え、

高齢者保健福祉並びに介護保険事業の方向性を示すとともに、介護保険事業の安定的

運営を図るため、2025 年(平成 37 年)までの中長期的な視野に立ちながら、平成

27 年度から平成 29 年度までの3年間を計画期間として策定するものです。

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第2節 計画の概要

(1)計画の策定体制 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 策定委員会の設置など

本計画の策定にあたっては、広く市民の意見が反映されるようにサービス利用者家

族や介護経験者、公募市民、高齢者保健福祉関係機関、学識経験者、関係市民団体な

どで構成する「伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定委員会」を設置

し、策定作業にあたりました。

また、介護保険運営協議会及び社会福祉審議会において審議しました。

表 策定委員会経過

回 開催日 審議内容

第1回 平成 26 年 5月 22 日

(1)計画策定の概要について

(2)伊勢原市の高齢者福祉事業及び介護保険事業

について

第2回 平成 26 年 8月 4日

(1)サービス提供事業者アンケート調査報告に

ついて

(2)伊勢原市の高齢者施策及び介護保険事業の

現状と課題について

(3)伊勢原市の重点課題の検討

(4)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保

険事業計画策定の基本的な考え方について

第3回 平成 26 年 10 月 8日

(1)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保

険事業計画の基本理念及び、高齢者保健福祉

施策の体系及び内容(案)について

(2)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保

険事業計画素案作成に向けた準備について

第4回 平成 26 年 10 月 29 日

(1)第6期伊勢原市高齢者福祉計画・介護保険事

業計画素案について

(2)パブリックコメントについて

第5回 平成 27 年 1月 28 日(1)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護

保険事業計画(案)について

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表 介護保険運営協議会経過

回 開催日 審議内容

第1回 平成 26 年 6月 26 日

(1)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護

保険事業計画策定について

(2)伊勢原市高齢者実態把握調査について

第2回 平成 26 年 11 月 7日(1)第6期伊勢原市高齢者福祉計画・介護保険事

業計画素案について

第3回 平成 27 年 2月 5日(1)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保

険事業計画(案)について

表 社会福祉審議会経過

回 開催日 審議内容

第1回 平成 26 年 8月 28 日

(1)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護

保険事業計画策定について

(2)第5期計画の介護保険施設整備状況について

第2回 平成 26 年 12 月 19 日(1)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保

険事業計画素案について

第3回 平成 27 年 2月 12 日(1)第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保

険事業計画(案)について

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② 高齢者保健福祉サービス・介護保険サービスの充実に向けた基礎調査及

び計画案に対する意見募集の実施

■高齢者保健福祉サービス・介護保険サービスの充実に向けた基礎調査の

実施

高齢者の生活や介護及び介護予防に対する意識、各種サービス利用の実態など

を把握するために、平成 26 年3月に市民向けアンケートを行いました。

表 市民向けアンケートの概要

区 分 配 布 数 有効回収数 有効回収率

一般高齢者 1,010 通 762 通 79.0%

介護予防サービス利用者 320 通 235 通 82.5%

在宅サービス利用者 650 通 368 通 69.7%

■事業者に対するアンケート調査の実施

市内の介護予防・介護サービス提供事業者にサービスを実施する上での課題や

今後の方向性などについて、平成 26 年6月にアンケート調査を行いました。

③ パブリックコメント・計画案説明会

■パブリックコメント

1 募集期間 平成 26 年 12 月 15 日(月)~平成 27 年1月 14 日(水)

2 実施場所 市ホームページ、市政情報コーナー、市内各公民館、

介護高齢福祉課窓口

3 意見提出数 9件

■計画(案)説明会(市民向け)

1 日 時 平成 27 年1月 10 日(土)

2 場 所 伊勢原シティプラザ ふれあいホール

■計画(案)説明会(事業者向け)

1 日 時 平成 27 年1月7日(水)

2 場 所 伊勢原市役所 2C会議室

3 参加者数 78 人

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(2)計画の位置付け ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 法制度における位置付け

高齢者保健福祉計画は、老人福祉法第 20 条の8に基づく「老人福祉計画」

であり、高齢者施策に関する基本的な目標を設定し、その実現に向けて取り

組むべき施策全般を明確にしたものです。

また、介護保険事業計画は、介護保険法第 117 条第1項に基づく計画であ

り、要支援・要介護認定者や介護保険サービス量、介護保険事業費の見込み

などについて明らかにします。

なお、前期計画に引き続き、高齢者に対する総合的な計画との視点から、

健康づくりと介護予防を一体のものととらえ、「高齢者保健福祉計画」及び「介

護保険事業計画」を一体的に策定しています。

② 本市の計画体系における位置付け

この計画は、本市のまちづくりの方向性を示した総合計画「伊勢原市第5

次総合計画」を踏まえつつ策定された計画であり、保健福祉関連の個別計画

群の中にあって、本市の高齢者施策に関する個別の計画として位置づけられ

るものです。

図 計画の位置付け

伊勢原市第5次総合計画

伊勢原市子ども・子育て支援事業計画

第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画

・介護保険事業計画

健康いせはら21(

第2期)

計画

第3期伊勢原市地域福祉計画

(根拠法:老人福祉法)

第4期伊勢原市障害者計画・障害福祉計画

(根拠法:介護保険法)

(根拠法:健康増進法)

(根拠法:子ども・子育て支援法)

(根拠法:障害者基本法・障害者自立支援法)

第2次伊勢原市食育推進計画

(根拠法:社会福祉法)

(根拠法:食育基本法)

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(3)計画の期間 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

第6期計画は、平成 27 年度を初年度とし、平成 29 年度を最終年度とする3

か年計画です。

また、計画の内容については、社会情勢の変化により見直しの必要が生じた場

合は適切な見直しを行うこととします。

計画の期間

2012 年度

平成

24 年度

2013 年度

平成

25 年度

2014 年度

平成

26 年度

2015 年度

平成

27 年度

2016 年度

平成

28 年度

2017 年度

平成

29 年度

2018 年度

平成

30 年度

2019 年度

平成

31 年度

2020 年度

平成

32 年度

2021 年度

平成

33 年度

2022 年度

平成

34 年度

2023 年度

平成

35 年度

2024 年度

平成

36 年度

2025 年度

平成

37 年度

2026 年度

平成

38 年度

(4)計画の進行管理体制 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

この計画の実施にあたっては、進捗状況の把握・評価を継続的に実施します。

計画では、年次ごとに進捗管理を適切に行い、次期計画の策定に活用する観点か

ら、事業ごとに「今後の方針」を示し、可能な範囲で「目標指標」を定めていま

す。

評価の方法については、利用者である市民やサービス提供関係者、学識経験者

で構成する伊勢原市介護保険運営協議会が適切な評価に努めていきます。

第5期計画期間

財政運営期間(介護保険) 第6期計画期間

財政運営期間(介護保険) 第7期計画期間

財政運営期間(介護保険) 第8期計画期間

財政運営期間(介護保険) 第9期計画期間

財政運営期間(介護保険)

2025 年(平成 37 年)までの中長期的なサービス・給付・保険料の水準も推計

中長期的な視野に立った施策の展開

地域包括ケアシステムの

構築に向けたスタート

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(5)計画の構成 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 計画の全体構成

この計画は、「総論」、「高齢者保健福祉計画」「介護保険事業計画」の3部構成

となっています。

第6期 伊勢原市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画

第1部 総 論

■ この計画策定に係る趣旨や計画全体の目標等について示して

います。

■ 高齢者を取り巻く現状と課題について整理しています。

第2部 高齢者保健福祉計画

■ 第1部で示した基本目標を達成するため、どのような高齢者保

健福祉施策を展開していくかを示しています。

■ 介護保険事業に関する施策についても、その方向性を明らかに

します。

第3部 介護保険事業計画

■ 伊勢原市における今後の介護保険事業の見通しについて、主と

して数量的に示します。

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② 第1~3部における各構成

第1~3部におけるそれぞれの構成は、次のとおりです。

表 第1~3部の構成

第1部

第1章 計画の趣旨と概要

○ 計画の趣旨や位置づけなどについて

第2章 高齢者を取り巻く現状と課題

○ 伊勢原市における高齢化の状況や課題について

第3章 計画の基本理念と基本目標

○ 計画の基本理念とこれに基づく基本目標について

第4章 地域包括ケアシステムの構築

○ 地域包括ケアシステムの考え方について

第2部

高齢者保健福祉計画

第1章 地域で支え合う福祉環境づくり

○ 高齢者保健福祉を担う体制とよりよい環境づくりについて

第2章 介護予防の体制づくり

○ 介護状態にならないための介護予防の支援について

第3章 信頼される福祉・介護サービス体制づくり

○ 住み慣れた地域で安心して暮らせる福祉サービスについて

第3部

介護保険事業計画

第1章 介護保険事業等の見込み

○ 平成 27~29 年度の介護保険事業量の見込みについて

○ 平成37年度の介護保険事業等の推計について

第2章 介護保険事業費などの見込みと保険料

○ 平成 27~29 年度の介護保険事業費や保険料について

○ 平成37年度の介護保険事業費等の推計について

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第2章 高齢者を取り巻く現状と課題

第1節 人口・世帯数

(1)人口の状況 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

本市の総人口は、平成 23 年までは増加傾向でしたが、平成 24 年以降減少してお

り、平成 25 年10月1日現在では 99,433 人となっています。一方、老年人口は、

平成 21 年から平成 25 年までの4年間で 3,276 人増加しています。

高齢化率は、平成 21 年の 18.9%に対して平成 25 年では 22.2%と 3.3 ポイン

ト増加しており、本市においても少子・高齢化が着実に進んでいることがわかります。

図 人口の推移

資料:住民基本台帳(各年 10 月1日現在)

※ 外国人を含んだ人口となっています。

14,025 13,913 13,741 13,475 13,233

66,634 66,281 66,010 65,039 64,094

18,830 19,456 19,986 21,028 22,106

99,489 99,650 99,737 99,542 99,433

18.9 19.522.221.120.0

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

(人) (%)

年少人口(0-14歳) 生産年齢人口(15-64歳)

老年人口(65歳以上) 高齢化率

(%)

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平成 25 年 10 月1日現在の性別 5 歳階級別人口構造を人口ピラミッドとして示

すと、次のとおりです。

図 性別5歳階級別人口構造

男 性 女 性

資料:住民基本台帳(平成 25年 10 月1日現在)

2,032

2,147

2,270

2,338

2,549

2,730

3,034

3,579

3,906

3,371

2,803

2,670

3,561

3,473

3,044

2,176

1,512

1,058

512

166

24

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000

0~4歳

5~9歳

10~14歳

15~19歳

20~24歳

25~29歳

30~34歳

35~39歳

40~44歳

45~49歳

50~54歳

55~59歳

60~64歳

65~69歳

70~74歳

75~79歳

80~84歳

85~89歳

90~94歳

95~99歳

100歳以上

(人)

2,114

2,219

2,451

2,513

2,812

3,124

3,537

3,921

4,384

3,788

3,141

2,773

3,560

3,290

2,937

1,998

1,138

549

184

41

01,0002,0003,0004,0005,000(人)

4

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(2)世帯の状況 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

総世帯数は、一貫して増加傾向にあり、平成22年で41,184世帯となっています。

平均世帯人員は平成7年の 2.76 人/世帯から平成 22 年には 2.45 人/世帯と減少

しています。

高齢者単独世帯及び高齢者夫婦世帯は、平成22年において2,654世帯及び3,125

世帯で、平成7年以降の総世帯数に占める比率は、高齢者単独世帯は 2.1%から 6.4%

へ4.3ポイント、高齢者夫婦世帯は3.8%から7.6%へ3.8ポイント増加しています。

図 総世帯数及び平均世帯人員

資料:国勢調査

表 総世帯数及び平均世帯人員

区分 平成7年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年

総世帯数(人) 35,543 37,732 39,746 41,122

高齢者単独世帯

(世帯、%)

762 1,182 1,798 2,654

2.1% 3.1% 4.5% 6.5%

高齢者夫婦世帯

(世帯、%)

1,357 2,059 2,883 3,920

3.8% 5.5% 7.3% 9.5%

平均世帯人員(人) 2.73 2.61 2.50 2.42

資料:国勢調査

総世帯数 高齢者単独世帯 高齢者夫婦世帯 平均世帯人員

37,732 39,746 41,122

762 1,182 1,798 2,6541,357 2,059 2,883 3,920

35,543

2.61 2.50 2.422.73

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

平成7年 平成12年 平成17年 平成22年

0.00

0.50

1.00

1.50

2.00

2.50

3.00

(世帯) (人)

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259 333 351 407 444391 353 373 387 433524 532 561 647 698521 578 645

581634394 434

458 511525

335347

366389

441

344364

386387

3832,768

2,9413,140

3,3093,558

0

1,000

2,000

3,000

4,000

平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年

(人)

14.7 15.1 15.7 15.7 16.1

0.0

10.0

20.0

30.0

平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年

(%)

(3)要介護(要支援)認定者の状況 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

要介護(要支援)認定者数の推移をみると、認定者総数が増加しており、平成 25

年では 3,558人、5年で 1.28 倍となっています。要介護(要支援)別にみると、

要支援1が特に増加しており、1.71 倍となっています。

要介護など認定率をみると、平成 25 年では 16.1%となっており、平成 21 年と比

較すると 1.4 ポイント増加しています。

図 要介護(要支援)認定者数の推移

(各年 10月 1日時点)

図 要介護(要支援)など認定率の推移

要支援1 要支援2 要介護1 要介護2

要介護3 要介護4 要介護5

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第2節 市民向けアンケートの結果

(1)調査の概要 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 調査の目的

高齢者保健福祉計画ならびに介護保険事業計画の見直しにあたり、高齢者

の生活や介護及び介護予防に対する意識、各種サービス利用の実態などを把

握するための実態調査を行い、今後の保健福祉行政に役立てるための基礎資

料として活用することを目的とします。

② 調査対象

伊勢原市在住の一般高齢者、介護予防サービス利用者、

在宅サービス利用者を無作為に抽出

③ 調査期間

平成 26 年 3 月 14 日~3 月 25 日

④ 調査方法

郵送による配布・回収

⑤ 回収状況

区分 配 布 数 有効回収数 有効回収率

一般高齢者 1,010 通 762 通 79.0%

介護予防サービス利用者 320 通 235 通 82.5%

在宅サービス利用者 650 通 368 通 69.7%

⑥ 調査結果の表示方法

・グラフに表示されているN値は有効回答数です。

・回答は各質問のN値を基数とした百分率(%)で示してあります。また、

小数点以下第2位を四捨五入しているため、内訳の合計が 100.0%になら

ない場合があります。

・複数回答が可能な設問の場合、回答者が全体に対してどのくらいの比率で

あるかという見方になるため、回答比率の合計が 100.0%を超える場合が

あります。

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(2)調査結果の概要 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 健康状態について

「とても健康」と「まあまあ健康」をあわせた健康である人の割合は、一

般高齢者では、7割半ばとなっていますが、介護予防サービス利用者、在宅

サービス利用者では4割以下と低くなっています。

② 近所の人との付き合い方について

一般高齢者、介護予防サービス利用者では「立ち話をする程度」の割合が

高くなっていますが、在宅サービス利用者では「あいさつだけはする程度」、

「ほとんど付き合いがない」の割合が高くなっています。

N =

一般高齢者 762

介護予防サービス利用者

235

在宅サービス利用者

368

20.9

11.7

16.2 26.8

10.9

25.5

35.9

5.1

35.3

5.5

20.9

3.0

11.9 33.6 26.1 3.5

3.3

3.9

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

とても健康 まあまあ健康 あまり健康でない 健康でない 無回答

困ったときには助け合える

立ち話をする程度

ほとんど付き合いがない

行き来して話をしたり、共に出かけたりする

あいさつだけはする程度

無回答

N =

一般高齢者 762

介護予防サービス利用者

235

在宅サービス利用者

368

39.6

31.3

33.2

32.1

17.0

29.9

9.8

5.2

1.6

0.4

10.2 66.3 17.6 3.9 2.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

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③ 日常生活における不安について

一般高齢者、介護予防サービ

ス利用者、在宅サービス利用者

ともに「あなたご自身や家族の

健康や介護のこと」「認知症に

なったときのこと・認知症の症

状が進行したときのこと」「社

会保障制度(年金・医療保険・

介護保険)のこと」「災害時の

こと」の割合が高くなっていま

す。特に介護予防サービス利用

者では他の高齢者に比べ「認知

症になったときのこと・認知症

の症状が進行したときのこと」

の割合が高く4割半ばとなっ

ています。

④ 地域包括支援センターの利用状況について

一般高齢者で地域包括支援センターを利用したことのある人の割合が他

の高齢者に比べ低くなっています。要介護認定を受けている高齢者で比較す

ると、介護予防サービス利用者で、利用したことのある人の割合が7割半ば

となっていますが、在宅サービス利用者では約4割となっています。

一般高齢者(N = 762)

介護予防サービス利用者(N = 235)

在宅サービス利用者(N = 368)

ある ない 無回答

あなたご自身や家族の健康や介護のこと

社会保障制度(年金・医療保険・介護保険)のこと

認知症になったときのこと・認知症の症状が進行したときのこと

災害時のこと

住む場所や家のこと

生活費や経済的なこと

財産管理や遺産相続のこと

頼れる人がいない又は将来いなくなること

その他

特に不安を感じていない

無回答

59.6

34.1

34.1

24.0

4.6

23.4

2.9

4.3

1.0

14.8

3.0

54.0

26.0

44.3

35.3

2.1

15.7

3.4

8.9

2.1

11.5

4.7

59.0

25.5

34.0

25.3

3.8

17.7

4.1

8.2

3.8

9.2

10.3

0 20 40 60 80 100

N =

一般高齢者 762

介護予防サービス利用者

235

在宅サービス利用者

368

77.4

38.3

12.3

56.3

10.2

5.4

4.2 93.3 2.5

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

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⑤ 充実してほしい高齢者保健福祉サービスついて

一般高齢者、介護予防サービ

ス利用者、在宅サービス利用者

ともに、「緊急時に利用できる

短期間の施設入所や配食サー

ビス、移送サービスなど福祉サ

ービスの充実」「在宅介護を支

援するサービス(ホームヘルプ

サービス、デイサービスなど)

の充実」「特別養護老人ホーム、

老人保健施設などの施設整備

の充実」の割合が高くなってい

ます。

介護予防サービス利用者で

は他の高齢者に比べ「高齢者同

士の交流の場やサロンの充実」

の割合が1割半ばと高くなっ

ており、在宅サービス利用者で

は他の高齢者に比べ「介護をし

ている家族への休養や息抜き

のためのサービス」の割合が約

3割と高くなっています。

健康づくりの推進活動

各種検診等の充実

ひとり暮らし高齢者や認知症の方を対象とした地域での見守り活動の推進

介護予防のための教室の充実

在宅介護を支援するサービス(ホームヘルプサービス、 デイサービスなど)の充実

特別養護老人ホーム、老人保健施設などの施設整備の充実

緊急時に利用できる短期間の施設入所や配食サービス、移送サービスなど福祉サービスの充実

介護についての相談体制(地域包括支援センターなど)の充実

介護をしている家族への休養や息抜きのためのサービス

雇用機会の拡大

高齢者向けの住宅(有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅)の充実

生きがい活動(スポーツ、 レクリエーション、文化活動、地域活動など)への支援

老人クラブ活動やボランティア活動への支援

高齢者同士の交流の場やサロンの充実

その他

特にない

無回答

17.6

19.8

18.0

7.2

27.0

20.6

28.3

8.4

19.2

6.3

10.2

10.9

3.1

7.3

0.9

8.3

11.2

13.2

15.3

23.8

4.7

24.7

22.1

35.7

13.6

10.6

0.9

11.9

4.7

16.6

0.9

9.8

10.2

7.1

10.9

17.4

1.9

33.4

32.9

36.7

7.1

28.3

1.4

10.9

4.1

0.8

7.1

1.9

9.2

9.8

3.0

0 20 40 60 80 100

一般高齢者(N = 762)

介護予防サービス利用者(N = 235)

在宅サービス利用者(N = 368)

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⑥ 今後の保険料とサービスのあり方について

一般高齢者、介護予防サービス利用者、在宅サービス利用者ともに「保険

料は一定の程度で、介護サービスも一定の程度でよい」の割合が高くなって

います。

⑦ 今後介護が必要になった場合の介護方法について

「介護保険の在宅サービスを利用しながら、在宅で生活したい。」の割合

が最も高く約5割となっています。「介護保険のサービスを利用しないで身

内の介護のみで、自宅で生活したい。」とあわせた、在宅で生活をしていき

たいと考えている高齢者が5割半ばとなっています。

N =

一般高齢者 762 49.7 8.4 8.1 5.6 22.3

1.2

4.6

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

N =

一般高齢者 580

介護予防サービス利用者

229

在宅サービス利用者

321

7.4

13.1

40.6

33.0

12.7

14.0 4.0

21.4

25.5

15.7

10.3

11.7 34.7 16.4

2.2

3.3 22.4 11.6

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

保険料は高くてもよいので、介護サービスの充実を望む

保険料は一定の程度で、介護サービスも一定の程度でよい

保険料はできるだけ低く抑え、介護サービスも必要最低限でよい

その他

わからない

無回答

介護保険の在宅サービスを利用しながら、在宅で生活したい。

高齢者向けの住宅(有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅)に住み替えて介護サービスを利用したい。

特別養護老人ホームなどの施設に入所して、施設のサービスを受けたい。

介護保険のサービスを利用しないで身内の介護のみで、自宅で生活したい。

わからない

その他

無回答

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第3節 高齢者施策の達成状況

第5期計画における高齢者施策について、その目標達成状況を事業量指標の観点か

ら点検すると次のとおりとなっています。

(1)地域包括ケア体制の充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 地域包括支援センターの充実

高齢者が増加する中で、地域包括支援センター内の相談件数も増加して

おり、人員増を検討する必要があります。

表 地域包括支援センターの設置数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 4 か所 4 か所

実績 4 か所 4 か所

達成率 100% 100%

(2)地域福祉の推進 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 市民協働事業の推進

平成 24 年度、平成 25 年度ともに、目標値を上回り、平成 25 年度では、

達成率は 200%となっています。

表 市民提案型協働事業数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 3 5

実績 12 10

達成率 400% 200%

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② 活動拠点の整備(市民活動サポートセンターの運営)

情報提供数は、年々増加しており、平成 25 年度では、163 団体と、達

成率 108%となっています。

表 市民活動団体の登録団体数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 130 団体 150 団体

実績 138 団体 163 団体

達成率 106% 108%

③ 保健・福祉人材の育成(地域活動リーダーの養成・育成)

基礎コースと専門コースを1年おきに実施しており、平成 25 年度基礎コ

ースの受講生は 19 人となっています。

表 介護予防サポーター養成・育成事業

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値

専門コース:新規登録者数

(認知・運動・口腔・栄養)

基礎コース:受講者数

20 人(専門コース)

30 人(基礎コース)

実績

専門コース:新規登録者数

(認知・運動・口腔・栄養)

基礎コース:受講者数

35 人(専門コース)

19 人(基礎コース)

達成率 175% 63%

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(3)生きがいづくりの推進 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 就労機会の確保・拡大に対する支援(シルバー人材センター)

シルバー人材センターの就労者数は平成 25 年度では、平成24年度に比

べ少なくなっています。

表 シルバー人材センターの就労者数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 650 人 670 人

実績 682 人 658 人

達成率 105% 97%

② 生涯学習・スポーツ活動の支援(高齢者学級)

開催公民館数は目標値の7公民館を平成 24 年度、平成 25 年度ともに、

達成しています。

表 開催公民館数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 7公民館 7公民館

実績 7公民館 7公民館

達成率 100% 100%

③ 生涯学習・スポーツ活動の支援(運動・スポーツ活動支援)

生涯学習・スポーツ活動の支援については、平成 24 年度、平成 25 年度

ともに、達成しています。

表 健康増進プログラムの提供を受けた延べ人数(累計)

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 120 人 240 人

実績 120 人 240 人

達成率 100% 100%

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④ 生涯学習・スポーツ活動の支援(自己学習活動の支援)

生涯学習の支援としては、市展・市民文化祭・市民音楽会・大学開放講座

歴史解説アドバイザー養成講座があります。中でも、歴史解説アドバイザー

認定者スキルアップ講座は、平成 25 年度では、目標値 72 人に対し、実績

は 50 人となっています。

表 歴史解説アドバイザー養成講座

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 72 人 72 人

実績 70 人 50 人

達成率 97% 69%

⑤ 老人クラブ活動の充実

クラブ数は目標値を達成しており、会員数は目標値をほぼ達成しています。

表 単位老人クラブ数、老人クラブ会員数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値クラブ数

会員数

45 クラブ会員 3,000 人

45 クラブ会員 3,000 人

実績クラブ数

会員数

45 クラブ会員数 2,977 人

46 クラブ会員数 2,954 人

達成率

クラブ数 100% 102%

会員数 99% 99%

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(4)高齢者が住みやすい都市環境整備 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 高齢者居住対策など(交通安全対策)

交通安全教室の開催回数は、平成24年度、平成25年度ともに目標値を

達成しています。

表 交通安全教室開催回数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 40 回 40 回

実績 41 回 41 回

達成率 103% 103%

(5)健康づくりの推進 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① ミニデイ(サロン)推進事業

平成 25 年度では、ミニデイ(サロン)開催場所は 32 箇所となっており、

ミニデイサロン活動支援も、目標値を上回っています。

表 ミニデイ(サロン)開催個所数、ミニデイ(サロン)活動支援

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値

ミニデイ(サロン)開催箇所 27 箇所 28 箇所

・骨密度測定 20 回 21 回

・栄養士 18 回 19 回

・歯科衛生士 12 回 13 回

・地域包括支援センター 57 回 59 回

実績

ミニデイ(サロン)開催箇所 28 箇所 32 箇所

・参加延べ人数 9,722 人 10,180 人

・骨密度測定 23 回 25 回

・栄養士 42 回 42 回

・歯科衛生士 18 回 16 回

・地域包括支援センター 83 回 90 回

達成率

ミニデイ(サロン)開催箇所 103% 114%

・骨密度測定 115% 119%

・栄養士 233% 221%

・歯科衛生士 150% 123%

・地域包括支援センター 145% 152%

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② 地域における健康づくり活動への支援

平成 25 年度では、養成講座の回数及び人数は目標値を下回っています。

表 健康いせはらサポーター養成講座、ヘルスメイト養成講座

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値

養成講座 8 回 8 回

養成人数 100 人 120 人

ヘルスメイト養成講座 8 回 8 回

実績

養成講座 8 回 4 回

養成人数 94 人 108 人

ヘルスメイト養成講座 16 回 8 回

達成率

養成講座 100% 50%

養成人数 94% 90%

ヘルスメイト養成講座 200% 100%

(6)介護予防の推進など ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 地域支援事業(介護予防事業・二次予防事業)

参加者数は増加していますが、目標値を下回っています。

表 通所型プログラム参加者数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 250 人 260 人

実績 115 人 195 人

達成率 46% 75%

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② 地域支援事業(介護予防事業・一次予防事業)

介護予防普及啓発事業、介護予防教室開催は、目標値を下回っています。

表 介護予防普及啓発事業、介護予防地域活動支援事業

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値

介護予防普及啓発事業、

介護予防教室開催480 回 490 回

その他講師など 205 回 215 回

ボランティア育成など 50 回 50 回

実績

介護予防普及啓発事業、

介護予防教室開催666 回 746 回

その他講師など 198 回 209 回

ボランティア育成など 36 回 31 回

達成率

介護予防普及啓発事業、

介護予防教室開催138% 152%

その他講師など 96% 97%

ボランティア育成など 72% 62%

③ 地域支援事業(包括的支援事業)

ネットワーク会議、実務担当者会議ともに、目標値を達成しており、緊急

作業部会・援助活動部会は随時開催しています。

表 高齢者及び障害者虐待防止ネットワーク

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値ネットワーク会議 1 回 1 回

実務担当者会議 2 回 2 回

実績ネットワーク会議 1 回 1 回

実務担当者会議 2 回 6 回

達成率ネットワーク会議 100% 100%

実務担当者会議 100% 300%

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(7)福祉サービスの充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 寝具乾燥・丸洗いサービス

高齢者及び介護者の経済的な負担軽減、衛生的な住宅環境の確保を目的に、

在宅寝たきり・認知症高齢者登録者の寝具の丸洗いと乾燥・消毒を行ってい

ます。

登録者は介護度の高い人を対象としているため、在宅介護から施設へ移る

こともあり、目標値を下回っています。

表 寝具乾燥・丸洗いサービス利用者数(登録者数)

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 120 人 130 人

実績 102 人 117 人

達成率 85% 90%

② 訪問理容サービス

在宅寝たきり高齢者登録者に訪問による理容サービスを行っています。

登録者は介護度の高い人を対象としているため、在宅介護から施設へ移る

こともあり、目標値を下回っています。

表 訪問理容サービス利用者数、訪問理容サービス年間訪問回数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値訪問理容サービス利用者数 60 人 70 人

訪問理容サービス年間訪問回数 180 回 200 回

実績

訪問理容サービス利用者数 42 人 35 人

訪問理容サービス年間訪問回数 160 回 141 回

達成率訪問理容サービス利用者数 70% 50%

訪問理容サービス年間訪問回数 88% 70%

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③ 緊急通報体制整備事業

急変の可能性がある疾病を持つひとり暮らしなどの高齢者の居宅に、緊急通報

装置を設置し、急病などの緊急事態が発生した際に適切な対応ができる体制を整

えています。

なお、利用者は横ばいとなっています。

表 緊急通報装置設置数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 152 件 163 件

実績 144 件 143 件

達成率 94.7% 87.7%

④ 日常生活用具支援事業

在宅寝たきり・認知症高齢者登録者に紙おむつなどの支給や火災警報器の給付

を行っています。

登録者は介護度の高い人を対象としているため、在宅介護から施設へ移ること

もあり、目標値を下回っています。

表 紙おむつなど支給者数、火災警報器給付者数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値紙おむつなど支給者 220 人 240 人

火災警報器給付者 10 人 10 人

実績紙おむつなど支給者 256 人 236 人

火災警報器給付者 4 人 2 人

達成率紙おむつなど支給者 116% 98%

火災警報器給付者 40% 20%

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⑤ 介護者への支援事業(高齢者など探索情報システムの普及)

登録者は介護度の高い人を対象としているため、在宅介護から施設へ移ること

もあり、目標値を下回っています。

表 探索情報システム利用者数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 6 人 8 人

実績 4 人 6 人

達成率 67% 75%

⑥ 介護者への支援事業(家族介護者相談会・教室)

地域包括支援センターや市で家族会の支援のため、平成 24 年度、平成

25 年度ともに、教室を8回開催してきました。

表 家族介護者教室

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 教室8回 教室8回

実績 教室8回 教室8回

達成率 100% 100%

(8)認知症高齢者への支援の強化 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 認知症に対する正しい理解の啓発

平成 25 年度で、認知症サポーター養成研修会、認知症サポーター養成人

数ともに、目標値を下回っています。

表 認知症サポーター養成研修会、認知症サポーター養成人数

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値認知症サポーター養成研修会 10 回 10 回

認知症サポーター養成人数 150 人 160 人

実績認知症サポーター養成研修会 7 回 5 回

認知症サポーター養成人数 156 人 87 人

達成率認知症サポーター養成研修会 70% 50%

認知症サポーター養成人数 104% 54%

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(9)基盤整備の推進 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

項目・単位

平成 24 年度 平成 25 年度

目標値 実績 目標値 実績

特別養護老人ホーム

箇所数 4 4 5 4

定員数(人) 318 318 347 318

うち地域密着型

介護老人福祉施設

個所数(箇所) 1 0

定員数(人) 29 0

介護老人保健施設

箇所数 2 2 2 2

定員数(人) 175 175 175 175

短期入所施設

(短期入所生活介護事業所)

箇所数 4 4 5 4

定員数(人) 72 72 81 72

養護老人ホーム

箇所数 1 1 1 1

定員数(人) 60 60 60 60

うち介護専用型以外の特定

入居者生活介護事業所

箇所数 1 1 1 1

定員数(人) 60 60 60 60

軽費老人ホーム(A型)

箇所数 1 1 1 1

定員数(人) 50 50 50 50

ケアハウス

箇所数 1 1 1 1

定員数(人) 30 30 30 30

認知症高齢者グループホーム

(認知症対応型共同生活介護事業所)

箇所数 7 7 7 7

定員数(人) 108 108 108 108

有料老人ホーム(特定施設)

箇所数 4 4 6 5

定員数(人) 201 201 301 256

うち介護専用型以外の特定

入居者生活介護事業所

箇所数 4 4 6 5

定員数(人) 201 201 301 256

老人福祉センター 箇所数 1 1 1 1

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第4節 高齢者に関する施策課題

ここでは、事業を展開してきた中での現状や課題、市民向けアンケートの結果から、第5期

計画の基本施策ごとに課題を整理します。

(1)地域で支え合う福祉環境づくり ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 地域包括ケア体制の充実

多くの高齢者は、いつまでも、住み慣れた地域に住み続けたいと考えており、そのため

には、身近な地域において、さまざまなサービスを受けることができることや、相談がで

きることが重要となります。そこで、地域包括ケア体制の中核となる地域包括支援センタ

ー機能の充実と関連機関などとの連携の強化による、地域包括ケア体制の充実が求められ

ています。

② 地域福祉の推進

地域住民による地域福祉を実践していくためには、市民の地域福祉の意識を高めるとと

もに、ボランティア活動などの支援や地域住民と行政、事業者がともに地域福祉に取り組

むことが必要です。

③ 生きがいづくりの推進

いままで培ってきた知識や経験を生かし、高齢者が心身ともに生きがいを持ち、身近な

地域で活動ができるよう、活動の機会や場所の提供などの支援をしていくことが必要です。

④ 高齢者が住みやすい都市環境整備

高齢者が住みやすい地域をつくるためにも、公共施設や公共交通機関などでのバリアフ

リー化の促進を行うことが必要です。また、災害時における、災害時要援護者に対する安

全確保体制の整備などを引き続き行う必要があります。

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(2)笑顔を育む健康づくり ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 健康づくりの推進

元気な高齢者がいつまでも元気で、要介護状態にならないためにも、地域が主体となっ

て実施するミニデイ(サロン)推進事業などによる、高齢者の健康づくりの支援を行うこ

とが必要です。

② 生活習慣病予防対策の充実

生活習慣病の早期予防は老後を健やかに過ごすことにつながるため、市が実施する各種

健診や教室などの周知を図るとともに、参加を促進することが必要です。

(3)信頼される福祉・介護サービス体制づくり ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 介護予防の推進など

要介護状態などにならないためにも、地域包括支援センターを中心に保健や医療、福祉

との連携を図りながら、介護予防を推進することが必要です。

② 福祉サービスの充実

市が実施している寝たきり認知症登録やひとり暮らし高齢者登録に伴うさまざまな

福祉サービスを高齢者と家族や支援者に周知することが必要です。

③ 認知症高齢者への支援の強化

今後も認知症高齢者が増えていく中で、医療との連携体制を強化し、早期の段階からの

診断と対応、認知症に関する正しい知識と理解に基づく本人や家族に対する支援、介護支

援専門員との連携など、地域における支援体制を強化することが必要です。

④ 介護保険制度の安定的運営

今後、介護保険事業サービスの利用増加が考えられます。そのため、介護保険事業サー

ビスのニーズを勘案しながら、サービスの質の向上と量の確保に努めていくとともに、介

護給付費の適正化の推進が必要となります。

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第3章 計画の基本理念と基本目標

第1節 基本理念

高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、元気で安心して生活を送ることができる地域づくり

をめざします。

そのためには、高齢者が自分らしく、いつまでも健康で自立した生活が送れるよう支援する

とともに、介護状態にならないための介護予防を支援する、保健福祉施策を充実していくこと

が必要です。

また、すべての高齢者が安心して毎日を過ごすためには、誰もが互いに尊重し合い、ともに

支え合う地域づくりを支援する体制の整備が重要と考えます。

こうした考えに基づき、この計画の基本理念を次のとおりとします。

また、基本理念に基づくこの計画の推進にあたっては、次のような視点から取り組みます。

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第2節 基本目標

本計画では、基本理念を実現していくために、3つの基本目標を設定し、施策の展開を図り

ます。

基本目標1 地域で支え合う福祉環境づくり

高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、行政、地域包括支援センターを中心に、

地域住民・福祉ボランティア・特定非営利活動法人(NPO 法人)などの団体や保健医療機関・

介護保険施設などの社会福祉資源と連携し、地域包括ケア体制を充実させていきます。

高齢になっても自立した生活を送るためには、地域や家庭での役割を持ち、楽しみを持ち続

け、生きがいを持って暮らすことが重要です。地域での生きがいづくりを進めるために、地域

でそれを支える人の養成や、高齢者が今まで培ってきた知識や経験を生かすことのできる就労

の機会や生涯学習活動など、さまざまな活動の場の提供や高齢者の人材活用などを推進します。

基本目標2 介護予防の体制づくり

心身ともに健康で、生きがいを持ち、自立した生活を送ることは誰もが望む幸せと考えます。

元気な高齢者がいつまでも元気で、要介護状態にならないためにも、日ごろから自分の健康

状態を把握するとともに、介護予防に対する意識を持ち、疾病などの予防に十分心がけること

が大切です。

保健・医療・福祉の連携により、一人ひとりの健康意識を高め、健康の自己管理と生活習慣

病の予防・改善など、介護状態にならないための介護予防を支援していきます。

基本目標3 信頼される福祉・介護サービス体制づくり

たとえ介護が必要になっても、住み慣れた地域でいつでも安心して必要なサービスの提供を

受けられるよう、地域に密着したサービス提供体制の充実を図ります。

また、認知症高齢者が増加していくと推測される中で、認知症高齢者に対する地域での支援

の充実を図っていきます。

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第3節 施策の体系

基本理念 計画推進の視点 基本目標

3 信頼される福祉・介護

サービス体制づくり

1 地域で支え合う福祉環境づ

くり

2 介護予防の体制づくり

いつまでも元気で安心

みんなで支える伊勢原市

住み慣れた地域で暮らせる、介護予防の体制づくりと、地域の社会資源の有効活用

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基本施策 個別施策

・地域包括支援センターの充実・相談窓口の充実・広報体制の充実・医療及び介護の関係機関による協議・市社会福祉協議会との連携・民生委員との連携

・地域福祉に対する意識の向上・活動拠点の整備・保健・福祉人材の育成

・就労機会の確保・拡大に対する支援・生涯学習・スポーツ活動の支援・老人クラブ活動の充実・敬老事業・老人福祉センター・老人憩の家

・バリアフリーのまちづくり事業・高齢者居住対策等・緊急・災害時の安全確保体制の整備

・介護予防・生活支援サービスの充実・生活支援ホームヘルパー派遣・移動サービスの充実・ミニデイ(サロン)推進事業・食の自立支援(配食サービス)・介護予防把握事業・生活支援コーディネーターの育成

・ボランティア等民間活動への支援・地域における健康づくり活動への支援・介護支援ボランティアポイント制度

・緊急特別ショートステイ・寝具乾燥・丸洗いサービス・訪問理容サービス・緊急通報体制整備事業・日常生活用具支援事業・ふれあいゴミ収集・介護者への支援事業・権利擁護事業

・認知症ケアパスの構築・認知症初期集中支援チームの設置・認知症地域支援推進員設置

・介護サービスの量的確保と質の向上・地域密着型サービス事業者の指定・低所得者への配慮・介護給付費の適正化

(1)地域包括ケア体制の充実

(2)地域福祉の推進

(3)生きがいづくりの推進

(4)高齢者が住みやすい都市環境

整備

(1)新しい介護予防・日常生活支

援総合事業

(2)介護ボランティア等人材育成

(1)福祉サービスの充実

(2)認知症高齢者への支援の強化

(3)介護保険制度の安定的運営

(3)高齢期の健康づくりの推進

・運動指導事業・健康手帳の交付・特定(一般)健康診査・特定(一般)保健指導・健康相談・健康教育

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…… (成瀬地区・大田地区)伊勢原東部生活圏域

…… (伊勢原北地区・伊勢原南地区)伊勢原中部生活圏域

…… (大山地区・高部屋地区・比々多地区)伊勢原西部生活圏域

第4節 日常生活圏域の設定

高齢者が住み慣れた地域で継続して生活するためには、保健・福祉や医療関連の施

設だけでなく、他の公共施設、地域における人的ネットワークの形成が重要な要素と

なります。地域ケアを充実させるためには、これらが有機的に連携し、高齢者の生活

を支えるものとして、機能することが重要となります。

伊勢原市では、4つの地域包括支援センターを設置しています。また、「日常生活

圏域」は、自治会圏域の基礎として、従来から市内を地域ごとに分割する場合に区分

され、市民の認知度も高い旧行政区を基本とした次の 3 圏域が設定されています。

表 地域包括支援センター担当区域一覧

地域包括支援センター 生活圏域 担当地区

伊勢原中部地域包括支援センター中部

伊勢原北地区

伊勢原南部地域包括支援センター 伊勢原南地区

伊勢原東部地域包括支援センター 東部 成瀬地区、大田地区

伊勢原西部地域包括支援センター 西部 大山地区、高部屋地区、比々多地区

資料:平成26年10月 住民基本台帳

伊勢原市役所

小田急小田原線

東名高速道路

伊勢原駅

愛甲石田駅

伊勢原東部圏域

圏 域 人 口 36,990人

65歳以上人口 5,143人

高 齢 化 率 13.9%

伊勢原中央圏域

圏 域 人 口 35,989人

65歳以上人口 5,709人

高 齢 化 率 15.9%

伊勢原西部圏域

圏 域 人 口 24,611人

65歳以上人口 4,292人

高 齢 化 率 17.4%

伊勢原市全域

圏 域 人 口 97,590人

65歳以上人口 15,144人

高 齢 化 率 15.5%

伊勢原西部生活圏域

圏 域 人 口 :24,518 人

65 歳以上人口 : 6,352 人

高 齢 化 率 : 25.91%

伊勢原東部生活圏域

圏 域 人 口 :38,704 人

65 歳以上人口 : 8,380 人

高 齢 化 率 : 21.65%

伊勢原中部生活圏域

圏 域 人 口 :36,276 人

65 歳以上人口 : 8,358 人

高 齢 化 率 : 23.04%

伊勢原市全体

圏 域 人 口 :99,498 人

65 歳以上人口 :23,090 人

高 齢 化 率 : 23.21%

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第5節 老人福祉施設等の整備

項目・単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

特別養護老人ホーム箇所数 5 5 5

定員数(人) 347 347 347

うち地域密着型

介護老人福祉施設

箇所数 1 1 1

定員数(人) 29 29 29

介護老人保健施設箇所数 2 2 2

定員数(人) 175 175 175

短期入所施設

(短期入所生活介護事業所)

箇所数 5 5 5

定員数(人) 81 81 81

養護老人ホーム箇所数 1 1 1

定員数(人) 60 60 60

うち介護専用型以外の特

定入居者生活介護事業所

箇所数 1 1 1

定員数(人) 60 60 60

軽費老人ホーム(A型)箇所数 1 1 1

定員数(人) 50 50 50

ケアハウス箇所数 1 1 1

定員数(人) 30 30 30

認知症高齢者グループホーム

(認知症対応型共同生活介護事業所)

箇所数 7 7 7

定員数(人) 108 108 108

有料老人ホーム(特定施設)

箇所数 9 9 9

定員数(人) 437 437 437

うち介護専用型以外の特

定入居者生活介護事業所

箇所数 9 9 9

定員数(人) 437 437 437

サービス付き高齢者向け住宅

(特定施設)

箇所数 1 1 1

定員数(人) 64 64 64

うち介護専用型以外の特

定入居者生活介護事業所

箇所数 1 1 1

定員数(人) 64 64 64

老人福祉センター 箇所数 1 1 1

※ 特定施設でない有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅はこの表に含みません。

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第4章 地域包括ケアシステムの構築

国は、団塊の世代の高齢者が 75 歳以上となる2025年(平成37年)に向け、支援が

必要な状態になっても、住み慣れた地域での生活が継続できるよう、「医療」、「介護」、「予

防」、「住まい」、「生活支援」が一体的に確保される「地域包括ケアシステム」を地域の実

情に応じて構築していくことをめざしています。

本市では、地域包括ケアシステムを構築していくため、「地域ケア会議の推進」、「在宅

医療・介護連携の推進」、「生活支援サービスの充実・強化」「認知症施策の推進」に取り

組みます。

第1節 地域ケア会議の推進

地域ケア会議は、高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備とを

同時に進めていく、地域包括ケアシステムの実現に向けた手法であり、具体的には、地域

包括支援センターなどが主催し、以下の機能が求められています。

○ 医療、介護などの多職種が協働して高齢者の個別課題の解決を図るとともに、介

護支援専門員の自立支援に資するケアマネジメントの実践力を高める。

○ 個別ケースの課題分析などを積み重ねることにより、地域に共通した課題を 明

確化する。

○ 共有された地域課題の解決に必要な資源開発や地域づくり、さらには介護 保険

事業計画への反映などの政策形成につなげる。

本市においては、既に、地域ケア会議において、個別事例の検討を重ね、地域の実情や課

題を把握しています。その結果、地域包括支援センターの圏域ケア会議で扱った個別事例の

中では、認知症が背景にある事例が各地域の包括支援センターから報告され対応するなど、

一定の効果をあげています。

認知症の発症は、65歳以上の高齢者のうち4人に1人が認知症とその予備軍となると推

測されています。本市でも高齢者人口は増加し認知症高齢者は今後増加の見込みです。これ

らのことから、既存の認知症を支える仕組みの情報収集や、将来に向けてどのような仕組み

が必要かなどについて、地域包括単位の地域課題として認知症高齢者対策の検討をしていき

ます。

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第2節 在宅医療・介護連携の推進

医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続

けることができるよう、在宅医療連携拠点機能と地域包括支援センターなどの介護関係機

関が連携する体制の構築を目的としています。

想定される取組として、地域の医療・福祉資源の把握及び活用や、24 時間 365 日の

在宅医療・介護提供体制の構築が求められています。

本市では、医師会・歯科医師会・薬剤師会との協力による多職種での在宅医療研修の実

施や、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の周知など、介護保険法の地域支援事業の包括

的支援事業として、新たに創設された在宅医療・介護連携推進事業の中で推進していきま

す。

第3節 生活支援サービスの充実・強化

単身世帯などが増加し、軽度の支援を必要とする高齢者が増加する中、見守りや買い物

などの生活支援の必要性が高まっています。ボランティア、NPO法人、民間企業、協同

組合などの多様な主体が生活支援サービスを提供することが必要となります。

また、高齢者の社会参加をより一層推進することを通じて、元気な高齢者が生活支援の

担い手として活躍することも期待されています。このように、高齢者が社会的役割をもつ

ことにより、生きがいや介護予防にもつながると考えられています。

本市においては、中高年層を対象とした地域人材やボランティア団体などを介護予防サ

ポーターとして積極的に介護予防教室やミニデイ(サロン)などの運営に活用し、住民が

自主的に活動する場が増えています。住み慣れた地域で、住民が中心となり元気な高齢者

が介護予防の担い手になるような機会を確保していきます。また、同時にボランティアポ

イント制度を導入し「元気な高齢者の社会参画の仕組みづくり」としてボランティア活動

の励みになるような仕組みづくりを進めていきます。

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第4節 認知症施策の推進

国では、「認知症の人は、精神科病院や施設を利用せざるを得ない」という考え方を改

め、「認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で

暮らし続けることができる社会」の実現をめざすこととされています。この実現のため、

新たな視点に立脚した施策の導入を積極的に進めることにより、これまでの「ケアの流れ」

を変え、むしろ逆の流れとする標準的な認知症ケアパス(状態に応じた適切なサービス提

供の流れ)を構築することを、基本目標としています。

認知症高齢者が増加していくことが見込まれる中、認知症の早期発見と正しい理解の啓

発を図る必要があります。

本市においても高齢者の独居世帯や高齢者夫婦のみの世帯が増加しており、認知症の初

期症状に気づかず、生活に支障をきたすほどに進行してから医療機関を受診する例が少な

くない状況にあり、早期発見の必要性が高まっています。また、認知症に対する理解を市

民に深めるため、地域包括支援センターと協力し、認知症サポーター養成講座を定期的に

開催しています。

認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で、自分らしく暮

らし続けることができる社会の実現をめざし、認知症の人を支える取組を整理し、認知症

の人やその家族、地域住民に対して認知症の生活障害を体系的に紹介し、認知症の人を支

える社会資源について分かりやすく示した認知症ケアパスの構築に向けて、総合的な認知

症ケアの体制づくりを推進していきます。

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第2部

高齢者保健福祉計画

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空白

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第1章 地域で支え合う福祉環境づくり

第1節 地域包括ケア体制の充実

地域包括ケア体制を充実していくために、中核となる地域包括支援センターの周知を図

るとともに、常勤の専門職の増員や関連機関との連携を強化し、地域包括支援センターの

機能の充実を図っていきます。また、さまざまな地域特性における地域の生活課題につい

て、公的福祉サービスと関係団体、地域住民活動と協働して課題解決に向けた地域包括支

援ネットワークを構築していきます。更には、公的サービスだけでなく、地域活動やボラ

ンティア活動などを行っている市民活動団体と協力・連携しながら、地域包括ケア体制を

充実させていきます。

(1)地域包括支援センターの充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

包括的・継続的な地域ケアマネジメントを実施する拠点として、「地域包括支援セ

ンター」が位置付けられています。地域包括支援センターには、保健師など、社会福

祉士、主任介護支援専門員などが各1人ずつ配置され、主に①介護予防マネジメント、

②総合相談・支援、③権利擁護、④包括的・継続的ケアマネジメント業務を行ってい

ます。

また、指定介護予防支援事業者として、予防給付のマネジメントも行っています。

【現状と課題】

介護予防マネジメントや困難事例に関する業務量の増加に伴い、予防給付のモニタ

リングや、当該相談者への経過確認のための訪問が十分ではない状況です。また、介

護支援専門員と民生委員との連携や、介護支援専門員への助言などの支援、介護予防

普及啓発活動の充実が必要です。

国が定める地域包括支援センターの設置基準では、1圏域あたり第1号被保険者の

数が、3,000 人以上 6,000 人未満ごとに、3職種を各1人ずつ配置するとされて

いますが、第1号被保険者数が基準を上回る圏域があります。地域包括支援センター

の増設やブランチ設置を検討し、適正な配置にすることや、各地域包括支援センター

の機能強化に取り組む必要があります。

また、近年では認知症高齢者、高齢者の単身世帯の増加から成年後見制度の利用や

高齢者虐待の防止及びその早期発見のため、地域包括支援センターの業務③権利擁護

について地域包括支援センターの機能強化が求められています。

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【方向性】

地域包括支援センターを拠点とした地域包括ケア体制を継続し、地域の関係機関と

密接に連携していきます。高齢化が進行し高齢者人口が国の設置基準を上回る地区に

ついては、地域包括支援センターのブランチ(出張窓口)を設けることを推進します。

また、1箇所あたりの人員を現在の 3 人から業務状況に見合うよう増員を検討し

ていきます。

さらに、4箇所ある地域包括支援センターのうち一部を権利擁護について機能強化

した地域包括支援センターへの転換を推進し、他の地域包括支援センターの権利擁護

業務に関する支援強化の充実につなげていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

地域包括支援センター設置数

(ブランチ数)4 4 4(1)

(2)相談窓口の充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 高齢者総合相談

【概要】

介護保険における地域支援事業の一環として、高齢者の相談や支援を行っています。

【現状と課題】

地域包括支援センターや、市介護高齢福祉課において受ける相談の件数が増加し、

特に支援困難事例や多重問題事例が増えています。解決に向けて、保健福祉事務所な

どの関係機関との連携の強化や、相談対応職員の増員が必要です。

認知症高齢者の地域での見守りや早期発見・解決支援に向けた地域のネット

ワークについて、地域ケア会議において、圏域ごとに仕組みづくりを検討しています。

成年後見制度利用支援事業への取組や高齢者虐待への対応として、弁護士などの専

門職による相談や支援の必要性が高まっています。

【方向性】

地域包括支援センターを拠点とした地域包括ケア体制を継続し、地域の関係機関と

密接に連携していくことが必要です。高齢化が進行し高齢者人口が国の設置基準を上

前わる地区については、地域包括支援センターのブランチを設け、高齢者からのさま

ざまな相談や支援の充実を図ります。

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② 地域における相談体制

【概要】

高齢者が住み慣れた地域で、安心して生活できるよう、地域包括支援センターが中

心となり高齢者の相談や支援を行っています。

【現状と課題】

高齢者の増加や相談内容の複雑化などに対応するため、地域包括支援センター職員

の資質向上を目的とした定期的な研修や、行政との情報交換の場の維持が必要であり、

職員の増員の検討が求められています。

地域包括支援センターでは、地域ケア会議(圏域ケア会議、全体会、担当者連絡会)

において、支援困難を含めた事例の検討を実施し、ネットワークの構築、相談体制の

確保や成年後見制度の活用などに、引き続き取り組む必要があります。

【方向性】

高齢者の抱える課題について適切な支援を図るため、地域ケア会議を構成する専門

職や民生委員、その他の関係者で必要な検討を行うとともに、支援対象者が地域にお

いて、自立した日常生活を担うために必要な支援体制に関する検討を行います。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

地域ケア会議の開催数 30 回 30 回 30 回

地域ケア会議での事例検討数 8件 8件 8件

③ 介護人材の後方支援

【概要】

ケアマネジャーや介護保険事業所職員が、多様化する高齢者のニーズに応える支援

ができるよう、介護人材の資質向上を目的とした定期的な研修会をいせはら介護支援

専門員協会や各サービス連絡会と協力し実施しています。

【現状と課題】

高齢者のひとり暮らしや夫婦のみの世帯など、高齢者の環境は変化しており、また

その生活は多様です。

高齢者の状況に合わせ、適切に対応できる介護従事者への支援が必要です。

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【方向性】

質・量ともに高まる高齢者のニーズに応えるため、事業所が行う介護人材育成や定

着に向けた取組の支援が求められています。いせはら介護支援専門員協会や各サービ

ス連絡会と連携し介護従事者の資質向上や定着を目的とした、定期的な研修会を開催

していきます。

(3)広報体制の充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

市の広報紙やホームページ、パンフレットにより、介護保険制度や福祉サービスな

どを情報提供しています。また、在宅で暮らす高齢者のための情報誌「おたっしゃ情

報誌」を作成し、市役所介護高齢福祉課窓口や地域包括支援センターなどさまざまな

場所で提供しています。

【現状と課題】

在宅で暮らす高齢者のための情報誌「おたっしゃ情報誌」を、定期的に更新し、市

民や関係機関へ提供しています。

市民や介護事業所などが身近に最新情報を得られるように、ホームページやパンフ

レットなどの定期的な更新が必要です。

【方向性】

在宅で暮らす高齢者の生活支援のための最新情報を簡単に入手できるように、引き

続きホームページやパンフレットなどを定期的に更新します。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

市広報紙、パンフレットなどの

配布場所数13 13 13

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(4)医療及び介護の関係機関による協議 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で自分らしい暮ら

しを人生の最後まで続けることができるよう、在宅医療と介護サービスを一体的に提

供するために地域の医療機関と介護サービス事業者などの関係者の連携を推進しま

す。

【現状と課題】

平成 27 年度から「医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備

等に関する法律」が施行され、在宅医療・介護の連携を推進するため、介護保険法の

地域支援事業に位置付け、市が主体となり医師会と連携し取り組むこととなりました。

市は、次の事業を平成 30 年 4 月までに実施する必要があります。

ア 地域医療・介護サービス資源の把握

イ 在宅医療・介護連携の課題と抽出の対応の協議

ウ 在宅医療・介護連携に関する相談の受付など

エ 在宅医療・介護サービスなどの情報の共有支援

オ 在宅医療・介護関係者の研修

カ 24 時間 365 日の在宅医療・介護サービス提供体制の構築

キ 地域住民への啓発普及

ク 二次医療圏内・関係市町村の連携

また、認知症対策として、標準的な認知症ケアパスの作成普及とともに、平成 30

年4月には認知症初期集中チームの設置、認知症地域支援推進員の配置などについて

実施する必要があります。

【方向性】

医師会、歯科医師会、薬剤師会と連携し、在宅医療・介護の推進連携に取り組むた

めに医療・介護関係者を対象とした研修を実施し、医療・介護連携の課題と対応の協議

をします。医療・介護サービスなどの情報の共有支援に向けた準備を行い、認知症施

策に役立てていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

研修会開催数 1回 1回 1回

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(5)市社会福祉協議会との連携 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

市社会福祉協議会では、日常生活自立支援事業を実施するとともに、ひとり暮らし

高齢者への支援、地域福祉推進(ミニデイ(サロン))のための事業や高齢者生きが

い対策事業(教養趣味講座)を市と連携して実施しています。

【現状と課題】

地域ニーズに応じた、高齢者の日常生活自立支援事業やミニサロン支援などを推進

するための連携を図っています。

今後、高齢者生きがい対策としてボランティア活動推進事業における連携を検討す

る必要があります。

【方向性】

引き続き地域福祉推進事業などを取り組みます。

高齢者の在宅生活を支えるため、元気な高齢者をはじめ、住民が担い手として参加

する住民主体の活動や、NPO、社会福祉法人、社会福祉協議会、地縁組織、協同組

合、民間企業、シルバー人材センターなどの多様な主体による多様なサービスの提供

体制を構築し、高齢者を支える地域の支え合いの体制づくりを推進していきます。

(6)民生委員との連携 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

福祉サービスを受けるためのひとり暮らし高齢者、寝たきり・認知症高齢者の登録

は、民生委員を通しての申請が主となっています。また、民生委員は地域のひとり暮

らし高齢者の見守り、地域住民からのさまざまな相談など、地域福祉を支える重要な

役割を担っています。

【現状と課題】

高齢者などの見守りや支援を適切に継続するためには、民生委員と行政・関係機関

が更に連携・協力することが必要になります。

【方向性】

地域福祉における中心的担い手である民生委員や地域包括支援センター、その他関

係団体などとの連携強化に努めます。

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第2節 地域福祉の推進

地域住民の地域福祉に対する意識を高めていくために、地域住民同士の見守りや支えあ

いなど、地域住民と行政、市民活動団体などが地域でともに取り組むための仕組みづくり

を進めます。また、自分の経験や知識を生かして地域に貢献できるよう、地域活動に参加

する機会や場、情報を提供するとともに、ボランティア活動に関心のある人が、気軽にボ

ランティア体験ができる機会と場の充実を図っていきます。

(1)地域福祉に対する意識の向上 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

地域福祉の推進は、ボランティア、NPO 法人 など市民活動団体の他に地域住民

も「福祉の担い手」として連携・協力していくことが不可欠なことから、地域福祉の

担い手となる意識の醸成を図っています。

【現状と課題】

都市化や核家族化の進行などを背景に、これまでの地域に根ざした支え合い、助け

合いの関係が希薄化するなか、公的なサービスだけでは解決できない新たな課題が社

会問題となっていることから、地域で考え、行動することが必要です。

【方向性】

地域住民同士の見守り、支え合いや、地域住民と行政、市民活動団体などが地域で

ともに取り組むための仕組みづくりを、市社会福祉協議会と協働して進めます。

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(2)活動拠点の整備 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

市民活動の更なる活性化に向けて、情報提供や連携・交流施策などの拡充に取り組

み、併せて市民主体の事業運営の推進を図っていきます。市民活動団体などが活動の

輪を拡げ、市民活動がより活発化するよう、市民活動団体に必要な情報の提供、アド

バイスを行うとともに、活動の拠点となる場、機材などを提供する施設として市民活

動サポートセンターを運営しています。

【現状と課題】

市民活動に関する相談体制や情報提供、団体相互や市民との交流・連携などを充実

させる施策を行うことにより、利用登録団体や利用者が徐々に増加しています。今後

は、市民全体の事業運営を進めていくことが必要です。

【方向性】

市民活動の更なる活性化に向けて、情報提供や連携・交流施策などの拡充に取り組

み、併せて市民主体の事業運営の推進を図っていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

市民活動団体への登録団体数 180 団体 190 団体 200 団体

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(3)保健・福祉人材の育成 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 地域活動リーダーの育成

【概要】

高齢者が健康で生き生きと生活し、活動を続けられることは、高齢者のいる家族に

とっても望ましいことです。経験豊富な高齢者が地域のリーダーとなって活動するこ

とが、明るく活力のある地域社会をつくり、まちづくりへとつながりますので、地域

においてさまざまな介護予防活動を行う人材を育成しています。

【現状と課題】

介護予防サポーター講座の基礎コースには、高齢者の受講者の割合が高く、介護予

防への関心も高く一定人数の受講がありますが、専門コースの参加対象となる、実際

の介護予防サポーターとして活動できる人材の確保が課題です。

活動する場の拡充や、地域においてさまざまな介護予防活動を行う人材の育成を行

うことが必要です。

【方向性】

高齢者がその能力を最大限活用しつつ、地域社会とのつながりを継続しながら自ら

の健康保持や介護予防の意識を共有し、各種サービスの支援への参加などを促してい

くための基盤づくりを進めていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防サポーター育成講座

参加人数基礎コース 35 人 専門コース 35 人 基礎コース 35 人

基礎コース介護予防サポーターになるための、基礎的な介護予防の内容を学

ぶコース。

専門コース 介護予防に役立つ 認知、運動、口腔、栄養について学ぶコース。

スキルアップコース介護予防サポーターとして活動する上で必要な課題の解決方法

を学ぶコース。

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② 実習生の受け入れ

【概要】

若年世代の育成に向けた教育の一環として、「社会福祉援助技術現場実習」、「公衆

衛生看護学実習」、「管理栄養士臨時実習指導」を実施しています。

【現状と課題】

実習生受け入れの依頼に基づき市保健部局、市社会福祉協議会及び地域包括支援セ

ンターでは実習生を受け入れています。

市福祉事務所においては、実習生を受け入れるにあたり職員の体制を整えることが

難しく、指導できる職員の育成・配置が必要です。

【方向性】

市保健部局、市社会福祉協議会、地域包括支援センター及び高齢者福祉施設などに

おいて実習生を受け入れ、次代を担う福祉人材の育成に寄与します。

市福祉事務所においては受入体制を整えていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

受入実習生数 1名~3名 1名~3名 1名~3名

③ 地域活動団体に対する情報提供や地域活動団体の連携支援

【概要】

市民活動サポートセンターでは、ボランティア団体や法人格を取得した NPO 法人

に対して、市民活動に関する情報提供や相談、団体相互の連携に関する支援を実施し

ています。

【現状と課題】

市民活動に関する相談体制や情報提供、団体相互や市民との交流・連携などを充実

させる施策を行うことにより、利用団体や利用者が徐々に増加しています。今後は、

活動分野を超えた交流・連携が図られる施策を行っていくことが必要です。

【方向性】

市民活動の更なる活性化に向けて、情報提供や連携・交流施策などの拡充に取り組

みます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

市民活動団体の登録団体数 180 団体 190 団体 200 団体

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第3節 生きがいづくりの推進

いままで培ってきた知識や経験を活かした就労機会の確保や、身体を動かす機会や活動

の支援、自らの趣味を生かした生涯学習活動の支援などを充実していきます。

心身ともに健やかに過ごし、生きがいを持つ高齢者を増やしていきます。

(1)就労機会の確保・拡大に対する支援 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 伊勢原市ふるさとハローワーク

【概要】

伊勢原市ふるさとハローワーク(伊勢原シティプラザ 5 階)において高齢者を含

む市民を対象とした職業相談・紹介などを実施しています。

【現状と課題】

ふるさとハローワークの利用実績に対して場所が手狭であり、相談・紹介環境の改

善が必要です。

【方向性】

引き続き、高齢者などの職業相談・紹介の場として、平塚公共職業安定所と連携し

て情報発信に努め、就労機会の確保・拡大を推進していきます。

② 起業支援

【概要】

高齢者の就労機会を確保し拡大することを目的に、市民、市民活動団体、事業者な

どと協働でコミュニティビジネス(地域の課題解決や雇用、地域の活性化を図るため、

地域資源や特性を生かしたビジネスモデル)などの起業を推進していきます。

【現状と課題】

空き店舗を活用したコミュニティビジネス及び店舗改修費や賃借料を支援する空

家店舗活用補助制度などの啓発が必要です。

【方向性】

市民、市民活動団体、事業者などと市役所が互いの役割と責任を分担し、高齢者を

含む市民の就労機会を確保することを目的に事業を推進していきます。

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③ シルバー人材センター

【概要】

伊勢原市シルバー人材センターは、定年などにより退職された方が、今まで培った

知識や経験などを活かして、地域社会を支える担い手として活躍する場を提供してい

ます。

【現状と課題】

シルバー人材センターの会員数は増加していますが、男性登録者数に比べて女性の

登録者が少ない現状があります。そこで、更なる社会参加増進を図るため、シルバー

人材センターにおける就業機会の確保や女性会員の拡大などに努める必要がありま

す。

【方向性】

健康で働く意欲のある高齢者に、臨時的、短期的な就労の機会を提供し、地域社会

への参加を促進することで健康を保持し、働く喜びと生きがいづくりの場をつくりま

す。さらに、地域における就業開拓や派遣事業への取組など高齢者の働く環境を整え、

就業率の向上を図ります。

(2)生涯学習・スポーツ活動の支援 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 高齢者学級

【概要】

高齢者が抱えるさまざまな問題や課題の解決に、必要な学習機会と仲間づくりの場

を提供します。

【現状と課題】

サークル活動などにおける高齢者の参加は男女を問わず盛んですが、高齢者学級に

おける男性の参加は少ない状況が続いています。男性の参加率向上に向け、講座内容

の検討や募集方法における工夫が必要です。

また、講座修了後の継続した学習を促す取組も必要と考えます。

【方向性】

高齢者を取り巻く環境の変化やニーズに合わせて講座内容の見直しを行い、 継続

して講座を実施します。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

開催公民館数 7公民館 7公民館 7公民館

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② 運動・スポーツ活動支援

【概要】

中高齢者の自主的な健康・体力の維持増進及び活動を支援しています。

【現状と課題】

東海大学健康クラブの活動は、東海大学との連携による事業効果が認知され、年々

参加者が増加し、新たな参加者枠の確保が課題となっており、今後は、参加者などに

よる自主的な活動を推進していく必要があります。

また、市民の健康づくり、運動・スポーツの習慣化の推進など、継続した取組を行

うため、新たな総合型地域スポーツクラブの設立が検討されており、東海大学健康ク

ラブとの協働事業などにより、多くの市民に運動する機会を提供できるよう推進する

必要があります。

【方向性】

総合型地域スポーツクラブの展開による地域生活に根付いた運動やスポーツに関

する講座・教室を開催するとともに、体力づくり振興会活動を通じ地域コミュニティ

ーを基盤とした運動スポーツ活動の展開を図ります。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

健康増進プログラムの提供を

受けた延べ人数(累計)120 人 240 人 360 人

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③ 自己学習活動の支援

【概要】

生き生きとした毎日を送り、自己実現に向けた学習活動や成果の発表の場として、

市展、市民文化祭、市民音楽会、大学開放講座や歴史解説アドバイザー養成講座など

を開催しています。

【現状と課題】

市展、市民文化祭、市民音楽会は、実行委員会や団体などの担い手の高齢化と次世

代への継承が課題となっています。

市民大学については、行政や団体との連携を図りながら、市民の学習意欲に応える

場としていくことや団体の人材育成が課題となっています。

【方向性】

生き生きとした毎日を送り、自己実現に向けた学習活動と芸術文化活動の成果発表

や鑑賞の場として、市展、市民文化祭、市民音楽会、大学開放講座などを開催してい

きます。

歴史解説アドバイザーについては第 4 期生(平成 26 年度~平成 28 年度)の

養成講座を実施し、平成 28 年度には認定者数 100 人を目標としています。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

歴史解説アドバイザー

認定者数70 人 100 人 100 人

(3)老人クラブ活動の充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

老人クラブ活動を通じた、会員相互の親睦や心身の健康保持、また地域社会での積

極的な交流や老人福祉の増進など高齢者の生きがいづくりを図るため、老人クラブ活

動に対し、補助金を交付しています。

【現状と課題】

老人クラブでは健康づくりやスポーツ振興事業、文化教養事業を実施しました。老

人クラブ数が増えたことにより活動地域が増えましたが、会員数は減少傾向にありま

す。活動参加者の更なる確保が必要です。

【方向性】

今後増加する高齢者の活動の場として、生きがいづくりと社会貢献に向けた 組織

の運営と魅力あるクラブづくりを推進するため支援を継続していきます。

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(4)敬老事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 敬老祝金品事業

【概要】

多年にわたり、地域社会の発展に寄与された高齢者の皆さまに敬愛の意を表し、そ

の長寿と健康をお祝いするとともに、高齢者が自らの生活の向上に努める意欲を高め

ることを目的に、敬老祝金品の贈呈を実施しています。

【現状と課題】

高齢化の進展に伴い、対象者数が増加しています。

【方向性】

今後も継続し、いつまでも健康で安心して暮らしていただけるよう支援していきま

す。

② 敬老事業助成金

【概要】

高齢者の健康と長寿を祝い、敬老の意を表するため、自治会が地域の特性を生かし

て実施する敬老事業に対して助成金を交付しています。

【現状と課題】

地域福祉の向上を目的に敬老事業の実施に対し助成をしていますが、自治会未加入

者の増加や価値観の多様化により、自治会での実施に課題があります。また、個人情

報の取扱いについての意見もあり、実施方法について検討する必要があります。

【方向性】

助成対象とする事業の内容や助成額を検討のうえ、今後も継続し、自治会との連携

を図り、地域の敬老事業を助成していきます。

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(5)老人福祉センター ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

老人福祉センター「阿夫利荘」は、高齢者の健康増進、教養の向上、各種イベント

やレクリエーションの場の提供などのサービスを行い、健康で生き生きとした生活を

送っていただくことを目的とした施設です。

【現状と課題】

利用者は横ばい傾向にあり、利用者にとって魅力ある施設機能の維持が課題です。

【方向性】

今後も引き続き、健康づくり、生きがいづくりの場として活用し、高齢者施策であ

る教養趣味の講座なども実施していきます。

(6)老人憩の家 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

高齢者の教養の向上及び心身の健康増進を図り、憩いの場として活用するため、「坪

ノ内老人憩の家」を設置しています。

【現状と課題】

高齢者団体などの利用のほか、地域の集会所的な利用目的で使用されることもあり

ます。地域の実情に応じて隣接する公民館を活用しているため、高齢者の利用を進め

ていく必要があります。

【方向性】

今後も高齢者の閉じこもり防止や、心身の健康増進、地域交流の場としての利用を

促進していきます。

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第4節 高齢者が住みやすい都市環境整備

今後ともソフト・ハード両面におけるバリアフリーのまちづくりを推進し、高齢者が住

みやすいまちをつくっていきます。そのためにも、高齢者の居住に適した住宅の整備を促

進するとともに、高齢者への交通安全の意識の向上を図り、安全なまちづくりを進めてい

きます。また、避難訓練の検討・実施など地域における災害時の支援体制の維持・充実を

図ります。

(1)バリアフリーのまちづくり事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

伊勢原市ノンステップバス導入促進計画に基づき、平成25年度から、高齢者をは

じめ安全で円滑に移動できるようバス事業者に必要な支援を行うことで、高齢者など

が乗降しやすいよう考慮されたノンステップバスが導入されています。

【現状と課題】

「バリアフリーのまちづくり基本構想」に基づき重点整備地区となっている伊勢原

駅及び愛甲石田駅周辺地区の特定経路について、バリアフリー化の整備が完了しまし

た。今後も、公共交通事業者と連携を図り、高齢者などが安全で円滑に移動できるよ

う公共交通機関のバリアフリー化を促進する必要があります。

【方向性】

高齢者をはじめ、誰もが安全で円滑に移動できるよう毎年2台ずつ導入支援を行い、

バス交通におけるバリアフリー化を促進していきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

ノンステップバス導入台数 2台 2台 2台

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(2)高齢者居住対策等 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 多様な「住まい」の確保

【概要】

市内には身寄りがなく経済的理由などにより自宅での生活が困難な人のための養

護老人ホームが1施設(60 床)、自炊ができない程度の身体機能の低下が見られる

人が入居するケアハウスが1施設(30 床)、身寄りがないなどのため、家族との同

居生活ができない人が入居する軽費老人ホームが1施設(50 床)、その他に介護付

有料老人ホーム6施設(303 床)などが整備されています。

また、市営住宅においては、入居申込み時の優先倍率や高齢者・障害者向け住宅の

設定をしています。

【現状と課題】

在宅での介護サービスを受けることが難しい人や、在宅生活が困難な人の住まいが

必要であると考えています。

市営住宅については、平成 24・25 年度に財政上の理由により市営住宅の福祉対

応型改修工事の実施には至りませんでした。

現状の市営住宅に福祉対応型改修などの必要な箇所があるため、今後も改修に向け

ての取組が必要であると考えています。

【方向性】

在宅での介護サービスを受けることが難しい人のために、住まいで直接介護 サ

ービスを受けることができる有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護の整備枠)を

設けます。

また、引き続き家庭の事情などによって、在宅生活が困難な人に対しては、養護老

人ホームへの入所措置などを行っていきます。

市営住宅については長寿命化対策と合わせて、レバーハンドル化などの福祉対応型

改修を計画的に推進していきます。

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② 交通安全対策

【概要】

高齢者が関係する交通事故が増加しているため、秋の交通安全運動期間中に高齢者

交通安全キャンペーンなどを実施し、交通事故防止に努めています。また、年間を通

じ、老人クラブなどからの要請に基づき、伊勢原警察署や関係団体と連携し、交通安

全教室を開催しています。

【現状と課題】

交通事故の発生件数は年々減少傾向にある一方、65 歳以上の高齢者が係わる割合

が高くなっています。さらに近年では、事故の被害者だけでなく加害者になるケース

も増えていることから、地域における高齢者の安全教育を積極的に普及するため、交

通安全シルバーリーダー制度を活用し、更なる交通ルールの遵守と交通マナーの向上

を促進する必要があります。

【方向性】

高齢者交通安全キャンペーンの継続実施や、年間を通じて伊勢原警察署や関係団体

と連携して交通安全教室を引き続き開催していきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

交通安全教室開催回数 42 回 43 回 44 回

(3)緊急・災害時の安全確保体制の整備 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

災害時の一連の行動に支援を要する高齢者などの要援護者を支援するため、情報伝

達体制や避難支援体制について、地域や近隣住民の支え合いを基本とする支援体制と

して、平成 19 年度に「伊勢原市災害時要援護者避難支援計画」を策定しました。

【現状と課題】

災害時における要援護者の安全・安心を確保するためにも登録者の増加を図ること

が課題となっており、引き続き制度の周知、登録者数を増加させていく必要がありま

す。

【方向性】

災害時要援護者避難支援計画に基づき、高齢者などの要援護者に対して、引き続き

登録制度の周知を図るとともに、介護事業者などによる自主的な活動が促進されるよ

うネットワークづくりの研究を進め、避難支援訓練の検討・実施など地域における支

援体制の維持・充実を図ります。

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第2章 介護予防の体制づくり

第1節 新しい介護予防・日常生活支援総合事業

高齢者がいつまでも元気で、要介護状態にならないためには、生きがいを持ち、地

域での社会参加が推進されるよう取り組むことが重要です。

要支援者などの多様な生活支援のニーズに対応するため、介護予防訪問事業の

サービスに加え、住民主体のサービスを含めた多様なサービスを提供する体制を整え

ます。

生活支援の充実、高齢者の社会参加、支えあい体制づくり、介護予防の推進、関係

者間の意識共有と自立支援に向けたサービスを推進するよう取り組みます。

(1)介護予防・生活支援サービスの充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

要支援1・2の認定者を対象とした介護予防訪問介護と介護予防通所介護の保険給

付が地域支援事業に移行し、要支援者などに対する効果的かつ効率的な支援を可能と

することをめざす「新しい介護予防・日常生活支援総合事業」が介護保険法の改正に

より開始します。

新しい介護予防・日常生活支援総合事業は、掃除、洗濯などの日常生活上の支援を

提供する「訪問型サービス」、機能訓練や集い場など日常生活上の支援を提供する「通

所型サービス」、栄養改善を目的とした配食やひとり暮らし高齢者などへの見守りを

提供する「その他の生活支援サービス」、総合事業によるサービスなど適切に提供で

きるようケアマネジメントする「介護予防ケアマネジメント」に構成されます。

サービス利用にあたっては、基本チェックリストにより判断されます。

【方向性】

既存の介護予防訪問介護、介護予防通所介護利用者に影響がでないよう、新しい介

護予防・日常生活支援総合事業の円滑な導入に努めます。また、効果的な介護予防ケ

アマネジメントと自立支援に向けたサービス展開による、要支援状態からの自立の促

進や重度化予防の推進をめざしていきます。

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(2)生活支援ホームヘルパー派遣 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

介護保険では自立とされても、虚弱又は社会的理由により、生活支援の必要なひと

り暮らしなどの高齢者に対し、自立支援と介護予防を目的に、生活支援ホームヘルパ

ーを派遣しています。

【現状と課題】

生活支援ホームヘルパー事業は、週 1 回 1 時間の利用が標準となっており、年3

件程度の生活支援ホームヘルパーの利用があります。支援の内容は調理、洗濯、掃除、

買い物、通院、外出介助などです。介護保険の対象とならない虚弱高齢者のいる世帯

へのサービスとして今後も支援が必要です。

【方向性】

新しい総合事業の中での訪問型サービスは、現行の介護予防訪問介護に相当するも

のと、それ以外の多様なサービスにより構成されます。生活支援ホームヘルパーにつ

いては、新しい総合事業の中でのそれ以外の多様なサービス、緩和した基準によるサ

ービス(訪問型サービスA)、住民主体による支援(訪問型サービスB)へ円滑な移

行ができるようにしていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

新しい総合事業への円滑な移行 準備 準備 完全実施

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(3)移動サービスの充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

介護を必要とする高齢者など公共交通機関を利用して移動することが困難な人に

対して、NPO法人や社会福祉法人が通院・通所などを目的に有償で移送サービスを

行います。

【現状と課題】

今後はニーズの拡大が見込まれることから、有償サービスを含めて、サービスの

供給の拡大を図ることが必要と認識しています。

【方向性】

高齢者の外出機会の拡大は、高齢者の社会参加や生きがいづくり、健康づくりを増

進し、介護予防の推進にもつながることから、福祉有償移動サービスの供給確保につ

いて検討していきます。

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(4)ミニデイ(サロン)推進事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

介護予防、閉じこもり防止と高齢者相互の交流による健康と生きがい増進を目的に、

地域住民の協力を得て、ミニデイ(サロン)を各地区月 1 回程度開催しています。

また、市の保健師、歯科衛生士、栄養士、地域包括支援センターなどの専門職を派遣

し、介護予防のための知識の普及啓発を行うとともに、ボランティアへの活動支援を

行っています。

【現状と課題】

参加意識の高い住民が主体的に参加しています。また、閉じこもりがちな住民に対

しては、地域住民や民生委員、地域包括支援センターが連絡・訪問しています。

今後は、ボランティアが主体的にサロンを企画運営できるよう研修の機会を設ける

ことが必要です。

【方向性】

ミニデイ(サロン)の継続実施を支援し、ミニデイ(サロン)が開設されていない

地域を中心として、市や地域包括支援センターによる介護予防普及啓発事業を開催し、

地域住民の協力を得て新設できるようにしていきます。

あわせて、ミニデイ(サロン)を地域のボランティアが主体的に企画・運営が行え

るよう社会福祉協議会と協力し定期的な研修及び交流会を行います。

また、新しい総合事業(通所型サービスB)への移行については、運営主体の意向

を確認しながら円滑に移行できるようにしていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

ミニデイ(サロン)

開催箇所34 箇所 35 箇所 26 箇所

ミニデイサロン

活動支援

骨密度測定 27 回

栄養士 44 回

歯科衛生士 18回

地域包括支援センター 92 回

骨密度測定 28 回

栄養士 45 回

歯科衛生士 19回

地域包括支援センター 93 回

骨密度測定 29 回

栄養士 46 回

歯科衛生士 20回

地域包括支援センター 94 回

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(5)食の自立支援(配食サービス) ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

単身世帯や高齢者世帯などで食の確保が困難な高齢者に対し、昼食または夕食を配

達し、低栄養状態などの改善や安否の確認をしています。

【現状と課題】

事業を受託できる事業者を確保することが課題です。

今後、地域支援事業の中で対象者を拡大する場合は、更に民間事業者との調整が必

要です。

【方向性】

既存の配食サービスは継続実施しながら、「新しい介護予防・日常生活支援総合事

業」における生活支援サービスとしての配食サービスに向けた調整をしていきます。

(6)介護予防把握事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

市役所や地域包括支援センターにて、生活の困りごとなどの相談に来られた高齢者

に対して基本チェックリスト(生活状況調査票)を活用・実施し、利用すべきサービ

ス区分(一般介護予防事業、サービス事業及び給付)の振り分けを行います。

なお、要支援・要介護認定を除く 65 歳以上の高齢者に配布していた基本チェック

リストについては、70 歳の人に実施し、援助が必要な人の早期発見・対応に努めま

す。

【方向性】

サービス利用相談時に基本チェックリストを用いることにより、簡便にサービスに

つながるよう努めます。

また、利用者に対して、介護予防・生活支援を目的に、その心身の状況に応じて、

その選択に基づき、適切な事業が包括的かつ効率的に提供されるよう、専門的視点か

ら必要な援助を行います。

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(7)生活支援コーディネーターの育成● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

生活支援・介護予防サービスの体制整備にあたっては、元気な高齢者をはじめ、住

民が担い手として参加する住民主体の活動やNPO法人、社会福祉法人などの多様な

主体による多様なサービスの提供体制を構築し、高齢者を支える地域の支えあいの体

制づくりを推進します。

【方向性】

「生活支援コーディネーター」や「協議体」の設置を通じて互助を基本とした生活

支援・介護予防サービスが創出されるよう取り組みます。

※ 生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)

地域において生活支援・介護予防サービスの提供体制の構築に向けた コー

ディネート機能(主に資源開発やネットワーク構築の機能)を果たす役割を持つ。

※ 協議体

市町村が主体となり、各地域の生活支援コーディネーターと生活支援・

介護予防サービスの提供主体などが参画し、定期的な情報共有及び連携

強化を目的とした協議の場のことをいう。

想定される協議体のメンバー

NPO、民間企業、協同組合、ボランティア、社会福祉法人 等

介護予防・日常生活支援総合事業ガイドラインより抜粋

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第2節 介護ボランティア等人材育成

地域で高齢者を介護する体制を整えていくため、介護ボランティア制度の仕組みを構築

していくとともに、介護ボランティアの人材を育成していくための事業などを充実してい

きます。

(1)ボランティアなど民間活動への支援 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 地域活動団体に対する法人化支援

【概要】

NPO 法人や社会福祉法人の設立などについての相談、助言を実施しています。

【現状と課題】

地域においてはボランティア団体のほか、法人格の取得をしたNPO団体もみら

れます。今後は安定したインフォーマルサービスの提供体制を確立する上でも、地

域活動団体に対する法人化の支援が必要です。

【方向性】

今後も NPO 法人や社会福祉法人設立などの相談、助言などの支援について継続実

施していきます。

② 市民協働事業の推進

【概要】

これまでのように行政が一元的に公的サービスを担うのではなく、市民、市民活動

団体、事業者などと市が、同じ目的に向かって、対等の立場で、互いの役割と責任を

分担し、補完・協力してまちづくりを進める取組を行っています。

【現状と課題】

市民を取り巻く社会環境の大きな変化により、地域における課題や市民からのニ

ーズが多様化・複雑化しており、こうした課題のすべてを行政だけで対応することは

著しく困難な状況になっています。

一方で、市民が主体となって多くの市民活動団体が形成され、さまざまな社会貢献

活動や公的なサービスの提供が行われるようになってきました。

【方向性】

市民活動団体と市がお互いの役割と責任を分担しながら進める協働事業を積極的

に推進していくため、提案型協働事業制度の運用を図っていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

市民提案型協働事業数 9 11 13

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(2)地域における健康づくり活動への支援 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

健康づくりを推進するため、健康いせはらサポーターやヘルスメイトなど地域にお

ける健康づくり全般をサポートする人材を養成しています。また、市民参加による自

主的な活動を支援しています。

【現状と課題】

今後は、養成後の育成に力を入れていくことが必要と考えています。

【方向性】

健康いせはらサポーター養成講座(健康づくり全般をサポートする人材の育成)及

びヘルスメイト養成講座(食を中心とした健康づくりをサポートする人材の育成)を

開催し、健康づくりをサポートする人材の養成に努めます。

また、健康いせはらサポーター及びヘルスメイトなどの協働による市民の健康づく

り活動を推進していきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

健康いせはらサポーター養成講座回数 4回 4回 4回

ヘルスメイト養成講座 8回 8回 8回

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(3)介護支援ボランティアポイント制度 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

介護支援ボランティアの登録をした高齢者が、ミニデイ(サロン)、介護施設など

で行った一定のボランティア活動に対してポイントを付与され、当該ポイントを換

金・寄付できる制度です。

高齢者が、社会参加、地域貢献を行いながら、自らの健康増進、介護予防に積極的

に取り組むことができるようにするとともに、要介護・要支援高齢者に対する市民の

主体的な地域での支えあい活動を育成していきます。

【方向性】

介護支援ボランティアポイントの対象となる活動範囲や受け入れ施設などを定め、

円滑に参加できるよう、介護支援ボランティアポイント制度事業の概要やボランティ

ア活動の留意点などについて、理解を深めながら、制度の導入を進めます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

ボランティアポイント

制度の導入準備 準備

ボランティア

ポイント導入

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第3節 高齢期の健康づくりの推進

市役所や地域包括支援センターによる介護予防普及啓発事業の開催など、高齢者が要介

護状態にならないための健康づくりを進めていきます。また、地域や市民が主体となった、

生活習慣病予防や疾病の悪化予防活動に対し、さまざまな面からサポートし、市民の運動

実施率の向上に努めます。

(1)運動指導事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

生活習慣病予防と改善の視点から、運動を生活に取り入れるきっかけづくりとして

運動教室を開催し、集団指導や個別指導を実施しています。市民生涯スポーツ推進基

本計画に基づき、生涯を通じての運動・スポーツ活動を推進し、市民の運動実施率の

向上と健康寿命の延伸をめざし、中高齢者に健康や体力の維持増進を図る機会を提供

しています。

【現状と課題】

総合型地域スポーツクラブの活動は、東海大学との連携による事業効果が認知され、

参加者のリピート率が高く、新たな参加者の確保が課題であり、今後は、参加者など

による自主的な活動を推進していく必要があります。

【方向性】

総合型地域スポーツクラブの展開による地域生活に根付いた運動やスポーツに関

する講座・教室を開催するとともに、体力づくり振興会活動を通じ地域コミュニティ

ーを基盤とした運動スポーツ活動の展開を図っていきます。

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(2)健康手帳の交付 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

健康増進法に基づき、40 歳以上の人を対象に自らの記録を記載し、健康管理に役

立てていただく健康手帳の交付を行っています。

【現状と課題】

健康相談・健康教育など、さまざまな場面で交付していますが、各事業へのリピー

ターが多いため、交付実績が減少しています。新たな対象者の掘り起こしが必要と考

えます。

【方向性】

今後も、健康管理に役立てるために健康手帳の交付を継続するとともに、より多く

の人に活用していただくため配布方法などについて検討していきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

配布人数 160 人 180 人 200 人

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(3)特定(一般)健康診査・特定(一般)保健指導 ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、高血圧、脂質異常、高血糖などの生活

習慣病の予防や早期発見を目的に国民健康保険加入者に特定健康診査を実施してい

ます。特定健康診査の結果、生活習慣病のリスクがある人には、特定保健指導を実施

しています。

また、後期高齢者医療制度加入者、40 歳以上の生活保護受給者に対する一般健康

診査を健康増進法に基づき実施しています。一般健康診査の結果、生活習慣病のリス

クがある人には、一般保健指導を実施しています。

【現状と課題】

健診の趣旨啓発の強化や新規受診者の確保、健診後のフォロー体制の充実に取り組

む必要があります。

【方向性】

市広報、各種案内通知への事業掲載を行うとともに、各種団体を通じた周知を行い

ます。また、未受診者の受診勧奨やデータを活用した保健事業を展開していきます。

(4)健康相談 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

成人から高齢者を対象に、保健師や栄養士などが糖尿病、高脂血症、脂質異常症、

歯科などの健康相談を実施しています。

【現状と課題】

相談回数としては減少していますが、相談人数は増加しています。今後、更なる開

催方法の工夫が必要と考えます。

【方向性】

市内の健康課題の傾向を把握し、それに対応した健康相談が実施できるよう、実施

機会・実施場所の新規開拓を検討していきます。

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(5)健康教育 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

健康教育は、一般成人から高齢者を対象に、主として生活習慣病予防教育などの健

康教育を実施しています。

【現状と課題】

参加人数の減少が見られるため、開催内容や周知方法の工夫が必要です。

【方向性】

市の健康課題とともに市民の健康ニーズを把握してテーマ選定をし、内容について

も広く周知できるよう、開催場所や個別通知などの周知方法を検討していきます。

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第3章 信頼される福祉・介護サービス体制づくり

第1節 福祉サービスの充実

市が実施している福祉サービスの充実を図るとともに、高齢者が利用しやすいよう、サ

ービスの周知を図っていきます。また、利用される高齢者のニーズにあった対応がとれる

よう、関係機関との連携を強化し、柔軟に対処していきます。

(1)緊急特別ショートステイ ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

介護している人が疾病など緊急の理由により、一時的に介護することが困難になっ

た場合、又は身元不明の認知症高齢者が保護された場合などに、養護老人ホームや特

別養護老人ホームで一時的に入所を行っています。

【現状と課題】

介護保険給付の対象外である高齢者などでかつ緊急を要する高齢者からの相談が

あった際に、随時対応していますが、調整に時間を要する場合があります。

【方向性】

緊急な相談に対応できるよう協力施設の確保に努めていきます。

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(2)寝具乾燥・丸洗いサービス ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

高齢者及び介護者の経済的な負担軽減、衛生的な在宅環境の確保を目的に、在宅寝

たきり・認知症高齢者登録者の寝具の丸洗いと乾燥・消毒を行っています。

【現状と課題】

高齢者数は増加しているにも関わらず、利用者は増加していない状況です。 今後

さらなる周知方法の工夫が必要です。

【方向性】

高齢者を取り巻く環境の変化に対応した周知を行っていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

寝具乾燥・丸洗いサービス

利用者数(登録者数)130 人 140 人 150 人

(3)訪問理容サービス ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

高齢者及び介護者の経済的な負担軽減、衛生的な身体状況の確保を目的に、在宅寝

たきりの高齢者に、訪問による理容サービスを行っています。

【現状と課題】

高齢者数は増加しているにも関わらず、利用者は増加していない状況です。 今後

さらなる周知方法の工夫が必要です。

【方向性】

高齢者を取り巻く環境の変化に対応した周知を行っていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

訪問理容サービス利用者数 45 人 50 人 55 人

訪問理容サービス年間訪問回数 160 回 165 回 170 回

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(4)緊急通報体制整備事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

急変の可能性がある疾病を持つひとり暮らしなどの高齢者の居宅に、緊急通報装置

を設置し、急病などの緊急事態が発生した際に適切な対応ができる体制を整えていま

す。

【現状と課題】

平成 17 年度から 23 年度までの緊急通報の設置件数は、120 から 130 台まで

の中で増減しており、24 年度、25 年度は 140 台を維持しています。

近隣協力者や親族が不在の人からの利用に関する相談が増加しており、利用者の状

況に合わせたサービス内容の見直しを検討します。

【方向性】

今後も利用者の増加に対応できる体制を確保していきます。また、機器の設置とと

もに関係機関との連絡を図っていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

緊急通報装置設置数 145 台 155 台 165 台

(5)紙おむつ等支給支援事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

高齢者及び介護者の経済的な負担軽減、衛生的な身体状態、安全な住宅環境の確保

を目的に、在宅寝たきり・認知症高齢者登録者に紙おむつなどを支給、また、ひとり

暮らし高齢者などに対して火災警報器などを給付しています。

【現状と課題】

高齢者数は増加しているにも関わらず、利用者が増加していない状況です。 今後

さらなる周知方法の工夫が必要です。

【方向性】

高齢者を取り巻く環境の変化に対応した周知を行っていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

紙おむつ等支給者数 260 人 265 人 270 人

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(6)ふれあいゴミ収集 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

家庭ごみをごみ収集場所に持ち出すことが困難な高齢者、障害者を対象に、環境美

化センター職員が玄関先まで伺い、ごみの収集と併せて安否の確認を行っています。

【現状と課題】

高齢者単独世帯や高齢者世帯にとって、安否確認を行うサービスに対するニーズは

高く、収集日に、不在や応答が無いときなどには、親族、介護支援専門員やサービス

事業所に確認しています。難聴や身体機能の低下、認知症状の悪化など、緊急対応が

必要となるときに備えて、今後さらに関係機関との連携が必要です。

【方向性】

ニーズにあった対応がとれるよう、関係機関との連携を強化し、継続して実施しま

す。

(7)介護者への支援事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 高齢者等探索情報システムの普及

【概要】

徘徊高齢者などが GPS 端末機を携帯することにより、徘徊発生時に、介護者が徘

徊高齢者などの位置探索情報を確認できます。

【現状と課題】

徘徊高齢者の安全確保、家族の不安軽減のため、システムの利用普及に努めました

が、利用者の増加には結びつきませんでした。

【方向性】

利用者のニーズとして所持しやすい端末機の要望があり、ニーズに即した形状につ

いて今後も検討をしていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

探索情報システム利用者数 7人 8人 9人

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② 徘徊高齢者等SOSネットワーク

【概要】

徘徊のおそれのある高齢者及び知的障害者が徘徊し、行方不明となった場合に、早

期に発見し保護するために、地域の協力体制がとれるようにネットワーク体制をとっ

ています。

ネットワーク体制は徘徊のおそれのある人の情報を事前登録し、捜索や身元確認の

依頼があった際に地域の協力体制がとれるように市と県平塚保健福祉事務所秦野セ

ンター、警察などが連携しています。

【現状と課題】

2年間で事前登録された人を広域で捜索依頼することはありませんでしたが、必要

なときに利用でき、行方不明者の早期発見に役立てるための体制の維持が必要です。

また、必要な人へこの登録方法が分かるよう周知を充実することが求められています。

【方向性】

今後もシステムの周知、ネットワークの強化を図り、徘徊高齢者などが早期に安全

に発見できるよう努めていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

SOS登録者 80 人 90 人 100 人

③ 寝たきり老人等介護見舞金支給事業

【概要】

施設入所に比較して介護負担が重い、在宅寝たきり・認知症高齢者登録者の介護者

の心身の負担を慰労するために、見舞金を支給しています。

【現状と課題】

施設サービスの利用者が増加してきたことから、支給実績は減少傾向にあります。

【方向性】

サービスの利用実態を把握し、支給対象者の範囲、支給額について検討していきま

す。

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④ 家族介護者相談会・教室

【概要】

地域支援事業の任意事業に位置付け、家族介護者相談会や教室を開催し、介護者が

孤立したり、心身に影響を与えるような無理な介護が継続しないよう、技術の提供や

精神的ケアを行っています。

【現状と課題】

介護保険制度や介護技術、看取り介護、施設見学に参加者が多い傾向にあり、ご自

身の問題や将来のこととして参加されている人の割合が3割程度です。

介護者が孤立しないよう、家族介護教室や介護者の会において、介護者同士の情報

交換会を企画し、介護者の交流を支援しています。その中で認知症の行動・心理症状

(BPSD)への対応で苦慮されている事例が多くなっています。

【方向性】

介護家族が抱える悩みを受け止め不安の解消を図るとともに、正確な情報提供や、

地域のネットワークにつなげる支援をしていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

家族介護者教室・

介護者家族の会教室8回 教室8回 教室8回

(8)権利擁護事業 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

誰もが住み慣れた地域で尊厳ある生活と人生を維持できるよう、高齢者虐待や悪質

な業者の訪問販売被害などの権利擁護にかかわる問題についても、関係協力団体と連

携し、包括的、継続的な支援を行っています。

【現状と課題】

単身高齢者や高齢者世帯が増え、孤独死、老老介護などの不安を抱えている高齢者

への対応が求められています。高齢者が地域の中で安心して生活できるよう、民生委

員や自治会などの団体とのつながりをさらに強化し、地域課題への対応力を高めてい

く必要があります。

また、認知症高齢者が増加する中で、成年後見制度を必要とする人が増加するため、

制度の利用をサポートできる体制を整える必要があります。

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【方向性】

地域包括支援センターに配置された保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーなど

が相互に連携・協働し、チームアプローチによる支援を行います、介護サービス、医

療サービス、ボランティア活動など地域のさまざまな社会資源を活用した継続的かつ

包括的な支援を行います。

さらに、高齢者虐待防止のためのネットワークの整備、成年後見制度の活用、及び

民生委員、介護支援専門員に対する消費者被害防止に関する情報提供などにより、高

齢者の権利擁護を図ります。

また、認知症高齢者が増加し、専門職の後見人に依頼することができないケースが

多くなることが予想されるため、市民後見人を養成することに取り組んでいきます。

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第2節 認知症高齢者への支援の強化

認知症高齢者などの早期発見に努め、適切な医療や介護につなげるために、医療分野及

び介護分野の関係機関の連携を強化します。現在、認知症高齢者の家族からの相談につい

ては市役所や地域包括支援センター、県平塚保健福祉事務所秦野センターが認知症相談の

窓口として対応しています。

今後は、認知症高齢者がさらに増加し、専門職の後見人に依頼することができないケー

スが多くなることが予想されるため、地域における支援体制を強化していきます。

(1)認知症ケアパスの構築 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

認知症の人は精神科病院や施設を利用せざるを得ないという考えを改め、認知症に

なっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で暮らし続ける社会の実

現をめざしていきます。

これまでのケアでは認知症の人が行動、心理状態などにより「危機」が発生してか

らの事後処理が主体でしたが、今後は「危機」の発生を防ぐ「早期・事前対応」に基

本を置くことが必要になります。

そこで、認知症の人ができる限り住み慣れた自宅で暮らし続け、また、認知症の人

やその家族が安心できるよう、標準的な認知症ケアパス(状態に応じた適切なサービ

ス提供の流れ)の作成と普及を推進します。

【方向性】

医師会と連携し認知症をはじめとした在宅医療・介護の推進連携に取り組むために

研修を実施し、課題の抽出と対応の協議、情報の共有支援に向けた準備を行います。

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(2)認知症初期集中支援チームの設置 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

認知症専門医による指導の下に早期診断、早期対応に向けて、複数の専門家が認知

症を疑われる人、あるいは、認知症の人とその家族を訪問し、認知症の専門医による

鑑別診断などを踏まえ、観察・評価を行います。

家族は認知症と気づきながらも、当事者の受診拒否があり専門機関への受診が遅れ、

問題行動が起こりやすいため、医師会と連携し認知症をはじめとした在宅医療・介護

の推進連携に取り組みます。

【方向性】

本人や家族支援などの初期支援を包括的・集中的に行い、自立支援をサポートしま

す。また、認知症相談のうち軽度(初期)認知症の人への支援を強化していきます。

医師会と連携し認知症をはじめとした在宅医療・介護の推進連携に取り組むため認

知症ケアパス整備に向けた医師会との研修や協議と併せ「認知症初期集中支援チー

ム」を設置していきます。

(3)認知症地域支援推進員設置 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

医療機関や介護サービス及び地域の支援機関をつなぐコーディネーターとしての

役割を担うのが認知症地域支援推進員です。

認知症の人ができる限り住み慣れた良い環境で暮らし続けることができるよう、認

知症地域支援推進員は認知症高齢者とその介護者を地域の実情に合わせて医療機関

や介護サービス事業所、地域の支援機関につなぎます。また、認知症に関わる相談業

務を受けます。

【方向性】

認知症の人やその人を介護されている家族への支援体制が不十分だと、認知症の早

期受診が遅れ、医療機関や介護サービス及び地域の支援機関をつなぐコーディネート

機能が不足し、認知症への対応が遅れてしまう場合があります。

そこで、医師会と連携し認知症をはじめとした在宅医療・介護の推進連携に取り組

むため認知症ケアパス整備に向けた医師会との研修や協議と併せ認知症地域支援推

進員の整備を検討していきます。

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第3節 介護保険制度の安定的運営

今後、介護保険制度が大きく変わる中で、介護保険事業サービスのニーズを的確に把握

しながら、サービスの質の向上と量の確保に努めていきながら、効果的・効率的な介護給

付費の適正化を推進していきます。また、被保険者の負担能力に応じた保険料段階の設定

をするとともに、低所得者に対しては介護保険料の負担軽減などを実施します。

(1)介護サービスの量的確保と質の向上 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

地域における公的介護施設等の計画的な整備等の促進に関する法律に基づき、高齢

化の進展、認知症高齢者の増大等に適切に対応するため、介護保険事業計画において

計画的に介護サービスの基盤の整備を進めています。

また、サービス事業者に対して実地指導を行い、介護サービスの質の確保に努めて

います

【現状と課題】

平成 26 年4月より新たに1箇所特別養護老人ホームの介護相談員の派遣先を増

やしました。市内特別養護老人ホームには全て介護相談員を派遣していることになり

ましたので、特別養護老人ホーム以外への派遣についても検討します。

【方向性】

入所者については重度者への重点化を図ります。また、サービスの質を確保するた

め、苦情相談窓口の周知や介護相談員の施設への派遣を行うとともに事業者に対する

身体拘束の廃止、利用者との適切な契約の指導などを行っていきます。

目 標 指 標 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護相談員の施設への

派遣

96 回

(特養4箇所 2回/月

×12 月)

120 回

(特養4箇所+老健1箇所

2回/月 ×12 月)

144 回

(特養4箇所+老健2箇所

2回/月 ×12 月)

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(2)地域密着型サービス事業者の指定 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

地域密着型サービス事業所の指定や事業者指導は市が行っています。

【現状と課題】

第5期計画期間中に定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所、地域密着型介護老

人福祉施設、小規模多機能型介護事業所を指定する予定でしたが、指定できたのは定

期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所のみでした。

【方向性】

指定にあたっては、介護保険事業計画の整備目標に基づき、介護保険運営協議会の

意見などを反映させながら、指定申請事業者に対して公正・適切な審査及び指定に努

めます。

(3)低所得者への配慮 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

介護保険制度は、被保険者の負担能力に応じた保険料設定や特定入所者介護 サ

ービス費、高額介護サービス費の支給によるサービス利用者の負担軽減が図られるな

ど、一定の利用者の所得に配慮した仕組みとなっています。生活保護の受給者につい

ては、生活扶助及び介護扶助の制度が設けられています。また、保険料の減額制度や

社会福祉法人などによる利用者負担軽減制度、市独自の利用者負担額助成制度を設け

ています。

【現状と課題】

第5期計画期間中の介護保険料段階は 12 段階制を採用し、9段階制でした第4期

計画期間中と比較しまして、対象者の所得などに応じて柔軟に対応できるものになり

ました。

低所得者に対しては特例3段階、特例4段階を導入し、介護保険料の負担軽減に努

めました。

また、介護保険料 12 段階中3段階、4段階であり一定の要件を満たす対象者に対

して、2段階の介護保険料段階と同額とする低所得者に対する介護保険料の減免措置

を実施しました。

【方向性】

被保険者の負担能力に応じた保険料段階の設定をするとともに、低所得者に対して

は介護保険料の負担軽減などを引き続き実施します。

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(4)介護給付費の適正化 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

【概要】

介護給付対象サービス内容及び介護報酬請求内容に関し、調査・点検を実施し、費

用の適正化を図っています。

【現状と課題】

介護給付費通知の発送、事業所実地指導については継続して実施をしており事業所

のサービス提供体制及び介護報酬請求の適性化に努めています。ケアマネジメントの

適正化については実施に向けて検討します。

【方向性】

特に、次の項目について重点的に実施していきます。

(1)要介護認定の適正化

(2)ケアマネジメント等の適正化

(3)事業所のサービス提供体制及び介護報酬請求の適正化

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第3部

介護保険事業計画

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21,028 22,106 23,090 24,011 24,719 25,262 26,316 26,899

33,987 33,957 33,908 33,705 33,641 33,628 33,733 33,372

55,015 56,063 56,998 57,716 58,360 58,890 60,049 60,271

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

平成

24年度

平成

25年度

平成

26年度

平成

27年度

平成

28年度

平成

29年度

平成

32年度

平成

37年度

(人)

第1章 介護保険事業等の見込み

第1節 被保険者数の将来推計

本市の被保険者数は、第1号被保険者(65 歳以上)は年々増加しており、平成 37 年

度では 26,899 人になるものと見込んでいます。また、第2号被保険者(40~64 歳)は、

増加傾向がみられ、平成 37 年度においては、33,372 人になるものと見込んでいます。

図 被保険者数の推計

※ 住民基本台帳及び外国人登録者数により、将来推計を算出しています。

表 被保険者数の推計

単位:人

区分平成

24 年度

平成

25 年度

平成

26 年度

平成

27 年度

平成

28 年度

平成

29 年度

平成

32 年度

平成

37 年度

第1号被保険者数 21,028 22,106 23,090 24,011 24,719 25,262 26,316 26,899

65~69 歳 6,565 6,763 7,026 7,402 7,719 7,352 5,966 5,077

70~74 歳 5,623 5,981 6,354 6,282 6,043 6,275 7,094 5,710

75~79 歳 3,952 4,174 4,297 4,561 4,854 5,137 5,730 6,489

80~84 歳 2,488 2,650 2,770 2,986 3,180 3,407 3,919 4,917

85~89 歳 1,505 1,607 1,676 1,720 1,783 1,887 2,234 2,929

90 歳以上 895 931 967 1,060 1,140 1,204 1,373 1,777

第2号被保険者数 33,987 33,957 33,908 33,705 33,641 33,628 33,733 33,372

合計 55,015 56,063 56,998 57,716 58,360 58,890 60,049 60,271

※ 住民基本台帳及び外国人登録者数により、将来推計を算出しています。

第1号被保険者 第2号被保険者

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本市の被保険者数に占める第1号被保険者の割合は、年々増加しており、平成 37 年度

では 44.7%になるものと見込んでいます。

図 被保険者に占める第1号被保険者の割合

※ 住民基本台帳及び外国人登録者数により、将来推計を算出しています。

38.3 39.5 40.7 41.7 42.4 42.9 43.9 44.7

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

平成24年度

平成25年度

平成26年度

平成27年度

平成28年度

平成29年度

平成32年度

平成37年度

(%)

38.2 39.441.640.6 42.2 42.9 44.643.8

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第2節 要支援・要介護認定者数の将来推計

(1)認定者数 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

本市の認定者数の推移は、年々増加しており、平成 37 年度では 6,221 人(対平成

27 年度:3,993 人、15.8%増)になるものと見込んでいます。

表 認定者数の推計

単位:人

区分平成

27 年度

平成

28 年度

平成

29 年度

平成

32 年度

平成

37 年度

認定者数 3,993 4,239 4,495 5,133 6,221

要支援1 546 601 663 840 1,194

要支援2 485 514 543 613 718

要介護1 785 835 885 1,006 1,189

要介護2 695 730 766 851 990

要介護3 578 609 640 714 836

要介護4 484 509 536 596 698

要介護5 420 441 462 513 596

※ 住民基本台帳及び外国人登録者数により、将来推計を算出しています。

表 認定者数の推計の割合

単位:%

区分平成

27 年度

平成

28 年度

平成

29 年度

平成

32 年度

平成

37 年度

認定者数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0

要支援1 13.7 14.2 14.8 16.4 19.2

要支援2 12.2 12.2 12.1 12.0 11.6

要介護1 19.7 19.7 19.7 19.6 19.2

要介護2 17.4 17.3 17.1 16.6 16.0

要介護3 14.5 14.4 14.3 14.0 13.5

要介護4 12.2 12.1 12.0 11.7 11.3

要介護5 10.6 10.5 10.3 10.0 9.6

※ 住民基本台帳及び外国人登録者数により、将来推計を算出しています。

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図 認定者数の推計

※ 住民基本台帳及び外国人登録者数により、将来推計を算出しています。

(2)認定率 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

本市の第1号被保険者数に対する認定者数の割合(認定率※)の推計は、年々増加して

おり、平成 37 年度では 23.2%になるものと見込んでいます。

第1号被保険者数に対する認定者数の割合の推計

※ 認定者数には第2号被保険者の認定者を含みますが、大部分を占めるのは第1号被保険者の認定者であること

から、ここではひとつの指標として、第1号被保険者に対する認定者の割合を認定率としています。

16.7 17.2 17.819.6

23.2

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

平成27年度

平成28年度

平成29年度

平成32年度

平成37年度

(%)

3,993 4,239 4,4955,133

6,221

0

2,000

4,000

6,000

8,000

平成27年度

平成28年度

平成29年度

平成32年度

平成37年度

(人)

16.6 17.119.5

23.1

17.8

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第3節 給付対象サービスの利用見込み

(1)介護予防サービス及び居宅サービス ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

① 介護予防訪問介護・訪問介護

【現況】

介護予防訪問介護・訪問介護の利用回数は年々増加しています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防訪問介護 人数(人/年) 1,834 1,943 1,956

訪問介護 回数(回/年) 64,979 71,981 78,600

【サービス見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防訪問介護 人数(人/年) 2,028 2,112 1,356

訪問介護回数(回/年) 84,886 93,577 101,046

人数(人/年) 7,236 7,884 8,592

【見込み量(確保)に対する考え方】

訪問介護は、今後も居宅サービスの基本となるサービスです。介護予防訪問介護は平成

29 年4月から段階的に地域支援事業に移行するため、サービス利用人数は減少していく

見込みです。

② 介護予防訪問入浴介護・訪問入浴介護

【現況】

介護予防訪問入浴介護の利用はほとんどありません。訪問入浴介護の利用はおおむね横

ばい傾向です。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防訪問入浴介護 回数(回/年) 0 1 0

訪問入浴介護 回数(回/年) 5,787 5,825 5,724

【サービス見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防訪問入浴介護回数(回/年) 0 0 0

人数(人/年) 0 0 0

訪問入浴介護回数(回/年) 5,528 5,433 5,384

人数(人/年) 804 744 696

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【見込み量(確保)に対する考え方】

在宅介護を支えていくサービスですが、サービス利用量については鈍化傾向から減少傾

向が見込まれます。

③ 介護予防訪問看護・訪問看護

【現況】

介護予防訪問看護及び訪問看護の利用回数は年々増加しています。

介護予防訪問看護の利用回数は平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みでは 1.57 倍、

訪問看護の利用回数は平成 24 年度に比べ平成 26年度見込みでは 1.12倍となっていま

す。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防訪問看護 回数(回/年) 830 1,163 1,308

訪問看護 回数(回/年) 21,056 22,494 23,676

【サービス見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防訪問看護回数(回/年) 1,945 2,395 2,839

人数(人/年) 348 360 396

訪問看護回数(回/年) 25,040 25,995 28,216

人数(人/年) 4,428 4,860 5,052

【見込み量(確保)に対する考え方】

地域包括ケア体制の充実に向けて、増加することが見込まれる医学的管理を必要とする

在宅の高齢者に対応していくことが重要であるため、サービス見込み量は増加することが

見込まれます。

④ 介護予防訪問リハビリテーション・訪問リハビリテーション

【現況】

介護予防訪問リハビリテーションの利用はほとんどありません。訪問リハビリテーショ

ンの利用回数は年々増加しています。

訪問リハビリテーションの利用回数は平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みでは

1.77 倍となっています。

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【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防訪問リハビリ

テーション日数(日/年) 0 22 0

訪問リハビリテーション 日数(日/年) 472 682 840

【サービス見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防訪問リハビリ

テーション

回数(回/年) 0 0 0

人数(人/年) 0 0 0

訪問リハビリテーション回数(回/年) 1,110 1,320 1,662

人数(人/年) 168 216 276

【見込み量(確保)に対する考え方】

医療機関・介護老人保健施設からの退院・退所後、医師の指示のもとリハビリテーショ

ンを必要とする要介護者は増加することが予想されるため、今後も増加が見込まれます。

⑤ 介護予防通所介護・通所介護

【現況】

介護予防通所介護の利用人数及び通所介護の利用回数は年々増加しています。

介護予防通所介護の利用人数は平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みでは 1.33 倍、

通所介護の利用回数は平成24年度に比べ平成26年度見込みでは1.17倍となっています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防通所介護 人数(人/年) 2,834 3,368 3,740

通所介護 回数(回/年) 65,190 72,328 76,896

【サービス見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防通所介護 人数(人/年) 4,068 4,416 2,736

通所介護回数(回/年) 80,022 85,177 91,040

人数(人/年) 9,384 9,852 10,392

【見込み量(確保)に対する考え方】

通所介護は、今後も居宅サービスの基本となるサービスです。介護予防通所介護につい

ては平成 29 年4月から段階的に地域支援事業に移行するため、サービス利用人数は減少

していく見込みです。

※ 平成28年度より小規模な通所介護事業所については、地域密着型サービス等に移行

します。

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⑥ 介護予防通所リハビリテーション・通所リハビリテーション

【現況】

通所リハビリテーションの利用回数は平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みでは

1.15 倍となっています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防通所

リハビリテーション人数(人/年) 186 161 180

通所リハビリテーション 回数(回/年) 21,400 22,696 23,880

【サービス見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防通所

リハビリテーション人数(人/年) 240 288 360

通所リハビリテーション回数(回/年) 25,209 26,925 28,388

人数(人/年) 3,432 3,732 4,068

【見込み量(確保)に対する考え方】

社会参加をしながら健康の回復・維持を図るサービスとして、今後も利用者の増加が見

込まれます。

⑦ 介護予防短期入所生活介護・短期入所生活介護

【現況】

短期入所生活介護の利用日数は年々増加しており、平成 24 年度に比べ平成 26 年度見

込みでは 1.04 倍となっています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防

短期入所生活介護日数(日/年) 63 273 76

短期入所生活介護 日数(日/年) 21,229 21,765 22,248

【サービス見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防

短期入所生活介護

日数(日/年) 79 93 99

人数(人/年) 12 12 12

短期入所生活介護

日数(日/年) 22,568 23,185 23,733

人数(人/年) 2,724 2,784 2,868

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【見込み量(確保)に対する考え方】

利用ニーズは高く、今後も増加が見込まれますが、介護職員の人員配置などから、単独

事業所としての整備は困難です。今後は地域密着型の小規模特別養護老人ホームの施設整

備の中で対応していきます。

⑧ 介護予防短期入所療養介護・短期入所療養介護

【現況】

介護予防短期入所療養介護の実績はありません。

短期入所療養介護の利用日数は、ほぼ横ばいです。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防

短期入所療養介護日数(日/年) 0 0 0

短期入所療養介護 日数(日/年) 2,526 2,199 2,260

【サービス見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防

短期入所療養介護

日数(日/年) - - -

人数(人/年) - - -

短期入所療養介護

日数(日/年) 2,326 2,444 2,652

人数(人/年) 348 372 372

【見込み量(確保)に対する考え方】

短期入所生活介護と同様に、利用ニーズは高いものの、介護職員の人員配置などから、

単独事業所としての整備が困難であることから、今後もサービス提供基盤の整備が進まな

いことが見込まれますが、提供量は確保できることを見込んでいます。

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⑨ 介護予防特定施設入居者生活介護・特定施設入居者生活介護

【現況】

介護予防特定施設入居者生活介護の利用人数は横ばいとなっています。

特定施設入居者生活介護の利用人数は、年々増加しており、平成 24 年度に比べ平成

26 年度見込みでは 1.32 倍となっています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防

特定施設

入居者生活介護

人数(人/年) 304 303 327

特定施設入居者

生活介護人数(人/年) 1,630 1,856 2,160

【サービス利用見込み】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防

特定施設

入居者生活介護

人数(人/年) 348 420 504

特定施設入居者

生活介護人数(人/年) 2,532 2,952 3,456

【見込み量(確保)に対する考え方】

ひとり暮らしや夫婦のみの高齢者世帯の増加に伴い、介護サービスを提供する有料

老人ホームなど、安心して住める「住まい」への住み替えの需要が増えることが見込まれ

ます。第6期計画においては 100 床の整備枠を設定し、「住まい」の充実を図っていき

ます。

⑩ 介護予防居宅療養管理指導・居宅療養管理指導

【現況】

介護予防居宅療養管理指導及び居宅療養管理指導の利用人数は年々増加しています。

介護予防居宅療養管理指導の利用人数は平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みでは

1.31 倍、居宅療養管理指導の利用人数は平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みでは

1.47 倍となっています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防

居宅療養管理指導人数(人/年) 411 470 540

居宅療養管理指導 人数(人/年) 5,596 6,522 8,280

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【サービス利用見込み】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防

居宅療養管理指導人数(人/年) 612 696 780

居宅療養管理指導 人数(人/年) 10,524 13,380 16,980

【見込み量(確保)に対する考え方】

急性期を過ぎたあとの疾病や寝たきりによって生ずる合併症などに対する居宅療養管

理指導の重要性は高く、今後も利用は増加することが見込まれますが、必要な提供量は確

保できると見込んでいます。

⑪ 介護予防福祉用具貸与・福祉用具貸与

【現況】

介護予防福祉用具貸与及び福祉用具貸与の利用人数は年々増加しています。

介護予防福祉用具貸与の利用人数は平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みでは 1.33

倍、福祉用具貸与の利用人数は平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みでは 1.13 倍とな

っています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防

福祉用具貸与人数(人/年) 1,551 1,787 2,064

福祉用具貸与 人数(人/年) 10,611 11,535 12,048

【サービス利用見込み】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防

福祉用具貸与人数(人/年) 2,280 2,712 3,060

福祉用具貸与 人数(人/年) 12,588 13,224 13,884

【見込み量(確保)に対する考え方】

要介護者の在宅生活を支えるために、車いすや電動ベッドなどの福祉用具の役割は重要

ですが、軽度者に対する過度なサービス提供は、本人の自立を支援する視点で必要性を検

討しています。適切なサービス利用による提供量の確保に努めます。

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⑫ 介護予防支援・居宅介護支援

【現況】

介護予防支援及び居宅介護支援の利用人数は年々増加しています。

介護予防支援の利用人数は、平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みで 1.27 倍、居宅

介護支援の利用人数は、平成 24 年度に比べ平成 26 年度見込みで 1.06 倍となっていま

す。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防支援 人数(人/年) 5,068 5,801 6,444

居宅介護支援 人数(人/年) 17,067 17,053 18,228

【サービス利用見込み】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防支援 人数(人/年) 6,564 7,176 7,764

居宅介護支援 人数(人/年) 19,056 20,400 21,864

【見込み量(確保)に対する考え方】

今後も要支援・要介護認定者の増加と比例して増加が見込まれます。

⑬ 特定介護予防福祉用具販売・特定福祉用具販売

【現況】

特定介護予防福祉用具販売の利用人数は横ばいです。特定福祉用具販売の利用人数は

年々増加しています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

特定介護

予防福祉用具販売人数(人/年) 65 58 60

特定福祉用具販売 人数(人/年) 241 257 264

【サービス利用見込み】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

特定介護

予防福祉用具販売人数(人/年) 72 72 72

特定福祉用具販売 人数(人/年) 276 288 300

【見込み量(確保)に対する考え方】

今後も要支援・要介護認定者の増加とともに利用は増えることが予想されますが、サー

ビス提供量は確保されると見込んでいます。

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⑭ 介護予防住宅改修・住宅改修

【現況】

介護予防住宅改修、住宅改修ともに利用人数は横ばいです。

【サービス利用実績】区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度

介護予防住宅改修 人数(人/年) 74 68 72

住宅改修 人数(人/年) 196 193 192

【サービス利用見込み】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防住宅改修 人数(人/年) 72 72 84

住宅改修 人数(人/年) 192 192 192

【見込み量(確保)に対する考え方】

今後も要支援・要介護認定者の増加とともに需要は見込まれますが、サービス提供量は

確保されると見込んでいます。

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(2)地域密着型サービス ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

○地域密着型サービスの基盤整備

住み慣れた地域で生き生きと暮らせる環境づくりと、地域資源の有効活用を図るため、

小規模多機能型居宅介護施設など、地域の実情を踏まえた地域密着型サービスの基盤整備

を積極的に進めています。

(各年度末における個所数)

施設の種類 圏 域 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

小規模多機能型

居宅介護施設

東部 2 2 2

中部 2 2 2

西部 1 1 1

認知症高齢者

グループホーム

東部 2 2 2

中部 2 2 2

西部 3 3 3

認知症対応型

デイサービスセンター

東部 2 2 2

中部 0 0 0

西部 2 2 2

小規模

特別養護老人ホーム市内 0 1 1

※小規模多機能型居宅介護施設については、サテライト型の個所数は含まず

① 夜間対応型訪問介護

【現況】

夜間対応型訪問介護の利用人数は、ほぼ横ばいです。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

夜間対応型

訪問介護人数(人/年) 358 341 336

【サービス利用見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

夜間対応型

訪問介護人数(人/年) 336 348 348

【見込み量(確保)に対する考え方】

定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所が平成 25 年度より開設したことにより、

サービス利用の鈍化傾向が見込まれます。

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② 定期巡回・随時対応型訪問介護看護

【現況】

地域包括ケアの仕組みを支えるサービスとして創設されたものであり、住み慣れた地域

で継続して生活ができるよう支援します。

平成 25 年度より新たな事業所が開設されました。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

定期巡回・随時対応型訪

問介護看護人数(人/年) 0 92 96

【サービス利用見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

定期巡回・随時対応型訪

問介護看護人数(人/年) 120 144 168

【見込み量(確保)に対する考え方】

新たな事業所が開設されたことにより提供量は確保されると見込んでいます。

③ 介護予防認知症対応型通所介護・認知症対応型通所介護

【現況】

介護予防認知症対応型通所介護の利用実績はありません。

認知症対応型通所介護の利用回数は若干の増加が見られます。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防

認知症対応型

通所介護

回数(回/年) - - -

認知症対応型

通所介護人数(人/年) 6,881 6,859 7,008

【サービス利用見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防

認知症対応型

通所介護

回数(回/年) - - -

人数(人/年) - - -

認知症対応型

通所介護

回数(回/年) 7,230 7,492 7,605

人数(人/年) 720 756 792

【見込み量(確保)に対する考え方】

認知症高齢者の増加が予想されますが、提供量は確保されるものと見込んでいます。

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④ 介護予防小規模多機能型居宅介護・小規模多機能型居宅介護

【現況】

介護予防小規模多機能型居宅介護、小規模多機能型居宅介護の利用人数は増加していま

す。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防

小規模多機能型居宅介護人数(人/年) 33 59 60

小規模多機能型

居宅介護人数(人/年) 990 1,060 1,188

【サービス利用見込み量】区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防

小規模多機能型居宅介護人数(人/年) 60 84 108

小規模多機能型

居宅介護人数(人/年) 1,272 1,404 1,596

【見込み量(確保)に対する考え方】

今後利用者の増加が予想されますが、新たな事業所の開設によって提供量は確保される

と見込んでいます。

⑤ 介護予防認知症対応型共同生活介護・認知症対応型共同生活介護

【現況】

介護予防認知症対応型共同生活介護の利用はほぼありません。

認知症対応型共同生活介護の利用人数は年々増加しており、平成 24 年度に比べ平成

26 年度見込みでは 1.07 倍となっています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護予防

認知症対応型

共同生活介護

人数(人/年) 0 7 0

認知症対応型

共同生活介護人数(人/年) 1,154 1,183 1,188

【サービス利用見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護予防

認知症対応型

共同生活介護

人数(人/年) 0 0 0

認知症対応型

共同生活介護人数(人/年) 1,212 1,248 1,296

【見込み量(確保)に対する考え方】

認知症対応型共同生活介護利用者の増加が予想されますが、提供量は確保されると見込

んでいます。

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⑥ 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護・

【現況】

前期計画にて地域密着型介護老人福祉施設を整備する予定でしたが、選定まで至りませ

んでした。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

地域密着型

介護老人福祉施設

入所者生活介護

人数(人/年) - - -

【サービス利用見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

地域密着型

介護老人福祉施設

入所者生活介護

人数(人/年) 0 36 72

【見込み量(確保)に対する考え方】

引き続き整備に向けて準備を進めます。このことにより、提供量は確保されると見込ん

でいます。

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(3)施設サービス ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●

○施設サービスの提供量算出の基本的考え方

過去の給付実績や施設サービス待機者の状況、事業者の参入意向なども踏まえて提

供量を算出しています。

① 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

【現況】

介護老人福祉施設の利用人数は年々増加しています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護老人福祉施設 人数(人/年) 3,946 3,954 4,140

【サービス利用見込み量】区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護老人福祉施設 人数(人/年) 4,308 4,452 4,560

【見込み量(確保)に対する考え方】

平成24年度に新たな施設が開設したため、提供量は確保されると見込んでいます。

② 介護老人保健施設

【現況】

介護老人保健施設の利用人数は年々増加しています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護老人保健施設 人数(人/年) 2,115 2,227 2,376

【サービス利用見込み量】区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護老人保健施設 人数(人/年) 2,496 2,676 2,856

【見込み量(確保)に対する考え方】

計画期間内の3年間において、新たな整備計画はありませんが、既存施設における市民

入所割合が上昇することにより、提供量は確保されると見込んでいます。

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③ 介護療養型医療施設

【現況】

介護療養型医療施設の利用人数は年々減少しています。

【サービス利用実績】

区分 単位 平成 24 年度 平成 25 年度平成 26 年度

(見込み)

介護療養型医療施設 人数(人/年) 530 424 384

【サービス利用見込み量】

区分 単位 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度

介護療養型医療施設 人数(人/年) 348 312 288

【見込み量(確保)に対する考え方】

国の方針で平成 29 年度末に、サービスが廃止されることになっています。市内には介

護療養型医療施設はありませんが、近隣市などにある施設の利用により、当面の提供量は

確保されると見込まれます。また、このサービスが廃止されることに伴う利用者の受入れ

施設として介護老人福祉施設、介護老人保健施設、特定施設入居者生活介護施設などを想

定しています。

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第2章 介護保険事業費等の見込みと保険料

第1節 介護保険事業費等の見込み

第6期(平成 27 年度~29 年度)における介護保険事業の標準給付費は

約 194.3 億円、これに地域支援事業費に係る費用約 4.3 億円を加えた総額は

約 198.5 億円になります。

標準給付費 単位:千円

項 目 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 合 計

総給付費 5,694,755 6,085,319 6,507,517 18,287,591

特定入所者介護サービス費 217,010 222,327 245,824 685,161

高額介護サービス費 113,210 126,561 141,487 381,258

高額医療合算介護サービス費等給付額 17,755 20,006 22,542 60,303

審査支払手数料 4,309 4,840 5,194 14,343

標準給付費 6,047,039 6,459,053 6,922,564 19,428,656

※総給付費=介護給付費+予防給付費

地域支援事業費 単位:千円

項 目 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 合 計

介護予防・日常生活支援総合事業費 16,635 16,726 77,822 111,183

包括的支援事業・任意事業費 103,741 104,936 106,142 314,819

地域支援事業費 120,376 121,662 183,964 426,002

介護保険事業費 単位:千円

項 目 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 合 計

介護保険事業費 6,167,415 6,580,715 7,106,528 19,854,658

※介護保険事業費=標準給付費+地域支援事業費

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第2節 第1号被保険者の介護保険料

介護保険事業費は、65 歳以上の第1号被保険者の保険料(負担割合 22%)、40 歳以上

65 歳未満の第2号被保険者の保険料(負担割合 28%)、公費 50%(原則として国 25%、

県 12.5%、市 12.5%)で賄われています。しかし、国の 25%のうち 20%(介護保険事

業費に対する割合)は負担金として交付されますが、5%(標準給付費に対する割合)に

ついては、75 歳以上の高齢者数の状況や所得の状況から「調整交付金」として調整され、

本市の場合には 0.94%の交付見込となっています。

計画期間の3年間(平成 27年度~29年度)の介護保険事業費の見込額に対して、第1号被

保険者負担割合である 22%と、国の負担分で調整される 4.06%(標準給付費に対する割

合)を合せた額が、第1号被保険者の負担分となります。

<3年間の第1号被保険者保険料の負担総額の推計>

19,854,658 千円×22%+19,428,656 千円×4.06%=5,156,828 千円

この負担分から介護給付準備基金の取り崩しや保険料の収納状況を加味して算出する

と、計画期間の保険料収納必要額は 5,039,260 千円となります。この結果、 1年間

の基準保険料は年額 65,400 円、月額で 5,450 円となります。

第1号被保険者の基準保険料 年額 65,400 円 月額 5,450 円

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●第5期事業計画期間における第1号被保険者保険料段階

段階 対象者 料率

第1段階生活保護受給者

老齢福祉年金受給者で、本人及び世帯全員が住民税非課税の者 0.45

第2段階本人及び世帯全員が住民税非課税で、本人の公的年金収入額

と合計所得金額の合計が 80 万円以下の者 0.45

第3段階本人及び世帯全員が住民税非課税で、本人の公的年金収入額

と合計所得金額の合計が 120 万円以下の者 0.70

第4段階本人及び世帯全員が住民税非課税で、第2、第3段階対象外

の者 0.75

第5段階

本人が住民税非課税、世帯内に住民税課税者がいる場合で本

人の公的年金収入額と合計所得金額の合計が 80 万円以下

の者0.83

第6段階本人が住民税非課税、世帯内に住民税課税者がいる場合で第

5段階対象外の者 1.00

第7段階 本人が住民税課税で、合計所得金額が 125 万円以下の者 1.16

第8段階 本人が住民税課税で、合計所得金額が 200 万円未満の者 1.25

第9段階 本人が住民税課税で、合計所得金額が 350 万円未満の者 1.50

第 10 段階 本人が住民税課税で、合計所得金額が 500 万円未満の者 1.70

第 11 段階 本人が住民税課税で、合計所得金額が 800 万円未満の者 1.90

第 12 段階 本人が住民税課税で、合計所得金額が 800 万円以上の者 2.10

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●第6期事業計画期間における第1号被保険者保険料 単位:円

段階 料率 対象者 年額月額換

第1段階 0.45

生活保護受給者

老齢福祉年金受給者で、本人及び世帯全員

が住民税非課税の者

本人及び世帯全員が住民税非課税で、本人

の公的年金収入額と合計所得金額の合計が

80 万円以下の者

29,430 2,452

第2段階 0.70

本人及び世帯全員が住民税非課税で、本人

の公的年金収入額と合計所得金額の合計が

120 万円以下の者

45,780 3,815

第3段階 0.75本人及び世帯全員が住民税非課税で、第1、

第2段階対象外の者49,050 4,087

第4段階 0.83

本人が住民税非課税、世帯内に住民税課税

者がいる場合で本人の公的年金収入額と合

計所得金額の合計が 80 万円以下の者

54,280 4,523

第5段階 1.00本人が住民税非課税、世帯内に住民税課税

者がいる場合で第4段階対象外の者65,400 5,450

第6段階 1.16本人が住民税課税で、合計所得金額が 125

万円以下の者75,860 6,321

第7段階 1.25本人が住民税課税で、合計所得金額が 200

万円未満の者81,750 6,812

第8段階 1.50本人が住民税課税で、合計所得金額が 350

万円未満の者98,100 8,175

第9段階 1.70本人が住民税課税で、合計所得金額が 500

万円未満の者111,180 9,265

第 10 段階 1.90本人が住民税課税で、合計所得金額が 800

万円未満の者124,260 10,355

第 11 段階 2.10本人が住民税課税で、合計所得金額が 800

万円以上の者137,340 11,445

※ 保険料の基準額は年額 65,400 円です。各段階の年額保険料は、基準額に各料率を乗じて得た額(10

円未満切捨て)です。

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112

用語解説

■あ行

アセスメント

初期評価、事前評価、課題分析。生活全般の課題を抽出する過程。

一般高齢者

本計画の見直しの基礎資料として実施したアンケート調査における対象者。65 歳以上

の要介護・要支援認定を受けていない人。

インフォーマルサービス

非公式の意。自治体や専門機関など、フォーマル(正式)な制度に基づき提供される

ものではなく、家族や友人、地域住民、ボランティアなどによる、制度に基づかない非

公式なサービスで、行政が提供するサービスでは充足されない「隠れたニーズ」に対応

するサービス。

NPO(=Non Profit Organization)

民間非営利組織のこと。「ノン・プロフィット・オーガニゼーション(non-profit

organization)」の略。利益を追求しない、市民が自主的に集まり自律的な活動をする

組織のことをいう。

■か行

介護予防

高齢者が要介護状態になることをできるかぎり防ぐこと、あるいは要介護状態であっ

ても、状態がそれ以上に悪化しないようにすること。

介護支援専門員(ケアマネジャー)

要支援・要介護認定者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的

知識及び技術を有するもので、介護支援専門員証の交付を受けたもの。

居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・各種施設(介護老人福祉施設等)に所属し、

介護保険において要支援・要介護と認定された人と契約の上、心身の状況や抱える問題・

課題を分析し、介護計画(ケアプラン)を作成し、介護全般に関する相談援助、関係機関と

の連絡調整、介護保険の給付管理等を行う。

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113

ケアプラン

要支援・要介護者の身体や精神の状態、生活スタイルや介護サービスを正確に把握し、

サービス担当者会議(ケアカンファレンス)を開催してその内容の検討を行うとともに、

介護サービス事業者等、関連機関と連絡調整を図りながら、作成する介護サービス計画

のこと。

ケアマネジメント

主に老人介護の分野で、福祉や医療などのサービスと、それを必要とする人のニーズ

をつなぐ仕事のこと。この用語は、日本では平成 12 年4月から導入された介護保険制度

により一般的となった。それまでは、社会福祉学者から「ケースマネジメント」や「ケ

アマネジメント」、看護学者から「ケアコーディネーション」と、同様の言葉が乱立し・

提案されていたが、それぞれが同様の意味であることから、厚生省(当時)が「ケアマ

ネジメント」の用語を採用し、その従事者をケアマネジャー(介護支援専門員)と呼ぶ

ようになった。

軽費老人ホーム(ケアハウス)

低額な料金で、高齢者が入居し、食事や日常生活上必要なサービスを提供することを

目的とする施設。主に収入の少ない人(収入が利用料の2倍程度以下)で身寄りのない

人または家族と同居が不可能な人を対象とするA型、家庭環境、住宅事情により居宅に

おいて生活が困難な人を対象とするB型、介護が必要となった場合に入居しながらサー

ビスを受けることができるケアハウスの3種類がある。

高齢化率

高齢化率(%)=高齢者人口÷人口×100

高齢者人口とは、65 歳以上人口のこと。また、高齢化率が 7%以上の社会を一般的

に高齢化社会、14%以上を高齢社会、21%以上を超高齢社会と呼んでいる。

■さ行

災害時要援護者

必要な情報を迅速かつ的確に把握し、災害から自らを守るために安全な場所に避難す

るなど、災害時に適切な防災行動をとることが特に困難な人々のこと。

サービス付き高齢者向け住宅

高齢者の居住の安定確保に関する法律の改正により創設された、介護・医療と連携し、

高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー構造の住宅。

居室面積、設備、ケアの専門家による安否確認や生活相談サービスの提供など、一定

の基準を満たしたものを都道府県、政令市又は中核市で登録する。

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114

市民提案型協働事業

市民(市民活動団体)が企画・立案するもので、市と協働で事業を行うことにより、

地域の課題解決や市民生活の向上に寄与するもの。

社会福祉協議会

従来から地域福祉の推進を担ってきた社会福祉法人であるが、社会福祉法(平成 12

年(2000)年 6 月施行)において、社会福祉に関する事業・活動を行うことにより

「地域福祉の推進を図ることを目的とする団体」と明記された。全国、都道府県、市

町村、又は地区ごとに住民や関係機関によって組織化された民間団体であるが、組織

や、経営については自治体と密接な関係を持ち、自治体から多くの福祉事業が委託さ

れている場合が多い。地域福祉の核として、地域の組織化などに力を発揮することが

期待される。

GPS(Global Positioning System)

全地球測位システム、汎地球測位システムとも言い、地球上の現在位置を調べるた

めの衛星測位システム。元来は軍事用のシステム。

徘徊高齢者等が GPS 端末機を携帯することにより、徘徊発生時に、介護者が徘徊高

齢者等の位置情報を確認できる

シルバー人材センター

元来は「生きがい就労」の理念から出発したもので、「高年齢者雇用安定法(高年齢

者の雇用の安定等に関する法律)」を根拠法とし、都道府県知事の認可を受け、市町村

(特別区を含む)の区域ごとに設立された公益法人。主な事業は、①臨時的かつ短期

的な就労の機会の提供、②臨時的かつ短期的な雇用による就業を希望する高年齢者に

無料の職業紹介、③高年齢退職者に対する臨時的かつ短期的就労に必要な知識・技術

の講習などが挙げられる。

生活習慣病

糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が発症原因に深く関与し

ていると考えられている疾患の総称である。

成年後見制度

判断能力(事理弁識能力)の不十分な成年者が不利益を被らないように保護するため、

一定の場合に本人の行為能力を制限すると共に本人のために法律行為をおこない、また

は本人による法律行為を助ける者を選任する制度のこと。平成 12 年 4 月、旧来の禁治

産・準禁治産制度にかわって設けられた。

裁判所の審判による「法定後見」と、本人が判断能力が十分なうちに候補者と契約を

しておく「任意後見」とがある。

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115

■た行

第1号被保険者

65 歳以上の方。第2号被保険者は 40~64 歳の方をさす。

団塊の世代

1947 年から 1949 年までのベビーブーム期に生まれた人を指し、今の日本の人口比

率で最も高い世代であり、またこれから高齢者へとなる世代。

地域ケア会議

高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備とを同時に進めてい

く、地域包括ケアシステムの実現に向けた手法。

地域福祉

それぞれの地域において人びとが安心してくらせるよう、地域住民や公私の社会福祉

関係者がお互いに協力して地域社会の福祉課題の解決に取り組む考え方。

地域支援事業

高齢者が要介護状態又は要支援状態(以下「要介護状態等」という。)となることを予

防(高齢者人口の5%)するとともに、要介護状態になった場合においても、可能な限

り、地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援する事業のこと。介護

予防事業、包括的支援事業(介護予防ケアマネジメント業務、総合相談支援業務、権利

擁護業務及び包括的・継続的マネジメント支援業務をいう。)及びその他の地域支援事業

を行う。

地域包括支援センター

保健師又は経験のある看護師、主任ケアマネジャー及び社会福祉士を置き、地域にお

ける高齢者の①総合相談・支援、②権利擁護、③介護予防マネジメント、④包括的・継

続的マネジメントを担い、平成27年4月以降は、⑤在宅医療・介護連携の推進、⑥生

活支援サービスの体制整備、⑦認知症施策も担う介護保険法に規定された機関。

地域密着型サービス

住み慣れた地域で要介護者の生活を支えることを目的として、2006 年の介護保険法

の改正により設けられたサービス。市町村が事業者の指定・監督を行い、原則として事

業所のある市町村の被保険者のみがサービスを利用できたが、平成27年4月以降は、

住所地特例の対象者も利用が可能となった。

夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応

型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入

居者生活介護があり、2012 年の介護保険法の改正により定期巡回・随時対応型訪問介

護看護、複合型サービス(看護小規模多機能型居宅介護 ※平成27年4月より改称)が

新たに創設された。

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116

チームアプローチ

医師、訪問看護師、保健師、福祉事務所のケースワーカー、民生委員などが利用者

の高齢者に対してチームを組み連携して働きかけるのと同時に、その家族への援助を

行うことにより、間接的に高齢者の処遇に反映させること。

特定健康診査

国民健康保険の加入者で、40 歳~74 歳(年度末時点)の人を対象として、心臓病

や脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を引き起こすメタボリックシンドローム(内臓脂

肪症候群)の予防、解消のために実施する健康診査。

■な行

二次医療

医療体制は、症状などによって3段階に分けられ、日常的な疾病を対象とする一次

医療や特殊で専門的な医療を対象とする三次医療に対し、比較的専門性の高い外来医療

や一般的な入院医療を対象とする医療のことを二次医療という。

日常生活圏域

市町村が、住民が日常生活を営んでいる地域として地理的条件、人口、交通事情その

他社会的条件、介護給付対象サービスを提供するための施設の整備その他の条件を総合

的に勘案して定める区域のこと。

認知症ケアパス

認知症の人とその家族が、地域の中で本来の生活を営むために、認知症の人と家族及

び地域・医療・介護の人々が目標を共有し、それを達成するための連携の仕組み。

認知症ケアパスの概念図を作成することは、多職種連携の基礎となる。

認知症サポーター

認知症サポーター養成講座(認知症の市民講座)を受け、講座を通じて認知症の正し

い知識やつきあい方を理解し、自分のできる範囲で認知症の人を応援する人。

認知症地域支援推進員

認知症になっても住み慣れた地域で生活を継続するために、医療・介護および生活

支援を行う様々なサービスが連携したネットワークを形成し、認知症の人たちにとって

効果的な支援を行うことが重要となっており、医療機関や介護サービス及び地域をつな

ぐコーディネーターとしての役割を担う人。

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117

ノンステップバス

床面を超低床構造として乗降ステップをなくし、高齢者や児童にも乗り降りが容易な

バス。車内段差を僅少にした設計により、乗降時、走行時とも安全性の高い車両。

また、補助スロープやニーリング装置(床面を更に下げる装置)により、車いすでの

乗降もスムーズにできる。

■は行

徘徊高齢者 SOS ネットワーク

認知症の高齢者などが道に迷ったり、自宅に帰れなくなった場合に備え、あらかじ

め本人情報を登録していただくことにより、行方が分からなくなったときに関係機関

の捜索協力を得て、迅速に発見するシステムのこと。

パブリックコメント

国民・住民・市民など公衆の意見。特に「パブリックコメント手続」における意見

公募に対し寄せられた意見を指す。日本では、意見公募の手続そのものを指す言葉とし

ても用いられる。パブコメと略されることも多い。

パブリックコメント手続(制度)とは、行政が政策、制度等を決定する際に、公衆(

国民、都道府県民、市町村民など)の意見を聞いて、それを考慮しながら最終決定を行

う仕組みのことである。

バリアフリー

住宅建築用語で、障害者や高齢者等の社会的弱者が社会生活をしていく上で障壁(バ

リア)となるものを除去することをいい、具体的には段差等の物理的障壁の除去をいう。

より広くは、障害者や高齢者等の社会的弱者の社会参加を困難にしている社会的、制度

的、心理的な全ての障壁の除去という意味でも用いられる。

■ま行

民生委員

厚生労働大臣から委嘱され地域で福祉の相談助言活動に従事している者。地域住民

から社会福祉に関わる相談を受けるだけでなく、高齢者の相談や見守り、高齢者虐待

等の防止・早期発見等、新しい社会的問題に取り組んでいる。それぞれの地域で活動

する民生委員は、民生委員法に基づいて委嘱されていると同時に児童福祉法における

「児童委員」に充てられているため、「民生委員・児童委員」と呼ばれている。

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118

モニタリング

介護サービス計画の継続的な管理・評価。

■や行

要支援・要介護認定

介護保険の保険給付を利用できるのは、市(保険者)から支援または介護が必要で

あると認められた人に限られる。そのため利用を希望する場合、全国共通の基準によ

り、認定の調査票及び主治医の意見書をもとに判定する。

■ら行

リハビリテーション

「再び人間らしく生きる」ことを語源とし、その理念はたんに運動障害の機能回復訓

練の分野をいうのではなく、障害を持つがゆえに、人間的生活条件から疎外されている

者の全人間的復権を目指す技術、および社会的・政策的対応の総合的体系をいう。

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119

介護保険サービスの種類と内容

サービスの種類 サービスの内容

居宅サービス

訪問介護 ホームヘルパーが要介護者の家庭を訪問し、食事・入浴・排せつ等

の日常生活上の介助を行うサービス

介護予防訪問介護 ホームヘルパーが要支援者の家庭を訪問し、状態の改善、維持を目

的として、調理や掃除など日常生活上の一部を支援するサービス

訪問入浴介護 寝たきりなどのために介助がなければ入浴できない要介護者のた

めに、入浴設備や簡易浴槽を積んだ移動入浴車で家庭を訪問し、入

浴や洗髪の介助をするサービス

介護予防訪問入浴介護 要支援者の介護予防を目的として行う訪問入浴介護

訪問看護 訪問看護ステーションなどの看護師・保健師等が要介護者の家庭を

訪問し、主治医と連絡を取りながら、病状の確認や床ずれ・カテー

テル管理などの療養上の処置、必要な診療の補助を行うサービス

介護予防訪問看護 要支援者に対して、介護予防を目的として行う訪問看護

訪問リハビリテーション 理学療法士または作業療法士が要介護者の家庭を訪問して、専門的

な機能回復訓練を行うサービス

介護予防訪問リハビリテー

ション

要支援者に対して、介護予防を目的として行う訪問リハビリテーシ

ョン

居宅療養管理指導 医師・歯科医師・薬剤師・歯科衛生士・管理栄養士が通院のできな

い要介護者の家庭を訪問して、療養・服薬・栄養等に関する指導や、

必要に応じ入院・入所に関する相談・助言を行うサービス

介護予防居宅療養管理指導 要支援者に対して、介護予防を目的として行う居宅療養管理指導

通所介護 居宅の要介護者をデイサービスセンター等へ送迎し、食事・入浴・

排せつ等の日常生活上の介助及び機能訓練を行うサービス

閉じこもりがちな要介護者の孤独感の解消と家族の介護負担の軽

減を図ることも目的とする。

介護予防通所介護 居宅の要支援者をデイサービスセンター等へ送迎し、日常生活上の

一部を支援するとともに、運動器の機能向上、栄養改善、口腔機能

の向上を行うサービス

通所リハビリテーション 要介護者に対して老人保健施設や病院に通所・通院し、理学療法士

や作業療法士等のリハビリテーションの専門家による機能回復訓

練等を行うサービス

介護予防通所リハビリテー

ション

要支援者に対して老人保健施設や病院に通所・通院し、理学療法士

や作業療法士等のリハビリテーションの専門家による機能回復訓

練等を受けながら、運動器の機能向上、栄養改善、口腔機能の向上

を行うサービス

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サービスの種類 サービスの内容

短期入所生活介護 要介護者を家庭の事情(介護者の病気・冠婚葬祭・家族旅行等)で

一時的に介護できなくなった場合、介護老人福祉施設に短期間入所

して、食事、入浴、排せつ等の日常生活上の介助及び機能訓練を行

うサービス

家族の介護負担の軽減を図ることも目的とする。

介護予防短期入所生活介護 要支援者が介護老人福祉施設に短期間入所して、介護予防を目的と

して、日常生活上の支援と機能訓練を行うサービス

短期入所療養介護 短期入所生活介護と同様のショートステイだが、入所する場所が介

護老人保健施設、介護療養型医療施設で、看護や医学的管理の下に

介護や機能訓練その他必要な医療などを受けるサービス

介護予防短期入所療養介護 要支援者に対して介護予防を目的として行う短期入所療養介護

特定施設入所者生活介護 指定を受けた有料老人ホーム・ケアハウス等に入所している要介護

者に対して、その施設が食事、入浴、排せつ等の日常生活上の介助

及び療養上の介助を行うサービス

介護予防特定施設入所者生

活介護

指定を受けた有料老人ホーム・ケアハウス等に入所している要支援

者に対して、その施設が日常生活上の一部の支援を行うサービス

福祉用具貸与

特定福祉用具販売

居宅の要介護者へ日常生活の自立を助けるために必要な福祉用具

を貸与または販売するサービス

賃貸料及び購入費の支給がある。

介護予防福祉用具貸与

特定介護予防福祉用具販売居宅の要支援者へ介護予防を目的として、必要な福祉用具を貸与ま

たは販売するサービス

賃貸料及び購入費の支給がある。

住宅改修費の支給 要介護者の在宅生活での安全確保及び自立を目的として、その身体

機能の状態に合わせて、住んでいる住宅への手すりの取り付け、段

差解消等の改修にかかる費用を支給するサービス

介護予防住宅改修費の支給 要支援者の介護予防を目的として行う住宅改修にかかる費用を支

給するサービス

居宅介護支援 居宅の要介護者が地域密着型サービス、居宅サービス等又は保健医

療サービス、福祉サービスを適切に利用できるよう要介護者から依

頼を受けて、その心身の状況、環境、要介護者及び家族の希望によ

り、利用する居宅サービスの種類と量を定めた計画を作り、その計

画に基づくサービスの提供が確保されるよう事業者と連絡調整す

るサービス

介護予防支援 居宅の要支援者が介護予防サービス、地域密着型介護予防サービス

等又は介護予防を目的とした保健医療サービス、福祉サービスを適

切に利用できるよう要支援者から依頼を受けて、その心身の状況、

環境、要支援者及び家族の希望により、利用する介護予防サービス

等サービスの種類と量を定めた計画を作り、その計画に基づくサー

ビスの提供が確保されるよう事業者と連絡調整するサービス

地域包括支援センターが介護予防マネジメントの一環として行う

地域密着型サービス

夜間対応型訪問介護 ホームヘルパーが、夜間の定期的な巡回訪問又は通報を受け、食

事・入浴・排せつ等の日常生活上の介助を行うサービス

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サービスの種類 サービスの内容

定期巡回・随時対応型訪問介

護看護

重度者を始めとした要介護高齢者の在宅生活を支えるため、日中・

夜間を通じて、訪問介護と訪問看護が密接に連携しながら、短時間

の定期巡回型訪問と随時の対応を行うサービス

認知症対応型通所介護 居宅の要介護者で認知症である方のみをデイサービスセンター等

へ送迎し、食事・入浴・排せつ等の日常生活上の介助及び機能訓練

を行うサービス

閉じこもりがちな要介護者等の孤独感の解消と家族の介護負担の

軽減を図ることも目的とする。

介護予防認知症対応型通所

介護認知症になることが予見される居宅の要支援者に対して行う認知

症対応型通所介護

小規模多機能型居宅介護 居宅の要介護者について、その方の心身の状況や環境等に応じて、

その方の選択により、居宅、サービス事業所への通所若しくは短期

間宿泊して、食事・入浴・排せつ等の日常生活上の介助及び機能訓

練を行うサービス

介護予防小規模多機能型居

宅介護居宅の要支援者に対して、介護予防を目的として行う小規模多機能

型居宅介護

看護小規模多機能型居宅

介護

(複合型サービス)

要介護度が高く、医療ニーズの高い高齢者に対応するため、小規模

多機能型居宅介護サービスに加え、必要に応じて訪問看護を提供で

きるサービス

認知症対応型共同生活介護 認知症のためにひとり暮らしはできないがサポートがあれば生活

できる要介護者に対して、5~9 人の少人数で共同生活住宅(グル

ープホーム)を提供し、介護職員の助けを借りながら家庭的雰囲気

の中で生活するサービス。

介護予防認知症対応型共同

生活介護

認知症になることが予見される要支援者に対して行う認知症対応

型共同生活介護

地域密着型特定施設入居者

生活介護定員が 29 人以下の有料老人ホームやケアハウス等に入居している

要介護者について、その施設が提供する食事・入浴・排せつ等の日

常生活上の介助、機能訓練及び療養上の介助を行うサービス

地域密着型介護老人福祉施

設入所者生活介護定員が 29 人以下の特別養護老人ホームに入所している要介護者に

ついて、その施設が提供する食事、入浴、排せつ等の日常生活上の

介助、機能訓練、健康管理及び療養上の介助を行うサービス

施設サービス

介護老人福祉施設 特別養護老人ホームであって、食事や排せつなどの介護が常時必要

で、自宅では介護が困難な要介護者が入所し、食事、入浴、排せつ

などの日常生活の介助、機能訓練、健康管理などが受けられる施設

介護老人保健施設 治療が終わって病状が安定し、家庭復帰のためのケアが必要な要介

護者が入所する。医療管理下での介護、機能訓練、日常生活の介助

などが受けられる施設

介護療養型医療施設 病状が安定期にあり、長期の療養を必要とする要介護者のための療

養病床等を有する診療所又は病院。医療、療養上の管理、看護など

が受けられる施設

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第6期伊勢原市高齢者保健福祉計画・伊勢原市介護保険事業計画

発行/伊勢原市

担当/保健福祉部 介護高齢福祉課

〒259-1188 伊勢原市田中 348 番地

電話 0463-94-4711(代表)

平成27年3月

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伊勢原市/保健福祉部 介護高齢福祉課

神奈川県伊勢原市田中 348 番地 〒259-1188 Tel.0463-94-4711

Isehara City 348 Tanaka,Isehara,Kanagawa,259-1188 Japan Tel.0463-94-4711