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2017/01/15 Copyright© Funai Consulting Co.,ltd. All rights reserved. 1 2017年廃棄物処理経営と将来予測 東京都優良産廃事業者限定プレミアムセミナー ~産廃処理業界を牽引するトップグループ形成に向けて~ 株式会社船井総合研究所 2017113

~産廃処理業界を牽引するトップグループ形成に向けて~ …2017/01/13  · ~産廃処理業界を牽引するトップグループ形成に向けて~ 2017年

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2017年廃棄物処理経営と将来予測

東京都優良産廃事業者限定プレミアムセミナー ~産廃処理業界を牽引するトップグループ形成に向けて~

株式会社船井総合研究所

2017年1月13日

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株式会社船井総合研究所について

●株式会社船井総研ホールディングス : 東京証券取引所 一部上場(証券コード : 9757)

創業:1970年3月6日 資本金:3,125百万円(2015年12月31日現在) 代表取締役社長:高嶋 栄

グループ従業員783名(2015年12月31日現在) 連結売上高14,717百万円 経常利益3,691百万円 当期利益2,426百万円

●株式会社船井総合研究所 設立 : 2013年11月28日 創業 : 1970年3月6日

資本金 : 3,000百万円 代表取締役社長:中谷貴之 従業員数 506名(2015年12月31日現在)

株式会社船井総合研究所とは 「お客様の業績を向上させること」を最重要テーマとし、現場の活性化支援に強みを持ち、独自の経営理論(フナイ理論)に基づくコンサルティングを行っている。 また、社会的価値の高い「グレートカンパニー」を多く創造することをミッションとし、企業の本質的な「あり方」にも深く関与した支援を実施している。 その現場に密着した実践的コンサルティング活動は様々な業種・業界から高い評価を得ており、455名のコンサルタントが7,966社のご支援先のサポートにあたっている。

東京本社

〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-6 日本生命丸の内ビル 21階 TEL:03-6212-2921(代表) FAX:03-6212-2940(代表)

大阪本社

〒531-0072 大阪市中央区北浜4-4-10 TEL:06-6377-4030(代表) FAX:06-6377-4306(代表)

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環境ビジネス・廃棄物ビジネスコンサルティンググループについて

環境ビジネスコンサルティンググループ紹介

環境ビジネス・廃棄物処理ビジネス・リサイクルビジネス・新エネルギービジネス・エコビジネスを展開する企業様に対して、専門的に経営コンサルティングしている。また日本最大級の環境専門サイト「eco-web.com」を運営し、年間300万件の登録企業数は3200社を超え、その情報量と質は日本でも№1の自負を持っている。累計のお付き合い先の企業数は1000社以上にのぼる。

廃棄物ビジネスコンサルティンググループ紹介

国内でも数少ない廃棄物処理業、再生資源業の専門コンサルティングチーム。廃棄物処理業ならではの組織強化や幹部育成、営業強化、事業再構築、内部統制、M&A、新規リサイクル事業参入、の為の具体的支援を得意として、あくまで現場にこだわった具体的且つ即効性の高いコンサルティングを実施している。顧問契約や研究会を通した廃棄物処理業のお付き合い先は国内全般を網羅し400社を超えている。全国各地の若手廃棄物処理業経営者の為の勉強会「廃棄物処理業 新世代経営者研究会」や、排出元の為の適正処理応援サイト「産廃WEB(http://www.sanpai-web.com 」を主催。

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講師について

㈱船井総合研究所 環境・スマートエネルギーグループ グループマネージャー 上席コンサルタント 貴船 隆宣 (きふね たかのぶ)

東証1部上場商社勤務を経て、㈱船井総合研究所入社。産業廃棄物、一般廃棄物、再生資源(鉄、紙)、解体工事、し尿汲取り・浄化槽清掃管理業のコンサルティンググループを統括。 業界では数少ない廃棄物処理業の専門コンサルティングに従事。自らが現場の中に入り込み、その実状に適した企業活性化や組織強化を得意としており、経営改善、事業計画、資本政策、財務改善、営業強化、現業強化(運搬・工場)、管理強化、人材強化、採用、育成、M&A、新事業立ち上げまで幅広い領域をカバーをしていき、確実な実績を残している。 ブログ 「丸の内で働く産廃マンのブログ」 http://www.sanpai-web.com/kifune/

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1.2017年1月 いま起こっていること

1.経営と「まさか」 2.下山の日本 ・7掛けの日本へ向けて 3.世界経済と日本 (1)日本の景況感 ・GDP成長率は緩やかに上昇中 ・設備投資微減 ・個人消費もサービスや耐久財を主に上昇中 (過去の景気対策反動からの脱皮、節約志向の強まりや将来不安の高まり、若年層の雇用、といった構造的な問題) ・設備投資微減 ・消費増税後(2014)の在庫減 (2)2016年 ・前半は円高によって輸出企業、個人消費関連企業の低迷 ・製造業では経常利益増傾向 ・住宅着工数は微増で進んできた ・人出不足と賃金上昇 ・実質GDPは1.3%程度 (3)2017年 ・潜在成長率と期待成長率の日本 ・内外需の増加による緩やかな上昇傾向 ・実質GDP成長率は前年比0.8%~1%程度か(但し3年連続増) ・雇用像と所得増により個人消費増 ・情報関連投資増 ・輸出増 ・生産拠点の海外展開は進む ・前半は2016年補正予算による公共投資増による上昇 ・節約志向の強まりや将来不安の高まり

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1.2017年1月 いま起こっていること

(4)近年日本の課題 ・実質賃金の増加 ・原油安と交易条件の改善 ・経済対策の実施、 (5)世界経済 ①トランプ政権始動 ・大規模な法人税減税 ・規制緩和推進(2017年10月) ・インフラ投資の拡大(2017年10月) ⇒トランプ相場の継続中 ・株価上昇⇒しかし株安に向かう ・ドル高円安(日本株上昇、資源価格上昇、国内物価押し上げ)⇒世界的株安とドル安の波乱? FRB利上げ実施 *リスク:大統領と議会の対立 ・アメリカの実質GDP成長率1.6~2.2%程度か ・保護主義に向かう影響(国境税) ②世界 ・2017年の世界経済成長3.3% ・メキシコ、トルコ、ブラジル等の新興国通貨はアメリカの金利上昇によって、投資資金引き揚げによる下落懸念 ・通貨防衛による景気減少国の発生 ・中国経済の減速(中国バブルの行方) ・アメリカの出口戦略に伴う新興国市場 ・英国のEU 離脱交渉や欧州金融機関のデレバレッジ ・2017年 3月オランダ5月フランス大統領選、ドイツ総選挙 ・イギリスのEU離脱の申入

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

《産業廃棄物の推移》 平成25年度までの廃棄物排出量の推移を下図で示す。平成25年度実績の産業廃棄物の排出・処理状況によると、全国の産業廃棄物の総排出量は約3億8,469万t(前年度約3億7,900万t)であり、前年度に比べ、約550万t(約1.4%)増加している。直近10年(平成16~25年度)での見ると平均4億tであり、長期的な視点では減少傾向が続いているといえる。この実情を踏まえ、経済状況と比較させながら、今後の推移予測をしていく。

《産業廃棄物の排出量の推移》 単位:t

0

50,000,000

100,000,000

150,000,000

200,000,000

250,000,000

300,000,000

350,000,000

400,000,000

450,000,000

平成

3年

平成

4年

平成

5年

平成

6年

平成

7年

平成

8年

(平成

8年)

平成

9年

平成

10年

平成

11年

平成

12年

平成

13年

平成

14年

平成

15年

平成

16年

平成

17年

平成

18年

平成

19年

平成

20年

平成

21年

平成

22年

平成

23年

平成

24年

平成

25年

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

《GDPの推移》

名目 GDP

実質 GDP

平成15年 498,855 485,968

平成16年 503,725 497,441

平成17年 503,903 503,921

平成18年 506,687 512,452

平成19年 512,975 523,686

平成20年 501,209 518,231

平成21年 471,139 489,588

平成22年 482,677 512,655

平成23年 471,579 510,326

平成24年 475,332 519,217

平成25年 479,084 526,261

平成26年 486,939 526,096

平成27年 498,897 528,320

単位:十億円

400,000

420,000

440,000

460,000

480,000

500,000

520,000

540,000

名目GDP 実質GDP

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

《製造品出荷額の推移》 年度 製造品出荷額(億円)

平成15年 2,646,791

平成16年 2,757,257

平成17年 2,985,758

平成18年 3,148,346

平成19年 3,367,566

平成20年 3,355,788

平成21年 2,652,590

平成22年 2,891,076

平成23年 2,765,669

平成24年 2,815,983

平成25年 2,852,724

平成26年 2,966,015

単位:億円

0

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

3,000,000

3,500,000

4,000,000

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

0.80

0.85

0.90

0.95

1.00

1.05

1.10

1.15

1.20

1.25

実質GDP指数

名目GDP指数

製造品出荷額指数

廃棄物総量指数 ※平成13年度の数値を1として算出

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

住宅着工数

0

500,000

1,000,000

1,500,000

2,000,000

2,500,000

全国

全国

昭和26年 昭和27年 昭和28年 昭和29年 昭和30年 昭和31年 昭和32年 昭和33年 昭和34年 昭和35年

210,690 242,514 246,997 249,668 257,388 308,686 321,095 337,989 380,575 424,170

昭和36年 昭和37年 昭和38年 昭和39年 昭和40年 昭和41年 昭和42年 昭和43年 昭和44年 昭和45年

535,963 586,122 688,743 751,429 842,596 856,579 991,158 1,201,675 1,346,612 1,484,556

昭和46年 昭和47年 昭和48年 昭和49年 昭和50年 昭和51年 昭和52年 昭和53年 昭和54年 昭和55年

1,463,760 1,807,581 1,905,112 1,316,100 1,356,286 1,523,844 1,508,260 1,549,362 1,493,023 1,268,626

昭和56年 昭和57年 昭和58年 昭和59年 昭和60年 昭和61年 昭和62年 昭和63年 平成元年 平成2年

1,151,699 1,146,149 1,136,797 1,187,282 1,236,072 1,364,609 1,674,300 1,684,644 1,662,612 1,707,109

平成3年 平成4年 平成5年 平成6年 平成7年 平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 平成12年

1,370,126 1,402,590 1,485,684 1,570,252 1,470,330 1,643,266 1,387,014 1,198,295 1,214,601 1,229,843

平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年

1,173,858 1,151,016 1,160,083 1,189,049 1,236,175 1,290,391 1,060,741 1,093,519 788,410 813,126

平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

834,117 882,797 980,025 892,261 909,299

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

再生利用量 減量化量 最終処分量 リサイクル率

平成15年 201,000,000 180,000,000 30,000,000 48.9%

平成16年 211,000,000 180,000,000 26,000,000 50.6%

平成17年 219,000,000 179,000,000 24,000,000 51.9%

平成18年 215,000,000 182,000,000 22,000,000 51.3%

平成19年 219,000,000 180,000,000 20,000,000 52.3%

平成20年 217,000,000 170,000,000 17,000,000 53.7%

平成21年 207,000,000 169,000,000 14,000,000 53.1%

平成22年 205,000,000 167,000,000 14,000,000 53.1%

平成23年 200,000,000 169,000,000 12,000,000 52.5%

平成24年 208,000,000 158,000,000 13,000,000 54.9%

平成25年 205,000,000 168,000,000 12,000,000 53.3%

単位:% 単位:t

-10.0%

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

0

50,000,000

100,000,000

150,000,000

200,000,000

250,000,000

300,000,000

350,000,000

400,000,000

450,000,000

平成4年

平成5年

平成6年

平成7年

平成8年

平成8年

平成9年

平成10年

平成11年

平成12年

平成13年

平成14年

平成15年

平成16年

平成17年

平成18年

平成19年

平成20年

平成21年

平成22年

平成23年

平成24年

平成25年

最終処分量 減量化量 再生利用量 リサイクル率

単位:t 単位:%

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

《GDPの推移予測》

(十億円)

400,000

450,000

500,000

550,000

600,000

650,000

700,000

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

下図は、産業廃棄物総排出量とGDPの推移の図と、産業廃棄物排出量の前年比とGDPの前年比の推移を示した図である。これらを元に産業廃棄物排出量の将来予測を算出する。

《産業廃棄物の総排出量とGDPの推移》

《産業廃棄物総排出量前年比と、GDP前年比の差》

0.85

0.90

0.95

1.00

1.05

1.10

1.15

実質GDP 廃棄物総量 平成13年を1として、比率を計算した。

-3.00

-2.00

-1.00

0.00

1.00

2.00

3.00

4.00

5.00

6.00

平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

250,000,000

270,000,000

290,000,000

310,000,000

330,000,000

350,000,000

370,000,000

390,000,000

410,000,000

430,000,000

産業廃棄物総量

年度 排出量

平成12年 406,000,000

平成13年 400,000,000

平成14年 393,000,000

平成15年 412,000,000

平成16年 417,000,000

平成17年 422,000,000

平成18年 418,000,000

平成19年 419,000,000

平成20年 404,000,000

平成21年 390,000,000

平成22年 386,000,000

平成23年 381,210,000

平成24年 379,140,000

平成25年 384,696,000

平成26年 383,382,264

平成27年 382,730,515

平成28年 382,079,873

平成29年 381,430,337

平成30年 380,781,905

平成31年 380,134,576

平成32年 379,488,347

平成33年 378,843,217

平成34年 378,199,184

平成35年 377,556,245

平成36年 376,914,399

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

旧産業廃棄物処理業許可 特別管理産業廃棄物処理業許可 産業廃棄物処理業許可

《産業廃棄物処理業及び特別管理産業廃棄物処理業の許可》

単位:件 総許可件数 旧産業廃棄物処理業許可 特別管理産業廃棄物処理業許可 産業廃棄物処理業許可平成元年 67,848 67,848 0 0平成2年度 74,514 74,514 0 0平成3年度 75,305 75,305 0 0平成4年度 94,548 94,548 0 0平成5年度 95,633 95,633 0 0平成6年度 103,838 103,838 0 0平成7年度 110,401 110,401 0 0平成8年度 115,361 115,361 0 0平成9年度 124,829 0 14,449 110,380平成10年度 142,918 0 15,580 127,338平成11年度 163,360 0 16,923 146,437平成12年度 178,549 0 17,976 160,573平成13年度 193,314 0 18,796 174,518平成14年度 216,939 0 20,491 196,448平成15年度 254,845 0 22,662 232,183平成16年度 258,462 0 23,007 235,455平成17年度 282,618 0 25,671 256,947平成18年度 287,101 0 27,498 259,603平成19年度 299,893 0 29,729 270,164平成20年度 315,905 0 30,946 284,959平成21年度 327,220 0 32,077 295,143平成22年度 320,615 0 31,814 288,801平成23年度 233,930 0 22,868 211,062平成24年度 229,289 0 22,353 206,936

出展:環境省「産業廃棄物行政組織等調査報告書」

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1.2017年1月 いま起こっていること

5.廃棄物・再生資源 市場 (1)市況感

単位:件産業廃棄物処理 特別産業廃棄物処理

収集運搬業 処分業 収集運搬業 処分業

平成10年 17,126 904 1,561 43

平成11年 21,428 1,037 1,475 36

平成12年 18,508 1,176 1,385 20

平成13年 20,715 934 1,391 41

平成14年 21,851 990 1,627 41

平成15年 21,435 958 2,022 47

平成16年 21,738 1,084 1,826 49

平成17年 24,734 859 2,474 54

平成18年 22,307 753 2,869 43

平成19年 21,249 621 2,518 39

平成20年 36,021 1,368 6,771 219

平成21年 36,349 1,339 3,068 60

平成22年 24,177 815 1,982 37

平成23年 14,786 377 1,415 21

平成24年 12,724 352 1,191 22

平成25年 11,852 321 1,096 29

《収集運搬業》

《処分業》

単位:件

単位:件

0

2,000

4,000

6,000

8,000

0

10,000

20,000

30,000

40,000

産業廃棄物収集・運搬 特別産業廃棄物収集・運搬

050100150200250

0

500

1000

1500

産業廃棄物処分業 特別産業廃棄物処分業

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1.2017年1月 いま起こっていること

区分

平成23年 平成24年

前年比

平成25年

前年比施設数 新規施設数変更許可数廃止施設数 構成比 変更許可数新規施設数変更許可数廃止施設数 構成比 変更許可数新規施設数変更許可数廃止施設数 構成比

中間処理施設合計 18,880 437 134 585 100.00% 18,829 489 131 510 100.00% 99.73% 18691 508 123 540 100.00% 99.27%

木くず又はがれき類の破砕施設

9,457 269 64 148 50.23% 9,594 297 61 194 50.95% 101.45% 9615 305 69 201 1.63% 100.22%

汚泥の脱水施設 3,208 25 8 166 17.04% 3,125 49 11 112 16.60% 97.41% 3063 42 12 540 0.22% 98.02%

廃プラスチック類の破砕施設

1,792 82 33 35 9.52% 1,813 82 28 18 9.63% 101.17% 1869 89 20 35 0.48% 103.09%

その他の焼却施設 (汚泥、廃油、廃プラスチック類、PCBを除く)

1,330 11 5 76 7.06% 1,269 12 6 17 6.74% 95.41% 1185 10 4 86 0.05% 93.38%

廃プラスチック類の焼却施設

820 11 5 55 4.35% 792 8 5 37 4.21% 96.59% 755 10 3 41 0.05% 95.33%

廃油の焼却施設 694 10 5 35 3.69% 687 7 5 18 3.65% 98.99% 251 10 4 6 0.05% 36.54%

汚泥の焼却施設 631 11 5 34 3.35% 621 6 4 17 3.30% 98.42% 623 11 3 23 0.06% 100.32%

廃油の油水分離施設 247 4 0 14 1.31% 249 3 2 5 1.32% 100.81% 251 10 4 6 0.05% 100.80%

汚泥の乾燥施設(機械) 245 8 5 3 1.30% 239 6 5 10 1.27% 97.55% 238 5 2 8 0.03% 99.58%

シアン化合物の分解施設

130 1 1 7 0.69% 124 3 0 7 0.66% 95.38% 117 2 1 8 0.01% 94.35%

廃酸・廃アルカリの中和施設

136 1 1 2 0.72% 143 7 3 2 0.76% 105.15% 146 7 1 4 0.04% 102.10%

汚泥の乾燥施設(天日) 99 0 2 5 0.53% 78 0 0 2 0.41% 78.79% 78 0 1 0 0.00% 100.00%

コンクリート固型化施設 33 2 0 3 0.18% 38 6 1 1 0.20% 115.15% 32 0 0 6 0.00% 84.21%

PCB廃棄物の分解施設 18 2 0 1 0.10% 19 1 1 0 0.10% 105.56% 18 4 0 1 0.02% 94.74%

廃石綿等又は石綿含有廃棄物の融解施設

16 0 0 0 0.08% 13 0 0 3 0.07% 81.25% 13 0 0 2 0.00% 100.00%

PCB廃棄物の洗浄施設又分離施設

13 0 0 0 0.07% 15 1 0 0 0.08% 115.38% 15 0 0 0 0.00% 100.00%

水銀を含む汚泥のばい焼施設

10 0 0 0 0.05% 9 0 0 1 0.05% 90.00% 9 1 0 1 0.01% 100.00%

PCB廃棄物の焼却施設 1 0 0 1 0.01% 1 0 0 0 0.01% 1 2 1 0 0 0.00% 0.00%

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A大商圏小商圏

差別化・何かで一番

特徴なし

B

C

D

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(1)ライフサイクル

ライフサイクルとは、あらゆる産業、業種、業態に存在する、導入⇒成長⇒成熟⇒衰退⇒安定と展開していく、成長のルールである。その対象が、現在どの段階に位置しており、そして今後の戦略についての方向性を見極める為に有効である。

【ライフサイクルから読み取る】●環境ビジネス全般のライフサイクルでは、処理型発想から削減型発想へと向かっている●廃棄物ビジネスでは、転換点を過ぎ衰退期と向かっており、価格競争は激化していく●勝ち残る業態へと転換していかなければならず、得意分野特化型、エリア特化型へと向かわなければならない

導入期=当該産業(業種、業態)が生まれた段階であり、僅かではあるが需要はあるものの供給側(参入側)が少なく、最も利益が取れる段階である。しかし、世間における産業としての認識は薄い

成長期=導入期から、ある一定の時が過ぎた段階で、次第に需要が生まれてくる。その段階から産業としての認識が拡がり、儲かるということで参入企業が増え始める

成熟期⇒参入企業は、日増しに増えていき、次第に競争は拡がり利益幅が薄くなっていく。そして参入企業が最大限になった時に価格の下落が始まる。その時から企業の撤退が始まる

衰退期=需要も下がり競争は激化していき、利益幅は更に下がっていく。撤退も拡がり、もはや衰退産業としての認識が拡がっていく

安定期=必要最低限の企業数と需要量になり、勝ち残った企業のみが存在していく

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環境問題の発生 → 社会的影響度並びに国民意識の高まり → 環境問題解決のための法規制→ 環境ビジネス市場の形成

環境ビジネスのライフサイクル

 環境問題のライフサイクル

転換点

黎明期   出現期   対応期    解消期    

転換点転換点

黎明期   出現期   対応期    解消期    

問題発見

問題意識形成

ユーザーニーズ・差別化の可能性大きい・有利なシステムの構築・啓蒙活動による市場形成が必要・市場規模小

企業自主対応・企業としてのコスト負担へ・業界統一としての市場形成・参入起業者数:中~多・市場規模:拡大(明確な市場の形成)

法規制・ビジネス存続のための必須の対応策・コスト負担の削減・参入起業者数:全企業・市場規模:拡大、コスト競争へ

環境問題の影響度

環境問題への対応の段階

 環境問題のライフサイクル

転換点

潜在期   導入期   成長期    成熟期   

転換点転換点

潜在期   導入期   成長期    成熟期   

環境問題の影響度

環境ビジネスの市場発展の段階

第1・第2期

事後処理

水処理・供給

省エネ

ゴミ処理

大気汚染防止危険廃棄物

第3期 削減

環境調和型商品

リサイクル

ゼロエミエンジニアリング

環境修復浄化

環境調和エネ

第4期 予防・

回避・修復

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ライフサイクル 導入期 成長期 成熟期 移行期 安定期

産業廃棄物処理業界 ~1996年 1996年~ 2004年~ 2009年~ 2015年~

一般廃棄物業界 ~1976年 1990年~ 2003年~ 2011年~ 2020年~

解体工事業界 ~1985年 1985年~ 2004年~ 2015年~ 2022年~

再生資源業界(古紙、鉄) ~1965年 1965年~ 2003年~ 2011年~ 2017年~

成長企業参入企業すべて 参入企業70%以上 多拠点企業 独自企業 地域密着企業

競争状況

全くなし ライバルが現れる 競争が激しくなる、先行企業メリットあり

落ちこぼれが多い、一番企業が目立つ

一番しか利益が出ない

展開規模

小型化 大型化 大型化・総合化・複合化 業種特化・分野特化 適正化

価格動向

言い値(アンダーグラウンド)

価格に透明性 価格競争が定着 価格競争が激化 価格+α が重要

組織性生業 家業 企業化・組織化 企業化・組織化 起業化

オペレーションどろなわ 標準化 マニュアル化 脱マニュアル化 差別化

来ない 人材不足 人材充足 人材過多 人財不足

経営者の独立志向とヤル気

・良いマーケットを掴めるか・良いパートナーを持てるか・情熱

・社内組織つくり・財務戦略・経営者のカリスマ性

・シェア戦略・組織の活性化・経営のバランス

・全体の活性化・新事業ビジネス

安全・安心 リサイクル 廃棄物削減(廃棄物・再生資源のボーダレス化)

・廃棄物未然防止・環境コスト削減業

大手も中小も伸びる ・全国レベルの大手企業と地域一番企業は急成長・中小企業の成長にブレーキ

大手企業の脱落が始まる 大手企業の大規模破綻が明確になる

既得権だけでも成長 成長企業とそうでない企業に格差

大型施設のキャッシュフローが厳しくなる

・地域密着・顧客密着(排出元との一体化)・非競争・独自固有・オリジナル化が条件

大手資本や建設業、物流業、異業種からの参入進む

地方では、現地だけでは厳しくなり、都心部も激化

地域密着企業の中から次世代のビジネスモデルが生まれる

リサイクル思考 本物のリサイクル事業は生まれていない

本物のリサイクル事業への取組みが始まる

独自リサイクル事業が普及

独自リサイクル企業が成長

成長の決定要素 設備力だけでも成長 設備力+価格力で勝負 設備力+価格力に加え、サービス力が必須となる

設備力+サービス力、そして固定客化が必要となる

M&A M&Aが始まる M&Aが活発化する M&Aは縮小・均衡する

施設展開 力のある中間処理業が多拠点展開を始める

収集運搬&中間処理&最終処分場の一貫型(トータルシステム)企業も出現

地域密着 

施設タイプ 大型化・複合化・総合化が始まる

大型化・複合化・総合化 得意分野特化型へ移行が始まる

得意分野特化型が主流

施設の統合 ・他地域への進出を図る・施設を増やす

施設のスクラップ&ビルドが始まる

施設のスクラップ&ビルドが頻繁になる

施設リニューアル 新たなリサイクル施設検討

施設リニューアルも始まる 施設リニューアルも頻繁になる

施設規模 大量処理・量産方式の考え方が始まる

大量処理・量産方式の考え方が主流

大量処理・量産方式の考え方が見直しが始まる

・大量処理・量産方式が行き詰る・規模の適正化が見られる

処理価格 低価格競争が始まる 処理の低価格競争が普及・顧客は有価要望に

低価格競争の激化 低価格競争の終焉

価格戦略 奪い合いが始まる 売上高重視 大型施設・大手企業同士の競争が始まる

大型施設・大手企業同士の競争が激化

収集運搬 幅広く展開するタイプが伸びる

収集運搬だけでは厳しくなる

収集運搬だけの企業は淘汰

収集運搬・資源回収業の系列化が始まる

組織化 組織力はない 企業化・組織化の動きが出てくる

企業化・組織化が進む 企業化・組織化に加え、創業的社風が必要となる

オーナー 伸びている企業のオーナーは超ワンマン・強引

世代交代が活発化

人材力 個人の力に依存(マンパワー)

標準化・マニュアル化も必須

標準化・マニュアル化が進む

脱標準化・脱マニュアル化

人材タイプ 野武士集団 組織の力と個の力の両立

人材採用 中途採用でしか人材が集まらない

新卒採用が見られるようになる

新卒採用が一般的となる

良い人材は集まらない 比較的、人材が集めやすくなる

人財力で格差

人材

成功のポイント

組織

中間処理施設

成長タイプ

成長規模

コンセプト

ライフサイクル曲線

転換点

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ライフサイクル 導入期 成長期 成熟期 移行期 安定期

産業廃棄物処理業界 ~1996年 1996年~ 2004年~ 2009年~ 2015年~

一般廃棄物業界 ~1976年 1990年~ 2003年~ 2011年~ 2020年~

解体工事業界 ~1985年 1985年~ 2004年~ 2015年~ 2022年~

再生資源業界(古紙、鉄) ~1965年 1965年~ 2003年~ 2011年~ 2017年~

成長企業参入企業すべて 参入企業70%以上 多拠点企業 独自企業 地域密着企業

競争状況

全くなし ライバルが現れる 競争が激しくなる、先行企業メリットあり

落ちこぼれが多い、一番企業が目立つ

一番しか利益が出ない

展開規模

小型化 大型化 大型化・総合化・複合化 業種特化・分野特化 適正化

価格動向

言い値(アンダーグラウンド)

価格に透明性 価格競争が定着 価格競争が激化 価格+α が重要

組織性生業 家業 企業化・組織化 企業化・組織化 起業化

オペレーションどろなわ 標準化 マニュアル化 脱マニュアル化 差別化

来ない 人材不足 人材充足 人材過多 人財不足

経営者の独立志向とヤル気

・良いマーケットを掴めるか・良いパートナーを持てるか・情熱

・社内組織つくり・財務戦略・経営者のカリスマ性

・シェア戦略・組織の活性化・経営のバランス

・全体の活性化・新事業ビジネス

安全・安心 リサイクル 廃棄物削減(廃棄物・再生資源のボーダレス化)

・廃棄物未然防止・環境コスト削減業

大手も中小も伸びる ・全国レベルの大手企業と地域一番企業は急成長・中小企業の成長にブレーキ

大手企業の脱落が始まる 大手企業の大規模破綻が明確になる

既得権だけでも成長 成長企業とそうでない企業に格差

大型施設のキャッシュフローが厳しくなる

・地域密着・顧客密着(排出元との一体化)・非競争・独自固有・オリジナル化が条件

大手資本や建設業、物流業、異業種からの参入進む

地方では、現地だけでは厳しくなり、都心部も激化

地域密着企業の中から次世代のビジネスモデルが生まれる

リサイクル思考 本物のリサイクル事業は生まれていない

本物のリサイクル事業への取組みが始まる

独自リサイクル事業が普及

独自リサイクル企業が成長

成長の決定要素 設備力だけでも成長 設備力+価格力で勝負 設備力+価格力に加え、サービス力が必須となる

設備力+サービス力、そして固定客化が必要となる

M&A M&Aが始まる M&Aが活発化する M&Aは縮小・均衡する

施設展開 力のある中間処理業が多拠点展開を始める

収集運搬&中間処理&最終処分場の一貫型(トータルシステム)企業も出現

地域密着 

施設タイプ 大型化・複合化・総合化が始まる

大型化・複合化・総合化 得意分野特化型へ移行が始まる

得意分野特化型が主流

施設の統合 ・他地域への進出を図る・施設を増やす

施設のスクラップ&ビルドが始まる

施設のスクラップ&ビルドが頻繁になる

施設リニューアル 新たなリサイクル施設検討

施設リニューアルも始まる 施設リニューアルも頻繁になる

施設規模 大量処理・量産方式の考え方が始まる

大量処理・量産方式の考え方が主流

大量処理・量産方式の考え方が見直しが始まる

・大量処理・量産方式が行き詰る・規模の適正化が見られる

処理価格 低価格競争が始まる 処理の低価格競争が普及・顧客は有価要望に

低価格競争の激化 低価格競争の終焉

価格戦略 奪い合いが始まる 売上高重視 大型施設・大手企業同士の競争が始まる

大型施設・大手企業同士の競争が激化

収集運搬 幅広く展開するタイプが伸びる

収集運搬だけでは厳しくなる

収集運搬だけの企業は淘汰

収集運搬・資源回収業の系列化が始まる

組織化 組織力はない 企業化・組織化の動きが出てくる

企業化・組織化が進む 企業化・組織化に加え、創業的社風が必要となる

オーナー 伸びている企業のオーナーは超ワンマン・強引

世代交代が活発化

人材力 個人の力に依存(マンパワー)

標準化・マニュアル化も必須

標準化・マニュアル化が進む

脱標準化・脱マニュアル化

人材タイプ 野武士集団 組織の力と個の力の両立

人材採用 中途採用でしか人材が集まらない

新卒採用が見られるようになる

新卒採用が一般的となる

良い人材は集まらない 比較的、人材が集めやすくなる

人財力で格差

人材

成功のポイント

組織

中間処理施設

成長タイプ

成長規模

コンセプト

ライフサイクル曲線

転換点

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1.下山経営

下山での経営は、過去の成功も捨てなければならない!

この数年の毎年テーマにもあがっている、「縮小市場に立ち向かう」ということ。既存事業の戦い方は、現在の延長には存在しない。市場の緩やかな減少状況は、重要性を認識していても緊急性を落としてしまう。安定成長をつくるべき戦略、社員と顧客、そして会社に関わる全ての人が幸せになる

ことを軸に置かなければならない。

その為に1年後を考えることだけに捉われず、5年後の未来と10年後の未来を探し続け、それに合わせたマーケティングとマネジメントを作らなければならない。未来の時間を、現在の時間から何割を増やせるか?社員が夢と将来の見える会社にならなければならない。

2017年版

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緊急性

高 低

緊急性

A

B

C

D

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2017年版

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2017年版

2.代替市場

代替される前に代替せよ!

ビジネスとは課題解決であるが、様々に代替されて進化を続けてきた。視点の固執化は可能性を狭めてしまう。現在の業務とその周辺の関連業務を、進んでいる他業界から見直し、自業界と自社での転換を図らなければならない。

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2017年版

3.業態化攻略

新規事業は業態化で攻略

業態とは、ターゲッティングした売り方である。同じ商品を扱っているようではあるが、それを欲している人達には違うものになっていることである。新たな施設をつくる、品目を扱うことだけを考えず、新たなターゲットに対するこれまでに無いアプローチを行うことでもある。

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2017年版

(1)業種と業態

業種・・・主な取扱商品や営業種目というように商品を縦割りに考えて分類する

業態・・・販売方法やサービス、経営方法といった営業形態で分類する

(2)業態とは課題解決

・同じ行為を行っていても、それぞれの手間や役割を解決してくれる

・売るものは同じでも顧客の視点からは違ってみえる

・何を売るかではなく、どのようにして売るか

・顧客の願望も単に「何を買うか」だけでなく、「何を」「いつ」「どのようにして」「どれくらいの値

段で買うか」を通じ、生活におけるソリューションを求めている

・所謂ソリューション

(3)業態とソリューション事例

(4)業態を考えるポイント

・人々のニーズの移り変わり

・ターゲッティング

・買う側のニーズに応えながらも、自社の中長期的なビジネスモデルを描けるか

旧業態 新業態 ソリューション

肉屋、魚屋、八百屋 スーパーマーケット ワンストップサービス

スーパーマーケット コンビニエンスストア いつでも、短時間で購入

各種小売 通販 行かなくて買える

通販 ネットショップたくさんの中から、いつでも、どこでも、安く購入可能

居酒屋 低価格280円均一居酒屋 財布の中身に対して安心して飲める

寿司店 100円均一回転寿司 財布の中身に対して安心して飲める

アパレルブランドショップ 低価格衣料品店 安いが、他の人とかぶりにくい

アパレルブランドショップ アウトレット 安くて、難あるが、ブランド品を安く購入

写真館 こども写真館 撮り難い子供の写真が撮りやすい

結婚式場 ハウスウェディング 限定された特別感

バイク店 バイク買取専門店 明確な買取単価

整備工場 車検専門、板金修理専門チェーン 明確な低価格

眼鏡屋 低価格眼鏡店 明確な低価格

ハウスメーカー 900万円住宅 年収300万円でも家を建てれる

賃貸管理 完全ゼロ賃貸 初期投資を抑えて、家を借りれる

中古車販売 軽未使用車39.8万円 安いが、モノは良い

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(5)業態のキーワード

①便利 ②つきあい ③美しくなる ④快適 ⑤教養 ⑥遊び ⑦手づくり ⑧ならう ⑨あこがれる

(6)これから

①ディスカウントビジネス

ⅰ)同じ商品なら安いほうが良い→永遠の顧客ニーズ

ⅱ)発生するポイント

・粗利率の高い業界、商品

・メーカー側で小売上代が設定されている商品

・弱小メーカーが多い分野

・捨て場としての発注

・生活必需品分野

②代行ビジネス

・本来自分でやるものを他人に代行

・代行はる側は、独自のノウハウを提供したり、労働力を提供したりすることによって、そのコストとしての対価を得る

・専門化社会、分業化社会、協業化社会になると代行ビジネスはますます多くなる

③個別対応ビジネス→会員制ビジネス

・人間は個別対応されると嬉しいもの

・個別対応のデータベースは顧客別

④落ちこぼれ救済ビジネス

・成熟化社会のその後はあらゆる分野で落ちこぼれが出る

・落ちこぼれ救済ビジネスは人と店がある

⑤財産・資産有効活用ビジネス

・ビジネスロケーションを保有している人の問題(競合関係の多様化、後継者難、制度上問題、人口減少)

・新たに事業参入したい人への問題

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⑥ニュー媒体・媒介ビジネス

・ハード商品、サービス商品、ソフト商品も全てが需要と供給に基づいてビジネスが成り立っている

・全て媒体、媒介を通して成り立っている

⑦代替ビジネス

既成ビジネス→ニーズに合わなくなる→イノベーションが起こる→新しいビジネスが生まれる

⑧健康・美容ビジネス

⑨宅配ビジネス

・時間を重要視するに0図によって生まれる。客の固定化、組織化、客に近づくビジネスとなる

⑩コレクタービジネス

・ある商品を売買することにより利益を得るビジネスもんさることながら、その商品を収集することによって、二次的な付加価値をして利益が生

じるビジネス

⑫ワンモアマーケットビジネス

・同じ商品がもうひとつのビジネス形態によって同じような価値をもってビジネスされる

(8)廃棄物処理業の業種と業態と商品について

業種・・・産業廃棄物収集運搬、産業廃棄物中間処理、産業廃棄物最終処分業、一般廃棄物収集運搬

鉄(非鉄)スクラップ卸売業、古紙卸売業、解体工事業 等々

商品・・・木くずのチップ化、石膏ボードリサイクル、食品リサイクル、PCB、医療系廃棄物、土壌汚染、解体工事、内装解体、焼却施設、水処理

施設、不用品回収、遺品整理 等々

業態・・・?

(9)廃棄物処理業の業態とは

①売り方を変えた ②顧客が今までと違い、必要なものと捉えてくれた ③これまで購買経験の無かった人への商売

④儲ける方法や視点が変わった ⑤中長期的ビジネスモデル発想

(10)売り方を変える

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(10)売り方を変える

ターゲット これまでの廃棄物処理業の売り方 売り方の変更事例

解体工事、地盤改良、外構までのワンストップ

施主紹介(財産案件や土地紹介)からの入口からの受注

リニューアル狙いの内装解体からの受注

分別手間を代行

見積、ゼロエミ、リサイクルループ 省エネ提案を入口

自社のできるもののみ 管理業務(工場内含む)

産廃のみ 分別による資源買取

管理業務

食品リサイクルループ

価格表、見積のみ

所長攻略、寝技、見積、スピード

住宅メーカー

ゼネコン

製造業

流通業・飲食 スピード、見積

(11)顧客が今までと違い、必要なものと捉えてくれた

ターゲット これまでの顧客ニーズ 顧客ニーズの変化 ソリューション例

利便性の追求 資源買取

低価格の追求木くず0円、資源品、チケット制、ポイント制

大手ハウス リサイクル、コンプライアンス自社中間処理場化により、解体、物流、付帯工事の重視

ワンストップサービス

所長の好き嫌い、スピード、価格 手間の代行、その他の接点分別代行、資源化代行、空隙率改善、ベーラー業務、内装解体

リサイクル率(環境部) サーマル率減少ゼロエミコンサル(管理業務)

製造業 ゼロエミ、リサイクルループ 無駄な出費のコストダウン 省エネ

流通・飲食 安全で安心(大手ナショナルチェーン) 資源化、リサイクルループ資源化、食品リサイクルループ、廃プラループ

一般個人 お金を払いたくない 自分の出来ないものにはコスト受容 不用品片付け、遺品整理

中小工務店 価格のみ

ゼネコン

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(12)これまで購買経験の無かった人への商売

(13)(自社にとって)儲ける方法や視点が変わった

ターゲット 新業態

不用品回収

遺品整理

資源買取

解体工事

水まわり工事

製造業 省エネコストダウン

流通、製造、建設 リサイクルループ

一般個人

ターゲット 新業態 儲ける視点

不用品回収

遺品整理

水まわり工事・客単価アップ・OB客づくり

資源買取 小さくたくさん粗利率向上

解体工事 個人受注の中抜き

製造業 省エネコストダウン廃棄物コストの10倍のコストダウンにより、顧客に喜ばれる

ワンストップサービス 手間の代行、入口からの抱え込み

木くず0円、チケット制 一転突破

資源コンビニ 利便性の追求

内装工事業 受注の窓口

代行業 手間代行、コストダウン

流通、製造、建設 リサイクルループ 製品販売、処理費よりも抱え込み

一般個人

・処理費ではなく、作業料金・OB客化によりリピート、その他商品販売(リフォーム、解体、プチ解体)

住宅

建設

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2017年版

4.SCRAP&BUILD VOL1

破壊と創造!既存のビジネス業態発想を壊し、そして創る!

廃棄物と資源の市場において、拡大は無い。ボーダレス化時代の廃棄物と再生資源業において、量と規模の拡大が可能な会社であっても、収益性の向上には苦戦となっていく。再生資源業は買って売るから変える時であり、廃棄物処理業は処理を否定して、運搬は運ぶことも止める時もありえる。考え方の違う顧客、また大口顧客も断ることもあるだろう。そして、何をもって、これまでと替えていくことか?

止める、合わせる、置き換える、簡単にする、視点の変更にて既存事業を見直して、創り始めなければならない。

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2017年版

5.SCRAP&BUILD VOL2

組織を壊し、新たに創りなおす!

下山経営のなかで、当然ビジネスモデルも将来の組織の形は変わっていく。そこから目を逸らすことはできない。事業を進めようとしても、現在の形と必ず一致することもなくなっていくだろう。企業体も組織体系も変わり、個々にも求める役割も変わり、賃金も採用も育成も、全てが変わることもありえるだろう。各社に上手くいかないことの大小はあれど、その要因は必ず内部要因である。緊急性

低の重要性高のこと、下山経営では益々重要度が上がっていく。

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2017年版

6.廃棄物人材戦略2.0

過去の人材戦略から進化せよ!

多くの廃棄物・再生資源業が人材戦略を変えて、10数年程度が過ぎている。しかし、過去の採用すべきモデル人材、採用すべきターゲット層から進化が始まっている。他業界でも、過去の採用方法と育成方法について変化は広がっており、本業界もそれ

に合わせた採用と育成方針も進化すべき時が来ている。個人の成長していく先のモデルが、変化していて当たり前である。ソフト面の強化は下山経営においては絶対のことであり、この戦略の是非こそが下山

経営を制していくであろう。

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2017年版

7.数値化

短期的には絶対的な数値化!

「数値化」も、この数年は重要視されてきたことであり、徹底的に数値化を行った会社は確実に進化をしていった。儲からないことは止めて、儲かることに注力をしていき、皆で数値を追い求めた会社が収益をあげていった。本年は更に数値の厳格化を行い、数値で語る経営と幹部の体系はつくりあげなければ

ならない

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1.素直・プラス発想・勉強好き 2.ギャップ 3.緊急性が低く、重要性の高いことについての優先度をあげる 4.人への優先度をあげること 5.手段と目的 6.手段ではなく本質 7.行動すること

経営者が明日から取り組むこと

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本日のプロジェクター資料の概略版は以下からダウンロード可能です。掲載できない情報や資料もあること、ご了承ください。

■2017年1月13日講演会資料(ダウンロード入力フォーム) https://www.funaisoken.ne.jp/mt/sanpai-web/20170113-dl.html ①以下のURLを入力して、「ノウハウダウンロード」ページからに必要事項を入力してください ②入力後に確認ボタンを押して、ダウンロードをしてください

2017年1月16日からダウンロード可能です

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