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2020年6月経済産業省中部経済産業局流通・サービス産業課
IT導入補助金2020特別枠の概要について
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<IT導入補助金2019との主な相違点>
①交付申請期間を拡大(2020年12月下旬(予定)までとし、複数回の締切を設け交付決定を行う)
②申請要件に「賃上げ要件」が追加され、未達の場合は補助金返還(類型によって異なる)③全申請者に対しGビスIDの取得を要件④通常枠に加え、特別枠を創設
IT導入補助金2020は通常枠と特別枠があります!!【通常枠( A・B類型)】(令和元年度補正)中小企業・小規模事業者等が生産性の向上に資するITツール(ソフトウェア・サービス等)を導入するための事業経費の一部を補助
【特別枠( C類型) 】(令和二年度補正) ⇐今回説明するのはこちら新型コロナウイルス感染症が事業環境に影響を及ぼしている中、テレワーク環境整備等の前向きな投資を支援(通常枠よりも補助率を引き上げるなどの特例措置あり)
IT導入補助金2020
(参考)
IT導入補助金2020特別枠(C類型)の特例措置・注意点
・補助率が3/4(ツールの組み合わせによっては2/3)(ただし、補助対象経費の1/6が特定のツール要件に合致する必要あり。)・ハードウェアのレンタル費が補助対象 (通常枠では対象外)(ただし、ハードウェアのレンタルのみの導入では申請不可。リース契約・購入費用は対象外。)・遡及可能申請期間(2020年4月7日~(期限設定なし))を特設
IT導入補助金2020特別枠(C類型)は主に以下の点で通常枠と異なっているため要確認!
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補助対象経費 ソフトウェア費、導入関連費、ハードウェアレンタル費補助率 3/4 or 2/3(ツールの組み合わせによって異なる)
補助上限額・下限額 上限額:450万円、下限額:30 万円
公募期間(今回の締切)2020年5月11日(月)~7月10日(金)(次頁参照)※今回の公募以降も2020年12月下旬(予定)までに複数回の公募・交付決定を行う予定
事業実施期間(事業実績報告期間) 交付決定後~6カ月程度(詳細日時は別途指定あり)
事業実施効果報告対象期間 原則、2021年度から3年間。各年度1回ずつの簡単な報告(計3回)※一部の事業者については、4年目の効果報告を求める
(重要!!)公募の締切を段階的に延長します!
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1次締切分(終了)
締切日 2020年5月11日(月)受付開始~2020年5月29日(金)17:00 まで(終了)
交付決定日 2020年6月末<予定>
事業実施期間 交付決定日以降~2020年12月末<予定>
事業実績報告期間 (報告開始日は別途ご案内)~2020年12月末<予定>
2次締切分
締切日 2020年6月12日(金)17:00まで<予定>
交付決定日 2020年7月以降~ 詳細は後日案内予定
事業実施期間 後日案内予定
事業実績報告期間 後日案内予定
3次締切分
締切日 2020年6月26日(金)17:00まで<予定>
交付決定日 2020年7月以降~ 詳細は後日案内予定
事業実施期間 後日案内予定
事業実績報告期間 後日案内予定
4次締切分
締切日 2020年7月10日(金)17:00まで<予定>
交付決定日 2020年8月以降~ 詳細は後日案内予定
事業実施期間 後日案内予定
事業実績報告期間 後日案内予定
補助対象ITツールと申請類型について・あらかじめ事務局に登録されたITツール(事務局に登録されたIT導入支援事業者が提供するもの)の導入費用が補助対象経費となる(遡及適用の場合も同様)・ITツールは大分類Ⅰ~Ⅲに分類され、以下<ITツールの要件>①と②に該当するツールの導入経費でなければ補助対象とならないので注意!
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大分類Ⅰソフトウェア(業務プロセス・業務環境)
小分類
①顧客対応販売支援
②決済・債権債務資金回収管理
③調達・供給在庫・物流
④業務固有プロセス
⑤会計・財務資産・経営
⑥総務・人事・給与・労務教育訓練・テレワーク基盤
①登録されたITツールのうち、大分類Ⅰソフトウェア(業務プロセス・業務環境)に分類されるITツールを1つ以上導入すること。(必須)
②導入するITツール(大分類Ⅰ及びⅡ)に甲・乙・丙の3つのいずれか一つの目的に資するITツールが1つ以上含まれ、当該ツール(ハードウェアレンタルも併せて申請する場合はそれも含めて)の導入にかかる経費が補助対象経費全体の1/6以上を占めていること。(必須)
甲:サプライチェーンの毀損への対応(顧客への製品供給を継続するため)乙:非対面型ビジネスモデルへの転換(非対面・遠隔でサービスを提供するビジネスモデルへ転換するため)丙:テレワーク環境の整備(従業員がテレワークを実践できるような環境を整備するため)
③大分類Ⅱ、Ⅲに該当するツールは①、②の条件を満たさない限り申請不可。⇒ハードウェアのレンタル導入のみでの申請はできないので注意
大分類Ⅱソフトウェア(オプション)
小分類
自動化・分析ツール データ連携ツール
汎用ツール 機能拡張
大分類Ⅲ役務(付帯サービス)
小分類
導入コンサルティング
導入設定マニュアル作成・
導入研修
保守サポート
ハードウェアレンタル
<ITツールの要件>
セキュリティ
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導入するツールが満たす要件(甲・乙・丙)と申請額によって、申請可能な類型が異なるので注意
<申請類型>
※給与・最低賃金増の目標達成については、特別枠採択事業者に限り、据え置き措置あり
類型 対象 補助金の申請額 補助率
導入するITツールの要件 審査項目(抜粋)大分類の要件
甲乙丙の要件 加点項目 注意
特別枠
C-1
小規模事業者等中小企業者
30~150万未満
2/3
大分類Ⅰから
1つ以上
甲のみに該当
○ 地域未来投資促進法の地域経済牽引事業計画書の承認を取得
○ 交付申請時点で地域未来牽引企業としての「目標」を経済産業省に提出
○ クラウド導入○ インボイス制度の導入○ 給与・最低賃金増の事業計画策定・表明
ー
小規模事業者中小企業者(保険医療機関、保険薬局、介護サービス業者、社会福祉事業・更生保護事業を行う事業者、学校等)
150~450万
ー
上記以外の中小企業者等
○ 地域未来投資促進法の地域経済牽引事業計画書の承認を取得
○ 交付申請時点で地域未来牽引企業としての「目標」を経済産業省に提出
○ クラウド導入○ インボイス制度の導入
給与・最低賃金増の事業計画策定・表明は申請要件
C-2
小規模事業者等中小企業者
30~300万未満
3/4乙or丙に該当
(1つ以上)
○ 地域未来投資促進法の地域経済牽引事業計画書の承認を取得
○ 交付申請時点で地域未来牽引企業としての「目標」を経済産業省に提出
○ クラウド導入○ インボイス制度の導入○ 給与・最低賃金増の事業計画策定・表明
ー
小規模事業者中小企業者(保険医療機関、保険薬局、介護サービス業者、社会福祉事業・更生保護事業を行う事業者、学校等)
300~450万
ー
上記以外の中小企業者等
○ 地域未来投資促進法の地域経済牽引事業計画書の承認を取得
○ 交付申請時点で地域未来牽引企業としての「目標」を経済産業省に提出
○ クラウド導入○ インボイス制度の導入
給与・最低賃金増の事業計画策定・表明は申請要件
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<ツール組み合わせ例と申請類型>
ソフトウェアA (100万円)
・保有するプロセス
①顧客対応・販売支援
オプション (30万円)
汎用ツール
要件 判定 詳細
必須
① YES 大分類Ⅰのプロセスに1つ該当
② YES ・オプションが甲に該当・経費割合クリア(30/130)
補助
③ YES ①、②を満たしてのオプション申請
ソフトウェアB (250万円)
・保有するプロセス
⑤会計・財務資産・経営
付帯サービス (50万円)
ハードウェアレンタル
ソフトウェアC (400万円)
・保有するプロセス
③調達・供給在庫・物流
ソフトウェアD (80万円)
・保有するプロセス
甲・乙・丙
オプション (100万円)
甲・乙・丙 甲・乙・丙
④業務固有プロセス
要件 判定 詳細
必須
① YES 大分類Ⅰのプロセスに1つ該当
② YES ・ソフトウェアBが乙に該当・経費割合クリア(250/350)
補助
③ YES ①、②を満たしての申請
要件 判定 詳細
必須
① YES 大分類Ⅰのプロセスに2つ該当
② NO ・ソフトウェアDが丙に該当・経費割合未クリア(80/580)
補助
③ ― (②を満たしていない)
要件 判定 詳細
必須
① NO 大分類Ⅰのプロセスを含まず
② NO ・甲乙丙ツール無し・経費割合クリア(100/100)
補助
③ ― (①、②を満たしていない)
自動化・分析ツール
甲・乙・丙 甲・乙・丙
付帯サービス (100万円)
ハードウェアレンタル
(補助率2/3)
申請可
申請不可
申請不可
オプション (50万円)
データ連携ツール
例1 ソフトウェアとオプションの組み合わせ
例4 ハードウェアレンタルのみ
例3 複数のソフトウェアとオプションの組み合わせ
例2 ソフトウェアとオプション・ハードウェアレンタルの組み合わせ(補助率3/4)
申請可
甲・乙・丙 甲・乙・丙
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A) デスクトップ型PC,ラップトップ型PC,タブレット型PC,スマートフォンB)Aのハードウェアに接続し、甲・乙・丙のいずれかの目的に対応したWEBカメラ,マイク,スピーカー,
ヘッドセット,ルーター(Wifiルーター・アクセスポイント等),ディスプレイ,プリンターC)「乙」の目的に対応したキャッシュレス決済端末及び付属品
※ハードウェアのレンタル費用も、IT導入支援事業者により事務局に登録されたツールのみが補助対象※レンタル料は、レンタル開始日から1年分までが上限
対象となるハードウェアレンタル費(リース費・購入費は対象外)は以下に限定されているので注意
<補助対象となるハードウェア>
(注意)遡及申請可能期間と補助対象ツールについて
・新型コロナウイルス感染症の影響により、事業者の事業環境に大きな影響が出ている中、早急なテレワーク環境の整備や非対面ビジネスへの転換等の必要性等から、特別枠(C類型)に限り公募開始前の期間を遡及申請可能期間として設定
遡及申請可能期間:2020年4月7日(火)~(期限の定めなし)
・通常、交付決定前の契約等は補助対象とならない(交付決定日以降に事業を実施するケースが対象となる)が、上記期間中にITツール導入についての契約を実施し、その後、IT導入補助金交付申請までの間に、当該ツールと、それを提供したIT導入支援事業者が事務局に登録された場合に限り、補助対象事業として認める。※遡及申請の適用を検討する場合、遡及申請可能期間内の“契約”が必要(例えば、契約が遡及申請可能期間より前で、納品または支払いのみが当該期間に行われる事業は対象外)
IT導入支援事業者と登録ITツールの検索方法IT導入支援事業者とITツールも5月11日から登録申請がはじまり、登録事業者・ツール(ソフトウェア)は順次、IT導入補助金HPに掲載・検索ができるようになります。詳細はHPをご確認ください。https://www.it-hojo.jp/applicant/vendorlist.html
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ハードウェアの購入・レンタル・リース(C類型におけるハードウェアレンタルを除く)
組込み系ソフトウェア(特定のハード機器を動作させることに特化した専用システム。例:タッチペンに組み込まれたシ
ステム、印刷機に搭載された制御システム)
スクラッチ開発のソフトウェア、大幅なカスタマイズが必要なソフトウェア
料金体系が従量課金方式のもの
広告宣伝費、広告宣伝に類するもの
緊急時連絡システムなど、恒常的に利用されないシステム
A・B類型におけるECサイト制作(C類型において、ECサイトの新規作成のみ対象)
ホームページ制作、WEBアプリ制作、スマートフォンアプリ制作、VR・AR用コンテンツ制作、デジタルサイネージ
用コンテンツ制作、コンテンツ配信管理システム
ホームページ制作ツール等のCMSで制作した簡易アプリケーション
PHPやCakePHPなどのWEBフレームワーク、Javascriptなどで制作したアプリケーション
単なる情報提供サービス
会員登録しWEB上でサービスの提供を受ける仕組みのもの
恒常的に使用されるソフトウェアではないもの
業務の効率化を図るものではなく、補助事業者が販売する商品やサービスに付加価値を加えることが目的のITツール
交付申請、報告に係る申請代行費
リース料金
公租公課(消費税)
その他、本事業の目的・趣旨から適切でないと経済産業省及び中小機構並びに補助金事務局が判断するもの
(参考)補助対象外経費
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交付申請フロー
・各公募締切回で公表される採択結果で不採択となった場合や交付決定後に申請の取り下げを行った場合、次回以降の公募に申請可能。(1次公募(臨時対応)の採択者は交付決定取り下げで特別枠への申請可)・交付決定を受けた事業者は、交付決定から12カ月以内に同一事業(IT導入補助金2020通常枠・特別枠)での申請を行うことはできない。(重複申請不可)・申請時点で過去3年間に類似の補助金(IT導入補助金2017、2018、2019)の交付を受けた事業者には減点措置
申請にはGビズID「gBizIDプライム」アカウント(ID・パスワード等)が必要。早めの発行申請を推奨。⇒ 変更あり!次頁参照
一度提出した交付申請は結果が公表されるまで取り下げ不可。申請内容の差替えや変更、訂正等も不可のため注意すること。
交付申請方法の詳細は『交付申請の手引き』をご覧ください。https://www.it-hojo.jp/r01/doc/pdf/r1_application_manual.pdf
<暫定GビズIDプライムアカウント(暫定プライムアカウント)とは>申請書及び印鑑証明書・印鑑登録証明書の郵送を省略し、審査についても最大限省略して、最大24時間程度(土日祝日を除く。)で発行が可能となるアカウントです。IT 導入補助金の交付申請に限って利用できます。
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(重要!!)GビズIDプライムアカウントの暫定措置について現在、電子申請の需要増加に伴い、「G ビズ ID プライムアカウント」の発行に最大で3~4週間程度の期間を要します。 特例措置として、IT 導入補助金の交付申請用に限り、G ビズ ID 申請ページにおいて、「暫定GビズIDプライムアカウント」の発行を可能とし、暫定プライムアカウントを用いたIT 導入補助金の交付申請を可能とします。(https://gbiz-id.go.jp/top/)
<暫定プライムアカウントの発行申請方法> 詳細・FAQはHP参照 https://www.it-hojo.jp/gbizid/⚫G ビズ ID のトップページの「gBizID プライム作成」から、必要事項を記入します(通常のプライムアカウントと同様)。⚫記載事項のうち「部署名」欄に「IT導入補助金」という文言を記入※し、「申請書作成」をクリックする。申請書の印字、押印、印鑑証明書・印鑑登録証明書の取得、郵送は必要ありません。※部署名は記入せず、「IT導入補助金」のみ記載ください。
⚫既に通常のプライムアカウントの発行を申請された方で、IT 導入補助金の交付申請締切までにアカウントの発行が間に合わない方は、お手数ですが、再度、上記の作業により暫定プライムアカウントの発行申請を行ったうえで補助金の交付申請をお願いいたします(このとき、申請中の通常プライムアカウントの申請は無効となります。)。
⚫暫定プライムアカウントを通常のプライムアカウントに変更される場合、暫定プライムアカウントの申請の際に作成した申請書を印字し押印の上、印鑑証明書・印鑑登録証明書とともに郵送してください。
<暫定プライムアカウントについての詳細に関するお問い合わせ先> IT導入補助金コールセンターと異なります!G ビズ ID ヘルプデスク 電話番号:06-6225-7877(平日 9:00~17:00)
IT導入補助金ホームページhttps://www.it-hojo.jp/
交付規程・公募要領・交付申請の手引き・IT導入支援事業者一覧はHPからダウンロードしてください。※公募要領等は都度更新される可能性がありますので逐次新着情報をご確認ください。
(問合せ先)サービス等生産性向上IT導入支援事業事務局 コールセンター
0570-666-424(IP電話等からのお問合せ先:042-303-9749)
受付時間:9:30~17:30/月曜~金曜(土日祝除く)
(注意)新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一時的にコールセンターの窓口を絞っております。
混雑の状況によりましては、繋がりにくくなることが予想されます、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、お問い合せフォームについては引き続きご利用頂けますので、併せてご利用頂きますようお願いいたします。
お問い合わせフォームhttps://it-hojo.secure.force.com/QuestionForm/QuestionForm_R1_Page
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(参考)IT活用事例集のご紹介中部経済産業局では、IT補助金等を活用してITの導入の取り組むサービス業関連事業者にスポットをあて、その取組の内容や成果、今後の課題をまとめた事例集を作成、発行しました。
多様な業種のIT活用事例、その目的や導入背景を紹介!IT導入を検討している事業者の皆様、是非一度ご覧ください!
中部経済産業局HPからご覧いただけます
https://www.chubu.meti.go.jp/c51ryutu/200501/index.html