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JA 小松市 48年度 (平成30年度) ディスクロージャー誌 平成30年4月1日~平成31年3月31日 DISCLOSURE

JA1 ごあいさつ 組合員の皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと心からお慶び申し上げます。 平素はJA小松市の各事業にわたり格別のご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

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Page 1: JA1 ごあいさつ 組合員の皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと心からお慶び申し上げます。 平素はJA小松市の各事業にわたり格別のご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

〒923-8611 石川県小松市上小松町丙252TEL 0761-22-5111㈹ FAX 0761-22-5115㈹フリーダイヤル 0120-888-985E-mail:[email protected]:http://www.ja-komatsushi.or.jp/

小松市農業協同組合

JA小松市

第48年度(平成30年度)

私たちの活動を

ご理解いただくために

ディスクロージャー誌平成30年4月1日~平成31年3月31日

DISC

LOSURE

Page 2: JA1 ごあいさつ 組合員の皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと心からお慶び申し上げます。 平素はJA小松市の各事業にわたり格別のご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

ごあいさつ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 11.経営理念・経営方針 ・・・・・・・・・・ 22.経営管理体制 ・・・・・・・・・・・・・ 33.社会的責任と貢献活動 ・・・・・・・・・ 44.事業の概況(平成 30年度)・・・・・・・ 75.リスク管理の状況 ・・・・・・・・・・・116.事業のご案内 ・・・・・・・・・・・・・19

【経営資料】Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・20 2.損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・22 3.キャッシュ・フロー計算書 ・・・・・・24 4.注記表 ・・・・・・・・・・・・・・・26 5.剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・30 6.部門別損益計算書 ・・・・・・・・・・31 7.財務諸表の正確性等にかかる確認 ・・・33

Ⅱ 損益の状況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 ・・33 2.利益総括表 ・・・・・・・・・・・・・34 3.資金運用収支の内訳 ・・・・・・・・・34 4.受取・支払利息の増減額 ・・・・・・・34

Ⅲ 事業の概況 1.信用事業  (1) 貯金   ① 種類別貯金平均残高 ・・・・・・・・35   ② 定期貯金残高 ・・・・・・・・・・・35  (2) 貸出金   ① 種類別貸出金平均残高 ・・・・・・・35   ② 貸出金金利条件別内訳残高 ・・・・・35   ③ 貸出金担保別内訳残高 ・・・・・・・36   ④ 債務保証見返額担保別内訳残高 ・・・36   ⑤ 貸出金使途別内訳残高 ・・・・・・・36   ⑥ 貸出金業種別残高 ・・・・・・・・・37   ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 ・・・・37   ⑧ リスク管理債権額 ・・・・・・・・・38   ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく     保全状況 ・・・・・・・・・・・・・38   ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸   出金のリスク管理債権の状況 ・・・・38   ⑪ 貸倒引当金内訳 ・・・・・・・・・・40   ⑫ 貸出金償却額 ・・・・・・・・・・・40  (3) 内国為替取扱実績・・・・・・・・・・40  (4) 有価証券   ① 保有有価証券平均残高 ・・・・・・・40   ② 保有有価証券残存期間別残高 ・・・・41   ③ 有価証券の時価情報 ・・・・・・・・41   ④ 金銭の信託の時価情報 ・・・・・・・41

 2.共済取扱実績  (1) 長期共済新契約高・長期共済保有高・・42  (2) 医療系共済の入院共済金額保有高・・・42  (3) 介護共済の介護共済金額、生活障害共済の生活障害共済金額     及び生活障害年金年額保有高 ・・・・・・・・42  (4) 年金共済の年金保有高・・・・・・・・42  (5) 短期共済新契約高・・・・・・・・・・42 3.その他事業の実績  (1) 購買品取扱高・・・・・・・・・・・・43  (2) 受託販売品取扱高・・・・・・・・・・43  (3) 保管事業取扱実績・・・・・・・・・・43  (4) 加工事業取扱実績・・・・・・・・・・43  (5) 利用事業取扱実績・・・・・・・・・・43  (6) 指導事業の収支内訳・・・・・・・・・44

Ⅳ 経営諸指標 1.利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・44 2.貯貸率・貯証率 ・・・・・・・・・・・44

Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の状況 ・・・・・・・・・・・45 2.自己資本の構成に関する事項 ・・・・・46 3.自己資本の充実度に関する事項 ・・・・48 4.信用リスクに関する事項 ・・・・・・・50 5.信用リスク削減手法に関する事項 ・・・53 6.派生商品取引及び長期決済期間取引の  取引相手のリスクに関する事項 ・・・・・54 7.証券化エクスポージャーに関する事項 ・・54 8.出資その他これに類するエクスポー   ジャーに関する事項 ・・・・・・・・・55 9.リスク・ウェイトのみなし計算が適用   されるエクスポージャーに関する事項・・56 10.金利リスクに関する事項 ・・・・・・・56

【JAの概要】 1.機構図 ・・・・・・・・・・・・・・・58 2.役員 ・・・・・・・・・・・・・・・・59 3.組合員数 ・・・・・・・・・・・・・・59 4.組合員組織の状況 ・・・・・・・・・・59 5.地区 ・・・・・・・・・・・・・・・・60 6.沿革・歩み ・・・・・・・・・・・・・60 7.店舗等のご案内 ・・・・・・・・・・・60

<概況及び組織に関する事項>1.業務の運営の組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58~592.理事及び監事の氏名及び役職名 ・・・・・・・・・・・・・593.事務所の名称及び所在地 ・・・・・・・・・・・・・・ 60~61

<主要な業務の内容>4.主要な業務の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

<主要な業務に関する事項>5.直近の事業年度における事業の概要 ・・・・・・・7~86.直近の5事業年度における主要な業務の 状況を示す指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・337.直近の2事業年度における主要な事業の 状況を示す指標 ① 主要な業務の状況を示す指標  a.事業粗利益及び事業粗利益率 ・・・・・・・・・・・34  b.資金運用収支、役務取引等収支及び   その他事業収支 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34  c.資金運用勘定並びに資金調達   勘定の平均残高、利息、利回り及び   総資金利ざや ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34  d.受取利息及び支払利息の増減 ・・・・・・・・・・・34  e.総資産経常利益率及び資本経常利益率 ・・・44  f.総資産当期純利益率及び   資本当期純利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 ② 貯金に関する指標  a.流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金、   その他の貯金の平均残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・35  b.固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及び   その他の区分ごとの定期貯金の残高 ・・・・・・・35 ③ 貸出金等に関する指標  a.手形貸付、証書貸付、当座貸越及び   割引手形の平均残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35  b.固定金利及び変動金利の区分ごとの   貸出金の残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35  c.担保の種類別の貸出金残高及び   債務保証見返額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36

  d.使途別の貸出金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36  e.主要な農業関係の貸出実績 ・・・・・・・・・・・・・37  f.業種別の貸出金残高及び当該貸出金残高の   貸出金の総額に対する割合 ・・・・・・・・・・・・・・・37  g.貯貸率の期末値及び期中平均値 ・・・・・・・・・44 ④ 有価証券に関する指標  a.商品有価証券の種類別の平均残高・・ 該当なし  b.有価証券の種類別の残存期間別の残高 ・・・41  c.有価証券の種類別の平均残高 ・・・・・・・・・・・40  d.貯証率の期末値及び期中平均値 ・・・・・・・・・44

<業務の運営に関する事項>8.リスク管理の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11~129.法令遵守の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12~1310.中小企業の経営の改善及び地域の 活性化のための取組の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・4~611.苦情処理措置及び紛争解決措置の内容・・・・・・・17

<直近の2事業年度における財産の状況>12.貸借対照表、損益計算書及び 剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20~3013.貸出金にかかる事項 ① 破綻先債権に該当する貸出金 ・・・・・・・・・・・・・38 ② 延滞債権に該当する貸出金 ・・・・・・・・・・・・・・・38 ③ 3カ月以上延滞債権に該当する貸出金 ・・・・・38 ④ 貸出条件緩和債権に該当する貸出金 ・・・・・・・3814.自己資本の充実の状況・・・・・・・・・・・・・・・・ 45~5715.次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、  時価及び評価損益 ① 有価証券 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 ② 金銭の信託 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 ③ 金融先物取引等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 該当なし16.貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額・・・・・4017.貸出金償却額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40

※ 信用事業を行う農業協同組合は農業協同組合法第 54 条の3の規定により、事業年度ごとに信用事業及び信用事業に係る財産の状況に関する事項を記載したディスクロージャー誌を作成し、当JAの信用事業を行う全事務所に備え置き、公衆の縦覧に供することが義務づけられています。  昨今の金融機関を巡る相次ぐ不祥事件が発生する中、金融機関にはこれまで以上に「透明性」「健全性」が求められています。ディスクロージャー誌は組合員並びに地域の皆さまが安心して当JAを利用していただけるよう、当組合の経営方針、社会的責任及び経営内容を明らかにするものです。

目 次 ディスクロージャー開示項目対比掲載ページ

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ごあいさつ 組合員の皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと心からお慶び申し上げます。 平素はJA小松市の各事業にわたり格別のご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 平成 30 年度は、平成 29 年度から続く、大雪の影響でハウスの被害を中心に農作物の生産に大きな影響を受けた年となりました。大雪によるハウスの被害にあっては、JA 小松市と致しましても、県や市にも働きかけ復旧に努めて参りました。今後、さらなる小松の農産物の振興に向けて支援を続けているところであります。 さて、国内景気については、長く続いた拡大も地方にとって景況感の薄い中で、後退局面の気配を見せています。平成から令和への改元や間近に迫った消費税アップとキャッシュレス化の取り組みオリンピック等のイベントが国内経済へ強く影響すると想定されます。金融面においては、金融市場の動きは、依然不透明であります。依然続くマイナス金利政策により、金融機関では経営基盤の整備改善を加速させる必要があります。 一方、農業情勢については、TPP 協定が発効され、その詳細について引き続き議論が続いており、今後、農畜産物の価格の低下が心配されます。国内農畜産物はより、「安全・安心」および食味・品質向上を追求しており、農家、JA、企業、国等が連携した取り組みにもさらに強化が求められています。 このような中、政府による「農協改革集中期間」が 5 月で終了し、今後は、自己改革の実践状況の評価、そして、今後の取り組みが問われる期間となっています。特に、准組合員利用規制のあり方については、依然議論が続くこととなり、JA 自己改革の取り組みの進捗と組合員の皆様の JA 自己改革の取り組みへの理解が重要となっています。 JA グループ石川においては、「第 38 次 JA グループ石川基本戦略」において県下 3 地区(加賀・県央・能登)における広域合併構想をとりまとめられました。令和元年度において加賀地区で設置される合併研究会に参画し、合併構想の実現にむけた検討を行っていくこととなります。 JA小松市においては、第 13 次中期計画(令和元年度~令和 3 年度)を新たに策定し、『組合員とともに、小松の農業・地域の未来を拓く』のスローガンのもと、「持続可能な農業の実現」「豊かで暮らしやすい地域社会の実現」「協同組合としての役割発揮」を3つの柱とし、計画の着実な実践に努め、併せて「JA 小松市地域農業ビジョン(5ヵ年計画)」(平成 28 年度~令和 2 年度)により、小松の農業振興の取り組みを展開していくところであります。 終わりに、組合員ならびに地域の皆様のより一層のご理解とご協力をお願いいたしますとともに、皆様の更なるご繁栄をご祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

小松市農業協同組合代表理事組合長

西沢 耕一

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1.基本方針 令和元年度は第 13 次中期計画の初年度であり、中期計画のスローガン『組合員とともに、小松の農業・地域の未来を拓く』のもと、これまで培ってきた小松の農業また新たに芽吹いた小松の農業を育み、次代へつなぐべく、「食の安全・安心」・おいしさ・楽しさ・魅力を追求すべく、改革の実践に努めます。 農業協同組合運動をさらに推し進め、組合員の協同の力の結集により、地域に根ざした「JAづくり」に努め、“元気で笑顔あふれる地域農業・地域社会” の実現を目指し、創造的自己改革の実践を展開して参ります。

2.基本目標  【営農指導・販売事業・6次産業化・道の駅・あぐり】   ○ 農業者の所得向上と小松産農産物のブランド力アップ   ○ 農業生産の拡大と農業発展に向けた体制強化   ○ 販売力強化による地域農業の活性化   ○ 地産地消の確立と生産者所得向上   ○ 「食」を中心とした小松の魅力を発信する「にぎわい」ある JA あぐり・道の駅  【購買事業】   ○ 農機:農機を通じての生産者との関係強化   ○ 自動車:最良のサービス、技術、商品で地域に根ざした事業展開   ○ 燃料:ライフラインとしての燃料、プロパンガスでの地域密着の強化   ○ 購買全般:安全・安心な生活商品の提供と信頼の構築  【信用事業】   ○ 貯金:地域・利用者から必要とされ選ばれるJAバンクの実現   ○ 融資:農業・地域の資金ニーズへの対応強化に向けた融資事業の積極的取り組み  【共済事業】   ○ 組合員・利用者の総合保障の充実、新たなJA応援者づくりと健全性の強化  【資産相談活動】   ○ 後継世代への相続・事業承継に関する相談活動の強化  【ふれあい・福祉活動】   ○ 組合員のアクティブ・メンバーシップの強化  【組織基盤拡充】   ○ 地域に根ざしたJAづくりと組合員のメンバーシップの強化  【経営管理・内部監査】   ○ 地域から求められるJAづくりと組織基盤の維持強化   ○ 環境変化に柔軟な経営管理体制の構築   ○ 債権にかかるリスク管理体制の強化   ○ 信頼される組織作りへの貢献

1 経営理念・経営方針

協同のちから

地域JA

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2 経営管理体制

◇経営執行体制〔理事会制度〕 JA小松市は農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決定事項を踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行を行っています。また、総代会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。 組合の業務執行を行う理事には、組合員の各層の意思反映を行うため、女性2名を理事に登用しています。また、青壮年部から理事会へ参与としての参加も行っています。信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第 30 条に規定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。

JA小松市イメージキャラクターの紹介○愛称・・・「こまとちゃん」 小松市はトマトの生産量が北陸一、トマトカレーなど加工品の販売も順調に推移しており、その形も愛らしく、赤と白のコントラストは「平家物語」に登場する仏御前(小松市原町生まれ)の白拍子をイメージして生まれたキャラクターです。 組合員・利用者のみなさまに親しまれ、愛されるキャラクターでありたいと思っていますので、ご愛顧をよろしくお願いします。

JA小松市ロゴマーク 日常の生活スタイルに溶け込むナチュラルで、エコな「新しい存在感」をイメージし、女性に受け入れられるようデザインしました。 ※ ロゴマークはJA小松市の商品のパッケージやポスター、

パンフレット等に使用します。

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3 社会的責任と貢献活動(1)農業振興活動〔JA自己改革の取組み〕JA小松市は自己改革の 3 つの基本目標をもとに中期ビジョンに掲げた「持続可能な農業」と「豊かで暮らしやすい地域社会」を実現していくため、様々な自己改革に取り組んでいます。

(作付面積拡大・食味向上) (農産物加工品を販売、規格外品の買取)

(市場ニーズに対応した作付を推進)

(特産品の PR・県内外への加工品の販売強化)

(農業法人の育成や雇用対策支援)

(収穫体験や産地見学会により生産者と消費者の交流)

(女性部や青壮年部の活動活性化)

(販売会員の増員・安心安全な農産物の販売)

(地元支店で特産品を中心としたまつりの実施)

(入札による仕入や直接仕入、価格調査を実施)

ブランド米強化ブランド米強化

(営農渉外による経営管理支援) (ICT農業・省力資材の推進)

農業・農産物の魅力UP!

農業・農産物の魅力UP!

付加価値を高める付加価値を高める 新品種の作付け新品種の作付け 生産コスト削減生産コスト削減

農業振興マネージメント農業振興マネージメント コスト低減技術普及コスト低減技術普及農産物の PR農産物の PR 組織育成・人材支援組織育成・人材支援

農業生産拡大!コスト削減!

農業生産拡大!コスト削減!

地元農業で地域を元気に!

地元農業で地域を元気に!

食農教育の推進食農教育の推進 組合員組織の活性化組合員組織の活性化 魅力ある直売所づくり魅力ある直売所づくり 地元の特産品まつり地元の特産品まつり

農業者の所得増大農業者の所得増大地域の活性化地域の活性化

基本目標

JA小松市の取り組み

農業生産の拡大農業生産の拡大

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[地域密着型金融への取組み] ① 農山漁村等地域の活性化のための融資をはじめとする支援     当JAは、地域における農業者との結び付きを強化し、地域を活性化するため、次の取組みを行っ

ています。  ア.農業融資商品の適切な提供・開発     各種プロパー農業資金を提供するとともに、農業近代化資金や日本政策金融公庫資金の取扱いを

通じて、農業者の農業経営と生活をサポートしています。    平成 31 年 3 月末時点において、農業関係資金残高(注)386 百万円を取扱っています。    ( 注 ) 農業関係の貸出金とは、農業者及び農業関連団体等に対する貸出金であり、農業生産・農業

経営に必要な資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。       営農類型別や資金種類別の農業資金、及び農業資金の受託貸付金の取扱状況については P37

の主要な農業関係の貸出金残高をご覧ください。  イ.担い手のニーズに応えるための体制整備    当JAは、地域の農業者との関係を強化・振興するための体制整備に取組んでいます。     農業融資担当者が、営農・経済担当者がお聞きした情報も含めて把握し、農業融資に関する訪問・

資金提案活動を実施しています。また、本店には「担い手金融リーダー」を設置し、農業融資担当者の活動をサポートしています。

  ウ.事業間連携の強化     農業者の多様なニーズに対し信用・共済・経済事業等との合同会議・研修会の開催や農業者への

同行訪問等により、これまで以上に内部の連携を強化しています。    【具体的取組】     1) 農業資金研修の開催       担い手担当、営農・経済担当者向けの農業資金研修を開催しています。  エ.6次産業化に向けた農商工連携の推進    当JAでは、農業6次産業化に向けた農商工連携に取り組んでいます。    【具体的取組】     1) 受注懇談会への参加       当JA管内の生産物や加工品を受注懇談会へ持参し、商談を実施しています。      ② 担い手の経営のライフサイクルに応じた支援    当JAは、担い手をサポートするため、ライフサイクルに応じて次の取組みを行っています。  ア.新規就農者の支援    新規就農者の経営と生活をサポートするため、就農支援資金を取り扱っています。

資 金 名 実行件数 実行金額 平成31年3月末残高就農支援資金(転貸) 1 5 1合 計 1 5 1

(単位:件、百万円)

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  イ.セミナー等の開催     農業者を対象としたセミナーの開催や、JA職員を対象とした研修会への出席等を通じ、農業経

営の確立強化を支援しています。

セミナー名 参加対象者 主催者農業経営指導者研修 JA経済営農渉外担当者 JAグループ石川集落営農法人化セミナー 農業経営者 JA 石川県中央会決算事務個別研修会 農業経営者 当JA簿記講座 農業経営者 南加賀農林総合事務所

(2)社会・地域貢献活動 JA小松市は、地域農業を守り組合員の社会的地位の向上と地域から愛されるJA活動を目指し、次の事業を通じて地域社会に貢献しています。 ①  JAきらら(社会福祉法人ジェイエイ小松福祉会)との連携を深め、福祉に関する知識の習得や福

祉活動の質の向上を図り、元気高齢者の生きがいづくりのお手伝いとして「ふれあいルーム」を開催しています。

 ②  助け合い組織「ふれあいグループ」による「読み聞かせ」や「レインボー体操」ボランティア活動で地域高齢者福祉活動に取り組んでいます。

 ③  「JAまつり」等を通して、組合員・地域住民との結びつきを深め、地元の食材を利用した食農教育活動を展開しています。

 ④  年金友の会をはじめ各種友の会の充実により、地域の方々の交流と健康増進のお手伝いをしています。

 ⑤  JAグループ全体で年金友の会「グラウンドゴルフ大会」等を開催し、参加者の技術向上と親睦融和を図っています。

 ⑥  顧問税理士による税務相談を無料で行っています。また、年金アドバイザーによる年金相談も行っています。

 ⑦  市民病院の出納取扱金融機関として、行政と連携して地域サービスの向上に努めています。 ⑧  当JAが販売している加工品の箱詰め作業を市内の社会福祉法人に作業委託し、自立支援のお手伝

いをさせていただいております。

 また、子供たちや消費者に対して食と農と地域の関わりや食の大切さ、食を支える農業やJAの役割について、理解促進を図っています。◇ 米づくり体験農園の実施(管内小学校 20 校)◇ バケツ稲作りの実施 ( 管内保育所・幼稚園・小学校 )◇ 管内小学校における米づくり出前教室の開催◇ 親子収穫体験「一日緑の学園」や「わくわくキッズ農園」の実施 ◇ 女性部による「家の光」を活用した活動、食農教育活動の実施◇ 大人対象の農加倶楽部の実施◇ 女性大学「こまつレディースカレッジ」による教養講座の開催◇ 女性会「こまとくらぶ」による郷土料理講習の開催や、減塩無添加手作り味噌の普及◇ 「みんなのよい食運動」を展開し、地場産農産物の消費拡大と安全・安心な農産物づくりへの取り組み

を普及・啓蒙しています。  (地産地消運動・生産履歴記帳運動・ポジティブリスト制度への対応)

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4 事業の概況(平成 30 年度)

(1)事業の概況 平成 30 年度につきましては、営農・販売事業では、営農支援対策事業による支援対策として、麦・大豆の生産振興と水田フル活用による麦跡大豆・加工用米の作付推進や、土づくりの推進、食味向上推進対策、園芸作物の作付支援、加工用トマトの作付や直売所産直会員への新規園芸作物の取組み推進などに取り組みました。 担い手対策として、「TAC(営農専任渉外)」が担い手農家を中心に「出向く体制の強化」を図りました。出向く活動を通じて、農家への要望に応じた情報提供、ナラシや農機具等の補助事業の申請、生産資材提案予約推進、新規園芸品目の提案推進、事業承継、無料職業紹介事業などを行い、農家との信頼関係構築を目指し、「農家所得向上」に努めることを目的とした活動を行いました。 水稲では、高温による乳白粒等の未熟米防止に対し、無効分げつの抑制・水管理等基本技術の励行とケイ酸を重点とした土づくりを実践し、全体の 1 等米比率は 90.8%(前年 91.4%)となりました。出荷量では水田活用米穀(加工用米、備蓄用米)を含め 179,403 俵の実績で、前年比 104.3%となり、価格の上昇により所得も向上しました。また、今年度より施設の籾殻散布事業を行い、ケイ酸分の圃場還元を行いました。 園芸品目では、値決契約による販売、産直所・量販店での販売活動、市場との情報共有や学校給食を中心とした食の交流などを積極的に実施し有利販売を行いました。しかし、雪害による作付面積の減少や 8月下旬頃までの猛暑干ばつの影響により園芸品目全体の販売品取扱高は前年比 89%の結果となりました。 生産資材では、肥料は化学肥料で銘柄集約し、大ロットによる一括仕入れ、肥料工場への自己取りを継続実施し、仕入れコストの削減に努めました。農薬では、予約品目を中心に 57 商品で入札を継続し、担い手直送規格の拡充も行い生産資材コスト削減に取り組みました。 6次産業化事業では、生食用カットトマトを使用した「すりおろしトマトパック」「トマトジュース」の2 商品を発売し、地域農業の活性化並びに所得向上を目指し、小松産農産物の消費拡大へ積極的なPRに努めました。 JAあぐり、道の駅こまつ木場潟では、魅力ある地元農産物の提供のための産直事業を中心に、農家レストランを通じ地産地消に貢献しました。また、イオンモール新小松「えちゃけな」では米の店頭販売を中心とした小松産農産物のアンテナショップとして、イオンモール店内の飲食店や新規顧客への小松産米のPRを行いました。 販売品全体の取扱高は、最終的に計画比 100.4% の 37.66 億円となりました。利用事業では、育苗センターの出荷箱数は、272,575 箱で前年比 97.1%の実績となりました。共同乾燥調製施設のカントリー・ライスセンターの利用は、加工用米・備蓄用米等の水田活用米穀の取組みと麦跡加工用米等による作期巾の拡大を図り、利用量は水稲で 5,122 t(前年比 101.5%)となりました。また、大麦は播種時の悪天候が影響し 588 t(前年比 65.8%)、小麦で 116 t(前年比 96.7%)の実績となりました。種子乾燥施設は 131.2 t(乾燥後重量)の実績となり、ひゃくまん穀(石川 65 号)の種子は 6.0haの作付となりました。 大豆乾燥調製施設は、大豆の作付拡大を推進していますが、作付面積で 204.7ha(前年比 89%)となり、取扱実績では高温による生育不良により 5,523 俵(前年比 83.1%)の実績で、前年より 1,120 俵の減少となりました。 無人ヘリ防除では、水稲 2 回防除で延べ 3,780ha、麦 2 回防除で延べ 520ha、大豆 3 回防除で延べ559ha の実績となりました。 信用事業では、夏・冬キャンペーン時の「こまとちゃん農業おうえん貯金」企画等、貯蓄増強運動の積極的な取り組みにより、貯金平残 2,056 億円に到達し、計画比 100.8%となりました。金融渉外の重点取

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組事項である「年金」の取扱件数は前年対比 101.2%と増加しました。 また融資事業につきましては、農家組合員のニーズに応えるべく、農業資金の提供並びに各種ローンの積極的な提案により、新規実行額が農業資金 3 億 8 千万円、住宅ローン 52 億円、統一ローン 6 億 5 千万円となり、貸出平残では 494 億円で、計画比 109.2%、貸出残高では 465 億円で計画比 105.4%となりました。結果、信用事業総利益は 14 億 9 千万円となりました。 共済事業では、少子高齢化と人口減少社会の到来から保障環境の変化が進み、厳しい中ですが、LA(ライフアドバイザー)を中心に役職員一丸となり、「ニーズに応じた提案」、「総合保障の提案」と JA らしい活動を行ってきました。その結果、長期共済では新契約高で 510 億円と前年対比 94.2% となり、また、マイナス金利の影響からこども共済・年金共済等貯蓄商品や、医療や介護などの生前給付型の商品に対するニーズが高まり、保有契約件数は 85,419 件と前年比 101.5% となりました。共済事業総利益は 11 億3 千万円となりました。 購買事業では、経済営農渉外を中心に役職員が一体となり顧客ニーズに応えるべく農機・自動車・燃料の品目について普及推進に取り組み、事業目標 55 億 2 千万円に対し、57 億 3 千 2 百万円の実績で計画比 103.9%、前年比 104.1%となりました。トマトカレーをはじめとするJA小松市オリジナル加工品や小松産米についてはスーパー、企業食堂、病院介護施設等をはじめ、ネット販売や小松市ふるさと納税の返礼品としての提供にも努めました。結果、購買事業総利益は 6 億円となりました。 以上の状況より、その他事業を含め、事業総利益は 35 億 3 千万円となりました。 なお、人件費や施設費等の事業管理費は 30 億 1 千万円となりました。 事業外等の損益を差し引いた事業利益は 5 億 2 千万円となりました。

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(2) 業務の適正を確保するための体制 当JAでは、法令遵守等の徹底や、より健全性の高い経営を確保し、組合員・利用者の皆さまに安心して組合をご利用いただくために、内部統制システム基本方針を策定し、組合の適切な内部統制の構築・運用に努めています。 今年度の運用状況の概要は、各項目下段に、「運用状況について」と記載のあるとおりです。

内部統制システム基本方針

1.理事及び職員の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制(1)  組合の基本理念及び組合のコンプライアンスに関する基本方針を定め、役職員は職務上のあらゆる場

面において法令・規則、契約、定款等を遵守します。(2)  重大な法令違反、その他法令及び組合の諸規程の違反に関する重要な事実を発見した場合には、直ち

に監事に報告するとともに、理事会等において協議・検討し、速やかに是正します。(3)  内部監査部署を設置し、内部統制の適切性・有効性の検証・評価を行う。内部監査の結果、改善要請

を受けた部署については、速やかに必要な対策を講じます。(4) 反社会的勢力に対しては、毅然とした態度で臨み、一切の関係を持ちません。(5)  組合の業務に関する倫理や法令に抵触する可能性のある事項について、役職員等が相談もしくは通報

を行うことができる制度を活用し、法令違反等の未然防止に努めます。(6) 監事監査、内部監査、会計監査人が適正な監査を行えるよう、三者が密接に連絡できる体制を整備します。

(運用状況について) JAの地域特性・組合員ニーズ等を中期計画等に反映し、役職員に周知徹底し実行しています。 コンプライアンス基本方針及びコンプライアンスプログラムを定め、研修会の開催や自店検査、人事ローテーション、職場離脱等の諸制度を適切に実施しています。 内部監査に実施により業務運営にかかる問題点が把握され、その改善取組みについて的確な進捗管理により実践しています。

2.理事の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制(1) 文書・情報の取扱いに関する方針・規程に従い、職務執行に係る情報を適切に保存・管理します。(2) 個人情報保護に関する規程を整備し、個人情報を適切かつ安全に保存、管理します。

(運用状況について) 情報セキュリティに係る基本方針及び個人情報保護方針に基づき、重要情報を一元的に管理し、重要性に応じてリスクへの対応をはかっています。

3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制(1)  認識すべきリスクの種類を特定するとともに管理体制の仕組みを構築し、リスク管理の基本的な態勢

を整備します。(2)  組合のリスクを把握・評価し、必要に応じ、定性・定量それぞれの面から事前ないし事後に適切な対

応を行い、組合経営をとりまくリスク管理を行います。

(運用状況について) リスク管理基本方針を策定し、組合をとりまくリスクの把握に努めるとともに理事会で定期的に協議・検討を行っています。

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4.理事の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制(1) 職制、機構、業務分掌、指示命令系統を明文化し、役職員の職務執行を効率的に遂行します。(2)  中期経営計画及び同計画に基づく部門別事業計画を策定し、適切な目標管理により、戦略的かつ効率

的な事業管理を行います。

(運用状況について) 中期経営計画及び事業計画を策定し、その進捗状況を月次で把握しています。人材育成指針を策定し、中長期的な視点から人材育成に取り組んでいます。

5.監事監査の実効性を確保するための体制(1) 監事が円滑に職務を執行し、監事監査の実効性を確保するために必要な体制を整備します。(2) 監事と定期的な協議を実施し、十分な意思疎通をはかります。(3) 内部監査担当部署に対して監事と十分な連携を行うよう指示します。

(運用状況について) 理事と監事は、業務の運営や課題等について、定期的に協議を行っています。内部監査部署には監事との十分な連携を指示し、監事監査の実効性確保を支援しています。

6.組合及びその子会社等における業務の適正を確保するための体制(1)  各業務が適正かつ効率的に執行されるよう、規程やマニュアル、業務フロー等の業務処理に係る内部

統制を整備します。(2) 業務処理に係る内部統制が運用されるよう、定期的な検証と是正を行います。(3)  「子会社管理規程」に基づき、関連事業に係る重要な方針、事項を監督し適切な指導・助言を行い、

相互の健全な発展を推進します。(4)  「子会社管理規程」に基づき、子会社等の統括管掌を定め、事業計画の達成、法令及びその他事項の遵守、

その他運用事項を監督します。

(運用状況について) 各業務について統一的な事務手続きを定めることにより内部統制を整備し、職員への研修の実施や内部監査・自店検査の実施によりそれらの定着及び高度化を図っています。子会社管理規程を制定し、子会社における内部統制構築・運用の支援やリスクの把握に努めています。

7.財務情報その他組合情報を適切かつ適時に開示するための体制(1) 会計基準その他法令を遵守し、経理規程等の各種規程等を整備し、適切な会計処理を行います。(2)  適時・適切に財務報告を作成できるよう、決算担当部署に適切な人員を配置し、会計・財務等に関す

る専門性を維持・向上させる人材育成に努めます。(3) 法令の定めに基づき、ディスクロージャー等を通じて、財務情報の適時・適切な開示に努めます。(4)  「財務諸表の正確性、内部監査の有効性についての経営者責任」をディスクロージャー誌に記載して

表明します。

(運用状況について) 経理規程を定め、適切な会計処理の選択、会計上の見積りを行うことに努めており、会計処理にあたっては業務システムと連携した会計システムが構築されています。 財務情報の開示にあたり、決算業務にかかる体制を整備するとともに、内部監査等により財務諸表等の正確性を維持する仕組みが構築されています。

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5 リスク管理の状況◇リスク管理体制

〔リスク管理基本方針〕   組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保し、

信頼性を高めていくことが重要です。   このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく、認識すべきリ

スクの種類や管理態勢と仕組みなど、リスク管理の基本的な体系を整備しています。   また、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じてリスク管理体制の充実・

強化に努めています。 ① 信用リスク管理    信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む。)の価値が

減少ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAは、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に審査課を設置し各支店と連携を図りながら与信審査を行っています。審査にあたっては取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて与信判定を行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については「資産の償却・引当基準」に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。

 ② 市場リスク管理    市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オ

フ・バランスを含む。)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在している中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、価格変動リスクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。

    当JAでは、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。

    とりわけ、有価証券運用状況については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当JAの保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引についてはリスク管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし、定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。

 ③ 流動性リスク管理    流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難

になる、又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。

    当JAでは、資金繰りリスクについては、運用・調達について月次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置づけ、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握した上で、運用方針などの策定の際に検討を行っています。

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 ④ オペレーショナル・リスク管理    オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であること

又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。    当JAでは、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性リ

スク以外のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過程において、損失を被るリスクと定義しています。事務リスク、システムリスクなどについて、事務手続にかかる各種規程を理事会で定め、その有効性について内部監査や監事監査の対象とするとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握して理事会に報告する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映ができるよう努めています。

 ⑤ 事務リスク管理    事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機関

が損失を被るリスクのことです。当JAでは、業務の多様化や事務量の増加に対応して、正確な事務処理を行うため事務マニュアルを整備するとともに、自主検査・自店検査を実施し事務リスクの削減に努めています。また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに、内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策を実施しています。

 ⑥ システムリスク管理    システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備に伴い金融機

関が損失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被るリスクのことです。当JAでは、コンピュータシステムの安定稼動のため、安全かつ円滑な運用に努めるとともに、システムの万一の災害・障害等に備え、内部規程・マニュアルなどを策定しています。

 ⑦ 法務リスク管理    法務リスクとは、法令等や各種取引上の契約などにおいて、遵守違反や契約違反、その他それに伴

う罰則適用や損害賠償などの損失を被るリスクことです。近年では、コンプライアンス(法令遵守)として法務規制に対する認識が高まっており、そのリスクは益々増大しています。内部監査や外部第三者による定期的なチェック作業を行い、法務リスクの軽減に努めています。

[リスク管理体制図]

監査室

組合長

理事会

本店・支店・事業所

コンプライアンス委員会

総合的リスク管理(企画管理課)

信用リスク(審査課)

市場リスク(企画管理課)

流動性リスク(企画管理課)

リスク管理委員会 ALM委員会

財務管理委員会

事務リスク(企画管理課)

監事会(監事)

システムリスク(企画管理課)

法務リスク(総務人事課)

オペレーショナル・リスク

◇法令遵守体制〔コンプライアンス基本方針〕   利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批判に鑑み

れば、組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性の高い経営を行うことがますます重要になっています。

   このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題の一つとして位置づけ、この徹底こそ

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が不祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点にたち、コンプライアンスを重視した経営に取り組みます。

〔コンプライアンス運営態勢〕   コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事組合長を委員長とするコンプラ

イアンス委員会を設置するとともに、コンプライアンスの推進を行うため、本店各部門・各支店にコンプライアンス推進担当者を設置しています。

   基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定し、研修会を行い全役職員に徹底しています。

   毎年度、コンプライアンス・プログラムを策定し、実効ある推進に努めるとともに、統括部署を設置し、その進捗管理を行っています。

   また、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え、前向きに事業に反映するため、苦情・相談等の専門窓口を設置しています。

〔個人情報保護方針〕   当JAは、組合員・利用者等の皆様の個人情報を正しく取扱うことが当JAの事業活動の基本であり

社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。  1.関連法令等の遵守     当JAは、個人情報を適正に取扱うために、個人情報の保護に関する法律(以下「保護法」とい

ます。)その他、個人情報保護に関する関係諸法令および個人情報保護委員会のガイドラインに定められた義務を誠実に遵守します。

     個人情報とは、保護法第2条第1項、第2項に規定する、生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できるものをいい、以下も同様とします。

     また、当JAは、特定個人情報を適正に取扱うために、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(以下「番号利用法」といいます。)その他、特定個人情報の適正な取扱いに関する関係諸法令およびガイドライン等に定められた義務を誠実に遵守します。

     特定個人情報とは、番号利用法第2条第8項に規定する、個人番号をその内容に含む個人情報をいい、以下も同様とします。

  2.利用目的     当JAは、個人情報の取扱いにおいて、利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人

の同意を得た場合および法令により例外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の達成に必要な範囲内でのみ個人情報を利用します。ただし、特定個人情報においては、利用目的を特定し、ご本人の同意の有無に関わらず、利用目的の範囲を超えた利用は行いません。

     ご本人とは、個人情報によって識別される特定の個人をいい、以下同様とします。     利用目的は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、取得後速

やかにご本人に通知し、または公表します。ただし、ご本人から直接書面で取得する場合には、あらかじめ明示します。

  3.適正取得     当JAは、個人情報を取得する際、適正かつ適法な手段で取得いたします。  4.安全管理措置     当JAは、取扱う個人データ及び特定個人情報を利用目的の範囲内で正確・最新の内容に保つよ

う努め、また安全管理のために必要・適切な措置を講じ従業者および委託先を適正に監督します。     個人データとは、保護法第2条第6項が規定する、個人情報データベース等(保護法第2条第4項)

を構成する個人情報をいい、以下同様とします。

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  5.匿名加工情報の取扱い     当JAは、匿名加工情報(保護法第2条第9項)の取扱いに関して消費者の安心感・信頼感を得

られるよう、保護法の規定に従うほか、個人情報保護委員会のガイドライン、認定個人情報保護団体の個人情報保護指針等に則して、パーソナルデータの適正かつ効果的な活用を推進いたします。

  6.第三者提供の制限     当JAは、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を得ること

なく、個人データを第三者に提供しません。     また、当JAは、番号利用法第 19 条各号により例外として扱われるべき場合を除き、ご本人の

同意の有無に関わらず、特定個人情報を第三者に提供しません。  7.機微(センシティブ)情報の取り扱い     当JAは、ご本人の機微(センシティブ)情報(要配慮個人情報並びに労働組合への加盟、門地、

本籍地、保健医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合や業務遂行上必要な範囲においてご本人の同意をいただいた場合等を除き、取得・利用・第三者提供はいたしません。

  8.開示・訂正等     当JAは、保有個人データにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。     保有個人データとは、保護法第2条第7項に規定するデータをいいます。  9.質問・苦情窓口     当JAは、取扱う個人情報につき、ご本人からの質問・苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、そ

のための内部体制の整備に努めます。  10.継続的改善     当JAは、取扱う個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針の継続的

な改善に努めます。

〔情報セキュリティ基本方針〕   当JAは、組合員・利用者等の皆様との信頼関係を強化し、より一層の安心とサービスを提供するため、

組合内の情報およびお預かりした情報のセキュリティの確保と日々の改善に努めることが当JAの事業活動の基本であり、社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓約します。

  1 .当JAは、情報資産を適正に取り扱うため、コンピュータ犯罪に関する法律、不正アクセス行為の禁止に関する法律、IT基本法その他の情報セキュリティに関係する諸法令、および農林水産大臣をはじめ主務大臣の指導による義務を誠実に遵守します。

  2 .当JAは、情報の取扱い、情報システムならびに情報ネットワークの管理運用にあたり、適切な組織的・人的・技術的安全管理措置を実施し、情報資産に対する不正な侵入、紛失、漏えい、改ざん、破壊、利用妨害等が発生しないよう努めます。

  3 .当JAは、情報セキュリティに関して、業務に従事する者の役割を定め、情報セキュリティ基本方針に基づき、組合全体で情報セキュリティを推進できる体制を維持します。

  4 .当JAは、万一、情報セキュリティを侵害するような事象が起きた場合、その原因を迅速に解明し、被害を最小限に止めるよう努めます。

  5 .当JAは、上記の活動を継続的に行うと同時に、新たな脅威にも対応できるよう、情報セキュリティマネジメントシステムを確立し、維持改善に努めます。

〔金融商品の勧誘方針〕   当JAは、貯金・定期積金、共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守し、

組合員・利用者の皆さまに対して適正な勧誘を行います。  1 .組合員・利用者の皆さまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況および意向を考慮のうえ、

適切な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。

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  2 .組合員・利用者の皆さまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重要な事項を十分に理解していただくよう努めます。

  3 .不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供するなど、組合員・利用者の皆さまの誤解を招くような説明は行いません。

  4 .電話や訪問による勧誘は、組合員・利用者の皆さまのご都合に合わせて行うよう努めます。  5.組合員・利用者の皆さまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に努めます。  6 .販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆さまからのご質問やご照会については、適切な対応に努

めます。

◇利益相反管理方針   当JAは、お客さまの利益が不当に害されることのないよう、農業協同組合法、金融商品取引法等に

基づき、利益相反するおそれのある取引を適切に管理するための体制を整備し、利益相反管理方針(以下、「本方針」といいます。)を次の通り定めるものとします。

  1.対象取引の範囲     本方針の対象となる「利益相反のおそれのある取引」は、当JAの行う信用事業関連業務、共済

事業関連業務または金融商品関連業務にかかるお客さまとの取引であって、お客さまの利益を不当に害するおそれのある取引をいいます。

  2.利益相反のおそれのある取引の類型    「利益相反のおそれのある取引」の類型は、以下のとおりです。    (1)お客さまと当JAの間の利益が相反する類型    (2)当JAの「お客さまと他のお客さま」との間の利益が相反する類型  3.利益相反のおそれのある取引の特定の方法     利益相反のおそれのある取引の特定は、以下のとおり行います。     (1)利益相反のおそれのある取引について、利益相反管理統括部署があらかじめ類型化します。     (2 )各部署においては、取引を行う際に、当該取引が利益相反のおそれのある取引として類型化

された取引に該当するか確認します。     (3 )利益相反のおそれのある取引に該当すると判断した場合は、利益相反管理統括部署に報告し

ます。     (4 )各部署で、利益相反のおそれのある取引に該当するか判断しかねる場合、または、類型には

該当しないが利益相反のおそれのある取引に該当すると疑われる場合は、利益相反管理統括部署に相談します。

     (5 )利益相反管理統括部署は各部署からの相談を受けて、各部署と協議のうえ(必要に応じて関係部署と協議)、当該取引が利益相反のおそれのある取引であるかの特定を行います。

  4.利益相反の管理の方法     当JAは、利益相反のおそれのある取引を特定した場合について、次に掲げる方法により当該お

客さまの保護を適正に確保いたします。     (1)対象取引を行う部門と当該お客さまとの取引を行う部門を分離する方法     (2)対象取引または当該お客さまとの取引の条件もしくは方法を変更し、または中止する方法     (3 )対象取引に伴い、当該お客さまの利益が不当に害されるおそれがあることについて、当該お

客さまに適切に開示する方法(ただし、当JAが負う守秘義務に違反しない場合に限ります。)     (4)その他対象取引を適切に管理するための方法  5.利益相反のおそれのある取引の記録および保存     利益相反の特定およびその管理のために行った措置については、当JAで定める内部規程に基づ

き適切に記録し、保存いたします。

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  6.利益相反管理体制     (1 )当JAは、利益相反のおそれのある取引の特定および利益相反管理に関する当JA全体の管

理体制を統括するための利益相反管理統括部署およびその統括者を定めます。この統括部署は、営業部門からの影響を受けないものとします。また、当JAの役職員に対し、本方針および本方針を踏まえた内部規程等に関する研修を実施し、利益相反管理についての周知徹底に努めます。

     (2 )利益相反管理統括者は、本方針にそって、利益相反のおそれのある取引の特定および利益相反管理を実施するとともに、その有効性を定期的に適切に検証し、改善いたします。

  7.利益相反管理体制の検証等     当JAは、本方針に基づく利益相反管理体制について、その適切性および有効性を定期的に検証し、

必要に応じて見直しを行います。

◇反社会的勢力等への対応に関する基本方針   当JAは、平成 19 年 6 月 19 日付犯罪対策閣僚会議幹事会申合わせにおいて決定された「企業が反

社会的勢力による被害を防止するための指針」等を遵守し、反社会的勢力等に対して断固とした姿勢で臨むことをここに宣言します。

   また、マネー・ローンダリング等組織犯罪等の防止に取り組み、顧客に組織犯罪等による被害が発生した場合には、被害者救済など必要な対応を講じます。

 (運営等)   当JAは、反社会的勢力等との取引排除および組織犯罪等の防止の重要性を認識し、適用となる法令

等や政府指針を遵守するため、当組合の特性に応じた態勢を整備します。   また、適切な措置を適時に実施できるよう、役職員に指導・研修を実施し、反社会的勢力等との取引

排除および組織犯罪等の防止について周知徹底を図ります。 (反社会的勢力等との決別)   当JAは、反社会的勢力等に対して取引関係を含めて、排除の姿勢をもって対応し、反社会的勢力に

よる不当要求を拒絶します。 (組織的な対応)   当JAは、反社会的勢力等に対しては、組織的な対応を行い、職員の安全確保を最優先に行動します。 (外部専門機関との連携)   当JAは、警察、財団法人暴力追放推進センター、弁護士など、反社会的勢力等を排除するための各

種活動を行っている外部専門機関等と密接な連携をもって、反社会的勢力等と対決します。 (取引時確認)   当JAは、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく取引時確認について、適切な措置を適時

に実施します。

◇内部監査体制   当JAでは、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門の業

務の遂行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて業務運営の適切性の維持・改善に努めています。

   また、内部監査は、当JAの本店・支店のすべてを対象とし、中期及び年度の内部監査計画に基づき実施しています。監査結果は代表理事組合長及び監事に報告したのち被監査部門に通知され、定期的に被監査部門の改善取組状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会に報告することとしていますが、特に重要な事項については、直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速やかに適切な措置を講じています。

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◇金融ADR制度への対応 ① 苦情処理措置の内容    当JAでは、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホームページ・

チラシ等で公表するとともに、JAバンク相談所やJA共済連とも連携し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情等の解決を図ります。

   当JAの苦情等受付窓口 総務人事課(電話:0120 - 888 - 985(月~金 9 時~ 17 時)) ② 紛争解決措置の内容   当JAでは、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。  ・信用事業   金沢弁護士会紛争解決センター(電話:076 - 221 - 0242)    (信用事業の紛争解決措置利用にあたっては、①の窓口または一般社団法人JAバンク相談所(電話:

03 - 6837 - 1359)にお申し出下さい。なお、金沢弁護士会紛争解決センターに直接紛争解決をお申し立ていただくことも可能です。)

 ・共済事業   (一社)日本共済協会 共済相談所(電話:03 -5368 -5757)   (一財)自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:0120 -159 -700)   (公財)日弁連交通事故相談センター(電話:0570 -078 -325)   (公財)交通事故紛争処理センター(電話:金沢相談所 076 -234 -6650)   日本弁護士連合会 弁護士保険 ADR(https://www.nichibenren.or.jp/activity/resolution/lac.html)   (共済事業の紛争解決措置利用にあたっては、上記または①の窓口にお問い合わせ下さい。)

◇金融円滑化体制   平成 21 年 12 月金融円滑化法施行以来、合計 35 件(平成 31 年 3 月 31 日まで)の貸付条件変更申

込があり、当該取引先のキャッシュフロー検証や対象中小企業等の業況・特性をも踏まえた審査の結果、全件について対応処理いたしました。

   なお、貸付条件変更先については、定期的な訪問等により債務者の経営状況の把握に努め、適切な経営指導・経営改善支援等に努めております。

 〔金融円滑化にかかる基本的方針〕    当JA小松市は、農業者の協同組織金融機関として、「健全な事業を営む農業者をはじめとする地域

の利用者に対して必要な資金を円滑に供給していくこと」を、「当JAの最も重要な役割のひとつ」として位置付け、当JAの担う公共性と社会的責任を強く認識し、その適切な業務の遂行に向け、以下の方針を定め、取組んでまいります。

   1  当JAは、組合員・地域利用者の新規融資や貸付条件の変更等の申込みがあった場合には、組合員・地域利用者の特性および事業の状況を勘案しつつ、できる限り、柔軟に対応するよう努めます。

   2  当JAは、事業を営む組合員・地域利用者からの経営相談に積極的かつきめ細かく取組み、組合員・地域利用者の経営改善に向けた取組みをご支援できるよう努めてまいります。

     また、役職員に対する研修等により、上記取組みの対応能力の向上に努めます。   3  当JAは、組合員・地域利用者から新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みがあった場合

には、組合員・地域利用者の経験等に応じて、説明および情報提供を適切かつ十分に行うように努めてまいります。

      また、お断りさせていただく場合には、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明するよう努めます。

   4  当JAは、組合員・地域利用者からの、新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みに対する問い合わせ、相談及び苦情については、公正・迅速・誠実に対応し、組合員・地域利用者の理解と信頼が得られるよう努めます。

Page 20: JA1 ごあいさつ 組合員の皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと心からお慶び申し上げます。 平素はJA小松市の各事業にわたり格別のご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

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   5  当JAは、組合員・地域利用者からの新規融資や貸付条件の変更等の申込み、事業再生ADR手続の実施依頼の確認または地域経済活性化支援機構もしくは東日本大震災事業者再生支援機構からの債権買取申込み等の求めについて、関係する他の金融機関等(政府系金融機関等、信用保証協会等および中小企業再生支援協議会を含む。)と緊密な連携を図るよう努めてまいります。

      また、これらの関係機関等から照会を受けた場合は、守秘義務に留意しつつ、お客様の同意を前提に情報交換しつつ連携に努めます。

   6  当JAは、組合員・地域利用者からの上述のような申込みに対し、円滑に措置をとることが出来るよう、必要な体制を整備いたしております。

     具体的には、     (1 )組合長以下、関係役員・部長を構成員とする「コンプライアンス委員会」にて、金融円滑

化にかかる対応を一元的に管理し、組織横断的に協議します。     (2 )信用事業担当理事を「金融円滑化管理責任者」として、当JA全体における金融円滑化の

方針や施策の徹底に努めます。     (3 )各支店に「金融円滑化管理担当者」を設置し、各支店における金融円滑化の方針や施策の

徹底に努めます。   7  当JAは、本方針に基づく金融円滑化管理態勢について、その適切性および有効性を定期的に

検証し、必要に応じて見直しを行います。

◇お客さま本位の業務運営に関する取組方針 JAグループは、食と農を基軸として地域に根ざした協同組合として、助け合いの精神のもとに、持続可能な農業と豊かで暮らしやすい地域社会の実現を理念として掲げています。 当組合では、この理念のもと、2017 年 3 月に金融庁より公表された「顧客本位の業務運営に関する原則」を採択するとともに、組合員・利用者の皆さまの安定的な資産形成に貢献するため、以下の取組方針を制定いたしました。 今後、本方針に基づく取組みの状況を定期的に公表するとともに、よりお客さま本位の業務運営を実現するため本方針を必要に応じて見直してまいります。1.お客さまへの最適な商品提供 (1) お客さまに提供する金融商品は、特定の投資運用会社に偏ることなく、社会情勢や手数料の水準等

も踏まえたうえで、お客さまの多様なニーズにお応えできるものを選定します。2.お客さま本位のご提案と情報提供 (1) お客さまの金融知識・経験・財産、ニーズや目的に合わせて、お客さまにふさわしい商品をご提案

いたします。 (2) お客さまの投資判断に資するよう、商品のリスク特性・手数料等の重要な事項について分かりやす

くご説明し、必要な情報を十分にご提供します。 (3) お客さまにご負担いただく手数料について、お客さまの投資判断に資するように、丁寧かつ分かり

やすい説明に努めます。3.利益相反の適切な管理 (1) お客さまへの商品選定や情報提供にあたり、お客さまの利益を不当に害することがないように、「利

益相反管理方針」に基づき適切に管理します。4.お客さま本位の業務運営を実現するための人材の育成と態勢の構築 (1) 研修による指導や資格取得の推進を通じて高度な専門性を有し誠実・公正な業務を行うことができ

る人材を育成し、お客さま本位の業務運営を実現するための態勢を構築します。

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(信用事業)   信用事業は、貯金・融資・為替決済などの金融サービスを提供することにより農業をはじめ地域社会

の発展に貢献しています。この信用事業は、JA・信連・農林中金という三段階の組織が有機的に結びつき、JAバンクとして大きな力を発揮しています。

1.貯金業務   組合員はもちろん地域住民の皆さまや事業主の皆さまにもお気軽にご利用いただけるよう貯金の種類

として当座貯金・普通貯金・貯蓄貯金・定期貯金・定期積金などの各種貯金を目的・期間にあわせてご利用いただいております。

2.融資業務   組合員への融資を始め、地域の皆さまの暮らしや、事業に必要な資金をご融資しています。   また、地方公共団体・農業関連産業などへも融資し、地域経済の発展に貢献しています。さらに、㈱

日本政策金融公庫(旧農林公庫)等の融資の申し込みのお取り次ぎもしています。3.為替決済業務   全国のJAをはじめ、すべての民間金融機関とオンライン提携し、送金・振込・代金取立等の内国為

替業務を行っております。   貯金ネットサービスは都銀・地銀をはじめとする民間金融機関とCDオンライン提携しており全国の

金融機関のCD・ATM利用が可能となっております。  また、給与・年金等口座振替業務についてもお取り扱いしております。4.国債の窓口販売業務・外貨両替業務   個人向け国債および中・長期利付国債の窓販業務を行っております。

(共済事業)   JA共済は、JAが行う地域密着型の総合事業の一環として、組合員・利用者の皆さまの生命・傷害・

家屋・財産を相互扶助によりトータルに保障しています。事業実施当初から生命保障と損害保障の両方を実施しており、個人の日常生活のうえで必要とされるさまざまな保障・ニーズにお応えできます。

   JA共済では、生命・建物・自動車などの各種共済による生活総合保障を展開しています。  長期共済   終身共済、定期生命共済、養老生命共済、こども共済、医療共済、がん共済、定期医療共済、

介護共済、年金共済、建物更生共済、生活障害共済  短期共済  火災共済、自動車共済、傷害共済、定額定期生命共済、賠償責任共済、自賠責共済

(農業に関わる事業)   肥料や農薬等の生産資材の販売、米や野菜などの農産物の販売・加工、育苗センター・ライスセンター・

カントリーエレベータ-・野菜選果場等の農業関連施設の利用事業、農産物直売所(JA あぐり・道の駅こまつ木場潟・えちゃけな)の運営、営農指導・相談を行っております。

(生活に関わる事業)   JAは日用品・プロパンガス・ガソリン・車など生活に関わる用品を販売しています。また、旅行の手配、

資産管理事業(不動産の斡旋等)や生活文化事業(青壮年部・女性部を中心に農業への理解を深めるため「食と農と環境」をテーマに活動)、福祉事業(高齢者福祉事業・健康管理活動・生きがいづくり活動・

「JAきらら」との連携)を行っております。

6 事業のご案内

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(単位:千円)

1 貸借対照表

【経営資料】Ⅰ 決算の状況

資   産科  目 平成 29 年度 平成 30 年度

(資産の部)1.信用事業資産 212,058,006 215,651,073 (1) 現金 394,335 406,777 (2) 預金 157,571,983 164,813,833      系統預金 157,554,977 164,796,825      系統外預金 17,005 17,008 (3) 有価証券 5,023,709 3,617,470 (4) 貸出金 48,229,582 46,610,250 (5) その他の信用事業資産 1,045,579 395,992      未収収益 133,091 121,726      その他の資産 912,487 274,266 (6) 貸倒引当金 ▲ 207,183 ▲ 193,2512.共済事業資産 220,698 72,719 (1) 共済貸付金 143,524 2,804 (2) 共済未収利息 1,582 6 (3) その他の共済事業資産 75,841 70,138 (4) 貸倒引当金 ▲ 249 ▲ 2293.経済事業資産 2,112,477 1,682,991 (1) 受取手形 1,414 1,475 (2) 経済事業未収金 642,304 702,166 (3) 経済受託債権 1,050,067 611,449 (4) 棚卸資産 313,744 306,615      購買品 257,474 255,709      その他の棚卸資産 56,270 50,905 (5) その他の経済事業資産 113,043 70,302 (6) 貸倒引当金 ▲ 8,097 ▲ 9,0174.雑資産 175,473 198,8585.固定資産 4,633,631 4,793,707 (1) 有形固定資産 4,620,601 4,782,729      建物 5,643,372 5,847,369      機械装置 2,291,303 2,370,248      土地 2,680,446 2,698,403      リース資産 80,576 80,576      建設仮勘定 15,636 0      その他の有形固定資産 1,122,464 1,170,867      減価償却累計額 ▲ 7,213,198 ▲ 7,384,735 (2) 無形固定資産 13,029 10,978      その他の無形固定資産 13,029 10,9786.外部出資 4,786,341 7,348,317 (1) 外部出資 4,786,341 7,348,317      系統出資 4,565,132 7,103,243      系統外出資 219,558 245,074      子会社等出資 1,650 07.繰延税金資産 179,171 195,642資産の部合計 224,165,800 229,943,310

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(単位:千円)

負 債 及 び 純 資 産科  目 平成 29 年度 平成 30 年度

(負債の部)1.信用事業負債 199,156,580 205,299,025 (1) 貯金 198,504,079 204,080,476 (2) 借入金 34,064 47,098 (3) その他の信用事業負債 618,436 1,171,450      未払費用 127,345 80,614      その他の負債 491,091 1,090,8362.共済事業負債 1,181,910 1,083,283 (1) 共済借入金 142,474 304 (2) 共済資金 636,274 672,384 (3) 共済未払利息 1,582 6 (4) 未経過共済付加収入 386,207 394,474 (5) 共済未払費用 10,327 11,392 (6) その他の共済事業負債 5,043 4,7213.経済事業負債 1,520,408 945,106 (1) 経済事業未払金 572,328 551,880 (2) 経済受託債務 894,338 350,810 (3) その他の経済事業負債 53,741 42,4144.雑負債 372,207 350,731 (1) 未払法人税等 96,008 90,289 (2) リース債務 42,819 31,779 (3) 資産除去債務 4,696 4,783 (4) その他の負債 228,683 223,8795.諸引当金 661,871 647,454 (1) 賞与引当金 120,988 114,002 (2) 退職給付引当金 481,738 464,942 (3) 役員退職慰労引当金 40,783 47,402 (4) ポイント引当金 18,360 21,107負債の部合計 202,892,978 208,325,600

(純資産の部)1.組合員資本 21,187,662 21,536,472 (1) 出資金 1,744,611 1,829,296 (2) 回転出資金 21,490 0 (3) 利益剰余金 19,436,060 19,710,702      利益準備金 3,338,626 3,460,224      その他利益剰余金 16,097,434 16,250,478        任意積立金 15,215,848 15,176,006         リスク管理積立金 6,945,601 6,995,601         農業経営基盤積立金 928,492 966,192         施設整備積立金 2,864,019 2,735,019         記念事業等積立金 75,462 75,462         福祉事業積立金 398,800 398,800         税効果積立金 180,474 181,932         特別積立金 3,823,000 3,823,000        当期未処分剰余金 881,585 1,074,472         (うち当期剰余金) (550,282) (520,585) (4)処分未済持分 ▲ 14,499 ▲ 3,5262.評価・換算差額等 85,159 81,237 (1) その他有価証券評価差額金 85,159 81,237純資産の部合計 21,272,822 21,617,710負債及び純資産の部合計 224,165,800 229,943,310

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(単位:千円)

2 損益計算書科  目 平成 29 年度 平成 30 年度

1.事業総利益 3,647,071 3,538,741  (1) 信用事業収益 1,953,682 1,853,139      資金運用収益 1,734,179 1,697,252       (うち預金利息) (895,947) (934,309)       (うち有価証券利息) (88,196) (47,927)       (うち貸出金利息) (528,968) (483,128)       (うちその他受入利息) (221,067) (231,886)      役務取引等収益 67,883 71,285      その他経常収益 151,619 84,601  (2) 信用事業費用 380,975 356,043      資金調達費用 122,267 91,016       (うち貯金利息) (108,762) (76,995)       (うち給付補塡備金繰入) (10,784) (8,263)       (うち借入金利息) (95) (49)       (うちその他支払利息) (2,624) (5,707)      役務取引等費用 15,329 15,805      その他経常費用 243,378 249,221       (うち貸倒引当金繰入額) ( - ) ( - )       (うち貸倒引当金戻入益) ( △ 18,661) ( △ 13,931)       (うち貸倒金償却) ( - ) ( - )  信用事業総利益 1,572,706 1,497,096  (3) 共済事業収益 1,228,881 1,212,111      共済付加収入 1,077,111 1,066,163      共済貸付金利息 3,614 1,551      その他の収益 148,155 144,396  (4) 共済事業費用 74,661 72,264      共済借入金利息 3,612 1,471      共済推進費 34,062 37,207      共済保全費 6,884 6,990      その他の費用 30,101 26,594       (うち貸倒引当金繰入額) (52) ( - )       (うち貸倒引当金戻入益) ( - ) ( △ 19)  共済事業総利益 1,154,219 1,139,847  (5) 購買事業収益 5,076,592 5,308,138      購買品供給高 4,843,408 5,087,532      購買手数料 12,223 9,846      修理サービス料 162,121 159,937      その他の収益 58,838 50,820  (6) 購買事業費用 4,482,791 4,704,544      購買品供給原価 4,216,522 4,445,088      修理サービス費 17,364 16,069      その他の費用 248,904 243,385       (うち貸倒引当金繰入額) ( - ) (665)       (うち貸倒引当金戻入益) ( △ 334) ( - )        (うち貸倒損失) ( - ) ( - )  購買事業総利益 593,800 603,594  (7) 販売事業収益 272,843 250,735      販売品販売高 10,534 7,389      販売手数料 211,441 201,700      その他の収益 50,867 41,645  (8) 販売事業費用 14,625 12,344      販売品販売原価 8,478 5,836      販売費 2,516 1,439      その他の費用 3,630 5,068       (うち貸倒引当金繰入額) ( - ) (255)       (うち貸倒引当金戻入益) ( △ 369) ( - )  販売事業総利益 258,217 238,391

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(単位:千円)科  目 平成 29 年度 平成 30 年度

  (9)  保管事業収益 46,155 41,550  (10) 保管事業費用 6,050 7,795  保管事業総利益 40,105 33,755  (11) 加工事業収益 40,146 40,513  (12) 加工事業費用 36,584 37,097  加工事業総利益 3,562 3,415  (13) 利用事業収益 298,905 283,183  (14) 利用事業費用 223,073 234,774  利用事業総利益 75,831 48,409  (15) 宅地等供給事業収益 11,726 11,554  (16) 宅地等供給事業費用 1,327 1,423  宅地等供給事業総利益 10,399 10,130  (17) その他事業収益 317,497 336,070  (18) その他事業費用 296,774 318,106  その他事業総利益 20,722 17,963  (19) 指導事業収入 18,807 34,259  (20) 指導事業支出 101,301 88,122  指導事業収支差額 ▲ 82,493 ▲ 53,8632.事業管理費 3,062,269 3,013,957  (1) 人件費 2,276,188 2,218,618  (2) 業務費 234,149 229,734  (3) 諸税負担金 88,008 91,121  (4) 施設費 435,237 444,352  (5) その他費用 28,685 30,130  事業利益 584,801 524,7843.事業外収益 146,641 195,029  (1) 受取雑利息 3,082 3,184  (2) 受取出資配当金 88,791 87,976  (3) 賃貸料 22,585 19,071  (4) 償却債権取立益 200 0  (5) 雑収入 31,980 84,7964.事業外費用 34,185 102,821  (1) 寄付金 250 1,990  (2) 雑損失 33,935 100,831  経常利益 697,257 616,9915.特別利益 1,725 21,392  (1) 固定資産処分益 - -  (2) 一般補助金 1,725 1,755  (3) 特定資産特別勘定戻入 - 19,6376.特別損失 36,017 24,515  (1) 固定資産処分損 2,820 2,552  (2) 減損損失 33,197 570  (3) 固定資産圧縮損 - 21,392  (4) 特定資産特別勘定繰入 - 0  (5) その他の特別損失 - 0  税引前当期利益 662,965 613,868  法人税、住民税及び事業税 114,139 108,254  法人税等調整額 ▲ 1,457 ▲ 14,971  法人税等合計 112,682 93,283  当期剰余金 550,282 520,585  当期首繰越剰余金 205,502 202,587  リスク管理積立金取崩額 33,100 -  農業経営基盤積立金取崩額 5,200 22,300  記念事業等積立金崩壊額 - -  施設整備積立金取崩額 87,500 329,000  当期未処分剰余金 881,585 1,074,472

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科  目 平成 29 年度 平成 30 年度1  事業活動によるキャッシュ・フロー

  税引前当期利益(又は税引前当期損失) 662,965 613,868  減価償却費 215,374 221,229  減損損失 33,197 570  貸倒引当金の増減額(▲は減少) ▲ 27,804 ▲ 13,030  賞与引当金の増減額(▲は減少) ▲ 1,596 ▲ 6,985  退職給付引当金の増減額(▲は減少) 483 ▲ 10,177  その他引当金等の増減額(▲は減少) 1,474 2,746  信用事業資金運用収益 ▲ 1,725,586 ▲ 1,696,380  信用事業資金調達費用 122,267 91,016  共済貸付金利息 ▲ 3,614 ▲ 1,551  共済借入金利息 3,612 1,471  受取雑利息及び受取出資配当金 ▲ 91,874 ▲ 91,161  有価証券関係損益(▲は益) ▲ 8,592 ▲ 872  固定資産売却損益(▲は益) 1,170 1,752

(信用事業活動による資産及び負債の増減)  貸出金の純増(▲)減 ▲ 627,588 1,619,332  預金の純増(▲)減 ▲ 6,000,000 ▲ 7,000,000  貯金の純増減(▲) 4,157,626 5,576,396  信用事業借入金の純増減(▲) 8,410 13,034  その他信用事業資産の増減 ▲ 778,708 639,299  その他信用事業負債の増減 671 609,837

(共済事業活動による資産及び負債の増減)  共済貸付金の純増(▲)減 8,616 140,720  共済借入金の純増減(▲) ▲ 9,666 ▲ 142,170  共済資金の純増減(▲) 74,091 36,110  その他共済事業資産の増減 ▲ 17,021 5,702  その他共済事業負債の増減 ▲ 17,343 9,009

(経済事業活動による資産及び負債の増減)  受取手形及び経済事業未収金の純増(▲)減 ▲ 23,255 ▲ 59,922  経済受託債権の純増(▲)減 62,129 449,617  棚卸資産の純増(▲)減 ▲ 45,951 7,129  支払手形及び経済事業未払金の純増減(▲) 14,507 ▲ 20,448  経済受託債務の純増減(▲) 57,444 ▲ 543,527  その他経済事業資産の増減 ▲ 50,844 31,741  その他経済事業負債の増減 7,961 ▲ 11,327

(その他の資産及び負債の増減 )  その他資産の増減 12,919 ▲ 23,851  その他負債の増減 58,807 5,421  未払消費税の増減額 ▲ 7,943 ▲ 1,540

(単位:千円)

3 キャッシュ・フロー計算書

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(単位:千円)

科  目 平成 29 年度 平成 30 年度  信用事業資金運用による収入 1,733,501 1,706,212  信用事業資金調達による支出 ▲ 167,800 ▲ 147,385  共済貸付金利息による収入 3,808 3,127  共済借入金利息による支出 ▲ 3,807 ▲ 3,047  事業分量配当金の支払額 ▲ 188,174 ▲ 221,020

小   計 ▲ 2,556,134 1,790,948  雑利息及び出資配当金の受取額 91,874 91,161  法人税等の支払額 ▲ 133,919 ▲ 113,973

     事業活動によるキャッシュ・フロー ▲ 2,598,179 1,768,1352  投資活動によるキャッシュ・フロー

  有価証券の取得による支出 704 ▲ 4,401  有価証券の売却等による収入 2,011,058 1,406,089  固定資産の取得による支出 ▲ 121,108 ▲ 415,084  固定資産の売却による収入 - 10,528  補助金の受入による収入 1,725 1,755  外部出資による支出 ▲ 3,075 ▲ 2,688,516  外部出資の売却等による収入 122,685 126,539

     投資活動によるキャッシュ・フロー 2,011,990 ▲ 1,563,0893  財務活動によるキャッシュ・フロー

  出資の増額による収入 139,856 196,533  出資の払戻しによる支出 ▲ 64,558 ▲ 111,848  回転出資金の受入による収入 0 0  回転出資金の払戻しによる支出 ▲ 22,615 ▲ 21,490  持分の取得による支出 ▲ 14,584 ▲ 3,533  持分の譲渡による収入 7,620 14,506  出資配当金の支払額 ▲ 24,151 ▲ 24,922

     財務活動によるキャッシュ・フロー 21,566 49,2454  現金及び現金同等物の増加額(又は減少額) ▲ 564,622 254,2925  現金及び現金同等物の期首残高 3,573,941 3,009,3186  現金及び現金同等物の期末残高 3,009,318 3,263,611

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4 注記表(平成 30 年度)1.重要な会計方針に係る事項に関する注記 ⑴ 次に掲げる資産の評価基準及び評価方法  ① 有価証券(株式形態の外部出資を含む)の評価基準及び評価方法   ・満期保有目的の債権    ……償却原価法(個別法による定額法)   ・子会社株式及び関連会社株式……移動平均法による原価法   ・その他有価証券    イ.時価のあるもの…… 期末日の市場価格等に基づく時価法(評

価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

    ロ.時価のないもの……移動平均法による原価法

  ②  棚卸資産の評価基準及び評価方法   ・購買品(生産資材、食配、燃料、ガス)… 総平均法に基づく原価

法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)

   ・購買品(農機製品、自動車製品) ………… 個別法に基づく原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)

   ・購買品(生活物資、農機部品)…… 売価還元法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)

   ・その他の棚卸資産…… 主に総平均法に基づく原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)

 ⑵ 固定資産の減価償却の方法  ①  有形固定資産(リース資産を除く)     定率法を採用しています。ただし、平成 10 年4月1日以降に取

得した建物(建物附属設備を除く)並びに平成 28 年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定額法を採用しています。

  ② 無形固定資産     定額法を採用しています。  ③ リース資産   ・所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産     …… リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を

採用しています。 ⑶ 引当金の計上基準  ① 貸倒引当金     貸倒引当金は、予め定めている資産の自己査定の基準、経理規程

及び資産の償却・引当規程に則り、次のとおり計上しています。     正常先債権及び要注意先債権(要管理債権を含む)については、

貸倒実績率等で算定した金額を計上しています。     破綻懸念先債権については、債権額から担保の処分可能見込額及

び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を引当てています。このうち債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローを当組合の貸出シェアで按分した金額と債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引当てています。

     実質破綻先債権及び破綻先債権については、債権の帳簿価額から担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を引き当てています。

     すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、担当部署が1次査定を実施し、審査課等の2次査定部署の検証、ヒアリング、修正を経て、企画管理課で取纏めを行っています。その結果をもって引当額を算定し、財務管理委員会に付議、決定し、一連の査定状況を内部監査、監事の監査を受け、引当の妥当性を検証して審議結果を理事会に報告し承認を得ています。

     なお、破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額しており、その金額は 46,119 千円です。

  ② 賞与引当金     職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のう

ち当事業年度負担分を計上しています。  ③ 退職給付引当金     職員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債

務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度に発生していると認められる額を計上しています。

   イ.退職給付見込額の期間帰属方法      退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度ま

での期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっています。

   ロ. 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

      数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(1 年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしています。

      過去勤務費用は、その発生時の職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5 年)による定額法により費用処理しています。

  ④ 役員退職慰労引当金     役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金支給規程に基

づく期末要支給額を計上しています。  ⑤ ポイント引当金     JAポイントサービスに基づき組合員・利用者に付与したポイン

トの使用による費用発生に備えるため、当事業年度末において将来発生すると見込まれる額を計上しています。

 ⑷ 消費税及び地方消費税の会計処理の方法     消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっています。     ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、

5年間で均等償却を行っています。 ⑸ 計算書類等に記載した金額の端数処理の方法     記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しており、金額が千円未

満の科目については「0」で表示しています。

2.会計方針の変更に関する注記 ⑴ 棚卸資産の評価方法の変更    生活物資及び農機部分を除く購買品及びその他の棚卸資産の評価方

法は、従来、最終仕入原価法に基づく低価法よっておりましたが、当事業年度から主に総平均法又は個別法に変更しております。

    この変更は、農協法の改正を機に、より厳格に在庫管理を徹底して行うため当期にシステム変更を行い、適切な棚卸資産の評価及び期間損益計算を行うため実施したものであります。

    当該会計方針の変更は、当事業年度から単品数量管理を行っているため、過去に遡及しての総平均法による単価計算が実務上不可能であることから、前事業年度末の当該購買品の帳簿価額を当事業年度の期首残高として、期首から将来にわたり総平均法を適用しています。

    なお、これによる影響額は軽微であるため記載を省略しております。

3.貸借対照表に関する注記 ⑴ 有形固定資産に係る圧縮記帳額    有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は 4,486,795

千円であり、その内訳は次のとおりです。  ① 建物 2,307,012 千円  ② 機械装置 1,622,767 千円  ③ 土地 224,667 千円  ④ その他の有形固定資産 332,348 千円 ⑵ 担保に供した資産    定期預金 1,500,000 千円を為替決済の担保に、定期預金 17,000

千円を指定金融機関等の事務取扱書に係る担保に、それぞれ供しています。

 ⑶ 役員との間の取引による役員に対する金銭債権及び金銭債務   理事および監事に対する金銭債権の総額 171,067 千円   理事および監事に対する金銭債務の総額 ありません ⑷ 貸出金のうちリスク管理債権の合計額及びその内訳     貸 出 金 の う ち、 破 綻 先 債 権 額 は 2,850 千 円、 延 滞 債 権 額 は

240,536 千円です。    なお、破綻先債権とは、元本又は利息の遅延が相当期間継続してい

ることその他の事由により元本又は利息の取立又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令第 96 条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。

    また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。

    貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額はありません。    なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日

の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。

    貸出金のうち、貸出条件緩和債権額はありません。    なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図るこ

とを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しないものです。

    破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 243,386 千円です。

    なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。

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4.損益計算書に関する注記 ⑴ 減損会計に関する注記  ①  資産をグループ化した方法の概要及び減損損失を認識した資産又

は資産グループの概要     当組合では、支店ついては管理会計の単位としている基幹支店を

基本にグルーピングし、経済施設については施設単位でグルーピングしています。また、本店、農業関係施設等の共同利用施設、太陽光発電所については、JA全体の共用資産としています。

     当事業年度に減損を計上した固定資産は、以下のとおりです。場  所 用  途 種  類 そ の 他

きらら長谷 賃貸用固定資産 土地  ② 減損損失の認識に至った経緯     きらら長谷について、固定資産税評価の低下により処分可能価額

と帳簿価格の乖離が一定の金額を超えたことから、その差額を減損損失として認識しました。

  ③  減損損失の金額について、特別損失に計上した金額と主な固定資産の種類ごとの減損損失の内訳

   きらら長谷 570 千円(土地 570 千円)  ④ 回収可能価額の算定方法     きらら長谷の回収可能価額についても正味売却価額を採用してお

り、その時価は固定資産税評価額に基づき算定しております。

5.金融商品に関する注記 ⑴ 金融商品の状況に関する事項  ① 金融商品に対する取組方針     当組合は農家組合員や地域から預かった貯金を原資に、農家組合

員や地域内の企業や団体などへ貸付け、残った余裕金を石川県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債などの債券による運用を行っています。

  ② 金融商品の内容及びそのリスク     当組合が保有する金融資産は、主として当組合管内の組合員等に

対する貸出金及び有価証券であり、貸出金は、組合員等の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。

     また、有価証券は債券であり、満期保有目的及び純投資目的 ( その他有価証券 ) で保有しています。これらは発行体の信用リスク、金利の変動リスク及び市場価格の変動リスクに晒されています。

     事業債権である経済事業未収金は、組合員等の信用リスクに晒されています。

  ③ 金融商品に係るリスク管理体制  イ.信用リスクの管理     当組合は、個別の重要案件又は大口案件については理事会におい

て対応方針を決定しています。また、通常の貸出取引については、本店に審査課を設置し各支店との連携を図りながら、与信審査を行っています。審査にあたっては、取引先のキャッシュ・フローなどにより償還能力の評価を行うとともに、担保評価基準など厳格な審査基準を設けて、与信判定を行っています。貸出取引において資産の健全性の維持・向上を図るため、資産の自己査定を厳格に行っています。不良債権については管理・回収方針を作成・実践し、資産の健全化に取り組んでいます。また、資産自己査定の結果、貸倒引当金については資産の償却・引当規程に基づき必要額を計上し、資産及び財務の健全化に努めています。

  ロ.市場リスクの管理     当組合では、金利リスク、価格変動リスクなどの市場性リスクを

的確にコントロールすることにより、収益化及び財務の安定化を図っています。このため、財務の健全性維持と収益力強化とのバランスを重視したALMを基本に、資産・負債の金利感応度分析などを実施し、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造の構築に努めています。

     とりわけ、有価証券運用については、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及び当組合の保有有価証券ポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会において運用方針を定めるとともに、経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。金融課(運用部門)は、理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。金融課(運用部門)が行った取引については企画管理課(リスク管理部門)が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。

   市場リスクに係る定量的情報     当組合で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外

の金融商品です。当組合において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主たる金融商品は、預金、貸出金、有価証券のうちその他有価証券に分類している債券、貯金及び借入金です。

     当組合では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後1年程度の金利の合理的な予想変動幅を用いた経済価値の変動額を、金利の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。

     金利以外のすべてのリスク変数が一定であると仮定し、当事業年度末現在、指標となる金利が 0.1%上昇したものと想定した場合には、経済価値が 17,709 千円増加するものと把握しています。

     当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を考慮していません。

     また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性があります。

  ハ.資金調達に係る流動性リスクの管理     当組合では、資金繰りリスクについては、運用・調達について月

次の資金計画を作成し、安定的な流動性の確保に努めています。また、市場流動性リスクについては、投資判断を行う上での重要な要素と位置付け、商品ごとに異なる流動性(換金性)を把握したうえで、運用方針などの策定の際に検討を行っています。

  ④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明     金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基

づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定においては一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。

 ⑵ 金融商品の時価等に関する事項  ① 金融商品の貸借対照表計上額及び時価等     当事業年度末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額

は、次のとおりです。     なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについ

ては、次表には含めず③に記載しています。                           (単位:千円)

貸借対照表計上額(A) 時価(B) 差額(B)−(A)預 金 164,813,833 164,791,459 △ 22,374有価証券 3,617,470 3,695,660 78,190

満期保有目的の債券 1,800,390 1,878,580 78,190その他有価証券 1,817,080 1,817,080 ―

貸出金 46,610,250貸倒引当金 △ 193,251貸倒引当金控除後 46,416,998 47,771,112 1,354,113

資産計 214,848,301 216,258,231 1,409,929貯 金 204,080,476 204,180,656 100,180

負債計 204,080,476 204,180,656 100,180  (注) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除し

ています。  ② 金融商品の時価の算定方法  【資産】  イ.預金     満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していること

から、当該帳簿価額によっています。満期のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。

  ロ.有価証券     債券は取引金融機関等から提示された価格によっています。  ハ.貸出金     貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映

するため、貸出先の信用状態が実行後大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。

     一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリーレートである円L i bor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額としています。

     また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について、帳簿価額から貸倒引当金を控除した額を時価に代わる金額としています。

  【負債】  イ.貯金     要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額 ( 帳簿

価額 ) を時価とみなしています。また、定期性貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。

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  ③ 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品     時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のと

おりであり、これらは①の金融商品の時価情報には含まれていません。                     (単位:千円)

貸借対照表計上額外部出資 7,348,317

(注) 外部出資のうち、市場価格のない株式については、時価を把握することが極めて困難であると認められるため、時価開示の対象とはしていません。

  ④ 金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額                           (単位:千円)

1 年以内 1 年超 2 年以内 2 年超 3 年以内預 金 164,813,833 ─ ─有価証券 1,200,000 ─ 300,00

満期保有目的の債券 200,000 ─ 300,00その他有価証券のうち満期があるもの 1,000,000 ─ ─

貸出金 (*1,2) 4,966,478 3,639,089 2,968,097合 計 170,980,311 3,639,089 3,268,097

3 年超 4 年以内 4 年超 5 年以内 5 年超預 金 ─ ─ ─有価証券 200,000 300,000 1,500,000

満期保有目的の債券 200,000 300,000 800,000その他有価証券のうち満期があるもの ─ ─ 700,000

貸出金 (*1,2) 3,623,723 2,196,439 29,126,252合 計 3,823,723 2,496,439 30,626,252

  (*1) 貸出金のうち、当座貸越 521,755 千円については「1 年以内」に含めています。

  (*2) 貸出金のうち 3 ヶ月以上延滞が生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 90,167 千円は償還の予定が見込まれていないため、含めていません。

  ⑤ 有利子負債の決算日後の返済予定額                           (単位:千円)

1 年以内 1 年超 2 年以内 2 年超 3 年以内貯 金 (*1) 132,465,510 25,630,598 42,388,532

3 年超 4 年以内 4 年超 5 年以内 5 年超貯 金 1,521,830 1,060,041 1,013,962

  (*1) 貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めて開示しています。

6.有価証券に関する注記 ⑴ 有価証券の時価及び評価差額に関する事項   有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。  ① 満期保有目的の債券で時価のあるもの     満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時

価及びこれらの差額については、次のとおりです。                           (単位:千円)

貸借対照表計上額(A) 時価(B) 差額

(B)−(A)時価が貸借対照表計上額を超えるもの

社債 1,800,390 1,878,580 78,190

  ② その他有価証券     その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸

借対照表計上額及びこれらの差額については、次のとおりです。                           (単位:千円)

貸借対照表計上額(A)

貸取得原価又は償却原価

(B)差額

(A)−(B)貸借対照表計上額が取得原価又は償却原価を超えるもの

国債 1,516,360 1,404,780 111,579

地方債 300,720 300,000 720

合 計 1,817,080 1,704,780 112,299  (注) なお、上記差額から繰延税金負債 31,062 千円を差し引いた額

81,237 千円が、「その他有価証券評価差額金」に含まれています。 ⑵ 当年度中に売却した満期保有目的の債券   当年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。 ⑶ 当年度中に売却したその他有価証券   当年度中に売却したその他有価証券はありません。 ⑷  当事業年度中において、保有目的が変更となった有価証券   当年度中において、保有目的が変更となった有価証券はありません。 ⑸ 当事業年度中において、減損処理を行った有価証券   当年度中に減損処理を行った有価証券はありません。

7.退職給付に関する注記 ⑴ 採用している退職給付制度の概要   職員の退職給付に充てるため、職員退職給与規程に基づき、退職一時

金制度を採用しています。またこの制度に加え、同規程に基づき退職給付の一部に充てるため全共連との契約による確定給付型年金制度を採用しています。

 ⑵ 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表   期首における退職給付債務の額 1,905,879 千円    勤務費用 92,046 千円    利息費用 9,529 千円    数理計算上の差異の発生額 △ 7,443 千円    退職給付の支払額 △ 130,463 千円    過去勤務費用の発生額 △ 1,071 千円   期末における退職給付債務 1,868,477 千円 ⑶ 年金資産の期首残高と期末残高の調整表   期首における年金資産 1,434,817 千円    期待運用収益 18,913 千円    数理計算上の差異の発生額 △ 1,231 千円    確定給付型年金制度への拠出金 49,948 千円    退職給付の支払額 △ 90,938 千円   期末における年金資産 1,411,509 千円 ⑷  退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退

職給付引当金の調整額    退職給付債務 1,868,477 千円    確定給付型年金制度 △ 1,411,509 千円    未積立退職給付債務 456,967 千円    未認識過去勤務費用 7,975 千円    貸借対照表計上額純額 464,942 千円    退職給付引当金 464,942 千円 ⑸ 退職給付費用及びその内訳項目の金額    勤務費用 92,046 千円    利息費用 9,529 千円    期待運用収益 △ 18,913 千円    数理計算上の差異の費用処理額 △ 6,211 千円    過去勤務費用の費用処理金額 △ 3,773 千円      小計 72,677 千円    臨時に支払った割増退職金 1,622 千円      合計 74,299 千円 ⑹ 年金資産の主な内訳    年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりです。         一般勘定 100%          合計 100% ⑺ 長期期待運用収益率の設定方法に関する記載    年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想され

る年金資産の配分と年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。

 ⑻ 割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項   割引率 0.5%   長期期待運用収益率 1.32% ⑼  特例業務負担金の将来見込額    人件費(うち福利厚生費)には、厚生年金保険制度及び農林漁業団

体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃止する等の法律附則第 57 条の規定に基づき、旧農林共済組合

(存続組合)が行う特例年金給付等の業務に要する費用に充てるため拠出した特例業務負担金 28,594 千円を含めて計上しています。

    なお、同組合より示された平成 31 年 3 月現在における令和 14 年3月までの特例業務負担金の将来見込額は 342,965 千円となっています。

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 8.税効果会計に関する注記 ⑴ 繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳 (単位:千円)

当 期繰延税金資産 貸倒引当金 13,739 退職給付引当金 128,603 役員退職慰労引当金 13,111 減損損失否認額 108,123 その他 83,251 繰延税金資産小計 346,829 評価性引当額 △ 111,697 繰延税金資産合計(A) 235,171繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 △ 31,062 全農統合に係る合併交付金 △ 7,766 資産除去費用資産計上額 △ 661 繰延税金負債合計(B) △ 39,489繰延税金資産の純額 195,642(A)+(B)

 ⑵ 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因                      (単位:%)

当 期法定実効税率 27.7

(調整) 交際費等永久に損金に算入されない項目 2.6 受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △ 2.0 評価性引当額の増減 △ 4.3 住民税均等割 0.4 税額控除 △ 1.2 事業分量配当額の損金算入額 △ 8.0税効果会計適用後の法人税等の負担率 15.2

 9.その他の注記 ⑴ 当座貸越契約及び貸出金に係るコミットメントライン契約    当座貸越契約及び貸出金に係るコミットメントライン契約は、組合

員等からの融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約です。これらの契約に係る融資未実行残高は、1,975,225 千円です。

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(単位:千円、%)

5 剰余金処分計算書

項  目 平成 29 年度 平成 30 年度1.当期未処分剰余金 881,585 1,074,4722.剰余金処分額 678,998 865,861 (1) 利益準備金 121,598 198,368 (2) 任意積立金 311,457 464,971    リスク管理積立金 50,000 30,000    農業経営基盤積立金 60,000 30,000    施設整備積立金 200,000 390,000    税効果積立金 1,457 14,971 (3) 出資配当金 24,922 26,060      (年率) ( 1.5 %) ( 1.5 %) (4) 事業分量配当金 221,020 176,4613.次期繰越剰余金 202,587 208,610

種 類 積立目的 積立目標額または積立基準 取崩基準

リスク管理積立金

貸出金等不良債権の貸倒損失等、有価証券運用の評価損・処分損、預け金の損失、固定資産の減損損失、損害賠償義務に伴う損失、訴訟等に伴う費用、地震・火災等の災害に伴う修繕費用、資本的支出、農林年金制度変更等に備える。

積立対象資産期末帳簿価額の 40/1000に達する額

積立目的の事象が発生した場合に限り、目的に沿った取崩しとして取崩す。

農業経営基盤積立金

営農指導事業に関するもので特別措置および臨時措置に要する費用もしくは支出に備え、計画的な財源確保を図る。

販売品取扱高の 30/100 相当額

積建目的の事象が発生した場合に限り、目的に沿った取崩しとして取崩す。

施設整備積立金 施設の取得、修繕、処分に備える。

1 取得予定施設の取得価額相当額2  修繕に要する費用が多額な固定資

産について、取得価額の 10%以内3  施設整備及び遊休資産等の処分に

伴う、取壊費用、処分損相当額

積立目的の事象が発生した場合に限り、目的に沿った取崩しとして取崩す。

税効果積立金 繰延税金資産の当年度増加分を自己資本に充当。

毎事業年度に算定される税効果相当額の増加額

当期において過年度に積み立てた税効果相当額が減少する場合。

(注)1.事業分量配当金の基準は、以下のとおりです。      米出荷高 1俵(60kg)当り  1,000円 137,277千円      青果物・特産物 販売高 5% 39,184千円   2.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善事業の費用に充てるための繰越額6千万円が含まれています。   3.任意積立金における目的積立金の積立目的及び積立目標額、取崩基準等は次のとおりです。

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平成30年度 (単位:千円)

6 部門別損益計算書

区  分 計 信用事業 共済事業 農業関連事業

生活その他事業

営農指導事業

共通管理費等

事業収益      ① 9,371,258 1,853,139 1,212,111 2,482,989 3,788,784 34,233 事業費用      ② 5,832,517 356,043 72,264 1,946,839 3,387,043 70,326 事業総利益     ③

(①-②) 3,538,741 1,497,096 1,139,847 536,150 401,740 ▲ 36,092

事業管理費     ④ 3,013,957 1,048,146 646,587 692,315 512,965 113,943 (うち減価償却費⑤- 1) (221,229) (32,009) (20,046) (141,663) (24,724) (2,785) (うち人件費  ⑤- 2) (2,218,618) (763,508) (530,919) (424,636) (403,032) (96,520)

※うち共通管理費 ⑥ 344,258 241,712 167,830 70,368 19,882 ▲ 844,052(うち減価償却費⑦- 1) (28,269) (20,023) (8,593) (3,388) (1,322) ( ▲ 61,597) (うち人件費 ⑦- 2) (193,446) (136,297) (91,488) (44,909) (8,272) ( ▲ 474,414)

事業利益      ⑧(③-④) 524,784 448,949 493,260 ▲ 156,165 ▲ 111,224 ▲ 150,035

事業外収益     ⑨ 195,029 68,855 36,952 51,685 11,494 26,041※うち共通分   ⑩ 13,655 9,295 15,856 3,150 2,697 ▲ 44,655

事業外費用     ⑪ 102,821 2,713 1,815 56,626 17,741 23,925※うち共通分   ⑫ 2,712 1,815 5,040 674 672 ▲ 10,915

経常利益      ⑬(⑧+⑨-⑪) 616,991 515,091 528,396 ▲ 161,105 ▲ 117,470 ▲ 147,920

特別利益      ⑭ 21,392 5,075 4,247 9,626 990 1,452※うち共通分   ⑮ 5,075 4,247 7,871 990 1,452 ▲ 19,637

特別損失      ⑯ 24,515 9,230 6,572 5,056 3,608 47※うち共通分   ⑰ 9,230 6,572 5,056 3,608 47 ▲ 24,515

税引前当期利益   ⑱(⑬+⑭-⑯) 613,868 510,936 526,072 ▲ 156,536 ▲ 120,087 ▲ 146,515

営農指導事業分配賦額⑲ 0 0 146,515 0 ▲ 146,515営農指導事業分配賦後税引前当期利益   ⑳

(⑱-⑲)613,868 510,936 526,072 ▲ 303,052 ▲ 120,087

※ ⑥⑩⑫⑮⑰は、各課に直課できない部分。*記載の金額は、千円未満を切り捨てしているため、表中の合計が一致しないことがあります。(注)1.共通管理費及び営農指導事業の他部門への配賦基準等 (1)共通管理費等   事業総利益60%、要員数割40%で配賦しております。

 (2)営農指導事業   農業関連事業に全額を配賦しております。

2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)

区  分 信用事業 共済事業 農業関連事業

生活その他事業

営農指導事業 計

共通管理費等 40.8 28.6 19.9 8.3 2.4 100営農指導事業 100 100

(単位:%)

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平成29年度 (単位:千円)

区  分 計 信用事業 共済事業 農業関連事業

生活その他事業

営農指導事業

共通管理費等

事業収益      ① 9,265,237 1,953,682 1,228,881 2,316,162 3,749,452 17,058事業費用      ② 5,618,166 380,975 74,661 1,736,862 3,337,842 87,824事業総利益     ③

(①-②) 3,647,071 1,572,706 1,154,219 579,300 411,610 ▲ 70,765

事業管理費     ④ 3,062,269 1,012,379 670,315 717,923 529,214 132,437(うち減価償却費⑤- 1) (215,374) (34,401) (27,902) (120,447) (29,183) (3,439) (うち人件費  ⑤- 2) (2,276,188) (754,532) (548,451) (455,508) (408,959) (108,736)

※うち共通管理費 ⑥ 267,350 234,377 186,976 73,134 31,631 ▲ 793,470(うち減価償却費⑦- 1) (29,481) (27,879) (13,313) (7,017) (2,044) ( ▲ 79,737) (うち人件費 ⑦- 2) (139,679) (123,754) (91,327) (38,107) (13,242) ( ▲ 406,111)

事業利益      ⑧(③-④) 584,801 560,327 483,904 ▲ 138,623 ▲ 117,603 ▲ 203,203

事業外収益     ⑨ 146,641 63,493 31,590 23,453 20,453 7,650※うち共通分   ⑩ 8,102 3,143 17,943 4,333 4,323 ▲ 37,846

事業外費用     ⑪ 34,185 612 314 1,854 16,934 14,468※うち共通分   ⑫ 600 314 1,854 355 293 ▲ 3,418

経常利益      ⑬(⑧+⑨-⑪) 697,257 623,208 515,180 ▲ 117,024 ▲ 114,085 ▲ 210,021

特別利益      ⑭ 1,725 507 656 255 306 0※うち共通分   ⑮ 507 656 255 306 0 ▲ 1,725

特別損失      ⑯ 36,017 14,805 14,838 2,765 3,165 443※うち共通分   ⑰ 14,805 14,838 2,765 1,515 443 ▲ 34,367

税引前当期利益   ⑱(⑬+⑭-⑯) 662,965 608,910 500,998 ▲ 119,534 ▲ 116,943 ▲ 210,465

営農指導事業分配賦額⑲ 0 0 210,465 0 ▲ 210,465営農指導事業分配賦後税引前当期利益   ⑳

(⑱-⑲)662,965 608,910 500,998 ▲ 329,999 ▲ 116,943

※ ⑥⑩⑫⑮⑰は、各事業に直課できない部分。

(注)1.共通管理費及び営農指導事業の他部門への配賦基準等 (1)共通管理費等   事業総利益60%、要員数割40%で配賦しております。

 (2)営農指導事業   農業関連事業に全額を配賦しております。

2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)

区  分 信用事業 共済事業 農業関連事業

生活その他事業

営農指導事業 計

共通管理費等 33.7 29.5 23.6 9.2 4.0 100営農指導事業 100 100

(単位:%)

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(単位:千円、口、人、%)

種  類 平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度経常収益 10,095,615 9,726,747 9,186,291 9,265,237 9,371,258

信用事業収益 1,976,656 1,948,601 1,955,384 1,953,682 1,853,139共済事業収益 1,156,553 1,217,376 1,220,255 1,228,881 1,212,111農業関連事業収益 2,363,748 2,343,774 2,446,630 2,333,221 2,517,223その他事業収益 4,598,657 4,216,995 3,564,021 3,749,452 37,887,843

経常利益 620,282 769,541 716,631 697,257 616,991当期剰余金 474,872 466,341 581,479 550,282 520,585出資金 1,593,417 1,631,436 1,669,313 1,744,611 1,829,296出資口数 1,593,417 1,631,436 1,669,313 1,744,611 1,829,296純資産額 20,147,741 20,526,351 20,929,211 21,272,822 21,617,710総資産額 208,166,859 213,134,907 219,541,292 224,165,800 229,943,310貯金残高 184,220,190 188,600,996 194,346,453 198,504,079 204,080,476貸出金残高 49,353,848 48,526,239 47,601,994 48,229,582 46,610,250有価証券残高 8,162,846 7,999,056 7,090,149 5,023,709 3,617,470剰余金配当金額 136,759 113,499 212,326 245,942 202,522

出資配当金 23,305 24,043 24,151 24,922 26,060事業分量配当金 113,454 89,455 188,174 221,020 176,461

職員数 343 347 348 340 324単体自己資本比率 30.78 31.12 30.23 30.05 28.17

Ⅱ 損益の状況1.最近の5事業年度の主要な経営指標

7 財務諸表の正確性等にかかる確認

確認書

1 .私は、当JAの平成 30 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日までの事業年度にかかるディスクロージャー誌に記載した内容のうち、財務諸表作成に関するすべての重要な点において、農業協同組合法施行規則に基づき適正に表示されていることを確認いたしました。

2 .この確認を行うに当たり、財務諸表が適正に作成される以下の体制が整備され、有効に機能していることを確認しております。

 (1 ) 業務分掌と所管部署が明確化され、各部署が適切に業務を遂行する体制が整備されております。

 (2 ) 業務の実施部署から独立した内部監査部門が内部管理体制の適切性・有効性を検証しており、重要な事項については理事会等に適切に報告されております。

 (3) 重要な経営情報については、理事会等へ適切に付議・報告されております。

令和元年 7 月 23 日小松市農業協同組合代表理事組合長

(注)1.経常収益は各事業収益の合計額を表しています。   2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。   3.信託業務の取り扱いは行っていません。   4. 「単体自己資本比率」は、「農業協同組合がその経営の健全性を判断するための基準」(平成18年金融庁・農水省告示第2

号)に基づき算出しています。

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34

(単位:千円、%)

(単位:千円)

(単位:千円、%)

項  目平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

平均残高 利息 利回 平均残高 利息 利回資金運用勘定 212,400,764 1,734,179 0.82 218,384,301 1,697,252 0.78

預 金 157,245,520 1,117,014 0.71 165,092,211 1,166,196 0.71有価証券 6,299,308 88,196 1.40 3,884,361 47,927 1.23貸出金 48,855,934 528,968 1.08 49,407,728 483,128 0.98

資金調達勘定 200,437,246 119,633 0.06 205,662,786 91,016 0.04貯金・定期積金 200,411,276 119,547 0.06 205,632,542 85,259 0.04借入金 25,969 95 0.37 30,243 49 0.16

総資金利ざや 0.25 0.23

項  目 平成29年度増減額 平成30年度増減額受取利息 ▲ 39,224 ▲ 36,926

預金利息 36,460 38,362有価証券利息 ▲ 21,143 ▲ 40,268貸出金利息 ▲ 63,864 ▲ 45,839その他受入利息 9,322 10,819

支払利息 ▲ 31,301 ▲ 31,251貯金利息 ▲ 28,167 ▲ 31,767給付補てん備金繰入 ▲ 2,180 ▲ 2,521譲渡性貯金利息 0 0借入金利息 8 ▲ 45その他支払利息 ▲ 962 3,082

差 引 ▲ 70,526 ▲ 68,177

項 目 平成29年度 平成30年度 増減資金運用収益 1,734,179 1,697,252 ▲ 36,926役務取引等収益 67,883 71,285 3,401その他信用事業収益 151,619 84,601 ▲ 67,017

合  計 1,953,682 1,853,139 ▲ 100,542資金調達費用 122,267 91,016 ▲ 31,251役務取引等費用 15,329 15,805 476その他信用事業費用 243,378 249,221 5,843

合  計 380,975 356,043 ▲ 24,932信用事業粗利益 1,572,706 1,497,096 ▲ 75,610信用事業粗利益率 0.74 0.68 ▲ 0.05事業粗利益 3,647,071 3,538,741 ▲ 108,329事業粗利益率 1.62 1.53 ▲ 0.09

2.利益総括表

3.資金運用収支の内訳

4.受取・支払利息の増減額

(注)1.信用事業粗利益率=信用事業総利益/信用事業資産(債務保証見返を除く)平均残高×100   2.事業粗利益率=事業総利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100

(注)総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価(資金調達利回り+経費率)

(注)増減額は前年度対比です。

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(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

種  類 平成29年度 平成30年度 増減要求払貯金 41,978 45,163 3,185

当座貯金 127 143 15普通貯金 41,412 44,566 3,154貯蓄貯金 398 403 5通知貯金 12 17 4別段貯金 26 28 2その他の貯金 0 3 3

定期性貯金 158,432 160,492 2,059定期貯金 147,221 149,505 2,283財形貯蓄 213 209 ▲ 4積立定期貯金 124 117 ▲ 6定期積金 10,873 10,637 ▲ 235その他の貯金 0 0 0

計 200,411 205,632 5,221譲渡性貯金 0 23 23

合  計 200,411 205,656 5,245

種  類 平成29年度 平成30年度 増  減手形貸付金 800 730 ▲ 70証書貸付金 44,819 45,534 715当座貸越 572 530 ▲ 42金融機関貸付 2,663 2,611 ▲ 51

合  計 48,855 49,407 551割引手形 0 0 0

種  類 平成29年度 平成30年度 増減定期貯金 144,017 148,629 4,612

うち固定金利定期 143,991 148,604 4,613うち変動金利定期 26 25 ▲ 1

種  類 平成29年度 平成30年度 増  減固定金利貸出 43,563 44,486 923変動金利貸出 4,666 2,123 ▲ 2,543

合  計 48,229 46,610 ▲ 1,619

Ⅲ 事業の概況1.信用事業 (1)貯 金 ① 種類別貯金平均残高

(2)貸出金 ① 種類別貸出金平均残高

 ② 定期貯金残高

 ② 貸出金金利条件別内訳残高

(単位:百万円)

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(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

種  類 平成29年度 平成30年度 増  減

担  保

貯 金 1,901 1,724 ▲ 177有価証券 0 0 0動 産 0 0 0不動産 5,712 5,084 ▲ 628その他担保 6,378 908 ▲ 5,470

計 13,992 7,717 ▲ 6,275

保 証

農業信用基金協会保証 25,223 29,090 3,867その他保証 4,500 4,224 ▲ 276

計 29,724 33,314 3,591信  用 4,512 5,578 1,066合  計 48,229 46,610 ▲ 1,618

 ③ 貸出金担保別内訳残高

 ④ 債務保証見返額担保別内訳残高

 ⑤ 貸出金使途別内訳残高

種  類 平成29年度 平成30年度 増  減貯金等 0 0 0有価証券 0 0 0動 産 0 0 0不動産 0 0 0その他担保 0 0 0

計 0 0 0信  用 0 0 0合  計 0 0 0

種  類 平成29年度 平成30年度 増  減設 備 資 金 34,804 37,627 2,822運 転 資 金 13,424 8,982 ▲ 4,441

合  計 48,229 46,610 ▲ 1,619(注)運転資金には、「農業運転」、「事業運転」、「生活関連(自動車ローンを除く)」が該当します。

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(単位:百万円、%) ⑥ 貸出金業種別残高

種  類 平成29年度 構成比 平成30年度 構成比 増  減

法    人

農業・林業 158 0.33 169 0.36 11水産業 0 0.00 0 0.00 0製造業 170 0.35 151 0.32 ▲ 19鉱 業 0 0.00 0 0.00 0建設業 7 0.01 7 0.02 0不動産業 0 0.00 0 0.00 0電気・ガス・熱供給・水道業 0 0.00 0 0.00 0運輸・通信業 0 0.00 0 0.00 0卸売・小売・飲食業 1 0.00 2 0.00 1サービス業 27 0.06 43 0.09 16金融・保険業 2,663 5.52 0 0.00 ▲ 2,663地方公共団体 6,929 14.37 5,331 11.45 ▲ 1,598その他 47 0.10 31 0.07 ▲ 16

個  人 38,196 79.26 40,827 87.69 2,631合  計 48,204 100.00 46,565 100.00 ▲ 1,639

(単位:百万円)

種  類 平成29年度 平成30年度 増  減農 業 852 990 138

穀 作 399 434 35野菜・園芸 22 51 28果樹・樹園農業 1 1 0工芸作物 0 0 0養豚・肉牛・酪農 15 17 2養鶏・養卵 0 0 0養 蚕 0 0 0その他農業 413 486 72

農業関連団体等 0 0 0合  計 852 990 138

 ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高  1) 営農類型別

(注)1 .農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人及び農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金や、農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。

     なお、上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。   2 .「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置づけられない者、農業サービス業、農業所得が従となる農業者

等が含まれています。   3.「農業関連団体等」には、JAや全農とその子会社等が含まれています。

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種  類 平成29年度 平成30年度 増  減日本政策金融公庫資金 30 45 15その他 3 1 ▲ 2

合  計 34 47 13

項  目 平成29年度 平成30年度 増  減破綻先債権額(A) 47 2 ▲ 45延滞債権額(B) 193 240 473ヶ月以上延滞債権額(C) 0 0 0貸出条件緩和債権額(D) 0 0 0リスク管理債権合計額(E)=(A)+(B)+(C)+(D) 241 243 2

項  目 平成29年度 平成30年度 増  減破産更生債権及びこれらに準ずる債権 138 88 ▲ 50危険債権 108 160 52要管理債権 0 0 0小計(金融再生法開示債権合計額)(A) 247 248 1保全額(合計)(B) 244 248 4

貸倒引当金 55 48 ▲ 7担保・保証等による保全額 188 200 11

保全率(B)/(A) 98.9% 100.0% 1.1正常債権 48,012 46,389 ▲ 1,623債権額合計 48,260 46,638 ▲ 1,622

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円 ,%)

種  類 平成29年度 平成30年度 増  減プロパー資金 531 663 132農業制度資金 320 327 6

うち農業近代化資金 286 279 ▲ 6うちその他制度資金 34 47 13

合  計 852 990 138

  2)資金種類別   〔貸出金〕

   〔受託貸付金〕

 ⑧ リスク管理債権額

 ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況

(注)1.プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。   2 .農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等を行うことでJA

が低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の転貸資金と②を対象としています。   3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当します。

 ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況  該当する取引はありません。

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○  不良債権に関わるディスクロージャーとして、農業協同組合法に基づくもの(リスク管理債権)と金融機能の再生のための緊急措置に関する法律(以下、「金融再生法」という。)に基づくもの(金融再生法開示債権)があり、自己査定に基づいて決定された債務者区分に従って開示区分が決定されます。なお、当JAは金融再生法の対象とはなっていませんが、参考として同法の定める基準に従い債権額を掲載しております。

○ 金融再生法開示債権の用語説明         ○ リスク管理債権の用語説明

破産更生債権及びこれらに準ずる債権破産などの事由により経営破綻に陥っている先に対する債権やこれらに準ずる債権

危険債権経営破綻の状態には至っていないが、財政状態や経営成績が悪化して、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権要管理債権3カ月以上延滞債権と貸出条件緩和債権で、「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」「危険債権」に該当しないもの正常債権財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、「破産更生債権及びこれらに準ずる債権」「危険債権」「要管理債権」以外のものに区分される債権

破綻先債権未収利息を計上していない貸出金のうち、破産法などの法的手続きが取られている先や手形交換所で取引停止処分などを受けた先に対する貸出金延滞債権未収利息を計上していない貸出金であって、破綻先債権及びお取引先の経営再建や支援を図るために利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金3カ月以上延滞債権元本や利息の支払いが約定支払日の翌日から3カ月以上遅延している貸出金で、「破綻先債権 」「延滞債権」に該当しないもの貸出条件緩和債権お取引先の経営再建や支援のために、金利の減免、元本の支払猶予、債権放棄など、お取引先に有利な取り決めを行った貸出金で、「破綻先債権」「延滞債権」「3カ月以上延滞債権」に該当しないもの

実質破綻先

破綻懸念先

要管理先要注意先 その他の

要注意先

正常先

破綻先

延滞債権(B)240

リスク管理債権計(A)+(B)+(C)+(D) 243

貸出条件緩和債権(D)3ヶ月以上延滞債権(C)

00

破綻先債権(A) 2

危険債権(イ) 160

合計(ア)+(イ)+(ウ)+(エ) 46,638

開示債権合計額(ア)+(イ)+(ウ) 248

要管理債権(ウ) 0

正常債権(エ) 46,389

破産更生債権及びこれらに準ずる債権(ア) 88

自己査定債務者区分 リスク管理債権金融再生法開示債権

(総与信ベース) (貸出金元金ベース)(信用事業与信額ベース、要管理債権は貸出金元金)

(注1)

(注3)

(注3)(注1)

(注1)

(正常債権46,389百万円を除く)

(注2)(注1)経済未収金等信用事業以外の債

権による差額(注2)(C)又は(D)以外の他の貸

出金及び貸出金以外の債権による差額

(注3)総与信と貸出金元金の差額

(単位:百万円)○ 自己査定と金融再生法開示債権、リスク管理債権との関係

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種  目平 成 29 年 度

期首残高 期中増加額期中減少額

期末残高目的使用 その他

一般貸倒引当金 155,719 154,693 155,719 154,693個別貸倒引当金 87,614 60,835 8,490 79,124 60,835

合  計 24,333 215,529 8,490 234,843 215,529

種  類平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

仕向け 被仕向け 仕向け 被仕向け件数 金額 件数 金額 件数 金額 件数 金額

送金・振込為替 50,610 37,085,501 253,384 67,663,353 53,659 41,066,255 252,183 78,323,211代金取立為替 14 8,556 25 13,648 13 17,787 20 17,712雑為替 3,860 2,001,104 3,749 1,454,035 3,928 2,643,405 3,753 2,357,482

合  計 54,484 39,095,162 257,158 69,131,036 57,600 43,727,449 255,956 80,698,406

項  目 平成29年度 平成30年度貸出金償却額 8,490 0

種  類 平成29年度 平成30年度 増  減国 債 3,488,346 1,747,011 ▲ 1,741,335地方債 1,009,496 336,422 ▲ 673,073政府保証債 0 0 0金融債 0 0 0社 債 1,801,465 1,800,927 ▲ 538株 式 0 0 0受益証券 0 0 0貸付有価証券 0 0 0

合  計 6,299,308 3,884,361 ▲ 2,414,947商品国債 0 0 0

種  目平 成 30 年 度

期首残高 期中増加額期中減少額

期末残高目的使用 その他

一般貸倒引当金 154,693 148,346 154,693 148,346個別貸倒引当金 60,835 54,152 0 60,835 54,152

合  計 215,529 202,449 0 215,529 202,499

(単位:千円)

(単位:件、千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

 ⑪ 貸倒引当金内訳

(3)内国為替取扱実績

 ⑫ 貸出金償却額

(4)有価証券 ① 保有有価証券平均残高

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種  類平 成 29 年 度

1年以下 1年超3年以下

3年超5年以下

5年超7年以下

7年超10 年以下 10 年超 期間の定め

のないもの 合計

国 債 1,099,949 700,034 0 0 0 705,079 0 2,505,064地方債 299,994 300,000 0 0 0 0 0 599,994政府保証債 0 0 0 0 0 0 0 0金融債 0 0 0 0 0 0 0 0社 債 0 200,687 500,241 500,000 300,000 300,000 0 1,800,929株 式 0 0 0 0 0 0 0 0受益証券 0 0 0 0 0 0 0 0貸付有価証券 0 0 0 0 0 0 0 0

合  計 1,399,943 1,200,722 500,241 500,000 300,000 1,005,079 0 4,905,987

種類平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

貸借対照表計上額(A) 時価(B) 差額

(B)−(A)貸借対照表計上額(A) 時価(B) 差額

(B)−(A)時価が貸借対照表計上額を超えるもの

国債 - - - - - -

社債 1,800,929 1,883,430 82,501 1,800,390 1,878,580 78,190合  計 1,800,929 1,883,430 82,501 1,800,390 1,878,580 78,190

種  類平 成 30 年 度

1年以下 1年超3年以下

3年超5年以下

5年超7年以下

7年超10 年以下 10 年超 期間の定め

のないもの 合計

国 債 700,064 0 0 0 0 705,383 0 1,405,448地方債 300,000 0 0 0 0 0 0 300,000政府保証債 0 0 0 0 0 0 0 0金融債 0 0 0 0 0 0 0 0社 債 201,173 300,000 500,293 200,000 300,000 300,000 0 1,801,467株 式 0 0 0 0 0 0 0 0受益証券 0 0 0 0 0 0 0 0貸付有価証券 0 0 0 0 0 0 0 0

合  計 1,201,238 300,000 500,293 200,000 300,000 1,005,383 0 3,506,915

(単位:千円)

(単位:千円)

 ② 保有有価証券残存期間別残高

 ③ 有価証券の時価情報

 ④ 金銭の信託の時価情報  該当する取引はありません。

 [ 売買目的有価証券 ]  該当する取引はありません。 [ 満期保有目的の債券 ]

種類

平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

貸借対照表計上額(A)

取得原価又は償却原価

(B)差額

(B)−(A)貸借対照表計上額(A)

取得原価又は償却原価

(B)差額

(B)−(A)

貸借対照表計上額が取得原価又は償却原価を超えるもの

国債 2,505,064 2,616,780 111,716 1,516,360 1,404,780 111,579地方債 599,994 606,000 6,006 300,720 300,000 720小計 3,105,058 3,222,780 117,722 1,817,080 1,704,780 112,299

合  計 3,105,058 3,222,780 117,722 1,817,080 1,704,780 112,299

(単位:千円) [ その他有価証券 ]

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42

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(単位:千円)

(2)医療系共済の入院共済金額保有高

(5)短期共済新契約高

(4)年金共済の年金保有高

(3)介護共済の介護共済金額、生活障害共済の生活障害共済金額および生活障害年金年額保有高

(注) 金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加された定期特約金額等を含む)、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。

(注)金額は、介護共済は介護共済金額、生活障害共済は生活障害共済金額または生活障害年金年額を表示しています。

(注)金額は受入共済掛金を表示しています。

(注)金額は、年金金額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金金額)を表示しています。

(注)金額は、介護共済金額を表示しています。

種  類平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

新契約高 保有高 新契約高 保有高

生命総合共済

終身共済 5,994,527 222,047,578 5,300,197 216,041,898定期生命共済 53,000 2,170,700 198,000 2,072,200養老生命共済 2,397,600 50,602,469 2,394,500 45,148,086

うちこども共済 1,277,800 23,589,152 1,666,400 23,049,860医療共済 125,800 9,956,200 34,000 9,332,700がん共済 - 1,294,500 - 1,260,000定期医療共済 - 738,600 - 703,700介護共済 139,706 2,697,117 183,929 2,783,490年金共済 - 20,000 - 15,000

建物更生共済 45,481,860 261,640,505 42,925,200 264,100,571合  計 54,192,494 551,167,671 51,035,826 541,457,647

(単位:千円)2.共済取扱実績 (1)長期共済新契約高・長期共済保有高

項  目平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

新契約高 保有高 新契約高 保有高医療共済 5,066 100,337 5,366 102,395がん共済 1,894 26,795 1,513 27,593定期医療共済 - 2,697 - 2,491

合  計 6,960 129,829 6,880 132,479

種  類 平成29年度 平成30年度火災共済 78,003 72,327自動車共済 965,866 904,584傷害共済 1,737 1,688団体定期生命共済 - -

種  類 平成29年度 平成30年度定額定期生命共済 16 16賠償責任共済 564 548自賠責共済 100,132 101,246

合  計 1,146,320 1,080,413

項  目平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

新契約高 保有高 新契約高 保有高年金開始前 401,257 3,970,199 404,401 4,202,163年金開始後 - 789,660 0 760,465

合  計 401,257 4,759,860 404,401 4,962,628

種  類平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

新契約高 保有高 新契約高 保有高介護共済 308,670 5,625,422 302,715 5,556,508生活障害共済(一時金型) - - 1,637,300 1,637,300生活障害共済(定期年金型) - - 37,000 37,000

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項  目 平成29年度 平成30年度

収  益保管料 28,234 25,590検査手数料 0 0その他の収益 17,920 15,959

費  用保管労務費 655 1,704その他の費用 5,395 6,090

差  引 40,105 33,755

(単位:千円) (3) 保管事業取扱実績

項  目平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

供 給 高 手 数 料 供 給 高 手 数 料生産資材 4,035,359 428,811 4,289,309 451,004生活物資 808,049 198,074 798,223 191,439

合  計 4,843,408 626,886 5,087,532 642,443

(単位:千円)

3.その他事業の実績 (1)購買品取扱高

項  目平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

販 売 高 手 数 料 販 売 高 手 数 料米 2,343,106 107,209 2,438,716 110,139米以外の農産物 1,444,960 97,042 1,320,396 91,561

合  計 3,788,067 204,251 3,759,112 201,700

(単位:千円) (2)受託販売品取扱高

(5)利用事業取扱実績

種  類平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

取扱数量・金額 手数料 取扱数量・金額 手数料カントリーエレベータ 3,638 t 75,820 3,418 t 68,051ライスセンター 2,422 t 56,651 2,426 t 54,370育苗センター 280,845 枚 126,067 272,599 枚 124,164野菜選果場 323,458 箱 6,330 251,869 箱 4,948

合  計 264,869 251,534

(単位:千円)

種  類 平成29年度 平成30年度販売高 販売高

収  益 トマトカレー他 40,146 40,513費  用 トマトカレー他 36,584 37,097

差  引 3,562 3,415

(単位:千円) (4)加工事業取扱実績

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区  分 平成29年度 平成30年度 増  減

貯貸率期 末 24.29 22.84 ▲ 1.45期中平均 24.37 24.03 ▲ 0.34

貯証率期 末 2.53 1.77 ▲ 0.76期中平均 3.14 1.89 ▲ 1.25

(単位:%)2.貯貸率・貯証率

(単位:%)

項  目 平成29年度 平成30年度 増  減総資産経常利益率 0.31 0.27 ▲ 0.04資本経常利益率 3.37 2.93 ▲ 0.44総資産当期純利益率 0.24 0.23 ▲ 0.02資本当期純利益率 2.66 2.48 ▲ 0.19

Ⅳ 経営諸指標1.利益率

(注)1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100   2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100   3.総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100   4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100

(注)1.貯貸率(期  末)=貸出金残高/貯金残高×100   2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100   3.貯証率(期  末)=有価証券残高/貯金残高×100   4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100

項  目 平成29年度 平成30年度

収  入指導事業補助金 3,805 18,886実費収入 15,001 15,373

支  出

営農改善費 70,907 59,693生活文化事業費 6,276 6,287教育情報費 10,823 8,783協力団体育成費 13,293 13,357

差  引 ▲ 82,493 ▲ 53,863

(単位:千円) (6)指導事業の収支内訳

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Ⅴ 自己資本の充実の状況1.自己資本の状況

◇ 自己資本比率の状況 当JAでは、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務基盤の強化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理及び業務の効率化に取り組んだ結果、平成 31 年 3 月末における自己資本比率は、28.17%となりました。

◇ 経営の健全性の確保と自己資本の充実  当JAの自己資本は、組合員の普通出資によっています。  ○ 普通出資による資本調達額

  項  目 内  容

発行主体 小松市農業協同組合資本調達手段の種類 普通出資コア資本に係る基礎項目に算入した額 1,829 百万円(前年度 1,744 百万円)

 当JAは、「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して、当JAが抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本の維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。

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項  目29 年度 30 年度

経過措置による不算入額

経過措置による不算入額

コア資本に係る基礎項目          (1)普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員資本の額 20,920 21,333

うち、出資金及び資本準備金の額 1,744 1,829うち、再評価積立金の額 0 0うち、利益剰余金の額 19,436 19,710うち、外部流出予定額(△) ▲ 245 ▲ 202うち、上記以外に該当するものの額 ▲ 14 ▲ 3

コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金の合計額 154 148

うち、一般貸倒引当金コア資本算入額 154 148うち、適格引当金コア資本算入額 0 0

適格旧資本調達手段の額のうちコア資本に係る基礎項目の額に含まれる額 0 0

うち、回転出資金の額 0 0うち、上記以外に該当するものの額 0 0

公的機関による資本の増強に関する措置を通じて発行された資本調達手段の額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額

0 0

土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額の四十五パーセントに相当する額のうち、コア資本に係る基礎項目の額に含まれる額

0 0

コア資本に係る基礎項目の額 (イ) 21,074 21,482コア資本に係る調整項目          (2)無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。)の額の合計額 9 0 7

うち、のれんに係るものの額 0 0 0うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るもの以外の額 9 0 7

繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の額 0 0 0適格引当金不足額 0 0 0証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額 0 0 0負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 0 0 0

前払年金費用の額 0 0 0自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるものを除く。)の額 0 0 0

意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 0 0 0

少数出資金融機関等の対象普通出資等の額 0 0 0特定項目に係る十パーセント基準超過額 0 0 0

うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額 0 0 0

うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額 0 0 0

うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額 0 0 0

(単位:百万円、%)2.自己資本の構成に関する事項

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(注)1 .「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」(平成18年金融庁・農水省告示第2号)に基づき算出しています。

   2 .当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあたっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リスク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用しています。

   3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。

項  目29 年度 30 年度

経過措置による不算入額

経過措置による不算入額

特定項目に係る十五パーセント基準超過額 0 0 0うち、その他金融機関等の対象普通出資等に該当するものに関連するものの額 0 0 0

うち、モーゲージ・サービシング・ライツに係る無形固定資産に関連するものの額 0 0 0

うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに限る。)に関連するものの額 0 0 0

コア資本に係る調整項目の額 (ロ) 9 0 8自己資本自己資本の額 ((イ) - (ロ)) (ハ) 21,065 0 21,474リスク・アセット等            (3)信用リスク・アセットの額の合計額 62,809 68,961

うち、経過措置により、リスク・アセットの額に算入される額の合計額 ▲ 6,282 0

うち、無形固定資産(のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツに係るものを除く。) 0

うち、繰延税金資産 0うち、前払年金費用 0うち、他の金融機関等向けエクスポージャー ▲ 6,282 0うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額に係るものの額 0 0

うち、上記以外に該当するものの額 0 0オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パーセントで除して得た額 7,273 7,245

信用リスク・アセット調整額 0 0オペレーショナル・リスク相当額調整額 0 0リスク・アセット等の額の合計額 (ニ) 70,082 76,206自己資本比率自己資本比率 ((ハ) / (二)) 30.05% 28.17%

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3.自己資本の充実度に関する事項

 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳(単位:百万円)

信用リスク・アセット平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

エクスポージャーの期末残高

リスク・アセット額

a

所要自己資本額

b=a × 4%

エクスポージャーの期末残高

リスク・アセット額

所要自己資本額

b=a × 4%現金 394 0 0 406 0 0 我が国の中央政府及び中央銀行向け 2,511 0 0 1,408 0 0 外国の中央政府及び中央銀行向け国際決済銀行等向け我が国の地方公共団体向け 7,530 0 0 5,631 0 0 外国の中央政府等以外の公共部門向け国際開発銀行向け地方公共団体金融機構向け我が国の政府関係機関向け 300 30 1 300 30 1 地方三公社向け金融機関及び第一種金融商品取引業者向け 157,665 31,533 1,261 164,902 32,980 1,319 法人等向け 2,396 1,539 61 2,291 1,468 58 中小企業等向け及び個人向け 3,543 1,655 66 3,293 1,540 61 抵当権付住宅ローン 4,516 1,380 55 4,163 1,270 51 不動産取得等事業向け 545 537 21 330 320 13 三月以上延滞等 153 132 5 103 74 2 取立未済手形 38 7 0 63 12 0 信用保証協会等による保証付 25,237 2,449 97 29,105 2,825 113 株式会社地域経済活性化支援機構等による保証付共済約款貸付 131 0 0 2 0 0 出資等 461 461 18 484 484 19

(うち出資等のエクスポージャー) 461 461 18 484 484 19 (うち重要な出資のエクスポージャー)

上記以外 19,039 29,364 1,175 17,764 27,952 1,118(うち他の金融機関等の対象資本等調達手段のうち対象普通出資等及びその他外部TLAC関連調達手段に該当するもの以外のものに係るエクスポージャー)

2,788 6,970 279

( う ち 農 林 中 央 金 庫 又 は 農業協同組合連合会の対象普通出資等に係るエクスポージャー)

4,200 10,501 420 6,863 17,158 686

(うち特定項目のうち調整項目に算入されない部分に係るエクスポージャー)

215 538 22 229 574 23

(うち総株主等の議決権の百分の十を超える議決権を保有している他の金融機関等に係るその他外部TLAC関連調達手段に関するエクスポージャー)

(うち総株主等の議決権の百分の十を超える議決権を保有していない他の金融機関等に係るその他外部TLAC関連調達手段に係る5%基準額を上回る部分に係るエクスポージャー)

(うち上記以外のエクスポージャー) 11,834 11,354 454 10,670 10,219 409 証券化 0 0 0 0 0 0

(うちSTC要件適用分)(うち非STC適用分)

再証券化

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リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャー - - - 0 0 0 (うちルックスルー方式) - - - 0 0 0 (うちマンデート方式) - - - - - -(うち蓋然性方式 250%) - - - - - -(うち蓋然性方式 400%) - - - - - -(うちフォールバック方式) - - - - - -

経過措置によりリスク・アセットの額に算入されるものの額 - - - 0 0 0 他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに係る経過措置によりリスク・アセットの額に算入されなかったものの額(△)

- - - 0 0 0

標準的手法を適用するエクスポージャー別計 224,465 62,809 2,512 230,252 68,961 2,758 CVAリスク相当額÷8% - 0 0 - 0 0 中央清算機関関連エクスポージャー 0 0 0 0 0 0

合計(信用リスク・アセットの額) 224,465 62,809 2,512 230,252 68,961 2,758

オペレーショナル・リスクに対する所要自己資本の額

<基礎的手法>

オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額

所要自己資本額

オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額

所要自己資本額

a b=a × 4% a b=a × 4%7,273 290 7,245 289

総所要自己資本額リスク・アセット等(分母)計 総所要自己

資本額 リスク・アセット等(分母)計 総所要自己資本額

a b=a × 4% a b=a × 4%70,082 2,803 76,206 3,048

(注)1.「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの種類ごとに記載しています。   2 .「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的には貸出金や有価証券等が該当します。   3 .「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機

関及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。   4.「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。   5 .「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産に係る信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一

部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。   6 .「経過措置によりリスク・アセットの額に算入されるもの」とは、土地再評価差額金に係る経過措置によるリスク・アセットの額及び調整項

目にかかる経過措置によりなお従前の例によるものとしてリスク・アセットの額に算入したものが該当します。   7 .「上記以外」には、未決済取引・その他の資産(固定資産等)・間接清算参加者向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジッ

トデリバティブの免責額が含まれます。   8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。     〈オペレーショナル・リスク相当額を8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)〉      (粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近3年間の合計額 

÷8%           直近3年間のうち粗利益が正であった年数

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50

4.信用リスクに関する事項

 ① 標準的手法に関する事項

 当JAでは自己資本比率算出要領にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウェイトの判定にあたり使用する格付等は次のとおりです。

(ア )リスク・ウェイトの判定にあたり使用する格付は、以下の適格格付機関による依頼格付のみ使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。

適格格付機関株式会社格付投資情報センター(R&Ⅰ)株式会社日本格付研究所(JCR)S&Pグローバル・レーディング(S&P)スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)

(注 )「リスク・ウェイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のことです。

(イ )リスク・ウェイトの判定にあたり使用する適格格付機関の格付又はカントリー・リスク・スコアは、主に以下のとおりです。

エクスポージャー 適格格付機関 カントリー・リスク・スコア金融機関向けエクスポージャー 日本貿易保険法人等向けエクスポージャー(長期) R&I, Moody's, JCR, S&P, Fitch法人等向けエクスポージャー(短期) R&I, Moody's, JCR, S&P, Fitch

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51

 ②  信用リスクに関するエクスポージャー(地域別、業種別、残存期間別)及び三月以上延滞エクスポージャーの期末残高

平 成 29 年 度 平 成 30 年 度信用リスクに関するエクスポージャーの残高 三月以上

延滞エクスポージャー期末残高

信用リスクに関するエクスポージャーの残高 三月以上延滞エクスポージャー期末残高

うち貸出金等 うち債券 うち

貸出金等 うち債券

法人

農 業 159 159 0 0 169 169 0 0 林 業 0 0 0 0 0 0 0 0 水産業 0 0 0 0 0 0 0 0 製造業 171 171 0 0 152 152 0 0 鉱 業 0 0 0 0 0 0 0 0 建設・不動産業 307 7 300 0 307 7 300 0

電気・ガス・熱供給・水道業

1,504 0 1,504 0 1,503 0 1,503 0

運輸・通信業 0 0 0 0 0 0 0 0 金融・保険業 160,294 2,663 0 0 164,892 0 0 0 卸売・小売・飲食・サービス業

28 28 0 0 46 46 0 0

日本国政府・地方公共団体 10,045 6,933 3,112 0 7,040 5,331 1,708 0

上記以外 5,399 612 0 0 7,870 522 0 0 個 人 37,791 37,653 0 0 40,369 40,357 0 0 その他 8,764 24 0 0 1,225 44 0 0

業種別残高計 224,465 48,254 4,917 0 223,577 46,632 3,512 0 1年以下 161,550 2,554 1,403 166,956 1,624 1,2021年超3年以下 3,816 2,612 1,203 2,458 2,157 3003年超5年以下 4,169 3,667 501 3,583 3,081 5015年超7年以下 2,258 1,757 500 2,338 2,038 2007年超 10 年以下 4,453 4,153 300 4,349 4,048 30010 年超 33,852 32,845 1,006 34,108 33,102 1,006期限の定めのないもの 14,365 663 0 16,557 579 0

残存期間別残高計 224,465 48,254 4,917 230,252 46,632 3,512

(単位:百万円)

(注)1 .信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャーに該当するもの、証券化エクスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。

   2 .「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・エクスポージャーを含んでいます。「コミットメント」とは、契約した期間及び融資枠の範囲でお客様のご請求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残額も含めています。

   3.「店頭デリバティブ」とは、スワップ等の金融派生商品のうち相対で行われる取引のものをいいます。   4 .「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクス

ポージャーをいいます。   5.「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。   6.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しています。

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 ③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額

 ⑤ 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウェイト 1250%を適用する残高

 ④ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却等の額  

区  分平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

期首残高

期中増加額

期中減少額 期末残高

期首残高

期中増加額

期中減少額 期末残高目的使用 その他 目的使用 その他

一般貸倒引当金 155 154 155 154 154 148 154 148個別貸倒引当金 87 60 8 79 60 60 54 0 60 54

平 成 29 年 度 平 成 30 年 度格付あり 格付なし 計 格付あり 格付なし 計

信用リスク削減効果勘案後残高

リスク・ウェイト  0% 0 13,389 13,389 0 10,243 10,243 リスク・ウェイト  2% 0 0 0 0 0 0 リスク・ウェイト  4% 0 0 0 0 0 0 リスク・ウェイト 10% 0 24,907 24,907 0 28,640 28,640 リスク・ウェイト 20% 0 158,133 158,133 0 165,342 165,342 リスク・ウェイト 35% 0 3,925 3,925 0 3,614 3,614 リスク・ウェイト 50% 1,504 59 1,563 1,503 52 1,556 リスク・ウェイト 75% 0 2,088 2,088 0 1,950 1,950 リスク・ウェイト 100% 0 15,982 15,982 0 11,776 11,776 リスク・ウェイト 150% 0 60 60 0 34 34 リスク・ウェイト 200% 0 4,200 4,200 0 0 0 リスク・ウェイト 250% 0 215 215 0 7,093 7,093 その他 0 0 0 0 0 0

リスク・ウェイト 1250% 0 0 0 0 0 0 計 1,504 222,961 224,465 1,503 228,748 230,252

区  分平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

期首残高

期中増加額

期中減少額 期末残高

貸出金償却

期首残高

期中増加額

期中減少額 期末残高

貸出金償却目的使用 その他 目的使用 その他

法  人

農 業 - - - - - - - 0 - - 0 -林 業 - - - - - - - - - - - -水産業 - - - - - - - - - - - -製造業 - - - - - - - - - - - -鉱 業 - - - - - - - - - - - -建設・不動産業 - - - - - - - 0 - - 0 -電気・ガス・熱供給・水道業 - - - - - - - - - - - -

運輸・通信業 - - - - - - - - - - - -金融・保険業 - - - - - - - - - - - -卸売・小売・飲食・サービス業 11 - 8 3 - - - 0 - - 0 -

上記以外 - - - - - - - - - - - -個 人 76 60 - 76 60 - 60 54 0 60 54 -

業種別残高計 87 60 8 79 60 - 60 54 0 60 54 -

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(注)当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しています。

(注)1 .信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャーに該当するもの、証券化エクスポージャーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。

   2 .「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用しているもの、「格付なし」にはエクスポージャーのリスク・ウェイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格付は適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。

   3 .経過措置によってリスク・ウェイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウェイトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを算入したものについても集計の対象としています。

   4 .1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウェイト1250%を適用したエクスポージャーがあります。

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5.信用リスク削減手法に関する事項

 ① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要

 「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージャーのリスク・ウェイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウェイトを適用するなど信用リスク・アセット額を軽減する方法です。 当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。 信用リスク削減手法として、「適格金融資産担保」、「保証」、「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用しています。

 適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部又は一部が、取引相手又は取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当JAでは、適格金融資産担保付取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。

 保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウェイトが適用される中央政府等、わが国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、わが国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、国際開発銀行、及び金融機関又は第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウェイトに代えて、保証人のリスク・ウェイトを適用しています。 ただし、証券化エクスポージャーについては、これら以外の主体で保証提供時に長期格付が A -または A3 以上で、算定基準日に長期格付が BBB -または Baa3 以上の格付を付与しているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債権のリスク・ウェイトに代えて、保証人のリスク ・ ウェイトを適用しています。

 貸出金と自組合貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これらに類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点においても特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されていること、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視及び管理されていること、の条件をすべて満たす場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクスポージャー額としています。 担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行っています。なお、主要な担保の種類は自組合貯金です。

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 ② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額

区  分平 成 29 年 度 平 成 30 年 度

適格金融資産担保 保 証 適格金融

資産担保 保 証

地方公共団体金融機構向け - - - -我が国の政府関係機関向け - - - -地方三公社向け - - - -金融機関及び第一種金融商品取引業者向け - - - -

法人等向け 10 - 14 -中小企業等向け及び個人向け 221 494 199 424抵当権付住宅ローン 4 40 8 34不動産取得等事業向け - - - -三月以上延滞等 - - - -証券化 - - - -中央清算機関関連 - - - -上記以外 122 3 87 2

合  計 358 538 309 460

(単位:百万円)

(注)1 .「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なものとしては貸出金や有価証券等が該当します。

   2 .「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞している債務者に係るエクスポージャー及び「金融機関及び第一種金融商品取引業者向け」、「法人等向け」等においてリスク・ウェイトが150%になったエクスポージャーのことです。

   3 .「証券化(証券化エクスポージャー)」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャーのことです。

   4 .「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)が含まれます。

   5 .「クレジット・デリバティブ」とは、第三者(参照組織)の信用リスクを対象に、信用リスクを回避したいもの(プロテクションの買い手)と信用リスクを取得したい者(プロテクションの売り手)との間で契約を結び、参照組織に信用事由(延滞・破産など)が発生した場合にプロテクションの買い手が売り手から契約に基づく一定金額を受領する取引をいいます。

6.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項

  該当する取引はありません。

7.証券化エクスポージャーに関する事項

  該当する取引はありません。

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8.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項

 ② 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価

 ③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益

平 成 29 年 度 平 成 30 年 度貸借対照表計上額 時価評価額 貸借対照表計上額 時価評価額

上 場 0 0 0 0非上場 4,786 4,786 7,348 7,348

合  計 4,786 4,786 7,348 7,348

平 成 29 年 度 平 成 30 年 度売 却 益 売 却 損 償 却 額 売 却 益 売 却 損 償 却 額

0 0 0 0 0 0

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(注)「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。

 ① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要

 「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当JAにおいては、これらを①子会社および関連会社株式、②その他有価証券、③系統および系統外出資に区分して管理しています。 ①子会社および関連会社については、経営上も密接な連携を図ることにより、当JAの事業のより効率的運営を目的として、株式を保有しています。これらの会社の経営については毎期の決算書類の分析の他、毎月定期的な連絡会議を行う等適切な業況把握に努めています。 ②その他の有価証券については中長期的な運用目的で保有するものであり、適切な市場リスクの把握およびコントロールに努めています。具体的には、市場動向や経済見通しなどの投資環境分析及びポートフォリオの状況やALMなどを考慮し、理事会で運用方針を定めるとともに経営層で構成するALM委員会を定期的に開催して、日常的な情報交換及び意思決定を行っています。運用部門は理事会で決定した運用方針及びALM委員会で決定された取引方針などに基づき、有価証券の売買やリスクヘッジを行っています。運用部門が行った取引については企画管理部門が適切な執行を行っているかどうかチェックし定期的にリスク量の測定を行い経営層に報告しています。 ③系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行っています。  なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、①子会社および関連会社については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて子会社等損失引当金を、②その他有価証券については時価評価を行った上で、取得原価との評価差額については、「その他有価証券評価差額金」として純資産の部に計上しています。③系統および系統外出資については、取得原価を記載し、毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等があれば、注記表にその旨記載することとしています。 

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 ④  貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他有価証券としている株式・出資の評価損益等)

 ⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額(子会社・関連会社株式の評価損益等)

平 成 29 年 度 平 成 30 年 度評 価 益 評 価 損 評 価 益 評 価 損

- - - -

平 成 29 年 度 平 成 30 年 度評 価 益 評 価 損 評 価 益 評 価 損

- - - -

平成 29 年度 平成 30 年度ルックスルー方式を適用するエクスポージャー 0 0マンデート方式を適用するエクスポージャー - -蓋然性方式(250%)を適用するエクスポージャー - -蓋然性方式(400%)を適用するエクスポージャー - -

フォールバック方式(1250%)を適用するエクスポージャー - -

(単位:百万円)

(単位:百万円)

(単位:百万円)

10.金利リスクに関する事項

9.リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャーに関する事項

 ① 金利リスクの算定方法の概要

 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。 当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用リスク管理規程」に定め、適切なリスクコントロールに努めています。具体的な金利リスク管理方針及び手続については以下のとおりです。

◇リスク管理の方針及び手続の概要 ・リスク管理及び計測の対象とする金利リスクの考え方及び範囲に関する説明    当JAでは、金利リスクを重要なリスクの一つとして認識し、適切な管理体制のもとで他の

市場リスクと一体的に管理をしています。金利リスクのうち銀行勘定の金利リスク (IRRBB) については、個別の管理指標の設定やモニタリング体制の整備などにより厳正な管理に努めています。

 ・リスク管理及びリスクの削減の方針に関する説明    当JAは、リスク管理委員会のもと、自己資本に対する IRRBB の比率の管理や収支シミュレー

ションの分析などを行いリスク削減に努めています。 ・金利リスク計測の頻度    月末を基準日として、四半期ごとに IRRBB を計測しています。 ・ヘッジ等金利リスクの削減手法に関する説明    特段ありません。

◇金利リスクの算定手法の概要    当JAでは、市場金利が上下に 2%変動した時に発生する経済価値の変化額(低下額)を金

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 ②  金利リスクに関する事項(単位:百万円)

利リスク量として毎月算出しています。 ・流動性貯金に割り当てられた金利改定の平均満期    当座性貯金のうち当座貯金・普通貯金をコア貯金の範囲と定義し、①過去 5 年の最低残高、

②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高、③現残高の 50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0 ~ 5 年の期間に均等に振り分けて(平均残存 2.5 年)リスク量を算定しています。

   流動性貯金に割り当てられた金利改定の平均満期は 1.25 年です。 ・流動性貯金に割り当てられた最長の金利改定満期    流動性に割り当てられた最長の金利改定満期は 5 年です。 ・流動性貯金への満期の割り当て方法 ( コア貯金モデル等 ) 及びその前提    流動性貯金への満期の割り当て方法については、金融庁が定める保守的な前提を採用してい

ます。 ・固定金利貸出の期限前返済や定期貯金の早期解約に関する前提   固定金利貸出の期限前返済や定期貯金の早期解約について考慮していません。 ・複数の通貨の集計方法及びその前提   正となる通貨のみを単純合算しています。異通貨間の金利相関は考慮していません。 ・スプレッドに関する前提 ( 計算にあたって割引金利やキャッシュ・フローに含めるかどうか )    一定の前提を置いたスプレッドを考慮してキャッシュ・フローを展開しています。なお、当

該スプレッドは金利変動ショックの設定上は不変としています。 ・ 内部モデルの使用等、⊿EVE及び⊿NIIに重大な影響を及ぼすその他の前提、前事業年度

末の開示からの変動に関する説明    内部モデルは使用しておりません。 ・計測値の解釈や重要性に関するその他の説明   該当ありません。

◇ ⊿EVE及び⊿NII以外の金利リスクを計測している場合における、当該金利リスクに関する事項

 ・金利ショックに関する説明   特段ありません。 ・ 金利リスク計測の前提及びその意味 ( 特に、農協法自己資本開示告示に基づく定量的開示の対

象となる⊿EVE及び⊿NIIと大きく異なる点)   特段ありません。

IRRBB1:金利リスク

項番イ ロ ハ ニ

⊿EVE ⊿ N I I当期末 前期末 当期末 前期末

1 上方パラレルシフト 0 02 下方パラレルシフト 0 03 スティープ化 853 4 フラット化 0 5 短期金利上昇 0 6 短期金利低下 0 7 最大値 853 0

ホ へ当期末 前期末

8 自己資本の額 21,474

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代 表 監 事監 事 会理 事 会

常 勤 監 事

総 代 会

組 合 長

副 組 合 長

専 務

常 務常 務

財務管理委員会

経済営農

金融共済

生活センター

旅行センター

カントリーエレベーター

ライスセンター

えちゃけな

育苗センター

ビーンセンター

プロパン配送センター

8号線給油所

みゆき給油所

野菜集出荷場

ローン営業センター

6次産業化加工施設

だいいち支店

中海支店

粟津支店

みなみ支店

みゆき支店

営農資材センター

(JAあぐり)

今江支店

苗代支店

板津支店

松東支店

国府支店

板津給油所

小松インター給油所

鈑金センター

マイカーセンター南部店

マイカーセンター中央店

農機サービスセンター

総務人事課

企画管理課

ふれあい福祉課

資産相談課

支店運営委員会

自動車課

農業機械課

道の駅こまつ木場潟

営農企画課

米穀対策課

物流センター

担い手対策室

金 融 共 済 部

東 部ブロック

南 部ブロック

西 部ブロック

中 部ブロック

北 部ブロック

営 農 部 経 済 部 総 務 部 監 査 室

専門委員会

(総務担当)

(金融共済担当) (経済・営農担当)

農産物検査室

コンプライアンス委員会リスク管理委員会

企 画 会 議A L M 委 員 会

(関係団体) 社会福祉法人 

      ジェイエイ小松福祉会

          (JAきらら)

【JA の概要】1.機構図

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2.役 員(令和元年 6 月末)

3.組合員数

4.組合員組織の状況

役職名 氏名 役職名 氏名代 表 理 事 組 合 長 西 沢 耕 一 理 事 藤 井 市 弥副 組 合 長 理 事 前 坂 善 治 〃 田 渕 晴 夫代 表 理 事 専 務 山 根 清 弘 〃 竹 内 利 和常 務 理 事 堀 田 忠 信 〃 宮 越 正 広常 務 理 事 松 本 春 男 〃 宮 本 隆 史理 事 本 田 忠与志 〃 橋 本 茂 雄

〃 前 川 幸 久 〃 山 本 寛 人〃 中 村 清 則 〃 嵐   俊 博〃 中 川 伸 朗 〃 合 場 加代子〃 平 塚 重 基 〃 地 嶋 聡 美〃 松 本 一 昭 代 表 監 事 西 田 衞 司〃 西   隆 一 常 勤 監 事 森   外喜雄〃 木 本 重 治 監 事 岡 田   隆〃 杉 林   学 〃 田 渕 公 清〃 西 田 則 雄 〃 辻   隆 志〃 久 保 一 夫 〃 北 村 進 二〃 竹 田 秀 男 監 事( 員 外 ) 油 谷 正 雄〃 栗 山   崇

種  類 平成 29 年度 平成 30 年度 増減正 組 合 員 数 4,933 4,792 ▲ 141

個  人 4,915 4,772 ▲ 143法  人 18 20 2

准 組 合 員 数 14,664 15,346 682個  人 14,495 15,176 681法  人 169 170 1

合  計 19,597 20,138 541

組 織 名 構成員数 組 織 名 構成員数農協青壮年部 382 名 丸いも部会 11 名農協女性部 1,040 名 ネギ部会 21 名集落組織 136 集落 ルビーロマン部会 6 名生産組合 3,341 名 い草部会 2 名水稲部会 23 名 かぼちゃ部会 14 名蛍米部会 83 経営体 いちご部会 3 名施設園芸部会 56 名 葉牡丹部会 11 名花き部会 12 名 蓮部会 6 名タケノコ部会 29 名 JAアグリサポート小松 27 名タバコ部会 2 名 集落営農組織連絡協議会 26 組織(50 名)ニンジン部会 14 名 資産管理部会 127 名春ダイコン部会 5 名 女性部加工部会 46 名秋冬ダイコン部会 5 名 みそづくり指導員 20 名千石豆部会 9 名 ふれあいグループ 39 名

(注)監事油谷正雄は農協法第30条第14項に定める員外監事であります。

(注)すべての組織は、当組合から独立した協力組織です。

(単位:人)

(単位:人)

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6.沿革・歩み JA 小松市は昭和 47 年に小松市内 20JA のうち 17JA が合併して発足し、平成 11 年 4 月 1 日には市内の 4JA(小松市、牧、小松市板津、粟津)が合併し、県下最大規模の JA となりました。 以来、組合員を中心とした地域住民の営農と生活のニーズに立脚した事業運営を基本に組織機構を整備し、組合員の経済的・社会的地位の向上に貢献するとともに、自らも経営の合理化・効率化に努め、平成30 年度末の自己資本比率は 28.17%となりました。

< 組 合 員 数 > 20,138名(うち正組合員数 4,792名 )< 出 資 金 > 1,829,296千円< 貯 金 残 高 > 2,040億円< 貸 出 金 残 高 > 466億円<長期共済保有高> 5,414億円< 購 買 品 供 給 高 > 50億円< 販 売 品 供 給 > 37億円

      (注)平成31年3月31日現在

5.地 区

7.店舗等のご案内

店舗・施設の名称 所在地の住所 電話番号 ATM設置台数本 店 〒923-8611 小松市上小松町丙252 22-5111㈹ ATM-1だいいち支店 〒923-0832 小松市若杉町ハ71 22-0191 ATM-1中海支店 〒923-0824 小松市軽海町ウ70 47-3111国府支店 〒923-0053 小松市河田町リ65-1 47-3211粟津支店 〒923-0303 小松市島町ル136-1 44-2465 ATM-2みなみ支店 〒923-0345 小松市二ツ梨町56-3 44-3700 ATM-1みゆき支店 〒923-0983 小松市日末町い59-1 43-0300 ATM-1営農資材センター(JA あぐり) 〒923-0983 小松市日末町い59-1 43-0351今江支店 〒923-0964 小松市今江町2-415-1 21-1515苗代支店 〒923-0851 小松市北浅井町乙1-1 22-4311 ATM-1松東支店 〒923-0181 小松市長谷町コ18-1 46-1321 ATM-1

(単位:台)

だいいちだいいち

みなみみなみ

国道305号線

国道305号線

国道416号線

国道416号線

国道360号線

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000(人)

合併時昭和47 (年度)

6,976

4,569

2,407

組合員総数

准組合員

正組合員

合併時平成11

13,434

5,979

7,455

30

20,138

4,792

15,346

26

17,229

5,260

11,969

27

17,606

5,139

12,467

28

18,940

5,015

13,925

29

19,597

4,933

14,664

組合員数のうごき

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店舗・施設の名称 所在地の住所 電話番号 ATM設置台数板津支店 〒923-0034 小松市長田町ヌ61 22-2061 ATM-1牧支店 〒923-0004 小松市長崎町南2-2 22-0882 ATM-1生活センター 〒923-0303 小松市島町ロ16 43-3636マイカーセンター中央店 〒923-0867 小松市幸町1-63 24-2423マイカーセンター南部店 〒923-0303 小松市島町ロ39 43-0164鈑金センター 〒923-0303 小松市島町ロ39 43-0164農機サービスセンター 〒923-0835 小松市吉竹町は21 24-2424旅行センター 〒923-0867 小松市幸町1-63 21-0170燃料課 〒923-0841 小松市本江町ワ18-1 24-33448号線給油所(セルフ) 〒923-0865 小松市福乃宮町1-29 22-5121みゆき給油所 〒923-0965 小松市串町北316 43-0200板津給油所(セルフ) 〒923-0034 小松市長田町ホ65-1 21-3255小松インター給油所 〒923-0004 小松市長崎町4-119 24-4332プロパンセンター 〒923-0841 小松市本江町ワ18-1 22-6237末佐美カントリー(育苗センター) 〒923-0302 小松市符津町念仏林ケ2-4 44-1586今江カントリー 〒923-0964 小松市今江町1-622 21-3262中海カントリー 〒923-0823 小松市荒木田町ワ62 47-3207小松東部地区ライスセンター 〒923-0181 小松市長谷町166 46-1688牧育苗センター・ライスセンター 〒923-0026 小松市下牧町西1 22-1773板津ライスセンター 〒923-0034 小松市長田町ヌ61 24-6877水稲共同育苗センター 〒923-0843 小松市蓮代寺町に56番1 22-1411粟津ライスセンター 〒923-0303 小松市島町ロ40-1 43-0486野菜集出荷場 〒923-0964 小松市今江町1-627 23-1404農産物処理加工施設 〒923-0964 小松市今江町1-622 23-5501丸芋集出荷貯蔵施設 〒923-0034 小松市長田町ヌ61 22-2061南部低温倉庫 〒923-0302 小松市符津町念仏林ケ2-4 44-2442苗代低温倉庫 〒923-0865 小松市福乃宮町2-16板津低温倉庫 〒923-0034 小松市長田町ヌ61 22-2061牧低温倉庫 〒923-0026 小松市下牧町西1 22-1773長崎低温倉庫 〒923-0004 小松市長崎町庚140-1粟津低温倉庫 〒923-0303 小松市島町ロ16 43-0486道の駅こまつ木場潟 〒923-0843 小松市蓮代寺町ケ2-2 25-0125

えちゃけな 〒923-8565  小松市清六町315番地 イオンモール新小松1F 46-5189

店舗外ATM設置場所 所在地の住所 ATMの区別 営業日(平日・土・日)西軽海店 〒923-0825 小松市西軽海町1-101 ATM-1台 平日・土・日粟津温泉店 〒923-0316 小松市井口町ホ60-1 ATM-1台 平日・土・日那谷店 〒923-0336 小松市那谷町ル148-5 ATM-1台 平日・土・日月津店 〒923-0972 小松市月津町ラ63-1甲 ATM-1台 平日・土・日本江店 〒923-0841 小松市本江町ワ18-1 ATM-1台 平日・土・日高堂店 〒923-0031 小松市高堂町イ33 ATM-1台 平日・土・日能美店 〒923-0042 小松市能美町ソ107 ATM-1台 平日・土・日浮柳店 〒923-0993 小松市浮柳町ハ205 ATM-1台 平日・土・日小松市役所 〒923-0904 小松市小馬出町91 ATM-1台 平日小松市民病院 〒923-0961 小松市向本折町ホ60 ATM-1台 平日・土Aコープ国府店 〒923-0053 小松市河田町ヌ48-1 ATM-1台 平日・土・日Aコープ今江店 〒923-0964 小松市今江町1-305 ATM-1台 平日・土・日イオン小松店 〒923-0036 小松市平面町ア69 ATM-1台 平日・土・日イオンモール新小松店 〒923-8565  小松市清六町315番地 ATM-1台 平日・土・日

(単位:台)

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用  語 内  容

自己資本の額 『コア資本に係る基礎項目の額-コア資本に係る調整項目の額(経過措置適用後の額)』を言います。

自己資本比率 自己資本比率の額をリスク・アセット等の総額(信用リスク・アセット額及びオペレーショナル・リスク相当額)で除して得た額。国内基準を採用する金融機関では4%以上が必要とされていますが、JAバンクでは自主的な取り決めにより8%以上が必要とされています。

エクスポージャー リスクを有する資産並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引(以下「資産等」といいます。)の与信相当額のことです。

リスク・ウェイト リスクを有する資産等を保有するために必要な自己資本額を算出するためのリスクの大きさに応じた掛目のことです。

信用リスク・アセット額 各エクスポージャーに対して、信用リスク削減手法を適用後、対応するリスク・ウェイトを乗じて算出した信用リスク・アセット額、CVA リスク相当額を 8%で除した額の合計額を言います。

所要自己資本額 リスクを有する資産等を保有するのに必要となる自己資本の額のことです。国内基準では各リスク・アセットに4%を乗じた額となります。

オペレーショナル・リスク(相当額)

金融機関の業務において不適切な処理等により生じるリスクのことを指し、不適切な事務処理により生じる事務リスクやシステムの誤作動により生じるシステムリスクなどが該当します。なお、自己資本比率の算出にあたっては、一定の手法によりオペレーショナル・リスクを数値化した額をオペレーショナル・リスク相当額として分母に加算します。

基礎的手法 新 BIS 規制においてオペレーショナル・リスク相当額を算出する最も簡易な手法です。1年間の粗利益に 0.15 を乗じた額の直近三年間の平均値によりオペレーショナル・リスク相当額を算出する方法です。1年間の粗利益は、事業総利益から信用事業に係るその他経常収益、信用事業以外の事業に係るその他の収益、国債等債券売却益・償還益、補助金受入額を控除し、信用事業に係るその他経常費用、信用事業以外の事業に係るその他の費用、国債等債券売却損・償還損・償却、役務取引等費用及び金銭の信託運用見合費用を加算して算出しています。

抵当権付住宅ローン 住宅ローンのうち、抵当権が第1順位かつ担保評価額が十分であるもののことです。

コミットメント 契約した期間・融資枠の範囲内で、お客さまのご請求に基づき、金融機関が融資を実行することを約束する契約のことです。

証券化エクスポージャー 証券化とは、原資産に係る信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクスポージャーに階層化し、その一部又は全部を第三者に移転する性質を有する取引のことであり、証券化エクスポージャーとは証券化に伴い第三者に移転する資産のことです。

CVA リスク(Credit Value adjustment)

CVA(派生商品取引についての取引相手方の信用リスクを勘案しない場合の公正価値評価額と信用リスクを勘案した場合の公正価値評価額との差額を言います。)が変動するリスクを言います。

自己資本比率の算定に関する用語解説一覧

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用  語 内  容

店頭デリバティブ 株式や金利、為替などの通常の取引から派生した比較的小さな金額で仮想的に大きな原資産を取引する金融商品取引のうち、金融機関や証券会社の店頭で相対で行われる取引のことです。

クレジット・デリバティブ

信用リスクをヘッジ(回避・低減)するために、債務者である会社等の信用力を指標に将来受け渡す損益を決める取引です。

プロテクションの購入及び提供

プロテクションの購入とは、クレジット・デリバティブ取引において信用リスクをヘッジ ( 回避・低減 ) するための取引をいい、プロテクションの提供とは、保証を与える取引を指します。

信用リスク削減手法 金融機関が保有している信用リスクを軽減する措置であり、新 BIS 規制では、貯金や有価証券など一定の要件を満たす担保や保証がある場合には、担保や保証人のリスク・ウェイトに置き換えることができます。

派生商品取引 有価証券取引等から派生し、原資産の価格によりその価格が決定される商品のことであり、先物、オプション、スワップ取引等が該当します。

金利ショック 保有している資産や負債等に金利の変化をあてはめることです。

⊿ EVE・⊿ NII ⊿ EVE とは、金利リスクのうち、金利ショックに対する経済的価値の減少額として計測されるものをいいます。⊿ NII とは、金利リスクのうち、金利ショックに対する算出基準日から 12 か月を経過する日までの間の金利収益の減少額として計測されるものをいいます。⊿ EVE については、6 つの金利ショック・シナリオ(上方パラレルシフト・下方パラレルシフト・スティープ化・フラット化・短期金利上昇・短期金利低下)に基づいて、⊿ NII については 2 つの金利ショック・シナリオ(上方パラレルシフト・下方パラレルシフト)に基づいて計測を実施します。

上方パラレルシフト・下方パラレルシフト

満期までの残存年数が異なる債券についての金利が、全体的に上昇することを上方パラレルシフトといいます。反対に、金利が全体的に下落することを下方パラレルシフトといいます。

スティープ化・フラット化

長期金利が上昇して、短期金利と長期金利との差が大きくなることをスティープ化といいます。反対に、長期金利が下落して、短期金利と長期金利との差が小さくなることをフラット化といいます。

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ごあいさつ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 11.経営理念・経営方針 ・・・・・・・・・・ 22.経営管理体制 ・・・・・・・・・・・・・ 33.社会的責任と貢献活動 ・・・・・・・・・ 44.事業の概況(平成 30年度)・・・・・・・ 75.リスク管理の状況 ・・・・・・・・・・・116.事業のご案内 ・・・・・・・・・・・・・19

【経営資料】Ⅰ 決算の状況 1.貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・20 2.損益計算書 ・・・・・・・・・・・・・22 3.キャッシュ・フロー計算書 ・・・・・・24 4.注記表 ・・・・・・・・・・・・・・・26 5.剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・30 6.部門別損益計算書 ・・・・・・・・・・31 7.財務諸表の正確性等にかかる確認 ・・・33

Ⅱ 損益の状況 1.最近の5事業年度の主要な経営指標 ・・33 2.利益総括表 ・・・・・・・・・・・・・34 3.資金運用収支の内訳 ・・・・・・・・・34 4.受取・支払利息の増減額 ・・・・・・・34

Ⅲ 事業の概況 1.信用事業  (1) 貯金   ① 種類別貯金平均残高 ・・・・・・・・35   ② 定期貯金残高 ・・・・・・・・・・・35  (2) 貸出金   ① 種類別貸出金平均残高 ・・・・・・・35   ② 貸出金金利条件別内訳残高 ・・・・・35   ③ 貸出金担保別内訳残高 ・・・・・・・36   ④ 債務保証見返額担保別内訳残高 ・・・36   ⑤ 貸出金使途別内訳残高 ・・・・・・・36   ⑥ 貸出金業種別残高 ・・・・・・・・・37   ⑦ 主要な農業関係の貸出金残高 ・・・・37   ⑧ リスク管理債権額 ・・・・・・・・・38   ⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく     保全状況 ・・・・・・・・・・・・・38   ⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸   出金のリスク管理債権の状況 ・・・・38   ⑪ 貸倒引当金内訳 ・・・・・・・・・・40   ⑫ 貸出金償却額 ・・・・・・・・・・・40  (3) 内国為替取扱実績・・・・・・・・・・40  (4) 有価証券   ① 保有有価証券平均残高 ・・・・・・・40   ② 保有有価証券残存期間別残高 ・・・・41   ③ 有価証券の時価情報 ・・・・・・・・41   ④ 金銭の信託の時価情報 ・・・・・・・41

 2.共済取扱実績  (1) 長期共済新契約高・長期共済保有高・・42  (2) 医療系共済の入院共済金額保有高・・・42  (3) 介護共済の介護共済金額、生活障害共済の生活障害共済金額     及び生活障害年金年額保有高 ・・・・・・・・42  (4) 年金共済の年金保有高・・・・・・・・42  (5) 短期共済新契約高・・・・・・・・・・42 3.その他事業の実績  (1) 購買品取扱高・・・・・・・・・・・・43  (2) 受託販売品取扱高・・・・・・・・・・43  (3) 保管事業取扱実績・・・・・・・・・・43  (4) 加工事業取扱実績・・・・・・・・・・43  (5) 利用事業取扱実績・・・・・・・・・・43  (6) 指導事業の収支内訳・・・・・・・・・44

Ⅳ 経営諸指標 1.利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・44 2.貯貸率・貯証率 ・・・・・・・・・・・44

Ⅴ 自己資本の充実の状況 1.自己資本の状況 ・・・・・・・・・・・45 2.自己資本の構成に関する事項 ・・・・・46 3.自己資本の充実度に関する事項 ・・・・48 4.信用リスクに関する事項 ・・・・・・・50 5.信用リスク削減手法に関する事項 ・・・53 6.派生商品取引及び長期決済期間取引の  取引相手のリスクに関する事項 ・・・・・54 7.証券化エクスポージャーに関する事項 ・・54 8.出資その他これに類するエクスポー   ジャーに関する事項 ・・・・・・・・・55 9.リスク・ウェイトのみなし計算が適用   されるエクスポージャーに関する事項・・56 10.金利リスクに関する事項 ・・・・・・・56

【JAの概要】 1.機構図 ・・・・・・・・・・・・・・・58 2.役員 ・・・・・・・・・・・・・・・・59 3.組合員数 ・・・・・・・・・・・・・・59 4.組合員組織の状況 ・・・・・・・・・・59 5.地区 ・・・・・・・・・・・・・・・・60 6.沿革・歩み ・・・・・・・・・・・・・60 7.店舗等のご案内 ・・・・・・・・・・・60

<概況及び組織に関する事項>1.業務の運営の組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58~592.理事及び監事の氏名及び役職名 ・・・・・・・・・・・・・593.事務所の名称及び所在地 ・・・・・・・・・・・・・・ 60~61

<主要な業務の内容>4.主要な業務の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

<主要な業務に関する事項>5.直近の事業年度における事業の概要 ・・・・・・・7~86.直近の5事業年度における主要な業務の 状況を示す指標 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・337.直近の2事業年度における主要な事業の 状況を示す指標 ① 主要な業務の状況を示す指標  a.事業粗利益及び事業粗利益率 ・・・・・・・・・・・34  b.資金運用収支、役務取引等収支及び   その他事業収支 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34  c.資金運用勘定並びに資金調達   勘定の平均残高、利息、利回り及び   総資金利ざや ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34  d.受取利息及び支払利息の増減 ・・・・・・・・・・・34  e.総資産経常利益率及び資本経常利益率 ・・・44  f.総資産当期純利益率及び   資本当期純利益率 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 ② 貯金に関する指標  a.流動性貯金、定期性貯金、譲渡性貯金、   その他の貯金の平均残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・35  b.固定金利定期貯金、変動金利定期貯金及び   その他の区分ごとの定期貯金の残高 ・・・・・・・35 ③ 貸出金等に関する指標  a.手形貸付、証書貸付、当座貸越及び   割引手形の平均残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35  b.固定金利及び変動金利の区分ごとの   貸出金の残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35  c.担保の種類別の貸出金残高及び   債務保証見返額 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36

  d.使途別の貸出金残高 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36  e.主要な農業関係の貸出実績 ・・・・・・・・・・・・・37  f.業種別の貸出金残高及び当該貸出金残高の   貸出金の総額に対する割合 ・・・・・・・・・・・・・・・37  g.貯貸率の期末値及び期中平均値 ・・・・・・・・・44 ④ 有価証券に関する指標  a.商品有価証券の種類別の平均残高・・ 該当なし  b.有価証券の種類別の残存期間別の残高 ・・・41  c.有価証券の種類別の平均残高 ・・・・・・・・・・・40  d.貯証率の期末値及び期中平均値 ・・・・・・・・・44

<業務の運営に関する事項>8.リスク管理の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11~129.法令遵守の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12~1310.中小企業の経営の改善及び地域の 活性化のための取組の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・4~611.苦情処理措置及び紛争解決措置の内容・・・・・・・17

<直近の2事業年度における財産の状況>12.貸借対照表、損益計算書及び 剰余金処分計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20~3013.貸出金にかかる事項 ① 破綻先債権に該当する貸出金 ・・・・・・・・・・・・・38 ② 延滞債権に該当する貸出金 ・・・・・・・・・・・・・・・38 ③ 3カ月以上延滞債権に該当する貸出金 ・・・・・38 ④ 貸出条件緩和債権に該当する貸出金 ・・・・・・・3814.自己資本の充実の状況・・・・・・・・・・・・・・・・ 45~5715.次に掲げるものに関する取得価額又は契約価額、  時価及び評価損益 ① 有価証券 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 ② 金銭の信託 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 ③ 金融先物取引等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 該当なし16.貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額・・・・・4017.貸出金償却額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40

※ 信用事業を行う農業協同組合は農業協同組合法第 54 条の3の規定により、事業年度ごとに信用事業及び信用事業に係る財産の状況に関する事項を記載したディスクロージャー誌を作成し、当JAの信用事業を行う全事務所に備え置き、公衆の縦覧に供することが義務づけられています。  昨今の金融機関を巡る相次ぐ不祥事件が発生する中、金融機関にはこれまで以上に「透明性」「健全性」が求められています。ディスクロージャー誌は組合員並びに地域の皆さまが安心して当JAを利用していただけるよう、当組合の経営方針、社会的責任及び経営内容を明らかにするものです。

目 次 ディスクロージャー開示項目対比掲載ページ

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〒923-8611 石川県小松市上小松町丙252TEL 0761-22-5111㈹ FAX 0761-22-5115㈹フリーダイヤル 0120-888-985E-mail:[email protected]:http://www.ja-komatsushi.or.jp/

小松市農業協同組合

JA小松市

第48年度(平成30年度)

私たちの活動を

ご理解いただくために

ディスクロージャー誌平成30年4月1日~平成31年3月31日

DISC

LOSURE