2012年度(第36期) 決算説明会JASDAQ 証券コード：6722

2020年12月期 第２四半期決算説明会2020年7月31日（金）

代表取締役社長 三坂 成隆

目 次

2

1. 2020年12月期 第２四半期決算概要

2. 2020年12月期 通期業績予想の修正について

3. 中期経営計画（2018-2020）の進捗状況

◆参考資料

１．現中期経営計画（2018-2020）の内容（要旨）

２．当社の事業内容

３．各事業のビジネスモデル等

1. 2020年12月期 第２四半期決算概要

決算概要

（単位：百万円）

2019年12月期第２四半期

累計実績

構成比

（％）

2020年12月期第２四半期

累計業績予想

(２月発表値)

2020年12月期第２四半期

累計実績

構成比

（％）

前年同期比

（金額）前年同期比

（％）

第2四半期累計業績予想との差異

（金額）

売 上 高 5,255 100.0% 5,420 4,956 100.0% ▲298 ▲5.7% ▲463売 上 原 価 2,993 57.0% - 2,704 54.6% ▲288 ▲9.7% -売 上 総 利 益 2,262 43.0% - 2,252 45.4% ▲9 ▲0.4% -販売費及び一般管理費 1,840 35.0% - 1,828 36.9% ▲11 ▲0.6% -営 業 利 益 421 8.0% 480 423 8.5% 1 0.5% ▲56経 常 利 益 411 7.8% 470 417 8.4% 6 1.4% ▲52特 別 損 失 6 0.1% - 4 0.1% ▲2 ▲38.1% -当 期 純 利 益 310 5.9% 370 306 6.2% ▲3 ▲1.2% ▲63研 究 開 発 費 470 9.0% - 506 10.2% 35 7.6% -減 価 償 却 費 128 2.4% - 104 2.1% ▲23 ▲18.6% -

4

■増減要因

① 増減要因（詳細）は次ページを参照

② 販管費は、検体検査自動化システムの新製品開発により研究開発費が増加、一方、新型コロナの影響により出張費等が減少

①

新型コロナ問題の影響(詳細次ページ)により、検体検査装置、臨床検査情報システム以外は減収。自社製品販売注力（当社製品に付随する他社製品の販売減）により原価率が改善。販売費及び一般管理費は微減。結果として経常利益は微増

②

②

（単位：百万円）

2019年12月期第２四半期累計

実績

構成比

（％）

2020年12月期第２四半期累計

業績予想

(２月発表値)

2020年12月期第２四半期累計

実績

構成比

（％）

前年同期比

（金額）

前年同期比

（％）

臨床検査機器システム 2,751 52.4% 3,030 2,706 54.7% ▲44 ▲1.6%検体検査装置 330 6.3% 350 405 8.2% 74 22.5%臨床検査情報システム 1,461 27.9% 1,730 1,515 30.6% 54 3.7%検体検査自動化システム 959 18.2% 950 785 15.9% ▲173 ▲18.1%

臨 床 検 査 試 薬 1,074 20.4% 1,050 1,018 20.5% ▲55 ▲5.2%消 耗 品 1,060 20.2% 1,070 1,035 20.9% ▲25 ▲2.4%そ の 他 369 7.0% 270 195 3.9% ▲173 ▲47.0%合 計 5,255 100.0% 5,420 4,956 100.0% ▲298 ▲5.7%

製品系列別 売上高の増減要因

5

■増減要因① グルコース分析装置の直接販売が減少した一方、電解質分析装置のOEM販売が増加したことにより増収

② 第１四半期における新規・更新需要が旺盛であったことにより増収

③ 第１四半期は中国OEM先への販売増や国内及び韓国での新規案件獲得があった一方、第２四半期は第３四半期以降(７月以降)への

案件の稼働延期に加え、前事業年度において第２四半期に例年よりも大型案件の販売が集中していたため、減収

④ 第２四半期における病院の外来患者の受診抑制や健康診断の中止・延期等による検体検査数の減少に伴い、

電解質・グルコース分析装置用試薬の販売が減少

⑤ 自社製品の販売比率を高め収益性の向上を図る基本方針に基づき自社製品の販売に注力した結果、臨床検査情報システム及び

検体検査自動化システムの案件に付随する他社製品の販売が減少

②

黄色・・・血液検査事業、青色・・・ＩＴ化・自動化支援事業

③

⑤

①

④

海外売上の状況

直接海外売上高： 海外顧客・ディーラー等への直接販売 （A&T→海外顧客・ディーラー）

2014.12 2015.12 2016.12 2017.12 2018.12 2019.12 2020.2Q

24.0% 23.4% 24.7% 27.5% 28.4%※ 24.6% 31.8%

実質海外売上高比率推移（当社推定）

実質海外売上高： 直接海外売上高 ＋ 国内OEM先を通じて海外に販売している売上高（A&T → 国内OEM → 海外顧客・ディーラー）

※2018年12月期より、一部消耗品の売上を海外の売上に組換え

9.4

5.76.9

5.97.4

9.3

12.4

中国の売上高比率

売上高532百万円

2019年12月期 4.5％2020年2Q

8.8％

売上高394百万円

6

2020年12月期達成目標

13.013.7

2020年上半期実績

3,695 4,187 4,378 4,343

5,075 4,746 4,608

4,065

5,225 4,956

8.8 9.7 6.5

9.9

15.6

12.1

6.73.7

7.8 8.4

▲ 5.0

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

2011.12.２Ｑ累計

2012.12.２Ｑ累計

2013.12.２Ｑ累計

2014.12.２Ｑ累計

2015.12.２Ｑ累計

2016.12.２Ｑ累計

2017.12.２Ｑ累計

2018.12.２Ｑ累計

2019.12.２Ｑ累計

2020.12２Ｑ累計

売上高（左軸）

売上高経常利益率（右軸）

7

（％）（単位：百万円）

売上高・経常利益率の推移

貸借対照表（単位：百万円）

2019年12月期2020年12月期

第２四半期前期末比

【資産合計】 11,881 11.322 ▲558流動資産 7,663 7,156 ▲506

現金・預金 1,304 2,455 1,151受取手形・売掛金 4,286 2,770 ▲1,516その他 2,072 1,930 ▲141

固定資産 4,218 4,166 ▲52有形固定資産 3,642 3,601 ▲41無形固定資産 36 36 0投資その他の資産 539 528 ▲10

【負債合計】 4,117 3,414 ▲702流動負債 3,643 3,093 ▲550固定負債 473 321 ▲152【純資産合計】 7,764 7,908 143資本金 577 577 0資本剰余金 554 554 0利益剰余金他 6,632 6,776 143

8

百万円 総資産 純資産 自己資本比率 1株あたり純資産

2020年12月期第２四半期

11,322 7,908 69.8% 1,263円99銭

2019年12月期 11,881 7,764 65.3% 1,240円99銭

2. 2020年12月期 通期業績予想の修正について

■業績予想ポイント

① 増減要因は次ページ参照

② 主に検体検査自動化システムの減収に伴う原価減

③ 新型コロナの影響による出張等の自粛もあり経費の減少を見込む

新型コロナ問題は当社の主要顧客である臨床検査の現場に大きな影響を与えており、全ての利益面において期初予想（2020年2月発表）を下回る見込み

通期業績予想修正の概要

（単位：百万円）

（参考）

2019年12月期実績

2020年12月期通期業績予想

２月発表数値

構成比

（％）

2020年12月期通期業績予想

７月修正値

構成比

（％）

２月発表予想比

（金額）

２月発表予想比

（％）

売 上 高 11,049 11,400 100.0% 10,500 100.0% ▲ 900 ▲7.9%売 上 原 価 6,313 6,450 56.6% 6,000 57.1% ▲ 450 ▲7.0%売 上 総 利 益 4,735 4,950 43.4% 4,500 42.9% ▲ 450 ▲9.1%販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 3,777 3,930 34.5% 3,685 35.1% ▲ 245 ▲6.2%営 業 利 益 958 1,020 8.9% 815 7.8% ▲ 205 ▲20.1%経 常 利 益 943 1,000 8.8% 800 7.6% ▲ 200 ▲20.0%当 期 純 利 益 695 780 6.8% 590 5.6% ▲ 190 ▲24.4%研 究 開 発 費 987 1,080 9.5% 1,040 9.9% ▲ 40 ▲3.7%減 価 償 却 費 265 253 2.2% 253 2.4% 0 0.0%

10

①

②

③

■増減要因

①稼働が当事業年度から来期以降へ延期された案件、及び稼働時期調整中の案件があり、減収を見込む

⇒稼働時期の調整等、引き続き顧客フォローに注力する

②外来患者受診抑制や健康診断の延期・中止等による検体検査数の減少に伴い、減収を見込む

⇒2020年9月迄は需要減が続くものの、2020年10月以降は回復を見込む

修正後 製品系列別売上高 通期予想

11

（単位：百万円）

（参考）

2019年12月期実績

2020年12月期業績予想

２月発表値

構成比

（％）

2020年12月期売上高の内訳

７月修正値(予想)

構成比

（％）

前回予想比

（金額）

前回予想比

（％）

臨 床 検 査 機 器 シ ス テ ム 6,320 6,580 57.8% 5,955 56.7% ▲ 625 ▲9.5%検体検査装置 698 760 6.7% 750 7.1% ▲ 10 ▲1.3%臨床検査情報システム 3,131 3,540 31.1% 3,095 29.5% ▲ 445 ▲12.6%検体検査自動化システム 2,489 2,280 20.0% 2,110 20.1% ▲ 170 ▲7.5%

臨 床 検 査 試 薬 2,154 2,160 18.9% 2,000 19.0% ▲ 160 ▲7.4%消 耗 品 2,044 2,160 18.9% 2,045 19.5% ▲ 115 ▲5.3%そ の 他 529 500 4.4% 500 4.8% 0 0.0%合 計 11,049 11,400 100.0% 10,500 100.0% ▲ 900 ▲7.9%

①

黄色・・・血液検査事業、青色・・・ＩＴ化・自動化支援事業

②

●営業活動の再開

4月以降、営業活動・宣伝活動の縮小

●臨床検査情報システム・検体検査自動化システム顧客において新型コロナ対応の投資が

優先されることに伴う案件稼働延期

(第３四半期及び来期以降へ)

●臨床検査試薬・消耗品

病院における外来患者の受診抑制

及び健康診断の延期、中止による販売減

新型コロナ問題による影響及び対策

2020年12月期 上期 2020年12月期 下期以降

12

業績面

●顧客サービスの継続

厳格なコロナ対策を定めて生産活動を継続し、製品販売・カスタマーサポートを維持

事業面●事業活動の継続

危機対策本部を立ち上げ、テレワーク

推進・Web会議活用等「新型コロナウイルス感染拡大防止の施策」の整備運用

危機対策本部は解散したが、感染予防

及び業務効率化も図るため、テレワーク・

時差出勤・Web会議等を積極的に活用

2020年9月迄は販売減が続くものの、2020年10月以降は回復を見込む

稼働時期の調整等、引き続き顧客

フォローに注力

顧客・取引先・従業員の安全を最優先し

活動展開

※

※2020年7月31日現在において、当社が把握している影響のみ記載しております

8,485 8,663 9,221

9,56910,138 10,234 10,371

10,43011,049

11,400

10,500

01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0009,000

10,00011,000

2011.12 2012.12 2013.12 2014.12 2015.12 2016.12 2017.12 2018.12 2019.12 2020.12期初予想

2020.12今回修正

売上高の推移

13

（単位：百万円） 上場10周年社長交代

（現三坂体制へ）

2020年12月期業績の予想売上高 10,500百万円、経常利益 800百万円、当期純利益 590百万円

創業40周年

期初予想（２月発表)

今回修正

803738 716

832

1,183

1,004

757 768

9431,000

800

9.5 8.5

7.88.7

11.7

9.8

7.3 7.48.5 8.7

7.6

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

18.0

0100200300400500600700800900

1,0001,1001,200

2011.12 2012.12 2013.12 2014.12 2015.12 2016.12 2017.12 2018.12 2019.12 2020.12期初予想

2020.12今回修正

経常利益（左軸）

売上高経常利益率（右軸）

経常利益・売上高経常利益率の推移

14

（％）（単位：百万円）

目 標 指 標 ： 売 上 高 経 常 利 益 率10％ 以 上

上場10周年

社長交代（現三坂体制へ）

創業40周年

期初予想(２月発表)

今回修正

22.7% 21.8%19.1%

36.4%

19.2% 19.8% 18.0%

43.0%

21.8%

25.7%27.3%

25.2%

30.4%

16.8%

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

第１四半期 第２四半期 第３四半期 第４四半期

事業年度別、各四半期別、四半期売上高（対通期売上高比率）の推移

2017.12 2018.12 2019.12 2020.12

18.7%(予想)

(予想)34.1%

当社四半期別の売上高比較

15

当社の主要事業であるIT化・自動化支援事業は、売上高が第4四半期会計期間に集中する季節変動性が高いビジネス⇒顧客である病院の検査室における稼働が、年末年始の大型連休に集中するため

（注）2020.12の対通期売上高は、2020.7.30発表の通期売上高予想値を用いております

配当について

16

2014年12月期

2015年12月期

2016年12月期

2017年12月期

2018年12月期

2019年12月期

2020年12月期（予想）

普通配当 16.0円 20.0円 20.0円 20.0円 20.0円 24.0円 24.0円

記念配当 ― ― ― ― 4.0円 ― ―

配 当 金 16.0円 20.0円 20.0円 20.0円 24.0円 24.0円 24.0円

配当性向 22.0％ 14.9％ 19.2％ 18.4% 29.0% 20.9％ 25.5%

1 株 当 た り当期純利益

72.80 134.18 104.14 108.41 82.80 115.07 94.30

安定配当の継続を基本方針とし、一株につき24円を予定■2020年12月期

3. 中期経営計画（2018-2020）の進捗状況

18

経営環境分析

血液検査事業

• 販売環境変化に伴い、一部OEM先の販売が減少する可能性

• 国内の電解質、グルコース等の検査市場は頭打ち

• 海外市場（特に中国）は成長が著しい

IT化・自動化支援事業

• 国内市場は規 模、競合状況と もに大き な変化 はな く、均衡状態にある。海外需要は高い

• １件あたりの受注額が大きい一方で、次回更新までの期間が５～10年と長い

• 一度、製品が導入されると次回更新時も採用されやすい（比較的守りやすい）。その反面、当社に切り替える新規顧客

の獲得が比較的困難（攻めるのが難しい）

• 近年、特に検体検査自動化システムの海外需要が高い

・新型コロナの影響で国内・海外の臨床検査市場は不透明な環境へ

・国内環境は病院往訪が減少傾向。オンライン診療も開始。病院内での血液検査は減少を予想

・地域の中核病院で軽症疾患の検査や健康診断などは減少傾向へ

⇒新型コロナの対応（顧客・社内）が経営の重要課題へ

環境変化

19

中期経営計画の重要課題

特定のOEM先に販売が集中していることへの備え

一部OEM先の販売減少を補い、新たな販売先の確保

売上総利益の増加（自社製品販売の増加）

製品の品質確保に要するコストの削減

成長著しい中国市場での事業を早急に軌道に乗せること

働き方改革と人材育成

123456

20

基本方針と進捗状況2018－2020 中期経営計画

自社製品販売の比率を高め、収益性向上を図る

自社製品の販売増加 前年同期比 ▲５億円を見込む売上総利益 4,500百万円（前年同期比 約▲238百万円）

中国に向けた事業展開を強化し、海外売上高比率を高める

新型コロナの影響を受け、中国向け検体検査自動化システム低調中国強化は継続、現地駐在員事務所の法人化を検討

開発と製造の連携を強化し、安定した高品質な製品の開発・生産体制を構築する

主要センサーの改良品を投入。不良率低減、品質向上

働き方改革と人材育成を徹底する

テレワークを横浜本社中心に本格導入。新型コロナ後も継続

全社で一貫性を持つ研修プログラムを確立

21

数値目標と進捗状況

単位

（百万円）

2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期計画 実績 計画比 計画 実績 計画比 前期比 計画 修正後予想

売上高 10,500 10,430 ▲69 11,200 11,049 ▲151 +619 12,000 10,500

経常利益 800 768 ▲31 1,000 943 ▲57 +175 1,250 800

経常利益率 7.6% 7.4% ▲0.2% 8.9% 8.5% ▲0.4% +1.1% 10.4% 7.6%海外直接

売上高比率- 12.2% - － 9.3％ - - 10%以上 10%以上

売上高： 120億円以上 売上高経常利益率： 10％以上 海外直接売上高比率： 10％以上

最終年度（2020年12月期）達成目標指標と進捗

① 臨床検査機器システムが増加も、センサーのOEM販売が海外規制対応および価格改定による買い控えの影響で低調に推移

センサー減収および新製品の初期対応費用が計画以上となり、経常利益目標に届かず

海外売上高比率は検体検査自動化システムの中国OEM販売が堅調となり、１０％を初めて超える

② 自社製品販売は増加。一方で中国販売、一部OEM先販売の下落を補えず海外売上高が低調に推移。また、エンジニア中途

人員採用の増加、全体の人件費増加に伴い、経常利益目標未達

③ 新型コロナの影響により、減収減益を見込む

105億 経営努力を推進

7.6％ 経営努力を推進

目標維持

① ③②

強み・メリット： 病院や検査室の幅広いニーズに対し、レイアウトも含めて導入から運営までの最適なソリューションをワンストップで提供

検体検査自動化システム（LAS）の事業環境国内・海外の市場環境と規模

事業戦略： 自社製装置に限らず、他社製装置も組み入れて構築することが出来る「オープン戦略」

国内市場 海外市場

韓国 中国 欧米

市場規模

約100億円強（出典：富士経済 2018臨床検査市場）

約7,700億円 ※ 生化学・免疫装置などを含む広義の搬送ライン（うち、約1,000億は生化学・免疫装置を除いた搬送ライン市場：当社推定）BRICs諸国を中心に成長率は5％中でも中国の成長率が最も高く、約22.6%（出典：Kalorama 2017 IVD Market Research）

市場環境 規模、競合状況ともに大きな変化無

均衡状態

競合企業少

大型の病院・検査センター多

成長市場

オープンとクローズ戦略が競合

クローズ戦略の海外メジャー企業が台頭

主な競合企業IDS日立製作所日立ハイテク etc.

IDS etc. Beckman（製造メーカー：IDS）Roche （同：Hitachi）Abbott （同：Inpeco）Siemens （同：Inpeco） etc.

オープン戦略（メーカー間を超えた接続） クローズ戦略（自社製品のみ接続）

22

検体検査自動化システム（LAS）の事業環境当社のLAS戦略

国内市場 海外市場

韓国 中国 欧米

販売戦略 ・コンサル型※1

・オープン・コンサル型・オープン

・OEM・セミ・オープン※2

・OEM・モジュール販売

販路顧客

・国内支社販売・大・中規模病院

・代理店経由販売・大規模病院

・RUNDA・大・中規模病院

・米国提携先・全世界（日本除）の検査室

主な販売製品

CLINILOG V4CLINILOG STraSMPAM+

CLINILOG V4CLINILOG STraS

CLINILOG RD※V4のOEM機※RUNDAブランド※V4の基本設置パターンをいくつか用意

P540※MPAM+のOEM機

※1 ・・・ 営業員がコンサルタント的役割を担い、病院毎に検査導線や接続装置の要望を聞き、最適なシステム構成を提案（注文住宅型）

※２ ・・・ 他社製品は接続可能だが、接続台数、曲げられない等、一定の制約を定めた基本パッケージシステム販売（建売販売型）

23

24

ご静聴ありがとうございました。

当社は、「医療を支え、世界の人々の健康に貢献する」との企業理念を掲げ、

「医療の質の向上と医療コストの削減に貢献する」という考えに基づいて、

より良い製品・より良いサービスを提供することで、

医療の発展に寄与し、医療を通じて社会に貢献したいと考えております。

・本資料は情報提供を目的とするものであり、何らかの勧誘を目的とするものではありません。

・本資料は現時点で入手可能な情報に基づき作成したものでありますが、不確実性を含んでおり、当社はその正確性・完全性に関する責任を負いません。

・本資料に記載されている見通しや目標数値等に全面的に依存して投資判断を下すことによって生じるいかなる損失に対しても、当社は責任を負いません。

お問い合わせ先

株式会社エイアンドティー 経営企画グループ

電話 045-440-5810

ホームページお問い合わせフォーム URL

https://www.aandt.co.jp/jpn/contact/

参考資料

１．現中期経営計画（2018-2020）の内容（要旨）２．当社の事業内容

３．各事業のビジネスモデル等

1. 現中期経営計画（2018-2020）の内容（要旨）

参考資料

27

数値目標

売上高： 120億円以上 売上高経常利益率： 10％以上 海外直接売上高比率： 10％以上

３ヵ年計画

2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期

売上高 105 112 120

経常利益 ８ 10 12.5

最終年度（2020年12月期）達成目標指標

売上・利益計画

（単位 ： 億円）

参考資料

28

基本方針

自社製品販売の比率を高め、収益性向上を図る

中国に向けた事業展開を強化し、海外売上高比率を高める

開発と製造の連携を強化し、安定した高品質な製品の開発・生産体制を構築する

働き方改革と人材育成を徹底する

参考資料

IT化・自動化支援事業

重点施策

29

血液検査事業

一部OEM先の販売減に備え、新規OEM先の獲得と既存OEM先と安定的な商流を構築する

原価低減のための技術開発を推進する

江刺工場の新棟を活かし、高品質な生産体制を構築する

血液検査事業、IT化・自動化支援事業共通 品質向上のため、開発・製造・サービスの連携を図る仕組みを作る

自社製品販売に注力する

働き方改革と人材育成

拡充した新製品ラインナップで新規顧客へ提案する

直販で新規顧客獲得のため、専任を配置する

作業内製化により外部作業を減らし、生産性を高める

追加ラインナップを投入し、競争力を上げ、拡販する

中国市場において安定販売を図るため、パッケージ化販売のOEMビジネスを確立する

中国事業の製品サポート体制を確立する

LIS :

LAS :

人材教育の仕組み、プログラムを集約・体系化し、社員教育の充実を図る

キャリアパスの新制度を導入し、人材の適正配置を実施する

地域限定正社員制度を導入し、生産性を高める

参考資料

2. 当社の事業内容

参考資料

臨床検査試薬Chemicals

検体検査装置Analyzers

検体検査自動化システムLab-Logistics

臨床検査情報システムComputers

病院の

採血室

検査室

当社製品のビジネス領域

病院の検査室を総合的にサポート

血液検査等に必要な製品群を販売

31

参考資料

臨床検査情報システム（LIS）

大型分析装置と接続する自動搬送ベルトライン特徴： 手作業の血液検査を全自動化

事業の内容

①血液検査事業

検体検査自動化システム（LAS）

臨床検査情報システム （ソフトウェア）

検体検査自動化システム （自動搬送ベルトライン）

検体検査装置 ・ 臨床検査試薬 ・ 消耗品

（主な参入分野：電解質、グルコース、凝固）

臨床検査室用ソフトウェア（電子カルテと接続）特徴： 検体検査のIT化を支援

検体検査装置

血液血液検査のたびに消費

定期交換

32

②ＩＴ化・自動化支援事業

臨床検査試薬

消耗品（センサー）

参考資料

主な参入企業先

電解質・・・日立ハイテク、キヤノンメディカル

グルコース・・・日立化成ダイアグノスティックス・システムズ、

堀場製作所

主な参入企業先

LIS・・・CNA（シスメックス子会社）、地元ベンダー企業

LAS・・・IDS、日立製作所、シーメンス

※1

※2

※1 LIS : Laboratory Information Systemの略※2 LAS: Laboratory Automation Systemの略

LIS

事業の商流①血液検査事業

国内OEM先

33

②ＩＴ化・自動化支援事業

大・中規模病院

病院情報システム（ＨＩＳ）メーカー日立、IBM、富士通 他

検査室

Runda Medical社へOEM（V4）販売 アジア（主に韓国）へ直接販売

国内

国内 中小規模病院直接販売

大型生化学、免疫装置メーカー

日立、東芝、日本電子 他

（他社の大型装置に組み込む）

国内

海外

LAS

小型装置

電解質ユニット

（各支社中心）

OEM

臨床検査情報システム（LIS）

検体検査自動化システム（LAS）

検体検査装置試薬・消耗品 他

直接販売

（各支社中心）

総合提案

参考資料

海外OEM先（他社の大型装置に組み込む）

電解質ユニット

国内顧客

海外顧客

海外メーカーOEM

OEM

国内

海外

米国 提携先へOEM（分注機）販売

事業別販売実績

34

①血液検査事業

②ＩＴ化・自動化支援事業

臨床検査情報システム（LIS）

臨床検査情報システム－新規・更新含む年間40～50件程度－新規案件は年間10件程度増検体検査自動化システム－大型の新規・更新案件は

年間10～20件程度－海外大型案件数増

直接販売－頭打ち状況

OEM販売－低調に推移

①血液検査事業 ②ＩＴ化・自動化支援事業

事業別販売推移の傾向

参考資料

売上高

検体検査自動化システム（LAS）売上高

販売数

STraS発売V4発売

MPAM発売GL-2発売

GL-3発売

BT-3,MB-3,IC-3発売

売上高販売数

3. 各事業のビジネスモデル等

参考資料

免疫・感染症, 2,619

生化学検査, 1,958

微生物, 417

血液検査,, 306

尿糞便, 330

病理学, 28 RI, 148 その他, 94

①血液検査事業のビジネスモデル

36

ビジネスの継続性

国内装置・試薬市場 約5,900億円

一度採用されると、検査データや使い勝手の継続性からメーカー変更が少ない

市場規模

新規参入が困難

＊日本臨床検査薬協会のホームページより、当社推定値

当社電解質分析装置、グルコース分析装置など約4,300台が稼働中

（億円）

販売実績

参考資料

売上高

37

国内 電解質OEM先 ３社（国内の生化学分析装置メーカー）

◆ OEM先の製品転換、価格改定等により低調に推移

海外 電解質OEM先 1社（中国の生化学分析装置メーカー）

◆ 堅調に推移

国内顧客国内OEM先

海外OEM先

OEM

OEM

電解質ユニット試薬・消耗品 他

海外メーカー

海外顧客

◆ 既存電解質OEM先との関係強化と動向を注視

⇒ 新規OEM先１社（国内）へ供給開始

◆ 継続的に新規電解質OEM先を開拓

⇒ 国内外の２社と商流構築中

電解質OEM先の販売状況と今後

他社の大型装置に組み込む

海外顧客OEM

商流

現状

今後

製造

参考資料

②ＩＴ化・自動化支援事業のビジネスモデル

38

～IT化 臨床検査情報システム（LIS）～

ビジネスの継続性

市場規模

397件（2020年6月現在）

＊396件（2019年12月)389件（2019年 6月）

国内150億円強

販売実績

稼働中の施設数

＊当社推定値

施設種別にみた割合 大学病院

15%(58)

国・都道府

県立病院28%(112)

市町立病院20%(79)

医療法人37%(147)

検査

センター

ラボ0%(1)

参考資料

売上高販売数

※ 稼働中の施設数については、 2019年12月期より一部集計方法を見直し

GL-2発売

GL-3発売

BT-3,MB-3,IC-3発売

・個別案件の平均販売価格⇒約4,000万円(19年度)

・個別案件の価格帯⇒約1,000万～約9,000万円(19年度)

大学病院21%(33)

国・都道府県立病院

19%(29)

市町立病院20%(31)

医療法人24%(37)

検査センターラボ2%(3)

海外14%(21)

（2020年6月現在）

②ＩＴ化・自動化支援事業のビジネスモデル

39

ビジネスの継続性

市場規模

154件

国内100億円強海外約1,000億円

販売実績

稼働中の施設数

＊当社推定値

～自動化 検体検査自動化システム（LAS）～

施設種別にみた割合

OEMは含みません

＊150件（2019年12月）141件（2019年 6月）

参考資料

売上高

販売数

STraS発売V4発売

MPAM発売

・個別案件の平均販売価格⇒約9,000万円(19年度)

・個別案件の価格帯⇒約1,000万～約20,000万円(19年度)

スライド番号 1目 次2020年12月期　第２四半期決算概要決算概要製品系列別 売上高の増減要因海外売上の状況売上高・経常利益率の推移貸借対照表2020年12月期　通期業績予想の修正について通期業績予想修正の概要修正後 製品系列別売上高 通期予想新型コロナ問題による影響及び対策売上高の推移経常利益・売上高経常利益率の推移当社四半期別の売上高比較配当について中期経営計画（2018-2020）の進捗状況スライド番号 18スライド番号 19スライド番号 20数値目標と進捗状況検体検査自動化システム（LAS）の事業環境�国内・海外の市場環境と規模検体検査自動化システム（LAS）の事業環境�当社のLAS戦略スライド番号 24参考資料���１．現中期経営計画（2018-2020）の内容（要旨）�２．当社の事業内容�３．各事業のビジネスモデル等　1.　現中期経営計画（2018-2020）の内容（要旨）スライド番号 27スライド番号 28重点施策2.　当社の事業内容当社製品のビジネス領域事業の内容事業の商流事業別販売実績3.　各事業のビジネスモデル等①血液検査事業のビジネスモデル電解質OEM先の販売状況と今後②ＩＴ化・自動化支援事業のビジネスモデル　②ＩＴ化・自動化支援事業のビジネスモデル