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Autumn Leaves 5:56 Joseph Kosma 1945
Portrait in Jazz / Bill Evens(Riverside) Bill Evans (p), Scott LaFaro(b), Paul Motian (ds)◆ Recorded December 28, 1959
Phill Talks with Quill / Phill Woods(Epic) Phill Woods (as), Gene Quill(as), Bob Corwin (p), Sonny Dallas(b), Nick Stabulous(ds) ◆ Recorded in New York City at 30th Street Studio on September 11, 26 and 27 and October 4 and 8, 1957
Dear Old Stockholm 9:07Anders Fryxell
ジャズのスタンダードナンバーといってもそのくくりは特にはっきりしていません。ジャズが生まれてから 100 年くらい、その中で今まで長い間多くのジャズミュージシャンに愛され演奏され続けてきた曲ともいえるでしょう。となるとそれは当然「良い曲」であるはずです。そんなスタンダードナンバーを私の「数少ない」レコードの中からセレクトしてみました。様々なジャズミュージシャンの素敵なスタンダードナンバーをお楽しみください!
KJFC 定例会
The Magnificent vol.3 / Thad Jones(Blue Note) Thad Jones (tp), Barry Harris (p), Percy Heath (b), Max Roach (ds) ◆ Recorded July 14, 1956 RVG Studio, New Jersey
I've Got Crush On You 7:35G.Gershwin-I.Gershwin 1927
JAZZstandard
my selection
ジャズスタンダードといえばまず思いだされるのがこの曲。もとはシャンソンでジョセフ・コズマが曲を、後にジャック・プレヴェールが歌詞をつけ世界中に広まりました。ビル・エバンスはピアノトリオというシンプルな形で密度の濃い素晴らしい演奏をしています。
1928 年ミュージカル『トレジャー・ガール』のためにガーシュイン兄弟が書いた曲。『君に首ったけ』という邦題がついています。サド・ジョーンズはしっとりとしたバラードに歌い上げています。
もともとはスウェーデン民謡「麗しのヴェルムランド(Ack Varmeland Du Skona)」で1951年スウェーデンに演奏旅行に行ったスタン・ゲッツがこの曲を気に入りジャズ風にアレンジして演奏。以降 Miles Davis などの数多くの名演が残されています。
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2018 年 11 月 24 日
●● Blue Moon ●●
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My Funny Valentine 6:58Richard Rodgers / Lorenz Hart 1937
Love For Sale 5:32Cole Porter 1930
The House Of Blue Lights / Eddie Costa(Dot Record) Eddie Costa(p), Wendell Marshall(b), Paul Motian(ds) ◆ Recorded January 29 and February 2,1959
Ezz-thetic! / Lee Konitz (Prestage) Lee Konitz(as), MilesDavis (tp), Sal Mosca (p), Billy Bauer(g), Arnold Fishkin (b), Max Roach(ds) ◆ Recorded March 8, 1951
Yesterdays 2:23Jerome Kern / Otto Harbach 1933
Chalie Paker Plays Cole Porter / Chalie Paker (fontana) Charlie Parker (as), Walter Bishop Jr. (p), Billy Bauer (g), Teddy Kotick (b), Art Taylor (ds), ◆ December 10, 1954 Fine Sound Studios, NYC
Sonny ' s Crib / Sonny Clark(Blue Note) Sonny Clark(p), Donald Byrd(tp), Curtis Fuller(tb), John Coltrane(ts), Paul Chambers (b), Art Taylor(ds) ◆ Recorded September 1, 1957 Van Gelder Studio, Hackensack
All Night Session,Vol.2 / Hampton Hawes(Contemporary) Hampton Hawes (p), Jim Hall (g)Red Mitchell(b), Bruz Freeman(ds) ◆ Recorded November 12 & 13, 1956 Contemporary's Studio in Los Angeles, California
Sunny Side Up / Lou Donaldson (Blue Note) Lou Donaldson(as), Bill Hardman(tp),Horace Parlan(p), Laymon Jackson(b), Al Harewood(ds) ◆ Recorded February 5 and 28, 1960
Alone Again/Bill Evans(Fantasy) Bill Evans (p) ◆ Recorded at Fantasy Studios, Berkeley December 16-18, 1975
Speak Low 6:30Ogden Nash / Kurt Weil 1943
I'll Remember April 7:10Don Raye,Gene de Paul &Patricia Johnson 1942
Softly, As in a Morning Sunrise 6:32Oscar Hammerstein / Sigmund Romberg 1928
In Your Own Sweet Way 8:49Dave Brubeck 1952
1937 年ロジャーズ&ハートのコンビが初めて台本を手掛けたミュージカル『青春一座 (Babes in Arms)』の挿入歌。コスタ独特の力強いタッチの長いイントロソロのあと三拍子でテーマを演奏しています。
1930 年のミュージカル『ザ・ニューヨーカーズ』の中で唄われていますが邦題も「恋の売り物」、売春宿などが登場する内容のだったので当時ラジオでの放送が禁じられたと言います。
『三文オペラ』の MORITATO(Mack the Knife) で知られ、ナチスのユダヤ人迫害を逃れアメリカに亡命してきたクルト・ヴァイルの戯曲『ヴィーナスの接吻(One Touch of Venus)』から。親しみやすいメロディ、ラテンのリズムとサビの 4 ビートの組み合わせが心地よい。コルトレーンのソロが光ります。
漫才コンビのバド・アボットとルー・コステロ主演の1942 年コメディ映画『凸凹カウボーイの巻 (Ride 'Em Cowboy)』の中の曲。恋人と愛し合い幸せだった 4 月の想い出を愛おしむ気持ちを歌っている。バラード調の美しいイントロから軽快なテーマへ。ジム・ホールの心地よいバッキングとソロも聞き所。
歌詞の内容はいたって暗く恋の破局を綴ったもの。「朝日のようなやわらかい光につつまれた一日の始まり、そして恋、でもやがて裏切られ夕陽とともに幸せを奪い去ってしまった』ミュージカル『新しい月』(The New Moon)の中の曲。マイナーで暗いテーマがサビの部分で明るいメジャーに変り、またマイナーに戻るという曲調が歌詞を象徴しているかのようです。
1952 年、ブルーベックが妻のローラに書いた曲。後にローラが詞をつけ、インストだけではなくカーメン・マクレアなどのヴォーカリストにも歌われてきた大変美しい曲。ビル・エバンスはこの美しいテーマを各所に鏤めながらながら力強くも繊細な素晴らしいソロを繰り広げています。
1933 年ミュージカル『ロバータ』の中の曲。1935年のフレッド・アステアの同名映画にも使われているようです。リー・コニッツはスタンダードナンバーのコード進行で曲を作ることが多く、A 面 1 曲目の Ezz-thetic はコール・ポーターの Love For Sale と同じコード進行となっています。
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All the things You are / 52nd Street Theme 7:52 Oscar Hammerstein / Jerome Kern 1932
Honeysuckle Rose 6:46 Andy Razaf / Fats Waller 1929
You Stepped Out of a Dream 6:04 Gus Kahn / Nacio Herb Brown 1940
Stella By Starlight 4:41 Ned Washington / Victor Young 1944
Topsy 5:29 Edgar Battle / Eddie Durham 1944
On Green Dolphin Street 9:46 Ned Washington / Bronislaw Kaper 1947
I Can't Get Started 3:58 Ira Gershwin / Vernon Duke 1935
Jazz at Massey Hall / Charlie Parker (Debut) Charlie Parker(as), Dizzy Gillespie(tp),Bud Powell (p), Charles Mingus(b), Max Roach (ds) ◆ Recorded15 May1953 Massey Hall, Toronto
Basic Miles/Miles Davis (Columbia) Miles Davis(tp),Cannonball Adderley(as),John Coltrane (ts), Bill Evans(p), Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds) ◆ Recorded at Columbia's 30th Street Studio, New York, New York, on May 26, 1958
1939 年ミュージカル『5 月にしては暑すぎる』の中の一曲。その後『ブロードウェイ・リズム』という映画になり、そのオープニング・クレジットの音楽として使用され、トミー・ドーシー楽団、アーティ・ショー楽団などで演奏されるようになりヒットしました。
「浮気はやめた (Ain't Misbehavin)」でも知られるピアニスト Fats Waller の作曲。1929 年オフブロードウエーの『Load of Coal』のタップダンスのナンバーとして紹介され、彼自身は 1934 年にレコーディングしています。モンクはこの曲をたびたび演奏しておりFats Waller への敬愛の念を感じます。ちなみに曲名は甘い香りがするスイカズラ ( 忍冬 ) の花。
「バードランダース」はフランス人のピアニストのジャン・ルノーが 1954 年 NY のライブハウス「バードランド」に出演していたミュージシャンを集めプロデュースしたレコード。曲は 1941 年の映画『美人劇場(Ziegfeld Girl)』でトニー ・ マーティンが歌いました。この曲の作曲者のナシオ・アーブ・ブラウンは映画『雨に唄えば』の音楽でも有名。
1944 年の映画『呪いの家 (The Uninvited)』のテーマ曲。亡霊が出る屋敷に越してきた作曲家の兄妹。星の煌めく夜、一人ピアノを奏でる兄が亡霊のステラに捧げるセレナーデ。ホラー映画でもロマンチックな趣もあるこの映画の美しい小夜曲です。
エドガー・バトルとエディ・ダラムが、ベニー・グッドマンのために書いたという記述もあります。カウント・ベイシー・オーケストラは 1937 年に録音。1941年に録音された『ミントンプレイハウスのチャーリー・クリスチャン』では「Swing to Bop」というタイトルで演奏されています。
ハリウッド美人女優のラナ・ターナ主演 1947 年のメロドラマ大作『大地は怒る(原題 On Green Dolphin Street)』(ヴィクター・サヴィル監督)のテーマ曲。この曲の作曲者ブロニスロー・ケイパーはもう一つ「Invitation」という名曲を世に出しています。
邦題は『言い出しかねて』。レビュー1936年の『ジーグフェルド・フォリーズ』でボブ・ホープが歌い、トランペッターのバニー・ベリガンの演奏で一躍知られるようになった曲。
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Monk Misterioso recorded on tour / Thelonious Monk (Columbia) Thelonious Monk(p), Larry Gales(b), Ben Rilly(ds) ◆ Recorded at various locations on tour 1965
Lee Konitz With Warne Marsh / Lee Konitz (Columbia) Lee Konitz(as), Warne Marsh(ts),Billy Bauer(g), Oscar Pettiford(b), Kenny Clarke(ds) ◆ Recorded June 1955 in New York City
The Birdlanders Vol.3/The Birdlanders(Nihon Columbia) Al Cohn(as), Henri Renaud(p),Gene Ramey(b), Denzil Best(ds) ◆ Recorded 1954
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You don't know what love is 5:01 Gene de Paul / Don Raye 1941
「I'll Remember April」 と同じ漫才コンビのバド・アボットとルー・コステロ主演の映画『凸凹空中の巻』の中の曲。ちなみにバド・パウエルの演奏で有名なスタンダード「Star Eyes」もこの二人のコンビ作。
Saxophone Colossus / Sonny Rollins (Prestige) Sonny Rollins(ts), Tommy Flanagan(p) Doug Watkins(b), Max Roach(ds) ◆ Recorded June 22 1956
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Confirmation 6:04 Charlie Pakaer 1946
Who Can I Turn To 6:17Anthony Newley / Leslie Bricusse 1964
Who Can I Turn To 5:15Alec Wilder
Violets For Your Furs 6:22Matt Dennis / Tom Adair 1941
ビバップの本命ともいえる曲。パーカーに敬意を表する数知れない多くのジャズミュージシャンに演奏されています。原題の意味は「(信仰の)確認」に「堅信礼」ということですが… 軽快で心地よい演奏はさすが、ベテランの味わいがあります。
1964 年イギリスのミュージカル『ドーランの叫び(The Roar of the Greasepaint)』の挿入歌。作曲作詞は 1964 年の 007 シリーズ「ゴールドフィンガー」なども手がけたイギリス人コンビ Anthony Newley と Leslie Bricusse。
このアルバムの B 面最後を飾る美しいバラード。一般的に知られている 「Who Can I Turn To」とは違う曲で「I'll Be Around」、「Moon and Sand」等の名曲を生み出した Alec Wilder の作曲(日本盤ライナーノーツ岡崎正通氏による)のようでブッカーのトランペットの音色が高らかに輝くこれまた名曲です。
多くの名曲を送り出したピアニストで歌手の Matt Dennis が 1941 年に作曲したバラード。雪が舞い落ちる真冬のニューヨーク。「僕はスミレを買って君のコートに付けた。まるでつかの間の春がきたみたいだ」と歌詞はロマンティック。ちなみにこの曲はフランク・シナトラのために書かれたといわれています。
Eclypso/Tommy Flanagan (Inner City) Tommy Flanagan(p), George Mraz (b), Elvin Jones(ds) ◆ Recorded February 4, 1977
Bill Evens at Town Hall Vol.1 / Bill Evens (Verve) Bill Evans (p), Chuck Israels (b),Arnold Wise (ds) ◆ Live at Town Hall, New York, on February 21, 1966.
Booker Little /Booker Little (TIME ) Booker Little(tp), Tommy Flanagan(p),Scott LaFaro (b), Roy Haynes(ds) ◆ Recorded April13,15 1960
Coltrane /John Coltrane(Prestage ) John Coltrane (ts), Red Garland (p), Paul Chambers (b), Albert Heath (ds) ◆ Recorded March 1957
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I Cried For You 3:30 Gus Arnheim / Abe Lyman /Arthur Freed 1936
These Foolish Things(Reminds Me Of You) 3:35Holt Marvell / Jack Strachey & Harry Link 1935
バンド・リーダーだった Abe Lyman とその楽団のピアニスト、Gus Arnheim の共作。36 年にテディ・ウィルソン楽団がレコーディングしており、ビリー・ホリデイも得意としていた名曲。
1935 年ロンドンで上映されたミュージカル『スプレッド・イット・アプロード』の挿入歌。作詞の Holt Marvell は偽名で本名は Erich Maschwitzと い い、 名 曲「A Nightingale Sang in Berkeley Square 」の作詞も。多くのミュージカル台本もてがけ、英国ショービジネズ界の重鎮でした。
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JG / Johnny Griffin(CADET) Johnny Griffin(ts), Junior Mance(p), Wilbur Ware (b), Buddy Smith(ds) ◆ Recorded in 1956, Chicago
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