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KDDI Smart Mobile Safety Manager Android Enterprise マニュアル 最終更新日 2020 年 1 月 30 日 Document ver.1.4 (Web サイト ver.9.8.0)

KDDI Smart Mobile Safety Manager Android …...KDDI Smart Mobile Safety Manager Android Enterpriseマニュアル 最終更新日 2020年1月30日 Document ver.1.4 (Webサイトver.9.8.0)

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KDDI Smart Mobile Safety Manager

Android Enterprise マニュアル

最終更新日 2020 年 1 月 30 日

Document ver.1.4

(Web サイト ver.9.8.0)

2

変更履歴

日付 ver 変更箇所 変更内容

2018/6/28 1.0 新規作成

2018/12/13 1.1 全体 規約に従い、表記揺れ、記号・マーク、レイアウト、

参照先など統一

2 Android Enterprise 利用の準備 各項目について、詳細はマニュアルを参照する記載へ変更

3.2 オリジナルアプリ配信設定 オリジナルアプリ配信設定について説明を追加

2019/4/25 1.2 全体 文言の統一

1.1 Android Enterprise とは 説明の修正

3.1 個別アプリケーション 説明の修正

3.4.1 全てのアプリをインストール可能の場合

説明の修正

3.4.2 企業許可アプリのみインストール可能の場合

説明の修正

3.4.3 指定アプリのみインストール可能の場合

説明の修正

4.1 アプリの強制(サイレント)インストール

説明の修正

2019/12/5 1.3 3.1 個別アプリケーション Managed configurations iframe 利用の説明に修正

3.3 アプリ権限ポリシー 設定名の変更

2020/1/30 1.4 1.3 管理サイト動作環境 対応ブラウザー変更

3

はじめに

本マニュアルの目的

本マニュアルでは、Android Enterprise をご利用いただくための設定や操作について説明しています。

本マニュアルの見かた

本マニュアルの説明で使用する記号やマークの意味、マニュアルで使用している画面の種類や注意事項は以

下のとおりです。

◆ 記号・マークについて

マニュアルで使用しているマークや記号は以下のとおりです。

記号・マーク 説明

[ ] メニュー名、ボタン名、リンク名を表します。

「 」 タブ名や機能名、項目名、マニュアル内の参照先など、強調したい名称を表します。

『 』 マニュアル名や資料名を表します。

⇒ 操作の結果を表します。

参照するマニュアルや資料を表します。

マニュアル内の参照先や Web サイトへのリンクを表します。

注意すべきことについて説明しています。

運用や操作のポイントや、知っておくと便利なことについて説明しています。

画面説明において、該当の画面を表示するためのメニュー操作を記載します。

例)

[設定]→[iOS]→[アプリケーション]→[アプリケーション配信]→

◆ 画面について

●画面上のバージョン表記は実際のものとは異なる場合があります。

●Windows の OS バージョンや、ご使用になるブラウザーによって、一部の画面や操作が異なる場合があり

ます。本マニュアルでは、Google Chrome で表示した画面を使用して説明しています。

Web サイトの URL について

マニュアルの説明で記載している弊社以外の Web サイトの URL や内容は、予告なく変更される場合がありま

す。あらかじめご了承ください。

商標について

●記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。

4

目次

1 Android Enterprise について ......................................................................... 5

2 Android Enterprise 利用の準備 ..................................................................... 8

3 Android Enterprise によるアプリ配信 ......................................................... 10

4 managed Google Play store の利用 ............................................................ 52

5 連携アプリの利用 ......................................................................................... 56

1.1 Android Enterprise とは .................................................................................................................. 6

1.2 Android Enterprise 機能概要 ........................................................................................................... 6

1.3 管理サイト動作環境 .......................................................................................................................... 7

1.4 エージェント動作環境 ...................................................................................................................... 7

2.1 KDDI Smart Mobile Safety Manager と Google との連携設定 ...................................................... 9

2.2 エージェントのキッティング ............................................................................................................ 9

2.3 セキュリティ設定変更 ...................................................................................................................... 9

3.1 個別アプリケーション .................................................................................................................... 11

3.2 オリジナルアプリ配信設定 ............................................................................................................. 20

3.2.1 オリジナルアプリのアップロード......................................................................................................21

3.2.2 オリジナルアプリのアップデート......................................................................................................27

3.3 アプリ権限ポリシー ........................................................................................................................ 33

3.3.1 デフォルトのアプリ権限による端末の挙動 ......................................................................................34

3.4 アプリケーション配信 .................................................................................................................... 35

3.4.1 全てのアプリをインストール可能の場合 ..........................................................................................36

3.4.2 企業許可アプリのみインストール可能の場合 ..................................................................................38

3.4.3 指定アプリのみインストール可能の場合 ..........................................................................................40

3.4.4 強制(サイレント)インストールしたアプリの強制(サイレント)アンインストール ..............42

3.5 組織またはユーザーに割り当て ...................................................................................................... 44

3.5.1 組織に割り当てる手順.........................................................................................................................45

3.5.2 ユーザーに割り当てる手順 .................................................................................................................47

3.5.3 機器に同期 ............................................................................................................................................49

4.1 アプリの強制(サイレント)インストール ..................................................................................... 53

4.2 managed Google Play store の表示 .............................................................................................. 55

5

1 Android Enterprise について

以下の項目について説明しています。

項目 ページ

Android Enterprise とは 6

Android Enterprise 機能概要 6

管理サイト動作環境 7

エージェント動作環境 7

1 Android Enterprise について

6

1.1 Android Enterprise とは

Android Enterprise とは、端末やアプリを従業員に配備し、企業データを安全に保つために Google が提供し

ている法人向けプログラムです。

Android Enterprise で利用できる主な機能のうち、KDDI Smart Mobile Safety Manager では Work-managed

device に対応しました。Work-managed device の機能を利用することにより、社用端末をより強固なセキュ

リティで保護しつつ、端末のキッティング、Google Play store アプリのサイレントインストールといった業

務が効率的に行えます。

また、従来の KDDI Smart Mobile Safety Manager では作成した設定セットを端末に割り当てていたのに対し

て、Android Enterprise では設定セットをユーザーに割り当てます。これにより、ユーザーが所有する端末へ

設定が適用され、承認したアプリのみをその端末に公開・配信できます。

1.2 Android Enterprise 機能概要

KDDI Smart Mobile Safety Manager では、以下の Android Enterprise 機能が利用できます。

機能 詳細

セキュリティ設定 開発者向けオプションの制限、提供元不明アプリのインストール制限等が可能です。Android Enterprise を使う場合は、一部機能がデフォルトで制限されます。管理者が後から設定を変えることもできます。

Google Play store を企業専用

に構築 ユーザーに利用を許可するアプリを管理者から指定でき、企業専用の Google Play store を構築します。表示させるアプリケーションは組織やユーザーごとに設定できます。

store アプリへの設定 store アプリで実行する権限(ランタイムパーミッション)のデフォルト動作を設定できます。また、store アプリごとに固有の設定(Android Enterprise 向けに用意されている)も KDDI Smart Mobile Safety Manager から設定可能です。例えば Gmail の場合、KDDI Smart Mobile Safety Manager に登録されているユーザーのメールアドレスを、Gmail アプリに自動で設定することができます。

store アプリのサイレントイン

ストール/アンインストール

store アプリのサイレントインストール、アンインストールを実現します。

連携アプリの利用 managed Google Play store から KDDI Smart Mobile Safety Manager 用のアプリをインストールすることができます。

1 Android Enterprise について

7

1.3 管理サイト動作環境

KDDI Smart Mobile Safety Manager の管理サイトの動作環境は以下のとおりです。

対応ブラウザー Internet Explorer 11、Firefox、Google Chrome

Firefox、Google Chrome は最新版のみ対応しています。

ディスプレイの解像度は、横 1,250 ピクセル以上の表示を推奨します。

対応ブラウザーのインストール方法や設定など、また OS に依存する設定に関しては対応いたしかねます。

ネットワーク接続 インターネットへ接続できること。

直接またはプロキシを介して管理サイトと HTTPS 通信(443 番ポート)ができること。

対応言語 ●日本語/英語/簡体中文/繁體中文

1.4 エージェント動作環境

Android Enterprise 機能を利用する場合、エージェントの動作環境は以下のとおりです。

対象 OS Android 7.x~10.x

詳細については以下を参照してください。

『Android 対応端末表』

本体メモリ 10MB 以上の空き容量

SD カード 5MB 以上の空き容量(ダウンロードしたインストーラーを SD カードに保存する場合)

ネットワーク接続 3G/LTE または Wi-Fi でインターネットへアクセスができること。

直接またはプロキシを介して管理サイトと HTTPS 通信(443 番ポート)ができること。

エージェントに対するサポートについて:KDDI Smart Mobile Safety Manager はリリース後の 180 日間、または後続の 2 世代間にリリースされたエージェントに対してサポートを行います。

8

2 Android Enterprise 利用の準備

Android Enterprise を利用するには、連携設定、キッティング、セキュリティ設定を行う必要があります。

以下の項目について説明しています。

項目 ページ

KDDI Smart Mobile Safety Manager と Google との連携設定 9

エージェントのキッティング 9

セキュリティ設定変更 9

●適切な連携設定およびキッティングを行っていないと、Android Enterprise を利用することはできません。

9

2.1 KDDI Smart Mobile Safety Manager と Google との連携設定

Android Enterprise を利用には、KDDI Smart Mobile Safety Manager と Google との連携設定が必要です。

以下のマニュアルを参照して、アカウント登録を行ってください。

『Android キッティングマニュアル』の「KDDI Smart Mobile Safety Manager-Google 間の

連携設定」

Android Enterprise の連携設定を行っていない Google アカウント、または G Suite アカウントが必要です。

2.2 エージェントのキッティング

Android 7.0 以上の端末にエージェントをキッティングします。

エージェントのキッティング方法は、ご利用の端末やアカウントにより異なります。以下のマニュアルを参

照して、最適なキッティングを行ってください。

『Android キッティングマニュアル』の「エージェントのキッティング」

Android 7.0 以上の端末でご利用可能ですが、端末によっては、対応していませんので、事前にご確認ください。詳細については以下を参照してください。

『Android 対応端末表』

Android Enterprise では、1 ユーザーが所有する機器は、 10 台までとし、11 台以上は紐付けないようにしてください。 10 台より多く機器を紐付けると、Android Enterprise の一部機能を利用することができません。

2.3 セキュリティ設定変更

Android Enterprise を利用する場合、デフォルトで端末の「提供元不明アプリのインストール」、「開発者向け

オプション」が「禁止」、「アプリ確認の強制」が「強制する」に設定されています。

これらの設定を変更する場合は、セキュリティ設定(DOM)から行ってください。セキュリティ設定変更の

詳細については、以下を参照してください。

『管理サイト リファレンスマニュアル』の「設定-Android」-「Device Owner Mode」-

「セキュリティ設定」

10

3 Android Enterprise によるアプリ配信

managed Google Play store で配信するアプリを承認して、承認済のアプリを Android Enterprise で端末に配

信します。

以下の項目について説明しています。

項目 ページ

個別アプリケーション 11

オリジナルアプリ 20

アプリ権限ポリシー 33

アプリケーション配信 35

組織またはユーザーに割り当て 44

3 Android Enterprise によるアプリ配信

11

3.1 個別アプリケーション

◆ 機能目的

Android Enterprise では、企業専用の Google Play store として、managed Google Play store があります。

managed Google Play store は、企業で利用を許可するアプリを承認して、それを端末側の store アプリに反

映させたり、アプリの配布を行います。

個別アプリケーションでは、配信するアプリを個別に設定セットを作成しながら、managed Google Play

store で企業で利用を許可するアプリを決定します。アプリ 1 つにつき、1 つの設定セットが必要です。

1 つの設定セットに複数のアプリをセットすることはできません。

本機能では、有料アプリケーションの配信はできません。

●現在のアプリ構成で設定された値(旧アプリ構成)は、今後ご使用できなくなります。旧アプリ構成の設定をご使用中の場合は、お早めに Google が提供する Managed configurations iframe を利用する設定で再登録をしてください。

●再登録方法は、旧アプリ構成が設定されている個別アプリケーションを一覧から選択して、「設定手順」【11】から行ってください。

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

【1】[設定]→[Android]→[アプリケーション]→[Android Enterprise]→[個別アプリケーション]をクリックします。

【2】 をクリックします。

1

2

3 Android Enterprise によるアプリ配信

12

【3】「アプリ設定名」を入力します。

【4】[アプリを選択する]をクリックします。

⇒Google Play が表示されます。

3

4

3 Android Enterprise によるアプリ配信

13

【5】登録したいアプリをクリックします。

登録したいアプリが表示されていない場合は、(A)「検索」から検索してください。

オリジナルアプリを公開する場合は、(B) をクリックして、オリジナルアプリをアップロードします。詳細は以下を参照してください。

「オリジナルアプリ」20 ページ

端末で利用しているブラウザーが Chrome の場合は、(C) をクリックすると、ウェブサイトへのショートカットをアプリのように表示する設定ができます。詳細は以下を参照してください。

https://support.google.com/googleplay/work/answer/9147423

(D) をクリックすると、承認済みのアプリをコレクションとして整理できます。コレクションを使うと、アプリを様々なカテゴリに整理し、そのカテゴリごとにグループ化された状態で端末に表示できます。詳細は以下を参照してください。

https://support.google.com/googleplay/work/answer/9146438

(A)

(B))

(C))

(D))

3 Android Enterprise によるアプリ配信

14

≪登録したいアプリが承認済の場合≫

手順【6】以降の操作を行ってください。

≪登録したいアプリが承認済でない場合≫

[承認]をクリックします。

権限を確認して、[承認]をクリックします。

3 Android Enterprise によるアプリ配信

15

(A)「権限リクエストの処理方法」を選択します。

(B)[保存]をクリックします。

権限追加時の通知先を設定する場合は、(C)「お知らせ」をクリックしてください。

≪権限追加時の通知先を設定する場合≫

(A)「メールアドレス」を入力します。クリックしてください。

(B)[追加]をクリックします。

(C)[保存]をクリックします。

(A)

(B)

(C)

(A) (B)

(C)

3 Android Enterprise によるアプリ配信

16

【6】(A)「承認済み」を確認し、[選択]をクリックします。

【7】(A)「選択中のアプリ」にパッケージ名が表示されます。

【8】[保存]をクリックします。

(A)

(A)

3 Android Enterprise によるアプリ配信

17

【9】[編集]をクリックします。

必要に応じて、ランタイムパーミッションおよびアプリ構成を設定します。

ランタイムパーミッションとは、アプリ実行中にカメラやアドレス帳、位置情報へのアクセスなどの権限が必要となったときに、権限許可を求める仕組みです。

アプリ構成とは、KDDI Smart Mobile Safety Manager 上から設定できるアプリ固有の設定値です。有無はアプリに依存します。例として、Gmail ではメールアドレスや署名などを設定値として配信できます。

詳細は以下を参照してください。

『管理サイト リファレンスマニュアル』の「設定-Android」-「アプリケーション」-

「Android Enterprise」-「個別アプリケーション」

3 Android Enterprise によるアプリ配信

18

【10】ランタイムパーミッションを選択します。

≪デフォルトを選択した場合≫

「アプリ権限ポリシー」で設定した権限がすべてに設定されます。

≪個別設定を選択した場合≫

(A)「許可」について、パーミッション名ごとに個別に以下から選択します。

●デフォルト

●許可

●不許可

【11】[未構成]をクリックします。

⇒Google が提供する Managed configurations iframe 画面が表示されます。

(A)

10

11

3 Android Enterprise によるアプリ配信

19

【12】設定名を入力します。

【13】アプリにより必要な設定項目が表示されます。必要に応じて設定を行います。

【14】[保存]をクリックします。

12

14

13

3 Android Enterprise によるアプリ配信

20

3.2 オリジナルアプリ配信設定

◆ 機能概要

自社で開発したオリジナルアプリを managed Google Play store に公開し、Android Enterprise の仕組みを用

いて配信できます。

managed Google Play store であっても、Google Play へアプリを公開する場合の要件を満たす必要があります。managed Google Play store へアプリがアップロードできない場合は、Google Play Console ヘルプ内「Google Play にアプリを公開する」をご確認ください。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/contactflow?hl=ja

Google Play の仕様上、同じパッケージ名のアプリケーションを複数 managed Google Play store にアップロードはできません。すでに Google Play store に同じパッケージ名が存在する場合もアップロードできません。

関連会社などで同一のオリジナルアプリを利用し、かつ関連会社ごとに管理サイトが分かれている場合は、いずれかの組織で Developer Account(有償)を取得し、Google Play Console にログインしてから、公開先の利用企業に対して限定公開設定を行ってください。Google Play Console での限定公開設定方法については、以下のヘルプをご確認ください。

https://support.google.com/googleplay/work/answer/6145139?hl=ja

バージョン違いのアプリケーションを複数アップロードし、組織ごとなどに配信するアプリケーションのバージョンを変えることはできません。 組織内での検証を目的として一部端末に新しいバージョンを配信したい場合は、テスト版リリースを作成してください。オープンテスト版、クローズドテスト版、内部テスト版をセットアップする方法については、以下のヘルプをご確認ください。

https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/3131213?hl=ja

Google Play の仕様上、一度アップロードしたアプリの削除はできません。事前検証用の KDDI Smart Mobile Safety Manager 環境(管理サイト)をお持ちの場合は、本番環境で配信予定のオリジナルアプリをアップロードしないようご注意ください。

managed Google Play store へのアプリアップロードにおける不明点は Google Play Console ヘルプにお問い合わせください。

https://support.google.com/googleplay/android-developer

3 Android Enterprise によるアプリ配信

21

3.2.1 オリジナルアプリのアップロード

◆ 機能目的

Android Enterprise でオリジナルアプリを配信する場合は、「個別アプリケーション」からオリジナルアプリ

のアップロードを行います。

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

手順【5】~【13】で表示される Google 側の画面は、予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。

【1】[設定]→[Android]→[アプリケーション]→[Android Enterprise]→[個別アプリケーション]をクリックします。

【2】 をクリックします。

1

2

3 Android Enterprise によるアプリ配信

22

【3】「アプリ設定名」を入力します。

【4】[アプリを選択する]をクリックします。

⇒Google Play が表示されます。

【5】 をクリックします。

3

4

3 Android Enterprise によるアプリ配信

23

【6】 をクリックします。

【7】「タイトル」を入力します。

【8】APK ファイルをアップロードします。

【9】[作成]をクリックします。

すでにパッケージ名が Google Play に登録されている場合は、エラーメッセージが表示されアプリをアップロードできません。詳しくは、オリジナルアプリの開発元へお問い合わせください。

7

9 8

3 Android Enterprise によるアプリ配信

24

【10】メールアドレス入力画面が表示されます。メールアドレスを入力し、[OK]をクリックします。

3 Android Enterprise によるアプリ配信

25

【11】アップロードが成功すると、アップロード済み apk として登録されます。

利用できるまでに 10 分程度かかる場合がございます。

【12】利用可能になったアプリケーションをクリックします。

3 Android Enterprise によるアプリ配信

26

【13】[選択]をクリックします。オリジナルアプリのアップロードは完了です。

オリジナルアプリをアップデートする場合は、(A)[詳細な編集を行う]をクリックします。詳細は以下を参照してください。

「オリジナルアプリのアップデート」27 ページ

(A)

3 Android Enterprise によるアプリ配信

27

3.2.2 オリジナルアプリのアップデート

◆ 機能目的

公開したオリジナルアプリをバージョンアップする場合は、Google Play Console でアップデートを行います。

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

手順【2】~【13】で表示される Google 側の画面は、予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。

【1】[設定]→[Android]→[アプリケーション]→[Android Enterprise]→[個別アプリケーション]→ →[アプリを選択する]をクリックして、Google Play を表示します。

【2】 をクリックします。

2

3 Android Enterprise によるアプリ配信

28

【3】アップデートするアプリケーションをクリックします。

【4】[詳細な編集を行う]をクリックします。

3 Android Enterprise によるアプリ配信

29

【5】Google のログイン画面が表示されます。 (A)ログインアカウントが、以下であることを確認してください。

Google アカウントでの連携の場合は、Android Enterprise アカウント登録画面に表示されているメールアドレスと同一である。

G Suite での連携の場合は、G Suite の特権管理者アカウントである。

【6】「パスワード」を入力します。

【7】[次へ]をクリックします。

7

6

(A)

3 Android Enterprise によるアプリ配信

30

【8】Google Play Console 画面が表示されます。 [リリース管理]→[アプリのリリース]をクリックします。

【9】[リリースを編集]をクリックします。

[リリースを編集]が表示されていない場合、[管理]→[リリースを作成]をクリックすると[リリースを編集]が表示されます。

8

9

3 Android Enterprise によるアプリ配信

31

【10】未公開のリリースを確認し、必要に応じて変更します。 新しいバージョンの APK を指定する場合は、「追加する Android App Bundle と APK」の[ファイルを選択]をクリックします。

変更した場合は、画面下に表示される[保存]をクリックします。

【11】[確認]をクリックします。

11

10

3 Android Enterprise によるアプリ配信

32

【12】警告やエラーをすべて確認して、修正します。

【13】警告やエラーがなくなると、[製品として公開を開始]がアクティブになるので、クリックします。

12

13

3 Android Enterprise によるアプリ配信

33

3.3 アプリ権限ポリシー

◆ 機能目的

デフォルトのランタイムパーミッションを設定します。

「個別アプリケーション」でデフォルトを選択したアプリは、ここで設定したデフォルトが反映されます。

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

【1】[設定]→[Android]→[アプリケーション]→[Android Enterprise]→[アプリ権限ポリシー]をクリックします。

【2】[編集]をクリックします。

1

2

3 Android Enterprise によるアプリ配信

34

【3】デフォルトのアプリ権限を選択します。

端末の挙動については、以下を参照してください。

「デフォルトのアプリ権限による端末の挙動」34 ページ

【4】[保存]をクリックします。

3.3.1 デフォルトのアプリ権限による端末の挙動

アプリの個別設定 アプリ権限ポリシー 端末挙動

デフォルト 権限を許可する ユーザー操作なし(権限確認なし)にアプリを利用できます。

アプリが権限を要求する契機で、ユーザー操作なし(権限確認なし)で許可されます。

デフォルト 権限を禁止する ユーザーに権限確認なく禁止されます。

アプリが権限を要求する契機で、ユーザー操作なし(権限確認なし)で禁止されます。

デフォルト ユーザー操作による選択・変更を許可する

ユーザー自身が都度権限許可するかを選択します。

個別設定>許可 - ユーザー操作なし(権限確認なし)にアプリを利用できます。

個別設定>不許可 - ユーザーに権限確認なく禁止されます。

3

4

3 Android Enterprise によるアプリ配信

35

3.4 アプリケーション配信

◆ 機能概要

Android Enterprise で配信するアプリの設定を行います。配信アプリの種類は以下のとおりです。

●全てのアプリをインストール可能

制限はありません。managed Google Play store にあるすべてのアプリを利用できます。

「全てのアプリをインストール可能の場合」36 ページ

●企業許可アプリのみインストール可能

managed Google Play store で承認済のアプリのみ利用できます。詳細は以下を参照してください。

「企業許可アプリのみインストール可能の場合」38 ページ

●指定アプリのみインストール可能

managed Google Play store で承認済、かつ「個別アプリケーション」で設定されているアプリのみインストールできます。強制(サイレント)インストールは、この場合のみ利用できます。詳細は以下を参照してください。

「指定アプリのみインストール可能の場合」40 ページ

3 Android Enterprise によるアプリ配信

36

3.4.1 全てのアプリをインストール可能の場合

◆ 機能目的

managed Google Play store にあるすべてのアプリを利用できます。

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

【1】[設定]→[Android]→[アプリケーション]→[Android Enterprise]→[アプリケーション配信]をクリックします。

【2】 をクリックします。

1

2

3 Android Enterprise によるアプリ配信

37

【3】「配信設定名」を入力します。

【4】「全てのアプリをインストール可能」を選択します。

【5】[保存]クリックします。

3

4

5

3 Android Enterprise によるアプリ配信

38

3.4.2 企業許可アプリのみインストール可能の場合

◆ 機能目的

managed Google Play store で承認済のアプリのみ利用できます。

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

【1】「配信設定名」を入力します。

【2】「企業許可アプリのみインストール可能」を選択します。

(A)[managed Google Play store]をクリックすると managed Google Play store に遷移します。

【3】[保存]をクリックします。

1

2

3

(A)

3 Android Enterprise によるアプリ配信

39

【4】[許可アプリ一覧]をクリックします。

【5】(A)「許可アプリ一覧」が表示されます。

⇒この一覧に表示されているアプリがインストールできます。

許可されていないアプリでインストールしたいものがある場合は、アプリの承認が必要です。Google Play 画面で承認したい(B)「アプリ」をクリックしてください。承認については、以下を参照してください。

「≪登録したいアプリが承認済でない場合≫」14 ページ

(A)

3 Android Enterprise によるアプリ配信

40

3.4.3 指定アプリのみインストール可能の場合

◆ 機能目的

managed Google Play store で承認済み、かつ「個別アプリケーション」で設定されているアプリのみインス

トールできます。強制(サイレント)インストールは、この場合のみ利用できます。

KDDI Smart Mobile Safety Manager と Google との連携設定で登録されているアカウントが G Suite アカウントの場合は、強制(サイレント)インストールが実行できない場合があります。 その場合は、managed Google Play store の利用規約の同意が必要です。以下の URL に G Suite の特権管理者で Google にログインして、承諾してください。

https://play.google.com/work/termsofservice

KDDI Smart Mobile Safety Manager と Google との連携設定の詳細については、以下のマニュアルを参照してください。

『Android キッティングマニュアル』の「KDDI Smart Mobile Safety Manager-Google 間の

連携設定」

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

【1】「配信設定名」を入力します。

【2】「指定アプリのみインストール可能」を選択します。

【3】 をクリックします。

1

2

3

3 Android Enterprise によるアプリ配信

41

【4】承認済みアプリが表示されるので、配信するアプリを選択します。

【5】強制(サイレント)インストールをする場合は、「する」のチェックボックスにチェックを入れます。

強制(サイレント)インストールの詳細は以下を参照してください。

「アプリの強制(サイレント)インストール」53 ページ

【6】[保存]をクリックします。

4 5

6

3 Android Enterprise によるアプリ配信

42

3.4.4 強制(サイレント)インストールしたアプリの強制(サイレント)アンインストール

◆ 機能目的

「指定アプリのみインストール可能の場合」の設定で、強制(サイレント)インストールしたアプリを強制(サ

イレント)アンインストールできます。

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

【1】強制(サイレント)インストールが設定されているアプリ配信設定を選択し、[編集]をクリックします。

3 Android Enterprise によるアプリ配信

43

【2】強制(サイレント)アンインストールするアプリの をクリックします。

【3】[保存]をクリックします。

【4】アプリ配信設定に強制(サイレント)アンインストールをするアプリを削除したら、機器に同期を行います。詳細は以下を参照してください。

「機器に同期」49 ページ

⇒同期を行うと端末からアプリはアンインストールされ、アイコンも自動的に削除されます。

2

3

3 Android Enterprise によるアプリ配信

44

3.5 組織またはユーザーに割り当て

◆ 機能目的

アプリの配信設定をユーザーに割り当て、機器に同期します。

組織に割り当てた場合は、配信するユーザーを組織に紐付ける必要があります。詳細は以下を参照してください。

『管理サイト リファレンスマニュアル』の「ユーザー」-「一覧」-「ユーザーの作成」

◆ managed Google Play Account とは

Android Enterprise のアカウント登録を行い、KDDI Smart Mobile Safety Manager 管理サイトで機器とユー

ザーを紐付けると、ご使用の端末に自動的に紐付くアカウントが managed Google Play Account です。この

managed Google Play Account に対してアプリケーションが配信されます。

managed Google Play Account は端末から削除ができ、また KDDI Smart Mobile Safety Manager 管理サイトでユーザーと機器の紐付けを変更できますが、Google サーバー上での managed Google Play Accountと端末の紐付けは解除されません。また、端末に不要なデータが残り、想定しない挙動を示す可能性もあります。 そのため、端末の使用者が変わる場合は、必ず端末の初期化と、KDDI Smart Mobile Safety Manager 管理サイトで機器登録情報の削除を行い、新しいユーザーを紐付けてください。

Android Enterprise では、1 ユーザーが所有する機器は、10 台までとし、11 台以上は紐付けないようにしてください。10 台より多く機器を紐付けると、Android Enterprise の一部機能を利用できません。

◆ managed Google Play Account の確認手順

以下の手順で確認します。

【1】端末の[設定]→[アカウント]をタップします。

【2】「管理アカウント」という名称で表示されていることを確認します。

2

3 Android Enterprise によるアプリ配信

45

3.5.1 組織に割り当てる手順

以下の手順で設定します。

【1】[組織]→[一覧]→一覧から対象を選択→「その他」の「ユーザー設定」をクリックします。

【2】[編集]をクリックします。

3 Android Enterprise によるアプリ配信

46

【3】「Android Enterprise アプリ配信設定」を以下から選択します。

●(設定なし)

●(所属組織に従う:設定なし)

●「アプリケーション配信」で設定した配信設定

【4】[保存]をクリックします。

組織に割り当てた場合は、配信するユーザーを組織に紐付ける必要があります。詳細は以下を参照してください。

『管理サイト リファレンスマニュアル』の「ユーザー」-「一覧」-「ユーザーの作成」

3

4

3 Android Enterprise によるアプリ配信

47

3.5.2 ユーザーに割り当てる手順

以下の手順で設定します。

【1】[ユーザー]→[一覧]→一覧から対象を選択→「その他」の「設定」をクリックします。

【2】[編集]をクリックします。

3 Android Enterprise によるアプリ配信

48

【3】「Android Enterprise アプリ配信設定」を以下から選択します。

●(設定なし)

●(所属組織に従う:設定なし)

●「アプリケーション配信」で設定した配信設定

【4】[保存]をクリックします。

3 4

3 Android Enterprise によるアプリ配信

49

3.5.3 機器に同期

◆ 機能目的

対象のユーザーを機器に同期することで、ご使用の端末に自動的に managed Google Play Account が設定さ

れます。詳細は以下を参照してください。

「managed Google Play Account とは」44 ページ

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

【1】[機器]→[一覧]→一覧から対象の詳細にある をクリックします。

【2】「管理情報の編集]をクリックします。

1

2

3 Android Enterprise によるアプリ配信

50

【3】「所属」で「ユーザー」を選択します。

「組織」は選択しないでください。

【4】リストボックスから対象者を選択します。

【5】[保存]をクリックします。

3

4

5

3 Android Enterprise によるアプリ配信

51

【6】[同期]をクリックします。

52

4 managed Google Play store の利用

managed Google Play store では、KDDI Smart Mobile Safety Manager 管理サイト上の設定に基づいて表示

されるアプリが制御されます。企業用 Play Store として managed Google Play store を運用します。

以下の項目について説明しています。

項目 ページ

アプリの強制(サイレント)インストール 53

managed Google Play store の表示 55

●KDDI Smart Mobile Safety Manager との連携設定で G Suite アカウントで登録されている場合は、特権管理者アカウントで G Suite にログイン後、以下の URL へアクセスして利用規約に同意してください。

https://play.google.com/work/termsofservice

4 managed Google Play store の利用

53

4.1 アプリの強制(サイレント)インストール

◆ 機能目的

managed Google Play store を利用することにより、アプリの強制(サイレント)インストールができます。

インストールさせたい業務アプリをユーザーが操作をすることなく、管理サイトで同期することにより、ご

使用の端末にアプリがインストールされます。

◆ 強制(サイレント)インストールの確認手順

以下の手順で確認します。

【1】アプリケーションをインストールしていることが画面上部に表示されます。

機種、OS によっては表示されないことがあります。

【2】通知領域からインストールの状態を確認できます。

機種、OS によっては表示されないことがあります。

4 managed Google Play store の利用

54

【3】インストールされたアプリのアイコンが表示されます。

4 managed Google Play store の利用

55

4.2 managed Google Play store の表示

◆ 機能目的

エージェント端末で、managed Google Play store を表示します。

◆ 設定手順

以下の手順で設定します。

【1】[Play ストア]のアイコンをタップします。

【2】managed Google Play store が表示されます。

⇒管理サイトから配信されたアプリが表示されています。

56

5 連携アプリの利用

managed Google Play store から以下の連携アプリをインストールすることができます。

各アプリの機能説明などは、参照マニュアルを参照してください。

●KDDI Smart Mobile Safety Manager AntiVirus

『Android クライアント リファレンスマニュアル』の「ウイルス対策機能」

●+browser Safety Manager

『Android クライアント リファレンスマニュアル』の「+browser Safety Manager の表示」

インストール方法は以下を参照してください。

「Android Enterprise によるアプリ配信」10 ページ