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Kobe University Repository : Kernel タイトル Title 關税高度化に關する一考察(A Study of Tariff Indices) 著者 Author(s) 瀧谷, 善一 掲載誌・巻号・ページ Citation 国民経済雑誌,53(3):323-346 刊行日 Issue date 1932-09 資源タイプ Resource Type Departmental Bulletin Paper / 紀要論文 版区分 Resource Version publisher 権利 Rights DOI JaLCDOI 10.24546/00054452 URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/00054452 PDF issue: 2020-07-03

Kobe University Repository : Kernel · は海外市場に於ける英図重要輸出品の関税指数を調査し た.其の方法は.)T 英観の蚤宴輸出図十八ケ団を一九二二年の貿易碗計により選定Lt

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Kobe University Repository : Kernel

タイトルTit le 關税高度化に關する一考察(A Study of Tariff Indices)

著者Author(s) 瀧谷, 善一

掲載誌・巻号・ページCitat ion 国民経済雑誌,53(3):323-346

刊行日Issue date 1932-09

資源タイプResource Type Departmental Bullet in Paper / 紀要論文

版区分Resource Version publisher

権利Rights

DOI

JaLCDOI 10.24546/00054452

URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/00054452

PDF issue: 2020-07-03

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高度

に踊

山考

察瀧

関税の高度を指数により表示するrJとは決して新しさ試みではないO例

へば英観に於ては、既に

九〇四年かJる指琴の計算を行って屠る(竺)。

これだ略同様の方法にょ-二

九二四年の英観商工業

調査禽

(Committeeonlndustl・yandTrade)は海外市場に於ける英図重要輸出品の関税指数を調査し

た.其の方法は.T

)

英観の蚤宴輸出図十八ケ団を

一九

二二年の貿易碗計により選定Lt(2)輸出製

造品中の代表的商品(欝

鯛蛸削完

的的場)の各につミ

其の卒均憤格

(一㍍

碑等

鵬帖蒜

.~:

別畏

)

に畢LP各仕向国毎に

l四年三

九二四年孟

蘭税率を通用し・各商品に潮する各国

の径慣税率を算出するO(3)次に各商品類別毎にウエー

トを附して平均社債税率を見出し、(4

)

最後

に前記商品類別に'更にタエートを附して卒均したるものを其の国々に於ける製造品仝憶

の卒均

数}Jする.か-て算封せられたる指数は次の通

-

であ

るO永薯に於ては'暇に之を英観指数k,稀す

る(註二Jo

関税高度俄に関するー考察

(三二三)

二】

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(第一表) 英国指数

国別年度 1914痩 1924印 度 上o喜

濠 洲 6碁 9暮

加 奈 陀 15壬幸 13呈

南 阿 聯 邦 7妄 9

瀬 四 顧 8去 i 8喜

来 園 19喜 32

猫 逸 1確 10

ア′レセアンチy 24 20喜

怖 簡 西サ 21署 , 12着日 本 19着 IO責

支 那 5 5

和 蘭 頭 2-4=3ブ ラ 汐 Jt/ 88 47_

自 耳 義 10 8喜

喚 及 8 8

伊 大 利 ≡ 18碁 15碁

西 班 牙 ∃ 42 37喜瑞、 典 1 23 12妄

-x・ア Jt/セ、りアを含む

此の表に依れば'大鰭に於て

一九二四年には

一九

i四年に比Lt英国の重要市場たる印度'米国及

び濠洲は蘭税を将卒して居るが'其の他の諸国は城率又は据置である.

此の陶枕指数は英国の電要輸出品に封する重要市場に&'ける関税負糖の比較を不すものである。而

して此の指数の債億については'該報告書は

「此の指数はかJる計算の基礎hJ考慮中に置たるWさに

各国間又は丙年間の比較指数wLJtJ有益であるであらう0数字白身は何等の意昧潔-、単純に相対的

のものである。又'如何なる数字もp

一国の蘭税の水準を絶対的に表示するこWを得覆い.?

へば珠

洲ビ印度どの指数は、

i九二四年には共に約

70%であるO

rJれは此の両国の蘭稜による英国輸出貿

易の負担堅不すものであるが'南国の開税制度を十分に衷はすものでは覆い。例

へば英国輸出貿易の

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大宗光る綿製品は濠洲に於七は無税有るが'印度に於ては

一割

一分の図枚を課せられ'職及び鋼職は

濠洲に於では

一割'印度に於七は

1割五分'機械は爾国共六分'木製品は濠洲に於七は三割'印度に

於七は

一割五分の関税を課せられて居る」だいって居る(聾1)。

註(7)B

ritish

and

Foreign

T

rade

and

Industry

(

Second

series,

Cd

2237.1905).

p.'287.

(二)

Commi

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Industry

and

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rade、Surv

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arkets.

1925.p.5念

,

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)

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itto,p

,544,

更に'前記の商工業調査骨は海外諸国の英闘輸出品に課する関税率が賓質的に騰貴せしやを調査す

る薦め、別の方法を用弘で指数を計算した.これは従量税の基礎の上に'

一九

1四年ど

一九二四年亡

の関税率の慶化を計算し.其の騰貴率だ此の期間に於ける物情の騰貴率}Jを比較せんだするものであ

る。其の方法は(1)英国の輸出品中重要にLyt典型的なる商品を選定するO其の結果三十三品目を待

允。(2)此の各商品の大部分を仕向ける観を

一九

二二年の貿易統計により選定する.(3)上記各仕向

観につき

一九

一四年と

l九二四年亡に'前記の各商品に通用する関税率を算出する。此の計算は頗る

困難在る79のである。蓋し'蘭祝は礎量挽たることあら'律憤税たる乙だあり'又此の両者を併用す

るrJ)Jあるからである。其の他'徒倍稔を従量税に換算する乙とは頗る困難在る場令があわ'従って

関税高度低に関する

]考察

(三二五)

二三

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第五十三番

第三凍

〇二二六)

二四

此の計算は完全なるものどいび得ない。(4

)

然し'兎に角'上記の方法によと

二十三品目に

つーき'各

仕向図に於ける此の両年に於ける蘭税率の卒均を算出Lt之にょR.

1九二四年の1九

一四年に封す

る閲祝増加比率を見出す.此の場合'市場の重要度によりウエートを附せきると以

V.前記の卒均は

正確在るを得覆い。然し'此の計算に於ては'重要市場以外の仕向図を考慮中に入れざるを以tt結

局に於て大在る誤差は獲じ得老い.

上記の方法により貸出したる三十三商品の締稔増加比率は○より八八〇%に及ぶ.然し'其の大部

分は三〇%だ

7五〇%との間に在り'年分は五〇%だ二

五%との間に在る。而し三

二十三商品垂健

の曙加比率の算術卒均は

i〇九%である。尤も'凡一七の数字を鮎槍すれば'此は少し高さに失するやう

である。蓋し'英閲の輸出貿易に対し鎗り重要ならきる少数の商品に封し開税が著し-高められたる

場合があるからである。若し79前記の曙加比率を各塵薫別に卒均すれば'繊維及び衣類工業は七

二五

%'金属工業は

1〇八・五〆、石泉及びコーク菜は〇%.化準工業は

二七〇%である。此の各に表れ

-1の英閥貿易上の薫重度に鷹じてクエ-J・を附し七年均するださは'最終の指数は八〇%どなる。

同様の結果は'関税増加比率が三〇讐

一五〇空

の問にある二十五商品(欄が適

齢韻敵詑

仰謂

)の比

率の算術卒均を求ひるも得られるOepち此の卒均は七九・三%

である。又'比率数列の最大側及び最

小側の十七商品をごり'其の卒均を求ひれば七八%である。

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上述の如-調査事項の性質上'並に財料の不備もあり.此の結果は極めて正確覆るものだ謂ふ乙W

を得ないrJ

然し在がら'大憶に於Lで一九二四年に比Lt英国の重要輸出品の重要仕向図に於ける徒憤

税率が卒均七〇乃至九

〇房の曙加聖不し光るものだ見る乙・yJを得るo之軒先づ八〇%ビ見る。

他方に於て輸出品の債務の

一般的騰貴率は多分八〇〆よ-も少-はなかった.従って'外囲陳税の

従慣平均負捺額は'曲の両年の問に於V.事賓上著し-曙加しなかつ允のである。此の事は世界戦後

の海外諸国の陶枕増加が英国の輪胎貿易の依復を妨ぐる重要在る原因ビならgtt-LrJ亡をこ不すもので

あるO然し'此の結論は或市場に於t,.叉は或商品につき'閥務の増加が重大覆る'否'決定的なる

影響を輿

へきりしこご覧不す7tPのではない(護)a

以上の二は共に英国を本位ピLt戦後、各閥の隣硬引上が其の貿易に及ぼす影響を知る薦めの指数

を計算するにあったo第

一の方法に依れば'賓要市場の蘭挽引上が英国の輸出貿易に障椿を輿

へるか

に見受けられるが'第二の方法にょれば'垂既約に見て各国の関税引上が英国の輸出を阻止する影響

在き乙と堅不し允。要するに'計算の方法にょり異る結果を鐘じ'各の結論は其の計算せられたる方

法と

閲聯して'夫れ

-の意義社有するものである。

Su

rvey

ofOverseasMarkets.op,

cit.p.p.r)39

-54].

臨税高度他に陶する]考察

(三二七)

二五

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第五十三春

第三鋸

〔三二八)

二六

1九二七年の国際経瞭合議の漁備資料どして作られたる陶攻水準指数

qariHLeve〓ndices)は'又

別の意義生月する.これは前述の英国の指数とは異り'普通に国際貿易に人ら凍る貨物の金陪系を構

成する商品の憤格に射し

一国の課する園税の間食の卒均億を不すものであるo次に其の計算方法の大

要を述べる(読)O

此の計算には大漁A法B法の二つを採用した。乙れは垂-異る材料及び方法によh計算し光るもの

にして'互に照命し得んことを期し允のであるo

A法に依ればt千

)

世界垂髄だして国際貿易を構成する代表的商品を貿易品の四大部門'即ち食料

品'原料品'竿製品及び精製品中より'七十八品日を選定した'但し'煙草及び酒精飲料は多-の観

に於て財政関税を訣するを以す'除外した.(2

)

比の七十八商品の各につき'各陶枕賦課図に於ける輸

入倍額を教養にて除Ly.其の商品の卒均慣格を算出したO(3

)乙の債務の上に従量税を凡て徒慣税

に改算した。複閲稔制度を探る図については'最高税率'中間税率及び最低税率につき'別々に税率

を計算L形。此の計算には頗る困難有る問題を件ふが'種々の便宜法を用払て'兎に角'各商品の徒

憤税率を近似的に算出し允。ハ4)最後に上述の後傾税率の算術卒均を求めて'之を各国の関税指数tJ

したのである。

B法に於七は'(1

)

米国'加奈陀'濠洲及び欧洲の十

lヶ国'帥ち十四ヶ国の各より輸出する商品

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中'最も蚕要覆る代表的商品'約二十を選出した。かJる商品は

一九二五年には仝憶に於て二百七十

八めるo(2

)

次に'各商品の輸出国に於ける輸出倍額を輸出数量にて除したる卒均債務を算出Lt此

の慣格を関税賦課図の憤格だ看儲し孜.(3

)

鏑税率の計算はA法に同じo但し'通商憶約によh各輸

出国に許されたる特別税率は卒均せられ允o(4

)

各商品の関税率の卒均には'三つの方法を用Sたo

Blに在り七は'各組に於ける前記関税率の単純なる算術卒均を求めて

之を其の観の陶枕水準指数rfJ

した.32はBlと凡て同様に計算するも'前記の関税率の卒均を求ひるに普-'ウエートを附する鮎が

興る0此のクエ-トは各輸出閲に於ける絶輸出額に封する二十商品の相封的重要度によ

-定

められ

る。FQ"に於では前記のウエートを附せられたる敦に更に各輸出観の輸出総額が輸出国全鰭の輸出絶額

の食計に封する割合によりウエートを附するのである。これは最も良き方法であらう0然し'此の方

法は統計材料の園係から

一九

二二年には通用し得きるを以

V.戦前・,J戦後

との比較にはtFQ.を用払き

るを得ないO尤も'

一般的にいへば'践pqr.の指数はBlの指数ビ纏めて小在る差を不すに過ぎない.狙

別にBlの方法により百十の製造品に薯する指数むも算出した。今次にA法及びBl法により算出したる

指数を不す.本震に於ては'暇に之を国際聯盟指数だ呼ぶ。

此の指数は材料の取扱上種々の困難もあれば'先づ近似的に正確覆るものど穣せられ

て居

る。勿

論tA法による指数だCQ法による指数との同

1在る乙とは望まれ得ない.蓋し'(1

)

複陶税制度を探

関税高度牝_こ関する

1考察

(三二九)

二七

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(第二衷) 国 際 聯 盟

\、単 算法

汝 洲 ;1- 13

塊 太 利 :18-22

自 耳 義 ; 6(,,

丁 抹悌 関 西③猫 逸③

14119-24

13-15

7_23

@

12-17-19

i7-24

8 F 614-21

12- 16

i2

9-3i

15-16

12

和 蘭

波 蘭

4

24-28

瑞 典

瑞 西サー一・ブス,ク ロ-ツスロープyス三巨視英 観

光 国

(5) (9/)

- 20-30

26

(lT)

186

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Bl法(製造品)

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33

-6

7

1

1

①英閲特恵関税率,中間税率,一般税率7p示す.

檀)戦前oj率lエ喚旬図り税率てみろ。

伝)現今の税率に一九二五年の税率 よりも高いo猫過の一九二五年下段

q)数字(A法)は一九二五年十月以前0)税率であるO

(み現今q)税率は一九二五年LB法)よりも低い。㊥一九一三年税率O

(む一九一四年税率O

第三輯

(三三

〇)二八

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る園についてはtA法にては二又は三の指数を不Lt(2)A法とB法・fJは計算中に入るる商品の種類

を異にLA(3)其の債務をも異にするからである。鋸ちA法は輸入債務によりtB法は輸出慣格にょ

れるを以V.B法の指数は少し高位に在る。然しながら'大鰹に於て此の両指数の差は少主

戦後に

於ける繭稜引上の

1殻的状勢撃

不すに足る79のどせられて居る。就中Bl(製造品)の指数は戦後に於け

る関税の高度化が'主として製造品について街はれたこyJを

ホして居る.

か\る指数の計算については商品の選揮'債務、卒均及びクエ~・Lを附する方法につき可在り議論

あわノ'且つ其の方法如何によっ

て'指数の意義が多少異有るrJどは謂ふむ侠死ぬ。

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(nternationatEcon

omicconference,

(C.E.(.37)TarifFLeve〓

ndices,

(917.

p.p,lt

1201

私は本砦に於三別連の開校指数につS,七の批評を試みも新しき提寛を虜ruんとするもので覆い.こ

れは興味あることではあるが'此には触れk,6570私は只'前記の所説にょゎ陳税指数には種々のもの

あり'何れの方法に79計算上'頗る困難なる鮎があるrJf̂J並に各指数は其の計算方.&.により'夫れ夫

れの意義に於で解揮せらるべき乙、巳を明かにし.既存の指数を不して私の作った指数との比較に便し

たのであるo此の中.国際聯盟に於(yJ作られたる水準指数は国際貿易の降格としてbJT関税の高度を

すものとして'有益在るものである。尤も.之に暫しイLも'種々の批評あり'単に学問的見地よ-す

陶琴南度牝に関する

l考察

(三三1)

二九

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第五十三春

第三坊

(三二二)

三〇

る議論のみ在らず'国家的見地よりする議論もある。例

へば'自耳義の如き低率関税図に七は'輸入

品に封する関税の卒均負捧をも考慮すべし,,JS,払'米国の如

旦尚度保護国に七は'高率関税必ずしも

内地生産者の受-る保護の程度堅不すものにあらすご力説する。此等の議論も夫れ-

の立場に於

理由なき乙uではないO結局此の問題は囲際商業合議所の研究問題に移ruれた。而して同合議所には

襖随的内委員骨の提案もあ上

程々研究の結果'

7九三

一年の草原絶食に於て'商業政策及び通商障

碍特別委員骨の報告を探揮Lt之を観際聯盟経絡諮問委員倉に報告する乙だJなった。其の意見の大

要は何れの指数も'各関税率の卒均特に婚卒均については必然的に不完全なるを以tt此の指数の使

用には十分在る注意を要すELt国際貿易の障椙を知る方法だしては'図際聯盟のA法によるを可覆

hビした。

然し在がら'指数の完成は'国際聯盟り関税品目表硫

1蓮動が成功し.各組が之に徒払輸

入商品を分類するに至る迄は望み得ざるJ,(し・fJした(註)。

若し'国際聯盟

に於

て各国政府の協同を得

て例へばA法により吏めて最近の関税水準指数計岳算するならば'

一九二五年以後の開視野加の状勢

を稽正確に知り得るであらうO然し有がらt

l九二七年の国際経済禽議に際Lt前記の腕枕水準指数

の敬表するrJビについては'可在-の反射もあうし位在るを以

て'果してか~る指数が近き将来に作

られるか'日下の庭、疑問(,JLなければ在らない。

tnteJnational

Chambero

fCommerce,Comme-ciltPoticyandTradeBarriers.)931.

pp

L6I24・

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か1る事情の下に於で'何等か現に存在する統計の編成によ-て.閲税の高度化聖ポす方法なきや。

乙れは頗る困難在る問題なるが'私は

〟の試み・yJLで三

国の輸入始額(又は有税品輸入額)に封する関

税収入額の百分率堅不す指薮を計算した。これは翠純在るもので'劫もすれば'誤解を惹超し易いO従

って此の指数は本乗は各国の輸入品の申均負捧整不す79のた

過ぎないことを党づ最初に述べて置-O

此の計算に関して述ぶべき乙だは

(こ統計材料は各国政府の出版する統計年鑑'又は貿易年報若-は貿易月報等に依った。

(二)貿易額は大盤総輸入額(Genel・alTrade)hl用S.従って蘭税収入も絶収入額(Gr.ssreceipt)を用

払た。

(≡)貿易額と開税収入さは同

一期間について算出したO即ち双方pyJも暦年に依るか'又は財政年度

に依るやう数字の整理に努めたO

(四J貿易慣額は夫れ-

の薪計に掲げたるものむ其の倦'採用しだ。これは多-の国に於七輪入債

務に依りたるもの在る79'来園の如きは輸出慣格に雲ポされて居るO

(五)同

t国につき相富永

き親閲に亘ら指数の計算を行ふたo殊に漉確なる材料を得らるヽ限り最近

までの指数を計算した。これは私の重きを措

いた鮎である.

さて'以上の方針に基

き計算し允る指数は左の通りである.

関税高度牝に陶する

1考察

(三三三)

三】

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負 塘 指 数

計年度ないふ。

q)閲税収入を除 く.

第五十三番

第三洗

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除根高技能に関する

l考察

(1)暦年

(2)骨計年度。1930年度 とい-げ】930年四月又は七月に始 まる一骨

(3)貿易額は暦年,開税収入Ll曾計年度。

(4) 貿易茸副i鈍輸入額。

(5) 貿易額及び閲税収入共I=純輸入額及び純収入.

(6)海上貿易及び海関税のみ.他の諸国 と同株,銀q)輸入額及び其

(7) 1913年皮下年期,即 ち1914年上年期のみ。

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第五十三番

第三戟

〔三三六)

三四

上渇の指数を国際的に観察すれば'

)和蘭'自耳義の如き税率低

さ国に在-七は指数は極ゆで低位に在る。

(二)英国'蔚簡印度'南阿聯邦、新西蘭の如二

大膿に於て財政緬枕を採用する図に在-七は'枚

率は左程低-はないO支那'印度7g財政関税を董ビするも.倭的上又は政治上拘束ありたる名

吟'低率であった。但し.最近に至上

丙国共比の拘束む股したるため'其の鍔教は向上した.

(≡)加奈陀'壕洲の如-'財政踊税ビ強

さ保護関税を採用する図に在・Jl七は'指数は大である.

(四)燭逸p備南西、伊太利'靖国'日本'米国及びアル

ゼンチンの如き保護貿易国に在-ては'指

数は左程高-はなS。然し在がら、比の内に'tJ7g.張度の保護貿易観

,̂J看倣r7,る1兼囲'アル

ゼンチンの指数は大である。

此の指数は前に.も述べたるが如上

輸入品に課せらる~卒均負蒼を不すに過ぎ潔い。nb覆がら、

此に望

息すべGn,乙Wはも比の指数は国内滑選者の負指の全部を不すものに非きる乙ビであるOJ国内滑

畳者の負糖は輸入品の掬稔による慣格の騰貴ど'輸入品.,J同種の内観生産品の関税にょる慣格の騰貴

}Jよ-成るものであるからである。又'比の指敷は決して保護の程度堅不す79のではない。此等の随

の陶枕は内地産業保護を目的だするものど'財政収入増加を日的

,̂Jする7Pの宇Yのるからである.詳言

すれば'此の指数は各国の蹄税制度の差により影響せらる1乙ビが大である。

即ち

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(ィ)或園は財政関税を採用し'他の観は保護蘭夜を採用する。財政蘭税を探る図に於ては'収入を

多-するために'負跨カある商品に課税するを通常だするを以

V.開校指数は優

り低

-

は覆

い。例

へば英国の如きである.之に反し保護政策を探る園に於ては'関税は外観品の輸入を阻

止する乙亡を目的だする。従って禁止的高率を課する場合には'其の商品の輸入は全滅し開税

収入は皆無どなり'指数は○YJなる.か、る極端在る場食を別だするも'保護腕枕の高き閲は

其の高度に比例しヱ向き指数堅不すもの.yJい-ハことを得ない。

(こ

同じ-保護政策を探る国に於で壱

p猫額の如-太酷各種の貨物に課税する図と'米国'日本の

如-'輸入品中多額の金額を責ひる原料及び食料に課税せきる園だにより

に大小を生す

る。即ち米閲の如

き有税品のみにつSていへば四八

%の高率なるも'輸入品仝鰹についていへ

1五

%に七.割合に大覆る指数聖不さ覆いのである.

(こ更に財政蘭祝だ保護関税}Jを併用する乙.,J著しき印度、添削(最近には支那)については、又、

別個の考察を要する。此等は牧人を待らるJ、ものには財政締税を課し'保護すべきものには、

必ず輸入を要する商品にもP比較的高き陶枕を説する。其の結果は各階に於三向き指数を不す。

(三鷹-多-の貨物に保護隣寵を課する園に於て79.関税賦課の状態にまわ指数に封する影響を異

にするO例

へば櫛稔引上の薦めに輸入額を演するも'拾p閲税収入を大にする場合だ然らきる

関税高度俄に関する

一考察

三七)

三五

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第五十三春

第三既

(三三八)

三六

場命だあり'輸入品中'閲税収入の多き79のビ少さものどの配食状態を同じ-し潔いからであ

る。

(ホ)更に'

一国の陶税制度が従量税を圭だするや

(多-の観に於て街はる\が如-)'叉は後傾枚を

相皆取入れ屠るやにょり'関税指数に薯する影響を異にする。即ちT

)

物情の騰落が関税指数

に及ぼす影響は社債稔の場合には少なけれ皆も'従量税の場食には大である。(2)襟懐枕につ

いては辞儀は梱曽厳重に行はる\も'後重税については正確を期し難

い.伺'評憶

いて

は'税関官吏の評債に依る場食だ輸入商の申告による場合亡によ.J}差あるを免れない'而して

此等の事情は凡て開税指数に影響を輿

へきるを得老いのである。

此の如き次第なるを以雪

上記の関税負瞭指数は英観指数}Jも国際聯盟指数.,J7P差異あり'各国の

保護隣税の高度堅不すものではない。只'此に

一言すべきは'上記の指数も'保護貿易図の問に於て

は、多少の例外あるも.大濃に於て閲撃病疫の方向堅不して居ることである.蓋し、保護貿易観に於

ても禁止的高率は極めて例外であら'保護閲枕ビ雅も或程度の牧人を斎すものであ-'且つ関税中に

は財政収入を目的だする7ef̂のむ加暁するを常、こするからである。

前述の如-'関税負跨指数は観際的比較だして保護関税の高度堅不すrJだ歓待覆いO然し覆がら'

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今之を同

7歯について年次的に観察するときは'多少選りたる意暁を生せる。此の場食には'観隙間

に於けるがかmJ関税方針、閣僚制度及び辞儀等に関する相違が存する乙ビ少いからである。即ち財政

隣税についていへば'指数の曙加は蹄税引上を意暁する乙亡を通常だするo保護関税につきては'指

数の増加は必ずしも関税の増加を意暁せず.其の反対の場合もなきにあらずど雄も'税率が過度在ら

ず'且つ関税が各種の商品に封し相皆行渡りて課せらるJS場食には'関税の曙欲が指数の堵加を斎ら

すrJEが多

い。従って'私は蘭磯負捧指数を年次的に観察する乙・,Jにより蘭俊高度化の傾向を窺はん

だするのである。

前記第三表に於ける各閥の関税指数の滑液だ其の国の閥務改正・,Jの関係を見るに'甚だ輿奴多き結

果聖不すのである。今'左に参考の男物重有る歯に於ける重要覆る隣税改正を不す。

(T)支那o

l九

7九年八月腐稜の

!股的引上を街払て叫九

二一年乃至

7九

二ハ年の卒均債格による

現賞徒慣五分亡

Lhl九二三年

】月よJD夏に関税を

一般的に引上げて

7九二

一年十月乃至翌年三月

の上海卒均却頁市債を標準ピする現賓碓慣五分tyJLt

一九二九年二月より所謂七種差等税率(徒慣七・

五乃至二七。五%

)

に依る固定夜率を採用したO寅に

1九三〇年二月よh輸入聴金建制度を採用し、

九三

一年

1月より新固定輸入税率

(五%乃至五〇

)

を採用して衛視の引上を行払'同年十二月

7日

よう水害救済附加枚だして

7率に

一割を附加徴収し允O而して此等の関税引上の影響は其の度毎に著

聞碗高良他に関する1考察

(三三九)

三七

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第五十三番

第三披

(三四〇)

三八

し-指数に未はれて居る。

(こ

印度〇

一九

1六年径乗の従慣五分税を七分五厘に引上げ'

仙九二

一年之を

一割

一分に引上げ

九二二年東に之を

1割五分に引上げ

(綿製品を除-)'線種に五分の新税を課した。寅に一九二七年九

月太番手綿孫税を引上げ'

一九三〇年五月綿布関税を引上げ'

一九三

一年三月輸入税の一部を引上げ

綿製品に五分の附加税を課したo而して此等蘭税引上の影響は凡ての場倉に於て'指数の増加と7致

して表はれて居るO

(こ濠洲。世界戦等塵戦後'間もな-収入増加の食め関税を引上げ、

7九二〇-二

i年更に税率を

引上げ允。

J九二六年には繊維工業及び機械工業保護の薦め陶枕を引上げ'他方四十七品目の陶枕を

低減した。

1九二八年には少数品良につき関税を引下げ允が.多-の品目に亘り関税

の引上

を街ふ

たO次いで

1九二九年には'八月.十

一月及び十二月の三回に亘り

i部商品の関税を引上げ'

7九三

〇年には更に四月六月の二回に関税を引上げ'殊に六月の関税改正は六百飴品目に及んだO又'同年

七月には輸入割曙稔かLj新設した。

一九三

1年五月には三十六品目の関税を引下げたが'六十二品目に

亘-陶枕の引上げを街ふたo而して指数は大酷此の開稔鍵更に伸び増加して居る.

(ニ)英国。

l九

一四年十

t月茶の財政闘琴を引上げ'

一九

1五年九月

マツケナ関税を新設したO同

時に茶其の他の財政関税を引上げ七

一九

一九年には酒精'穿酒の曙枚を属し'

一九二〇年四月よ-更

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に酒精'穿晒、葡萄酒に増税し三先巻煙草に課税した。此等の将校は大階に於で指数の上昇ビ

1致し

て表はれy居る。

i九二

一年八月産業保護法の制定あ-。他方.茶其の他の財政関税を減感したが'

指数は増加して居る。

一九二四年尊働某内閣の下に茶税等を軽減し.マツケナ閲税を感止したる時代

には指数は下-.次S,で

一九二五年七月絹及び人絹関税の新設及びマツケナ蹄稔の復活'

】九二七年

葡萄酒'煙草及び燐寸の増税'

3九三八年四月石油税の復活を鬼允が.指数は其の度毎に上昇しp

1

九二九年四月茶税の廃止も其の勢を虹ひる乙だ荏-h殊に

1九三

1年十

叫月過普輸入防止法の施行せ

られたる年は'特に大なる指数の増加単不して居るO

産業保護法にょる保護関税も収入を欝らして居

るが'其の額は

一九三〇年度に於三富百五十七番硬にして、開視線収入の

l墾

二厘程度に過ぎない。

以上述べたる諸国'即ち大鰹に於で財政閲稔を建前とする図に於tjは'関税の塔敬は指数の増加と

7致して居るのは異ビするに足らない.寅に鹿等の観が最近保護的色彩を加味するrJtyJ潰厚どなり

たけれやも'指数は依然だして上昇して居るのば注意すべき乙ごであるo

保護主義を建前写する図に在-では'事情は多少相違する。例を日本と来観亡に探らうO

(ホ)日本。我国も戦時中或種の商品については閲硯の増徴叉は軽減を行ったが'朽大規模の牽改は

1九二三年九月より

l九二四年三月宋迄街はれたる震災復興財料の開枚城免である。賓に

1九二四年

七月'十

割春惨開放を賓施した。此等の指数に及ぼす影響は複兼である。兎に角指数は下降し

て居

組穂高皮他に関する山考察

(二一四〇

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第五十三春

第三沸

(三四二)

四〇

るO大正十五年四月の蘭税大改正は既に蓉達し光る工業の保護関税を軽減し'食料及び原料の閲税を

引下げだが'他方重要産業にし

て幼稚有るものには

一様有る程度の保護を加

へ'噂好的給費物の関税

を引上げ'後慣枚を覆る.,(-碓竜税に改ゆ

て其の均衡をざるに至ったO即ち大健に於t相皆程度の梶

護政策を採ったが'同時に収入増加も激怒せられ'且つ現賓に指数は上昇して居る。其の後'或種の

保護関税の増徴'倉移関税の7部軽椀が街はれたが、指数は引綬き上昇をボして居るo

(へ)米観。

l九

十月の関税大改正は

7九〇九年の高蘭税の低城を行ったものであったが'指

数は低下して居る0

1九二

一年鰐時関税法'

1九二二年九月恒久関税法によb農産物其の他の蘭枚を

引上げたが'指数の上昇を見て居る。

一九三〇年六月の関税改正により大鰹に於で関税の引上布はれ

たが'同年の指数は僅少の下降聖不して居る.

其の他の国についての記述は省署するも'大健に於V.保護貿易国に於ける関税の引上叉は引下と

指数の上昇叉は下降ビは'財政関税の観に於けるが如-著し-は表はれないO或場合には掬税増加の

年度に関税指数の減少室不して居るここもあるが'大髄に於て保護貿易国に於でも'著しき政策の饗

宴在き限り'陶枕の引上だ指数の上昇とは相伴ふて居るQ殊に有税品輸入額に封する陶税収入の割金

髪不す指数についY.此の傾向は著しいO蓋し保護関税yJ錐も'普通は収入を斎らすものである.而

Ly保護関税率の増加は見越輸入ある場合は別}JLt大鰹に於y輸入の減少を蒸すが'此の場合'陶

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税率の曙加に拘らず'関税指数を下降せしひる位に'絢税収入の液少を蒸すやは

7概に言ふことを得

言いO

或商品については指数を下降せしめ.或商品については指数hl上昇せしめる。輸入品垂髄につ

いて如何だSふにp関税は多-の観に於て重要覆る財源であり、殊に最近時に於て然るが故に'蘭稔

改正により保護を加重するもp登健に於

て閲税の減収を凍すが如き改正を有るべ-避けんだ努めるで

あらう。又'関税を曙欲すればp翰出国に於七は生産費の切下げ等にょht輸出の城少を防止するに

努めるを通常ビする0従っ

て保護貿易国にても.大健闘祝の増徴ビ指数の上昇は相伴ふ傾向がある。

素より此の蘭復員携指数は保護の程度を表はす79のならきるht以/Lt国際間に於ける保護の高度を不

す指数・,Jしての惜頗在きだ同様'同

一園に於て73年次的に保護の高度聖

不す指数

ビし

の憤億は老

い。只'同

1図にについては、保護の加重又は低減ビ関税負拾指数の上下とは'多-の場合同

一傾向

をざるだいふのみである。乙れは前記の指数を英国指数又は囲際聯盟指数

,̂J比較するも了解出来るこ

%

とであるo保護関税の理論上'保護の加重は陶穂負捨指数の下降を欝らすべき誓なるに'其の然ちぎ

る所以は前に述べたる賓際上の理由に基-ものであらうO

以上関税率更だ開榎指数どの関係について述べたるが'然しながら蘭稔指数に影響するものは関税

率の鼻糞のみでは覆い。

物情の舜動'関税協定の成立'輸入禁止の解除'輸入品の慶化'輸入額の塔織

等幾多の事情が錯綜して影響する乙ビは注意すべきである.殊に世界戦寧中に於ける物債の騰貴は、

関税高度化に陶する

一考察

(三四三)

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第五土

二審

第三班

(三四四)

四二

従量税制度を採る多-の観に於で'曲数制度等の補償策を探らきる限り'其の指数を下降せしめて居

る.これビ反対に最近に於ける世界的物憤下落は関税指数を上昇せしひる原田として働

いて居るO

ru雪

上記の蘭税指数についでし各闇別に年次的慶勘を見るに.大多数の国は世界戦等前に比し増加

聖不して居る。国際聯盟指数の最近年度たる

1九二五年を基準・yJLt比較す

に'蘭領印度は八・八

%

よ-八・四%

九三

〇年)に.南阿聯邦は

〓一%よrJC,二

〆二九二九年)に下降せるを例外ビ

し'他の諸観は凡て上昇聖不して居る。韓に印度、支那'英国'珠洲.倣蘭西'日本に於ける上昇が

著しい。

か-のか-最近関税指数の上昇したる原因として考

へらるJは'(こ財政関税の曙徴'(ニ)保護閲

税の増徴'(≡)物情の下落時に於ける従量税の通用'(四)掬稜数枚の峻厳加重である。

曲の内、財政関税の増徴は'必需品に射し或程度の課税な行ふ場食には輸入を阻害する乙だ比較的

多からすご壁も、然らざる場合'帝に支那'印度の如圭

一率に閲税を増徴する場合には'輸入貿易

を阻害するrJrTJ大である。保護蘭稔の樹故が輸入を阻Tjj.する乙とは言ふむ侯たぬ。従竜税制度を採る

観に於七は'物慣下落の際には関税の負控を加重Lt夫れだけ輸入を阻止するの作用を看する乙亡は

明かであるo関税放牧の′峻厳は内地物情を多少共高-するを以

tp間接且つ軽微宣がらも'輸入に恵

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影響を蒸すであらう。尤も現下の如-物情は世界的に低落Lt各囲其輸出の増進に庶慮しっ1ある際

には'関税は鐘産着に鴨嫁せらるJ傾向あJgJ雄も'乙れは只衛視が貿易を阻止する作用を緩和する

に過ぎない。関税の負培の増加はp其の程牒及び品目により差異あるも'大健に於て国際貿易を阻害

するものである.特に保護貿易図に於宅は'指数の増加以上に国際貿易を阻害する傾向がある〇

上述せる朗を要約すれば、関税指数には種々あ-O其の目的によpc,計算の方法を異

にするのみなら

ず'等し-国際貿易の降積としての関税水準指数につい等S.品目の選揮、慣格'卒均及びウエート

の方法について種々の意見あrJn.其の計算方法如何によJn多少異なる意義を有する0闘際聯盟等の国

際的機関に於一て十分に研究したる統

l約方針に基き.薪に帝別の開校水準指数を編成する,tt・6らば'世

界貿易の障碍堅不すに足る相瞥意義ある指数を作-得るであらう0然しか1る調査には各国の問に其

の立場上反対論があり

、且つ其の計算には多-の手数を要するを以雪

.願命か1る指数を作るとして

も'急速に其の結果を期待し荷船であらう。然かも'之己でも関税の障碍堅不すのみであって'各国

の輸入の禁止及び制限'食番管理'貿易管理等の障碍には及び得ない。叉'保護関税により産業の受

-る賃際の利益聖不すことを碍覆い。

私の此に作りたる関税負轄指数はか1る財料の欠如せる現在の事情の下に'

一般に利用し得べき材

緒税高技能に関する一考察

(三四五)

四三

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第五十三春

第三娩

(三四六)

Bl四

料に基き作らたるものであっV.指数としては輸入品合性の関税の卒均負糖を不すに過ぎ有い.素よ

保護の程度を不すものではないO然し在から'各国毎に年次的に比の指数を比較し'之を綜合的に

観察すれば、大股に於て陶枕の世界的高度化の趨勢を知るに足りる。而して其の蘭稔が財政関税たる

W保護関税たるだにより'程度の差はあれ昏'兎に角tか1る陶枕指数の樹加は国際貿易の降格を増

加する79のであるご恩ふのである。(克)

(昭利七年八月十五日)

本篇に於王不した陶枕指数は正確在る統計材料に基き'成るべ-多-の園につい三

成るべ-

最近年度まで'之を作成せん乙FfJを努めた。此等の材料の蒐集及び指数の計算については~商学

士竹原景之助君及び中村正君に負ふ所が多

い.記して珠-戚謝の意を表するO