1/2

入札オークション

＜下見会＞

2015年9月5日（土）・6日（日）

10：00～17：00

＜会場＞

古裂會本社（京都府京都市下京区五条通南側黒門東角柿本町596）

＜入札締切＞

2015年9月10日（木）必着

　カタログ掲載の全作品に経年損傷、実作品の色目等に多少の差異があり、下見会での実見確認を原則としております。下見会へのご来場が困難な場合には、最低価格￥30,000以上の作品に限り、コンディションレポートを受け付けます。お申し込み順でのご対応となりますが、申し込みが多数の場合、入札締切日までにご報告できないことがございます。真贋については未詳。下記の締切日以降のお申し込みにはご対応できませんのでご注意ください。TEL : 075-371-0094 FAX : 075-371-0093 e-mail : office@kogire-kai.co.jp

コンディションレポート受付締切：2015年8月24日（月）

Thursday 10th Sep 2015

Kyoto: 5th, 6th Sep 2015 10:00～17:00 at Kogire-kai Kyoto

Except for the damages by aging, any apparent damages and repairs are indicated in the discription. Condition reports are available on request over before 24th Aug.

596, Kakimoto-cho,Shimogyo-ku, Kyoto, 600-8357 JAPAN.TEL.075-371-0094 FAX.075-371-0093

http://www.kogire-kai.co.jpe-mail: office@kogire-kai.co.jp

四条通

五条通

七条通

塩小路通

烏丸通

堀川通

大宮通

西本願寺

東本願寺

アクセスマップ

阪急大宮駅

東急ホテル

地下鉄烏丸五条駅

至名神東 IC

至名神南 IC

京都駅

JR丹波口駅

荷受・出荷場

五条通（北側）

黒門通（西側）

正面玄関

社用車専用口受

付

エレベーター

荷受・出荷場（西側） 正面玄関（北側）お車でご来社の作品受け渡し 下見会入退場口・手荷物での作品受け渡し及び精算

□お車をご利用の方・京都東ICからお越しの場合（所要時間約25分）　京都東IC出口右方向（京都市内行）→左方向国道1号西へ約10km　→堀川五条交差点通過後約200ｍ南側

・京都南ICからお越しの場合（所要時間約15分）　京都南IC第1出口→国道1号北へ→京阪国道口交差点を右折（東へ）　→九条油小路交差点を左折（北へ）　→堀川五条交差点を左折（西へ）200ｍ南側

□電車をご利用の方・JR山陰本線「丹波口」駅下車　徒歩10分・阪急京都本線「大宮」駅下車　徒歩12分・京都市営地下鉄烏丸線「五条」駅下車　徒歩15分

N

N

古裂會 本社

SILENT AUCTION

Auction Exhibition

Deadline of Bidding

KOGIRE-KAI Auction House

目次

□掲載については、出品物の多寡に応じて傾向別の分別を心掛けたが、結果的には同系統のものでありながら項目を隔てるような不統一も発生している。

　

□記事については、いずれも概略を示す程度である。錯誤も誤謬も予測されるが、現段での理解に基づいている。判断のつきかねるものには言及していない。

　

□時代判別については、日本及び舶載のものは通例の表記法を採用。外国は世紀で表記するよう努めた。判断のつきかねるものには表記を控えた。

　

□時代判別等において、特に出品者の意向に従ったものは、（出）をマークした。　

□生産地について日本のものは、特に地域の特定されるもの以外はそれらの表記を除いた。また、日本（国名）の表記は省いた。諸外国については、採取地をもとにした出品者の申告を重視した。

　

□損傷についての記載は、微妙且つ煩雑なので、一部を除いて割愛した。　

□本文中の敬称は、物故・現存にかかわらず全て略した。　

□寸法の記載は、ヨコ×タテ×タカサ（ただし、硯はタテ×ヨコ×タカサ）とした。単位はセンチ。着物類のヨコは、袖口から袖口まで。タテは、肩口から裾端まで。袖は、その天地の長さ、筒袖は、袖口の寸法をヨコ、タテのあとに追記した。ものによってはその高、巾、長、だけを記したものもある。また不要と考えられるものは省いた。

　

□家紋の呼称は、「紋之泉」伊藤嘉市．洛東書院．大正十五年によった。　

□記事に関する参考文献は、特例を除き、巻末に一括して表示した。　

□子供着物の表記について　子供の着物の表記については一ツ身のうち、背守り縫いのあるものを「祝い着」、ないものを「一ツ身」と表記した。一ツ身以上の大きさで、背縫いのあるものは、全てその大きさの差にかかわらず、これを「子供着物」とのみ表記した。

　

□打掛の表記について　小袖、あるいは、振袖と、打掛の形態的変化は殆どない。ここでは、織物と、婚礼衣裳として着用されたものを打掛と表記した。

　

□屏風の表記について　一対のものを一双とし、片双を一隻とした。風炉先などの場合、一隻のものについては特記していない。

　

□付属箱の表記について　時代箱：古製のオリジナル箱。桐、杉樅、不明（無表記）／古箱：古製の代用箱／箱：上記に該当しない古箱／共箱：作者によって識字された箱　識箱：何人かによって識字された箱／新箱：新造箱

　

□生没年の西暦表記について　歴史大辞典等に記載されるものについてはこれを転載し、没年没年齢のみ判明している場合には西暦年から没年を単純に引いて表記した。

　

□掛軸の写真について　撮影時の撮影用具が写っている場合がありますのでご了承下さい。

凡例

特集　茶道具 …………………………………………… 2～189特集　琳派 …………………………………………… 190～212某家コレクションセール ……………………… 213～221富士　地寳　帝室技芸員 ……………………… 222～231人間国宝 ………………………………………………… 232～240新有職 ………………………………………………… 241～247

新仏教 ………………………………………………… 248～265

武官・文官 …………………………………………… 266～269新書畫 ………………………………………………… 270～316

新作藝能　新作香道 …………………………… 317～321新作華道ほか ………………………………………… 322～325明治工芸　新作陶芸　酒器 ………………… 326～341新作漆工　木工彫刻　指物 ………………… 342～355新作金工 ………………………………………………… 356～358新作銀器　貴石類ほか ………………………… 359～368新作染織　新作西洋美術 ……………………… 369～386新資料　倣古 ………………………………………… 387～391売切 ………………………………………………… 392～399

規約・参加方法 …………………………………………… 巻末

2

#

特集 茶道具

道具とはいったい何か、それは仏道用具の略語で、佛教の儀式に用いる用具を指した言葉でした。それが近来になりますと、かたちのあるものすべてを道具というように考えられ、例えば嫁入り道具などといわれますが、簞笥や長持、鏡台などは道具ではなく、正しくは調度であり、嫁入り調度と称すべきで、古くは宮中など御殿で使用される御厨子棚、几帳、屏風など、すべて調度の名で呼ばれています。各家庭におきましても、机、衝立、屏風、簞笥などは調度であり、台所などで用いる調理器具などは、台所用品で雑器であり道具ではありません。それでは、道具とはいかなるものを指すかといえば、一種の目的を持って晴れの場所に用いられるものを指し、お茶の方でも足利時代『御飾記』をみましてもまだ道具の文字は用いていません。おそらくお茶が草庵式となった珠光以後、紹鷗時代より一般化したのではないかと思われます。a珠光が古市播磨法師にあてた有名な一紙が伝わり、この中に「よき道具もち云々」の文句が出てきます。それでは茶の湯に用いるものすべてが道具かといいますと、これも少し区別して考えなければなりません。まず表道具、それは床の軸物、花入、釜、茶入、茶碗のような客をもてなすのに必要な席中で用いるもの、これを茶道具、略して道具と称し、水屋など客から見えないところで用いるもの、これは裏道具で、水屋壺、茶ハギ箱、箱炭斗などは道具ではなく用具であり、また柄杓、茶筅、茶巾んど、これらがなくてはお茶は点ちませんが、これは消耗品で必要ですが道具ではありません。（後略）

『お道具の話』目片宗允　淡交社　昭５４

今、私たちは七百年の茶道史が生み出した混沌とした茶道具の海を眼前している。時系列の整理から解き放たれたそれらは、座標を失くした小舟のように感じさせ、より具体的には、本来の意味を喪失した漂流物の山のようでもある。ここで提案したいのは、時系列に並べることによって、はじめて見えてくる新たな魅力である。

3

#

#001　唐物文琳茶入　￥1,000,000.～　付二重箱（内桐　外識）　笹蔓緞子袋　遠州緞子袋　阿蘭陀裂袋　吉野漢東袋　唐物四方盆　6×6×6　淡々斎外箱識

4

#

#002　足利義政　和歌短冊幅　￥190,000.～　付時代識箱（杉）　紙本　黒塗軸端　5×35　表具17.5×118　ヤケ　シミ

ヨゴレ　井狩源右衛門極札足利義政（永享八・1436～延徳二・1490）は室町幕府八代将軍。六代将軍義教の子、

嘉吉三(1443）、八歳で家督を継いだ。応仁元（１４６７）、応仁の乱がおこり幕府は衰退し、文明五(1473)に将軍職を義尚に譲った後は東山の山荘に住み、銀閣寺をたてて、茶の湯や能楽など風流な生活を送って東山文化を栄えさせた。

同朋衆の時代足利将軍家の足下で同朋衆によってはじめられた喫茶と喫茶法が、今日に続く茶道史の濫觴とみてよいだろう。これに遡る喫茶といえば、平安時代に遣唐使が唐から持ち帰った茶(半発酵茶)を薬として飲んだ喫茶である。これの原風景を伝える喫茶法も、御所周辺に伝わっている。それについては頁を改めて紹介してみたい。さて、茶道草創期の同朋衆による茶風は、能阿弥(応永四・1397から文

明三・1471)によって整理されたとみられる。能阿弥は、当てもの遊びとして流行していた闘茶の遊びに、書院飾りや台子飾りなどの風雅を織り込み、茶道の原形にあたる茶遊びを創案した。同時に、能阿弥は、華道にも深く関与した。ここでは天目茶碗の類に唐物数寄の一部を覗き、加え、能阿弥が遺した『君台観左右帳記』の花器図を参考に、この時代の風を抽出してみた。

君がため　春の野にいでゝ　若菜つむ　わが衣手に　雪はふりつゝ

5

#

#003　唐物曙茄子茶入　￥500,000.～　付二重箱（内時代識桐）　仕覆　替仕覆二　牙蓋

6×6×5

#004　唐物茶入　￥300,000.～付溜塗箱　外縞仕覆　6×6×6.5　銘小倉山

　唐木挽家（銘金泥）

6

#

7

#

#006　灰釉天目碗白檀塗輪花台　￥2,900,000.～　付時代識箱（桐）　16×16×9.5

　香椎家蔵　南禅寺傳来添呈上控　大正九（1934）年十月十七日

#007　銅造花入　￥100,000.～　14×14×23

#008　銅造獅子耳花入　￥100,000.～　26×26×15　頸部接合補修

8

#

9

#

#011　銅造双耳花入　￥100,000.～　15.5×15.5×25.5

#012　銅造花入　￥100,000.～　13.5×13.5×20

#010　天心文字緑釉盞　￥1,400,000.～　付伏見屋甚右衛門添状　14×14×5

やや厚めに形成されており、大きな高台が安定感をみせる。見込みと高台内を露胎とし、釉薬は二重掛けと観察させる。下釉は鉄釉薬、上釉は灰暗緑の釉薬。鉄褐色を呈す胎土を見込みと高台内に確かめるが、胎土は磁胎のような硬さを感じさせる。掲出を特徴する「二重角囲天心印」は、見込部の右方に押される。有栖川裂の仕覆、時代二重箱が添う。高台内の朱地の書入は、博物館などの整理番号とみてよい。内箱の底部に｢洛西常盤　法雲印｣註の墨書が認められ、経年損傷が著しい黒漆塗の外箱の唐戸面の四隅には南蛮唐草が蒔絵され、蓋甲には桔梗紋の痕跡が残る。掲出には天保十五（1844）年の鑑定書（鑑定人・伏見屋甚左衛門）とボストン美術館のレターヘッド書面ほかが付帯する。天保の書面では「天心印」を北宋の徽宗皇帝（1082～1135）に符合させるが、徽宗皇帝を離れ、宋代作に作期を設定しても陶磁史に齟齬することはあるまい。ボストン美術館の書面ほかを斜め読みして、16世紀に伴天連によって日本に運ばれ、織田信長に献上され、後法雲院に施入され、宗全を経て、若井兼三郎が落手したという伝来についての説明を仄聞する。なお、若井は明治期に活躍した骨董商で、ウイーン博覧会（明治六・1873）では唯一の美術品専門家として参加を果たした。

註　法雲院は臨済宗寺院で烏丸光広家・勘解由小路家・裏松家・七条家などの公卿家の菩薩寺として知られる名刹。

10

#

#015　天目茶碗　¥250,000.～　付時代識箱（桐）　12.5×12×7 #016　玳玻鷹天目茶碗　￥250,000.～　付木箱（桐　貼札）　16×16×7

#014　白覆輪天目盃　¥350,000.～　付識箱（杉）　仕覆　8.5×8.5×4

11

#

#022　金彩天目盃　¥35,000.～　11×11×4

#017　天目茶碗　￥50,000.～　付時代箱（桐）　11×11×5　窯変天目茶碗箱識

#018　青白磁覆輪平茶碗　￥50,000.～　付合箱（桐）　12×12×3.5　高台カケ　磁貫

#021　寅辰四月天目白覆輪盃　￥50,000.～　付木箱（桐）　10×10×4　福寿山海　墨書

#019　柿釉天目茶碗　￥30,000.～　付合箱(桐)　13×13×5 #020　天目小碗　￥50,000.～　13×13×4

12

#

#023　銀天目 ほか　四　￥250,000.～　10×10×5.5ほか　花筒　茶碗三

御所の喫茶文化太閤秀吉が利休をともない御所に参内して黄金茶室をさしくみ、黄金の茶道具で正親町天皇に献茶したのは、天正十四年(1586)である。その一連の器物として知られるのは、太閤から醍醐寺の義演准后に下賜された黄金の天目鋺と天目台であり、これによって往時をしのぶことになる。木胎に金の薄板を被せて碗形に成形するものだが、口縁の覆輪部は、金板の合わせ目で、釉薬や腰の土みせの工作は、天目碗を祖形にすることを教える。御所の好みが金でなく銀であることについては、機会の度に報告してきたが、掲出の銀天目鋺は、現在も御所でなされている喫茶の碗と同好であり、その類の撤下品とみてよいだろう。銀鋺や銀箸の使用は、毒物(砒素)に対する御所の心得にほかならない。この種の銀天目鋺は、天目台とともに一対で用いられ、一方には抹茶を、他には砂糖水が満たされる。抹茶は茶筅で交ぜることはなく、抹茶に湯を注ぐのみ。砂糖水は菓子に代わるものである。この喫茶法は現在も御所のなかで継承されている。同趣の工作でなる筒形の大小二点の茶鋺は、外を素銅、内を黄銅で形成するものの、天目鋺の後裔の鋺ではないかと類推させる。が、確証は一切ない。寸胴の花入れも、木胎に黄銅を被せたもので、この種の工作の伝統と波及を示唆する。底に、｢細工人　竜野　赤穂屋吉兵衛｣の毛彫銘がみられる。

13

#

8.5×8.5×7 9×9×8

11×11×30

14

#

#025　米色青磁天目形茶碗　￥80,000.～　付識箱（桐）　仕覆　14×14×6　高台カケ補修　「渡り舟」立花大亀箱識

#026　珠光青磁茶碗　￥68,000.～　付時代識箱（杉　貼札）　仕覆　13×13×5　「人形手」箱識

珠光の時代「茶の湯の黎明という神話を一身に背負うのが村田珠光である。茶禅一味の語で示される、禅と茶の湯の結びつき。不完全、非対象、そして枯れかけた美の発見。侘茶の背骨とも言うべきポイントは、全てこの人に端を発することになっている。ただし、その人生はよくわかっていない（後略）」。（木村宗慎「村田珠光とその時代」）

珠光（1423～1502）の言葉を冠した茶道具を代表するのは「珠光青磁茶碗」「珠光茶碗」である。野趣をおびた草色をした唐土の民窯系の青磁茶碗に、珠光青磁の言葉が添えられることは少なくない。が、それらの多くは茶聖への憧れであって、歴史的な事実とは乖離しているようである。これに対して考古学の見地から、その事実関係に迫った論文に小山雅人の｢珠光茶碗の虚実｣があり、これに触れると、珠光青磁の言葉を気安く使うことが躊躇われることになる。が、ここでは俗論に従う。　珠光の茶の湯について木村は、京都において珠光が属したのは公家、将軍家はじめ上流階級が住まう上京でなく、下京であり、珠光の侘び茶は、名物道具を使う｢唐物数寄｣に対して、それを持たない茶人、茶の湯である｢侘び数寄｣であった（前掲書）とした。｢下京の人々が茶の湯を楽しむ場は、上流が住まう御殿とことなり、たくさんのものは飾れず、一幅の掛物、一輪の花、ひとつの茶碗を選びきる美意識を研ぎ澄ますことになった｣と解説（前掲書）する。珠光の遺業としては、それまでの薬匙に代わる竹を削った茶杓の創案が挙げられる。

15

#

#028　青磁人形手茶碗　￥25,000.～　付木箱（桐）　14×14×7　磁貫　ヒビ

#027　青磁茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐）　14.5×14.5×7　磁貫　高台「嵩」墨識

#029　白釉平茶碗　￥25,000.～　付木箱（桐）　17×17×6　唐物

#031　珠徳形象牙茶杓　￥30,000.～　付筒　総長16.3　村田珠光門人珠徳(生没年未詳)茶杓師。村田珠光(1422～1502)の門人。木製の匙状で漆塗りの茶杓を創始し、珠徳型とよばれた。

#030　珠光青磁小服茶碗　￥40,000.～　13×13×6　磁貫　ヒビ

16

#

#033　武野紹鷗　書状幅　￥1,100,000.～　付木箱（桐）　紙本　黒塗軸端　68×15　表具80×83.5　ヤケ　シミ　オレ

紹鴎の時代

布袋下つかゐに可申、

心安候、御馳走本望候、

委事宗如上之時、可

令申候、此由池入ニ可申候、以上、

一、釣物見申候、

一、上申ふた、此方別に用

　候へハヽ、そのふたの内の

　そとのかたを御ひかせ候て、

　御下候て候、可仕候、釜の口へ

　少入候ハす候ハヽ、可被成召返、　

一、御釜のふたも、如仰入

　候ハす候、御ひかせ候て可然候、

　大事のふたニ候へく候、よく柿鈎

　おほせつけ被為候へく候、　

一、袋尋出候て、可進候、

一、将基之馬上可申候、

　たれへ成とも可然様、

　方々様へ申下候、

一、源氏之事も進　可申候、

一、宗徳此方へ下候、恐々謹言、　

　　十二　十四日　（花押）　

　（墨引）　大黒庵

　玄哉様　御床下　（花押）

「見渡せば花も紅葉もなかりけり　浦の苫屋の秋の夕暮れ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藤原定家（『新古今集』巻四）

武野紹鴎（文亀二･1502～弘治元・1555）は、堺から京都に出て歌学の権威である三条西実隆に、『古今集』と「源氏文化」を学び、「見渡せば・・」の和歌に、侘びて鄙びた風情の興趣を感じ、茶道の心を見出した。（南坊宗啓・『南坊録』）紹鴎は、珠光が開いた草庵の茶から歩をすすめ、侘びて寂びた風情への志向を鮮明にし、同時に、席中に和歌色紙（小倉色紙）を飾る新鮮も加えた。紹鴎の門から津田宗及・今井宗久・千利休が育ち、三人は織田信長の「茶の湯御政道」を支えた。

17

#

#034　武野紹鴎　茶杓　￥300,000.～　付識箱(桐)　直斎手紙　総長20　随流斎筒識

#036　桜川扇面流蒔絵中次　￥230,000.～　付時代箱（桐）　絹更紗仕覆　8×8×7.5　内黒

#035　織田信長由縁故材変形炉縁　￥100,000.～　42.5×42.5×5　墨識　1582　「清須城主織田信長公尾張名古屋の地へ　慶長十五年……させ給ふ　時干　これを□ひ拝領の余在たり　これを以て

　数寄者にこれを　末長く後世に伝へんものと　これを作る……」

18

#

#038　芦屋霰真形釜　￥3,000,000.～　付識箱（桐）　26×26×19

　「室町時代の優作。保存極めて良好。口先よ里羽にいたるまで霰地を施す手法は入念の作にして、最も敬愛すべきものな里。昭和癸丑（四十

八・1973）新春　細身古香庵　七十二」

19

#

20

#

#040　信楽鬼桶　￥3,500,000.～　付時代識箱（杉）　黒塗割蓋　24×23.5×17.5　口辺カケ補修　ヒビ　『時代別古信楽名品図録』所載

鬼桶と呼ぶのは、麻尾を蓄えた緒桶に由来するとされるが、これらの雑器を含む信楽が、茶の湯の水指として重要な位置を占めるのは、利休所持の名物中に六口の信楽水指を数えることに確かである。本作では口造りを一重とした堂々の姿と、紹鷗信楽とすべきであろう長石流の焼け溶けた白い斑点が浮かぶ赤い肌に、瀑布のごとくに薄緑の釉が垂れ流れるを見所とするが、惜しむらくは口辺から胴に見られる少なからぬ割傷ということになる。しかしながら、傷あとに僅かに残る古い「金繕い」の痕跡が、本作を惜しんだ茶人の心と美意識とをより鮮烈に伝えてくれる。本水指は『時代別古信楽名品図録』に所載され、「鬼桶水指　室町時代中期　胡麻と赤焼きの片身替りの焼成りで、ことに赤や暉の土味がいい」。（参考『時代別古信楽名品図録』桂又三郎著　昭和四十九年(所載)　『日本の陶磁　第二巻』中央公論社　昭和四十三年）

21

#

22

#

#043　高麗刷毛目茶碗　￥390,000.～　付木箱（杉）　15×15×9　金補修

#042　井戸茶碗　￥500,000.～　付時代識箱（桐）　仕覆　15×15×7　金補修　銘白波　

23

#

#045　祥瑞三友茶碗　￥400,000.～　付時代箱（桐　貼札）　10×10×9　

#044　高麗粉引茶碗　￥300,000.～　付黒塗識箱　15×15×8　ヒビ金補修　銘暁雲

24

#

#047　利休　消息幅　￥390,000.～　付木箱（杉　貼札）　紙本　牙軸端　江田世恭極　42×27　表具45×104　ヤケ　シミ　スレ　オレ

利休の時代

遥久不申通候、南辺御次ニ

御立寄可為本望候、返々伺申候、

又此鬢剃、従若江只今到来候間

進之候、御音信斗候　

かしく

抛筅斎　

易　不孤斎まいる　人々御中

「（秀吉の）情熱的で豪壮華麗、官能的な美」と「（利休の）簡素枯淡、冷厳ながらも充実した無一物の美」を混在同居させた時代（木村宗慎「茶の湯を生きた人々・千利休とその時代」）。利休と秀吉の蜜月は十年に満たず、天正十（1582）から十九（1591）年まで。この僅かな時間で、秀吉は

天下人となり、利休は茶の湯を大成し、自刃して神になった。

25

#

#048　辻与次郎大阿弥陀堂釜　￥680,000.～

　付時代識箱（杉）菊池円隆添状二　27×26×20

「釜　阿弥陀堂釜　利休翁所持伝来す　右　細川家茶道古市家　什寶明治二十九年該家より　出品求之　明治二十九年三月上旬　無為庵菊池円隆（延寿寺）辻与次郎は近江国高野庄辻村

の出身で、西村道仁の弟子といわれ、桃山時代に京三条釜座に住み、天下一を号した。弟子の弥四郎、藤左衛門とともに利休好みの阿弥陀堂釜、雲竜釜、四方釜を作ったとされる。

#049　辻与次郎　南禅寺釜　￥230,000.～　付識箱（桐）　28.5×25.5×19　薮内竹窓　透月斎

辻与次郎は近江国高野庄辻村の出身で、西村道仁の弟子といわれ、桃山時代に京三条釜座に住み、天下一を号した。弟子の弥四郎、藤左衛門とともに利休好みの阿弥陀堂釜、雲竜釜、四方釜を作ったとされる。

#050　鉄切合鬼面風炉　釜　￥180,000.～　付識箱（杉）　共蓋　風炉41×37×28　天正五年（1577）九月吉日松田久七寄進

　奉寄進泉州住吉社神楽所　与次郎作鬼鳳耳

26

#

#052　桐唐草金蒔絵鉄釜鎖　￥480,000.～　付時代黒塗箱（黒地桐蒔絵）　大倉汲水折紙　総長172　豊臣秀吉公北野大茶会使用

27

#

#053　北野大茶会板額　￥95,000.～　51×33　

#054　樂長次郎　赤茶碗　￥780,000.～　付二重箱（内時代識杉）　11×11×8　ヒビ金補修長次郎は樂家初代。生年は不詳、没年は天正十七年（1589）唐人・阿米也の子と伝えられている。茶の湯の大成者、千利

休に従い赤樂茶碗、黒樂茶碗を造り樂焼を創設する。その独創的なな造形は根底に千利休の侘の思想が濃厚に反映されており、同時に禅、あるいは老荘の思想の流れを汲む、極めて理念的なものといえる。その特色は装飾性、造形的な動きや変化、あるいは個性的な自己表現を可能な限り捨象、重厚な存在感を表わしている。　

28

#

#056　樂長次郎　黒楽茶碗　￥980,000.～　付二重箱（内識）　仕覆　10×10×8　銘瀧　随流斎内箱書　隋流斎宗佐（万治三･1660～元禄十四･1701）は、表千家五代。父は本間利兵衛（久田宗利）、母は宗旦の娘くれ、四世江岑宗佐の養子。幼名は源三郎、名

は宗巴のち宗佐、別号に良休、俗称に人偏宗佐・日蓮宗佐。宗利・江岑宗佐に師事し、紀州徳川家の茶頭をつとめた。門下に久田宗全、尾形光琳・乾山がいる。著書に『隨流斎延紙ノ書』がある。

29

#

#060　西村宗四郎　栗香合　￥90,000.～　付時代箱（桐　貼札）　5×4.5×3

天下一宗四郎印西村宗四郎は織豊から江戸前期の陶工。三代西村善五郎の弟。豊臣秀吉から天下一の名をあたえられ、「天下一宗四郎」を楕円で囲んだ銘を用いた。

#057　樂長次郎　黒茶碗　￥190,000.～　付時代溜塗識箱（桐）　緋縮緬仕覆　12×12×7　福神　東義四郎所持貼札

#058　利休菊桐蒔絵小棗　￥90,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　6×6×6

　川上不白蓋裏書付

#059　菊桐蒔絵平中次　￥90,000.～　付合箱（桐）　縞仕覆　8×8×6　内黒

30

#

#062　古田織部　消息幅　￥350,000.～　付時代箱(杉)　紙本　黒塗軸端　37×31　表具40×103　ヤケ　シミ古田織部（天文十三・1544～元和元・1615）は豊臣秀吉の同朋衆。古田重定の子。千利休七哲の一人。初め中川秀成、のち豊臣秀吉に仕え、九州の役、小田原の役に従軍。秀吉の御伽家に列す。関ヶ原の役で東軍に属し、徳川将軍家の茶道師範となる。書院台子の茶の湯、大名茶の湯を大成し、沓形茶碗やキリシタン文様を取り入れるなど、器物の意匠を凝らし織部流を創始しのちの茶道に大きな影響を与えた。大阪夏の陣で大阪方に通じたとして伏見邸に幽閉され、子の重広とともに自刃する。　

織部の時代「織部の利休に対する心髄と理解は非常に深く、後に彼が、利休相伝の茶道の極意を記した『織部百ケ条』には、利休から受けた教えを伝えんとする熱意が溢れている。（中略）（織部は）利休から、茶の湯というよりも、その凄まじいまでの創造性を学んだ。（中略）織部は、豪華華麗な唐物趣味と利休が大成した侘茶を融合させ、さらに南蛮渡来の異国趣味を加味し、へうげた（風変りな）織部茶碗に代表される新しい茶の湯を創造した」。（木村宗慎「古田織部とその時代」）私たちが桃山的と感じる工芸の大半は、文禄から慶長時代の二十年間、まさに織部の時代に生み出されている。

31

#

#063　古田織部　消息幅　￥300,000.～　付識箱（桐）　紙本　潤塗軸端　37×15　表具40×90　ヤケ　スレ　穴

#064　堀手黒織部沓茶碗　￥800,000.～　付時代黒塗箱（桐　虫喰）　時代仕覆　13.5×12.5×7　ヒビ　カケ共色呼継「一」の窯印は、織部十作の内「元蔵」の作とされる。

32

#

#066　絵志野火入　￥480,000.～　付時代溜塗箱（桐　貼札）　2.5×8×10

#067　志野織部燈火器　￥300,000.～　付識箱（杉　貼札）　7.5×7.5×4.5　縁金直し

#068　織部香合　￥250,000.～　付カピタン縞仕覆　5×4.5×4　摘補修

33

#

#069　古田織部　書幅　￥190,000.～　付木箱（桐）　紙本牙軸端　22×30.～　表具48×168　ヤケ　スレ　穴

#070　美濃伊賀茶入　￥190,000.～　付識箱（桐）　錦仕覆　蓋　7×7×10.5　徳川美術館参事菊田清年極

#072　織部火入　￥98,000.～　付時代箱（桐　貼札）　8×7.5×9　古織部向付貼紙

#071　瀬戸黒茶碗　￥120,000.～　付時代合箱（桐）　12.5×12.5×8.5

34

#

#074　千道安　竹茶杓　￥480,000.～　付筒（裏四代仙叟）総長19　利休息　サカヒ茶杓筒識

35

#

#075　千宗旦　和歌幅　￥290,000.～　付時代箱（桐　貼札）　30×23　表具45.5×101　一翁宗守紙中極識元伯宗旦（天正六・1578～万治元・1658）は千家第三世。千利休の孫で少庵（二世）の子。号を咄々斎、咄斎とし、茶禅同一味（禅と茶は一つ）を説き侘茶に徹した茶人。　

#077　千宗旦　消息幅　￥190,000.～　付時代箱（桐　貼札）　紙本　黒塗軸端　36.5×27.5　表具39×111　ヤケ　スレ　正月十二日付

#076　千宗旦　消息幅　￥200,000.～　付二重箱（内時代識桐　外溜塗）　紙本　潤塗軸端

　古筆了意極札　大倉好斎極札　35×27　表具38×100　惺斎箱書

朝降りて　昼間三日　締めなれば　暮れてうれしき　土用八専

右宗旦居士　正筆也　宗守

元伯宗旦（天正六・1578～万治元・1658）は千家第三世。千利休の孫で少庵（二世）の子。号を咄々斎、咄斎とし、茶禅同一味（禅と茶は一つ）を説き侘茶に徹した茶人。

36

#

#081　黒香合　￥95,000.～　付識箱（桐）　9×9×3.5　宗旦在判

#082　黒塗大中次　

￥95,000.～付識箱（桐）　仕覆

.5×7.5×7.5　少庵在判#080　唐物独楽盆　￥300,000.～　付時代箱（桐）　24×24×2

#079　千宗拙　茶杓　￥350,000.～　付二重箱　添状幅　筒（底破損）　改筒（即中斎箱書）　原叟（覚々斎）書付　総長18

千宗拙(生年未詳～承応元・1652)江戸時代前期の茶人。千家三代千宗旦の長男。号は閑翁,壺天。

37

#

#085　樂道入　白釉台獅子香合　￥290,000.～　付識箱（桐）　6×6×5　上唇補修　慶入箱識

#084　樂道入　黒茶碗　￥290,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　11×11×8.5　磁貫　ヒビ　口辺黒漆補修　了入箱書

#083　灰屋紹益　和歌幅　￥290,000.～　付時代箱（桐　貼札）　紙本

　唐木軸端　33×15　表具36×92　ヤケ　スレ　古筆了信極札

灰屋紹益(慶長十二・1607～元禄四・1691)豪商。本姓，佐野氏。本阿弥光悦の甥光益の子。通称、三郎兵衛。名は重孝。

樂道入（慶長四・1599～明暦二・1656）は、樂家三代。常慶の長男として生まれる。別名ノンコウと称され、のち、樂歴代随一の名工とされる。道入の作風は、これまでの長次郎茶碗の装飾性を徹底して省いた黒一色の伝統的世界に装飾的な効果を融合させ、個性表現を捨象した長次郎茶碗の重厚な趣に対して軽やかな個性表現を加えた。

38

#

#088　湛浩庵緞通　二　￥100,000.～　付芳名録（昭和十一・1936）　63×63神屋宗湛が建て、後に平岡浩太郎が移築し、国宝に指定されていた茶室「湛浩庵」で使用。

#087　樂道入　赤茶碗　￥880,000.～　付時代識箱（桐）　紫仕覆　11.5×11.5×9　磁貫　直斎箱書　「星夜」

39

#

#089　信楽水指　￥1,200,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　16×16×16　銘手枕如心斎箱識

40

#

#091　本阿弥光悦　茶杓　￥550,000.～　付木箱（桐　貼札）　共筒　総長18　背金補修　銘初時雨

#092　本阿弥光悦　赤樂藤ノ実香合　￥250,000.～　付識箱（桐）　8×8×2　一啜斎在判箱識

#093　本阿弥空中　信楽灰器　￥80,000.～　付時代箱（桐）　16×15.5×6　カケ　ワレ

光悦の時代光悦（永禄元・1558～寛永十四・1637）。刀剣の目利きと研ぎを家業と

する本阿弥家に生まれ、織部に茶の湯を学んだ。書は光悦流をひらき、寛永の三筆に称えられる。「利休に対しては批判的な意見をもっていた。秀吉の権力と結びついて、茶の湯を俗にした。（中略）光悦は利休の師である武野紹鴎を評価し、同世代では、利休の孫であり、侘び数寄でならした喝食、乞食宗旦を評価していた」（木村宗慎・「本阿弥光悦とその時代」）。　利休自刃のとき光悦は三十四歳、宗旦より二十歳年長。元和元年（1615）、

家康から鷹ケ峯に領地を与えられ、光悦村（芸術家村）を構えた。

41

#

#094　本阿弥空中　黒筒茶碗　￥880,000.～　付二重箱（内溜塗曲物　杉木普斎朱塗書付）　8×9×9　磁貫　ヒビ　銘牛翁　空中彫銘

本阿弥空中本阿弥空中（慶長六・1601～天和二・1682）名光甫、光悦の孫。刀剣鑑定の家業に長じ、茶・香を嗜み、絵画、彫刻、陶器を製した。晩年信楽の土で香合を作り、また萩焼を模した茶碗を作り空中信楽の名を高めた。

42

#

#096　小堀遠州　道之記巻　￥400,000.～　付時代箱（桐　貼札）　紙本　牙軸端　730×28　ヤケ　シミ　スレ　オレ小堀遠州（天正七・1579～正保四･1647）は茶人、武将。本名政一。号狐篷庵・宗甫。遠州は通称。茶の湯、造庭に優れた。

遠州の時代「きれいさび」とよばれる、洒落た茶の湯を創案した。（木村宗慎・「本阿弥光悦とその時代」）「きれいさび」は王朝文化と禅宗文化を融合したとされ、茶を古田織部、画は松花堂に学び、書風を定家流に学び一流をなした。

43

#

#098　小堀遠州　消息幅　￥290,000.～　付時代識箱（桐）　紙本　43×28　表具45×103　ヤケ　シミ　スレ　オレ　永井左近宛

#097　小堀遠州　消息幅　￥380,000.～　付時代識箱（桐）　紙本　44×29　表具51×93　ヤケ　シミ　スレ　オレ

#099　遠州信楽砧形花入　￥180,000.～　付木箱（桐）　13.5×13×26

掛花の為の孔を前後二所に穿つなど、古式を顕著にする。

#100　遠州信楽水指　￥60,000.～　付時代識箱（桐）　共蓋　18×17×20

小堀遠州（天正七・1579～正保四･1647）は茶人、武将。本名政一。号狐篷庵・宗甫。遠州は通称。古田織部のもとで茶の湯を学んだ。茶の湯、造庭に優れ、その茶風は洗練され「綺麗さび」と言われる。

44

#

#102　小堀遠州　消息幅　￥190,000.～　付木箱（桐）　紙本　朱塗軸端　50×34　表具53×85　ヤケ　シミ　スレ　オレ

#104　高取烏帽子箱水指　￥150,000.～　付時代識箱（杉）　黒塗蓋（カケ）　塗蓋含23×18×15

#105　小堀政貴　遠州好大竹一重切花入　￥85,000.～　付時代黒塗箱（桐　貼札）　18×15×25　花入底部墨識　測部「鎮」朱銘

#103　小堀遠州　小色紙幅　￥190,000.～　付時代識箱（桐）　紙本　黒塗軸端　古筆家極札　15×17　表具32×151　ヤケ　シミ　スレ

小堀遠州（天正七・1579～正保四･1647）は茶人、武将。本名政一。号狐篷庵・宗甫。遠州は通称。古田織部のもとで茶の湯を学んだ。茶の湯、造庭に優れ、その茶風は洗練され「綺麗さび」と言われる。

如仰其以来者　

久以書状も不得

御意候……

45

#

#107　船越宗舟　竹尺八花入　￥98,000　付時代識箱（杉）　8×9×29.5　ワレ　船越景範箱識　金泥在判　銘谷風

船越永景（慶長元・1596～寛文十・1670）は茶人、大名。初名吉勝、のち永景。号宗舟。古田織部・小堀遠州の門人。徳川幕府の御作事奉行、従五位下伊予守。　識：船越景範は江戸時代中期の武士。官位は従五位下駿河守。若狭小浜藩藩主酒井忠与の子にうまれ、船越式部景順の養子となる。

#108　小堀正之　茶杓添状　未装　￥40,000.～　70×15　備中守小堀正之(元和六・1620～延宝二・1674)は小堀遠州の次男で小室藩主小堀家二代。号は宗慶。茶道遠州流の二代でもある。　

#106　小堀遠州　和歌小色紙幅　￥90,000.～　付時代箱（桐　貼札）　紙本　黒塗軸端　15×16　表具35×97

　ヤケ　シミ　表具シミ、オレ小堀遠州（天正七・1579～正保四･1647）は茶人、武将。本名政一。号狐篷庵・宗甫。遠州は通称。古田織部のもとで茶の湯を学んだ。茶の湯、造庭に優れ、その茶風は洗練され「綺麗さび」と言われる。

#109　小堀政尹　二字書横幅　￥95,000.～　付時代箱（桐）　紙本　黒塗軸端

　36×26　表具38×109

46

#

#111　御本刷毛目歪茶碗　￥390,000.～　付時代溜塗箱（桐）　13×13.5×8　磁貫　ヒビ

#112　朝鮮御本茶碗　￥350,000.～　付識箱（桐）　14×13×9

47

#

#113　対州御本茶碗　￥240,000.～　付時代木箱（桐）　12×12×8　ヒビ　金補修　内刷毛目

#114　呉器大破茶碗　￥198,000.～　付木箱（桐）　風呂敷　14×13×9　磁貫

#115　対州茶碗　￥140,000.～　付時代箱（杉）　14×14×8　ヒビ金補修

#116　砂手御本茶碗　￥140,000.～　付時代識箱（桐）　13×13×8　磁貫　ヒビ　金補修

48

#

#119　御本綴目茶碗　￥95,000.～　付時代箱（桐　貼札）　15×14×9　磁貫　ヒビ　金補修

#120　高麗御本手刷毛目茶碗　￥80,000.～　付時代識箱（桐）　14×13×9　ヒビ

#118　拭漆七宝透遠州棚　￥200,000.～　付木箱（桐）　74×32×57.5

49

#

#125　木彫七宝透風炉先屏風　￥95,000.～　付木箱（杉）　170×25.5　遠州流　なぐり彫り

#121　御本茶碗　￥140,000.～　付時代箱（杉　貼札）　12×11.5×9　金補修

#124　佐川田昌俊　歌入消息幅　￥70,000.～付時代箱（桐　貼札）　紙本　牙軸端　34×24　表具40×98

　ヤケ　シミ　スレ佐川田昌俊（天正七･1579～寛永十九･1642）は名喜六、別号臥輪子、

黙々庵、不二山人。字昌俊、正俊。永井信濃守尚政の家老として戦功を挙げた。また茶道は小堀遠州門下で石川丈山、松花堂昭乗らと交友す。

#122　御本茶碗　￥95,000.～　付木箱（桐）　14×13×8.5　ヒビ　金補修

#123　村田一斎　竹茶杓　￥95,000.～　付識箱　古筒　添状　総長18　藤村正久箱識

村田一斎（慶長十二・1607～天和三・1683）は茶人。別号逸斎、紹円。小堀遠州の高弟で、遠州茶杓の下削りをおこなっていた。熊本藩主細川家の茶頭をつとめた。代表作に「波岸」をのこす。

50

#

#130　御本高麗茶碗　￥90,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　11×11.5×7.5　ヒビ　小堀宗中所持箱識

#128　小堀政安　布袋画賛幅　￥90,000.～　付木箱（桐）　紙本　黒塗軸端　21×98　表具23×170　ヤケ　シミ

　遠州流八世、宗中の次男。清水中四郎外題

#127　小堀政尹　杜若和歌画賛幅　￥95,000.～付時代識箱（桐　貼札）　紙本　牙軸端　27×27　表具43×108

朱文印　小堀宗明箱識

#129　小堀宗中　和歌懐紙幅　￥40,000.～　付時代識箱（桐）　紙本　骨軸端　43×28　表具55×115　ヤケ　シミ　ヨゴレ

小堀宗中（天明六･1786～明治元･1868）は武家、遠州茶道宗家八世。幼名梅之助、名正保、正広その後政優と改めた。小堀家の再興者、幕末を代表する茶の名手。

三河にも　あらぬ膠を　

にたにたと練りて絵の具に　

かきつばたかな　

51

#

#131　唐物丸壺茶入　￥700,000.～付二重箱（内識桐　外識桐）　紫仕覆　替仕覆二　6×6×5.5

　小堀宗中箱識、在判　宗慶外箱識　了佐貼紙

52

#

#134　石川幸元　柳下騎牛童子句賛幅　￥190,000.～　付識箱（桐）　紙本　27×88　表具30×165　ヤケ　シミ　スレ　オレ

　不徹斎箱書　金森宗和句賛

#133　金森宗和　竹茶杓　￥95,000.～　付時代識箱（桐）　古製筒　総長7.5

金森宗和の時代

髪の苔も　極て　月報濱　柳　可当　宗和（花押）

金森宗和（天正十二･1584～明暦元･1656）は飛騨高山城主・金森可重の長男として出生。のち、父と反目して勘当され、京都に閑居して千道安に師事するなどして茶道に研鑽した。千宗旦の禅味をより濃くした「侘び宗旦（乞食宗旦）」の茶風に対して、「姫宗和」と呼ばれる華麗な茶風を立て、公家衆の強い支持を得た。ことに野々村仁清の御室窯を支援し、新鮮な軽やかな美意識を敷衍させた。

53

#

#135　野々村仁清　御室焼透絵茶碗　￥590,000.～　付二重箱（内時代識桐）　12×12×8　仁清印　有馬頼底外識

野々村仁清(慶長元・1596～万治三・1660）は陶工。丹波国桑田郡野々村出身。通称清兵衛・清右衛門。色絵陶器の創始者。作風は清純優雅で蒔絵風のものがある。京焼の巨匠である仁清だが、わずかに画作もある。

#136　野々村仁清　御室焼耳付茶入　￥290,000.～　付時代識箱（桐）　仕覆　牙蓋　5.5×5.5×8　金森宗和箱識

箱識：金森宗和（天正十二・1584～明暦二・1657）は茶匠、宗和流祖。高山城主可重の長男で名を重近。大徳寺紹印伝双に参禅し剃髪、宗和と号した。公武貴紳と親交し、その茶風は姫宗和といわれ、公家の茶湯に貢献した。陶工野々村仁清を指導したことでも知られる。

#137　野々村仁清　菱口水指　￥180,000.～　付識箱（杉）　時代黒塗蓋　18.5×14×16　磁貫

54

#

#139　野々村仁清　秋草茶碗　￥800,000.～　付二重箱（内時代貼札桐　外溜塗）　仕覆　インド更紗風呂敷　12.5×12.5×7.5野々村仁清(慶長元・1596～万治三・1660）は陶工。丹波国桑田郡野々村出身。通称清兵衛・清右衛門。色絵陶器の創始者。作風は清純優雅で蒔絵風のものがある。京焼の巨匠である仁清だが、わずかに画作もある。　

55

#

#142　古清水入陽火入　￥100,000.～　付木箱（桐）　10×10×8.5　椿　梅　口辺錫縁

#141　古清水手桶形菓子器　￥150,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋（ワレ）　16×14×12　磁貫　鳳池俳、兎蓋裏彫漆

#140　野々村仁清　黒地丸文茶碗　￥470,000.～　付時代箱（桐）　13×12×8

56

#

#145　野々村仁清　銹絵茶碗　￥85,000.～付時代箱（桐　貼札）　縮緬小紋仕覆　12.5×12.5×8　ヒビ

#146　金森宗和好手付煙草盆　￥80,000.～　付時代識箱（杉）　30×22×23

#144　野々村仁清　三島写茶碗　￥290,000.～　付時代識箱（桐）　12×12×7　磁貫　ヒビ野々村仁清(慶長元・1596～万治三・1660）は陶工。丹波国桑田郡野々村出身。通称清兵衛・清右衛門。色絵陶器の創始者。作風は清純優雅で蒔絵風のものがある。京焼の巨匠である仁清だが、わずかに画作もある。

57

##147　細川三斎　消息幅　￥250,000.～　付木箱（桐）　紙本　朱塗軸端　52×35　表具66×126　ヤケ　シミ　スレ細川三斎〈忠興〉（永禄六・1563～正保二・1645）は安土桃山から江戸前期の武将、茶人。父の細川幽斎と共に信長に仕え、また広く芸道にも通じて茶

湯、能、和歌、連歌などを好み、特に茶湯は利休の高弟として利休流の奥義を極め、利休七哲の一人に数えられる。夫人は明智光秀の娘玉（ガラシャ）。

#148　一尾伊織　竹茶杓　￥190,000.～　付時代識箱（桐）　古緞子仕覆　共筒　総長17　真峰宗正箱識一尾伊織（慶長七・1602～元禄二・1689）は、武家茶人。一尾流の祖。名を通尚、宗碩、一庵、照庵などと号す。茶湯を細川三斎に学び、三斎流茶湯の確立に貢献した。

細川三斎

58

#

#151　藤村庸軒　茶杓　￥400,000.～　付識箱(桐)　総長17　又玄斎箱識　銘若水

箱識：一燈宗室（享保四・1719～明和八･1771）は裏千家八世、斎号又玄斎。一燈は表千家からの養子、原叟宗左の三男。今日庵の茶席を修復。兄如心斎と七事式を制定した。

#150　藤村庸軒　一行書幅　￥290,000.～　付時代識箱（桐）　紙本　27×121　表具28×185　ヤケ　スレ　オレ　自直斎箱識

藤村庸軒(慶長十八・1613～元禄十二・1699)は、久田宗栄の次男、宗旦四天王の一人。

59

#

#153　藤村庸軒　竹茶杓　￥90,000.～　付時代共箱（桐）　共筒　総長18　銘雲の峯

#152　藤村庸軒　消息幅　￥95,000.～　付時代識箱（杉）　紙本　極札　27×15　表具38×93　ヤケ　シミ　オレ　大文字屋宗積宛

#154　久須美疎安　瀧画賛幅　￥190,000.～　付時代箱（杉）　紙本　27×77　表具30×153　ヤケ　シミ　スレ　オレ

久須美疎安(寛永十三・1636～享保十三・1728)は京都の茶人。名は小兵衛。洗竹庵、鷯巣など号す。藤村庸軒の娘婿。京都岡崎に住み、石河自安、京極高広らと岡崎三隠士と並び称された。元禄十四年には、庸軒が宗旦から聞き書きした逸話集『茶話指月集』を板行した。

60

#

#157　片桐石州　領地宛行状幅　￥190,000.～　付木箱（桐）　紙本　P軸端　49×35　表具51×117

ヤケ　シミ　スレ　オレ石州が西半兵衛に当てた寛文六年（1666）十一月三日付の宛行状。和泉国小泉藩蔵米の内、高百石を扶助する旨を記す。

#158　片桐石州　竹一重切花入　￥290,000.～　付時代識箱

（桐　貼札）　片桐宗古添状　13×12×26　ユガミ止（不

具合）

#156　片桐石州　竹茶杓　￥290,000.～　

付時代識箱（杉）　宗鴎書付添状二通　総長

18

片桐石州（慶長十・1605～延宝元・1673）は、江戸前期の大名。片桐且元の甥。幼名長三郎、長じて貞俊のち貞昌とす。小堀遠州の跡を継ぎ、将軍家茶道師範となり武家流茶道を完成させた。石州流茶道の祖。

61

#

#160　満田道志　黒丸棗　￥65,000.～　付時代共箱（桐）　仕覆（大破）　7×7×7.5　合口ズレ　本庄宗敬在判　石州好

満田道志は江戸時代に始まる塗師の家系。石州好などを手掛け明治十九年まで続いた。　

#164　大口樵翁　竹茶杓　￥90,000.～　付共箱（桐　貼札）　共筒　総長17　銘初雁大口樵翁（元禄二・1689～明和元・1764）は大

坂の茶人。大西閑斎に石州流を学び娘婿となるも、のち破門され大口派を開いた。名は保為。別号に養浩斎、芳林庵、如心軒、含翠庵。

#161　満田道志忍草漆絵椀　五　

￥140,000.～　付時代共箱（杉）　12×12×7

　石州好満田道志は江戸時代に始

まる塗師の家系。石州好などを手掛け明治十九年まで続いた。

#159　七官青磁三ツ人形蓋置　￥90,000.～　付時代識箱（桐）　5×5×5.5　片桐石州箱書

#162　怡渓宗悦　茶具消息幅　￥70,000.～　付木箱（桐）　時代箱表板

　37×15　表具47×99怡渓宗悦（正保元・1644～正徳四・1714）は武

蔵国出身の禅僧、茶人。京都大徳寺の愚渓宗智の法を嗣ぎ、元禄六年第二百五十三代住持となる。のち江戸に東海寺高源院をひらいた。茶を片桐石州にまなぶ。

#163　片桐石州　竹寸筒花入　￥90,000.～　付時代識箱（杉）　6.5×5.5×29.5

在判

先日光廣の歌　茶碗庄兵衛帰国に　参せ

候御受取重て　察申しいかゞ哉承　度候

將々今度　小彦九郎殿被改致　大慶仕候

珍重にて　御意申合候沢庵　茶酌箱に無

学　和尚御書付出来候以　今日彦九殿に

頼み申候て　御覚可成候尚重而　可申候

て早々恐惶謹言　六月七日　宗悦（花押）

　初長亭　爾御下

62

#

#167　尾形光琳　竹茶杓　￥90,000.～　付筒（住山楊甫金泥書）　総長18　初代住山楊甫は表千家六代宗左の門人。姉は七代宗左の妻。

#166　尾形光琳　菊枝螺鈿雪吹　￥680,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　7×7×7

　大口樵翁箱識大口樵翁（元禄二・1689～明和元・1764）は大坂の茶人。名は保為。別号養浩斎、芳林庵、如心軒、含翠庵。大西閑斎に石州流をまなび、その娘婿となるが、のち破門され,大口派をひらいた。

尾形光琳（万治元･1658～正徳六･1716）は、画家、工芸家。琳派の大成者。京の呉服商雁金屋に生まれる。名惟富、別号積翠、惟亮、伊亮、青々、澗声、方祝、寂明ほか。乾山は弟。独自の装飾的大和絵画風を確立。陶器の絵付けも携わった。　

63

#

#168　尾形乾山　松風香炉　￥1,200,000.～　付二重箱（内識桐　外識）　四君子銀火舎162g　15.5×13.5×16　尾張知上斎内箱識　鵬雲斎外箱書

尾形乾山（寛文三･1663～寛保三･1743）は、江戸中期の陶工、画家。光琳の弟。軟質の雅味あふれる作風で、阿蘭陀焼の影響が窺える。二代伊八、三代呉介といった風に代々乾山を名乗ったが、弟子師匠というより、私淑するような形が多かったようである。六代乾山たる三浦乾也は著名。　

64

#

#170　尾形乾山　水仙絵花瓶　￥1,000,000.～　付二重箱（内時代識桐　外識）　11×11×9.5　磁貫　安田靫彦外箱識

65

#

#171　尾形乾山　黒茶碗　￥1,000,000.～　付二重箱（内時代識桐　外識）　錦仕覆　12.5×12.5×9.5　龍門亭（鈴木才造）内箱識　安田靫彦外箱識

66

#

#174　尾形乾山　黒立鶴茶碗　￥190,000.～　付時代箱（桐）　紫仕覆　10×10×9

#173　尾形乾山　黒松絵茶碗　￥290,000.～　付識箱（桐）　10×10×7　即中斎箱書

#176　尾形乾山　梅文小服茶碗　￥80,000.～付時代識箱（桐　桟一欠）　11×11×6　口辺カケ補修　磁貫　共色補修

#175　尾形乾山　富士松原平茶碗　￥98,000.～　付時代識箱（杉）　15×15×5　永楽和全箱書

67

#

#177　尾形乾山　火入　￥80,000.～　付木箱（桐）　6.5×6.5×9

#179　舟越永景　茶杓　￥190,000.～　付識箱（桐）　共筒　総長18　船越永景（慶長元・1596～寛文十・1670）は茶人、大名。初名吉勝、のち永景。号宗舟。古田織部・小堀遠州の門人。徳川幕府の御作事奉行、従五位下伊予守。

#178　山本宗謙　茶杓　￥200,000.～　付識箱（桐）　共筒（ワレ）　緞子仕覆　総長18.5山本退庵（宗謙）蒔絵文字彫　庸軒写　元達箱識　「一花開天下皆春」彫

68

#

#181　黒塗手桶水指　￥580,000.～　付識箱（桐）

　25×25×27　山田宗偏在判

　安政三（1856）年辰九月箱識

#182　仙石政寅　竹茶杓　￥170,000.～　付時代共箱（桐）

　共筒（ヒビ）　総長17.5仙石政寅（元文四・1739～寛政十

一・1799）は武士、茶人。本姓は水野。通称は次左衛門。号は仙樹庵徳玄。淡路守。西本願寺の再建工事をおこなった。　

#183　山田宗囲好真塗香台　￥85,000.～　32×22.5×3

山田宗偏（寛永四・1627～宝永五・1708）は、茶人。宗徧流祖師。茶号は四方庵、不審庵、今日庵。著書に『茶道便蒙抄』『茶道要録』ほか。

69

#

#184　斗々屋茶碗　￥400,000.～　付時代識箱（桐）　15×15×5.5　大倉好斎小色紙極紙　杉木普斎筥表書付

#185　万代屋釜　￥95,000.～　付時代識箱（杉）　27×24.5×20　杉木普斎箱甲識　清水了因天保九（1838）

箱識　竹林庵旧蔵

杉木普斎（寛永五・1628～宝永三・1708）は、茶匠。千宗旦の門弟で、俗に宗旦四天王の一人。名は光敬。別に直入、宗喜、得失庵の号もある。また普斎流の開祖として宗旦の古淡で侘びた茶風を伝承した。　　

70

#

#187　鷹司輔信　竹一重切掛花入　￥240,000.～　付時代箱（桐　貼札）　10×10×34

#188　唐橋在家　栗原焼文字彫宝珠香合　￥95,000.～　付時代識箱（杉）　6×6×6　洛東栗原岡土造之箱識

唐橋在家（享保十四・1729～寛政三・1791）は公家。唐橋在廉の子。元名は在富。号は蘭園。正二位権大納言。

#189　戸澤左近　松皮丸香合　￥68,000.～　6.5×6.5×3　内土佐守光貞松蒔絵　風早公雄好

風早公雄（享保六・1721～天明七・1787）は公卿。初名は公金。号は桂渚。風早実積の子。官位は正二位権中納言にすすむ。　戸澤左近は覚々斎、六閑斎の時代に木工で塗も手がけた人で、茶器も多数制作。左近の茶器は松、桜など木肌を生かしたものが多く、いかにも木工らしい作意を見せている。

公家

71

#

#194　駒澤利斎　菊盛上四方角切盆　￥30,000.～　付時代共箱（杉）　26.5×26.5×4　銀縁

駒澤利斎は千家十職の一、指物師。

#195　蛤菊花盛上香合　￥20,000.～　10×7.5×5　金地剥離　割鎹留

#191　木地茶器　一対　￥90,000.～　付木箱（桐）　7×7×7　金銀菊花絵　素文

#193　菊文赤絵茶碗　￥50,000.～　付時代識箱（杉）　10×10×7　錦茶碗　几几模様箱識

#192　菊水蒔絵茶器　￥70,000.～　付木箱（桐）　仕覆　牙蓋　9×7×6

#190　京焼金地菖蒲四耳茶壺　￥95,000.～　付曲物箱　28×28×31　唐橋大納言様拝領

72

#

#200　黒大棗　￥70,000.～　付時代識箱（桐）

7.5×7.5×7.5　不昧公好　蓋裏椿蒔絵

#198　不昧公肖像画賛幅　￥45,000.～　付識箱（桐）　紙本　潤塗軸端　29×76　表具31×153　ヤケ　シミ　スレ　オレ　キレ

　旦斎賛　華岳筆箱識

#197　狩野栄信　秋草画賛幅　￥290,000.～　付時代箱（桐　貼札）　30×99　表具33×170　松平不昧賛

狩野栄信(安永四･1775～文政十一･1828)は木挽町狩野八代｡養川院惟信の長男、江戸の人。号伊川、玄賞斎、幽玄斎。享和二年（1802）法橋伊川院、文化十三年（1816）法印。

#199　萩俵形茶碗　￥95,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　11.5×11.5×6.5　ソゲ　磁貫　松平不昧蓋甲書付

松平不昧（宝暦元・1751～文政元・1818）は、雲州松平家第七代の藩主で茶人大名としても有名で、自ら不昧流を創った。また美術品の収集や書道、和歌、俳句などの諸芸にも力を注いだ。

73

#

#201　庸八焼赤茶碗　￥480,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　12×12×8　磁貫　宙宝宗宇箱識　

#202　宙宝宗宇　茶杓　￥45,000.～　

付時代識箱（桐）　筒（無銘　虫喰アレ）　総長18　大綱宗彦箱識

　八十翁

#203　不蔵庵龍渓竹茶杓　￥88,000.～　

付識　総長18　不蔵庵龍渓(元文五・

1740～天保十三・1842)は曹洞宗の僧、茶人。江戸下谷洞雲寺住職。浜松ついで岡崎に住し遠江・三河地方に宗徧流茶道を広めた。

宙宝宗宇（宝暦十・1760～天保九・1838）は、臨済宗の僧、大徳寺四百十八世。塔頭芳春院第十三世住職。号に洛陽人、松月老人、松月叟など。則道宗軌について法を嗣ぐ。芳春院内に松月庵を営む。詩偈、書に優れ、名筆と称された。また、茶の湯を能くし製陶にも長じた。天保七年、仁孝天皇より天光真照禅師の号を賜る。

74

#

#206　随流斎　竹一重切花入　￥190,000.～　11×11×29　久田木乃斎在判、朱漆書

隋流斎宗佐（万治三･1660～元禄十四･1701）は、表千家五代。父は本間利兵衛（久田宗利）、母は宗旦の娘くれ、四世江岑宗佐の養子。幼名は源三郎、名は宗巴のち宗佐、別号に良休、俗称に人偏宗佐・日蓮宗佐。宗利・江岑宗佐に師事し、紀州徳川家の茶頭をつとめた。門下に久田宗全、尾形光琳・乾山がいる。著書に『隨流斎延紙ノ書』がある。

#205　江岑宗左　二重切竹花入　￥80,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　10.5×10×36　鎹接合補修　江岑宗左在判

　叢梨子地塗江岑宗左は(慶長十八・1612～寛文十二・1672)は表千家四代。幼名十三郎。宗受、宗佐、宗左と名を代える。堪笑軒、逢源斎と号す。紀州徳川家に茶頭として出仕した。『江岑夏書』などがある。

表千家

75

#

#209　樂宗入　赤角香合　￥300,000.～　付識箱（桐）　更紗風呂敷　6×6×2.5　如心斎在判　住山楊甫箱識樂宗入（寛文四･1664～享保元･1716）は樂家五代。四代一入の養子｡初代長次郎の風を慕った。雁金屋三右衛門の子。名平四郎・惣吉。元禄四年五代吉左衛門を襲名。尾形光琳、乾山とは従兄弟。在判：如心斎宗左（宝永二・1705～寛延四・1751）は不審菴の七代。六代覚々斎（久田宗全）の長男、別号を丁々軒、天然、椿斎、松風楼。大徳寺大龍宗

丈に参禅。紀州徳川家の茶頭。幼くして茶道に通じる傍ら、画や俳句にも秀で多くの作品をのこした。　

#210　樂宗入　黒茶碗　￥190,000.～　付時代識箱（桐）　12.5×12.5×6.5　ヒビ　如心斎箱書　銘岩間

樂宗入（寛文四･1664～享保元･1716）は樂家五代。四代一入の養子｡初代長次郎の風を慕った。雁金屋三右衛門の子。名平四郎・惣吉。元禄四年五代吉左衛門を襲名。尾形光琳、乾山とは従兄弟。　

#2１１　樂左入　赤不識形香合　￥100,000.～　7×7×5.5　接合蒔絵補修　蓋裏「左入作赤香合」如心斎在判

樂左入(貞享二・1685～元文四・1739)は樂家六代。本姓田中、名嘉顕。京都大和屋嘉兵衛の次男。宗入の養子となり、樂家六代を継ぐ。左の一字は千家如心斎(宗左)からもらったとされ、光悦模などを得意とし、左入釉の語を残した。楽宗入の養子となり、樂家六代をつぐ。

76

#

#213　如心斎　松樹画歌賛屏風　本間　六曲　一隻　￥100,000.～　紙本　312×146　ヤケ　シミ　スレ如心斎宗左（宝永二・1705～寛延四・1751）は不審菴の七代。六代覚々斎（久田宗全）の長男、別号を丁々軒、天然、椿

斎、松風楼。大徳寺大龍宗丈に参禅。紀州徳川家の茶頭。幼くして茶道に通じる傍ら、画や俳句にも秀で多くの作品をのこした。

#216　如心斎好楽重香合　￥20,000.～　付木箱（桐　貼札）　仕覆

　7×7×8

#215　如心斎寿老人画賛板彫額　

￥25,000.～　30×95

常盤なる　松のみとりも　春来れは　

いまひとしほの　色まさりけり（古今和歌集　源宗于）

77

#

#219　 啄斎竹茶杓　

￥95,000.～　付時代識箱（桐）　共筒　総長17

　銘千秋

#217　 啄斎　一行書幅　￥680,000.～　付木箱（桐）　紙本　黒塗軸端　27×99　表具30×165　ヤケ　シミ　オレ

#218　ツボツボ蒔絵黒中棗　￥80,000.～　付木箱（桐）　6×6×6

　 啄斎在判

啄斎宗左（延享元・1744～文化五・1808）は表千家八代。幼名は与太郎。別に件翁の号がある。川上不白らの援助を受け、叔父一燈宗室の指導を仰ぎ茶湯に励んだ。十四歳で宗左を名乗り八世家元を継承。利休二百回忌の茶会、宗旦百五十回忌などを催す。

78

#

#221　了々斎　消息幅　￥140,000.～　付木箱（杉　貼札）　紙本　雑木軸端　53×16　表具55.5×96.5　初代木津宗詮巻止書付

了々斎宗左（安永四･1775～文政八･1825）は表千家九代。久田家からの婿養子。紀州徳川家に仕えた。

#222了々斎　茶杓　￥170,000.～　

付識箱（桐）共筒　総長18

銘把のし　碌々斎箱識

#223　吸江斎　山水自画賛幅　￥80,000.～　紙本　黒塗軸端　52×29　表具55×113　ヤケ　シミ

吸江斎宗左(文政元･1818～万延元・1860）は表千家十代。号は安祥軒、祥翁、省々など。了々斎の弟の久田家七代皓々斎の子。八歳で?啄斎の養子となり、代を継いだ。紀州家に仕え、十九歳で治宝卿から台子真手前の伝授を受ける。この間の後見人は二代住山楊甫。隠居後は宗旦と称した。

#224　樂旦入　伽藍香合　￥200,000.～付二重箱（内時代識桐）　4×4×3

　吸江斎内箱書　当代外箱書　銘常盤ノ松

其寒之節御座候處被御揃

益御安泰可被成御座候然者

御□□之□□随時□

御自愛御保養専一御座候

宴此度ハ早々為御□

珍奇之品被懸貴意泰

奉存候随而些少至御座候

得共白□□一棹此節

到来存候尓付召寄存候聊以

時節相何義證迄御座候

御笑味被成可被下候以之

如斯御座候以上

　　　十二月廿一日

尚□□□入申

御□禮可被成候□□□　

御一□様へ宜奉希候以上　

　宗守様　宗左　

　　　　　□

79

#

#227　碌々斎宗旦　紅唐紙一字書幅　￥290,000.～　付木箱（杉　貼札）　黒塗軸端

　27×94　表具29.5×177　オレ　丁西

#225　久楽弥介　備前写飴釉瓢大花入　￥80,000.～付識箱(杉)　15×15×25　口辺頸部共色補修　吸江斎箱識　銘操飲

#226　碌々斎　竹茶杓　￥180,000.～　付木箱（桐）　共筒

総長17　銘夢碌々斎（天保八･1837～明治十三･1910）は表千家十一代。十代吸江斎の長男。安政二年に吸江斎が隠居した後、宗左を継いだ。号瑞翁、碧雲軒など。　

80

#

#230　中村宗哲　黒中棗　￥198,000.～　付共識箱（桐）　7×7×7　十代　朱乱菊自画利休写　惺斎箱書在判

#231　中村宗哲　金輪寺茶器　￥100,000.～　6×6×7　惺斎箱識

#229　御本山水彫水指　￥1,300,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　黒塗蓋二　替蓋　29×19×13　惺斎箱識　宗哲塗蓋

中村宗哲は千家十職の一、塗師。初代（元和三･1617～･元禄八･1695）は一翁宗守の息女と家業を迎えて塗師となる。当代は十三代。　惺斎宗左（慶応元・1865～昭和十二･1937）は表千家十二代。十一代碌々斎の長男。幼名は与太郎、名は宗員のち宗左。号は惺斎、敬翁。明治三十九年に失火焼失した不審菴を大正二年再興、十年松風楼を増築。好みの茶道具は歴代中最多。十職以外の工芸家や各地方の国焼の育成にも尽力する。

81

#

#232　中村宗哲　春野棗　￥700,000.～　付共識箱（桐）　7.5×7.5×7.5　十代　了々斎好　惺斎箱識、在判中村宗哲は千家十職の一、塗師。初代（元和三･1617～･元禄八･1695）は一翁宗守の息女と家業を迎えて塗師となる。当代は十三代。　

#235　黒田正玄　竹金林寺棗　￥80,000.～　付二重識箱(外杉　内桐)　6×6×6.5　合口不具合　惺斎在判

　隅田川渡舟棹ヲ以て作る　辛亥出来　五之内

#233　樂弘入　赤富士茶碗　￥290,000.～　付識箱（桐）　13×13×7　磁貫　楽十二代　惺斎箱識　銘「国の柱」

#234　寄竹茶桶水指　￥90,000.～　付二重箱（内杉　貼札）　21×21×18

　惺斎箱書　梅自画蓋

82

#

#240　即中斎　自作茶杓　￥100,000.～　付共箱（桐）　共筒　総長19　銘月光　正玄下作　

#237　即中斎　茶杓　￥320,000.～　付二重箱（内共桐）　共筒　総長18.5　銘神無月　正玄下削即中斎宗左（明治三十四・1901～昭和五十四・1979）は表千家十三代。十二代惺斎の次男。昭和十二年襲名。幼名は覚二郎、号に無尽・清友軒。

#238　即中斎　細字幅　￥150,000.～　付識箱（桐）　紙本　飛来一閑黒塗軸端　28×110　表具31×185　ヤケ　如心斎二百年記念

#239　即中斎　茶杓　￥100,000.～　付共箱（桐　蓋アタリ）　共筒　総長19　銘常盤ノ松　正玄下作

即中斎宗左（明治三十四・1901～昭和五十四・1979）は表千家十三代。十二代惺斎の次男。昭和十二年襲名。幼名は覚二郎、号に無尽・清友軒。　

83

#

#242　大樋長左衛門　空中作寒月写黒茶碗　￥450,000.～　付二重箱（内溜塗識桐）　9.5×9.5×10　九代　即中斎箱識

　「山のはをそれとも　たへす埋れて　雪にかたふく　有明の月」九代大樋長左衛門（明治三十四・1901～昭和六十一・1986）は八代長

左衛門の長男。昭和五十二年裏千家十五世鵬雲斎家元より陶土斎の号を贈られる。

#243　樂覚入　茶碗　￥450,000.～　付識箱（桐）　11.5×11.5×7.5　即中斎箱書　銘朝空

樂覚入（大正七･1918～昭和五十五･1980）は樂家十四代。十三代惺入の長男。昭和十五年東京美術学校彫刻科卒。二十年、十四代吉左衛門を襲名。樂美術館を設立。

#241　樂了入注連縄黒茶碗　￥580,000.～　付二重箱（内識桐）　11×11×9.5

楽九代　了入内共箱即中斎内新箱識

覚入甲辰長月箱識樂了入(宝暦六・1756～天保五･

1834)は樂家九代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事するなど樂家中興と称えられる。　

84

#

#249　川端近左　独楽塗平棗　￥80,000.～　付共識箱（桐）　7.5×7.5×5　即中斎箱識

#250　飛来一閑　黒小棗　￥100,000.～　付共識箱（桐）　金襴仕覆　5×5×4.5　即中斎箱識

#247　川端近左　桐竹蒔絵大棗　￥120,000.～　付二重箱（内共識桐　外黒塗）　7.5×7.5×7.5　内銀溜　即中斎在判、箱識　金蒔絵作銘

川端家は千家塗師。もとは近江の出で初代近左は幕末期に京都で油屋を営み、屋号を近江屋、名が佐兵衛だった為、雅号を「近左」とした。

#248　駒澤利斎　笹露漆溜塗中棗　￥95,000.～　付共識箱（桐）　6.5×6.5×6.5　ヒビ共色補修　即中斎在判箱書　内銀溜

#245　絵志野茶碗　￥250,000.～　付識箱（桐）　13×13×7.5　銘秋ノ野　即中斎箱書

#246　樂了入　唐津写筒茶碗　￥80,000.～　付識箱（桐）　10×10×8　磁貫　ヒビ　十二代弘入箱識　即中斎箱識

樂了入(宝暦六・1756～天保五･1834)は樂家九代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事するなど樂家中興と称えられる。　

85

#

#253　藤原啓備前花入　

￥80,000.～付共識箱（桐）

11×11×23即中斎箱識

藤原啓（明治三十二・1899～昭和五十八・1983）は備前市出身。昭和四十五年重要無形文化財「備前焼」保持者に認定、翌四十六年勲四等旭日小綬章を授章した。

#254　坂田泥華　算盤玉水指　￥60,000.～　付共識箱（桐）　23×23×19

即中斎箱識

#252　大樋　荒磯食籠　￥100,000.～　付識箱（桐）　23×23×13　共色補修　磁貫　九代　即中斎在判、箱識

#251　宗哲補　唐松漆絵蛤香合　￥200,000.～　付共箱（桐）　12×9×5.5　即中斎箱識、在判

#256　大西浄元　百侘釜　￥60,000.～　付識箱（杉）　28×28×18　覚々斎好　十三代宮崎寒雉箱識

大西浄元（元禄二・1689～宝暦十二・1762）は釜師。京都大西家六代、古浄元といわれる。姓は細野、名は重義、通称は浄元のほか清右衛門。尻張釜、阿弥陀堂釜を多く作った。

#255岸一閑張黒中棗

　￥140,000.～付時代合箱（桐）緞子仕覆　6×6×6

「彎」如心斎在判　岸一閑は江戸時代初期の一閑張の漆工。京都室町辻子の岸田喜右衛門をはじめとし、明治まで続いた。

86

#

#258　樂了入　木守写赤茶碗　￥900,000.～　付共箱（桐　貼札）　12.5×12.5×7.5　磁貫　九代　而妙斎箱識　　樂了入(宝暦六・1756～天保五･1834)は樂家九代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事するなど樂家中興と称えられる。箱識：而妙斎宗左（昭和十三・1938～）は茶道表千家十四代。幼名岑一郎。即中斎の長男。中央大学文学部卒業。大徳寺方谷浩明和尚より斎号を受け、四十二歳で家督を継ぐ。

#259　大樋長左衛門　黒茶碗　￥600,000.～　付二重箱（内共桐）　13×13×8.5　九代　銘松籟　而妙斎箱識九代大樋長左衛門（明治三十四・1901～昭和六十一・1986）は八代長左衛門の長男。裏千家より淡々斎茶道文化賞を受

賞、昭和五十二年裏千家十五世鵬雲斎家元より陶土斎の号を贈られる。

87

#

#263　石田陶春丹波茶入　￥70,000.～　

付共識箱（桐）　替仕覆　6×6×9　銘閑居

而妙斎箱識

#260　永樂即全　草花茶碗　￥500,000.～　付二重箱（内共識桐）　13×12×8　西村十六代　仁清写草花　而妙斎箱識

永樂即全（大正六・1917～平成十･1998）は永楽善五郎十六代。京都市生まれ。十五代正全の息。昭和九年襲名。十一年三井高棟の大磯城山荘内に城山窯築窯。京都伝統陶芸協会初代会長。　

#261　坂倉新兵衛　萩茶碗　￥200,000.～　付共箱（桐）　14×14×8.5　十四代　銘佳日　而妙斎箱識　香月泰男染筆

#262加藤光右衛門瀬戸肩衝茶入　￥85,000.～　付識箱（桐）

　替仕覆　牙蓋7×7×8.5　而妙斎箱識

銘寿山

88

#

#272　駒澤利斎　三木町棚　￥25,000.～　付時代共箱（杉）　30×32×46

　七代　江岑宗左好

#273　伝了々斎書入竹箆　￥30,000.～　総長81　貼札

#268　吉田紹清　黒茶碗　￥70,000.～　付時代共箱（桐）　12.5×12.5×7　銘面影

吉田紹清は、表千家不審庵流吉田生風庵第四代。

#265　伝千宗左　消息幅　￥30,000.～　紙本　42×16　表具44×73　ヤケ　シミ　スレ

　オレ　表具アレ、スレ、穴　二月九日付

#266　茶桶筥　￥20,000.～　9×16×11　十代吸江斎在判

#270　小川長楽　惶斎好嶋台茶碗　一対　￥30,000.～　付共箱（桐）　大17×17×6ほか　スレ　二代

#271　駒澤利斎　三木町棚　￥48,000.～　付時代共箱（杉）　30×32×45

　八代　江岑宗左好

#269　即中斎　篝画賛額　￥40,000.～　紙本　51×45　額74×67　春

即中斎宗左（明治三十四・1901～昭和五十四・1979）は表千家十三代。十二代惺斎の次男。昭和十二年襲名。幼名は覚二郎、号に無尽・清友軒。

#267　碌々斎写木地菓子器　￥35,000.～　付識箱（モミ）　21×21×2

89

#

#275　又玄斎一燈　茶杓　￥170,000.～　付識箱（桐）　共筒　総長18.5　銘寒梅　裏八世　藤野喜八郎箱識

#276　江岑宗左　竹吊舟花入　￥270,000.～　付時代識箱（桐）　35.5×9×7　又玄斎箱識　銘一葉江岑宗左は(慶長十八・1612～寛文十二・1672)は表千家四代。幼名十三郎。宗受、宗佐、宗左と名を代える。堪笑軒、逢源斎と号す。紀州徳川家に茶頭として出仕した。『江岑夏書』などがある。

#274　竺叟宗乾　竹茶杓　￥170,000.～　付識箱(杉)　共筒　総長17.5　銘三上山　裏七世狩野宗朴箱識　竺叟宗室（宝永六・1709～享保十八・1733）は裏千家七世。幼名政之助、号は最々斎。表千家六代覚々斎原叟の第二子。宗乾と称した。

裏千家

90

#

#278　不見斎　赤樂茶碗　￥260,000.～　付二重箱（内共桐）　12×12×7　ヒビ　銘かりの音　又隠主底銘

石翁玄室（延享三・1746～享和元・1801）は、裏千家九世。不見斎、寒翁などと号す。天明八年の京都大火に罹災、茶室を修復再建。利休二百回忌追善茶会を営む。

#279　不見斎　竹二重切花入　￥48,000.～付時代箱（桐）　11×11×44　寒雲　不見斎在判発句

#280　一閑　溜大棗　￥190,000.～　付識箱（桐）　仕覆　7×7×7　ウキ　不見斎在判　玄々斎箱識

箱識：玄々斎（文化七・1810～明治十・1877）は裏千家十一世。号虚白斎、不忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。

#281　玄々斎　消息幅　￥60,000.～　付識箱（桐　シミ）　紙本　黒塗軸端　42×17　表具44×99　ヤケ　シミ　表具アレ、虫喰

　西邨宗彦宛（四月十二日）玄々斎（文化七・1810～明治十・1877）は裏千家十一世。号虚白斎、不

忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。

花尓春奈　いるや千世乃　宿の址

91

#

#282　玄々斎　自作黒茶碗　￥500,000.～　付二重箱（内時代識溜塗）　紅白縮緬仕覆　添状　14×14×5.5　玄々斎箱書　銘万岳入杯平　玄々斎（文化七・1810～明治十・1877）は裏千家十一世。号虚白斎、不忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。　

#283　玄々斎一行書幅　

￥480,000.～付時代識箱（桐貼札）　紙本

雑木軸端　29×120表具31×182　オレ玄々斎（文化七・

1810～明治十・1877）は裏千家十一世。号虚白斎、不忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。　

#284　玄々斎　赤茶碗　￥300,000.～　付共箱（杉）　12×12×8.5　磁貫　銘虫玉子　今日長印

玄々斎（文化七・1810～明治十・1877）は裏千家十一世。号虚白斎、不忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。　

92

#

#289玄々斎　茶杓　

￥400,000.～付共箱（桐）　共筒総長18.5　銘花ノ春玄々斎（文化七・

1810～明治十・1877）は裏千家十一世。号虚白斎、不忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。

#288玄々斎自削茶杓　

￥400,000.～付共箱（桐）

共筒　総長18.5　銘万才声

玄々斎（文化七・1810～明治十・1877）は裏千家十一世。号虚白斎、不忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。

#286　山道形干菓子盆　￥95,000.～　付時代識箱（杉）　18×17.5×9　ヒビワレ　玄々斎蓋裏箱書　認得斎好　側嵌宗羊

#287　元伯好茶筅　￥58,000.～　付黒塗識箱　6×6×11　玄々斎箱朱書

93

#

#290　玄々斎　自作茶杓　￥400,000.～　付共箱（桐）　共筒　総長18.5　銘冬籠

#291　玄々斎　茶杓　￥400,000.～　付二重箱（内共杉　外溜塗）　共筒　総長18.5　銘雪之窓　試作茶ヒ

玄々斎（文化七・1810～明治十・1877）は裏千家十一世。号虚白斎、不忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。　

94

#

#293　黒田正玄　又玄好松茶器　￥800,000.～　付二重箱（内時代識溜塗）　金襴仕覆　7.5×7.5×5.5　宗哲塗玄々斎朱塗内箱書黒田正玄は千家十職の一、柄杓師。初代（天正六･1578～承応二・1653）が黒田庄兵衛から柄杓つくりの技法を受け継いだ。現在は十三代。　

#295　御庭焼黄交趾写菊紋貝香合　￥170,000.～　付識箱(桐)　6.5×5×3.5　玄々斎箱識、在判

#294　樂宗入　黒井戸形小服茶碗　￥190,000.～　付時代識箱（杉）　11.5×11.5×5　玄々斎箱書　銘老山之井

樂宗入（寛文四･1664～享保元･1716）は樂家五代。四代一入の養子｡初代長次郎の風を慕った。雁金屋三右衛門の子。名平四郎・惣吉。元禄四年五代吉左衛門を襲名。尾形光琳、乾山とは従兄弟。　

95

#

#296　又玅斎　二字書幅　￥45,000.～　付木箱（桐）　彫漆軸端　39×21　表具42×115

#297　慶入　梅花茶碗　￥200,000.～　付共箱（桐）　12×12×6.5　磁貫　ヒビ　無印　二十五筒ノ内　又玅斎箱書　銘松の顔

#298　圓能斎　茶杓　￥300,000.～　付二重箱（内共桐　外溜塗）　共筒　総長18.5　円能斎箱識　銘「磯切松」

圓能斎宗室（明治五･1872～大正十三･1924）は裏千家十三世。又玅斎の長男。別号に対流軒、寒雲、鉄中など。幼名は駒吉。十五歳で家督を継ぐ。元伯宗旦二百五十回忌大法要茶会を営み、記念事業として『今日庵月報』を創刊、夏期講習会を創始した。三友式、濃茶各服点を考案、流し点、大円真草を復興した。

96

#

#302　石井不老　備前芋頭水指　￥160,000.～　付共識箱（桐）　21.5×21.5×21　淡々斎箱識　新作

石井不老(明治三十二・1899～昭和三十九・1964)細工物、轆轤の名手。明石朝香焼の戸田秋嶺に師事。昭和二十九年岡山県重要無形文化財保侍者となる。主に茶陶を制作。　

#300　樂一入　黒茶碗　￥650,000.～　付二重箱（内識桐）　風呂敷　13×13×7　磁貫　了入内古箱識　淡々斎内新箱識樂一入(寛永十七･1640～元禄九･1696)は樂家四代。朱釉黒楽茶碗を創始した。幼名左兵衛、明暦二(1656)年、四代吉左衛門を襲名。元禄四(1691)養子宗入に家督を譲る。　

#301　対州御本文字入茶碗　￥350,000.～　付識箱（桐）　縞仕覆　14×13×9　淡々斎箱識

97

#

#305　鍍金燈籠形熨斗押　

￥78,000.～付識箱（桐　貼札）

5.5×5.5×6　淡々斎若書箱識

#303　御本茶碗　￥130,000.～　付識箱（桐）　13×13×9　磁貫　ヒビ　淡々斎箱書　銘瑞祥（高麗茶碗）

#304　秀芳主作嘉代子　玉之絵茶碗　￥78,000.～　付識箱　12×12×8　淡々斎箱書

#307　淡々斎　炉縁　￥90,000.～　付木箱（モミ）　42.5×42.5×6.5

淡々斎宗室（明治二十六･1893～昭和三十九･1964）は裏千家十四世。十三世円能斎の長男。幼名政之輔。号碩叟。大徳寺円山伝衣老師について得度、無限斎の号を授与。三十歳で家元継承。各宮殿下に茶湯を進める。淡交会、国際文化茶道協会設立。紺綬、紫綬褒章。勲三等旭日中綬章。また、ブラジル国の文化勲章を受けている。　

#306永樂善五郎黄釉天目形茶碗　￥60,000.～　付共識箱（桐）　12×12×8淡々斎箱識

#308　駒澤利斎桐丸卓　￥70,000.～

付共識箱（モミ）33.5×33.5×44.5　淡々斎箱識

#309中川浄益南鐐銀杏頭火箸

￥78,000.～付共箱（桐）総長29　114g

十一代　淡々斎好

98

#

#311　樂了入　黒茶碗　￥1,500,000.～　付二重箱（桐）　11×11×7　旦入内極箱　鵬雲斎極箱（新）　銘黒尉

99

#

#313　黒小棗　￥500,000.～　付二重箱（内識桐）　緞子仕覆　替仕覆二　5.5×5.5×5.5宗旦在判　鵬雲斎箱書

#312　宗全　赤筒茶碗　￥800,000.～　付二重箱（内時代識桐）　10.5×10.5×9.5覚々斎内箱書　鵬雲斎外箱書　銘露夜

100

#

#318　瀬戸耳付茶入　￥100,000.～　付識箱（桐）　紫仕覆　替仕覆二　牙蓋　7.5×7.5×7.5　鵬雲斎箱書　銘琢磨

#317　備前茶入　￥100,000.～　付識箱（桐）　替仕覆二　黒柿挽屋　6×6×8.5　鵬雲斎箱書　銘明暦

#315　樂弘入　梅絵赤茶碗　￥290,000.～　付識箱（桐）　紫仕覆　11.5×11.5×7.5　磁貫　鵬雲斎箱書　銘初音

樂弘入（安政四･1857～昭和七･1932）は樂家十二代。十一代慶入の長男。幼名を小三郎のち惣次郎。諱喜長、別号に翫土軒、雪鳥。十五歳で家督を継ぐ。明治四年襲名。大正八年に剃髪し弘入と号し、石山に隠居。　

#316　大西浄元　万代屋釜　￥120,000.～　付識箱（桐）　24.5×23×18　鵬雲斎箱識

大西浄元（元禄二・1689～宝暦十二・1762）は釜師。京都大西家六代、古浄元といわれる。姓は細野、名は重義、通称は浄元のほか清右衛門。尻張釜、阿弥陀堂釜を多く作った。　

101

#

#324　波多野善蔵　萩焼茶入　￥50,000.～　付共識箱（桐）　錦仕覆　7×7×6.5　鵬雲斎箱識

波多野善蔵（昭和十七･1942～）は、はじめ唐津で修業、のち萩に移り吉賀大眉に師事する。昭和五六年に奨励賞を受けた花器は、ボディの造作、萩の長石釉の処理ともども現代的な意匠感覚を打ち出したもので、萩焼に新風を吹き込んだ。今日の萩焼の中堅、若手リーダー的な存在。　

#325　寒川栖鳳　那智黒茶碗　￥50,000.～　付共識箱（桐）　12×12×8　鵬雲斎箱識　紀州窯

　初代寒川栖豊は、昭和七年に高野山小田原にて開窯。紀州古窯の復興へ努力を重ね、昭和十二年、旧紀州藩主徳川頼貞公より紀州焼葵窯の窯

名を賜る。当代は二代目。

#320　松木溜塗大棗　￥30,000.～　7.5×7.5×7　中村梅軒内蔵　卒啄斎好

#319　湊焼　茶巾台　￥20,000.～　14×14×7　磁貫　極小ソゲ　二顆押印　二部式

　又玅斎好

#323　淡々斎　宝珠文絵馬形菓子皿　￥20,000.～　23×16.5×2.5　淡々斎在銘

#322　淡々斎好裂桑縁風炉先屏風　￥20,000.～　紙本　186×55　ヤケ　シミ　井口海仙在判

#321　奥村吉兵衛淡々斎好丹頂重紙釜敷　￥30,000.～　

付識箱（桐）　淡々斎箱書

淡々斎宗室（明治二十六･1893～昭和三十九･1964）は裏千家十四世。十三世円能斎の長男。幼名政之輔。号碩叟。大徳寺円山伝衣老師について得度、無限斎の号を授与。三十歳で家元継承。各宮殿下に茶湯を進める。淡交会、国際文化茶道協会設立。紺綬、紫綬褒章。勲三等旭日中綬章。また、ブラジル国の文化勲章を受けている。　

102

#

#327　中村宗哲　真塗桶水指　￥250,000.～　付時代共箱（杉）　黒塗割蓋

　26×24.5×26　三代　真伯宗守在判中村宗哲は千家十職の一、塗師。初代

（元和三･1617～･元禄八･1695）は一翁宗守の息女と家業を迎えて塗師となる。当代は十三代。　

#329　安田是誰　茶杓　￥90,000.～　付時代共箱（桐）　総長18

安田是誰（元禄十五・1702～天明五・1785）は京都生まれの茶人、禁裏の鍛冶師。官休庵静々斎真伯に学び、禅を高遊外、天龍寺桂州和尚に参じた。

#328　直斎　茶杓　￥330,000.～　付共箱（桐）　共筒　更紗風呂敷　総長18

　銘土筆直斎（享保十・1725～天明二・1782）は武者小

路（官休庵）七世で堅叟宗守。官休庵における新しい茶の湯制度（家元制度）を確立。また、如心斎らと「千家七事式」を制定した。

#330　黒面中次　￥88,000.～　付時代箱（杉　貼札）　7×7×7　直斎在判

武者小路家

103

#

#335　佐伯江南斎一字書幅

￥20,000.～付共箱（桐）　紙本黒塗軸端　45×37

表具49×125　蓼花庵「歓」

佐伯江南斎（生年不詳～昭和四十五年・1970）は武者小路流二世家元。姓は薩埋、初代江南斎の養女となり佐伯と改める。名は寿賀子、江南齋は号、別号は蓼花庵・紅香。

#331　一啜斎　手造赤茶碗　￥250,000.～　付共箱（桐）　12×12×8　銘御所柿

一啜斎（宝暦十三・1763～天保九･1838）は武者小路千家八世休翁宗守。号円明、溪澗。川越兵庫頭の子、七代堅叟宗守の養子。讃岐高松藩主松平侯の茶頭。一方庵の復興にあたり、四畳半に改め半方庵と名付けた。茶通箱点の新手順を考案。

#332　薩摩草花水指　￥170,000.～　付識箱（桐）　黒塗蓋　23×23×15　磁貫　ヒビ　愈好斎箱識

#333　愈好斎　茶杓　￥160,000.～　総長18　銘鋼　正玄下作愈好斎宗守（明治二十二・1889～昭和二十八･1953）は武者小路千家十二世、聴松宗守。久田家十代宗悦の次男。十一世一指斎の養子。大正十五年（1926）官休庵改築、昭和十五年（1940）弘道庵再建。著作多数、また月刊誌「武者小路」主宰者。

#334　琴浦桐山　銀欄手花入　￥100,000.～　付共識箱（桐）　10×10×18.5　有隣斎箱識

#337　有隣斎　寿字梅花盆　￥20,000.～　付共箱（桐）　24×24×1.5

　飛騨春慶徳翁宗守有隣斎（大正二･1913～平成十一･

1999）は武者小路千家十三世。京都帝国大学文学部、同大学院卒。昭和十六年女婿として官休庵に入る。

#336　薩摩平茶碗　￥25,000.～　付識箱（杉）　13×13×5　有隣斎箱識

104

# 藪内家

#339　休々斎　手造平茶碗　￥200,000.～　13×13×6　銘芦の原　薮内十代

休々斎（天保十一･1840～大正六･1917）は薮内流十代竹翠紹智。もとは加賀大聖寺藩茶道頭兼典医の福田氏、薮内家に迎えられる。明治十一年北野大茶湯を再興。

#340　瀬戸茶入　￥150,000.～　付識箱　緞子仕覆　5.5×5.5×8　休々斎箱識

#343　和田呉山　布袋画賛幅　￥45,000.～付識箱（桐）　紙本　29×18　表具41×103　ヤケ

　藪内透月斎箱書和田呉山（生年不詳～明治三・1870）は三田藩士。名を弘毅、

通称は房吉、別號に呉田。書を森徹山に学ぶ。四十二歳で佛門に入り、名を空相、字を月心と改め、また金剛窟、阿宇房と號した。　

#341　藪内珍牛斎竹二重切花入　

￥68,000.～付時代共箱（桐）

10.5×12.5×38　銘想容

#344　藪内竹陰　消息巻　￥45,000.～　紙本　242×19　ヤケ　オレ

#342　木村表斎　曲茶桶　￥40,000.～　付共識箱（桐）　6.5×6.5×6　休々斎箱識

瀬戸

祢々維々別

休々斎（花押）

105

#

#346　川上不白　宝珠画賛幅　￥180,000.～　付木箱（桐）　紙本　潤塗軸端　27×94　表具30×179　ヤケ　シミ　スレ

#345　川上不白　花押賛幅　￥300,000.～　付木箱（桐）　紙本　黒塗軸端　54×124　表具58×201　ヤケ　シミ　スレ　オレ　華渓賛

江戸千家

川上不白（享保元･1716～文化四･1807）は茶人、不白流の開祖。紀伊生。如心斎宗左に入門。大徳寺大龍和尚に参禅。初号宗雪、別号に蓮華庵、黙雷庵、円頓斎、不羨斎、弧峰ほか。水野侯の茶頭。江戸千家を称した。

106

#

#350覚々斎竹茶杓　

￥170,000.～付二重箱（内識桐）　共筒　総長18

銘寒菊初代川上不白箱識　覚々斎宗左（延宝六･1678～享保十五・1730）は表千家六代。号は原叟、流芳軒。久田宗全の子で、五代随流斎の養子となって六代を継承。紀州徳川家、頼方に仕えた。　

#349　川上不白　消息幅　￥80,000.～　付木箱（桐）　潤塗軸端　45×20　表具47×104　初代　九月五日　川上宗雪宛

#348　川上不白　消息幅　￥90,000.～　付木箱（桐）　紙本P軸端　41×19　表具43×102　ヤケ　初代　八月廿八日　二代宗雪宛

#351　一元斎好雪輪盆　￥65,000.～　付識箱（杉）　32×32×8　十代川上閑雪箱識　

御状致拝見候先以皆々御替　無御座珍

重存候此方無恙　有之候御気遣被下間

敷候然者　楽土相調則伏見へ遣候尤　

其元鉄鉋事御問屋迄送り　遣候間追而

着次第御受取可　被下候尤四俵遣候間

一俵ハ御　入用ニ無御座候ハハ手前之

ニ而候間　御残し遣可被下候　其外道

号之事も致御打合候　一石燈篭ハ大坂

へ参り事前　直ニ見不申候而ハ無心元

御座候間　手前参り相調へ大阪与り直

ニ舟　廻し可申候間左様御心得　可被

成候　すたれハ京ニ無　之候若大坂ニ

可存候哉吟　味可致候恐惶謹言　川上

不白　九月五日　川上宗雪様

川上不白（享保元･1716～文化四･1807）は茶人、不白流の開祖。紀伊生。如心斎宗左に入門。大徳寺大龍和尚に参禅。初号宗雪、別号に蓮華庵、黙雷庵、円頓斎、不羨斎、弧峰ほか。水野侯の茶頭。江戸千家を称した。

107

#

#354　桐木地菊置上四方硯蓋　￥35,000.～　付時代箱（杉　貼札）　26.5×26.5×4

　久田宗全好　鍍金覆輪

#358　了及　漆絵松葉吸物椀　五　￥75,000.～　付時代共箱（杉）　7.5×7.5×9　速水宗曄好

#353　小兵衛　不退寺古材炉縁　￥78,000.～　付識箱（桐）　42.5×42.5×6.5

　久田宗也箱識、在判

#355　芳泉　老松茶器　￥20,000.～　9×9×4　久田宗也好平茶器由来漆紙

　大閤手植松造漆識

#357　黒面中次　￥78,000.～　付木箱（桐）　6.5×6.5×7　速水宗日華（二代）

#352　不及斎　茶杓　￥200,000.～　付識箱（桐）　筒　総長18.5　彫銘　久田宗全写

　無適斎筒識　追銘ゆづり葉

#356　久田石翁　茶碗　￥30,000.～　付時代識箱（桐）　13×13×6.5　磁貫

　蓋裏書付削除痕跡

久田家

速水家

108

#

#361　松尾不俊斎　和歌懐紙幅　￥30,000.～　付識箱（桐）　紙本

　44×31　表具46×115　ヤケ　虫穴　五代　十代松尾不染斎箱書

#363　渡辺清松尾仰止斎肖像画賛幅　￥40,000.～　付時代識箱（桐）

紙本　黒塗軸端　30×99　表具32×170　ヤケ　オレ　□杏庵焼印箱識　大綱賛

渡辺清（安永五・1776～文久元･1861）は名古屋の人。吉川英信に狩野派を、のち京都にて田中訥言に復古大和絵派を学んだ。同派は訥言によって始められた流派で、平安、鎌倉時代の絵巻物などの優れた伝統の復活をめざした。　 #365　中村宗哲　尻張棗　￥70,000.～

　付時代共箱（桐）　6×6×7　松尾宗古在判

#364　浄斎　溜塗金輪寺茶器　￥30,000.～　付共識箱（桐）　6×6×7松尾不俊斎在判箱書　習元古斎好

　嵐山ノ桜を以て

#362　松尾不俊斎　竹吊舟花入　￥30,000.～　付時代共箱（桐）　25×10×10

　「弘誓丸」　松尾宗五箱書在判#360　松尾宗二　和歌試筆幅　￥68,000.～　付時代識箱（杉）　紙本　黒塗軸端　

44×17　表具55×99松尾宗二（延宝五・1677～宝暦二・1752）江戸中期の茶人。松尾流初代。京都生。千宗旦の高

弟松尾宗二の孫。名は重賢・宗二、通称は治兵衛。表千家覚々齋について学び、大成して松尾流を開く。高田太郎庵らに茶を教えて名古屋に茶湯を広めた。

松尾家

109

#

#367　中村宗哲　梅絵中棗　￥80,000.～付共識箱（桐）　6.5×6.5×6.7　肌アレ　七代　十代松尾不染斎在判

七代中村宗哲（寛政十一･1799～弘化三･1846）は五代宗哲（明和三･1766～文化八･1811）の子、六代（寛政六･1794～天保十･1839）の弟。俗称は得玄宗哲。裏千家玄々斎と親交を深めた。

#370　沼波弄山　萬古青磁蛙香合　￥45,000.～　付仕覆（破損）　5×4×4

　七代堀内至慎斎箱書

#366　中村宗哲　宝珠大棗　￥70,000.～付識箱　緞子仕覆　7×7×7　五代　宝珠絵（不俊斎）　松尾不染斎箱識五代中村宗哲（明和三･1766～文化八･1811）は通称守一、八兵衛。号豹

斎、漆畝。四代婿養子。天明三年御所御用達となる。俳人でもあり三宅嘯山に師事した。

#368　樂左入　黒茶碗　￥95,000.～　付識箱（桐）　仕覆（大破）　12×12×7　ヒビワレ共色補修　堀内不識斎箱書

#369　中村宗哲　中棗　￥90,000.～　付時代共識箱（桐）　時代縞仕覆（裏キレ欠）　7×7×7

　四代　堀内不識斎

#372　堀内宗完　茶杓　￥30,000.～　付共箱（桐）　共筒　総長18　銘吉祥　堀内宗完（大正八･1919～）は表千家流堀内家十二代。京都生まれ。京都帝国大学卒。幽峯斎急逝後、長生庵をつぐ。即中斎に師事。建仁寺竹田益州老大師より兼中斎の号を受ける。昭和二十八年宗完襲名。　

#371　堀内方合斎　竹茶杓　￥30,000.～　付共筒（大虫喰　蓋欠）　総長17　

堀内家

110

#

#376　樂一入　赤茶碗　￥95,000.～　付時代箱（桐　貼札）　仕覆　12.5×12.5×8.5　ヒビ　了入箱書

#375　樂一入　赤丸小皿　十　￥180,000.～　付時代共箱（杉）　10×10×2.5

#374　樂一入　雀香合　￥200,000.～　付識箱（桐）　8×5×6　了入箱書

#377　樂左入　赤茶器　￥68,000.～　付時代箱（杉）　唐木蓋　5×5×7　六代

樂左入(貞享二・1685～元文四・1739)は樂家六代。本姓田中、名嘉顕。京都大和屋嘉兵衛の次男。宗入の養子となり、樂家六代を継ぐ。左の一字は千家如心斎(宗左)からもらったとされ、光悦模などを得意とし、左入釉の語を残した。楽宗入の養子となり、樂家六代をつぐ。

千家十職樂家

樂一入(寛永十七･1640～元禄九･1696)は樂家四代。朱釉黒楽茶碗を創始した。幼名左兵衛、明暦二(1656)年、四代吉左衛門を襲名。元禄四(1691)養子宗入に家督を譲る。　

111

#

#379　樂長入　黒茶碗　￥240,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　12×12×7.5　カケ共色補修

#380　樂了入　赤筒茶碗　￥400,000.～　付時代共箱（桐　貼札）　11×11×10　磁貫　九代

#381　樂了入　赤茶入　四　￥200,000.～　付時代共箱（桐）　仕覆四　6.5×5.5×8.5　九代

#378　樂左入　黒茶碗　￥270,000.～　付共箱（桐）　12×12×8.5　磁貫　口辺共色補修

樂左入(貞享二・1685～元文四・1739)は樂家六代。本姓田中、名嘉顕。京都大和屋嘉兵衛の次男。宗入の養子となり、樂家六代を継ぐ。左の一字は千家如心斎(宗左)からもらったとされ、光悦模などを得意とし、左入釉の語を残した。楽宗入の養子となり、樂家六代をつぐ。　

樂了入(宝暦六・1756～天保五･1834)は樂家九代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事するなど樂家中興と称えられる。　

112

#

#384　樂旦入織部写酒次　￥30,000.～

付共箱（杉）　9×7×17

#390　樂旦入　赤油月　￥30,000.～　付共箱（杉）

皿16×16×1.5ほか　磁貫　ヒビ

#391　樂旦入　獅子香合　￥30,000.～　付共箱（桐）　8×5.5×5

#392　樂弘入　飴釉耳付火入　￥35,000.～　付木箱（桐）　11.5×10.5×10.5　十二代　車軸形樂弘入（安政四･1857～昭和七･

1932）は樂家十二代。十一代慶入の長男。幼名を小三郎のち惣次郎。諱喜長、別号に翫土軒、雪鳥。十五歳で家督を継ぐ。明治四年襲名。大正八年に剃髪し弘入と号し、石山に隠居。

#389　惺入　隅田川炮烙　￥30,000.～　付木箱（桐）

　18×18×5

#387　樂旦入　素焼炮烙　￥30,000.～　付時代共箱（杉）

　21×21×8　アタリ

#383　樂了入　赤茶碗　￥80,000.～　付木箱（桐）　紫仕覆　12×12×8.5　磁貫　ヒビ　共色補修

樂了入(宝暦六・1756～天保五･1834)は樂家九代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事するなど樂家中興と称えられる。　

#386　樂了入　赤樂灰器　￥35,000.～　付時代共箱（杉）

　18×18×6

#388　樂旦入　素焼灰器　￥20,000.～　19×19.5×6

#385　樂了入素焼内黄釉灰器　￥35,000.～　付時代箱（杉　貼札）　18.5×18.5×7

旦入（寛政七･1795～嘉永七･1854）は樂家十代。了入の次男、文化八年に十代吉左衛門を襲名。弘化二年に剃髪隠居して号を旦入とした。

樂了入(宝暦六・1756～天保五･1834)は樂家九代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事するなど樂家中興と称えられる。

113

#

#394　樂蓋置　￥370,000.～　付時代箱（内共桐）　6×5.5×5　十五代　

#393　樂旦入　注連縄赤茶碗　￥500,000.～　付時代共識箱（桐　貼札）　紫仕覆　12×12×8　樂旦入（寛政七･1795～嘉永七･1854）は樂家十代。了入の次男、文化八年に十代吉左衛門を襲名。弘化二年に剃髪隠居して号を旦入とした。　

114

#

#397　大西浄玄　四方釜　￥160,000.～　付識箱（モミ）　18.5×22×21　「宝暦年時代」大西浄長箱識

#400　大西浄長　少庵好霰平丸釜　￥85,000.～　付共箱（桐）　26×26×13　カケ

大西浄長（慶応元･1865～昭和十八･1943）は十三代大西清右衛門。浄典の長男。幼名清三郎、諱孝信。十一代浄寿、玉村徳兵衛に師事。惺斎宗左より浄長の号を受ける。

#399　大西浄林　立瓜形釜　￥130,000.～　付識箱（杉）　20×17×19

　大西浄雪箱書　寛永年時代大西浄林（天正十八・1590～寛文三・1663）は、

釜師大西家初代。山城の国・南山城広瀬村の出身。

#396　大西浄林　荷葉釜　￥190,000.～　付識箱　26×26×16　寛永年時代　蝸牛耳

大西浄林（天正十八・1590～寛文三・1663）は、釜師大西家初代。山城の国・南山城広瀬村の出身。

#398　大西浄清　漁父籠釜￥130,000.～　付時代識箱（桐）　22×22×15名越弥五郎（八代）嘉永三（1850）戌夏箱識

　寛永年時代

#401　五郎左衛門　常張釜　￥95,000.～　付時代識箱（桐　アレ）　27×27×16

　二代大西浄清箱識

大西家

115

#

#406　伝大西浄玄　阿弥陀堂釜　￥70,000.～　付時代箱（杉　貼札）　27×26×21

#403　大西浄玄　尻張釜　￥95,000.～　付時代識箱（杉）　27×24×19　大西浄中極

　宝暦年時代

#405　大西浄雪　丸釜　￥90,000.～　付時代共箱（杉）　28×25×19　時代補修

大西浄雪（安永五･1776～嘉永五･1852）は釜師、京都大西家十代。著書に「名物釜由緒聞書伝」「名物釜記」「釜の図録」など。

#407　大西浄元　丸釜　￥68,000.～　付時代共箱（杉）　27×24×21　奥平佐兵衛款記

大西浄元（元禄二・1689～宝暦十二・1762）は釜師。京都大西家六代、古浄元といわれる。姓は細野、名は重義、通称は浄元のほか清右衛門。

#402　大西浄林　富士釜　￥100,000.～　付識箱（モミ）　24×24×17　浄長箱識　寛永年時代大西浄林（天正十八・1590～寛文三・1663）は、釜師大西家初代。山城の国・南山城広瀬村の出身。

#404　大西浄元　万代屋釜　￥95,000.～　付時代共箱（杉）　27×24×21　九代

　奥平佐兵衛款記大西浄元（元禄二・1689～宝暦十二・1762）は釜

師。京都大西家六代、古浄元といわれる。姓は細野、名は重義、通称は浄元のほか清右衛門。

116

#

#411　大西浄雪　中爪風炉五徳　￥50,000.～　付時代共箱（モミ）　20×17×10

#409　大西浄清　甑口尻張釜　￥40,000.～　付識箱（桐）　24×24×20

　「二代大西浄清」般若勘渓箱識

#410　大西浄雪　霰巴釜　￥40,000.～　付共箱（杉）　24×24×12　カケ

#416　駒澤利斎　竹台子　￥35,000.～　付時代共箱（杉）　

75×38×60.5

#415　駒澤利斎黒掻合炉縁　￥30,000.～　

付時代識箱（杉）　助炭炉覆　42.5×42.5×6.5　押印

#412　駒澤利斎　掻合炉縁　￥80,000.～　付時代共箱（杉）　42.5×42.5×6.5　四代　押印

#413　駒澤利斎　桑敷板　大小　￥80,000.～　付時代共箱（杉）　大21×21×2

#417　駒澤利斎　桑小卓　￥35,000.～　付時代共箱（杉）　

28×28×52

#414　駒澤利斎腰提茶箱　￥30,000.～　付時代共箱（桐）　縞仕覆（大破）23.5×12×14.5　十三代　耕雲箱識

銘茶楽　在判

大西浄雪（安永五･1776～嘉永五･1852）は釜師、京都大西家十代。著書に「名物釜由緒聞書伝」「名物釜記」「釜の図録」など。

駒澤家

117

#

#424　中川浄益唐銅平建水　￥25,000.～　付時代共箱（杉）　19×19×6　九代

#426　中川浄益銅蟹蓋置　￥20,000.～　

付時代共箱（桐）　7×4.5×2.5

#429　中川万兵衛唐銅印蓋置　￥20,000.～　

4.3×4.3×5中川万兵衛は、五代浄益三男。

#419　中川浄益　紫銅花入　￥70,000.～　付木箱（桐）　10×10×21

　十代

#418　中川浄益　箔押八角菓子盆　￥200,000.～　付共箱（桐）　27×27×3

#420中川浄益杓立　￥80,000.～

　付共箱（桐ヨゴレ）

8.5×8.5×17　無銘　

#423　中川浄益　唐銅盥　￥30,000.～　18×18×9.5

　浄益（底刻銘）

#421　中川浄益　煙管　一対　￥30,000.～　付共箱（杉　シミ）　総長40　十代

#425　中川浄益唐銅平建水　￥20,000.～　

18×18×6　八代　彫銘

#427　中川浄益　花鎖　￥30,000.～　付時代共箱（桐）

　総長147　七代

#422　中川浄益唐銅棒ノ先建水　￥30,000.～　

付木箱（桐）　13×13×11　彫銘

#428　中川浄益底取長火箸　￥25,000.～　

付時代共箱（杉）　総長36

中川浄益家

118

#

#435　中村宗哲　菊桐蒔絵吹雪　￥95,000.～　付共箱（桐　蓋桟一欠）　7.2×7.2×7.5　三代　針銘

#432　中村宗哲　菊桐蒔絵吹雪　￥140,000.～　付時代共識箱（桐）　7×7×7　八代　針銘

#436　中村宗哲　黒真塗雪吹棗　￥85,000.～　付時代共箱（桐）　7.5×7.5×7.5　スレ　ヒビ　三代　針銘

#434　中村宗哲　溜塗大棗　￥95,000.～　付時代共箱（桐）　7×7×7.5　三代　菊桐蒔絵立上り　針銘

#433　中村宗哲　面中次　￥100,000.～　付共箱（桐　貼札）　仕覆（大破）　6.5×6.5×7　針銘

#431　中村宗哲　仙叟好甲赤茶入　￥200,000.～　付共識箱（桐）　仕覆　7.5×7.5×4

　七代

中村宗哲家中村宗哲は千家十職の一、塗師。初代（元和三･1617～･元禄八･

1695）は一翁宗守の息女と家業を迎えて塗師となる。当代は十三代。

119

#

#449　飛来一閑若松漆絵曲水指　￥30,000.～　

付時代識箱（杉）　18×18×17宗旦好　不明在判

#438　中村宗哲　利休形角折敷　五　￥30,000.～　付共箱（桐）　29.5×29.5×2.5　小カケ

#441飛来一閑渦大棗　

￥100,000.～付共箱（桐）

7×7×7

#442　飛来一閑黒手付煙草盆　￥40,000.～

付共箱（桐）　20×20×21

#445　飛来一閑　煙草盆　￥25,000.～　付木箱（桐）26.5×15.5×10.5　十二代

#439　奥村吉兵衛　釜敷　￥35,000.～　付共箱（桐）　17.5×14×3

#437　中村宗哲　黒塗炉縁　￥80,000.～　付時代共箱（杉）　42.5×42.5×7　八代

#443　飛来一閑八角食籠　￥30,000.～付時代箱（杉　貼札）　17×17×10

十三代

#444　飛来一閑片木目黒八角食籠　￥30,000.～

　付時代共箱（杉）　17×17×9十代

#440　奥村吉兵衛　紅白釜敷　￥20,000.～　付共箱（桐）　16×19×3.5

#446　飛来一閑黒半月折敷　四　￥20,000.～　付時代共箱（杉　貼札）　35×31×4

　十三代　一閑張

#447　飛来一閑黒半月折敷　四　￥20,000.～　付時代共箱（杉　貼札）　35×31×3

　十二代　一閑張

#448　飛来一閑　菱盆　五　￥20,000.～　付識箱（桐）

　20×14×1　象彦扱

飛来一閑一閑張の飛来一閑は千家十職の一。初代は中国明代の人で寛永年間に来日帰化して京都に住した。千宗旦が作品を賞したことから知られるようになった。現在は十六代。

奥村吉兵衛家奥村吉兵衛は表具師、江州佐々木家の流れを汲む奥村三郎定道を祖とし、その子定次の次男吉右衛門清定(天明四･1618～元禄十三･1700)が京へ上って表具師奥村家の初代となった。二代吉兵衛より表千家出入りとなり、特に八代吉兵衛は技量に優れる。現在十二代。

120

#

#451　永樂妙全　交趾柘榴香合　￥130,000.～　付識箱（桐）　6×6×5.5　十六代即全箱識

#456　永樂保全　龍虎染付茶碗　￥50,000.～　付時代識箱（杉）　11×11×7　磁貫

永樂保全（寛政七･1795～安政元･1854）は千家十職の一、土風炉師永樂善五郎家の十一代。文化十四年（1817）襲名。文政十年（1927）紀州家十代徳川治宝に招かれ偕楽園焼に携わり、「河濱支流」金印、「永樂」の銀印を拝領した。

#452　永樂妙全　天目茶碗　￥80,000.～　付共箱（桐　シミ）　12×12×9

#454　永樂即全　鱗茶碗　￥195,000.～　付共箱（桐）　13×13×9　仁清写鱗

永樂即全（大正六・1917～平成十･1998）は永楽善五郎十六代。京都市生まれ。十五代正全の息。昭和九年襲名。十一年三井高棟の大磯城山荘内に城山窯築窯。京都伝統陶芸協会初代会長。

#455　大日本永樂赤絵八角深鉢　￥80,000.～　付木箱（桐）　36.5×36.5×14

#453　永樂保全　仁清写扇面絵香合　￥80,000.～付識箱　錦仕覆（破損）　6×4.5×4.5　永樂正全箱識

永樂保全（寛政七･1795～安政元･1854）は千家十職の一、土風炉師永樂善五郎家の十一代。文化十四年（1817）襲名。文政十年（1927）紀州家十代徳川治宝に招かれ偕楽園焼に携わり、「河濱支流」金印、「永樂」の銀印を拝領した。　

永樂善五郎家

永樂妙全（嘉永五・1852～昭和二・1927）は、永樂得全（十四代 土風炉師・善五郎）の妻。本名は悠。善五郎を襲名する事はなかったが、技量に優れ作品への評価は高い。

121

#

#461　永樂和全青交趾写福字彫輪花菓子器　￥25,000.～

　付時代箱（杉　貼札）　23×24×5　ユガミ　ヒビ

永樂和全（文政六･1823～明治二十九･1892）は永樂家十二代。十一代永樂保全の長男。仁清の窯跡を再興し「おむろ」名を使用、慶応年間には加賀山代窯に滞在、また明治六年は愛知県岡崎で作陶した。晩年は京都下河原にて菊渓窯を築窯。

#457　永樂和全呉須赤絵写花鳥文菓子鉢　￥25,000.～　

20×20×11　磁貫永樂和全（文政六･1823～明治二十九･1892）は

永樂家十二代。十一代永樂保全の長男。仁清の窯跡を再興し「おむろ」名を使用、慶応年間には加賀山代窯に滞在、また明治六年は愛知県岡崎で作陶した。晩年は京都下河原にて菊渓窯を築窯。

#460　永樂正全　胎東庵竹絵皿　￥25,000.～　付共識箱（モミ）　26×26×3

東庵箱識永樂正全（明治十二・1879～昭和七・1932）は

永楽善五郎十五代。京都生。本名山本治三郎。妙全の甥。伊賀・信楽の写しを得意とした。　

#464　永樂妙全　呉須金彩赤絵酒瓶　一対　￥25,000.～　付共箱（杉）　7.5×7.5×12

　磁貫　磁胎

#458　永樂妙全　仁清写波月小鉢　￥25,000.～　付木箱（桐）　14×14×9.5

永樂妙全（嘉永五・1852～昭和二・1927）は、永樂得全（十四代 土風炉師・善五郎）の妻。本名は悠。善五郎を襲名する事はなかったが、技量に優れ作品への評価は高い。　

#459　永樂保全　刷毛目茶碗　￥30,000.～　10×10×7　縁カケ補修

永樂保全（寛政七･1795～安政元･1854）は千家十職の一、土風炉師永樂善五郎家の十一代。文化十四年（1817）襲名。文政十年（1927）紀州家十代徳川治宝に招かれ偕楽園焼に携わり、「河濱支流」金印、「永樂」の銀印を拝領した。

#462　永樂即全　青交趾写金彩皿　￥25,000.～　付共箱（桐）　23×23×3

永樂即全（大正六・1917～平成十･1998）は永楽善五郎十六代。京都市生まれ。十五代正全の息。昭和九年襲名。十一年三井高棟の大磯城山荘内に城山窯築窯。京都伝統陶芸協会初代会長。

#465　永樂妙全　染付山水盃　盃台　十　￥40,000.～　付時代共箱（桐）　5×5×2.5

#463　永樂正全　細口花瓶　￥25,000.～　付木箱（桐）　8.5×8.5×27

永樂正全（明治十二・1879～昭和七・1932）は永楽善五郎十五代。京都生。本名山本治三郎。妙全の甥。伊賀・信楽の写しを得意とした。　

永樂妙全（嘉永五・1852～昭和二・1927）は、永樂得全（十四代 土風炉師・善五郎）の妻。本名は悠。善五郎を襲名する事はなかったが、技量に優れ作品への評価は高い。　

122

#

#467　雲鶴青磁茶碗　￥200,000.～　付木箱（桐）　16.5×16.5×6　磁貫

#470　高麗茶碗　￥100,000.～　付木箱（桐　蓋欠）　14×14×8

#468　三島茶碗　￥120,000.～　付時代箱（桐）　14×13.5×5.5

#469　高麗青磁茶碗　￥100,000.～　付時代箱（桐）　15.5×14×8　磁貫　ヒビ　ソゲ　金補修

朝鮮茶碗

123

#

#471　朝鮮堅手茶碗　￥95,000.～　付木箱（桐）　13×13×6 #472　朝鮮堅手茶碗　￥90,000.～　付識箱（杉）　13×11×7.5　窯キレ

#473　斗々屋平茶碗　￥88,000.～　付時代識箱（桐）　14×14×5.5

#474　白高麗茶碗　￥80,000.～　付識箱（桐）　仕覆　14×14×7　「渡り舟」立花大亀箱識

#475　御本暦手茶碗　￥80,000.～　付時代箱（桐　貼札）　縮緬仕覆　10×11×8.5　ヒビ　共色補修

#476　高麗青磁茶碗　￥80,000.～　付木箱（桐）　16×15×7.5　磁貫

124

#

#485　井戸形茶碗　￥50,000.～　付識箱（桐）　19×19×6　磁貫　ヒビ　口辺金補修

#484　無地刷毛目茶碗　￥50,000.～　付識箱（桐　貼札）　13×12.5×7　ヒビ　

岡田宗叡箱識

#480　粉引茶碗　￥70,000.～　付識箱（桐）　15×15×8　口辺カケ　高台ソゲ　磁貫

#481　堅手茶碗　￥60,000.～　付木箱（桐）　13.5×13.5×8.5　磁貫　ヒビ

#479　堅手茶碗　￥70,000.～　付時代箱（杉　貼札）　時代七宝繋緞子仕覆　16×16×6.5

#478　朝鮮鉄絵茶碗　￥80,000.～　付木箱（桐）　14×14×9　磁貫　金補修

#483　高麗青磁茶碗　￥50,000.～　付木箱（杉）　14.5×14.5×5

#482　御本茶碗　￥65,000.～　付時代箱（桐　貼札）　片身替仕覆　

13.5×12.5×8　ヒビ金補修

125

#

#494　朝鮮白釉茶碗　￥40,000.～　付識箱（桐　ヨゴレ）　16×16×7　

小カケ　磁貫　ヒビ

#486　堅手茶碗　￥55,000.～　付木箱（桐）　紫仕覆　12.5×12.5×8

#491　堅手茶碗　￥40,000.～　14×14×6

#492　対州御本象嵌茶碗　￥40,000.～　付木箱（桐）　12×12×8　磁貫

#493　割高台茶碗　￥40,000.～　付時代識箱（桐）　11.5×11×8.5

#487　高麗堅手茶碗　￥55,000.～　付時代箱（桐）　15×15×8　磁貫　ヒビ

#489　堅手練込茶碗　￥48,000.～　付木箱（桐）　14.5×14×8　口辺ソゲ

#496　李朝堅手茶碗　￥39,000.～　付木箱（桐）　16×15.5×7.5　磁貫

#495　蕎麦茶碗　￥39,000.～　付木箱（桐　貼札）　16×16×6　磁貫　ヒビ

#497　朝鮮白釉平茶碗　￥38,000.～　付溜塗箱（桐）　16×16×4.5

#488　三島手小服茶碗　￥48,000.～　付溜塗箱（桐　貼札）　紫仕覆　11.5×11.5×5　

大破接合補修

#490　狂言袴手茶碗　￥45,000.～　付時代識箱（杉）　紙本　11×11×8.5　磁貫

126

#

#499　御本茶碗　￥38,000.～　付墨塗識箱（桐）　11×11×7　口辺カケ

#501　粉引茶碗　￥30,000.～　付識箱（桐）　16×16×8　窯キレ　口辺銀補修

#508　漳州牡丹唐草文茶碗　￥35,000.～　付木箱（桐）　15×15×7

#504　黄伊羅保茶碗　￥20,000.～　付時代箱（桐　ヨゴレ）　13×13×5.5　ヒビ

#503　蕎麦茶碗　￥20,000.～　16×16×7　ソゲ　磁貫

#500　三島茶碗　￥30,000.～　付木箱（桐　ヨゴレ）　紫仕覆　15.5×15.5×6.5　

金補修

#502　堅手茶碗　￥25,000.～　付合箱（桐）　14×14×5.5

#505　朝鮮白磁茶碗　￥20,000.～　15×14×9

#507　高麗茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐）　17×17×7.5　磁貫

#506　高麗平茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐　貼札）　17.5×17×5.5　

口辺ホツ金補修

#509　安南染付草花文茶碗　￥30,000.～　付木箱（桐）　14×14×7

#510　安南染付草花文茶碗　￥30,000.～　12×12×7.5　口辺スレ

渡物

127

#

#511　萩茶碗　￥700,000.～　付時代箱（桐　貼札）　灰地緞子仕覆　14×13.5×8.5　磁貫

国焼茶碗

128

#

#514　瀬戸唐津皮鯨茶碗　￥290,000.～　付黒塗識箱　15×15×6　磁貫

#513　黄瀬戸茶碗　￥350,000.～　付時代朱塗識箱（桐）　仕覆　11.5×11.5×7.5　ヒビ

#515　初代清水六兵衛　黒茶碗　￥200,000.～　付識箱（桐）　仕覆　10×10×9　七代箱識　鷺彫絵

#516　萩山焼手造茶碗　￥200,000.～　12×12×8萩山焼は、尾張藩主徳川斎荘が、萩山に窯を築いて生まれた。茶陶を焼き、加藤春岱や平澤九朗らが従事した。

乎多頭美

129

#

#519　大綱　赤茶碗　￥190,000.～　付二重識箱（内桐）　11×11×7　磁貫　大徳寺大綱彫字　小林太玄内外箱識　銘みの亀

#520　萩茶碗　￥180,000.～　付黒塗識箱（桐）　13×13×8　磁貫　ヒビ金補修　残雪

#517　守正庵　瀬戸唐津茶碗　￥190,000.～　付二重箱（内共桐）　仕覆　13×13×9　丁酉箱識

#518　萩茶碗　￥190,000.～　付時代箱（桐）　仕覆（大破）　14×14×8　金補修

130

#

#523　吉田屋　山水人物筒茶碗　￥150,000.～　付識箱（桐）　11×11×8　磁貫　癸卯　白嶺軒箱識

#522　下間道弼　薄赤茶碗　￥170,000.～　付時代箱（桐　貼札）　13×13×7　磁貫　香川黄中蓋裏色紙形

#524　紫野焼黒茶碗　￥150,000.～　付木箱（桐）　10.5×10.5×8　ヒビ

#525　絵唐津沓茶碗　￥140,000.～　付木箱（桐　貼札）　13×11×7　金補修

131

#

#530　高橋道八　黄伊羅保茶碗　￥95,000.～　付時代共箱（桐）　14×14×6　

金補修　二代仁阿弥

#529　志賀焼茶碗　￥100,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　13×13×7　ヒビ

#527　萩茶碗　￥120,000.～　付時代識箱（桐）　13×11.5×9　ヒビ金補修

#526　瀬戸助　江戸高原焼御本茶碗　￥110,000.～　付識箱（桐）　11×11×7　瀬戸助刻印　朝鮮八道染付

瀬戸助（生没年不詳）は江戸時代前期の陶工。壱与松山藩主松平定行が明暦四年隠退の時に尾張から招かれた。また、徳川家茶碗師、伊勢、越前加賀など各地に瀬戸助の名が伝わる。

#528　唐津堀手茶碗　￥100,000.～　付時代識箱（桐）　13×12.5×7　ヒビ金補修　

天保三辰(1832)　八千堂箱識

132

#

#533　出雲鶴絵筒茶碗　￥88,000.～　付時代識箱（杉）　縞仕覆　11×9.5×8　磁貫　ヒビ共色補修（窯キズ）　遠州流箱識

#536　出雲楽山茶碗　￥80,000.～　付木箱（桐）　14×14×8.5　磁貫

#535　唐津平茶碗　￥80,000.～　付木箱（桐　貼札）　縮緬仕覆（大破）　15×15×4　口辺金補修、共色補修

#537　献上唐津白蛇蝎茶碗　￥80,000.～　付識箱（桐）　12×12×8　延享二（1674）年焼立家重様江献上之類器

#534　瀬戸唐津平茶碗　￥90,000.～　付識箱　15×15×5

#532　古曽部井戸写茶碗　￥95,000.～　付時代箱（桐）　13×13×8.5　磁貫

作者の二代五十嵐新平（寛政三・1791～嘉永四・1851）は初代の長男として生まれた。本名は新蔵。南蛮、高麗、唐津、高取などの写しを作り成功した。

133

#

#539　笹島文七　黒茶碗　￥78,000.～　付識箱　11×11×7.5　保田憲司箱識　銘てまり

#538　唐津茶碗　￥80,000.～　付識箱　12×11×8　上村白鴎箱識

#542　出雲焼斗々屋茶碗　￥70,000.～　付時代識箱（桐）　13.5×13.5×5.5　口辺ソゲ金補修　銘あけぼの

#541　青木木米　染付山水茶碗　￥80,000.～　付識箱（桐）　仕覆　11×11×9　「山中有人」立花大亀箱識

青木木米（明和四･1767～天保四･1833）は陶工、南画家。通称木屋佐兵衛、八十八。号青来、百六散人、聾米ほか。製陶に従事したのは寛政八年前後、陶器を宝山に、磁器を奥田穎川に学んだとされる。

#543　出雲伊羅保茶碗　￥58,000.～　付時代箱（桐）　13×13×7

#540　染付山水人物茶碗　￥80,000.～　付木箱（桐　貼札）　10×10×6　虫喰　和国

134

#

#545　唐津茶碗　￥50,000.～　11.5×10.5×7　ヒビ　補色

#550　出雲斗々屋茶碗　￥50,000.～　付時代溜塗箱（桐）　13.5×13.5×5.5

#548　瀬戸拳骨茶碗　￥50,000.～　付木箱（杉）　11×11×7　口辺共色補修

#547　蕎麦釉イッチン茶碗　￥50,000.～　13×12.5×7.5

#549　尾戸松竹梅茶碗　￥50,000.～　付識箱（桐）　12×12×8.5　磁貫　押印

#552　陳元贇　葵紋茶碗　￥45,000.～　付木箱（桐）　10.5×10.5×8

　磁貫　ヒビ　共色補修　元贇焼陳元贇（明神万暦十五・1587～寛文十一・

1671）は中国明末の文人。日本に渡来し、寛永四（1627）に尾張徳川義直に拝謁。名古屋に没す。書道・作陶・柔術と才能をもち、日本の文人らと交流し文化を伝えた。

#553　大樋長左衛門　雪花塩笥茶碗　￥45,000.～　付共箱（桐）　11.5×11.5×8.5

　ヒビ　九代九代大樋長左衛門（明治三十四・1901～昭和

六十一・1986）は八代長左衛門の長男。裏千家より淡々斎茶道文化賞を受賞、昭和五十二年裏千家十五世鵬雲斎家元より陶土斎の号を贈られる。

#551　信楽茶碗　￥48,000.～　付時代識箱（桐）　13×13×7　正保三年二月二十二日箱識

#546　萩彫文茶碗　￥50,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　11×11×8　口辺小キズ

135

#

#554　萩茶碗　￥45,000.～　付識箱（桐）　絹更紗仕覆　13×13×7　磁貫　大破

#564　尾戸印花茶碗　￥30,000.～　付識箱（桐）　13×13×8　茗圃献上茶碗箱識

#558　清水六兵衛　萩絵茶碗　￥35,000.～　付合箱（桐）　13×13×9

　磁貫　ソゲ

#555　因久山焼白釉茶碗　￥45,000.～　付識箱（杉　貼札）　12.5×12.5×7　磁貫

#561　高田　菊水象嵌茶碗　￥30,000.～　付時代識箱（杉）　12×12×6.5

#562　唐津飴釉茶碗　￥30,000.～　付識箱（桐）　10.5×10.5×7.5　ヒビワレ共補修

#556　出雲焼蕎麦写茶碗　￥35,000.～　付木箱（桐）　17×17×6.5　金補修

#563　唐津呼継茶碗　￥30,000.～　付識箱（桐　貼札）　13×12×7

#559　大樋長左衛門　飴釉茶碗　￥35,000.～　12×12×7.5　四代か

#557　古曽部刷毛目茶碗　￥35,000.～　付識箱（桐　貼札）　13.5×13.5×8　磁貫

#560　萩花三島写茶碗　￥35,000.～　付時代箱（杉）　13×12.5×9　磁貫

#565　刷毛目茶碗　￥25,000.～　付時代箱（桐）　仕覆　13×13×7

　ヒビ　共色補修

136

#

#575　唐津小服茶碗　￥48,000.～　11×11×6　ヒビ

#570　一甫　赤茶碗　￥20,000.～　付木箱（杉　貼札）

　10×10×9　釘彫銘　不鮮明押印　堺湊焼

#567　無印虫明茶碗　￥25,000.～　付識箱（桐）　13×13×8　ヒビ　金補修

#569　布志名　御本平茶碗　￥25,000.～　付木箱（桐）

　15×14.5×5.5

#568　因久山焼白釉切高台茶碗　￥25,000.～　

付木箱（桐　貼札）　13×13×7　ヒビ

#577　唐津小服茶碗　￥95,000.～　付時代黒塗識箱（桐）　10×9.5×6.5　金補修　三日月高台

#576　唐津掘手小服茶碗　￥100,000.～　付時代合識箱（杉）　10.5×10.5×6　ヒビ　カケ

#571　絵瀬戸茶碗　￥20,000.～　付識箱（桐）

　紫縮緬仕覆　11.5×11.5×7　磁貫　尾呂箱識

小服茶碗

137

#

#583　宗胡録青磁小服茶碗　￥20,000.～　付識箱（桐）　仕覆　11×11×5.5

#572　朝日茶臼曳香合　￥100,000.～　5×4.5×4

#578　染付小服茶碗　￥25,000.～　11.5×11.5×4.5

#573　溜塗笠香合　￥30,000.～　付木箱（桐）　9×9×4

#586　宗胡録茶碗　￥20,000.～　12×12×5　磁貫

#582　小川長楽　赤小服茶碗　￥20,000.～　9×9×5　初代

初代小川長楽(明治七～昭和十四）は、本名小川大治郎。樂家十一代慶入の弟子。竹田黙雷より｢長楽｣を、円能済より｢長友軒｣の号を賜る。

#585　南方染付茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐　ヨゴレ）　12.5×12×6　ソゲ

#581　色絵秋草小服茶碗　￥20,000.～　付時代識箱（杉）　11×11×4　磁貫　ヒビ

#579　萩小服茶碗　￥25,000.～　付木箱（桐）　12.5×10.5×7　磁貫　ヒビ

#584　染付草花文茶碗　￥20,000.～　付時代箱（桐）　12×12×5.5　磁貫　ヒビ　支那古来箱識

#580　琉球黒小服茶碗　￥30,000.～　付木箱（桐）　10×10×9　ヒビ

　第二尚氏王朝時代　琉球長丸印

138

#

#588　備前橘杭茶入　￥300,000.～　付二重箱（内桐）　牙蓋　替仕覆三　5×5×7.5　

#589　青磁手桶茶器　￥150,000.～　付時代箱（桐）　鉄刀木割蓋　7×7×11

#590　阿蘭陀文茶器　￥140,000.～　付識合箱（桐）　牙蓋　7×7×6.5　口辺共色補修　ヒビ

茶入

139

#

#593　瀬戸肩衝茶入　￥100,000.～　付木箱（桐）　燻韋袋　替仕覆二　牙蓋　7×7×8.5　肩に孔埋痕跡　破風手

#592　玉取獅子赤絵茶入　￥100,000.～　付識箱（桐）　7.5×7.5×10

#591　三島手青磁内海茶入　￥100,000.～　付時代箱（桐）　荒磯緞子仕覆　牙蓋　8×8×5.5

#594　瀬戸肩衝茶入　￥90,000.～　付木箱（桐）　牙蓋　替仕覆　6.5×6.5×10

140

#

#597　加藤春岱　瀬戸手付茶入　￥80,000.～　付時代溜塗箱（桐）　牙蓋　8×8×10

#598　無印膳所肩衝茶入　￥50,000.～　付時代識箱（桐）　牙蓋　時代緞子仕覆

　6×6×8.5

#603　瓔珞文茶器　￥40,000.～　付時代牙蓋（裏箔紙欠）　7.5×7.5×5.5　改盃台か

#599　黒薩摩撫肩茶入　￥45,000.～　付時代箱（桐）　錦仕覆　牙蓋　6×6×6

#600　瀬戸水滴形茶入　￥48,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　縮緬仕覆　牙蓋

　7×6×6

#601　京阿蘭陀仙人図茶器　￥45,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　インド更紗仕覆　唐木蓋　6×6×8

#602　大覚寺手内海茶入　￥50,000.～　付識箱（桐）　仕覆　牙蓋　8.5×8.5×6.5

　口辺共色補修　瀬戸

#596　赤絵草花文内海茶入　￥85,000.～　付木箱（桐）　白縮緬仕覆　牙蓋　8.5×8.5×5　口辺共色補修

141

#

#612　瀬戸肩衝茶入　￥25,000.～　付時代仕覆（大破）　牙蓋　5.5×5.5×9

#605　李朝灰磁茶器　￥38,000.～　付木箱（桐）　牙蓋　7.5×7.5×6.5

#610　染付替茶器　￥30,000.～　付牙蓋　5.5×5.5×8.5

#614　高取手付茶入　￥25,000.～　付木箱（桐）　仕覆　牙蓋　5.5×5.5×5

#613　灰磁茶入　￥25,000.～　付時代箱（桐）　新金襴仕覆　唐木蓋　7×6.5×6

　高台小ソゲ

#609　瀬戸茶入　￥35,000.～　付木箱（桐）　紺地錦仕覆　牙蓋　7×7×8

　共色補修　ヒビ

#611　薩摩肩衝茶入　￥30,000.～　付時代識箱（桐）　仕覆（大破）　牙蓋　6×6×9

#606　ヒンズー諸神浮文茶器　￥35,000.～　付木箱（桐）　8.5×8×5

#615　瀬戸肩衝茶入　￥25,000.～　付識箱（桐）　牙蓋　5×5×10

#608　瀬戸広口茶器　￥35,000.～　付木箱（桐）　仕覆　牙蓋　7×7×10

　口辺共色補修

#607　高取掛分肩衝茶入　￥40,000.～　付時代緞子仕覆　牙蓋　6×6×9.5

#604　越州青磁茶入　￥40,000.～　付識箱（桐）　紺地錦仕覆　牙蓋　8×8×5.5

　磁貫　釉ハゲ

142

#

#618　遠山文茶入　￥20,000.～　付木箱（桐）　古緞子仕覆　牙蓋

　7×7×6　磁貫

#625　黒塗棗　￥20,000.～　付時代箱（桐）　6.5×6.5×7

　スレキズ　内ヒビ

#626　黒塗中次　￥20,000.～　付識箱（桐）　6.5×6.5×6.5

　時代補修

#623　萩蒔絵棗　￥30,000.～　付木箱（桐）　6.5×6.5×6.5

　内黒　合口文様不整

#621　二葉葵蒔絵黒中次　￥30,000.～　付木箱（桐）　7×7×7

#617　備前茶入　￥20,000.～　付黒塗箱　木蓋　7×7×6　カケ

#622　垂水柳蒔絵黒中棗　￥30,000.～　付木箱（桐）　6.5×6.5×7.5

#624　朱刷毛目大棗　￥20,000.～　付時代識箱（桐）

　8×8×9

#620　大真蒔絵姫中次　￥30,000.～　付木箱（桐）　5×5×5

#619　高取手桶茶器　￥20,000.～　付識箱（桐）　塗割蓋　7.5×6×6　手付補修

143

#

#628　刷毛目鉢　￥100,000.～　付識箱（桐　ヤケ）　18×18×8　蓋裏墨字一行消去　小山冨士夫箱識

#627　備前手鉢　￥850,000.～　付時代箱（杉　貼札）　22.5×20×11

144

#

#631　野溝形釜　￥200,000.～　付時代箱（桐）　30×27×18　樓閣山水地紋

#632　古天明　錢地文甑口釜　￥190,000.～　付二重箱（内溜塗時代識桐　大破）　竹節鐶　27×27×18

#630　尾上釜　￥400,000.～　付識箱（桐）　17.5×17.5×22　平成庚辰（十二・2000）弥生長野烈箱識

　慶長年代後期播磨芦屋作　播州高砂鋳銘

145

#

#638　天猫丸釜　￥90,000.～　付時代識箱（杉　蓋虫喰）　24×22×21

#635　西村道也　荒肌丸釜　￥95,000.～　付識箱（杉）　27.5×25×19　大西浄長箱識　享保年時代

西村道也（享保頃：1716～1736）は西村家三代。道弥の子、名孝知のち富常、通称弥一郎のち弥三右衛門、号道也のち道冶。覚々斎宗左時代の釜師。父に師事、また武者小路千家の茶の湯を学び皆伝を受く。

#636　西村九兵衛　四方口釜　￥95,000.～　付時代共箱（杉）　19×18×20

西村九兵衛は、江戸初期の人。浄味の弟子で、一代限りとされるが、不詳。

#634　下間庄兵衛　繰口丸釜　￥98,000.～　付識箱（桐）　27×25×19　初代大西浄心箱書　宝暦年時代

下間家は京名越家の四代三典浄味を師とする初代庄兵衛から続く釜師の家。

#633　名越弥五郎　肩衝窯　￥170,000.～　付時代箱（桐）　23×21×17　二代　十三代大西浄長折紙

名越弥五郎は京都の釜師。名越家十一代善正の二男が弥五郎家昌が幕府に召され江戸へ行き、小堀遠州、片倉石州などの好みものを作った。家昌に始まる家系を江戸名越家といい、代々弥五郎を通称とする。　

#637　梅笹地文肩衝釜　￥90,000.～　付識箱（桐）　26×23×19

146

#

#645　名越浄味　小丸釜　￥65,000.～　付時代共箱（杉）　25×23×18　四代　二代下間庄兵衛（味次）折紙

名越浄味は京釜師。名越善正の子が京都名越と江戸名越とに分家した後の京都名越初代 名越三昌が「浄味」と号し、俗に「古浄味」と称される。

#641　下間庄兵衛　鉄鬼面風炉　￥85,000.～　付田口釜添　35×30×21　初代　大西浄長折紙　宝暦年時代

#644　繰口覆垂釜　￥70,000.～　付時代箱（杉　貼札）　25×24×24

#642　西村道弥　古天明写常張釜　￥80,000.～　付時代識箱（杉　貼札）　大西浄長折紙　23×23×22

　元禄年時代古道弥作

#640　下間庄兵衛　松鶴地文丸釜　￥90,000.～　付識箱（杉）　大西浄中折紙　25×24×18　東山御物写　宝暦年時代

#643　銭屋宗徳好茶飯釜　￥78,000.～　付時代（杉　貼札）　25×25×16　自在庵宗徳　承応三（1654）年鋳銘

下間家は京名越家の四代三典浄味を師とする初代庄兵衛から続く釜師の家。

147

#

#652　西村道爺　少庵好霰巴釜　￥45,000.～　付識箱（モミ）　替蓋　24.5×23×13

　田村尭中箱識

#651　秋草地文透木釜　￥45,000.～　付時代箱（杉　大破貼札）　27×27×15　風炉用

#647　西村道爺　万代屋釜　￥60,000.～　付時代共箱（杉　貼札）　27×25×18　弥三右衛門款記

#650　蒲団釜　￥48,000.～　付時代識箱（杉）　22×22×19

　伝来　太郎庵常什粟津新助所持…（蓋裏）　享和元（1801）年…（底）

#649　天猫霰楼閣繰口釜　￥45,000.～　付識箱（モミ）　24×24×19

　大西浄心　山水地紋

#653　大徳寺常住釜　￥40,000.～　23×20×20　龍宝山茶堂　大徳吉常住釜

#648　霰丸釜　￥50,000.～　付時代箱（桐）　26×24.5×23

#646　西村道爺　茶飯釜　￥68,000.～　付時代識箱（杉）　21.5×21.5×16　大西浄寿箱識　宝暦年時代

西村道爺は京釜師。西村家四代。名を知義、通称は弥三右衛門。俗称てて道爺という。京都三条釜座に住した。表千家七世如心斎宗左（宝永二・1705～寛延四・1751) 時代の釜師として活躍した。

148

#

#656　吉田尭文　面取土風炉　￥120,000.～　付共箱（杉）　39×39×22

五代吉田紹村（明治四十一・1908～昭和四十五・1970）は愛知県名古屋市生まれの茶人。表千家不審庵流吉田生風庵第五代。名は尭文。第四代吉田紹清の長男に生まれる。京都帝国大学文学部卒業。表千家不審庵第十二代、第十三代千宗左に茶を学び、昭和四十一年表千家吉田生風庵第五代を継ぐ。

#660　西村九兵衛　鉄万代屋風炉　￥68,000.～　付時代識箱（杉　貼札）　36×36×23　大西浄長箱識　寛文年時代

#655　名越浄越　唐銅鬼面風炉　￥140,000.～　付識箱　丸釜　35×31×21　六代　「寛政年作　宗理遺愛……」

#657　時代鉄造四方風炉　￥95,000.～　付時代箱（杉）　釜折紙　35×30×23　釜欠失

#658　名越浄味　唐銅真形風炉　￥220,000.～　付時代識箱（杉）　鉄五徳　36×36×19.5　大西浄長折紙（元禄年時代）名越浄味は京釜師。名越善正の子が京都名越と江戸名越とに分家した後の京都名越初代 名越三昌が「浄味」と号し、俗に「古浄味」と称される。

#659　薩摩色絵風炉　￥85,000.～　付木箱（桐）　36×36×19.5　四季草花に御所車

149

#

#665　擂座馬地文尻張釜　￥30,000.～　付識箱（杉）　27×25×17

#661　道爺　鉄造丸釜風炉　￥45,000.～　付識箱（モミ）　37×37.5×23

　大西浄長箱識　宝暦年時代

#670　治良兵衛　唐銅朝鮮風炉　釜　￥38,000.～　付共箱（杉）　風炉29×29×20

#664　治良兵衛　姥口丸釜　￥39,000.～　付共箱（モミ）　21×20×14.5

#666　梅松地紋透木釜　￥30,000.～　33×33×18

#662　鉄造窶風炉　￥20,000.～　付五徳　29×26×17.5

#667　袋釜　￥25,000.～　19.5×19.5×16　蔓草地文

#672　安南染付振出　￥20,000.～　付木箱（桐）　7×7×6.5　磁貫

#669　浜松地紋真形釜　￥20,000.～　付大工箱　22×21×19

#663　野溝形釜　￥40,000.～　付木箱（桐）　22×20×16　竹林七賢地文

#668　菊松鶴扇面地紋筒釜　￥20,000.～　付時代黒塗箱（杉）　19×16×21

#671　茶臼石　￥30,000.～　33.5×33.5×19

150

#

#675　南紀染付双耳水指　￥300,000.～　付木箱（桐）

　15×15×16　内底窯キレ　口辺ヒビ　南紀高松染付銘

#674　備前双耳水指　￥320,000.～　付木箱（桐）　時代黒塗蓋　22×19×18　

水指

151

#

#676　四君子南京染付細水指　￥250,000.～　付識箱（杉　蓋不具合）　黒塗蓋　9×9×24　嘉慶年製染付銘

#680　赤絵四方水指　￥100,000.～　付二重箱(内時代溜塗桐　外黒塗)　仕覆（大破）　時代黒塗蓋

　18×18×11　大明嘉靖年製染付銘

#679　備前水指　￥140,000.～　付時代箱（桐）　17×15.5×17

#677　萬歴赤絵魚文平水指　￥190,000.～　付時代識箱（桐）　21×21×14　大ワレ金補修

#681　吸坂釉水指　￥100,000.～　付時代溜塗箱（桐　貼札）　黒塗割蓋　24×22×23.5

#678　沼波弄山　萬古交趾写花鳥水指　￥140,000.～　付時代識箱（桐）　黒塗蓋　16.5×16.5×15　角印押

152

#

#685　平戸丸紋水指　￥68,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　23×23×20

#683　信楽水指　￥120,000.～　付時代識溜塗合箱（桐）　黒塗時代蓋　21×20×19.5　金補修

#686　潁川系　呉須赤絵水指　￥60,000.～　付黒塗蓋　16×16×15.5

　磁貫　陶胎

#688　銅造三脚水指　￥70,000.～　付木箱（桐）　共蓋　26×21×21

#684　南蛮細水指　￥70,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　14×14×19

#689　砂張末廣水指　￥80,000.～　付時代黒塗識箱（杉　貼札）　塗蓋　20×20×16　北田中氏蔵

#687　瀬戸双耳水指　￥60,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　18×17×16

153

#

#700　銅造双耳水指　￥30,000.～　付識箱（桐）　共蓋　28×23×24

#697　伊賀丸水指　￥45,000.～　付時代箱（杉　貼札）　黒塗蓋　22×22×14

#694　常滑水指　￥50,000.～　付時代識箱（桐）　黒塗蓋（スレ）　16×16×17

　備前水指貼札

#692　三田染付菱形水指　￥48,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　19×17×17

　大ワレ補修

#695　薩摩壺形水指　￥48,000.～　付木箱（モミ　虫喰）　黒塗蓋　18×18×19

　口辺極小ソゲ

#696　瀬戸飴釉水指　￥48,000.～　付時代合箱（桐）　16×16×16

#693　南蛮胴耳水指　￥58,000.～　付時代識箱（桐）　赤地印度更紗仕覆　塗蓋

19×16×21

#690　ドイツ色絵水指　￥50,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　24.5×24.5×10.5　磁貫

#701　唐銅遊鐶付水指　￥25,000.～　27×21×25　共蓋　摘接合補修

#698　三田青磁水指　￥45,000.～　付黒塗蓋　14×14×14

#691　黒釉水指　￥50,000.～　付時代識箱（杉）　黒塗蓋　19.5×19.5×13

　河南系か

#699　古銅台子水指　￥45,000.～　付時代箱（杉　貼札）　共蓋　29×23×26

154

#

#712　徳花窯白磁双龍文水指　￥25,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　15×15×11

#703　安南鉄絵草花文水指　￥40,000.～　付識箱（桐）　黒塗蓋　15×15×10

磁貫　ヒビ　古賀健蔵箱識　銘小男鹿

#704　亀山山水染付水指　￥40,000.～　付黒塗蓋　18×18×20

#713　常滑水指　￥25,000.～　付木箱（杉　貼札）　黒塗蓋　16×16×13

#710　蛇蝎釉耳付水指　￥30,000.～　付木箱（桐）　時代黒塗蓋　23×19×19　底部ヒビ　カケ　共色補修　瀬戸か

#711　高取鉄絵水指　￥30,000.～　付時代識箱（杉）　黒塗蓋　19×16×16　カケ金補修　ヒビ金、銀補修　大破

　蜷川式胤箱識　銘夕立　瀬戸箱識：蜷川式胤(天保六・1835～明治十五・

1882)は、京都生まれの官吏。

#709　肥前印花刻文水指　￥30,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　19×19×18　唐津系

#708　瀬戸一重口水指　￥35,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　16×15.5×17

#705　李朝白磁壺形水指　￥39,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　17.5×17.5×15　ヒビ

#714　尾戸焼李白絵水指　￥20,000.～　付識箱（杉）　黒塗蓋　15.5×15.5×17　無印

#706　高取一重口水指　￥39,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　13×13×17

#707　会寧水指　￥38,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋　20×20×17　ヒビ

155

#

#722　古銅穂家香炉蓋置　￥60,000.～　付識箱（桐）　6×6×8

#720　漳州印判手水指　￥20,000.～　付黒塗蓋　25×25×14

#719　南蛮片口水指　￥20,000.～　付時代識箱（杉）　黒塗蓋　23×20×11　渋紙手

#718　瀬戸窯変水指　￥20,000.～　付木箱（桐　貼札）　黒塗蓋（破損）　14×14×15

　織部窯変貼札

#715　染付平水指　￥20,000.～　付時代合箱（杉）　黒塗割蓋　24.5×24.5×9

#726　阿蘭陀染付蓋置　￥30,000.～　7×7×5

#727　黒蓋置　￥20,000.～　付木箱（桐）　3.5×3.5×4　無印

#717　赤楽蒸鍋　￥20,000.～　付時代識箱（杉）　黒塗台　17×17×14

#725　古銅饕餮文蓋置　￥30,000.～　6×6×5

#716　伊部緋襷水指　￥20,000.～　付木箱（桐　貼札）　黒塗蓋　17×17×17.5

#721　毛織水指　￥25,000.～　付時代箱（杉　貼札）　共蓋　22×22×11

　唐銅丸平水指貼札

#723　走獅子透蓋置　￥50,000.～　付時代識箱（杉）　5.5×5.5×4

#724　奥平了保　唐銅四方夜学蓋置　￥45,000.～

　付識箱（桐）　4.6×4.6×5.2　大西浄長極

奥平了保（生年不詳～嘉永五･1852）は奥平家初代。釜師大西家九代浄元の次男、大西家十代浄雪の弟。通称を佐兵衛。

156

#

#738　不二焼建水　￥35,000.～　付木箱（桐）　15.5×15.5×9　不二印

#733　銅擂坐建水　￥25,000.～　付木箱（杉　貼札）

　19×19×8.5

#739　出雲楽山焼　櫛目文砂金袋形建水　￥25,000.～　

付木箱（桐）　15.5×15.5×10.5

#740　瀬戸飴釉建水　￥25,000.～　付木箱（桐）

　14×14×9　「火入ニモ用」覚書二

#729　染付建水　￥70,000.～　付識箱（桐）　15×14.5×7　高台ソゲ　伊万里

#737　常滑建水　￥50,000.～　付時代識箱（桐　箱表識削除）

　15.5×15.5×7　越前箱識

#735　唐銅建水　￥20,000.～　10.5×10.5×8

#736　沓形建水　￥20,000.～　付時代箱（桐）　格子仕覆

　16×14×8　釜印有　備前又は常滑

#731　宣徳銅造波彫建水　￥38,000.～　16×16×9　大明宣徳年製鋳銘

#730　南蛮砂張建水　￥90,000.～　付木箱（杉）　仕覆　13.5×13.5×6.5

#742　虫明掛分袋形建水　￥20,000.～　18×18×11　印

#732　砂張建水　￥30,000.～　付木箱（桐）　17.5×17.5×8

#734　青海波文袋形建水　￥20,000.～　16×16×10　大明宣徳年製鋳銘

#741　鉄釉建水　￥20,000.～　14×14×7　ヒビ

建水

157

#

#743　草花蒔絵黒塗炉縁　￥270,000.～　付時代箱（杉）　42×42×7

#744　菊桐蒔絵炉縁　￥85,000.～　付時代箱（杉）　桐覆　42.5×42.5×7　隅キレ　黒塗

#747　芝仙　唐松蒔絵炉縁　￥38,000.～　付共識箱（杉）　42.5×42.5×6.5

　本庄宗泉箱識

#745　高台寺蒔絵炉縁　￥68,000.～　付時代識箱（杉）　42.5×42.5×6.5　隅キレ時代補修

#746　高台寺蒔絵炉縁　￥50,000.～　付時代識箱（杉）　43×43×6.5　極小ヒビ

#748　高台寺蒔絵炉縁　￥35,000.～　42×42×6

#749　傳七　梅木地炉縁　￥30,000.～　付時代共箱（杉　貼札）　42×42×7

　ユガミ　紅梅麩入

炉縁

158

#

#753　丹波灰釉四耳茶壺　￥60,000.～　付識箱（桐）　27×27×31　口辺ソゲ、カケ

　丹波古陶館箱識

#754　瀬戸四耳茶壺　￥50,000.～　付識箱（杉）　21×21×25

#755　瀬戸鉄釉茶壺　￥30,000.～　付識箱（杉）　木蓋　紐綱　18.5×18.5×22

#752　呉須青華四耳茶壺　￥200,000.～　29×29×33　磁貫#751　備前四耳茶壺　￥200,000.～　付鑑定書　33×33×32

茶壺

159

#

#761　越前鳶口壺掛花入　￥35,000.～　付識箱（桐）　14×14×14　口辺ワレ時代補修

　備前箱識　お歯黒壺

#760　紫斑銅細首花入　￥45,000.～　5.5×5.5×30

#765　柳廣直斎　藤蔓掛花入　￥20,000.～　

付時代識箱（杉）　総長57

#757　雲龍彩絵小鼓胴花入　￥70,000.～　9.5×9.5×25　剥離

#762　古洞竹置筒花入　￥25,000.～　付時代識箱（杉）

　17×15×35　銘松ノ春

#763　国府谷盛美　竹一重切花入　￥30,000.～付識箱（桐）　12×11×33　「文政壬

午黄鐘謹誌」箱識　園生朱銘

#759　籠花入　￥60,000.～　付時代識箱（杉　貼札）　掛金具　23×23×25

#758　古銅花入　￥95,000.～　8×8×21.5　夢庵旧蔵（ぞろり）

#764　村士淡斎　竹一重切花入　￥20,000.～　付時代識箱（杉）　11.5×10.5×35

　ワレ

#756　植村家定　薩摩竹一重切花入　￥95,000.～　付時代共箱（杉）　16.5×13×32.5

　享和壬戌（1802）中秋日　銘望山

花入

160

#

#767　焼締水屋壺　￥20,000.～　26×25.5×29.5　ヒビ

#772　六角菜籠炭斗　￥30,000.～　付木箱（桐）

　17.5×17×11.5

#775　西村道爺　象嵌入鉄鎌釣　￥38,000.～　

付識箱　21.5×0.5×16　大西浄長箱識　宝暦年時代

#778　名越浄味　鉄釜鐶　￥20,000.～　付識箱（桐）　7×7×1

　六代　大西浄長箱書　宝暦年時代作

#777　鉄轡鐶　￥50,000.～　付木箱（桐）　総長11

　「市口……河内国住……」鐫銘

#774　西村道爺　中瓜炉鉄五徳　￥30,000.～　

付識箱（モミ）　24.5×24.5×15　四代　「宝暦年中」十四代大西浄

中箱識

#768　陶製應量器　￥30,000.～　付時代識箱（杉）　18×18×8.5　有楽翁二百七十

五年忌供養之器施者待賓□會押印

#769　南蛮灰器　￥20,000.～　22×22×7.5

#771　時代芋籠炭斗　￥30,000.～　付時代識箱（杉）

　25×24×14

#780　鉄釜鎖　￥20,000.～　総長212

#770　三九郎　籐組籠平炭斗　￥45,000.～　付時代共箱（杉）　32.5×32.5×4.5

#773　竹組炉用炭斗　￥25,000.～　32×30.5×8

#779　鉄轡鐶　￥20,000.～　8×10

#776　有線七宝火箸　￥80,000.～　付木箱（桐）　総長26　

西村道爺は京釜師。西村家四代。名を知義、通称は弥三右衛門。俗称てて道爺という。京都三条釜座に住した。表千家七世如心斎宗左（宝永二・1705～寛延四・1751) 時代の釜師として活躍した。

161

#

#781　鉄地象嵌手燭　一対　￥198,000.～　付時代箱（桐）　24×14×14

#782　近藤道恵　一閑張茶箱　￥95,000.～　付時代共箱（桐　蓋ワレ）　10×15×11

近藤道恵は江戸時代から続く塗師の家。初代道恵は前田利長の知遇を受けた。当代は十一代。

#783　名越浄味　鉄自在釜釣　￥130,000.～　付時代識箱（桐）　23×20　三代　堀市兵衛箱識　寛政四（1792）壬子年九月　

名越浄味は京釜師。名越善正の子が京都名越と江戸名越とに分家した後の京都名越初代 名越三昌が「浄味」と号し、俗に「古浄味」と称される。

#784　明珍　桐象嵌飾火箸　￥90,000.～　付識箱（杉）　総長28

明珍家はその祖明珍信家（室町時代）より続く甲冑師の家。その後は諸派に分かれて全国に分布した。

#786　鍍金桐紋水注　

￥150,000.～　付識箱（桐）　15.5×13×20#785　唐銅皆具　￥80,000.～　付時代識箱（杉　三）　24×20×23

　水指　蓋置　建水　杓立

162

#

#793　金屋五郎三郎　モール菓子器　￥25,000.～　15×14×11

#799　安南染付鉢　￥20,000.～　付時代箱（杉）　16.5×16.5×8　自家形

#792　モール菓子器　￥30,000.～　29×29×2.5

#790　真塗菓子器　￥20,000.～　付時代箱（桐）　24.3×24×2.5

#788　近藤道恵　紅溜塗青海盆　￥39,000.～　付識箱（杉）　24×24×2

　小川幸逸旧蔵近藤道恵は江戸時代から続く塗師の家。初代

道恵は前田利長の知遇を受けた。当代は十一代。

#794　呉須赤絵写菓子鉢　￥58,000.～　付木箱（桐）　22×22×10　京焼系

#791　黄銅輪花菓子器　￥45,000.～　付時代箱（桐）　20.5×20.5×3

#789　根来菓子器　￥38,000.～　付識箱（モミ）　24×24×2

#800　青釉手付菓子鉢　￥20,000.～　付木箱（モミ）

　24×22×12　磁貫

#797　ファイアンス焼色絵菓子鉢　￥25,000.～　

付木箱（桐）　21×21×9　磁貫

#798　萩六角鉢　￥20,000.～　付時代箱（桐　貼札）

　18.5×18.5×10　片口埋補

#795　呉須赤絵菓子鉢　￥25,000.～　付時代識箱（杉　ワレ）　19×18×8

　倣呉須（頴泉系）

#796　黄瀬戸掘手菓子器　￥50,000.～　付時代識箱（杉　貼札）　18×18×9

　呼継金補修

163

#

#808　南京染付木の葉形皿　￥30,000.～　20×20×6

#801　三島鉢　￥48,000.～　付木箱（桐）　18×18×6

#807　古染付梅山水小皿　￥30,000.～　付時代識箱（杉）　15×15×3.5

#806　得也　溜塗湯盆　十　￥20,000.～　付共箱（モミ）　39×24×2

#804　備前小擂鉢　￥25,000.～　付時代箱（杉）　17×15×7　菓子器

#802　八代焼花三島小鉢　￥35,000.～　付時代識箱（杉）　16.5×16×8　ワレ金補修

#803　呉須草花文小鉢　￥25,000.～　付木箱（桐）　17×17×7.5

#809　古染付鯉形皿　￥20,000.～　付時代識箱（桐）　22.5×12×4　尾部補修　磁貫　虫喰　共色補修　明治五年（1872）二月求箱識

#805　三島手中皿　￥20,000.～　15×15×4

#811　上野割山椒向付　五　￥50,000.～　11×11×7.5　高取かとも

#810　南京染付皿　五　￥40,000.～　付識箱（杉）　13.5×13.5×3　ヒビ

　南京焼・・・箱識　三種

#812　久楽弥介　青釉四方向付　五　￥25,000.～　付時代共箱（桐）　12×12×6.5

164

#

#815　無地刷毛目盃　￥150,000.～　付木箱（桐　貼札）　白縮緬仕覆　風呂敷　11×11×4

#814　鶏竜山徳利　￥2,500,000.～　付木箱（桐）

　12×12×17.5

酒器

165

#

#817　暦手徳利　￥180,000.～　付木箱（桐）　9.5×9.5×15

#816　祥瑞徳利　一対　￥1,200,000.～

　付時代溜塗識箱（桐）　錦仕覆（大破）　9×9×20　小カケ

#818　飴釉徳利　￥70,000.～　付木箱（桐）　7.5×7.5×11

166

#

#831　蒟醤香盆　￥68,000.～　29×11×3　雨龍

#830　菊透手付煙草盆　￥20,000.～　28×20×23

#829　鯨手付黒塗煙草盆　￥25,000.～　付木箱（桐）　27×17×22　如心斎好

#821　鉄造松葉地文銚子　一対　￥30,000.～

　付時代識箱（桐）　19.5×13.5×18　弘化四年(1847)箱墨識

#826　唐銅鎚目薬鑵　￥30,000.～　付時代箱（杉）

　20×17×23

#834　高田象嵌火入　￥30,000.～　13×13×10.5

#823　鉄地黒塗汁次　￥25,000.～　付時代箱（杉）

　27×22×22

#820　七宝燗鍋　￥30,000.～　付木箱（桐）　19×13×17

#832　南京染付桶側火入　￥48,000.～　付木箱（桐　貼札）　11×11×10　道光年製染付銘

#828　唐物独楽煙草入　￥58,000.～　付木箱（桐　シミ）

　仕覆（大破）　6×6×7

#824　遠坂宇兵衛　塗盃台　￥20,000.～　付時代共箱（杉）

　13×13×5　ヒビ　ワレ

#825　鍍金水次薬鑵　￥50,000.～　22×18×27.5

　桐菊唐草毛彫

#827　モール薬鑵　￥25,000.～　18×16×22

#822　鉄造瓢銚子　￥25,000.～　13×11×16.5

#835　金屋五郎三郎　黄唐銅火入　￥20,000.～　付時代識箱（桐　一双の内一のみ

　虫喰）　11×11×9.5

#833　金玉堂　隅入火入　￥20,000.～　10×11×10　窯キレ

167

#

#836　祥瑞松竹梅火入　￥200,000.～　付時代識箱（桐　貼札）　10×10×8

#837　神楽岡文山　地土釉乱菊貝形蓋物　￥80,000.～　付木箱（桐）　27×24×15　ヒビ　神楽蓋裏刻印

#838　唐津灰器　￥170,000.～　付時代箱（杉）

　19.5×19×8.5

168

#

#843　野村得庵　双鶏画賛幅　￥98,000.～　付共箱（桐）　絹本　27×124　表具39×204　ヤケ　藪内透月斎賛

#841　瀬戸米市手大茶入　￥200,000.～　付二重箱（内時代溜塗　外貼札）　挽家（格子裂仕覆）　ペルシャ錦仕覆

　8×8×12　銘寄田祝　伝鈍翁好

#842　野村得庵　消息幅　￥98,000.～　付識箱（杉）　紙本　黒塗軸端　38×27　表具40×114　薄ヤケ　オレ　無庵主箱識

#840　益田鈍翁　尺八竹花入　￥300,000.～　11×11×30.5　『鈍翁遺芳』所載（コピー）　さよ衣（花押）歌銘

益田鈍翁（嘉永元･1848～昭和十三・1938）は三井物産を創始し大実業家として知られるかたわら、茶湯を好み野崎幻庵や松永耳庵とともに小田原の三茶人として近代茶湯復興に力を尽くした。　

野村得庵は二代目野村徳七。野村財閥を築き上げた。文化的な活動でもしられ、茶の湯と能に造詣が深かった。野村美術館は得庵の蒐集品を主要な展示品として創設された。

169

#

#845　田中仙翁　扁額　￥35,000.～　66×28　

#844　田中仙樵　達磨画賛幅　￥60,000.～　付木箱（桐）　紙本　黒塗軸端

　29×115　表具32×188　オレ田中仙樵（明治八・1875～昭和三十五･1960）は茶匠。大日本茶道学会創立者。京都福知山生まれ。名鼎、諱孝篤、号三徳庵ほか。二十歳のとき京都に出て前田瑞雪に入門、のち裏千家十三代円能斎に師事。明治三十一年大日本茶道学会創立、「茶道学誌」発刊。『南方録』の研究に専心。著作多数。　

#846　横井松柏　茶杓　￥48,000.～　付時代共箱（桐）　共筒　総長18　二本入ノ内一　

#847　鈴木作太夫　竹茶杓　￥35,000.～　付時代箱（桐）　筒　総長18　田辺古舟筒　明和二年（1765）七十二翁　

170

#

#850　大樋長左衛門　加賀光悦写茶碗　￥150,000.～　付共箱（桐）　12.5×12×9　小ソゲ　九代

九代大樋長左衛門（明治三十四・1901～昭和六十一・1986）は八代長左衛門の長男。戦後は日本伝統工芸展にて入選を重ね、日本工芸会正会員としても活躍する。裏千家より淡々斎茶道文化賞を受賞、昭和五十二年裏千家十五世鵬雲斎家元より陶土斎の号を贈られる。

#849　大村梅軒　黒茶碗　￥200,000.～　付識箱（桐）　仕覆　碌々斎箱識桐箱　12.5×12.5×6.5　ヒビ補修　鵬雲斎箱識　銘「望景」大村梅軒（明治二・1869～昭和二・1927）は実業家。白木屋呉服店九

代店主大村彦太郎の長男。明治二十八年十代店主となる。大正七年貴族院議員。茶道に造詣が深かった。　

#852　西岡小十　絵唐津茶碗　￥120,000.～　付共箱（桐）　12.5×12.5×7.5

西岡小十（大正六・1917～平成十八・2006）は唐津市に生まれ、昭和二十八年（1953）古唐津焼再現のために古窯跡の発掘を始めた。昭和四十六年（1971）割竹式登窯小次郎窯を開窯、昭和五十六年（1981）絵斑唐津の復元を完成させた。同年荒川豊蔵命名による登窯小十窯を開窯した。　

#851　出口王仁三郎　茶碗　￥190,000.～　付木箱（桐　貼札）　12.5×12.5×8.5　ヒビ共色補修

新作

171

#

#853　橋本昌禎　赤茶碗　￥120,000.～　付識箱（桐）　12×12×7　鶴寿花押朱銘　拙叟宗益（大徳寺）箱識

#854　乾也　光悦写赤茶碗　￥80,000.～　付木箱（杉）　11×10.5×8　磁貫

#855　紅志野茶碗　￥80,000.～　付識箱　13×13×7　「まがき」立花大亀箱識

#858　道年　黒茶碗　￥50,000.～　付二重箱（内共桐　一部欠損　外杉）

　13×13×7.5

#859　京薩摩牡丹撫子茶碗　￥50,000.～　付木箱（桐）　12×12×6.5　磁貫

#857　長岡空権　伊羅保茶碗　￥58,000.～　付共箱（桐）　14×14×8　十一代

　淡々斎好

#856　入江丹陽　大茶盛赤茶碗　三　￥60,000.～　付共箱（杉　三）　31×31×19　内一ヒビ　「法覚寺第二世仁慎之代

　大和西大寺焼　昭和三十年初秋　入江丹陽造　七十九才作之」彫銘

#861　出口直日　手造唐草文茶碗　￥48,000.～　付木箱（桐　貼札）　14×14×8

　磁貫出口直日（明治三十五・1902～平成二・1990）

は大本の三代教主。二代教主すみこと王仁三郎との長女。昭和二十七年に教主就任。

#862　加藤十右衛門　鼠志野茶碗　￥48,000.～　付共箱（桐）　14×13×9

加藤十右衛門(明治二十七･1894～昭和四十九･1974)は瀬戸の陶芸家。美濃大平の陶祖、加藤景豊の流れをくむ。岐阜県無形文化財保持者。　

#860　真葛香斎　黄伊羅保茶碗　￥50,000.～　付識箱（桐）　14×14×6.5

　「永誉香斎作」真葛香斎箱識

172

#

#872　道年　黒茶碗　￥30,000.～　付木箱（桐）　11×11×7

#866　北大路魯山人　絵瀬戸独楽筋茶碗　￥45,000.～　12.5×12.5×6.5北大路魯山人（明治十六・1883～昭和三十四・

1959）は、陶芸家、書家、美食家。

#873　高取武平　流釉茶碗　￥35,000.～　付時代溜塗箱（桐　

貼札）　11×11×8

#871　加藤四郎　鼡志野茶碗　￥30,000.～　付共箱（桐）　12.5×12.5×8.5

　二十七世

#865　太田垣蓮月　和歌彫茶碗　￥30,000.～　付合箱（桐）　13×12.5×6.5　磁貫

#870　浅見与志三　唐津茶碗　￥30,000.～　付識箱（桐）　14.5×14.5×5.5

#868　清水公照　塩筒茶碗　￥40,000.～　11×11×10　神楽窯

清水公照(明治四十四・1911～平成十一･1999)は東大寺長老。

#864　太田垣蓮月　歌彫荷葉形茶碗　￥45,000.～　付木箱（桐）　12×13×7　磁貫

#867　出口尚江　黒茶碗　￥45,000.～　付共箱（桐）　13×13×7.5

#869　乾也　乾山写梅図平茶碗　￥40,000.～　付木箱（桐　貼札）　仕覆

　14×14×5.5　六代

#875　小川長楽　黒茶碗　￥25,000.～　付木箱（桐）

　11×11×7　初代初代小川長楽(明治七・1874～昭和十四・1939）。

#876　小川長楽　流釉樂茶碗　￥30,000.～　付木箱（桐）　11.5×11.5×7.5　磁貫

　二代二代小川長楽(明治四十五・1912～平成三・1991)。

#874　陶弘山　白薩摩桜茶碗　￥30,000.～　

付木箱（桐）　12×12×7.5　磁貫

太田垣蓮月(寛政三･1791～明治八･1875)は女流歌人。名は誠。京都出身。

173

#

#878　仁清印御室柳橋絵細茶碗　￥30,000.～　付木箱（桐）

　10×9.5×10.5　磁貫

#881　玉斎　蕎麦釉茶碗　￥25,000.～　付共箱（桐）

　12×12×7.5　ヒビ　八十七翁彫銘

#880　真清水蔵六　有馬頼底絵付茶碗　￥30,000.～　付共箱（桐）　14×12.5×7.5　四代四代蔵六（1933～）＜当主＞。

#879　上野才助　牡丹象嵌茶碗　￥30,000.～　付識箱（桐）

　12×12×8　十一代高田焼　日奈久土　黒田陶々庵箱識

#885　上野茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐　貼札）　14.5×14×7.5

　金補修

#889　納富鳥雲　萩茶碗　￥20,000.～　付共箱(桐)

　11.5×11.5×9　磁貫　押印

#893　金允泰　井戸茶碗　￥20,000.～　付共箱(桐)　14.5×14.5×8.5　道峰

#892　伊藤慶二　茶碗　￥20,000.～　付木箱（杉）

　12×12×7　六十一叟慶二造彫銘　夕顔印

#886　玉隆山　萩茶碗　￥20,000.～　付時代共箱(桐)

　12.5×12.5×9

#887　松唐　萩茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）

　15×15×9

#888　香山　備前茶碗　￥20,000.～　付共箱(桐　ヨゴレ)

　12.5×12.5×7.5柴岡陶泉堂当主、柴岡香山か。

#890　黒茶碗　￥20,000.～　付識箱（桐）　12×12×10　窯彫印

#894　金允泰　井戸茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）

　15×14.5×8.5　新作　道峰

#891　尾西楽斎　赤膚山茶碗　￥20,000.～　付時代箱(桐)

　仕覆　12×12×7　押印尾西楽斎（明治四十三･1910～没年不詳）は赤膚焼再興の功績者。

#883　兼田三左衛門　萩筒茶碗　￥20,000.～　

9.5×9.5×10.5　磁貫兼田三左衛門（大正九・1920～）は、萩焼天寵山窯七代。

#877　後代乾山葵絵茶碗　￥45,000.～

　付識箱（桐）　11×11×8

#882　宣源　赤茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）

　12×12×8

#895　加藤春武　志野茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）　10×10×9　磁貫　長丸印

#884　和楽　赤茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）

　12×12×9　磁貫

174

#

#915　仁清印　籬菊茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐）

　12×12×7　磁貫

#901　大樋長左衛門　飴釉小服茶碗　￥20,000.～　

付識箱（桐）　12×12×7　五代

#906　清水六兵衛　茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐）

　13×13×5　磁貫　四条河原景

#905　五郎八　志野茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐　貼札）　13×13×6.5　磁貫　口辺ソゲ

　彫銘

#908　味楽　高取茶碗　￥20,000.～　付識箱（桐）

　12×12×7.5

#907　長楽　黒茶碗　￥20,000.～　付共箱（杉）

　12×12×7.5

#909　六兵衛　茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）

　13×13×7　絵馬絵　仁清形　六代

#899　金彩天目碗　￥20,000.～　付木箱（杉）　

13×13×6.5

#898　宮川香斎　詩文茶碗　￥20,000.～　付共箱（モミ）　

13×13×7

#900　古曽部信楽写刷毛目茶碗　￥20,000.～　

11×11×6　印

#903　金正玉　白山窯井戸写茶碗　￥20,000.～　

付共箱（桐）　14×14×10　磁貫　韓国重要無形文化財

#910　餘楽　赤塩笥茶碗　￥20,000.～　付木箱（桐　蓋欠）

　13.5×13.5×9　接合補修

#911　河井章　刷毛目茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）

　13.5×13×7

#913　春甫　練込志野茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）

　12.5×12.5×7

#914　松楽　黒茶碗　￥20,000.～　付共識箱（桐）

12×12×8　前大徳福本積応銘松籟

#912　杉田祥平　色絵立雛茶碗　￥20,000.～　

付共箱（桐）　12×12×8　磁貫旧伯爵・清閑寺家の許可を得て江戸後期に築窯。当代は四代目。

#897　餘楽　黒筒茶碗　￥20,000.～　付識箱（杉）　

10×10×9　楽翁箱識　昭和十二　八十一翁餘楽箱識

#902　矢野陶々　黒茶碗　￥20,000.～　付共箱（桐）

　12.5×12.5×9　ノンコウ風

#904　加藤九佐衛門　志野茶碗　￥20,000.～　

12.5×12×6.5　九佐エ門作刻銘

175

#

#917　真葛香斎　銀叩栄螺蓋置　￥80,000.～　付共箱（桐）　6×7×5　磁貫

宮川長造の縁戚が香斎と名乗り作陶。その養子である二代香斎（1846～）が初代真葛香山を手伝っていた。四代香斎は二代真葛香山らに認められ、昭和九年頃から眞葛を名乗るようになり、初代真葛香斎となる。当代は五代。

#920　金重素山　備前緋襷水屋壺　￥100,000.～　付共箱（桐）　35×35×28.5

金重素山（明治四十二・1909～平成七・1995）は備前市伊部生。本名七郎佐衛門。備前焼窯元金重楳陽の三男、金重陶陽の弟。石黒宗磨に釉薬を学ぶ。岡山県指定重要無形文化財保持者、勲四等旭日小綬章受賞。

#921　花筏蒔絵炉縁　￥120,000.～　付木箱（桐）　42×42×6.5　黒塗

#918　村田耕閑　銀茶巾筒　￥98,000.～　付共箱（桐）　緋網袋　3×3×6 44g

#919　銀造阿古陀形建水　￥70,000.～　付木箱（桐）　15.5×15.5×9　大森金長花押

#916　田邊竹雲斎　御所籠　￥80,000.～　付共箱（桐）　19.5×14×14　茶箱　桐溜塗四方香合　茶筅筒　瓢振出　黒茶碗

　象嵌茶碗　溜塗茶器　象牙茶杓

176

#

#928　小森松庵　織部水指　￥78,000.～　付木箱（桐）　共蓋　22×21.5×19　窯キレ　ヒビワレ金補修　甲辰九月松庵底刻字

#924　珎竹林　瓢前欠風炉　￥75,000.～　付共箱（杉）　38×38×24.5　音羽山下

#923　吉向　真塗紅鉢風炉　￥85,000.～　付共箱（杉）　38×38×22　七代十三軒

吉向焼は享和年間、伊予大洲藩出身の戸田治兵衛が、京に出て樂家九代了入、初代清水六兵衛などに作陶を学び、大阪十三村に築窯。「十三軒松月」と号し、作陶したのが起こり。

#926　清水六兵衛　鉄赤・六角水指　￥90,000.～　付共箱（桐）　共蓋　20×17×18.5　八代

清水六兵衛は京都の陶工、現在は八代。

#927　神楽丘文山　飴釉手桶水指　￥88,000.～　付木箱（モミ）　黒塗割蓋　21×22×22.5

#925　安南写煙草葉形水指　￥95,000.～　付時代箱（杉　貼札）　共蓋　15×15×17　京焼

177

#

#929　鈴木睦美　夕顔平棗　￥100,000.～　付共箱（桐）　8×8×6　針銘

#930　鈴木睦美　一閑塗半月膳　六　￥80,000.～　付共箱（杉）　38×33×1.5　鈴木睦美か

鈴木睦美(昭和十七・1942～平成二十一・2009)。

#934　芳山　砂張銅鑼　

￥58,000.～付共箱（モミ）　撥

　33×9×33

#931　祥明　蔬梨子地御所車青貝蒔絵平棗　￥80,000.～　8.5×8.5×6　内梨子地

祥明（昭和三十・1955～）は輪島生まれ。本名は箱瀬淳一。蒔絵師田中勝に師事。昭和五十九年伝統工芸輪島塗展受賞、平成元年日展入選ほか。

#933　和田 竺　御所籠　￥50,000.～　付共箱（杉）　20×16×15　象牙茶杓　松楽黒茶碗　翠峰三島茶碗　溜替茶器

　香合（四方蓋物）　茶筅筒　茶筅　袱紗

#932　市川銕琅　翁面中啓文棗　￥65,000.～　付共箱（桐）　7×7×7

市川銕琅（明治三十四･1901～昭和六十二･1987）は彫刻家。東京に生まれ、奈良に住した。加納鐡哉の最後の弟子で、はじめ銕良と号し、後に銕琅と改めた。銕琅と号してからも六十年に及ぶ作家活動をなし、夥しい作品を残すとともに、彫刻と彩色とに銕琅様式と呼ぶべき鉄筆彫りと写実的な丸彫りと呼ばれる木彫作品で独特の世界を築いた。

178

#

#947　萬暦龍鳳文平水指　￥20,000.～　付木箱（杉　貼札）

　黒塗蓋　32×32×10

#946　飛騨春慶釣瓶形水指　￥20,000.～　21.5×22×20

#950　翠峯　中置水指　￥20,000.～　付共箱（杉）　共蓋　黒塗蓋　12×12×23　阿漕焼

#938　加登屋政吉　大樋飴釉水指　￥50,000.～　13×13×17　半翠花押箱識

加登屋政吉（生没年未詳）は江戸時代の陶工。加賀金沢の人。号五柳軒。

#937　加藤弥右衛門　鼠志野耳付水指　￥58,000.～　付共箱（桐）

　20×19×18加藤弥右衛門（昭和十七･1942～）は名匠加藤十右衛門の三男。　

#936　長寿　ギヤマン四方水指　￥60,000.～　付共箱（桐）　黒塗蓋　21×21×11

#949　手塚善理　彩磁水差　￥20,000.～　

付共箱（桐）　16×16×16

#948　陶伯　備前種壺水指　￥20,000.～　付共箱（桐）　黒塗蓋

　16.5×15.5×15

#945　木地丸水指　￥20,000.～　19×19×16.5

#941　斎藤永豊　嵯峨焼青磁平水指　￥35,000.～　付共箱（桐）　黒塗蓋　19×19×12

　嵯峨模様

#944　水崎長寿　ガラス平水指　￥20,000.～　

付黒塗割蓋　30×30×11.5

#942　洋陶草花文水指　￥30,000.～　付木箱（桐）　黒塗蓋

　14×14×22

#943　青磁草花彫水指　￥25,000.～　付時代箱（杉）　黒塗蓋　17×17×13.5　磁貫　明治年制丸印

#940　祥瑞丸紋水指　￥35,000.～　付識箱（桐）　共蓋

　18×18×17

#939　光右衛門　美濃伊賀手桶水指　￥50,000.～

　付木箱（桐）　29×29×23

179

#

#963　有楽斎好台目棚　￥20,000.～　87×50×66

#965　長春　青磁皆具　￥25,000.～　付共箱（モミ）

　水指15×15×16ほか　水指　建水　杓立　蓋置

#953　義至　信楽丸水指　￥20,000.～　付共箱（桐）　黒塗蓋

　22×22×16.5

#955　川瀬表完　三友棚　￥40,000.～　付共箱（モミ）　39×39×53　木地溜塗

#958　鈴木表完　尚歌棚　￥20,000.～　付共箱（モミ）　33×30×40　淡々斎好

#960　茶平一斎　黒塗台子　￥30,000.～　

付共箱（モミ）　84×43×67茶平一斎（大正十・1920～）は輪

島の蒔絵師。

#959　真塗台子　￥30,000.～　付木箱（杉）　91×43×67

#954　世斎　山道棚　￥20,000.～　付共箱（杉）

　36×29×46.5

#951　熊谷光甫　上野写藁灰釉糸目水指　￥20,000.～　付共箱（桐）　黒塗蓋

　20×19×18

#956　裕輔　桐木地丸卓　￥38,000.～　付共箱（モミ）　33×33×45　利休好写

#964　藤城　薄青磁七宝透皆具　￥35,000.～　付共箱（桐）　水指15×15×19ほか

　水指　杓立　建水　蓋置

#961　竹台子　￥20,000.～　付識箱（モミ）　75×39×60

　紫野松雲箱識、在判

#962　渡辺可映　溜塗仙翁棚　￥38,000.～　

付共識箱（モミ）　37×33×48　田中仙翁

#957　碩鴎棚　￥30,000.～　付木箱（桐　貼札）　31×31×59

　中村碩鴎（明治二十七・1894～没年不詳）考案棚

#952　備前緋襷水指　￥20,000.～　付識箱（桐）　共蓋

　16×14×19

#966　横石臥牛　現川皆具　￥45,000.～　付共箱（桐）　14.5×14.5×17　十三代

横石臥牛（大正十四・1925～）は長崎県生。号宗鷹。父の十二代宗雲に師事。有田住。

180

#

#973　山口雄石　菖蒲蒔絵吹雪棗　￥27,000.～　

6.5×6.5×7

#974　山口雄石　夏椿蒔絵中次棗　￥27,000.～　

6.5×6.5×6.5　石底銘

#979　呉藤友乗　富貴字棗　￥25,000.～　付識箱（桐）

　6.5×6.5×7　大徳寺後藤瑞巌箱識

#971　永田友祐　茶器　￥35,000.～　付共箱（桐）　6×6×8.5

　岡本樵雲八十一叟在判、箱識

#969　小島漆壺斎　杜若蒔絵朱中棗　￥48,000.～　付共箱（桐）　6.5×6.5×7　五代小島漆壺斎は初代が原羊遊斎に師事して蒔絵

を学び、松平不昧公お好みの茶器などを数多く製作。不昧より漆壺斎の号を贈られ、その子孫が代々襲名している。

#980　青紫園　新根来雪吹棗　￥20,000.～　

6.7×6.7×7

#972　琉球塗大棗　￥30,000.～　付共箱（桐）

　7.5×7.5×8

#970　茶平一斎　遠山蒔絵利休棗　￥45,000.～　付共箱（桐）　6.5×6.5×7

茶平一斎（大正十・1920～）は輪島の蒔絵師。指物師丸井定吉に師事。茶平漆器店創立、号を「惣助」とし輪島の茶の湯道具専門の塗師となる。現在は長男二代目一斎（良雄）二男（俊夫）三男（政昭）と共に御道具製造。

#968　角野岩次　沈金菊忍平棗　￥50,000.～　8.5×8.5×5.5

角野岩次（大正十四・1925～平成二十五・2013）は石川県の沈金作家。叔父である牧野清吉に沈金を学び、戦後日展で入選・受賞を重ねた。丁寧に幾重にも彫り重ねられた沈金象嵌を得意とする。紺綬褒章。

#975　山口雄石　黒松蒔絵茶器　￥20,000.～　

7×7×6　石底銘

#976　山口雄石　菖蒲蒔絵利休形棗　￥25,000.～

　6.5×6.5×7　石底銘

#978　山口雄石　竹蒔絵中次棗　￥20,000.～　

6.5×6.5×7　石底銘

#977　山口雄石　若松蒔絵中次棗　￥20,000.～　

6.5×6.5×7　石底銘

#982　山口雄石　椿蒔絵溜塗平棗ほか　￥20,000.～　7×7×5ほか　石底銘　ふくら雀蒔

絵溜塗棗

#981　素木茶器　￥20,000.～　付識箱（桐）　8.5×8.5×5

　岡本樵雲花押箱識

山口雄石は昭和五十九年に第三十一回日本伝統工芸展入選作家。

山口雄石は昭和五十九年に第三十一回日本伝統工芸展入選作家。

181

#

#994　高木治良兵衛　銅造穂屋蓋置　￥25,000.～　

5×5×8

#983　鉄釉肩衝茶入　￥25,000.～　付木箱（桐）　仕覆

　替仕覆　牙蓋　6×6×7

#997　立鼓蓋置　￥20,000.～　付共箱（杉　貼札）　5×5×5

　久原房之助邸松樹

#986　デルフト　錫縁草花文茶器　￥20,000.～　

付木箱（桐）　牙蓋　8×8×8

#996　銅造三人形蓋置　￥20,000.～　付木箱（桐）　6×6×5

#989　草花蒔絵茶箱　￥20,000.～　21×15×13　溜塗地　小棗　茶筅筒　香合

#988　唐木茶箱　￥25,000.～　22×15×15　黒茶碗　黒塗棗　染付巾筒　唐木茶筅筒　黒塗香合

#995　慶州銅地黒漆塗糸巻蓋置　￥20,000.～　付共箱（桐）

　3.5×3.5×4.5

#987　木村陶峰　備前斎衝火襷茶入　￥20,000.～　付共箱（桐）　

仕覆　牙蓋　6×6×8.5木村陶峰（昭和二・1927～）は陶芸家。

#984　木村陶峰　備前文琳茶入　￥20,000.～　

付仕覆　牙蓋　6.5×6.5×6.5

#993　真葛香斎　染付松毯文蓋置　￥20,000.～　

付共箱（桐）　4.5×4.5×5.5

#992　亀井味楽　高取蓋置　￥20,000.～　付共箱（桐）

　5.5×5.5×5.5

#999　亀井味楽　蓋置　二　￥25,000.～　付共箱（杉）

　5.5×5.5×5.5ほか　日日庵銘

#990　亀井味楽　高取蓋置　￥25,000.～　付共箱（桐）

　6×6×5.5

#991　大樋長左衛門　三巴紋輪蓋置　￥25,000.～　付共箱（桐）　5.5×5.5×4.5　九代

#985　高取静山　茶入　￥20,000.～　付木箱（桐）　仕覆

　牙蓋　8×8×8高取静山(1910～1983)。

#1001　内山宗慎　蓋置　一双　￥20,000.～　付木箱（桐）

　5×5×5ほか

#1000　福田行貞　白竹風炉蓋置　一双　￥20,000.～　付木箱（桐）　5.5×5×5

#998　盧山　染付青海波桐文三宝蓋置　￥20,000.～　

6×6×4

182

#

#1006　桜木地炉縁　￥25,000.～　42.5×42.5×6.5

#1013　佐藤野州　桐木地旅箪笥　

￥40,000.～　付共箱（杉）

　37×26×46　ソゲ

#1005　真　桐木地炉縁　￥38,000.～　付時代共識箱（杉）　42.5×42.5×6.5

　小堀宗明箱識

#1004　洋方　高台寺蒔絵炉縁　￥50,000.～　付共箱（桐）　43×42.5×6.5

#1007　シャレ木炉縁　￥30,000.～　42.5×42.5×6.5

#1010　網代風炉先　￥20,000.～　186×54.5

#1008　総張風炉先　￥65,000.～　188×26　花押 #1009　唐木麻葉文透風炉先　￥30,000.～　182×37　鉄刀木か

#1011　砂子風炉先　￥20,000.～　172×54

#1012　無地銀風炉先　￥30,000.～　170×33　屏風188×46

#1003　木村表哲　黒炉縁　￥50,000.～　付木箱（桐）　42.5×42.5×7

183

#

#1020　有坂吉與　雲龍風炉　釜　￥40,000.～　付共箱（桐　二）

　風炉32×31×18ほか

#1025　春光山窯　志野敷瓦　￥20,000.～　付共箱（杉）　37.5×37×3.5

#1024　織部敷瓦　￥35,000.～　付時代識箱（杉）　30.5×30.5×3.5

#1016　山口浄雄　刷毛目釜　￥25,000.～　付識箱（桐）　25×25×26

　十三代宮崎寒雉箱識山口浄雄(生年不詳～1952)。十代名越昌晴の門人。十一代名越昌次を嗣ぐ。

#1021　赤膚山風炉　￥20,000.～　付共箱（桐）　32×32×21

#1019　真形雲鶴釜　￥20,000.～　27×24×17

#1023　唐銅風炉　￥20,000.～　付木箱（松　蓋欠）　鉄丸釜　風炉36×36×21

#1022　焼締紅鉢風炉　￥20,000.～　23.5×23×15

#1014　西向竹軒　田口釜　￥35,000.～　付共箱（モミ）　23×22×16　団扇地文

#1017　地文瓢形釜　￥20,000.～　20×20×17.5

#1015　柏葉釜　￥30,000.～　23×22×15　仙叟好

#1018　佐藤浄清　阿弥陀堂釜　￥20,000.～　付二重箱（内共桐）　28×24×24佐藤浄清（大正五・1916～）は山形県の釜師。

根来実三に師事。

184

#

#1039　伊木三猿斎好虫明焼小吸物碗　五　￥80,000.～　付時代識箱（杉）　7.5×7.5×7　磁貫

#1035　金屋五郎三郎　紅銅折板丸盆　￥45,000.～　付共箱（桐）　24×24×2.5　十五代

#1036　素木格狭間盆　￥20,000.～　19×19×10

#1027　小田雪窓　竹茶杓　￥45,000.～　付共箱（桐）　共筒　総長18.5　銘山路

雪窓宗甫（明治三十四・1901～昭和四十一・1996）は大徳寺五百六世住持。

#1038　意求一閑　日の丸松葉菓子器　￥20,000.～　

付共箱（モミ）　20×20×6

#1037　木村表斎好常盤木四方盆　￥30,000.～　付識箱　

21.5×21.5×3　円山伝衣箱識

#1031　象牙茶杓　大小　二　￥20,000.～　総長18.2ほか

#1040　和楽黒汲出碗　十　￥45,000.～　付割付共箱（杉）

　7.5×7.5×8　七世

#1028　大癡　茶杓　￥25,000.～　付共箱（桐）　共筒　総長18.5　銘時雨

#1030　竹茶杓　￥20,000.～　付共箱（桐）　共筒　総長18　三笠山　作者不明

#1029　貯清斎　竹茶杓　￥25,000.～　付共箱（桐）　共筒　総長16　銘浦初島（村瀬四郎二郎か）

　文政十三（1830）庚寅十月一六本ノ内

#1034　祥平　仁清写湯桶　￥20,000.～　付共箱（モミ）

　26×15.5×16

#1033　納富鳥雲　萩杓立　￥20,000.～　付共箱（桐）　8.5×8.5×17

#1032　銀造ヤンポ菓子器　￥30,000.～　9×9×4.5　78g　平和堂刻印　平和宝飾店扱

#1041　草山　数茶碗　十六　￥20,000.～　付識箱（杉　二）

　12.5×12.5×7.5

185

#

#1053　孔雀羽箒　￥45,000.～　総長35.5　斑竹柄

#1047　後代乾山　黒高士絵火入　￥30,000.～　付時代箱（杉　貼札）　11×11×10

#1042　霞透山形黒塗煙草盆　￥30,000.～　付木箱　26×18×10

　徳全印黄交趾火入

#1045　和田和一斎　竹籠四方炭斗　￥29,000.～　24×24×11　蓋欠　虫喰

　「和一斎炭取」貼札

#1046　元竹蛎籠炭斗　￥20,000.～　付時代識箱（杉　貼札）　31×32×8　原叟好

#1044　桐長方煙草盆　￥35,000.～　付時代識箱（杉）　33.5×21×8　木地菊桐彫

#1051　不審庵　黒塗長板　￥68,000.～　付識箱（モミ）　73×39.5×2　山田宗囲箱識

#1052　木村表斎　黒塗蛤板　￥20,000.～　付時代共箱（杉）　32×32×1

#1054　炉用片羽根羽箒　￥48,000.～　付木箱（桐）　総長27

#1049　唐銅壺建水　￥20,000.～　付木箱（桐）　15.5×15.5×8

#1043　溜塗瓢透松煙草盆　￥20,000.～　付吉向火入　芯切（カケ）　26×17×6.5

　遠州流

#1050　梅龍軒　釜釻　￥25,000.～　付共箱（桐）　8×8　露草象嵌

#1048　高取瑞山　建水　￥20,000.～　付共箱（桐）　13×13×8

186

#

#1061　籠花入　￥30,000.～　付木箱（桐）　13×8×20

#1060　宗全籠　￥20,000.～　23×22×32

#1069　大塩昭山　赤膚大茶碗　￥25,000.～　

付共箱（杉）　32×32×17　西大寺大茶盛

大塩昭山（昭和十･1935～）は、陶芸家。

#1068　入江丹陽　大和西大寺大茶盛赤茶碗　

￥25,000.～　付共箱（杉）　31.5×31×18　磁貫　法覚院仁慎

　昭和三十年（1966）初秋　七十九才作之彫銘

#1071　木彫千利休坐像　￥35,000.～　付溜塗時代合箱

　像高16　不明彫銘

#1070　野立傘　￥25,000.～　203×203×250　二部式

#1065　木村清五郎　灰匙　￥20,000.～　6×2×21

#1063　満樹　一閑塗食籠　￥25,000.～　付共箱（桐）

　22×22×11

#1056　丹波四耳茶壺　￥20,000.～　付識箱（桐）　網

　20×20×24　信水窯

#1057　市野信水　丹波茶壺　￥20,000.～　付共箱（モミ）　紐　蓋　20×20×24

#1067　紙子座布団　十　￥20,000.～　43×38

#1058　春峰　蓬莱茶碗　二　￥25,000.～

　銀17.5×17.5×7ほか　スレ　嶋台

#1059　松楽　嶋台茶碗　二　￥20,000.～　付共箱（杉）　17×17×6.5ほか　未使用

#1066　雪駄　十　￥20,000.～　総長24

#1064　吉兵衛　風炉火箸二組　風炉灰匙二　￥25,000.～

　付時代共箱（桐）　火箸総長27ほか　穴埋補修

#1062　松庵　尺八花入　￥20,000.～　付共箱（桐）　6×6×33

　ヒビ

187

#

#1072　青木木米　四季山水画賛四幅対　￥80,000.～

紙本黒塗軸端改表装40×106

表具54×188　ヤケ　シミ　スレ　穴翠湖己未箱識　壬午（文政六・1823）

画中青木木米

（明和四･1767～天保四･1833）は陶工、南画家。通称木屋佐兵衛、八十八。号青来、百六散人、聾米ほか。

#1073　宮崎寒雉　黄銅龍文三脚手焙　￥95,000.～　付識箱（杉）　飾台　25.5×25.5×17

　十代作　宮崎彦九郎箱識　彫銘

#1074　社頭鼬田植図小衝立　￥45,000.～　付時代箱（杉）　本体部41×30.～

　裏面

#1075　村田整珉　銅造饕餮文大建水　￥45,000.～　24×24×15.5　ヒビ

　大日本文政年製珉鋳鋳銘

煎茶

188

#

#1077　真清水蔵六　焼締急須　￥50,000.～　付時代合箱（桐）　9×7.5×11

　蓋裏押印

#1080　三保　卵胎赤絵煎茶碗　五　￥40,000.～　付時代識箱（桐）　9.5×9.5×5.5

　金補修　蔵春亭三保造底銘

#1083　田原陶兵衛　萩煎茶器揃　￥25,000.～　付共箱（桐）　急須10.5×9×6.5

　磁貫　十二代　急須　湯冷　湯呑六

#1086　正峰　萩煎茶器揃　￥20,000.～　付共箱（モミ）　急須11×9.5×9ほか

　急須　湯冷　湯呑六

#1087　法桧　染付煎茶器揃　￥20,000.～　付識箱（桐　蓋裏識一部削除）

　急須14×13×8.5ほか　急須　湯呑五　黄檗山萬福寺

#1082　与三造　煎茶碗　五　￥20,000.～　付木箱（桐　蓋後補修）　6.5×6.5×4

#1078　永樂得全　金襴手忽子　￥20,000.～　付共箱（桐）　11.5×10.5×7　十四代

　大日本永樂染付銘永樂得全（嘉永六・1853～明治四十二・1909）

は明治の陶工。永樂十四代。早世した十三代の後を継いだ。

#1079　友敬　備前ボウブラ　￥20,000.～　付共箱（桐）　11×9.5×14

#1081　手塚善理　赤呉須煎茶碗　六　￥20,000.～　付共箱（桐）　7×7×6　瓷創庵造

#1085　煎茶器　二揃　￥20,000.～　付共箱（桐）　急須11×8.5×7.5ほか

　萩天鵬　新兵衛

#1084　慶田　薩摩煎茶器揃　￥20,000.～　付共箱（桐）　12×9.5×6.5　磁貫

　急須　湯呑五　湯冷

#1088　清水六兵衛　急崑炉　一口　￥20,000.～　付時代共箱（杉）　21×22×9.5ほか清水六兵衛は京都の陶工、現在は八代。

189

#

#1093　肥松茶盆　￥20,000.～　31×31×10.5　ヒビ　松材

#1092　玄道　芦乗達磨茶櫃　￥20,000.～　33×33×13　讃岐

#1090　高橋道八　染付茶壺　￥20,000.～　付時代箱（桐）　6.5×6.5×9

#1095　出雲焼上耳付瓶懸　￥39,000.～　付時代箱（杉　貼札）　28×28×26

　磁貫　陶製五徳

#1094　清水六兵衛　水注　￥30,000.～　付時代識箱（桐）　19×13×22

　口小カケ　彫銘清水六兵衛は京都の陶工、現在は八代。

#1096　火吹竹　￥20,000.～　総長24

#1089　染付茶壺　￥25,000.～　付時代識箱（杉　蓋欠）　12×12×16　ヒビ

#1091　備前茶壺　￥20,000.～　8.5×8.5×10.5　備前金重押印

190

X

特集琳派

X-001　伝光悦歌仙和歌巻　￥190,000.～　付時代箱（桐　蓋桟一欠）　紙本　唐木軸端　220×25　ヤケ　シミ　オレ

「琳派」と言うは、近年に美術史家が、この画系（一派）に対し、尾形光琳（1658～1716）の｢琳｣に派を加えた称である。今回の四百年記念祭は、この派の初祖である本阿弥光悦（1558～1637）が、徳川家康から鷹が峰に、いわゆる光悦村を拝領した元和元年（1615）を起点に四百年に合理したものである。弊社の企画もこれに便乗し参加を試みることになった。※なお、江戸時代にはこの派を｢尾形派｣と呼び、昭和五十年に刊行された『大日本書画名家大観』は、その落款印譜集で「光悦派」と分類している。

この画派の特徴の一は、画派の継席がいわゆる子弟や親子関係を主とせず、それぞれの作品から受けた刺激から派生した｢私淑｣に従うものである。光悦・宗達・相説らの第一世代につづく第二世代（光琳・乾山）の出現でいえば、世代間の時間差は、光琳出生は光悦が没して二十一年後にあたり、第三世代の酒井抱一（1761～1829）をみれば、光琳が没して四十五年後に抱一は出生している。彼らは、血脈によらず、先行が遺した作品

琳派四百年記念祭協賛

191

X

に刺激を受け、独特の美の領域を拡大させ、この画派の様式を今日へと継続させたと認識させる。院展三羽烏と謳われた小林古径・安田鞆彦・前田青邨らの琳派的を顕著する画業を、第四世代と呼んでも許されよう。私淑による継承の一例を挙げれば、宗達の風神雷神図屏風（国宝・建仁寺蔵）を光琳が模写（重文・東博蔵）し、酒井抱一（出光美術館）、鈴木其一（東京富士美術館）の模写がつづいている。これらを一同した『大琳派展』（東博・2008）に圧倒された。ちなみに『大琳派展』は、尾形光琳生誕三百五十年周年を記念した記憶に残る大展覧会だった。

光悦と宗達琳派は光悦と宗達を起点とする。光悦（1558～1637）は、刀剣の鑑定・研磨・浄拭を家業とする本阿弥家に出自し、後水尾天

皇の寛永の宮廷サロンで重きをなした。宗達（生没未詳）は扇屋である｢俵屋｣主人。二人がどのような縁で関係をもったかは詳しくしないが、寛永の宮廷サロンが交流の接点であろう。光悦は家康から鷹ケ峰に土地を拝領してからは、件の芸術家村（光悦村）を拠点に活動した。光悦に対する評価は、茶碗などに発揮された美意識にみられる通りで、その評価が衰えたことがない。対して宗達の評価は、江戸後期から明治時代にかけて低調で、本格的な再評価でいえば大正二年（1913）の｢俵屋宗達記念会｣を待たねばならなかった。今日的には、光悦の工芸的に対し、宗達の創造性への評価は高い。

192

X

X-004　本阿弥光悦　和歌切幅　￥250,000.～　付識箱（桐）　紙本　牙軸端　太巻　34×24　表具45×107　ヤケ　シミ　オレ

　昭和六十年（1985）堀江知彦箱識

X-005　伝光悦桜歌賛扇面幅　￥150,000.～　付時代識箱（桐）　紙本　金軸端　44×17　表具49×88　ヤケ

X-003　本阿弥光悦　和歌幅

　￥350,000.～付二重箱（内桐　外溜塗）　紙本　骨軸端　32×20

　表具47×110　スレ　雲母刷地

本阿弥光悦（永禄元・1558～寛永十四･1637）は芸術家。京都生まれ。号徳友斎、大虚庵ほか。本阿弥家の分家に生まれる。寛永の三筆のひとり。角倉素庵と嵯峨本を制作。家康から鷹峰を賜り、芸術家村を作り上げた。陶芸では「不ニ山」などが著名。蒔絵では意匠を与えるなど、指導的役割を果たしたと推測される。

193

X

X-006　俵屋宗達　夏秋草花双幅　￥350,000.～　

付時代識箱（杉）　53×118　表具66×203　スレ

俵屋宗達（生年不詳～寛永十七･1640頃）は琳派様式の創始者。料紙装飾、扇面画、水墨画、屏風と作域は広い。大胆な対象描写を特色とする。光悦書「四季花卉下絵古今集和歌巻」、「蓮池水禽図」、「風神雷神図」屏風など。　

俵屋宗達

X-007　伊年印藤絵刀掛　￥100,000.～　付時代識箱（杉）　102×32　スレ　三折式

194

X

X-011　喜多川相説　夕顔画幅　￥250,000.～　付木箱（桐）　紙本　黒塗軸端　33×81　表具47×172　ヤケ　シミ　オレ

X-009　俵屋宗達山水大横幅　

￥480,000.～付時代箱（桐　大破）

紙本　唐木軸端113×56

表具122×171　ヤケシミ　オレ　劉青軒印

X-012　喜多川相説　芥子画額　￥50,000.～　紙本　33×97　シミ　スレ　穴

X-010　光悦　寸胴寿字花入　¥180,000.～　付平木清光折紙　煙草屋鶴松添状

　12×11×27　ヒビ直書在判（徳友斎光悦花押）

号徳友斎は鷹峯に移る以前に使用した号。喜多川相説（生没年不詳）は江戸前期の画家。「伊年」印を使用する俵屋工房の画家で、画風および

印から俵屋宗雪の後継と推定される。七十二歳まで存命し、法橋に叙せられているほかはほぼ不明。北陸地方に多くの作品を残している。

195

X

兄光琳、弟乾山光琳は呉服商の大店(雁金屋)の主人尾形宗謙の次男、乾山は三男。家業は長兄が継ぎ、光琳と乾山とは少なからぬ家産を得たが、光琳は放蕩三昧でこれをなくし、乾山は堅実に暮らして仁清からも陶芸を学んだ。兄弟には合作も知られる。光琳の芸術性は放蕩のなかから軽妙を纏って姿をあらわした。乾山は陶芸に文人的な教養を加味して乾山様式を確立した。

光琳衣装競光琳が遺した逸話のなかで、光琳の美意識を強く感じさせるものに『翁草』（神沢貞幹・1716～1705）が伝える「東山の衣装

競」（妻女衣装競）がある。光琳は豪商で鳴る中村内蔵助（1668～1730）の内儀の衣装を担当、並み居る豪華絢爛に着飾った妻女達を「白の内着に黒の打掛」で圧倒したという。掲出の美人画がそれを偲んで描かれたという確証はないが、美意識として極めて近似するものではないかと考えた。また、出所は不確かながら「光琳笹」の逸話も光琳らしい。大堰川での川遊びで弁当競に興じたとき、光琳は竹の皮で包んだ弁当を持参したという。青空の下で包みが解かれたとき、内に貼った金箔がきらり・・・。

X-013　鳥文斎栄之　美人画賛幅　¥500,000.～　付二重箱（内桐）　絹本　陶磁器軸端　25×65　表具36×144　ヤケ

　シミ鳥文斎栄之(宝暦六・1756～文政十二・1829)は浮世絵師。名時富。俗名民之丞、弥三郎。幕府直参旗本の細田氏五百石の家の出で、父は勘定奉行。栄之自身も家督を相続して小納戸役などをつとめた。絵を狩野栄川院典信と文竜斎に学ぶ。初めは鳥居清長の影響を強く受けた美人画を描いたが、後に独自の画風を確立した。後期は専ら肉筆を描いた。賛竹本石亭（文政五・1822～明治二十一・1888）か、は画人。名は正興、

通称又八郎。別号対松堂。画を相沢石湖にまなんだほか、諸法をまなぶ。著書に『石亭画談』。

196

X

X-015　尾形光琳　達磨画幅　￥3,000,000.～　付二重箱（内時代識桐　外溜塗）　絹本　牙軸端　『光琳百図大巻　上下』二　抱一　抱祝「光琳百図之内」極折紙　49×111　表具64×206　ヤケ　シミ　オレ　其一天保癸卯（十四・1843）春正内箱識

尾形光琳(万治元･1658～正徳六･1716)は画家、工芸家。琳派の大成者。京の呉服商雁金屋に生まれる。名惟富、別号積翠、惟亮、伊亮、青々、澗声、方祝、寂明ほか。乾山は弟。独自の装飾的大和絵画風を確立。陶器の絵付けも携わった。　

「光琳百図」に記載される達磨図。憤怒の表情に手を合わせる姿は問答の一環であろうか。原構図となる作品は、宋代の達磨図で無準師範が賛をした作品が確認できる。宗達作品に厳密な同構図は確認できないが、原図からの模写と思われる作品は存在する。前述を踏まえ宗達から光琳へ、との流れを感じさせ、掲出に抱一、抱祝の折紙、箱識を其一、とすることから、時代を超えた琳派の継承を象徴する作品

である。

※上記右図は弊社所有『光琳百図』より該当部を撮影したものです。本作品付属本、およびX-072とは異なりますのでご注意ください。

光琳百図光琳百図とは光琳百年忌に行われた光琳遺墨展の出品作品や、抱一が知り得た光琳作品から、約百点を選んで縮図を載せた前編上下、後編上下四冊からなる記念作品集。前編後編の刊行時期に差異があることや、版木の消失等で、はっきりとした完成時期は不詳。近代まで復刻が行われていることから、琳派の重要な資料として広く求められた。

197

X

198

X

X-017　尾形光琳　玉川画幅　￥350,000.～

　付二重箱（内識桐　外黒塗）　紙本　牙軸端　時代箱蓋　添状

　33×25　表具45×106　ヤケ　スレ　是澤恭三昭和乙丑（昭和六十・

1985）内箱識尾形光琳(万治元･1658～正徳六･

1716)は画家、工芸家。琳派の大成者。京の呉服商雁金屋に生まれる。名惟富、別号積翠、惟亮、伊亮、青々、澗声、方祝、寂明ほか。乾山は弟。独自の装飾的大和絵画風を確立。陶器の絵付けも携わった。

X-018　尾形光琳　寿老画幅　￥290,000.～　付二重箱（内時代識桐　外溜塗）　絹本　牙軸端　大倉好斎極札　36×98

　表具52×189　ヤケ　シミ　ウキ　オレ

X-019　尾形光琳　騎馬布袋画幅　￥250,000.～　絹本　牙軸端　大倉汲水極札　添状二　63×38　表具77×132

　ヤケ　シミ

199

X

X-020　尾形光琳　団扇画幅　￥185,000.～　付二重箱（内識桐　外溜塗）　紙本　牙軸端　太巻　24×23　表具51×177　ヤケ　シミ　オレ　流水　梅枝

X-021　尾形光琳　月下桔梗画幅　￥180,000.～　付二重箱（内識桐　外黒塗）　紙本　牙軸端　29×30　表具41×115

　木村東介昭和癸亥（1983）箱識

X-023　方祝印　叭々鳥画幅　￥65,000.～　付時代箱（桐　貼札）　紙本

　牙軸端　35×88　表具50×177　ヤケ　シミ

X-022　尾形光琳　草花画幅　￥100,000.～　付二重箱（内桐　外溜塗）　紙本

　牙軸端　51×71　表具66×165　ヤケ　シミ　オレ　方祝印

200

X

X-025　光琳派諸画貼交屏風　本間　六曲　一双　￥190,000.～　紙本　53×132　屏風363×173　ヤケ　シミ　スレ

X-026　光琳蒔絵硯箱　￥290,000.～　付二重箱（内溜塗杉）　25×29×6.5

X-027　光琳蒔絵硯箱　¥250,000.～　19.5×27.5×5　南山隠士惺々翁（松花堂）

201

X

X-028　光琳蒔絵鴛鴦硯箱　￥100,000.～　付識箱（桐）　水滴　硯石　25×27×5　小アタリ　ゲス板に書銘

X-029　仁和弥道八　陶硯箱　￥150,000.～　付識箱（桐）　20×23×9

202

X

尾形乾山(寛文三･1663～寛保三･1743)は江戸中期の陶工、画家。光琳の弟。軟質の雅味あふれる作風で、阿蘭陀焼の影響が窺える。二代

伊八、三代呉介といった風に代々乾山を名乗ったが、弟子師匠というより、私淑するような形が多かったようである。六代乾山たる三浦乾也は著名。

X-031　尾形乾山　立葵画幅　￥250,000.～　付時代箱　紙本　角軸端　59×42　表具61×126　ヤケ　シミ　スレ　表具オレ

X-032　尾形乾山　紫陽花皿　￥60,000.～　付木箱（桐）　31×28×3　彫文施釉

　

X-034　尾形乾山　菖蒲絵小皿　十　￥55,000.～　付時代合識箱（杉）　12×12×2　ヒビ　接合補修

X-033　尾形乾山　椿梅画幅　￥100,000.～　竹軸端　32×142　表具44×201

X-036　尾形乾山書付小箱　￥20,000.～　6.5×8.5×4.5

X-035　尾形乾山　茶碗水仙画幅　￥30,000.～　付時代箱（杉）　紙本　黒塗軸端　46×28　表具57×116

203

X

X-037　伝尾形宗謙小色紙幅　

¥95,000.～付時代識箱（桐）紙本　潤塗軸端

古筆了任極札（昭和戊辰六）

飛来一閑軸先16×27　表具29×138ヤケ　シミ　オレ表具シミ、オレ

尾形宗謙（元和七・1621～貞享四・1687）は京都の豪商。初名は主馬、字は子伯、号は浩斎。尾形光琳・乾山の父。家業の呉服商雁金屋を継ぎ、東福門院や江戸城大奥の御用をつとめた。光悦流の書、狩野派の絵をよくした。

X-039　光琳　流水画賛扇面パネル　￥20,000.～　50×18　パネル61×34　ヤケ　シミ　スレ　オレ

X-038　伊年印紅白菊画幅　￥40,000.～　付時代識箱（桐）　紙本　牙軸端　45×75　表具57×160　ヤケ　シミ　スレ

204

X

酒井抱一酒井抱一（1761～1829）は光琳没後、四十五年を隔てゝ出生した。光琳に対する私淑の激しさは、光琳の風神雷神画屏風の背

面に、これに対応する自作の夏秋草図を貼った事実に知れる。抱一の夏草と秋草は、裏の風神雷神の風になびいて、その風に媚びるかのようである。

X-041　酒井抱一　月下富士秋景画幅　￥200,000.～　付二重箱（内識桐）　絹本　牙軸端　54×36　表具66×130　ヤケ　スレ

X-042　酒井抱一　立華図貼交屏風　小形　六曲　一隻　￥150,000.～　紙本　22×30　屏風256×73　ヤケ　シミ　スレ

抱一には狩野派時代とよばれる光琳に私淑する以前の学習期の存在が知られる。画風に琳派的を見いだせないことから、作期には学習期を設定すべきなのだろうか。はたまた古画の忠実模写に理由を求めるべきなのだろうか。

205

X

X-046　酒井抱一　江島曙光画幅　￥30,000.～　付時代識箱（桐）　絹本　牙軸端　14×14×8　ヤケ　シミ　オレ　

表具シミ、オレ、ヤケ

X-043　酒井抱一　松画賛幅　￥140,000.～　付時代箱（杉）　絹本　雑木軸端　48×112　表具56×201　ヤケ　シミ　賀茂季鷹

X-044　酒井抱一　群白鷺画幅　￥100,000.～　絹本　潤塗軸端　20×104　表具25×181　スレ

X-045　酒井抱一下絵　撫子蒔絵盆　￥45,000.～　付時代識箱（桐）　39.5×24×1.5

206

X

X-048　中村芳中　色紙貼四幅対　¥200,000.～　付時代合箱（桐）　紙本　竹軸端　17×20　表具33×130　ヤケ　シミ　スレ　表具シミ、オレ、スレ　福寿草　椿　牡丹

　朝顔

X-049　中村芳中紫陽花扇面額　￥80,000.～　49×18

　額62×37

中村芳中（生年不詳～文政二・1819）は江戸後期の琳派の画家。号温知堂ほか。京都の人。光琳に私淑、温和かつ装飾的な画風で知られる。著『光琳画譜』。

207

X

X-053　酒井抱一　菊画双幅　￥40,000.～　付木箱（桐）　絹本　牙軸端　31×105　表具45×196　ヤケ　シミ

X-054　小川破笠　春日野棗　￥90,000.～　付時代溜塗箱（桐）　ペルシャ錦仕覆　6×6×6.5　内黒

小川破笠（寛文三・1663～延享四・1747）は漆芸家、画家、俳人。通称平助、字は尚行、別号に宗羽、宗宇、笠翁、卯観子、夢中庵ほか。江戸で漆芸を学び、破笠細工という陶磁や金属を象嵌した中国文物を意匠とした作風を展開。伊勢の人。

X-050　鈴木其一　春草画幅　￥30,000.～　付識箱（杉）　絹本　雑木軸端

40×106　表具56×187　ヤケ　シミ鈴木其一(寛政八･1796～安政五･1858)は琳派の画家。名は元長、字は子淵、別号必庵、為三堂、噌々、菁々など。通称為三郎。江戸の人。酒井抱一の内弟子として絵を学んだ。

X-052　酒井道一　夕顔画幅　￥30,000.～　紙本　牙軸端　29×130

表具37×185　ヤケ　シミ　オレ　表具アレ酒井道一（弘化元・1844～大正二･1913）は雨華庵顕眞、光阿といい、山本素堂の次子、幼少の頃より父や鈴木其一の筆意を学び雨華庵第四世となり酒井氏を称した。

X-051　鈴木守一　隅田川画幅　￥70,000.～　付木箱（桐　貼札）　絹本

　陶磁器軸端　32×91　表具44×184　ヤケ　シミ

鈴木守一（文政五･1822～明治二十二･1889）は酒井抱一の門人･鈴木其一の子で父に光琳派の画を学んだ。名元重、字子英、通称重五郎、別号に庭柏子、露青、静々。

208

X

原羊遊斎（明和六・1769～弘化二・1845）は江戸後期の蒔絵師。江戸神田に住み、通称は久米次郎、更山と号する。酒井抱一の下絵による江戸琳派の印籠・櫛類を工房で多く制作した。谷文晁、大田南畝など当時一流の文化人との交流が知られる。　

X-056　原羊遊斎　桜蒔絵櫛台￥250,000.～　付時代識箱（桐）　28×20×24　御懐紙台　拝領品（貼紙）　抱一筆　羊遊斎（花押）

X-057　原羊遊斎　孔雀羽蒔絵平棗　￥190,000.～　付木箱（桐）　仕覆　8×8×5　蓋部小ユガミ

X-058　原羊遊斎　酒井抱一　歌入佛鉢形乾漆菓子器　￥190,000.～　付時代箱（桐）　14×14×7.5

209

X

X-059　山田常嘉斎　絵替吸物膳　¥150,000.～　27×27×4　能絵　高砂　猩々　井筒　遊行柳　野々宮

山田常嘉（生没年不詳）は江戸中期の蒔絵師。御印籠師として徳川家に仕え、天和三年（1683）に、幸阿弥家十一代・長房とともに印籠、香箱を制作したとされる。

近代琳派の胎動

X-060　神坂雪佳　静海波画幅¥100,000.～　付共箱（桐）　紙本　牙軸端　50×56　表具57×150　ヤケ　スレ　表具スレ

神坂雪佳（1866～1942）京都に拠点した雪佳は、いわゆる画壇とは別に、独自の境地を深めた。琳派の画家としての再評価は近年を待たねばならなかったが、図案家としての活動は、染織や陶芸の生産都市であった京都ならではの仕事であり、雪佳の画作に軽みや深みをもたせる役割をはたしているようである。

210

XX-063　神坂雪佳　漆絵硯箱　￥45,000.～　19×27×3.5

X-062　神坂雪佳　三井寺画幅　¥80,000.～　付共箱（桐）

紙本　雑木軸端　27×110　表具31×191　ヤケ　シミ　

スレ　表具スレ

X-064　喜一　柳高卓　￥65,000.～　付共箱（モミ）　46×27.5×29.5

X-065　水鳥蒔絵吸物膳　￥45,000.～　付時代識箱（杉）　24×24×2.5　小アタリ　明治二年（1869）巳十二月墨識

X-066　天章　金地小襖　四　¥30,000.～　絹本　47×30　背面損傷天章と号した画人は複数あり特定にいたらず

能三井寺を描く。中廻しには謡曲本(三井寺)を切り継ぎ、上下には、やや濃い水衣裂。シテはやや年老いた女の面である「深井」をつけ、「水衣」を被着して出立。

211

X

X-069　色漆花見弁当　一式　￥40,000.～　38×29×28.5　共色補修三椀

偶然であろうが、黒塗の箱に皆朱の弁当を納め、赤と黒の対比の妙をみせる。琳派時の様式を指摘してみたい。

X-067　藤井雅一　鯉画衝立　￥750,000.～　194×37×114

藤井雅一（1964～）は二つの名前をもつ画家である。母国である中国名を黄稚。画人としての経歴は弊社のカタログ（Vol49.2009・7）及び日本美術新聞で

縷々説明してきた。「琳派」を特集するにあたり、藤井が宗達の画風に私淑していることもあって、参加を要請した。「遊鯉」衝立は、円山派の鯉図の構図を転惜して琳派風に整え、新境地をみせてくれることになった。「雨中の瓢」衝立は、古作の杉戸絵の構図に倣った。「雨中の瓢」について藤井は完成度に不満をみせたが、編集を優先して掲載した。

X-068　藤井雅一　雨中夕顔画衝立　￥200,000.～　92×46×183

212

X

X-073　木版光琳画譜　第一　￥10,000.～　紙本　19×25ヤケ　シミ　オゼキレ

十二図　明治二十八年青木恒三郎発行

X-072　『光琳百図』　上下　￥20,000.～　18×26　明治三十年（1897）

X-076　打掛　￥20,000.～　128×174×103

X-071　川島織物　琳派文様打掛　￥100,000.～　付共箱（桐）　130×194×106　「大丸心斎橋店調製　川島作」

X-074　麻田辨次　菖蒲画幅　￥80,000.～　付二重箱（内共桐　外溜塗）　牙軸端　太巻　60×48　表具79×157

X-075　 光琳月蒔絵手付花入　¥20,000.～　14.5×7×59　スレ　ハクリ

現代の琳派的工芸京都の染織業界は挙げて琳派をなぞった、と言って過言ではあるまい。光琳の出自が呉服商の雁金屋であった親近感も加え、これをなぞる行為も不遜でなく、むしろ誉だったように見受けられる。真似に真似を重ねた琳派的な意匠は、琳派の言葉すら無用の、きわめて日常的な意匠に育った。

213

X

X-078　『和漢朗詠集　上下』　二　￥200,000.～　付木箱（桐　貼札）　2078×30　

某家コレクションセール今回ご出品頂いた「某家」とは、明冶期において製造業を主とし財をなし、商いに留まらず、公共での活躍もあった大家である。活躍の場が大きくなればそれだけ人脈はおのずと広がりをみせるもので、全体の作品群をみると和漢朗詠集等は別として殆どが近代にかけて活躍した人物が目立つ。一代ではなく代々で集められた作品とみるべきかもしれない。作品の中に主立った人物として関精拙が上げられる。精拙自身の作品はもちろんのこと、賛文を加える作品等も見えることから某家との交友が個人的なものであったと思われる。精拙を筆頭に禅僧の作品も多く、広い人脈は某家が多くの人々を引き付けた証明でもある。

214

X

X-087　野原桜州　岩倉公旧邸画賛幅￥30,000.～　付二重箱（内共桐　外溜塗）　紙本

　牙軸端　57×47　表具73×148　精拙賛野原桜州（明治十九・1886～昭和八・1933）岐

阜県生。本名安司。小林呉橋に入門。東京美術学校を首席で卒業後、寺崎広業に師事。

X-086　関精拙　詩幅　￥30,000.～　付共箱（杉）　紙本　竹軸端　

49×38　表具52×124　ヤケ　シミ　オレ

X-085　関精拙　岩倉公旧跡画賛幅　￥30,000.～　付二重箱（内共桐　外溜塗）　紙本　牙軸端　57×43　表具60×141　ヤケ　シミ　

オレ

X-080　関精拙　東来壁画賛幅　￥50,000.～　付二重箱（内

共桐　外溜塗）　紙本　牙軸端　32×133　

表具39×209　ヤケ　シミ　オレ

X-082　関精拙　多宝殿画賛幅　

￥25,000.～　付共箱（桐）　紙本　33×132　表具45×204ヤケ　シミ　オレ

X-084　関精拙　理趣分経本尊幅　

￥20,000.～　付共箱（桐）　紙本　

雑木軸端　33×136　表具45×200　

ヤケ　シミ　オレ

X-083　関精拙　三行書幅　￥20,000.～　

付共箱（桐）　紙本　彫漆軸端　

33×85　表具45×157　ヤケ　シミ　オレ

X-081　関精拙　大楠公六百年祭書幅　￥40,000.～　

付共箱（桐）　紙本　朱塗軸端　65×131　表具83×210　ヤケ　シミ

　オレ　昭和戊寅（十三・1938）

関精拙（明治十・1877～昭和二十・1945）は天龍寺二百四十世元管長。諱を元浄、峨麓、青峨室、晩年は峨翁と号した。詩や書画に巧み。

関精拙（明治十・1877～昭和二十・1945）は天龍寺二百四十世元管長。諱を元浄、峨麓、青峨室、晩年は峨翁と号した。詩や書画に巧み。

215

X

X-089　大谷尊由　白紙賛幅　￥45,000.～　付共箱（杉）　紙本　潤塗軸端　

55×39　表具57×130　ヤケ　シミ　オレ　壬戌画中

大谷尊由（明治十九・1886～昭和十四・1939）は号は心斎。大谷光尊の四男。明治四十三年浄土真宗本願寺派執行長、のち管長事務取扱となる。昭和三年貴族院議員。第一次近衛内閣の拓務相。のち内閣参議、北支開発総裁を務めた。

X-090　法性蓮海　書幅　￥30,000.～　付識箱（杉）　絹本　竹軸端　

41×29　表具45×116　ヤケ　シミ　オレ　泉涌寺門跡　三越扱

X-091　藤田月洲　書幅　￥30,000.～　付識箱（杉）　紙本　竹軸端　

44×35　表具50×122　ヤケ　シミ　オレ　京都天珠院　三越扱

X-093　酒井日慎　聖詠書幅　￥30,000.～　付識箱（杉）　絹本　竹軸端　35×33　表具40×110　ヤケ　シミ　オレ　

三越扱　日蓮宗管長

X-088　月照忍介　和歌幅　￥100,000.～　付識箱（桐）　黒塗軸端　48×23　表具51×110　大西良慶箱識

X-092　高木黙鳳　書幅　￥30,000.～　付識箱（杉）　絹本　竹軸端　

41×30　表具44×115　ヤケ　シミ　オレ　永源寺　三越扱

X-094　伊藤放光　書幅　￥25,000.～　付木箱（桐）　紙本　潤塗軸端　

47×27　表具49×123　ヤケ　シミ　オレ

X-095　伊藤放光　書幅　￥20,000.～　付共箱（杉）　紙本　竹軸端　

36×63　表具39×151　ヤケ　シミ　オレ

216

X

X-101　入江為守　三行書幅　￥20,000.～　

付木箱（桐　貼札）　絖本　牙軸端　

43×134　表具56×208　ヤケ　シミ　オレ

入江為守（慶応四・1868～昭和十一・1936）は子爵。御歌所寄人。東宮待従長。京都の人。

X-102　多胡碑　拓本幅　￥20,000.～　付木箱（杉）　紙本

　雑木軸端　55×171　表具62×212　ヤケ　シミ　オレ

X-100　月心　鴛鴦貼交画賛幅　￥20,000.～

　付識箱（杉）　紙本　陶磁器軸端　

15×43　表具29×136　ヤケ　シミ　オレ　一水閑人題　智満禅師

X-098　村田何沐　拂子画賛幅　￥30,000.～

　付識箱（杉）　21×121　表具23×197　

龍潭寺　三越扱

X-099　村田何沐　地獄の盆画賛幅　￥30,000.～　付木箱（桐）　

紙本　竹軸端　34×130　表具40×204　ヤケ　シミ　オレ　龍潭寺　三越扱

X-097　嶽岡悦雲　観音画賛幅　￥30,000.～　付識箱（杉）　竹軸端　32×129　表具36×199　宝光寺　洞禅箱識　三越扱

X-103　薬師寺　佛足石銘文拓本幅　￥20,000.～　付識箱（杉）　紙本　雑木軸端　40×151

　表具50×195　ヤケ　シミ　オレ

X-105　岳飛拓本幅　

￥20,000.～　付識箱（杉）　紙本　

黒塗軸端　69×36　表具76×125　

ヤケ　シミ　オレ

X-104　岳飛書拓本幅

　￥20,000.～付時代合識箱（杉）　紙本

黒塗軸端　76×31　表具82×116　

ヤケ　シミ　オレ

217

X

X-107　伊藤明瑞　書幅　￥45,000.～　付識箱（桐）　紙本　牙軸端　添幅二　48×138　表具

62×220　スレ　オレ　表具ヤケ　明治三十有二年日本明瑞十歳箱識　　伊藤明瑞（明治二十二・1889～昭和二十三・1948）は書家。本名は宮本正雄門。伊藤博文の姓を受け伊藤明瑞の名を賜った。

X-106　品川弥次郎　書幅　￥50,000.～　付識箱（杉）　紙本　唐木軸端　47×143　表具61×198

　ヤケ　シミ　オレ品川弥次郎（弘化元・1843～明治三十三・1900）は長州藩士。維新後は農商務大輔、枢密顧問官を経て内務大臣を務めた。

X-110　九鬼隆一　一行書幅　￥25,000.～　付木箱（桐　貼札）　紙本　唐木軸端　34×132　表具

45×201　ヤケ　シミ　オレ

X-108　小磯国昭　二行書幅　￥30,000.～付二重箱（内桐　外溜塗）　紙本牙軸端　32×132　表具45×204

ヤケ　シミ　小磯国昭(明治十三･1880～昭和二十五･1950)は栃木県宇都宮の出身。陸軍大学校卒、陸軍省軍務局長、関東軍参謀長等を経て、四十一代内閣総理大臣。

X-113　橋本海関　三行書幅　￥30,000.～　付二重箱（内識桐　外黒塗）　紙本　黒塗軸端　33×134

　表具45×218　ヤケ　シミ　オレ　

X-109　廣田弘毅　一行書幅　￥30,000.～　付木箱（桐　貼札）　紙本　P軸端　

32×129　表具46×197　ヤケ　シミ　オレ

X-114　橋本海関　三行書幅　￥20,000.～　付二重箱（内識桐　外溜塗）

　紙本　牙軸端　26×122　表具38×193　

ヤケ　シミ　オレ

X-111　九鬼隆一　二行書幅　￥20,000.～　付識箱（杉　貼札）　絖本　唐木軸端　37×145　表具

50×202　ヤケ　シミ　オレ

X-112　九鬼隆一　明治天皇御製幅　￥20,000.～　付木箱（桐）　

紙本　黒塗軸端　23×109　表具34×194　

ヤケ　シミ　オレ九鬼隆一（嘉永五・1852～昭和六・1931）は兵庫県出身の美術行政家。本姓星野。九鬼周

造の父。丹波綾部藩家老九鬼家の養子。慶応義塾で福沢諭吉にまなぶ。帝国博物館の創設につくして明治二十二年初代総長となり、古美術の保護につとめた。

橋本海関（嘉永五・1852～昭和十・1935）播磨生。名は徳、字は有則。明治から昭和初期にかけて儒者、漢学者。明石藩儒。橋本関雪の父。 書は市村機霧に学ぶ。

218

X

X-116　頼三樹三郎　書画三幅　￥80,000.～　付識箱（桐）　紙本　牙軸端　48×28　表具61×107ほか　ヤケ　スレ　表具オレ、スレ　「丙寅嘉平月　頼潔」箱識頼三樹三郎（文政八・1825～安政六・1859）は儒者・志士。京都生れ。頼山陽の三男。諱は醇、字は子厚・子春、通称は三木八、三樹八郞、号は鴨屋・百城・古狂生。父の歿後、大阪の後藤松陰、篠崎小竹らに学ぶ。のち江戸昌平坂学問所に入寮するも退寮となり東方漫遊後、京都に戻り勤王の志士として活動。安政の大獄で投獄され斬首となる。明治二十四年贈正四位。

X-119　野田笛浦　書幅　￥20,000.～　付識箱（桐　蓋桟欠）　紙本　

28×22　表具41×121　ヤケ　シミ　オレ

X-121　茗空　畝傍神山画賛幅　￥20,000.～　紙本　陶磁器軸端　

34×26　表具41×111　ヤケ　シミ　オレ

X-117　渋澤栄一　書幅　￥35,000.～　付木箱（杉）　紙本　竹軸端　42×26　表具47×136　ヤケ　シミ　オレ

X-120　権田雷斧　書幅　￥30,000.～　付識箱（杉）　絹本　竹軸端　

42×36　表具51×122　ヤケ　シミ　オレ　三越扱

X-118　了介　尺素幅　￥20,000.～　付識箱（杉）　紙本　雑木軸端　38×16

　表具48×115　ヤケ　シミ　オレ　華陽箱識

X-122　野原桜州　提灯画賛幅　￥20,000.～　付共箱（桐）　紙本　

50×40　表具53×136　ヤケ　シミ　オレ野原桜州（明治十九・1886～昭和八・1933）岐

阜県生。本名安司。小林呉橋に入門。東京美術学校を首席で卒業後、寺崎広業に師事。

219

X

X-129　竹園　御即位御像画幅　￥20,000.～　付木箱（桐　貼札）　絹本　雑木軸端　40×109　表具54×201　

ヤケ　シミ　オレ

X-130　九蓬　立雛画幅　￥20,000.～　

付識箱（杉）　絹本黒塗軸端　36×89

　表具48×181　ヤケ　シミ　オレ　表具アレ

X-128　合作魚貝画幅　￥30,000.～　付識箱（桐）　紙本　竹軸端　31×136　

表具33×207　ヤケ　シミ　オレ　

英忠　昇雲　呉橋　岳璋

X-126　細田義山　朝陽寿星画幅　￥20,000.～　付共箱（桐）　絹本　朱塗軸端　37×116　

表具50×201　ヤケ　シミ　オレ　

昭和丙子（十一・1936）

X-123　洛友会　合作双幅　￥35,000.～　付木箱（桐）　紙本　唐木軸端　61×134　表具74×208　ヤケ　大正七（1918）

年七月画中　「大正七年七月開宴　岳璋」箱識

X-125　村井米穂　社頭画歌賛幅　￥20,000.～　付識箱（桐　桟欠）　絹本　骨軸端　36×107　表具47×190　ヤケ　シミ　オレ　河田景秀子爵賛

X-124　西川峡陽　阿蘇大観画賛幅　￥30,000.～　付識箱（杉）　紙本　32×136　

表具34×199　ヤケ　シミ　オレ　昭和八年（1933）四月

X-127　土田萬 　青螺白帆画幅　￥20,000.～　付共箱（桐）　

絹本　牙軸端　26×123　表具38×207　

ヤケ　シミ　オレ

X-131　村田某　眼鏡画賛幅　￥20,000.～

　付識箱（杉）　絹本　竹軸端　34×36　表具38×128

　ヤケ　シミ　オレ

220

X

X-137　野原桜州　三行書幅　￥20,000.～　付木箱（杉　貼札）　

紙本　唐木軸端　62×135　表具76×190　ヤケ　シミ　オレ

野原桜州（明治十九・1886～昭和八・1933）岐阜県生。本名安司。小林呉橋に入門。

X-140　其日庵　四行書幅　￥20,000.～　

付共箱（桐）　紙本　唐木軸端　

54×137　表具67×212　ヤケ　シミ　オレ

X-141　土屋鳳州　五行書幅　￥20,000.～　

絖本　唐木軸端　53×135　表具67×207　

ヤケ　シミ　オレ

X-139　高木兼寛　六行書幅　￥20,000.～　付識箱（杉）　紙本　唐木軸端　60×150　表具76×208　

ヤケ　シミ　オレ

X-142　荒木鳳岡　二行書幅　￥20,000.～　付識箱（桐）　紙本　

唐木軸端　41×151　表具54×211　ヤケ　シミ　オレ　

桜州箱識

X-134　五獄　　一行書幅　￥25,000.～　付共箱（桐）　絖本　

雑木軸端　40×133　表具53×202　ヤケ　シミ　オレ　

X-135　添田壽一一行書幅　￥30,000.～　付木箱（桐）　絖本　牙軸端　35×138　表具48×212　

ヤケ　シミ　オレ

X-136　鎌田栄吉　三行書幅　￥20,000.～　

付識箱（桐）　紙本　牙貼軸端　34×132　

表具46×202　ヤケ　シミオレ　林毅陸箱識　昭和十（1935）年初春

X-138　山岡米華　三行書幅　￥20,000.～

　付識箱（桐）　紙本　竹軸端　

34×128　表具45×201　ヤケ　シミ　オレ　

大観学人箱識

X-133　竹崖　　竹林賢人画幅　￥20,000.～　付木箱（桐）

　紙本　唐木軸端　33×137　表具45×201　ヤケ　シミ　オレ　

221

X

X-143　辻新次　二行書幅　￥20,000.～　

付識箱（杉　貼札）　絖本　唐木軸端　

38×117　表具51×191　ヤケ　シミ　オレ　

大正癸丑（1913）　信松産土

X-150　體季　書双幅　￥20,000.～　付木箱（杉）　絹本　雑木軸端　34×159　表具45×201　

ヤケ　シミ　オレ　

X-151　琵琶湖深度図幅　￥20,000.～　付識箱（杉）　100×144　表具104×159　

シミ　オレ　キレ　

X-152　西子湖版本幅　￥20,000.～　付識箱（杉）　紙本　黒塗軸端　82×60　表具87×149　

ヤケ　シミ　オレ

X-148　農商布告制札　￥30,000.～　

76×30　戊辰正月（慶応四・1868）

　

X-145　永坂石埭　三行書幅　￥20,000.～　付木箱（桐）　紙本　牙軸端　46×139　表具61×211　

ヤケ　シミ　オレ永坂石埭（弘化二・1845～大正十三・1924）は医師、書家、漢詩人。名古屋出身。本名周二。字は希荘。

X-146　南條文雄　三行書幅　￥20,000.～　

付木箱（桐　貼札）　絖本　唐木軸端　

46×154　表具60×216　ヤケ　シミ　オレ

X-149　南岳　陣中之詩幅　￥20,000.～

　付識箱（桐）　絖本　唐木軸端　35×153　表具

48×225　ヤケ　シミ　オレ

X-147　西村茂樹　三行書幅　￥20,000.～　

付識箱（桐）　紙本　唐木軸端　

51×137　表具65×214　ヤケ　シミ　オレ

X-144　阪正臣　和歌幅　￥20,000.～　付木箱（杉　貼札）　紙本　

黒塗軸端　31×138　表具33×205　ヤケ　シミ

　オレ　阪正臣（安政二・1855～昭和六・1931）は歌人。東海市出身。本名阪正臣。字政介、号樅屋主人。明治三十年に宮内省御歌所の寄人を命ぜられた。明治天皇御製、昭憲皇太后御集の編集にも参画した。