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KONIC KONIC よる よる 9P/ 9P/ Tempel Tempel 彗星の観測 彗星の観測 - - Deep Impact Even Deep Impact Even - - 由貴(東大・理) 関口 朋彦(国立天文台) 三戸 洋之 樽沢 賢一(木曽観測所) 杉田 精司 黒澤 耕介(東大・新領域)

KONICによる9P/Tempel1彗星の観測 -Deep Impact Event-...The Deep Impact Mission 初の能動的実験探査 主目的 z彗星の内部構造を探る z彗星の中と外の違い

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  • KONICKONICにによるよる9P/9P/TempelTempel11彗星の観測彗星の観測--Deep Impact EventDeep Impact Event--

    森 由貴(東大・理) 関口 朋彦(国立天文台)

    三戸 洋之 樽沢 賢一(木曽観測所)

    杉田 精司 黒澤 耕介(東大・新領域)

  • The Deep Impact Mission初の能動的実験探査

    主目的彗星の内部構造を探る

    彗星の中と外の違い

    内部にこそ、始源物質?

    さらにクレーター物理

    彗星強度

    ターゲットは、テンペル第一(9P/Tempel 1)彗星

  • flyby impactor

    ・370kg衝突部分前面は銅99%

    ・彗星との相対速度~10.2km/s

    ・衝突時のエネルギー~19GJ

    衝突時の観測

    搭載される観測装置

  • ターゲット:9P/Tempel 1木星族

    公転周期 = 5.5 年近日点距離 = 1.5 AU半径 = 2.6 ± 0.5 kmアルベド = 0.07 ± 0.03 自転周期= ~38 時間最大等級 ~9.3等

  • 衝突後何が起きるか?(予想)

    彗星内部から物質が噴出

    最大で直径200m、深さ20mのクレーターができる

    噴出した物質により彗星が増光(10等→?)

    人類にとっても最初の試みだから、何が起こるのか予想ができない

  • 衝突時の条件; 7/45:52(UT)

    7月4日15時(JST)衝突時、日中、南東の空ハワイは夜で、観測しやすい

    7月4日21時(JST)衝突から6時間後、夕刻の南西の空

    日本は(アジア)・・・衝突直後の光度上昇をハワイとヨーロッパの観測時間の谷間の重要な場所にある!

  • 木曽で観測!!

    KONIC(近赤外)J,H,Kバンドで観測近赤外の利点

    ・観測計画が少ない・アマチュアでは装置がない・彗星のダスト成分のみを見れる

    K.3T(可視)V,R,Iバンドで観測

    →KONICのデータとあわせて広い波長域のカラーを出す

  • ねらい

    ・彗星全体の光度変化を追う→衝突前後でのダスト生成率の変化→衝突の規模・物質の噴出の様子

    ・衝突前後でのカラーの変化を追う→ダストのサイズ変化

  • Jバンド(1.25μm)の画像

    撮影日時:5月28日0時16分積分時間:300秒

  • Hバンド(1.65μm)の画像

    撮影日時:5月27日22時35分積分時間:300秒

  • 観測予定

    ・衝突前:シンポジウム後から張り込み予定(ドームが復活次第・・・)→少なくとも1セット・・・

    ・衝突後:7月中旬まで粘る予定→光度変化・色変化を追う

    なによりも、晴れることを祈って…