LAUNCH X-431Diagun - X431 X-431Diagun取扱説明書お買い上げありがとうございます。警告電気製品は安全の為の注意事項を守らないと、火災や人身事故に至ることがござい

LAUNCH X-431Diagun 取扱説明書

お買い上げありがとうございます。

警告電気製品は安全の為の注意事項を守らないと、火災や人身事故に至ることがござい

ます。

この取扱説明書には、事故を防ぐ為の重要な注意事項と製品の取扱を記してあります。

この取扱説明書を良くお読みの上、本製品を安全にお使いください。又、この取扱説明書

では、本機を使う前に必要な準備及び基本的な扱いについて説明しています。車輌用故障診

断機(オートモービルダイアグノーシスコンピューター)を初めてお使いになる方や良くご

存知の方も、必ずこの取扱説明書からお読みください。またいつでも見られるところに必ず

保管してください。

禁止 LAUNCH TECH CO,.LTD(以下ランチテック社)

はこのマニュアルに記載される内容に関し、特許、特許申請、商標、著作権、又はその他の

無体財産権を有します。該当する無体財産権を許可なく侵害する行為は絶対に行わないでく

ださい。 ■ 権利者の許諾を得ることなく、本機に付属のソフトウェア及び取扱説明書の内容の全部

または一部を複製する事、及びソフトウェアを賃貸することは、著作権法上禁止されて

おります。

■ 本機及び付属のソフトウェアを使用によって生じる可能性のある損害、遺失利益、その

他第三者に起こるかもしれないいかなる請求等につきましても当社は、一切の責任を負

いかねます。

■ 本機の保証条件は同梱の当社所定保証書の規定をご参照ください。

■ 本機に付属するソフトウェアは、本機以外では使用できません。

■ 本機、及び本機に付属するソフトウェアの仕様は、改良の為予告なく変更する事がござ

います。予めご了承ください。

商標について

はランチテック株式会社の商標です。

その他、本書に記載されている

システム名、製品名は一般に各開発メーカー

の登録商標あるいは商標です。(無断転載禁止)

i


車両側 ECU の操作における注意事項

IGN S/W が入れられた時、車両内部の電装装置を遮断しないでください。一時的な高電

圧により、センサー、ECU 等が損傷する恐れがあります。

本機器並び周辺器は磁気等より遮断してください。(スピーカーなど)

車両側で溶接作業を等行う際は、ECU システムへの電源を切ってください。

ECU、各センサー付近にて整備作業を行う際、短絡、過電等に注意してください。

電子機器を整備する際は作業員自身がアース回路となり静電気等にて各種機器に重大

な損傷が及ぶ恐れがあります回避対策など予防措置を講じてください。

ECU 内部は外的障害を排除すべく密閉されています、分解検査等は絶対に行わないでく

ださい。

導電テスター等にて ECU、関連機器診断は絶対に行ってはいけません。抵抗値、電圧、

電流値を検査する際は、専用機器を使用してください。

ECU ハーネスコネクタなどを切断の後は、確実に設置しなおしアース部などが不安定に

ならぬよう施工してください。適切な整備を施しませんと ECU 内部の電子部品に損傷を

与える恐れがあります。

ii


本機の取り扱いについて

本機は精密機器です。使用に際しましては衝撃を加えたり、落としたりしないでくだ

さい。また、絶対に分解、

改造等は行わないでください。これらをなさいますと

保障期間内であってもその対象は外れてしまいます。

機器の通信中断を避けるため、診断作業中には本機とダイアグノーシスコネクター

(スマートボックス)は確実に接続されていることが必要です。ブルートゥースを用い

た無線通信の場合、高周波などの障害を受け稀に、通信が不安定になる場合がありま

す。診断の際は、エンジンを止め、IGN ON にて診断してください。

機器作動中に、TF カードの抜き差しはしないでください

フラッシュメモリーを損傷する恐れがあります。

作業終了後、タッチペンは X-431Diagun 本体収納し、ケーブルやコネクターなどアク

セサリーはハードケース等に閉まってください。

振動、埃、磁気等に十分配慮して使用してください。

iii


安全にお使いいただくために

自動車用バッテリーには、皮膚に有害となる硫酸が含まれていま

す。操作においてバッテリーとの接触は避けるなど予防措置を講

じてください。また火気の付近に置かないでください。

エンジンの排出ガスには、有害物質（炭化水素、一酸化炭素、窒

素酸化物）が含まれます、注意して整備を行ってください。

エンジン回転時には各種補記類の温度が上昇します火傷などの損

傷に注意してください。

エンジンを始動する際は安全のため、パーキングブレーキを引き、

変速レバーはパーキング位置してください。

本機を操作する際は保護眼鏡等を着用するなど安全措置を講じて

ください。

電源部の整備をする際は、正極 RED(+)、負極

BLACK(-)の見極めをしっかりと行い、短絡事故

が起きぬよう注意してください。

iv


インデックス 1 概説 ....................................................................................................................................1

2.1 X-431Diagunの構成 ..................................................................................................2 2.2 ポート及び表示灯の説明 .........................................................................................3 2.3 X-431Diagunの基本構成...........................................................................................4 2.4 X-431DIAGUN技術仕様 ..............................................................................................5 2.5 X-431Diagun Start ..................................................................................................6

2.5.1 電源を入れる ................................................................................................6 2.5.2 タッチスクリーンの校正 ..............................................................................6 2.5.3 タスクバー....................................................................................................7

2.6 バッテリと充電 .......................................................................................................8 2.6.1 バッテリ .......................................................................................................8 2.6.2 充電方法 .......................................................................................................8 2.6.3 電源表示灯状態の説明...................................................................................8 2.6.4 バッテリ状態の説明 .....................................................................................8

3 X-431Diagunで車両を診断する方法..................................................................................10 3.1 車両診断の準備と接続...........................................................................................10

3.1.1 X-431Diagunの準備 .....................................................................................10 3.1.2 TFカードの取り付け ...................................................................................10 3.1.3 X-431Diagunを接続 .....................................................................................11

3.2 車両診断を開始 .....................................................................................................13 3.2.1 診断プログラム...........................................................................................13

3.3 診断方法 ................................................................................................................15 3.3.1 トラブルコードの読取 ................................................................................16 3.3.2 トラブルコードクリア ................................................................................17 3.3.3 データストリーム読取 ................................................................................18 3.3.4 アクティブテスト .......................................................................................19 3.3.5 ロードデータレコード ................................................................................20

3.4 診断手順フローチャート .......................................................................................22 3.5 車両二台の同時診断方法 .......................................................................................23

3.5.1 一台目車両のデータストリーム読取 ..........................................................23 3.5.2 二台目の車両に於けるデータストリームの読取について ...........................25 3.5.3 データストリームの比較と分析 ..................................................................26

4 診断ソフトウェアの更新..................................................................................................27 4.1 ユーザー登録 .........................................................................................................27

v


4.2 ユーザーログイン...................................................................................................29 4.3 初期 4タイトルソフト選択について*重要 .............................................................30 4.4 ソフトウェアのダウンロード ................................................................................31 4.5 ソフトウェアのアップデート(カードへの書込) ...................................................33 4.6 データの購入と更新 ..............................................................................................35

5良くある質問(FAQ) ............................................................................................................37

vi


1 概説トラブルシュートは楽しくなる

X-431Diagun(ダイヤガン)は、ランチテックが新たに開発したフルカラーワイヤレス、ワイ

ヤード両対応の 12/24V 自動車用故障診断装置です。X-431Diagun は自動車診断電子アプリ

ケーションおよび情報ネットワークテクノロジーが高度に融合するダイアグノスティクソ

リューションを提供いたします。セキュアな「ハンドヘルドダイアグノスティクアプリケ

ーションテクノロジー」はランチテックが世界先駆けに提唱した自動車故障診断技術です。

X-431Diagun は、世界 270 の自動車メーカーおよびブランドの診断ソフトを網羅します。日

本のお客様にはこの膨大なアプリケーションより厳選した 46 ブランドをお届けいたします。

また、オプションのスマートボックスを使い 2台同時にデータストリームを比較分析するな

どまったく新しい電子整備を可能にします。

私たちは常に新のアップグレード環境を提供し、豊富なアプリケーションを生み出し続け

ます。また、オプションの高機能モバイルプリンターへの印刷や大容量 TF カードにリアル

タイムで診断結果を保存するなど使い方はさらに洗練されました。

スマートな提案、X431 シリーズの特徴である直線的な操作感覚はそのままにあなたの創造

性を常に刺激し続けます。

新世代 X-431Diagun は正に”適正進化”世界中多くのユーザーから待望をいただける事と

確信いたします。

1


2 X-431Diagun

2.1 X-431Diagun の構成

X-431Diagun は主に、本体とコネクターより構成されます。X-431Diagun 本体とコネクター

はワイヤレスブルートゥースを介して通信を行います（有線通信もサポートします）。

図 2-1X-431Diagun 外観

2


2.2 ポート及び表示灯の説明

各ポート及び表示灯は図 2-2 を参照:

図 2-2 X-431Diagun 本体ポート及び表示灯

図表 2-1、X-431Diagun ポート及び表示灯

A スマートボックス (E connector)

B Diagun コネクター

C ブルートゥース LED (青) D 電源 LED(赤)

E 12PIN ポート F ストラップアイレット

G 診断インターフェース H イャホーンジャック

TF カードジャック

I 電源ボタン J Diagun メインユニット

K タッチスクリーン L スタイラスホルダー

M メインバック N ブザー

O リセットホール P バッテリーカバー

3


2.3 X-431Diagun の基本構成

図表 2-2、各構成部品

順番名称説明画像

1 X-431Diagun 本体本体スクリーンは操作ボタン、テスト結

果、ヘルプ情報などを表示いたします。

2 X-431Diagun スマー

トボックス

OBDⅡ-16PIN コネクター付スマートボッ

クス

3

X-431Diagun 本体ダ

イアグノーシスケー

ブル

X-431Diagun 本体と X-431Diagun コネク

ターを接続いたします。

4 ダイアグノーシスア

ダプター

X-431Diagun コネクターの 16PIN 延長ケ

ーブル

5 スタイラスペン X-431Diagun 操作画面のクリック

6 充電器 AC 100-240V を DC 5V に変換、本体の充

電を行います。

7 TF カードダイアグノーシスプログラムとデータの

保存を行います。

8 TF カードリーダー

データの読取及び保存 PC に接続しオン

ラインアップデートの際使用いたしま

す。

9 USB ケーブル

X-431Diagun 本体と PC の接続に使用。有

線接続によりオンラインアップデートを

行います。

10 プリンターケーブル X-431Diagun 本体とプリンターとの接続

に使用します。

11 BROTHER 製

モバイルプリンター

診断内容(印刷には制限があります)を印

刷可能、携帯性に優れた高機能プリンタ

ーです。

(オプション)

4


2.4 X-431DIAGUN 技術仕様

OS: WIN CE 5.0

CPU: 400 MHz ARM9 32Bit

メモリカード: 1G TF カード

本体 I/O USB(専用)(汎用) 本体作動電源: DC5V

X-431 Diagun コネクタ(スマートボックス)

入力耐電圧: DC12V～24V

プリンターインターフェース: USB/Bluetooth(同期既定/有)

アップグレードインターフェース: USB

ディスプレイ: 480X272, 4.3Ic カラースクリーン LCD

バッテリーPK: 専用 1530 mAh 内蔵バックアップ

有線通信をサポート/USB2.0

外部メモリとの拡張可能(同期既定/有)

Bluetooth:V2.0 Clasa1 SPP(同期既定/有)

クラス1(100mW/100m)出力/到達距離(理論値) 理想的な使用環境は15～25M範囲内となりま

す。

技術基準適合証明番号

DIAGUN 本体 206WWJUX000005

スマートボックス 206WWJUX000006

5


2.5 X-431Diagun Start

2.5.1 電源を入れる

本体トップ側右上の［電源/POWER］ボタンを押し初期化インター

フェースに入ります。左図参照

注：[電源/POWER]ボタンを 5 秒以上押すと、電源オフになります。

プログレスバーの読取が完了したら、インターフェース上の要件

に従って操作を行います。

2.5.2 タッチスクリーンの校正

上図で表示画面をクリックすると[画面調整]インターフェースに

入れます。正確に画面上の十字カーソルをクリックし、変化が現

れると校正は終わります。校正する必要がない場合、電源ボタン

を押し、校正インターフェースをスキップします。

注：不正確に十字カーソルをクリックした場合、校正が完了する

まで画面には十字カーソルが繰り返し現れます。

毎回行う必要はありません

表示画面の校正が完了すると、画面は左図のように表示されます。

そのまま 30 秒間待てば自動的にシステムは反応します。もしくは

手動クリックによりシステムデスクトップに入ることもできま

す。

注：[スタートメニュー（）－コントロールパネルータッチペン

ー校正]より、表示画面の校正を行うことができます。

6


2.5.3 タスクバー

タスクバーは X-431Diagun システムデスクトップの下部に位置し

ます。

（左図）

A [スタート/Start]ボタン：他の WindowsOS と同じ方法です。

B [ネットワーク接続/Network Connec

tion]アイコン：ネットワーク接続状態を表示します（PC と接続さ

れた場合）。

C タイム：タッチペンでダブルクリックすると、時間・日付・タ

イムゾーンを設定することができます。

D [ソフトキーボード/Soft Keyboard]アイコン：ソフトキーボー

ドの表示又は非表示；ソフトキーボードが活性化されると、二つ

の入力オプションが操作可能です：1.手動入力 2.英語入力

E [スイッチ/Switch]アイコン：デス

クトップの表示をクリックすると、様々なインターフェース間を

切替え使用することができます。

7


2.6 バッテリと充電

2.6.1 バッテリ

X-431Diagun は、充電式リチウム電池を使用しております。強い衝撃やショート、火中への

投下、高温状態で放置などを絶対にしないでください。正しく安全にお使いいただき廃棄処

分する場合は、各自治体の条例または規則に従い適正な処理を行ってください。処分に不明

の節は小社までお問い合わせくださいバッテリの保証期間は購入日から 6ヶ月となります。

2.6.2 充電方法

X-431Diagun は 2 種類の充電方法があります： 1.充電器で充電する方法（詳細は 2.3 章の

図 2-2、No.6 参照）； 2.有線で外部電源（ダイアグノーシスソケット）と接続し充電する

方法がございます。(車両側の電源に配慮の上、行ってください。)

2.6.3 電源表示灯状態の説明

充電器で充電

電源オフ、電源オンとスタンバイモードの状態で充電します。充電中、電源表示灯（緑色）

は常に点灯します。満充電に達した際には、電源表示灯（緑色）は消灯します。

注：よりよい充電飽和度を保つため、スタンバイモードで充電することをお勧めします。（ス

タンバイモードの設定：[スタート/ Start ]メニューをクリックすると、ダイアログボッ

クスがポップアップされます。[一時停止/ Suspend]をクリックするか、直接本体の電源キ

ーを押します。通常な作動状態に戻す場合、本体電源キーを押します。）

ダイアグノーシスソケットによる充電

電源オフ、電源オンとスタンバイモードの状態で充電します。充電中、電源表示灯（緑色）

は常に点灯します。満充電に達した際には、電源表示灯（緑色）は消灯します。

2.6.4 バッテリ状態の説明

1. 充電器や外部接続で充電の際は、本体に電源を入れることが可能です。タスクバーに充

電アイコンが現れます。電源のプロパティインターフェースでは[充電中/ Charging]を

示すのみとなります。バッテリの残量は示しません。

8


注：左下の[スタート/Start ]メニューをクリックし、[コントロールパネル/Control

panel]を選択します。新しく開いたウィンドウで[電源/ Power]をダブルクリックすると、

電源プロパティのインターフェースが表示されます。または、タスクバーの[バッテリ

/Battery]表示アイコンをダブルクリックし、電源プロパティのインターフェースを開くこ

とができます。

2. 外部電源を接続せずに機器を使うとき、バッテリの残量が 40％以上であるならば、タス

クバーにバッテリのアイコンは現れません。電源プロパティのインターフェースは、バッテ

リが正常状態であることを示し、現在のバッテリ残量を示します。

3. 外部電源を接続せずに機器を使用するとき、バッテリ残量が 40％未満、10％以上である

ならばタスクバーに蓄電残量アイコンが現れます。電源プロパティのインターフェースは、

バッテリが不足している現在のバッテリ残量を示します。

4. 外部電源を接続せずに機器を使うとき、バッテリの残量が 10％未満であるならば、警告

のダイアログボックスはポップアップされ、タスクバーに警告アイコンが表示されます。

電源プロパティのインターフェースは、バッテリの残量が低すぎることを示し、現在の蓄電

残量を示します。

9


3 X-431Diagun で車両を診断する方法

3.1 車両診断の準備と接続

3.1.1 X-431Diagun の準備

1. 一般テスト条件

イグニッションスイッチを入れます。

初めはエンジンは始動させず、各種電装品の S/W は切り電圧を安定させます。データス

トリーム、アクティブテスト、アダプテーションなどを行う際は、エンジン始動させ、

定常電流に注意し(サージ電圧)お使いください。

車両側バッテリが放電状態の場合、他車等よりジャンピングブーストにて本機器接続に

よる診断などは絶対に行わないでください。車両のバッテリ電圧は 12V普通車の場合、

11-14V大型その他特殊車両の場合、18-30Vでなければなりません。X-431Diagunの定格

作動電圧は 12Vまたは 24Vです。

エンジン始動によるデータストリーム

初めにスロットルは閉じた状態より計測します。

イグニッションタイミング、アイドルスピードは指定範囲内で、水温、トランスミッシ

ョンの油温は通常作業温度（水温 90-110℃、トランスミッション油温 50-80℃）である

必要があります。

2. テストコネクターの選択 (スマートボックス)

X-431Diagunは、スマートボックスに付属するOBDⅡ 16PINコネクターが備えられています。

このコネクターをお使いください。

3.1.2 TF カードの取り付け

a b c

d

図 3-1 TF カードの取り付け

取り付け方法：

1) 図 3-1a で示すように、梱包から TF カードを取り出します。

2) TF カードを TF カードスロットに垂直に差し込みます。「micro」と書いてある側

を上に向けて、奥まで確実に入れてください。（図 3-1b、3-2c、3-3d 参照）

注：TF カードを正しく差し込むと、カチッと音がします。カードを軽く押すと、取出すこ

とができます。

10


3.1.3 X-431Diagun を接続

X-431Diagun は、2つのコネクター(スマートボックス)をつなぐことによって、一度に 2台

の車両を診断することができます（標準セットとオプション）。ワイヤレスブルートゥース

とワイヤーによって通信します。ワイヤーとワイヤレス、2種類の接続方法があります。

X-431Diagun 有線接続手順：

TF カードをスロットに入れます。

X-431Diagun 本体へテストケーブルの一端（20PIN）を接続します。

X-431Diagun に接続されたテストケーブルの一端をテストコネクター(スマートボック

ス 12PIN ポート）に繋ぎます。

コネクター(スマートボックス)を対象車両のダイアグノーシスソケット(DLC データリ

ンクコネクター)に接続します。

11


X-431Diagun ワイヤレス接続手順

TF カードをスロットに入れます。

対象車両のダイアグノーシスソケット(DLC データリンクコネクター)を確認してくだ

さい。

コネクター(スマートボックス)を対象車両のダイアグノーシスソケット(DLC)と繋ぎま

す。

注: 有線接続が実行される際、X-431Diagun テストコネクターのブルートゥース表示灯（青）

は消灯します。

図 3-2 ワイヤレス接続/USB 接続

1/2. 診断目標

3/4. X-431Diagun コネクター(スマートボックス)

5. X-431Diagun 本体

注:

X-431Diagun 本体のバッテリが不足している場合、下記の方法で充電してください：

1. 診断ソケットによる充電：有線接続によって本体と診断コネクターを接続します。

2. 充電器による充電：充電器の一端（20PIN）を X-431Diagun 本体の診断ポートに挿入し、

もう一端を 100-240V 電源ソケットに接続します。

12


3.2 車両診断を開始

X-431Diagun診断車両のモデルやシステムは常に更新されています。http://www.x431.comウ

ェブサイトより新版の診断用プログラムをダウンロードの上、ご使用ください。また、各

種アプリケーションソフトもユーザー専用ストレージにございます。

3.2.1 診断プログラム

X-431Diagun 接続後（詳細は 3.1.3 参照）、電源を入れます。本体

右上角の電源ボタン[ ]を押し、較正インターフェースに入りま

す（2.5.2 参照）。その後、Wince インターフェースに入り、デス

クトップの「ワイヤレス診断」アイコンをダブルクリックし

X-431Diagun を実行します。

メーカー選択メニューが表示されます。

ボタン説明：

［リターン］[RETURN]: 前の画面に戻ります。

［前項］[PREVPAGE]: 選択メニューの前ページを表示、表示される

ボタンがグレーの場合実行条件はそれ以上遡れません。

［次項］[NEXTPAGE]: 選択メニューの次ページを表示、表示される

ボタンがグレーの場合実行条件はそれ以上戻れません。

［履歴］[HISTORY]: 走行管理記録（記録されたデータストリーム、

グラフ）を確認できます。

［セッティング］[SETTING]: 言語の選択を行います。

13

http://www.x431.com/


ここでは、ワイヤレス接続にてメルセデスベンツプログラムを例と

して、車両診断の方法を紹介いたします。

上記インターフェースの右下の［セッティング］［SETING］をクリ

ックし、日本語を選択後 [OK]をクリックします。

ボタン説明：

[<-->]: ブルートゥース通信のペアリングに使われます（ブルート

ゥース表示灯（青）が点滅の場合、通信は失敗です。このボタンを

クリックし、ペアリングを始めます。表示灯が点灯すれば通信正常

に行われています）

メーカー選択メニューよりベンツをクリックし、スクリーンにベン

ツダイアグノーシスプログラムのバージョン選択画面を表示させ

ます。

注: 他の車種やモデル、システムの操作は、上記方法と同じです。

詳細は関連したシステム操作紹介を参照ください。ここでは、ベ

ンツプログラムを例として説明します。

ボタン説明：

[戻る][RETURN]:前の画面に戻ります。

[ヘルプ][HELP]:ヘルプ関連情報を調べます。

[OK］: テストを継続します。

14


3.3 診断方法

「V12.00」を選択し［OK］をクリックすると、左図のように表示さ

れます。

注：異なるメーカーの診断画面は、テスト可能なモデル、システ

ム、診断コネクターと診断ソケットの位置などを含みます。操作方

法は類似しています。

ボタン説明:

［戻る］[RETURN]: 前の画面に戻ります。

［ホーム］[HOME]: プログラムに異常が起きたとき、終了しメーカ

ー選択トップに戻ります。

[ヘルプ] [HELP]: ヘルプ関連情報を調べます。

[プリント][PRINT]: テスト結果を印刷します。（USB ポートで外部

プリンターに接続する必要があります）。

テストシステムメニューより［エンジン］をクリックします。

注：異なるシステムのテスト方法は類似しています。ここでは、［エ

ンジン］を例とします。

クリックすると左図のように「初期化通信を行っています」と表示

されます。

通信成功後、画面にテストシステムの機能メニューを表示しま

す：

1) トラブルコード読取

2) トラブルコードクリア

3) データストリーム読取

4) アクティブテスト

15


3.3.1 トラブルコードの読取

［トラブルコード読取］をクリックするとトラブルコーを表示い

たします。

ボタン説明：

［プリント］[PRINT]: テスト結果を印刷します。（USB ポートで

外部プリンターに接続する必要があります）。

*規定プリンタードライ

バー画面

トラブルコードの印刷

上図で[プリント][PRINT]ボタンをクリックすると左図のように

表示されます。ブラザー製モバイルプリンターをお使いの場合、

表示画面は異なります。製品に付帯する取扱い説明を参照してく

ださい。

注:印刷する前に必ずプリンター接続の設定を行ってください。

プリンターの接続: プリンターケーブルの一端（20PIN）を X-431

Diagun 本体の診断ポートと接続し

もう一端（USB コネクター）はプリンターの USB ポートへ接続し

ます。

プリンターインターフェースで、プリンターとポートを選び、

[OK]をクリックしてトラブルコードを印刷します。

16


テストシステムにトラブルコードがない場合、左図のように表示

されます。

ボタン説明：

[OK]: 診断システムの機能メニューに戻ります。

3.3.2 トラブルコードクリア

機能メニュー[トラブルコードクリア]をクリックしテストして

いるシステムのトラブルコードを消去します。

すべてのトラブルコードがクリアされたか、テストシステムにト

ラブルコードがない場合、画面に「トラブルコード削除完了」と

表示されます。

ボタン説明：

[OK]: 診断システムの機能メニューに戻ります。

17


3.3.3 データストリーム読取

機能メニューより［データストリーム読取］をクリックし、ECU

からデータストリームを読取ります。

選択されたデータストリームアイテムは青色で表示されます。左

図は選択されたデータストリームアイテムを画面表示として表

します。

ボタン説明：

［次項］[NEXTPAGE]: 次のページのデータストリームアイテムを

表示します。

[OK]:選択されたデータストリームのダイナミックデータを表示

します。

[戻る][RETURN]: 前のインターフェースへ戻ります。

[OK]をクリックすると、左図のように選択されたデータストリー

ムアイテムのダイナミックデータが表示されます。

［レコード][RECORD］をクリックすると所定のダイナミックデー

タストリームを保存します[ストップ/Stop]をクリックすればレ

コードを完了します。

ボタン説明：

[グラフ][GRAPH]：データストリームアイテムのグラフを表示し

ます。

18


データストリーム表示画面より、選択したデータを選び[グラフ]

［GRAPH］をクリックするとデータストリームグラフが表示され

ます。大二項目まで表示可能です。

3.3.4 アクティブテスト

車両搭載システムのパラメータが正常であるかテスト致します。

機能メニューより[アクティブテスト]をクリックします。

: ここでは[シリンダー1#インジェクター]を例とします。

注

左図で[1#インジェクター]をクリックします。

注: [1#インジェクター]をクリックし、正常に作動しているか

確認します。

19


実行完了します。

注：テストに失敗すると、［1#インジェクター］は正常に作動さ

れません。関連に障害がある可能性が高くなります。

3.3.5 ロードデータレコード

保存されたデータストリームとグラフを一覧できます。

メーカー選択メニューより、［履歴/HISTORY］をクリックします。

画面に其々一定期記録された異なるデータリストが表示されま

す。

[OK]をクリックすると、選択されたデータストリーム記録を見る

ことができます。

ボタン説明：

[削除][DELETE]：記録を削除します。

20


確認したいデータストリームのパラメータに[√]を入れます。

表示方法は必要に応じて「チャート/CHAR」または「グラフ

/GRAPH」を選択します。

選択の後[OK]をクリックすると、記録されたダイナミックデー

タが現れます。

ボタン説明：

[左へ][Left]：左側に隠されたデータストリームを表示しま

す。

[右へ][Right]：右側に隠されたデータストリームを表示しま

す。

21


3.4 診断手順フローチャート

電源を入れる

タッチスクリーンの校正

X-431Diagun 診断プログラムをダブルクリック

X-431Diagun メーカー選択メニュー

メーカーロゴにより選択します。X-431Diagun は様々なメーカー/ブランド

機能が診断できます。ここでは、ベンツプログラムを例とします。他のメーカ

ーやモデル、システムの操作は、上記操作に類似しています。詳細は関

連システムの操作ガイドをご参照ください。

診断インターフェースに入る

トラブルコードクリア

データストリーム読取

アクティブテスト

トラブルコード読取

22


3.5 車両二台の同時診断方法

X-431Diagun は「有線接続」と「ワイヤレス接続」により車両二

台のデータストリームを比較、分析することができます。また、

別々の車両メーカーの診断も可能です。

一台は「有線接続」によってつなぎ、もう一台は「ワイヤレス接

続」によってつなぎます。(詳細は 3.1.3 参照)

3.5.1 一台目車両のデータストリーム読取

一台目の車両をワイヤレス接続してから、「ワイヤレス診断」ア

イコンをダブルクリックします。

左図のようにメーカー選択メニューが表示されます。

ベンツを選択してから[OK]をクリックします。

注:

タスクバーの「Vehicle_1」は、ワイヤレス接続により繋がって

いる一台目の車両を表します。

その後画面は、「診断プログラムバージョン」の選択メニューに

切替わります。バージョン 10.01 を選択してから、[OK]をクリッ

クします。

注: 他のメーカーやモデル、システムの操作は、ベンツと類似し

ています。詳細は関連システムの操作ガイドをご参照ください。

23


機能メニューより［データストリーム読取］をクリックし、ECU

からデータストリームを読取ります。

左図のように、選択されたデータストリームは青色でハイライト

されます。

[OK]をクリックすると画面に選択されたデータストリームアイテ

ムのダイナミックデータが表示されます。

これにより、一台目車両のデータストリーム読取は完了します。

24


3.5.2 二台目の車両に於けるデータストリームの読取について

画面（左図）右下の「切り替え」アイコンをクリックするとデス

クトップに切替わります。

「切り替え」アイコンをクリックすると左図のようになります。

有線接続により二台目の車両に接続してからデスクトップの「有線

診断」をダブルクリックすると、左図のように画面に[メーカー選

択メニュー]が示されます。

一台目の車両に於けるデータストリームの読取順に、順次選択しま

す。（詳細は 3.5.1 参照）

注:

必ず一台目車両と同じメーカーまたはバージョンを選んでく

ださい。

タスクバーの「Vehicle_2」は、有線接続により診断される二

台目の車両を示します。

25


有線診断車両のデータストリームダイナミックデータを表示しま

す。

3.5.3 データストリームの比較と分析

この機能は同じメーカー同一モデルに於ける車両診断を対象とし、

障害車と良好車のデータストリームによる比較分析を行えます。

画面右下の「切り替え」アイコンをクリックして、車両二台其々の

データストリームを比較、分析することができます。

切り替え後、画面に一台目の車両データストリームが表示されま

す。

26


4 診断ソフトウェアの更新

4.1 ユーザー登録

www.x431.comより新規メンバー登録をすると、オンラインでソフトウェアの購入、ダウンロ

ード、ソフトの更新ができます。

はじめに、www.x431.comへアクセスします。

メインサイトを選択し、ホームページへアクセスします。

「登録」を選択しすると X431/DIAGUN ウェブサイト使用許諾契約書が表示されます。

注: すでに弊社製品(X431)をお使いでユーザー登録がお済みなっている方が、本製品

(X-431Diagun)を購入した際には、ログインの後「会員管理」にある「製品管理」へアクセ

スし、新しい製品の登録を行います。詳細は「会員ログイン」を参照ください。

27




X431/DIAGUN ウェッブサイト使用許諾契約書の項目をお読みいただき同意していただけれ

ば、「次へ」を選択します。製品シリアル№、製品登録パスワード、ディーラーコードを入

力します。

[ディーラーコード 81A001]

製品情報の入力

ご購入製品にはシリアル番号が記載されます。(本体裏側)また取扱説明書（透明ビニール袋内）に同封されている機密信書にもシリアル番号製品登録パスワードが記載されています。そのほか取扱説明書(本書)に記載するディーラーコードそれぞれ(シリアル番号製品登録パスワードディーラーコード)を製品情報の所定欄に入力の後「次へ」をクリックします。

注: 1) 機密信書は再発行致しません大切に保管してください。

2) 有効ではない情報を入力すると以下の画面が表示されます。「OK」をクリックすると、

再度シリアル番号入力画面に戻ります。正しいシリアル番号をもう一度入力してくだ

さい。

電子保証規定の条文が現れます。ご一読確認ください。

28


ユーザー情報記入

ユーザー情報を正確に記入してから（赤いテキストボックスは必ずご記入ください。パスワ

ードと登録パスワード、メールアドレスと登録メールアドレスは一致する必要があります。

メールアドレスの有効性をご確認ください。登録完了後、弊社のシステムメールよりユーザ

ー様の登録メールアドレスに会員情報をお送りしますのでご確認ください）、「次へ」を選択

します。

後に「OK」を選択するとユーザー登録は完了いたします。登録ユーザー名、パスワードを

使いログイン可能となります。

4.2 ユーザーログイン

ユーザー登録が完了の後、以降ログインの際、下記の画面に

ユーザー名パスワードを入力、タイプ「ユーザー」を選択し後に表示される認証コードを

記入「ロググイン」をクリックしユーザー専用ページへ入ります。専用ページでは各種サー

ビスを活用いただけます。

29


ログインすると、以下のような画面が表示されます。

（新情報画面）

「新情報」：新着情報を閲覧できます。

「ダウンロードセンター」：基本データ、オプションデータをダウンロードします。

「初期選択ソフト(4 タイトル)」：初期基本 4 タイトルソフトデータをお好みにより選択ダ

ウンロードします。

「ソフト購入センター」＆「アップデートセンター」：“ソフトウェアの購入とアップデート”

をご参照ください。

「会員情報」：会員情報を表示、更新いたします。

「製品登録」：新しい製品を購入した際、登録する必要があります。

「オーダー管理」：購入データを確認、または取消します。

「パスワード変更」：登録パスワードを変更可能です。旧パスワードを正確に入力し、新し

いパスワードと確認用パスワードを一致させ変更いたします。

「フィードバック収集」：製品に関するご意見、ご要望を弊社宛てお送りいただけます。

「終了」：ログアウトします。

4.3 初期 4 タイトルソフト選択について*重要

購入後、ソフトダウンロードの際、任意に 4タイトルのソフトを自由に組み合わせることが

可能です。但し、指定が完了してしまいますと変更することはできません。

十分注意の上、選択してください。

次に初期 4タイトルソフトは初めにすべてを選択いたしませんと、ソフトのダウンロードに

進めません。

「初期選択ソフト(4 タイトル)」をクリックし、チェックボックスにチェックを入れ、「ソ

フトを選択」を完了します。

30


複数注文（初期 4タイトルソフト選択、以外のソフト）

も可能です。

4 タイトルすべてのソフト選択が完了しますと、以下の画面が表示されます。選択

完了しました

「OK」をクリックすると、ダウンロードセンター画面が表示され、左側の「初期選択ソフト

(4 タイトル)」ボタンは消えます。

4.4 ソフトウェアのダウンロード

ログインすると、ダウンロードセンター画面にアクセスします。

31


注：

1. 初期 4 タイトルのソフトをすべて選択完了してない場合、ダウンロード機能は使

用できません。

2. 無料ソフトウェアアップデートは、製品登録後一年間となります。無料期間は購

入日からではなく、ウェブサイトでの登録日からとなり、この期間内で新しく発

布されるバージョンを無料でダウンロードすることが出来ます。ソフトウェアの

有効期限は、画面右上にある「有効期限」をクリックし確認することが出来ます。

3. 新版のソフトがダウンロードセンターになかったり、または新版のソフトが

要件を満たさないなどの場合、“ソフト購入センター”、あるいは“アップデート

センター”でソフトを購入することが出来ます。（“ソフト購入”参照）購入セン

ターでは新しいソフトを購入、アップデートセンターは更新期限が切れたソフト

を更新することが出来ます。両方とも有料となります。購入が完了すれば、購入

されたソフトは自動的にダウンロードセンターにリスクアップされます。

ダウンロードセンターにリストされているすべてのソフトは無料でダウンロードできます。

ソフトリストには、ソフト名称や新バージョン、新バージョンの発表日、及び該当シリ

アル番号のダウンロード可能バージョンが示されます。

ダウンロードを実施する前に、「X-431 更新」フォルダを作成します。以下の手順に従って

すべてのソフトを「X-431 更新」フォルダに保存します。

アップデートツールのダウンロード

更新する前に、必ずアップデートツールをダウンロードしてください。ドロップダウンメニ

ューからお使いになる言語を選択し、［ダウンロード］をクリックします。

「保存」をクリックし、アップデートツールを「X-431 更新」フォルダに保存します。

ディスプレイプログラム/Display Program のダウンロード

新診断システムに対応するディスプレイプログラムがアップデートされた場合、ユーザー

はソフトを更新する前に、対応するディスプレイプログラムをダウンロードしなければなり

ません。言語の種類を選択し、「ダウンロード」をクリックします。ポップアップボックス

の中の「保存」をクリックし、新の情報を「X-431 更新」フォルダに保存します。

32


診断プログラム/Diagnostic Program のダウンロード

ドロップダウンメニューより言語の種類とバージョン（デフォルトバージョンは新バージ

ョン）を選択します。「ダウンロード」をクリックし、ポップアップメニューの「保存」を

クリックして、「X-431 更新」フォルダに保存します。［説明］をクリックするとバージョン

の詳細情報を確認することができます。必要に応じて他の診断プログラムも「X-431 更新」

フォルダに保存することができます。これで、ソフトを更新するためのすべてプログラムの

ダウンロードは完了いたします。

4.5 ソフトウェアのアップデート(カードへの書込)

TF カードはカードリーダー経由で PC とつなぎ、プログラムをインストールします。

必要なハードウェア：

1) インターネットに接続できるコンピュータ

2) X-431Diagun の TF カードリーダーと更新用 TF カード。

必要なソフトウェア：

診断可能モデルのソフトウェアとアップデートツール(www.x431.comよりダウンロード)

接続

1 2 3 4

7 6 5

手順：

a) X-431Diagun 本体から TF カードを取り出します(指で TF カードを軽く押すと、自動的

に取り出されます。図 1、図 2)；

b) TF カードをカードリーダーに差し込みます（文字(ロゴ)が書いてある面を正面に向け

て、垂直に差し込みます。図 3、4、5、6参照）

c) TF カードリーダーをコンピュータの USB ポートに接続します。

33



TF カードリーダードライバープログラムのインストール

OS が Windows Me/2000/XP、または Linux 2.4.x であれば、ドライバープログラムをインス

トールする必要はありません。

OSがWindows98seの場合インストールする必要があります。www.x431.comからインストール

ソフトウェアをダウンロードし、ウィザードに従ってインストールしてください。

カードリーダーのインストールが完了すると、「マイコンピュータ」にアイコンが自動

的に現れます。

アップデート中以下の原因により中断される可能性があります。問題を解決してから、もう

一度試してください。

1) TF カードリーダーとコンピュータが正しく接続されていません。または TF カードドラ

イバープログラムが正しくインストールされていない。

2) TF カードの使用領域が足りない。

3) その他、環境に起因する問題。

ソフトウェア更新の開始

［X-431 更新］フォルダを開き、アイコンをダブルクリックし、ウィザードに従い

X-431Diagun アップデートツールをインストールします。

インストールが完了すると、デスクトップに X-431Diagun アップデットアイコンが現れます。

デスクトップの X-431Diagun アップデートアイコンをダブルクリックすると、X-431Diagun

アップデットツールが立ち上がり、自動的にダウンロードされたアップデートデータをチェ

ックします。診断プログラムとディスプレイプログラムも含まれます。

左側のボックスにアップロードされたプログラムバージョンが表示されます。左下欄にある

オブジェクタディレークトリのアイコンをクリックし、フォルダの参照を表示しリムー

バブルディスクより USB カードリーダーを選び、次に画面中央にある「更新］をクリックし

てください、アップデートが始まります。アップデートが完了すると、成功したというウイ

ンドボックスが現れます。

34



TF カードに保存されているデータ量を確認するときは左下欄にある、「空き領域」より確認

できますまた古いバージョンを削除する時は右にあるディスポースをクリックし、TF カー

ド領域を増やします。

［終了］をクリックすれば終了いたします。

USBカードリーダーをPCより取り外す際は所定の操作を行ってください(ハードウェアの安

全な取り外し)

4.6 データの購入と更新ダウンロードセンターで必要なソフトウェアが見つからない場合は、必ず購入センターで購

入するか、アップデートセンターでアップデートします。ソフトを購入する前に、

www.x431.comにログインします。

「ソフト購入センター」をクリックし、シリアル№の横にあるボックスにチェックを入れソ

フトを選択します。複数注文することが出来ます。

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Transporter & V Class を例とします。同じラインにある［説明］をクリックすると、画面

には Transporter & V Class 診断ソフトに関する詳細な情報が表示されます。

［発注］をクリックし、選択されたデータをショッピングカートにいれます。

［支払］をクリックしデータを購入します。購入したデータはダウンロードセンターに自動

的に加えられます。［カート内をクリア］をクリックしてショッピングカートを空にします。

他のデータを購入する場合、［その他の購入］をクリックします。

アップデートセンターの操作は購入センターとほぼ同一です。ただし、購入センターでは購

入可能なソフトをリストアップしていますが、アップデートセンターでは無料ダウンロード

期限が切れたソフトのみをリストアップしています。

36


5 よくある質問(FAQ)

X431Diagun は高機能自動車電子制御診断装置です。自動車の制御技術は現在非常に高度に

発達し日々進化しており X431Diagun ご使用に際しましては多くの疑問や診断結果に対する

進言などをお求めになりたいとことがあると思われます。(ソフトウェア、ハードウェア、

操作方法、及び車両関連)

初めに本書をよくお読みいただき解決できない等ございましたならばカスタマーサービス

センターにご連絡ください。

以下では想定するよくある質問とその解決方法をご紹介いたします。

オンラインアップデートについて

Q：ダウンロードした診断プログラムパックはアップデートツールにリストアップされてい

ません。

A：考えられる原因と解決方法：

1. ダウンロードした診断プログラムと診断用アップデートツールは、同じフォルダの中に

入れる必要があります。

2. 診断用アップデートツールは、完全にダウンロードされてない可能性があります。もう

一度ダウンロードしてください。

Q：アップデートの後、実際車両診断をすると一部メーカーの診断プログラムが表示されま

せん。

A：考えられる原因と解決方法：

1. ディスプレイプログラムが更新されていない可能性があります。ディスプレイプログラ

ムを更新してください。

2. メーカーの診断プログラム適正が欠けている可能性があります。再ダウンロードし、更

新してください。

ハードウェアについて

Q：気温の低い時、液晶タッチスクリーンの反応が鈍いです。

A：周囲温度が零下ではありませんか推奨作動温度範囲は（0-50℃）です。動作温度にてご

使用ください。

Q：機器作動後スクリーンにバックライトだけで文字が表示されません？

A：電源の接続状況を確認します。電源を差込み直し、1秒後本機を再作動してください。

Q： ECU との通信に失敗しました。

A：診断用コネクターと診断プログラムが車両メーカーと一致しているか確認してください。

Q：ソフトキーボードが起動したあと、データの入力ができません。

A：カーソルの所在位置は編集できません。次に入力位置のカーソルがアクティブではない

可能性かあります、タッチペンを使って編集部分をクリックし、カーソルが点滅する事

を確認してください。

37


Q：保存したデータが消えました。

A：1. TF カードが損傷している可能性があります。

2. 言語システムを変更していませんか。保存データは言語と関連致します動作設定時の言

語に切替えご確認ください。

Q：スタイラスペンでスクリーンをタッチすると、誤った反応をします。

A：スクリーンを校正する必要があります。詳細は章 2.5.2「タッチスクリーンの校正」を

参照してください。

Q：スクリーンに文字化けが生じます。

A：今のアプリケーション（画面）を終了させ、もう一度アクセスしてください。問題が解

決されない場合、システムを再起動してください。本体裏側リセットホールをスタイラスペ

ンで

おしてリセット(再起動)を試みてください。

システム設定について

Q：電源が入り十字カーソルが表示されると、スクリーンがフリーズします。

A：システムはタッチスクリーンの校正モードとなっていますので、校正をしてください。

詳細は章 2.5.2「タッチスクリーンの校正」を参照してください。

Q：タッチペンでスクリーンをタッチすると、応答しないか、誤った反応をします。

A：スクリーンを校正する必要があります。詳細は章 2.5.2「タッチスクリーンの校正」を

参照してください。

Q：画面右下の時間表示が、誤っています。

A：時間を再セットして下さい。詳細は章 2.5.3「タスクバー」を参照ください。

操作について

Q：データストリームを読取るとき、システムが止まります。

A：コネクターが接続の不良が考えられます。電源を切り、コネクターをしっかり繋いでか

ら、再度スイッチを入れてください。

Q：しばらく機器を放置していると、画面が黒くなります。

A：省エネルギー機能が設定された可能性があります。電源キーを押すと、スクリーンが再

開されます。この機能が必要でない場合、省エネルギーの状態をオフにするか、待機時間を

長く設定してください。

その他の質問

Q：本体スクリーンがエンジン点火の瞬間にフラッシュします。

A：電磁気による妨害ですので、特に問題はありません。

点火コイル付近での使用は避けてください

Q：診断中プロセスが中断されました。

A：電磁気による妨害か、コネクターの接続不良によるものと考えられます。

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Q：車両側 ECU との通信する際、反応がありません。

A：供給電圧は各種ケーブル接続状態は良好ですか

Q：車両側に装備されているシステムが診断できません。

A：OBDⅡ診断口(DLC)は規格の初期段階では自動車メーカーによって準拠のみ場合があり、

診断ができないものもあります。車両データの検証を行ってください。

Q：故障コードが保存しません。

A：DTC の定義は一時コード(ペンディングコード)現在コード

(カレントコード)がございます。コードの蓄積過程は自動車メーカーまたはブランドごとに

異なる場合もあります。

Q：故障コードが多すぎます。

A：コネクターの接続が不良ではありませんか?または、計測車両側に重大な過失はないで

しょうか?その他、選択したメーカー年式、車両に対応するシステムを備えているかどうか

を確認してください。

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保証について正規販売ルートを通じ製品をご購入戴いたお客様に対してのみ保証規定を適用ささせて戴

きます。製品登録完了後 12 ヶ月以内の製品不具合に対し保証致します。改造、設計目的以

外への応用、説明書に従わない操作などによって本機の損壊や不具合を引き起こした場合は、

保証の対象となりません。

弊社では、ご登録時に X431 ウェブサイト使用許諾契約書に同意の上ご使用になりその後に

生じる可能性のある自動車、その他の損害については一切の責任を負いません。間接的また

は偶然な損失に対しましても責任を負いかねます。弊社はしかるべき規定に従って設備の故

障を判断致しますが、弊社の代理店、従業員および関連社員の現場におけるに判断等この一

切を承認いたしません。

重要な提示上述の保証規定はその他の形式の保証規定を含みません。

本書<

X431Diagun 取扱説明書は 2009 年 12 月現在の編集となります

本書並びに X431Diagun は予告なくその性能並びに仕様の変更を行うことがあります。

注文方法部品やパーツについては弊社または正規代理店に発注することができます。ご注文の際は、

注文の数量、パーツ番号、名称を明記してください。

カスタマーセンター本書は、記載内容の範囲で無料修理をさせていただくことをお約束するものです。保証期間

中に故障が発生した場合は、修理ご相談窓口へお問い合わせください。

お買いあげ年月日、販売店名など記入もれがありますと無効です。本書は、再発行いたしま

せん。大切に保管してください。

(PDF 版はこの限りではありません)

株式会社ランチテックジャパンカスタマーセンター

〒410-1118

静岡県裾野市佐野 84-4

TEL: 055-995-1320


重要提示

一部、弊社と関係のないネット通販、海外サイトにて販売される製品は、日本向けの設定を

施してありません、初期登録、アップデートも適正に行えないなど多くの問題を含みます。

また、弊社に断りなく、本製品の内部検査、リバースエンジニアリングは絶対に行わないで

ください。ストレージセンター、TF カードに収納するソフトは著作権保護の観点より国際

法並びに国内法で厳しく管理されています。本規定並びに使用の適性をご理解の上正しく安

全にお使いください。

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LAUNCH X-431Diagun - X431 X-431Diagun取扱説明書 お買い上げありがとうございます。 警告 電気製品は安全の為の注意事項を守らないと、火災や人身事故に至ることがござい

LAUNCH X-431Diagun - X431 X-431Diagun取扱説明書お買い上げありがとうございます。警告電気製品は安全の為の注意事項を守らないと、火災や人身事故に至ることがござい