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拡大するCDIJavaOne報告会2012

上妻宜人 (あげつまのりと)

自己紹介

● とあるシステムインテグレータに勤務● 仕事内容

● 動かないstruts-config.xmlを紐解く作業● Strutsのタグライブラリに溺れた人を助ける● 社内のJava開発サポート

CDIって何だ？

http://blog.taigacompany.com/blog/sustainability-business-life-environment/can-you-spot-these-common-characteristics-of-sustainable-innovation-cultures

好きなクラスを書いて

public class GreetingService { public void hello() { System.out.println(“JavaOne報告会2012”); }}

インジェクション (コンテナ管理クラスが対象)

@WebServlet(/hello)public class HelloServlet extends HttpServlet {

@Inject GreetingService greetingService;

public class GreetingService { public void hello() { System.out.println(“JavaOne報告会2012”); }}

CDIは色々と多機能

● DIのサポート - @Inject● インターセプタのサポート - @InterceptorBinding● スコープのサポート - @RequestScoped など● EL式(JSP/JSF)からの参照 - @Named

アノテーションを付けるだけで、様々な機能が使える！

あれ？どこかで見たような...

http://communicatalyst.blogspot.jp/2012/04/questions-upon-questions.html

● DIのサポート● インターセプタのサポート

● スコープのサポート● EL式(JSP/JSF)からの参照 @javax.faces.bean

パッケージ@ManagedBeanなど

@EJB/(@Interceptor)

CDIの機能自体は他の既存仕様にもある

CDIの目的

今までの技術には一丁一端があった

DI インターセプタスコープ EL式参照

EJB3.1 ○ ○ × ○JSF2.x

Managed Bean △ × ○ ○CDI1.0


EJB3.1 ○ ○ × ○JSF2.x

Managed Bean △ × ○ ○CDI1.0 ○ ○ ○ ○

色んな技術の良いところを組み合わせた

万能で便利なCDIですが

Java EE 仕様のなかで機能に重複が生じてきたのも事実

Java EE 7で始まる重複機能の整理

@javax.faces.bean.ManagedBean

orCDI @javax.inject.Named

JSF

Java EE 6の同じような機能

stackoverflowでも多くの質問がある

JSF2.2 (Java EE 7)

JSF ManagedBeanの仕様書に注記が付いている

JSF2.2 (Java EE 7)

(意訳)これらのアノテーションはJava EEに含まれる他仕様と機能が重複しているため、将来的に非推奨になる可能性があります。

CDIがない環境ではJSFは使えなくなるの？

JSFのJIRAで議論を確認。

http://java.net/jira/browse/JAVASERVERFACES_SPEC_PUBLIC-976

強調されていたこと

Jacob Korherrさん@JSF Expert GroupMember

● JSFのマネージドBeanを完全に削除するわけじゃない● もちろんこれからもサポートを続けていく● 今後追加される新機能を使いたい人はCDIを使って欲しい

(意訳)

これからも使い続けられる


EJB3.x ○ ○ × ○JSF2.x


将来的に非推奨になる予定

JSFのManaged Beanは縮小傾向へ


EJB3.x ○ ○ × ○JSF2.x


次なるターゲット。伝統のEJB。


http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/13b/bomb.html

EJBだって？あのXMLメンテナンスは

不発弾処理みたいなものだ。

今のEJBはそんなに難しくない

@Stalesspublic class BankService { public void 振り込み() { // Aさんの口座から100円引き Aさん.debit(100);

// Bさんの口座に100円足す Bさん.receive(100); }}

これ付けるだけでEJBになるトランザクション管理に便利

CDIにない、便利な機能がEJBにはある。

CMT DI インターセプタスコープ EL式参照

EJB3.x ◎ ○ ○ × ○

JSF2.xManaged Bean × △ × ○ ○

CDI1.0 × ○ ○ ○ ○

コンテナ管理トランザクション(Container Managedment Transaction)

そんなEJBに危機が訪れた

写真 http://jaxconf.com/2011/keynotes/

Linda DeMichielさん@Java EE7 Spec Lead

● Java EEの色んなBean機能は広く使える方が便利● CDIインターセプタの機構を使って、もっとコンテナ管理トランザクションが広く使えるようにしようと思う。

(意訳)

@Transactional( rollbackOn={SQLException.class}, dontRollbackOn={SQLWarning.class}) public class ShoppingCart {...}

@TransactionalでEJBいらず

● rollbackOn : ロールバックする例外● dontRollBackOn : ロールバックしない例外

この機能が盛り込まれると

CMT DI インターセプタスコープ EL式参照

EJB3.x ◎ ○ ○ × ○

JSF2.xManaged Bean × △ × ○ ○

CDI1.1(+JTA1.2) ◎ ○ ○ ○ ○

基本的な機能はCDIでだいぶ網羅


Java EEの主要コンポーネント

EJB CDI Bean

ご清聴ありがとうございました

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