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試験研究用 細胞培養・刺激に最適化された製品群 www. miltenyibiotec.co.jp ミルテニーバイオテク社は、高品質な免疫系・造血系細胞研究のための様々 なツールを取り揃えております。MACSで分離した免疫系細胞を効果的に Expandするためのツールや、効率的かつ再現性の高い細胞培養のための 細胞種別の培地を提供しています。 MACS® Cell Culture

MACS® Cell Culture...MACS Cell Culture Miltenyi Biotec社の細胞培養関連製品群 免疫系細胞:T細胞の試験管内増幅のための製品群 Time in culture (d) C ell

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ファンクショナルグレード抗体:中和 ·刺激 ·ブロッキング

試験研究用

細胞培養・刺激に最適化された製品群

www. miltenyibiotec.co.jp

ミルテニーバイオテク社は、高品質な免疫系・造血系細胞研究のための様々なツールを取り揃えております。MACSで分離した免疫系細胞を効果的にExpandするためのツールや、効率的かつ再現性の高い細胞培養のための細胞種別の培地を提供しています。

MACS® Cell Culture

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MACS Cell CultureMiltenyi Biotec社の細胞培養関連製品群

ミルテニーバイオテク社は、細胞研究のための様々な製品ポートフォリオを提供しています。 MACSで分離した細胞を、刺激・増殖させるための抗体やサイトカインに加え、専用の培地や最適化された刺激用 ビーズキットがございますので、手軽にクオリティーの高い細胞の培養試験を行う事ができます。

MACS® サイトカイン

ヒト・マウス・ラットの細胞培養用の高品質なサイトカインを多数展開しております。分化因子や神経因子の他、ケモカイン等も取り揃えておりますので、免疫学分野の他、ES/iPS細胞研究にもご利用いただけます。

MACSiBeadsTM (マキシビーズ)による細胞刺激

Anti-Biotin MACSiBeads (cell culture grade) は、様々なprimary細胞の活性化や増殖に最適な刺激用のビーズです。粒径の大きいMACSiBead の表面に、Anti-Biotin抗体を共有結合しています。

たとえば、Anti-Biotin MACSiBead にビオチン化抗体(CD2, CD3, CD28など)を加え、MACSmix などのローテーターでゆっくりと2時間回して抗体をロードします。

T細胞に抗体ロード済みのAnti-Biotin MACSiBead を加えると、CD3などからの抗体刺激により、細胞が効率よく活性化、増殖します。刺激後は、ボルテックスにより細胞からビーズを外すことが可能です。

ヒトやマウスのT細胞や制御性T細胞 (Treg) 用に、ビーズと抗体のセットもご用意しています。検証済みのプロトコール付ですので、簡単に実験が実施できます。

MACS 培地

Miltenyi Biotec社は、ドイツXell AG(旧TeutoCell AG) 社の開発した、株化細胞専用培地を取り扱っております。各種免疫系細胞に最適化された培地等もございます。

◆ HybriMACS CD / Feed Supplement

◆ CHOMACS CD

Imaging Plate

顕微鏡観察に最適な、細胞培養用プラスチックウェアを取り扱っております。蛍光染色やスフェア形成など、目的に応じてご選択下さい。

◆ CytoCapture Plate(96/24 well)

 / Dish / Camber など

ファンクショナルグレード抗体

培養液中のサイトカイン中和用抗体や、TCRからの刺激用抗体を、アジ化ナトリウムフリー・低エンドトキシンでご用意しています。蛍光標識済のFCM用抗体も多数取扱いございますので、是非弊社WEBサイトからご検索ください。

◆ Anti-Biotin MACSiBeads (cell culture grade)刺激用ビーズの表面に、お好きなBiotin標識抗体をロードして、

細胞を刺激することが出来ます。

◆ 各種 Activation / Expansion Kit各種細胞のin vitroでの増殖・活性化に最適化されたビーズ試薬

のキットです。詳しくはP3をご覧ください。

◆ MACSiMAGTM Separator細胞刺激後、MACSiBeadsを除くためのマグネット。

50 mL, 15 mL, 5 mL チューブおよび、0.5-2 mLの

マイクロチューブに対応のセパレータです。

免疫応答研究のための刺激試薬

抗原特異的、あるいはポリクローナルな免疫応答を研究するための様々なツールをご用意しています。抗原刺激用には、各種ぺプチドプールの他、組換え蛋白質もご用意しています。

◆ PepTivator ぺプチドプール

◆ CMV-pp65 recombinant proteinなど

GMPグレード製品あります!◆ サイトカイン  ◆ 培地

◆ ファンクショナルグレード抗体

◆ PepTivator ・・・などなど 詳しくはお問い合わせ下さい。

さらに詳しい情報はWEBから MACS GMP

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MACS Cell CultureMiltenyi Biotec社の細胞培養関連製品群

免疫系細胞:T細胞の試験管内増幅のための製品群

Time in culture (d)

Cel

l nu

mb

er

CD4+ cells

CD8+ cells

109

108

107

106

105

0 10 20 30

FoxP

3+ 細胞数

[x-f

old

]

1412108642

50

40

30

20

10

00

Time in culture (d)

CD

25

CD

25

FoxP3 FoxP3

A B

UnstimulatedA B Stimulated

Rela

tive

cel

l num

ber

Rela

tive

cel

l num

ber

CFSE CFSE

10³10¹ 10²0-1 1 10³10¹ 10²0-1 1

Figure 1 ヒトT細胞の増幅曲線

ヒト末梢血単核球(PBMCs)よりPan T Cell Isolation Kit IIで分離したヒトT細胞を、 T cell Activation/Expansion KitおよびIL-2で培養、増幅した時のCD4+T, CD8+T細胞の絶対数。

Figure 2 ヒトTreg細胞の増幅後のphenotype

CD4+CD25+CD127dim/- Treg 細胞をヒトPBMCsから分離し、Treg Expansion Kit で14日間培養した。(A)培養前、(B) 培養後のCD4+細胞におけるCD25とFoxP3の発現をMACSQuant® Analyzerで解析した。

Figure 4 TexMACSとTransActによるヒトT細胞刺激

Pan T cell isolation Kitを使って分離したT細胞をCFSEでラベルし、IL-2添加TexMACS培地内でT Cell TransActで7日間刺激した。無刺激サンプル(A)と刺激後(B)のサンプルをFlow cytometryで解析した。

Figure 3 マウスTreg細胞の増幅曲線

CD4+CD25+ Regulatory T cell Isolation Kitで分離したマウス脾臓Treg細胞を、Treg Expansion kit を用いて刺激し、day 0, 7, 13のFoxP3+細胞の増幅を解析した。

T 細胞・制御性 T 細胞 (Treg)の増幅に◆ T Cell Activation / Expansion Kit, human (Figure 1) ◆ T Cell Activation / Expansion Kit, Non-human primates ◆ T Cell Activation / Expansion Kit, mouse

このキットには、Anti-Biotin MACSiBeadsと、各種ビオチン化抗体が含まれており、抗体をロードしたあと4ヶ月保存可能です。

ビオチン標識抗体をロードしたAnti-Biotin MACSiBead Particlesは抗原提示細胞をmimicし、resting T 細胞や分離精製した T 細胞を活性化、増幅させることが出来ます。血清添加RPMI1640あるいはTexMACSでIL-2と共に刺激することで、

1週間以上にわたってCD4+ T, CD8+ T細胞に効率的なexpansionを誘導します。

増幅したT細胞は、 サイトカインの解析や免疫沈降など様々なアプリケーション

に利用可能です。

◆ Treg Expansion Kit, human(Figure 2) ◆ Treg Expansion Kit, mouse(Figure 3)FoxP3+ regulatory T 細胞の増殖に最適な濃度に、Anti-CD3およびAnti-CD28抗体がロードされているMACSiBead Particles試薬です。

血清添加RPMI1640あるいはTexMACSでIL-2と共に刺激することで、

FoxP3の発現を維持したまま、Treg細胞を効率的にexpansionさせます。

増幅したTreg細胞は、サイトカイン解析、遺伝子解析、suppression assayなど、

様々な実験に使用できます。

◆ TexMACS Medium(Figure 4)ヒトT細胞・regulatory T 細胞の培養と増殖のための細胞培養用培地で、ヒト血清アルブミン (HSA) とフェノールレッドを含みます。 組成がT細胞に最適化されておりますので、再現性の高い培養試験を行えます。

また、RPMI1640+FCS 10% 培地よりも優れたヒトおよびマウスT細胞の増殖が見られます。

◆ T Cell TransAct (Figure 4)T Cell TransAct™ は、CD3 および CD28の刺激によって、ヒトの T 細胞を活性化/増殖させるための新しい試薬です。Activation/Expansion Kitとは異なり、

polymeric nanomatrix をベースにしており、培養系の中で生物分解を受ける

性質があります。細胞に優しくかつ十分な活性化を誘導しますので、Viability

を保ったままの T 細胞増幅が可能です。

GMPグレード製品も取り扱っておりますので、Translational reserchに最適です。

Activation/Expansion Kitの特長 ◆ 高い効率で細胞を活性化、増殖刺激を入れます ◆ 増幅後もその細胞特有の機能を維持 ◆プロトコール付なので、初めてでも簡単にin vitroの実験が可能です

◆ 1キットで~ 8×108 個* の細胞を刺激できるので経済的 * マウスT Cell Activation / Expansion Kitは、~ 4×108個になります。 また、ヒト Treg Expansion Kitは~ 1×107個/2 mL、マウス Treg Expansion Kitは~ 4×107個になります。

TransActの特長 ◆ ヒトT細胞に特化した、新しい活性化試薬

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免疫系細胞:T細胞の刺激~ポリクローナル or 抗原特異的

IL-2 Anti-CD3 Anti-CD28

Naive CD4 T cell

TH1 cell TH2 cell TH9 cell iTreg cell TH17 cell Tfh cell TH22 cell

IL-12 IL-18 IL-27 IFN-γ

Anti-IL-4

IL-4 IL-6IL-31 IL-23 TSLP IL-25

Anti-IL-12 Anti-IFN-γ

TGF-β1 IL-1β IL-6 IL-21 IL-23

Anti-IL-2 Anti-IL-4 Anti-IFN-γ

TGF-β1TGF-β1 IL-4

Anti-IFN-γIL-6 TNF-α

IL-6 IL-21 CXCL13

Polarizing cytokines

Blocking or neutralizing antibodies

Activating antibodies

CD

4-FI

TC

CD

8-A

PC

Anti-IFN-γ-PE Anti-IFN-γ-PE

Freq

uenc

y of

IFN

-γ+

cells IFN-γA

B

Figure 5 CytoStimでのPBMC刺激試験

(A) 健常人2人のPBMCをCytoStimで刺激した時のCD4+ T細胞のIFN-γ+細胞存在率のカイネティクス。(B) ヒトPBMCをCytoStimで1時間刺激し、IFN-γ産生細胞を染色し、 Flow cytometryで解析した。

CD

8

CD

8

IFN-γ IFN-γ

Unstimulated controlStimulated sample

Figure 7 PepTivatorによるCMV IE-1特異的T細胞の刺激

CMV陽性ドナーのヒトPBMCsをPepTivator-CMV IE-1 (20 μL/mL) もしくは抗原なしで6時間再刺激した。Intracellular staining を行い、IFN-γ陽性細胞を検出した。

Figure 6 PepTivatorの構造図。

タンパク質の一次構造(  はアミノ酸を示す)

PepTivator

ポリクローナルなT細胞の刺激のために◆ CytoStim, human(Figure 5) ◆ CytoStim, non-human primatesTCRに結合して抗原提示細胞の MHC 分子にクロスリンクすることによって、

一部のT細胞の活性化を誘導します。SEB(黄色ブドウ球菌毒素)の非毒性

代替品で、T細胞と抗原提示細胞共培養系に添加して、ポジティブコントロール

として使用することが出来ます。Concanavalin Aなどの、強い低分子刺激剤と異なり、

一部のT細胞のみを活性化します。

抗原特異的T細胞の再刺激のために◆ 各種 PepTivator®(Figure 7)PepTivatorは、主に15アミノ酸のペプチドからなる合成ペプチドプールで、

11 アミノ酸ずつオーバーラップさせることによりエピトープを損なわないようにそれぞれの抗原の全配列をカバーします。(Figure 6)

CD4+ T細胞およびCD8+ T細胞の両方を刺激するような様々なアプリケーション

に利用可能で、  MACS Cytokine Secretion Assay – Cell Enrichment and Detec-

tion Kits と組み合わせて、各抗原に特異的なT細胞を生きたまま分離することも可能です。

PepTivator® 抗原の一例

癌関連抗原:

MAGE-A1, -A3, -A4, Melan-A/MART-1, NY-ESO-1, Survivin 1, WT1 など

感染症関連抗原:

AdV5, CMV, EBV, HPV, Influenza A (H1N1), A. fumigatus, B. afzelii など

自己免疫疾患関連抗原:

Desmoglein, Insulin, MBP Isoform 1, MBP Isoform 5, MOG など

ヘルパー T細胞の分化試験に◆ 各種 MACS Cytokines ◆ 各種 ファンクショナルグレード抗体T細胞や各種免疫系細胞の活性化、最終分化を誘導

するサイトカインや分化因子、ケモカインを多数

取り扱っています。

また、in vitroにおけるサイトカイン中和用抗体や、刺激用抗体もご用意しております。

詳しくはWEBサイトからご検索下さい。

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免疫系細胞:T細胞の刺激~ポリクローナル or 抗原特異的 免疫系細胞:NK細胞の増幅/T細胞を使ったSuppressionアッセイ

Time in culture (d)

Cel

l nu

mb

er

0

108

107

106

105

5 10 15 20

CD335 (NKp46)/CD2MACSiBead Particles

withoutMACSiBead Particles

Figure 9 ヒトNK細胞の増幅曲線

ヒトPBMCsよりNK cell Isolation Kitを用いて分離したNK細胞を、NK Cell Activation/Expantion Kitを用いて培養した。Beads: Cell=1:2、1x106 NK cells/mLで培養を開始し、血清およびIL-2存在下で3週間培養を行った時の細胞数を示す。

NK細胞の増幅に◆ NK MACS Medium (Figure 8)

NK MACS Medium は、ヒト NK 細胞の培養、活性化、増殖のために開発されました。増幅した NK 細胞の機能は保たれており、Killing assay など機能試験に用いることができます。 培養する材料としては、精製した NK 細胞あるいは 末梢血単核球分画 (PBMC) を用いる事ができます。PBMC から培養を始めたとしても、非目的細胞 (T 細胞、 NKT 細胞) の増殖は最小になります。

◆ Human IL-2 IS (improved sequence)

IL-2 IS (interleukin 2 "Improved Sequence") は、aldesleukin としても知られるセリン / シスチン置換を含む、生体内 IL-2 と同等の生物活性を持つ IL-2 のバリアントです。 WHOの定める国際標準物質で生物活性の標準化を行っているため、IU(international unit)で生物活性をあらわしています。Premium gradeサイトカインは、ロット毎に凍結乾燥後に IU検定を行い、結果をCoAに記載していますので、ユニットベースの実験に最適です。

◆ NK Cell Activation / Expansion Kit, human(Figure 9)

このキットには、Anti-Biotin MACSiBeadsとヒト CD335 (NKp46) および CD2 に対するビオチン化抗体が含まれており、抗体をロードしたあと2か月保存可能です。 NK cell Activation/Expansion Kitと血清およびIL-2で2週間培養したNK細胞は、 血清およびIL-2のみで培養したNK細胞よりも高い細胞傷害活性が認められます。

60,000

70,000

50,000

40,000

30,000

20,000

10,000

01:0 1:1 0:1 1:0 0:1

Stimulated Non-stimulated

H-t

hym

idin

e in

corp

ora

tio

n (c

pm

)

Ratio CD4+ CD25– versus CD4+ CD25+ cells

Figure 10 ヒトTreg細胞の抑制機能試験

CD4+CD25+ Regulatory T Cell Isolation Kitで分離したヒトTreg細胞を、CD4+CD25– responder T cellsと共にさまざまな比率で共培養を行うことにより、抑制機能試験を実施した。Responder T cellsの刺激にはTreg Suppression Inspectorを使用し、³H-thymidine取り込みを測定した。

Figure 8 NK MACS MediumによるヒトNK細胞の増殖

(A)精製したNK細胞を5%AB serumと500 IU/mL IL-2 IS添加NK MACS Mediumで培養したときの増幅率。(N=3)(B)NK MACS Mediumあるいは他社の培地でPBMCを培養した。14日後のT細胞(CD3+CD56-)、NKT細胞(CD3+CD56+)、NK細胞(CD56+CD3-)、その他の細胞(CD3-

CD56-)の存在率を示す。

Treg, MSCのSuppression assay(抑制機能試験)に◆ Treg Suppression Inspector, human(Figure 10) ◆ MSC Suppression Inspector, humanビオチン標識されたCD2、CD3、CD28抗体が予めロードされたAnti-Biotin

MACSiBead Particles試薬です。ヒトの制御性T細胞 (Treg) あるいは間葉系幹

細胞 (MSCs) の抑制機能評価試験( in vitro suppression assay)のために最適化されています。

Suppression Inspector の存在下で、ヒトCD4+CD25- T細胞(レスポンダー)と

Treg/MSCとを様々な存在比で共培養し、T 細胞の増殖反応を測定します。

細胞の増殖は 3H-thymidine や carboxyfluorescein succinimidyl ester (CFSE)

ラベルで検出します。

A

Cultivation time (days)

Fold

NK

cel

l exp

ansi

on

NK MACS TexMACS

B

Cel

l fre

qu

ency

NK MACS TexMACS

T cellsNK NKT Other

5

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免疫系細胞:樹状細胞(Dendritic cells)などのための製品群

GM-CSF +IL-4

TNF- αor TLR-Ligand

Monocyte immature Mo-DC mature Mo-DC

A B

Figure 11 単球由来樹状細胞 (Mo-DCs) の誘導

末梢血などから分離した単球を、GM-CSF とIL-4 の存在下で培養することによって未成熟Mo-DC の集団を、さらにLPSなどのTLR-Ligandや、TNF- αなどの炎症性サイトカインで刺激することによって、成熟Mo-DC を誘導することができます。

Figure 12 単球由来樹状細胞 (Mo-DCs)

(A) CD14マイクロビーズを用いて分離したCD14+単球のMay-Grünwald/Giemsa染色像。 (B)単球をGM-CSF とIL-4 存在下で培養することによって分化誘導した未成熟Mo-DC のMay-Grünwald/Giemsa 染色像。

Figure 13 各クラスODNによるヒトPBMCsの刺激

各種ODNsをさまざまな濃度で用いて、ヒトPBMCsを24時間刺激した。IL-6の分泌量をELISAで測定した結果を示す。ODN2216=A-class, ODN2006=B-class, ODN2395=C-class, ODN21798=P-class ODN。

00.016 0.031 0.063 0.125 0.25 0.5 1

50

100

150

200

250

300

350

400

450

500

IL-6

, 24

ho

urs

[pg

/mL]

ODN concentration[μM]

ODN concentration[μM]

50000

30000

40000

60000

0.001 0.003 0.008 0.025 0.074 0.222 0.667

10000

20000

IFN

-α, 2

4 h

ou

rs (p

g/m

L)

0

ODN 2006

ODN 2395

ODN 21798

ODN 2216

ORN R-0006

ORN R-0002

ORN RNA 40

ORN R-2336

ORN R-2176-dT

ヒトのDC研究に◆ CytoBox Mo-DC, human

高品質なヒト組み換えGM-CSFとIL-4のセットです。このサイトカインの組み合わせでの培養は、末梢血単球を未成熟Mo-DC(単球由来樹状細胞)へ分化させます。CoA

にロット毎の凍結乾燥後のIU(international unit)が記載され、また培養プロトコルが付いておりますので、

手軽にMo-DC誘導実験を始める事ができます。

TLR-ligands樹状細胞などの免疫系細胞を効率よく刺激、活性化するための、高品質なTLR

アゴニストとそのコントロールをご提供しています。

◆ TLR9 agonists – CpGs(Figure 13)

CpGモチーフを含む合成オリゴヌクレオチド(CpG ODNs) は、細菌DNAの免疫系を刺激する効果を模倣して抗原提示細胞の成熟と活性化を促し、Th1および炎症性サイトカインを誘導します。CpG ODN は刺激する細胞の種類や効果によって、複数のクラスに分類されます。

◆ TLR7/8 agonists - ORNs(Figure 14)、R848

TLR7のみ、TLR8のみ、あるいはTLR7/TLR8の両方を刺激する、高品質なオリゴリボヌクレオチド(ORN) を取り扱っております。全ての ORNs 製品には、最適なトランスフェクション試薬が含まれています。ミルテニーバイオテク社オリジナルのORN R-2176-dT は、トランスフェクション試薬なしでの使用が可能です。また、低分子化合物であるR848 (Resiquimod)も発売になりました。

◆ TLR3 agonist – Poly (I:C)

TLR3 はウイルス由来のdouble- あるいは single-stranded RNA を認識します。

polyinosinic-polycytidylic acidすなわち Poly (I:C) のような合成 RNAs (oligori-

bonucleotides; ORNs)  によってTLR3への刺激が模倣されます。

A-class B-class C-class P-class

IFN-α secretion/induction ++++ + +++ ++++

B cell stimulation + +++ ++ +++

IL-6 secretion/induction + +++ ++ +++

TLR-7 TLR-8

with DOTAP w/o DOTAP with DOTAP w/o DOTAP

ORN R-0006 ++++ +/- ++++ +

ORN R-0002 - - ++ -

ORN RNA-40 ++ - ++ -

ORN R-2336 ++++ - - -

ORN R-2176-dT ++++ ++ ++++ +

Figure 14 各ORNによるPBMCの刺激

各種ORNを様々な濃度で用いて、ヒトPBMCを24時間刺激した。IFN-α量をELISAで測定した結果を示す。

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免疫系細胞:樹状細胞(Dendritic cells)などのための製品群 幹細胞 / 神経系細胞のための培地&サプリメント

ヒトiPS細胞の培養のために◆ StemMACS iPS-Brew XF(Figure 15) ◆ StemMACS Passaging Solution XF ◆ StemMACS Trilineage Differentiation Kit ◆ 各種StemMACS Small moleculesフィーダーフリーでヒト多能性幹細胞の維持·増殖を可能にするXeno-Free;異種由来成分不含の培地と、効率的に継代培養できる分散溶液をご用意しています。また多能性幹細胞から外胚葉、内胚葉、中胚葉へ直接分化誘導できる培地セットが発売になりました。 各種細胞系列への分化誘導に使用できる、高品質な低分子化合物もございます。 詳しくはWEBサイト、パンフレットをご覧ください。

ヒトMSCの培養のために◆ StemMACS MSC Expansion Media Kit XF(Figure 16) ◆ StemMACS AdipoDiff Media(Figure 16) ◆ StemMACS ChondroDiff Media(Figure 16) ◆ StemMACS OsteoDiff Media(Figure 16)ヒト骨髄サンプルもしくはその他の組織由来のMSCsの培養増殖に最適化された血清フリーかつXeno-Freeの培地です。脂肪、骨、軟骨細胞への分化培地(Ready- to-use)も取り扱っております。

ヒトHSC(造血幹細胞)の培養のために◆ StemMACS HSC Expansion Media XF ◆ StemMACS HSC Expansion Cocktail分離精製したCD34+造血幹·前駆細胞に最適化された血清フリーかつXeno-Freeの培地をご用意しています。HSCの増殖に最適な濃度に調整済みのサイトカインカクテルを組み合わせてご使用いただけます。

ヒト・マウス・ラットの神経細胞の培養のために◆ NeuroBrew-21 & Neuro Medium(Figure 17)

● 神経系細胞の培養に最適化された培地とサプリメント ● B27に基づき組成が最適化されたサプリメント:MACS NeuroBrew-21 ● ロット間差がなく再現性の高い培養 ● MACS Neuro Mediumと組合せてCNSやPNSの細胞増殖および   長期培養生存が可能

◆ AstroMACS Medium (Figure 18)

● マウス胎児および成体のアストロサイトの培養に最適

● 様々な密度培養で良好な結果が得られます

◆ AstroMACS Separation Buffer

● 成体のアストロサイトの分離に最適なバッファー

Figure 18 マウスアストロサイトの培養P4マウスからACSA-2マイクロビーズキットで分離したアストロサイトを、AstroMACS Mediumで7日間培養した。細胞を固定後、Anti-GLAST(緑)とDAPI(青)で染色した。

100μm

Figure 17 マウス神経系細胞の培養(左)マウスオリゴデンドロサイトをMACS Neuro Medium + MACS NeuroBrew-21+

L-glutamineにPDGF-AA,およびFGF-2 を加え培養した。(右)PSA-NCAM MicroBeadsで分離後、MACS NeuroBrew-21 を添加したMACS Neuro

Medium で7日間培養したマウスニューロン。

MBP GAD67

Figure 16 StemMACS MSC 培地によるMSCs の増殖培養後の分化能

StemMACS MSC Expansion Media XF で増殖培養したMSCsを各種分化誘導培地を用いて分化させた結果、骨芽細胞(A)、脂肪細胞(B)、軟骨細胞(C)への分化能を維持していることが示された。

A B C

Figure 15 StemMACS iPS-Brew 培地によるヒトiPS細胞の培養増殖

マトリゲル上でStemMACS iPS-Brew XFを用いてヒトiPS細胞を維持培養し(A)、20継代後も正常なカリオタイプを維持していることが示されている(B)。

A B

分子生物学的解析細胞培養細胞分離サンプル調製 フローサイトメトリー

試験研究用

幹細胞研究のための製品群Stem Cell Solutions by Miltenyi Biotec

www. miltenyibiotec.co.jp

ver.1.3

MACSサンプル調製Viabilityよく単細胞懸濁液の調製が可能ヒーター搭載モデルにより完全自動化を実現

MACS 細胞分離従来法より簡便かつ迅速に新生仔あるいは成体脳から生きたまま神経系細胞を分離可能

フローサイトメトリー高性能かつ簡便なフローサイトメーターから特異性の高い抗体まで多彩な製品を展開

細胞培養神経系細胞の培養のための培地およびサプリメントをはじめ、グロースファクターを展開

autoMACS® Pro

gentleMACS™

MACSQuant® Analyzer

MACS Media & SupplementMACS Media & Supplement

神経科学研究のための製品群Inspiring technology for creative scientists

www. miltenyibiotec.co.jp

各製品の詳しい内容につきましては、

WEBサイトまたは詳細パンフレットを

ご請求ください。

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■ 販売元 ■ 取扱店

〒135-0041 東京都江東区冬木16-10 NEX永代ビル5FTEL : 03-5646-8910(代) FAX : 03-5646-8911

【E-mail】 [email protected]【ホームページ】 www.miltenyibiotec.co.jp

学術的なお問い合せ : 0 3-5 6 4 6-9 6 0 6機器修理のお問い合せ :  0120-03-5645在庫・納期のお問い合わせ : 0 3-5 6 4 6-8 5 6 6

AM9:00~PM5:00(土日祝日除く)

MACSはMiltenyi Biotec GmbHの登録商標です。記載されていない限り、Miltenyi Biotec社の製品およびサービスは全て研究用です。それ以外の目的には使用しないでください。

検 索ミルテニー今すぐ問い合わせを!▶

2017

11dE

YE30

0

ファンクショナルグレード抗体:中和 ·刺激 ·ブロッキング

ファンクショナルグレード抗体の特長◆ 保存料を含まず、フィルター滅菌済

◆ Azide-freeで低エンドトキシン濃度(<0.01ng/μg of protein)を保証

◆ アイソタイプコントロール抗体も展開

◆ in vitro および in vivo の活性化、中和、ブロッキング試験に最適

◆ Anti-mPDCA-1 ファンクショナルグレード,マウス(Figure 19)

mPDCA-1はマウスplasmacytoid dendritic cells (PDCs)

に特異的に発現しています。

Anti-mPDCA-1抗体ファンクショナルグレードをマウス

に投与することにより、24時間以内にPDCsを効果的に

ディプリートすることが可能です。(Figure 19)

ファンクショナルグレード抗体のカスタムバルクオーダーお受けしております。各種アイソタイプコントロール作成にも対応しますので、まずはご相談ください。

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カスタム抗体デザインサービス

ヒト用ファンクショナルグレード製品名 機 能

CD3 抗体 刺激・活性化

CD28 抗体 刺激・活性化

Anti-FcεRIα 抗体 刺激・活性化

CD335 (NKp46) 抗体 刺激・活性化

Anti-iNKT 抗体 刺激・活性化

Anti-IL-4 抗体 中和

Anti-IL-12 (p40/p70) 抗体 中和

Anti-IFN-γ 抗体 中和

CD40 抗体 ブロッキング

CD279 (PD-1) 抗体 ブロッキング

CD152 (CTLA-4) 抗体 ブロッキング

CD357 (GITR) 抗体 ブロッキング

Anti-HLA-G 抗体 ブロッキング

マウス用ファンクショナルグレード製品名 機 能

CD3ε (145-2C11) 抗体 刺激・活性化

CD28 抗体 刺激・活性化

CD357 (GITR) 抗体 刺激・活性化

Anti-IL-4 抗体 中和

Anti-IL-2 抗体 中和

Anti-IL-17A 抗体 中和

Anti-IFN-γ 抗体 中和

CD40 抗体 ブロッキング

CD279 (PD-1) 抗体 ブロッキング

CD252 (OX40L) 抗体 ブロッキング

CD137 (4-1BB) 抗体 ブロッキング

Anti-H-2Kb/SIINFEKL 抗体 ブロッキング

Anti-DO11.10 TCR 抗体 ブロッキング

アイソタイプコントロールファンクショナルグレード製品名 機 能

アイソタイプコントロール抗体 Mouse IgG2b pure アイソタイプコントロール

アイソタイプコントロール抗体 Mouse IgG2a pure アイソタイプコントロール

アイソタイプコントロール抗体 Mouse IgG1 pure アイソタイプコントロール

アイソタイプコントロール抗体 Rat IgG2b pure アイソタイプコントロール

アイソタイプコントロール抗体 Rat IgG2a pure アイソタイプコントロール

アイソタイプコントロール抗体 Rat IgG1 pure アイソタイプコントロール

Ly-6

C

Ly-6

C

CD45R (B220) CD45R (B220)

0.18 %0.85 %

A B

Figure 19 Anti-mPDCA-1抗体によるPDCのin vivo ディプリーション

BALB/cマウスに500μgのAnti-mPDCA-1抗体ファンクショナルグレードあるいは対照として希釈液のみをi.p.投与し、24時間後の脾臓を解析した。 (A)コントロールマウス  (B)Anti-mPDCA-1抗体投与マウス

その他、多数のヒト、マウスのファンクショナルグレード抗体をご用意

しています。最新の製品リストは、WEBサイトからご覧ください。

◆ その他ファンクショナルグレード抗体と機能