28
今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016311インフォマティカ・ジャパン株式会社 セールスコンサルティング部 ソリューションアーキテクト エバンジェリスト 久國 淳

今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日 インフォマティカ・ジャパン株式会社 セールスコンサルティング部 ソリューションアーキテクト エバンジェリスト 久國 淳

Page 2: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 2

企業を取り巻くIT環境とデータ活用に向けた課題 アプリケーションサイロとデータサイロ

Data Stores

メインフレーム データベース クラウド Hadoop ファイル ERP

Data Source/Consumer

業務アプリケーション アナリティクス ソーシャル モバイル センサー Eコマース

散在する データ

スパゲティ状態の システム連携

増大し続ける データ

バラバラの コード体系

革新し続ける テクノロジー

機密データの 漏えいリスク

低い データ品質

Page 3: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 3

企業を取り巻くIT環境とデータ活用に向けた課題 アプリケーションサイロとデータサイロ

Data Stores

メインフレーム データベース クラウド Hadoop ファイル ERP

Data Source/Consumer

業務アプリケーション アナリティクス ソーシャル モバイル センサー Eコマース

散在する データ

スパゲティ状態の システム連携

増大し続ける データ

バラバラの コード体系

革新し続ける テクノロジー

機密データの 漏えいリスク

低い データ品質

経営情報可視化における 長いリードタイム

SAPやSalesforceを含む各種 システム間、クラウド-オンプレミス

間の統合コスト増大

複数の事業・チャネルから得られる 顧客情報を統合・活用できない

散在・冗長化したマスターに 起因する業務非効率

重複や不整合など品質が悪く データを信頼できない

ビジネス・ITの変化に対する 柔軟性・機敏性の欠如

Page 4: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 4

すべてのデータをつなぐ、データのための統合プラットフォーム Clean, Safe, Connectedなデータを供給するデータハイウェイ

Data Stores

メインフレーム データベース クラウド Hadoop ファイル ERP

Data Source/Consumer

業務アプリケーション アナリティクス ソーシャル モバイル センサー Eコマース

データ統合プラットフォーム

Intelligent Data Platform

アクセス 統合 品質向上 評価 辞書化 保護

供給

Page 5: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 5

Informatica Intelligent Data Platform Clean, Secure & Connected Dataを供給するデータ統合プラットフォーム

データフィード

Data Intelligence

Data Infrastructure

Machine

Ultra Messaging

Data Replication

Power Exchange

接続コネクター

データレプリケーション

メッセージング

データストリーミング

Vibe Data Stream

NEW

メタデータ管理 推測エンジン

Vibe Virtual Data Machine

Map Once. Deploy Anywhere.

データ品質

プロファイリング

クレンジング

マッチング (名寄せ)

データセキュリティ

データマスキング

テストデータ管理

データアーカイブ

マスターデータ管理

マルチドメインMDM

商品情報管理 (PIM)

クラウド統合

クラウドデータ統合

クラウドデータ管理

データ統合

接続コネクター

データ統合 (ETL)

データ仮想統合

データ統合ハブ

Page 6: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 6

データ統合・データ品質・マスターデータ管理ともに市場のトップリーダー 現在の提案力

インフォマティカ社の製品は第三者機関の評価において、これらの領域のソフトウェアとして、いずれもトップリーダーとして 位置づけられています。

データ連携・統合分野 データ品質管理分野 マスターデータ管理分野

Enterprise Data Virtualization, Q1 2015

出典: Gartner Magic Quadrant for Data Quality Tools, , Nov 2015

出典: Gartner Magic Quadrant for Data Integration Tools, , Jul 2015

戦略の強さ

出典: Gartner Magic Quadrant for MDM of Customer Data, Nov 2015

Page 7: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 7

Informaticaがフォーカスする5つのITイニシアチブ

Data Governance データ資産管理・統制

Cloud Modernization クラウド統合

Total Customer Relationship

統合顧客情報基盤

Application Consolidation

アプリケーション統合

データ移行

ホスト撤廃

IT Business

Analytics グループ経営情報可視化

ビッグデータ分析

Data Visualization

Analytics Engines

Page 8: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 8

データ統合プラットフォーム拡張の方向性

PowerCenter データ物理連携(ETL) メタデータ管理

Data Services データ仮想統合

Data Integration Hub データ連携ハブ基盤整備(P2Pファイル連携撤廃)

Data Quality

データ品質の 評価/改善/維持

Master Data Management

顧客情報統合 製品情報統合 360°ビュー デ

ータ連携の高度化

データマネジメントの高度化

現在の導入範囲

+PIM

Page 9: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 9

散在するマスターに起因する企業におけるデータ統合の課題

組織 ロケーション

仕入先 得意先

従業員 得意先

従業員 品目

仕入先 品目

仕入先 得意先

ロケーション 従業員

組織 品目

生産・在庫管理 調達・サプライヤー管理 受注・チャネル管理 営業・マーケティング 組織・従業員管理

データガバナンス

?

トランザクション

ビューの欠如 関係性

ビューの欠如 単一ビューの欠如

クラウドサービス アプリケーション レガシー 非構造データ

XML

外部データ

マスター データ

M&A

M&Aにおけるシステム統合

複数事業・マルチチャネルでの 顧客情報共有と活用

バリューチェーンにおける 製品トレーサビリティ確保

中長期的な アプリケーション再構築

Page 10: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 10

GRC 業務効率向上 コスト削減

新規顧客獲得 と維持

企業統合 意思決定の 向上

マスターデータ管理(MDM)とは

クラウドサービス アプリケーション レガシー 非構造データ

XML

外部データ

組織

ロケーション

仕入先 得意先

従業員

品目

マスターデータ管理基盤

MDMの本質: マスターデータを一元的に統合管理することで、 関連するすべてのデータへのアクセスを可能にする

Page 11: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 11

MDMの本当の効能って ?

ビジネスユーザーに、信頼できる品質の高い包括的なデータを供給することで、

営業力の強化やCXの向上、マーケティング効率の改善、意思決定精度の向上など、

ビジネスに直結する価値を創出する。

アプリ間での

コード変換

マスター二重メンテ

ナンスの排除

マスター二重メンテ

ナンスの排除

翻訳

コード変換自動化

効率化

二重メンテの排除

信頼性

ゴールデンマスター の管理

360°ビュー

ビジネス部門への 包括的な情報供給

Page 12: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 12

統合マスターデータ管理で実現する360°ビュー

4

24

45

45

24 4

MDM

統合マスターデータ管理

顧客を中心とした包括的360°ビュー

ERP

CRM Eコマース

コールセンター

各チャネルでの購買履歴

コールセンター問合せ履歴

現在の配送ステータス

ソーシャルメディアのインタラクション

最も信頼できる顧客マスター情報

家族、友人など顧客間の関係

お気に入り商品、勤務先、対応 店舗など他マスター間の相互関係

Page 13: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 13

MDM SFA

コールセンター アナリティクス

アナリティクス

DWH

契約管理

EC

ゴールデンレコード

履歴管理

階層管理

階層管理 (世帯・法人グループ)

1 収集

2 クレンジング (標準化・補完)

3 名寄せ

5 関連付け

店舗・代理店

商品

従業員

6 配信

4 階層管理 (世帯・法人グループ)

4

24

ポータル

4

24

4

24

4

24

包括的な360°ビューを提供する統合顧客情報基盤の例

個客を軸とした

マーケティング分析

個客を中心とした 360°ビューの提供

Page 14: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 14

マスターデータ管理

データモデル定義・作成・変更

階層管理

変更履歴

ワークフロー

クロスリファレンス

ダウンロード アップロード

検索・参照 バリデーション

名寄せ マージ

マスタ登録・更新・削除

リレーション

ユーザ管理 権限管理 監査ログ

統計情報

Applications

Legacy

Sources

Relational and Flat Files

Third Party Data

Operational

Applications

Legacy

Analytical

BI

Dashboard

データ収集

ローディング

項目マッピング

キーマッピング

値変換

エラー対応

データ配信

ローディング

項目マッピング

キーマッピング

値変換

エラー対応

データ品質管理

スコアリング マッチング

プロファイリング クレンジング

インフォマティカプラットフォーム 機能配置

仮想ビュー

マスターメンテナンス

Analyst

Page 15: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 15

プラットフォーム型 MDM アプリケーション型 MDM

様々な要件に対して適応性がある柔軟な プラットフォームアプローチ

特定の要件に対して予めパッケージングされた アプリケーションアプローチ

データ層の統合プラットフォーム

異種システム間の連携が得意

単一ドメインからマルチドメインまで広く対応

柔軟性が高くスモールスタートが可能

特定アプリケーション間の連携が得意

特定ドメイン(品目のみ/顧客のみetc)に限定

事前定義されたモデルへのFit&Gapアプローチ

柔軟性が低く定義外の要件はモディフィケーション

柔軟なマスターデータ統合を実現するInformatica MDM

適応型 MDM 固定型 MDM

マルチドメイン MDM ドメイン限定型 MDM

MDM

Page 16: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 16

さまざまな領域のマスターデータを管理

得意先/顧客

仕入先

製品・サービス

契約

組織・従業員

チャネル

財務・経理

資産

参照テーブル など

グローバルでのマルチドメインMDM導入実績

Johnson & Johnson: 顧客、製品、提携、価格、販売員など

Merck, Astra Zeneca, Eli Lillyなど: 顧客、製品など

Kodak, GE Aviation, Apple: B2B顧客、製品など

Daimler Trucks: 顧客、製品、ベンダーなど

Waste Management: B2B、B2C顧客、場所、サービス、契約など

Merrill Lynch: B2C顧客、会計/金融商品など

Deutsche Bank: 企業、証券商品など

Monsanto, Millennium, Abbott: 参照データ、顧客、製品など

マルチドメインのあらゆるマスターデータを管理する柔軟なプラットフォーム

要件に合わせて柔軟にモデルを設計可能

固定されたデータモデル、テンプレートを使用し、顧客や製品など決まったマスターデータで設計、開発する必要のある他のMDMアプリケーションとは異なり、Informatica MDMに制限はなく、自由にモデルを実装することができます。

参照テーブル (1:N)

マスター テーブル

リレーションテーブル (N:N)

Page 17: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 17

MDMにおけるマスターデータモデルの変換

ID Name

001 Informatica Japan K.K.

ID Name

ABC Informatica Japan

ETL

ETL

MDM

Landing

Staging

マッピングによる マスター構造の標準化

Base Objects

ID Name

XR01 Informatica Japan K.K.

ゴールデンレコード

Sys ID Name

SAP 001 Informatica Japan K.K.

EBS ABC Informatica Japan

クロスリファレンス

名寄せ

マッピング

Page 18: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 18

あらゆるデータへのアクセスを実現する接続コネクター

メインフレーム

DB2 for z/OS

DB2 for i5/OS (AS/400)

ADABAS

Datacom

IDMS

IMS DB

VSAM

アプリケーション

Hyperion

JDE World

JDE EnterpriseOne

LDAP

Lotus Notes

MS Dynamics CRM

Oracle EBS

PeopleSoft

SAP ERP/BW

SAS

Siebel

Tableau

データベース

Adabas

Cassandra

C-ISAM

DB2

Greenplum

Informix

MongoDB

MS Excel/Access

MySQL

Netezza

Oracle

SAP HANA

SQL Server

Sybase

Teradata

技術標準

ODBC

JDBC

XML

メッセージング

MS MQ

JMS

TIBCO

UltraMessaging

Websphere MQ

webMethods

Webサービス

クラウド/SMS Amazon

RDS/S3/Redshift

MS Azure

Salesforce

SCDC Analytics

Facebook

Twitter など

ビッグデータ

Hadoop

Cloudera

HowtonWorks

MapR

Pivotal

非構造データ

Flat File

Word, Excel

PDF

Email

HTTP

ASCII Report

HTML

RPG

ANSI

LDAP など

データ仮想化のソースにも対応

PowerExchange レガシーやアプリケーション、DB、クラウドなど、さまざまなシステム環境への接続コネクターを提供。 ノンコーディングで接続を確立、バッチからリアルタイムまで要件に応じたデータ連携を実現します。

Page 19: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 19

ROWID_ OBJECT

FULL_NAME PHONE_NUM

10810 インフォマティカ・ジャパン株式会社 03-5229-7211

ROWID_ OBJECT

ROWID_ SYSTEM

PKEY_SRC_ OBJECT

FULL_NAME PHONE_NUM

10810 OLAP 3507 インフォマティカ・ジャパン 株式会社

+81-3-5229-7211

10810 FIN A53UT1 Informatica Japan K.K. 03-5229-7211

10810 SFA X0156 株式会社インフォマティカ 03-9999-9999

MDMにおけるマスターデータコードの変換 : クロスリファレンス機能 各システムのマスターデータコードを統合一元管理(関連付け・コード読替え)

PKEY_SRC_ OBJECT

FULL_NAME PHONE_NUM

3507 インフォマティカ・ジャパン株式会社

+81-3-5229-7211

OLAP のマスターデータ 統合マスター(ゴールデンレコード)

レコードのロード時に、クロスリファレンス(XREF)表にソースシステムのレコードとマスター統合管理のゴールデンレコード

を関連付けて自動管理します。これにより、ソースシステムのマスターコードを統一・変更することなくマスターを統合、コードの読替えをすることが可能になります。

PKEY_SRC_ OBJECT

FULL_NAME PHONE_NUM

A53UT1 Informatica Japan K.K. 03-5229-7211

会計システム のマスターデータ

PKEY_SRC_ OBJECT

FULL_NAME PHONE_NUM

X0156 株式会社インフォマティカ 03-9999-9999

SFA のマスターデータ

MDM

名寄せ

クロスリファレンス表(XREF)

MDMで一意なグループIDを採番 各ソースシステムのレコードを保持

最も信頼すべき値をゴールデンレコードに

Page 20: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 20

クロスリファレンス画面イメージ

ゴールデンレコード

ソースシステム: WEBのマスターレコード

ソースシステム: CRMのマスターレコード

トランザクション ビュー

関係性

ビュー 単一ビュー

Page 21: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 21

関係性ビューサンプル

顧客

世帯関係

所属組織

購入した商品/サービス

顧客を中心として、購入商品/サービスや所属組織、世帯、地域などあらゆるデータとの関連性を包括的に可視化

友人

Salesforceなどにウィジェットとして 埋め込み表示することも可能

トランザクション ビュー

関係性

ビュー 単一ビュー

Page 22: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 22

Total Customer Relationship 360°ビュー

マスターデータ(ゴールデンレコード) ロイヤルティ

おすすめ商品

購買傾向分析

SNSアカウント&ポスト

購買履歴

トランザクション ビュー

関係性

ビュー 単一ビュー

Page 23: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 23

スタイル別 マスター統合ユースケース

スタイル コンソリデーション型 ハブ型 集中管理型

統合方式 複数システムから単一ターゲットシステムに対して、コード/モデル変換や粒度の標準化をした上でマスターを連携。片方向の集約。

複数システム間でマスターを関連付け、MDMで統一コードを採番管理、相互参照表(クロスリファレンス)を生成して双方向同期。

MDMで一元的にマスターを登録・更新し、関連アプリケーションに供給。片方向の配信

マスタードメイン 勘定コード、製品など 製品、顧客など 取引先 人事・組織・ロケーションなど

関連システム 会計、原価管理、BI/DWH ロジ、CRM、ERP ロジ、ERP、人事

想定シナリオ 異なる会計システムから統合会計・連結会計システムへの勘定コードの変換を伴うデータ連携

異なる販売管理システムから情報分析・原価管理システムへの品目コード変換・粒度の標準化を伴うデータ連携

システム再構築に伴うマスター移行でも利用可

異なる生産・在庫・販売システム間での品目マスターの同期・関連付け

原材料ー中間加工品ー最終製品など、事業をまたぐ取扱い品目間の関連付けとトレーサビリティの確保

原材料を中心とした関連サプライヤービューや、その逆などサプライチェーンにおける360°ビューの把握

取引先マスターの登録一元化によるグループ取引先コードの統一

取引先のグループ法人階層・口座などの関係性管理

得意先を中心とした販売品目や組織などカスタマーリレーションシップに関する360°ビューの把握

人事・組織マスターの集中管理、周辺システムへの強制配信

アプリケーション MDM マスター更新

Page 24: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 24

MDM導入のユースケース

テーマ アプリ再構築/M&Aにおける マスターデータハブ整備

統合顧客情報基盤構築 法規制・

コンプライアンス対応

業界 大企業・業界共通 (特に製造・流通が案件多)

製造(自動車、ハイテク、医薬) 流通(小売、不動産、サービス) 金融(保険、銀行、証券)

金融(銀行、証券) 医薬

課題

ホストの撤廃やM&A、SAPのグローバ

ル展開など、中長期的な業務アプリケーション再構築に際するマスターの標準化

CRM(マーケ/SFA)、コールセンター、EC、店舗、代理店など、複数システ

ムに顧客データが散在、地域・事業・業務・チャネル横断で包括的に顧客を把握できない

バーゼルやドッド・フランクをはじめ、各種自主規制のもと、取引業務や当局への報告に際して正当性とトレーサビリティを担保しなければならない

ソリューション

・品目/取引先などのゴールデンレコード生成 ・ハブ&スポーク型のデータ連携・移行 ・アプリ間のマスターデータ同期配信

・顧客のゴールデンレコード生成 ・顧客の世帯管理や法人階層管理

・顧客と商品、チャネル、従業員などマスター間の関連性を保持

・顧客を中心に、トランザクションデータまで紐づけた360°ビューを提供

・顧客のゴールデンレコード生成 ・グローバルレベルの法人階層管理

・顧客と有価証券、契約などの関連性保持

対象マスター 全マスター 顧客を中心に、店舗、代理店、商品/サービス/契約、従業員など

顧客、有価証券、契約、組織など

期待効果

・マスターメンテ業務の効率化 ・マスターデータガバナンスの強化 ・アプリ再構築の開発移行コスト削減 ・既存IT投資の保護

・営業力、マーケティング効率の向上 ・CX、CSの向上 ・情報収集業務効率化 ・アナリティクス高度化

・対監査性の強化 ・違反リスク、ペナルティコストの低減

Page 25: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 25

アプリ再構築/M&Aにおけるデータハブ整備

データ連携基盤

データハブ基盤

CRM

メインフレーム

会計

ERP

Sales ODS

DWH

データマート

マスターデータハブ

トランザクション データハブ

HR

メインフレーム ERP

CRM

Cloud

会計

Sales ODS DWH

データマート

New App

New App

P2Pの連携では、各アプリケーション間で個別にマスターデータのコード変換・モデル変換が必要

各アプリケーションで独自のマスターデータを管理するため、どのマスターが正しいのかわからない

アプリケーションの再構築ごとに、既存アプリケーションからマスターデータを寄せ集めて移行しなくてはならない

コード変換表(クロスリファレンス)とモデル変換ロジックをハブで一元的に管理

MDMで全社共通モデルの最も信頼すべきゴールデンマスターを一元的に管理

アプリケーションの再構築時には、MDMから包括的な マスターデータを移行可能に

MDM DIH

Page 26: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 26

メットライフ社導入事例: 包括的顧客360°ビューの実現

課題 ソリューション 効果

グローバルで70以上のアプリケーションに顧客情報を含むデータが散在、収集・利活用が困難

個人顧客の世帯や顧客間の関係性、法人顧客の法人階層など、顧客を取り巻く関係性が統合管理できない

個人顧客・法人顧客の情報を一元的に統合管理

個人顧客と法人顧客間の関係や階層・ネットワークなど様々な関係性を管理

監査対応のための顧客情報更新履歴を管理

包括的な顧客ビューにより顧客理解が深まり、営業力強化とマーケティング/カスタマーサービスの最適化を実現、クロスセル/アップセル率を向上

顧客タッチポイント横断(オムニチャネル)でのCX向上

顧客、ニーズ、インフルエンサーに関する包括的な信頼性の高い情報提供により、チャネル横断営業/マーケティング効率を改善

商品

ロケーション

従業員

世帯

? ?

事業・地域・部門・チャネルごとに断片化した顧客情報

契約中心から

顧客中心へ

事業・地域・部門・チャネル横断の包括的な統合顧客情報

個人営業

法人営業

マーケ

ティング

コール

センター

Page 27: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 27

MDMプロジェクト(検討から導入まで)の成功のポイント

『M&Aに伴う迅速なシステム統合』、『顧客360°ビュー による営業力強化』、『グローバル品目統合による業務 効率化』など、ビジネス/IT両面の目的と期待効果を設定、 社内のコンセンサスをとる。

IT理由だけだと投資対効果を説明できません!

ゴールと期待効果の設定と 経営・ビジネス部門との合意

1

目的に優先順位をつけ、各目的達成のために必要な 統合対象(システム、マスター、業務プロセス、組織) スコープを設定する。

盛り込みすぎは厳禁、必要最小限のスコープから!

ゴールを実現するための スコープの設定(絞込み)

2

対象マスターデータのオーナー業務部門を巻き込んで、 要件定義とマスターデータモデルの設計を進める。

ITだけでゴールデンマスターの設計はできません!

ビジネス部門を巻き込んだ プロジェクト体制作り

3

Page 28: 今こそ実践する「MDM」、 その本質と成功のポイント · PDF file今こそ実践する「mdm」、 その本質と成功のポイントを明かす 2016年3月11日

(C) 2016 Informatica Japan K.K. All rights reserved 28