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Refresh Magazine Off Time 2014.106 アップパートナーズは、 30年以上の歴史があ る2つの会計事務所が 合併して誕生した、日本 最大級の会計コンサル ティングファームです。お 客様の未来を創造する 真 の パートナーとして 日々全力を尽くすことを お約束いたします。 <主な業務内容> ■人事・労務サービス/給与制度・退職金制度の構築、就業規則・ 社内規定の作成支援、社員研修の実施、人材・労務サポート ■ 会 計・財 務サービス/節税のアドバイス、財 務・資金調 達、助成 金・補助金申請、経理業務の省力化 ■経営者へのサポート/事業系諸対策・相続税対策・M&A、企業 再生支 援、リスクマネジメント、ライフプランニング、新規事業計 画の作成、医療機関・介護事業所の新規開業支援、不動産活用、 IT 関連のアドバイス 浦郷 典正さん   菅 拓摩さん(代表) TEL. 092 - 403 - 5544 税理士法人 アップパートナーズ 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-6-1 九勧筑紫通ビル9階 HP http://www.upp.or.jp/ メールアドレス [email protected] アップパートナーズ は 、税 理 士 事 務所として昭和52年に開業して以 来、多くの医療・福 祉機 関のサポー トを行っています(500件以上) 問合せ先: 菅/浦郷 - 52 500- 使Money Interview !? - - !? 使2- -

Money Interview 新規開院前に考えたい パートナーズ』にお話を … · Refresh Magazine Off Time 2014.1|06 お金のはなし新規開院前に考えたい 今回は、

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Page 1: Money Interview 新規開院前に考えたい パートナーズ』にお話を … · Refresh Magazine Off Time 2014.1|06 お金のはなし新規開院前に考えたい 今回は、

Refresh Magazine Off Time 2014.1|06

新規開院前に考えたい

お金のはなし

 

今回は、「クリニックを開業したいが何に

気をつければいいのか?」、「これからの病院

経営の展開はどうしたらよいのか?」

 

というドクターの不安や疑問に対して、

”経営“の視点から医療業界をサポートして

きた、九州最大規模の税理士法人『アップ

パートナーズ』にお話を伺ってみました。

アップパートナーズは、30年以上の歴史がある2つの会計事務所が合併して誕生した、日本最大級の会計コンサルティングファームです。お客様の未来を創造する真のパートナーとして日々全力を尽くすことをお約束いたします。

<主な業務内容>■人事・労務サービス/給与制度・退職金制度の構築、就業規則・社内規定の作成支援、社員研修の実施、人材・労務サポート ■会計・財務サービス/節税のアドバイス、財務・資金調達、助成金・補助金申請、経理業務の省力化 ■経営者へのサポート/事業系諸対策・相続税対策・M&A、企業再生支援、リスクマネジメント、ライフプランニング、 新規事業計画の作成、医療機関・介護事業所の新規開業支援、不動産活用、IT関連のアドバイス

浦郷 典正さん  菅 拓摩さん(代表)

TEL.092-403-5544税理士法人 アップパートナーズ 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-6-1

九勧筑紫通ビル9階HP http://www.upp.or.jp/ メールアドレス [email protected]

アップパートナーズは、税理士事務所として昭和52年に開業して以来、多くの医療・福祉機関のサポートを行っています(500件以上)問合せ先:

菅/浦郷

-

今日は、税理士事務所として昭和52年より

企業のサポートを行っていらっしゃる税理士法人

「アップパートナーズ」さんにお話を伺います。なん

でも医療や福祉業界のクライアントさんでは、

500件以上の顧問実績があるそうですね。 

 

では御社が実際にドクターから受ける相談で多い

のはどんなものですか?

浦郷さん(以下、浦郷)

 「一番多いのは『新規開業』ですね。その他は、既存

の病院・クリニック様の新事業展開のご相談や、通常

の税務、労務管理の委託などでしょうか。弊社では

税理士の他にも労務士、医療経営コンサルタント

などの有資格者も在籍していますので、幅広く対応

させていただいております」。-

幅広い内容で相談できるのは医療機関から

みても助かりますね。では『新規開業』に関して御社

ではどのようなアドバイスをされるのですか?

菅さん(以下、菅)

 「新規開業で一番労力を使われるのは、融資相談と

設備投資です。弊社には物件が確定してからご相談

に来られる方が多いので、設備投資の面でご相談に

応じることが多いですね。でもこの設備投資こそが、

今後のクリニックの経営にとっては重要なんですよ

ね。どの機械を入れるのか、という部分でも、私ども

はある程度の知識を得ているのでアドバイス差し上

げることができますが、要はどの程度、最初に機器を

入れるのかが重要なんです」。

Money Interview

借入を恐れ過ぎて損している!?

上手な借入&返済で安定経営を目指す

-

最初の設備投資が重要ということですか。

それは計画的に、ということですか?

 「そうですね。よく見受けられるのが、計画的に投資

されているようでかえって苦労をされているパター

ンです。『借入は悪』という先入観が強く、借入額を

大きくしたくないがために、徐々に設備投資をされ

る方がとても多いのですが、借入本数が多くなればな

るほど返済額で苦労をする場合があります。場合に

よっては年間で数百万円単位で改善した実績もある

んですよ。また借入があることで不安を感じて、無理

に早く返済しようとして経営を圧迫したり。私どもは

医療機器の価値と投資額、そのリターンをシミュレー

ションしたうえで、『欲しい機器は最初に買っておい

た方がお得ですよ』とお伝えしています」。

-

最初に大きな買い物をするのはリスクを

感じますが、実はそれが安定経営のコツなんです

ね。では有効な借入方法とはどういうものですか?

浦郷

 「クリニック経営においてベーシックで有効な方

法は、借りたお金をゆっくり返すことです。基本的

に、医療機器等の借入期間の限度は、法定耐用年数

までですが、それよりも長い期間で借りられる場合

もあります。その方法は最下部に記載している方法

にてお問い合わせください。

 『利息の金額が高くなって損するじゃないか!?』と

言われる方もいらっしゃいますが、利息は経費と

なり、その分税金も安くなります。利息を払うより、

元金を返済する負担感は倍以上に大きいのです。

 

開業したからといってすぐに収入は増えません。

治療の現場で使って請求を行い、診療報酬が入って

くるのはその2ヵ月後。返済を早めるほど、資金繰

りが苦しくなります。元金返済の据え置き期間を設

けるには、金融機関にその意思を伝える必要があり

ます。借りてから、1年程度経ってから返済できるよ

うに交渉しましょう」。

 -

ちょっとした工夫でも、経営に大きく影響す

るものですね。

 「そうですね。私どもの役目は”経営者“の視点で

アドバイスさせていただくことです。『患者さんは

多いのに税金も多い、儲かっている実績がない』とい

われる方も多いのですが、借入や返済の方法、貯蓄や

身内への給与設定などに問題があるなど、必ずそこ

には原因があります。その部分を洗い出して改善

していくお手伝いができればと思います」。

-

「小さな気づきが大きな変化をもたらす。」と

いうことですね。新規開業のご予定がある方、考えら

れている方、また既存医院での経営に関する不安や

疑問がある方は、プロの目利きを信頼して相談して

みるのもいいかもしれません。